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[相手をする、と言うナターリエに向き直ればにこっと笑い]
やろ、やろっ。
せぇの、じゃーんけーん――。
[1、2:ぐー 3、4:ちょき 5、6:ぱー]
{2}
そんなモンはなかったと思うが。
とはいえ、ここ全体が、でっかい舞台……って言っても良さそうだしな。
[変化に富んだ地形、気候。
明らかに、様々な状況を『演出』する意図を感じるそれら]
今朝のあれだって、どこにいても聞こえたんだろうし。
向こうは全域、お見通し、ってとこじゃねーかな。
[そのわりに、個室に監視ナシなのは余裕なのかなんなのか]
や、だから、賢いって問題じゃないから。
[楽しげな笑いに、やっぱり突っ込みを入れた頃には、建物の前までついていたか]
驚きすぎだと思うんだけど。
そりゃ、隣だとは思ってなかったけどさ。
[相手が竦める様子に、小さく苦笑しながら。
その肩に居座る友人の尻尾が揺れる様子に、薄く笑むと
軽く一撫でしようかと、手を伸ばして]
――…ああ、アレか。
まぁ…うん、聞いたよ。
[投げられた問いに、翠をゆると瞬きながら肯定を返す。
呆れ混じりの吐息こそ零すものの、
そこには危機感も、緊張感の欠片も見当たらずに]
…もしかして、それで凹んでる?
[はしゃぐイレーネに笑みを浮かべると]
はいはい、じゃーん、けーん……
[1、2:ぐー 3、4:ちょき 5、6:ぱー]
{5}
勝ち負けはそこら中に転がっているよ。
早食いでも、駆け比べでも。
[ナターリエの言葉には軽く頷いて。
呆気にとられているイレーネに笑って答えて]
でもじゃんけんは確かに楽でスマートな方法だね。
あいこが続くと時間が掛かるかもしれないけれど。
[勝負の行方を面白そうに見ていた]
[イレーネのじゃんけん勝負は先程までの雰囲気を払拭する程和やかに思えて。
思わず柔らかい笑みが漏れる。
広間を出るブリジットを気にしつつも、しばしじゃんけんの様子を眺め見る]
随分と無垢な方がいらっしゃいますね。
[しかしこの少女も既に『遊戯』の参加者に数えられている。
果たしてこの和やかさはいつまで続くのか]
お見通し、かぁ。
ボクはいいけど、ご主人様の機嫌が悪くならないといいなぁ。そゆの好きくなさそーっ。
[言いながら、玄関の扉に手をかける。]
たっだいまー♪
[上機嫌に声をあげると、広間の方から人の話し声が聞こえる。
きょと、と一度アーベルを振り返りつつ、広間へと向かった]
―→広間へ―
[自分の振り下ろした手と、ナターリエの手の形を見比べて]
――負け、ちゃった。
[ちょっと残念な顔をして、自分のぐーを見詰める]
一度負けたらもう他の人とは戦えないの?
[ティルの方を見て。
暗に『あなたとは戦えないの?』と問いかける]
そこまで考えてる奴らじゃねーだろ。
[そも、人の感情など考える集団ではない、というのが、自身の印象。
その印象のままにそう返して。
広間から聞こえる賑やかな声に、す、と蒼を細めつつも、自分も広間へ足を向けた]
─ →広間─
ああ、まったく。
…悪趣味なことだよ。
[後半は小さな声で。注意していなければ聞こえない程度だろうか]
おや、おかえりなさい。
[和やかな雰囲気にあわせるように。
広間に入ってきたユーディットにも軽く返した]
[何かから逃れようとするように、階段を駆け上る。
鞄のポケットから覗く飾りが揺れて、音を立てるのが、煩い。それは「日常」の名残にも思えたけれど。
二階に到達して――そのまま部屋に向かおうとして。
先にいる人の気配には、気づいていなかった。]
早食い、駆け比べ。
果物なら、勝てる――かも?
走るのは――飛んじゃ駄目?
[飛んでもきっと、アーベルには負けちゃうかなとか。
ユーディットは結構早かったなとか、そんな事を考えたろう]
/*
赤ログで会話をしているので、
きっと恐らく既に双方向に違い有りません。愛、地球博。(訳が判らない)
この中で誰が一番かだなんて、
争うこともしなければいいんですね?(戦闘村の存在意義が)
えーと、細かいことは適当に省く事にしますが
鈴の音波とか空気振動使って、物質操作を行ったりおこなったり、
つまり鈴が戦闘でも鍵な能力ユーザー設定なんですけども。も。
音波とか空気振動なので、鈴持っててくれたら
音拾えるし、そっちに振動させる事も出来たりとか
何だかそんな方法があったりなかったりします。が。
…確か持ってませんでした? っけ?(ぼんやり)
*/
おや、残念だったね。
一本勝負ならここで終わりだと思うけれど。
[イレーネに右手を出して]
まだできそうならいいんじゃないかな?
諦めなくても。
[やるかい?というようにかるく振った]
まさか廊下に出ていきなり人に会うなんて思ってねえもん。
[伸ばされる指先を視線で追えば、それは猫のほうに伸びて、まぁ猫のなんと気持ちよさそうなことか]
…やっぱ、俺だけじゃないんだ。
[小さく零れた声は少しだけ気落ちしたようかもしれない。
だからこそ、理由を当てられればなんともいえないような顔して頬を膨らませ]
う、うるさいな。
凹んじゃ悪いのかよ。
[己の言葉に返答したティルの後半の言葉は聞こえていなかっただろうか。
仮に聞こえていたとしても、表情は特に変わらなかっただろう]
ユーディット様、アーベル様、お帰りなさいませ。
[広間に現れた姿を見てお辞儀をする]
その辺は相手次第かな?
僕なんかは飛べないから、ハンデが欲しいところだ。
[チラリと後から入ってきたアーベルを見ながら。
あくまでも軽く返していた]
できる、できるっ。
今度は負けない、よ?
[翼をはたはたと振り、再度右手を上げる]
じゃーん、けーん――。
[1、2:ぐー 3、4:ちょき 5、6:ぱー]
{3}
─広間─
[広間が賑やかなのは何故なのか。
入ってみたなら、妙に納得したかも知れない。
オトフリートの挨拶には、よ、と言いつつ手をひらりと振り。
ティルの視線には一瞬、微かな笑みで返すに止めた]
あは。
何してるのぉ?
[ティルやオトフリートに笑顔を向けながら、ふと、ナターリエに視線を移し]
あ、初めましてぇ、だよねぇ?
ユーディット・クリューガー、です。
[にっこりと笑い、両手でスカートをちょいと持って腰を落とし、お辞儀をする。]
[先程まで耳をすます為じっとしていた少女が、
俄かにキョロキョロと周囲を見渡して。]
…………。
[目に写るのは階段。]
[でも、今の声はこっちじゃない。]
…………。
[少女は階段に背を向け、
廊下の十字路になっている部分へ足を向ける。]
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