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虚のひとつが封じられて、
それでも終わらない。
[呟いた直後、
発された、三つの名。
眼差しを避けるように、緩やかにまたたいた]
……貴方の言う、最初の一つを感じて、ここに来た。
二つ目は、昨日、知った。私と似た存在が消えるのを。
最後の一つは、……いつの事?
[あえて問わずにいたラスの結果には頷くのみ。
またたきにも目を逸らす事なく、問いへの答えに耳を傾ける。
だが、最後の言葉に片眉を上げた。]
お前の言う通りカレンと…ラスは昨夜、ケイジは先程だ。
ロザリンドも少し前に。闇に覆われて消えた。
………恐らく、ケイジと変わらぬ頃だと思うが。
[再びの目の前での出来事に、舌打ちする。]
……そう。
タイミングがずれた……かな。
[口許に手を添えた。
思考を巡らせながら、ことばを紡ぐ]
それに、姿形が明確に視えるわけではなく、
……そもそも、私は、彼女をよく知らない。
だから、既に内に在る属性と同じならば、
感知出来なかったのかもしれない。
[ゆるりと視線を彷徨わせた]
……もう一度探るにも、少し、……余力がない。
……タイミングか。
[口元の手に視線を向け、呟きを返す。]
翠流の時には別々に感知していたようだがな。
………俺にはよく判らん。
[リディアとジョエルの時の差異に唸り、彷徨う視線を追う。]
………そうだろうな。顔色が悪い。
疲れているところすまなかった。ちゃんと休め。
あのときは、ふたりともを、知っていたから。
差異があると知ればこそ、違うものであると理解する。
知らなければ、その存在は、他と変わらず、埋没する――……
[まるで別の事を指すかのような口調。
眼差しは虚空を見つめた。
ふ、と広げられる翼に、視線を戻す]
そうであるか、別の理由からかは、解らないけれど。
……そちらも、休まなくて、良いの。
それと、他のひとは。
[思い浮かんだのは、昨日から会っていない世帯主か]
[差異を語るエリカの言葉に、同意も否定もせず。
疲れた翼を一度動かした。砂埃と共に抜けた羽毛が舞う。]
………回復した後、もし可能ならば…頼む。
[結界樹にいないならば、虚に文字通り【消された】事になる。
命まで奪われたかも知れぬ状況。奥歯を噛み締める。]
………俺はいい。昨夜ので十分だ。
オーフェンは施療院に。カルロスは…儀式の間だ。
……アヤメも先程までいた様だがな。今は判らん。
[脳裏に浮かぶのは姿を少しだけ見かけた、白い花の咲く場所。]
……わかった。
[小さく、首肯を返す。
それぞれの所在を示す答えを聞くと、
聖殿を見て、それから、森に視線を移した]
そう、先程まで――……
[緩く、拳を握る。蘇る、触れていた感覚]
私は、戻る。
考えてみれば、食事もほとんど口にしていないから。
[拳を握る様子に目をやるも何も言わず、頷く。]
……その方がいい。
食べて寝ないと体が持たん。……気をつけて戻れ。
[後で己も食べねばと思いながら、背を向け階を上る。
大きく羽音を立て、高く舞い上がった。]
[空に舞う紫紺の四翼。
眼差しを逸らして、歩みだした。
森近くの家に灯りはなく、気配もない。
一晩空けただけにも関わらず、久方振りの気がした。
ひとりきりの室内は、やけに広く、肌寒く感じる。
窓辺に腰を下ろして、夜天の光を浴びた]
……何か、おかしい。
今回だけ、知れないのは。
[鷹の目に語った内容には、詭弁も含まれた。
己が心の内を明かさぬために]
結界樹に捕らわれていないとしても、
人ひとりの存在自体を「消す」事は難しい――
[思考を音にして落とすうちに思い出したのは、
襲われたという彼女との会話。
そして先程の協力を求める申し出に、
堕天尸が誰かを知っていた、狐の面の男]
……、確かめないと、か。
[呟きながらも、
心身への負担はやはり存在して。
喉の渇きと空腹を気休め程度に癒すと、
意識は次第に闇へと引きずられていく。
倦怠感のようなものが、薄く広がっていた。
いつの間にか身体は窓の傍らの床に転がり、
胎児にも似た体勢で、*眠りの淵へと落ちた*]
[夜風に乗り、空を行く。
エリカより早く見下ろしたアヤメの家に、明かりはない。]
………やはりか。
だいぶ参ってるな…無理もないが。
[迷う事なく片翼を引き、森へと進路を向ける。
白い花の咲く、永久の眠りの地へと。]
−森の奥−
……仮にも若い娘が、森で夜明かしするのは感心せんな。
[親御さんの眠る地に目礼し、髪に舞い降りた白に目を向ける。
木にもたれ座り込む姿の側に立ち、低い声を降らせた。]
家で腹を空かせたエリカが待ってる。
ちゃんと家で食って寝ろ。…親御さんが心配するぞ。
親御さんだけじゃない。
クローディアやジョエルやラスにもそんな顔を見せる気か?
…………百年の恋も一度で冷めるぞ。
[鼻を鳴らし、頭へと手を伸ばす。
花弁を取るには乱暴な手付きで、*白を散らした*。]
―森の奥・親の墓―
[舞い降りる気配にゆるく瞬き、そちらをみやる]
……ああ……旦那か。
その物言いだと、エリィは無事なんだね……オーフェン、は?
[自身の事には触れずに、問う。
施療院に向かわせた、との返事を得れば、ほっとしたよに息を吐き]
ま、確かに食べないとまずいし……って。
……そんなん、アタシに縁があるでなし。
気にしても仕方ないじゃないのさ。
[諌めの言葉――と、捉えていても、つい、こんな言葉が口をつく]
色恋沙汰は……もう、懲り懲りだよ。
[続く言葉は自身に言い聞かすよな響き。
伏せられた瞳の思いは他には伺い知れず。
それでも、白を散らす手の感触に、目は細められ]
……っとに。
子供扱い、しないどくれよ!
[むくれたように言いつつも、顔を上げた口元には、*微かな笑み*]
― 朝・自宅 ―
[くるる?と鳴き声に目を明けると、正面に首を傾げた白い鳥の顔]
わ……びっくり
……おはよう、ラウル
[寝台から起き上がると、目に入ったのは無造作に床に落ちた大きめのシャツ。スリットは、4つ]
あ、服、洗って、返さなくちゃ……
[汲み置きの水で顔を洗い、婆様に朝の挨拶をしに、自宅の外へと向かう。途中、平坦な出口で躓き、痛そうな音を立てて顔から地面に倒れた]
うう……痛いの
……あれ?
[ラウルが心配そうにぴぃと鳴く声を聞きながら、違和感を覚えた左足を見ると、球状に痣のように黒ずんでいる。首を傾げ]
……綺麗にしないと……
また、リディアさん、に、お風呂入れって……あひると、蛙も……
[顔を上げ外に視線を向けると、見えたのは、桜色の世界]
……わ、あ……
[墓標の周囲を、花弁が舞う。その光景をしばしラウルと眺めていた]
[とうに封印を終えたその場所は閑散としていて。
目に付いたのは、先程までスティーヴに説明をしていた長老。
掠れた声を投げる]
…ねぇ、本当?
[主語も述語もない、問い。
けれどそれは正確に捉えられ、明瞭な答えを受けた]
ふぅん……。
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