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─ 第二階層・食堂 ─
[不思議そうな様子>>146には、何も言わず……というか、いえず]
うん、名前はルーシー、っていうんだけどね。
[『お守り』として、黒銀の銃を渡してくれた人。
彼女がこの状況を知ったら、どうなるやら、と。
考えたのは、一瞬……怖すぎて、先は想像できなかったが]
うん、そーよぉ。
航路設定プログラム……船の進み方を設定するのは、ウチのお仕事だったしね。
目的地には、向かってるはずよ。
あれから、航路設定には、誰も手ぇ入れてないはずだから。
[無邪気な様相の問いには、ちょっと得意気に答え、それから。
ふと、端末の時計表示に目を落とす]
……っと。
そろそろ、『集合』の時間かぁ。
行きたくないけど、移動しようか?
[プログラムの起動の時間は近い。
憂鬱なものはあるが、行かないわけにはいかないから、場にいるものを促して立ち上がった。
オーフェンと話している間、こちらを見ていたパトラッシュの視線には気づいていたものの。
特に気にせず、立ち上がってから、なに? という感じで首を傾げて見せた]
[表に出てる間はそちらに集中を傾けるから。
こちらへの意識投射は少し疎らになってしまう]
ああ、大丈夫。
前にも最後を取り込む時にはこんなだった。
[最初は「ノブ」も全く同じに伝えて。
後半は言葉と意識が別のものを紡いだ]
その可能性は誰にでもある。
知識を諦めても潰すべきかどうかを少し考えただけだよ。
まぁ、そりゃそうだな。
[こんな状況で用心しない者もいないだろうし、スティーヴの返答は納得のいくものだった]
あれこれ考える時間もあまりないのが一番の問題だな…
[そのまま会議室に着くまでは何かを考えるように]
そうなんだ?
私はこの人が始めてだから。
[寄生するのも、それだけでなく宿主を完全に取り込むのもいずれは]
確かに、見つかったり、そうでもなくて撃ってくる可能性のある人はほっとくと大変だね。
─ →第二階層 集会室 ─
[遅れがちな通信士を、急かしても置いていかなかったのは彼の息子だからか。
時間に遅れて殲滅プログラムを発動させないためでもあったことだろう。
エレベーターで階層移動し、第二階層へ着くと進路は集会室へと取られる。
途中食堂へ寄る者が居るなら、遅れるなよ、と厳命だけして自分は集会室へと向かった]
『まもなく皆様に一斉射撃を行ってもらいます。集まってください』
[感情というものを感じさせない、相変わらずの機械音声が船内に響く]
─ 第二階層・食堂 ─
[何も言わなければ何でもないんだと、子供は解釈して。
名前を聞けば、「ルーシーねーちゃん」と一度口に昇らせた。
エリカの中で>>159何か怖いことが想像されているとは知らず。]
会えるといいな!
[その時は、本気でそう思って言っていた。
船の航路が変わっていないこと…当然詳しいことは解らないので、ちゃんと着こうとしている、という所だけは読み取った。]
んじゃ、もーちょっとで着くのかなぁ。
前とーちゃんに聞いたら、あとすこしだって言ってたし。
[正確な日数や時間までは知らないが、そう遠くはないのだろうと理解した。
早く着けばいい――そうすればきっと大丈夫。
子供はよく分からないなりに、そんな事を思っていた。]
―第二階層・食堂―
[直接問いがなければそれを読み取る力はなく、エリカの視線には首を傾げてみせたのみ。
更に視線の意図を問われるなら『観察』という正直な二文字が表示されるのだろうが。
事実それ以上の意味はなかった]
[皆が集まる場所に向かうことに異論はないので、周囲が動くに任せて機械犬も身を起こす]
―第二階層・集会室―
[火のついた煙草を口に咥えながら、スティーヴの隣のあたりにいた]
俺はいまのところスティーヴは違うと思っている。
[隣にいるその研究者にそう声をかけながら]
それにこの中で一番PMCを見つけてくれる可能性が高いのはスティーヴだと思ってるしな。
[暗にそちらを今は撃つつもりはないことを示しながら]
オーフがまた撃たれるのも勘弁してほしいものだがな。
[そうぽつりと、もっともそれを止めれる材料を自分は持ち合わせていなかったが]
―第二階層・食堂―
[首もとに抱きつく力の変化を感じたなら、視線は横へ流れ]
おんっ
[鳴き声が少年への承諾の返事だということは、機械を通さずとも伝わるか]
─ 第二階層 集会室 ─
[集会室に着くと、今回は席に座らず壁に背を凭れかけさせ他の者を待つ。
右手にはまだ電子銃は掴まれて居らず、胸の前で両腕が組まれていた]
[その状態で思考するのは、勿論誰を選ぶかと言うこと。
今まで得た情報の中で符合することが多いのは二名、うち一名は昨日も銃を向けた者。
ただ、この情報すらも撹乱されていたりするのなら…。
そう考えると切がなかった。
そんな思考の最中で、隣に居た軍人>>168から声がかかる]
……そりゃありがたいことだな。
期待に応えたいところだが…現状どうにもならんところだ。
[PMCを見つける可能性が高いと言われても、喜色が浮かぶことは無い。
それもそのはず、自分の中では八方塞なのだし、あくまで可能性の話だからだ]
…さて、今一番寄生されている可能性を高く見ているのはあのガキだ。
俺の中では集めた情報の中で符合するものが多すぎる。
お前は、もしガキにPMCが寄生していると発覚しても、護るつもりで居るのか?
[子供のことをを言われても、顔色を変えないどころか一番疑っていると口にする。
そして常々思っていた疑問を軍人へとぶつけてみた。]
楽しみだよ。
ウサギさんが完全に吸収したらどうなるのかも。
[軍人は捕食もしたことがまだなかった。
「ノブ」の最後の抵抗と駆け引きしながら小さく笑う]
そういうこと。
[だからωはスティーヴを狙おうとする。
けれど抵抗は小さくなくて。どう転ぶかは分からない]
―→第二階層・集会所―
[エリカから問われはしなかったが、微かな鳴き声でも拾われていたか。
移動の途中浮かんでいた文字について少年から問われると、胸囲云々には疑問符『??』しか浮かばなかったが]
わぅ
[答える声に合わせ、『敵 さがす』という文字に変わった。
PMCは登録されていないから、代わりに敵と表示される]
そういわれるとは思っていた。
[目を瞑り、咥えたままの煙草は徐々に短くなっていく。
疑うべき要素をいくつも提示されていたうえに、昨日撃たれてもいるのだから不思議には思わない]
そうだな、あいつが寄生されていることが発覚したなら…、
それが間違いがないのなら撃つことになるな。
[静かに告げる言葉の後]
子供のこと守るのも、その子供の行動に責任もつのも、親の義務だからな。
─ 第二階層・集会室 ─
[スティーヴに急かされながら集会室へ。
途中で誰かと合流しても、片手を挙げるいつもの挨拶だけで声は掛けず。集会室に着くと入口脇で壁に寄りかかった]
そうだ、エリカちゃん。
期待に添えなくてゴメン。
[大した情報は入らなかったのだと、それだけは同僚に伝えて。
片手は腰のレーザー銃の上に今から置かれていた]
そっか、それじゃあこの人狙ったほうがいいのかな?
[隣で宿主と会話する相手、二人の会話の内容は宿主を息子を殺すとか殺さないとかそんな話だった]
守りたい相手なのに、殺すの?
[疑問は口にでるが答えはもとめてないので、答えが返ることが無くても気にすることは無い]
─ →第二階層・集会室 ─
あと6日かぁ…。
[エリカに告げられた>>167のは、一週間に少し足りない日。
父親とこんなに長くいられる事は滅多に無いので、いつもなら短いと言っていたんだろうが。今は少し遠くも感じるのは、少年なりの感傷か。
パトラッシュの返事>>169はすぐ解ったので、機械は見ずに嬉しそうに頭をいっぱいなでなでした。
歩きながら見た機械の文字>>172。敵という言葉に、ちょっとの間の後、こっくり頷いた。
集会室に着くと、真っ先に父親の傍に駆け寄って、ぽけっとに手を突っ込んだ。
そこには変わらずレーザー銃がある。
それを少しだけ唇を横に結びながら手にし、一回うっかり落としたが。
拾いなおすと銃口は父親に言った通り、スティーヴに向けるように動かした。
目は相変わらず瞑ったままだった。]
─ 第二階層・集会室 ─
[僅かに下を向いていれば、前髪が落ちて表情も隠れる。
口元がピクピクしているのは時間を前にした緊張から来るものか]
っく。
[震える手が銃を掴む。
昨日とは正反対の素人そのものの動きが銃口を上向けた]
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