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―少し前 風呂場前・廊下―
[じっとkrut>>92を、見つめた。
彼の言葉のニュアンスの意味を考えながら。]
へえ。ふぁにーが、お前を人間だと言ったのか。
[funnyを疑っているような声色だった。無理も無い。
funnyは信じたのだろうか。krutを。じゃあ、きっと良いんだろう、そういうことだろう?
愚痴めいた言葉>>93に苦笑して、肩をすくめた。]
安心しろ、私が占い師だから。
そして役目は、既に終えたよ。モモカン……PecheがLWだ。
私はモモカンを殺す。お前を吊らせはしない。お前が誰であっても、だ。
話はそれだけだ。じゃあな。
風呂、ありがとな。
[笑顔でお礼を言って、彼に背を向けた。
funnyを探すために。]
ああ、そうだ。
[最後にkrutの方を振り返ると]
お前、女の子が傷ついてると分かったら、とにかく何も言わずに抱きしめることだな。
まあ……私だったから、かな?
ともかく。他の女の子に接するときは気をつけろ。
[肩をすくめ、苦笑を送ってから。
本当はあのとき、抱きしめて慰めてほしかったから。]
― 納屋→外 ―
[鉈の重みを確認して、片手で携帯を取り出す。
メモ帳ではない画面を開いて、プルダウンから名前を選択。
『albatross』に合わせて、変更ボタンを押し込んだ]
よし、いこうか。
[白いニット、グレーのカーディガン、ブルーのデニム。
村娘のような格好をしていたマリーよりもずっと現代風の格好で、その片手には鉈を下げて。
とてもアンバランスな図で、集会場に向かって歩く]
─広間─
……ん。
[髪の重さが消えた代わりに、泣き腫らした瞼が重い]
……あー、krutさん?
ちょーどよかった。
[動く人>>99を、緩慢に首を動かして、見る]
[一度大きく踏み出したら、そう簡単には止まれないもの。
krutは考えなかったのだろうか。
村が狼勝利だと、残った村人はどうなるのか、と。
Pecheは、考えなかった。
そんなこと、考えたら怖くなってしまうから。
Pecheはまだ、百瀬里奈という、PLでもあったから]
─ 集会場内 ─
[まさかichininoがkrutに占い師CO済みとは思っていなかったが、それでも自分がやることは変わらない。
狼を吊って、この村を終わらせる。
それだけだから。]
……狼男は、銀が弱点とか言ってたけど。
[人狼はどうなんだろうな、と思いながら、殺すための道具を探しに厨房に入る。
目についた、銀のアイスピックを手に取って。]
―個室―
[funnyに撫でられた>>94。金髪のくせになまいきだ。
けど甘んじて受け入れた。ほんとうは誰かにそうして欲しかったから。心地いい。
すがりついて泣きそうになる。そんなことできるわけない。
全部終わるまで。
けれど]
お前が!?
なんで、まだお前は誰も殺してないんだ……私が……!
[ああ、それに、何だって?
もう一回言ってくれ。
krutを、狂人だと、思ってるのか?
既に、私は、さっき、彼に――
……私は間違えた?
口の中がかさかさで、舌が回らなくて、
ただ相手の言葉を聞くしか無い。>>96]
待って!待―
[手を伸ばしても、遅かった。
彼は行ってしまった。
膝が震えて、すぐに走り出せなかった。]
― 集会場入口 ―
フェルさん、どこにいるかな。
ああ、フェルさんって呼んじゃだめか。
狼のfunnyは、どこにいるかな。
[小さく呟いて、敷地内に入った]
モモ、さん?
[集会場の外、こちらに向かい歩いてくる彼女>>101を見つけた。
その手にあるものは、見るからに不釣合いだけれど─]
……誰にそれを、使うつもりか。
聞いていい、かな?
[こちらからも彼女へ歩み寄りながら、問いかけた。]
[じぶんのてでひきさいたら
もっときもちよくなれるのかな
もっときもちよくなったら
ほんもののつめもてにはいるかな
Pecheも かんぜんなおおかみに なるのかな]
─ 少し前 ─
[本物の『占い師』の所在は知れた。
けれどコエにするのは躊躇われて、けれど『人狼』の危機を見過ごすわけには行かなくて]
Peche、気をつけろ。
LWだってのがバレている。
[緊急的に危機だけはコエに乗せた]
― 台所 ―
[半ば濡れたタオルを枝から取り桶を持って中に入る。
適当な場所において台所をあさる。
念のために持つ武器は果物ナイフ。
革製のカバーがついているので持ち運びやすいというのが理由。
凶器としては少しばかり心もとないもの]
もう、見ているだけなんて、いや。
[それを胸元に引き寄せると柄をぎゅっと握り締める。
つ、と見据えた先の廊下は、仄暗さを湛えていた]
狼のfunny、か。
うん、悪くないな。
[聴こえた声>>106に、笑う。
むしろ、本当に狼だったら良かった。
そしたら、こんな気持ちになんてならずに済んだかもしれないのに。]
でもな。
俺は、あんたが狼だと知ってる。
だから俺は、あんたを吊るよ。Peche。
─広間─
しょーがねーじゃねースか。
ついさっき、オレ史上最悪な大失恋してきたトコなんで。
ショック過ぎて髪まで切っちまいました。
[笑う。口調は軽い]
……ま、そんなコトより、訊きたいコトがあるんスけど。
[行かなくちゃ―
どこに?]
――誰かっ!
[もつれる足をそれでも前に進ませて、個室を出て、辺りを見回し、とにかく誰かを探して―]
[どう説明するか、迷う、惑う]
どこが発端かははっきりしねぇ。
だが、バレてるのは間違いない。
[自分でも動揺しているのが分かる。
今まで持ち得なかった感情と”役目”の間で、揺れて、ゆれて]
このまま行くしかないってのはその通りだが……
気をつけろよ。
[自分は今、albatrossに捕まったために直ぐには駆けつけられない]
─ 集会場外 ─
あぁ、良かった。
他のヤツに向けられたらどうしようかと思ってたとこで。
[向こうから近付いてくるなら好都合と、振りあがる鉈>>113を避けることはしない。
握りを返し、銀の煌きを彼女の胸に突き立てようとしながら─]
俺が狼だったら、本当に良かったのにな。
でも俺を狼だってでっちあげて殺したところで、まだ縄は残ってる。
───逃げ切れるなんて、思うなよ。
…… オレの方は、殺さなくて良かったんスかね?
[軽い]
あの時、オレもアズマっちと、似たよーなコト言ってたのに。
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