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Are there lilac trees in the heart of town?
Can you hear a lark in any other part of town?
Does enchantment pour out of ev'ry door?
[指名され、起立して英語の教科書の中の一段落を朗読する。
多少イントネーションは平坦だが、つっかえない程度にスムーズな発音。
静かな教室に、良く通る声が響く。]
No, it's just on the street where you live.
[流される話題に安堵したのか、小さく吐息を零し
再び、コンクリートの上へと寝転がる。
散ばる金の髪と同じ、僅か色素の薄い瞳に蒼穹が映った。]
…まぁ、最悪俺が代わりにリュウを見ててもいーッスけど…
先輩が残ったほうが、リュウの面倒は確実に見れるとは思いますよ。
[見上げた状態で、相手へと視線を向ける。
強要をする心算も無いようで、ただ淡々と言葉を返して]
[全員が、教師から渡されたプリントに向かっていたから教室内は朝一番の寝息とペンの走る音以外に音は無く、静かだった。
開け放した窓から夏の風と、余所のクラスの声が入り込む。先程聞いたユウイチロウの通りの良い声が、英語の一節を朗読しているようだった。何故だかフユには、すっと立ち教科書を読み上げるその姿が想像出来るように思えた。]
(ライラックの花ってどんなだったっけ)
[確か藤に似ていた。フユはプリントの隅に、それらしきものの絵を描いてみたがそれはどうも葡萄にしか見えなかった。]
「それじゃあ答え合わせするぞ。榎本、問い1を答えてみろ」
はい。「このわたり海賊の恐れありといへば、神仏を祈る」とあるのでこの答えは3。
[回答を終えて座りがてら、フユは後ろの席の友人を肘で突いた。内容は好きだが授業は退屈だった。]
//なんとなくまだ居ました。
んー。
それでもいいっちゃ、いーんだけど。
[一つ前置きするように呟くと、片手を地面に突いて]
あずまんはどっちがいー?
[何故だか、にへらっと笑みを作ってみせる]
ってか俺、残った事ないんだよねー。
だから、夏の間の学園って知らないし。
今年で最後なんだし、残るのもいいかな。
[後半になるにつれ、アズマに語りかけるというより独り言。
遊びに行くのにいい場所あるのかな、などと既に意識は余所]
…俺に聞いて、どうするんスか。
[きょとん、と。驚いたように視線を向ける。
見上げた空が眩しいのか、僅かに目を細めた。]
…家の方に問題ないなら、残っちゃえばいーじゃないッスか。
高校生活最後の記念にもなるし、リュウも見れるし、俺はご飯貰えるし。
[ほら万々歳、とけらり笑みを返しながら、
何処か自分勝手な言葉を返す。]
ん?
だって、リュウの面倒見るならあずまん関わるし、
そーじゃなくても、残るんならそんだけ遊べるじゃん?
[軽く言って、にーっと歯を見せて笑みを返す。
今朝の機嫌の悪さはどこへやら、立ち直ったようで]
そうすっかなぁ、連絡入れてみてからになるケド。
でもご飯って、フツーに食堂行けばいーじゃん。
[少し訝るように首を傾げ]
/中/
夜も遅くにこんばんわぁ
こんばんわついでに屋上に遊びに行こうかしら
>フユ先輩
マコトとの関係は隠す気はないんで、別に良いですよ
聞かれたら、別にそうだけど? と素っ気無く返してるだろうし
…遊ぶの目的ッスか。
[けら、と。相手の笑みにつられるようにクツクツと笑って]
毎日食堂とか、美味いけどつまんないッスよ。
…てか、夏休みの間だって、食堂やってるんスか。
[俺も初めてだから知らないけど。と、ゆるり首を傾げる。
ふぁ、と一度大きく欠伸をかみ殺し]
/*
>水月
よス。反応遅い上に少ししか居れないかもだけど。
それでも良ければ遊びにおいでー。
縁故云々は…どうしよう、任せる。(投げるな)
*/
…他になんかあんの?
[きょとり目を丸くして、心底不思議そうな表情]
さぁ、やってるんじゃね?
でも残るヤツってあんまりいないから、
自炊になんのかな。
[続いた言葉には、あずまん、去年は帰ったんだ?と返すも
欠伸に再びつられかけて、ふるふる小さく首を振った]
………いい天気だなぁ、ねむ。
/*
おす。俺も後ちょいで落ちるかなー。
*/
[校舎へ向かっていた筈の彼女は何故か今裏庭に居る。それは何故かと問うのなら]
うーん、今日は気が乗らないなぁ
[とまあ、なんとも自分勝手な理由なわけで]
今からでも出るかサボるか……まあ『いつものやつ』で決めるとしますか
[そう言ってポケットから取り出したのは、トスコイン]
表なら今から教室、裏ならサボり。さてどっちかな?
[ピンと親指でコインを弾くと回転しながら宙を舞うコイン
それをパシンと空中で掴み取り掌を開くとそこにあったコインの面は]
裏っと。よし、サボり決定。……うん、どうせサボるなら
[そう言って頭上を見上げる。そして、鼻歌を歌いながら校舎の中へ
目的地は……言うまでもないか]
[屋上に着くとそこには既に先客。片方は予測していたが、もう一人は想定外]
……おぉ、ちっこい先輩が居る
[思わず、目上の人間に対して失礼な言葉が口から漏れる]
…別に、家帰ったって遊ぶだけなら出来んじゃないスか。
[相手の表情に、思わず小さく苦笑を漏らす。
相手が先輩だから、それなりには控えたつもりだけれど
零れた笑い声は、相手へ届いただろうか]
自炊、ってのも面倒っつーか…。
まぁ、寮母の人がいるとは思うから
多少は面倒見てくれるとは思うんスけどねー。
[問いには、色々厄介でしたけど。と一言と共に小さく頷いて肯定を示す。
首を振る様子に、再び笑みを零しながらゆるりと視線を蒼へ]
良い天気過ぎて、真面目に授業出るとか出来ませんって…
……、って、あぁ…?…、水月?
[突如響いた扉の開く音に、訝しげに視線をそちらへ向ける。
予想外の相手に、僅かに目を見開いて]
[胡坐を掻いたままだったので、全くもって迫力はない。
運良くか悪くか笑い声は届かずとも言葉は聞こえて、
一度、ぐりんと顔をアズマへと戻す]
できねーよ、周り受験するヤツらばっかだもん。
それとおばさんひとりに任せるのも大変だろっつか誰コイツ誰!
うぃっす、おひさ。いやー、先に出席日数蓄えておこうと思ってね
面倒だけど、あとで楽する方がお得だし
[そう言ってヒラヒラとアズマに手を振る
こちらを指差して叫んでいる一ノ瀬先輩にはにっこりと]
背が小さいからこそ、人としての器は大きく持つべきですよ、一ノ瀬先輩♪
あー…受験。…夏からってお早いッスね。
[兄貴なんて冬に始めてた気がすんな、とぽつり言葉を零す。
と、相手の剣幕に、きょとんと瞬くものの事に思い当たると、
小さく苦笑を零しながらも、ゆっくりと身を起こす。]
まぁ、確かに任せるのは大変だろうけどー…って、
あーそっか…先輩知らないんだっけか。
2年の水月。で、サボり仲間の一人。
[ぴ、と親指で来たばかりの少女を示す。
投げられた声に、ひらりと手を振り返し。けらりと笑みを向ける]
よす、…まぁ随分と真面目なこって。
遅刻でも出席には変わりねーのに。
/*
>水月
りょーかーい。まぁぶっちゃけ殆どまだ決めてn(決めろ)
別クラスにするつもりだったんだけど、不都合有る?
2クラスならそっちと自然一緒になっちゃうけど。
まぁ不都合なら3クラスにしてぽんっと離せば良いだけだけど。
*/
人が気にして…いや、気にしてないケド、
そういう事言われて大きく持てるかってのー!
[がるる、と唸り声をあげそうになりつつも
横の後輩の平然とした対応を耳に留めれば、
僅かに落ち着きを取り戻して]
サボり仲間。なるほど。
[ここに来るのは理解出来た、のだが]
………つか、
なんで俺の名前知ってんだ、俺知らないのに。
[真面目だと言うアズマに軽く肩を竦めると]
まあ、教師の印象とかも何だかんだ言って重要なのだよアズマ君
印象はそこそこのまま、堂々とサボる。それが出来てこそのサボり魔でないと
[そう嘯きつつ、一ノ瀬先輩に向き直ると]
どうも、一ノ瀬先輩。ご紹介に与りました水月 海と申しますわ
[そう言いつつ、スカートの裾を摘んでお嬢様風な挨拶]
それはもう、一ノ瀬先輩は有名人ですから。そう、色々な意味で
[そう言って悪意のない笑み]
…なーんか、慇懃無礼って言葉を思い出した。
知ってるっぽいケド、一ノ瀬 翔。よろしく。
[ウミとは対照的に眉を寄せてむすっとした表情で
相変わらず地面に胡坐を掻いた格好ではあるが、
それでも一応は名乗りを返す]
………まあ、いいや。
眠いから、俺、寝る。
[興を削がれたというように小さく溜息を零して。
2限開始10分前に携帯のアラームをセットすると、
一方的にそう宣言し、鞄を枕代わりにして*眠りに*]
…真面目にサボる、っつーんだよそーいうの。
何処までも計算高すぎ。ある意味ソンケーするよ。
…教師に媚び売るとか、クソ喰らえだし。
って、先輩からかうのも程々にしろよ、水月。
[俺は勘弁。と、小さく溜息を零し肩を竦める。
続く言葉に、苦笑を漏らしながらもひらりと手を振って。]
――…あぁ、アイツ?抜け出すの失敗したらしーよ。
担任に捕まったってメール来た。
[ポケットに収まっていた携帯を引きずり出して、示すように軽く振る。
賑やかについたストラップが、ジャラリと揺れた]
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