人狼物語 ─幻夢─


85 Glimmer stone

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研究者 エーリッヒ

―4日目/黒珊瑚亭・自室―

………。

[食堂では、それからも幾らか言葉を交わしただろうか。
自室に戻れば、ユリアンの掌中にあった、
銀製の枝葉と、珊瑚細工のローズマリーの花の
アミュレット>>4:62>>4:76を取り出して]


……ユリアン。
あの時の子どもは…もしかして…。

[ぽつり、呟く。
アミュレットに触れた時>>4:76、驚きに立ちつくしたのは、
ふいに、何処か遠くから、声が聴こえたような気がしたから]

(34) 2013/08/22(Thu) 20:42:32

研究者 エーリッヒ

―4日目/黒珊瑚亭・自室―


“……一人で、泣くなよ”

[ユリアンがまじないを掛けてくれた時に、
同じ言葉>>>>3:127を呟いたとは、知りようもない。

耳の奥に響いたその声は、遠い遠い記憶の中の、小さなこだま。
まだ幼い、少年の声で聴こえたそれに、

忘れようとしていた想いが――……蘇る]

(35) 2013/08/22(Thu) 20:43:00

研究者 エーリッヒ

―回想/幼い日々―

[あれは――…幾つの時だったか。
ロミやカヤよりも少し幼い、子どもの頃のこと。

身体の弱い姉ユーリエの為に、
両親が建てた高台の屋敷>>1:195
高く鋭い鉄柵で囲まれた、豪奢な邸宅と敷地の中
忙しく不在がちな両親と兄、信心深く優しい姉、

そうして――安全と約束された報酬の為に、
人間としての魂を売ったような使用人達>>195と過ごした日々]

(36) 2013/08/22(Thu) 20:43:14

研究者 エーリッヒ

―回想/幼い日々―

……ついてきちゃ、だめだよ!

[屋敷の門の前でそう叫び、追い返そうとしたら、
あの子は、とても哀しそうな顔をした。
数週間前に、“臨時”の使用人として、母親と共にやってきた、
同い年の、可愛らしい少女]

[使用人は、2種類いた。
魂を売って屋敷に仕えている者>>36と、
それから――外からやってくる“臨時”の使用人と。

臨時の使用人は、連絡船ではなく屋敷の船で、本土からやってくる。
浜につけば、そのまま姿を見られないよう馬車に乗せ、
屋敷の中では、門から外には決して出てはならない。
その姿を、島民に見せてはならない。

屋敷にいるのは――短くて数日、長くて数週間。
だから、島民にはわからない――…その姿が、いつ消えても]

(37) 2013/08/22(Thu) 20:43:42

研究者 エーリッヒ

―回想/幼い日々―

[塩漬けや干した“保存食”は、両親が島外で調達したり、
一族の狩仲間>>1:195が定期的に送ってくれていたけれど、
家族には、“新鮮な食糧”も必要らしかった]


“賢い狐は、巣の周りを汚さないものよ”

[母は、よくそう言っていた。
足元を危うくしない、貴族階級出身の女性。
彼女の中では、人間は“使用人”と“食糧”に大別され、
極くまれに、社会的にその価値がある場合だけ、
戯れのように“素敵なお友達”だった]

(38) 2013/08/22(Thu) 20:44:20

研究者 エーリッヒ

―回想/幼い日々―

[少女の母親は、数日前に“新鮮なご馳走”として、
晩餐の食卓に上ってしまっていたから、
一人残された幼い彼女の心細さは、どんなにかだったろう。
冷たい使用人ばかりの屋敷の中、
唯一の子どもである、僕の後を追うようになって]

……ごめん、ね。
何か…お土産を持って来る、ね。

[彼女は、大きな瞳を輝かせて、頷いた。
“食糧”と話すことは、両親に禁じられていたから、
最初は相手にしなかったけれど。
泣きそうな瞳で追いかけてくる姿に、
家族や使用人の目を盗んで、時折、言葉を交わした]

(39) 2013/08/22(Thu) 20:44:31

研究者 エーリッヒ

―回想/幼い日々―

[そうして顔なじみの島の子供達と、浜辺で遊んでいた時。
儚く淡い薄紅色の、小さく綺麗な貝殻を見つけて。
ハンカチに包んで、大切に持って帰った]

喜んでくれると、いいな…。

[少女は、雪深い山奥の村に生まれて、
屋敷の船で連れてこられるまで
海を、見たことがなかったと言っていたから。
こんな綺麗な貝殻も、きっと見たことがないだろうと思って。

彼女がどうなる運命か、知っていたから。
せめて――…綺麗なものを、見せてあげたかった。
彼女が、嬉しそうに笑ってくれる顔を、見たかった。
それだけ、だったのに。

母に―――…見つかった。
少女に、薄紅色の貝殻をこっそりと手渡したところを]

(40) 2013/08/22(Thu) 20:44:56

研究者 エーリッヒ

―回想/幼い日々―

―――……っ。母様っ、どうして…っ!

[そうして、その日の夕方。
少女は――…”新鮮な料理“になって、食卓にいた。

長い夏の陽のおかげで、夕食の時間になっても、
ほのかな明るさの中。
まだ、ぬくもりの残る、鮮血の滴る彼女の肉料理を前に、
泣きそうな声で、母に問い掛けた]


“―――あら。何が不思議なの?”

[母は――美しく整えた細い眉の片方を、
一瞬だけ、ぴくりと微かに上げてそう答え。
何事もなかったように、いつもの優雅な仕草でナイフを操り、
彼女を、食べ始めた]

(41) 2013/08/22(Thu) 20:45:34

研究者 エーリッヒ

―回想/幼い日々―

家族の食卓に、気まずい沈黙が落ちて。

父は“こら、母様にちゃんと謝れよ?”と眼差しで伝え、
兄は”仕方ないなあ“と、ひょい、と肩を竦めた。
姉だけは、案じるような瞳を向けてくれたけれど、
その彼女も、躊躇いもなく食事を始めて]

[咀嚼しつつ、時折、強ばりを帯びる姉の表情を見れば。
家族が――…自分にだけ聴こえない『囁き』で
彼らだけの会話していることは、明らかで。
味方してくれる者など、あろうはずもなく]

『食べられない』と思った。

[彼女だけは――食べられない、と。
生まれてからずっと、当たり前のように、
家族と共に、人間を――食べて育ったのに]

(42) 2013/08/22(Thu) 20:46:36

研究者 エーリッヒ

―回想/幼い日々―

“まぁっ、待ちなさい! 
ちゃんと食べるまでは、赦さないわよ!”

[泣きながら、踵を返して食事の間から逃げ出すと、
怒りを孕んだ母の声で、使用人に、“連れ戻しなさい!”
と命じるのが聴こえて。そのまま――屋敷を飛び出して]


……ここなら、見つからないかな…。

[使用人に――大人に見つからない場所を懸命に考えて、
島の子どもしか知らなそうな所を思いついた。
仲良しのヘルムートやカルメンと、時折、遊んでいた
隠れ鬼の洞窟>>2:123]

(43) 2013/08/22(Thu) 20:48:04

研究者 エーリッヒ

―回想/幼い日々―

……っ、ぐす…、ごめん…っ、ごめんね…。

[洞窟の中で、膝ごと身体を抱くようにして座り込み、
少女のことを思い出して、再び泣きそうになっていた時。
誰かの足音が近づいてきて、“おい、何してるんだ?”
と不思議そうに問う声が聴こえ]

―――…っ、あ…あっちに行って!

[追い払おうとしたけれど、
薄暗くなった洞窟の中に入ってきた男の子。
此方からは顔は分からなかったけれど、外の彼には、
泣きそうになった表情を、見られてしまったかもしれない。
何を話したのかは朧げだけれど]

“……一人で、泣くなよ”

[慰めてくれた言葉の響きは、耳に残っていた]

(44) 2013/08/22(Thu) 20:48:57

研究者 エーリッヒ

―回想/幼い日々―

[ユリアンに、ちゃんと会ったのは、その夜から数年後、
姉が工房に指輪を注文した時だったか>>>>4:86
だから、あの少年が彼だったのかは、わからない。
彼であっても、覚えているかどうか>>3:118

洞窟で一夜明かした朝、流石に使用人に見つかって…。
連れ戻された家で、冷たくなった少女を食べさせられた。

母や家族の為に言うならば。
それは貴族階級出身の人狼の母親にとって、当然の教育。
彼女が特に冷酷だったわけではない、と思う。
時折は、気まぐれな優しさも、示してくれた。

自分は家族の中で、唯一の異端児だったけれど…、
彼らの願いどおりの存在には、とうとう成れなかったけれど。

それでも――…“家族”だった*]

(45) 2013/08/22(Thu) 20:56:52

シスター ナターリエ

─ 前日 ─

[粗方の話が終われば、ロミの問い>>22に頷いて、ナターリエは教会へと戻って行く。
戻ると聖堂に籠もるのはいつものこと。
かれこれ5日、食わず、眠らずの生活を続けている。
黒珊瑚亭でヘルムートが頼んでくれていた料理>>4:108も、喉を通すことが出来なかった。
最初は祈りの時間が惜しかったためだったのだけれど。
今はもう、眠ることも食べることも身体が拒否していた。
気力だけで動いている状態。
もう、ナイフをしっかりと握ることも難しいかもしれない]

あぁ、明日、は 、

[持ち帰った籠の中。
紅が付いたままのナイフと、小袋に入れられた彼の指輪。
小袋から指輪を取り出し、手の中に握り込む]

明日 は、彼を ────

[体力の落ちた身体で、次に為すことを頭の中に思い描いていた*]

(46) 2013/08/22(Thu) 21:27:38

シスター ナターリエ

─ 翌朝/→黒珊瑚亭 ─

[夜が明け、いつものように聖堂から直接黒珊瑚亭へと向かう。
その途中、今日に限って自衛団員が慌しく黒珊瑚亭を囲んでいた>>24
人の多い箇所へと近付いて行くと団員に追い払われてしまったが、何が起きていたのかは知ることが出来た]

……………

[ナターリエは何かを言うでもなくその場を離れる。
指輪を握り込んだままの手に、僅か、力が籠もった]

おはよう、ございます。

[一言挨拶をしながら黒珊瑚亭の中へと入る。
他に食堂に居る者は居ただろうか。
宿泊部屋がある2階は自衛団員達で騒がしかったため、食堂の一席に腰掛けてしばしの時を過ごした]

(47) 2013/08/22(Thu) 21:27:44

研究者 エーリッヒ

―4日目/黒珊瑚亭―

Rosemary……ロス・マリヌス(Rosmarinus )
“海の涙“か……。

[アミュレットの珊瑚の花は、本来は姉や自分の瞳と同じ海の青。
聖母マリアの衣の青。

両親と兄は、12年前に島を出てすぐに事故で亡くなり、
長じるにつれて人狼であることは“呪い”だと思い、
病気も呪いの為だと思いこみ、許しを求めるようになった姉>>7は。
最期には,人の肉を口にすることを拒んで、重くなった病に、
苦しんで苦しんで……先月亡くなった。

持ってきた研究書>>2:136の後半の頁には、姉の為に、
人の肉の代わりになる、肉や薬を探し求めた記録がある。

けれど結論は――『現時点では、人間の血肉に代わるものなし』
机の上に開かれたままだった書を、ぱたんと閉じる。
ぎゅっと瞑った眼裏が、うっすらと濡れた]

(48) 2013/08/22(Thu) 21:52:36

研究者 エーリッヒ

―4日目/黒珊瑚亭―

人狼は、見つけられていない、のですか…。
ひとは、カヤとユリアンと…ヘル…。

[シスターが涙を拭ったのに>>32、微かにほっとして、
ヘルムートが人間であると言われれば、彼女を
信じるかどうかは別としても、やはり心の何処かで安堵した]

……カルが人狼で、
“もう人を襲わずに済む安堵”ですか…。

[ナターリエの言葉>>33に、
その通りの微笑みを浮かべた姉の最期>>7>>48を思い出して、
有り得ないことではない…とは思う。
姉の死に顔を思い出せば。
どうしてカヤを視たのに、ロミを視ていないのだろう、
ふっと感じた疑問は、すぐに他の感情に紛れた]

(49) 2013/08/22(Thu) 21:54:26

シスター ナターリエ、研究者 エーリッヒに話の続きを促した。

2013/08/22(Thu) 21:57:48

研究者 エーリッヒ、メモを貼った。

2013/08/22(Thu) 22:04:35

研究者 エーリッヒ、メモを貼った。

2013/08/22(Thu) 22:07:37

シスター ナターリエ、メモを貼った。

2013/08/22(Thu) 22:10:15

研究者 エーリッヒ

―5日目/黒珊瑚亭―

………っ、ヘル!?

いやだっ、……いやだよっ……。

[翌朝、自衛団の動き>>24でヘルムートの部屋に駆けつければ。
ヘルムートに遺体に取りすがるようにして、
嗚咽を漏らして、暫くは立ち上がれずに]

……ユーディット…。

ヘルは……、
『ユリアンが人狼で、アーベルは何かでそれを知って、
終わらせるために動いた』と話してた(>>4:48)…。

アーベルは……何か、言っていた?

[ユーディットの姿が目に入れば、ヘルムートの言葉を思い出して、
濡れた瞳で彼女をじっと見つめた]

(50) 2013/08/22(Thu) 22:21:01

孤児 ロミ、メモを貼った。

2013/08/22(Thu) 22:24:36

研究者 エーリッヒ

―5日目/黒珊瑚亭―

………。

[ユーディットや、その場にロミやカヤがいれば、
幾らか言葉を交わしただろうか。
ややあって、食堂に向かえば]


何故……?

何故、貴女の方が、生きているんですっ!?


[食堂に腰かけているナターリエの姿に、
哀しみと怒りに近い感情が入り混じったような口調で、
そう問いかけた]

(51) 2013/08/22(Thu) 22:28:36

お子様 カヤ

― 黒珊瑚亭 ―



おれは言ってねー。
ロミも多分言ってなかったと思うけど…。

[>>29色々考え込んでた所に、ぱっと問いかけられて、
それがどう作用するか知らずエーリッヒの問いには
半ば反射のようにそう返す。
ロミとは来る時からずっと一緒だったから、
子供は多分違うだろうと思ってそうも添えた。]

(52) 2013/08/22(Thu) 22:36:21

お子様 カヤ

おれと、ユリにーと、そこのにーちゃんが違う…。

[>>32ナターリエの宣言は、問いのどちらに入ったか。]

おれは、よくわかんねーけど、
カルねーが人狼だったら、人狼だったら…。

[これで終わり?とはナターリエへと向けて首を傾げる。
それでも、『なんだかへん』な気持ちは拭いきれずに、
眉根を寄せるようにして辺りを見ていたが。]

(53) 2013/08/22(Thu) 22:37:00

シスター ナターリエ

─ 黒珊瑚亭 ─

[上がる声>>51に、緩慢な動きで顔を向けた]

……なぜ?

貴方が、それを仰いますか?

[エーリッヒに向けた顔に表情は無く、瞳には昏く淀んだいろが宿っている]

わざと、私を喰らわず残して、偽者に仕立てようとしているのでしょう?

────”人狼”さん。

[やつれたようにも見える顔、唇でそう紡いだ]

(54) 2013/08/22(Thu) 22:47:20

シスター ナターリエ

主は、貴方が人狼であると仰いました。

[言いながら席を立ち、エーリッヒへとゆっくり近付いて行く。
互いに触れるにはまだ届かない位置で立ち止まり、握り込んでいた手を差し出すように伸べて。
指を開き手の中のものを彼に見せた]

それと、これが今朝、人狼が目撃された場所に落ちていたそうです。
……貴方のものですよね?

[見せたのは彼が無くしたはずの指輪。
拾い上げようとするなら阻むことはしない]

人狼が目撃された場所にあった指輪…。
貴方が人狼であると言う、物的証拠です。

[そうは言うが、この話を自衛団員に聞いたなら、全員が知らぬと言うことだろう。
これを拾ったのは、全く別の場所なのだから。
ただ、全員にそのことを確認するのは時間のかかること。
ナターリエがついた嘘を、今すぐ看破するのは難しいはずだ。
エーリッヒを手にかけるまで騙すことが出来れば、それで良い]

(55) 2013/08/22(Thu) 22:47:27

【赤】 シスター ナターリエ

ロミちゃん。

エーリッヒさんを、襲っては駄目ですよ。

[会話の合間、ロミに対して聲を届ける]

彼には、”人狼”になって頂くのですから。

[人狼は人狼を襲えないのだから。
彼を襲ってしまえば偽りが見抜かれてしまう。
それを用心してのことだった]

(*4) 2013/08/22(Thu) 22:55:19

黒珊瑚亭 ユーディット、メモを貼った。

2013/08/22(Thu) 23:00:00

黒珊瑚亭 ユーディット、メモを貼った。

2013/08/22(Thu) 23:00:13

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生存者 (3)

ナターリエ
120回 残9883pt
カヤ
51回 残11842pt
ロミ
22回 残12709pt

犠牲者 (5)

ギュンター(2d)
1回 残13469pt
ゼルギウス(3d)
66回 残11087pt
アーベル(4d)
63回 残10677pt
ヘルムート(5d)
58回 残11392pt
ユーディット(6d)
32回 残12541pt

処刑者 (4)

ゲルダ(3d)
35回 残12584pt
ユリアン(4d)
97回 残10038pt
カルメン(5d)
73回 残10861pt
エーリッヒ(6d)
49回 残11441pt

突然死者 (0)

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