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−図書館−
[本日の朝刊には昨夜集会所で起こった混沌が、整理するためだけのように簡素に羅列されていた。
自警団長の死、人狼を見分けられる者が複数出たこと。一人が人狼を見つけたと発言したこと…そこまで読んで、額に手を当て考えこむ。
…昨晩、恐ろしくなって木の下でしゃがみこんでた所をイザベラ先生が見つけてくれなければ家まで帰れなかった。次に会った時にはお礼を言わなければ。
立ち上がり集会所へ向かおう、と思った同時に一つの予感が頭をよぎった。]
(投票…しないといけないかもしれない。今まで本気で考えてなかったけど)
−集会所−
[入口付近にあった焚火の跡には土がかけられていた。そして【あの】場所にも…。なるべく見ないように足早に中へ入る。自分が飛び出した後、どうなったのだろう。
うっすら昨日の停電の前を思い出す。ネリーという召使い、雑貨屋の店員シャーロット、そしてBarの店員であるらしいローズマリー、三人は顔見知りらしかったが…そういえばネリーは【霊が見える】ような事をデボラに言っていた気がする…。
会議室の中に入ると、流石に誰もいなかった。テーブルには図書館で見たものと同じ朝刊がおいてある。
一番隅の席に座り思い出した事を自分のノートに書きつけた。それは日記帳だった。
書いているうちに急激な眠気に襲われる。昨夜一睡もできなかったせいだろう。]
(眠い…でも昨日あんなことが…お、こっ、た、ば………)
―集会場―
[起きてくると少女が隅の席で机にもたれかかり眠り込んでいるのを見つけた。ノートを抱えこんでいる。
昨日調書を読んで名前は知ったけれど、だけど別の場所でも見かけたような気がする…思い出せなかったけれど。
彼は暖炉を世話して薪を足すと、二階から毛布を持ってきてセシリアを起こさないように掛けた。
それから台所に入り、まだ以前に買ったものが残っているのを見つけると簡単に卵だけでオムレツを作り、コップに水を汲んで朝食とした。
ポトフはなくなっているから誰かが食べてしまったのだろう。]
[朝刊を読むと、カミーラが昨日「死者が見えるもの」だったのが分かった事をメモに残した。
これで、二人ずつ現れている事になる。
深く考え込む。]
[二階から降りてきて、きょろきょろ見回し、居るひとにぺこりと頭を下げた。
しばらく考えこんでいたが、机の上にペンとメモがあることに気づき、手に取る。
老婆と話した言語は、読み書きのほうが得意だった。
辞書が有れば解読して貰えるかもしれない]
‘おばーさん ねりさん しらべたい いった
なぜ?
ふたり なかま なら ねりさんこまる
ねりさん おばーさん なかま ちがう
おもう’
[更に何か書こうと考えているうちに、自警団の人が医者を連れてきた。
昨日もがいたせいか、包帯には血が滲んでいた。
昨夜の発作的な呼吸の乱れの事も、見ていた団員が伝えたらしい。
促され、おとなしくついていく。]
−集会場・会議室−
[黙って自分の父親のことを考え、周りが話している理解し難い状況を聞いていたら急に怖くなった]
な、なんなんだよ!
[突然立ち上がり走って集会場を後に*する*]
[母は、野菜しか食べない人だった。
健康上だとか、宗教的なことを口にしたこともあるが、結局は父のスタイルがそうであったことが直接の理由らしい。
それは子供である私にとっても同じだった。
それでも、育ち盛りの子供に植物だけでは良くないと考えたらしく、魚介類だけは食べることにしたらしい。
この村へ住み着いたのも、新鮮な魚が獲れるからだなんて言っていたこともある。
ただ不思議なことに、包丁が扱える年になっても、私が魚を捌こうとすると母は良い顔をしなかった。
いつまで経っても小さな子供のように、手元が危なっかしいと思っていたのかもしれない。
動物の肉はダメよ。
魚を捌いてはダメよ。
素直な娘は、母の言いつけを守り続けている。
...は今まで、一度の肉すら食べたことがなかった。]
あたしは良い子だから、お母さんの言うこと、ちゃんと守ってるよ。
「どうぶつのお肉はダメ。おさかなを切っちゃダメ。
えいようのあるものを良くかんで食べなさい。」
お母さん、人はおいしいです。
(いい子ね、私の小さなロッテ。)
[...は、母に撫でられはにかみながら、ぺろりと赤い指先をなめた。]
[...は柔らかな目覚めを迎えた。
何か、やさしい夢を見た気がする。
結構寝た感じがする、今何時だろう。
何か、違和感を感じて渋い目をこじ開けた。
いつもと違う・・・。
見知らぬ部屋に自分は寝ていた。
ほんのつかの間を待ってくれたのは誰の優しさだろうか。
一瞬のうちに“先ほど”の出来事が脳裏を襲う。
まるでベッドから呪いが湧き出してでもいるかのように、...はその身を撥ね起こした。]
(いや・・・!いや!いや!!)
[目の前で誰かが倒れていた。
到底助からないであろうほどの、おびただしい血の絨毯の上に。
悲鳴が、恐怖の声が、
ピクリともしない誰かの周りに、じわじわと赤い染みだけが生き物みたいに広がって――
とてもではないがそんな所には居られなくて。
だからと言ってどうして良いかは判らなかったが、...はすぐ脇にあった自分のコートを掴むとそのまま集会場を飛び出した。
誰が運んでくれたのだろうとか、そのことに対する感謝だとか、そう言った事を思いつけるようになるには大分時間を要すだろう。
自分に告げられた占いの結果も、言うに及ばず。
それが幸せであることなど当然気づかぬまま、…は白昼の道を*駆けて行った。*]
−集会所・デボラの居室−
[床一面に色取り取りの小石を並べ、足したり引いたり入れ替えたりを繰り返している]
……どんな配列で数えなおしてみても、同じ答えにしかならないね。
いや、分かってるんだ。こんなの両手の指で足りちまう、単純な算術じゃないか。
お終いだ。婆の仕事はあと一度。それでお仕舞い。
けれど……本当にいいのかい? こんな簡単なお話で。
このおいぼれた脳みそが、何か本当に大事なところを間違えてるんじゃないのかい?
それとも……墓守の子の告げた通りなのか。
この災いを呼んだのは、自然の配剤などじゃなかったのだろうか。
もしもそうなのだとしたら、ああ、だからモーガンは……
-学校〜桟橋/昼-
[この季節でも、正午の日射しはさすがに暖かい。頭上にある太陽を見上げると、その眩しさにくらりとする。
昨日、セシリアを送り、再び集会所に戻って、やっと家に帰って眠れたのは明け方近かった。
震える体をなだめ、やっと眠りについたのは朝の漁が始まる時間だった。それほど睡眠を必要とする体質ではなかったが、さすがに寝不足で頭が思い。
こんなことなら、学校に来ず目一杯眠ってくればよかった。
自分らしくもない考えが、頭を過る。
朝の新聞を読んだとき、毎朝挨拶を交わす隣人が眼を逸らした時に、今日の状態は眼に見えていたはずだ。
登校して来た子供の数は少なかった。親が一緒について来ている子供もいた。
生徒に教える努力を拒否した自分は良い教師ではないのかも知れないが、興奮と疑心の渦巻く教室で授業ができるとはとても思えなかった。
自分以外にも教えることの出来る人はいる。
誰もいなくなった教室の鍵をきっちり閉めて、...はその鍵を託せる人の元へ向かった。]
-集会所・入口-
[集会所の入り口には、意外にも僅かな人影しか見あたらなかった。
自警団の団長が襲われたのだ。容疑者をもっと強固に監視すべきだと思うのに、そこにいる自警団は少ない。
自警団は、あの強引な団長が一人でまとめているような集団だったのかも知れない。統率者のいない集団は、...には危険な力に思えた。
彼らに今後はここに泊まり込むことを伝え、身の回りの物を入れた鞄をもって集会所へと入る。
焚き火跡の横を抜ける時、昨日の光景が眼に浮かんで目眩がした。よろめく足を支えるように、ドアノブに手をのばし、戸を開いた。]
―集会所二階・午後―
[ベッドに寝転がって、冷め切った芋をかじりながら、ぼんやりと新聞を読んでいる]
…ハーヴェイのこと、言えた義理じゃないよな…
[あの惨状を目にしたのに、自分は眠気を覚え、すやすやと昼過ぎまで惰眠をむさぼっていた。そんな己の無神経さに呆れる。
ほんの数週間前の体験が、自分を死に対して無感動な人間にしてしまったのだろうか。...は深くため息をつく]
−集会所・会議室−
[小机に長巻物を広げ、自警団員の若者に墨をすらせて、綽綽と記録をつけている]
口伝じゃもう、継がせる者がないからねえ。
最後まで記せる保証はないが、残せるとこまで残しておくさ。
ああ、若いの。墨を持ったついでだ。
ちょいとそっちへ、旅芸人の兄さんの名前の写しを……なんだ、ヒヨっこにしちゃ筋がいいじゃないか。
フン、それに物覚えも悪くはない。婆はずっとここにいたからね。外で起きてたことは、あんたらじゃなくっちゃ分からない。
どうだい、若いの。警邏団なんか抜けちまって、婆の弟子にでもならんか。
……冗談だよ、逃げるんじゃない。人魚のお嬢さんが拾われたときのこと、もう少し詳しく聞かせとくれ。
[そこには今回の事件のこれまでのあらましが淡々と、主観的な事実だけを抜き出すように綴られている。
自警団の把握している記録、そしてデボラ到着後に集会所で起きた出来事の大半は、まもなく書きあがることだろう]
―回想―
[どこか、無理をしたようだとギルバートの声には思った。だがその内容にはあとで思い切り叩きたくなるに違いない。
しかし自警団の人も、同じように思ったのか、連れ立ってテントに戻った。
そのときは、あまり怒る気にもなれなかったのは、恐らくまだ、動転していたからだろう。
停電だったことにざわめく団員たちの中に、姉の姿を認めて安堵した。
テントの中に一人になれば、目に浮かぶ姿。
鮮やかなまでの色彩。
まがまがしい。
ベッドの中にうずくまる。
そして気づけば朝になり、微笑って舞台に立つ。ミスをすることはなく、終わらせた。
姉の心配そうなまなざしには、気づいても。]
[誰かがやってくる気配を感じ、老婆は顔を上げた。
ちょうど一段落ついたところであるらしく、脇ではようやく開放された若者がため息をついている]
こんばんは。イザベラ嬢ちゃん。
―テント→集会所―
[考える。
デボラとミッキーが、二人が、見分けるものだと言ったことを。
そしてデボラは、シャーロットを、人狼だと見分けた。
対して、ミッキーは。
シャーロットを、人間だと見分けた。]
どちらを信じるか……?
[そういうことなのだろうかと思う。
と、昨日自分を送ってくれた自警団の人を見つける。声をかけ、処刑について尋ねれば、
やはりそれはしなければならないということ。]
そう、ですか
[頭を下げて、集会所の中に入る。
……昨日のことを思い出して、扉を閉めると少しの間、目を瞑った。]
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