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/中/
ゼルさんは多分わたしたちの苦悩を分かってるっていうか、何もしなくてもそうしてくれそう。
狂気フラグ立ててるし。
[ナターリエとゲルダの様子に笑みをこぼして]
本当に仲がいいな、おまえら。
[油断してたところに鼻をグーでおされて]
痛い、痛いですナタリー。
お兄ちゃんは涙でそうです。
[しばらくお茶を飲みながらゆっくりしたであろうか、
いくばくかの時が過ぎた後]
ナタリー、俺がいないときはゲルダのこと頼んだぜ。
俺はちょっと一人でいろいろ考えてくるわ。
[二人と別れて広間を*後にした*]
/中/
ゼルさんならわたしがけしかけられるから、そっちはむしろナターリアさんあたりをお願い。
メモ見て状況を理解してもらえたら、必要無いと思うけど。
あ、あとイヴァンの襲撃お願いね。赤ログで。
わたしが白ログにほのめかすから。
中/おっと、そうだったイヴァン。
ちょっと待っててくれ。
すまないが、ナタリーは100%動かないな…そういった観点だと。
ゲルダに明日その辺再度うまくアタックかけてみる。
/中/
おやすみー。
でも、早まらないでね、マテウスが動くのは最後の手段。
あなたはラスボス。わたしのシナリオは大分崩れたけど、ドラマチックの復活は諦めてないんだから。
[ナターリエがマテウスに向かったのに、漸く擽り地獄から抜け出す]
…、…。
[未だ浅い呼吸。
整えてから、差し出されたミルクティーを受け取る]
笑ってみてないで、助けてほしかったかも。
[よほど擽られるのは苦手らしい。
マテウスが去った後、ナターリエからカップを受け取り]
…この片付けと、料理の仕込みしたら、あたしもすぐに眠るから。
ナターリエも、休んで?
[そう言って、厨房へと向かう]
一番最初に殺すべきだったなあいつは。
[広間でのことうまれた苛立ちが心の中で渦巻き、
それは殺人衝動を容易に促す。
深夜、人目につかぬように屋根の上をそっと動く影、
それはイヴァンの元へと向かい]
15年待った…いったいどんなものなんだろうな。
[次第に気分は高揚し、次第にそれは苛立ちを塗り替える]
ああ、早く殺したい。
[たまりにたまった欲望を一気に解き放つその瞬間を夢見…、
しかしその希望は突然飛び出した銀の光にさえぎられ]
なんだ、これは…。
─厨房─
[先程イヴァンが焼いて寄こした芋が乗った皿]
[そのままにしていたそれを手にし、潰してマッシュポテトにする]
[塩コショウで味を整え、ジャーマンポテト風に仕上げ]
[トレイにそれらの皿と紅茶を淹れたポット、それにカップを二つ乗せる]
……起きぬけにジャーマンポテトは重いかな。
[もう少し軽いものを、とパンやトマト、ハムなどを引っ張り出してサンドイッチを作り始めた]
[それはイヴァンを守るようにして張られた結界]
ふざけるな、俺の邪魔をするなっ!
[どうあっても、その結界を破ることはできず、
それ以上事を荒げ見つかるわけにもいかずその場を去りながら]
話にでてた守る力ってやつなのか…?
誰だ…?いったい…、
見つけ出したて……殺してやる…。
[苛立ちは収まらないまま*その夜をすごす*]
中/×見つけ出したて→○見つけ出して
PL視点ばれは気をつける あくまで人側の立場としてでだな。
それじゃあおやすみ。
[出来あがったものをトレイに乗せ]
[誰ともすれ違わずに厨房を出る]
─ベアトリーチェの部屋─
[再びベアトリーチェの部屋へと戻って来ると持ってきたトレイをテーブルに置き]
[良く眠っているのを確認すると、再び部屋を出た]
…マテウス。
[広間を離れた彼を見つけたのはいつ頃だったか]
[先程居なかった時の話を聞きたくて、マテウスの姿を探していた]
時間取らせて済まない、教えてもらえるか?
それと、もう一つ聞きたいことが。
イヴァンが、人狼を見つけられると名乗り出た時のこと。
何か知ってることがあったら教えてくれ。
[自分はあの時イヴァンの結果だけを聞いた]
[その前に何か言って居なかったかと]
[心当たりが無いかマテウスに*訊ねた*]
[ふと、目を開く。]
[『仲間』の気配だ。殺気を纏った。]
…ああ、イヴァンを始末するのね。わかった、お願い。
[すー、と再び目を閉じようとしたところで、いきなりそれを見開く。]
できない…?結界?
[歯噛みする。あの恐ろしい男に、手出しできない。『仲間』も同様にいらだっているのが伝わってくる。]
「守り手」がいるのね…それを先にみつけなきゃならない。
[『仲間』もついに諦めたらしい。部屋を去る気配が伝わってくる。]
…そう。なんとか、気の狂った男の戯言ってこと…に…しなきゃ…。
[すー、と今度こそ再びの眠りについた。]
[ふと、隣を見る。]
[ゼルギウスさんが、椅子に座ったまま船を漕いでいる。]
[ほんとうにずっと隣にいてくれたのだろう。]
[わたしはそーっと身を起こすと、俯きがちになっている彼の顔に、自分のそれを寄せる。]
…。
[少しの間その顔を見つめて。]
[ぱっと離れると、寝台に身を横たえて丸くなる。]
[わたしは自分の心臓が早鐘を打つのを感じる。]
[頬が熱い。でも、これはいつもの衝動じゃない。]
[これは何?]
[自分が今、何をしようとしていたのかを思い]
[わたしはさらに真っ赤になって、布団の中で*悶えた*。]
─二階・自室─
[不意に呼び込まれた目覚め。
時間の感覚は、曖昧]
……ーリィ……レィ……。
[途切れがちに紡ぐのは、既にない者の名]
……あれ……俺……?
[それから、自分がどこにいるのかを把握して、ぼんやりとした声を上げる。
暖かい空間。
どうやってここに移動したのか、その記憶は欠落していたけれど]
[口々に自分を非難する者たちに、個別に反論する気も失せる。何となく、そんな気はしていた。だけどこれほどまでとは]
なるほど。こうやってみんな滅びていくのか。
[「人狼に殺されて村が滅びるんじゃない。人狼に翻弄され、疑い合って自ら滅びていくのさ」
大昔、笑顔でそういっていたのは、他ならぬ、先ほど自分を非難した人物の一人]
そいつを無条件に信じる前に、少し考えてみればいいさ。
自分が人狼ならどんな姿をとる?どんな振る舞いをする?
疑うことに罪悪感を持つような姿になって、人に好かれるように振る舞う。あたりまえのことじゃないか。
火事場泥棒みたいなまね、か。だってしょうがないじゃないか。俺は人狼を探し出して追いつめるためにここにいるんだから。
― 昨日:集会所一階・水場 ―
[涙が零れることはなかった。
水にもう朱は混じらず、指先から落ちていく滴は透明。
心がどうであろうと、身体は疲労と空腹を告げる。
人狼も、そうなのだろうかと。
ちらりと思考が過った]
[少しふらつく足取りで厨房へと向かう。
料理をした気配はあったが、今は気配は広間にあるようだった。出来上がった食事には手をつけず、見つけたブロードや果物をトレイに乗せて、階上へ向かった]
……家主殿……か?
[意識が落ちる間際の呼びかけを思い出す。
というより、他に自分をわざわざ運びそうな相手の予測がつかない、とも言うのだが。
他者の信から遠い位置にいる事は、自身がもっともよく知るが故に]
……いらん手間を、取らせたか。
[嘆息して、しばし、目を閉じる]
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