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─ 特殊教室棟理科室 ─
[意識が完全に覚醒する前に頭に衝撃を受けた>>79]
でっ!!
[実験台と挟まれた形になったが、痛みは然程ではない。
声は反射的に出たものだ]
………うわ、やられた。
ふははははは。
[頭に振り下ろされた物を認識して、ようやく事態を飲み込む。
言葉を紡いだ後、自分のあまりの間抜けさに額を実験台につけて笑った]
あー、2組の神宮寺か。
良く見つけたなぁ。
[不意打ちに怒るでもなく、身体を起こして笑いかける。
寝てる間に襲われるリスクは承知の上で寝ていたのだから、怒る理由も無かった]
ちょーっと休憩するつもりだったんだけどな。
寝ちまってた。
にしても寝てる奴殴ってまで勝ち点欲しいってか?
お前結構合理主義なんだな。
[首を傾げて問う様子>>80には、揶揄う態で言う。
本気で非難しているわけではないと言うのは、軽い口調からも感じ取れるはずだ]
んでも、そこまでしてってこたー、本気で『裏番長』になりてーの?
…お前みてーな奴なら問題無さそうかぁ。
俺はなる気ねーし、なる気がある奴に勝ち点くれてやるのは吝かじゃねーわ。
[やる気の無い奴が『裏番長』になってもしょうがない、と思うところもあるため、そんなことを言って笑う]
何より女殴るのは性にあわねーし。
結果オーライってことで。
[何が結果オーライなのか。
ともあれ、奇襲されたことに関しては気にしていないらしい**]
─ 普通教室棟 2階廊下 ─
[一先ず、トイレでスポンジ濯いで汚れを落とし、廊下に戻り]
……さって、どーすっか。
場所変えっかなあ。
[なんて呟きながら、一先ずてこてこ歩いてく]
これも使いようだけど、難しいしなぁ……。
― 普通棟 2階廊下 ―
こらーっ!逃げるんじゃねーっ!男らしく戦えーっ!
[相手は陸上部かなにかなのか、随分と俊足だ。それを地響き立てて追いかけていると、トイレから出て来た小さいの>>85に、危うくぶつかりそうになる]
うおっと!ごめんな、ちび助!
[おっとと、と、避けながら声をかけて、そのまま追っかけっこを続けようとしたのだが]
ガゴッ!!
[避けた拍子に、頭上に差し上げていたモップ絞り器が、丁度トイレの先にあった非常扉のドア枠に、思い切りぶつかった]
え?お前のことだけど?
[やっべえ、これ弁償かも、とか、色々ぐるぐるし始めていた...のを差し引いても、とっても素直な性格だったので、噛み付く勢いの相手に、すっぱり素で返した>>89]
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