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[カルメンの礼に視線を向けて、ニコニコ笑顔を返す。
集中してても寮母は地獄耳で聞こえてるかもと声は出さない。
けど、こっそり手を振って掃除の人手を復活してくれた感謝]
[それからゲルダの台詞に真剣な顔]
甘いからって果汁とは限らないんだ。
甘いお酒と、甘い言葉は気をつけないと。めっ!
[ぴしっともう一度だけ指を突きつけて、またイヴァンを見る。
途中でカルメンがサボってピーチ酒飲んでいたのが見えた。
けど、これも役割分担かな、と文句は言わなかった。
カヤも出来る範囲でしかしてないし]
んー、そっか、そかもなあ…
[カヤの言葉にはうんうん、と頷く]
いやあ、ほら、なーんか、こうアーデルさんも怖いしさ。コアになってる奴も怖くて名乗り出られないんかなあ、とか。
それとも自覚がないんかなあ、とか。
ああでも、良く考えたら自覚ないなら、俺かもしれないんだなあ。
[あっはっは、と笑った]
[ゲルダがよっているとは知らない...は不思議そうにゲルダを見つつ]
どうかしらねぇ…あまりないのかもぉ…?ふわふわは無差別に…とか誰かいってなかったかしらぁ
[精霊に聞いたのかなんなのか、己すらあまり把握してなかったけど
けだるげに腕を机に突いてそこに顔を乗せるようにして]
ライヒアルト君…のデュルクちゃんと少し喋ってたけど術式が違うと気配自体が感じられないから…というのもあるかもしれないわぁ
[結局仮定でしかないけれど。と思いつつ、カヤには笑みを返しつつ、堂々とサボる]
[イヴァンの言葉に口が『あ』の形に空いて固まった。
カヤはベッティに調べられていたのも知らないし。
おまけに結果もわからない。
一緒になって笑えはしないけど、どーしよーの顔になる]
…うー、それ、困るなあ。
カヤは違う…と思うんだけれど。何も聞こえないし。
消えたのはふわふわの声が聞こえる人達とかだったよね?
[寮母が怖くて名乗り出られない、の部分は綺麗にスルーした。
だって自明の理だからあえて肯定するまでもない]
[当然ながらグラスを手にしていたら雷を免れるわけも無く。
ただ自分から飲んだ時とはどう見ても違う様子に手加減を…されたというよりは瓶の側に居た男の子たちが主体になったからだろうか。クラクラする程度の感電で済んだらしい。
幼馴染のぼへらっとした答えにふるふると頭を振りながら]
ぜんっぜん大丈夫じゃないでしょうが!
まったく。
ヌシさま、ちょっとゲルダ捕まえててくださいね。
風起こします。
[ゲルダほど調節は効かないけれど、一応同じことはできるわけで。窓を全開にすると大きく翼を開いた]
みぃ……ダメなの?
[指を突きつけるカヤの言葉に、反対方向に首をこてっ、と傾げつつ、まだボケる。
ちょっと、幼児退行の気が出ているかも知れない。
カルメンの不思議そうな視線にも、なーに? と言わんばかりの視線を向けて。
その様子に、真紅の龍がまた、呆れたように尾を振った]
[ウンウン唸りながら悩んでいたら、ローザに呼ばれた]
ん、わかった!
[その内容にぱっと振り向き頷くと同時にゲルダの傍に。
ちっちゃいながらも重石になるようゲルダの肩に両手を乗せた。
後ろから見たらぶら下がってるみたいに見えなくもない]
[肩を押さえられて、なに? という感じで首を傾げる]
「お手数、おかけいたします……」
[まだぽえっとしている当人に代わり、真紅の龍がこう言ってぺこり、と頭を下げた]
完全無自覚?
ある意味一番性質が悪いような。
[イヴァンの話には肩を竦め、カヤがゲルダの肩を押さえ込んだのを確認すると]
それじゃ、いきますよ!
[広げた翼を大きくはためかせた。
ぶわっと風が流れてふわふわたちがコロコロコロコロ窓の外に転がってゆく]
ふふっ。確かにそうねぇ。…でも自覚が合ったなら…
[そして指示でも出せるなら寮母さんを押し潰してるんじゃないかなぁとこっそり思ったり、まあ己なら押し潰さないし、後が怖いかなぁとかも思うが]
あらぁ…ゲルダちゃんがなんだかいつもと違う可愛さねぇ
[なんて酔ってるなんて思ってない...はそうお気楽に言いながら、ローザが風を巻き起こすのを目を細め見ながらピーチ酒を口元に寄せつつ]
無自覚…ねぇ…
[ふふっという笑みをグラスに隠れている]
ハイハイ、いいこだからじっとしてて。
[首を傾げるゲルダにニコニコ笑顔を向けて宥める。
頭を下げる真紅の龍にはフルフル首を振った]
んーん、お互い様。
けど、こんなに弱いなら危険きけん。
気をつけ…ううん、酔いが醒めたらお説教頑張って。
[既に気をつけたり苦労してたりしてそうな龍に同情の視線。
そうこうしてる内に薔薇色の翼の気流が巻き起こり始める。
押さえる両の小さな手にしっかりと力を入れた]
はーい。
[カヤの言葉に素直に頷いた。
真紅の龍は、同情の視線に、ちょっとくてり、としつつ]
「まったく持って、危険極まりないのですが……この体質は、どうも遺伝のものらしく。
落ち着きましたなら、厳重に注意を」
[真面目な口調でカヤに返す。
で、話題の当人はぽやー、としたまま、薔薇色が巻き起こす気流と、舞い上がるふわふわを眺めていたり]
わ、わわっ!
[草原色のマフラーがフワフワはためいて顔に当たる。
ぎゅっと目を瞑ったから帽子が浮いたことに気付けなかった。
薄茶色の兎耳に当たる風に、はっとして目を開けて]
――あ、カヤの帽子っ!
[見事、帽子はすぽっとはまったふわふわと一緒に外へ。
止めようにも両手はゲルダを押さえているから伸ばせない]
[それは少し前のこと。いつものように、それこそ平和に日常を行っていたときの事。
退屈であったときのこと。未来を占えど明日は普通の日常という結果。
それに少しだけ飽きて、手違いで血を大量に出したとき、願いと言うルーンを作ってみたのだっけ…気づいたら医務室にいたからどうなったのか、それが現実のものであるかさえわからなかったけれど。]
いつもと違うのも…いいわよねぇ?
[もう少しぐらいなら。とか。のんびり思って]
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