人狼物語 ─幻夢─


58 Starry stone

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賭博師 アーベル

[「いなくなったら…いやだから」。
聞こえた声に、微か、笑みが掠める]

……ばぁか……。

[離れようとしたのは、わざとで。
裏通りで生きようと思ったのは、距離をあけるためで。
けれど、想いは言葉にしないで。
ただ、呆れたように零すだけ]

(181) 2010/08/26(Thu) 23:25:13

雑貨屋 ゲルダ

 もう、何も手放したくないのだよ
 君と僕が仮令相入れない種でも

 僕は―――このまま後悔なんてしたくないんだ!

[間に入れたかどうかは解らない。
ベッティがアーベルに駆け寄るならば、
娘は兄の様に想っていた黒の―――獣に手を伸ばす。
触れることは叶うか否か。

その刹那、するりとミハエルの手を抜けて――]

(182) 2010/08/26(Thu) 23:25:27

貴族 ミハエル

[ベッティを捕まえて、あちらもこちらも、とするには身体が小さすぎた。
別へ意識を逸らした刹那、ゲルダを捕まえていた手から感触がするりと抜けて行き]

ゲルダ!?

[離れた先に手を伸ばすが、再度掴むまでには至らない]

(183) 2010/08/26(Thu) 23:29:31

修道士 ライヒアルト

――…賽を投げただけだろ。

[クツ、と咽喉がなる。
人の言葉を操る漆黒の獣は蒼を見据える。
間近へと迫る蒼。
アーベルの体勢が崩れる事で銀持つ肩を抑えようとした
前脚の位置が僅かにずれてしまう]

お前と俺じゃ、道が違う。
お前は俺を選ばなかった。

[人狼と人間が同じ場所へ行くとは思わなかった。
人間の群れで暮らしながら人間になれぬ獣は
首筋へと牙を立てる。
アーベルの狙いは見えていた。
人と獣の性質を併せ持つ漆黒は
其処に胸骨がある事を知っていた、けど。
――銀は確かに漆黒の獣を抉る]

(184) 2010/08/26(Thu) 23:29:33

雑貨屋 ゲルダ

 本当に―――…僕は、君の事
 お兄さんのように…想ってたのだよ…ライヒ君

 …おいて行かないでよ
 
[声も、手も、届いたとしても、遅いのかもしれないけれど。
それでも手を伸ばすことは、声を発することはやめない。

叶うなら、漆黒の獣に縋り付いて―――]

(185) 2010/08/26(Thu) 23:32:01

【赤】 修道士 ライヒアルト

いってぇな……

[痛みよりも同胞を置いてゆくことが怖かった。
自分が死んだら誰が彼女を守るのだろう。
守れなくなる事が、つらい]

(*53) 2010/08/26(Thu) 23:32:06

賭博師 アーベル、メモを貼った。

2010/08/26(Thu) 23:33:06

賭博師 アーベル

……にたよーな、もんだ。

[賽を投げた、という言葉に、笑う]

……どーだか、わかんねぇ、ぜ?
なにせ俺、人狼のなりかけだったりするし、さ。

[銀の先、手応えを感じつつ、にぃ、と笑う。
周囲の音は少しずつ遠のくけれど。
羽ばたきの音は、確りと聞こえたから]

あー……ごめんな、キーファー。

[小さな声で、蒼鷹の名を紡いだ]

(186) 2010/08/26(Thu) 23:36:18

【赤】 細工師 イレーネ

――――リヒト……

[目に入る光景が痛い。
昨日失った人に心は傷ついていたのに、
また新しく傷が出来ていく

止められなくて、失う未来しか見えなくて
枯れたはずの涙がまた溢れた。]

(*54) 2010/08/26(Thu) 23:36:43

【赤】 細工師 イレーネ

……あなたも私を置いていくの?

[ぽつと呟く囁きは、赤い世界に悲しく響いた。]

(*55) 2010/08/26(Thu) 23:38:04

修道士 ライヒアルト

[幼馴染に覆い被さる漆黒の獣にあたたかな感触が触れる。
同胞ではない事を理解していた。
触れる温度も匂いも違う――これはゲルダのもの]

――…莫迦だな。
保護者代わりなら出来るかもしれねぇが
俺は家族なんて知らねぇから
兄なんかにゃなれねぇよ。

[微かにゲルダの血の匂いがしただろうか]

年頃の娘が生傷作ってンじゃねぇよ、ばぁか。

(187) 2010/08/26(Thu) 23:39:15

修道士 ライヒアルト

[事が済んだらミハエルに本を贈る気だったけれど
今となってはそれも難しい。
いつか約束した発明家の伝記。
荷の中には様々な薬と一緒に其れがあった]

(188) 2010/08/26(Thu) 23:41:26

宿屋の娘 ベッティ

[自分の身がその場につくのは、漆黒と銀がお互いの身に達してからのことだろうか]

あーべる……

[あと少し手を伸ばせば届くかもしれない距離、足元がおぼつかない、
声は震えてうまく出せない、涙で自分の顔はひどいものだったかもしれない。
わずかににじむ視界に命の源たる、紅だけがやけにはっきりと見えたようなそんな気がする。

伸ばす手はその手を握ることができただろうか]

(189) 2010/08/26(Thu) 23:41:28

細工師 イレーネ

[獣に銀が刺さる様を見ても何も言わない。
泣き叫ぶ事をしないのは、昨日でそれが枯れてしまったからか。
それとも、自分以上に彼らを嘆く人がそこに居たからか。
それ以上に、覚悟はあったからか―――――

ただ涙だけはとめどなく、静かに溢れて頬に落ちた。
そっと、黒い獣に近づいて。]

ライ………。

[その隣に膝を付いた。
ゲルダが縋っているのが解っていたから、
遠慮がちに、その毛の触れられるところに屈みながらそっと頬を寄せた。]

(190) 2010/08/26(Thu) 23:44:21

修道士 ライヒアルト

――……。

[蒼を持つ幼馴染の言葉に金色が揺れる。
期待させながらいつも置いていくから
もう期待しないと決めていたのに。

同族の因子を持ちながらならぬ彼が
愛しくも恨めしくある]

莫迦、だよな。

[もう誰に言うべき言葉なのかも分かりはしない]

(191) 2010/08/26(Thu) 23:44:38

【赤】 修道士 ライヒアルト

――…置いていきたくねぇな。
俺がいなくなったら、
誰がお前を守るんだよ。

[誰よりも心を許していた同胞。
けれど、愛しているなどとは言えない。
言うべきではない]

ずっとずっとお前を想っているよ。
なぁ、俺の大事な、相棒――…

(*56) 2010/08/26(Thu) 23:47:30

賭博師 アーベル

[微かに聞こえた、名を呼ぶ声。
誰のかはわかるから──は、と息を吐く]

……なに、らしくねぇ声、出してんだ、ばかやろ。

[投げ出す形の左の手に、微かに触れる感触。
握る力はないから代わりに]

……ごめん、な。

[小さな声で、こう、紡いだ]

(192) 2010/08/26(Thu) 23:48:12

貴族 ミハエル

[重なる蒼と黒。
それに赤が加わるのは程なくしてだった。
人からも獣からも、同じく赤が零れ落ちている]

──ラィ…………。

[再度名を紡ごうとして、声が掠れた。
本を通じて交流を深めた相手。
獣と転じたその姿に恐怖が無いわけではなかったが、慄く程では無く。
眉尻を下げてその姿を見詰めた]

(193) 2010/08/26(Thu) 23:49:07

修道士 ライヒアルト

[同胞の吐息が漆黒の獣に触れる。
守りたいぬくもりだった。
それももう叶わないのだろう]

――……イレーネ

(194) 2010/08/26(Thu) 23:50:15

雑貨屋 ゲルダ

 僕だって…家族の事は良く解らないよ
 それでもさ―――…嬉しかったんだよ
 怪我の手当して呉れたり、クッキー呉れたり

 ……お墓に、花を手向けて呉れたり
 見守ってくれるのが、嬉しかったの  
 
[ふるふると頸を振って。ぽろぽろと涙が漆黒の獣の毛並みを濡らす。
流れる血は、彼から熱を奪うのだろうか。]

 必要なら……私、食べられてもよかったの
 誰かを奪う分、生きていて欲しかったから

[演技が、はがれる。
仮令、彼の手が大事な人達を殺めていたとしても。
それでも、傍らの青年に言の葉を綴り続けて。]

(195) 2010/08/26(Thu) 23:50:34

貴族 ミハエル、修道士 ライヒアルト寄り添う2人も翡翠に収める。

2010/08/26(Thu) 23:52:44

宿屋の娘 ベッティ

いらない……そんな言葉……

[返される言葉、握る手にむこうからの力は返ってこない。
彼の身からこぼれおちる紅と共に命が零れ落ちていくのを、ただ自分は見ることしかできず]

ずっと……ずっと……好きだったんだよ……

ただ、私は……アーベルと……一緒に………

[ぎゅっとただその手を握れば、命をつなぎとめられないかと、
祈りを込めて握る手に額をこすりつけて]

ごめん……ごめん……わがままで……

(196) 2010/08/26(Thu) 23:53:56

修道士 ライヒアルト

[銀の毒が漆黒の獣を侵してゆく。
熱くて苦しくて仕方がないけれど
其れは一つも表に出さない]

――…は。

[結局、アーベルの心臓を喰らう事も叶わない。
ぽた、ぽた、と人と同じ赤い血が胸から滴る。
幼馴染の上からは動こうとはしなかった。

――…誰かに奪われるのも、厭だったから]

(197) 2010/08/26(Thu) 23:54:44

修道士 ライヒアルト

 
 
[ゲルダの声が届いたが僅かに困ったような笑みが金色の眸に灯る]

(198) 2010/08/26(Thu) 23:56:52

【赤】 修道士 ライヒアルト

――…グラォシルヴ

[最期に、酷く優しい聲でその名を呼んだ]

(*57) 2010/08/26(Thu) 23:58:19

【赤】 細工師 イレーネ

[失う覚悟はしていた。
子のために、夫も同胞も。

だけど夫のそれは急で、
同胞には予感があって

取り乱さないのは、情愛の差だろうか

痛みだけは、等しく胸に残るのに。
涙は同じだけ溢れてくるのに。]

(*58) 2010/08/26(Thu) 23:58:22

【赤】 細工師 イレーネ

リヒト、リヒト………

[末期の優しいコエが届けば、名を呼ぶ声が止まらずに
置いていかないで、と口を開きかけて。]

私、…私も
ずっと、ずっと一緒だったから

[夫とは違う、けれどとても大切だった]

大好きだったよ、相棒…………

[覚悟していたからこそか、

言葉が零れた。]

(*59) 2010/08/26(Thu) 23:58:35

賭博師 アーベル

…………。

[紡がれる告白に、返す言葉はない。
それは、だいぶ前に捨てたつもりのものだから。
だから、ただ、静かに、聞いて]

……謝ることか、それ。
っとに……もう。

[掠れた声で紡げるのは、やはり。
呆れたような口調の一言だけだった]

でも……らしいっちゃ、らしい、か、ね……?

(199) 2010/08/26(Thu) 23:58:41

雑貨屋 ゲルダ

 アーベル君も、ライヒ君も…いっちゃやだよ

[すん、と鼻をならす。体温が失われていくのが解ったから]

(200) 2010/08/26(Thu) 23:59:30

修道士 ライヒアルト

 
 
[漆黒の獣は蒼を離さぬまま、金は静かに閉ざされた]

(201) 2010/08/26(Thu) 23:59:48

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