情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[意識して注目したわけでもないのに、遺体が引き裂かれ>>28ているのを見てしまい、
「……あれは、人の手じゃつけられねーわ」>>1:115
「どう見ても、獣に襲われたような傷だった」>>1:131
とイヴァンが話していたのはこういうことだったかと納得する。]
エーファ、怪我はない?
立って、ほら…逃げなきゃ…危ない。
ここは……危ないよ……。
[エーファが座り込んだ>>28ままなら、助け起こそうとするけれども、
病み上がりのユリアンにどれほどの力があっただろう。
そうしているうちに、エーファの絶叫とモリオンの鳴き声>>29を聞きつけた者が、この部屋へやってきただろうか。]**
[エーファから許可を得、必要な道具を地下の倉庫から引っ張り出して外へと出た。
ロープの端を自分の腰に結わえて残りの部分を肩にかけ、スコップを担いで梯子を上る。
屋根に上がると頭頂部に設置されている輪にロープを通し、解けないようにしっかりと結んだ。
落下防止のための命綱、雪下ろしには必須なもの]
よし、やっぞー。
[準備が出来ると屋根の縁の部分から雪にスコップを刺し、隙間を作って落とし始める。
その作業を繰り返し、時間をかけて屋根の雪を下ろしていった]
[幸い、足を滑らせ宙吊りになることは無かったという]
[既に窓が空いているため、目指す場所を迷うことはない。
漆黒の獣がギュンターの私室へと飛び込んだ]
お待たせ。
…へぇ、カルメンは銀色なんだな。
綺麗な色だ。
[四肢で床を踏み近付きながら、聲をカルメンへと向ける。
自分とは対照的な、輝くような色。
素直に綺麗だと思った]
ついてる。
[近付いたところで、何が、とは言わずに告げて、銀毛についていた紅い色を舌先で舐めとる。
カルメンはどんな反応をしたか。
何か言われても、イヴァンは楽しげに笑った]
じっちゃん、朱花だったんだな…。
だから中央教会から書簡が届いたのか。
[ぴちゃ、と溢れる紅を舐め取っての呟き。
旅人の言葉を聞いていないため、ここで初めてギュンターが朱花であることを知った。
それと同時、疑問に思っていたことの答えを得る。
残る肉をこそぎ取りながら咀嚼すると、歌い手を襲った時には感じられなかった感覚が身を駆けた]
───ははっ、全然違うわ。
これが花───俺達のご馳走。
[愉悦を含む聲で言い、2・3口食すだけで留めた]
花って、もう一つあったはずだよな。
双花聖痕、『幻燈歌』にあった。
次はそっちを探してみるか。
[それまでの楽しみにする心算らしい。
口の周りを舐め取り、ギュンターから離れると周囲に対して耳を欹てた]
……気配はねーな。
気付かれる前に戻ろうぜ。
[そうカルメンに告げ、部屋に戻るべく窓へと向かう*]
― 回想・広間 ―
[見詰める眸>>16が何を思うかは分からない。
けれど敵意のないことは感じ取れる。
教会や修道院でも時折向けられる色に似ていた。
ああ、これは期待の、――そう感じたところで、
迷ういろは薄れて、姿勢が正される。
期待に応えたい。
そういった感情が胸を過る。
けれどその時はまだ、
蒼き花を懐く者としての自覚は薄く、
人々の指導者なる役割は朱き花にこそ相応しく映る。]
― 回想・厨房 ―
[この館では客人は珍しくないだろう。
現に今も旅人が滞在していたりもする。
それでも人数が増えればそれだけ労力が必要になる。]
してもらってばかりというのも落ち着かないから。
[エーファと黒猫の動きが重なる>>8のに
ほのかに表情を和ませて、濡れた手を拭く。
一泊だけなら甘えようと思っていたが
滞在がいつまで続くか分からぬ現状を考えると
彼に負担がかかろうことは容易に知れる。]
――…ずっと修道院にいたから、
こういう事にも慣れている。
皆、大人だし、――キミが全てを担う事はない。
[礼とそれに重なる鳴き声に小さく頷き、
分担とまでは行かずとも手伝う旨を軽く伝えた。*]
[身支度を整える間に何があったのかは悟る]
じっちゃん、みっかったか。
[それも肉親、エーファに。
ギュンターを襲うことでエーファに15年前と同じ想いをさせてしまうというのは、襲った時には頭になかった。
そんなことまで考えられる状態にはなかった。
それだけの快楽がそこにはあったのだ]
んーーー………よし。
[人狼であることを隠すためにしなければならないこと。
普段通りの自分を演じること。
そんなことが出来るかなんて分からなかったが、やらなければいけないと言い聞かせた]
─ →3階・ギュンターの私室 ─
[客間が並ぶ廊下では黒猫が鳴き続けていた。
にぃぃ、と鳴く声を聞きながら、黒猫が3階を見遣る仕草を見る]
上か。
[そう言っているようにしか見えず、階段を上り3階へ。
階段を上り切り廊下を進むと、ギュンターの私室の扉が開いているのが見えた。
そこかとあたりをつけ、ギュンターの私室へと近付いて行く。
近付くにつれ、漂う匂いに軽く眉を寄せた]
……時間経つと不味そうになるな。
[鉄錆に似た匂いが漂うばかりで、昨夜のような甘美さはどこにもない。
目の当たりにして思わず変化する、と言うことは避けられそうだった]
[部屋を覗き込むと、エーファを助け起こそうとするユリアン>>35が居た。
匂いは部屋の奥から漂っている]
ユリアン。
エーファは……てか、もしかして…じっちゃんが?
[先ずは移動を促しているユリアンに声をかける。
ここはギュンターの部屋、エーファに何かあったと言うよりは、部屋の主に何か起きたのだろうと考え、問いかけた]
エーファ、動けそうか?
[更に問いながらユリアン達へと近付き、エーファの様子を窺う。
それに付随してギュンターの遺体が目に入り、歌い手と似たような姿になっている様子に顔を顰めた]
………じっちゃんも、包んでやらねーと。
[新しいシーツの方が良いのかも知れないが、エーファの目から傷を隠すべく、ベッドに使われているシーツを引き上げてギュンターの躯を包み始めた*]
─ ギュンターの私室 ─
[呆然としていた所にかけられた声。>>34 >>35
びく、と身体が震えた]
けが、してない。
[助け起こそうとする手をするりと抜けて。
ぽつ、と零したのは掠れた声]
怪我なんてしてない……してないよ。
俺は、大丈夫なんだよ。
いつも、俺は、大丈夫、なの、に……。
[言葉だけが先走って、後から後から零れて落ちる。
イヴァンがやって来た>>43のにも気づけず、問いも素通りしていた]
だいじょうぶ、なのに、なん、でっ……。
みんな、みんな、大丈夫じゃなくなるんだよぉ……。
[振り絞るような声で吐き出して、大きく息を吐く。
蒼い瞳はどこか呆然と、目の前で包まれて行く祖父の亡骸を見つめていた。*]
―回想・広間―
[人狼を探す事ができるもの、と口にしたのを聞きとめたのか、ユリアンが控えめに声をかけてくるのに気付く>>15のは、音楽家として音に敏感なおかげだったろう]
どうやって探すのかはわからないんだ。
俺は「場」について聞いただけで、他はあの詩のことしか知らないし。
[ごめん、と小さく返して頭を下げた。
方法は知らない、ただ「わかる」と言うだけだから、それが本当かもわからない。
必要以上の事を言って不安にさせることはないと、それ以上は言わなかったけれど]
[ライヒアルトが広間を出る間際>>5、掛けた声に僅かに表情が緩むのが見えた。
今の状況に、やはり不安を感じるのは同じなのだろうと返された言葉に頷く]
俺だけじゃなく、みんな力になってくれると思うから。
[それだけを最後に背中に返して、最後の気遣いには笑うだけ。
自分は、果たして何を望むのだろうなんて
思うのは胸の内だけに止めて]
[気付けば広間からは人の姿は殆ど消えていた。
それぞれに思うところがあるのだろう。或いは
誰を信じるべきか、と。
不安を抑えて笑みをくれるカルメンに、向ける表情は少し硬かったかもしれないけれど]
まぁ……「その時」が来たら、嫌でも何とかしなきゃいけないんだろうけど。
旅人の言葉を信じるなら、ギュンターさんは「光の者」だからね。
「場」が出来たのなら、それに囚われた役割を持つ者はその定めに抗えないらしい。
でも、カルメン……もし何かあっても、君は君だって事、忘れないでね。
[大丈夫だ、もう何も起きないと、そう思いたいけれど。
それが幻想だと言う事を男は「知って」いる。
だけどそれは面には出さず、今は不安を軽くしようと笑って]
俺は一度部屋に戻るよ。難しい事を考えるのは性に合わないし。
君も、少し気分転換をした方がいいかも。
[そう言って立ち上がると、一度伸びをしてから広間を後にする。*]
─ 二階・客室 ─
[屋敷の主の物言わぬ姿が見出された頃。
旅人は一人、窓辺で空を見ていた]
……朱き花は、導く者。
[ぽつり、と小さく呟きが落ちる。
旅人がそれを紡げた所以は単純で。
ほんの数か月前、同じような状況のただ中にあったから。
彼のいた『場』は、狼が他者を喰らう事によって解放された。
旅人は辛うじて命長らえ、けれど、心を壊して一人彷徨い、この地へたどり着いた。
主が朱き花を宿していると言っていたのは、錯乱する彼を落ち着かせるべく、主自らが明かしたから、というのは他者の知る所ではなく。
零した言葉が広げた波紋、その行く先もまた、誰にも知り得ぬ事。**]
―二階・客室―
[部屋に戻ったものの特にすることはない。
ただ、一人になりたかった、それだけ]
どうすれば、いいんですかね、私は
[護らなければいけない、だけどそれは、懐かしい優しい人たちを……]
みんな、いい人でしたのに。
[過去形で語るのは、もう戻れないと知っているから。
持ち込んだ旅行鞄を探り、その中から一振のナイフを取り出すと上着の内側に隠すようにしまう。
こんな物で「彼ら」を護れると思えないけれど]
面倒な役目を与えてくれた物です、本当に。
この中で「黒曜石」を砕かれないように、なんて。
[争いごとは嫌いです、と言い置いて再び部屋を出る。
その後は、やはり手伝える事はないか探し回って一日を終えたのだけど。*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新