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─ 宿泊施設・広間 ─
[ナターリエが広間へと顔を出したのは、先行した者達が到着してから少し後のこと。
お茶の用意は既にされていて、多少は落ち着いたようにも見えた]
…いけない、ライフの朝ご飯。
[教会の掃除が終わったら白猫も連れて来る心算だったが、その途中で来てしまったために私室に置き去りだ。
こんな時に全く別のことを考えてしまうのも、逃避の表れ。
気持ちが教会の方へと向くが、団長が現れるまでは広間で待機している**]
─ 宿泊施設・廊下 ─
はーい、んじゃ、また後でー。
[その場を離れるシスター>>100を見送った後、廊下に点々と着いた血の跡を片すべく動き始める]
……ったく。
これ、簡単には落ちないんだよなー。
[ぶつぶつと文句を言いながら、それでもてきぱきと動いてあかい跡を薄れさせて行く。
廊下についた足跡が消えた所で、ふと、気付いたのは]
そいや。
血だまり作った御当人様の足跡は、ないのよね。
[上手い事すり抜けたのかな、との呟きは声にはならず、口の中だけで完結する。
その代わりというわけでもないが、ふ、と浮かんだどこか愉し気な笑みは、地下への扉が開く気配にふっと消えた]
あ、団長さん。
みんな、広間に行きましたよ。
[扉の向こうに見えた姿に呼びかける声は愛想を欠いたもの]
……とりあえず、そこのも片づけたら、俺も行きますから。
出る前に、足、拭いてってください。
[更に汚れ広げられてたまるか、と言わんばかりに雑巾をずい、と差し出す。
団長はどこか渋い顔で雑巾を受け取り、靴についた汚れを落とすと、何故かその場に立ち止まった]
……は?
話は全員そろってからするから、早く片付けろ?
いや、そーゆーんなら手伝えって話ですけどー。
[なんて文句を言いながらも、血だまりを通っても差し支えない程度に片づけて。
道具の片付けやら何やらを一通り終えた所で、団長と共に広間へと向かった]
─ 宿泊施設・広間 ─
[団長と共にやって来た広間は、お茶の香りが柔らかく漂っていた]
あ、俺にも一杯ちょーだい。
[香りの源を見つけると、にっこり笑って一杯強請り。
カップを手にしたまま、座る事無く団長の話を待つ。
一方の団長は、青年の様子に呆れたような視線を一瞬向けた後、静かに話を始めた]
…………ぉー…………。
[語られたのは、ここに集められた理由。
中央の教会から届けられた、という書簡。
そこに記されていたという、『闇の者』とそれに『対する者』の話]
……そーゆーのがいる、って話は、ここに来る前にも何度か聞いてるけど。
つーまり、団長さんは、この中にソレがいて、おっちゃんをあんな目にあわせた、と。
そう、言いたいワケね?
[口調は常の如く軽いが、声音はいつになく冷えた問い。
蒼の瞳に浮かぶのは、何か探るような彩]
いやま、あの様子みちゃったら、タダモノの仕業じゃないのは、わかるんだけどさー……。
[はあ、と落ちるのは、大げさなため息]
……で。
その上で、団長さんは、これからどーするつもりなワケ?
[探るような問いかけ。
返されたのは、『闇の者』──『人狼』を見出して殺さなければ更なる犠牲が出る、そのためになすべき事をなす、という宣言。
それが、『聖花』宿した己の務めである、と。
言い切る様子に、迷いらしきものは感じられなかった。**]
―― 宿泊施設・広間 ――
[どれくらい待っていたか、片付けを終えたらしいアーベルがギュンターを伴って姿を見せた。
どうやら全員揃うのを待っていたようで
アーベルがお茶を受け取るのを見遣ると、漸く重かった口が開いた>>105]
……なに、それ。
[零れ落ちたのは疑問ともつかない声。
『闇の者』とそれに『対する者』、なんて
知らない、と思った途端、また肩が痛む。
何かを知っているのか、アーベルはどこか落ち着いているように見えた。>>106
管理人の遺体を見た事で、予想はしていたと。]
この中に、って
この中に管理人さんを殺した犯人がいるって本気で言ってんの?
[訊いた所でギュンターの様子は変わらない。
部屋を見回す……誰も彼も、そんな事をするようには見えなくて。
どうすればいい、なんて、考えながら無意識に左肩を抑える。
恐らく、この中で一番冷静だろうアーベルがそれを問い、自分もギュンターへと視線を向け]
『闇の者』……『人狼』を殺す、って……「成すべき事を成す」って……
それって
っ!
[『聖花』
ギュンターがそう口にしたとき、また肩が痛んだ。
これが……ゆらり、一瞬思考が揺らぐ]
[ 『蒼と朱、ふた色の花。
対なる双花を身に帯びし……』
……あれは、一体いつ聞いたのか、古い古い詩の一節が浮かんで消える。
あれは御伽噺だと、だけど、違うと何かが騒ぐ。
月のいとし子、神のいとし子、何でこうも符合する]
俺たちに……俺に、この中の誰かを殺せっていうのかよ、ギュンじーさん!
[言ってしまった後で、しまった、と思った。
聞いている人たちにいらない動揺を与えてしまう、と。
自分とアーベル以外は女性で、シスター以外は年下で、本当なら護らなきゃいけないはずなのに。
そのためにも人狼は見つけて殺さなくてはいけない。
不意に湧いた強い意思は、目の前のギュンターの主張にも似て
ふるりと、それを追い払うように首を振る。
殺したくない、殺せない、誰も。なのに
殺さなくてはいけない、人狼は殺すべきなのだと「何か」が騒ぐ]
……嫌だよ。
[口に出すと左肩が責めるかのように酷く痛む。]
アンタが『聖花』の持ち主だって言うなら、アンタが何とかすればいいだろ!
[ずきん
肩の痛みは頭まで響いて青年を揺さぶり息が詰まった。
椅子の背もたれに身体を預け、ゆっくり大きく息を吐いた。
多分、今の自分は酷く顔色が悪いのだろう。**]
─ 宿泊施設・広間 ─
[待ち人はアーベルと共に現れた。
全員が集まり、団長が口を開く]
……中央の、教会……?
[身近な単語。
けれど知らない話。
否、御伽噺としては良く聞かされた、俄かには信じがたい内容]
ッ、
[この中に管理人を殺した者がいる。
陸の孤島となってしまったが故に、それは知らされた時から気付いていた。
だが、『人狼』がいるとまでは、気付けるはずもなく。
状況を受け止めきれずにいる]
[団長はこの中から『人狼』を見つけ出し、殺す心算らしい。
それが『聖花』たる自分の努めである、と]
どう、して。
そんな風に、割り切れるのですか。
[迷いの無い言葉と瞳。
声が震える。
同時、言いようもない焦燥感が身を襲った]
[声を荒げたユリアン>>112を見れば、酷く顔色が悪い。
席を立ち、そっとユリアンの傍へと寄る]
ユリアンさん、お休みになった方が良いです。
団長さん、今すぐどうするか決めなければいけないことではないのでしょう?
一度皆さんを休ませる時間をください。
[ユリアンだけではない、リディだって言葉を詰まらせていた>>115。
ナターリエ自身、冷静であるとは言えない。
時間が欲しいと伝え、一時解散を求めた**]
あ、あー…そういうこと?
[少し遅れて、彼の言葉の意味は理解した。
その顔色が悪い真の理由まではさすがに知れなかったが。
ナターリエが彼を気にかけるのを横目に、少し考えるような素振り。]
でもその、やみのもの?だっけ。
そいつを見つける方法とかあるわけ?
[団長の方へ向き直り、]
…あとさ、″せーか″って何。
[割合落ち着いた声で、疑問を口にする。**]
……団長さん、ここはシスターさんの言う通りでしょ。
いきなり集められて、こんな事になって。
俺だって、お赦しいただけるんなら、ちょっと叫んだり暴れたりしたいくらいなわけよ?
[解散を求めるシスター>>118を後押しするように団長に言葉を向ける]
……団長さんだって、頭、煮えちゃってんじゃないの?
いつもなら、そんな物騒な事、言ったりしないのにさぁ。
[冷めた口調の突っ込みに、団長は言葉を返す事はなく。
その視線は問いを向けてきたゲルダ>>122の方へと向いた。
闇の者を探す術はある、そして、『聖花』とは導き手たるもの、花の印を帯びたものだ、と。
詳しく知りたければ、図書館で伝承を調べるといい、と告げた後、団長は一時解散を告げて広間を出て行った]
……余裕、ねぇな、アレ。
いつもなら、もっとちゃんと説明するだろーに。
[閉められた扉を見やりつつ、ふと零れたのは、そんな呟き。**]
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