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―第二階層・リディアの部屋前―
[余計なことを大声で言う息子には苦笑を漏らしながら、あいつ何を息子に話していたんだと突っ込みは胸中でだけに。
声はでかかったので皆にも聞こえてしまっていたかもしれないが、もはや気にしても遅いことだった]
皆勢ぞろいか。
[そこにいたのは先ほど読み上げられていた生存者8名。
オーフェンがいるので部屋の方に必要以上には近寄ることはしない]
何かめぼしい情報は見つかったか?
[それから集まった姿の中のひとつ、スティーヴにそう声をかけた]
─第二階層・リディアの部屋─
[周囲でなされる会話を、垂れた尾をゆらゆらさせながら拾う。
相変わらず整備士の遺体には目を向けないまま。
食堂に行く必要性は機械犬自身にはないので、提案>>81も聞こえていたが反応はしなかった]
[その耳に子供の声>>80が届いて、ぴくりと耳を揺らした。
話の内容、特に既成事実云々は聞こえていても理解できないが。
人の足元をすり抜けて、廊下に顔を出す]
[声をかけたのは皆が食堂へと移動をはじめようとしたところで、皆がそっちでとなるならば一緒に移動しそこで改めて詳しい話をすることになるだろうか]
─ 第二階層 リディアの部屋前 ─
[部屋を出たところで軍人親子と鉢合わせ、軍人に声を掛けられる>>84。
通信士達には、先に行け、と告げて問いに対し軍人へと視線を向けた]
リディアを襲ったのはPMCだろうと言うことくらいだな。
それと、リディアのカードがキャップの部屋で見つかった。
何故そんなところにあったのかは分からん。
念のため、利用履歴を調べてもらうことにしたところだ。
[放送は聞いているだろうからと、整備士が襲われた事実は抜いて、何者に襲われたのかの推測を告げる]
PMCについても更に調べてみたが、俺の専門では八方塞りだ。
キャップが艦のマザーに組み込んだプログラムを応用出来ないかと試してみても、専門外過ぎて上手く行かん。
― 第二階層・廊下 ―
[断片的に覚えていた事の、いくつかの中に混ざっていた母親の言葉。
無論意味はいまだに解っていない為、言葉をそのままなぞっているだけなのだが。]
あっ。
[人の声に様子を伺ってはいたが。
パトラッシュの姿が見えると、父親の影から出てきて首元に飛びついた。
つめたいが、もふはふかふかで気持ちよかった。]
ぱとごーおっす!何してたんだ?
[リディアの部屋の前だとは知らないので、少しだけ不思議そうに部屋の方を見たが、ここからでは中の様子はよく分からない。
スティーヴの声と姿、気配には気づいてそちらはなるべく見ないようにしていたが、それ以外は然程、普段と変わりはなかった。]
─ →第二階層 食堂 ─
[軍人も移動するようだったため、共に食堂へと向かって。
航宙士の言葉>>89に、左手を口許に当て、親指で顎鬚を撫でる]
キャップの部屋か…。
端末に異常らしきものは見当たらんが、閲覧・使用された可能性は否めないな。
マザーへの接触はキャップじゃなければ無理だとは思うが。
端末以外なら…あそこに居る研究用PMCは始末したしな。
それが目当てで行って、空振りした可能性もあるか。
なんにせよ、もう一度見て来る必要はありそうだな。
[先程行った時には気付かなかった何かがあるかも知れないと考え、航宙士の言葉に同意を示す。
通路に居た子供>>90に関しては意識すら向けていなかったため、どんな様子だったかさえ気付かなかった]
―第二階層・廊下―
おんっ
[尾は垂れたままだったがゆらゆらと振られ、首元の機械にも挨拶が表示される。
抱きついてくる少年>>90にされるがままなのはいつもと同じ。
ただ少年を見る目は赤く、小さな機械音も変わらず響いていたが]
わぅ
[問いには瞬きして、また一声鳴いた。
機械には『話 聞いた』と片言のように表示される。
PMCの文字は流石に登録されていないのか、出なかった]
― 第二階層・リディアの部屋→食堂 ―
おはよう。元気だねー。
[リディアの部屋前にはカルロスとオーフェンも来ていて。
パト号をもふる様子を横目に笑った。
誘いはエリカが掛け、スティーヴには先に行けと言われたので、いつもと同じ足取りで食堂に入った]
まずはエネルギー源。
ベンダーが壊れてないのは確認済みっと。
食材残量少なかったけど、この人数ならどうにかなるだろし。
[焙じ茶と桜餅のセットを引き出して端末近くの席に納まる]
―第二階層・リディアの部屋前―
ああ、放送が聞こえる前は食堂に行くつもりだったから問題はない。
[エリカの誘いに頷いて、それから自分の問いかけにスティーヴが皆を先に行かせる様子にオーフェンが食堂に行くのを急ぐなら皆と一緒に先に行かせることに。
一緒にいるというのならそれを止めることもしないだろうが]
やっぱりPMCにか…、で、リディアのカードが、クローディアさんのところに?
[理由はよくわからないが誰かがそこに運んだことだけは確かで、それは少なくともここで殺されていたリディアはでないことはわかる]
何かあそこに入る必要があって、そのために使ったか?
行く理由といえば例のプログラム関係の可能性は高そうだな。
[リディアの襲われ方についても聞けば答えはもらえただろうか]
PMCについてはスティーヴでもわからないなら、俺たちにはなおさらわからないだろうな。
ただ、もしリディアのカードをクローディアさんのところに行くのに使ったっていうなら、そいつの知能はだいぶ高いんじゃないか?
― 第二階層・食堂 ―
んむぐ。
[口をもごもごさせながら、端末にカードを通す。
眼鏡とコードで結ぶことはせず、備え付けの入力装置に手を伸ばして画面をパタパタと開いていった]
最終利用時間は、あれ、近い。この時間だと俺も寝てた頃だ。
利用目的はそのまんま。研究主任の部屋に入ってる。
部屋主不在時の緊急入室権限を使ったんだな。
リディアちゃんのIDならではか。
[スティーヴがやってくれば、皆が寝静まっていただろう頃のタイムスタンプの入った入室記録を見せる]
これ以降使われた形跡はなし。
リディアちゃんの部屋を開いたって記録もないから。
……この時間より前、ってことだろうね。
― 第二階層・廊下 ―
にーちゃんもねーちゃんもおはよー。
[もふっとした時にかけられ声>>93>>86に、ノブとエリカの所在に気づいて返事する。
ノブは先にどこかに行くようだったが、パトラッシュもふに夢中だった為何処へ向かったか気づかなかった。
パトラッシュの返事>>92には嬉しそうに、もふもふっと背中の辺りを撫でる。
尋ねはしたが、当然返事は「わん」だよなーと思っていた所で首元に返事のように文字が浮かんで瞬いた。]
わっ、何これ!
すげー、ぱとごー話出来るようになったんだ!
[そう解釈し、すごい物を見る目でパトラッシュを見ていた。]
─ 第二階層 リディアの部屋前 ─
[>>94 整備士のカードが研究責任者の部屋にあったことについての見解は、航宙士へと答えたもの>>91と同じような返答をし。
整備士の襲われ方を聞かれたなら、見たままを告げる]
ヒトに寄生している時点で知能が高くなるのは目に見えている。
PMCの意思でキャップの部屋に行ったとするなら、寄生第二段階まで進んでいる可能性は極めて高いな。
…前例を知っていれば尚のこと、か。
[軍人が口にする仮定を聞いて、思い出すのは子供が研究者のカードを使って研究室に入り込んだこと。
バンダナの奥で細まる瞳。
それに軍人が気付いたかは定かではない。
食堂に行く心算だったと聞いたなら、利用履歴閲覧の件もあるからと、軍人を食堂へと誘った]
―→第二階層・食堂―
[道中移動をしながら、スティーヴの見解も聞き、エリカの言葉に同意するのに同じく]
そうだな、なんにせよ調べてみないことには始まらないか。
[行くのならば、自分もついていくつもりでいる]
[人間と亜人をそれとなく区別するのは、今の宿主が亜人の血を多く引く者だからだろう。両者の境を問われれば首を捻るだけだが。ωにとってはやはり大差のないものであったから]
機械生命体には生存本能もあるけれど、人に作られた機械にはそれもないのかもしれない。
本当にそうなら、哀しいものだね。
[哀しいという言葉はどこか上滑る。
その感情もまた人から得たものであるから]
さて? 私も未知の体験だから。
けれどもう少し我慢しておいておくれよ、ウサギさん。
万一にも人の目に触れるわけにはいかないだろう。
まだまだ彼らの方が数も多いのだから。
[数は力。大きな対象を再現する時は複数寄り集まることもある性質は、それを良く知っていた]
─ 第二階層 食堂 ─
[通信士から遅れて食堂へと着き。
適当な食べ物を手にして口へと運ぶ。
研究に没頭して食事を忘れることも多いが、空腹のままでは頭も働かぬと、食べれる時には食べるようにしていた]
他が寝ている間に、か。
その時間だと俺も寝てたな。
実験室の前室で寝てたんだが…。
[物音や気配に気付かぬ程深い眠りについていたのか、それとも犯人が音も無く通路を進んだのか。
判ずる方法は無いため無為な思考は頭の隅へと追いやり]
整備士特権のあれか。
何か目的があってキャップの部屋に行ったというのは間違いなさそうだな。
リディアを襲って、その足で、と言うことか。
[通信士に見せられた記録を睨むようにして見つめ、航宙士や軍人と話していたことが現実味を帯びて来たのを感じた]
―第二階層・廊下―
[食堂に向かう面子を横目で見つつ。
途中少年がスティーヴを避ける僅かな素振りを察知したか、首が傾いだが。
思考するだけならば機械に翻訳はされない]
くぅ。
[すごいものを見るような目で見られて>>96、赤い目は一度瞬く。
機械にも『??』と疑問符のみが浮かんでいた]
[暫くはそのまま、オーフェンの気が済むまでもふもふされていることだろう**]
―第二階層・食堂―
[前例の話に思うところはあったがその場では口にすることはなく、ただリディアが殺された状況を聞いてからは何かを考えた様子で食堂へと向かっていた]
クローディアさんの部屋に入るのにか、リディアが狙われたのはそれが理由か?
[寝静まった頃を狙うというのはこっそりと殺すのなら常套手段となるだろう]
ずいぶんと、人間の殺し方の流儀に慣れすぎてる気もするが…
[とはいえこの中で一番そういうのに慣れてるのは自分であり、自分が寄生されているとか操られているとか考えるだけで馬鹿馬鹿しい気もした]
― 第二階層・廊下→食堂 ―
[大人の話は聞いてもさっぱり解らないので聞いてない。
以前に大人の話が解らなくて逐一尋ねて怒られたので、変に首を突っ込まないが子供の基本だった。
断片的に入るものはあったかもしれないが、反応はまったく返さず。
機械が『??』と記すのを見ても、また凄いと驚くのだった。]
ぱわーあっぷだなぱとごー。
にーちゃんもそのうちぱわーあっぷするのかな?
[この場合の「にーちゃん」は、ジョエルを指していた。
子供はロボットは復活するものだと信じている為、ジョエルを撃ったことに対する罪悪感は殆どなかった。撃たれた事に衝撃を受けて、その時の事をだいぶ忘れてしまっているせいもあったのだが。
そんな感じに盛大にもふっていたので、皆が移動するのに気づくのは少し遅れて。]
あ、おれも行かなきゃ。
ぱとごーも行こ!ぱわーあっぷしたなら、食べれるもんあるかな?
[そんな発想もしながら、大人の後をひょこっとゆっくり、歩き難そうについて行った。]
生きるつもりがないなら、なんで生きてるんだろう?
[疑問を解消する答えはまだでない。
機械というものへの理解はリディアを捕食することによってだいぶ増えたが、まだ自分のものとしきれていないために理解は深まらない。
哀しいという感情は、宿主の息子が母親の話を出したとき、つまり彼が自分の妻のことを思ったときにその感情を見せていた気がする]
大丈夫だよ♪私だってまだ死にたくないし〜♪
悪者の私達はばれたら退治されちゃうもんね♪
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