89 赤き果実る崖の上で
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─ 台所 ─
わぁ、いいにおい。
[オーブンが開かれ、漂った甘い匂い>>131にヘンリエッタの眼が輝く。
邪魔になってはいけないからとオーブンの傍には近付かなかったため、いくつか色が混じっていることには気付かなかった]
ありがとう。
[味見に差し出されたラングドシャ>>132を掌に乗せ、指先で摘んで口へと運ぶ。
サクサクとした食感の後、焼きたて独特の香ばしい香りが鼻を抜けていき。
口の中では解けるように生地が溶けていった]
──おいしい!
これならきっと喜んでもらえるわ。
本当にネリーは料理が上手ね。
[ラングドシャの欠片を手に、ヘンリエッタは満足そうにネリーへと笑いかける。
直後、残りのラングドシャも口の中へと仕舞ってしまった]
(135) 2013/12/07(Sat) 21:50:59
村の設定が変更されました。
自警団長 アーヴァインは、メモを貼った。
2013/12/07(Sat) 21:54:38
─ 広間 ─
……あれ?
[新たに広間にやって来た気配に視線を入口の方へ向けるのと、名を呼ばれる>>134のはほぼ同時。
そこにいるのが誰か、を見て取ると、数度、瞬いた]
ども、お久しぶりです。
俺は、じい様のお使いとか色々で来てたんですが……まさか、いらっしゃるのに重なるとは。
[元より、来客もさほど多くない店のこと。
頻度はともかく、複数回訪れる客の事はきっちり覚えている。
これはじい様喜ぶなあ、と思いつつ、軽い口調で挨拶を返した]
(136) 2013/12/07(Sat) 21:59:17
書生 ハーヴェイは、メモを貼った。
2013/12/07(Sat) 22:03:56
― 広間 ―
[瞬きの後に返された挨拶>>136に、穏やかに笑みが零れる]
ああ、久しぶりだね。
私が居る間に他の来客が居るのも珍しいけれど、知った人がいるのは本当に奇跡的な偶然だ。
店主殿はお元気かい?
[先に置き忘れた挨拶をひとつ返して。
空いている場に腰を下ろしながら、気に掛かっていた事を重ねて問う]
[手にしていたスケッチブックは机上に置いて]
(137) 2013/12/07(Sat) 22:13:50
― 広間 ―
慣れれば楽しめるのですけどね……旅を始めた頃は何かと不自由しました。
[元々内向的であるが故に、と言うのもあるけれど、それは口にはしない。
苦笑の理由はわかるから、それにはやはり苦笑を返すしかなくて]
柵、ですか。
そう言えば教会にいた頃に、毎日のようにいらしていたお年寄りも同じような事を言っていましたっけ。
[プライベートに踏み込むのはいけないと教会で教えられていたから憶測でしかなく、故に返す言葉は軽く]
来た時より大分風が強い……
麓に荷物を置いてこなくてよかったです。
[そんな冗談ともつかない言葉を返すと、広間に先ほど会った画家が現れ>>134ハーヴェイに声を掛ける。
知り合いとの再会を邪魔する気はないから、画家―ヒューバートには軽く頭を下げるだけ]
(138) 2013/12/07(Sat) 22:14:57
画家 ヒューバートは、メモを貼った。
2013/12/07(Sat) 22:15:37
巡礼者 ユージーンは、メモを貼った。
2013/12/07(Sat) 22:16:16
某家の下働き ラッセルは、メモを貼った。
2013/12/07(Sat) 22:20:46
─ 広間 ─
確かに、ここでお会いするのは多分、初めてですか。
……ああ、じい様は相変わらず、ですよ。
また、出所の怪しい品物増やしてますから、お楽しみに。
[祖父の事を問うヒューバート>>137に返す言葉は、冗談めかしたもの。
怪しい品物を集めて、それの曰くを客に話すのが祖父の楽しみ──否、店をやっている最大の目的なのは、複数回訪れている者には既知の事だろうが]
(139) 2013/12/07(Sat) 22:25:05
巡礼者 ユージーンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(巡礼者 ユージーンは村を出ました)
― 広間 ―
[ユージーンから会釈を受け>>138、細い目を更に細めるようにして笑みを返す。
其れから、ハーヴェイと交わされていた会話を追うように窓の外を見遣って]
……確かに、此れは荒れそうだね。
屋根のある場所に辿り着けていて良かったよ。
[くす、と零す音は彼の言葉に更に乗せて冗談混じり]
[其処に、差し出されたカップ。
追い掛けるように見上げれば、其れはラッセルから伸ばされて]
…おや、遣らせてしまったかな。
すまないね、ありがたく頂くよ。
[謝罪と礼とを合わせて紡ぎ、カップを手に取る。
ゆるり、香りを堪能してから口元に運んだ]
(140) 2013/12/07(Sat) 22:28:02
─ 台所 ─
お褒めいただき光栄ですお嬢様。
でもあんまり褒めると、料理長が嫉妬しますよー。
[>>135ぺこりと片手を胸の前に折り、頭を下げる。
料理長がこちらを見たなら、ちらと見て口端を上げた。]
お嬢様のお口にあうなら、大丈夫ですね。
はい、それじゃあコレ。
[そうまだ口動かしているヘンリエッタに、薔薇蕾のランドグシャが入った袋を渡した。赤いくるくると癖のついたリボンが端につけてあり、十分土産の形にはなっていた。中身はいくつか問題あるが。]
[満足そうな賛辞と顔に、つられるようにこちらもにっこり笑み浮かべる。]
(141) 2013/12/07(Sat) 22:28:12
巡礼者 ユージーン が参加しました。
― 広間 ―
[二人の会話から、仕事上、或いは商売上の付き合いと察して。
そんな偶然もあるものなのだな、と心中で思い。
こうして、訪問が重なるのも何かの導きなのだろうか、とは、仕事柄身についた思考の流れ]
(142) 2013/12/07(Sat) 22:28:25
そんなに美味しかったなら、
もうちょっと食べてってもらっても…と思いますけど、
そろそろ御夕食の準備が整いますから。
またそのうち、お嬢様には作りますね。
[そう言い、余った分は台所の片隅に置いておいた。]
今日は鹿肉のムニエルと、海老のサラダとスープ…
クルミのパンも焼いてありますから。
[他にもいくつか前菜と、セロリも入ってるがさておいて。]
(143) 2013/12/07(Sat) 22:29:09
画家 ヒューバートは、メモを貼った。
2013/12/07(Sat) 22:29:48
巡礼者 ユージーンは、メモを貼った。
2013/12/07(Sat) 22:30:14
─ 広間 ─
慣れれば、か。
そこに至るまでは、本当に大変そうだなあ……。
[苦労した、という言葉>>138、その理由は知る由もないまま呟く]
どこもかわんないのかね、そういうのは。
……まあ、そういう話を聞くのも、仕事の一環みたいになってるけど。
[老人たちの話し相手になるもの仕事のうち、と。
そう、割り切れたのは恐らく祖父と二人暮しという環境のため]
確かに、荷物置いてきてたら悲惨だったなあ……風が強くなってたら、あの橋渡るのはちょっと辛いし。
(144) 2013/12/07(Sat) 22:33:24
そういえばお嬢様、その首飾り、旦那様からの贈り物ですか?
[ふと彼女にはまだ早そうな、赤い宝石に目が行く。
鳩の血だろう事は知れたから、余計に不釣合いにも思ったが、それでも数年経てば相応しくなるのだろうかと思いながらも、笑みはずっと湛えたままだった。]
(145) 2013/12/07(Sat) 22:35:52
― 広間 ―
おやおや。
[出所の怪しいとの言葉>>139に返るのは小さな苦笑。
とは言え、此方は様々な伝承をも求め渡り歩いている身。
寧ろ怪しい品々の曰くは望むところで、此の地を訪れた折に必ず立ち寄る理由でもある]
[過去に一度、心奪われた品の値段交渉で数時間静かな戦いを交わしたこともあったかもしれないが]
相変わらずであるのなら安心だけれどね。
また、心躍る品を期待しているよ。
(146) 2013/12/07(Sat) 22:37:08
仕立て屋 オードリー が参加しました。
─ 吊り橋 ─
やだわぁ、なんだか風が強くなってきたみたい。
早く渡っちゃわないと危ないわね。
(147) 2013/12/07(Sat) 22:42:22
― 広間 ―
宿泊については、巡礼と聞けば部屋を貸してくれる方も多いですし、教会に宿を求める事も出来ますが……
それもできない時は野宿しかないですし。
[そうならないように気をつけてはいるけれど、と最後に加えて]
言うにいえない、と言うのもあるのでしょうね。
だからこそ、他人に言いたくもなるのでしょう。
旅人だから、と話してくれる人も少なくないですね、そう言えば。
[そういう信頼で聞いた以上、内容を口にすることはないけれど]
あの橋は、本当に…渡り慣れていないと大変でしたね。
帰るときは風のない日にしようと思いますよ。
[自身の目の事には触れず、笑って、残っていた茶を口にして]
(148) 2013/12/07(Sat) 22:47:14
─ 広間 ─
[この画家の事が印象に残っている理由は幾つかあるが。
とりわけ大きいのが、祖父の長話についていける、という点なのは知られざる話。
いつぞやの値段交渉>>146の時は、傍で見ていていつまでやるんだ、と思っていたりもしたが]
あの気質は、そうそう変わりませんよ。
……いや、変わるようなら、俺も苦労してませんし。
(149) 2013/12/07(Sat) 22:47:42
[大きなトランクを二つ手に提げて、おぼつかない足取りで吊り橋を渡りながらその先に待つ屋敷を瞳に映し]
ここに来るのも久しぶりだけれど…
今回の服はお気に召して頂けるかしらね。
[艶やかに熟れた林檎の様な赤に染めた絹のドレスと、深い真紅のビロードのドレススーツ。
屋敷の主と、その娘の気に入るだろうか、と目を細めた]
(150) 2013/12/07(Sat) 22:52:24
― 広間 ―
[彼の記憶に残った理由の事実>>149は知る由も無い。
伝承を聞く際には基本的に聞き手に回り、あまり口は開かないが。
値段交渉の折には随分饒舌に舌を回したことと思われる。
ハーヴェイには気にせず自分の仕事をしているといいよ、と声を掛けたりもしただろうけれど]
ははは、君も大変だね。
けれど其のお陰で私はいつも楽しませて貰っているんだ。
私としては、あまり変わって欲しいものではないね。
(151) 2013/12/07(Sat) 22:55:17
仕立て屋 オードリーは、メモを貼った。
2013/12/07(Sat) 22:57:54
─ 広間 ─
[普段はあまり知る機会のない旅暮らしの話題に、生来の好奇心が疼いているのか聞く様子は興味深々、と言った態]
……ん、だろうねぇ。
ま、俺の場合、その後になーんでか見合い話が来たりするんで一苦労なんだが。
[軽口のように付け加えるのが実話なのは、余談として]
慣れてても、揺れるときついよ、あれは。
風が静まるまでは、俺も動かん方がいいなあ、これは。
(152) 2013/12/07(Sat) 22:58:03
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