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村は数十年来の大事件に騒然としていた。
夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。
そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自衛団長 ギュンターは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
召集をかけたものの、まだ集まってはおらぬか……。
とはいえ、どこまで真実かもわからぬ噂、焦る事もなかろうて。 全員集まるまで、ゆっくり待つとするかの。
Ewiger Musikkasten─永遠のオルゴール─
☆ルールエリア
企画ページ
http://werewolf.rash.jp/?Ewiger%20Musikkasten
進行中ページ
http://werewolf.rash.jp/?Ewiger%20Musikkasten%2fEwiger%20Musikkasten%20%bf%ca%b9%d4%c3%e6%a5%da%a1%bc%a5%b8
☆禁止事項
【ランダム希望入村禁止】希望が特に無いなら村人かおまかせで入りましょう。ノープランでネタのある人の希望を蹴っちゃダメです。
【表ログにおける人狼記号・表の使用】進行中に見えないログ(赤・独り言)では構いません。
【プロ・メモ以外でのPL発言】独り言での使用に制限はありません。また、赤ログではPL視点での相談推奨。
墓でも、動き方の方向性を決めるためのPL発言は全く構いません。
【他者の行動への過剰干渉】相手の動作や行動を確定する描写は禁止です。動作の決定件は、ネタを振る相手に委ねるように。
【表ログでのランダムの使用】ランダム表示機能は、進行中は独り言で遊ぶ程度にしておきましょう。おみくじも世界観的に違和感あるんで禁止です。エピ入ったらまあ、やり過ぎない程度に、という事で。
【リアル負担のかかる参加】夜は眠いなら寝ろ! という事です。
☆役職言い換え
妖魔:歌姫と契約した魔。ないし、何らかの事情でその魔を体に宿してしまった人間。他の魔によって奪われたオルゴールを取り戻そうとしている。
オルゴールの力を利用する魔の攻撃は跳ね除けられるが、オルゴール自体に呼ばれれば引き寄せられる。
また、探査の力を向けられれば、それから逃れるために自らオルゴールの元へと赴くだろう。
人狼:『永遠のオルゴール』に魅入られ、それを我が物にしようとする魔、或いはその魔に憑かれた人間。オルゴールを活性化させるべく、人の魂を集めようとする。
オルゴールそのものに呼ばれれば、逆らえずに引き寄せられるだろう。
囁き狂人:オルゴールに魅入られたもの。魔に協力するも、独自の目的で動くも自由に。
占い師:魔の力を探知し得るもの。その力は魔に属すものか、或いは聖なる破邪の力か。いずれにしろ、それは魔の力を探し当て、時に退ける事もありうる。
霊能者:魂の移ろいを察知し得るもの。占師同様、その力が何に由来するかは定かではない。オルゴールが魂を捕えた事を感知しうる数少ない存在。感じる力を辿れば、囚われたのが人か魔かを見分ける事もできるはず。
守護者:魔の利用するオルゴールの力を撥ね退ける力を持つ者。魔であるが故にそれが叶うのか、それとも、それは聖なる守護なのか。いずれにしろ自らは護れず、また、オルゴールそのものの力の前には無力。
村人:魔の力を持たず、干渉も受けてはいない招待客。
☆吊り・襲撃・墓下
【吊り・襲撃共に、PL視点で、展開重視の選択をお願いいたします。
また、委任投票は非推奨です】
吊り:オルゴールによる魂の引き寄せ。人々が寝静まった頃にひそりと行なわれ、それを阻む術はない。魂を抜かれた者は翌日、冷たい眠りに落ちた姿で発見される。
襲撃:魔がオルゴールに捧げるために、他者の魂を抜き取る。こちらも、夜の内に行なわれる。白ログでの襲撃描写は不要。赤ログでは自由に。魂を抜き取るためにどこかに呼び出した、という場合のみ、開始後に作成する進行中ページにて発見場所を知らせる形にしても構わないけれど、それが負担になるようなら無理は厳禁。
墓下:魂たちの空間。魂たちは比較的自由に動き回れはするが、存在をオルゴールに束縛されているため、村から離れる事はできない。また、魂なので生きているものたちへの干渉もできず、声も届かない(つまり遺言に相当するものはナシ)。
魂を抜かれた身体は生きているものの、その身体は冷たく、決して動く事はない。
しかし、魂が戻らなければやがて、死に至るだろう。
──『歌姫』と。
そう称された彼女が死に際して思ったのは、これでもう歌えなくなる、という事だった。
ただ歌を愛し、自らの歌を聴いた人々が喜ぶさまを見て、満たされていた女性。
……魔に属すものが歌姫に惹かれたのは、その魂の聖らかさ故の事だろうか。
それとも他に理由があるのか。
それは、定かではないけれど──。
歌姫 エルザ が参加しました。
歌姫 エルザは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
「……歌を」
[誰かが歌を求めている。
でも、私はもう歌えない。
その事を伝える力すら残ってはいない]
「……その歌を……」
[また囁く、声。
どうすればわかってくれるのだろう、この声の主は]
「…………を……くれるなら……」
[できるというの?
問いは声にならない。
嗚呼。
でも、もし。
それで願いが叶うなら。
何を差し出しても惜しくなど──]
「……契約を…………を……対価に……」
[そうすれば。
そうすれば、歌い続けられると言うなら。
何でもしよう。
その『対価』がなんであろうと、構いはしない──]
ごくごく普通の田舎の村。
そこは、自然の恵みに溢れ、気のいい人々が多く住む。
丘の上には、人のいい好事家の老人の住む邸。
邸の主のコレクションの中には『永遠のオルゴール』と呼ばれる物がある。
ある日、邸の主は村の人々を招いて食事会を開くと告知。
その席で、これまで誰にも見せる事のなかったオルゴールを公開するという。
食事会の招待に応じた者、旅の途中で偶然立ち寄り、オルゴールに興味を引かれた者。
……或いは、最初からオルゴールを探してやって来た者。
それぞれの理由から、丘の上を目指す者たち。
彼らを待ち受けるのは、天使の聖歌か、それとも……?
歌姫 エルザがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(歌姫 エルザは村を出ました)
研究生 エーリッヒ が参加しました。
研究生 エーリッヒは、妖魔 を希望しました(他の人には見えません)。
「……エーリ、ね、エーリぃ」
[誰かが呼んでいる……気がする]
「エーリ、そろそろおきないと」
[それはわかっている。
わかっているけれど、しかし]
「エーリ、しかられるよー?」
[穏やかな日差しの温もりの前には無力……だったのだが]
「……エーリってば!」
[……さすがに……]
……ローゼ……くすぐるな。
[頬をくすぐる白くてふわふわしたものを捕まえて、不機嫌な声を上げる。
捕まえられたそれ──白くてふかもふした、リスのようなキツネのような小動物は、みゅう! と甲高い鳴き声を上げて抗議した]
「エーリ、おきないの、いけないー!」
[その声は、彼の意識の内ではこんな言葉として響く。
それに、わかったわかった、と答えつつ白くてふわふわした尻尾を離して、ん、と言いつつ身体を伸ばす。
それから、コーヒーでも淹れよう、と思って立ち上がり]
ふぁ……ああ、そういや、何か郵便来てたな。
[また、何か見せてくれるのか、と呟きつつ、朝一で届いた白い封書を手に取る。
記された署名は『Gunther=Ostwald』。丘の上の邸に住む酔狂者……もとい、研究のタネ……ではなく、好事家の老人だ。
今から三年前、彼がこの村を訪れる切欠となった人物であり、時折り自身の収拾している曰くつきのコレクションを見せてくれる。
それが楽しみで、放浪の伝承研究家のはずが一箇所に止まる事となっているのだ]
オストワルトの御大、今度はナニを見せてくれるのかな……?
[気楽に言いつつ封を開け、中の招待状を開く]
……正気かよ?
[口をついたのは、こんな呟き。
翠の瞳にはまず呆れが、次いで、楽しげな色彩が浮かび]
……ちょっと、行ってみるか。
[楽しげな響きの呟きが、もれる]
「エーリ? 丘の上、あそびにいくの?」
ああ。行くぞ、ローゼ。
[白いふわもこが尻尾をぱたぱたさせながら問うのに頷いて、手を差し伸べる。
それはその手を伝って肩へとするする駆け上がった。
白い毛に埋もれるように額で煌めく真紅の石が、一瞬美しい光を放つ]
─オストワルト邸─
[丘の上の邸につくとすぐ、顔見知りの執事が出迎えてくれた。
招待状の確認後、こちらに記入を、と差し出されたのは見慣れた芳名録。
やれやれまたか、と言いつつ、ペンを受け取ってさらさらとそれに記入していく]
──────
■名前:エーリッヒ=フォン=レーヴェ
Erich=von=Lowe
■年齢:25歳
■自己紹介:各地の神話や伝承を研究する伝承研究家。
連れているのは『幸運の妖精』カーバンクルのローゼ。
元は旅人だが、ギュンターの所蔵する品物にまつわる伝説を調べる目的で三年前から村に住んでいる。
──────
……はい、これでいいね?
ああ……後は、人が集まるまでホールで休んでて……だろ?
わかってるよ、いつもの事だし……。
あ、飲み物はコーヒー頼むね。
[にこやかに笑いながらこう言うと、*勝手知ったる様子でホールへ向かった*]
/中/
村立て直後夕飯とかあああああorz
広報できんかったじゃないかっ!
は、思わずリアル愚痴がでてしまいました。
と、言う訳で突発村立てと相成りました、ねこばけたすくです。
さて、果たして人は集まりますか……。
そしてささやかな目標(泡沫シュテルンくんのイメージ消し)は果たして達成できるのか!?
/中/
ちなみに。
伝承研究家でカーバンクル連れてるとかだけど。
某寵児さんとはきっとカンケイナイデスヨ?
だってほら、あっちの姓はエルフィンストーンだしね!
ランプ屋 イレーネ が参加しました。
ランプ屋 イレーネは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
[やがて開かれるであろう扉の前には、当然ながらそれを待つ姿があった。特に手入れもされていない様子の、少しだけ長めの髪は銀灰色。前髪に隠れがちの蒼い眸とよく似た色の作業着のような服を身に纏う。大人し過ぎる少年のようにも、着飾らない少女のようにも見えるかも知れない。]
[何処か落ち着かない様子で待っていたそのひとは、扉が開く音に身を震わせた。]
あ、・・・
[現れた執事らしい人影と目を合わせないようにか俯く。両手を真っ直ぐに突き付けて抱えた白い箱を差し出した。]
これ、おじいの注文の・・
[小さく紡がれた声はやはり中性的なものだった。]
[相手は慣れたもので、半ば押しつけられたような箱をしっかりと受け取る。それからふと思いついたかのように、用は済んだとばかりに踵を返して歩き出そうとしている背中に声を掛けた。]
ぇ?
青年 アーベル が参加しました。
青年 アーベルは、妖魔 を希望しました(他の人には見えません)。
[まだ、日も高く昇るよりも前。
習慣ともいえる、朝の一杯。
入れたばかりのコーヒーを啜る。と、窓越しに見える一人の少年の姿に気付き
カップをシンクの棚へと預ければ、青年はかたんと扉を開けた。]
ん、今日もごっくろーさん。
[窓から手を伸ばして。
郵便配達を勤める少年へと向けた手に、ひらりと渡るのは一枚の封書。
最早見慣れた白色を見やれば、くつくつと苦笑を漏らして。
少年を見送った後、差し込む陽を遮るように窓を閉じる。]
/中/
青年キャラバンザーイ!ヽ(´ー`)ノ(飢えてた)
おじゃまします、入るの悩んでたくせに気付けば入ってました。
青年キャラ順繰り巡って今回はアーベルです。
村立った直後に気付いたんだけど、ほら、どうしても。
1番手は入りにくくて(ノ∀`)(…)
[それから数刻の後。]
[今までに訪れた客人の名を記録してきた紙面には、新たに“Irene”と女性の名前が加えられていた。]
──────
■名前:イレーネ=フルトヴェングラー Irene=Furtwangler
■年齢:19歳
■自己紹介:村のランプ屋。父と幼い弟と3人で暮らしている。
普段は工房に篭りきりで滅多に外へは出ない。ギュンターの許へはたまに品物を届けに行くようだ。
──────
[俯いたままペンを置くと、執事に言われるまま何処か頼りない足取りでホールへと向かった。]
どれどれー、と…。
[鼻歌交じりに、赤でシーリングされた封を聊か乱雑に開けて。
中の紙を取り出しながら、室内のソファへと音を立てて腰掛ける。
この村で過ごして来たものにとって、食事会への招待状は馴染みのものだ。
…ちなみに、青年にとってコレクション自体には然程興味は無い]
………ふぅん。
オルゴール、ねー。
[並ぶ黒のインク字へと目を滑らせて、今回のメインを確認すれば
小さく声を漏らして、再び招待状を封筒の中へと入れる。
スリッパを慣らして立ち上がれば、机上へと封書を投げ置いた。
棚へと置いたままのカップを手にとって。
僅か底に残ったコーヒーを飲み下せば、仕事へ向かうための準備を始める。
招待先への訪問は、夜でも十分間に合うだろうから。
小さな笑みを浮べ。上着を手にした青年は、早々に*家を後にした*]
―・・・→ホール―
オルゴールか・・
[その言葉を一人口にすれば、表情の薄い顔が僅かに綻んだようだった。知る者は少ないが、店に並んだランプを眺めている時と似たような、嬉しそうな表情。]
[けれどそれも、開いた扉の先に先客がいるのを見留めるまでのこと。]
・・・っ、
[立ち止まり、瞳を彷徨わせる。それでもやっとのことで会釈をした。]
─ホール─
[のんびりとコーヒーを飲みつつ、片手間にカーバンクルの尻尾をじゃらしていたが、人の気配に気づいてそちらを見やり]
……や、どーも。
[テーブルにカップを置いて、にこり、と笑って見せる。
カーバンクルも、挨拶するようにみゅう、と鳴いて尻尾を揺らした]
/中/
……イレーネはぽそぽそ喋り、の法則は続くんだろうか。
それはそれとして。
妖魔希望とかやらかしてます。
中身守護言われてますが、妖魔好きでもあるんです。
……一回しかやった事ないけどね。
弾かれてもまあ、多分対応はできるはず。
うん、きっと。
[蒼い眸は揺れながらも声の主を改めて捉える。あくまで目は合わさないようにしながら。]
[別に彼に限ったことではない。内気なのか、家族以外の人の前でこのような態度をとることは珍しくなかった。]
・・こんばん、は。
[それでも挨拶の言葉が紡げたのは、人以外の――白い生き物が視界に入ったからかも知れない。ほんの少し表情も和らいだようだった。]
―オストワルト邸―
…もしもーし、オストワルト氏ー?オッさーん?
[オストワルトさん、略してオッさん。
仕事を終え、向かった邸のドアベルを鳴らす。
中々失礼極まりない呼び声をかけるものの、出迎えた執事は
咎める事も追い帰す事も無く青年を中に入れた。
今朝届いた招待状を差し出すと、引き換えの様に手渡される芳名録。
はいはい、と知った様子で受け取れば、さらりとペンを滑らせる。
書く内容は大抵一緒だ。…精々年単位で、年齢が1つ足されるぐらいか。]
はい、こんばんは。
[向こうの態度を気にした様子もなく、にこやかなままで挨拶を返す。
普段はあまり話す事もない相手ではあるが、見かけた時は大抵こんな感じ、と知っているからか]
君も、食事会に呼ばれたんだ?
[そう問う傍ら、カーバンクルはじっとしているのに飽きたようにちょこまかとホールの中を歩き回り始める]
…っと、これでオッケ?
[かつん、と高い音を鳴らして卓上へとペンを放る。
執事はやはり咎める事も無く、差し出された芳名録を受け取った。]
──────
■名前:アーベル=シード Abel=Schied
■年齢:22歳
■自己紹介:幼少期をこの村で過ごした後、
12年ほど前に家族で何処かへ引っ越していった。
が、5年前ひょっこり戻ってきて、以来元の家に一人で住んでいる。
…何の仕事をしているのか、何故か誰も知らない。
──────
[形式ばった様に、案内しましょうかと申し出る執事へ
ひらりと手を上げて断れば、異を唱えることも無く引き下がる。
ポケットへと手を入れたまま、どーも、と頭を下げれば
その足取りは真直ぐにホールへと向かって]
―…→ホール―
・・・呼ばれた、というか・・
[実のところ招待状なるものは確認していなかった。食事会のことも、オルゴールのことも呼び止められた時に執事によって知らされたばかり。]
[困ったように口篭りながら、あちらこちらへと動いている生き物に視線は釣られている。]
用事のついでに、引きとめられた?
[やや首を傾げつつ、冗談めかした口調でイレーネに問う]
オストワルトの御大、よっぽど賑やかにしたいんだな。
[それから、くすくすと楽しげに笑って。
カーバンクルは自分を追う視線に気づいているのかいないのか、奔放にちょこまかと駆け回っていたが、新たに近づく気配に気づいたのか、足を止めてみゅう、と一声鳴いた]
―ホール―
よーす、こんばんはでっす、と。
……お。
[ポケットに手を入れたまま、背中で押すように扉を開けて。
中に居る人に気付けば、何だか杜撰な挨拶を投げる。
ちまりと存在する狐のような生物に気付けば、ひらりと手を振って。
数歩離れた場所に立つイレーネに気付けば、僅かに目を瞬いた。
顔は知っているものの、外で見かけるのは稀だったから。]
…コンバンワ。
[思わず会釈。]
[金髪の青年の言葉に少し迷うような素振りを見せた後、小さく頷く。確かにその表現が一番正しいかも知れなかった。]
おじい、賑やかなの好きだから。
[続く言葉には殆ど独り言のように呟く。それから白い生き物が鳴くのを見て、その視線のほうへと振り返った。]
[再び視線が彷徨い出すのは言うまでもない。]
やー、こんばんは?
[入ってきたアーベルにひらりと手を振って]
毎度の如く、君も呼ばれましたか。
[問う声は、どことなく楽しげなものを帯びて。
カーバンクルは手を振られ、嬉しげにみゅう、と鳴いて尻尾をぱたり、と]
・・・こん、ばんは・・
[やっぱりぎこちない挨拶を返す。青髪の青年の顔だけは見たことがあるけれど、話すのは多分初めてだった。]
[些か緊張しているかのように瞳を揺らす。青年2人がそれなりに親しげなのもあり、居心地が悪いのかも知れない。]
宝石商 ザムエル が参加しました。
宝石商 ザムエルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[ポストがかさりと音をたて、耳聡くそれを聞き取って立ち上がる。
中には真白な封筒が一通。
裏に返せば見慣れた封蝋に、ほう、と一つ微笑み封を開ける]
ギュンターめ、今度はどんな趣向を用意したやら。
[古くからの顧客でもあり友人でもあるその男は、事ある毎に人を呼び食事会などを催し、自らの持つ逸品(名品も珍品もあったが)について語るのを半ば趣味のようにしていたのだが。
その招待状に目を落とし、そして]
…ほほぅ…なんと、あれを見せるというか。
ワシがあれほど頼んでも首を縦に振らなんだのに、一体どういう風の吹き回しやら。
[半ば驚き、半ば呆れて。
しかし、それはとても心惹かれる話であったから]
これを逃せば二度と機会はないであろうよ。
[そう呟いて、急ぎ身支度を始める]
ういす、例の如く。
にーさんも、流石早いっすね。
[エーリッヒの言葉に、けらりと笑い。
イレーネから返される挨拶に、再度軽く頭を下げた。
視線が彷徨う様子に怖がられてる?とゆっくり距離を置く事を試みる。
それが相手が誰に限ったことではない、という事も青年は知らなかった。
(ちなみに口に出すのも気が引けるが、何気に性別すら認知していない)
カーバンクルの方へと近寄れば、しゃがみ込んで
気を紛らわすようにおいでおいでー、と手招きしてみたり。]
[頷くイレーネの様子に、なるほど、と頷く。
賑やかなのが好き、というのもまた納得できる理由で]
まあ、これだけ広い邸に数人だけ、で生活してるんじゃ、賑やかにしたくもなるよね。
[おかげで俺は助かりますけど、と。
微かに笑みつつぽつり、と付け加える。
カーバンクルは尻尾をゆらゆらさせつつ、きょとん、とイレーネを見つめ]
――オストワルト邸――
[彼の者の邸に赴けば、いつものように迎える執事に挨拶をして、招待状を差し出し用件を告げる。
それを見て執事は頷き、そしていつものように芳名録への記入を、と促す]
……いつも書いているだろうに。あぁ、わかっておる、これも仕事、であろう?
[そう受け流して、慣れた手つきでそれに記入していく]
──────
■名前:ザムエル=シャイト(Samuel=Scheidt)
■年齢:65歳
■自己紹介:古美術品などを扱う商人。ギュンターとは旧知の中で、商売上の付き合い以外でも親交がある。
あちこちを渡り歩いていたが数年前に体を壊しこの村に定住する。妻は既になく、一人息子は父の跡を継ぎ旅暮らし中。
──────
これで良かろう?
あぁ、わかっておる、そこまでお前さんを煩わせる事もあるまい?
[記入した芳名録を返し、いつもそうするようにホールへと向かう]
こないだの分の研究論文は書き上げて、研究室に送っちゃったばっかりなんでね。
ちょうど、ヒマしてたから。
[早いね、と言われれば笑いながらこう返す。
手招きされたカーバンクルはと言えば、なにやら三歩進んで二歩下がる、な状態。
遊んでいるのかなんなのか]
新しい研究対象を探しに、って?
[エーリッヒの言葉に、くつりと笑んで。
カーバンクルと暫く手招きを繰り返し遊んでいたものの、
足音に気付けば、お?と首を傾げ扉を見やり]
[青髪の青年から距離を置かれるのが見えて、申し訳なさもあってかまたほんの少し俯いた。]
それは、確かに・・・
・・助かる?
[金髪の青年の言葉に首を傾げたところで、此方を見つめる生き物と目が合う。]
――…→ホール――
[ホールへと向かえば既に数人の先客があり、その顔ぶれにまた少し驚き]
こんばんは。
これはまた随分若い方々がお揃いだ。
[半ば冗談めかした口調でそういうと、温厚な笑みを浮かべながら手近な椅子に腰掛ける]
そういう事。
今回のメインは、俺としてもずっと興味を持ってた一品だからね。
[アーベルの問いに、にや、と笑って頷く]
ああ、助かるっていうのは、食費が浮くって事。
食事会の間は泊まり込めるから、ここの書庫も使い放題だし。
[首を傾げるイレーネにはこう答える。
そちらと目を合わせたカーバンクルは、みゅう、と鳴いて、尻尾をぱたり。俯きがちなのが心配らしい]
/中/
浮くのを承知の上で年寄り使用してみる。
と言うわけでこんばんはさみぃです。
や、ユリアンでも良かったんだけど、先日「あずまさんセットならユリアン使いたい」と言ったばかりなので、使うと中バレしそうだから。うん。
[新しく増えた気配にまた戸惑うような素振りを見せながらも振り返って、]
・・・こんばんは。
[落ち着かないながらも挨拶はきちんと返す。温和な口調に、視線をちらとだけ先客2人に向けた。]
ああ、食費・・に、本。
[金髪の青年が元は旅の人だったのを思い出したのか、得心したように頷く。]
[目を合わせた生き物の言葉は多分解ってないが、雰囲気は何となく伝わったのか。少しだけ表情が和らいだ。]
/中/
……act節約せんとな……(とーいめ。
というか、そろそろ縁故セーブかけようよ、自分!
……しかし、誰かいてるかなあ、エルザで入ってくる強者。
いたらかこいいのだが。
召使い ユーディット が参加しました。
召使い ユーディットは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
ご主人様、食事会の準備の方滞りなく完了しました
それと、今回のお披露目の準備のほうも……
しかし、本当にアレを公開なされるのですか?
っと……こんばんは。
[新たに入ってきた男性に、居住まいを正して一礼する。
これまでは数回、挨拶を交わした程度だったろうか。
確か、邸の主の友人だったはず、と思いながら]
食費はまあ、論文書きに入るとそんなに食べないからいいんだけど。
本はね……手持ちとは、資料価値が比べ物にならないから。
[頷くイレーネに、前半はさらりと問題発言でこう言って。
カーバンクルは表情が和らいだのに気づいて、嬉しそうにみゅう、と鳴いて、尻尾をぱたり]
……いえ、申し訳ありません。使用人が過ぎた事を申し上げました
では、階下の皆様の案内をしてまいります
[そう言うと、深々と一礼しギュンターの部屋をあとにした]
こんばんは?
[扉の向こうから現れた老人の姿に、一瞬驚いたような表情を浮かべ。
しかし投げられた挨拶と温厚な笑みに、へらりと笑みを返せば
カーバンクルとの戯れを切り上げて立ち上がり。]
今回のオルゴールって、昔っから何やら言われてたもんだしねー。
…俺にとっちゃ、只のアンティークとあまり変わりねーんだけど。
[青年にとっては興味の薄い事だからか、曖昧な反応を返して。
エーリッヒの言葉にへらと返せば、自らも近くの席へと腰掛け]
ご飯、ちゃんと食べないと・・
[思わずそうは言いかけたものの、人のことは言えないようで途中で口篭り。]
・・可愛い。
[尻尾を揺らして鳴く生き物を見れば小さく呟いた。]
[聞こえたオルゴールの単語に、気になるのか軽く其方に視線を遣る。]
酒場のママ ヘルガ が参加しました。
酒場のママ ヘルガは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[夕闇迫る黄昏時、邸宅前に馬車が停まる。
派手な化粧の女と大きなトランク一つを残し、それは何処へかと走り去った]
フゥン、これがギュンター氏の邸宅なの。
悪くないじゃない、少しは期待できそうネェ。
[呟きは轍の音にかき消される。
やがて出迎えに現れた執事に、邸宅の一室へと案内された]
[挨拶を返す声に其方を見るも見慣れぬ顔で。
なにやら落ち着かぬ様子に]
こういう場にはあまり馴染みがないようですな。
[と声を掛けながら、ちら、と他の二人を見遣り。
その内の一人が此方に気づくのを見て、記憶を探る。
確か数年前にここに居ついた青年と聞いてはいたが]
本、か…古く希少価値のあるものはワシも扱うことはあったが、人によっては何よりも代えがたい宝とも言うしの。
[そう呟いた所で、なにやら鳴き声が聞こえ其方を見遣って]
教師 オトフリート が参加しました。
教師 オトフリートは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
[きっちりと着込んだ、黒と白で統一された衣服。
背に流れる髪の色もまた暗く、闇を溶かしたように。
金の輪だけが、ランプの燈に鮮やかな煌めきを放つ]
……ふむ。なるほど。
[モノクルの奥には孔雀石の如き緑を宿した瞳。
緩く、瞬かせて。吐息を、零す。
額に零れ落ちた黒橡を、耳の上へと退けた]
さて、のんびりしている訳にも行きませんか。
[独り言ち、踵を返して硬い靴音を鳴らしていく。
落ち着くまでには、大分*かかりそうだ*]
[オルゴール、と言う言葉に、ふ、と薄く笑い]
やはり今回のメインはあれですかな?
ワシも今まで見た事がないのですよ。
ここにある品の中でも特に曰くつきとは聞いているんだが、なかなかあれも頑固で、ね。
俺も元々、風の噂にあれがここにあるって聞いてやって来た口だからね。
……ついている伝説が、俺にとっては価値があるんですよ、と。
[アーベルの言葉に笑いながらこう言って。
それから、イレーネの言葉に決まり悪そうに頭を掻く]
没頭してると、どうしても、ね。
「エーリの、わるいとこー」
[苦笑する様子を睨むように見たカーバンクルがみゃう、となき、その声は頭の中でこんな言葉を結ぶ。
ちなみに、可愛い、といわれたのは嬉しいらしい。尻尾がぱたぱたと揺れて]
[彼女が去った後の主の部屋。その卓上に置かれた彼女の経歴が書かれた紙]
■名前:ユーディット=ローエングリン(Judith=Lohengrin)
■年齢:18歳
■自己紹介:数年前からオスワルト邸で召使いをしている
この村の出身ではないが、人当たりのよい性格で村では比較的すぐに受け入れられた
いつもは、あんまり・・・外出ない、ので・・
[老人の言葉に少し戸惑いながらも、小さな声で頷いた。]
どんなのなんだろう。
[交わされるオルゴールの噂に、想像してか口許を綻ばせる。ランプと同じく、そのものが好きらしい。]
[ザムエルの呟きに、そちらを振り返って]
本に記され、残されたものは希少ですからね。
俺は元々旅暮らしだったから、手元にある物が限られてるんですよ。
知り合いに送ってくれーっ! って頼んでも、中々ままなりませんし。
[くすり、と。最後の部分は冗談めかした笑みと共に]
[芳名録を捲れば、一足早く訪れていた女の筆跡がこう残されているだろう]
──────
■名前:ヘルガ=ローゼンタール(Helga=Rosental)
■年齢:(くっきりと紅の痕が落とされている)
■自己紹介:高級酒場のオーナー。
ギュンター氏とは店の内装を整える際の骨董店で知り合った。
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ごめんなさい・・・
・・・・でも、分かるかも。
[金髪の青年が決まり悪そうにするのに思わず小さく謝ってから、没頭という言葉に同意するように頷く。生き物の鳴く声を聞けば、内容までは理解できていないだろうが何となく俯いた。]
今回の食事会のメインだそーですよ。
…食事に、オルゴールの音色っちゃーなかなか乙なもんだけど。
地元に暮らしてると、噂ぐらいは聞きますけど…
どーいう曰く付きかまで、俺は全然詳しくなくって。
[老人の言葉に、苦笑を浮べ。
近くで備える使いのものに、紅茶を一つ頼めば
エーリッヒの言葉に、けらりと。]
モノより伝説に目が行くってのが、さっすが研究者。
没頭するまで取り組むって、よっぽど楽しいんだ?
[不思議そうに首を傾げ、運ばれてきた紅茶を一口]
─ホール─
[階下へ降りると、そこに集まっていた面々に深々と一礼]
ようこそおいでくださいました、皆様
わたくし、今回お客様方の応対を承りましたユーディット=ローエングリンと申します
どうか、以後お見知りおきを
皆様のためにお部屋をご用意しております
食事の時間まで暫しお寛ぎくださいませ
[伝説、と口にする青年に目を向けて]
其方もあの噂に引かれて来た口ですかな?
ワシも興味はあるのだが…ギュンターの奴め、もったいぶって今まで隠しておった。
[そう言いつつ、青年の傍の小動物の仕草に知らず笑んで。
その側、小さな声で頷く声に頷きを返し]
成程。村でもあまり見かけぬとは思っておったが、そういうことであったか。
[尤も自分自身が余り外には出ないのだが]
ああ、謝る必要はないよ?
実際、研究入ってる時の俺の日常は、人間越えてるらしいからね。
ローゼにも、よく怒られる。
[くすくすと笑いながら、イレーネに明るく言って。
アーベルの言葉には、うん、と頷く]
そーだねー、色々と調べて読み解いて、ってのが、もの凄く楽しいかな。
ま、先祖代々の血筋らしいけど?
/中/
………ユリアンと被る。
被るっつーか、言動が似る…(青年だからしゃーないが)
でも、ユリアンの方が動かしやすい(ノ∀`)
[金髪の青年の話に軽く頷き]
本と言うものはなかなか旅には持って行けぬしの。
折角本になっても、失われたものは多い。
そう考えれば今あるものはそれだけで宝ともいえような。
となれば、ここの蔵書はまさに宝であろう?
[そう笑いながら返し、もう一人の青年に]
あのオルゴールについては、ワシも余り詳しくはないが…
この邸にあるものの中でも、特に、と言うほどのものらしいな。
それ故に楽しみにしているのだがね。
ええ、伝説に引かれて、三年前からこの村に。
いつか見せてくれるだろう、と思いながら待っていました。
あのオルゴール以外にも興味深い物が多いんで、もの凄く居心地はいいですね、ここは。
[ザムエルに答える瞬間、表情にはやや、幼さが覗いたかもしれない。
それは、純粋な好奇心に基くものか。
続いた、本に関する言葉には、確りと頷いて]
本当に。ここの書庫は宝の山ですね。
……先祖代々やってんスか。
[エーリッヒに言葉に、はー、と感嘆の溜息を吐きながら
背凭れへと身体を預ける。]
俺なんかだと、多分調べてる間に
まどろっこしくて面倒になるんだけど。
[よくやるー。と小さく呟けば、手に持ったカップを卓上へと置いて。
老人の言葉に、へぇと相槌を打って]
特に、ですか。
……ご老人は、そういう類に興味をお持ちで?
[そこのにーさんみたいに、と会話を交わす金髪の青年を示し]
−客室−
[女は開かれた窓辺に凭れ、煙管をのんびりとふかす。
既に荷は全て解かれ、収まるべき所へと収められた為、トランクは寝台の下へと仕舞われていた]
…随分と賑やかだネェ。
挨拶くらいはしておくとするかィ。
[煙管を咥えた唇を弓なりに歪め、窓辺から離れる]
/中/
……うん。
メモの最大文字数、50増やしただけでも随分と楽になった気がするな。
actはどうするか……プロだけなんだよな、足りなくなるの。
何か御用の方ありましたら、遠慮なくお申し付けください
[そう言って顔を上げると]
あら、エーリッヒさん。ようこそいらっしゃいませ
よろしければ、ご主人様に書庫の閲覧の許可を取ってきますがどういたしましょう?
シスター ナターリエ が参加しました。
シスター ナターリエは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[筆を置く音が、小さな部屋に大きく響いた。]
……出来た。
[キャンパスに描かれた白と黒。
机に置かれた骨董品。
絡みつくような妖精の姿。
――ベルの音。]
誰かしら?
あ、ごめんなさい、少し待って。
[金髪の青年の様子に軽く笑い]
ワシもさんざん頼んだが、今まで見せては貰えなんだ。
奴は本当にそういうものが好きだからな。幾つかはワシが持ち込んだが…あのオルゴールに敵うものはなかろうな。
[そうしてもう一人の青年には苦笑して]
興味、と言うよりは商売柄と言う方が良いかも知れん。
珍しい品にはそれなりの値がつく。
奴がどうやってあの品を手に入れたかもワシは知らんのでな。
本当にそれが本物か、と言う点では興味があるな。
[やって来て一礼するユーディットにや、と言いつつ手を振って]
また、お世話になるよー。
[軽い口調で言ってから、続く申し出ににこ、と笑って]
いや、後で挨拶がてら、自分でお願いに行くよ。
忙しいんだから、俺みたいな常連は雑に扱ってもいいから。
[冗談めかした口調でいい、それから、その口調のままアーベルに]
どうも、そうらしいよ?
ご先祖自身には、なんか事情もあったらしいけど。
面倒……かなあ?
本から色々と読み解くの、楽しいと思うけど。
[どうやら素で言っているらしい]
/中/
予想はしていたが、ザムエルは喋り難い(汗)
先日の某夢魔の口調に近い筈なんだが…ノリの違いか?(ぇ)
ところで、ザムエルの綴りって『Samuel』なんだね。
英語だと「サミュエル」?……さみぃ?(ぁ)
−ホール−
[賑やかな一室――ホールへと姿を現す。
どうやら話題は招待理由の目玉であるオルゴールについてらしい]
アラァ、賑やかですわネェ。
皆様、初めましてかしらァ?
…アァン、ザムエルさんもいらしてたのォ。
[熱帯魚のような裾を揺らし、そちらへと近づく]
左様でございますか
[雑に扱っていいというエーリッヒに]
いえ、一応エーリッヒさんの方が年上ですし、わたくしも勤務中ですから、お客様をそのような扱いをすることは出来ませんわ
[そう言って苦笑い]
こんにちは。
あぁ、手紙を届けてくれたの? ありがとう。
[受け取った手紙を裏返す。白の地に黒の文字。]
ギュンターさんから。
珍しいことね。
何かしら。
[開かれた招待状。青灰色の目が瞬いた。]
商売柄、ですか。
どういう形であれ、興味を持てるのは良いと思いますよ。
……これで偽物だったら、笑い話ですけどね。
[老人の言葉に、へらりと笑みを返し。続く言葉に、
きょとんとした表情を浮かべる。次の瞬間にはくつくつと笑いを零し]
事情って、どんな事情…。
[青年の中では想像つきそうにも無く、エーリッヒの言葉に眉を顰める]
如何考えても、すっごい面倒ッスよ。
本を読むのは好きだけど、そこから調べたりとか。
少なくとも俺は無理…。
中/
エーリッヒは早々に取られた模様なのでしょんぼりにゃ。
いや、リアルタイムで見てて建て直後に特攻しようかとも思ったんにゃけどにゃ〜、告知前に入ったのはワンコだけにしとこうかと一応遠慮なのにゃ…(苦笑)。
しょんぼり理由がエーリッヒ短命記録を更新しようと思ってたせいだにゃんてそんにゃ(目逸らし)。
本当に、こちらの御大のコレクションには呆れるやら頭が下がるやら。
おかげで、全く飽きませんけどね。
[ザムエルに頷きつつ。
新たにやって来てそちらに近づく派手な女性に、一礼する。
……雰囲気とか色々苦手なタイプだな、と思ったのは表情にこそ出さないものの。
逃げるように肩に戻ってきたカーバンクルの動きは、何か語ってしまったかも知れない]
……相変わらず、仕事熱心だね。
[それから、ユーディットの言葉に苦笑いで返す]
ま、君らしい、という事かな。
[ホールに新たに現れた女性を見、名を呼ぶのに気付いて少し考え、顧客の一人の名を思い出し]
おや?確か…ヘルガさんでしたかな?
あなたもここに呼ばれた口ですか?
[そういって笑って]
/中/
そして、いつもの如く飛ばしている俺がいる。
そして気がつけばエルフィンストーンくんが先祖になっている。
……ん、まあ、よくあるよくある(まてまて。
さすがに、そこまでは聞いてないけど。
[アーベルの言葉に僅かに首を傾げつつ、肩で丸まるカーバンクルをよしよし、と撫でて]
俺の場合は、それが当たり前で、気がついたら仕事になってたからなあ……。
[一礼する金髪の青年に、営業用の笑顔で嫣然と微笑む。
カーバンクルの動きを値踏みするよう見やる視線は、物憂げに半ば伏せた瞼に隠されていただろうか]
アラァ、そんなに素敵なコレクションですのォ?
それなら「是非見せたい」というお言葉にも期待できるかしらァ。
…わざわざ呼ばれたからには、愉しませていただきたいものですものネェ。
[まるで女に見せる為に、この会が開かれたかのような口調。
真実か否かはわからない]
食事会と、オルゴォル。
アンティークなんて、私が行かないわけないって、わかってるでしょうね。
[くすくすと笑って、口元を手で隠す。]
うん、行くわ。ありがとう。
はい、お駄賃。
小さな手紙配達さん。
[その時、階上から別の召使いが彼女を呼びに来る]
あら、サクヤさん。どうしたんですか?
……ええ、はい。わかりました
[ひとつ頷くと、客人たちのほうに向き直ると]
では、これにて一度失礼させていただきます
本日も食事会ほどではありませんが晩餐の方ご用意させていただいております
どうぞ食事会およびお披露目会までお寛ぎくださいませ
[そう言って深々と一礼すると、*階上へ消えていった*]
[手にしたままの煙管を一度ふかし、ザムエルへと視線を投げる]
…マァネ、そんなとこかしらァ。
門外不出の秘蔵の品だからと言われて誘われましたのよォ。
[答える前に一拍置いたのは、直に名が出てこなかった事へのささやかな意趣返しだろうか。
そしてきょとんとしたまま頭を下げる青髪の青年へは、完璧な営業スマイルで会釈を返した]
「……エーリ、あのおばちゃんこわい」
[きゅうきゅう、というか細い鳴き声は恐らく究極の禁句を交えた言葉となって伝わった。
それと、向けられた笑みにぴしり、とイイ感じに固まってしまう]
『……一番関わりたくねぇタイプ……』
[いや、それを考えてはいけない。きっと]
っと……仕事、頑張ってねー。
[それから、ユーディットの声に我に返れば、立ち去るその背に軽く声をかけ]
ふーん…?ま、先祖から揃って好きな事を仕事に出来りゃ
楽しいと思うし、うらやましーけど。
…と。チビはどした?
[さっきまで、元気に床歩き回ってたのに。
と、金髪の青年の肩で丸まるカーバンクルに首を傾げ。]
[その女性の声はそれまでとは違った華やかさを纏うか。
その様子と周りの様子に苦笑しつつ]
ここのコレクションはなかなか逸品ぞろいですぞ。
きっとヘルガさんも楽しめるでしょうな。
特に今回のメインはワシも初めて目にする代物。
それだけでもここに来る価値があるといえましょうな。
[そういって、ちらりと横目で金髪の青年と小動物を見遣る。
勿論、二人?の間の話など知る由もないが]
そうだね、好きな仕事をして生きて行けるのが一番。
……ま、親には散々文句も言われたけど。
[苦笑めいた面持ちでこう言って。
それから、続いた問いには]
……ああ。はしゃぎすぎて、疲れたんだろ、きっと。
[何かを感じてがくぶるしているなんて、さすがに言えない]
/中/
ふと思うに…エーリッヒは妖魔狙いなのかな?
希望しようかと思ってやめたんだけど(苦笑)
商人としてあちこち旅をしていたのは、それを捜すのに不自然がないようにと言うことで。
でも自信ないから止めといた。
…アラァ、どうしたのかしらァ。
いい毛皮してるのに、寒いのォ?
[か細い鳴き声に何を感じ取ったのか、女の物憂げな眼差しは氷のように冷たい。ある意味さぞ寒気がしただろう。
しかし、イイ感じに固まるその飼い主の様子に、自尊心を刺激されたのか、唇が甘い弧を描く]
…ゥフフ、初心なのネェ。
[首を傾げる青い髪の青年の様子にも温度の戻った眼差しを向け、煙管をふかした]
文句言われたって、結局やりたい事やってるんならいーんでない?
ほら、それで飢えるなら問題だけど。十分飯食ってるっしょ。
[苦笑の混じる言葉に、けらりと笑いを返して。
続く言葉に、あぁ。と納得した面持ちで]
疲れたんならしゃーないか。
そんなに遊んでたのかー?
[くつくつと笑いを零すものの、
まさか何かにがくぶるしてるなんて知る由もない。
そして、その"何か"から笑みと共に会釈をされれば
やっぱり見たことねーな…とか思いながら、
老人と会話する様子を傍目に眺めて]
[ザムエルの苦笑には、弓のように細い眉を微かに上げるのみ]
アラァ、ザムエルさんも初めてなのォ?
…門外不出というのもあながち嘘じゃなさそうネェ。
目利きの鑑定家がいらっしゃる前に出すんですからァ。
[ザムエルを持ち上げるように、媚を含んだ笑みを向けた]
[ぽんぽん、と白いふわもこを撫でてやりつつ。
女の笑みと言葉は気づかない様子で避けた。
旅暮らしの中で、この手に関わるとろロクなメにあわない、というのがすり込まれているらしい]
ま、家を出てからは、やりたい事しかやってないけどね、俺は。
それで食べていけてるんだから、まあ、そういう意味では幸せかな。少しずつ評価もされてきてるし。
[アーベルの言葉に頷きつつ、またカーバンクルをぽふぽふと]
色々と、はしゃぎ回ってたからな……。
[それはそれで、間違ってはいないが]
[何かを伺うような女性の言葉と、なにやら怯えた様子の小動物と、二人の青年のそれぞれの様子を見比べて]
初心、と言うものなのか…?
[はて?と首を傾げ]
余り若い者を困らせてやるな、と言っても、このような年寄りよりは若い方が良いだろうが。
[或いは、これも経験、か?と密かに思ったかも知れず]
―オストワルト邸―
[丘の上、その邸に入り、ペンを取る。
書き付けた紙を、いつものように笑って渡す。]
それじゃあ、部屋を借りるわ。
どこかしら。
──────
■名前:ナターリエ=キアストライト(Natalie=Chiastolite)
■年齢:27歳
■自己紹介:絵描き。デザイン系らしい。
アンティークの類が好きで、そういうデザインを手がけている。
ただし使われる色は白と黒のみ。
絵の具もあるが、鉛筆もある。
村には、13年前に、両親を亡くし、祖父母を頼りにやってきた。
──────
ワシもさんざん頼んではいたのだが、な。
結局今まで見せては貰えなんだ。
それだけ大事なのか、それだけ曰くつきなのかまではワシも知らぬが…。
古いオルゴール、と言うだけでも価値があるものだからの。
[言葉と笑みに含まれたものを知ってか知らずか淡々と]
中/
これだけ怪しくしといて「実は只の村人でしたにゃ、てへ☆」ににゃる予感。
それもまた楽しいにゃぁ〜♪
そしていつもふわもこ可愛がるだけだとワンパターンでつまらんので苛める事にしましたにゃ。みゅみゅみゅ☆
アラァ、私は何もしてませんわよォ?
[女にとってちょっと値踏みするくらい何かした内に入らない]
ゥフフ、そんなことありませんワァ。
渋い叔父様も素敵でしてよォ?
…そうネェ、ザムエルさんがそうおっしゃるなら気をつけますワァ。
[紐よりもパトロンの方が魅力的なので、嘘はついてない]
んじゃ、十分でしょ。
家を出たのに、逆にやりたい事やれてなかったら
何のために家を出たのか意味無いだろーし。
[研究で評価されるとか親を見返せるぐらい凄いと思うけど?
と、肩を竦める。ぽふぽふと撫でられる白い生き物に苦笑交じりの笑みを向けて]
すっごい、金掛かりそうな趣味……。
[女性の言葉に、僅か眉を顰め。
思わず視線を向けた先に光る耳飾にどういう意味か、ぽつりと呟いた。
どうやら、青年は光り物に興味が乏しいらしい]
[さらりと値踏みをするかのような言葉を口にするのを聞けば、また苦笑を浮かべて]
流石に、お仕事柄か世辞が上手いようですな。
そうですね…無事に店が開店したら通わせていただくことにしましょうか。
[彼女の思惑がどこにあるかまでは流石に気づかずに]
[少しは慣れたとは言え、これ程大勢の中に放り込まれるのは恐らく初めてのことだった。]
[所在なさげに窓のほうに目を遣っていたが、オルゴールの話題が聞こえると視線を其方に移す。]
[肩を竦めるアーベルの言葉に、まあね、と頷いて]
家を出た事を、無意味にはしたくないからな。
見返されてくれるほど、大人しい親じゃないよ……。
[それから、独り言のように呟き、席を立つ]
さて、と……。
ローゼが参ってるらしいし、少し、休ませてもらおうかな。
それじゃ、また後ほど?
[軽い口調で言いつつ、ホールを出て*2階の客室へと*]
フゥン、ザムエルさんがそこまでネェ…。
女の好む作り話かと思ってましたけどォ、曰くとやらも少しは信憑性があるのかしらァ。
[重たげに瞼を伏せて、赤く染めた爪を唇に押し当てた]
……にーさんの親っつーか。
家系って、どんなんなの…?
[エーリッヒの言葉に、数度瞬きを繰り返し。
相手が席を立てば、ひらりと手を振りながら見送って。
机上へ置いたままの紅茶を手に取り、残りを流し込む]
[オルゴールの曰くについては首を傾げるのみで]
流石にその曰くとやらを確認するわけにも行きませんでな。
件のオルゴールは美術品としての価値も高いと聞いているので、ワシとしては其方の方が気にはなっているのですよ。
結局は商売の話になってしまうのが困り者ですが。
[目の前の女性にそう語って。
その爪と彼女を飾る宝飾に赤を好むのだと認識して]
・・・・あ、
おやすみ、なさい。
[小さな声は金髪の青年には届いただろうか。]
・・・あ、あの?
[女性の視線に自分が何かしたのかと思ったのか、少し俯きがちになる。値踏みされているのに気付いている・・・わけではなさそうだ。]
[アーベルの声に視線を投げれば、耳飾りへの言葉と気付く]
アラァ、これはさすがに趣味で買った品はありませんワァ。
贈り物ですのォ。
[赤い爪で軽く弄ると、耳飾りは深紅の光を煌かせる。
贈り物と言うよりも貢物という言葉が相応しい品だろうか]
/中/
一応今のところは多分普通に女の子設定ですが。顔グラ中性的に見えたから何かぼかしてみたかった(ぁ
役職次第では色々変わるかも知れないし。
……へぇ。
でも…つけてるって事は、お気に入り、なんです…よね。
[多分、と。赤の煌きに、呆気に取られた表情を向けて。
内心、……そんなに高いもの贈ってどーすんだろ。とか
全く女心が判ってない事を考えていたりするが、流石に口には出さない]
ゥフフ、嫌ですわァ。お世辞じゃありませんわよォ。
そうですわネェ、おもてなしする日を愉しみにしてますワァ。
[口元のほくろを隠すように指先で覆い、艶やかな声を上げる。
薔薇色の髪と紅玉の瞳ゆえに、赤い宝石を贈られるのだろう]
曰くじゃなく美術品としてネェ…。
価値がありすぎる品も、お店に置けないのでまた困り物ですワァ。
[僅かながらに顔を上げる。女性の耳許の真紅を見留め、小さく息を吐き出す。]
綺麗。
[思わず感嘆の声を洩らした。青髪の青年とはまた違った意味で、耳飾りを見つめる。]
アラァ、残念だワァ。また後でネェ?
[疲れさせた元凶は、そ知らぬ顔でエーリッヒを見送った。
イレーネには、どう性別を判定したのか、営業スマイルを向ける]
ハァイ、初めましてかしらァ?
どうぞよろしくネェ。
[視線を向けたり笑んだり値踏みしただけで害はないはずだ。今は]
あぁ、その時はぜひゆっくりと楽しませていただきましょう。
確かに余り価値が有りすぎるものをそういう場におくのは不安ではありますな。
盗難やら破損やらの心配をしながらでは旨い酒も不味くなりそうだ。
[そう言って、暫し話をしながらふと時計を見遣り]
あぁ、もうこんな時間であったか…
そういえば、食事の用意があると聞いているが?
[傍にいた召使いの一人にそう訊いて、肯定の意が返れば頷いて立ち上がり]
すまぬが、ワシはそろそろ一度失礼を。
また後ほどにでも。
[そういって召使いが促すままに食事へと。
それがすんだなら与えられた部屋へと*向かうことだろう*]
マァネ、気に入ってないと言ったら嘘ですワァ。
髪と瞳の色だけで赤を選ぶ方ばっかりと言うのも困りますけどネェ。
それに身に付けずに宝石を持っていても仕方ありませんワァ。
宝石なんて、箱に仕舞いこんでいても価値なんて無いですものォ。
身を飾ってこその宝飾品でしてよォ?
[高いものだからこそ女には価値があるのだが。
気に入ってなければ売り払っているなんて言ったりはしない]
・・・は、い。
イレーネ=フルトヴェングラー、です・・・
[小さな自己紹介とぎこちない会釈を女性に返す。目の前の女性が怖いわけではなくて、大抵の相手にはこんな感じだ。多分。]
・・また。
[老人が席を立つのを見て、小さく声を掛けた。]
小説家 ブリジット が参加しました。
小説家 ブリジットは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
――お婆ちゃんっ!
[慌ただしくドアを開ける音。
老婆は瓶底眼鏡をかけ直すと、音の鳴った方へと顔を向けていた]
手紙、来てたんだけどっ!
あたしが、行って良いっ?
[目を輝かせながら手紙を渡す少女。
老婆は手紙を受けとると、無言で中身を読み…]
『…ん、行っておいで…』
[しわがれた声で肯定の意を示す。
今にも飛び出しそうな勢いの少女は、思わず天を仰いでいた]
やったぁっ!ありがとう、お婆ちゃんっ!大好きっ!
『でも、ブリジットや…』
[しかし、老婆はぴしゃり、と少女の気分に水を差す]
『人の手紙を勝手に読んじゃいけないよ…?
例え、家族のでも、ねぇ…』
ぅ…
[まさしく正論。穏やかながらも鋭い視線に、返す言葉のない少女は押し黙ってしまい…老婆を上目で見つめた]
…え…っと…その。ごめん、なさい…
[どんどんしぼんでいく少女に、老婆は小さく笑みを携える]
『まぁ、説教はここら辺にして…早くお行き。
ギュンターさんのお屋敷は少し遠いからねぇ…日が…明けるまでに付ければいい方だろうねぇ』
…ぃぃっ!?
[慌てて家の中を駆け回る少女に、老婆は笑いをこらえていた]
職人見習い ユリアン が参加しました。
職人見習い ユリアンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
坂が長いっての
[妙に長い坂を上りながら妙に格式ばった招待状を片手にため息を一つつく。]
しっかし、なんで金持ちはこうも高いとこに住んでんだろね。そういうのは煙だけにしてくれっての。
[そんな愚痴をこぼしながら、一歩一歩確実に進み、後もう少しで丘を上りきるところだ]
なんで俺が来ることになったんだろな。
[邸の全貌を目の当たりにしつつ、そうぼやく]
アラァ、これがお気に召したのかしらァ?
この大きさの一対は、なかなかないんですってェ。
私はヘルガ=ローゼンタールよォ。
よろしくネェ、イレーネ。
[イレーネの感嘆の声に、紅の唇が弧を描く。
女への直接の賛辞でなくても、美を褒められるのは心地よい]
…ァラン、もう食事の時間でしたのネェ。
私もまだいただいてませんのォ。
ご一緒してもよろしいかしらァ?
[ザムエルに釣られる様に、会話を切り上げる。
皆に会釈して、襞の多いドレスの裾を揺らし*ホールを後にした*]
へ、ぇ…。
[女性の言葉は、青年には理解の範疇外だったようだ。
呆気に取られたまま、ただ小さく声を漏らして。
イレーネの言葉に、マジで?と言わんばかりの視線を思わず向けつつ
続く女性の呟きを耳にすれば、はは…と乾いた笑いが浮ぶ。
贈り物が宝石とか、何だその金のかかる!とか思ってたり]
えーと、えっと。
…よ、用事を思い出したので俺も先に失礼します。
[人の邸に来た以上、食事会以外に用事がある筈もないのだが。
老人が席を立つのが見えれば、あぁ。と思い立ったように席を立ち。
後を追うようにして、忙しなく挨拶をすれば部屋へと向かう。
…半ば逃げるように部屋を出て行ったのは*気のせいではないかも知れない*]
[…そんなやりとりがあったのが、ほんの数時間前。
しかし、外はまだ明るかった気がする]
…
[馬車に揺られ、向かう先はオストワルトのお屋敷。
お屋敷の中に踏み居るなんて…夢の中でしか考えられなかったことである]
うふふっ…
[外を見つつ小さく笑えば、馬車の従者はこう言った]
『それにしても、嬢ちゃん。一人で旅をするとは感心だねぇ』
なっ…
[その言葉に目を丸くし…顔を赤くした]
こ、子供じゃないもんっ!…じゃなくて…じゃないです!
[…そして、こんなやりとりがあったのがほんの少し前。
馬車は道を下っていく。
しかし、少女はその音など耳に入っていなかった]
…ふぇー…
[初めて見るお屋敷に、そして、これから踏み居るのだと。
そう思うと、感嘆の声が思わず漏れる]
中/
にゃんでかにゃぁ、囁狂にしか見えないにゃ…ぅにゃん☆
入りなおすべきかにゃぁ。
んでも、囁狂の競争率高くて前も弾かれたしにゃぁ…。
スクリプト様にお願いしとくにゃ。
合いそうにゃとこに入れてくださいにゃ〜ん☆
珍しい、んですね・・
[女性の話に僅かに目が輝いた。オルゴールにせよ耳飾りにせよ、綺麗なものや特別なものが好きなようだ。]
よろしく、です。
・・・また。
[ヘルガと名乗った女性が食事に向かうのを見送る。]
[邸を...はぼんやりしたまなざしで見て、それと見比べるように、手に持った招待状を見る。そこに書かれている名前はギュンターという邸の主の名前と……父の名前。
そう、この招待状は自分宛ではなく、父宛に出されたものだ。ではなぜそこに、父ではなく自分がやってきているのかというと、回想すれば
……
「ワシは今から新婚旅行行ってくる。というわけでワシの変わりに行って来い」
はい?
「じゃ、そういうわけだから忘れずにいくんじゃぞー。金はおいていかんからそこで食わせてもらえ」
えっ
「じゃなーー」
……
である。ようは父が再婚して、そして二人でどっかいくから変わりにいって来いということらしい]
まあいいけどさ
[一応、父一人子一人で自分を育ててくれたんだから祝福はするつもりでいるらしいのだが]
ただ、あんな若い娘。どこでひっかけたんだろな。
[内心、自分より年下を義母さんと呼ばなくてよかったこに安堵を抱いている]
はいっちゃいまーしたー。
kamuraiと申します。
お久の方もー、初見の方もー、どうぞよろしくー。
何というか、アレです。
浮いてる女の子がしたくなったのですね。
…元気系というか。
さて。希望は囁き狂人で、子供独特の興味本位。
しかし、最後には裏切るカモね、みたいな?なれればの話だけども。
[青年の視線を感じたのか、僅かに身を竦める。]
あ、・・また、です。
[そのまま彼は逃げるように去って行ってしまった。背中に掛ける声は、また自分が何かしたのかと思ったのか、済まなそうな響きを帯びていた。]
[そして部屋には一人きり。]
[片手にひっさげた鞄から招待状を取り出すと、もう一度中身を読み込む]
…大丈夫。大丈夫。お婆ちゃんの名前で来てるし…
あたしは、お婆ちゃんの孫だもん。
[ぶつぶつと小声で呟きながら、屋敷の門の方へと歩いていく…が]
…ん?
[前方に人影発見。
なんだ、遅れたのはあたしだけじゃなんだ。
安堵の息と共に、目の前にいる青年に何か親近感が沸いてきていた]
こんばんはっ。
あなたも、ギュンター様のオルゴールを見に来たの?
[思わず、声をかけてしまっていた。
…もちろん、顔面には満面の笑みを携えて]
一人ぐらい、こう言うのが居ても良いよね。
きっと。
赤取りたいなぁ。
取れなかったらこれ以上無く痛い子に…
というか、寧ろ、最初の犠牲者?
というか、モノローグ長いですか?
…ごめんなさ…orz
結構、モノローグは…最初の方は好き…
えっと、その。
ユリアンが良い感じに入ってくると思わなかったから、つい、長めに…
…いかんね、もう少し落ち着いて文章うった方が良いかな?
でもなぁ、スピード重視というか、なんというか…
見直ししても、後から気付く(だめじゃん
ま、なっちゃったもんは仕方ないからせいぜい楽しんで、飯も食わせてもらおう
[と、そんな気楽なことを言う。別に...は嫌というわけでもなく、それなりに楽しむ気でいるらしい]
ってか、もしかして、かなり年が離れた弟か妹とかできる可能性もあるのか…
[そんな全然関係ないことを呆然と思いつつ、のんびりとした足取りで邸に足を運んでいる。と、そこに、一人の少女が見えた。同じ招待客かな。とのんびり考えていたら声をかけられる]
こんばんは……まあ、うん。
[と、満面の笑みに対し、仏頂面で挨拶を返したまではよかったが、実はオルゴールよりも数日間の食事代とかそのあたりのほうが主目的だとかいう怠惰な考えを持っていたために言葉に詰まりつつ]
そんなとこかな。見た感じ君もそうみたいだけど…っと。
そういや名前いっていなかった。ユリアン。ま、よろしく
[結局話題をそらすことにした]
ちゃんと、慣れないと。
オルゴールも見たいし・・
[時折使用人が出入りする他は誰もいなくなった部屋で、溜息混じりに呟いた。]
[ふと視線を隅に向ける。少し歪な形の、月を模した飾りランプ。]
・・・ぁ。
まだ残してくれてたんだ、おじい。
[自身が初めて作ったランプに歩み寄る。燈は灯っていなかったけれど、嬉しそうに手を触れ、表面を撫でた。]
[相手は仏頂面…だったのだが、少女は大して気にした様子もなく声をかけ続ける]
だよねっ。
わざわざお披露目するんだし、きっと、凄いオルゴールなんだろうねっ。
[感極まれり。
少し興奮気味にユリアンに言うが、名前を聞くと、ぴた、と動きが止まった]
ぁ…そ、そういえば…
[落ち着いて。ココは大人の反応を見せなければ…
そう考えると、はしゃいでいた自分は…ぁぁぁ。
軽く赤面するが、こほん、と一つ咳払い]
あたしの名前は、ブリジット…よろしくね。
[…恥ずかしいことがあったからか、話題が流れたことには気付いておらず…それどころか、少女は照れ隠しに]
じゃ、じゃあ、ココで立ち話もなんですし…お屋敷に、いきましょっか。
だなー。わざわざ自慢するために人集めるんだから相当なものなんだろうなー。
[ついでに相当物好きだと思いつつ、目の前の少女は何か興奮したり赤面したりしているが、これといって変にもおもわず、話を合わせると]
ん。ブリジットね。
[大人の反応を見せようとする彼女の努力もむなしく、ブリジットちゃんと呼ぶべきか悩びつつ結局はそういわなかった。そちらの呼び方のほうが馴れ馴れしいように感じたからだ]
これから何日間か。よろしく。
じゃあブリジットのいうとおり、行くか。ここにいても意味もないし
[と挨拶もすませると、促されるままに屋敷へと足を向けた]
自慢…
[…やっぱり、貴族って羨ましい!
こんなお屋敷に住んで、みんなに自慢出来るなんて!
…そう、頭の片隅で思うモノの、今は関係無い、と軽く頭を振り]
…うんっ、よろしくね、ユリアン。
[なんとか立て直したのか。
ユリアンに微笑むと、小さく頷き…屋敷の扉へと向かう。
扉に手をかけようとした瞬間に扉が開き…中から使用人が現れた]
きゃっ!?
…ぁ…あの、あたし…
[不意に起こった出来事に思わず高い声が漏れるが、招待状を見せると、中へと通され…芳名録の前に立たされる]
…じゃ、お先に失礼、ユリアン。
[使用人からペンを受けとると、少しだけ振り返り、ユリアンに微笑んだ]
[少女は少し考え…芳名録にペンを走らせた]
■名前:ブリジット=エイム(Brigitte=Aime)
■年齢:19歳(実際は14歳)
■自己紹介:
小説家というわけではない…しかし、夢見がちな少女。
19歳と自己申告しているモノの、実際は14歳。姿もソレ相応の姿である。
実際は、家出をして祖母の家に居座る少女。
本人曰く、自由に憧れているから、らしいのだが…
19歳と名乗っているのも、『大人』であれば出来ることが多い為、だとか。
(そして、一人なので、『自由』に出来る、と思っているようである)
祖母がギュンターと知り合いのようである。
少女とギュンターはまだ会ったことはないので、初顔合わせとなるようだ。
[…書き終えると、少しだけ邪な笑みを漏らす。
勿論、年齢の所である。
してやったり…少女は心の中で呟くと、ユリアンにペンを手渡した]
[ブリジットを伴って、屋敷の中に入ると、すぐに現れた執事風の男……というか見るからに執事だろう。と勝手に決めつけた。正解だったようで気にしない。ブリジットが先に入っていくのを軽く手を振って見送った後、もう一度戻ってきた執事にとりあえず招待状を手渡す。だが執事もなかなかに仕事はしっかりしているらしい。あっさり招待された人間でないことがばれる。もしばれなかったら父の名前で通そうとか適当なことを思っていた...はめんどうなことに説明することになってしまったなーと思いつつ。]
このたびはお招きいただきありがとうございます。ですが申し訳ないことに父は急用でこれなくなってしまったので、息子の俺が来ました。
色々見せてもらって勉強して来いといわれました。よろしくお願いします
[というか勉強もしてこいといわれていたのを今更思い出したな。と思うより先に口が動いたことに変な感心を抱いていると、どうやらそれで問題なかったらしい。ブリジットと同じく中へと通され芳名録の前に立たされた。これに何か書くのかーと思っていると、先に書き終えたブリジットにペンを渡される。やっぱりめんどうだなーと思いつつ芳名録にペンを走らせた]
長い?
でも、もうそろそろ3時だし…
ユリアンがいつでも退席出来るようにした方が良いよね。うん。
と言うわけで、振り回してゴメンナサイ(汗
──────
■名前:ユリアン=ハイゼル yurian=haizel
■年齢:19歳
■自己紹介:町で職人をやっている父がギュンターとの知り合いであるが、急遽用事ができたため変わりにやってきた。妙に器用で模倣が得意なのだが当人は怠け者でマイペースなため父は悩んでいる様子。
楽して生きたいがモットー。知恵の輪をよくいじっている
──────
ふ〜。終わった終わった。これでいいかね
[と、執事に確認すると執事は静かに頷いたため、ペンを返した]
そういや他に誰がいるのか…見ていいのかな
[そう呟いたが、特に止められなかったので芳名録に目を通したのはいいが……文字を見るより実際あって照合つけたほうが早いなということでやっぱり見るのをやめた]
[…邪な考えをしている最中、使用人に声をかけられれば軽く振り返り]
ぁ…お婆さまは、体の調子も悪くて…
孫の私、ブリジットが代わりとして、来た次第です…
[芳名録に目を落としたのか、流石に招待状の名前と芳名録の名前が違うことに気付いたらしく…
しかし、そういわれるのは元より構えていたので、少しも臆することはなく…鞄の中から、一通の手紙を使用人に手渡す]
お婆さまから、ギュンター様への、お手紙、です。
これを読んで頂ければ…
[そう頭を下げると、どうしても身長差からなってしまう上目遣いで使用人を見つめた]
[…使用人が手紙の内容を確認すれば、小さく頷いた為、ユリアンの方を向き]
…ぁ、ユリアンは、終わった?
[ペンを手渡したのが見えたのか、軽く首を傾げ…芳名録を覗き込む]
…
[じー。少し芳名録に目を向けていたが、顔を上げ]
ユリアンとあたしって、同い年なんだねっ。
[年齢を強調したいお年頃。
というか、ざっと目を通して、(本来の)少女よりも年下は居ないみたいだったからである]
あー、終わったよ。
そんな書くこともないし
[そう呑気にいうと、なぜかじーっと芳名録を見ているブリジットに内心首をかしげていると年齢が同じだというのを告げられ]
……え?同い年ってまじ?
[と、自分も確認のために芳名録を覗き込んで…]
夜は良く寝て、牛乳を飲みなさい
[と、ブリジットの頭をぽむぽむ。どうやら少女に見えるだけで同い年とあっさり信じたらしい。でも扱いは年下に対するものであることとかをあまり考えてはいない]
うんっ、本当っ!
[嘘です。
ニコニコしながらユリアンの様子を見ていたが…]
!
[頭をぽむぽむされると、目を丸くし…顔を赤くして]
こ、子供じゃないんだからっ!
牛乳だって、毎日飲んでるもんっ!
[怒る…が、どう見ても反応はムキになる少女だった。
使用人が恐る恐る、お静かに、というのだが、少女は小さく唸るばかりで]
[...はちらっとみた芳名録に聞いたことがあるような、ないような。軽く見ただけだからあやふやなようで。後で会ったときにでも逐一確認することにして]
ぬっ。ちゃんと飲んでいるのか…じゃあ好き嫌いが多いとか
[ブリジットの年齢に関しては一切疑ってはいない様子、ただ単純に成長が遅いなぐらいにしか思っていない様子でう〜むと悩みつつも、持ち前の適当さで、まあいいか。で済まし]
ま、ここに突っ立っても仕方ないし、行こうぜー
[と、ブリジットの頭をぽむぽむしたその反応とかも気にせず、促しているにもかかわらず、ついてくるとかこないとか気にせずにずかずかとホールへと向かう]
そ、そんな事…は…あるけど。
[好き嫌い、と言われると、どんどん勢いが無くなっていき…]
ゃ、やっぱり、好き嫌いが多くちゃダメ、なの…?
[人差し指と人差し指とを合わせ、悩むユリアンを上目で見つめる。
本人は至って真面目である。
しかし、残念なことに、ユリアンはそうでもなかったみたいだった]
!
[まあいいか。五文字で済まされると、流石に衝撃が隠せないらしい。
そのまま勝ち誇ったように(少女には見えた)背を向けホールへと向かうユリアンに、少し項垂れつつ後に続いた]
いかん、このテンションは…楽しい。
最後まで続くかな、このテンション(笑
なんだか、ふいんきこわしまくりんぐ?
だったらゴメンナサイー(逃
―ホール―
[ホールに着くと、そこはなんとも広くて…]
……いや、屋敷の大きさからそこそこ想像はしていたけどね
[なんてぼやく。ついでにここを埋めるだけ機能しているのだろうか。なんて考えている]
逆に居心地悪いな。
[周囲を見て、そして目の前の椅子に座っていいもんだろか。などと考えている。適当なわりに変なところでしっかりと庶民だった]
[ユリアンの後を、ゆっくりとした歩調で着いてきていたが、ホールに着くと目を輝かせた]
ひろーい…
[そして、所々にある装飾に目を向ける。
少なくとも、村でも、祖母の家でも見たことのないモノが沢山。
そんな中、逸る気持ちを抑えろと言うのは、年頃の少女には些か厳しい注文だった]
…すごいねー。
[何かを考えているユリアンを横目に、少女は壁際の装飾の方へと歩いていき…顔を近づけ至近距離で観察している]
んー…確かに、なんか色々あるよなー。
[...は結局居座ることはやめたらしい。先程はなにか項垂れている様子だったのに今度は装飾品に夢中になっている、そのかわりように子供っぽさを感じつつも、年齢詐称する意味なんてないと思い込んでいる...はそっちまで思考はいかないようだ。ブリジットに習うように装飾にも目を向けた。最も...は装飾が綺麗。とかよりも形状や構造のほうに興味があったようではあるが]
……ん。
[一通り目を通すと今度は屋敷の中がどうなっているのか気になったため書かれた案内図を見ている]
あ、寝る場所は二階なんだ。
で、一階に書庫もあるんだ。ふ〜ん。やっぱ広いな。
ん〜。オルゴール見るとかはまだみたいで自由行動っぽいなー。
……はっ
そういや俺、自分の寝る場所どこなのか聞き忘れた
[実は言っていたのだが、芳名録見ていて聞いていなかったのだがそんなこと知る由もない。でもやっぱり]
まあいいか。どうせ後で聞けるし。それになんかこの屋敷、どこだろうとなんか寝れそうな環境な気もするし。
[どこででも寝る気な様子だ]
んで
[ブリジットはどうする?ととりあえず聞こうと思ったが、装飾を見るのに熱中しているから声をかけるのも悪いかな。と思ったが、さすがに何も言わず去るのも具合が悪い]
俺は書庫にでもいってみるわ。
[とさりげなく言い残して書庫のほうへと向かった。きっとそこでは静かな様子に思わず*寝てしまっていることだろう*]
[綺麗な装飾や、見たことのない装飾。
珍しい物を見たと、少し嬉しそうに装飾を見ていた]
だよねっ?
はぁ…お婆ちゃん、招待されるたびに、この部屋とか見てたのかなぁ…
[元々の招待された人物のことを思い浮かべ、小さく呟き…]
…お婆ちゃんがねぇ…
[…想像出来なかったのか、小さく唸った]
案内図…?
[ふと、ユリアンが見ていた図をのぞき込み…その図の大きさやらなんやらに目を瞬かせた]
ふぇー…どんなベッドなんだろ…
[…普通に考えれば、部屋の割合によってベッドも比例して大きくなるわけではないのだが、少女の想像力は尽きない]
ぁ…うん、またね、ユリアン。
[書庫へと向かう、と言ったユリアンに軽く手を振り…
大きなホールに、小さな少女が一人。
手に持っていた鞄を見やると、よし、と小さく呟いて]
ベッドを見に行こう…!
[荷物を置いてくるついでに、どれだけ大きなベッドなのか…知的好奇心(?)が溢れてしまった以上、居ても立っても居られなくなってしまっていた]
…それにしても…ユリアンって凄いなぁ…
今、あたしが本とか読んだら…寝ちゃいそう。
[大人って凄い…
更に大人への羨望を強くさせ、そしてまだ見ぬ巨大ベッドに思いを寄せて、割り当てられた部屋へと*向かう。*
…想像していたよりも、ベッドが小さいことに肩を落とすだろうが、寝っ転がればすぐに寝息を立て始める事は、まず間違いなさそうだ]
/中/
一晩で後二人とかΣ
お集まりの皆様に、心より感謝っ!
……結構企画乱立期だし、掛け持ち絶対禁止令出してるから集まらないかも、と思ってただけに嬉しいです、はい……。
シスター ナターリエは、ここまで読んだ。
−厨房−
[空気をたっぷりと混ぜ込んだ、汲み立ての水。
それを大きな泡が出て来る程に沸かしている間に、
予め熱湯を注ぎ温めていた抽出用ポットの中身を捨て、
ティースプーンで量った――きっちり4gの茶葉を入れる。
其処に沸騰し立ての湯350ccを勢いよく注ぐと、
蓋をしティー・コゼを被せて、保温して蒸らし始める。
懐中時計を開いて時間を計り、湯の温度も100℃と正確に]
……4分。
[呟いて、パチンと時計を閉じてポケットにしまう]
[そして仕上げにと、同じように温めておいた白磁のカップに、
ポットの底を押さえ、円を描くようにゆっくりと回しながら、
茶漉しを通して、黄金の一滴まで、確りと注ぎ込んでいく。
一分の狂いも無駄もない、機械のように綿密な淹れ方]
[満足そうに微笑を浮かべ、カップを手に取り、息を吐く]
ふう。
[昼食の忙しい時間を過ぎて、ほんの僅かな休憩時間。
ダージリンのストレートティを一杯、ゆっくりと飲む。
それは数少ない、オトフリートの楽しみでもあった]
[――主の元、執事の経歴書には、以下のように記されている]
──────
■名前:オトフリート=クリューガー Otfried=Krueger
■年齢:機密事項。(外見は20代後半)
■自己紹介:オストワルト邸に仕える執事。
昔、ギュンターに“拾われた”との事。村の出身ではない。
正確な勤続年数は不明だが、少なくとも10年は経過しているようだ。
/中/
オトフリートの格好が執事に見えて仕方ありません。
という事で、肩書き無視してやっちまいました。
反省はしていない。
ところで、全然「自己紹介」じゃないですよね。
/中/
妖魔希望がなんかやたらと多そうな気がしてならない件。
まあ、弾かれて赤に行く覚悟は、選んだ時点で完了済み。
……の、つもりだけど、つもりだけど。
ま、明日になってから考えよう。
弾かれたら村人の可能性だってあるじゃないか。
まあ、囁狂でも実は妖魔と似たような機動ができるんだよね。
必ずしも、本気で狼に協力する必要はないんだから。
ちなみに、妖魔or狼だったら某黒翼くん状態の予定。
占霊守なら、妖精との有効設定をフル活用できる。
囁狂になった場合は、まあ、赤組のメンバー次第かなー。
−客室−
[女が目を覚ましたのは午後になってからだった。
気だるげにシーツに包まり、ベットの中でしばらく過ごす]
ハァ…ン、喉が擦れてるワァ。
…何か飲みたいわネェ。
[サイドテーブルに手を伸ばし、ベルを鳴らす]
…フアァ、眠いワァ。
私、夕方からが活動時間なのよネェ。
マァン、たまにはいいワァ。
未来のお客様たちと交友を深めるのも悪くは無いですものネェ。
[眠たげに瞼を伏せて吐息を零す。いや、実際に眠いだけのようだ]
[やがて、ノックの音と扉越しに用事を窺う声が返る。
きちんと仕付けられている様子に、今は紅を塗ってないにもかかわらず艶やかな色の唇が弧を描く]
ネェン、お茶をお願いできますゥ?
それと何か…果物なんていただけると嬉しいワァ。
[寝乱れた髪を手指ですきつつ、扉越しに声を投げる。
営業中ではないので、サービスシーンする気は*さらさらない*]
[午後の気だるげな熟女…否、綺麗なお姉さんのチラリ見える柔らかそうな脚が使用人を誘惑する可能性は8%程度だが]
[用を承れば、厨房にてすぐさま準備をして、
食器を銀のトレイに乗せ、再び客室へと向かう。
片手にバランス好くトレイを持ち、扉を二度ノック]
失礼致します、ローゼンタール様。
お飲み物と果物をお持ち致しました。
―書庫―
ううううぅぅ
[膨大な書がひしめき合うように、それこそこれ全部読むやつがいるのか?と思うほど保管されている。静かで落ち着きのある空間にてうめき声が聞こえる]
弟と…妹が…いっぱい……
[...は本を横に置きながら長机に突っ伏して寝ているようではあるが…悪夢でも見ているのだろうか。その内容は寝言から推して知るべし]
[用件を畏まって承り去る足音に、ようやくゆっくりと動き出す。
声は男性の物だった。この姿を見せるにはまだ時間が早いだろう]
…ゥゥン、まぁこんなところかしらァ?
[昼用のワンピースに着替え、薄く化粧を終えた所で響くノック音]
アラァ、いいタイミングだわァ。
…どうぞォ。
こんなに大量につくってどうするつもりだー…
…大量生産の時代到来ってやつかー…
[……一体何が?]
髪飾りは食えないぞー
[本当に何が。それは夢の話]
[客人の答えを耳にすれば、扉を開いて。
失礼致します、ともう一度告げ、恭しく礼をする。
一歩踏み入り、備え付けのテーブルの上に食器を並べていく。
透明な器には、瑞々しい赤をした苺が盛り付けられて]
手摘みの、完熟苺です。甘酸っぱさをお楽しみ頂けるかと。
紅茶にはダージリンのセカンドフラッシュを、ストレートで。
お口に合えば宜しいのですが。
[言いながら、ポットから白磁のカップに紅茶を注いでいく。
ソーサーに置かれた器の内は濃いめの橙色に満たされ、
薄い湯気と爽やかな香りとが辺りに漂う]
/中/
……別に釣りのつもりはなく。
旬の果物っていうと、やはり、ね。
本当はダージリンなら葡萄かとは思うのですが。
ちなみに日本では苺の旬はもうすぐ終わりですが、
ドイツでは春〜初夏が旬なのだそうです。
うぐぅ……はっ
夢か……もう少しで猪と熊の乱闘に巻き込まれるところだった
[弟と妹がどこにいったのか。それは既にわからない]
にしてもまだ眠いな……んーー
[座った状態で寝てしまったために凝り固まった身体を伸ばしてほぐす。だがまだ思考は寝ぼけており、瞼も重たそうにしている]
ん
[一人で軽く頷きながらポケットにいくつか入っている知恵の輪を取り出した。これは起きたときようだ。寝ぼけて鈍った思考力が元に戻るころには知恵の輪は外れているだろう。そういう風に作られている。黙々と気だるそうにしながら、知恵の輪を無心にいじっている。]
─庭園─
Die Fliege des Flugels weg von hier vermutlich erweitern, wo sie nicht andert……
[季節の花と緑が見事に組み合わされた庭園を、白いふわもこ肩に乗せ。
なにやら歌らしき物を口ずさみつつ、のほほんと散歩中]
/中/
はっはっは、性懲りもなく謎ドイツ暴走中。
ちなみに、某コラボのサイドBです。
Aの方もやっとくかなー。一曲だとネタが尽き易いし。
……て、つきやすい、を憑き易い、と一発変換するってどうなんだ、自分。
[新鮮な空気を取り入れる為か、窓は大きく開かれている。
執事自らがお茶を準備するのを、扇のような睫毛の下で満足そうに見やりつつ、初夏の風に吹かれた髪を指先で遊ぶ]
フゥン、完熟の…美味しそうだわネェ。
[赤い爪を伸ばし、一つ摘んで齧る。
唇についた果汁を舌先で舐め取り、目を細めるさまは猫のようか]
…アァン、甘酸っぱくていいいわァ。
[黙々といじり続けて、知恵の輪が外れる。そのころには、だるそうな雰囲気こそ変わらなかったが、眠たげに虚ろいでいた瞳は、確かな意思をもった光を放っていた…とはいっても、ぼんやりとしているのは仕方がない。
外した知恵の輪を元に戻して、しまう。
そして昨日寝る前に持ち出して、でも開いた形跡のない本。というか開けてないのだから当然だけども。それを見る。タイトルは『極上の麺のうちかた』というもの…]
俺は何でこういうのとったのだろうな。
[自分で自分に首をかしげ、もう一つあるのを見ると、『正しい服の織りかた』というもの]
……ここなんでもあるなー
[思わず感心]
In der Schwarzung duckst dich du, die Pupille, die stark schliest.
In der Welt des Schwarzen, das degradieren nicht einzelnes verpackt und andert wird.
Deine eigene genugende normale Schwarzung, die ist, ist uberhaupt nicht geschlossen.
Weil was anderung anbetrifft jedoch sie nicht ist, gibt es keine jeden Schmerz.
[そこで一度、口をつぐんで、空を見上げ]
あー……いい天気だなあ……。
「ぬくぬく、ねー」
[ふともらした呟きに、カーバンクルがこくこくと頷いた。
日差しがその額の真紅の石に煌めきを弾く]
[果物にも似た爽やかな香りを愉しみつつ程よく冷まし、白磁に紅唇を寄せる。上質な葉と上質な腕によって淹れられたお茶は、舌の肥えた女をも満足させる物だった]
…こちらもいいお味ですわァ。
いつもはミルクを入れていただくのだけどォ、このままいただこうかしらァ。
ギュンター様は良い使用人をお持ちですわネェ。
[くすりと笑みを浮かべて、喉を潤す]
[銀のトレイを抱いて、再び一礼]
お気に召されたのならば、何よりです。
[言の葉を紡ぐ声は、柔らかなテノール。
表情を和らげ、形式的な笑みを浮かべる。
開かれた窓から吹き込む風に、黒橡の髪が靡くのを感じ取れば、
客人の妨げにならない位置へと一歩、移動して]
また御用があれば、何なりとお申し付け下さい。
食事会まではまだ時が御座いますが、
邸内は御自由に御覧下さいませ。
[なんでこれを出したのか首をかしげながらも、読み始める。出した以上読もうという辺りは律儀なようだが、頭に入っているかどうかは定かではない。
眺めるようにのんびりとぺらぺらめくる。]
ま、なんか食事会とかいうのはまだ見たいだし、時間つぶすにはちょうどいいよな。
[...はオルゴールにはあまり興味はない様子だが、知識を蓄えるのはやぶさかではない。興味と言う感情まではぼやけてはいないようだ
若干方向性が乱雑ではあるが]
─庭園─
あら、あれは……
[庭園の掃除をしていると向こうから歩いてくるのは見知った顔]
こんにちは、エーリッヒさん。本日はいい天気でございますね
[そう言ってにっこりと微笑み]
ミルクティーがお望みでしたか、申し訳御座いません。
次の機会には、必ずそのように。
[謝罪の言葉と共に目を僅か伏せて、頭を垂れる。
そして少しの間を置いて顔を上げれば、
笑む客人に対して、微笑を返した]
いいえ。私などはまだまだです。
[後の様子に気付けば、邪魔をすまいと口を噤んだ]
おっと……。
[呼びかける声に、そちらを見やり]
やあ、こんにちは。
うん、ほんとにいい天気だねー。
ここ数日徹夜の缶詰だったから、風が気持ちいいよ、ほんとに。
太陽見たのも、わりと久しぶりだし。
[軽く手を振りつつ、さらりと問題発言]
/中/
ドイツ語のお勉強。
Herr ヘル(ヘァ):男性に対する敬称。
Frau フラウ:既婚女性に対する敬称。が、現在では未婚女性に対しても。
Fraeulein フロイライン:少女に対する敬称。
基本的には苗字+様。ただし、使用人仲間は苗字呼び捨て。
性別不明もいるのと、呼び分けがややこしいため、敬称はあまり使わない。
単体で使う事があるくらいでしょうか。
[赤い煌きがどこから来たのかを、まるで景色を愉しむように硝子越しに探す。視線は睫毛の下に隠しているが、鋭いモノなら察したかもしれない。
銀のトレイを抱いて礼をする執事の声に、ゆるりと瞳を向ける]
ァラン、ありがとォ。
ではせっかくですしィ、お茶の後で散策させていただくわネェ。
[散策と言う名の値踏みだろうが。
給仕に満足しているので、執事が忙しいのであれば引きとめはしないだろう]
[謝罪の言葉には、ひらりと手を振る]
アラァ、いいのよォ。
ダージリンはストレートの方が美味しいのですものォ。
初めての客の好みまでは知らずとも無理は無いわァ。
…そうネェ、最後の濃くなった分だけミルクでいただけるかしらァ?
[そう言いつつも、美味しくないお茶であれば女は叱責したであろうが。
それから、まるでついでというように窓の方を見る]
アァン、せっかくのお茶が冷めてしまうわねェ。
窓を閉めていって下さるかしらァ?
す、数日徹夜で缶詰ですか。それは、なんというか……ご苦労様でした
ああ、そうそう。ローゼさんもこんにちは
[そう言って、ふわもこの喉を撫でようと指を伸ばす]
[ご苦労様、という言葉にくすくすと笑って]
ん、まあ、それが俺の仕事だし、ね。
それに、楽しんでやってる事でもあるしねー。
[だから、なんて事ないよ、とさらり。
挨拶されたカーバンクルはみゃう、と応えつつ、大人しく撫でられ]
[その視線に執事が気付いたかは、変わらぬ表情からは窺えない。
ただ、せっかくだからとの言葉に、はい、と一度頷きを返して。
注文には、すぐさま侍女を呼びミルクを持って来るよう言いつける]
かしこまりました。
[言われるままに、一礼して窓辺に近寄り、手を掛ける。
庭園にて、金髪の青年と話す茶髪の少女の姿が視界に入った。
退屈させないようにするのも使用人の役目であるし、
客人の手前だからと叱責する事はなけれど、一瞬目を眇めた]
気候は暖かいですが、風は少々冷たいようです。
お身体を悪くされぬよう、お気をつけ下さい。
[窓を閉め入り口傍へと戻ったところで、
丁度運ばれて来たミルク入りのポットを受け取り、卓上に]
[女がミルクティを好むのは、猫舌である事を隠す為でもある。
ダージリンのような香りの良いお茶は、執事がしたようにストレートでいただくのが常なのだから]
[麺を寝かせる時間や水の配分をぼけーっとしながらも脳に記録していて本を閉ざした。が、この辺職種とは一切関係ない。この知識が使用されることはほとんどないだろう]
刀鍛治やら細工やらの本のほうがいいんだろかな
[あまりにも今更のことをいいながら、読み終えた本を所定の位置に返そうとして……どこにあったのか思い出すのに悪戦苦闘する]
どこだっけか…
[そして書庫の広さに呆然。ある程度の位置ぐらいは覚えれていたのがせめてもの僥倖だっただろう、しばし目を走らせ続け……どうにかなったが、疲れはててしまった]
あー…ん。また後でにしよ。ってか麺とか見て腹減った。
[と、後でまた来ようと決めつつ疲労感を滲ませながら書庫を後にしてホールにでも戻ろうかなとか思いつつ、微妙に迷いそうな予感がひしひししている]
[有能な執事の素早い対応を眺めながら、苺を口に運ぶ。
窓を閉める後姿に、庭にいる客人――正確にはその連れの獣――について問いかけようとして、眇められた瞳に口を噤む。伊達に客商売はしていない]
ハァン、身体を冷やすのはよくないものネェ。
気をつけるわァ。
[ミルク入りのポットが届いたのを見、カップを空にして置く。
お代わりをと眼差しのみで促しつつ、なんでもない世間話のように問いかける]
ギュンター様は随分とお顔が広いのネェ。
変わったお客様も多いのかしらァ?
…珍しい獣をお連れの方もいらっしゃるようですわァ。
[ふ、と表情が穏やかになるのは、相棒と少女の間の和みの空気のためか]
趣味が高じて、仕事になったようなものだし。
それで楽しくなかったら、一体なんなんですか、とね。
[くすり、と笑ってこう言って]
それに、自分のペースでできるから、そういう意味でもラク。
人のペースを大切にしなきゃなんない君に比べれば、全然お気楽なもんだよ。
こっちだっけか。
[自信なさげに歩きつつもしっかりとホールのほうへと向かっている。
外はなかなかにいい天気だ。とぼんやりと中庭を眺めていると。そこには人が二名。
見たことあるようなないような。…いや、ある。あの赤い宝石のもふもふは印象には残っている。
確か幾度か店に顔を出したような。そういえば昨日ちらっとみた芳名録にも名前がのっていた気もする。彼も招待客か。
そしてそのもふもふをなでている自分と同じ年か少し下か、それぐらいの茶色い髪の少女。こちらは会ったことあるかどうか曖昧だが、服装からしてここの召使の一人だと予想がつく。
あのもふもふをなでるのは羨ましい。]
そういや、他の招待客とかに全然あっていなかったなー
[ブリジットには昨日偶然あったけど。と思いつつ。挨拶するべきかせずに通り過ぎるか。
別にほうっておいてもよかったけど、そういえば自分の客間はどこなのか聞いていなかった。(正確には聞き流したためわからない)ことを思い出し、召使がいることにちょうどいいか。と中庭に足を踏み入れた]
[スッとローゼから指を離すと]
そうですか。それならやりがいもあるんでしょうね
[くすりと笑うエーリッヒに微笑み返す]
そんなことありませんよ。私はそれも含めて好きでしているわけですから
十分楽しんでいますわ、私も
[視線を向けられれば、澱みない動きで再び紅茶を注ぐ。
空のカップが、先程よりもやや色の濃くなった液体で満ちて。
最後の一滴まで注ぎ切った後に、ミルクポットを手にし、
好みの分量を伺いながら白を混ぜていく]
はい。
様々な年代、様々な職種の方がいらっしゃいますね。
[問われた事に、彼女が何を求めているかは気付いただろう。
が、こちらも世間話のように、素知らぬ振りで言葉を返す]
珍しい……というと、レーヴェ様の事でしょうか。
各地の神話や伝承を研究されているそうです。
以前は、旅をなさっていたのだとか。
[芳名録に書かれている程度の、当たり障りのない事を。
客人の情報を、妄りに己が口にするべきではないから]
[やりがいという言葉には、うん、と頷いて]
そうかぁ。
俺は人を気遣いながら接する、っていうのが今ひとつ苦手だから、それを好きだって言えるのは、純粋に凄いと思えるね。
[純粋に感心した口調で言いつつ。
ふと、新たにやって来た気配に気づいてそちらを見やり]
あれ……飾り職さんのとこの。
君も招待されたの?
[気分転換に足を運ぶ店の息子の姿に、やや、首を傾げつつ問いかけた]
…ん…
[もふもふ]
…んー…
[半分だけ開かれた瞳も、もう一度閉ざされる。
…少女はベッドの上に乗っていた。
家や祖母の家にあったベッドとは比べ物にならないほど寝心地の良いベッドに…今の今まで寝ていたのだった]
…
[…しかし、流石に寝過ぎたのか…
寝返りを打っても寝る気配がない。
寧ろ、段々と目が冴えてきたらしく、深緑の瞳はぱっちりと開かれていた]
[その時、中庭に新たな訪問者が訪れる。その顔はどこかで見た気はするのだがなかなか思い出せない
だが、それを顔に出すことなく、仕事モードのスイッチを入れると]
こんにちは。食事会に招待されましたお客様でしょうか
何かお困りのようでしたら、何なりとお申し付けくださいませ
[女は苺にはミルクが合うと思っているのか、ティーオレに近いミルクティーを望んだ。
滑らかな動きを追う振りをしつつ、神経は耳へと集中させる]
フゥン、そうなのォ。
ザムエルさんは、ご趣味や会の目的の点で納得なのですけれどォ。
他の方がどうして招かれたのか興味深く思えたのですわァ。
…マァァ、伝承の研究ネェ。
あの曰くも…真実か否か知ってらっしゃるのかしらァ。
[とろりとした色のミルクティーを一口飲んで、気に入った様子で瞼を伏せ、その下から窺うように言葉を選ぶ]
ネェン、貴方…お名前は何とおっしゃったかしらァ?
貴方はここの執事ですのよねェ…噂の音は聴いたことがございましてェ?
…んっ…んー…
[寝るのは諦めたらしく、ゆっくりと起きあがると背伸びをして…小さく欠伸をする]
ふぁ…気持ち良かったぁ…
毎日、こんなベッドで寝てるのかな…
[羨ましい。お婆ちゃんも住ませて貰えばいいのに。
あまりにも無茶な事を心の中で呟くと、鏡の前で髪を梳き始める…]
…どうしよっかなー…
[ユリアンが見ていた案内図を思い出しながら、軽く身支度をし終える]
流石に夜に出歩くのは怒られるだろうし…
[ちら、と窓の方を見やる。
明るい日差しが差し込んでいる事を確認すると、おもむろに一つ頷いた]
お屋敷と言えば、お庭、よね!
[さすがに寝る場所は確保したい。昨日みたいに座って寝るのはあまり喜んで行いたくはないわけだが、和やかに喋っている雰囲気の二人に割ってはいるのはさすがに悪いだろうか。と思いながら歩いていたら好都合なことに向こうから気づいた]
こんにちはー。
[と気楽に二人に声でかけ。まず確実に知っているほうに返答をする]
うん。まあ一応招待客。本当は父が招待されたんだけどな。
君もってことはエー…リッヒもだよな。まあいるってことはそうなんだろうけど
[名前の部分に間があったのは微妙に思い出すのに時間がかかったからだ。そして召使のほうにも向き直り、会ったかどうか微妙に思い出せないままに]
ええ、招待された一人…父、アモン=ハイゼルの変わりに来た。ユリアン=ハイゼルです。お世話になります。
[と軽く一礼]
/中/
米だけといでほうれん草を茹でるのを忘れていて、慌てて茹でてきたとか。
何をしているのか自分。
あ、自レス入れたら、トマトも切っておかねば。
(何の話だ。
中のねこのリアル現状とか)
[確か、小説では綺麗な花や噴水があるのだと少女は記憶している。
ならば、見なければならないだろう…
夜になると、外は暗くて見えないだろうし、何より怒られるかも知れない。
…怒られるのは、まだ子供だからなのだが…
ともかく。少女の足は階段を降りていた]
…えっと…こっち?
[辺りを見回し、出口を探す。
時々、すれ違う使用人の視線を感じるも、小さく微笑んで…]
…
[逃げるように早足。
迷ってるなんて悟らせてはいけないのだ。
少女の小さなプライドが許さない]
[色の変わりゆく紅茶を細めた緑の眼差しで見詰め、
望まれた通りの量でぴたりと止め、静かにポットを置く。
卓上に零れ落ちかけた白の滴は、清潔な白の布に拭い取られた]
主は、人とお会いするのが好きな方ですから。
オルゴールのお披露目も目的の一つですが、
それよりも色々な方にいらして頂きたかったようです。
[探るような様子には気付けど、やはり笑みは湛えたままに。
視線も揺らぐ事はなく、失礼にならない程度に、客人へと向ける]
オトフリート=クリューガーと申します。
[軽く胸に手を添え礼をして名乗るも、次の問いには緩く首を振った]
いいえ、残念ながら。
オストワルト様の下で長らく勤めてさせて頂いておりますが、
私を含め、使用人は誰も音色を聴いた事はないかと思います。
皆様にお披露目するのも、これまでに例のない事ですから。
[名前を呼ぶ時の微妙な間は、取りあえず気にしない事にしたらしい]
俺はまあ、大抵は呼ばれてるからね。
ん、代わり……って、アモンさんは?
何か、急用でも?
[きょとん、としながら素朴な疑問を投げかける。
数日の缶詰明けのため、世情には疎いかもしれない]
[…長い廊下を歩く。
少女の歩幅では更に長く感じられ…]
…窓から出ようかな…
[ぼそ、と、不穏なことを言い出した。
しかし、幸いなことに行動に移す前に外に出れそうなドアを見つけ]
…ふぅ、もぅ、なんでこんなに広いの…
…
[小さく笑いながら息をつき、ドアを開ければ…
中庭にはほど遠い、壁が目の前に広がっていた。
…実は少女が外に出たドアは使用人の出入り口で…そのせいで使用人達からの視線を集めていたのだが少女は気付かない]
…ま、良いか。
[散々悩んだ末、中から通るとまた迷うかも知れない、と考えたらしい。
外から壁づたいに歩くことを決めたようだ]
大抵…そっか。
[と、聞いて、そういえばエーリッヒって何か色々研究しているのだっけか?と思い出しながらも父のことを聞かれ答える。]
父は急用…というか私用というか…
ついこの間結婚した若い奥さんと一緒にイチャイチャと旅行しに行った。……どっかに。
[何気にどこか聞いていない。そしてちらちらと。エーリッヒのもふもふ。もといローゼを見る。それは額についている宝石が綺麗だとか、珍獣だとかいうことに邪な感情を抱いているわけではなく、ただただ撫でたぞーー。となっているだけ]
…いかん、モノローグが多い。
というか、省略すればよかたーよ!?
馬鹿な子加減を出そうとして、逆に絡めないって。って。
…プロローグで良かった。明日からガンガル。
中/ちなみに職人なだけでなんか色々作れる人かもだけど別段これといって過去になにかあるとか、魔がどうのこうのはありません
うん。俺としては仕事のタネにもなるから、非常にありがたいんだけどね。
[それはそれで、邸の主の意図に対してどうなのか。
そんな突っ込みの入りそうな事を、悪びれた様子もなく言ってのけて]
あ、再婚……そういや、何か浮かれてたっけ……。
[缶詰前に見た様子を思い返しつつ、ぽつりと呟く。
視線を向けられたカーバンクルは、なーに? とでも言いたげな様子で、ゆらゆらと尻尾を揺らしつつ首をかしげた]
[何やら親しげな2人。知り合いだろうかと思案
だが、エーリッヒの飾り職という言葉に、ん?と思い、続いてのユリアンの名乗りで合点がいく]
ハイゼル様……はい、承っております
ご主人様はアモン様は今回は来られないだろうと仰られていましたが、ユリアン様が代理参加ということでございますね
お部屋の方ご用意させていただいておりますので、どうぞお時間までごゆるりとお寛ぎくださいませ
ああ、申し遅れました。わたくし、本邸の召使いをさせていただき、今回の食事会のお客様の応対を任されましたユーディット=ローエングリンと申します。何かございましたら気兼ねなくお申し付けくださいませ
[そう言って深々と一礼]
フゥン、色々な方にネェ…。
食事会でご紹介いただくのが愉しみだわァ。
[笑みを湛えたまま模範的回答を返す執事に、嫣然と微笑む]
そうですの、オトフリートさんと呼ばせていただくわァ。
私の事もヘルガとお呼びになってネェ?
…アラァ、貴方ですらもなのォ?
[長い間勤めていても聴いた事がないという答えには、いつも物憂げに伏せている瞼をぱっちりと開けて瞬く。そうすると今は化粧が薄いのもあって、いつもより若く見えたかもしれない。
けれど直に元通りに半ば瞼を伏せ、物憂げな眼差しを向ける]
…ますます愉しみだことォ。
それでは少し交友を深めてこようかしらァ。
オトフリートさん、御馳走様でしたわァ。
[いつの間にか空になったカップを置き、部屋を出て行く。
これだけ行き届いている執事なら、部屋の探索などしないだろうとの*判断らしかった*]
/中/
> 招待状をもらった村の住人や風の噂を聞きつけた旅人などが集まる。
との事なので。
誰がお出でになっても宜しかったらしいですね、主は。
…
[最初は歩いていました。
しかし。歩けど歩けど、見えるのは壁ばかり…
少女は気付いていなかったのです。外を歩けば大回りになるのだから、目的の中庭に向かう距離が大きくなると…]
…
[焦れったくなってきたのか、辺りを見回し、誰も居ないことを確認すると…走り始める。
元々、村育ちだから、体力には自信がある?らしかった]
…着い…っ!
[大きく開けた場所…つまり、中庭へとたどり着くと、その表情は明るくなる…が。
中庭に人影を見つけると慌てて立ち止まった。
…その頬に流れる汗、赤くなった肌は、先ほどまで走ってきたからなのか…それとも、恥ずかしい所を見られた為の冷や汗なのか?]
/中/
うむ。
覗きに来てみたものの、どう動いて良いものか(苦笑)
我ながら動き難い選択をしたものよ。
まぁ、暫し様子を見るかの。
[ぬぬぬぬぬっ。これは誘惑か。ともふもふが尻尾を揺らしているのを見て思っていたため返答に少し遅れると]
ま、なんか色々なものがあるから俺も仕事とか役に立つこととかあるかもしれないなーとここに来て思ったからその気持ちはわかる
[エーリッヒと同じく突っ込みの入りそうな事を平然と言ったが、さすがに滞在費に関してまでは召使の前では言わなかった
そして父のことに関しては]
なんてーか…うん。年甲斐もなくというか…ま、当人同士がいいならいんだけど
[とため息をつきつつぼやく]
/中/
…バイトが終わって家に帰ってきたので、いつもなら面に出るのだけど
……予想外の徹夜明け(吐血)
すこぶる眠いので、寝ます(ばたり)
[自身が名前で呼ばれる事には快諾するも、
客人を名前で呼ぶように言われれば、些か渋る様子を見せる。
けれども微笑みを向けられれば、同じく微笑を浮かべ、言葉を紡ぐ]
……わかりました。
それでは失礼ながら、
ヘルガ様、とお呼びさせて頂きます。
[瞬く様子には今までと異なる印象を受け、少し意外に思う。
それを表に出す事は、やはり、なかったが]
いいえ、お楽しみ頂けたのならば、何よりです。
いってらっしゃいませ。お気をつけて。
[深々と頭を下げて、外へと向かう客人を見送る。
完全に気配が去った後にゆっくりと顔を上げ、
空の器をトレイに乗せ卓上を確りと拭き取ると、
室内には何一つ手を付ける事なく、*客室を後にした*]
[おっ、しっかり通った。父えらい。と、深々と一礼する。ユーディットと名乗った召使を見て思いつつ]
ええ、しっかりと予想通りこれなかった父の代理で。しばらくの間よろしくです。
部屋のほうもどうも
[と、そこでもふもふに気を取られていて忘れていた当初の目的を思い出し、言いづらそうに後頭部を片手でかきながら]
……あー…なんというか……申し訳ないが…俺の部屋って二階のどの辺りだろうか
[当のふわもこは、ユリアンの葛藤?何かは知ったこっちゃない、という様子。小首をかしげたまま、みゅうん? と可愛らしく鳴いている]
ああ、ここの蔵書の価値はこの近辺でも最高レベルだし。
オストワルトの御大のコレクションの中には、飾り細工としてかなりハイレベルな物が多いから、学べる事は多いんじゃないかな?
……まあ、当人同士がいいなら……ね。
[ぼやくユリアンの言葉には、苦笑めいた面持ちで返し。
それからふと、また新たな気配に気づいてん? と言いつつそちら──ブリジットの方を見やる]
やー。お嬢さんも、招待客かな?
…これは、自分から動けばいいって事だよね?
うん、反応しないって事は、こっちの様子を見てるんだよね?
…がんばる。
[つい、固まってしまった身体。
落ち着こうと、ゆっくりと深呼吸をする…
声をかけられると、また心臓が跳ね上がりそうになったが、相手の声色から何か訝しげに見られていたりする雰囲気はない、と判断したらしい。
にこり、と微笑んで]
は、はいっ…お婆さまの、代わりとして、このお屋敷に、きました…
ぁ、あたし、ブリジット、って言いますっ。
[心臓の音がやかましく感じる。
ところどころで言葉が詰まるも、なんとか言えたと胸をなでおろす。
…そこで、ようやく視界が開けたのか…]
ぁ。ユリアン。
[初めてこの屋敷で出会った青年を見つけ、小さく呟いた]
確かになんか色々もっているよなー。細工の品もなんか色々あったし。本も……
[物好きなぐらいに見せてくれるらしいし。と内心で思いつつ。エーリッヒの言葉。細工に関しては、ホールに飾ってあった装飾品を見て確かに良質だったなーと思ったため同意したが、蔵書に関しては…麺のうちかたとかを思い出して……]
……たくさんあった。珍しそうなのも
[と若干堅い口調で答える。でも珍しいは珍しい。
そしてちらちらとみていたもふもふが…みゅうん?と可愛らしく鳴くのを見て聞いて。もふもふに...の心はついに折れる。
父…俺はもう駄目だ。悪魔に魂を売るよ……なーんて大げさなことあるはずもないのだが、実際我慢はもう無理なよう、だれか来たとかいうエーリッヒの言葉とか気にもせず、もふもふに怖がらせないようにそーっと手を伸ばした]
ユリアン様の部屋ですか
それでしたら……
[そう言って、ユリアンに宛がわれている部屋の場所を丁寧に教える
そして、外回りで現れたブリジットに気づくと]
こんにちは、かわいいお嬢様
道に迷われましたのでしょうか
[にっこり笑って、尋ねかける。どう見ても小さい女の子への応対]
……んあ?
[思わず手を伸ばしてもふもふに触れそうになったぐらいか。
そこで聞き覚えのある声に名前を呼ばれて、現実に引き戻され、間抜けな声をあげて振り返ると、そこには屋敷ではじめにあった子が]
…………
[しばし黙ってブリジットを見つめた後]
やっぱり一晩じゃ無理か
[と、明らかに背のことだろう、一晩では無理に決まっているだろうという突っ込みが余裕で来そうであるが、...はいたって真面目そうに…頭に昨日のようにまた手をぽむぽむ。当人に悪気はないのだろうが……ブリジットがどう思うかは別の話]
[…何事も落ち着いてくると、見えてくる物がある。
そう。例えば、自分に対しての接し方とか]
…
[そういえば、お嬢さん、って言ったよね、この人。
…可愛いお嬢様、って、大人への反応なのかな。
ぐぅるぐるぐる。凄く悩んでいる。
可愛い、と言うのは凄く褒められていると思うのだが…
お嬢さん…は…子供扱い?それとも、大人にも言うのだろうか?]
ぇ、えっと…べ、別に、迷ってなんか、いません、よ?
ちょっと、お屋敷の中を、歩かせて、貰っただけです。
[しかし、ソレよりも急務がある。
ソレは、少女が迷っていたという事実を悟られてはいけないことである。
…すでに勘づかれているのだが]
ぁ、後…その。あたし、19、なのですが…
おや、今回は代理出席が多いんだね。
[ブリジットの言葉に僅かに首を傾げて]
俺はエーリッヒ=フォン=レーヴェ。
この白いのは、相棒のローゼ。
どうぞ、お見知りおきを。
[にこり、と微笑みながら一礼を。
傍目、優雅とも見える一礼は、形式的な挨拶に慣れているようにも見えるだろうか]
ま、本に関してはね。
どっからこんなもん持ってきたんだよ、って、突っ込みたくなるモノも結構在るから。
[ユリアンの様子に気づいているのかいないのか、返す声はいつも通り。
ついでにふわもこもいつも通りに呑気な様子]
[えへへ、と話を逸らすように自分の年齢をアピール。
…間違っても、自分で「こう見えても」とは言ってはいけない。
認めたら少女の負けなのだ…
しかし、ソレすらも負けそうな勢いで頭をぽむぽむされる]
!
[やっぱり一晩じゃ無理か。
ユリアンの言葉に、コレは身長のことだと直感的に気付いたらしく]
そ、そ、そそそそんなの、無理に決まってるじゃない!
で、でも、ちゃんと牛乳も飲んだし、今日は沢山寝たもんっ!
[…少女は違う所で墓穴を掘っていることに気付いていない]
ふむふむ
[部屋の位置について、ユーディットの説明を聞き、しっかりと脳の記録に残すと]
ありがと。助かった。
[と礼を言う…内心冷や汗をかきながら
なぜなら、あのもふもふに心を奪われたままだったらきっとまた聞き逃していただろうというのがわかったから。
現実に引き戻してくれたブリジットに内心ほんの少しだけ感謝した。が]
あー…それと……様付けはどうにかならんもんだろうか。
[どうにも具合が悪そうに言った。そんな呼ばれ方がなんとも自分には合わなかったから。召使なので無理な気もするけどそれでも言わずにはいれなかったようだ]
――二階・客室――
[いつものように早朝に目覚めると、日課であるかのように庭園を散策して。
それを終えれば軽く食事を貰い、その後で再び部屋へ]
やれやれ、まったくの。
折角ここに居ると言うのに仕事は待ってはくれぬか。
[大事な店の帳簿を人任せには出来ず、暫し仕入先と商品などの確認を。
ふと気付けば日は高く、仕事にひと区切り付いたと見てペンを置き肩を鳴らす]
やれ、我ながら仕事となると時間を忘れるの。
余り根を詰めるなとは言われておるが、こればかりは譲れぬて。
[そう呟きながら、ぱたりと帳簿を閉じ人目につかぬよう鞄へとしまって。
一息つく為に茶でも貰おうかと階下へと]
――客室→ホール――
[19歳。まあ、嘘だろうとなんとなく確信しつつもそれを表に出すことなく]
それは失礼いたしました、ブリジット様
屋敷内はとても広いですので、くれぐれも迷子になどなられませんように
目的地がわからない際は、気兼ねなくお声をかけていただければご案内いたしますので
[ユリアンの言葉に顔を赤くしていたが、エーリッヒの自己紹介を聞くと、は、と気付いたようにそちらの方を向き]
エーリッヒさん…と、ローゼ…?
こ、こちらこそ、よろしく、お願いします…
[どんどん声は小さくなっていき…白いふわもこに目が行く]
…か、可愛い…
[じーっと見つめていたが、目を輝かせてエーリッヒに尋ねた]
この子…鼬…?
えと、その…何の動物なんですか?
[飼いたい。そう思ったのだろうか]
……そんな変わった本もあるのか。ま、あんだけありゃーな。
[と自分より明らかに書庫について知っていそうなエーリッヒの言葉を聞いてから、複雑そうに言う。
多分自分はその突込みをいれたくなるようなものに一発で当たってしまったのだろう。
やっぱり複雑だ。
そして呑気にしているもふもふをまたちらりと見るが、結局なでるのは諦めることを決意し、慌てて喋るブリジットへと振り返ると]
んー…そっか。千里の道も一歩からっていうから変わるかなーと思ったんだがなー
[変わるといっても一日で激変したらそれはそれでおかしいのだけど、その辺りはあまり考えず、頭をぽむぽむとすると。]
もっと若かったら希望も多いのだが、ま、諦めず、これからもたくさん寝て、たくさん牛乳飲んで、好き嫌いもしないようにしてがんばれ
[と、...なりに励ました。やっぱり年齢詐称は気づいていない]
[陽も徐々に落ち始め、風の冷たく感じられるようになった頃。
さく、と土を踏んで庭園に集う人々の前に姿を現す黒い影]
フロイライン。
御髪が乱れていらっしゃいますよ。
[運動の汗か冷や汗か不明なものをかいている少女に、
何処からか取り出した真っ白なタオルを差し出す]
レーヴェ様、ハイゼル様、エイム様。
ご機嫌うるわしゅう。
[客人ひとりひとりの名を呼び、形式的な一礼]
こちらこそ。
[にこり、と微笑んだまま頷いて。
それから、投げられた問いに、悪戯っぽい笑みを浮べる]
さあて……ローゼは、一体なんでしょうね?
[『幸運の妖精』。
言ってしまえばそれで済むのだけれど。
それを周囲に知らせる事で発生する余計なトラブルには正直、うんざりとしていたから、大抵はこうやって誤魔化していた。
当のふわもこはみゅーんと鳴いて、*尻尾をゆらゆらさせている*]
[召使いの言葉に胸をなでおろす。
気付かれては居ないようだ、と感じたらしい。
…十二分に気付かれているのだが、少女は気付かない]
ぁ、あはは…
ま、迷子になんか、なりません、よ?
でも…万が一、迷った時は…お尋ね、しますね。
[迷子。
その単語に、ぐっさりと自尊心に棘が刺さるが、乾いた笑いでやり過ごす。
…やり過ごせていないのは見ての通りなのだが]
[ホールへと顔を出し、その場にいた召使いに茶を所望して]
ストレートで、な。
あぁ、種類など何でも構わんよ、サクヤさん。
[ここに来るたびに顔を合わせれば、多少の気兼ねなどすることもなく。数分の後に運ばれてきたそれを口に含み]
……ダージリンですな。今の時期には丁度良い。
[そう言って軽く笑顔を向けて]
そういえば、他のお客人達は如何されていますかな?
[と問いかける。
それに対し「中庭に居られるのでは?」との答を得れば頷いて]
この時期のあの庭は見事ですからな。
ワシも今朝拝見したが、手入れが行き届いて素晴らしかった。
[そう言うともう一口茶を啜って]
[千里の道も一歩から…
若かったら希望もあるのにな。
その言葉に、まだ若いもん!
と、言いそうになるが、口を噤む。
今、自分の本当の年齢を知られるわけにはいかない。
しかし、まだまだ若いんだから、背が伸びるに決まっている…ソレを言ってやりたくて…苦肉の策。]
ま、まだ伸びるもんっ!
…きっと。
[伸びてくれなきゃ困る。そう心の中で叫んで]
…でも、好き嫌いを無くすのは無理。
[きっぱりと言いのけるのだった]
ぇ?
[そんな中、目の前に居る三人…の声ではない、男性の声が聞こえると目を丸くし振り返った。
タオルを差し出され…フロイライン。コレが自分のことを言っているのだと気付くと、軽く頬を染め]
ぁ、ありがとう、ございます…
[タオルを受けとって口元を隠すと、軽く頭を下げた]
[いつの間に着たのか。驚きこそしなかったが内心首をかしげながら執事風の…というか執事だとやっぱり決め付け、形式的な一礼にぎこちない一礼を返す。
そしてまた様付けなのに内心ゲンナリとしつつ]
えっと…こちらこそよろしく。
ところで名前はなんていうのだろうか?
[と、しばらくの間一緒にいるのだろうからと、まず名前を聞くことにする]
…ぇー…?
[悪戯っぽい笑みに、尻尾をゆらゆらさせるふわもこ…]
…分からない、ですか…?
[じーっと、ふわもこを見るが、少女の知識の中にはこんな動物は入っていなくて…
うーん、と、小さく唸るも、考えるのを止めていた。
…帰ったらお婆ちゃんに聞こう。
自分で調べる気はないらしい]
[「ザムエル様も中庭に行かれては?」との召使いの言葉に苦笑して]
いや、ワシはもう拝見したしの。
余り年寄りの話など好まぬであろうし、な。
ここで暫くのんびりさせて貰うよ。
[そういいながら茶のおかわりを、と頼んで。
新しい茶と共に運ばれた菓子を摘みながら、召使いと*他愛のない話を*]
あ、オトフリートさん。こんにちは
申し訳ございません。お手を煩わせてしまって
[そう言って深々と頭を下げつつ、しかし相変わらずフェミニストだな、とか内心思ってたり]
[ブリジットの葛藤何て全く知らない...は]
ああ、その意気だ。
[ともう一度頭をぽむぽむ。どうやらこの感触が気に入ったらしい。そしてきっぱりと好き嫌いに対しては無理と言うのに対しては]
…まあ、バランスよく栄養をとれればなんとかなる気もするからがんばれ
[と、既に年齢(詐称しているほう)からは無理かもなーと思っている...は投げやりにいった]
御歓談の時をお邪魔してしまい、申し訳御座いません。
[感謝の言葉を述べる少女には、いいえ、と微笑を返して]
失礼しました、ハイゼル様。
私はオストワルト家の執事をさせて頂いております、
オトフリート=クリューガーと申します。
御用の際には、なんなりとお申しつけ下さい。
[名を問う声にそう答え、深々と頭を下げるのに合わせ、
夕焼けに赤を帯びた茶の髪が流れた]
[オトフリート…と心中で一度言って覚えると]
ええ、お世話になります
[と軽く一礼。そしてやっぱり]
あーっと、そこでいきなり頼むみたいで悪いんだが、様付けはなんとかならないものか…せめてユリアンのほうで
[と、もてなす立場の執事にいうことではないと自覚しているため若干具合が悪そうに、でも頼んだ]
ローエングリン。
あまり仕事熱心なのも、感心しませんよ。
[それは無論、皮肉めいた言葉なのだが。
僅かに笑みの色を滲ませた声は、冗談とわかるだろう。
己も用事を承ったとは言え客人と会話を交えていたのだから]
[ぽむぽむ。
確かに、されるは嫌ではない…寧ろ、好きな方なのだ。
…ただ、子供扱いされてると思うと…なんだかやるせなくなるらしい]
ほ、本当っ!?
[…しかし、ソレよりも大切なのは身長が伸びるかどうかだった]
な、なんとかなる?なるよねっ?
…良かったぁ…
[…半ば投げ槍に言っている事なんて気にしない。
何故なら、背が伸びる可能性があるからだ!
しかも、ユリアンに教えている年齢よりも若いのだ…
ぽむぽむされているのも気にせず、安堵の息をつき、その表情はニコニコと明るかった]
[呼びかける声にそちらを見て、礼を返す。
カーバンクルも一緒にぴょこん、とお辞儀を]
まあ、なんだっていいじゃないですか。
ローゼはローゼなんだから。
[それから、ブリジットには、笑いながらこんな言葉を投げかけて]
[オトフリートさんに…ローエングリンさん?
二人の使用人に視線を動かすと、汗を拭き終えたタオルを差し出し]
ぁ、あの…オトフリートさん…
ありがとうございました。
[ぺこり、と頭を下げて…
ユリアンの申し出に、少女も乗っかることにしたようだ]
あの…ユリアン、と、同じで…
出来れば、エイム、じゃなくて…ブリジット、で、呼んでくれませんか…?
…その、呼ばれ慣れてないので…
[エイムで呼ばれたことは数少ない。
元々、そういう所とは無縁だったからしょうがないと言えばしょうがないのだが…]
[ブリジットの頭をぽむぽむしていた手を引っ込めると]
ああ、なんとかなるだろ
[多分。と続けたかったが、ブリジットの表情があまりにもニコニコとしているので、その言葉は言わなかった。
でも罪悪感は抱かない。
それよりも年齢からしてどうしてそこまで喜べるかのほうが不思議だったのだが…
やっぱり年齢詐称とかは気づかない。というかそもそも考えない
...にとって詐称するなら若く見せるために少なめにいうだろう。という概念しかなかったからだ]
[エーリッヒの言葉には、ぅ、と言葉が詰まり…]
それは…そう、ですけど…
[ローゼはローゼである。
しかし、その子が可愛くてしょうがないのだ]
…ぅー…
[もふもふしたい。
そう思いながら、ローザに目を向け…
しかし、人が沢山居る所で頼んで良いモノか。
少女は凄く*悩んでいた*]
[やっぱり様はつくのね。と思ったが、見るからに執事職が染み付いていそうなオトフリートに逆に呼び捨てにしろというのは酷か。と思い返し。]
ああ、頼む。我侭いって悪いな、ただこっちのほうが慣れているもので
[と了解の意を正確に受け取って言うと]
じゃ、俺ちょっと自分の部屋に行ってくるわ。実はまだ行っていないんでな。どんな場所か見てくる。
ユーディット。教えてくれてありがとうな
[と言い残し、先程説明された二階の客間に向かった。考えても見たらあまりの早い展開に、思わず手ぶらでやってきてしまったから、自分の部屋にいってみて服など足りないと感じるものがあったらこっそりと自宅に戻ってなにか*もってくることだろう*]
[差し出されたタオルを受け取り、腕にかけ]
わかりました、フロイライン。
それでは、ブリジット様とお呼びさせて頂きます。
[先程と同様の受け答え。
まるで機械のようにも思えたか]
そろそろ、陽も暮れて参ります。
お身体を冷やさないよう、御注意下さい。
[暗に、室内へと客人を促す台詞を紡ぐ]
[少女の悩みに気づいているのかいないのか、翠の瞳に浮かぶ色彩からは読み取れず。
オトフリートの言葉を聞けば、そうだねー、と頷いて]
そろそろ、中に入った方がいいだろうね。
陽が落ちれば、風も冷えてくるから。
[オトフリートの冗談めかしたとはいえ咎める言葉に]
ああ、申し訳ありません。会話が楽しくてつい
もうこんな時間ですのね。今日の晩餐の用意をしてきませんと
では皆様。わたくしはこれにて暫しお暇させていただきます
また後ほど
[そう言って深々と一礼すると屋敷の中へと*消えていった*]
[立ち去る青年は深く頭を下げて見送り、
召使いの少女は軽く一瞥。
朱から藍へと色を変える空を仰いで、眼を細める]
夜の庭園も美しいので、名残惜しくはありますが。
[ふ、と下ろした視線は、金糸の彼――ではなく、
傍らの白い獣に向けられて]
体調を崩されては、大変ですから。
[にこやかに、微笑んだ]
[庭園を立ち去る二人にはまたね、と声をかけて]
確かに、夜の庭もいいもんだから、立ち去りがたくはある。
とはいえ、冷えてきたのも事実だし、な。
[ぐるり周囲を見回した後、視線が向けられている先に気づいて]
それはそれは、お気遣いどうも?
[にっこり笑ってこう答え。
それから、まだ悩んでいるらしいブリジットに向き直り]
立ち話もなんだし、ホールに行こうか?
[ごく、軽い口調で提案する。
了解を得られれば、少女も共にホールへと向かうだろう]
─…→ホールへ─
ここにきてまでやる必要はないと言われるかな。
……でもオルゴォル、見せて貰えるのだものね。
お前を描いておかないといけなかったし。
ギュンターさんがお好きだから
[紙のうえには白と黒の指輪。
否、ただの鉛筆画。
本物のそれは首にかかる鎖に通され、胸元に隠れていた。
絵とはちがう、淡い赤の色をもって。]
……ん、喉がかわいた
忘れるところだった。
ギュンターさんにわたさないとね
[端をつかむ紙の上。
黒い石より白の花が、今はまだ蕾でひらくのを待つ]
[青年の時と同じくその後ろ姿を見送ると、
執事は再び天を見上げた。
斜陽の光を受け、緑の瞳は色を変えて朱に染まる。
その美麗さにか、口許は笑みを*象っていた*]
─ホール─
[ホールに着けば、先に来ていた人々に一礼して、椅子の一つへ落ち着く。
いつものようにコーヒーを頼めば、少しぼんやりとした様子で*なにやら物思い*]
うん、またね。ユリアン。
[ユリアンの言葉にすっかり気を良くした少女は、ユリアンと召使いの背中を笑顔で見送り…]
…あれ?
[昨日、書斎行ったっきりだったの?
そう思ったのだが、当の本人はすでに屋敷の中に入っており…
まぁ、良いか。と…今の少女は寛大である]
ぁ…はぁ…
[オトフリートとエーリッヒの言葉に、折角、庭に着いたのにな…と、少し名残惜しげに花を見やるが…エーリッヒの言葉に頷く]
…うんっ。
じゃ、オトフリートさん、またねっ。
[オトフリートに軽く手を振ると、エーリッヒと共にホールへと向かった]
/中/
明 ら か に 飛 ば し す ぎ で す。
40ってなんや、40って。
いや、演戯じゃ101いったけど!
あれは、あのプロ日数があったからだし!!
(プロ二日目ほとんど不在じゃん、とか突っ込むな、突っ込むなっ!)
……まあ、ネタ拾いに行こうとすれば、自ずとこうなるんだようん。それだけなんだよ。
取りあえず現状、冥い過去とか全くドライブさせてないから、ライト系青年調が喋り易いのもあるんだよ、うん。
……無駄に多弁は自覚してますともさ。
/中/
動き難く、また動かし難いキャラではあるの。
しかしこれもまた経験だて、最後まで崩さず投げ出さず。
良きログ作りを目指そうかの。
さて、どうやって出たモノかな。うん。
酷く悩む…さっきまでとある絵の色塗りしてt(ry
さてさて。
今ホールに居るのがナターリエと、自分、エーリッヒにザムエル…かな?
[カツン、靴音を鳴らしてホールに一歩踏み入る]
皆様、失礼致します。
夕餉の準備が整いました。
[客人に優雅に一礼して顔を上げると、
転た寝する金糸の女性が視界に留まった]
フラウ、お風邪を召されますよ。
[失礼しますと声をかけ、何処から取り出したのか、
ふわりと薄手のカーディガンを細い肩に掛ける]
[エーリッヒと共にホールに来たのは良かったのだが…
エーリッヒは何か考え事を初め。
シスターの格好をした女性は水を飲んでいたが、寝てしまい…
後はお爺さんなのだが、少し気むずかしそうな顔をしており。
結局、少女はエーリッヒを見習って椅子に座り]
…
[ローザは何の動物なのかについて物思いにふけっていた。
その様子を見れば、沈痛な面持ちなのだが、内容はとても悲観に暮れるようなモノではなく…
オトフリートの声が聞こえると…元々、分からないことなのだ…すぐに考えることを止めた]
…ぁ…はい…
[…いや、ある意味ローザの正体よりも、大きな悩みの種が出来てしまった。
フロイライン=自分
フラウ=ソコで寝ている女性
…あれ?]
[フロイラインは少女、フラウは女性に向けて言う言葉なのだが…
一般家庭で生まれ、一般家庭で育った少女には無縁の呼び名だったため、分かる良しも無し]
…
[もしかすると、客人一人一人にあだ名を付けているのかも知れない。
そんな見当違いの考えが生まれていた]
そのようです、キアストライト様。
[客人の顔と名は逐一記憶している。
しかし突然呼び方を変えたものだから、
傍の少女は余計に混乱しただろうか]
お疲れでしたら、客室に食事をお運びしますが。
─ホール─
[人の話す声に物思いから立ち返り、周囲を見回す]
ああ……夕飯の時間かぁ。
「エーリ、ふだんからちゃんとごはん食べないから、きづかないのー」
[惚けた呟きをもらせば、カーバンクルから突っ込みが。
勿論、それは他者にはみゅう、という泣き声にしか聞こえないのだけど]
――ホール――
[声を掛けられぼうとしていた顔を上げ、いつの間にやら人が集まっている事に気づき、皆に会釈を]
これは…いつの間にかぼんやりしておった様だの。
[そういって見渡し、初めて見る顔に気づいて]
おや?其方のお嬢さんは…
[この場に招かれるには少しばかり幼い顔に首を傾げて]
―客間―
ふ〜。
[庭園から離れ、ユーディットにいわれたところの客間に入り、部屋の中を確認。ベッドなどなど色々おいてはあったが、さすがに私物の類はあるはずもなく、こっそり屋敷から抜け出して、一度家に戻り、荷物を持ってきておろす。その作業を終えての一息であった。
さすがにまたあの坂を上るのは疲れるものであった。
でも、戻ってよかったとも思う……嵐のように過ぎ去って呆然としたままやってきてしまったため家に錠をかけていなかったのだ。
といっても、父も半ば道楽で仕事をやっている。そして息子の自分も似たようなもの。盗られるほど価値の高い貴重品もそれほどなかったといえばなかったのだがそれはともかく。]
腹減った。
[空腹のほうが切実な悩みであった。もう夕食の時間となっているころだろう。
...はこの邸の最大の目的かもしれない食事をとりに、ホールへと向かった]
ううん、大丈夫。
ようやく描けたものだから、ギュンターさんに渡してくれる?
[机の端、置いた絵を掴み、それをオトフリートへと]
[他の人にはどんなあだ名が付いて居るんだろう。
少しわくわくしながらオトフリートを見ていたが]
…?
[お爺さんが会釈したのが見え、頭を下げ…お嬢さん、と言う言葉には辺りを見回した。
周りにはお嬢さんという程、幼い女性は…
…ようやく、自分のことだろうか、と思い始めるが…声を出したら負けだ。
無駄な義務感が少女の頭の中を支配していた]
―ホール―
[移動完了。ホールへと入る。中には見知っている人間と、知っているような知っていないような。……まあここの使用人or招待客であることは間違いないだろう。
腹が減ったなーと思いつつ。さすがに食事をともにするであろう人々を相手に名前も知らず、無視を決め込むのは気まずくて、食事もしづらいからと」
こんばんはー。
招待されて人の一人。ユリアンって者です。しばらくの間よろしく
[と、会っていなかった人たちに軽く挨拶をした]
―…→ホール―
……やっべ、やりすぎたかも。
[客間の扉を後ろ手に閉めながら、ふあ、と小さく欠伸を噛締める。
慣れた手つきで小袋から取り出したカプセルを、口の中へと放り込んで。
それを無造作に飲み下しながら、階下へと続く階段を下りる。
ホールの扉を開けば、揃う人の数に僅かに目を瞬いて。]
まぁ、随分とお揃いで。こんばんはー、と。
[昨夜には見当たる事のなかった顔ぶれに、ひらりと挨拶を投げて]
[声を掛けた少女が怪訝そうな顔つきで此方を見るのに気付き、ふと気付いて苦笑する]
失礼。この場に招かれたという事は、人は見た目ではわからぬ、と言うことなのでしょうな。
[ただ幼く見えるだけなのだろう、と解釈をして]
あぁ、そういえばまだ名乗っておりませんでしたな。
ワシはザムエル=シャイト。どうかお見知りおきを。
[それを、その場に居る者たちへの名乗りに代えてもう一度会釈をする]
了解しました。
[一礼して、渡された絵を両の手で丁寧に受け取る]
主は現在 部屋におります故、
皆様に直接御挨拶が出来ずに申し訳御座いません。
[客人へと断りを入れて、一度ホールを後にしようと]
あ。
あなたがたも、呼ばれたのですか?
今晩和。
私は、ナターリエ=キアストライト。
どうぞよろしくお願いします。
[見知らぬ人に向かっては、挨拶も*投げようか*]
[…やはり、自分のことだったらしい。
しかし、深くは突っ込まない…というか、年齢は上に見られているようで、心の中で安堵する。
…見た目は少女と見られていたのだが]
…
[名乗りする者も居て、少し考えたが、ゆっくりと立ち上がり]
…あたしの名前は、ブリジット=エイム、って言います。
お婆さまの身体が優れない、と、あたしが、代わりに来ました。
[ペコリと頭を下げる。
…立ち上がると、その体躯の小ささと言い、声の高さと言い…やはり、19よりは下に見えるだろうか]
[やって来た面々にこんばんは、と言いつつ一礼を。
白いふわもこも、肩の上でみゅう、と鳴きつつ一つ礼をして]
……御大は、お披露目準備で大忙し、かな?
[主は部屋に、というオトフリートの言葉に、ふとこんな呟きを]
[執事と入れ違いに使用人が中へと入り、料理を食卓に並べていく。
春キャベツとソーセージの煮込み、サーモンの香草オーブン焼き、、
ポテトときのこのスープ、春野菜とポーチドエッグのサラダなど。
デザートには、苺のアプリコットクリームも用意されて。
旬の食材がふんだんに使われたそれらは、食欲をそろうか。
飲み物は各々が望むままに、ワインや紅茶、コーヒーを*運ぶだろう*]
/中/
賄いRP苦手ですCO。
執事としては致命的ではないでしょうか。
尚、フロイラインは15,6歳くらいまでにしか用いらないのだとか。
[シスターにとりあえず微笑を返そうとして……見事に失敗。何か不器用な笑みを返し、そして挨拶とともに帰ってきた返答や自己紹介から、見知っているような気もするが、誰が招待されたのか。などを記憶にとどめるようにすると、もう一度軽く一礼した]
じゃ、食事まで待とうかね。
[と、思えば時をほぼ同じくして入ってくる青年…ん。なんか知っているのがまたいたー。とか思いながらも空いている席につきながら、手を軽くひらりとあげて]
やほー。アーベルも来てたんだ。
[なんか色々呼ばれているなーと思いつつ言った]
[立ち去り際のオトフリートの返答には、いつもの事だしね、と返しておいて]
しっかし……今回は、ほんとに力入ってるなあ……。
[公開するものの事を思えば自然なのかも、と思いつつ。
運ばれ、丁寧に並べられた食事にぱたぱた、と尻尾を振るカーバンクルの様子に苦笑する]
落ち着け、お前は……。
[執事が退室する妨げにならないよう、扉から数歩離れて。
食事が次々と運ばれてくるのを見れば、手近な席へと着く。
投げられた声に気付けば、ひらりと上げられた手を返すようにへらりと笑みを向け]
おー、ユリアンが居るってめっずらしーな?
親父さんは、……あぁ。
[物珍しさに問いを投げようとするものの、
そういえば、とふと思い当たったらしい。一つ頷いて、言葉を止めた]
[名を告げるそれぞれに挨拶を返して]
ナターリエさんとブリジットさん、かね?
此方こそ宜しく。年寄りの相手など退屈かも知れませぬがな。
[そういってもう一度少女を見て、やはり幼くは感じたが最早気にはせずに]
お婆様が…?早く良くなるといいですな。
今の時期は体調を崩しやすい…ワシの経験ですがな。
[と付け加えて。
執事の言葉と金髪の青年の呟きに軽く笑い]
どうやって驚かせようかと頭を捻っているのやも知れぬな。
[そう呟き、青年の肩に乗る小動物に目を細め]
…それも相変わらず元気そうですな。賢そうでもある。
[尤もそれが何かなど知りはしないのだが]
[…椅子に腰を下ろすと、オトフリートの言葉にふぅん、と小さく]
どんな人なんだろ。
[まだ会ったことのない屋敷の主に、少しだけ興味が湧くが…]
…ふぇー…
[すぐに、食卓に並べられていく料理に興味が映ってしまっていた。
沢山の料理に、デザートまである…
本当に、物語の世界に迷い込んできてしまったのだろうか。
…お婆ちゃんは、何度も招待されて、何度もこんな料理を食べていたのだろうか…]
こちらこそ、よろしくお願いします…
…はい。
一応、そこまで酷くはないのですけど…
お婆さまの家から、ギュンター様のお屋敷までは…遠い、ですので。
[ザムエルに小さく微笑むと、すぐに少しだけ真剣な表情になる。
馬車で来たから良かったモノの、徒歩で来たらどれくらいかかっていた事やら…]
なるほど。
何せあの御大ですし、それはありそうです。
[ザムエルの言葉に妙に納得したように言いつつ、ぽむ、と手を打って]
ええ、まあ。
ローゼはいつも元気ですよ。
賢いかどうかはわかりませんけど?
[続く、カーバンクルへの評価には冗談めかしてこう答える。
当の妖精の抗議の主張は、黙殺]
[軽く手をあげて、同じぐらいの軽さな笑みを浮かべて返答したアーベルに軽く頷き]
確かに俺も珍しいと思う。
こういうのは父がやっていたんだろうけど…まあ察しの通り、ってことで、急遽俺が代理
[と、思い当たったであろうことに続けるようにして簡単な説明をした]
なーる、代理か。
[けらりと笑みを零せば、一つ頷いて。
並べられる食事を前に、使用人に紅茶を一杯言付けて。
お前も何か頼む?と、問いながら]
んでも、あんま緊張してねーな?
慣れてねーなら、もっとガッチガチになるかと思ってたけど。
[見れたらおもしろそーだったのに。
と、ニヤリ、冗談めかした笑みをユリアンへと向け]
[少し緊張した面持ちの少女に気遣うような笑みを向けて]
こういう場には慣れておらぬかも知れんが、そう硬くなる事もありませんぞ。
あちらの二人のように気楽に構えても何の問題もない。
[側で話す二人の青年を見遣って、こっそりとそう言って。
金髪の青年には人の悪い笑みを]
楽しませる事と驚かせる事が奴の趣味の様なものだしの。
懐く、と言うことはそれだけで賢いとは思うが?
以前飼った犬は、結局最後までワシに懐かなんだが。
[犬とは根本的に違うのだと言うことに気付いては居ない]
[並べられていく食事に、来てよかったなーと内心はじめて思いながら、アーベルにはそうそう。と頷きつつ、じゃあ俺も同じものを。と注文をしながら]
まあ、慣れていないには慣れていないが、緊張しても疲れるしめんどい。疲れることは極力しねーのよ。
[知っているだろ?とばかりに、なにか楽しいことを想像するように冗談めかして笑っているアーベルに対して、楽しみを奪うようにあっさりと否定した]
[ザムエルの言葉にはぁ、と小さく]
それでは、楽に…するね。
[ぺこり、と頭を下げると、口調をすぐに砕けさせた]
気楽にしても良いなら、早めにしてれば良かったなぁ…
[小さく笑うと、自分は紅茶を頼み]
…あの、ギュンター様、って…どんな人なんですか?
あたし、お婆ちゃんに話を聞いていただけだから…あまり、知らなくて…
趣味……まあ、いい趣味……ですよね。
時々、とんでもない趣向も凝らしてくださいますし……お陰で、いい感じで飽きないんですけどね。
[でも、時々ほんとに度が過ぎるよなあ、とか。
ふと、そんな事を考えつつ]
うーん、懐くというか、なんと言うか、なんですが。
[実際の所はと言えば、ある種の契約──『使い魔』という関係が一番しっくり来るのだけれど。
その辺りを説明するとややこしくなるので、言葉を濁す。
話題のカーバンクルはさっきの黙殺でふてたのか、相方は無視して部屋の中をきょろきょろと見回している]
つまんなーい。もっと意外性で楽しませてよ。
ほら、新たな一面を見出すとか!むしろ見せてくれるとか。
[人を何だと思っているのか。
あっさりと返される否定に、さほど本音でも無かったのかけらりと笑い]
ま、疲れることはしないってのも判るし同意だけどね。
特にここじゃ、気を廻すだけ余計な気苦労って気もするし。
[運ばれてきた紅茶に、一つ頭を下げて。]
[紅茶をワゴンに載せて、ホールへやってくる]
お待たせいたしました
ダージリンのファーストフラッシュになります
[そう言って各自の分を淹れていく]
むっ
[なにやらザムエルがブリジットに、気楽にしろという例にあげられているのを聞いて]
アーベル…お前のせいで俺がまるで無神経みたいに思われているではないか
[といいつつも実際その通りなためか、いつも通りだけれども。
そして楽しませろーとばかりに不満そうなアーベルの声に、おもちゃか俺は。と言おうかと思いつつも、いっても無駄だし、あっさりやめて、ユーディットから紅茶を受け取って軽く一礼し、そして一口]
そうそう、どうせここで滞在する期間って結構あんだろ?
その間ずっと緊張していたら息が詰まっちまう。必要のない気遣いなんてしても労力の無駄だし、俺にとって気遣わなきゃいけねえやつも特にいねえしな。
[と飲んでいる紅茶とは違ってなんとも冷めた意見]
さってっと、食事でもとーろうっと。
[並べられたから食べてもいいのだろうと。いただきます。といって目の前の食事を食べ始める。
なにせ自分はこのために来たといっても過言ではない。
などとかなり問題なことを思いながらも口には出さなかった。
その辺りは懸命だ]
ぁ、ありがとう…ございます。
[礼をする時にも砕けてたらダメかなぁ、と思い返し]
やっぱり、お礼の時ぐらいは…ちゃんと、言った方が良いかなぁ、って。
[カップに口を付けると、ぼそぼそ]
…美味しい。
[漸く緊張を解いた様子に頷き]
奴も…ギュンターも余りそういうのは好まぬのでな。
余り羽目を外さなければ文句は言われまいて。
そうさな、変わり者ではある。
だが、悪い奴ではないな。人を楽しませることが好き、と言う点では敵うものは居ないかも知れん。
[そこには友人としての多少の曲解はあったが。
その後青年が言うのにまた苦笑して]
まぁ、あれも悪気はないのだがな。正直時々心臓に悪いが。
本当に今回はどういう手で来るのやら。
まぁ、いずれにせよ良き仲間、と言うところでしょうな。
[言葉を濁すのを知ってか知らずか、肩できょろきょろしているそれを見て笑う]
…、そーいうのは無神経、じゃなくて図太いっつーんだよ。
あ、ありがとーございます。
[それもそれで褒め言葉では無い様な気がするのだけれど。
礼を述べつつ、ユーディットから笑顔で紅茶を受け取って]
ま、俺は食事会と公開が終われば、さっさと帰るつもりではいるけども。
それでも気ぃ張ってたらキッツイだろーしな。
……特に居なくても、せめて目上の人には気遣ってやりんさい。
俺には要らないけど。
[食事に手を付ける目の前の青年に苦笑しつつ、渡された紅茶をずず、と一口。
あ、美味い。とか呟きつつ]
−三階・主の私室−
[一定の間を置いたノックを四回。
内からの返事を聞いて、ノブに手をかけようとする前に、
丁度食事を運び終えた侍女が、中から扉を開いた。
室内は品の好い調度品が飾られており、一目で主の趣味が窺えた]
ヘル・オストワルト、お食事中に失礼致します。
キアストライト様からの贈り物を届けに参りました。
[一礼してから主の座る机の前まで歩み、両の端を持って差し出す。
白地の上、黒鉛で描かれた、白と黒の指環。
モノトーンの世界で、その絵はまるで本物のような存在感を放つ。
それを見た老人は、元々柔和な顔をますます和らげて微笑んだ]
はい、そのようにお伝えします。
[告げられた言葉を聞いて、執事もまた笑みを浮かべる。
入って来た時と同じ様に恭しく頭を下げて、静かに部屋を退出した]
[固いのは好きではない…なんだか、貴族のイメージが少し崩れた気がしたがザムエルの言葉に耳を傾け]
はぁ…楽しませることが好き…
[目を瞬かせながら、紅茶を口に含む]
…お婆ちゃんも、そういうこと、好きだったのかな…
[自分の祖母へのイメージも崩れた気がした]
…でも、少し、会うのが楽しみかも…
オルゴール、だったっけ?
悪気があったら、いくらここが研究対象や資料の宝庫でも、付き合いませんよ、俺。
[くすり、と笑って軽く言い。
良き仲間、という言葉にはええ、と頷いて白いカーバンクルを軽く撫でる]
っと、せっかくの食事が冷めたら勿体無いし、いただくとしますか。
[それから、自分も周囲に習うように食事に手をつける。
肩のカーバンクルには、小さく千切ったパンを預け]
じゅびゅとひぃ?
[図太い?とアーベルに聞いているのだが、食事を口に詰め込みまくっているため言葉が無茶苦茶だった。
それに気づいたため、ゆっくり咀嚼して、喋るのかと思えば、やっぱりまた食べて……しばらくしてからようやく喋る]
まあどっちでもいいや。外れているとは思えないしなー
[と軽くいってから]
俺はー…オルゴールとかそんな強い関心があるわけでもないが、寄生するだけさせてもらおうかなとか思っているけどな
…目上なー。んー…まあ程々に考えておく。
[何か色々問題ありそうなことをいいつつ、本当に考える気があるのかどうか。また食事に戻る……一体どれだけ食べているのか……おいしいのだろうということだけはとりあえずわかるはず]
……お風邪を召されましたか?
[ドアノブに手を掛けたままの格好で訊ねるも、
主は何でもないというように、軽く手を振るばかり。
僅かに首を傾げながらも、促されてその場を後にする]
−… → 一階・ホール−
……気は張らなくていいから、一応の礼儀は弁えとけ。
ってか、外れてないのかよ。
[口の中詰め込んだ相手に話しかけた自分も責任はあるけども、と
くつくつと笑みを堪えつつ、相手の言葉をゆっくり待って。
続く言葉にけらりと笑いつつ。]
寄生って……まぁ、それすら気にする人でもなさそーだけど。
程々でいーから、考えとけ。出来るなら思考で止めずに実行出来れば尚良し。
[詰め込まれていく食事を眺めながら、ぽつりと呟いて。
こっちは、一先ずスープから手を付けて。]
[少女の呟きに小さく頷いて]
ここに招かれる者は、少なからず楽しい事、楽しませることが好きと言うことになろうな。
そして何より、ギュンターの人柄に惹かれておるのであろう。
……そう、今回のメインはオルゴールであった。
ワシもどういう物かは知らぬのだがね。
余程気に入っているようだし、楽しみにしているのだよ。
[そういって、少女に食事を示し]
冷めると美味しくないから、早く食べた方が良い。
[と勧めて、聞こえた声にくすくすと笑い]
まぁ、確かにな。だからこそこれだけの人が慕い集まるのだろうが。
[と、これもまた食事を始めた青年に返して、自らも食事を始める]
[ホールに戻り、一礼して静かに中へと入る。
絵の送り主に主人が感謝していた事を伝えると、
それから他の客人へと普段の笑みを湛えた顔を向けた]
主からの言伝です。
この度は折角いらして頂いたのに、
皆様にお目通り掛かれなくて申し訳ない、
何か不便な事があれば遠慮なく仰って欲しい、と。
[形式的な台詞を述べて、一歩後ろへと下がった]
[そして自分でオルゴールと口にして…そういえばオルゴールでなんで呼ばれたの?とかそもそもの疑問を抱く。
どうやら全くもって気にしていなかったらしい。感覚的には無料宿泊地&なにか色々あって便利。ぐらい。
全くもって失礼なのだが、口に出さない以上知られることもあるまい。
というか、口は食べ物でいっぱいです。
そんなもんだからアーベルの言葉にも返答するまえに口をもごもご動かして咀嚼してから]
ん、そりゃよかった。何気に俺ギュンターって人に会ったことないからどんな人柄か知らなかったんだよな。気にしないようなら俺も気楽だ
[どうやら知らずに寄生する気だったらしい。とはいっても道楽で人を呼び集めている節がある辺りでその辺りを気にしないでもいいと判断していたのもあるが]
考えるだけなら楽なんだが、実行とまでいくと……大変そうだなー
[どうやら思考だけでやめる気だったのかもしれない]
楽しいこと…人柄…
[ギュンターに対しての好奇心が尽きず、色々な想像をしている]
…どんな人か、楽しみ…
[小さく笑うと、料理のことを指摘され]
…うんっ。
いただきまーすっ。
[フォークを持つと、ソーセージを*刺した*]
[執事が現れて主からの伝言を告げれば、ほんの少し怪訝な表情で]
ん?ギュンターの奴、顔を出さぬと思えば何か訳ありかの?
[珍しい事、と思い首を傾げて]
なんだかんだと言っても、好かれてますからね、御大。
あんまり人に懐かないローゼも、気を許してるみたいですから。
[ザムエルに返しつつ、のんびりと食事を味わう。
それから、きくともなしに聞いていたアーベルとユリアンのやり取りの内容に、一つ息を吐く]
……君は御大なんだと思っていますか、と。
[呆れたような言葉を、ユリアンに向けて]
んあ?来ないんだ
[執事オトフリートの言葉を聞いて、思わずそういったが、それほど気にしない。会ったことない日がもう一日増えるだけのこと。ということしか思っていないし、寄生させてもらっているだけで充分だとも思っていた。
食事も上手いし。何か面白そうなもの色々あるし、寝床もあるし
文句なんてなかった
あえて言うなら、オトフリートとユーディットやらと給仕の面々がいることが慣れていないぐらいだがこれはどうしようもない。さすがに一緒に食べよう言って困らせるわけにもいかないわけだしと。]
…んー。そりゃー……
[エーリッヒに問われ、しばし考える。
といってもそもそもあったことないのだからある情報から想像するだけだけども、色々集めていて、それを趣味で見せたりとかしている、ぐらいの印象だとかで]
悪い人じゃないけど変わった人なんだろう。多分
[率直に言った]
[老耆の問いに緩く首を傾けると、
耳の上に退けた黒橡が零れて、頬に掛かった]
詳しい事は伺っていないのですが、
食事会までに仕事を済ませてしまいたいとの事で。
エッセイの執筆を依頼されていたのを、お忘れになっていたそうです。
[苦笑を滲ませて、主から言われた通りの事を伝える。
もっとも、真偽の程は不明だが]
―ホール―
[恐らくそこに来るまでに、加えてその部屋の扉を開けるまでにも長い逡巡の時間があったのだろう。]
[薄く開かれた扉の隙間から、銀灰色の髪と蒼の眸が遠慮がちに覗いた。]
こ・・んばん、は・・・?
[小さな声は中で食事する人々には届いたか如何か。]
ほんっとーに何も知らずに来たんだなー…。
それで寄生するつもりだったんだから、ある意味勇者だっつーの。
……って、実行を試みて断念するならともかく。
[無料宿泊地&利便性、とかそんな事を考えてるだなんて思いも寄らない。
飲み下す様子を見詰めつつ、スープの皿を空にして。
続く言葉に思わず脱力。前菜を刺すフォークが、勢いよくざっくりと]
めっずらしーな…いつもなら食事会には顔出すのに。
[オトフリートの言葉に、へぇ…と一つ相槌を打って。
まぁ、仕事ならしゃーねーんだろうけど。とぽつりと呟きつつ]
[食事をしつつ、青年の(ユリアンといっていたか)の言葉を聞きつけ]
まぁ、確かに変わっておるがな。
[と、僅かに笑いを堪えつつ]
あれも自分の知らぬ所でこう言われているとは思うまいて。
[とは小さく呟くのみで]
[扉から覗いているイレーネに気がつくと]
イレーネ様。お食事の準備の方出来ております
どうぞ中にお入りになり、お召し上がりくださいませ
[そう言って、一礼]
こんばんは、フルトフェングラー様。
[耳聡く声を聞きつけ、そちらへと微笑みを向ける]
お食事の準備が出来ております。
どうぞ、中へお入り下さい。
[無理には促さねど、扉の傍に控えて深く頭を下げた]
まあ、それで間違っちゃいないけど、ね。
[ストレートな答えに僅かに苦笑して]
ま……会って話せば、わかる、うん。
面白い人なのは確かだし。
[それから、一転悪戯っぽい表情でこんな事を言う。
その傍らでパンをかしかしと齧っていたカーバンクルがふ、と顔を上げてみゅう、と鳴く]
っと……こんばんは。
[その視線の先に立つイレーネに、片手を上げて軽く、挨拶を]
[執事の回答に、ふむ、と小さく頷き]
あれが仕事を忘れるというのも珍しいが。
余程今回の件に気を取られておったのかね…
[そう考え、執事に礼を言い、ついでに、と]
あまり無理をするな、と伝えておいてくれ。
主役が居なくては始まらぬでな。
[と伝言を頼んで]
うん。知らなかった
[と、アーベルの言葉をあっさり認めながら]
褒めたってなにもやらんぞ
[かなり見当違いなことを言いつつ、扉が開く音を聞き、何気なくそちらへと視線を移すと…これまた見知った顔を目にする。]
珍しいな…俺とは別の意味で。やっほ、イレーネ
[これまた率直にいいつつ。招待客なんだ?というのは聞かない。いい加減慣れたから]
・・っ
[一気に声が掛かるとうろたえたようで、やはり俯きがちになる。既に人が集まっている空間に赴けば、こうなることは幾らか予測できていた筈だろうが。]
あ、ご・・めんなさい・・・
[丁重に迎えてくれる執事とメイドに何故か謝りながら、改めて一礼して中へと入る。]
ふむふむ。
[邸の主は変わった人。という自分の見解について。会ったことあるのであろうザムエルとエーリッヒの返答を聞くに、あながち間違った認識ではないのか。と思いつつ]
ま、父の知り合いみたいだし、滅茶苦茶かもしれないけど悪人じゃないだろとは思っていたからなー。
[何気に父親を曲がった信用を抱いている様子。
でもこれ以上は多分聞いても仕方ないだろうと二人を見つつ思って]
ん。後は会ってから…かな。
[と、エーリッヒの言葉に頷くようにして言った]
褒めてない。
[きっぱりと言い切った。
と、開く扉におや。と目を数度瞬きながら、
入ってきたイレーネに僅かに頭を下げて。
近くの空いている席を見やれば、椅子を引きつつ]
……ここ、来る?空いてるけど。
[ホールに運ばれてきた食事が、並べられてゆく。
老人、ザムエルの言葉を聞いて。]
退屈なんて、ないですよ。
お会いできて光栄です。
一期一会と申しますでしょう?
[それから執事 オトフリートが戻り、感謝の言葉を聴いたなら、彼女の顔に笑みがともる]
気に入っていただけたのなら、良かった。
[昨日見た青年から声が掛かり、ついで白い生き物を見れば幾許かは緊張もほぐれたか。ほんの少し口許を緩める。]
あ、・・あれ。
来てたん、だ?
[見知った職人の息子の姿を見れば瞬く。多分自分とは“別の意味で”珍しいから。]
[謝罪する客人には、いいえと首を振り、老耆へと視線を戻す。
声の届き易いようある程度近寄るも、直立不動の姿勢のままに]
今まで門外不出だった一品を公開するともなれば、
仕方ないのかもしれません。
[彼の伝言を承れば、は、と軽く頭を下げて]
確かに、お伝えしておきます。
仕事で無理をする事よりも、当日にはしゃぎ過ぎてしまわないかと、
今から心配しているのですが。
[付け加えた言葉は、やや冗談めかして。戯笑を浮かべた]
・・・あ、
あり、がとう・・
[椅子を引く青年にはやはり俯いたまま、礼の言葉を述べる。]
[なるべく周囲からの視線を避けるようにしながら、席へと着いた。そんな風だから、職人の青年の他にも知り合いがいるのにはまだ気付いていないかも知れない。]
[アーベルのきっぱりとした物言いに]
なんだってーーー
[と、まるっきし棒読みでいう。全然ショックとかはないらしい。
そしてイレーネを同じく見つつ、声がかかって]
ん。まあなんだ。父の変わりに。
[と、短めの解答。説明するのも飽きたというのもあるが、イレーネならこの説明だけで大丈夫だろうと思ったのもある。そしてやはり社交の場は苦手そうだなと思い]
まあ気楽にだ
[そんな...なりの気遣いだが、仏頂面な上に唐突に単刀直入すぎてなんともかんとも効果が薄そうではある]
[昨日顔を合わせたイレーネと名乗る女性が、戸惑うように姿を見せるのに気付き、軽く会釈をして。
ユリアンと言う青年に頷き]
そうだな、会うのが一番であろうて。
[と、僅か人の悪い笑みで返し。
ナターリエの言葉に其方を見遣って]
そういって貰えるとありがたいですな。
何しろ普段は古い物を相手にしておりますでな、こうやって若い者に囲まれると少々戸惑いますな。
[尤も、そうやって交流を図るのもここの主の目的ではあったのだろうが]
まあ、言葉で説明するより、その方が圧倒的に早いからね。
[ユリアンの言葉に一つ頷く。
実際、その方が早いのは、経験上わかっていた。
その一方、席に着いたイレーネに、カーバンクルがきゅう、と鳴いて尻尾を振る]
……ローゼが、「今日は、元気?」だそうですが。
[イレーネが席に着いたのを見ると、紅茶を淹れ、かちゃりと彼女の席に出す]
どうぞ。ダージリンのファーストフラッシュです
肩を張る食事ではございませんので、どうぞお寛ぎになってお召し上がりくださいね
[そう言ってにっこりと微笑み]
どーぞ。折角の食事が冷める前に。
つっても、俺が言うことじゃないけど?
[相変わらず視線が合わないことに、…何かしたっけな?と
内心考えつつも、へらりと笑みを向けたままイレーネを促して。
ユリアンの言葉に、小さく苦笑する。
別段ショックを与えるつもりでも無かったのだから気にはしないけれども]
良い機会だと思っておけば良いじゃねーか。
周りも言ってるけど、実際に良い人だし。
折角なら、怒られないうちに練習代わりとか。
[何の練習かは知らないが。]
[近付く執事の言葉に耳を傾け]
まぁ、確かにな。
あれを見せるというのでは気合も入るであろうて。
[続く言葉に苦笑を浮かべ]
それはない、と言えんところが何とも言えぬがな。
いざとなればワシが少しばかり抑える事もできようが…
[と言いつつ、それに成功したためしはないのだが]
[変わっているだとか、なんだとか。オトフリートに聞かれたーーー。さすがに使用人には聞かれるのまずいよ。おいっ。とか内心思うには思うのだが、なぜか平然としたもの、別に謝らないでいい。と言いつつ]
だろうなー。じゃないとこんなに人が集まらない
[そんな至極真っ当な意見も持っていたようで、そういいながら、少し今までは違う風な感じがする。オトフリートをぼんやりと眺めた。
最も、何が違うとかは全くわからないけれども]
あ、・・・そっか。
お父さん、か・・
[職人の青年の答え一言だけで何か色々察したようだ。]
う・・うん。気楽に・・・
[続いた言葉には頷いてはいるが、そう言った瞬間に逆に態度がぎこちなさを増したのは多分気のせいじゃない。]
[入ってきた少女の姿は、彼女には見覚えがあった。
小さな瞬き]
あら。
あなたもきていたの?
[それから、ザムエルの言葉は、彼女の興味を引いた。]
古いものですか?
シャイトさんは、骨董商か何かを?
ええ。
キアストライト様の絵は、やはり素晴らしいと。
私も、主の収集する画家の作品を幾つも見ておりますが、
白と黒の世界のみでの表現というのは他に見ないため、
興味深く拝見させて頂いています。
[そう言葉を紡ぐ執事自身、孔雀石の瞳以外、
殆ど白と黒に連なる色で統一されているがために、
何処か近しく思う部分があるのかもしれない]
だなー。ん。やっぱり会ってみるのが一番だな。
[ザムエル、エーリッヒ。二人の同意を得られたからというわけではないが、周りの雰囲気や行いからの想像以上はもうあってみるしかないだろ。と思っていたし]
自分の目で判断するのが一番だ
[これでも職人、細工とかと一緒。直に見て判断と内心思っているままに同意。
何かザムエルの浮かべる人の悪い笑みに悪人とかそういうのではなく、嫌な予感は感じたけど]
[ナターリエの問いに笑って頷き]
あぁ、まだ申しておりませんでしたな。
ワシは骨董やら古美術やらを商っておりましてな。
その関係でここの主とは古くからの付き合いがあるのですよ。
[と簡単な説明を返して。
ユリアンがなにやら決心したようなのを見て]
会えばすぐにわかるであろうよ。
[と頷く。ユリアンがなにやら警戒しているらしい事には気づかないが]
/中/
キアストライト様は色が見えていないのでは、と思います。
尚、キアストライトとは和名は空晶石・十字石、幻の石とも呼ばれるそうで。
茶色の地に、黒い十字が描かれている……と。
なかなかに曰くありげですね。
…ありがとうございます。そういわれるのが一番嬉しいですよ。
[オトフリートの言葉に、彼女は嬉しそうな笑みを見せる。]
そう、ずっと言おうと思っていたのだけれど。
名前、呼びにくいでしょう?
どうぞ、ナターリエと呼んでくださいな。
[はっきりと区別のつく服装の人にそう告げて。]
・・ローゼ?
[振り返ると生き物と視線がかち合った。動物(?)は割と平気ではあるらしい。]
う、うん・・・
[蒼い眸を揺らす様子は本当に元気なのかと突っ込まれそうではあるが、体調は悪くはないから。]
あ、ありがとう・・ございます。
[メイドによって目の前に置かれた紅茶と、告げられた言葉に礼を言う。相変わらず硬さは取れ切れてはいないものの。]
[隣の青年にも勧められれば頷いて、恐る恐るといった感じで食事に手を伸ばす。彼が内心何を思ったかなど恐らく気付いてはいない。]
良い機会……かー。
ま、そういうのができるに越したことはない気もするけど。ん〜
[苦手なんだよなー。と思いつつ]
ま、失礼にならないようにはするよ。最低限ぐらいはどうにかなるだろ。
ってか、練習なー。…ま、気遣ったりしたほうがいいかな。と思う相手にはするよ。
[でも、本当にできるかどうかはともかくとして、なんて内心で思っていたりしたが、それはアーベルには言わなかった。…気づかれていそうな気もするが]
[老耆が苦笑を浮かべるのを認め、今までの事を思い出したか、
くすくすと笑い声を零してしまい、口許に手を遣った]
失礼しました。
はい、その時にはお任せ致します。
私も尽力致しますが、
お付き合いの長いシャイト様の方が宜しいでしょうから。
[成功した試しがないと知りながらも、敢えて言う。
こうした遣り取りも、初めてではないのが主の人柄を表すか]
骨董や古美術…
今度、ぜひ、お伺いしたいです。
[彼女の目は嬉しそうな輝きを。]
ギュンターさんも、お好きですものね。
ああ、本当にお会いできて嬉しいです。
私のことは、どうぞ、ナターリエと。
[ザムエルに、頭を軽く下げる]
[女性の声が聞こえて、僅かに顔を上げた。前髪の隙間から金髪の声の主の姿を見留めた。]
・・・あ、
ナターリエ、さん。お久しぶりです・・
[僅かながら肩の力が抜けたようだった。]
そうなんだ…父が……
[と、それだけで本当にイレーネに通じたことを喜んでみればいいのか悲しんだほうがいいのか。どっちかまではわからないものの無意味に重々しく頷きつつ]
んー。逆効果〜
[更に堅くなったイレーネをみて失言だったと、ぼやき、これ以上言ったら石にでもなってしまいそうだなと不謹慎に思い、それはまずいと、これ以上は言わないことにしたほうがいいと思っていたら、金髪のシスターと喋ったことによって肩の力が抜けたのが手に見て取れて、ほっとした。ちょっと罪悪感があったらしい]
[ユリアンの言葉にはうん、と頷いて。
それから、イレーネの問いには、カーバンクルの頭をぽふぽふっ、と撫でつつ]
そう、ローゼ。
まあ、俺の相棒のようなものですが。
元気なさそうに見えるから、って心配してるようでね。
[笑いながら説明すれば、カーバンクルはみゅう、と鳴きつつこくこく頷いた。
白い額に埋もれる真紅が、室内の明かりを跳ね返してきらり、煌めく]
会えばすぐ……
[ザムエルの言葉に、そんな特徴的なのか。と何か変わった人物というのが合わさって、とんでもない方向に想像が膨らんで、興味と不安を抱いたりする
でもそれを表情などに出さないのは相変わらずでいるが、エーリッヒが同意したのを見て、とんでもない方向に進んでしまった想像からでる不安がちょっとだけ下がった]
ま、やるならファイトーってね。
世の中渡るにゃ、気遣いを身に付けるもの必要でしょ。
[…出来ない可能性が大きそうだけどな、とか案の定悟りつつはあったが、
深くは問い詰めずに終わる。精々頑張れ、とユリアンへ軽く声を掛けて。
と、ホールへ現れた女性に僅か瞬く。
暫くの硬直の後、漸く食事を再開しつつ、へらりと笑顔を貼り付けて]
……えーと、こんばんは?
[…内心何を思ったのかは、言わないでおこう。]
[執事が笑いを零すのを咎める事はなく、続けられる言葉に一つ頷き]
そうならぬ事を願ってはみるがな。
いざとなれば手助けは頼んでおくぞ?
[それもきっと徒労に終わるであろうとはわかっているのだが。
ナターリエが興味深げに話を聞くのに此方も笑みを浮かべ]
そういえば、ナターリエさんは絵を描かれるのでしたな。
興味があるなら一度店の方にいらしてくだされ。
見るだけならタダですからな。
[元々余り商売っ気はなく、売るよりも見せるだけの事の方が多かったのだが]
村の設定が変更されました。
/中/
お、設定が変わった。
このメンバーで確定なのですね。
よし、頑張って行こうかの。
出来る限り人と絡んでみたよ、ワシ。
じーちゃん頑張ってるよ。
いつも大変、だね・・
[蒼い眸に浮かぶ感情は髪に隠れて読めないが、声に同情的な響きが混じる。それなりに付き合いのあるだろう職人の父親のことをどの程度どのように認識しているのやら、少なくともあまり良い意味ではなさそうだ。]
[そして今罪悪感を抱かせたり安堵させたりしているなんて思ってもいないだろう。]
[白い生き物と金髪の青年のほうへと視線を向けて、とは言っても微妙に逸らし気味にではあるが。]
言ってること、分かる、の?
[首を傾げながら、額の紅い光を思わず吸い寄せられるように見つめた。]
−ホール−
…アラァ、私が最後かしらァ?
皆様、御機嫌よゥ。
[既に集まっている面々に華やかに微笑み、席への案内を待つ。
導かれれば、皆に会釈しつつ泳ぐように裾を揺らし移動する]
[変わった云々について触れないあたり、本当にそうなのだろう。なぜかこの執事だと説得力がある。と内心思いつつ]
まあ確かに広いそうだな。人脈。ってか実際広いのか。
[膨大な蔵書。あれを集めるだけでも相当の苦労と、そして人脈が必要だったのは容易く想像がつく。そして顔をぼんやりととはいえ、じっと見ていたことに気づかれ聞かれると]
顔?…んー。目と鼻と口とか…じゃなくて。
いや、なんでもない。ただ何歳なのかなーって少し思っただけ
[実際なんで違ったと感じて眺めていたのかわかっていないので答えようも無く。ボケて逃げることにした]
ええ。ぜひ。
もしよろしければ、描かせていただきたいと。
お気に召すかはわかりませんけれど
[ザムエルに笑いかけて。]
骨董品は、とても好きで。
ああ、やる以上はがんばるよ
ま、確かに必要だしな。
[と、軽い口調の激励をさらっと受け取りつつ、アーベルが顔を向けたほうに、自分も視線を移して、初めてあって気がする女性を目にする
印象はとりあえず赤い
とりあえずはと]
こんばんはー
[とまず挨拶をした。この時点でも仏頂面な辺り、本当に目上に気遣うとかできるのか怪しい]
[俯きがちながら金髪の女性が笑うのが見えたのか、釣られるように少し表情を緩めた。]
・・・ぇ。
何が、ですか・・?
[ついで発された問いには瞬く。]
[部屋に入ってきたヘルガに深々と一礼すると、彼女を席に導く
一旦後ろに下がり、紅茶を淹れると彼女の席へ]
ダージリンのファーストフラッシュでございます
どうぞごゆるりと
[そう言って一礼すると再び待機位置に向かおうとする]
まあ、ね。
俺とローゼは、色々と繋がりが深いから。
[イレーネの問いに、さらりと言いつつ頷く。
それが契約に基いているとかなんとか、そういう事は一切説明するつもりはないが。
当のカーバンクルは、イレーネと同じ方向に、小首を傾げて]
ありがとうございます。
本当に、嬉しいですよ。
ええ。そうですね。
親たちが残してくれたものですから、とても大切ではありますけど。
それでも、長いですから。
…それに、絵をほめていただきましたし
[にこり、オトフリートに笑いかけた。]
[泳ぐように裾を揺らして歩きながら、アーベルの硬直に気付いたか唇を綻ばせる]
…ゥフフ、こんばんわァ。
[思考には気付いたのか否か、睫毛に隠した瞳を揺らしたのみ]
[漸く現れたヘルガの華やかさには少々気圧されて、小さく会釈をするにとどめて。
ナターリエの言葉にはもう一度頷き]
えぇ、それは是非。
絵の題材になるような物があれば良いのですがね。
お好きならばいつでも見にいらしてくだされ、歓迎しますぞ。
ま、慣れたけどさ
[表情は見えなくても声の質で少しはわかる。イレーネは同情してるなーと。でも...は滅茶苦茶言っているわりに父をそう嫌ってもいないようだ。そしてやはりもふもふは偉大だと。イレーネの様子を見て思いつつ、アーベルのいっていた、気遣いというのは確かに必要かも。と再確認。だが上手い方法は浮かばない。
そしてやっぱりもふもふをなでたいなーとか地味に思っている]
いらっしゃいませ、ヘルガ様。
[席への案内と紅茶を淹れるのは先に動いた後輩に任せて、
冷めてしまうようなものは一度下げさせてあった為、
執事は別の侍女へと改めて食事を運ぶように指示を]
ううん。
なんでもないわ
[イレーネの不思議そうな様子に、気のせいね、と小さく彼女は笑う。]
あなたも、オルゴォルを見に来たの?
繋がり・・・
付き合い、長い?
[金髪の青年の言葉には納得したのかしてないのか、そんな問いを投げてみたり。]
[同じ方向へと首を傾げる生き物に和んでか、ほんの少し口許が緩む。]
[食事終了。
色々と人の話を聞けて屋敷での情報は入ったなーと満腹感とともに満足感。
誰がなんという名前かというぐらいは周りが話しているのを聞いて、一応覚えたらしい。これで全員かな?とか密かに思っている。]
[恭しく一礼する執事に鷹揚に頷き、イレーネの声には嫣然と笑む]
ァラン、こんばんわァ。
[エーリッヒの形式的な一礼にもそのままの笑みを向け、そのままなんでもないように獣を見やり、直にまた他の人へと。
挨拶を返しながらも立ち止まる事は無く、案内された席へと座り、遅ればせながら食事を始めた]
今日も、凄いお召し物で。
[へら、とヘルガへ笑みを向ける。
どういう意味の「凄い」なのか、口走った本人もよく判ってない。
金が掛かりそうな、か。派手な。か、素晴らしい。か、恐らく3択ぐらい。
と、仏頂面を向けるユリアンの様子に、思わず
…本当に出来るのかな。とか一抹の不安を覚えたりもしたが]
……まぁ、何事も経験だし。
[ぽつりと呟いた言葉は、誰に向けていったのか]
今晩和
[入ってきたヘルガにも、微笑を向けて頭を下げる。
色に気づいていないのか、彼女の態度は何ら他と変わることはない。]
ありがとうございます。
ぜひうかがわせていただきますね。
古き物には、さまざまなものが宿るのですもの、きっと素敵な題材があるでしょう
[ザムエルに向き直った後、その表情は嬉しそうに。]
機密事項なんだ。
[と、結構お茶目だなーとその仕草などから意外性をオトフリートに抱きながら、年齢を逆に聞かれて…いや、わからないから聞いてみたのだけどと思いつつ]
んー。若く見えるには見えるんだが、なんか仕事っぷりは老練としているというか…
[と悩みつつ]
20半ばぐらい?
[かなー?ぐらいで予想を言ってみた]
うん、まあ、そういう感じかな。
子供の頃から一緒にいるしね。
[イレーネの問いにはどこか曖昧に答える。
付き合い自体は、かれこれ14、5年になるから、長い、というのは間違ってはいない。
ちなみに、ユリアンの考えに気づいたのか、ふわもこ、白い尻尾をゆらりと振って、みゅーん? と不思議そうな声をあげ]
[アーベルに何か心配されているようだが、...はヘルガという女性が、初めて会う。という以外にタイプとしても初めて会う類だったため、若干固まっている。
そのためぽつりとつぶやいた言葉も気づいていなかった]
アラァ、ありがとゥ。
…いい香りネェ。
[案内してくれた召使いに鷹揚に頷き、運ばれてきた紅茶に目を細める。きちんとミルクも添えてある辺り、本当に教育が行き届いているようだ]
……ァッ。
[香りを愉しみつつ、そっと口をつけて…しばし動きを止める。
立ち去ろうとした彼女には、その小さな悲鳴が聞こえてしまったかもしれないが]
・・そっか。
お父さん、だもんね・・
[職人の青年に返すその言葉は、単に付き合いが長いから慣れた、と言いたいのか、それとも別のニュアンスも含まれてるのかは謎だ。何にせよ此方も別に相手側の父親を嫌っているわけではなさそうだ。]
[そして彼の脳内でふかもふが称えられていることなど露知らず、金髪の女性のほうへと視線を移した。]
・・そう、ですか?
[先の言葉にはやや首を傾げたか。]
はい・・・
あ、いえ。呼ばれた、わけじゃ、ないけど・・・
[その後の言葉には思わず頷きかけ、途中で困ったように口篭った。]
ぬっ
[みゅーんという鳴き声
ゆらりと揺れる尻尾
いかん。あれは誘惑の合図だ。とか勝手に思ったりとか、何かはわからない危険サイレンが自分の内部で鳴り響いたりとかすったもんだ起きているが、イレーネがあのもふもふによって落ち着きを取り戻しているのを思い出し、ここではなでたいという気持ちはがんばって封印した。
とんでもなく苦労して]
[そういえば今回の客はほぼ揃っているのだな、と見渡し、顔と名を照らし合わせて一つ頷き]
えぇ、お待ちしていますよ。
お気に召す物があると良いのですがね。
[そうして最後の一言に小さく頷き]
そうですな、古き物には……
[その脳裏に浮かぶはあのオルゴールで。しかしそれをすぐに頭から追いやって]
色々宿っているといいますな。
持ち主の想いとか。
どちらも大切なものだわ
[彼女はオトフリートに微笑みかける]
様はいらないといっても、あなたは聞かないかしら。
有能な執事ですものね
[ユリアンの葛藤に気づいているのかいないのか。
ふわもこは真紅の瞳をきょとり、とさせて尻尾ゆらゆら。
基本的には警戒心の強い存在なのだが、彼にはあまり強い警戒心は持っていないらしい]
子供の・・
長生き、だね。
[金髪の青年の曖昧な言葉にはそんな返答を返す。目の前の生き物が何なのかは分かっていないが、小動物の寿命は短いイメージくらいはあるようだった。]
[その隣で職人の青年による凄まじい苦悩と葛藤が行われていることに気付く様子は全くなさげだ。]
[立ち去ろうとしたところ、ヘルガの小さな悲鳴が耳に届く]
ヘルガ様……如何いたしましたか
何か、粗相がありましたでしょうか?
[通り過ぎる際、ユリアンにも挨拶を返している。
仏頂面にも臆することなく、華やかな営業用の笑顔を振りまいて]
ゥゥン、貴方とも初めましてかしらァ?
私はヘルガ=ローゼンタールですのォ。ヘルガとお呼び下さいネェ。
[散策の際にきっちりと目を通した芳名録と皆の間で交わされる名を照合しつつ、簡単に名乗る]
それじゃあ、ここに来たところで捕まった?
[イレーネの言葉をきいて、少し考えるようになった彼女はそう尋ねた。
ザムエルが言う内容に、うなずく。]
持ち主の思い。
きっと、オルゴォルにも、あるのでしょうね。
素敵なこと。
イレーネさんは、とてもタイミングがよかったみたいで、すごいと思うわ
[目には、それを楽しみにする色が。]
ん。父だしな。
さすがに慣れなきゃまずい
[わかりづらいニュアンスでも気にせずにそういいつつ、次は義母なんだよなーとか思う。
さてさて、仲良くできるのか。ということだが、結局はどうにでもなることだろうと思うであろう。
そしてやっぱり苦悩する。
きょとりとした瞳とか、ふわもこの尾っぽゆらゆらとかをまるで興味が無いように振舞うには多大な精神力を要するようだ。でもそのおかげでばれないという点は成功しているらしい]
まあ、長生きかな。
[実際には、明確な寿命はないのだが]
ずっと一緒にいるから、なんというか、兄弟みたいなもの?
家出てからは、特にそういう感じが強いね。
[言いつつ、白い頭をまたぽふぽふと。
くすぐったいー、という抗議は受け流した]
[ユリアンと執事のやり取りに、今一度執事を見て。
しかし数年で外見が変わらぬものなどよくある事と気にはせずに。
そのユリアンに尾を振る小動物と、なにやら葛藤している様子のユリアンに怪訝な表情を向けて。
しかしそれらは気にも留める事では無いと、食事の最後の一口を口に運んで]
[猫舌だなんて恥ずかしくて言える訳が無い。
耳聡い召使いに内心で小さく舌打ちしつつ、誤魔化す為に軽く赤い爪を唇に当てる]
イィエ…粗相ではないのだけれどォ。
少し好みでは無いの、ミルクを入れていただけるかしらァ?
[決して不味くは無い品だったが、午後の紅茶と比べれば少し不足ゆえに嘘ではないだろう]
参考って…
[もしかして主と同じくこのオトフリートという執事も変わっているのだろうか。とか内心思ったが、まあ親切だしいいか。とか思う。
元々誤魔化しだったのだから深追い無用
と思ったそのタイミングにヘルガに声をかけられ、そのまま自然にそちらに話題を移す]
ええ、初めまして。ユリアン=ハイゼルです。こちらはユリアンとでも
よろしく。
[営業スマイルのヘルガにどう返していいものか。とりあえず一礼した]
ええ、どちらも。
[微笑みと共に紡がれた彼女言葉に同意を示すも、
執事自身が己の名前にどう思っているかは定かでない]
有能などとは、滅相もない。
執事たる者、当然の事を行っているだけです。
ええと・・
ランプ、届けに来て・・・それで、話聞いて。
[女性の言葉に、断片的な説明を返す。正確には捕まったというか、オルゴールの誘惑に負けたという意味でならそうかも知れない。]
・・凄く、良かったです。タイミング・・・
[楽しみにしているのは此方も同じようで、頷く。声のトーンが僅かに高くなったのが分かるかも知れない。]
[ふわもこ、ユリアンが何か抑えているのはわかっているようだが、それが何か、まではわかっていない模様。
相方に一しきり抗議した後、また尻尾をゆらゆらと]
[物に宿る思いに、なにやら思う様子のナターリエに微笑み]
それだけの想いを残すということは、それだけそれを愛したと言うことでしょうからな。
[と、語って。
しかし、その想いには善きものとそうで無いものがあるとは口にはせずに]
家を示すものと、名を示すものですし。
[彼女はオトフリートに言う。かれが何を思っているかなど、知らない。]
有能だと思うわ。
その当然なことができるからこそ。
食事もおいしいし。
いつでもこの邸は綺麗なのだもの。
[ザムエルの会釈にも、変わらぬ華やかな笑みを向けただろう。
やがて執事の的確な指示で運ばれてくる、温かな料理に舌鼓を打ちながら皆の話に耳を傾ける。
情報は女にとって宝石よりも意味を持つ事もあるから]
ゥフフ、そうかしらァ。ありがとゥ。
けれどォ、晩餐会の時には…愉しみにしててネェ。
[ギュンターとの歓談の為の華やかな装いに感嘆した様子のアーベルには、飛び切り色っぽい流し目で、そんな言葉を口にする。
3択に女の第六感が反応する内容は含まれてはいなかったらしい]
それは……申し訳ございませんでした
すぐにミルクをお持ちします
[そう言って深々と一礼すると、ワゴンへ向かい、追加のミルクポットを持ってヘルガの元へ]
どうぞ、ヘルガ様
確かに・・これからも、長いだろうし・・・
・・・頑張って?
[職人の青年にそう言いはするけれど、何を頑張れば良いのかは、多分言った本人も分かってない。]
[そのまま彼の苦悩の根源へと視線を移した。]
兄弟、か・・・
・・良いな・・可愛い、し。
[年の離れた弟はいるけれど、やはりふわもこには負けるのか、そんなことを呟いた。]
ああ。ランプを。
そういえば、家のもそろそろ切れてしまうのだったわ。
今度、買いに行きますね。
[思い出すように、イレーネにそう告げる。]
良かったわね。
タイミングが良くて、オルゴォルを見れるなんて
とてもすごいと思うわ。
[微笑み]
今日は邸の主も来ないみたいで、オルゴールを見るということも無いみたいだし。
[そういいつつ席を立つ。
...は食事を取った。満腹になった。そしたら今度は眠くなった
見事に健康と言うか単純と言うか。
要約すれば眠くなったから、あてがわれた部屋に引っ込もうと思ったのだ。
ついでにいえば、ベッドに今日は寝たい。そんな欲求も高まっている。]
ん。今日のところは俺はもう部屋に戻るわ。
じゃ。
[と軽く一礼して、ホールを後にして、目的どおり、あてがわれた部屋へと言った。
今日はベッドで寝れるぞーとか*思っているらしい*]
ええ。
愛されたものはとてもすばらしいです。
どのような形でも、それは綺麗に、残るのですもの
[ザムエルにうなずく。]
…アンティークは宝ですね。
愛し、愛された証拠の。
ありがとうございます、ナターリエ様。
お客様に御満足頂けるよう、誠心誠意尽くす所存です。
[模範的な返答をすると、一歩後ろに下がり、控える。
にこやかな表情を浮かべつつも、何かあれば直ぐ動けるよう、
周囲に注意を向ける事は*怠らずに*]
[ゆっくりと食事を終え、食後のお茶を口にしつつ周りの会話に耳を傾け。
暫し久々の賑やかさを楽しんだなら、やがて自室へと*戻っていくのだろう*]
[ナターリエの微笑にも、嫣然とした微笑を返す。
その美しい姿に対し、ほんの少しだけ女としての意地や何かが笑みに含まれてしまっただろうか。
ユリアンの若干固まっている様子には、くすりと小さな微笑]
『…可愛いわネェ』
[女に対して、初心なのだろうと思った様だ]
[可愛い、と言われて嬉しかったのか、ふわもこはみゅう、と鳴いて尻尾をぱたぱた。
部屋へと戻るユリアンにも、みゅー、と挨拶するように鳴いて]
まあ、色々と手もかかるけどね。
[そんなふわもこの様子に苦笑しつつ、白い身体をふわりと肩に乗せて]
さて……俺もそろそろ休みますね。
それじゃ、また明日。
[ホールにいる面々に一礼すると、*ゆっくりと2階へ*]
・・は、はい。お待ち、してます・・
また、・・・今度、デザイン頼んでも、良いですか・・?
[金髪の女性に対して珍しく少し饒舌になっているのは、知り合い故の安心からか、趣味の似た者同士だからか。]
そう、ですね・・
楽しみ、です。
[或いはオルゴールのことも原因としてあるかも知れなかった。]
[ユリアンの名乗りには、艶やかに微笑み頷く]
ユリアンさんとおっしゃるの…よろしくネェ。
[ミルクポットを持ってきた召使いには、瞬いて視線を流し、ミルクを注ぐように促す。
ちょうど良く注がれれば、一口味見して満足気に頷くだろう]
[オトフリートには彼女はさすがね、と小さく笑いかける。
ヘルガの様子には、少し困惑を返すも。
ただ、今は*食事を楽しむことに*]
シスター ナターリエがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(シスター ナターリエは村を出ました)
シスター ナターリエ が参加しました。
シスター ナターリエは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
・・・おやすみ、なさい。
[就寝のため去る者にはそう告げる。昨日よりは慣れたのか、その声は少しだけ大きめになっている。]
[それから話しかけられればたどたどしくも返答をしつつ、食事を*進めていく。*]
では、何かございましたら気兼ねなくお声をかけてくださいませ
[そう言って深々と一礼すると、待機場所へ戻って呼ばれるまで静かに*立っている*]
[ゆっくりとした手つきながらも、いつの間にか綺麗に皿から食事を消しつつ、皆の話――特にオルゴールに関して――に耳を傾ける。
扇のように半ば伏せられた睫毛に隠れ、その瞳がどこを見ているのかははっきりとはわからないだろう]
…ハァン、御馳走さまァ。
それでは私もそろそろ部屋に戻りますわネェ。
[一番最後までそこに居て、話や食後のお茶を愉しんだ後。
そう使用人たちに告げて、客室へゆらゆらと*戻っていった*]
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