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そう、「不要品」。
…どういう意味か、わかります?
[幼子に尋ねるような響きを含めたまま。
――口許に浮かべた弧を、僅かに深める。
冷たさの滲む翠で、転げ落ちた少女を見下ろして]
俺は、あの人に見捨てられる訳には行かないんです。
…うっかり見られちゃったのもありますし。
口封じにも、丁度良いですから。
[申し訳ないですが、やられて下さいね?
告げるとほぼ同時に、銀を収めた右腕を勢い良く振り下ろす。
放たれた刃は、少女の咽元へと真直ぐに]
[ピアノを奏で終え、静かに立ち上がると]
こんばんわ、銀翼の狼さん。
昨日はあの後、どないでしたか?
悲しかったですか? 悔しかったですか? どうぞ聞かせて下さいな。
[そう窓向こうのアーベルに問いかける。]
……なんだ、あんたかよ。
[そこにいるのが誰か、を認識して、ぽつり、と呟く。
投げられた問いに、蒼の瞳はす、と細められ]
……別に。
話すほどのこたぁないね。
そうなるかな。
[ゆるりと首を傾け、ウェーブのかかった髪を揺らす。]
というよりは。
其処で寝られても、邪魔だ。
[感情無く見つめる眸。
人間ではなく、制服に身を包んだ少女を模った人形の如く。]
どうせまた、誰か運ばれて来るのだろうから。
個室に戻るか――
寝るのが嫌ならば、観戦でもしているといい。
[こくり]
…………意味…
[意味はわかる。見捨てられたくない気持ちも。
転げ落ちて座り込み。
そこに、影が落ちる。
気持ちはユリアンに突き放された自分には
わかるような気がする。
そのために動きだすのも。
…………けれども……]
いやっ!!
[最後の言葉と降り下ろされる刃を拒絶する声。
瞬間、少女前方の球体
…先程、少女より先に振り向いたそれらから
薄い電気の膜が刃の軌道に現れ弾く。]
うちやったら何や不服でも?
[そうして、アーベルの淡白な答えに軽く肩を竦めると]
んもう、つれへんなぁ。
まあ、ええけど。
[かちゃっ]
なぁ、イレーネちゃんに会いたいとは思わへん?
答えは……聞かへんけど、なぁ!
[そう言うと、返答を聞く前に窓の向こうへ発砲。壁程度なら透過して見えるため、狙いは正確。]
――…、っ
[弾かれる銀に、小さく舌打ちを零して眉を寄せる。
床の上を滑る薄めの銀を横目に、再び――
今度は両手の内へと、同じ形の刃を滑り込ませると
まずは、右の一本を電気の膜を発した球体の一つへ向けて]
……別に、誰が……おっとお!
[誰が弾いてるか、気になっただけ、と。
それだけ言おうとした所に打ち込まれる弾丸。
とっさの判断で舞い上がり、軌道を外して回避する]
っぶねぇ……ち、女難の相、シャレになってねぇな……。
[思わずこんな呟きをもらしつつ]
生憎、そういう事に人の手ぇ借りる気はないね!
イレーネは……俺が、自分の意思で迎えに行くから、お気遣いなく!
[振り払われるのならば、無理を強いる気もないらしく。
手は、あっさりと離された。]
ああ。
こことは、丁度、反対側に在る。
[短く告げると、別れの言葉もなく、片隅に設置された地上へと続くエレベーターへと*足を向けた。*]
[刃物が床を滑る音に、少女は小さく安堵。
……と、思えば更に現れる刃物。
それは、球体の一つに投擲され。]
……っ……一斉展開!
攻撃準備!標的金糸髪人間!
[怖い気持ちからおともだちを抱き締め叫ぶ。
声に併せ6つの球体が少女を取り囲み淡く光る……
途中で一つに刃があたり
深く表面を削られ火花を散らしよたつく。]
嫌やわ。うち言ったやろ。答えは聞いとらん、って!!
[そう叫ぶと、窓枠を蹴って向かいの壁を蹴り、手前の壁を蹴り、また向かいの壁を蹴り……
それを繰り返してあっという間にアーベルを追い越し、上空から右手のサバイバルナイフによる翼を狙った一撃。]
じゃあ、聞き流せ!
それでも、俺のやる事はかわりゃしねぇ!
[怒鳴り声で返しつつ、上から来る気配に、とっさに大きく羽ばたいて距離を開ける。
壁に対する位置取りが重要か、と。
意識の隅で冷静に思考しつつ、高く、飛んで。
お返しとばかりに上空から降下し、左の肩へ向けて鋭い爪を振り下ろす]
[少女の口から紡がれる攻撃の予兆に、僅かに眉を寄せた。
――データベースで見た、少女の能力をまともに受ければ
そう太刀打ち出来る物ではないのは承知している。
空いた右腕をポケットへ滑らせながら
もう一本、左に握った銀の刃を、
よたついた合間を狙うように、少女へ向けて放った。
――引き出した右掌から。
リィン、と。 白金の音が高く、響く。]
[よたつき、陣が上手く張れない球体の隙を突かれ
鮮やかにギラつく凶刃は少女へ。]
充電エネルギーは……きゃあ!
[球体に攻撃命令を下す前に、
よたつき球体の後方に控えた球体が
少女を守るべく刃を弾くべくその軌道に。
刃は球体に突き刺さり
小規模な爆発。それに驚き少女は小さな悲鳴]
[一撃をかわされ、くるりと回転し壁の突起─配管─に手を掛け静止。
そこへ降下し、右爪を振り下ろしてくるアーベル。それをナイフで受け止め、その勢いを殺さずに利用して離れる。]
あはは、やっぱやりおるなぁ。ほなら、これはどうや?!
[そう言って、弾倉ありったけの銃弾を撃つ。その数10。
さらにうち6発は跳弾による多角攻撃。すべて殺る気の弾道。]
んなっ……。
[放たれた弾丸。
単発で避けるのは容易いが、さすがにこれは、と思いつつも]
……真っ向、食らってられっかっての!
[銃弾の一発二発は、文字通り食らい慣れている。
急所さえ外せば、と。
多角攻撃でないものは急速転回で避け、超弾分は、数発に集中し、その動きを読み、かわしてゆく。
かわし損ねた物が左の前足と右の後ろ足をそれぞれかすめ、紅を散らすが]
……飛べりゃ、落ちねぇっ!
[強引な理屈と共に加速し、一気に距離を詰め。
すれ違いざま、右腕に向けて爪を振るう]
[届く悲鳴の隙に、空になった左手へ
柄を下に三度銀を滑り落とすと、黒のグリップを握りこんだ。
先ほどの刃より、僅かに重みのある其れを前へと構えて。
――右中指に通された、糸紐を勢い良く弾く。
其の先に結ばれた鈴が、高く、響いて。
その韻に呼応するように。
床を滑って手元から離れた筈の白銀は、
ひらりと手元へと舞い戻って、ぱしりと右掌へと収まる。
再び、少女へ向けて白銀を放とうと、腕を振り上げて]
/*
ナタリーに太刀打ち出来る気がしない中が通りますよ…!
ナイフ片手に銃でも、安定感抜群すぎて、
隙を突く攻撃しか出来ないショボイ子は、勝てる気しなさす。
というか、普通に誰にも勝てる気しなさす。
*/
[10発の弾丸は、数発は掠めたものの致命的なダメージを与えるには至らず、急降下からの右腕への爪の一撃は体を捻るものの、浅く腕を裂く。
しかし、苦痛に表情を歪めることなくむしろ楽しげに顔を歪ませ、]
ええわぁ、そそるで。やっぱ闘いっちゅうのんはこうであらへんと。
[そう呟きつつ、四つ足でいったん路地裏に着地。グググっとばねを溜めると]
せっかくの闘争や。楽しませてんか。
[上空のアーベルにジグザグにテイクオフ。側頭から勢いのついた首を刈る廻し蹴りを放つ。]
[落ちる球体の破片に眉を八の字に
けれど、響く鈴の音に気持ちを切り替えて。
相手に視線を投げれば、
向く刃は少女に向かって下ろされ]
……熱線乱射!目標動的腕!
[戻った刃に腕を壊すべきと判断。
銃弾程の威力のない光線は、
相手の攻撃を仕掛ける腕を蜂の巣にしようと
光を放つ……1つは上手く放てず火花を散らし]
[アーベルを見送った後、彼女の足は廊下を歩む途中で、一度止まる。
視線を足下へと落とした。]
……さて、どうなるか。
[呟くも、以降は興味を失った様子で部屋へと戻る。]
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