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[顔を上げて、ふるふると首を振る。
小さな呟きは聞こえなかったけれど、
どうかしたのかと思ってそちらを見て、]
……?
[少女の視線の高さでは、
影は見つからなかったらしい。
代わりに、足下で鳴く猫へと視線が落ちた。]
[エレノアの選んだ扇子を見て、さすがにいいモノを選びますわね、とつぶやきながら丁寧に包装し、ニーナとエレノアの会話に笑みを浮かべる。]
久しぶりだったんだから、楽しんじゃえばいいと思いますよ。
まるで、遠足の前日みたいにわくわくしても仕方ないです。
[レベッカの頷きに、くすくすと笑みを零して。
続く問いに、少しだけ慌てたようにふるふると首を横に振った]
──え、…え?大丈夫、ですよ?元気です。
疲れてません。本当。誰も疲れてません。
[無駄に繰り返すのが微妙に怪しい。
が、確かに元気だし、疲れてはいない。…多分。]
[確かめる間もなく、人影は見えなくなった。
正確には、人だかりに紛れてしまった、と言うべきかもしれないが]
あの人が遊びに来るとは思えんし……見回り、かな?
[ご苦労なことで、と呟く。
一方、少女に視線を向けられた黒猫は挨拶するように尾を揺らしつつ。
じい、と少女と熊とを見つめて]
あ。
そうだ。
[暫く黒猫とにらめっこしていたけれど、
ようやっと思い出して、顔を上げ。]
えと、……お礼、昨日の。
[そう言って、
小さな掌に取り取りのビーンズを乗せて、
好きなのをどうぞと言わんばかりに差し出す。]
[ニーナに挨拶をされると、婦人のほうは嬉しそうに笑う。
少女はそれを見て取るとニーナの近くへ歩み寄り、
彼女の眉間をつん、とつついてほほ笑みかけた。]
こら、シャーロット、いたずらはだめよ。
――そう、子どものころに……。
サーカスがこの町に来たことって、あったかしら…?
[彼女の言葉に小さく首をひねり]
お仕事が大切な看護婦さん。とてもすてきね。
包まなくていいわ、すぐに使うの。
[気に入ったらしい扇子をレベッカに渡し、
さらさらと勘定書きにサインをしていれば、娘が彼女を呼んで]
なあに?
[白い扇子の隣にあった、黒い扇子。
紫檀に黒のレース。縁取りは紫紺。]
黒のものは、嫌い。
それは欲しくないわ、シャロ。
一度行ってみれば、案外――
いや、如何かな。
[何時ものしかめっ面しか思い浮かばなかったのか、小さく首を傾げる。]
空中ブランコ、ってあの高い・・・
サーカスの人達って凄いですよね。怖くないんでしょうか。
成程、週末なら人も集まりやすいかも知れませんね。
コーネリアスさんは、何かされるんですか?
あら、そうですか?
なら。
[いってはさみで丁寧に値札を切って手渡す。
娘とのやりとりには、わからないままにも笑みを崩さずに様子を見守った。]
え……お礼って……。
[言われた言葉に、ほんの一瞬、きょとり、とするものの、すぐに昨日の事に思い至り]
……ありがとう、じゃあ、一ついただくよ。
[言いつつ、色彩の中から青を選び取って、にこり、と笑う]
そういや昨日、大丈夫だったかな。
帰り遅くなって、心配されてなかった?
[それから、ふと気になった事を問いかけて]
[距離が近付いても、元々見える力は持たない所為か、
彼女の姿は薄らとしか見えないけれど。
…何となく影が笑みを向けたような気がして。
思わず、つられるようにふわりと笑う。]
えと、シャーロットさんって、言うんですか?
[初めまして、とペコリ頭を下げる。
続く女性の言葉に、あぁ、と慌てたように手を振って。]
私、5歳の頃にここに越して来たんです。
ここに来る、直前に。──サーカスに。
[会った事があって、と続く語尾は、少しだけ澱んだ。
小さな溜息と共に、しかし褒められれば少しだけ嬉しそうに
ありがとうございます、と礼を告げて]
[きちんと受け取った様子に、満足そうなかお。]
……猫には、駄目?
[そんなふたりを見つめる眼差しに気づいて、
そう尋ねはしたけれど、
ちょうど重なるように相手からも問いを受け、
瞬きしてから熊を持ち上げ、]
ヘンリエッタには、
ぼくがついているから大丈夫。
心配ないサ。
[……誤魔化し。]
私はまだ見習いですからねえ、せいぜい助手や舞台のセッティングといったところですよ。
そのうち前座でカードマジックくらいなら披露できるかと期待しているんですけどね。
[手にしたビラの内容に魅入っていた為か、足取りは自然とサーカスの方へと。
途中、どんっとぶつかった感触に慌てて顔を上げる]
! すみませ…ん、あの、大丈…
[謝罪の言葉も耳に入ったか怪しい様子で、その男は去ってゆく]
今の…自警団長さん、ですよね。
心ここにあらずといった感じでしたが…はて。
[町に来て最初に顔をあわせた瞬間、鼻を鳴らして不愉快そうに見られた表情を思い出す。
あまりの違いに目を丸くするも、わざわざ不愉快な顔を見せて欲しいというわけなどなく。首を傾げるだけで黙って見送った]
[しばらく眉根を寄せていたが、やがてレベッカに無言で黒の扇を差し出して、勘定書きにサインをする]
それは包んで頂戴…。
まったく。わがままで、困っちゃうわね?
[無理に笑うようにしながら、小さくため息をついて]
大丈夫、何も割っていないって。
猫に甘いものは良くないからね。
君の気持ちだけで、十分。
[な? と言いつつ視線を向ければ、黒猫は肯定するように一鳴き。
問いに対する答えには、くすり、と笑って]
なるほど、頼もしい騎士殿がついておられましたか。
[冗談めかした口調で言う。
それでも]
……ま、骨董品屋の孫に誘われて、って言えば、何とかなるかも知れない……ね。
[誤魔化しなのは、何となく感じていたか、何でもないようにこんな言葉を付け加え]
はい、わかりましたわ。
[にこりと笑って黒い扇子を包む頬がまったく引きつったりしていないのは、流石というべきだろうか。
そして、青い短い髪の少女が紡ぐ言葉に、振り返った]
あら、ニーナサーカスに行った事があったの?
小さい頃?私と一緒ね。
…ほう、これなら団長の一声で自ら馳せ参じるでしょう。
最初のあの顔と比べれば、ある意味可愛いかもしれませんね。
[初めて顔を合わせた時との違いに、喉の奥を震わせて笑う]
では私も言い直しておきましょうか。
楽しみにしていますよ、"ラッセル"
[くくく…と笑い声が響いて消えた]
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