69 赤き燈灯る崖の上で
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『放っておけ。
何時か、我らの為になる時も来るだろう。
我らが血族と囁き交わせばな。』
『本当かのぅ。
それより、お腹が空いたのぅ。飯はまだかいのぅ。』
『お爺ちゃん!人間の前だからってボケないでよぅ。』
[最後にもう一度、その巨きな獣が笑った声を、聞いた。*]
(197) 2011/12/09(Fri) 23:20:47
―広間―
[ネリー>>163には分からないと首を振って、タオルをお願いし見送った。まだ考えても堂々巡りしそうだったので、別のことに意識を移す]
いいのよ。
[ウェンディ>>143には好きなようにさせ、謝罪>>152に首を振って伝えた。続いた告白に息を呑み、うつむいた>>154のをもう一度強く抱きしめた]
約束していたのよね。
もちろんいただくわ。
[一人で行きたがったのならば無理にはついていかず広間に残った]
(198) 2011/12/09(Fri) 23:21:00
はい。
ケネスおじさまに。
[こくと頷いたあと、受け取ってもらえるのだとわかると、ほっとしたように少しだけ笑みを浮かべた]
お守りなんです。
だから、お願いします。
内緒ですよ。
[しー。と、人差し指たてて、内緒の仕草]
(199) 2011/12/09(Fri) 23:21:13
─ 広間 ─
あ……ああ、うん。
立ち会うよ……ちゃんと、送らない、と。
[穏やかな雰囲気を纏うヒューバート>>185の言葉に、一つ、頷く。
彼がネリーに告げた、時間がない、というのもわかるから]
そ、か。
なら、よかった。
……こういう時、役に立てなくて、ごめん。
[力仕事はいつも頼りきりで、と。
頷くグレン>>189に、短く告げて]
じゃ、急いで行って来る。
[ヒューバートに向けてこう言うと、足早に自室へと向かった]
─ →自室 ─
(200) 2011/12/09(Fri) 23:21:36
─ 広間 ─
謝る必要はありません。
終わりましたら、報告に来てください。
その後に埋葬に移りますので。
[主の部屋へと向かうネリー>>187にはそう告げて。
立ち去る姿を見送る]
グレン、ネリーが戻りましたら旦那様の埋葬に移ります。
それが終わりましたら、業務を手伝って頂けますか。
ご覧の通り、人手が足りませんから。
[通常行っていた業務を全て行うのは流石に無理だろう。
それでも、使用した客室のベッドメイクなど、最低限のことはするべきだと判断し、グレンに助力を請うた]
(201) 2011/12/09(Fri) 23:21:46
使用人 グレンは、赤い声の持ち主に視線を滑らせた。
2011/12/09(Fri) 23:22:59
─ アーヴァインの部屋 ─
[室内に入れば、色濃く残る鉄錆の臭いが鼻につく。
絨毯の上には、赤から黒へ変わった水溜まりの痕が残っていただろうか。
それらに眉をひそめて、手で口を押さえる。
死の恐怖と、生理的嫌悪で沸き上がる吐き気を堪えながら視線を動かして、寝台の上、シーツに包まれたそれに手を伸ばした。]
おじ、ちゃん。
(202) 2011/12/09(Fri) 23:24:00
[ぽつり、母が健在だった頃─ただの子供だった頃の呼び方で、その人を呼ぶ。
シーツの下、冷たくなったその人の肌は、あの日、同じように冷たくなっていた母と同じ感触を指先に伝えた。]
…どう、して。
[自分にとっては、まるで父のような、優しく温かな人だった。
母を亡くし、居場所を失った自分を変わらず此処に置いてくれた、恩人でもあった。
こんな形で、命を奪われる理由があるとは、思えなかった。]
(203) 2011/12/09(Fri) 23:28:09
―広間―
そうね。食べなければ心身共にもたない。
多くは食べられそうにないけれど、おまかせするわ。
[ヒューバート>>146の言葉に一瞬強く目を瞑った。
過去は過去、今は今。自分に言い聞かせて瞼を上げ答えた]
ありがとう。
大切にさせていただくわ。
[ウェンディ>>157に渡された栞は今、手の中にある]
(204) 2011/12/09(Fri) 23:29:45
…アタシも袋取ってきますか…
多分、護身用にはなるよね。アレ。
[小さな声での呟きは、果たして誰に聞こえただろう。
声をかけられれば荷物を取りに行くと言い、
静かに部屋の外へと出て行った。
(205) 2011/12/09(Fri) 23:31:31
おじ、ちゃん。
目、開けて。
わたし、まだ。
何も、返せて、ないのに。
[結局恩を受けたまま、世話になったままで逝かれてしまった。
そう、後悔を口にすると同時に涙も零れる。
一つ落ちると、堰を切ったようにぽろぽろと零れ落ちた。]
(206) 2011/12/09(Fri) 23:32:10
─ 自室 ─
[部屋に戻り、閉めた扉に寄りかかる。
何となく力が抜けるような心地がして、その場に座り込んだ]
……なん、で。
[ぽつり、零れるのは、呟き]
なんで、アーヴ小父が、殺された、の。
[身寄りを亡くした自分を引き取ってくれた養い親。
どうしてそんなに気を使ってくれるのか、と問うたら、母から多くのものを貰ったからだ、と笑っていた。
母と養い親がどんな付き合いをしていたのかは知らない。
けれど、それなりの信頼はあったのだろう、というのは予測できていて。
結局、それが何なのか、までは、問う事はできなかったのだけれど]
(207) 2011/12/09(Fri) 23:36:00
……しっかり、しないと。
[甘えて頼れる相手はもういない。
なら、自分で立って、歩かなくてはならない。
それは、母が口癖のように自分に言い聞かせてきた事]
泣き言、言ってる、場合じゃ、ない、ぞ。
[途切れ途切れに呟いた後、黒の染み付いた服を着替える。
その途中、幾度も視界が霞んで手が止まりはしたが。
それでも、できる限りの速度で着替えを済ませる]
……埋葬、終わったら。
曲、おくろう。
[それが、自分に出来る一番の弔いなのはわかっているから、小さく呟いて、部屋を出た]
(208) 2011/12/09(Fri) 23:36:08
― 広間 ―
[笑みを浮かべるウェンディ>>199の頭をかるくなでて。
受け取ったネックレスは胸ポケットにいれておいた]
……お守りだってんなら、嬢ちゃんが持ってたほうがいい気がするけどなァ……
まァ、預かっておくよ。
[内緒だと念を押す様子に、なんとなく察して頷いた]
物騒だし、嬢ちゃんもあんま一人にならないように気ぃつけな。
(209) 2011/12/09(Fri) 23:36:24
[狙いをつけようとしている声が聞こえた。
視線を>>201戻す。]
分かった。
問い質すのは今から?
[タオルで最後に両手を拭って、片手に持つ。
ヒューバートが行く時は男も付いていこうとするだろうか。]
(210) 2011/12/09(Fri) 23:37:58
…一人で逝くのは、寂しいよね…?
[とても優しげな声で、少女は呟く。
残酷な言葉を、少女は呟く。
頭の上には獣の耳が立ち、手は既に狼の其れへと変わっている。]
・・・ねぇ。お嬢さん。
何も返せていないなら…
返せるように、一緒に行ってあげたらどうかな?
[泣いている少女>>206に気づかれぬよう、静かに狼は忍び寄る。
…苦しめるのは好きじゃない。怯えさせるのも好きじゃない。
だからこっそり不意を打ち、せめて、静かに安らかに。]
(*7) 2011/12/09(Fri) 23:38:43
使用人 グレンは、黒曜石の眸を細めた。
2011/12/09(Fri) 23:39:53
[撫でられると、うれしそうな表情でケネスを見上げる。
持っていたらと言われても首を横に振って]
私のだから、私が持っていても、意味がないんです。
ケネスおじさまも、一人になったら、危険です。
[だってアーヴァインおじさまが食べられてしまったのだから。
言葉にはしなかったけれど、心配そうに彼を見た]
(211) 2011/12/09(Fri) 23:42:01
─ アーヴァインの部屋 ─
[子供のように泣きじゃくった時間は、それ程長いものではなかった。
それはヒューバートの言葉>>201があったからでもあるが。]
…いつまでも、泣いてたら。
心配、させちゃう。
[母が亡くなった時、アーヴァイン自身からそう言われたことを思い出したから。
ぐい、と流れた涙の痕を手でこすると、主に深く頭を下げてから部屋を出た。]
(212) 2011/12/09(Fri) 23:43:04
ぁ…、おにいちゃ…
ソフィー、様。
[廊下に出ると、着替え終えたソフィーと丁度鉢合わせる形になっただろうか。
その顔を見て、また泣きそうになりながら、名を呼んだ。]
(213) 2011/12/09(Fri) 23:47:52
―広間―
[ヴィシソワーズとチーズのカナッペを一枚食べた。
グレン>>173の報告に食事の手を止める]
ああ。あの学者さんのところのお嬢さんだったのね。
わたくしもご挨拶した後は見ていないわ。
[ヒューバート>>179の言葉に深い溜息をつく。ケネス>>188と視線が合ってもすぐに逸らす。止めることはしないし言わなかった]
手が足りないようなら言って。
わたくしなんかでも出来ることはあるかもしれないわ。
[ヒューバートやグレンが出て行こうとするなら、背中に平板な声を投げた。手にしていた栞はハンカチに包み、胸元深く仕舞った]
(214) 2011/12/09(Fri) 23:47:59
─ 広間 扉傍 ─
[ソフィーの言葉>>200には、いってらっしゃいませ、と一礼をして見送る]
皆様、お持て成しが十分に出来ぬ非礼をお許しください。
この後、しばらく失礼し、旦那様の埋葬を行ってきます。
もしご参列頂けるのでしたら、庭まで足をお運び頂けると幸いです。
[広間に居る者達に対しても一礼し、埋葬についてを伝えた]
(215) 2011/12/09(Fri) 23:49:21
[それからグレン>>210には声をやや潜めて]
いえ、仕事が終わってから……夕方過ぎてからにしようかと思っています。
もし彼女がそうなのだとしたら、こちらとしても準備は必要ですしね。
[いくら最低限の業務のみに留めるとしても、やることは多い。
その合間に行うよりは全てを終わらせてからにしたいと言う思いもあった]
(216) 2011/12/09(Fri) 23:49:25
となーっ!?
[振り向いた少女にバレないよう、慌てて足音隠して逃げる。
見つかってしまえば大変だし、そもそも大声を出されれば人を呼ばれてしまう。]
…ああもう、なんでこう間が悪いんだアタシ…
[焦り過ぎだと自分で突っ込みながら、隙を狙って身をひそめる狼だった。]
(*8) 2011/12/09(Fri) 23:49:39
―広間―
[意識は使用人たちの方へ向いていたから、その中で少女が動いた>>186のに気がつくことはない。
やがて話が一段落したのか、それぞれに移動を始める客人や使用人たちを横目で見やり]
……ああ、そう言えば。
[思い出したように辺りを見渡して、置き忘れていた本が部屋の隅の低い棚の上に置かれているのを見つける。使用人の誰かが片づけたのだろうか。
椅子から立ち、そちらに近寄った]
やっぱり此処にあったか。
[一番上の本の表紙を撫でる。
目印に挟めておいた四葉の栞が上から覗いていて、一瞬表情に笑みが走る。作られたものではなく、皮肉めいた笑みを]
(217) 2011/12/09(Fri) 23:50:15
/*
・・・
泣いていいですか。
(灰に埋めるべきなんだろうけど、一瞬めげかけたのでこっちで。
…単独行動してたから狙ったら振り向かれておまけに別の人と遭遇て…)
(*9) 2011/12/09(Fri) 23:50:54
─ 廊下 ─
[部屋を出たところに聞こえた呼びかけ>>213に、ひとつ、瞬く]
……なんだか、懐かしい呼ばれ方した。
[ふ、と口をつくのはこんな言葉。
それから、軽くを首を傾げて、ネリーを見る]
……大丈夫?
[何が、とは、問わない。
多分、今の心境は似通ったものだろうから]
(218) 2011/12/09(Fri) 23:50:58
構いませんよ。
俺は、重い物を運べる力はあっても、
曲は弾けませんしね。
[ソフィーが足早に去る前>>200に、緩く頭を振って語った。
気持ちは緩められた侭だったろう。]
(219) 2011/12/09(Fri) 23:51:49
/*
この村は、更新後に表ログに書かれたもの優先ですからねえ。
赤ログで襲撃を書く準備をするのであれば、ニーナが狼である事を表ログで匂わすのも必要だと思いますよ。
俺が見たところ、多分、ニーナは吊り投票の範疇にも入ってそうなので、はらはら。
>吊り・襲撃・墓下関係
処刑は基本殺し合い推奨ですが、難しいようなら事故扱いにしても構いません。
襲撃は白ログに書かれたもの優先、赤で後から補完する形で。発見者は時間軸等、ある程度狼側に配慮しながら描写いただけると。
(*10) 2011/12/09(Fri) 23:54:44
─ 廊下 ─
ぁ…申し訳、ございません。
[主と同じく、つい昔の呼び方をしてしまった相手>>218に慌てて頭を下げる。
が、大丈夫かと問われると、顔を上げて。]
ソフィー…おにいちゃん、こそ。
大丈夫、ですか?
[自分が見たのは、既にシーツに包まれた後だったけれど。
床に残った水溜まりの跡から、ひどい傷だったと察することは出来た。
それを目の当たりにしたのだから、平気なはずはない。
そう思って、問いを返した。]
(220) 2011/12/09(Fri) 23:56:33
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