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んー、じゃあそうしてみる?
だって、おれにはできないしさ。
それで戻ってくるならいいんじゃないかなぁ。
って思うんだけど、どうだろ。
男は女を守らなきゃいけないんだから、やっちゃったっていうなら当然それくらい出来るよね?
……悩んでても始まらない、と。
気合、入れて行きましょう。
[軽い口調で言いつつ。不安げな声を上げる黒猫には、心配すんな、と笑みを向けて。
広場へと向けて歩いて行けば、やがて、金と銀とが目に入るだろうか]
……ま、それは冗談にして。
んー、しばらく考えててよ。
その間さ、色々見てくるよ。
ね、今日の目玉はなに? あ。あのピエロはいらないよ。
[うーん、と考え込む仕草]
そうですねえ、もう一人占い師がいれば出来るかもしれませんが、さすがに自分で自分を占うのは無理ですし。
あとは…いや、これはまずいな。
[ぶんぶんと頭を振る]
……おやま、御揃いで。
[そちらへ向けて歩み寄り、軽い口調で声をかける。
黒猫も、挨拶するように尻尾を振って]
なにやら深刻なご様子で、何か秘密の相談会ですか、と。
なんだ、冗談ですか?
本気にして損したなあ…。
あ、お勧めは、やっぱり氷柱の美女ですね、少し氷が溶けて一段と綺麗ですよ。
最終日には、大掛かりな仕掛けがあるそうなんで、楽しみにしていてください。
あら…こんにちは。
[コーネリアスとハーヴェイを見つけて手をふった。
その向こうに、リックを見つけるとちょっぴり舌を出して。]
あ、本気にしてたの。じゃあやろうよー。
なんてね。
んー危ないっていうの、忘れられるわけないと思うけど。
どういうことか聞いておかないともっと危ないと思うよ。だって、それをおれがやってしまったりしたら、大変でしょ?
んーと。
最終日かー。じゃあそれまでに、何かつなぎであるんじゃないの?
昨日みたいに新しい人とかさ。あきさせないためにそういうのやってるんじゃない?
なんて思ったりするんだけどな
[レベッカにも会釈して、小さく溜め息をつく]
何だか昨日の再現みたいになってきましたねえ。
[ニーナさんが居ませんけど、と小声で付け加え]
[リックから聞いた説明に、ほんの一瞬、表情は険しくなるか。
それから、ぐるりと周囲を見回して]
……なるほどね。
それで、今朝、『視えた』……って訳か。
[ため息混じりに言いつつ、ぐしゃりと前髪をかき上げて。
レベッカの声が聞こえれば、そちらに向けて手を振る]
[ふわり、と。
次に少女の魂が姿を現したのは、広場の真ん中。
その姿が見える人は極僅かだろう、悲しい事に。
──尤も、そんな事は遠い昔にもう慣れているけれど。
アーヴァインさんとエレノアさんの気配は、判るのだけれど──
彼女の娘は、どうなったのだろうか。読取れない。
肝心なその二人の魂も何処にいるのか、よく判らないし。]
……久しぶりだと、感覚がいまいち戻らないな。
[小さな溜息を零して、振り返る。
少し離れた場所に揃う、見慣れた顔ぶれに僅かに青を見開いて
彼らのすぐ傍に佇む、銀の髪に気付いて、微かに眉を寄せた]
一人で勝手に出来ることじゃありませんから、其の点は大丈夫ですよ。出来る人も限られてますし…て、だから忘れてくださいってば。
[リックの言葉に手をひらひらと振る]
そうですね、今日の人気は新人の妖精さんかな。
可愛らしくて評判ですよ。確かナイフ投げの実演に出演してるはずです。
たまたまってこともあると思うけどなぁ。
何事も、可能性だよ?
って、妖精さん?
ああ、やっぱり、新人さんなのか。あれでしょ、毎日ちがう「新人さん」を最初から用意してるんじゃないの?
でも、なんか妖精って言われてると興味あるかも。
どこにいるの?
えぇ、もう大丈夫、心配ありがとう。
[にこりとリックには笑いかけつつ、ハーヴェイの言葉とコーネリアスの言葉に耳を傾ける。
話題はニーナのことだろうから、かきまわさないようにと]
──そうかも、しれませんね。
でも、不機嫌なのは、誰のせいでしょうか。
[近寄る事もせずに、恐怖と、嫌悪を滲ませたまま視線を返す。
謎掛けのように言葉を返すも、答えは求めていない。]
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