![人狼物語 ─幻夢─](./img/genmu.w.jpg)
4 赤き雨降る崖の上で
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お嬢様 ヘンリエッタは、一瞬目を閉じた。
2007/02/16(Fri) 21:50:17
[其の眸には最早]
[憐憫も]
[哀惜も]
[逡巡も無く]
[全ての感情が消えていき]
[純粋な]
[獣の]
(59) 2007/02/16(Fri) 21:50:19
流れ者 ギルバートは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 21:52:27
[目を見開き、琥珀の瞳を見据える。
死ねない、は生きたいではないことを、少女は知っていたけれど。]
死んで。
[煙に詰まる咽からもれるのは殺意のみ。]
(60) 2007/02/16(Fri) 21:52:32
お嬢様 ヘンリエッタは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 21:54:41
散々お前が厭がる事して来たんだから、其れくらいは聞かないとな……。
[ 黒曜石の双瞳は緩やかに細められ、クスクスと薄く笑う彼も叉、獣ではなく人としての青年のものだったろうか。然れどももう彼の時は還らないと知っていて、其れは全て己が所為だとも解っている。伸ばされた手は、少女の頬を撫ぜるか。
ぽたり。叉一つ、床には緋い染みが広がり朱い焔は全てを覆っていく。]
好いよ。
俺が死ぬ前に、――お前を殺す。
[ 其れはハーヴェイの、恐らくは最初で最期の約束。]
(61) 2007/02/16(Fri) 21:55:57
学生 メイは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 21:56:00
流れ者 ギルバートは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 21:56:15
書生 ハーヴェイは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 21:58:04
流れ者 ギルバートは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 21:58:19
流れ者 ギルバートは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 22:00:30
お嬢様 ヘンリエッタは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 22:00:46
書生 ハーヴェイは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 22:02:10
───……さようなら。
[少女の動きを止めていた手を]
[其の首筋に巻き付け]
(62) 2007/02/16(Fri) 22:03:14
学生 メイは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 22:04:14
流れ者 ギルバートは、お嬢様 ヘンリエッタ虚無其のものと化して、少女の頚骨を……
2007/02/16(Fri) 22:04:55
[虚無其のものと化して、少女の頚骨を……]
[へし折った。]
(63) 2007/02/16(Fri) 22:05:54
……ほんとだよね。
怖がってるの、わかってて、あれなんだから……。
[笑いながら、返す。
やり取りは、以前と変わらない。
けれど。
そこにどんな変化があったとしても、今となってはどうでもいい事なのかも知れなくて。
頬に触れる感触に、僅か、目を細める]
うん……約束、だよ?
[呟いて。その約束を。自身の中に。しっかりと刻み込む]
……忘れたら……怒るから、ね?
(64) 2007/02/16(Fri) 22:06:00
流れ者 ギルバートは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 22:07:55
流れ者 ギルバートは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2007/02/16(Fri) 22:08:30
お嬢様 ヘンリエッタは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 22:10:17
書生 ハーヴェイは、メモを貼った。 ![](./img/sp.png)
2007/02/16(Fri) 22:16:38
止められてたら、とっくに止めて……、
[ 言葉の途中で喉を押さえたのは徐々に部屋を包んでいく朱の所為か、其れとも喉の渇きの所為か。双瞳が再び揺らぎを持てば月の光も叉宿り掛け、二、三度瞬けば触れていた手を離して、]
……情けな……。
[ 浮かぶのは自嘲の笑みか。]
(65) 2007/02/16(Fri) 22:19:53
[既に広間は]
[燃え広がった焔に包まれつつあり]
[充満した白煙が喉を焼く。]
[此の中に在っては]
[仮令強靭な生命力を持つ人狼と雖も無事に済む筈も無い。]
[此の儘留まり続けるのも][そろそろ限界に近い。]
(66) 2007/02/16(Fri) 22:26:12
……いいよ。
止められるものじゃないのは、わかるから……。
[途切れた言葉に呟くようにこう言って。
それから、心配そうな瞳をじっと向ける]
……大丈夫?
[不安げに問うた直後に、自身も軽く、咳き込んで]
(67) 2007/02/16(Fri) 22:26:19
[少女の首に回した腕を解き]
[殆ど][優しいと言っても良い手付きで]
[投げ出された儘転がる][緑の髪の女性の傍に]
[少女を寝かせる。]
[……軽く咳き込む。]
(68) 2007/02/16(Fri) 22:29:47
[二人寄り添う様に][横たわる姿を]
[暫しの間見ていたが]
[少し離れた所で][向かい合う青年と少女の二人に向かって]
[振り向いた時には既に]
[其の表情には][一欠片の感傷も窺えず]
(69) 2007/02/16(Fri) 22:37:27
……見詰め合うのも結構だが、此処から出ないと死ぬぞ。
[飽く迄淡々と]
(70) 2007/02/16(Fri) 22:38:26
大、丈夫……つったら嘘になる、が。
[ 存外素直に其の言葉を口にして、右腕から零れる緋色の雫を舐め取る。其の程度で渇きが収まる筈も無いが暢気に“食事”を取っている訳にも行かずに。]
そうも云ってられない、だろう。
[ 端目で永遠に目覚めぬ睡りについた少女を見遣り、其れから服を裂いて自らの右腕を縛る。]
(71) 2007/02/16(Fri) 22:38:27
……っせ、解ってる。
[ 端的に返せば有無を云わせずに何時かの如くメイを抱き上げ。]
(72) 2007/02/16(Fri) 22:39:48
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