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―集会所 裏―
[扉が開いて、しまる音に]
[ほっとする]
[握った手を開いて]
[スコップを落とす]
[月をはねかえす、雪を、見る]
うん。
[確かめるように名を呼ばれ、それを肯定するように一つ、頷く]
……それより、ほら。
早く、身体、温めにいかないと。
風邪引いたら、大変だから。
[唐突に駆け出していく機械犬の行き先を見送って。
思い切りエーリッヒに突っ込んだのに思わず笑ったが]
…っ!!
[倒れ込むイレーネが視界に入り、受け止めようと思い切り床を蹴った]
壁|・)o〇(*確認*
01/02 00:00:00コミットで皆様オーケーでしょうか?
多少の延長も視野に入れてますので、皆様やりたいことはやりきってくださいませー)
…うん……
[エーリッヒが言うように、ブリジットは雪の中を歩いたり雪の上にしゃがみ込んだりしていた為に、服は冷たく濡れそぼっていた。ほっそりとした体のラインが、見えやすくなっていた]
陽のひかり………こわれない…
[まるで賛辞のように]
こらこらこらこらっ!
[かかってくる機械犬をがしっと捕まえてわしゃわしゃ。
表面だけは無理にでも明るく振舞っているようで。]
[かろうじて、ユリアンに受け止められ]
[手から離れたランプがかしゃんと音を立てて落ちた]
[右腕から流れる緋色が、床を濡らす]
[改めて気づいた少女に状態に、これは女手がいるな、と思いつつ。
エルザになら頼めるだろうか、と思案を巡らせる。
……軽い現実逃避が入っているのは、やや、否めないかも知れないが]
……こわれない?
ああ……俺は、こわれないから。
だから、大丈夫。
[静かに、微笑んで。ここは冷えるから、と移動を促す]
[人がぞくぞく帰ってきて、そして機械犬が喜びのあまりはしゃぎ回っている姿を見て少女は知らぬうちに安堵のため息を吐いた]
ああ、バージョンアップしたんだ。今日から「N903i」だ。
[タックルされているハインリヒに笑いながら答える少女だが、真顔になり外から来た人に問う]
外で何かあったのか?……って、イレーネさん!
[突如倒れたイレーネに少女は反射的に立ち上がる]
[まだ狼の声はする]
[ふる、と頭を横に幾度か振って]
[緊張したまま]
[荷物を取る][イレーネが落としていった荷物を]
まったく……
[声はかすかに]
…どうした?
[機械犬を抱き上げたまま振り向く。
エーリッヒにしがみついているブリジット、そして怪我をしている様子のイレーネ。]
[半ば滑り込むようにしてイレーネを受け止めて]
[元々の熱の所為なのか、傷が熱を持ったのか。
酷く、体が熱いように感じられた]
[床に投げ出された右腕から赤が広がって]
なん…っ
誰か!止血!!
[咄嗟に思いついたのはそれくらい]
[倒れたイレーネに近付こうとして、エーリッヒとブリジットに気付く]
…どうしたの、2人とも…
[ブリジットの服が濡れているのに気づき慌てて]
それでは風邪を引いてしまうわ。
…着替えはあるのかしら?
[とりあえず体を温めた方が?と思案しながら]
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