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[声をかけた時点>>58では気づかなかったが、周りを良く見れば見覚えのある黒マント姿の青年がいる。
一歩遅かったらしいと肩を竦め、]
・・・どうも少し遅かったみたいだね。
こっちは気にしないでいいよ。
[あっさり撤退しようとしたら、当のエーリッヒに勧誘された。]
一緒に・・・か。
それは彼女がどれくらい人手が欲しいか次第かな。
こちらには"連れ"がいないからね。
[青年と違って腕二本分しか役に立てないよ、と首を傾げてベアトリーチェを見た。**]
…なんだありゃ。
誰かの魔法、かなぁ…あぁいうの出来ると便利だろうなぁ。
[次の手を模索中、ふと気付けば急速に育っていった何かがマンドラゴラを捕らえていくのがみえて数拍呆気にとられてみていたが気を取り直し考えに戻った。
人間やせいぜい中型の動物相手なら氷の壁などで足止めもできるがこれだけわやくちゃしているところに壁など出せるわけもなく、小さく細かく形を作るのは出来ないわけでもないが正直苦手だ。
なので、出来る限り頭を使うしかないのだが、良い案は出てこない。
そもそもさっきのもわざと白猫を囮にしたわけでもなく、たまたま尻尾に寄ってきたのを捕獲しただけなのだし。]
…待てよ?
[そういえば、とさっきの様子を思い返し。
白猫の背に手を乗せると、軽くもう一方の手を地面に向けて振ると白く霜が降りた。その上に足を乗せると、当然ざくっと良い音が鳴る。]
…やっぱこんな地味なのじゃダメかぁ。
{2匹捕獲したカプセルを懐にしまいつつ、小さく溜息。
さっきの尻尾に集まった様子を思い返すと好奇心旺盛っぽいのでコレにも釣られるかなーと思ってためしにやってみたのだが、どうもこれはお好みじゃなかったらしい。
どちらかといえばマンドラゴラよりも<<精神学科2年 カルメン>>の方が興味津々っぽそう?とか思ったとか思わなかったとか。**]
[とりあえずは水でできた追い込み漁用の網を作り、
マンドラゴラを数匹追い込むと]
えいっ!
[と捕獲用カプセルを投げてみた。]
>>58、>>70、>>73
ちぇー。
[とかぶつくさ言ってるが、エーリッヒの声に気づくとそちらをみて。]
お、後輩君。
[彼の肩に乗ってるオーヴァンとは違う、だが同じ属性らしい異界龍をみて判断。]
あたしは、ベアトリーチェ。
ベアトでいいわ。
よろしく!
[と、名乗り。
アーベルからの申し出があれば]
人手は一杯いれば労力もそれだけ減るから問題ない、問題ない。
[とか言って了承した。]
………またタコでも喚ぼうかしら。
『やめとけ、アレ、うるせぇから。』
[ウザさもびっくりなくらいだ。]
ていっ
[今度は、水の地引網を作って投げたが、変な方向に飛んでった。
<<火炎学科1年 フォルカー>>の方に飛んでいったのが見えた気がした。]
ごめーーーん。
[もし飛んでいった人に引っかかったりしたら、そう声をかけたかも。]
[マンドラゴラより興味津々>>75だったのは、カルメン…の使い魔の方だった。本人は部活顧問と同じく異界植物が気になる様子。
茶虎猫は白猫どうしてるかなーと見ていたら丁度その場面で。あのやり方も面白いよ、と主に訴える。にゃぁにゃぁ。かりかり]
…はいはい。
あっちは導師が捕まえられたら見せて貰う事にするわよぉ。
霜柱?
なるほど、そんなのもありなのねぇ。
[興味を引かせるためだった、のまでは伝わらず。
咄嗟に思いついたのは]
―― Soil to sand!
[足元が砂に変わればマンドラゴラも転んで埋まるだろう]
[ずざざざぁ。
畑の一部がサラサラの砂に変化し窪んで、マンドラゴラの一団を巻き込んだ。
出来た穴の底に向かってカプセルぽいっ]
―― Sand to soil.
[ちゃんと元にも戻します。
だって後でここ使うんですもの。魔法園芸部員として。
戻った地面に転がっているカプセルを取り上げた]
上手くいったわぁ。
リディ、ありがとうねぇ。
[ヒントをくれたリディに向け、ひらひらっと手を振った]
[多ければ多いほどいいらしいので、ありがたく乗る事にする。]
それなら、こちらは足で追い込むとするよ。
[他に人がいる場所でメス投げは大惨事の予感なので地味に活動。
適度に集まったらしい時、水の地引網が飛んでいった。]
・・・大物狙い?
[飛んでった先を見て、ぽつりと呟く。]
[さて、次の手をどうしようか、と考えている間に、周囲は色々と策をめぐらせて]
んー……さぁて、どうすっか。
[網は何かに使えるかも、と丸めてベルトに括っておいて]
んー……。
[すい、と差し伸べる手の上に灯るのは魔力光]
Ein Zaun des Stahles erscheint.
Um eine kleine Sache zu fangen.
[悩んでも仕方ないか、と策はごくシンプルに。
マンドラゴラのいそうな辺りに、前触れなく、鋼の柵、錬成]
お、結構引っかかった?
[そりゃ、地面からいきなり鋼の柵が出てくるとか、普通は予測できません。
ともあれ、柵の中にカプセルをぽいっ、と放り込み、中にいた6匹を捕獲して]
Ein Zaun vom Stahl, Rückkehr zu Macht.
[後片付けは忘れずに。柵は組成を崩して、マナに還元しておいた]
……ん?
[次の手を思案中、ふっと頭上に影が差した。
見上げたご主人とボクの目に入ったのは、こちら目掛けて降ってくる水の網]
ぬおわっ!?
[しっかり引っ掛かりました。
遠くから謝る女の子の声が聞こえてくる。これはベア先輩のかな]
おま、何す……お?
[じたばた暴れていたご主人がぴたっと止まった。
運悪く近くを歩いてて、同じ網に引っ掛かったマンドラゴラがいたみたい]
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