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[歩みを進める内、耳に届くのは聞き覚えのある鎮魂歌。
その音色に僅か、目を細めつつ音の方へと近づき、曲が途切れるのを待つ]
……よ。
なーにしてんだ?
[旋律が完全に止まった所で近づいて。
いつもと変わらぬ調子で、声をかけた]
/*
離れた人はいてらで、来た人はお帰りー、と。
[まとめるな]
>>818 ロミっ子
や、ここはしっかり拾ってつなげてこそだと。
>>820 カルメン
だあね、今、この瞬間が全て、って事で。
[かけられた声に瞳を天からそちらの方へ。
誰なのかは声で分かる]
ユーラ。
みんな、に、きょく、ふいてた。
カーラ、に、できるの、これくらい、だから。
[穏やかな雰囲気で言って、小さな笑みを浮かべた。
周囲でさわりと風が舞う]
[やわらかに舞う風に、鸚鵡は何か感じたか。くるる、と鳴いて、こきゅり、と首を傾ぐ]
みんなに……か。
[みんな、が誰を示すのかは問うまでもなく。ふと、蒼は空を見やる]
……んで、な、カルメン。
さっき、ロートスが、ロミっ子にあったんだと。
[どう話すか、しばし、悩んだものの。
結局、言葉を飾る事無く、鸚鵡に聞いたままを告げる]
なんで話せたのかとか、そういうのはよくわかんねぇんだけど……ロミっ子から、伝言があるんだって。
[言いながら、鸚鵡を見やる。鸚鵡は傾げていた首を真っ直ぐに戻して]
「でんごんー。
『ロミは大丈夫です』ってー」
[託された言葉を、そこだけやたらと流暢に繰り返した]
/*
>>821 クロさん
そうだったのかw
てっきりくろねこさん辺りとどこかで会ってたのかと思ってました。
>>823 ユーリにぃ
お蔭で成仏できそうです。
[熊猫がゲルダを見つめている]
/*
>>829 ロミっ子
成仏できるならよかった。
泡沫系の死者はなんか、ふつーに成仏しないパターンが多いよーな気が。
[いや、自分、発端だろ]
でもってくろねこ、兎猫さんとは、みくしの足跡帳が最初なのだよ。
同村は、星影テストとか箱庭からなのだ。
[ロートスが鳴いた理由は分からない。
けれど舞う風が決して嫌なものでは無いと言うのは感じていた]
うん、みんな、に。
…ローテュ、が、ローミュ、に?
[笑みを浮かべたまま頷いて居たが、続く言葉に表情は驚きのものへと。
何度か瞳が瞬く]
カーラ、みえなく、なったの、ローテュ、に、うつった、から?
───……。
[そんなことを言いながら、やけに流暢に紡がれた伝言を聞き。
その内容を理解するためにしばし間が開いた]
…そ、っか。
ローミュ、ちゃんと、かいほう、されたんだね。
[浮かぶのは、安堵の笑み]
んー……どうなんだろな?
こいつ、昔っから、俺の見えないものとか、見てるみたいな感じもあるから……。
そも、力が移るとか、あるのかもわかんねぇし。
[驚きの表情で言われた言葉に、がじ、と頭を掻く。
当の鸚鵡は、悠然とした様子でくるる、と鳴くばかり]
ん、ああ……。
そうだな。
ロミっ子、ちゃんと、解放されたんだ。
きっと……他の、みんなも。
[安堵の笑みに、こちらも微かに笑みつつ、頷く。
その言葉には、そうであって欲しい、という願いも込められていたのだけれど]
/*
この面子だとろこあさんが一番古いのかな?
次がそるらさんだった記憶。
あ、セロリが嫌いなのはガチです。
人参の流れが来たからつい白雪ナターリエと同じ事をしてしまった。
そう、なんだ。
ローテュ、も、ふしぎな、ちから、ある、のかな。
ちから、が、うつる、のは……。
…ない、ほうが、いいな。
ほか、の、ひとに、おなじよう、な、たいけん、して、ほしくない、から。
[表情を悲しげなものへと変え、俯き加減に視線を落とす。
同じようなことは繰り返して欲しくない、そう願うから]
…うん、みんな、かいほう、されてると、いいな。
しばられた、ままじゃ、かわいそう、だから。
あのこと、が、おわる、までの、あいだ、みんな、ずっと、しゅうかいじょう、に、いた。
あそこ、に、しばられた、まま、じゃなく、むかうべき、ばしょに、むかって、ほしい。
[思想については詳しくないはずなのに、そんなことを口にし。
滲みかけた涙を手の甲で拭った]
[周囲を巡る、やわらかな風の感触。
蒼が僅かに細められ、鸚鵡がくるる、と穏やかに鳴く]
……そ、だな。
誰かに移るとかは、嬉しくない。
[起きた事、起こしてしまった事を思い返しつつ、呟いて]
縛られたままでなく、向かうべき場所へ。
[カルメンの口にした言葉に、一つ、瞬く。
涙を拭う様子には、僅かに苦笑して、ぽふり、と頭を撫で、それから]
……俺たちも、なのかな。
縛られずに……先へ。
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