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[どこか儚い葦笛の音を聞きながら眠りにつき。
一夜明け、微睡み続けようとする身体を寝台から引きはがす]
…ん、無事か。
今日は皆、どう動くかねぇ。
[ぽそりと呟きながら、身支度を整え、紅の服を纏う]
…そろそろ俺も、頑張るべき、か。
あぁ、めんどくさいけど仕方ないか。
[一つ伸びをした後、部屋を出た]
そりゃ、そう、だろうけどっ……。
[壊れちゃった、という言葉。
もう、戻らない、という言葉。
それが感じさせるのは、形のはっきりしない苛立ち。
それは、何故か痛みを伴う。
それを振り払うように、ふる、と首を振って]
……そりゃ、お前は俺に気遣われたくはないかもしんないけどな。
んでも、俺は「嫌い」とか言った覚えはねぇかんな……。
[自分でも子供っぽい主張だとは思いつつ、それだけ言って]
……ロミっ子、そっち、頼む。
[困惑している様子のロミルダに、声をかけた]
気が付いたのか…あいつの…
[肩に咲いた朱い]
あれがここまで魅惑的だとは思わなかった。
気が付いたら…すまなかったな。
[残しておかなくて、とは言わなかったが]
ああ……報せには、行って来る、よ。
……これ……ここ、このままにも、できない、し。
人手、いる、もん、ね。
[ハインリヒの言葉に、一つ、頷く。
鈍い痛みは、まだ続いていて。
言葉の最後には、と短く息を吐き、軽く額を押さえた]
……っつ……あったま、いて……。
―自室―
…うぅぅ…
[うめき声を上げる。
それはブリジットが命を賭した赤子を見た感動であがるものではなく。ブリジットのことを哀しんだという理由であがるものでもなく]
ぬぉぉぉ…食いすぎたぁぁ
[やたらと俗っぽい間抜けな呻きでした]
─回想・広間─
[ゼルギウスに連れられ、食事も口に運んでもらい]
ゼーリュ、ありがと。
ゼーリュ、も、やさしい。
[そんなことを言って料理を満足そうに平らげた。
その後に唄を紡ぎ、そして眠りは深いものへ──]
─回想終了─
─現在─
[カルメンはそのままソファーで夜を過ごした。
眠っている間物音がしても起きないほどに眠りは深い。
規則正しい寝息が聞こえている]
[廊下に出て、一歩二歩。
目に入ったのは、赤の色彩。
遅れて気付く、昨日と同じ鉄の香り]
…。
ヒトか、オオカミか…どっちだろうなぁ。
[死者がいるのだろうと判別し、急がぬ歩み。
近づいたなら、人の会話も聞こえ始める]
ん……。
なんか、良くわかんないんだけど。
昨日、今日と、起き抜けにものすっごい頭痛してさ……。
むしろ、それに起こされた、って言うか。
身体の具合は、何てことないんだけど……。
[ハインリヒの言葉に、また、ふるる、と頭を振りながら答える。
肩の鸚鵡が、気遣うようにくるる、と鳴いて羽ばたいた]
ユーリ、具合悪いの…か……って!?
な、具合悪いどころじゃないな、こっちは…!
[部屋に足を踏み入れるなり、驚きの声を上げ、死者の姿を見る]
頭痛?
…疲れてるんじゃないのか?
[そう言って背を向けて、片付けを始めようとして]
お前も向こうに行って休んできたほうがいいんじゃないか?
なぁ、ロートス?お前もそう思うだろ?
[顔だけを鸚鵡に向けて]
[ハインリヒの気遣いに息を吐いて]
大丈夫じゃないって言ったら、何か変わりますか。
[主張を返すユリアンには、笑みを向ける。眉を釣り上げた皮肉げな笑みからは、良い感情は窺えない。
それも少し、弱かったけれど]
それは、どうも。
それなら、愛しているとでも言って頂けます?
口先だけならいくらでも言えるでしょう。
[無茶な要求をするのは、気を紛らわそうとしているかのよう]
具合が悪いのならお大事に。
……洗ってきます。
[先んじて部屋を出る。
一度も、「壊れた」ものは見なかった。
ロミルダが付いてくるなら、止めることはない]
[やって来たダーヴィッドと、ハインリヒの言葉。
がじ、と軽く頭を掻く]
具合は別に、悪くないんだってのに。
[零れるのは、ため息。
ハインリヒの言葉に、鸚鵡は困ったよに、くるる、と鳴く]
[ゲルダから向けられた笑みに、僅か、眉を寄せる]
バカ言うな。
……んな言葉、安売りできるかってんだ。
[低く、硬質な声音には、珍しく怒りの響き。
けれど、それはロミルダに視線を転じる時には、消えて]
ロミっ子、お前も顔洗って来い……な?
[少女に向ける声は、いつもと変わらぬ響きを織り成した]
美味しそう、か…
確かに…旨かったけど、な。
[漣にその言葉を向けるのは悪い気がして]
絵本にあった「朱と蒼の双花」…
朱の花をあいつが持っていた…
[人狼にとって最高の「餌」であるその花]
─広間─
[眠りが破られたのは唐突。
ぱちりと光映さぬ瞳が開く]
………エーヒュ。
きん、の、かみ。
[起き上がり、ソファーに座り直して。
瞳を向けるのは天井]
あかい、はす。
[カルメンの瞳に視ゆるはエーリッヒの姿。
そして、その周囲には紅い蓮。
闇の者に襲われた証拠]
[その声は広間に居る者ならば聞こえることだろう。
また、広間の傍を通った者にも]
……さて…そろそろ現実と向き合いますか
[仄かながらも漂う新たな血臭はゲルダが部屋を空けたときより徐々に広がっていたのだろう。じたばたする前からその異変を知ることにいたっていた]
どうすっかなぁ…ま、考えても仕方ないか
[と、まずはこの血の源となった者のところへと自室より出て歩を向ける]
[入れ違いの形になるダーヴィッドには軽く頭を下げ、廊下を歩んでいく。
階段を下り、向かう先はひとまず台所。
――赤い蓮。
途中、そんな声が聞こえたが、その時は足を止めなかった**]
[ゲルダの表情を見、擦れ違うようなら、励ますように肩を軽く叩きもするだろう]
頭痛なら、俺の鞄から痛み止め抜いて良いから。
後払いにしといてやる。
[商人らしく、有料らしい]
頭痛、ってのは十分に「具合が悪い」に入るっての。
特に理由のわからない頭痛ってのは、何があるか判らないんだからな?
[溜息を吐くユリアンに、珍しく大真面目な顔でそう言って]
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