情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[聲は聞こえていたが]
[下手をすれば、自分自身が取り込まれそうな状況]
[本性に戻ったエレオノーラの力は、助けになっていたものの、バランスはぎりぎり]
だいじょーぶ、だって。
[レイスから届いた力も借りて、ようやく、それだけ返した]
[制止の声に止まらない歩みを魔人は追います。
ウートラが身を伏せ、ユーリーが空間を渡るのを背に部屋へと踏み込みました。
泣いていたドミニカにはオリガがいるので問題ないでしょう。]
いったい、どうなってるんだ
[部屋の水に触れて振り返るセイレーンを赤混じりの黒が苛立ちを込めて睨みます。
水を苦手とする魔人は部屋の中に立たず宙に浮かんでいましたが、たまに散る小さな飛沫が触れればそこからパッと水蒸気が散りました。]
[誰かがついてきているのならそれはそれでよかった。
ただ、聞こえた言葉に、眉を寄せて]
――…わたしが、取る。
[何をとも言わなかった。
室内に水の力が満ちているからか、しゃがれた声に昔の聲がわずかに重なるように。
水を介して泉のそばへと、力を制御するように送る。
そこに木の力が混じっていることは、気付かれてしまうことは承知の上で。
ニキータが使う力の主導権を、遠くではあるが、少しずつ奪っていこうとして]
馬鹿なことを。
あなたのほうがわたしより強いのだから。
――わたしを助けようと無理をするのは、良くない。
[伝える聲は、心配を帯びている]
力をよこせ。
制御を変わる。
――…
ロランを、木が、取りこんだ。
だけですよ。
[ディスプレイを見ることもなく、ただ、もう振りかえりもせずに、そう伝える]
力が暴れているので。
制御、します。
[聲に答えを返す力はもう残っていない]
[いずれにせよ、制御なんていうのはもう無理で、最後はレイスに任せてしまうことになるだろうか]
[無理かもしれないとは思っていても。
答えのかえらない様子に、一気に主導権を奪いにかかる。
――制御しきれないのは、覚悟の上。
ただ、一度ニキータへ向かっていた力だから。
多少は弱くなっているはずで]
[部屋に満ちる水の力。
纏いつくようなそれに魔人は深く眉を顰めます。
しゃがれた声と甘い聲が重なる響きに聞き惚れる間もなく、『取る』という言葉に、とっさに阻もうと手を伸ばしました。]
・・・・・つっ!
だけ、とか違うだろう!
操られてるなら、都合よく、制御されてたまるか!
[水に触れた場所から激しく水蒸気が噴出します。]
イフリートやぁぁあい。
一体なにがどうなってるんじゃ…… っひょー!?
[部屋に遅れて辿り着いたものの、
室内にて噴き出す水蒸気に身を引いた]
おおおお、穏便にしなきゃ駄目じゃよぅ……!
[慌てふためきながらも木の根を伸ばし、室内の隅に這わせる。水を吸い上げる力は土には劣るものの、その気を弱め、結果としてグレゴリーを補助する程度のことは出来るだろう、と]
[水が蒸発しても、力の主導権を奪うのは、やめない。
行使の仕方はわかっていたから、ニキータの操る力を引き寄せるのは簡単に出来る。
彼が持て余す分、根こそぎ奪ってしまうつもり。
本来ならば、普段から慣れた力が失われてゆく場所でやるようなものではないと、そんなことくらい理解はしていた]
――っ、
出来る、から、手出ししないでくださ…い!
[声は、水のない今、いつものようなしゃがれた音だけ。
慣れない強い力に、それでもグレゴリーと、ウートラへと視線は一度ずつ、飛ばして。
力を、手元に、引き寄せる。
ベルナルトとキリルを襲ったのとおなじ、食らおうとする木の力は、場所が離れても強い。一人、木の中に取り込むことくらい、簡単にできるだろうくらい。
――そしてそれは、手元に引き寄せることで自分を危険にするとわかったうえで]
― 廊下 ―
栄養を。レイスがそう言ったの?
[キュッ][ドミニカの小声に唇を噛む]
[ユーリーが転移するのを少しだけ不安げに見送って]
[ウートラに頼むと言われ小さく頷いた][コクッ]
おまかせします。
今は足手まといになりかねないから。
[ハフッ][こんなことなら危ない橋を渡るのではなかった]
[短気を後悔しながら動かずにレイスの部屋を見ていた]
[ドミニカを背中に庇うような位置で][*ジッ*]
[レイスが何をしようとしているのかを正確に把握していたとはとても言えはしないでしょう。
ただレイスの淡々とした言葉>>134に、このまま唯々諾々と菓子の木に都合よい制御を受け入れる事はできなかったのでした。]
邪魔する と、いっただろう!
[手出しするなと言うしゃがれた声>>138に怒鳴り返します。
エント>>136が言う穏便の欠片もありません。
ブワッと噴出する水蒸気の中でイフリートの身の端々が赤くチリチリ音を立てました。
穏便とはとても言えない手段は水を食らった分だけ魔人の体も削っていきます。
白い幕がはれた時その姿があったなら―――削れた断面に赤い炎を覗かせて佇んでいるのでした。**]
ちゅーか、レイちゃんが制御?しようとしてるんなら邪魔したら不味いんじゃ……いや制御したら制御したで、他の人が捕まるんかのぅ?
ええと、もう、こらレイちゃん、その力、手放しなさい!
[思考は纏まらず思いつくままに言葉を並べ立てて水の気を奪うのを中断し、子供を叱りつけるような声を飛ばす。叫んだ直後、まさに彼から離れて牙を剥いた木の力の流れは微かながら感じ取ることは出来たが止める手立てはなく]
ちょ、イフリート危―――――
[それどころか、己の不得手とする炎の化身が放つ力により吹き飛ばされて、壁にぶつかり一瞬意識が遠ざかる。
水と中和されたことにより、燃えずに済んだのは*不幸中の幸い*]
[力を奪ったのは。
注意をそらす為に無理をしてロランを取りこんだ仲間のため。
――それは同時に木の意志でもあるとは、考えることもない。
無理に引き寄せた力の制御は、やはりうまくいかず。
邪魔するという言葉を聞いて、苦しそうな口元に、わずかに笑みが浮かんだ。
水の多い室内、彼にとってはきついだろうと、頭の片隅で考える。
ウートラも強い炎の中は危険だろう。
木にしてみれば、餌が減るのは困るから。
本人にしてみれば、友が苦しむのも困るから。
無理やり抑えていた力が緩む。
かわりに、室内に残っていた水がざわめいた。
グレゴリーからは遠ざかるように。
ウートラは、守るように。
伸びてくる手に、微笑った]
[制御から外れた力が襲うのは、自分だったら良いと、思ったのは何のためか。
もし自分がここに残ってしまったら、次はだれを連れてゆくべきだろう。
そう思ったのは、一瞬。
キャパシティーを超えた力の大きさに、意識を飛ばすのだった**]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新