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[後… … …もね。
ソレは心の中で呟いて]
…なんでだろうね。
やっぱり…そう言うのが集まっちゃう星の巡り、だったのかしら…
[アーベルの頷きに、少し…考え]
…そういえば、アーベルとも…
あまり、喋ったこと無かったしね…
甘いモノ好き、というのも、初めて知ったけど。
[初めてのことが多かったのかしら?
瞼を閉じて、頬を緩めた]
………確かに、ユリアンともイレーナとも……
それよりも、人とこんなに喋った事自体が久しぶりだな
[”甘いもの好き”の件にはグリューワインを一啜りしつつ]
甘いものは…元気が出るからな。
……ったく。
[笑うアーベルの様子に、まだどこかむっとしつつ]
星のめぐり……か。
[小さく、呟く]
……巡り合わせには……感謝したいところが多い、かも、な。
[その声は、風に消え入りそうで]
そういや、しょっちゅう見かけてるわりに……。
あんまり、喋ったりしなかったもんな、アーベルとは。
[それが、なんか気づけば大立ち回りをするようになっていたりして。
明らかに、どこか、以前とは違って]
……変わった……んだな、やっぱり。
…確かにね…
あたしも、お祭の時は…ランプ売ってたし。
[軽く肩をすくめて見せ…]
…来年も、もう少し…話す機会を作っても良いかもね。
[お店だけじゃなくて。
そう呟くと、ユリアンの言葉には小さく笑って]
…そう、思えたなら…良いんじゃない?
そんな小さな声で言わなくても。
折角会えたんだから……巡りあわせは全て感謝したい…な
[ユリアンとイレ−ナを交互に見つつ小さく呟けば。]
もう少し…あの妖精の騎士とも話してみたかった…かな
[二人に言われた言葉に、そうだな、と呟いて。
アーベルの漏らした呟きに、ふと、空を見る]
……心配すんな。
もう、ちょっとで。
また、会える。
……話す機会なら、それから、持てるさ。
[静かな言葉には、決意が満ちていたか]
前に比べれば、随分……。
『人間らしく』なれた気がする……。
[それがどんな意味を持つのかは、わからないけれど]
…あたしとしては、ルート…
じゃなくて…えっと…リネット、さんと…話して、みたいけど…
[…彼女はどんな風に思っていたのだろうか。
小さく思いながら…]
…そう。
なら…待ってようかな。
[ユリアンの言葉に…視線を空に向け]
[子供はそっと、彼女の手に触れる。
見上げる。
まあるい瓶を、小花の詰まった瓶を、渡しながら。]
ノーラさんが、かなしいの、
僕も、かなしい……
[受け取った瓶を、片手に]
[微笑んで]
大丈夫。
もう…大丈夫だから。
[そしてまた、両手を伸ばして]
[今度は撫でるのではなく]
[す、と意識を凝らす。
空間と、空間の狭間が開くタイミング。
狙うのは、ただ、その瞬間。
ふぁさ……と開く、銀の翅。
青銀の煌めきを帯びる、瞳。
その身を緩く包むのは、銀色の光の粒子]
さあて、と……。
[低い呟きと共に、光の粒子をその手に。瞳は、空間の揺らぎと、そこから差し込む金色の煌めきを捉え]
……勝負だ、バカ親父っ!
[気合のこもった叫びと共に。
その手から、銀の光が放たれた]
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