87 紅の宴─人喰らい・鬼殺し─
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─ 階段・二階→三階 ─
…あれ、は…
キリル、さん?
[階段を上がっていくと、あと数段で上がりきるところに立ち止まっている姿>>110が見えて。
何をしているのだろうかと、こちらも足を止めて見上げた。
声をかけようとして、けれどキリルがもしも武器を持っていたら、と。
そう考えると、躊躇の間が開いた。
階上から何か聞こえるなら、それも途切れるけれど]
(119) 2013/09/09(Mon) 23:23:47
─ 地下/武器庫 ─
[短剣の柄を握り締めたその時、ジラントからの声>>115が耳に届く。
鞘から引き抜かんとしていた右手が、ピタリと止まった]
……そう、ですか。
…ジラントさん。
その理由、聞いても良いですか。
[傍目冷静にも見えるジラントを片目で見詰め、矛先を向けない理由を問う。
ころすなら誰でも良いと考えている僕との差異は何なのか、それが気になった]
(120) 2013/09/09(Mon) 23:25:21
[「そういう生き方しかできなかった」と返すベルナルト>>*28には、その時、返す言葉が見つからなかった。
ただ、そうなの、と小さく零すくらいしかできなかった。
そんな彼は、今、別の「危険な」誰かと対峙していると、伝い聞こえたコエ>>*30から察せられる。
あの時「多少は慣れている」と笑んで返していたアレクセイ>>*31もまた、今、似たような事態に遭っている可能性がある。
彼らに「助けて」を紡ぐことは、今のメーフィエにはできなかった。]
今の所、アテがある……っていうのは無いんだけど。
危なそうな人が、見つかったら、言うよ。
[誰が『鬼』にとって邪魔なのか、この時はまだ判らないまま。
返す答えは、ひどく頼りない響きになっていた。]
(*33) 2013/09/09(Mon) 23:28:12
― 大広間 ―
[指先がしおれた山の幸を避ければ
籠の底にそれを取るために使った道具が在る。
怪我せぬ為にある丈夫な手袋と共に
それを摘み取る為に必要なナイフが鞘におさめられていて]
――…。
[鞘を撫でて止まる指先。
生きる為に殺す事を、考えている自分に気付く。
その考えを嫌悪するのにそうあるべきとも思う]
《ルール》なら――…
[仕方ない、と己に言い聞かせナイフの柄を握った]
(121) 2013/09/09(Mon) 23:28:38
[喉を狙った一撃は、掲げられた腕から紅を散らすのみ。>>114]
……痛いって言いながら嬉しがるのって、なんなの。
そーゆーシュミなわけっ!?
[どこか呆れたように言いながら、態勢を整えるべく刃を引き戻す。
同時、思うのは、この男をこのままにしておくのは危険だ、という意識]
……ある意味、いっちばんやべぇよな、こう言うのが。
[ぽつり、と呟く所に迫る、刃。>>118
避けるのはできなくはない、が、それは思考しなかった。
敢えて肩に刃を受けながら距離を維持し、左手に持ち替えた刃を男の胸へと向けて繰り出す。
確実に仕留めるならば、多少の傷は厭わない、のは、この手の荒事では常のことだった]
(122) 2013/09/09(Mon) 23:29:57
ああ……これにすっかね。
[男が手を伸ばした先には、普段使っているのと似たような刃渡りの鉈。
手にとって重さを確かめていれば、サーシャの問う声>>120。]
んー……?
―――とびきりの獲物がいるもんで、な。
[あの青を思えば、自然、口の端がゆるく上がった。]
(123) 2013/09/09(Mon) 23:30:59
サーシャは、メモを貼った。
2013/09/09(Mon) 23:33:37
……ま、何とかなるっつーか、何とかする。
しねぇと、色々と厄介だしな。
[大丈夫かと問うアレクセイ>>*32には、大雑把な答えを返す。
程なく、その視界には状況が映るのだろうが]
……アテがないのは、ま、仕方ないわな。
向こうだって、わざわざ出てくるとは思えねぇけど……ヒント掴んだら、報告するってことで。
[メーフィエ>>*33の言葉に、軽い調子で提案を投げて、それから]
ま、目星がつかないんなら、落としやすそうなところから狙うのもありかな。
一人でいそうな女の子とか。
[言いながら、浮かべるのは、一人旅をしていた、という少女の姿]
(*34) 2013/09/09(Mon) 23:35:23
[肩を狙った細い刃が、肉を穿つ感触に、表情無いまま、黒い瞳が見開かれる]
はあ…
[濡れる、紅く濡れて行く]
はあ…は…
[大きく喘ぎながら、ぐいと、更に刃を押し込もうとするその胸に、躊躇いなく繰り出される二度目の刃>>122]
(124) 2013/09/09(Mon) 23:36:50
─ 地下/武器庫 ─
[答えと共に持ち上がるジラントの口端>>123。
それを見て、僕は瞳を僅かに細めた]
獲物……。
決めた相手が居る、ってことですか。
とびきりって、何を以てそう思ったんです?
[少なくとも僕とメーフィエが今、彼の狙う対象ではないことははっきりした。
けれどそう断言した理由が見えなくて、もう一度ジラントに問いを重ねる]
(125) 2013/09/09(Mon) 23:36:53
― 地下/武器庫 ―
[サーシャ>>112に対し、頷くでもなく、ただ是を示すように小さく声をあげた。
「自分でどうにかするしかない」と。その言葉を、自分でも内心で繰り返して。]
…………… ひとりで、やるしか、ないんですよね。
[そう呟いた時、ふっと思い出されたのは、彼が特に気に掛けているように見えたひとの存在。
もしかしたら――と、問いを紡ぎかけ、けれど今は再び唇を閉ざす。
ジラント>>115の返答に、引っ掛かりを覚えたから。
一先ず彼の得物がメーフィエ自身に、またサーシャに向かってくることはないと察しながらも。]
……………なんで、
[先に問うたのはサーシャ>>120の方。
彼へのジラントの答えに耳を傾けながら、少し長めの剣にもう片手を添えた。]
(126) 2013/09/09(Mon) 23:37:46
オリガは、メモを貼った。
2013/09/09(Mon) 23:39:58
…何とかする、って。
無茶しないで下さいよ。
頼りにしているんですから。
[コエ>>*34に対して勝手を言いながらも、思念に滲むは案じる心。
自分が向かっている先に彼が居ることにはまだ気付かない。
同じく、メーフィエが現在どんな思いをしているのかも。
話題が次のアテに対してに移れば、思考は一旦そちらに動いて]
あぁ…そうですね。
抵抗されて正体を知られる心配もなさそうですし。
[男性相手では、力で負けてしまうかもしれない、と。
その不安は表に出すこと無く、同意を返した]
(*35) 2013/09/09(Mon) 23:42:32
[短剣を引き抜く暇はない、そのままベルナルトを突き飛ばして避けるのが唯一の方法…の、筈だったが]
あ、は…!
[また笑みを浮かべたプラーミヤが、その刃を掴み、そのまま、手の平を引き裂きながら、左の胸に刃は届く]
いたい、いたい…あ、あ…
[手の平と胸から、紅をとめどなく流しながら、プラーミヤは、尚嗤う]
(127) 2013/09/09(Mon) 23:43:07
― 階段/三階近く ―
……あ、始まってる。
[そこにいたどちらも、未だ名前を知らない人だった。
声の内容は良く聞こえないけれど、互いが持っている何かが煌めくのが見える。多分、刃物だろう。
そんな折、近づく気配>>119にボクは気付いて振り向いた]
あ、アレクセイさん。おはようございます。
[正しい挨拶かは分からないけど、とりあえず寝て起きた後だからそう言って]
(128) 2013/09/09(Mon) 23:43:18
今、上がらない方がいいかもですよぉ。
[続けて人差し指を立て、唇にあてる。
すぐ近くで殺し合いがあっているのに、随分と呑気に映るかも知れないけれど。
だってあまり知らない2人同士の争いだし、今のボクには関係のない事だ。何かあって巻き込まれない限りは]
(129) 2013/09/09(Mon) 23:43:31
(130) 2013/09/09(Mon) 23:45:21
……猟師の、勘、ってヤツ?
[再度の問>>125、サーシャへと明確な笑みを浮かべる。
男にだって、この左目がどうなっているのか正確にはわからない。
ただ、理解してるのは獲物が鬼ということのみ。
そして、そのことを今は誰にも明かす気もない。]
(131) 2013/09/09(Mon) 23:46:14
[無茶に関しては現在進行中のため、返答はしなかった。
……思わぬ自体に、できなかった、というのが正しいか]
ん、じゃ。
そういう事で。
[返された言葉>>*35の隠れた意図には気づかぬまま。
短い言葉を一つ、返す]
(*36) 2013/09/09(Mon) 23:46:44
― 大広間 ―
[腰のベルトに慣れた手つきでナイフを装備する。
利き手である右のやや後ろ目にそなえるのは
山を歩く時に邪魔にならないよう自然と身についたもの]
勿体無いけど、これも処分しておかなきゃ。
――…これ以上置いておいても腐らせてしまうだけ。
[籠の中にある山の幸を見詰めて、また吐息を漏らす]
(132) 2013/09/09(Mon) 23:47:30
[白い貌から嗤いが消えて、冷たい黒が、青い瞳を間近から覗き込み]
困ったことに「こういう趣味」なんだ、プラーミヤは。
[少しも困ってはいない口調で囁いた]
(133) 2013/09/09(Mon) 23:49:55
……んなっ!?
[繰り出した刃から伝わるのは、確かな手応え。>>127
だが、それを確たるものとしたのは、短剣を突き立てられた男自身の手で]
……ちょっ……なんなんだよ、こいつっ!
[困惑はある──が、刃を引く事はなく。
一転、落ち着いた様子のささやき声>>133に、は、と言いつつ青を瞬いた]
(134) 2013/09/09(Mon) 23:51:30
─ 階段・二→三階 ─
[こちらは上からの物音は耳に届くか届かぬかと言った所で立ち止まっていたから、キリルと違い状況はまだ知らず。
振り向いた「彼女」があまりにも普通だったから、余計に状況把握は遅れた]
え、あ。
おはよう、ございます。
[向けられた挨拶>>128も、何もおきていないような声音。
立ち止まっていた理由を問うことも忘れ、こちらも挨拶を返して。
階段を上がりながら、キリルに此処に居る理由を問おうとした、ところで]
はい?
[人差し指を唇にあて、弱い制止>>129を向けられて瞬く。
何故、と問うより先に嗤い声>>127が耳に入ってきた]
(135) 2013/09/09(Mon) 23:53:52
─ 地下/武器庫 ─
[猟師の勘。
その言葉と共に向けられた明確な笑み>>131。
僕はどうにも納得が出来なかった。
隠れていない右目がジラントに対して猜疑の色を含む]
勘の割に、自信を持って言うんですね。
”とびきりの獲物”って。
………何か隠してませんか?
[何故だろう、気に食わない。
分からないことだらけの中で、この男は何かを知っている。
そんな風に思えて、何かを知ることに対する羨望と、何も分からない僕自身に腹立たしさを覚えた。
どうして、この人だけ。
ぐるぐると内を巡る感情は、次第にどす黒いものに彩られていく]
(136) 2013/09/09(Mon) 23:54:09
― 地下/武器庫 ―
[「とびきりの獲物が」と、口の端上げながらジラント>>123が答えたことに、メーフィエは瞬いた。
その言葉の意味は、まだはっきりとは察せられないが――。
問い重ねたサーシャの方も一瞥してから、鉈を手にしたジラントを、小さく息を呑んで見詰めた。]
勘、ですか。
なんだか、良く判らない、けど……。
[そして聞くことのできた言葉>>131からもまた、その具体的なところは掴めなかった。
笑みだとはっきり判る表情で、けれど端的に伝えられた答え。
問い質したところで教えてくれるようなものではないだろうと想像はつく。
それ故に、無用にこちらから問うことはしなかった。]
(137) 2013/09/09(Mon) 23:54:35
…………。
しょーじき、それ。
そういわれて納得できねぇっつーか。
……そも、アンタ、一体なんなのよ……。
[問いかけながらも、刃には、力がかかる。
確実な止めを狙い、短剣を回して抉りこもうとする動きは、阻まれるか、否か]
(138) 2013/09/09(Mon) 23:56:13
でも、私は、お前の血の方が良い。…よかった……
[熱を帯びた口調で、囁きながら、ノアは、こぽりと、血を唇から溢れさせた*]
(139) 2013/09/09(Mon) 23:58:17
え…
[聞こえた声は、あまりに常軌を逸しているように思えた。
今行われている『ゲーム』自体、常軌を逸しているといえばそう、だが]
──…ベルナルトさん!?
[更に聞こえた声>>134に、自分が抱いた印象にそぐわぬ困惑が乗っているのに気付くと、キリルの横を通りぬけて階上へと向かい]
(140) 2013/09/09(Mon) 23:58:20
[目の前のジラントの「勘」の意味するところを見抜けぬ故に、ベルナルト>>*34のコエに対して異議を述べることはしなかった。
その言葉から誰を襲おうとしているかは見当がつく。]
それでいいと、思う、よ。
あの子だって殺すべきなんだって、解ってる、から……。
(*37) 2013/09/09(Mon) 23:58:32
[コップと籠を持ち直し厨房を覗く。
メイドの姿を見つけると声かけてコップを返した。
本来ならば洗ってしまうまでするのだけど
ゲームに関わらぬご用向きは、と言っていたからそれに甘える]
これ、捨てさせて下さいね。
――…此処でいいのかしら。
[ダストボックスを指さして
返事があるとしなびた野草のみをその中へ]
(141) 2013/09/09(Mon) 23:59:37
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