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お昼寝してくれてる間に、とりま、で書き上げたので、変なとこあったらごめんなさ、とドキドキしつつ。こんな感じで〆させていただいてみますと。
出すだけだして、来れたらまた夜に、です**
音楽家 ヘルムートは、鍋)・)[くろねこはようすをみている]
神父 クレメンスは、 きゅー(・|
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反応せずにはおれんものが見えたので、たたっとお返しする。
色々経緯あったとはいえ、人を殺めた事は罪としてずっと持っていくつもりでいるからなあ……。
それを踏まえると、色々とこう、うん。
嬉しい一幕だった。
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[きゅー、とないたひとに手を振った]
しかし、半端に雨が降ってきて蒸し暑い……。
今年はと言うか今年もというか、軽く死ねるな……。
[やがて、死者も生者も、その場から旅立っていったろうか......けれど、小さな金色の狼は、最後までその場に留まっていた]
くうーん......
[そうして、いくつかの陽と月が巡った後、仔狼は夜明けの海に向かって駆け出して行く。
『ここを出たい』
最初に願った、その願いを叶えるかのように、金色の仔狼は、青い海に向かって駆けて、駆けて...]
[やがて、その姿は、まっすぐに走る1人の少年の姿に戻り、海と空の間に金色の光となって溶けていった......*]
― いつか ―
[鎮魂歌の静かな音色に、合わせるように小鳥がさえずる。
音楽家の奏でるピアノの上に、人を恐れる様子も無く舞い降りたのは、一羽の雲雀]
Pii――chichichi......
[高く澄んだ声で鳴く、その小鳥の羽根色は、普通の雲雀よりも、ずっと薄く、頭には光の加減で金色にも見える冠羽]
Pichichi...Pirururu...
[小さな雲雀の歌は巡る風に乗り、いつか金色の髪の少女の元へも、届くのかもしれなかった**]
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[結局、自分が小鳥になったらしい]
夜の鳥じゃなく、日の光の中で鳴く鳥なら、ヘルるんのトラウマも刺激しないだろうという計算のもと...
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ちょ、おま、計算ってwww
降りて来たらチラ見して、何も言わずに演奏する図が用意に浮かぶんだが、それ。
そしてその連想は何故にw
[今回の『場』において、命を失った者は共同墓地ないし集会場の庭に埋葬されることになり。
亡骸と対面した者達の中には、酒場の主の素顔が思いのほか若く見えることに驚く者も居た。
その中の一人から、一昔前にある街の劇場で観た歌い手に似ているという声なども出たりしたが、正答を出せる者はこの場に居らず。
酒場の主は、縁故も辿れぬままに弔われ、同じ場所で命を落とした彼ら、彼女らと共に眠ることとなり。
それから、数年の時を経て。
何時しか夏の慰霊祭と、付随して行われる音楽祭が目玉になりつつある海辺の村に一人の女が現れた]
…ここが、私のお母さんが眠っている所なのね。
[女を育ててくれた養父母は優しく、本当の子供の様に愛してくれた。
だから、自分が養子であることを悩んだことも無かったし、どうして自分が養子になったかも気に病んではいなかった。
けれど養父母は、二人ともずっと後悔し続けていたのだと。
そう聞かされたのは、母が自分と引き離されたという年になった、19の春のことだった]
[養父母は、元々母のことを知っていたらしい。
最も、劇場に立って歌う姿しか知らなかったという話だが、だからこそ養父母は自分を引き取ってしまったのだという。
『─男に騙されて、子供が出来てしまったから産んだけれど、年が若すぎるから子を持て余しているし親の自覚も無い。』
『あの娘の元では子供が不幸になってしまう、どうかあの子を引き取ってくれ。』
こんな、話を持ってきた者がついた嘘を信じ込ませる程度に若すぎることを、知っていたから。
元々子の居なかった夫婦は疑うこともせず自分を引き取り、そしてこんな小さな子を身勝手に手放す女を許せなかったのだと。
だから。
一度、泣きながら娘を返して欲しいと訪ねてきた彼女を、ひどい言葉で追い返して。
母に恵まれなかった子供が、不幸と感じない様に心を砕き続けると決めたのだ、と]
[母は、確かに子の親になるには若過ぎた。
けれど、決して悪い母ではなく、愛情をもって娘に接していたという。
一所懸命に娘の為に心を配り、自身に足りない部分は周囲の助けも借りて補うことも忘れはしなかった。
問題は、彼女の歌目当ての客が増えたことだった。
歌わせれば歌わせる程金になるのに、娘に手がかかる以上出演も制限がかかる。
欲に目のくらんだ劇場主が、手っ取り早く母を自由にする手段として娘を─私を人にやることにしたのだと。
母が年若過ぎた故に説得力を持った劇場主の嘘は、けれど母の常を見ていた仲間達には当然通じず。
娘を取り上げられ、親失格とまで言われた彼女の傷心に、彼女がこの街を、全てを捨てて消える手助けをしたのだという。
そんな話を、今更しに来たのは、自身も劇場を離れることになり。
彼女のことを酷い母だと誤解したまま、娘を育てないで欲しいという思いが堪えきれなくなったから。
劇場で共に歌い、演じた仲間達の思いも背負い、今日此処に来たのだと言って、劇場員は帰っていったらしい]
[その後、養父母は改めて劇場員の話の裏を取り、それが真実であることを知って。
知らなかったとはいえ、親子を引き離す非道に加担していた自身に呆然自失になったという。
それからすぐさま、母の消息を探し連絡を取ろうとしたけれど、行先は杳として知れず。
せめて、私が自分で見聞きし、判断できる年になったらきちんと真実を伝えようと決めていたのだと。
幼い貴女を、愛情あふれていた母親を、引き離してしまった。
そんな、打ち明け話に至る経緯を聞いた私は、養父母が悪いとは思わなかった。
ただ、産みの母という人がどんな人か、と聞いた時いつも曖昧に誤魔化す養父母がどこか苦しそうだった、その理由が分かっただけ。
それと。
度々夢で見ていた、自分を優しく見つめ、歌い、背を撫でてくれる。
あの女性がきっと母なのだろうな。
その想いが、確証に変わっただけで]
[それから、また、数年して。
養父母の元に流れてきた、ある噂が。
女をこの、海辺の村に訪れさせたのだ]
…会う人会う人、そっくりだって言うんだから。
やっぱり、私のお母さんで合ってるんだろうなぁ。
[女の顔を見るなり、似ていると言う人が揃って案内してくれたのは小さな酒場。
主が亡くなった今は営業していないものの、常連だった村人が代わる代わる掃除や風通しをしてくれているらしく建物の傷みは少なかった。
酒場の割に簡素で、どちらかといえば食堂のような雰囲気なのだが。
自分でも探し、伝え聞いた彼女の話を思えば、こちらの方がらしい気もする。
すぅ、と息を吸って窓からの潮風を取り込むと、ゆっくりと目を閉じて]
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