84 廻る刻・待宵歌
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─ 都市の通り ─
[窯を構えるために都市の中心部よりは離れた位置にある工房。
そこを目指し歩く途中、ふらりとした足取りに見える人影を見る]
んー?
ユーリ?
[一度足を止め、首を傾げながら名を呟いた。
離れていたために彼の耳に届いたかは定かではない]
(114) 2013/08/07(Wed) 23:19:10
[喜ばれるのは嬉しい。顔も嬉しそうになる。
だけれど、コレットが準備をしている時、ミレイユの声を聞く。
確かにとこくり、深く頷いた。]
買うの、今で、良いけど。
作るの、後で。
僕、手伝う。
……痛いのは、ダメだよ、ね。
[少し多くなれば、間もゆっくりと長くなるけれど。
最後は、ミレイユに同意を求めるように、視線を向けて。]
(115) 2013/08/07(Wed) 23:21:19
どうしたの?
[ニコニコと穏やかに微笑んだまま、ミレイユを見つめて]
誰かいたの?
大丈夫よ。何も心配ないわ。
きっとこれから素敵な事が起こるの。
(*13) 2013/08/07(Wed) 23:22:48
― 洞窟奥地・苔の広場 ―
見た絵描きがいるらしいんでな。
生憎、その年の記録はちょっと曖昧なんで、俺にも辿りきれねぇんだけど。
[色に対するノクロの姿勢に、ほんの少し笑みを掠めさせつつ。
テレーズに、という言葉に頷きを返した]
あれだったら、それ関係の本、貸すぜ?
ま、御伽噺っぽい内容のが多いけど。
[それでもよければ、と言った後。
同意の言葉>>109に、肩を竦めた]
……まーぁな。
過去の記録見ても、これはほんとに、通り過ぎるのを待つしかないらしいから、なぁ……。
(116) 2013/08/07(Wed) 23:23:02
[普段と変わらぬ笑みが強張るのを感じ
年下の看板娘に向けた視線は柔らかさを帯びる。]
さんきゅ。
嬉しいこといってくれるね。
[へらっと笑うのみで『本屋』に対してしたような小言を
サリィに対してはしない。
バツの悪そうな先の表情から、自覚はあると知れているから。
言わずとも分かっている事を態々言う無粋をするのもガラではなく]
勿論。
サリィの為にとっといたんだから
これはキミの為の道具だよ。
……ん。いつまでも綺麗に咲いていてほしいからね。
[おまけに関してはそう付け加えサリィに包みを差し出した。]
(117) 2013/08/07(Wed) 23:23:13
[気遣い>>112>>115に、嬉しそうに目を細めて]
ありがとうね、
本当にありがとう。
それじゃあ、ふたりで行って来てくれるかしら。
戻って来たら、おばあちゃんのとっておきのレシピを伝授してあげましょう。
とっても簡単だけど、おいしいのよ。
ふたりが手伝ってくれたら、きっとたくさん出来あがるわ。
そうしたら、テレーズちゃんにも持って行ってあげましょうね。
(118) 2013/08/07(Wed) 23:26:30
― 都市の通り ―
[定まらない視線でふらふらと歩いていたが、声を掛けられて>>114はっと足を止める]
あ……
メリル、さん。
[どうも、と片手を挙げる。
笑顔を作っては見たが、常と同じになったかは定かではなく]
また会いましたね。
お買い物ですか?
[他愛のない話題を捻り出しつつ、彼女へ近付いていく。
それも彼女の胸元を彩る花弁に気付いたなら、ぴたりと止まるのだが]
(119) 2013/08/07(Wed) 23:27:35
給仕人 ユーリは、メモを貼った。
2013/08/07(Wed) 23:30:39
─ 都市の通り ─
[呼びかけに返る反応>>119をじっと見る。
笑みがいつもより硬い感じ]
んや、ちょっと汚れちゃったから温泉行って来た。
ふふふ、湯上り美人だぞ。
……なんかあった?
表情硬いよ。
[ユーリが近付いて来たところで、にゅ、と右手を伸ばして彼の頬をふにっと摘もうとする]
(120) 2013/08/07(Wed) 23:33:16
盲目 テレーズは、メモを貼った。
2013/08/07(Wed) 23:33:21
装飾工 メリルは、メモを貼った。
2013/08/07(Wed) 23:33:48
― 洞窟奥地・苔の広場 ―
曖昧にもなるだろうな、『死神が降り』てんならごたごただろさ。
[それから、色への興味と違う感情との葛藤に、
うーんと少し身体全体を傾げたりなどしつつ]
あ、貸してくれるんなら貸して欲しい。
お伽噺だろーと知ってるのと知ってないんじゃ天地だろ。
買い出し終わったら取りに行くわ。…明日のがいい?
[よければ、と云う>>116のに、こてんと首を傾いで。
続けられた言葉にはすとんと肩を落とす]
…待つしかねーのはつらいわな。
護る事、出来るんだろか。
[ふ、と息を吐き、そのまますっくと立ち上がる]
話も聞けたし、そろそろ採取して行こかなー。
(121) 2013/08/07(Wed) 23:35:28
うん。
治ってからの方が、絶対いいよ。
[ミケルの言葉>>115を待ってから、こくこくと、何度も頷いた。
けれどもコレットの声>>118が続いて]
あ。うん。
教えてもらって、作るなら、大丈夫かな。
…… うん、テレーズにも、他の人にも持って行こ。
[テレーズの名が出たのは、唐突な風で少しきょとんとしたけれど。
頷きを返して]
(122) 2013/08/07(Wed) 23:36:54
─ 道具屋 ─
あらぁ、本当のことを言っただけよ〜?
それに先に嬉しいこと言ってくれたのはエっくんでしょう〜。
[柔らかな笑み>>117に返すのは安堵の笑み。
多少の疲れは化粧で隠せるものだから、家族とエト以外に自分の万年寝不足は知られてはいないだろう。
仕事に支障が出ない程度には寝てはいるが、徹夜もざらなだけに怒られてもおかしくない自覚はあるのだ。
父や祖父からは自覚あるヤツの方が無いヤツより性質が悪い等と言われていたりするが、親の背を見て育っただけに改め難く]
あらぁ…やだ、そんなこと言われたら照れちゃうわね〜。
ふふ〜、でもありがとう〜。
遠慮なく使わせてもらうわ〜。
[綺麗にと言われると軽く頬を染めながらも嬉しげに笑って。
今日の仕事上がりにでも、と思いながら軽く頷いた]
(123) 2013/08/07(Wed) 23:40:07
そ、そんな事わざわざ言わなくても……。
[メリル>>120の言葉に浮かぶのは困ったような笑みで。
気の利いた言葉でも言えればいいのだが、生憎と思い付かなかった。
硬いと言われれば、ますます眉を下げて]
そうでしょうか……わふっ
[頬を摘ままれればされるがままに。
どこかぼんやりした眼差しでメリルを見詰め]
メリルさん。
その……胸の所。
前から、そんな風でしたっけ?
[しばらくして、ぽつりと零れるそんな問い。
顔料かとも思ったが、湯上がりの肌に残るにしては、そのいろは鮮烈に見えた]
(124) 2013/08/07(Wed) 23:40:43
[コレットが、二人で、と言うのには頷いた。
ミレイユが良いならと、彼女をじっと見て。]
行くね。
楽しみ。
クッキー
[出来上がりを想像して、楽しそうに笑う。
たくさん、他の人にも持ってく。こくりと頷く。
疑問が出るより先に、ミレイユが他の人にも、と言っていたので、それに同意を示すのが精一杯だった。
ちゃんと材料をメモしたら、家を出ていき、買い物をしようというつもりだった。]
(125) 2013/08/07(Wed) 23:43:07
…… ううん。
だれも。
なんでもない、よ。
[本当は、沢山尋ねたい事はあった。
そもそもどうして、こんな風に声が聞こえるか、だとか。
なにが“素敵な事”なのか、だとか]
(*14) 2013/08/07(Wed) 23:43:21
[けれどもなにか、ざわざわとするような、嫌な予感があって、疑問を口にする事はなかった。
なんとなく、だけれど。
訊かずとも程なくその答えが与えられるような、そんな気もしていた]
(*15) 2013/08/07(Wed) 23:43:28
― 洞窟奥地・苔の広場 ―
ああ。
伝える者が欠けたりすると、そこら更にごたつくみたいだしな。
ん……いつでもいいぜ、起きてる時なら。
[首を傾げての問い>>121に、さらりと返した言葉は、不定期生活に入る、との宣言。
とはいえ、『周期』に入ったのなら、という認識は、少なからず気を急かす]
……さあな。
それも含めて、まったくわかんねぇよ。
[護る、という言葉に僅かに目を伏せて。
それから、陰りを払おうとするかのように、ふる、と首を横に振る]
ん、ああ。
俺も、必要な分採って、もどらねーとな。
(126) 2013/08/07(Wed) 23:44:48
転ばないように気をつけるのよ。
あと、落ちてるキノコは食べちゃいけません。
それと、トカゲを追いかけて、知らない洞窟の奥に行っちゃいけませんよ。
[子供たちに言い聞かせるようにそう注意を与えて、二人を見送って]
(127) 2013/08/07(Wed) 23:46:08
[ミレイユの様子を見ても、ただ穏やかに微笑むだけで答えない。
深い慈愛に満ちた目は、今までと違うようで、でも同じようでもあって]
良かったわね。
良かったわね。
ミレイユちゃんは生きて「今」を迎えられて。
[多くは語らず、ただ、そう]
(*16) 2013/08/07(Wed) 23:48:06
─ 都市の通り ─
誰も言わないだろうから自分で言ってやるんだ。
[良く分からない理屈をキリッとしながら言って。
ユーリ>>124の頬を柔らかく摘んだ後の反応に、パチパチと何度か瞬いた]
ん? あぁ、これ?
良く分からないんだけどさー、お風呂入ってたら浮かび上がってきたんだよね。
最初は釉薬付いちゃって落ちなかったのかと思ったけど、どんどん色が濃くなってくし。
終いにゃどう見ても花の形してきてさ。
ほら、細長い花弁の花に見えない?
[ユーリの頬から手を離し、指で痣が浮かぶ箇所の服をほんの少しだけ下にずらす]
(128) 2013/08/07(Wed) 23:49:10
― 道具屋 ―
ん、サリィに嬉しいって思われるのが何より嬉しいよ。
[花が綻ぶように浮かんだサリィの笑みに目が細まる。
看板娘と言われるだけあり彼女目当ての客も多いだろう。
勿論、味が良いから人が集まるのもあるが。]
照れた顔も可愛いよ。
[受け取って貰えれば、うん、と一つ頷き返した。]
ああ、そうだ。
今日の差し入れ、おいしかったよ。
ごちそうさま。それから、ありがとう。
[思い出したように食事の礼を彼女に伝える。]
また店にも寄らせてもらうよ。
(129) 2013/08/07(Wed) 23:52:10
うん。
材料は、さっき言ってたの、でいいのかな。
[いつもの手帳を取り出して、材料を書きつけていく。
書き終われば間違いがないかを2人に確認して]
じゃあ、行ってくるね。
……うん、食べないし、追いかけないよ。
[子供に向ける様な注意事項>>127にも、娘は律儀に答える。
ミケルの準備が整ってから、先導するようにコレットの家を出た]
― →外―
(130) 2013/08/07(Wed) 23:53:46
― 洞窟奥地・苔の広場 ―
伝えるヤツが欠けちまえば、そりゃ当然だろ。
[笑って、こつり、彼の額を小突こうと。
自覚しろよ、お前の事でもあるんだぜ。とは、言わない]
ちゃんと寝ろよなー、ほんとによ。
[さらりと返る言葉>>126には、腰に両手を置いてやれやれと]
…しゃーねぇよ、伝わらない事は解らない。
俺らが知れるのは、伝わる言葉と資料と経験だけだ。
[目を伏せるのには瞳を細めた微苦笑を。
敢えて其れから目を背けるように顔を上げて]
ん、じゃあ仕事戻りますかね。
[さーて、色のいいのはどの辺だー?と、きょろり見回して足を踏み出した]
(131) 2013/08/07(Wed) 23:54:17
……。
[こちらでは、何も返さずに。
逃げるように、少しだけ早足になった]
(*17) 2013/08/07(Wed) 23:55:33
[コレットの言葉に、こくりとゆっくり頷く。
気をつける。言葉の替わり。
そんなに子供ではないとか、そういうことも言わなかった。]
行ってきます。
[見送りの視線に、二回手を振って、ミレイユの後を追う。
外に出て、買い物の時は、重い荷物を自分が持つ、と手を出す事になる。
そればっかりは、いつもゆっくりしていても、男だからと譲るつもりはなかった**]
(132) 2013/08/07(Wed) 23:57:29
絵描き ミケルは、メモを貼った。
2013/08/07(Wed) 23:58:05
[壁を伝い歩き、居間へ辿り着いた。
揺り椅子から膝掛けを取り上げる。
色あせて判別つかない、花のすがた]
[萎びた指先で、ゆったりとなぞってから、きちんと畳んで揺り椅子に乗せる。
そして、再び壁を伝い歩いて、曇った姿見の前に座った。
口紅粉の小さい瓶を小さな手に取る。
家財も化粧道具も、ほとんどは整理してしまったけれど、どうしても手放せなかったこれは、若い娘だった頃に、夫だったひとから貰った品]
[小指に少量をとって、すうっと唇に引いた。
今も昔も変わらず、それは、
……女が戦いに赴くためのものだから]
(133) 2013/08/07(Wed) 23:59:10
(134) 2013/08/07(Wed) 23:59:26
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