情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
村は数十年来の大事件に騒然としていた。
夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。
そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自衛団長 ギュンターは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
[集会場で何やら思案していた自衛団長は、やがて何やら紙に書き付け、ボードへと貼り付けた]
■名前と簡単な自己紹介を書いた身上書を書いて、ここに貼り付けておくこと
■何か要望などがあれば、遠慮なく申し出ること
[紙を貼り付けた自衛団長はまた、思案顔で椅子に腰掛けた]
(要望は、編成や開始時間に関して何かありましたら書いてください。
ちなみに、墓下から囁き・共鳴・念話の見れる設定になっています(多分)
村の設定が変更されました。
研究生 エーリッヒ が参加しました。
研究生 エーリッヒは、聖痕者 を希望しました(他の人には見えません)。
[ばたん、とドアが開き、雪塗れの青年が自衛団員につれられて集会場内に入ってくる]
いや、だから俺は雪の観察をしてたんであって…。
[何か言いかけるのを遮るようにタオルが被せられ、暖炉の前に連れて行かれると、青年は一つ、ため息をついた]
…っとにもう…別に夢遊病でも自殺願望でもないんだってのに。
暖房だって、ちゃんと……。
[言いつつ、懐から白い仔猫を引っ張り出し]
用意してたんだぜ?
[何か間違っているような感もあるが、気にした様子もなく。
出て行く自衛団員の背にぶつぶつと文句を言いつつ髪を拭き終えた所で、彼は難しい顔の自衛団長と、ボードの貼り紙に気がついた]
何、これ…なんで、身上書なんか…?
[怪訝な顔をするものの、自衛団長に促され。
ため息をついて、さらさらとペンを走らせる]
■名前:エーリッヒ=シュテルン Erich=Stern
■年齢:21歳
■自己紹介:自己紹介も何も、俺、この村の出身なんだけど。
街の大学で、歴史研究とかやってる…今は休みなんで、里帰り中。
この猫は、同居猫のペルレ。
■要望など:特にないけど。
[身上書を適当に書き上げてボードに貼り、ため息一つ]
…雪、どんどん強くなるな…このままだと、今夜は家に帰れ……ないかも、な。
[まったく、面倒な事をしてくれる、とぶつぶつ文句を言いつつ、暖炉の前に寄せた椅子に座って、*小さくため息*]
/中/
という訳で、幻夢試験村本格起動です。
何気に初同村な方もおられたりするわけですが、焦らずまったり、のんびりとやって行きましょう。
すいません、オオボケやってましたorz
役職関係の希望変更は、たすくのmixiか人狼SNSの日記コメントの方に出してくださいませー。
ここでやったら、役職希望バレに繋がると失念してました、すーみーまーせーんーorz
少女 ベアトリーチェ が参加しました。
少女 ベアトリーチェは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[一人の少女が自警団員に連れられてやってきた]
…人狼。そんなのあたしに関係ない。
研究ができれば、なんだって良いよ。
[少女は大きなバックと一匹の機械犬を抱えている]
職人見習い ユリアン が参加しました。
職人見習い ユリアンは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
[扉が開き、また一人自警団員に連れられてやってくる]
だーかーらーっ!!
俺は材料採りに行ってたんであって!
つか殺人なんか考えてんなら森になんて行かないっての!!
[半ば引き摺られるような形の青年。
引き摺っている自警団員の片手には青年の持ち物であろう手斧が一本]
ああ!?人狼?
んなもん知るわけないだろうがっ!!
つかはーなーせーっ!!!
[少女はボードに貼られた紙をじっと見つめ、
そしておもむろに身上書を書き上げた]
■名前:ベアトリーチェ=ミッターマイヤー Beatice Mittermeyer
■年齢:16歳
■自己紹介:…別に紹介することもない。
[機械犬に目をやり]ああ、この子は「N901ic」と言う。あたしの唯一の友達。
<中・補足>
16歳にして工学博士の肩書きを持つ、天才少女。幼い時に天涯孤独になり、それからずっととある研究室に見出され、いろいろな機械を発明している。
研究室の大人と研究以外のことを話すことがないため、基本的に人とどう接すれば良いかわからないらしい。機械犬・N901icは彼女が自ら作った。
[暖炉のある部屋に放り出され、相変わらずぎゃあぎゃあと騒いでいたものの。
何やら神妙な表情の自警団長に肩を叩かれボードを示され、渋々といった具合で目を通した]
…身上書ぉ?
本気で殺人犯扱いかよ…ったく。
[ぶつぶつと文句を繰り返しながらも寒さに凍えた手を擦りながら記入を始める]
■名前:ユリアン=オルス
■年齢:19歳
■自己紹介:そこの工房で彫刻の修行中。
あんま工房から出してもらえないから村の人とは顔合わせたこと少ないけどな。
■要望など:だから工房に帰らせろっての。
[べし、とやや乱雑に身上書をボードに貼り付けて。
ふと振り返れば二対の目が自分の方を向いていた]
………
[今更気恥ずかしくなり、ふいと目を逸らした]
ああ、そうだ。特に要望などはない。
ここで実験や研究してもいいと聞いているから来た。
いろいろ工具や材料などを持ち込ませてもらう。文句はないだろ?自警団長さん。
[少女はギュンターを一瞥した]
[連れて来られた二人を見やり]
…今日は、強制連行の日な訳か?
っとに…しばらく村から離れてる間に、色々と変わったって事なのかね…。
[白猫を撫でつつ呟き、自衛団長を見やる。
…が、相手は何も語る事無く、...は軽く、肩をすくめた]
[なんとなくボードに貼られている、ここにいる人の物だろう身上書に目を通して]
[意外に集中していたのか、それともそれに気配がなかったからなのだろうか。機械犬が間近に来るまで気付かずに]
うおっ!?
…おー…?
[自立する機械で構成された犬と視線を合わせるようにしゃがみこみ、不思議そうに首を傾げている]
[少女はエーリッヒが撫でている白猫に目が釘付け]
…もしかして、それが猫という動物か?
今まで文献などでは読んだことがあるが、実物は初めて見た。想像していたより柔らかそうなボディーをしているんだな…。
[少女は白猫の関節の動きなどに興味深深だ]
<中>tasukuさん、村たてお疲れ様です。
私はnewmoonといいます。人狼希望してみました。
ちなみにほぼ鳩参加プレーヤーです。
機械犬の名前「N901ic」はまんま鳩の機種名(爆
ん?
[ベアトリーチェの言葉に、軽く瞬いてそちらを見やり]
ああ、猫だけど。俺の同居猫のペルレ。
…猫なんて、結構どこにでもいるもんだと思うんだけど…。
[随分と変わった言い回しをするな、と思いつつ]
…触ってみるか?
[立ち上がって、床の上にそっと白猫を下ろす。
白猫は軽く身体を伸ばした後、なぁう、と声を上げた]
>>11
[機械犬に首を傾げているユリアンに気がついて]
ああ、その子はあたしの友達の「N901ic」だ。
噛むなど人間に危害を加えるようなプログラムははいってないから安心してほしい。
[こちらに向けられた少女の声に一度顔を上げて]
…へぇ、アンタ……えーっと…
[言い淀み、ボードに貼られた身上書から女性の名前を見付ければこれが少女の名前だろうと推察して]
…ベアトリーチェ、かな?
友達なのか。
よろしくなー、N901ic。
[撫でようとした手が空中を彷徨う。
自分が触ると壊しそうな気がしてならない]
>>13
そうなのか。少なくともあたしのラボにはいなかった。
…触っていいの?
こんなに柔らかななのに、触ったら壊れない?
普通の生き物は人間と一緒で壊れたら直せないんだよね?
[少女はエーリッヒに向かって心配そうに尋ねた]
>>15
うん。あたしがベアトリーチェ。よろしく。
触っても大丈夫だよ。丈夫だし。
万が一壊れても、N901icのデータはバックアップとってあるし、すぐに復旧できるから。
[猫に関して色々と青年に問いかけている少女に少し不思議そうにしつつも、名乗られれば笑みを浮かべ]
俺はユリアン。こっちこそよろしくな。
触って大丈夫なん?んじゃ…
[気持ち慎重にN901icの頭に手を置いて。
そーっと撫でるように手を動かす。
――他人から見たら些か乱雑に扱っているように見えるかもしれないが]
歌姫 エルザ が参加しました。
歌姫 エルザは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[1人の女性が自衛団員に連れられてやって来た。
明らかに不機嫌そのものと言う表情で]
…私は仕事でここにやって来ただけよ?
なのになぁに、この扱いは…
雪には降られるし、変な疑いは掛けられるし、さんざんだわまったく。
[そこまで言って部屋に居た他の人間に気付く]
…あら、他にもいらしたのね…?
ごきげんよう、みなさん。
[いかにも営業用といった笑顔を浮かべて]
ランプ屋 イレーネ が参加しました。
ランプ屋 イレーネは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
[キィ。
扉が軋んだ音を立てて開き、その合間から滑るように中へと入り込む、一つの影――否、ぼんやりとした光。
集会所の中に灯りが加わり、明るみを増す。何処か頼りないそれは、古びた吊りランプを片手に提げた女の姿が浮かび上がらせた]
ひかり きらり あかり ゆらり
覆い尽くすは白き雪 照らし出すは蒼き月
[手入れのされていない黒と白の中間色の髪に、感情の読めない深い青の瞳]
[詩を詠んでいるのか、歌を謡っているのか。一定の調子で言葉を紡ぎながら、ゆっくりと歩めば、足下まで届く程に長い、瞳とよく似た色のローブが引き摺られる。服に積もった雪がぱらぱらと落ちるのも、お構いなしの様子だ]
夜の闇に包まれて 星の光は閉じ込められ
泡沫の夢 幻想の夢 物語は紡がれる
[一人…そしてもう一人。
然程間を空けずに入ってきた人に機械犬から顔を上げ]
[何処か作り物――喩えるならば仮面のような――偽物めいた笑み]
[唄のような調子で紡がれる詩の如き言葉の羅列]
[対照的に見える二人に、会釈して]
[差し出された身上書に怪訝な顔をして、壁のボードを見て納得したように]
…これを書けば良いのね?わかったわ。
■名前:エルザ・ミューラー
■年齢:20歳
■自己紹介:旅の者よ。主に歌を歌って旅費は稼いでるわ。
歌姫って言うのは人がつけた呼び名ね。私はそこまで大した者じゃないわ。
これで良いのかしら?
>>18
本当に大丈夫?
[少女はそっと白猫に触れてみた]
んー、暖かい。N901icとは違うのね…。
[少女は一心不乱に白猫を*撫でている*]
教師 オトフリート が参加しました。
教師 オトフリートは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[他のメンバーを気にした風もなく、皆の合間を通り抜け。ボードの前に立つと、一枚の紙を懐から取り出した]
■名前:イレーネ=ニヒトヴァイス Irene=Nichtweiss
■年齢:20歳
■自己紹介:よろしく、ね。
■要望など:…特に? ああ。……油…、ちゃんと、欲しい。なくなると…、困るから。
<補足>
村の片隅に存在する店――“ランプ屋”の娘。
祖母の代々から続いているそうだが、御世辞にも繁盛しているようには見えない。
陽が出ている時でも、ランプを片手にふらりと散歩をするのが趣味。
ユリアンとかミッターマイヤーとかが居るから、思わずロイエンタールとでも名乗ろうかと思ったのは内緒です。
ミューラーも銀英キャラだけど(正確にはミュラーだね)
[張り終えたところで、漸く周囲に気付いたように。
振り向いて、軽く頭を下げる。その拍子に、頭の雪がぱらぱらと床に落ちた]
…こんばんは。
[目を細め。口許には微笑]
今は少し忙しいので、後にして頂けませんか?
ええ、子供たちの試験を見ているんです。
集会場ですか?
明朝、行くので、許してください
[自衛団員と声を交わすも、決して机から視線をそらすこともなく]
[なんとなく、雰囲気が一気に変わった気がする。
それは自分の主観によるものなのだろうけれど]
…こんばんわ。
[笑みは浮かばなかった。
自分が立ち上がれば機械犬は主人の下へ駆け戻った]
[その場に居た者たちと、新たに来た者たちに会釈をして]
…容疑者って言ったかしら?
どういうつもりで私を連れて来たのかは知らないけど、集められた人たちにもこれといった繋がりは無いのね…。
[ふと白猫に気付きほんの少し目を細めて]
可愛い猫ね…こんな暮らしでなかったら飼いたいのだけど…
/中/
中の人当てターイムっ
つーてもはずれたら恥ずかしいから引っ掛かりを感じた人の名前挙げてくだけだけど。
とりあえず、エーリッヒはバレバレなので(ぁ)
後はイレーネとエルザが引っ掛かる。
気のせいかなー。どうなのよ未来の俺(
[ゆるやかなウェーブを描く長い髪。
先程貼られた身上書に書かれた名前は確か]
…んや、何もないよエルザさん。
[そう言って、ようやく笑みが浮かんだ]
/中/
昔馴染組に加われないのが切なーい。
いやいいんだけどね。
中途半端な位置が良くて選んだんだし。
関係ないけどptが2727だ(ホント関係ないな
[ゆるり、と首を向け、挨拶を返した青年を見遣るも。
走って行く機械犬へと視線は移り、興味深げに]
…色々、いるね…
[周囲の会話を聞いているのかいないのか、ぽつりと呟く]
あー、エルザさんは悪くないから。
なんつーか……なんだろ。よくわかんねーや。
[巻いた布越しに頭を掻いて。
気の抜けるようなへらりとした笑みを浮かべる]
ユリアン、シェイさんかなぁ…?
アーベルかユリアン使うと見てるんだけど…そこまで素直に中バレるキャラ使うとも思えないのよねぇ…
私もあっさりばれそうだけど…
[少し困ったようなユリアンにくすくすと笑って]
そう?ならもう気にしないことにしましょうね。
折角ですもの、気まずいのはいやだわ。
[ね?と見せる笑顔は営業用ではなく自然に浮かんだもので]
[頭を掻いた指先がじんと痺れて。
雪の中で長く冷やされていたそこが、近くにある暖炉にさえも温められていなかったことにようやく気付く]
んー…。
なぁ団長さん、ここって空き部屋とかあんの?
[椅子に深く腰掛けている自警団長に問えば、二階の部屋を自由に使っていいと返される]
んじゃ今日はそこ借りるよ。
こんな雪じゃ帰るのも危ねーし。
[何か帰れなさそうな雰囲気だし、と心の中で呟いて。
ひらりと部屋にいる人たちに向けて手を振る]
俺もう休むわー。んじゃなー。
[そう言い残して部屋を出、階段を登る音を*響かせる*]
[少女は機械犬が自分の側に走り寄り、そしてスリープモードになったのにも気付かず、白猫を撫で続けていた。
足の関節を観察をしようと白猫の前脚をつかんだ瞬間、猫の反撃にあいひっかかれる]
痛っ!
……ああ、そうだった。普通の生物にはロボット三原則が適応されてなかったな。忘れていた。
[白猫によって三本の赤い線が刻まれた右手を、少女は人事のように眺めている]
>>45
[白猫を叱る声がして少女は言う]
その子が悪いわけではない。故意に人に攻撃するプログラミングされていたわけじゃないのだから。
まあ、傷は大したことはない。これぐらいの傷は開発に夢中になるといつの間にかできているものだ。
[少女はエーリッヒとエルザの視線に気が付いて答えた]
>>47
[少女はイレーネの呟きを聞き取り、言った]
ロボット猫ならラボにたくさんいるのだが、実物の猫には初めて接したから「生きている猫は人に攻撃することがある」ということが頭からすっぽり抜け落ちていた。次から気を付けないとな。
[少女は真顔で話す]
やはりあまり絡めていない気がするっ!!(泣)
うーんRP慣れしてないのがわかるなぁ…(苦笑)でもがんばるわ。
エーリッヒはたすくさんだろうと思うし。
何気にユリアンとフラグ立ちそうなので、押してみるのもありかと思っている中の人…
シェイさんだったら大笑いだわ……
/中/
actの減りは早いかな。この後メモが飛び交うと悲惨なことになりかねないかも。
ptはともかく、actのために補給はかけにゃならんかもしれん、うん。
…ところで、俺、いつ寝るつもりなんだろうか。
今日も仕事ですよねえ。
/中/(まだ寝てなかったのか)
ちょっと自分の台詞読み返してみたけどさー。
モロに審問の流れ者と口調が一緒じゃん…!
や、ちょっとアレよりは幼い感じだけど。
…そっくりなのは変わらないわけでorz
…褒め言葉に聞こえん。
[イレーネの言葉にため息混じりに呟きつつ、ベアトリーチェの傷に簡単な手当てをして]
ほんとはちゃんと医者に見せた方がいいんだろうが、そうも言えんしな。
さて…俺も、2階で休ませてもらうか…。
それじゃ、また。
[救急箱を片付けると、場にいる面々に軽く手を振り、*白猫と共に2階へ*]
/中/
リアクション待ちしてたんだけど、タイムアウト…orz
しかし、やっぱりハヴになってるな、俺(笑)。
喋りがどんどん某燕になっている気がしてならない。
…さて中身予測は…いや、やめとこう。
外すの得意だし。
…闇モードでみたりすると、独り言COしてる場合全部わかるとか、かなりの誘惑だけどね(笑)。
ま、参加中は闇モードは封印、封印。
>>49
[少女は応急処置をしてくれたエーリッヒに「…あ、ありがと」と呟いた]
>>53
猫の意志……。なるほど、そういうものなのか。
[少女はわかったのかわかってないのか、どちらとも言えない返事をした]
/中/
あ、むしろ俺が反応待たれてたですかコレ(汗)。
それにしても、希望通るかねー。
弾かれて守護とかなったら笑いますよ?
さて、あたしも寝る。
二階は勝手に使っていいよね。
[少女はイレーネに頭を下げると、大きな鞄と機械犬を抱えて*階段を上っていった*]
(中)
「エーリッヒ」と「エルザ」みたいに、名前の始めの文字が被るのはどうなんだろう?
まあガチ村じゃないから、名前の先頭の文字だけで略して表とか作るわけ無いしいいのかな?
――再び戸を叩く音
[青年の頭がゆっくりと持ち上がる。暫し呆けた状態で、カーテンの隙間から覗く外をみやる]
[雪はだいぶ、静まって]
……寝てた
[戸に向かおうと一歩ふみだす。しかしふと立ち止まり、机の棚を開け、紺色の表紙の本をとりだす]
[昨夜の言葉を思いだし、もう一つ、古ぼけた本を]
さて、お待たせしました。
集会場ですね?
一体、何の容疑者だと言うのか……
[苦笑を一つ、柔らかな声と共に投げて]
――ベアトリーチェの部屋――
[少女の部屋からがちゃがちゃ物音がひっきりなしにする]
……よし。これでN901icの改造終了。
本当はシリコン使いたかったけど、材料無いからラバーで代用だ。ここから解放されて、ラボに戻ったらシリコンのほうでもテストしてみよう。
これで歩く時も静かになるだろうし、ジャンプした時の衝撃も吸収されるハズ。そして何より、あの触った感触がプニプニして最高だったな。
あの『肉球』という部位は……(うっとり
[どうやら少女は寝ずに機械犬の改造をしていたらしい]
ギュンターさん、おはようございます
[本を胸に片手で抱え、会釈して]
身上書、ですか?
私の……
[ちらり、壁に視線を向ける。見知った名前]
エーリッヒ?
[怪訝そうにしつつも一枚、机に本を置いたあとで、取って]
[少女は人影を見付け、階段の途中で立ち止まる。
しかし少女についてきた機械犬は勢い良く階段をかけ降りオトフリートにワンワン吠えかかる]
■名前 オトフリート=フィッシャー(Ottfried Fischer)
■年齢 23歳
■自己紹介 子どもたちに言葉の勉強をしています
(注釈:拾われ児で出自不明)
[オトフリートの笑顔に戸惑いながら]
お、おはようございます。
ご、ごめんなさい。N901ciが「番犬モード」になっているみたい……。
[少女は慌てて機械犬のほうに駆け寄ると、機械犬の体をかかえお腹の辺りをさわる。機械犬は吠えるのをやめた]
[駆け寄ってきた少女が犬を止めるのを見て、驚いたような顔をする]
機械なのですか?
すごいですね
[まじまじと機械の犬を見て]
機械……というと、君がミッターマイヤーさんでしょうか?
[少し思い出すようにしてから]
[目の前にいる青年が何故自分の名前を知っているのだろう?と疑問に思ったが、その原因は昨日書いた身上書にあることに思い立ち]
え、は、はい。
あたしはベアトリーチェ=ミッターマイヤーです。
そしてこの子がN901ci。あたしが作った子だ。
[挨拶のつもりか機械犬は自分が紹介されたとき「ワン!」と一声吠えた]
……えっと、ミスター……?
[目の前の青年の名前がわからず、少女は困惑する]
[可愛いですね、と犬に微笑みかけて]
私はオトフリート=フィッシャーと申します。
挨拶が遅れましたね、申し訳ありません
お会いできたのも何かの縁でしょう、よろしくお願いします。
[少女に目をあわせて、会釈と微笑み]
[少女はオトフリートの笑顔に更に困惑した]
よ、よろしくお願いします……。
[少女はそう言うとぺこりと頭を下げたかと思うと、脱兎のごとく階段をかけのぼり自室に飛び込んだ。
一人取り残された機械犬は首を傾げながらオトフリートに向かって*尻尾をばたばた振っている*]
[物凄い勢いで逃げていった少女を見、残された犬を見る]
……怯えさせてしまったでしょうか?
[当然答えなど返らないけれど、苦笑しながら犬を撫でて]
/中/
鳩からの天発言不可能確認。
5村できいてたけどね。
現在俺抜いて5人。テスト協力COは9人。
あと4人、誰かな。
/中/
ところで…かきこみ不可能って言うのはリアル事情により、ですよね?
長文弾かれたのかもだけど。
表出られるようになったら、確認しとこう。
/中/
あれ、なんか計算ミスってた(汗)。
9+1人じゃなくて8+1人じゃないですか俺?
どうやら地図届ける数と参加CO数がどこかでクロスしていた模様…。
なにやってんだかorz
[欠伸混じりに階下に下りてくる。
暖炉のある部屋にはやはり自衛団長がいて]
…寝てねーんじゃねぇのか?
[思わず呟いた言葉はどうやら彼には届かなかった。
相変わらず神妙な顔付きの自衛団長から、壁のボードへと視線を動かす]
一枚増えてんな…オトフリート…男か。
子供に教えてるってことは教師か?
なんつーか…ホントどういう集め方なんだか。
[わけわかんねー、と頭を掻く]
[そのまま集会場から出ようとして…止められた]
ちょ…、いい加減工房に戻らせろよ!
だから手斧は材料を採るためで!!
――は?師匠が?
[自衛団員に渡されるのは幾本かの細目の丸太と自分が普段使っている道具の全て]
……さいでっか。
[やれやれ、と溜息を吐いて二階に上がる。
昨夜と同じ部屋に入れば、修行の準備を*始めた*]
―二階の一室―
[朝、やってきた部屋で本を読みつつ]
……雪が眩しい
[呟いて、おなかがすいたなと。それから立ち上がると、階下へ向かう]
ギュンターさん、台所借りてもいいんです?
[許可をもらうと厨房へ]
―二階・個室―
[ベットの端に腰掛けて、雑巾を片手に、古ぼけたランプの手入れ。
その横顔が、人に接する時よりも楽しそうに見えるのは、恐らく間違いではないだろう]
………よし。
[やがて満足がいったのか、そう呟くと、ベッド脇のテーブルにそれを置いて。窓際に干してあったローブを纏うと、階下へと降りる]
[普段は人の良さそうな顔付きの自衛団長は、緊張故か、未だ固い表情。
形式的に頭を下げれば、視線の先に、昨日の機械犬を発見して。
興味深げに、じいっと見詰めている――というか、見詰め合っているというか]
[厨房で調理材料を探せばかなりの量があり、顔に憂いを浮かべる。]
[しかし気を取り直し、パンやら肉やら野菜やらを見付けると、手早く炒めたりしてチーズをかけてオーブンへ]
[楽にピザトーストらしい]
[暫しの見詰め合いの後、ふと、思い出したように片手を伸ばして]
……お手。
[沈黙。
いつの間にか、機械犬はスリープモードになっていたらしい]
[変わらぬ表情ながら、残念そうだ。
新たに加わった肉球の存在を知っていたら、もっと残念そうだったかもしれない]
[そして放置して犬にはどうしたらいいだろう? と覗いてみれば、見知った姿]
イレーネ?
おはようございます
[にこりと笑って]
[……なんだかすごいものを見たと思ったか。]
[とりあえずピザトーストをつくりましたよと声をかける。ギュンターにも]
[そしてできあがりの香ばしい匂いに、あわてて厨房にいって*とりわけ*]
[しゃがみ込んだ体勢のまま、そちらを見上げ]
…おはよう。
オトフリート。あなたも……、か。
[此処に呼ばれたのは、と言いたかったのだろう。
“眠って”いる機械犬をそっと撫でつつ、何人呼ばれるのかとぼんやり思考]
[物を片付けて、一休みしていたら、何時の間にか眠ってしまっていたらしかった。苦笑しながら目を覚まし]
…もうこんな時間ですか。
ところで何名が此処に来るのでしょう?
[呟いて、しかし椅子から立ち上がる事はなく。答えを待つにも自衛団長は黙ったまま]
─二階・個室─
[猫の鳴き声に、まどろみから目を覚ます。
開け放った窓辺に椅子を寄せ、雪を見ながら考え事をしていたら、そのまま転寝していたらしい。
吹き込んできた雪が金色の髪の上に、白い陰を広げていた]
ん……。
[まだ眠っているのか、惚けた声を上げる...に、白い仔猫は甲高い声で呼びかけ続け、その声に僅か、瞼が持ち上がる]
んん……ああ……ペルレ?
ミルクなら、教授にもらえ……。
[…まだ寝ぼけているようだ]
[惚けきった反応に、仔猫は不満げに喉を鳴らし、更に呼びかけ続ける。
その訴えが届いてか、...は、一度は閉じた目を開けた]
……んー……。
って、ここ……あ、そうか……。
[周囲の雪に、ようやく自分の置かれている状況を思い出す。
ふる、と頭を左右に振ると、積もっていた雪が煌めきながら周囲に散った]
……ふう……寒いな。
下行って、何か……あったまるものでも、勝手に作って飲むか……。
[寒いのは当たり前だが、それを突っ込む者は猫以外になく。
ともあれ、窓を閉めた...は、白い仔猫を肩に乗せて、ゆっくりと一階へ降りて行った]
[少し困ったような表情で、暫く視線を動かしていたが]
まぁ、誰か来る前に、鍋でも作りますかね。
[何鍋にしましょう、などと考えつつ]
[と、足音が聞こえたような気がして振り返る。階段から降りてきた金髪の…]
ああ、エーリッヒ。
一体いつのまにこちらに帰ってきてたんです?
[遂に学校、やめさせられました? と、微笑んで]
[呼びかけに一瞬戸惑い、声の方を見やって一つ瞬き。
そこにいるのが誰か気づき、そして、投げかけられた言葉が眠気をどこかに追いやった]
……お前な……人の顔見るなりそれかよ。
年末くらい帰郷しろ、って、教授に帰されだけだ、退学はくらってない!
[微笑みに、憮然とした面持ちで言い返し]
残念。あ、違いました。
我慢強い教授で良かったですね
[にこにこと人のよさそうな微笑を浮かべつつ]
でも帰ってきていたのは知りませんでしたねぇ。挨拶くらいしたらどうなんです?
[軽い欠伸混じりで二階より下りてくる]
…おはよう、と言う時間じゃないわね。
仕事は夜が多いから、昼は眠っている事が多いのよね、私。
[周りを見回し幾らか増えた者に気付き、壁のボードを見遣って]
今度は誰?
と言っても、私が知っている筈ないわね…
それにしても静かね。
ねぇ、食事とかはどうなっているのかしら?
[見張りのような自衛団長は何も答えぬままで]
自分で作れ、と言うことかしら?
宿に居る訳じゃないから仕方がないけど…
[半ば諦めたように呟いて]
[何処へ行っていたのやら、集会所の奥の方からふらりとやって来て]
………相変わらず…、仲、…いいね。
[二人のやり取りを見て、一言]
[眠たそうに降りて来た女性にも、頭を下げ]
こんばんは。
[人工的な光の下、微かに笑みを浮かべる]
[と、階段から降りてきた女性を見て、微笑みのままに]
こんばんは、でしょう。初めまして。
私はオトフリート=フィッシャーと申します。
宜しくお願いしますね
[それから続いた言葉に思案するように]
そうですね、昼は少し作りましたけど。
何かおつくりいたしましょうか?
…一体、何が残念なのかと。
[ったくもう、とぶつぶつ言いつつ。ともあれ、冷えた身体を温めようと暖炉の側へ向かう]
帰って来て早々、ここに強制連行されたからな。
挨拶周りしてるヒマなんかなかったよ。
[昨日も居た男と、新たに増えた男が話しているのに気付き軽く会釈をして]
こんばんわ。
邪魔をしてしまったかしら?
エーリッヒさんと…
[もう一度壁のボードを確認して]
オトフリートさんで良いのかしら?
[相変わらずの営業用の微笑を浮かべて]
[イレーネが戻ってきたのにもう一度微笑んで]
えぇ、あなたも大切な幼馴染ですし。
[それからエーリッヒには、成る程と呟き]
犯罪だけはしてはいけないと思いますけれど、遂にしてしまったんですね。
[集会場の奥から現れた女性に気付き、軽く微笑んで]
こんばんわ…イレーネさん、だったかしら?
[掛けられた言葉に微笑を返して]
初めまして、ですね。
こちらこそよろしくお願いしますわ。
[食事の話に少し考えて]
…そうね、もしご迷惑でなければお願いして良いかしら?
あまり料理は得意では無いの…恥ずかしいのですけどね。
別に、邪魔じゃないけど?
[エルザの挨拶に軽く返した後]
……それは、どういう意味だ?
[オトフリートを睨むように見つつ、低く問いかけた]
[エルザの言葉に、はい、と柔らかな微笑で返し]
私もたいしたものは作れませんけれど。
そうですね、雪も綺麗ですし、寒いですし、鍋物にしようかとも思っていたんです。
[それから低い問いかけにも、やっぱり笑顔のまま]
いえ、何か足を残すようなとんでもない犯罪に手をかけたのかと。
あなた、昔から顔は良かったですからねぇ…
[しみじみ呟きつつ厨房に向かう]
……エーリッヒ。
今なら…自首すれば、罪は軽いよ…
[冗談交じりに、うんうん…と頷くも、]
…皆…容疑者に、違いは……ない、けど。
[ぽつりと付け足す]
全部って、あのな。
……て、言うか、お前ら人をなんだと思ってんだよっ!?
[二人の言葉に思わず大声を上げるも。
ぽつりと付け足されたイレーネの呟きに、やや険しいものを表情に浮かべ]
……容疑者……ね。
一体全体、何がしたいのやら、自衛団長殿は。
[ちらり、ギュンターに視線を投げるものの、予想通り答えはなく]
[厨房の中では鍋の道具など色々だして、昆布で出汁をとったりしている。材料だけだして、火にかけ、再び顔を出すと]
旅をしているんですか、それではこのようなところにきてしまって災難でしたね。
ギュンターさんはあまりきちんと、理由をお話してくださいませんし。
[それからエーリッヒには]
何って、大切な幼馴染だと思ってますよ
[いけしゃあしゃあと笑顔で告げる]
[くすくす、と小さく笑い声]
…まあ……、変わっていないようで……少し、安心…?
[浮かんだ表情に、向ける表情は薄く笑みを含んだままなれど]
さあ……ね。
…獣。………人狼――が、……どうとか…
[潜めた声は、聞こえたかどうか]
[随分親しい様子、という表現に疲れたようにため息をつき]
……ま、決して短い付き合いじゃないからね。
ああ、そうか……旅暮らしだと、そういうもの……なんだ。
[小さく呟いた後。
何事か思案するような表情で、抱えた白猫を撫で]
[交わされる会話にくすくすと笑いを零しながら]
本当に仲がよろしいのね。
[と言った後で、自衛団長に目を向ける]
本当に、はっきりした理由を言って下さらないのは困りますね…。
私はこの村の酒場に雇われてきたのだけど…ここに居る間の稼ぎとか、保障してもらえるのかしら?
[そう問うと自衛団長は「話は付けてある」とだけ返してきて]
…そういう所はしっかりしているのね。
[と諦めたように口にする]
[イレーネの声は遠い位置だからか、それとも鍋が煮えた音でか、聞こえなかったようで。]
ああ、いけない。鍋をきちんとしないといけませんね。
和風なんですけれど、お口に合いますかね?
[厨房に慌てて*戻ってゆく*]
……はいはい、さようでございますか。
それはどーも。
[笑顔のオトフリートにやや投げやりな口調で言った後]
ったく、全然変わってやしねぇ…。
[どこか呆れたような、でも、安心したような呟きをもらして]
……ま、そんな簡単には変わりゃしないよ。俺は俺。
[イレーネに、微かな笑みを向ける。
潜めた声は捉えたものの、ただ、自衛団長に視線を投げるのみで何も言わず]
[オトフリートが慌てて厨房に入るのを見届けて]
あまり慌てて怪我などしないでくださいね?
和風…珍しいのね。私はどんな味付けでも大丈夫だと思うわ…多分。
[イレーネの言葉が耳を掠めるも本気にはせずに]
[もう一度自衛団長を見遣って]
あと何人集めたら気が済むのかしら?
[とだけを呟いて、周りの様子を伺うように目を閉じて*黙り込んだ*]
変わる変わらないは、人それぞれだろ。
俺は変わらない。それだけ。
[呟くように言いつつ、猫を撫で。
後何人集めたら、というエルザの呟きに、ふと窓の外を見やる]
……やれ、やれ。
こんな状況、延々続いてほしくないんだがな……。
お袋に、余計な心配かけちまうし。
[そうだね、と再び呟き、頷いて。]
……折角の…里帰りなのに、散々、だね。
街と……違って。ここは、……静かだろう。何も、なくて。
[言ってから、軽く首を傾げてみせ]
とは、言え。…私は、この村以外……知らない、けどね。
[散々、という言葉に、僅か苦笑して]
まったく……な。
あっちはあっちで色々と揃ってて……確かに、こっち戻るとちょっと不便感じるけど。
……でも、雪は、ここが一番綺麗だよ。
雪…………
[単語を繰り返して、顔を窓の外へ向け]
…そう。
雪は……いいね。何もかも、覆い隠してくれる…
時には、……酷く恐ろしいもの、でもある……
でも、その冷たささえ、優しく感じられる。
優しい……確かに。
雪の中にいると、余計な事、全部忘れられるから、な……。
[独り言のように呟いて]
……昔は雪が降ると、時間も何も忘れて駆け回って、後から小言言われたりもした訳だが。
[それから一転、冗談めかした口調で言いつつ、低い笑い声をもらして]
俺は何をやってるんだか。
何かの疑いを持たれ、集められた事は判っているというのに。
[切ったうどんを鍋の中に入れ]
……大切な幼馴染、間違いなくそうだけどな。
[軽く味見して、火から鍋を下ろす。そして鍋敷きや他のものの用意をして、お盆にのせて運んでくる。
蓋の淵から湯気が溢れるその中身には、昼に手打ちしたらしいうどんの、茸類のたくさん入った山の幸の鍋。
取り分ける皿をきちんと並べ]
味の保障は出来ませんけれど、どうぞ。ギュンターさんも。
[それから雪の話をしているのだなと窓の外を眺めて]
今夜もやみそうにありませんね。明け方は少し、落ち着いていましたけれど。
……元気なものだったよね。
…私は……雪人形を作る方が…好き、だったから。
専ら…、見ている側だったけど。
[それにあわせるように、笑みを零して。
あたたかな湯気を立てつ、運ばれて来た鍋に目を細める]
今年は……特に、降っている気がする…
さめないうちに、どうぞ
[と、箸もきちんとわけて。]
イレーネは箸、使えましたっけ?
最近、というか子供の時以来、あまり一緒に食事もしませんでしたね。
[小さく苦笑]
当分、止みそうな気配もないな……。
嫌でも、ここにいないとならない、という状況になって来ているような感じがする。
[やれやれ、とため息をつきつつ、ちら、と視線を向けるは仏頂面の自衛団長。
その様子にまた、やれやれ、と呟いて]
元気なのは、今でも変わらんつもりだけど。
今は、雪が降るのを見てる方が好きかも知れないな、俺。
[苦笑するオトフリートに、僅かに首を傾けて]
御互い忙しくなったから……、ね。
………ランプ屋は…、閑古鳥が、鳴いている…けども。
[そうして、分けられた箸へと視線を落とす。じっと、見て。
…思考している様子]
そうですね、お互い忙しくなりました。
あまり其方にもいけなくなってしまいましたし…
そういえば、義父がそろそろランプの補充に行きたいと言っていましたよ
[一応、客ですかね? と笑って]
箸が無理でしたら、フォークもありますから
[そういって、厨房に入り、人数分のフォークを持ってくる]
探偵 ハインリヒ が参加しました。
探偵 ハインリヒは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
うー、さみぃさみぃ…。
全くいやんなっちまうぜ。
[玄関を開けてその男は、頭上に積もった雪を多少おどけたしぐさで払った。
寒そうに背中を丸めては居るが、伸ばせばかなりの長身のように見える。
雪まみれのよれよれのトレンチコートを脱ぐと、三度払って玄関脇のハンガーへと引っ掛ける。]
こんばんは
寒そうですね。
鍋を作りましたから、温まってから、どうぞお食べください
[雪のつもった男に笑いかけて、エーリッヒが厨房にゆくのを見送る。猫を見て]
やっぱり猫にも必要だったか
[小さな声でひとりごちて]
………そう。
…客どころか……、あなたの家は…お得意様だよ。
[尤も、村全体がお得意様のようなものだけど、と付け加え。
箸と格闘していたようだが、どうにも“悪い持ち方”の見本のようになってしまい。持って来たフォークを、素直に受け取る]
…祖母が使っている、のを……見た記憶は…あるんだけど。
[少しばかり、言い訳めいて]
[厨房で、猫用のミルクを用意している間に、人の気配が増えたのに気づく]
……また、人が増えたのか……何がどうなってんだか。
[呟きつつ、待っている仔猫にミルクを。嬉しげな仔猫の様子を見守る表情は、先ほどまでとは比べ物にならないほど、穏やかな微笑み]
さて……俺もちゃんと食わないと、な。
バレるとうるさいのが揃っちまってるし。
[小さく小さく呟き。やがて、満足した仔猫を連れて皆のいる部屋へと戻る]
村の設定が変更されました。
[少女はしばらく部屋に閉じこもっていたが、お腹が空きすぎて我慢できなかった。よい匂いに誘われて、階下にいこうとしたが、また見知らぬ人がいるのを見て足がとまる]
……人が増えた。知らない人ばかり。
ここは研究には向かない。はやくラボに帰りたい。
[踊り場から足が動かない]
お得意様なんていってもらえて嬉しいですね。
[ふふ、と小さく笑って]
大丈夫、使えなくても問題ありませんよ。
まあ少しは落ち着いてきたらしいエーリッヒは使い方すらわからないんじゃないでしょうか?
[くすくすと笑いながら箸を握る]
…あぁ。エーリッヒはまともな方向に年を重ねてくれて嬉しい限りだと思っただけですよ?
そうそう、言い忘れてましたが「お帰りなさい」
[そう言って笑うと、うどんを食べ始める]
ほー、鍋かい。こんな日にゃ一番だねぇ。
…っと、コレ書けってか…はいはい。
■名前:ハインリヒ=シュヴァルツ(自称)
■年齢:34歳(自称)
■自己紹介:私立探偵。地方都市に小さな事務所を構える。
−−−以前は第一線で活躍していた敏腕捜査官だったが、一身上の都合により退職。
理由については諸説あるものの、本人は黙して語らず。
現在は小さな探偵事務所で浮気調査やら迷子猫捜索などの仕事をしつつ自堕落な日々を送っているとか。
この村に来たのは本人曰く「ま、湯治とかその辺?温泉地で以下略とかどっかで聞いたような話だが気にすんな。」とのことだが、定年退職して故郷の自衛団長として余生を送っている元上司に呼ばれたとか呼ばれてないとかそういう話だったりしたりしなかったりするらしい。
[新たに入ってきたらしい男に一礼してから椅子の一つに腰掛けて]
……使えなくて悪かったな。
[ほんの少し、怒ったように言うものの。
オトフリートの最後の一言に、微かに笑んで]
ああ……「ただいま」。
[オトフリートの言葉に顔を上げ、戻って来たエーリッヒの怒ったような声に、くすりと]
……そう言えば、忘れて…、いたね。
[それから、二人のやり取りに微笑が零れる]
>>132
[機械犬に見つかりびくっとするものの、勇気を出して階段から降りてくる少女]
あの、こんばんは……。
[視線は鍋に釘づけ。じぃー]
別に悪いなんて言ってませんよ?
[くすくすと笑って、]
こんばんは、ミッターマイヤーさん
朝、いきなりいなくなってしまったので驚きましたよ
[鍋、どうぞと微笑みかけて]
[さらっと左手で書類を書くと、所定の場所へと貼り付ける。
ついでに他の書類に視線を走らせた。]
…へぇ。
[一瞬だけ目つきが鋭くなるも、すぐに飄々とした表情へと戻る。
興味をなくした風に、テーブルの方へ。]
ぉー、煮えてんなぁ。
この村の特産とかそういう奴?
なかなか美味そうじゃん。
[ずうずうしくも勝手に席に着くと、お玉で鍋の中をかき回している。]
[ちらり、と、ハインリヒを見ると、]
いいえ、ただ作ってみたら美味しかったから作っただけですよ。
義父にも頼まれますし。
遠い国の料理のようですね。
[書庫にあったんです、と笑う]
小説家 ブリジット が参加しました。
小説家 ブリジットは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
ん、こんばんわ。
[やって来たベアトリーチェに挨拶して]
……そう、聞こえるんだよ、言い方が。
[睨むように横目で見つつ、それでも、いただきます、と頭を下げてから食べ始め]
そんな言い方、してるつもりもありませんけどねえ。
[飄々とした様子でそんなことをエーリッヒに告げ、手早く自分の分を平らげる]
ご馳走様です、と。
なるほど…研究熱心だなぁ、センセは。
ハシとか言う奴で喰うってこたぁ、亜細亜の方の喰いもんかね。
『らあめん』とか『てんぷら』とか『すし』とか好きだねぇ、俺は。
でかい街にならスシバーとかあるし。
[とか言いつつ、器に取り分けてスープを一口。]
ん、いいダシでてんな。薄味だが。
>>137
[オトフリートの言葉に少女は消えかかるような声で喋る]
オトフリートさん、……今朝はごめんなさい。
えっと、あたしも食べていいんですか?
「鍋」というと東方の国で一つの大きな入れ物で具材を似て、みんなで食べる調理法と文献で見ました。実際食べるのは初めてです。
>>138
[促されるままに空いた席に座り、皿を受け取る]
ありがとうございます。……えっと……
[女性の名前が出てこず困惑している。更に二本の棒(箸)を見てどうやって使えばいいのかさっぱりで更に困惑中]
[エーリッヒの反応に、気のせいじゃないのかな、と、そっと立ち上がり、扉に向かう]
[と、扉をあけて少女が現れたので、微笑むと]
こんばんは。
寒そうですね、大丈夫ですか?
[ハインリヒの言葉に振り返って笑うと]
薄味はお嫌いですか?
らあめん、とやらは一度、作ってみたのですけれど。
てんぷらや、すしは作ったことがないですね。
[是非、作り方を探してみたいものです、と言って]
[それからベアトリーチェに、優しげに微笑んで]
お気になさらずお食べください。
そう、東方のですよ。義父には好評なので、ここでも作ってみました
大丈夫ですか?
[少女に目を合わせるようにして、]
とりあえず、あったまってください。
外は寒かったでしょうし。椅子もありますから、ゆっくりと休んでください。
あらら、この吹雪で遭難でもしたのかね。
[寒さに凍えた少女に気がついてぽつり。]
とにかくまー、暖炉の近くにでも座らせてやったら?
[もぐもぐ食べながら口だけは出す。
自分から動く気はあまりないらしい。]
[長身の男の言葉に、同意するように頷いて]
鍋も、…あたたまるね……
………ああ、風呂……も、あった…………かな。
[エーリッヒとオトフリートに任せて置けばよいと思ったのか、とりあえず、タオルは置いて。
彼女も容疑者なのかと、自衛団長に視線で問い掛けるも、やはり黙して語らず]
[ボードに目を向けると口頭で]
■名前と簡単な自己紹介を書いた身上書を書いて、ここに貼り付けておくこと
ただのブリジット
■自己紹介
NONE
■何か要望などがあれば、遠慮なく申し出ること
月を毎日見たい。
そして、ブリジットを掴まえないで。
>>151
[少女は赤面した]
いつもは高カロリー完全栄養素配合ドリンクで栄養補給をすますので、このような固形物で栄養を摂取することはないので、フォークも使ったことはないのだが。
確かフォークは食物に刺して口まで運ぶ道具でよかったんだな?イレーネさん。
[少女はいたって真面目にイレーネに質問している]
>>152
オトフリートさんが作った料理か。……いただきます。
[少女はおそるおそるフォークを使って食べはじめる]
[傍目、奇妙とも取れる少女の様子に戸惑いつつ]
……もう少し、薪、足すか。
今夜も冷え込み、きつそうだし。
[誰に言うでなく呟いて、暖炉の側へ]
(中)
猫も見たことが無い。フォークも使ったことが無い。
自分でいうのもなんだが、こいつは普段どんな生活を送っているんだ!世間からずれすぎだ!
そしてブリジットさんも不思議ちゃん系の予感がするので被らないようにしないと。
[暖炉の傍に座り、足をつま先まで伸ばす]
[赤くなっていた細い手足は、少しずつ元の肌の白を取り戻していった]
[オトフリートが差し出した器を自分に向けている事が分からずに、オトフリートの顔を見ている]
んー、メシは美味いし、あったかいし…
きれいなおねぇちゃんも居るし。
コレで酒でもありゃぁ最高なんだけどなぁ…。
[お気楽に鍋をつついていると、ギュンターに耳を引っ張られる。]
ちょ!何すんすか課長!
…って、まー…今は団長でしたっけ。
……はいはい、わかりましたよ、と。
[来るように言われて渋々席を立つ。]
食べた方が、身体には良いと思いますよ?
[小さく微笑みながら、どうぞと、もう一度差し出して]
そうですね、せっかく東のものを食べているのですから、東のお茶でも飲みますか?
[誰にともなく、尋ねてみる]
[機械犬は興味津々にブリジットの匂いを嗅いでいる]
[少女は始めはゆっくりと食べていたが、徐々に食べるスピードを増している。周りの様子も目に入らないくらい一心不乱に食事をしている]
[なんだか猛烈なスピードで食べているなとベアトリーチェを見て]
[ブリジットが受け取ったので、安心したような微笑を]
フォークなら、使えます?
[オトフリートの声に顔をあげるとフォークを受け取り、拳を作って握り締めると、逆手で茸へと突き刺す]
[45度回転させて口へと運んだ]
[機械犬が匂いを嗅いでも反応しない]
…マジっすか…課長。
いやー…そりゃまぁ…ね?俺も多少は…。
それにしても、こっちにも奴らが出るたぁねぇ…。
や、自信ねぇっすよ。あの頃みたいにうまく出来るかは…、まぁやっては見ますけども。
[無意識に手は首筋に。襟元にわずかに覗く古傷。]
ま…深追いしねぇってのが一番っすわ、痛い目見たくなかったら。
課長に限って、そんなこたーないとはおもってますけどねぇ。
[書き上げたメモを、ボードへと貼り付けて。
オトフリートが世話を焼く様子に、彼らしいなどと思いつつ]
……………?
[今まで沈黙を保っていた自衛団長と、見知らぬ男とが部屋の隅で密談をしているのに、疑問符を浮かべる]
[ブリジットはとりあえずエーリッヒに任せても大丈夫だろう、と判断して。]
エーリッヒ、犯罪者にはならないでくださいね?
[にこりと笑って、厨房へ。どうやらお茶の用意をしようと思ったらしい]
>>167
[イレーネの言葉に食べる手を止めた]
顎が弱くなる……?それはいけない。
顎の力が弱くなると体のバランスが崩れる。
顎の筋肉を鍛える器具を開発しないといけない。
>>168
『ヒガシノオチャ』……?
[聞き慣れない単語に首を傾げる]
[厨房でポットに花のような茶を一つ、入れ。それをカップと共にもってくる]
東のお茶です。花が咲くようになって綺麗なんですよ。
真逆、ここに置いてあるとは思いませんでしたけど
[ベアトリーチェに微笑んで]
硝子のポットですから、すぐにわかると思いますよ。
だんだんと開いてゆくんです。
……お前な。楽しんでるだろ?
[さらりと返してくるオトフリートをじと、と睨み。
金髪に何か思い入れがあるのか、と思いつつ、何となく自分の髪を引っ張ってみる]
ええ、珍しいですね。
だから私もあまり飲んだ事がないんですよ
[微笑んで]
そろそろ、でしょうかね。
[茶の様子を見て、そっと器にも移してゆく]
被害妄想ですよ、エーリッヒ。
[くすくすと笑いながら、お茶を全員に渡す。一応、エーリッヒにも]
…未だ子供ですねぇ
[ぽそり]
[ようやく終わったらしく、ギュンターは部屋の外へ。
声をかけてきた銀髪の娘に、肩をすくめて見せる。]
ま、知り合いってーか…昔の上司な。
定年退職して田舎へ帰ってるって聞いたからてっきり隠居してると思ってたんだが、
まさか現役で自衛団長なんかやってるたぁねぇ。
ほんっと、年寄りの冷や水ってーか…。
被害妄想、ねえ……。
[そんな方向性にしたのは誰なんだよ、と内心で悪態をつきつつお茶を受け取り]
……って……。
[伸ばされる指に、困惑しつつ少女を見やる]
ん、さんきゅ。
[長身を丸めるようにして席に着くと、両手で茶を受け取る。
器からあがる湯気に目を細め…]
ほー…花の香りかな、なかなかいいもんだねぇ…こういうのも。
>>180
[ブリジットの声に顔をあげるが『陽のひかり』という単語が自分の髪の毛を指しているとわかるほど、少女に文学的思想はない]
>>182
[少女はその言葉にこくんと頷いた]
ラボではあたしの知らないことはなかった。
でもここでは知らないことだらけ。
またいろいろ教えてほしい。
[少女に微笑んで]
[それからハインリヒに]
ええ、なかなか風情もあって良いものです。
幾度かのめるので、厨房にそのまま置いておきましょう
[にこりと笑って。自分は飲み干す]
[ブリジットの行動と呟きに僅か、困惑を深めつつ。
気を鎮めよう、と受け取った中国茶に口をつける。
香りに多少、気持ちは静まるものの、正直戸惑いは消えそうになかった]
[ブリジットが見ているのかなと思ってポットはそのままに]
それではそろそろ私は失礼しますね
おやすみなさい
[微笑んで、会釈して、*二階へ*]
[少女はガラスのポットの中で開花しつつある花にずっと目を奪われていた。
オトフリートがお茶を差し出してくれるまで、自分がそこまで夢中に見ていたことに気が付かないほどに]
……あ。お休み。
[二階へ上がるオトフリートの背に向けてぽつりと呟き。
茶碗を空にして、一息つく]
……俺も、そろそろ休む、か。
[呟いて、茶碗を片付けるべく動き出そうとした矢先、軽い目眩を覚えてふらりとよろめく]
[少女は湯呑みに口をつける。そして独りごちる]
……暖かい。
ただの水分補給のはずなのに、お腹だけじゃなく体中がぽかぽかしてくる。なんで?
ん、ああ……。
何でもない、なんでも。
多分、ちょっとした……そう、寝不足かなんかだから。
[名を呼ぶイレーネと、視線を向けるハインリヒに早口でこう答える。
顔色が思わしくないのは、恐らく誰の目にも明らかな事だが、それを悟られたくはなくて]
て、事で、大人しく休む。
じゃ、お休み。
[やや焦ったようにこう言うと茶碗を片付け、ややふらつく足取りで二階へと向かった]
……………
[いいけどね、とぽつりと呟いた言葉は、届かなかったろうが。
彼が素直に言わないであろう事は、解っていたから]
[明日にでも、オトフリートに言いつけようか。そんな事を少し考えて]
お休み。
─二階・個室─
[部屋に入り、深いため息一つ。
腕に抱えた仔猫が心配そうに鳴くのに、笑みで答えて]
……ああ、心配すんなって。
っとに……こんな状況じゃ、とても療養になんかならねえっての……。
さっさと解放してくれよな……。
[ため息混じりに呟いた後、再び目眩を感じて。
半ば倒れこむようにベッドに身を投げ出す]
……バレるのも、時間の問題かあ……。
[うるさいんだよな、などと呟きつつ。
包み込むような睡魔の抱擁に*すっと身を委ね*]
/中/
プロが長いんで、先行小出しネタ。
饗宴の時もやったなコレ(笑)。
村側能力獲得時は、それに由来する力の反動。
村人時は普通に難病持ち(嫌な普通だけど)。
狼になったら(まずあり得んが)、やっぱり力の反動による発作、と。
ていうか、ブリジットのネタ振りに素で驚いた俺がいます。誰ですか一体。
……さて、そろそろ、/中/独り言以外も書いていこう、自分。
あたしの髪の毛が陽のひかり?
『あたしの髪の毛は金色、太陽光は白色。
全然違う色なのに?』
[少女に比喩表現などわかるはずもなく。ガラスのポットごしにブリジットを見つめながら考え込んでいる]
[ガラスごしのベアトリーチェ]
[ポットを中心に背格好が同じくらいの相手を見つめる]
あたたかい陽のひかりのよう…
分から…ない……?
……いい、言葉。
[きれいだね。自然、零れた呟き]
でも。
それに、…気づけない事、ある……から。
[途切れ途切れに言うと、*二階への階段を昇っていった*]
(中)
エントリー時以外、鳩参加なので顔グラなんてまったく覚えてないよCO。ブリジットに言われて初めて「あー、そういやベアトリーチェとエーリッヒ金髪だったような気がする」と思うくらいのレベル。
あたしの髪の毛が綺麗?あたたかい?
[少女には理解不能な言葉に頭ぐるぐる]
[人が少なくなったので二階に上ろうとして。
ふとその歩みを止め、ブリジットとハインリヒに近くにあった毛布をかけ、再び二階に*あがっていった*]
ら…ら…ら…
[毛布からするり抜け出して扉を開けると]
[まだ暗い白い大地に踊り出た]
[素足に砂利混じりの氷とクリームのような新しい雪があたった]
[暖炉の前に蹲り、人形よりも冷たくなった手足を体をぬくもらせる]
[火は既に熾火が見えるだけだった]
[温もりがある灰の中に手をいれる]
[ベッドの上ではなく、机の前で、また寝ていたようだった。把握まで数秒]
……またか
[苦笑して、起き上がる。開いたままだった紺色の本の文字を読み、閉じて、しまう]
[それから窓を見る。曇った窓の向こうは今も雪が降る。立ち上がる表紙に、シャラ、首飾りが音をたてた]
[そうして、部屋の扉に向かう]
[音をなるべくたてないように]
どうしてこんな格好で……
[困った顔で、そっと彼女の肩を叩く。しかし目を覚ます様子もなく]
[起こさぬように、灰からその体を出す。こまかな灰は体にくっついている。]
[軽く払って、ソファまで抱えて運ぶ。落ちていた毛布をかける]
[それから厨房に入る。]
[パンを探し、机においておく。果物を水で洗い、切る]
[林檎、オレンジ、キウイフルーツ]
[盛り付けて、自分はつまみぐい]
……置いておけば誰かたべるでしょうかね
[そして自分は少し食べておしまい]
村の設定が変更されました。
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
村の設定が変更されました。
/中/
あ、何となくつかめた。
手動開始設定で初期予定更新日を過ぎてから、定員開始に切り替えると、指定更新時間の前に、最初の分の更新だけが入る、と。
5村の2回更新は、それ+定時でああなったわけか。
にしても、どんどんメンバーが豪華になって行くな……ほんとにテスト村ですか、ここは!
/中/
しかしなんだ、メンバーがメンバーだから、恐らくあると思ったが。
その、深夜とも早朝とも言えない微妙な時間に活動するのはどうかと。
ちゃんと夜に寝ましょうよ(ほろろ。
―二階・個室―
[集中すると止まらないのは職人気質とでも云おうか。
元々雪雲に光を遮られている室内、明るさが足りずに灯を灯し手元に集中していれば、昼と夜の差など無いも同じ。少なくとも、この青年は、だが]
あー疲れた。
今何時……あれ?
[昨日、師匠からと道具一式を手渡されたのは何時だった?
どうして僅かながら明るい?
答えが出るまで然程時間はかからなかった]
…またやっちまった。
[どうやら常習犯らしい]
[丸一日作業していたと自覚すれば、襲うのは空腹。
自己主張する腹を押さえて階下に下りる]
[暖炉のある部屋。
見覚えの無い男と少女がこんなところで眠っている]
……教師って顔じゃねぇよなぁ。
[ハインリヒの顔を覗きこみ、随分と失礼なことを呟いて。改めてボードに向かう]
ハインリヒと…ブリジット、か。
[私立探偵。この方がしっくりくるとかまた失礼な。
ブリジットは少女の方だろうと検討付けて]
[机に並ぶパンと果物に腹が鳴りそうになるのを根性で抑え込み、一旦厨房へ]
[珈琲を淹れて戻ってくると、二人を起こさないように出来る限り静かに食事を進める。
――やっぱりちょっと煩いが]
[パンを三つと林檎を二切れ。
早々に胃に収めればカップを片付けて]
…そーいや自衛団長何処行ったんだ?
[寝てんのかな、などと考えながら階段を登る。
自室に入れば、ぐ、と伸び上がって]
…よし、寝るか。
[満腹になれば次に浮かぶ欲求はそれ。
ごろりとベッドに横になれば、時間もかけずに眠りに落ちる]
[目が覚めれば再度彫り物の続きを*始めるのだろう*]
[ランプを片手に、二階から降りて来る。
ちらと眠る人の姿が目に入るも、無関心な様子で。冷えた瑠璃の瞳に、昨日は僅かに見えていた柔らかさは今は存在しない]
[パンを一つ齧り、果物を幾つか。申し訳程度に食べ終えると、外へと続く扉の方へ]
[扉を開ければ、傍には自衛団員らしき男。何処へ行くのかと、詰問口調で声を掛けられる]
何処へも行かないよ。
私は、何処へも行けないから。
[半ば、独り言のように言って]
[不意に、ふ、と息を吐く。
積もった雪のよな白。瞳に、感情の色が宿る。小さく、笑み]
…大丈夫。………すぐ、近くに……いる、…から。
ああ…、預かって……いて…、貰える………?
…とても…大切な物、だから……
人質……、代わりに……は、…ならない、か。
[それと、外は寒いと思う。また雪は、強くなるよ。
そうそう、祖母――ランプ屋の老婆は元気? 彼女の事だから、大丈夫だろうけど]
[古惚けたランプを手渡しながら、一転、世間話の口調で話しかければ、男はその変化に些か戸惑った様子で。団長の許可を得ねば、などと言い訳していたが、結局は押し切られてしまったようだった]
[視線を外へ向ける。一面の銀世界。陽のひかりに目映く煌めいて。
見慣れた村の光景も白く染まれば趣きを変え、まるで違う場所のように思える]
[ちらちらと舞い降りる雪の結晶を手のひらに乗せ、なぞる。
それから、一歩、二歩と歩んで。跡が残るも、それもまた、新たに生まれる白に消されていくのだろう]
……さて、と。
[子供っぽい、悪戯な微笑を*浮かべた*]
―二階・個室―
[目覚めを呼び込んだのは、仔猫の鳴き声。
気だるさを感じつつ目を開ければ、白い首に巻かれた黒いリボンが揺れるのが霞んだ視界に映る]
ん……ああ。
ちょっと、待ってろな。
[呟くように言って、ゆるりと起き上がる]
[気だるさはあるものの、動くには支障はなさそうで。
それに安堵しつつ、仔猫を肩に乗せて部屋の外へ出る]
…そういや…ここに来てから、薬飲んでねぇし…。
[調子悪いのも当然か、と呟きつつ、ゆらりと階下へ]
[階下に降り、周囲の様子に意識を向ける事もなく、真っ直ぐ厨房へ。
事も仔猫にミルクを用意してやり、自分は棚を適当に探して見付だしたココアを入れる。
柔らかい甘さ。
それに僅か、気がまぎれた]
ちょっとだけ帰らせろ、って言っても聞かねぇよな……。
[小さく、ため息]
[仔猫が満足し、カップが空になると、暖炉のある部屋へと戻る。
何となく、二階に戻るのは億劫で。
窓際に椅子を一つ寄せて座り、ぼんやりと白を見つめる]
……綺麗……だな。
[ぽつり、呟いて。
やがてに睡魔に導かれるまま、*眠りの中へ*]
…ふぇっくしゅ!
…んぁ……寝てた…。
[毛布の中からもそりとお目覚め。寒そうに肩を震わせる。]
いかんね、風邪とか引いちゃまずいなぁ。
[長旅で疲れていたのだろうか?
首をこきこき回しながら、毛布を肩にかけたまま。
暖炉に薪を数本放り込むと厨房へコーヒーを淹れに…。]
…ん?
[窓際でうとうとしている青年に気づく。
…どうも昨日は調子が悪そうに見えたが…。
背中に羽織ったままだった毛布をかけてやると玄関へ。
自衛団員と適当に会話しつつ、タバコを吸っている。]
エーリッヒ…ベアトリーチェ………
[部屋を素足歩いて、足跡のようにこまかなパン屑が続く]
[機械犬と一緒に集会場を探索へ]
[幾らかの部屋を周り、お風呂を見つける]
[浴室前で服を脱ぐと]
[ひんやりしたタイルに足をつけた]
[コックを捻る]
[白い肌に最初は冷たいシャワーがあたる]
[機械犬の知識がないため、一緒に浴室に入って水がかかっていても*気にしていない*]
[宵へと遷り変わりゆく時間]
[己に降り積もった雪を払い、天を仰ぐ]
[灰色の雲が覆う空の下では陽も月も遥かに思え、光はか細く感じられた]
……こんな時間、か。
[いつの間に自衛団員から受け取ったのか、片手に提げているのは、火の燈ったランプ。随分と使い込まれているらしく、年代を感じさせる渋みを醸し出すそれは、遠き星の灯のような柔らかな光を放ち、彼女が其処に在るのだという事を知らしめる]
[夕の赤い陽を受けて、読みにくそうに眉を寄せてカーテンをひいた。それからどれほどがたったのか。
明かり一つつけずにいたから文字は闇の中に溶けそうで]
……やめておく方が無難か
[古く使い込まれた頁を、めくるのをやめて閉じる]
[そして階段を降りて]
[当然、体調の悪そうな幼馴染みに気付き、溜め息一つ。
ちかくから響いてくる探偵の声。
とりあえずは温かな飲み物でも飲もうかと、誰にも声をかけずに厨房へ]
[茶が出るのを待ちつつ、氷を探す。といっても製氷所はすぐにわかる場所にあるのだが]
[氷を見付ければグレープフルーツを絞ってジュースも作成]
[話し込む男二人を横目に中へと入り、居間にランプを置いて。
眠るエーリッヒを見やれば、少しばかり悪戯心が湧くも、それを止どめて厨房に]
[こんばんは、と微かに笑んで]
……貰おう、かな。
その前に…、この子、何処におこうか…と、……思って。
[言いつつ、赤い左手を差し出す。
その上には、雪でつくられた小さなうさぎ]
[居間に誰かがおりてきたように感じて、少し見てみれば昨夜の少女。少し考えて、ことり、音をたててポットの位置を動かした。]
[イレーネの赤い手に眉を寄せるも、]
つくっていたんですか?
可愛らしいですけれど、手が寒そうですよ
置く場所……見えなければあまり意味はないですよね?
氷の器に、いれておきますか?
昨日、エーリッヒと、話していたら……
…懐かしく、なったから。……つい、ね。
[氷の器と聞いて、ああ、それはいいかもしれない、と]
後は……小さな雪だるまとかも。
…また………雪が降ったら、埋もれてしまう、…だろうけど。
[それから、ことりとたった小さな音に、視線を居間の方へと動かして]
[製氷所から大きめの氷を取り出して、それを分厚い陶器の皿にのせる]
これでしばらくはもつと思いますよ
手、冷たいなら、少し暖炉で暖まるのが良いでしょう
……雪だるま、懐かしいですね
[目を細めて嬉しそうに笑うと]
窓のそばに置いておくと良いかもしれません。
エーリッヒをどかして
[酷いことを、いたずらっぽく笑いながら言う]
[一度視線を戻して、頷いて器を受け取り。
目を細める様子と、酷い言葉に、こちらも笑う]
……それは、いい考え。
[言って、居間に戻ろうとして]
…それに、しても。
素直に……言いそうに…ない、ね。…彼は。
[何の事を指した台詞かは、明白だろうが。
呟くように言うと、一足先に厨房を出て行く]
[少しすれば、可愛らしい雪うさぎが*窓辺に佇むだろう*]
そうですね…
[苦笑してうなずく。]
まあ死んでも治らないなんとかと言いますし。
[先にいった彼女の少しあとに、ポットとジュースを持って居間に。]
[仔猫のしっぽの様子にくすっと笑って]
お魚もあるかもしれませんね。ちゃんと見てはいませんけれど。
[それからハインリヒに微笑んで、こんばんはと挨拶]
よぉ。
センセと…昨日の嬢ちゃんか。
[ニヤリと軽く挨拶すると暖炉脇のソファーへ。]
ほぅ、雪うさぎたぁ懐かしい。
[窓際に飾られたちいさなうさぎに目を細める。]
イレーネが作ったのだそうですよ。
[雪うさぎのことを聞いて、嬉しそうに微笑んで]
さて、特にリクエストもないのでしょうか。
それなら適当に、何かを作るとしましょうかね
んー…やっぱどうも調子出ねえな〜…。
…っ。
[だるそうに伸びをし、一瞬だけ顔をしかめた。
軽く胸元を撫で、あとは何事もないように取り繕っている。]
シチューですね、了解しました
[ブリジットに微笑を。それからハインリヒの動きに、少し首を傾げるが尋ねる事はせず]
[身じろいだ幼馴染には一瞥をくれて、それから仔猫を見て]
さて、それじゃあ厨房にいきましょうか。
美味しいシチューと、あとは魚を探しに。
[ほんの一瞬身じろいだ同居人を一瞬、心配そうに見上げるものの。
言われた言葉を理解したのか、仔猫はオトリフートを見上げて、なぁう、と声を上げ、尻尾をゆらりと振った]
ん……。
[微かに声を上げ、また身動ぎ。
やがて意識が戻ってきたのか、ゆっくりと目が開く。
かすんだ視界に映る、少女の姿]
…る……あ……?
[かすれたような呟きは、言葉としての意を結ばず、部屋の温もりに溶けて消え]
[…そんな同居人を心配そうに見つつ、仔猫は尻尾と黒いリボンを揺らして厨房へ]
[適当に食材をあたって銀色の魚を見つける。猫のために捌いてやって]
はい、どうぞ
[最初に仔猫に差し出して、それから野菜などを手早く切り始める。クリームシチューを作りはじめたようだ]
[触れる手の感触が、意識の霞を溶かしたか。
眠り続けて気だるいものの、ひとまず意識は目の前の『現実』へと向けられる]
あ……れ?
[とぼけた声が、こぼれ]
ああ……君、か。
[そこに居るのが誰か、の認識には至ったようだった]
えっと……どうか、した?
[じっと見つめられ、やや、困ったように問い。
それでも、昨日のような困惑を感じてはいない。
それは目覚めのぼんやりとした感覚が残っているためか、他に理由があるのか、定かではないけれど]
[時折、仔猫に美味しいですか? と聞きながら、クリームシチューを作り上げて]
[パンを出して、熱々シチューを鍋ごと持ち上げ]
[いきますよ、と声を猫にかけつつ、厨房から居間へ戻る]
おや、起きたんですね
[にこり、と微笑み。何か凄みがあるような笑顔だ]
[自衛団員がひそひそ噂話をしている]
[双子の片割れと親がいない話]
[特に親は数年前に森で亡くなっているらしい]
[重要参考人だなという声らしきものも*聞こえる*]
[風呂に入った、までは覚えているのだが。
……危く眠り込んでしまっていたようで。指のふやけ具合からも、それはよく解った]
[しまったなと思いつつ、温くなった湯を足し、シャワーで身体を温め直して]
[風呂を出、残る水気をタオルで無造作に拭い取るも、重みを増したぼさぼさの前髪は、殆ど目を隠していた。
しかしさほど気にした様子もなく]
[ちらり、一瞬だけ鏡に目をやるも、それ以降は見ずに、手早く衣服を纏い脱衣所を後に]
[戻る途中、床に落ちた何かに気付き、それを摘みあげる。
ぱさぱさの、粉っぽいモノ。とても柔らかい]
……パン屑の地図?
[その正体に気付いて、いつか読んだ童話を思い出しながら、ぽつり。
足の裏にくっつかないよう気をつけつつ、なんとなく、それを辿るようにして居間へ]
って、え、あ、ちょっと。
[突然の事にさすがに戸惑いつつ。
それでも、強引に引き離す事はできなくて。
いつからか肩に掛けられていた毛布をふわり、少女の肩にかける。暖炉から離れたこの場所は、寒いものだから]
……?
[話し声が聞こえたのは、窓辺にいたからか。
しかし、それに疑問を抱くよりも早く]
ああ……起きた、けど。
[呼びかけに振り返り、そこにある笑顔にわずか、戦慄した]
お帰りなさい、イレーネ。あたたまりました?
……でも、少しあたたまりすぎました?
[微笑んで、水を飲んだ方がいいと思いますよと]
[イレーネに対しては優しそうな微笑だったのに]
[エーリッヒにむきなおれば、微笑みはやっぱり凄みがまして]
で。
体調良くないのに何をそんなところで寝こけてるんですか?
へぇ
[にっこりと笑うのは変わるわけもないのだが]
わざわざ窓のそばで、ねぇ?
ソファなりなんなり、他にも選択肢はあったと思いますけれど。
[言いながら、シチューをよそって]
[ブリジットと、イレーネと、ハインリヒに差し出して]
……別に、どこで寝てても俺の自由だと思いますが。
[どこか引きつった声で返し。
ブリジットに食事ができたみたいだから、と声を掛けてテーブルに行くように促す。
かく言う自分は、動かないのだが]
うぐ……大きなお世話だ。
[反論しようのない言葉に低く呻き。
薬、と言う言葉には、小さくため息を]
……あるけど……手元にない。
[家に置いたまんまだ、と呟きながら。
動かない少女に、ここは冷えるから、と再度声をかけ]
[こういう時のオトフリートが強いのはよく知っているので、口は挟まずに、いただきますとシチューをゆっくりと味わい]
[エーリッヒが膝に顔を埋められているのには、無表情ながら、若干面白がっているような様子が見受けられるか]
大きくなったのは体だけだったんですかね。
[にこにこと微笑みながら]
じゃあ一度、家にいってとってきなさい。
[さらりと告げる。]
……るせぇ。
[こうなると、ヘタに反論しても追い込まれるのはわかっているので、それだけを返し]
……出してくれるんなら、な。
[窓の外を見やりつつ、ぽつりと]
ま、それ以前に……家に帰り着けるかどうかも怪しいがな、今の俺の体力じゃ。
ったく……ついてねえな、ほんとに。
[声には出さず、心の奥でぽつり、と]
出してもらえるかどうかは、言わなければわからないでしょう?
[にこにこと微笑んで、ブリジットにごめんなさい、といってどいてもらうことにする。]
[イレーネにもにっこり。と笑って]
……病人の薬くらい…と、思うけど、………ね?
[視線を巡らして。]
[ふと、地に伏したままの機械犬を見つける。椅子から立ち上がり、傍にしゃがみ込んで撫でやるも、無反応。
不思議そうに、首を傾げる]
[返された笑顔はスルー。]
そりゃ、そうだけどな……。
[呟いて、窓の外を見やる。
舞う雪を見やる瞳が、ほんの一瞬、虚ろな陰りを帯びた]
……ま、掛け合って、成功して……。
挙句遭難せん事を祈ってくれれば幸い……か。
[それから、ため息混じりにこんな呟きを]
……遭難しないように、猫と一緒にいったらどうです。
情けないですねぇ。
[溜息を一つ]
家にくらい迷わずつけるでしょう? 雪が酷くなったら、おさまったら戻ってくればいいじゃないですか。
別にそれくらい、ギュンターさんだって出してくれますよ。
病人を出さないとか言ったら一寸考え物ですし
[にこり]
…容疑者に、人権がない……なんて。
言うようなら…、問題…だね。
[灯りも貸すよ?としゃがみ込んだまま、顔をそちらに向けて言うも]
…………電池…?が切れた、のかな……?
[動かない機械犬を見、考え。]
まあ、ペルレがいれば、少なくとも凍えはしないだろうけど、な。
[深く、深く、ため息をついて。
最早、逃げ場なし、と悟って立ち上がろうとする]
……っ……。
[立ち上がるなり、強い目眩を感じてよろめき。
壁に手をついて、辛うじてバランスを取った]
…あなたねぇ
そんなにふらふらしてて、よくそんなところで寝てられたもんですよ
[にこやかな笑顔でいいながら]
で。あなたの家にあるんですか? 薬。
とってきましょうか?
…………階段、登れなかったんだよ…………。
[ぼそりと白状して]
薬……誰も手、出してなければ、俺の部屋の鞄の中だ……。
荷物出す前に、雪見に散歩にでて、ここに連れて来られたから、な……。
[考えても仕方ないかと、機会犬を空いているソファに乗せ]
[ああいう笑顔のオトフリートに逆らわない方がいいとは、学習済み。同意するように頷くにとどめ]
……そもそも、………忘れて……来る、のも。
[ブリジットに安心させるように微笑んで]
[それからエーリッヒを見て、もう一度溜息を]
判った。取ってくる。
[呆れて素の口調に戻った事には気付かずに、]
イレーネ、その馬鹿を頼みますね。
私、ちょっと行ってきますから。
好きなだけしかっておくといいと思いますよ。ええ、好きなだけ。
[そう言って、すたすたとギュンターの方に。幾言か重ね、*外へ出て行った*]
一応、忘れるつもりはなかったんだが、な……。
[イレーネの言葉にため息混じりにこう返し]
……すまん、頼む……。
[出て行くオトフリートの背に、小さく呟いて。
崩れるようにまた、椅子に座り込む]
……幼馴染だから、ね。
心配…するのは、……当たり前…
[オトフリートを見送り、ちらとエーリッヒの方へ視線を遣って、軽く肩を竦め]
…御説教より……
余程…、効くもの……ありそう、かな?
[独り言のように言い。
シチューを食べ終えると、皿を手に立ち上がって厨房へと]
[かわいそう、という言葉に、困ったように笑み。
戻ってきて心配そうに見上げる仔猫を拾い上げてそっと撫でてやる]
……当たり前……か。
[ほんの僅か、目を伏せて呟き]
って、『余程効くもの』……って?
[厨房へ向かうイレーネの背に、問う。
……何となく、答えはないような気がしたけれど]
[同じ動作を繰り返すブリジットの様子に、目を止め。
そう言えば、と思い、声をかける]
……あの、さ。
この色って……何か、特別な意味でも、ある訳?
[自分の髪を軽く引っ張って、問う。
それは、昨日から、妙に気になっていた事]
/中/
言っても詮無い。
わかっているけど。
敢えて言わせてくれ……。
潜伏するなああああっ!!!!
……なんか静かなんですけども。
独り言でニヨとか入ってたら後で泣きますよ……。
[彼の予想通りに、答えはなく]
[食器を洗い終えると、いつの間に持って来たのか、火の点いていないランプを抱え、厨房の窓際に佇み。
暫しして、眠気を飛ばすように、新たにコーヒーを淹れ。申し訳程度にミルクと砂糖を入れただけで、ぐいと飲み干した]
[やれやれと首をニ、三度振ると、居間には戻らずに。
玄関の傍に待機していた自衛団長と、言葉を交わす]
陽のひかりの色……ちがう…?
[動きをとめてエーリッヒを見つめる]
[わざとではない、若干舌足らずのような喋り方]
[エーリッヒを見つめているけれど、どこまで見ているかは分からない]
[少女は階下の喧騒をぼんやりと眺めていた。
と、目に飛び込んできた愛機の不自然な停止に目を見張る]
……N901ic!?
[とすとすとすごい音を立てて階段を駈けおりると、少女は動かない機械犬の側に駆け寄った]
むかしむかしのおはなし
たいようのことつきのこがいました。
たいようのこはいつでも愛されて
つきのこはひかりをてらしかえしながらそれを見ていました
ほんとうはひとりのつきのむすめだったのに
たいようのこはすべてからあいされて
つきのこにはいたいものばかりがのこされました
[ちがう、と問われれば、それは否定すべくもなくて]
ん……確かに、そうだけど。
陽光の色……か。
[その言葉がふと、意識を何処かへ飛ばすのを、引き戻して。
こちらを見ているような、違うような……はっきりしない視線に、やや首を傾げ]
[相手には、僅かに警戒の色]
[しかし敢えて、いつもと変わらぬ様子で接する]
[それは彼の現役時代の話だとか、彼女の祖母はどうしているかとかの、他愛もない話から始まり。
やがて今回の件へと及ぶも、其処へ踏み込もうとすれば、口は重くなる]
[もう少しすれば解るからと。そればかりで]
その時には、もう、遅いのでは。
[淡々と紡がれた言の葉に、返る声はない]
……私は――“知らない”から。いいけど、ね。
[少女は機械犬の体をあちこちいじっていたが、力なく首を振った]
……駄目だ。ショートしているようだ。
配線がまずかったのだろうか?
せめてデータだけでも復旧できればいいのだが、
ここはラボと違って設備が整ってないからな……。
[誰に聞かせるともなくぶつぶつ呟いている]
[合わせるように首を傾げる仕種に妙に和むものを感じて、知らず、笑みが浮かぶものの。
……何やら、切迫した様子のベアトリーチェの様子には、ただならぬものを感じて]
……なんか、あったのか?
[ずっと眠っていた身、機械犬に何があったかなど知る由もなく、素で問いを投げ]
>>324
[エーリッヒの問いに首を振る]
わからない……。
今朝まではN901icはきちんと作動していたはずのに、今はフリーズしている。
外部からウイルスが侵入している形跡もないから、物理的な要因か配線ミスだと思うのだが……。
誰か今日の昼間にN901icの様子を見ていた人はいないのだろうか?
[少女は周りにいる人に尋ねる]
こわれた…
[機械犬に近付いて覗き込む]
[雪泥のような色の髪が横顔を隠すように落ちた]
[ベアトリーチェを間近から眺める]
[様子を見ていた訳ではなかったので口を開く事はなかった]
いんや、俺は見てなかったが…。
[機械犬の近くに寄ってのぞき込み…]
濡れたりとかしたんじゃないか?家電製品は水気に弱いし。
[団長との会話に、大した成果は得られなかったらしく。
軽く会釈をして、ランプを手に居間へと戻って来れば、何やら騒がしい様子]
……どうか、した?
>>325
うん、この子壊れちゃったの……。
[機械犬とブリジットを交互に見ながら、そう言う少女の口調はいつもと違って年相応の響きを持って]
[エーリッヒやブリジットの返事に、少女は見た目にもわかるぐらいがっくりして]
[ハインリヒの言葉に腕組みをしながら考え込む]
確かにN901icは防水加工をしていないから水には弱い。
とはいえ、多少水がかかっても平気だと思うのだが。
水の中に落とすとかそれくないのことをしない限りは。
む。水に対する対策や実験をしないといけないかな。今後のバージョンアップのためには……。
こわれた…元…もどらない………?
[何が原因なのか、ハインリヒの言葉を聞いてもよく分からず思い当たらない]
[結果的に隠している事になっているのに気付かないまま]
[ベアトリーチェに尋ねかける]
みず…
[だけど尋ねかける直前にベアトリーチェが話しはじめた話が、「水の中」が当てはまらないにしろ浴室の中に機械犬が入ってきた事をぼんやりと思い出させた]
[周囲の会話に、何となくの事情は察せられ。
次いだエーリッヒの言葉に、なるほど、と頷く]
…動かない……
と、思ったら…、そういう事…だった、か。
[少し寂しいねと独りごち、ランプを卓上に置いて椅子に座る]
それでも、直す方法があるだけ……マシだと思うけどな。
[独りごちるイレーネに、ぽつりとこう呟いて。
視線はふ、と窓の向こうの雪へ]
直せないもの――か。
[一度、エーリッヒと同じ方へと視線を向けるも、顔を戻し。
手を組んで其処に顎を乗せて火の点いていないランプを見詰め]
……好き? …雪、見るの……
>>333
うーん。たぶん元どおりに戻るとは思うよ。
バックアップ……いや、なんでもない。
[少女はブリジットに説明しようとして、でもわかってもらえそうになくて止めた]
[昔はよく行っていた家にいけば、幼馴染に似た…正確には幼馴染が似た女性…と久し振りに顔をあわせる。とても心配している様子をなんとか宥めながら、薬を貰う]
大丈夫ですよ、きっとすぐに戻りますから。
[微笑んで、ちゃんと身体を大切にしてくださいね、と言って、そこを辞する。それから集会場に戻ろうとして…]
[ふと、向きを変えて、向かうは自宅]
[自宅につけば義父が迎えてくれる]
お久し振りです、お義父さん。
ええ、理由はよくわからないんですけど。
それで、義母さんは…そう、ですか。早く、良くなってくれるといいんですけれど。
そう、今日はエーリッヒ、いえ、シュテルンさんのことをお願いしたくて。
ええ、思いつめてるようだったので。
[たまにお話にいってあげてください、と。]
[それから少し話して、集会場に戻る。]
[雪は視界を遮るけれど、さくさくと音をたて、迷う事なくすすんでいく]
[投げかけられた問いに、一度イレーネを振り返り。
それからまた、窓の向こう、舞い散る雪に視線を向ける]
ああ……一時期、大嫌いだったけど。
ここの雪を見るのは、好きだ。
[呟く刹那、瞳は僅か、陰りを帯びたか]
………
[ベアトリーチェの言葉を聞いて]
[ゆっくり瞬きを一つした]
[何か途中で止めた事は察していたけれど何も言わなかった]
[バックごと受け取ったようで、それをエーリッヒに渡すと]
ほら、飲みなさい。先に何か食べて。
[それから、機械犬とベアトリーチェ、イレーネを見て、首を傾げる]
>>334
水……?なんか知ってるのか?
[「水」という単語に反応したブリジットに質問する]
>>335
うん。壊れちゃった。
今までこんなことなかったのに……。
[悲しそうにイレーネに言う少女]
>>336
まあ、あたしに「直せないもの」はないよ。
どんな機械でも直してみせるよ。
[少女はにっこりエーリッヒに微笑んだ。おのれの才能に自信満々のマッドサイエンチストの顔で]
[聞こえた声に、オトフリートが戻ってきたな、と思いつつ声の方を振り返った矢先、見慣れた鞄を渡されて]
……ああ……ありがと、な。
[頷きつつ、食欲ない、とか言ったら殴られるな、と思ったとか思わないとか]
[壊れた、水、説明を聞いて]
そうですか、私がいたときには厨房にはきていませんでしたけれど。
…外に出たのでしょうかね?
[首を傾げて]
[なんかこう、エーリッヒが馬鹿だと思っていたのにもっと馬鹿だと思ったようで]
[溜息を一つ。]
せめて何か身体にいれてからじゃないと、悪いですよ。
フルーツジュースでも飲みますか?
[イレーネの内心の言葉は聞こえていたら頷いていただろうが]
>>348
そう……。
[ブリジットの返事に、少女は一気に彼女に興味を無くしたようだ]
>>350
すぐには完璧に直せないけど、仮ボディにデータを移せばなんとかなるだろう。
……この子はあたしの大切な――だからな。
[少女の言葉は一部聞き取れない部分があった]
>>351>>352
[「雪が好きで外に出た」説に少女が納得している]
犬という生物は「雪が降ったら庭を駆け回る」ものだと外国の文献で読んだことがある。N901icもそうだったのかもしれない。
[本人は至って本気である]
雪の上で、走り回ってしまったのかもしれませんね。
[機械の動かない犬を見て]
[それからエーリッヒの言葉に、矢張り溜息]
大切なものは離さないで持っていなさい
[言いながら厨房に向かい、グレープフルーツジュースに氷をいれてもってきて、渡す]
[納得している様子のベアトリーチェに、微かな笑み]
…そうだと、すると……
随分と、高性能というか………
[なんと表現するべきか、思いつかず。曖昧な言葉に終わってしまう]
[その後のエーリッヒとのやり取りを聞き、なんとなく、口を噤んで]
そう、言えば……
[ふ、とハインリヒへと視線をずらして]
……あなたは……、自衛団長に、…会いに?
[こんな片田舎に、それも“容疑者”の溜まり場と貸している此処に来るとは。少々、違和感を覚えて]
ん、まーそんなもん。
呼ばれたっつーか、呼びつけられたっつーか。
厄介事はもううんざりなんだがねぇ…。
[やれやれ、と肩をすくめつつイレーネに答える。]
[機械犬に注がれるハインリヒの視線を感じ]
「無理するな」……?「無理」って……?
[まるで「無理」という単語の意味を尋ねるかのように呟く少女。機械犬が壊れた現状を回復することは「無理」とは全く認識していないようだ]
[そして全く悪意なくエーリッヒに質問した]
あなたは無理してるの?
[ぼんやりとしていたけれど]
[重くなった瞼を開けて]
[服を抱えると二階へ向かう]
[二階の廊下を素足で歩き、未使用かどうか確かめないまま部屋の中に入る]
[もしかしたら誰か使っているかもしれない]
[そんな考えは思い浮かばない]
[まだひんやりしたベッドの中に抱えた服ごと潜り込むと胎児のように丸まった]
[まるで自分を守るように]
[まるで世界を否定するように]
[カーテンの隙間から、こんもりとした布団の丘に月光が*さしこんでいた*]
[ブリジットとエーリッヒが二階に上がるのを見送って、おやすみなさいと挨拶を一応]
[呟きは聞こえていたのか、口元には、微苦笑が。]
N901icの復旧作業しないと……。
[少女は機械犬を抱えたまま、ふらふらと夢遊病のように階段を上っていく]
[ふと歩みがとめ、まだ起きている人に一礼をすると自分の部屋に入っていった]
[告げられた言葉は、聞こえなかったフリをして。]
……さて。
…いつまで、…軟禁生活……、かな…
[祖母が心配――はしていないだろうけど、と、小さく。
ランプの外枠部分をなぞり]
………皆、やる事も………あるだろうに、ね。
みなさん、体調を悪化されないと良いのですけれどね
[苦笑して]
本当に、何故軟禁されなければならないんでしょうね。
…ふぅ、私もそろそろ失礼しましょうか。
[軽く、首を振って。]
―ベアトリーチェの部屋―
[少女はベッドの前で腕を組み悩んでいる]
[辺りを見回す。目に飛び込んでくるのは、機械や装置、少女の視点のみきちんと整頓されて見える、雑然と並んでいる工具の数々]
間違いない。ここはあたしの部屋。
[なのに何故別の人がベッドで寝ているのだろう?]
『まあ、いいか』
[少女はこの不可解な疑問を上の一言で片付けた。
どうせ、今晩はベッドで寝るつもりなど更々無かったから]
[少女は抱えていた機械犬を机の上にそっと下ろすと、必要な工具を取り出して*修理に取り掛かり始めた*]
お休み。
[とん、とん、と指の先で、机を叩いて。
軽く、伸び。立ち上がると、ランプを持ち上げて手に提げ]
……私も、…失礼………
[視線は、窓辺に置かれたままの雪うさぎへ。
明日には溶けてしまうだろうか、などと思いながら。ほんの少し名残惜しげに、*階段を昇る*]
[ぱらぱらと部屋へと戻っていく人々を見送り、がらんとした室内の天井を見上げる。]
…この中に居るってのかねぇ…
" ヤ ツ "が。
[ぽつりと小さく呟いた。
だらしなく着崩したワイシャツの襟元に無意識に手が伸びる。
わずかにそこから覗く、辛うじて急所を逸れた傷の痕。]
[ベアトリーチェは修理に没頭しているらしく、気付いていない]
[抱えこんでいた服はベッドの中に残して]
[喉がかわいたので一階に降りる事にした]
あぁ、そっかそっか飲み物か。
[ふらりと立ち上がると背中を丸めて厨房へ。]
何がいいかねぇ?酒はまだ飲める年頃にゃみえねぇし……
ソーダでいいか?
[淡い緑色のガラス瓶を取り出し、グラスも二つ持ってくる。]
[ポケットから取り出したツールナイフで無造作に栓を抜き、グラスへと注ぐ。
気泡と共にはじける微かな檸檬の香り。
グラスの片方を、少女へと差し出す。]
[ハインリヒにふらふらと近付いて見上げる]
[淡い緑色の泡入りの瓶を]
[一度瞬きした後、こくび傾げるように見てわらう]
[こくんと頷く]
[檸檬の薫りが鼻を擽るのが楽しくてたまらないようだ]
[シュワシュワと鳴る液体を暫く飲まずに]
[鼻を近付けたり何時飲もうかとくるくる考えが回っているようだった]
[横から気泡が弾けるのを見てみたりしている]
[ハインリヒに撫でられると擽ったそうにした]
[高鳴る鼓動をおさえるようにグラスに口をつける]
[小さな泡をまだ弾かせながら]
[冷たく甘い炭酸水が口に流れ込んだ]
…あまい。おいしい………
そっか、旨いか。
[うんうん、と目を細め…
どこか浮世離れしたような不思議な雰囲気に奇妙な違和感を感じては居る。
だが、それが何なのかまではうまく考えがまとまらず。]
[そしてハインリヒから身をひく]
[そろ…と撫でられた箇所に自分の手を置いた]
[ハインリヒを見上げる]
………
[こくこくと飲む]
おいしい…飲んだのはじめて…うれしい
[何か言いたそうだが言えないようなもどかしさを感じている]
[結局黙って飲むだけになった]
[目が合う。
相変わらず考えが全く読めない。
まるでその雰囲気は…ヒトというよりは小動物のようで。]
…まぁ、それ飲んだらさっさと寝るこったな。
夜更かしは良くねぇぜ?
一人でふらふらしてたら…
[と、そこまで言って言葉を飲み込んだ。
小さい子を持つ親がよく言うような脅し文句。
自分も幼い頃にはよく言われたものだが。
だが、この状況下で流石にそれは洒落にならない。
「…おおかみさんにたべられちゃいますよ。」
…などとは流石にいえず。]
[言葉が出てこない]
[もどかしさが何故なのか分からなかったけれど、それは沢山の言葉で今の気持ちをあらわしたいという欲求だった]
[けれども、こういう機会がなかったからもどかしさの中身が分からないという事すら分からなかった]
[さっさと寝るこったと言われて]
[こくこくと飲み干していく]
["目が合う"と何だか惑うように(または怯えたように)眸が揺れて視線が僅かに反らされた]
[ハインリヒの顔は見ているが直視はしない視線に]
[無意識に身をキュっと縮んで鼓動が早くなっていた]
[ハインリヒの言葉を聞いていたけれど]
[身を翻して、たたたと階段をかけあがった]
[ソーダを飲んだのに、また喉がかわいていた]
[まだ温もりが残っていたベッドの中に、飛込むようにして*丸まった*]
―ベアトリーチェの部屋―
[ブリジットが一度部屋を出てまた戻ってきたことも、少女は目の前の精密機械に夢中でまったく気が付いてなかった]
[少女は以前のモノより角々して重くなった機械犬の前で大きく伸びをした]
さて、これでデータは破損する事無く移し替え成功できた。
とりあえず新しいボディができるまで、N501iボディで間に合わせだ。N501iだとバージョン古いから、N901icの性能が出し切れないから嫌なんだけど、そうも言ってられないし……。
[不満そうにぶつぶつ呟いていたが、徹夜明けは眠いので寝ることにした]
[ベッドの中にブリジットがすでにいたが、少女は躊躇いなく自身もベッドに潜り込んだ]
[冷えきった少女の体にブリジットがびくり動いたが*少女は気にせず眠りの世界に旅立った*]
(中)
鳩から長文書き込み不可と聞いていたけど、64ptの文章は書き込めたよ。どこからダメなんだろう?(小首傾げ
(中)
ブリジットとは「犬が水に浸かり故障」「他人の部屋で寝る」の設定を回収はしたけど、全く絡んだ気はしないのは互いのキャラ性能のせいだよね。
あとハインリヒやエルザ、ユリアンと絡みたい。
(中)
男キャラ使うなら、ユリアンで「ユリアン・ミンツ」と名乗っただろうに。。o(銀英伝ネタわかる人いるのか?)
/中/
そしてようやく、ダミー独り言の残し方に気がついた件について。
……ネタがねーっていうか、そこまで手がまわんねーよ。
ところで、自衛団長を動かした人は、所在をメモってもらった方がいいのかも。
あと、約三日だけどね。
/中/
あ、動作関係メモ。
箱鳩同時ログイン。
鳩発言→箱でリロードして表示→鳩で二重投稿エラー表示。
そんなに起こり得る状況でもないと思うけど、念のため。
─二階・個室─
[僅かな光の変化を感じて、目が覚める。
薬が効いているのか、身体が落ち着いているのは感じられた]
……劣悪。
[ぽつり、もれる呟きは何故か僅かな苛立ちを帯びて。
そんな同居人の様子を、目を覚ました仔猫が心配そうに見つめていた。
苦笑が浮かぶ]
……大丈夫、心配すんな。
[静かに言いつつ、白く小さな温もりをそっと撫でて、ゆっくりと立ち上がる]
[上着のポケットに、薬の携帯用ケースを突っ込み、仔猫を肩に乗せて部屋を出る。
しん……とした空間を破らぬよう、注意を払いつつ、ゆっくりと階下へ。
厨房で仔猫にはミルクを、自分にはまたココアをいれて、一息つく]
……薬、飲まないとな……うるせぇし。
[仔猫がミルクの皿を空にするのを待って、自分も錠剤を飲み下し。
ふと思い立って、ふらりと外へ。
当然の如く呼び止める自衛団員に、集会場の裏手にいる、と素っ気無く告げ、白の中を、白を抱えてゆっくりと歩く]
雪…………やっぱり…………。
[小さな呟きが、風に溶けてゆく]
[集会場の裏手にたどり着くと、空を見上げ。
こぼれてくる白を、ぼんやりと見つめる]
Es last den Schnee wegen du fallen.
Dieser Boden alles.
Im Umfang, der mit dem weisen Schleier umfast werden kann die grose Quantitat.
Er last den Schnee wegen du fallen.
Jetzt leicht.
Wenn du, das fortfahren zu schlafen wach, weil wir darstellen mochten.
Einschlieslich das Denken halt der Vogel, zu flattern.
Zum blauen Himmel.
Betender Report.
Von mir der morgens hier zum Himmel.
[かすれた声で歌のような言葉を紡ぎつつ、しばし、*その場に立ち尽くした*]
[ベッドの端に腰掛けながら、窓の外を眺めていた。曇った向こうに雪景色。]
[知らずのうちにペンダントを握る。表情には何一つ、浮かばぬままに。]
……
[口の中で祈りの言葉を呟く。声としてこぼれることはなかったけれど]
[小さな黒真珠が一つトップについただけの首飾り。それに温もりが移っていた]
[立ち上がり、机に向かう]
[と、窓の外を金色が歩くのが見えた。口許にしらず、笑みが浮かぶ]
熱でもだせばおとなしくしてるでしょうね
[呟きながら、紺の本を取る。開く]
[少し悩みながら、小さな文字を書いていく。まっさらな頁に、悩みながらゆっくりと]
[子供たちに教える時間がないから、最近の日記は本当に日記だと、思いながら書いて]
[やがて本をとじる]
―部屋→厨房―
[厨房にむかいスープをつくる。野菜のたっぷり入ったミネストローネ]
[おいておけば誰か飲むだろうか]
[自分は一杯、飲むと、居間にゆこうか考え……そのまま椅子にこしかけた。]
[指先でペンダントを*遊ばせる*]
/中/
鳩バグ
発言→保留時間内にもう一度発言→ふたつ保留のまま
つまり上ふたつが保留になってた。
確定させてから新規発言のほうがいいのかな
[遠くからかすかに聞こえてきた歌声で少女は目を覚ます。目の前には一昨日知り合ったばかりの少女が静かに寝ている。
少女は静かにベッドを出て、新しい体を持った機械犬と共に一階に降りてきた]
[少女は小さなボールを機械犬の前に転がした。
機械犬は重たげな足音をたてながら、ひたすら目の前のボールを追い掛け回している]
宝石商 ザムエル が参加しました。
宝石商 ザムエルは、狂信者 を希望しました(他の人には見えません)。
[その男はいつの間にかそこにいた。
誰が彼の存在に気が付いていただろうか。 明かりは等しく降り注いでいるはずだが、彼の周囲だけ翳りを帯びているかのようで側にいるだけで真新しい羅紗も時を経たかのような様相を帯びる。
色味を失った表皮には薄い染みがこびりつき、只でさえ目立たぬ容貌をさらに地味に染め抜いていた。]
[地の底から響くような声、だが、それはそこにいる者の表皮を揺らがしただけで、鼓膜には届かない。
彼の店に一度でも行ったことがある者がその姿を見たとしても、本人とは決してわからないだろう。 ザムエル商会での彼はきらびやかな宝石にも負けず、人目を引きその歳にもかかわらず30代と言われても疑えぬところだが、今の彼は80をとうに越えたかとも見え、存在すら気が付く者は希である]
ふん、私の事か……まぁいいだろう。
■名前:ザムエル=ツーム
■年齢:58歳(外見は 80歳)
■自己紹介:私があのザムエル本人であるといったら信じるかね?
■要望など:なに、構わないでくれ。 まぁ、そうだな。 時期にそんな余裕もなくなるか。 くくくっ。
<捕捉>
宝石商のザムエルは、それだけでその人を示していると通じる程である。
この周辺にはその名前即ち彼であるという程の影響力をがあるのだ。 彼のサイン無しでは、日が昇らないとも一説に言われている。
だが、ここでの彼はまるで黒子のようで、その本人とは誰にも気付かれることはない。
[少女は何やら気配を感じて顔をあげた。しかし部屋にはボールにじゃれつく機械犬以外に動くものは何もなく]
[少女は機械犬を放置して厨房に向かった。そこにはオトフリートがいたが、何やら考え事をしていて少女には気が付いてないようだ。]
[少女はミネストローネには見向きもしない。少女の中では食事は栄養補給ドリンクのことをさし、ミネストローネは食物という認識はないからだ]
青年 アーベル が参加しました。
青年 アーベルは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
やあ!雪はまだ降っているよ。
とても寒くて凍えそうだ。職務とはいえ、キミたちもご苦労様だね!
[親しげに自衛団員に笑いかけながら、彼は建物の中に入ってくる]
[少女は目的の品を見つけた。
オトフリートの隣の席に静かに腰掛けると、ガラスのポットにそれをいれ、ポットに沸いていたお湯を静かに注ぎ込む。
静かにほころびかけていく茶葉の花びら]
『……綺麗』
[少女は飽きずにポットを眺めている]
ここは、暖かいね。うん、暖かい。
[にこにこと笑いながら窓辺に腰掛け、いつの間にか持っていた紙にペンを走らせる]
■名前:アーベル
■年齢:確か18歳くらい
■自己紹介:うーん、旅行者?
■要望など:にんじんは嫌いだから、ご飯にいれないでね。
うわあ!
[タックルしてきた機械犬を受け止めながら、派手に窓辺から転げ落ちて、彼は笑う]
あはははは!可愛い機械犬くん、こんにちは!
僕はアーベルだよ。よろしくね?
[転がったまま、機械犬を顔の上に抱き上げ、その鼻先にキスをした]
[彼は、機械犬を抱いて起き上がると、辺りをくるりと見渡す]
みんなも、こんにちは。
アーベルだよ。よろしくね!
[笑顔で言って、返事があるかどうかは気にせずに、機械犬とじゃれ始める]
―二階・個室―
[ベッドに腰掛、窓の外の銀世界を見遣る。
新たに降り注いだ結晶に埋もれ、昨日彼女の作った雪人形たちの姿はもう何処にも見えない]
[小さく息をこぼして、膝の上のランプを撫ぜた。母が我が子を慈しむかのように]
……ない……
[――知らない、と繰り返す]
全て……消えて……
[世界を覆う白を見詰めていたが、]
[何やら、階下が賑やかになった気配。ランプをそっと卓上に置いて、部屋を出る]
[少女がやってきていたことに気付いていなかった。が、ポットに湯を注いだために生まれた香りで気付いたようで]
あ、お早うございます。
それ、気に入りましたか?
[嬉しそうに微笑んで]
[それから声がするのに気付いて、誰か来たのかなと思いつつ]
―ベアトリーチェの部屋・回想―
[ベアトリーチェが潜り込んだ時に身をひいたが、そのあとは氷が水にぬるかむように布団の中も温かくなった]
[すぐに寝息を立てはじめたベアトリーチェ]
[布団をめくり、横顔を月光に照らし出した]
[艶のある髪]
[陽の元では薔薇色であろう頬]
[長い睫に形のよい眉]
[つるっとしたくび]
[彼は、イレーネに目を合わせて、にっこり笑う]
こんにちは。僕はアーベル。キミはランプ屋のイレーネさんだね?
しばらくの間よろしくね。
[オトフリートの声に少女は我に返り、笑いながら頷く]
……うん。大好き。
ずっと花が開くのを見ていたい。
[しかし突如聞こえた男の声にびくっとなり]
そうですね、とても綺麗ですから
[ベアトリーチェに微笑んで]
私もはじめて見た時、とても感動して。
でも飲まずにいたら苦くなってしまいました。
[笑って、それから、飲みますか?と微笑む]
けっこう、たくさんありますし。
どうやってこれを仕入れたのか、とても気になりますけれど。
こんにちは、かなり出遅れてるふかふかですよっと。
何か大人しめの人が多いので明るめにしてみたら、人外恋愛のローズと被る罠(笑)
いや、ほんとはオトフリートがやりたかったなんて、そんなw
久々のRP&人狼で、感覚とかバラバラですよー(笑)
―ベアトリーチェの部屋・回想―
[口元がゆるむ]
[何故かわらうように]
[両手を、首を触らないように離して、囲むように]
[そのままでいて]
[身動きをするベアトリーチェ]
[元のように布団を戻して、また眠りに落ちる]
[眠りは深く、朝ベアトリーチェが起きても目覚める事はなかった]
……ああ。よく、知っている…ね。
よろしく。………アーベル。
[こちらを見る瞳に、夜に近い澄んだ空の色だなと思う。
小さく頭を下げて、それから姿の変わった機械犬を見遣り]
…流石、「直せないものはない」………、かな?
[昨日の少女を思い出しつつ、呟く]
―ベアトリーチェの部屋―
[一人目覚める]
[近くには誰もいなくて陽のひかりがさしこんでいた]
[身を起こすと長い髪が名残惜しそうにベッドから離れた]
[抱えていた服の皺を丁寧にベッドの上で伸ばして、たたむ]
[ベッドから降りると部屋から出た]
[彼はイレーネの言葉に、軽く小首を傾げて笑う]
ああ、良く知ってるよ。
[機械犬の尻尾をくすぐるように触る]
この機械犬は誰が作ったの?知ってる?
[少女は首を横に振った]
ううん。飲まない。飲んだらお花みれなくなっちゃうから。ずっと見てたいの。
まだたくさんあるなら、これからも毎日花が咲くところ見てもいいんだね。
[少女はポットを両手で包み込むように抱えた。
まるで貴重品に触れるみたいに優しく]
[廊下の窓が自分の姿を何分の一か反射させていた]
[襟元に指をいれてひらくと首を見る]
[そこには何ものこってはいないけれど]
[元に戻すと階段をおりはじめた]
[笑うアーベル青年に、薄く笑みを返して]
……ああ。よく、知っている……よ。
[ほんの少し、彼の口振りを真似てみせ]
…ベアトリーチェ、という子……
綺麗な……金の髪の、少女。聡明な、子…だよ。
[言ってから、近くに姿が見えないのに、研究中だろうかと思いつつ視線を巡らす]
あははは!
[彼は、イレーネの口真似に気付くと楽しそうに笑う]
そう、ベアトリーチェだね。うん、こんなに可愛い機械犬を作るんだから、とっても良い子なんだね。
教えてくれて、ありがとう。イレーネ。
どういたし……
[まして、と言おうとして、機械犬のくしゃみの連発に、目を瞬かせる]
………あまり…悪戯すると、…知らない、よ?
[階段を降りて来る足音に気づけば、顔をそちらに向け]
うん?ああ、あんまり悪戯すると嫌われちゃうかな?
それは困るな。
[彼は、くすぐっていた手を止め、機械犬を抱き直す。イレーネの視線に釣られるように、入ってきたブリジットに目を向けた]
[ゆるりと首を傾けて]
ブリジット。……おはよう、かな?
[反応しない様子も、厨房へ向かうのも気にした様子はなく]
……やまない、ね。
[アーベルにそう答えると、窓辺へ。
そこに置かれた分厚い陶磁器の中には、もう雪で象られたうさぎはいない。
溶けた水があり、何枚かの葉がある。ただ、それだけ]
[しばし窓の外を見つめていた彼は、ふいに振り返る]
そうだ!せっかくこんなに雪があるんだから、スノーマンを作ろう!
[言うが早いか、機械犬を床に降ろして、ぱたぱたと玄関に向かう]
[何を言う間もなく、走っていったアーベルを見送る]
[自分も昨日やっていたので、何とも言い難い]
[とりあえず、水の溜まった器を手に。
取り残された機械犬と顔を見合わせ、どうしようね?と]
[見咎めたらしい自衛団員の腕を、彼は笑いながら引っ張る]
うん、そこの窓の外にスノーマンを作るんだ。ほらほら、見張るついでに手伝ってよ!動いた方が、キミもきっと暖まるよ!
[しっかり自衛団員に雪あつめを手伝わせて、窓のすぐ外で大きな雪玉を作り始める]
―集会場・裏―
[聞こえる喧騒を遠くに聞きつつ、空を見上げる。
体に雪が積もるのも気にした様子はなく。
空に向いた、目は虚ろ]
……なあ……俺は……いつまで?
[窓の外に出来ていく雪玉を見、目を細め]
………ああ、雪の中は……いけない、かな。
[昨日、機械犬が停止した騒動を思い出し、その場に残す]
[厨房に顔を出すと、水に濡れた器を流し台に置いて]
………こんにちは。
…こっちに、いたのか。……狭く、ない?
[外に行って来ると言い残し、厨房を後に]
−深夜・埠頭倉庫街−
[煉瓦造りの倉庫の壁に身を隠し、息を潜めた。
「援護しろ。」
背中越しに投げかけられる相方の声。
返事の代わりに銃を構える。
ふと、月明かりが翳った気がして、目を上げた。
「上だっ!!」
短く警告の声を発すると、俺は反射的に舞い降りてくる影に向かって発砲した。
正中を捉えて三発。
夜を切り裂くような咆哮。
その姿はヒトではなく、巨大な獣。
銃弾を受けて跳び退いたヤツは、石畳を蹴り、ヒトには捉えられぬ速度で、跳びかかってきた。
鋭い牙を備えた顎が、相方の喉笛を食い千切る。
「フリッツっ!!!」
叫び声にヤツは、煩わしそうに目を上げた。
暗闇に光る、獣の目。
構えたままの銃が震える。
引き金を引いた瞬間、ヤツは跳躍した。
弾丸と交錯するように伸びるその太い腕、鋭い爪。]
[飲む様子を微笑ましそうに]
[イレーネに声をかけられればうなずいて]
こんにちは。
あ、外に行くのでしたら、タオルももっていってくださいね
[それだけいって見送る]
[彼は、どこからか借りて?きたスコップで大きな雪玉をぺたぺたと固めている]
うん、土台はこんなものかな?…ん?
[ふいに、眉をひそめて、辺りを見回す]
…っ!!!!
[飛び起きると同時に、反射的に銃を抜いて構えていた。
耳に痛いほど高まる鼓動。
見開いたその濃紺の瞳に、ようやく窓から差し込む光が届く。]
…ぐぁ……。
[突如襲った強烈な苦痛に、思わずベッドの上でのた打ち回った。]
…足、攣った……。
[いや、うん…本人は至って真剣に苦しんでるのですが。]
[扉を開け、冷たい空気を胸いっぱいに吸い込む。
そうしてから思い切り息を吐けば、真っ白く染まり]
[スコップを放り出すアーベルの姿が見え、ゆったりとした足取りでそれを追う]
……やれやれ…、謝るなら……
[ぽつぽつ、と文句のような呟きを洩らす。
幼馴染が、わざわざ「タオルを」と言った事、それから彼女自身、朝に金色を目にしていた事から、その理由は察知していたのだろう]
と、ととと!うわ、見事に行き倒れてるよ。
[彼は、半ば雪に埋もれかけて倒れているエーリッヒを見つけて、急停止すると、呆れた声で呟く]
困った人だねえ、どうして一人で倒れたりするんだい?
みんなが心配するじゃないか。
[屈み込んで、エーリッヒの頭から雪を払い声をかけるが、もちろん本人に聞こえるはずもない]
[蕾のような丸まった、かわいた花をとりだして]
[それを硝子のカップにいれる]
[湯をそそぐとだんだんと、花がひらいてゆく]
[それをブリジットにもさしだして]
エーリッヒ、ですか?
さぁ。雪の中、ぼけっとしてつったってるんじゃないかと思いますけど
[さすがに倒れているとは思わないようだ]
[アーベルの後から、辿り着くも、流石に倒れているとまでは、予想外だったらしく。ぴく、と眉を動かした]
………エーリッヒだから、ね。
[ぽい、とタオルを投げる]
…自衛団員………呼んで、来よう…か。
僕はスノーマンを作成中だったんだよ?今日中に完成してしまいたかったのに、出来上がらなかったらキミのせいだからねー?
[彼は、ぶつぶつ言いながら、エーリッヒの腕を肩にかけ、よいしょ、と持ち上げる。見た目に反して、それなりの力はある]
ああ、ありがとう。いつもこんな風なの?彼。
[彼は、微笑んでイレーネの投げたタオルを片手で受け止め、エーリッヒの濡れた頭をぐしゃぐしゃとかきまぜるように拭いてから、そのまま被せる]
[ようやく収まってきたのか、よろりとベッドを降りる。
びっしょりと嫌な汗をかいていた。]
風呂でも入ってくるかねぇ…
[着替えを持って階下へ降りる。]
[そんなところかな、と肩を竦め]
……最近は、…特に……みたい、…かな。
説教…受けても……懲りない…
[一人で運べるとの言葉には、そう、と頷きを]
[内からかけられた声に、戻ろうとした足を止め]
こんにちは!スノーマンを作っていたら、行き倒れた彼を見つけて拾ったところ。
[彼は、窓の向こうのハインリヒの問いに、簡潔に答え、にっこりと笑う]
僕はアーベル。あなたはハインリヒさんだね、よろしく!
…ぉ、おう…よろしく。
[あまりのテンションの高さにちょい引きつつ。]
…って、行き倒れって…ほんっとどーしよーもないやっちゃなー…。
心配かけんのが生きがいなんじゃねーかと小一時間…。
[ぐったりしたエーリッヒの姿に嘆息しつつ、手伝おうかと外へ出る。
寒さに肩をすくめて背を丸める。]
[心配かけんのが生きがい。その言葉に苦笑]
……むしろ、その方が…
自覚が……ない、のが………一番、困る…
[自衛団員を適当にいなしつつ、集会所へ向けて]
おやおや、そんなに心配かけてるのに懲りないんだ?
キミ達も苦労するねえ。
[彼は、イレーネに肩をすくめて見せ、エーリッヒの懐から覗く白い仔猫にも同情の視線を向ける]
ほんと、困った人だよね。手伝ってくれるの?ありがとう。
[降りて来たハインリヒには、にこにこと嬉しそうに笑いかける]
[彼は、ハインリヒに半分重みを任せたおかげで、ずいぶんと軽くなったエーリッヒの身体を支え、イレーネの後から集会所の中へと戻っていく]
はいはい、ぐったりさん一名ご案内〜。
[やる気なさげな声を出しつつ、エーリッヒを運び込んでソファーへ横たえる。]
んじゃ俺ぁ風呂行って来るから…。
あー、さみぃさみぃ…。
[肩を竦めて、風呂場へと。]
ありがとう、ハインリヒ!ゆっくりあったまってきてねー。
[彼は、風呂場に向かうハインリヒにぱたぱたと手を振ってから、エーリッヒの傍に屈み込む]
んー、息はしてるし、凍傷も無さそう。雪で濡れた服は脱がせたほうがいいかな?着替えが無いか…毛布かなんかでくるんどけばいいかなあ?
[暖炉の前に降ろされるのを見れば、]
…ありがとう。
………着替えは……どう、だろう。
[礼を言ってから、考え込むようにしていたが。気づけば、彼は既に着替えさせにかかっていて。行動力に些か感心]
[温かいものはと、厨房の方をちらと見て。溜息をつくオトフリートが見えた。…多分、思っている事は同じだろう]
[彼は手慣れた様子で、エーリッヒのシャツを脱がせ、ぽい、とソファーの背に放ってひっかけると、タオルでごしごし乾布摩擦してから、毛布をぐるぐる巻き付ける。そりゃもうミノ虫なみにぐるぐると。多分、目覚めても身動きできないだろう]
ん!これでよし、完璧!
[かなり満足している]
[イレーネの問いかけに、首を傾げ]
昨日、持ってきたかばんの中に入ってないですかね。
なかったら知りません。
[すっぱり]
[そんなことを言いながらも自分の服を貸してはやるのだろうが。]
[寝汗に濡れたシャツを脱ぐと、脱衣所の大きな鏡に否応無く映される深い傷痕。
首筋から鎖骨を通り、胸を経てわき腹へと抜ける三筋の爪痕。
額を押さえて小さく舌打ちし、浴室へ。]
あ、ついでに、これも♪
[タオルをエーリッヒの頭にかぶせ、いわゆるほっかむり状態に結んで、にっこり。完了してから、オトフリートの方に振り向いた]
こんにちは!僕はアーベル。オトフリート先生だね、よろしく!
ええ、馬鹿です。
[溜息をついて、ブリジットに答える]
[それから元気な青年に、微笑んで会釈]
こんにちは。アーベル、ですね。よろしくお願いします。
その大馬鹿者がお世話をかけたようで幼馴染として申し訳ないと謝罪します。
[エーリッヒに対してかなり酷い]
やっぱり行き倒れは拾わないと人間としてダメだから。お礼されるほどのことじゃないと思うよ。
うん、馬鹿だよねえ。こんなに心配してくれる人が沢山居るのに。
なんだったらついでに縄で縛っとく?
[彼はにこにこと、オトフリートに答える。いたって本気]
[別にぐるぐる巻きはどうでもいいようだ。むしろ良い薬だと思っているふしもあるようで]
縄で縛るのも良いかもしれませんねぇ。ええ、しっかりとベットに括りつけておけば、いくら馬鹿でも動けませんよね。
[にこにこと微笑んでいる。]
ああ、そっか、ここに縛ると他の人に迷惑だよね。それじゃ食事の後ででも部屋に運んでベッドに縛り付けておこう。
[彼の中で決定]
あ、そういえばいい匂いがする。
[ミネストローネの匂いを嗅ぎ付けて、くんくんと鼻を鳴らす]
[小さく肩を震わせていたが、なんとか復活したようで]
……ああ、…まだ、何も……食べて、いなかった。
[お茶も貰っていい?と首を傾げて尋ね]
[蓑虫エートリッヒは視界に入れていない]
ええ。これ以上他人に迷惑をかけさせてはいけませんし。
運ぶなら手伝いますよ
[にこにこと笑って]
ミネストローネです。お飲みになります?
[厨房を見て、食べているブリジットを見て微笑んで]
[窓の外に転がる、未完成のスノーマン――
というか、雪の塊を見遣って]
………製作の、邪魔を…したんだし……
それくらい…しても、よさそう…だ、ね。
[やはり、止める気はさらさらない]
うん、よろしく!なんだか、キミとは気が合いそうだ、オトフリート。
ミネストローネ?美味しそうだね。余分があるなら分けてもらえるかな?
[彼はオトフリートに笑いかけ、厨房を覗きこむ]
[イレーネにもにっこりと微笑んで]
[ブリジットの呟きを聞いて、苦笑する]
そうですね。ええと、飾っておいて、新しいのをいれましょうか?
[それからアーベルのためにミネストローネをよそいつ]
嬉しいことです。
ええ、たくさんありますよ
[人参入り]
ええ。
あなたのです
[微笑んで]
それを、ずっと咲かせておきたいのなら、ずっと置いておくと良いと思いますよ。
もう一つくらい、差し上げますから
やあ、ありが…
[彼は、よそってもらったミネストローネを見て、くしゃりと顔を歪ませる]
うわあ、ニンジン…
[ものすごく嫌そう]
ニンジンは天敵なんだ。
[オトフリートの問いに、きっぱり勇ましく答え、スプーンを握りしめる]
大丈夫、自分で除けるから!
[彼は、決死の表情で、ちまちまとニンジンをスプーンですくって除け始めた。このうえなく真剣だ]
無理することはありませんよ?
[ブリジットに微笑んで、]
[一粒、ポットに入れて、湯を注ぐ。新しいカップも取り出して]
見て、綺麗なのと、飲んで美味しいの。
二つで楽しめば、きっとお茶も、喜んでくれますよ
……エーリッヒ以外…には、甘い、よね。
[くすくすと笑って]
[自分の分のミストローネをよそい、]
………天敵、なんだ……
[美味しいよと呟きつ、彼女は普通に食べている]
そうですかねぇ
[イレーネの言葉に首を傾げて]
エーリッヒが馬鹿すぎたんで甘くしても意味がないと気付いてからはこうかもしれませんね。
[けっこう真顔だ]
[こくと頷く]
[オトフリートから新しいカップを受け取って、わらう]
[冷めてくるくる揺れる花を見つめて]
[新しいカップから伝わる温もりを抱きしめる]
[天敵ニンジン大王と戦うこと数分…彼は、果てしない戦いについに終止符を打った]
いただきます!
[ぱく、ごくん…]
あう…(涙目)
[スプーンの裏に貼り付いて隠れていた敵(ニンジン)に気付かなかったのは人生最大の不覚であった、と後に彼は語ったという]
[まあ、ね。そう、曖昧な微笑を浮かべ]
変わらない……変われない、…ね……
[スプーンを手に、スープを掻き回して]
[涙目の青年に気づき、苦笑めいた表情になる]
………そんなに、嫌い…?
嫌いっていうか、むしろ僕は、ニンジンに嫌われてると思うんだ。
[スプーンを握りしめて、彼はイレーネに向かって力説した。オトフリートの決心には勿論気付いていない]
…………そう?
[首、傾げ。力説はあまり効果がないようだ]
[彼の目の前で人参をすくって、ぱくり。…ごくん、と]
…まあ……覚悟は…、しておいた、方が………
だって、僕がどんなに歩み寄ろうと努力しても、ニンジンは拒絶するんだよ?
あの食感と、味と、特に「匂い」!ああ、ダメだ!思い出しただけで目眩がする。
[片手で両目を覆った彼は、イレーネの言葉に軽く首を傾げる]
覚悟?ああ、それなら出来てるよ。ニンジンとの戦いに果てはないからね!
ほんとにこの世界からニンジンが撲滅できれば、僕の世界は完璧なんだけどなあ。
[はあ、とニンジンの消えた世界を夢見るように悩まし気な溜め息をつく]
[それはあなたが拒絶しているのでは。
と思ったが、敢えて突っ込まない。こういう人種は、放って置いた方が面白いから]
……そう、覚悟は…出来て………
[ちらっとオトフリートを見遣った。内心、御愁傷様と思いつつ。]
[自分はミストローネを食べ終え、食器を片付ける]
[戻って来れば、椅子に座って。
ぐるぐる巻きの御主人の足元で、何やら困った様子の仔猫を見遣り]
………何か、食べる…?
[尋ねてみる]
とんでもない!僕は何者をも拒絶しないよ!
[オトフリートの呟きを耳にすると、彼は大袈裟に両手を広げて、ふわりと笑った]
来る者は拒まず、去る者は追わず、それが僕の性質だからね。
[しかし、目の前の皿には除けたニンジンの小山がちんまりと自己主張している]
[一生懸命言い募るアーベルにはやっぱり人参たっぷりのものを作ってあげようと決めた。]
人参以外拒むものはないんですか?
[にこにこと人のよさそうな微笑を]
うん、無いね。
ニンジンだけが僕を嫌っているんだ。悲しいよ。
[今度は一転悲しそうに目を伏せて、彼はオトフリートの問いに応える]
でも、ほかのものが好きでいてくれるから、我慢できるよ。
[自己主張しながらいつの間に食べたのか、綺麗に空になったスープ皿(ニンジンの小山添え)にスプーンを置いて、にっこり笑う]
ごちそうさま。とても美味しいミネストローネだったよ、オトフリート。ありがとう。
[やっぱり人参料理を決めた]
そうですか、好かれるといいですね。
[こちらも気の毒そうにそう言って]
いえ、美味しく食べていただけたなら良かったです。
[微笑む]
お礼に、僕も何か作ろうかな?あ、そうだ!
[ぽん、と手を打って立ち上がり、厨房の戸棚をがさごそと探って赤ワインとシナモン、蜂蜜、レモンを見つけ出す]
こんな雪の日にはホットワインがいいんだ。
[ブリジットに微笑んで]
[アーベルの様子に苦笑する]
ホットワインですか。それは楽しみですね
[どうやら酒には強いらしい。]
[彼は小さな鍋に材料を入れて暖めながら、ソファーの上で蓑虫になっているエーリッヒにちらりと、視線を向ける]
きっと病人の身体を温めるのにも役に立つと思うよ?
[視線につられて一度エーリッヒを見る]
[暖炉の前に転がる様子を見て、一つ溜息をついて近づいて]
おきたら覚悟しなさい
[と呟いた]
[彼は、完成させたホットワインをマグカップに注ぎ、レモンの欠片とシナモンスティックを挿して、オトフリートの前に置く]
はい、どうぞ。
[自分も一つカップを持って窓際に移動する]
[彼は、ブリジットの声にちらりと視線を向け、しかし何も言わずに、窓辺に腰掛ける]
明日は、完成出来るといいな、スノーマン…
[カップを手にしたまま*外を眺めている*]
[火は灯さずに、椅子に座れば、膝に乗せてランプの手入れ]
[何かが聞こえたような気がして顔を上げるも、気の所為だったらしく。窓の向こうには、作りかけの雪だるまが見えるだけだった]
………あたたかそうだね。
[つくられた飲み物を見て、一言。それだけ]
[ブリジットは寒くないだろうか、そう考えつつも]
[アーベルから受け取って]
ありがとうございます
[微笑んで、一口、口をつける]
イレーネは…のめましたっけ?
[苦笑し]
彼に、アーベルに作ってもらったんです
[微笑んで]
多分、まだあるのかと思いますけれど…
[厨房を見てないのでわからず]
[それからイレーネにカップを手渡し]
[オトフリートから、カップを受け取りつつ]
……皆、……酒、好き………、なのかな。
[両手でそっと包み込んで、こくり。]
…ん。………美味しい。
[あたたかいね、と呟いて]
……解ってる、よ。
オトフリートは………心配性、だね……
[軽く、笑って。カップを置く]
[言いつつ、既に頬に僅か、赤みが指しているが]
[夕食かな、早いなぁと思いながら]
そういえば、ハインリヒさん、で良いのでしょうか?
ちゃんと伺っていなかったと思いまして。
それは心配しますよ、イレーネ。
大切な幼馴染だと言ったでしょう?
[くすっと笑いながら、置かれたカップを取って、飲む。顔色はかわらない]
あーうん、そんな感じ。
多分それで正解。
[教師の言葉に適当に答えてもぐもぐ。]
それにしてもまー、料理上手が居るもんだねぇ。
良い嫁さんになれるぜ。
[ミネストローネ食いつつ。]
何で嫁ですか、何で。
[苦笑して]
ホットワインはアーベルが作ってくださったんですが、スープは私が作ったので、残念ながら嫁にはなれませんよ
[声をこぼして、笑みを返す]
……そうだね…
[ハインリヒの台詞が耳に届き、再び、くすくすと。]
………オトフリート…なら、貰い手が……
…ううん、…そうでも……ないかな……?
[怖いから、とは口に出さなかったが]
……………何も?
[にっこりと、笑みを返し]
…此処に……いると、食事……出て、…来るから。
つい…、楽…してしまう………、ね。
[当然の如く、エーリッヒを助ける気はない。]
……まったく
[イレーネに苦笑して]
[動きが止まったな、と見て取ると、大分飲んだがまだ少し残るホットワインを置いて]
おきてないですね。…まったく。
[にこー、と。
酒の所為か、いつもより御機嫌に見えなくもない。ランプを撫ぜつつ]
………とりあえず…
……後で…食事くらい……、させたら…?
[既にサウナ状態になっているのではなかろうか、と思った]
そうですね、栄養価の高い飲み物でも飲ませますか
[無理やりにでもと、にっこり微笑んで]
とりあえずこの馬鹿はそろそろあったまったでしょうし、しっかり縛った方がいいかもしれませんね。
[本気だ、多分本気]
[服も着せないとだしね、と頷き一つ]
[縛った方がいい、には敢えて言及しない]
[止める気があるのか、甚だ怪しい。
というか、現状では、恐らく――ない。]
[仔猫がにゃぁと鳴くのは気にしないでおく]
そうですねえ、服も着せないと。
[めんどくさそうだがやるだろう。]
[仔猫が鳴いているのはやはり気にしない。]
さて、それじゃあ運びますか…
イレーネもハインリヒさんも手伝ってくださるなら、楽ですね
[にこりと微笑む]
軒先に吊るしたら、また悪化して誰かが迷惑すると思うのでベッドに縛っておいた方が良くないですかね
[と言いながらくるくる巻かれた頭を手の甲でかるく殴って]
[呟きは聞こえないフリ]
[連れて行くのは二人に任せた方がいいだろうと。
先程と同様に、先導するように階段を昇り、二階の部屋へ]
[…そもそも、彼女の足取りも微妙に怪しい気もするが。
酒には弱そうだ]
[なんか呟いたと思って、冷たい目で見るも]
[適当にそのまま頭の方を持ち上げる。階段から落としてみたい気分にかられたが一応やめておく]
ハインリヒさん、お手数おかけして申し訳ないです。
ええ、馬鹿のせいですが
[おきてるの判ってて言う]
[彼は、ぼんやりと眺めていた窓の外から、室内に視線を移す。ミノ虫移動作戦が始まるようだと見て、カップを置いて立ち上がった]
運ぶの?僕も手伝うよ。
人気者ですねえ、エーリッヒ
[くすくすと笑いをこぼして]
ええ、運びますよ。
はっきり言って、迷惑じゃないですか。こんなところで寝てると
[酷いことを言いながら]
そうですね、何で縛ればいいでしょうね?
[とりあえず階段にいきましょうか、と、ハインリヒに]
[彼は、運ばれるエーリッヒに、ぱたぱた近付いていくが、どうやら運搬係には困っていない様子。それならと、厨房からホットワインを入れたカップを取って来る]
ペルレって、あの仔猫?
雪の中で倒れっぱなしじゃ、あの子も凍えるとこだったよ。
気をつけないと。
[エーリッヒの顔を横から覗き込んで、彼は笑う]
こんにちは、僕はアーベル。よろしくねエーリッヒ。
判ってるなら、少しは気をつけたらどうです?
[冷たい声でそう言って]
[ハインリヒのあげた選択肢に、少し悩んで]
どれがお好みですか?
[本人に聞いても無駄だろうからと、ハインリヒ、アーベルの二人に尋ねる]
[真っ暗な部屋に、灯りを燈す。
ぼんやりと、陽よりも月よりも弱い光。それでも、室内を照らすには充分で]
[廊下に出れば、物騒な会話が交わされている事には気づいたようだが、それを気にする彼女でもなく。]
ゴムは伸びちゃうし、荒縄やワイヤーは結ぶのが難しいし、鉄鎖なら鍵が要るし…有刺鉄線…は、痛そうだよねえ。
[彼は真面目に悩んでいる]
[呼び掛けられ、ぼんやりとアーベルをみやり]
……雪の中……。
そっか……また、やっちまったか……。
[どこか遠くを見つめて、嘆息]
どんなものが良いでしょうね
[溜息を吐きつつ。また、とかいう言葉が聞こえて、やっぱり後でお説教、と思いつつ*階段を上って、エーリッヒの部屋に行くだろう*]
覚えてないの?それは重症ってやつだね。
こんなに心配してくれる人が沢山いるのに。そうそう、ペルレだって心配してる。
[彼はエーリッヒに話しかけながら、部屋までついていく。イレーネの言葉には、うん、と頷く]
そうだねえ。とりあえず僕がしばらく見張ってようか?
……エーリッヒ、…誰が……いい?
[アーベルの申し出に、考え込むようにしてから。
選ばせてあげようかと、エーリッヒに悪戯っぽく問いかけ]
………私は、…猫の……夕飯でも…
[そう言うと、一階に戻り。ミルクを*あたため始め*]
だって、僕には拾った責任てものがあるからね。
[にこにことイレーネに向かって説明しながら、彼はベッドに降ろされたエーリッヒの脇に椅子を引いて腰掛ける]
とりあえず飲む?ホットワイン。暖まるよ?
[親しげに話しかけてくる青年を、不思議そうにみやり]
いらない…とか言ったら殴られそうだな。
[誰に、とは、あえて言わず]
うん、殴られる殴られる、きっとにっこり笑って殴られる。
だから、はい。
[彼にはしっかり、声無き声が聞こえたらしい。自分でぐるぐるまきにした毛布を外から少し緩めて腕を出せるようにしてやってから、暖かいマグカップを差し出す]
[何となく苦笑しつつ、受け取ったカップに口をつける。
表情がわずか、やわらいで]
あったかい……な。
[呟く声には、*安堵の響きが込められて*]
[エーリッヒがカップに口をつけたのを見ると、彼は安心したようにニコリと笑う]
後でちゃんとご飯も食べなきゃダメだよ。
[ベッドサイド心配そうにニャアと鳴く白い仔猫を抱き上げて椅子の背に身を預ける。本気で*見張りをするつもりのようだ*]
/中/
いつのまに殴ったりするようなのか(笑)
殴りはしないだろうなぁとか思ってもつっこまないw 絶対本人もつっこまないw
―厨房―
[エーリッヒの監視はアーベルに任せ、彼は厨房に行き林檎を探す]
[すりおろし、細かく砕いた氷をいれて]
[なんでここまで手をかけてるのかと自分につっこみつつ]
…まったく。自分が母親にも心配かけてる自覚あるんですかね
[ぽつり、呟いて。]
[とりあえず固形物はつらいだろうから、それと、薬用のぬるま湯を持って、階段をのぼり、エーリッヒの部屋へ]
[投げられた冷たい目と声に、一つ、息を吐いて]
……何とか……軽いものなら。
ごめん……うっかりしてた……。
[小さく呟いて、目を伏せ]
これ位なら食べれます?
[ほら、と、すりおろし林檎を差し出して]
謝るくらいならあんな明け方に雪の中に出るのをやめなさい。
体調悪いのが判ってるんですから
[それに、と小さく続け]
私も、心配します。
ああ……。
[空になったカップをサイドボードに置いて、林檎を受け取り]
……わかっては……いるんだけど、な。
どうしても……近くで、見たくて。
[小さく呟き。
続けられた言葉にはまた、小声でごめん、と]
[彼はニャアと、腕の中で見上げる仔猫に、しーっと指を唇に当ててみせる]
友達同士を邪魔しちゃいけないからね?
[階段の手摺にもたれて、仔猫をじゃらしながら、階下を覗く]
[アーベルが出て行ったのを見るも、引き止める事はせずに]
謝るくらいなら…って言っても無駄か。
早く体調を治すことですよ。
そうすれば、雪の中に出ても問題ないから。
[そして、早く食べなさいと、スプーンをわたしつつ]
[仔猫の声に青年が出て行った事に気づくものの、特に声をかけることはせず]
早く……か。
そう、だな……そうすれば、少なくとも……。
[その後の言葉は飲み込んで。
受け取ったスプーンでゆっくりと林檎をすくって食べ始める]
そうすれば、少なくとも。
消えない、痛みの記憶に飲まれる事はないだろうから。
……だから……完全には、無理でも。
少しでも、回復しねぇと……。
少なくとも、何です?
[たずねるも、答えを期待しているわけではないようで]
[食べる様子を見れば、ため息を吐きつつも、]
イレーネも心配していますし、あなたのお母さんも心配していましたよ。
それにここにいる人、全員。
反省してます?
[多分、オトフリートはエーリッヒに掛かりきりだろうと、代わりに夕飯の支度。
一応は、祖母と二人暮らしなのだから、料理にはそれなりに慣れてはいる訳で。…とは言え、大人数には慣れていない。どうしたものかと考えつも、まあ、なんとかなるか、と。
シュペッツェレのクリームチーズ和えに、グリーンサラダを作り]
……しまった。
[人参を入れるのを忘れた、とちょっと思った]
ん……なんでも。
[問われた言葉は誤魔化して。
ひやりとした林檎をすくい、渇いた喉に通して潤して行く]
……反省してます。
[次の問いには、ごく素直に答える。
母が心配していた、というのは、格別きいたらしい]
[返ってきた言葉に、少し、顔を和ませて]
だったらこれ以上心配かけさせないでくださいね。
そうじゃないと、何するかわかりませんよ?
[にっこり、と笑う様子は、それでもやはり少し寒々しい。]
……努力します。
[笑顔に何か、寒いものを感じたらしく。
答える声はわずかながら引きつっていたかもしれない。
早く回復せねば、と先ほどとはまた違った決意がなされたようだ]
[ちょっと引きつった様子に、くすりと小さく笑みをこぼして]
でも本当に、いつまでたっても子供のようですねぇ、エーリッヒは
[ぽふぽふと頭をなでて]
[彼は、階段の下にいるイレーネに気付いて、軽く手を振ると、そのまま階段を降りる]
そのミルク、エーリッヒ用じゃないよね。この子の?
[胸元に抱いた仔猫を示して、問いかける]
―ベアトリーチェの部屋―
[いつの間にかベアトリーチェの部屋に戻り、たたんでおいた服を重ねて着る。細やかなフリルがつけられた薄紫色の服がブラウスを包む]
[窓からは外に立っている自衛団員の姿が幾人か見えた]
[ふぅと窓硝子を曇らせ]
[線を二本引く]
ええ。できてませんね。
[さらり、とさらに一言]
学校を追い出されなかったようなので、もう少し大人になっていたかと思いました。
……そう。
[降りて来たアーベルの言葉に、頷いて]
エーリッヒは……
オトフリートに…任せておけば、いい…だろうし、ね……
[微かに笑みを浮かべ。夕飯もあるよ、と]
[あっさり肯定され、更に憮然とするものの]
それとこれとは、関係ねぇだろ……。
[単位は落としてないんだから、とぶつぶつ呟いて。
また林檎をすくう]
うん、そうみたいだね。
[任せておけば、というイレーネの言葉に、彼はにこりと笑う]
夕飯作ってくれたの?
ええと…ニンジンは、入ってない?
[思い切り上目遣いだ]
[居間に戻り、仔猫にミルクを与えつつ]
…うん……
[味は保障しないけどね、と薄く笑み]
…………大丈夫、……入ってない、よ。
[今からでも入れようか、とか思ったのは、多分オトフリートの影響――ということにしておいて]
―二階―
[与えられた部屋で1人時を過ごして。
階下の声に気づいてふと思い出す]
そろそろ自衛団の方から何か話がある頃じゃないかしら…?
人も集まってきているようだし、私も少しは他の人と馴染まなくちゃ…
[そういった後で小さく溜息を吐く]
でも、そういうのは苦手なのよね…
[旅の暮らしのせいでなのか元からの気質なのかは自分でも分からなかったけれど]
そのためにもさっさと体調治さないといけませんよ
[言いながら、もう一度頭をなでて]
ほかに、食べられそうなものあります? 飲みたいものとか。とってきますよ
[微笑みつつ*たずねる*]
[一階に下りて様子を見渡し、人が増えているのに気付いて]
こんばんは。
少し部屋に篭っている間に人が増えているみたいね…
[壁のボードを確認するように眺めて]
本当にいろんな人が居るようね。
[しゃがみ込んで、ミルクを舐める仔猫を撫で]
………そこまで、…ほっと、されると……
[なんとなく困ったような、微苦笑]
[ペルレがきちんと飲んだのを見守ると、厨房に行き料理を器によそい、居間へと運ぶ]
それは、わかったから、撫でるなってのに!
[撫でられ、憮然とするものの、言っても無駄かと嘆息して]
……今んとこ、これで十分。
……一度には、受け付けないから。
[苦笑しつつ、でも、ありがとな、と微かに笑んで]
あ、僕も手伝う…
[イレーネの後を追いかけようとして、彼は降りてきたエルザに気付いた]
こんばんは!僕はアーベル。あなたはエルザさんだね。しばらくの間、どうぞよろしく。
[にこにこと笑いかけてから、厨房へ駆けて行き、皿を運ぶのを手伝う]
[気さくに声を掛けてきた青年に微笑んで]
アーベルさんね。はじめまして。私のほうこそよろしくお願いしますね。
[そう応えて夕食を食べ始める]
あら、美味しい。これはイレーネさんが作ったの?
お料理が出来るって素敵ね…
私も少し勉強しようかしら…?
[アベールが手伝ってくれるのに、感謝して。
シュペッツェレとグリーンサラダの他、ミネストローネの残りも。
運び終えれば、自分も席に着いて、食べ始める]
[エルザにありがとう、と言葉を返しつつ]
……そう。…スープは、違う……けど。
祖母と……二人…だから。…自然と……慣れたかな。
………覚えて、おいて…損は、ない…と思う、よ。
飲み物もいるよね?
[彼は、数個のグラスと一緒に赤ワインの瓶を持って来ると、自分も席について、料理を取り分けて食べ始める]
うん、おいしい!
[エルザの言葉に頷いた]
そうだね、自分で料理が出来ると、ほんとに素敵だと思うな。
[イレーネの言葉に頷いて]
やっぱりそうよね…いつも宿で済ませるかお客様に招かれるかで、自分で作る機会がなかなかないのよね…
でも、ここに居る間は仕事どころじゃ無さそうだし、少しやってみようかしら…
[アーベルの言葉にも笑って頷く]
そうよね。そしてそんな風に美味しいって言われると、作り甲斐もあると思うし。
[アーベルの台詞にも、ありがとう、と]
挑戦……して、みるのは…いい事だと、思う……
…少し、なら……教えられる、だろう、し…
[仕事、という言葉には僅か首を傾げ]
………そう言えば……歌を、歌うの…だっけ?
…聞いて、みたいな。…嫌で……なければ。
美味しい料理を作れる人は尊敬するな。
美味しいものを食べさせてもらえると嬉しいし。みんなが喜んで食べているのを見るのも楽しいからね。
[少女は自身のくしゃみの音で我に返る]
ああ、ここは空調完備のラボじゃないから。
風邪を引いたら思考力と作業効率の低下を招くから気を付けないといけなかったんだ。
ずっとお花に見入ってしまっていた。今何時だろう?
[少女は人の声がする場所に移動]
―厨房→居間―
─ベアトリーチェの部屋─
[暫く外を見ていたけれど]
[見えるのは銀世界]
[照らすのは月]
[廊下に滑りでて、二階の廊下を奥へと歩む]
[夢遊病者のように歩いた先]
[物置に似た部屋から、屋上へあがる階段を見つけて]
[階段を昇る]
[イレーネの言葉に少し戸惑って]
えぇ、そうね…教えていただけるなら嬉しいけど…
[出来るかしら?と1人呟いて。
歌を聴いてみたいとの言葉に微笑んで]
嫌じゃないわよ?歌うのは好き。
どんな歌がいいかしら?
[少女は居間にくるなり、機械犬に駆け寄った]
んー、やっぱりこの体は処理能力が追い付いてないな。
新しい体を作らないといけないが、材料が……。
自衛団の人に頼んだら、ラボから取り寄せることができるだろうか……。
[機械犬の頭を撫でながらなにやらぶつぶつ]
……そんなに、言う…なら…人参も、食べて欲しいな……?
[からかうような含みを持たせ、青年に言い]
…ああ。私より……もっと、いい先生も…いるし、ね。
[エルザに向けられた言葉は、オトフリートの事を指すのだろう]
[問いには暫し、考え込むように顎に指をあて]
……優しい、歌が…いいな。……雪のように。
[些か、曖昧な注文だったろうか]
[上げ戸を軋ませて押し上げると]
[もったりとした雪の重さが手に伝わった]
[屋上は僅かしかなくて]
[屋根の先端から先端へ歩幅の狭い平らな部分があり]
[すぐ両側はなだらかな傾斜となっていた]
[暖炉の煙突も見えた]
[溶けた雪の上へと足を乗せてそろそろと歩き始める]
[もう一方の端までゆくつもりらしい]
─屋上─
月……
[ぽつり呟いて]
[だんだんと赤くなる足先に構わずに先を目指す]
[自衛団員の頭が屋根の向こうに微かに覗いていた]
[やってきたベアトリーチェに「こんばんは」と声を掛けて]
[雪のように優しい歌…との言葉に少し考え込んで]
…そうね…こういう歌はどうかしら?
[と前置きしてから、ゆっくりと歌いだす。
緩やかなメゾソプラノの声が居間に広がっていく]
[見知らぬ青年に名前を呼ばれて、びくりとする少女。
無意識のうちに機械犬をぎゅっと抱き締めている]
……あなた、誰?
[ものすごく警戒心丸出し]
[眼前に見える月に両手を指し伸ばしながら歩く]
[屋根先まで来るとそこは丁度玄関らしく]
[ハインリヒの姿が下にある]
[爪先が屋根から雪を少しだけ落とした]
[彼は、ベアトリーチェの警戒心には気付かない様子で、にこにこ笑う]
僕はアーベル。よろしくねベアトリーチェ。
ご飯食べなよ。イレーネが作ってくれたんだ。とっても美味しいよ?
/中/
そろそろ更新なんで、小ネタの準備中……。
しかし、なるほど、村を出るボタンはない訳ね。
当たり前だけど。
さて、どんな反応が来ますかねー。
[頭を撫でると反発する様子に、やはり楽しそうに笑って]
まぁ、だんだんと食べていけば良いと思いますけどね。
また悪化させたら……
[言葉をくぎる。おしてしるべし、ということらしい]
[イレーネの「食事は大丈夫?」の返事かと思うくらい見事なタイミングで、少女のお腹がきゅるると鳴った]
……大丈夫じゃない。
体が栄養不足の警報を鳴らしている。
[そして少女は初めて気付く。辺り一面漂う心地よい匂いに]
女の人って、こういう時結託するよねー。
[ニンジンのことでからかわれるのは慣れているのか、エルザの言葉に諦めたように溜め息をついて。次の瞬間、その同じ唇から紡がれる美しい歌声に、彼は声も無く聞きほれる]
……笑うな。
[何となく不機嫌な口調で、ぽつりと]
まあ、そうするさ……このままじゃ、多分好物も受け付けんからな。
それだけは避けたい。
[結構真剣だが、それは、途切れた言葉のプレッシャーから逃れるためのものかも知れない]
[緩やかに歌い続けていたそれも終わりに近付き。
すぅ、っと消え入るような余韻を残して歌い終えれば優雅に一礼して]
…喜んでいただけたら嬉しいのだけど。
[そういって少し恥らうように笑った]
……綺麗な、声………
[ふわり、エルザに微笑みかけ]
[隣に座ったベアトリーチェを見れば、彼女の分の食事も用意して]
「お腹がすいた」……と、いうこと……、だね。
[それから、少女のアーベルに対する様子に、ちらと彼を見遣り]
…そう、警戒……しなくても。…彼は、いい人……だと、思うよ。
………人参嫌い、だけど。
はい
[くす、と小さく笑いながらうなずくから、聞くつもりがないのも明白だ]
治す気があるようで良かったです
そうでなければ……ね
[にこにこ微笑む。念は押したりないらしかった]
[聞いちゃいねえ、と悪態をつけるのは心の奥の奥。
表情の上では、ただ、ため息が一つこぼれるだけで]
治す気はあるって……でなかったら……。
[言いかけた言葉は、不自然に途切れ]
……ところで、そろそろこの状態は辛いんだが……せめて、着替えだけでもさせてくれん?
ああ、脱がされてましたね。
忘れてました
[にこりと笑って]
ええと、解くの手伝ったほうが良いですか?
[あの状態を思い出したらしい。かなり大変だと思ったようで]
でなかったら、あんな面倒な思いしてまで、長期治療にいかねぇよ……。
……なんて、言ったら、怒られちまうな。
[わかっているからこそ、それは、言の葉には乗らずに、封じられ]
村の設定が変更されました。
だって、本物の歌をこんな特等席で聞けるなんて滅多にないんだよ?
感激して当然だと思うな。
ほんとはタダで聞いちゃいけないんだろうけど。
[彼は、エルザに向かって、あはは、と笑ってから、少しだけ真剣な表情に変わる]
でも、キミがここを早く出られないと、キミの歌を待ってる人が悲しむね。
これに懲りたら、二度とやらないことですよ
[くすくす笑いながら、手を伸ばして]
…かなり巻いてたのか
[思わず一言。とりあえず適当に端っこを探してほどいてゆく]
……自制する……。
[真剣な様子で、ぽつりと。
何となく、言い回しが不適切な感もあるが]
…………暑さで、違う世界が一瞬見えた、とだけは言っとくぜ…………。
[思いだしたら、何だか暑くなったような気がした]
や、お月様見たいってーのはいいんだが…
[少女のつま先から落ちる雪に内心はらはらしっぱなし。]
あんまり端っこに来ると落ちるぞ?怪我すんぞ?
………軟禁状態……で散々、と…思っていた、けど……
…こんな、歌を…聴けた……のは収穫、…だね。
[ゆっくりと食事を進めつつ、先程アーベルの持って来た赤ワインに目を遣り]
………それ、飲むの?
自制ねぇ?
[微笑み]
……まぁ、それだけ心配をかけたということですよ。
それに、それくらいしないと、あなたはわからないでしょう?
[言いつつとりあえず全部解けたようで]
だいじょうぶ……
[何が大丈夫なのかはよく分からないが]
ハインリヒ……掴まえないで……?
[ぽとりぽと、と雪がまた落ちて]
[屋根の上でぎこちなく一回転をしようと…]
[イレーネの言葉に頷きながら、彼は赤ワインの瓶を軽く持ち上げる]
うん、やっぱり、食事には飲み物もいるでしょ?
キミも飲む?
[尋ねながら、三つのグラスに赤い液体を注いだ]
…ああ。
……エーリッヒ、は…ともかく………
オトフリートは…、要らない…の、かな……
[ぽつり呟き。失礼、と立ち上がる]
[とりあえず一人分の夕食と、グラスに水を入れて、盆に乗せ。
見上げて来る仔猫に、一緒に来る?と尋ね、二階へ向かう]
俺の場合は、そうなるんだよ。
……はい、はい。
[ぽつり、呟いて。
毛布の締め付けから解放されれば、大きく息を吐く。
長身の割りに細身なのは、その身に宿るもののためか、それ以外にも要因があるのは定かではないけれど]
もちろんだよ。そんな綺麗な声を、待ってる人がいないなんて有り得ない。
[エルザに微笑みかけながら、ワインのグラスを目の前に置く]
どうぞ。喉を潤してください、歌姫。
[イレーネがやってきていることには気づかず]
[エーリッヒにかばんを渡してやる]
まぁ、だいぶわかってはいるようなので、わざわざ自分から体調不良になりにいくとは思いませんけどね。
しばらくは。
[最後、ちょっと力がこもっていたかもしれない]
[左の手にトレイを移動させ、右手でノック]
……入るよ。
[返事の返る前に、がちゃりと扉を開けて]
[白い仔猫が空いた隙間から、中へと入り込む]
[少女はアベールに尋ねる]
人参、嫌い?
人参って、人に害を現すものなの?ジンロウみたいに。
[小首を傾げて質問。と言いつつ少女の目は赤ワインのボトルに釘づけなのだが]
……自分からは、な。
[鞄を受け取りつつ、小さく、小さく呟いて。
とりあえず、身体が冷えない内に、と着替えを取り出してごそごそと着替えを始める]
[エーリッヒの答えににっこりと微笑むと]
[しかしすぐに固まった様子に、思わず、耐え切れなくなってくすくすと笑い出す]
[トレイの上の食器が音をたてる]
…ちょ!あほかぁぁぁぁぁっ!!!
[まさか降りて来いと言って飛び降りてくるとは思わず、とっさに受け止めようと真下へ走り両手を伸ばす。]
[それまで、どこへ行っていたのか。
いつの間にか集会場から姿を消していた自衛団長はゆっくり、静かに、月の照らす雪道を歩いていた。
普段の温厚さは、陰を潜め。
月の光に照らされる横顔には、厳しい決意と……何故か、一欠けらの恐怖感らしきものが見て取れた]
……認めたくはないが、しかし……。
やらねば、なるまいて。
[毅然とした様子で、集会場へと急ぐ。
月が、雪の上にその影を黒く描き出していた]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新