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痛むなら、泣いてもいいのに。
莫迦ね。
[小さな声で囁く]
一人で張り詰めるから、こうなったのに。
頼ればよかったのに。
あたしは、エーリッヒを見捨てないよ。
[ぽんぽん。繰り返される手の動き。
震えが少しでも止まれば良いとそう願いながら]
泣いて、眠って、起きたら、きちんと謝ること。
頼む。
[ヨハナを抱え上げるマテウスにそう声をかけて]
ベアタ、俺らも行こう。
服、着替えないといけないし。
[ベアトリーチェに移動を促す]
[手を差し伸べないのは、紅で汚れてしまっているため]
うん、マテウス兄さん、いってらっしゃい。
薬師様も…ヨハナ様のこと、よろしくお願いします。
[微かに頭を下げる仕草]
…ベアトリーチェは、大丈夫?
[そちらにも、短く声を]
…って。
[囁くよな声に、ようよう声を取り戻す]
俺は、他の誰かにやらせるよりいいって。
師匠のように誰かがなるのは嫌だって…。
[繰り返されるリズム。包み込まれている安堵]
……うん。
[見捨てない。その言葉に、堪えていたものがとうとう零れた。
今は見栄も何も無く。ゲルダに縋って痛みを堪えていた。
一瞬だけ、ヨハナを抱えるマテウスやゼルギウス、ベアトリーチェらの方を見る。
当然顔を見ることなどは出来ないまま。ただ深く一度頭を下げた。敵意も何も横に置き、感謝と懇願を込めて]
ベアトリーチェはご立腹の様子だな。
[ささやきかけながら]
人の方が俺にはよっぽど怖いが…、
ヨハナさん…
[抱えるヨハナを気遣い]
ベアトリーチェは……生きたいか…?
ゲルダ、そっちは頼んだ。
[エーリッヒに対する様子にゲルダに任せれば大丈夫だろうと信頼の目をむけ]
よし、いくぞ。
[ベアトリーチェがゼルギウスに促され立ち上がったのを確認すると、ヨハナさんを運び広間を後にした]
[広間を去り際、ゲルダに窘められるエーリッヒへと真紅を流す]
[睨むまでは行かないが、ベアトリーチェを狙ったことにより警戒の意識は高まった]
ああ、出来るだけのことはするよ。
どこまで効果があるかは分からないけど…。
[視線はゲルダへと流れ、頷きを返す]
[それから、ベアトリーチェを伴い広間を出た]
先に、手を洗ってからだな。
おいで、ベアタ。
[まだ呆然としているようなベアトリーチェに声をかけ、まずは手を洗うべく水場へと]
[服に着いたのは仕方がないとして]
[手や肌についた紅を擦り水と共に流し落とした]
イヴァンが死ぬところまでは、いい気分だったのに。
おばあさまをあんな無粋なもので…。
アイツは齧って殺すより、村人同士の憎しみの中で殺させたいな。
生きたい?
当たり前だよ、そんなの。
あなたは違うの?
……大丈夫、きっと、助かる。
[ベアトリーチェの問いに逡巡]
[出来るだけの対処はしたが、如何せん外科の技術は持ち合わせておらず、道具もない]
[それでも、見放すつもりはさらさら無く]
[助けてみせると言う意味も込めて答えた]
ベアタも、傍にいて声をかけてあげてくれ。
意識が戻れば、ひとまず安心出来ると思う。
俺は先に、ヨハナさんの部屋にいっているぞ?
ベッドに寝かせれば大丈夫だよな?
[ゼルギウスに確認しながら、
二人とはそこで別れヨハナさんの部屋へと向かった。
ベッドの上にヨハナさんを寝かせると二人がくるのをしばし待つ]
ヨハナさん…
うん。そういう気持ちは分かるけれど。
でもね。
一緒にやるって選択肢があること、忘れないで。
[手のリズムは一定。止まることなく]
…師匠。
[この状況から来る言葉。
聞く事は酷かと、疑問の形にはせず。
ただエーリッヒが頷くのに、微かな笑みを浮かべ、柔らかく抱きしめた]
[ベアトリーチェの応えに比較的穏やかに]
いや、さきほどやつと刺し違えそうな雰囲気だったんでな。
[ベアトリーチェの質問に]
そうじゃなければ、今まで他人殺して生きてきてないさ。
[浮かべる笑みはそこに見るものはいないヨハナの部屋の中でのこと]
俺はベアトリーチェには生きてほしい。
ただそう思っただけだ。
[頼むと言うマテウスの言葉に、小さく、けれどしっかりした頷きを返し。
ゼルギウスの言葉にも同じように頷きを]
あたしは、大丈夫と言ったヨハナ様の言葉を信じてます。
[それは励ましの代わり]
うん。
[助かる、という言葉に、わたしはようやく少し微笑むことができた。]
[彼について、ヨハナおばあさまの運び込まれた部屋へ向かった。]
[少し笑顔を取り戻したベアトリーチェに小さく笑み返し]
[手を拭くと伴ってヨハナの部屋へと]
マテウスさんきゅ。
俺とベアタはしばらくついてることにするよ。
[先にヨハナを運んで来てくれていたマテウスに声をかけながら]
[容態を見守ることを告げる]
[ゼルギウス達がもどってくると]
とりあえず、いまのところ様子に変わりはなさそうだな。
[それは無事ともとれるが、回復にも向かっていないことも示していた]
広間も気になる、ここは任せてもいいか?
[ゼルギウスにそう告げれば了承の意を得られたことだろう]
悪いな、ちょっといってくる。
[部屋をあとにし広間へと向かった]
ナターリエ…?
[ふ、と、不安に駆られたように親友の名前を呼ぶ]
イヴァン、運ぶなら…自衛団の人たちを呼んだ方が良いのかも。
きっとあたしたちだけだと、手が足りないから…。
[紡ぐ声音は、いつもよりも幾分柔らかい]
ナターリエは、大丈夫?
そうか…。
今は待つしか無い。
薬での対処は出来るだけのことをした。
後は本人の体力が持つかと、意識が戻るかどうか…。
ああ、こっちは任せてくれ。
[広間へ行くと言うマテウスに頷きを返す]
[広間の連中を頼むとは言わなかった]
[言う必要が無かったから]
[部屋を出て行くマテウスを見送る]
[顔をあげなかったのは、死んだイヴァンの方を優先したのもあったが。この場の悲しみに囚われない要する為だった。
ベアトリーチェの姿は、とても人間的で、同情を集める。
ゼルギウスはイヴァンを殺し彼女を守り。
ヨハナも彼女らを守った。もっともヨハナの行動に不自然はない。ここに来る直前の問いが、ほんの少しだけひっかかりを覚えたが、それは疑いを抱くには至らなかった。
イヴァンは動かない。
動かす事も出来ない。
ゆっくりと、イヴァンの体から熱が消えてゆく。
そこにベアトリーチェと、ゼルギウスの姿が無くなったのを知ってから。
まだ居る幼馴染らに聞こえないほど小さな声で。]
……お前の無念は必ず晴らすよ。
人狼を、あれを、表に引きずり出してやる。
命に代えても。
[手向けにイヴァンに向けた微笑は、殉教者のものだった。]
……うん。
[届いてくる言葉は優しくて。
崩壊しかけた心をギリギリの所で救い上げてくれる]
そう、師匠。
俺に沢山のことを教えてくれた人。
[ポツリポツリと。
話す気になったのはきっと疑問系ではなかったからこそ。
それが村を離れていた間のことと、伝わるだろうか]
死者を見る力を持ってて。出かけた先で幾つもの死を見て。死を与えて。戻ってきた時には心がボロボロになってた。
何があったのか、俺には話してくれた…でも俺には何もできなかった。師匠が壊れていくのを見てるしかなかったんだ。
どんどんと壊れていって。工房の人達を巻き込んで。
それを止めるのに、俺は。
[俯き、そこまでを話して。
ナターリエを呼ぶ声に顔を上げた]
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