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母様のさいごのお言葉だから。大切にしているの。
[それはえいかに言うよりは、独り言のよに小さき言葉で]
笑いたくないときに……。
[それは、言葉にはできずとも、意は伝わってか。
こくり、ひとつ、頷いて]
それなら、良かった。
[笑いたくば、との言葉に向けるは、屈託なき笑み。
その傍らの小さき獣も、同じく無垢な瞳を向けて]
[俯く面を、風に乱れし髪が隠す。
やや癖のある髪は、風が過ぎても頬に張り付いたまま。]
[問答のあっけない幕切れに、零れた吐息は安堵か落胆か。]
〔すいと様々の色彩から逸らされし眼差しは、
未だに闇の訪れぬ白の天へと向けられて、
白き足は縁側にてぱたり所在無げに揺れる。〕
[縁側の様子に、ゆる、と首を傾げた後、軽めの夕餉を済ませ。
同じく食べ終え、眠たげな音彩が休めるように、と童子たちに頼めば。
自らは立ち上がり、庭へと降りて。
てん、と一つ鞠をつく]
[風漣の小さき言葉を、俯いたままに聞くも。
髪より乱れし心は、言の葉散るよに纏まらず。]
…母上殿の。そうか。
[極短く返し、髪に隠せし揺れ惑う琥珀を紅緋へと向けて。
されど屈託なき笑み向けられれば、ゆらゆらと移ろう。
小さき獣の瞳すら、琥珀は堪えること敵わずに。]
ひいや ふうや
みいや ようや
いつやの むさし
ななやの やくし
ここのや とおや
[唄とともに、つかれる鞠。
くるり、くるくる、朱と金の華が巡る。
最後に空へと投げた花の紋、それを確りと抱きとめて]
…………。
[小さく紡ぎしその言葉、それは*風にとけるよに*]
[リーン…]
[鈴の音が冴え冴えと。白い帳を震わせる]
[静かに開いた襖の向こう、玲瓏たる笑みを浮かべた天狗の神巫は、ゆるりあたりを見渡した]
[ねいろが布団へと運ばれゆくも見ることなく、
てん、と鞠の跳ねる音だけを聞く。]
[視界の端には、所在無げに揺れる白き足。]
[水飴取り出して、はくと咥える。
しばし言の葉交わさずとも、*誰も何も言わぬであろうと*]
〔隠されし星の代わりにか、
くうるり空へと舞うは花の紋。
映す紫黒は何を思ふか定かならず。
されども揺れず移ろわず、
唯ただ静かにそこにある。〕
[ふと、幾人かの者の上に、静かな視線は留まったろうか?]
では、どうか、お心安らかにあらせませ。
あとは、よしなに…
[それは、誰への言葉だったか。]
[振り向かぬあやめとは裏腹に、じっと神巫の姿を見つめ、その姿の消えると同時に目を伏せる]
ひとりはさみし…
ふたりはこいし…
ゆくかもどるか…
[その視線は、いつか空舞う花の紋へと移ろうか]
はてさて…真にくえぬは、いずれの御仁か…
[眠りを誘う鈴の音が、やがて今宵も響くだろう…白い闇夜に咲く花に、笑み浮かべたまま*杯を干した*]
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