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わー…けっこう大きい?
[あまり見ない水の生き物に、珍しさも相まってぱちぱちと瞬いた。
この状況下でも調子はさっぱり変わらない。
一匹がユリアンの方へ向かうのを見ると、あっと小さな声を上げて。]
ねー足止めお願いー。
[咄嗟に湖の精霊らに頼むと、二匹のクリーチャーの周囲に揺らめきが発生し、動きが鈍くなる。
その隙に水蛇の尾に、ワニの足に、水底から生えていた水藻が絡み付いた。]
捕まえたー。
あとは藻が切れちゃう前にやっつけるだけだねー。
あ、そんなにもたないかもだから、頑張ってね〜。
[そうユリアンににっこり微笑んで、どちらか一匹は当然のように任せたのだった**]
[見たくない、そう呟いたのは一体なんだったのか。
……まあ、そもそもこの隔離結界を形成した原因が『ソレ』、という説もあるのだが]
詳細な分析は、専門家に任すとして。
……融合・変化型の魔獣なのは、間違いないんだよなぁ、コレ。
なんで、こんなモンが落ちて来るんだか……っとに。
[魔法学院特有の『磁場』に引き寄せられた、という可能性は否めない。
と、いうか、それしか思いつかない──というのは、今の所は、まだ余談]
─湖畔─
[延々続くティティエンの説教。聞いてるのか聞いて無いのか分からない態でリーは周囲を見回した]
ティ、周り見でみ。
『リー貴様ちゃんと話を……なに?』
[気付けば他の参加者は各々移動した後となっていて閑散としている]
時間無駄さしちゃあのぁおれだぢだんでね?
『ぬぅ……』
[『吾輩としたことが…』と唸るティティエン。リーに突っ込まれてぐうの音も出ないようだ]
ほしだら、おれぁセンセさ挑ませでもらっがな。
こったらだ機会、そうそうねべぉん。
『貴様がそうしたいならそうするが良い。
事実、良い機会ではある』
[ライヒアルトに挑むことには反対せず、むしろ推奨するような言葉を紡ぐティティエン。それを受けて、リーはライヒアルトへと視線を向けた]
─結界内・湖畔─
[魔力複写したカードを一枚片手に、何やら眉根を寄せて佇んでいたのだが。
ふと、感じた視線に天鵞絨をそちらへと移ろわせる]
……お。
話、まとまったのか?
[軽い口調で問いながら、持っていたカードはポケットへ。
天穹に浮かぶ、幾重にも交差した輪。
その中心に佇む、宝珠を抱えた女性の姿を描いた図案のそれは、『運命』のカード]
で……その様子だと。やる気、と取っていいんかね?
[短い問い。口の端に微かに上る笑みに、漆黒が処置ナシ、と言わんばかりに尾を揺らした]
―結界内・湖畔―
分かった。
[別のところに行くというカルメン>>87に頷いた。
何処へとは問うことなく、消えるのを見送ってから]
ありがたい。
では行くとしよう。
[ハインリヒ>>86から快諾が得られた為、予定通り丘陵エリアへ向かうことになった]
―湖畔エリア→草原エリア―
[水音に湖面の方を見ると、ローザやユリアンが飛び込んでゆくところだった。
水中戦となったらやっぱり不利かなと、湖畔から離れることにした]
Aussehen für eine reagierende Sache.
[適当に歩いていると風がそよそよと草を揺らすエリアに出た。
途中で一切クリーチャーと当たらなかったのは運が良いのか悪いのか。回収しなくちゃいけないのだからよくわからない。
杖を両手に構えると、目を閉じて基本通りの集中と詠唱をする]
─湖畔─
おぅや。やっぺ。
先輩で宮廷占星術師長だ人ど腕試しでぎっごどぁ、そうそうねぉん。
『今しかない機会なのであれば、見送る理由もないのである』
[問う声>>98ににかりと笑う。ティティエンからも肯定の言葉が紡がれた]
─湖畔─
ま、確かになぁ。
ヒラの頃ならともかく、今はそうそう暴れるわけにもいかんし。
……こんな時でもなきゃ、手合わせする機会がないのは確かかね。
『……公的には、な』
[>>101 ヴィリーとティティエン、双方の言葉に楽しげに笑みながらの一言に、漆黒がぼそりと突っ込んだ。
それに、うるせ、と短く返して]
よし、んじゃ、ツキネは離れてろ。
[肩の真白を下ろし、ケースから出したカードの角です、と指先に紅い線を引く]
……こちらの準備は万端。
いつでも、仕掛けてくるといい。
―草原エリア―
[探知魔法を使って瞼を開けばキラキラと光る影が幾つかあった。
そのうち一つがマナに反応したらしく、ゆっくりとこちらを振り返った]
真っ赤なお鼻。
[可愛くも見えるけれど、その角も立派で随分尖っている。
一気に駆け寄られたら避けるのも大変かもしれない。
今度は目を閉じずに杖を振るって詠唱する]
Energiepfeil!
……と、言う訳で。
[何がと、言う訳なのか]
俺は今から、実戦演習に入る。
隔離の掃除はほどほどにして、表結界の回収、頼むぜ。
[呼びかけに返事はあったか、否か。
確かめる間もなく、意識は眼前へと集中されるのだが]
―丘陵エリア―
気持ち悪いとは思わない。
何故つつく必要があるんだ。
[道中シチに話しかけられて、相変わらず無表情ながら律儀に答えていく]
怖いと言われたことはないな。
[確かに面と向かって言われたことはない。
陰では何かしら言われているかもしれないが]
そうか、まだ年若いのだな。
[年の詳細までは聞かなかったが、ハインリヒの言葉に頷いた後で、尚も話が続くならやはり律儀に聞いていた]
わ。わわ。
[鼻先で弾けた魔力の矢に怯みを見せたが、大したダメージとはならなかったらしい。
ギッと睨んでこちらに突進してくるのを慌てて避ける。まだ距離があったので助かった。急いで杖を構え直して次の魔法の準備に*入る*]
[そのうちシチに紅い石を差し出されて、首を傾げた]
もらって良いのか。
[主人を見、返答を得てから]
ならばいただこう。
[特に遠慮することはなく、石を手に取る。
普段触れる機会がなく珍しかったのか、もらったそれをしばらく掌の上で転がして眺めていた]
─湖畔─
ほいだらいぐっぺよー。
[先を促されて軽い声で応じる。ばさりと右肩の浴衣を肌蹴ると、に、と口端を持ち上げた。肌蹴た身体の胸の下側には防御魔法を施したサラシが巻かれている]
地精,并且拆那个家伙的脚下吗?
[紡ぐのは精霊へ呼びかける声。地精に頼み、ライヒアルトの足元を砂地にして体勢を崩そうとした]
そん間に他ん準備ーっと。
『先にやっておけ馬鹿者が!!』
[仕掛けてから必要な符や筆を取り出していた]
―湖面エリア・湖の中―
[湖面からの光が落ちてくる中を石かクリーチャーを探して泳ぐ。
視界に入る範囲でローザ>>94が水精に訊ねているのが見え]
ん? うしろ?
[呑気な声に振り返ったところで突進してきた生き物にのけ反った]
うげ……でっかいなあ……っと、すまん、ありがとー。
[水精とローザ>>95が足止めしてくれたことに感謝をしながら体制をととのせる。
こちらに向かってきたのは水蛇(偶数)とワニ(奇数)のうちの一匹{5}で]
とりあえず、やりますかー。
[そんなに長くは持たなさそうな拘束を見て、さて、どの術がいいだろうかとすこし考える]
─湖畔─
[紡がれる呪は、覚えのないもの。
しかし、その波動から精霊に由来する魔法であるのは察しがついて]
……っと!
[足元が崩れる感触に、とっさに横へと飛び退く]
あれは余裕なのか、素なのか。
どっちだ。
[ティティエンに怒鳴られながら準備をする様子に思わず突っ込みつつ、白のカードの上に紅を走らせる]
……猛る疾風、刃となりて、駆け行け……疾風刃!
[初手に放つは風のルーン。砕け散ったカードは風の刃を生じさせ、ヴィリーへ向けて、飛んだ]
―丘陵エリア―
『気にいって、もらえたら、うれしいな……。』
[シチがゲルダ>>106にそう言うと、ふと首をもたげて辺りに気をはらった。]
なんかいるみてえだな……。
……熱気探索、感知……
[シチの様子を察して、手のひらに小粒の鉱石をにぎりこみ、意識をそちらに集中する。]
ゲルダ、後ろになんかいるんじゃねーの。
[ちらり、とゲルダの後方をみやった。]
―隔離空間・避難所→隔離結界・風の間―
[一休みを終えて、ふわ回収袋を手に、避難所の次にたどり着いたのはふわふわもそこそこいる空間。
なにかがひそんでる気配はないけども、壁のそこかしこに小さな穴が見える]
こことか捕まえやすそうじゃないかしらん?
[適当にふわを追い込みながら、捕らえようとしたその時]
やぁーん、もう♪
[突風が吹いて、あわてて足元の裾をおさえる。
ふわふわは風に乗ってあたりに舞い散り始めた。
壁の方によると穴に手をやり]
この穴から吹き込んでるみたいね〜、さっきまではたまたま無風だったのかしらん?
[そこかしこの穴から強さもタイミングも不定期な風が吹き込み、ふわふわは風にのって部屋の中を舞っていた]
─結界内
えー、だってさー影輝の術とかは学科混合ばとるろいやるとかでみれるけどー。
同じ学科同士の戦いって中々観る機会ってないじゃん?
在校生VS卒業生のカードなんてそれに輪をかけてめずらしーんだよー?
見逃すほーがもったいないってー。
『馬鹿、彼の言うとおりだろ。
大体お前はそんな余裕持ってていい立場じゃないっていい加減自覚をだな…』
もー、クロウまでそんなかたいこと言わなくてもいいのにー…!
わかったわかった、欠片あつめいくってばー…
[リーだけじゃなくこちらにもお説教するティティエン>>82には、お説教何処吹く風といった感じに口答えする少女だったが。
肩の鴉からも同じようにお説教されるとさすがに堪えるようでいやっそーに眉をひそめて降参しました。
さすがにお説教サラウンドはきついです。]
そんじゃ、私ちょっと欠片あつめてくるねー。
―隔離空間→―
[そんな中かかった声にカードを手にし、裾は風まかせになり…]
『めくれてるっ!めくれてるっ!』
別に誰にも見られてないし、大丈夫〜よん♪
『じゃあ、なんでさっきおさえたんだよっ!』
[突っ込みには涼しい顔でカードに語りかけた]
そうね〜、もちはもちやに、詳しい分析は任せて、現場は事態の収集優先よね〜♪
でも、なんかちらっと聞いただけでもやっかいそうな相手ね〜♪
[そもそも、それなりの人物であるはずのライヒアルトが問題視するほどには、と冷静な分析は心の内だけに、続いてかかった声にすぐに思考は途切れ]
は〜い♪そっちも頑張って頂戴ね〜♪
[探索はそこで一度打ちきり、魔獣の欠片探しに行こうとカードを手にして意識を集中しはじめた]
さーて、どーしよーねー。
とりあえず水から離れるとしてー、どーせなら周り気にせず燃やせるとこがいいなー。
『…とすると、草原や林付近からは離れた方がいいな…
岩場があれば良いんだが。』
んー…岩場かー。
あ、そーいやあっちに無かったっけ。
ほら、滝とかあったとこ。
『…おもいっきり水に近いが大丈夫か。』
大丈夫だ、問題ない。
[ヴィリーと彼にお説教してて気付いてないっぽいティティエンに手を振り、歩き始めながら肩のクロウに話しかけ。
なんやかんや騒がしくしながら岩場へと向かった。]
─ →岩場エリア─
―丘陵エリア―
大切にさせてもらおう。
[シチとハインリヒにもらった石はポケットにしまわれた。
気配を指摘されれば抱えていた本を一冊残し、残りは地面に落とした]
上からも何か来ているようだが。
[と言いながら、背後と上空どちらにも目を向けずに、傍目マイペースに分厚い本を開く]
一人一つ担当と行こうか。
[顔を上げ、ハインリヒを見た]
─湖畔─
[素でお馬鹿行動を起こした後、迫り来るのは風の刃]
おっは、来たどー。
坤甲、金剛たる堅固なる地壁。
守護せし力、眼前に現れん!
[八卦にて坤を示す符と、十干にて甲を示す符。それらを取り出し宙へと放る。ひら、と舞い砕けたそれは、地面から土壁を競り上がらせ。風の刃の威力を減じさせる。防ぎきれなかった分はリーの身へと届き、右肩に紅い線を走らせた]
あだー、足ぃねがったが。
震丙、伸長しませい鳴動せし雷(いかづち)。
穿つ力、矢となり駆けん!
[更に二枚、震を示す符と丙を示す符を投げ、雷光の矢を作り為す。雷鳴を轟かせ、ライヒアルトを貫かんと宙を駆けた]
[符を使う時だけは訛らないらしい]
―丘陵エリア―
おいおい、本をそんな雑に扱うもんじゃねえよ。
じゃ、俺は空をやるよ。あんたは後ろのそれ、頼んだ。
[こちらをまっすぐ見てくるゲルダの様子に苦笑しながら、空の怪鳥を見やった。
じゃらり、と石を握る。]
―湖面エリア・湖の中―
[足に絡まった藻をはずそうとワニは激しくもがいている。
水の流れで黒に近い髪がゆれるのをすこし邪魔に思いながら、近くにいた水精霊に力をかしてくれるよう頼んだ]
流るる水よ、形なきもの。
凍てつく刃となりてかの者を切り裂け!
[鋭い氷の刃をつくりだしてワニのクリーチャーへと放つ。
逃れることの出来ないクリーチャーを氷の刃が襲った]
─岩場エリア─
おー、いるいるー☆
んじゃ早速〜…
『いや待て、まず魔力探知をして実際に欠片が実体化したものを識別してk…』
[着いた岩場には大きな鳥が数羽集まっているのが見えて。
媒体である眼鏡を左手でくいっとあげた少女を見て、肩にのった鴉は慌てて制止しようとしたのだが。
天をさすよに伸ばされた少女の右の指先には、既にマナが凝縮されていた。]
―湖畔エリア・湖の中―
[やはり間近に水精霊がいる場所で使う術はとても威力が強くなる。
あっというまにワニを撃退してしまったことにほっとしながら水精霊には有賀と、と感謝を向けて]
あ、そだ、欠片の回収回収。
[慌てて回収袋を取り出してワニから出た欠片を回収した]
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