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[ 気のせいか。
二重音声のように、声が飛び込んできたように思えた。
視線を外し、束の間瞑目した。
煽られている。
人の血肉を口にしたことがない分、
聲に喚び起されれば、ふつりふつりと、細胞の一粒一粒が要求しているようだ。
震えるように熱せられた息を溜息に胡麻化して吐く。
無意識の中では、聲は理解出来る形ではないが伝わってはいる。
まだ、理性が繋ぎ止めているかのように。
まだ、意味の理解は出来ない。]
[金目のもの、とアレクセイ>>124が口にしたことで
自室に残してきたもののことをふと思い出す。
その中にはナイフも含まれていたが、
楽観が幾らかでもあったためか強い不安は覚えないまま。
そんなアレクセイの笑い声が聞こえた気がして、
また少し居たたまれなさが過ったのも。
そしてタチアナ>>127の軽口にほんの少し目を伏せたのも、
まだ平穏な証とはいえたのだろう。]
………あぁ。そうしておいて。
[階下からのイヴァンの呼びかけ>>126が、再び気を取り直させてくれるよう。
だから道中、タチアナが用事と告げたことには瞬きつつも。
離れていくのを引き留めることは無く、少しの間だけその背を見詰めるだけだった。]
[イヴァンが広間を出て行くと代わりにスープや魚を皿に盛りつけて配膳しようとして]
ああ、ありがとうございます、アリョールさん。
じゃあ並べていただいていいですか?
[器に盛りつけた物をアリョールの方へと差し出した]
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