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少しでも休めたのなら良かった。
[ローズの此方を気遣う言葉に笑って答える]
俺は平気。
野宿とか慣れてるからね。
…礼はいらないよ。
それに、俺が起きるのを待っていたら何時になるか分からないしね。
―温室―
[『…あなたは、きっと…自分の家族や恋人でも、そうだと知れば殺すのでしょうね。』
去り行くコーネリアスの声が、私の胸に突き刺さった。]
そういうものはね、予め捨てているのです。
異端審問官に、情はいらない。
[その言葉が彼に聴こえたかどうかは、わからないが。
表情は、作り物じみた笑顔のまま。]
そうだ、ウェンディさん。
花を摘んでいくついでに、夕食のデザートに使う果物ももいでいきましょう。
苺に木苺、石榴に葡萄。よりどりみどりです。
生で食べてもいいし、私がそれを使って何かお菓子を作るのもいいかもしれない。
何か、好きな果物はありますか?
[コーネリアスを見送った後、ウェンディに向かって笑いかける。]
─音楽室─
[旋律にあわせて紡がれる歌声に気づいたのは、いつだったろうか。
夢中になっていたため、気づいた時はいつの間に、と驚いたけれど。
それでも、何となく。
気を鎮めたい、という思いは彼の方が強いのではないかと、そう、思えたから。
手を止めず、声もかけずに。
しばらくは旋律を紡いでいた]
/中/
人のキャラ動かすの、ほんとは苦手なんだけどね(ぁぅぁぅぁぅ。
でも、このままここにこもってる訳にもいかないしにゃー(' ';;
んでもって、ろずなさはほぼ確定だねー。
わーい、ニヨ組に回ろう。
回るったら回るんだい(何。
――温室――
[ルーサーに声を掛けれれば、唇から奏でられる旋律は消え失せ。芳しい花から少女は顔を上げて振り返る。]
果物…。いっぱいあるのですね…。
えっと…私は…石榴と葡萄が…食べたいです…。
――神父様はお菓子作りもなさるんですね…。
[自身に問い掛けられた言葉に耳を傾け、少女は僅かに考えを廻らせて、自分の希望を唇に乗せた。
向けられた微笑に、微笑を乗せて――]
[ 滴を拭き取り厨房を後にするも、広間には向かわずに宛ても無く館内を彷徨う。如何にか外へと脱出する手段を捜す――恐らく麓に向かったであろう侍女が彼の様子では、村からの救援を期待するのは無理だろう――為というのは単なる云い訳で、人の多い場所には出向く気には成れなかったから。
零れる旋律に混じる歌声は青年の耳にも届いたか、音楽室の前を通り掛かれば一度立ち止まるも、中に入る事は無く其の儘通り過ぎる。]
[異端審問官が、裁くかもしれない対象に向かって情を持つなどありえない。
そう、思っていたのに。
彼女が、もし私の娘であったなら。
そんな風に、考え始めていた。
しかし。
彼女が私の罪を知ったならば。
この手は、振り払われるのだろうか。]
―広間―
あんな風に眠れるのが久しぶりだったから、少し驚いたくらいだわ。
でも…野宿になれていても、ここは屋内だわ。それにあそこは、あなたの部屋よ
…でも嬉しかったの。
あなたが起きなかったから。
わたしが部屋にいても、良かったのかなって
[わたしは少し考えて、スープに手を伸ばす。]
いただくわ。ありがとう
ええ。
30年程前、家事全般に目覚めまして。
特に料理やお菓子作りは大好きですよ。
食べるのも作るのも。
では石榴はそのままで。
葡萄はジャムとコンポートにもしちゃいましょう。
楽しみにしていてくださいね?
[石榴と葡萄を摘んでから、温室の隅の方へ。]
[何曲目のそれになるのか、自分でもわからない最後の一音を響かせた後。
手を止めて、振り返る。
いつかのように、邪魔をしたかと気遣うコーネリアスには、いいえ、と微笑むものの。
……その後に、どう、言葉をつなげればいいのか、しばし、思い悩む。
自分が『視た』ものを。
彼が直接見た事は、想像に難くないから。
あの時聞こえていた『声』を拒絶せずに、ちゃんと聞いていればよかった、と今更のように後悔する。
もしかしたら、彼への伝言もあったやもしれぬのに、と]
/中/
フラグはまぁ、思いっきり立ててますが。
これを周りがどう取るか、という事で。
特に人狼様がどう動くか、というのは重要。
敢てさっくり殺して別離と言う悲劇を作るか
敢て生かして恋人同士の殺し合いと言う悲劇を作るか
もちろんローズ人狼なら彼女に喰われるという選択はありだしね。
むしろ歓迎(苦笑)
…好きな人に殺される、って、ゾクゾクする(まてぃ!!)
中の人を見れば納得すると思うよ、これ(苦笑)
−回想−
[アーヴァインに引き止められ、ショールをローズマリーへと返した後。彼は手にした鞄を置くべく、与えられた部屋へと戻った。
階段を登る足取りが重かったのは、気のせいではなく気疲れのだったのか。サイドテーブルに鞄を置き、そのまま転がったのが運のつき。
次に気が付いたのは、翌朝の事だった。]
[温室の隅の方。
臙脂色のあざみ、ロベリア、黄色い弟切草にカーネーション、黒百合、青いムスカリが咲き乱れている。
蕾のままの『何か』は、まだ花開かぬまま。]
ここの花だけは私が植えた物なのですよ。
だから摘み放題なのです。
[といいながらも、取り出したのは鋏。]
棘のある花もありますので、ウェンディさんは花籠を持っているだけで結構ですよ。
怪我でもしたら大変です。
[葡萄と石榴を入れた花籠を一度地面に置き、
鋏で花々を切り始める。]
[ 腕を組み顎に手を当てて思考を巡らせつつ歩んでいけば、廊下の角に突き当たり眼前には閉ざされた扉。他と比べれば些か異質な空気を放っているようにも思える其の部屋は、普段から書斎以外に大した興味は無かった青年の目をも惹いたのだけれど、一度として立ち入った事は無い。今は亡き――然う、彼は死んだのだ――館の主に訊ねたところ、手許に鍵が無いのだと笑ってはぐらかされた記憶が有る。
試しにドアノブに手を伸ばし回して見るも、矢張り施錠がされた儘だった。]
……何か在れば、と思ったんだが。
[ 其処が凶器と狂気の眠る場所だと、青年は未だ知らない。]
[ルーサーの言葉を聞くと、少女は一瞬目を見開き、それからぱちぱちと瞬きを数回繰り返して――]
三十年前から…。では今ではもう、手馴れたものですよね?
[三十年前に彼を今の姿に変えてしまった出来事があったのだろうかと、ふと思いながらも言及せずに――]
じゃぁ、神父様のお考えのままに…。
楽しみにしていますわ。
[ふわりと微笑むと、隅へと足を運ぶルーサーの姿を見送りながら、少女は再び花を摘む]
天使のパンは 人々の糧になりました
天から与えられたパンは 形あるものとなりました
あぁ 驚くべきことに
主は自らを糧としてくださる
貧しき者たち
卑しきしもべたちへ――
[神に感謝する歌を口ずさみながら――]
[私が花を手向けるのはアーヴァインを悼む為ではない。
むしろ逆。あの男への悪意から来る衝動だ。
まさか、あの男にこの花を手向ける日が来ようとは。
私はウェンディに気付かれないよう、密やかに笑った。]
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