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それでは、私はこれで。
[診察を終えてガーシュイン家を後にする。
メイドは二つの扇が消えたと気付くことなく、*深く頭を下げた*]
さて、今日はどんなお客様がいらっしゃるでしょうねえ。
[鏡の迷宮の傍、「神秘のカード」の看板を掲げて、テーブルにカードを広げている。]
案じることはない…
我が存在は永遠にして不滅。
たとえ、この身体が何者かに害されたとしても、些かの不都合も有りはしない。
[ヴィンセントの懸念を読み取って囁いた]
[いくつかのマジックを客に披露して、少々休憩を、と天幕の方に戻りかけると、軽業師の一人が、密やかな足取りで近付いてきて、何事かを囁く]
へえ…ヘンリエッタさんが、また来ていたんですか。
小さな女の子が、あまり一人で出歩くのは危ないと思いますけどねえ。
[くす、と笑う]
[天幕の中に入り、輝く氷の柱に歩み寄る]
………
[霜の華に覆われた表面をそっと撫でると、すう、と氷の中の白い姿が浮かび上がる。]
もう少し…
[銀の絹糸に縁取られた真白な面差しは、笑みを深めて見つめる顔に、何処か似ていたかもしれない……]
ふあ。
[大あくびをして目を覚ました。
ベッドの脇に置いてある目覚まし時計を手繰り寄せる]
何時間寝たのかしら…。
リック君きたのかしら。
[立ち上がり、首をコキコキ鳴らしてみる。頭痛は治まったようだった。]
[診察の帰り道。
耳に届いた囁きに、茶色のレンズの下で恭しく目を伏せる]
…はい、団長。
我らが永遠の魔術師よ、全ては貴方様の御心のままに。
[畏怖と敬意を込め、囁き返す]
さてっと。
……ちゃんと考えてかないとなぁ。
んーと、あのマジシャンさんは、ニーナさんを、占った? ってことと。
占ったなら、なんでって聞かないとだね。
あとは……
ま、いっか。
ニーナを取り込むことが出来たのは、幸運の成せる業だったがな。
あのシャーロットの魂が持っていた力が我の力を強めたのだ。
本物が偽物を助けるとは皮肉なことだ。
どこにいるかな、マジシャンさんは。
えーとすみませんー
あ、あっちですか。ありがとうございます。
…………ピエロは見ない見ないっと。
時の流れは無限、カードも無限、この世の不思議も無限です。
皆様の楽しみも無限でありますように。
[手のひらから滝の流れるようにカードが流れ落ち、テーブルの上に溢れんばかりの小山を作っていく]
[最後にそのカードの山がぽん、と白い煙を吐いて消え失せると、見物客の間から拍手喝采が沸き起こった]
ありがとうございます。今宵の魔術の実演もお楽しみに。
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