情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[先の茂みを過ぎると、音の原因と思われるものは見当たらなかったが、代わりのように、少し開けた場所に円を描いて生える茸があった。
ほんの数日前にはなかったはずのそれの正体を、青年は知っている。
宴の跡との説の根強い、妖精の作った環。
枯れた茸の作る円の内部は、秋になったというのに、外部よりも青さを増した草が茂っている。
妖精の祭りの後と考えれば、それらはなんら、不思議に思うこともないのだが]
─広場─
[行き交う人たちと挨拶を交わしつつ、やって来た広場。
祭りの名残は既になく、あるのはいつもの……よりは、どこか不安げなざわめきで]
おはようございまぁす。
[そんな中でも常と変わらぬ暢気な口調で立ち話をしている主婦たちに声をかけ。
けが人や病人の話はないかとか、その他色々情報収集開始]
[それの正体を、かれは知っている。
それが宴の跡ではなく、こことは別の場所に繋がる入り口であると。
本来の思惑とは異なり、この地の結界を破るのみではなく、守護妖精自身を捕らえたのは嬉しい誤算だったか、それとも]
[時間をかけて、色々と話を聞いたものの、今自分が聞きたい手合いの話は聞けず。まぁ、病人やけが人がいる、という話がなかったのは幸いだが。
それらが一段落した所で、またも始まるのは、一人で大丈夫なのかコール]
……本当に、大丈夫ですってばぁ……。
ボクだって、子供じゃないんですよぉ?
[そう言ってむくれる様子が子供っぽい、という自覚はないようです]
―店―
[早朝。
短い仮眠から目を覚ました。
簡単な食事を済ませて、他に作業のあるらしい家人への挨拶もそこそこに、昨晩の作業の続きに取り掛かる。
丸から輪の形へと変貌を遂げた薄青の石は、渡された時よりも光沢を増していく。
完成するまではそう遠くないだろう。
真剣にただ作業を続ける姿は、昨日見たものなど忘れたかのよう*]
んん……それにしても。
[主婦軍団のお喋りからどうにか離脱し、広場の隅で軽く腕組み]
この違和感は、他の方は感じていないのかしらぁ……?
確かに、そんなに強いものではないけれど……。
[ぶつぶつと呟き、紅の瞳を空へと向ける]
んんん、朝だね。
エーリ君、朝ごはん食べたかな。
昨日のシチューはおばちゃんには好評だったけど。
[伸びをして、活動開始。]
そういえば、昨日……あれって、なんだったんだろう。
へんな子っていうより、変な……妖精なのかな。
わかんなかったけど。
[窓の外を見るけれど、そこにその影はない。]
ま、いっか。
ちゃんと食べてから、今日の食材を確保しないと。
―朝/マッキンリー家の食堂―
ん、分かってるってば。
今日はちゃんと暗くなる前に家に帰るし、手伝いだってするよ。
[バターをたっぷり乗せたパンを口に詰め込みながらうんうんと頷く。
日の落ちた後に帰宅して、たっぷりとしかられたのは昨日のこと。]
べ、勉強もね。分かった。
[デザートのプディングを飲み込むと、延々と続きそうな母の言葉を遮るように立ち上がる。]
じゃ、取りあえず行って来ます!
これ、ウェーバーさんちに届ければ良いんだよね?
[食卓の脇に置かれた卵の籠を手に取ると、逃げ出すように家を出た。]
まあ、ちょうどいいし――
御協力願おうかな。
[環のお陰もあって空間は不安定、呼び出すのは簡単で。
問題は素直に協力するか否かだけれど妖精は元来お祭り好き]
―自宅―
さァて、頑張るかねェ。
こんなにたくさん作るのは久し振りだから腕が鳴るよゥ。
[森番ほどではないが年寄りの朝も早い。朝一番に汲み置きの水で顔を洗って身支度すると、朝食よりも先に生地の作成に取り掛かる]
…ふゥむ、こんなところさね。
後は寝かせておいて、と。
おや、ツィムトどうしたんだい?
[生地を寝かせている間に朝食の用意をし、窓の外を睨んでる薄茶猫に声を掛ける。聞こえた証拠に片耳がこっちを向いたが、背を丸くして窓を見たまま振り返りはしない]
―雑貨屋―
あ、おじさん、ありがとう!
ちゃんと受け取ったよ。
エーリ君ったらツンデレなんだから。
[色々違う]
うん、本当に嬉しいんだ。
これすごく気に入ったから。
ん、安物でも、なんだろう、持ったときにすごく気持ちよかったから。
なんていうの? 相性が良かったんだよね。
それに、今まで使ってたペンは、なくなっちゃったし。うん、気に入ってたけど、仕方ないよ。
今朝もきれいになくなってるねェ。
それにしちゃァご機嫌斜めだが、妖精じゃなく他所の猫にでも舐められたのかい?
[昨夜、窓辺に置いた皿を手に尋ねても「ミ゛ァゥ」としか返らず、ただの婆に猫の言葉は判らない]
そうかい、じゃァ好きなだけ見ておおき。
[適当に返事してしばらく放っておく事にし、朝食を取り始めた]
─広場─
……悩んでいても、仕方ないですねぇ。
とりあえず、往診をして、それから調査、です。
[そう、呟いた矢先、元気のいい声の挨拶が飛んで来て]
あらぁ?
おはようございますですよぉ。
[そちらを見やり、挨拶を返す。
夏に越してきた少女の事は、何度か見かけていたので知っていた]
「毬なし虫なし籠一杯♪」
―― 森の中 ――
[歌うように呟きながら、手にした猫のヒゲで、つん、つん、と落ちている栗を突ついて行く。その度に、つやつやとした栗の実が、ぴょこん、ぴょこん、と毬の中から飛び出していった。飛び出さないのは虫入りということらしい]
[これがギュンターに伝わったら、エーリッヒが色々アレなことになるのは、気付いていない。]
で、何か手伝うことある?
仕方ないじゃん、お金は持たない主義なの。
それに、他のものを売るのもダメ。だって、あれはおれのものなんだからね。すぐなくなっちゃうよ。
[にこりと笑って]
了解、ちゃんと薬貰ってくるよ。解熱剤と咳止めだね。あとお水っと。
そしたら、ええと、そのピアスがいいな。
うん、お使い程度だし値段なんて気にしてないよ。おれが気に入ったってことが大事なんだから。
─診療所─
[庭の掃除は、箒の大事な仕事、という訳で。
今日も今日とて落ち葉かきをしていたのだが。
違和感のせいで勘が鈍ったか、近づく気配の察知ができなかったらしい。
手を振られた箒、は、としたように動きを止めて、倒れた。
無意味に死んだフリ]
[考えこむように暫く腕を組んでいたが過ぎていくのは時間ばかり。
森は眠りから目覚め、この世界に生きるものたちの声が空間を満たす]
ん、一旦戻るか。
[独り言ちて、歩み出した。
真っ直ぐ小屋へは戻らず、向かう先は実の成る木々の元]
おねーちゃん、ぼーっと空見てどうしたの?
お腹でも減ってる?
朝ご飯はちゃんと食べなきゃ駄目だよー。
[空から視線を戻し、挨拶を返した年嵩の少女にくすりと笑った。
彼女が診療所で働いているのは知っていたけれど、今は未だ見習いの身、敬語を使う必要はないと見ているらしい。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新