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−客室−
[女が目を覚ましたのは午後になってからだった。
気だるげにシーツに包まり、ベットの中でしばらく過ごす]
ハァ…ン、喉が擦れてるワァ。
…何か飲みたいわネェ。
[サイドテーブルに手を伸ばし、ベルを鳴らす]
[やがて、ノックの音と扉越しに用事を窺う声が返る。
きちんと仕付けられている様子に、今は紅を塗ってないにもかかわらず艶やかな色の唇が弧を描く]
ネェン、お茶をお願いできますゥ?
それと何か…果物なんていただけると嬉しいワァ。
[寝乱れた髪を手指ですきつつ、扉越しに声を投げる。
営業中ではないので、サービスシーンする気は*さらさらない*]
[用を承れば、厨房にてすぐさま準備をして、
食器を銀のトレイに乗せ、再び客室へと向かう。
片手にバランス好くトレイを持ち、扉を二度ノック]
失礼致します、ローゼンタール様。
お飲み物と果物をお持ち致しました。
―書庫―
ううううぅぅ
[膨大な書がひしめき合うように、それこそこれ全部読むやつがいるのか?と思うほど保管されている。静かで落ち着きのある空間にてうめき声が聞こえる]
弟と…妹が…いっぱい……
[...は本を横に置きながら長机に突っ伏して寝ているようではあるが…悪夢でも見ているのだろうか。その内容は寝言から推して知るべし]
[用件を畏まって承り去る足音に、ようやくゆっくりと動き出す。
声は男性の物だった。この姿を見せるにはまだ時間が早いだろう]
…ゥゥン、まぁこんなところかしらァ?
[昼用のワンピースに着替え、薄く化粧を終えた所で響くノック音]
アラァ、いいタイミングだわァ。
…どうぞォ。
こんなに大量につくってどうするつもりだー…
…大量生産の時代到来ってやつかー…
[……一体何が?]
髪飾りは食えないぞー
[本当に何が。それは夢の話]
[客人の答えを耳にすれば、扉を開いて。
失礼致します、ともう一度告げ、恭しく礼をする。
一歩踏み入り、備え付けのテーブルの上に食器を並べていく。
透明な器には、瑞々しい赤をした苺が盛り付けられて]
手摘みの、完熟苺です。甘酸っぱさをお楽しみ頂けるかと。
紅茶にはダージリンのセカンドフラッシュを、ストレートで。
お口に合えば宜しいのですが。
[言いながら、ポットから白磁のカップに紅茶を注いでいく。
ソーサーに置かれた器の内は濃いめの橙色に満たされ、
薄い湯気と爽やかな香りとが辺りに漂う]
うぐぅ……はっ
夢か……もう少しで猪と熊の乱闘に巻き込まれるところだった
[弟と妹がどこにいったのか。それは既にわからない]
にしてもまだ眠いな……んーー
[座った状態で寝てしまったために凝り固まった身体を伸ばしてほぐす。だがまだ思考は寝ぼけており、瞼も重たそうにしている]
ん
[一人で軽く頷きながらポケットにいくつか入っている知恵の輪を取り出した。これは起きたときようだ。寝ぼけて鈍った思考力が元に戻るころには知恵の輪は外れているだろう。そういう風に作られている。黙々と気だるそうにしながら、知恵の輪を無心にいじっている。]
─庭園─
Die Fliege des Flugels weg von hier vermutlich erweitern, wo sie nicht andert……
[季節の花と緑が見事に組み合わされた庭園を、白いふわもこ肩に乗せ。
なにやら歌らしき物を口ずさみつつ、のほほんと散歩中]
[新鮮な空気を取り入れる為か、窓は大きく開かれている。
執事自らがお茶を準備するのを、扇のような睫毛の下で満足そうに見やりつつ、初夏の風に吹かれた髪を指先で遊ぶ]
フゥン、完熟の…美味しそうだわネェ。
[赤い爪を伸ばし、一つ摘んで齧る。
唇についた果汁を舌先で舐め取り、目を細めるさまは猫のようか]
…アァン、甘酸っぱくていいいわァ。
[黙々といじり続けて、知恵の輪が外れる。そのころには、だるそうな雰囲気こそ変わらなかったが、眠たげに虚ろいでいた瞳は、確かな意思をもった光を放っていた…とはいっても、ぼんやりとしているのは仕方がない。
外した知恵の輪を元に戻して、しまう。
そして昨日寝る前に持ち出して、でも開いた形跡のない本。というか開けてないのだから当然だけども。それを見る。タイトルは『極上の麺のうちかた』というもの…]
俺は何でこういうのとったのだろうな。
[自分で自分に首をかしげ、もう一つあるのを見ると、『正しい服の織りかた』というもの]
……ここなんでもあるなー
[思わず感心]
In der Schwarzung duckst dich du, die Pupille, die stark schliest.
In der Welt des Schwarzen, das degradieren nicht einzelnes verpackt und andert wird.
Deine eigene genugende normale Schwarzung, die ist, ist uberhaupt nicht geschlossen.
Weil was anderung anbetrifft jedoch sie nicht ist, gibt es keine jeden Schmerz.
[そこで一度、口をつぐんで、空を見上げ]
あー……いい天気だなあ……。
「ぬくぬく、ねー」
[ふともらした呟きに、カーバンクルがこくこくと頷いた。
日差しがその額の真紅の石に煌めきを弾く]
[果物にも似た爽やかな香りを愉しみつつ程よく冷まし、白磁に紅唇を寄せる。上質な葉と上質な腕によって淹れられたお茶は、舌の肥えた女をも満足させる物だった]
…こちらもいいお味ですわァ。
いつもはミルクを入れていただくのだけどォ、このままいただこうかしらァ。
ギュンター様は良い使用人をお持ちですわネェ。
[くすりと笑みを浮かべて、喉を潤す]
[銀のトレイを抱いて、再び一礼]
お気に召されたのならば、何よりです。
[言の葉を紡ぐ声は、柔らかなテノール。
表情を和らげ、形式的な笑みを浮かべる。
開かれた窓から吹き込む風に、黒橡の髪が靡くのを感じ取れば、
客人の妨げにならない位置へと一歩、移動して]
また御用があれば、何なりとお申し付け下さい。
食事会まではまだ時が御座いますが、
邸内は御自由に御覧下さいませ。
[なんでこれを出したのか首をかしげながらも、読み始める。出した以上読もうという辺りは律儀なようだが、頭に入っているかどうかは定かではない。
眺めるようにのんびりとぺらぺらめくる。]
ま、なんか食事会とかいうのはまだ見たいだし、時間つぶすにはちょうどいいよな。
[...はオルゴールにはあまり興味はない様子だが、知識を蓄えるのはやぶさかではない。興味と言う感情まではぼやけてはいないようだ
若干方向性が乱雑ではあるが]
─庭園─
あら、あれは……
[庭園の掃除をしていると向こうから歩いてくるのは見知った顔]
こんにちは、エーリッヒさん。本日はいい天気でございますね
[そう言ってにっこりと微笑み]
ミルクティーがお望みでしたか、申し訳御座いません。
次の機会には、必ずそのように。
[謝罪の言葉と共に目を僅か伏せて、頭を垂れる。
そして少しの間を置いて顔を上げれば、
笑む客人に対して、微笑を返した]
いいえ。私などはまだまだです。
[後の様子に気付けば、邪魔をすまいと口を噤んだ]
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