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わぁ。
じゃあ戻ろうかー。
[また撫でられてベッティは自身の背中へ。
四肢に力を入れて身体を持ち上げると、館を目指して歩き始めた。
背中が適度に冷たくて気持ち良い。
ちなみに忠告の途中でベッティが見慣れた姿に戻るとなってしまったため、口止めについては承諾を返して居なかったりする]
[花畑に行き着く前に、ゼルギウスとイヴァンの姿が遠く目に入る]
イヴァン殿!ゼルギウス殿!ベアトリーチェは見つからなかったのか?!
[少々大きめな声をかける]
[マテウスの大声に青銀の髪を揺らしながらゆっくりと視線を向けて]
おや、マテウスさん。
残念ながらビーチェは見つかりませんでした……
黒江さんが王に聞いたらビーチェは犯人ではないと言うような答えだったようですし。
[ふう、と残念そうに答えた]
[少しでもイヴァンの気が逸れれば、と声を張り上げてみたが、炎がすでにゼルギウスに到達した以上、効果はないだろう]
…ばれたとしても、それを皆が信じるかどうかは別のことだ…
[足取りを乱さぬように、最大限の努力を払いながら、二人に近づいていく]
楽しみにしててくれ。
不安にさせてごめんな。
[少し眉尻を下げ、手を伸ばそうとして ぴたり
その手は宙で止まり]
…3回目だって位だから オレより年上なんだよな、多分…
[どうやら頭を撫でようとしたらしい。
流石にまずいなと止めて]
…またしばらくしたら、王様のあの光が飛んでくるんかな。
――怖ぇな。
[その手はぽり と頬をかき。
泳ぐ視線は薔薇色の空を眺めた後 館へと]
―館内・廊下―
王様も痩せ我慢のヒト?
[ナタルのフォローにまた少し方向変化。
真実まで辿り着ける日はいつか]
でも南の森じゃ丁度いい材料が見つからなくて。
今度は西の方を探してみようかな。
[ナタルに頷き、榛名に言った]
そうですねえ……
まあ、もしも皆が信じるようなら、マテウスさんはマテウスさんの思うままに動いてくださいね。
[近づいてくるマテウスを見ながら、ある意味ピンチだというのに、楽しげに笑うのは思いがけない変化が楽しめそうだからだった]
─→館・廊下─
……結局、某の方が早かった様だな。
[上空からはゼルギウスとイヴァンの姿も見えていた。
小さく呟きながら翼を隠し、館の中へ。
人の姿を探して歩き]
嗚呼、そこに居たか。
[程無くナタルたちの姿を見つけて、その近くまで歩く]
─館内・廊下─
[ゲルダと榛名、二人の様子に感じるのは、なんとも言えない微笑ましさ。
自然、その感情は、口の端に浮かぶ]
んー……やせ我慢、っていうのかなあ。
まあ、あれ。
エライヒトっていうのは、見えないところでもがくものなんだよ。
[今やってるかは、知らないけど、と。
ぼそり、と付け加えたのは届いたか]
─南西・花畑→館─
[うっかりエーリッヒはうんと頷いたもんだと思ってたあたいは、女王の件に関してはそれ以上突っ込まなかったんだぜ。
その事を後にあたいは激しく後悔するのであった……………かどーはわかんねぇけどな!
自分で飛ぶのばっかりで、誰かに連れてかれるってのはなかなかないもんで、エーリッヒの背中に乗って快適にあたいは館までたどり着いたのさ。]
とーちゃっく。楽だー!あんがとなエーリッヒ。
あ、ハノスケも戻ってたんだ。やほー。
[最初に目に付いたハノスケに、ひらひら手を振っといた。
ナタルたちも見えたら、ついでにひらひらってしといたんだぜ。]
─ →館─
[どうやらゼルギウス達とは別のルートを通ったらしく、途中駆けたのもあって彼らよりも先に館についた。
女王の事についてはその時にならないとどうなるかは分からなかったり]
着いたぁー。
ただいまぁ。
あのねぇ、ビーチェどこにもいなかったのー…。
[黒江が丁度ナターリエ達と合流したところなのだろうか、他の者達も見えると探しに出た成果を伝えた。
既に黒江から伝わった後だったかも知れないけれど]
[顔を顰めていうマテウスにはですよねえ、などと軽く頷きを返す]
どうやらそのようですよ。
まあ――王にもきっとなにか事情があるんですよ。
――…多分……
[妖精が減ってさらに結界の維持が大変になる王の苦労など露知らず、そんな事を答える]
─館・廊下─
……嗚呼。
[ナタルに声を掛けられれば、少しだけ気まずそうにした]
否、それらしき姿は無かったな。
エリ殿と、ゼル殿も見なかったと。
[問われた言葉に答えを返す。
ゼルギウスにははっきりと聞いたわけではなかったが、見たなら言うはずであろうという推測も混ぜて]
―館内・廊下―
[今度は西にとゲルダの言葉に頷いて]
ゲルのためなら〜、どこまでも〜…
[ふらふらっと、そんな言葉を語る自分は、本当にどこまでも行っちゃいそうに見えたかもしれない。
ナタルの様子に気づくとこてりと首をかしげただろうか]
―館内・廊下―
黒江さんだ。
おかえりなさい。
[移動しようかと思ったところに帰ってきたヒト一人]
そっか。
エライヒトも大変なんだね…。
[王様に同情しかけた心は、聞こえてしまった呟きにまた半減してしまったかもしれない]
外に出せるんなら、その方がいいよな。
こっちに出す、なら、犯人がまだ居るなら止めた方がいいかもな、犯人がビーチェを選んだ理由がわからないからなぁ…
[何か見たのかもしれんし、と、ゼルギウスと話していた事を マテウスにも話し。
王への不満が滲むマテウスには苦笑して]
気持ちは判るが、焦っていいことなんて何もないからなァ、オレはオレなりにがんばる心算だ。
[ぐ、と拳を握る]
―館内・廊下―
あ。みんなおかえりなさい。
うん、ビーチェちゃんは連れてかれちゃったみたいだね。
[エーリッヒやベッティも戻ってくれば、手を振って。
部屋の中で感じたことを伝えるのだけれど]
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