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― 広間 ―
あの、ギュンターさん?一体…
[旅人は、一度だけその背に声をかけたが、老人は首を振り『調べなければいけないことがある』とだけ言い置いて、そのまま立ち去っていった]
─ 橋の跡 ─
森の中は、俺にとっては仕事場ですからね。
ずっと観察して、レポート書いてる植物がどうなってるかは、やっぱり気になりますよ。
[亡き父に習って植物学を学んでいる事は、伝えていたかどうか。
驚いたような反応>>346に、軽く肩を竦めて返す]
冷静に考えれば、食べるものも少ない季節ですし。
嵐で、それが更に減ったと思えば、不自然でもない……のか、な。
[そんな推測を述べて。
空白の後に聞こえたクシャミに翠をひとつ、瞬かせる]
……俺も、戻りますよ。
飯作っただけで、食べずに出てきてますからね。
それに……風邪引く趣味はないですし。
[投げかけられた問いに返すのは、常と変わらぬ軽い口調]
―広間―
ベアトリーチェ君はきちんと眠れたというのに、我ながら情けのない事だよ。
しかしあの嵐だ。村の方も無事だと良いのだがな。
[細工師>>339には先に会話した少女の名を上げつつ頷いてみせる]
嗚呼、私も……
[食事中は殆ど無言だった為、終えるまでにも然程時間は掛からなかった。
広間を出て行こうとする旅人に反応し、椅子から腰を浮かせ。
窓の開く音>>340と、その向こうから微かに聞こえた声に、眉を寄せて振り返った]
途中で怪我、しないといいんだけど。
[さすがに、そんなことはないと思ってはいるが。
ユリアン>>340と旅のおじさん>>342に、きゅーん、としながら言葉を紡いだ。
遠吠えらしき音に、少女は眼を瞬かせる。
狼とは完全に縁遠い、とは言えないかもしれないが。
あまり馴染みがないのも確かで。
クロエの了承と笑み>>343に、こちらも笑顔になって食べ始めたのだが。
カルメンの言葉>>344に、少女は少々むくれた表情になり。]
森は危ないって。
[と、言葉少なく。
それでも、ユリアンから聞いた事を口にした。]
─ →広間 ─
[風呂でバシャバシャやっとったから、森の方からの声にはなんも気付かんかった。
聞こえても、よぅ解らん顔したやろから、今と大して変わらんかったと思う。
使用済みタオル片して向かうんは、皆が集まっとる広間]
戻ったでー。
ご飯もらうな、作ってくれた人おおきに。
[ちゃちゃっと自分の分取り分けて席んつく。
完全に本調子て訳や無かったさかい、オートミールとオニオンスープだけ貰うことにした。
めっちゃ動くとかゆーわけやないし、軽めでも何とかなるやろ]
―広間―
それならばいいのですが……
[少し納得はいかない様子でいたが、本人がそう言う以上は言及するつもりはなく、
遣り残したこと、いろいろと自分も思い起こしながら戻った後のことを整理していく]
すぐにとはいかないでしょうが、復旧が済めば戻れますし、それからですね。
[過ぎたことを悔やんでもという意味をコメそうライヒアルトに返してから、
ご飯に手をつけるのは自分もライヒアルトと同じくらいのタイミングになるだろう]
そうですか……。
[森は危ないというベアトリーチェ。つまり、行かなくてよいということかなと思い引き下がる。
少女の内心は、知らず。]
─橋の跡─
森が仕事場、か。
観察対象がどうなっているかは気になるだろうね。
そちらも被害がなければ良いけど。
[エーリッヒの学ぶ植物学はアーベルとは少し縁遠い。
ただ得心がいったように頷く仕草を見せた。
狼の鳴き声に対して自然か不自然かは考えなかった。
だから彼の言葉にぴくと片眉が上がる]
何か気にかかる事でもあったかい?
[軽い尋ねを向けて、彼の返事に苦笑を漏らした]
朝食の支度、お疲れさま。
冷めぬうちに頂きたいものだ。
[冷えきった身体をうちからあたためたいと思い
エーリッヒと共に屋敷の方へ足を向ける]
ああ、なるほど、たしかに?そういわれると?
[名前を聞けば納得がいったような感覚と、その感覚を疑問に思う思考とで混じったコエを返す]
12年、長いですね。
[自分は…特別な名はなかったはず。
記憶を呼び起こしていき、同じ仲間であるというを示すものは…]
5年前から、思い出すのは2年ぶり…ですかね…
[おぼろげながら、教会にちょうど行った頃、同時に教会を出るときに意識の奥に封じられたもの]
―広間―
いえ、あれは恐らく狼のものかと。
[立ち去る家主>>349の背に視線を向け]
しかし、この辺りではそう見かけることもなかったのですが……
何にせよ、外に向かうなら早い方が良さそうですね。
[如何するかというように、旅人を見た]
……?
[周りの反応に首を傾げる。何か聞こえたような気もしたが、一体どうしたというのだろう。
ギュンターに至っては、調べ物をしてくると言い置いてどこかに行ってしまった。]
あ、お帰りなさい、ロズお姉ちゃん。
[そろそろ食べ終わるか、というところで、ローザが戻り。
祖父が、入れ違うように広間の外へと向かっていった。]
なんか、遠吠えみたいな音がしたのー。
[と、ローザの質問>>356に答えた。]
― 広間 ―
クロ、一人は。
[駄目だと窓から離れる]
……ライさんの言う通りだから。
でもまだ声遠かった。
二人ともちゃんと戻ってくる。
[森に向かったというエリだって奥まで踏み込むようなことはしてないと、そこはちゃんと幼馴染を信じている]
はい、わかりました。
[ユリアンが、森は危ないというのに素直に頷く。]
あ……。先程のは、狼の声だったのですか。
なるほど、森はかなり危険そうですね。夜は……特に。
[森の危険さは、何も狼だけではないのだろうが。周りが言っている話を総合して、そういう結論に落ち着いた。]
[名乗りに返されるコエには諸々の感情が浮かんでいるようで。
向こうもこの感覚に慣れていないのかな、などとふと、思う]
ああ……できれば、ずっと忘れていたかったけど。
[親を殺して喰らった記憶と共に、とは、告げずに。
ただ、苦笑する気配をコエに帯びさせて]
そっちもそっちで、色々複雑……なのかな。
ま、無理に聞こうとは思わない、けど、さ。
でも、ひょっとしたらエーリッヒの方が一人だ。
[ユリアンの静止に、彼を見返す。
そうして、修道士の言葉に顔を少し強張らせた]
…、うん。
[とはいえ、闇雲に外へ出ても仕方ないのも分かっている。
さりとて何もせずにいるのも落ち着かなくて]
それじゃ、玄関から見てくる。
外には出ない。
[約束を告げて、足を玄関へと向けた]
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