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[リディとイレーネが語る言葉は
印を持たぬ自分には判らない]
[解らない]
[やがて外に出た者たちが戻り
それぞれの様子に息を飲む]
……ノーラさん、が?
[口をついた言葉はそれだけで
倒れ込むブリジットをアーベルが支えるのをただ見つめる]
[倒れたブリジットをソファに寝かせて思案するようなアーベルと目が合う]
[着替えを、と言うアーベルを見て
イレーネの様子を伺う]
[イレーネの意識はリディに向いていて、支えた腕をそっと放してブリジットの元へ]
ここで着替えさせるわけにもいかないわね…
彼女の部屋まで運んでもらえますか?
[頼めば彼は運んでくれるだろう]
[部屋へとつれていき、ベッドに寝かせてもらい]
男の人は外で、ね。
[とアーベルを追い出してブリジットを着替えさせる]
[夜着があればそれを、なければある物を]
[一通り終えたなら毛布を掛けて]
……おやすみなさい
[と声をかけ、部屋を出る]
[手を離したのは何方が先だったか。]
悪くない?
ほんとに?
ううん、違う。違うよ。
ぼくがちゃんとしなかったから。
選ばなかったから、痛いんだ。
[涙はもう乾いていた。笑みもなかった。
声はほんの少しだけ震えていた。
紅茶を受け取った。包み込んだ両手に温かさは伝わったが、味は分からなかった。]
[紅茶が全て身体の中に収まった頃、外から喧騒が流れ込む。]
ごめんなさい。
[新たな死を告げられた時、俯いたままの少女が落としたのはそれだけだった。
倒れ込むブリジットと、支えられるアーベルの脇を擦り抜けて、廊下へと出た。]
[誰か呼び止める者はいただろうか。何方にせよ、振り返りはしなかったが。
ピアノの音が聞こえて、暫し足を止める。楽しげなのに何処か冷たい音。
誰が弾いているかは分かったが、そちらへ向かおうとはしなかった。否、もしかしたら分かったからこそ、かも知れない。
代わりにその足は階上へと*向けられた。*]
青年 アーベルが「時間を進める」を選択しました
青年 アーベルが「時間を進める」を取り消しました
……ありがと、ございます。
[ブリジットの着替えを引き受けてくれたナターリエに短く言ったのは、廊下に出されてから。
額に手を当てて髪をかき上げ、再び広間へ。
人の大分少なくなった広間。
道具を探してきて、黙々とあかい跡を片付ける]
……って……あ。
[床のあかを片付け──僅かな跡は、残ってしまったが──、ふと見やった窓際]
忘れてた。
[突然の騒動の中、その存在をすっかり忘れていたもの。
いつの間にか放り出していた皿は、ひっそりと無残な姿に]
……これも、片付けとかねーと。
[小さく呟きつつ、欠片を集め]
……いって……。
[ぼんやりとしていたのがまずかったのか、それとも、打ち捨てられた破片の逆襲か。
指先に滲む、赤。熱のような痛み]
ガキじゃねぇんだから……。
[呟きつつ、血の滲む部分を軽く舐めて、持っていたハンカチで縛りつける。
その後は何事もなく、片づけを終え、二階へと]
[当たり前なのかも知れない、けれど。
自身の紅では、渇きは癒える事もなく]
……融通きかねぇの……。
[愚痴のような、文句のようなコトバが。
ぽつり、と零れた]
[自室に戻る。
何となく眠る気にはなれずに、先日部屋に持ち込んだブランデーを数口飲んで、窓枠に腰掛ける。
森番を継いでからはアルコールで身体を強引に温める機会も多く、酒に慣れた体は容易く酔う事もできなかった。
そのまま、少しだけ歪な月を見上げつつ。
いつものように、*歌を紡いで*]
[ぼんやりと、広間の出来事を思い返す。
緋色の意識は、他者に比べれば多くの事を察知する事ができていたから]
……蒼と、朱。
[聖なる花を抱いた二人の少女。
全く違う表情を見せていた、二人]
……痛みは、逆らえば与えられる……か。
[それならば何故、と思う。
痛みの理由が、その本質が同じなのであれば。
与えられていたそれがどのようなものかは、自身も身を持って思い知っていて。
それを受けつつ、何故、抗うのかと。
蒼の風の内に生じる、微かな疑問]
……もし。
意味があるなら。
[それが知りたいと。
何故か、そんな気持ちになっていた。
機会は得られるだろうか。
獣の性、どれだけ抑えられるか自分でもわからない。
それでも。
知りたいと。
緋色の内で揺らぎながら。
蒼の風は*ぼんやりとしたまどろみへ*]
/中/
さてさてー。
吊りがどこに行くかは流れ次第ですが。
襲撃はそろそろ、聖痕に行きたいわけで。
何となく、リディかなあ、とぼんやり。
色々とパターン考えてたが、よっぽどの事がない限り最後まで生き意地張ってもがきまくれる感がある。
今まではへにゃったLWばっかりだったからな……少しはしぶとくならんと。
ていうかですよ。
ふと気がついたんだが。
何で俺。
約半年に一回狼やってんですか。
研究生 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました
―二階・自室―
[トンッ。と壁に突き立つ音と共に目を覚ます
窓を開けて、突き立つ矢を取って、そこに括ってある紙を見る
特定の音と香りを使って動物を操る技術。それを持つものも、その香りの元を買ったものも近辺にはいない。と、人狼のことが少し書いてあったが、それは既に聞いた程度の情報であって…少し考えた後、紙に色々書いて、また矢に括りつけて、荷物からボウガンを出し、窓から森へ向けて放ち、窓を閉める]
人狼…なぁ
ま、今となっちゃ…信じるしかなさそうだよな…
[起こった出来事を軽く思い出し、そして二日前にギュンターと喋ったことまで思い出し呟き]
人狼は人に化けれる。んで、時、場所、システム、教会だとか因子だとかいっていた
過去にもあったとか聞くがその時はどうしたんだかな
[わからないことはまだ多いが、ここにいても仕方がない。やることもある。と、木箱を背負って部屋を後にした]
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