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村は数十年来の大事件に騒然としていた。
夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。
そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自衛団長 ギュンターは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
召集をかけたものの、まだ集まってはおらぬか……。
とはいえ、どこまで真実かもわからぬ噂、焦る事もなかろうて。 全員集まるまで、ゆっくり待つとするかの。
何事なく、平穏な暮らしをする、山間の小さな村。
遠い昔、ここで血の運命に狂わされたものたちがいた事などは、既に忘れ去られた物語。
……しかし、血は再び呼び合うかの如く。
定めに絡め取られたものを呼び寄せる。
信仰の、闇の部分の作り出したモノたち。
管理するものの手を離れて久しいそれら。
呼び合ったのか。
引き寄せられたのか。
それは何者にもわからない──けれど。
村を守る事を勤めとする、自衛団の団長の元に届けられた一通の手紙。
それは山の向こうの町の自衛団からのもの。
そこに綴られていたのは、その町で起きた連続殺人事件の事。
事件自体は一応の決着を見たが、犯人は取り逃した、そちらも注意するように、という注意を喚起する内容と共に。
町の古老が、一連の事件は『人狼』と呼ばれる脅威が起こしたのだ……と言っていたのだと。
そんな、荒唐無稽と言えそうな事が書き添えられていた。
平時の団長であれば、気にも留めぬような、その内容。
しかし、それは彼に『何か』を思わせ、そして──。
☆舞台設定
50年ほど前に『人狼』にまつわる事件の起きた山間の小さな村、その村外れに建てられた集会場がメインの舞台となります。
なお、集会場は50年前の事件の舞台となったものとは違います。50年前の舞台となった建物は既になく、そこには石造りの慰霊碑がひっそりと佇んでいます。
PCたちは『人狼』の被疑者(最初は、『ある事件の被疑者』という名目で)として集会場に集められました。
元からの住人もいれば、他所からの旅人など、様々な立場の人がいるでしょう。
PC同士の縁故は、プロローグの間にメモや中会話を用いて固めてください。
ダミーである自衛団長ギュンターと縁故を結ぶのも自由です。
50年前の事件(1村での出来事)については、何らかの形で知っていても構いません。
役職者の設定についての記録は残っていてもいなくても。
この辺りをPCとして誰も説明できそうにない場合は、集会場の倉庫に記録など置いてしまっても構いません。
☆集会場の設備
・村外れに作られた建物。一階に広間とキッチン、雑多な品物の仕舞われた倉庫と浴場などの設備があり。
・食料の備蓄はそれなりに。何があるかは言った者勝ち。
・文明レベルはそれなりに高め。少なくとも電気や水道などは普及している。暖房は薪の暖炉。
・建物の裏には薪割り場と薪小屋。薪小屋には鉈や手斧がしまわれている。
・二階には個室。一人一部屋。設備は簡素。
・少し離れた所には、村全体を取り巻く森が広がる。
☆役職について
以下、1村で用いられた設定を転載します。
役職を希望する場合は留意してください。
・人狼はその発祥が現世利益による布教のため宗教兵器であり、闇の眷属の力を胎児に加えることで生み出された。
・戦乱の内に教会の対人狼部門は崩壊、管理下にあった人狼や能力者の因子が流出した。
・本来、人(能力者)、場所(閉鎖空間・人数)、時(人、場所の条件を満たして、満月の夜を迎える)の条件を満たさない限り自ら人を殺めることはなく、大抵の人狼は人なんて殺さずに澄むのならそうしたいと思っているらしいが、古の契約によりそれは避けられない。
・だが、本人の意志と関わらず、行為を行うとそれは無上の快楽を与えてくれる。
・他の能力者も同じ、システムに沿った行動をしている間は快楽を、それを乱そうとすると苦痛を味わうようになっている。
※ちなみにこの設定は絶対、という訳ではなく、あくまで基本設定・世界観の下敷きという扱いです。
なので、ある程度ならばイレギュラー設定の持ち込みもOK。
☆役職希望時の注意
役職の動きに緩い縛りがあるので、特にやりたい役職がない時は、無理せず村人を。
ランダムは基本的には非推奨です。
が、【何が起きても絶対後悔しない&完璧に演じ通す自信がある】と言い切れるならば止めません。
☆吊り・襲撃について
【吊り・襲撃共にPL>PC視点で、盛り上がり重視の選択を。
委任は禁止しませんが、積極的な使用は推奨しません】
それぞれの描写ですが、吊りはその時の状況で。
ただ、処刑描写に拘りすぎる必要はありません、とだけは。
襲撃描写は、白での発見を優先し、赤ログでは後ほど回想、という形でそれを補完してください。
00時更新という事もあり、赤からの描写の提示を待って進行が止まると、寝れなくなる人が続出しそうなので。
なお、【吊り・襲撃描写共に、対象となったPC・PLへの配慮は忘れずに!】。
なお、基本的にまとめサイトでの遺言確認などはしないもの、とします。
墓下は霊魂の世界となります。
終わるまでは何故かその場に束縛されるらしく、村から離れる事はできません。
☆進行について
・プロローグ
自衛団によって、人狼の被疑者が集会所に集められます。
縁故などは、メモ・PL発言を利用して固めておいてください。
集会所についたら、身上書という扱いで、PCの簡単な紹介を書いてください。
・テンプレ
■名前:
■年齢:
■職業:
■その他:(この部分にPCの簡単な設定を。PL視点からの補足は、/中/や/**/で区別をつけて)
プロローグの時点では、まだ村へと戻る事が許されています。
・1日目
自衛団長ギュンターにより、集められたメンバーが隔離された事が伝えられます。
この時点では、その話を信じる必要はありません。
集会場は自衛団の監視下に置かれ、外出は集会場の敷地内に制限されます。
・2日目
ギュンター襲撃。
団員たちも、現れた狼によって集会場近辺から撤退。
集会場は完全な隔離空間になります。
・3日目以降
生きるための攻防の始まり。
・エピローグ
生存者によるエンド。
1、2日目は48時間進行ですが、3日目以降は24コミット進行とします。コミットアンカーは、基本、サマリー順の持ち回りで御願いします。
3日目開始後、サマリーの一番上の人がメモでコミットアンカー宣言、それ以外の人は能力などの設定が決まり次第コミットしてください。
以降はサマリー順に、生存者の間でアンカー役をリレーしていきます。
もし更新時間に居合わせられない場合は、事前申告を。その場合は、随時下に下げて行く感じで。
☆中発言について
白ログ:プロローグ中の縁故設定の際やPC設定の補足に用いるのはOK。1日目に入ったら、以降はメモでのみ可。
それ以外:赤ログや独り言、墓での中発言は、PC発言との区別がはっきりしているならば禁止はしません。個々の裁量にお任せします。
☆記号関係
強制ではありませんが、使うと進行しやすいあれこれ。
─地名─:場所表記。その日の登場時や、複数の場面が同時進行している場合は、適宜入れるようにしてください。
*行動*:退席記号。
[文章]:PCの動作や、情景描写はこの中に入れて、発言との区別を。
「台詞」:NPCの台詞や他者の言葉の引用時に。
『台詞』:表ログ上の独り言。聞いていいかどうかは、メモなどで先に確認を。
アンカー(>>)の使用については特に規制はしませんが、素で使うとちょっと味気ないので、文中に織り込むなどのアレンジをしてみてください。
……ざわめきが、白い雪の上を滑ってゆく。
急に慌しく、張り詰めるような雰囲気をまとった自衛団。
彼らが普段滅多に使われない集会場を掃除し、人が生活できる環境を整えていく様子を、村人たちはどこか不安げに見つめていた。
……舞い落ちる白雪だけは、常と変わらぬ様子で、彼らの上に零れてゆくけれど……。
青年 アーベル が参加しました。
青年 アーベルは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
Diese Erde, alles.
Es gibt es viel, um fahig zu sein, aufzuhoren, es in einem weisen Schleier zu decken.
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
In jetzt bloser Stille.
Weil wenn Sie wer setzen fort, das Schlafen wachte auf, ich will es zeigen.
Der Vogel flattert die Flugel mit allem Gedanken.
Zum blauen Himmel.
Kommen Sie Gebet an.
Von mir stehen wer immer noch hier zum Himmel……
[雪を被った森の中に響く、歌。
それを口ずさんでいた青年は近づく気配に足を止め、静かにそちらを見た]
……なに。なんか、用?
[短い問いに、気配の主──自衛団員は手短に用件を伝えてくる。
彼はとある事件の被疑者であるから、一緒に集会場へと来るように、と]
……わけ、わかんない。
[ぽそり、と呟かれる言葉に構う様子もなく、自衛団員は青年を連れて行こうと手を伸ばす。それが彼を捕えようとした瞬間、鋭い声が響き、黒い影がその手の前を掠めた]
っ!
やめろ、ザフィーア!
[それまでの、どこか無気力な様子とは打って変わった鋭い声に、自衛団員たちもまた動きを止める。
そんな様子には構う事無く、青年は飛来した影──肩に止まったカラスの翼を、宥めるように撫でた]
……とにかく、行きゃあいんだろ?
どうせ、人の話なんて聞きやしないんだから、あのじーさん。
[大げさなため息とともにこう言うと、青年は森の奥へ向けて歩き出す。
行く先が違う、と自衛団員が呼び止めると、ぴたり、足を止めて]
……荷物、取りにいくんだよ。
逃げも隠れもしやしない……ちゃんと、行くから。
[素っ気ない口調で、淡々と告げると。
青年は、カラスと共に、森の奥へ]
[森の番小屋に戻り、育ての親である森番に事情を説明する。
思案顔で大丈夫なのか、と問う養父に、さあ、と言いつつ肩をすくめて]
でも、行かないと、煩いし。
……ま、何にもないとは思うけどね。
[軽口めいた口調で言うと、着替えと、数冊の本。
それから、飴玉の入った袋を鞄に詰め込んで]
んじゃ、行ってくるから。
……俺がいない間、飲みすぎに注意しろよ、養父さん?
[わかっとるわ、と苦く笑う養父に微かに笑み。
しかし、その笑みは番小屋を出るとすぐ、凍てついて]
……ったく……。
本気で、訳わかんねぇ……。
[低く呟き、*集会場へと向けて歩いて行く*]
[集会場についたなら、手渡される身上書。
文句を言いながら記されるであろう、その内容は]
■名前:アーベル=テュルキス Abel=Turkis
■年齢:20歳
■職業:森番
■その他:村の周囲の森の奥に居を構える、森番の青年。
両親を早くに亡くし、父の親友だった先代の森番に育てられた。いつも連れているカラスの名前はザフィーア。
村には日用品の買出しや、薬草売りなどの目的でしばしば訪れるため、知人もそれなりに多い。
亡き母は自衛団長の娘らしいが、両親との間に確執があったらしく、関係は疎遠。
/中/
と、言うわけで。
08年最初の村、白雪幻想、開幕です。
1村の設定を引き継いだ村、という事で、色々と縛りなども発生しますが、楽しんでいただけるならば幸い。
……しかし、朝の村建てで入り逃げとか、企画としてどうなんだと。
いや、うん、予定がね、予定が!
職人見習い ユリアン が参加しました。
職人見習い ユリアンは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
[沈沈、][地面を静寂で覆い尽くす雪]
まったく。
何度話したら、気が済むのさ。
[自らの語りを遮られても、長椅子に腰かけた老女は、なおも笑みを絶やさない。それも、いつもの事だ。
ため息と共に諦めの感情を吐き出した僕は、手元に視線を移した]
[闇を閉じ込めた丸い石に、細かく編み込んだ紐を二重に通した、シンプルなペンダント。陽光を受け、無機質な光沢を放っている]
それより、ほら、依頼のもの。
カタチは出来た。あとは、お婆の役目だろ。
[留め具の部分を摘んで、掲げて見せる。
昼にも輝く、黒い月が揺れた]
[けれど向けた相手は、口だけでなく目を閉ざして、舟を漕いでいた。
……どちらにせよ意味のない行為ではあるとは言え、些か気が抜けた]
[カランカラン、][来客を知らせる鈴の音]
おっと。
いらっしゃいま――
[奥から店へと顔を出すと、そこにいたのは装飾品とは無縁そうな、いかめしい顔をした男だった。村の自衛団員だ]
どなたかへの贈り物ですか、
それとも、御自身のお守りに?
[歩み寄り、違うのだろうと思いながら、問いかける。
案の上男は応じず、一方的に用件を告げたのち、返答も待たずに慌ただしく出て行った。狭い村となれば、誰も彼もが知人のようなものだが、そんな親しさは微塵もなく、内容も、冷徹なものだった。
引きずって行かれなかったのは、幸いか]
「……リア――?」
[名を呼ぶ嗄れた声に、我に返る。
止めて欲しいと言っても、その呼び方はちっとも直りはしない。
子供の頃とは違うというのに]
ああ。いや、少しね。
しばらく、離れないといけないかもしれないんだ。
[事情は知らせず、それだけを伝える。
遅かれ早かれ、言わなければならないのだが]
店は……、休みにするしかないだろうけれど、
お婆、僕がいないあいだ、平気?
[声を返しながらも、僕は、祖母を見なかった]
[陽のひかりを照り返す白い雪が、眩しい。
それからも、逃れるように眼を伏せて、視線を逸らした]
[*卓上の石たちは、清静な輝きを宿している*]
//
おはようございます。
出かける前に見たら建っていたので、入村。
新年最初の幻夢RP村ですね。
今年もよろしくお願いします。
それにしても、好きだよね。
まあ、こちらも好きなように。
Turks――トルコ石か。ネタに使えるかな。
/中/
ほむ……あべ・ゆりは流星まで皆勤継続か。
えりといれはどーなるかな?
というか、いきなり青いな(笑)。
(まだいたのか、とか突っ込み無用/何)
学生 リディ が参加しました。
学生 リディは、聖痕者 を希望しました(他の人には見えません)。
[ぎ。
如何にも長年使われていなかったという風な、重々しい音と共に扉が開いた。
中を伺うように顔を出した小柄な人。寒さの為か頬や鼻先は紅く染まっていた。
胡桃色の対の眼が左右へと揺れ、やがて唇から零れた吐息は白い。]
なぁんだ。
まだだれもいないじゃないか。
[柔らかな声が第一に漏らしたのは不満。]
あんまりせかすからこの寒さの中来てあげたってのに。
これじゃぁ骨折り損だよ。
言われなくたって入りますよぉだ。
[背後に立つ男に口を尖らせるが、特に反応はなく、室内に入ることを促されただけだった。それが益々気に障ったのか、些か乱暴な足取りで踏み入る。
服装や短い髪を留めるカチューシャを見る限り如何やらそれは少女らしく、しかし間違っても淑女とは呼べそうになかった。]
で。
ぼくはここでなにをすればいいのさ。
身上書?
そんなもの書いてなんに――まぁいいけど。
[不満を零すのにも飽きた、とでも言いたげに肩を竦める。
小さめの手が真白な紙の上に黒のインクを落した。]
[やがて紙面に並ぶ円い文字は、以下のような事柄を綴っていた。]
■名前:リューディア=ヌスバウム Lydia=Nussbaum
■年齢:18歳
■職業:学生
■その他:村の出身。町の学校に通うためいつもは不在。
休みの度に帰省しているらしく、今回も例に漏れず。
これでいい?
そっか。
[書き上げたものを押しつけ、いそいそと暖炉の前に移動し座り込む。]
あは、あったかい。
[ゆらゆらと揺れる朱い炎に手を翳し、安堵したような笑みが顔には浮かぶ。先程までの不満は容易に*収まったようだった。*]
陶芸家 アマンダ が参加しました。
陶芸家 アマンダは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
[ギィィ
扉のきしむ音というものは、決して気持ちのいいものではない。
油はあるだろうか。あとで蝶番にさしてやろうと考えながら、
ゆっくりと室内に足を踏み入れた]
先客もいるのか。
そこに座っているのは、リディ?
[薄茶色の髪は、陶芸仕事の邪魔にならないよう顔の脇で束ねられ。
同じ色の瞳は、子どものようにきらきらと輝いている]
リディみたいな子どもまで、被疑者だって言うの。
なんか間違っているんじゃないの?
[ぺちぺち
渡された身上書のボードで係の者の頭を叩く。
不満が洩らされれば、肩をすくめてペンをとった。]
[身上書に書かれる文字は大ぶりで、あまり繊細とは言えない。]
■名前:アマンダ・モレル(Amanda Morel)
■年齢:29歳
■職業:陶芸家
■その他:口で言うから不要
/*
若手陶芸家として、そこそこ売れ出している。
陶芸で食べられるようになる前は、
村の学校で図工の臨時教師として副収入を得ていた。
そのため、10代半ば〜後半の子どもたちをよく知る。
教育方針は「自由に、奔放に」であった。
性格は姉御肌で、味オンチ。
*/
あ、こんにちは。
[扉の軋む音に振り返り、頭を下げた。]
子供じゃないもん。
もう18だよ。
[続いた言葉に口を尖らせるが、むくれる様子はどう見ても子供かも知れなかった。]
[ふぅ、と小さく息をつきながら、身上書のボードを渡す。]
こんなもんでいいのかしら?
小さい子いるんだから、温かい毛布なんかは、ちゃんと準備して。
被疑者ってだけで、牢獄につながれる犯人じゃないのよ、私たち。
[けらけらと笑いながら、そう言い、設備の充実を促す。
暖炉に手をかざすリディが不満を洩らすのに、にっと笑った]
あら、言うようになったじゃない。
でも口をとがらせてるようじゃ、まだまだ子どもね。
元気だった?
う。
違うもん。
[尤もな指摘に言葉を詰まらせ、下を向いた。
それも数刻のことで、話が移れば顔を上げてにへっと笑った。]
うん。元気だよ。
あっちも楽しいし。
せんせーは?
[リディの楽しそうな様子に、
身上書きで凝り固まった肩をこきこき鳴らしながら笑う。]
そりゃあよかったわ。
「若者よ、ぞんぶんに楽しめ」ってね。
人生なんてみじかいんだから。
[いいながら、リディの座る隣に腰掛けて、暖炉に手をかざす。
ポケットから黒砂糖のキャンディを取り出して手渡し]
あたしは、まあまあってところね。
まだ、リディの下宿してる町まで名前が届くほどじゃないけれど。
あ、ありがと。
[隣に座ろうとするのを見、ほんの少し脇に避ける。受け取った飴はすぐに口の中へと収められた。]
そっかぁ。
せんせーならきっとすぐ有名になるよ。図工楽しかったもん。
[二つに関連性があるのかは置いておいて、少なくとも本人は本気で言っているようだ。
甘い味に御機嫌な顔は炎に照らされて朱い。]
へ。
かれ――っ!?
[予想だにしていなかった、という風に眼を瞬かせ、ちょっとのけ反る。]
い、いるわけないじゃん。
[少し後、立てた膝に顔を埋めてぼそぼそと呟いた。赤は炎だけのせいか否か。]
/*
何かノリでフラグ立ててみた。何のフラグかは謎。
女の子は久々です。
しかし幻夢鯖では何だか女の子ばっかり使ってるakIkaですこんにちは。
変な子になるかも知れませんが一週間宜しくお願いします(ここで言うな
*/
[関連性のない「評価」と「未来」に目をぱちりと瞬かせ、沈黙。]
――あっははは!
そうだといいねえ!
[やがて堰を切ったように笑い出し、
やがて飴を転がす元教え子の頭を、ぐりぐりとなでた。
炎に照らされたリディの頬が、うっすらと赤いのに気づけば]
照れることないじゃない。
もう18でしょ? いいわよー恋は。
[深くは追求せずそう続けて、明るい笑い声を集会所に響かせた*]
[響く笑い声とは対象的に、体育座りのまま揺れる炎を見ている。
撫でられるのには特に抵抗もなく、頭が手の動きに合わせるように揺れた。]
だってなんか苦手なんだよ、そーいう話。
[埋めたままの口がぼそぼそと呟く。]
ふうん?
もったいないわねえ。
[リディが埋めたままの口で、ぼそぼそと話すのを聴くと、
ふっと笑って、彼女が苦手でない話を続けていった。
彼女が離れている間に村で起こった、
ちょっとしたことなどを話してやったら、喜ぶだろうか。]
そういえばね、果物屋の若夫婦のところに、
赤ちゃんが生まれたのよ。
売り物のりんごみたいな色のほっぺをして、
そりゃあもうかわいいんだから。
今度見に行ってあげなさいよ。よろこぶわ。
もったいないって、なにがさ。
[尚も呟いたが。
話題が変われば顔を上げ、表情を綻ばせるのも時間の問題だった。]
わ、本当?
男の子かな、女の子かな。あそこの子ならかわいいんだろうなぁ。
後で会いに行こっと。
[胡桃色に朱を映しながらも思い浮かぶのは未だ見ぬ赤子の顔か、眼は細まる。
やがてアマンダがその場を離れても、こちらは未だ動く気は*なさそうだ。*]
シスター ナターリエ が参加しました。
シスター ナターリエは、聖痕者 を希望しました(他の人には見えません)。
[静かな教会の祭壇の前。
目を閉じ、祈りを捧げていたその耳に届く、
荒々しく無粋なノックの音]
[目を開き、立ち上がって、来客のためにドアを開ける]
……どの様な御用でしょうか?
懺悔にいらっしゃいましたか?
それとも、死者への慰めが必要ですか?
[彼女が問うも、訪問者はその厳つい表情を崩さずに
ただ、用件のみを簡潔に伝える]
わたくしが、ですか?
あの…何かの間違いでは?
[浮かべる表情は困惑のそれ]
[間違いではない、と告げられ、まだ疑わしいだけと加えられれば小さく頷いて]
わかりました。
どの様な事が起きたのかは存じませんが、これもまた神の導きなのでしょう。
…色々と用意がありますので、後ほど必ず伺います。
はい…では。
[訪問者…村の自衛団員を帰すと小さく溜息をついて。
そうして自室に戻り簡単に荷物を纏める]
[荷物を持ち、修道服に厚手のコートを羽織っただけで教会を出る。
胸元のロザリオにそっと手を当てる]
…きっとただの噂です。
悪い事など、そうある訳ではないのですから。
[そう呟いて、指定された場所…村の集会場へと向かう]
[集会場の前に立つ自衛団の男に声を掛ける]
こちらでよろしいのでしょうか?
……はい、わかりました。ではそのように。
[中に入って待つようにと告げられ
手渡された身上書に目を落とし]
このようなものを書かずともお判りと思うのですけど…。
[そう言いながらも、丁寧な文字でそれを綴っていく]
■名前:ナターリエ・ツァイス(Natalie=Zeiss)
■年齢:26歳
■職業:修道女
■その他:数年前にこの村の教会にやって来た。
ここに来る前の事は話した事がなく、人付き合いについては消極的。
普段は口数は少なく、いつも穏やかな微笑を浮かべている。
殆どを教会の中で過ごすが、買い物などに出る事もあるので、村人の顔と名前くらいは知っている。
教会に顔を出す人には好意的。
[書き上げた身上書を側で待つ自衛団員に渡して問う]
あの、どれ位ここにいれば良いのですか?
[返る返事はそっけなく、半ば諦めたように棚息をついて微笑む]
仕方がありませんわね。
これもまた神の試練…でしょうか。
荷物を置きたいのですが、部屋はどの様に?
[その問いに、二階にある部屋を使うようにと言われ、荷物を持ち直して]
では、そのようにさせていただきます。
また後ほど……。
[そう言って頭を下げて。
二階に用意されている部屋へと*向かった*]
[雪を踏む音、それに重なるように零れ落ちる歌。
肩にカラスを止まらせた青年は、ゆっくりと集会場へと向かう]
……どーも。
[建物の前に着けば歌は途切れ、素っ気ない声が口をつく。
渡された身上書に、なんでこんなのまで、とぶつぶつ言いつつ書き込み、叩きつけるように手渡す]
どーでもいいけど、あんまり長々引き止めるなよな。
今年、雪、多いんだ。森も、どこでどんな被害が出るかわかんねぇ。
[養父さんだけじゃ、全域見きれないんだからな、と。
言うだけ言うとそれへの答えは聞かず、ひとまず指示されたとおり、二階の部屋の一つに荷物を下ろす]
[二階の部屋の窓を開ければ、視界に広がるのは白と黒で彩られた森]
……無茶な見回りとか、しなきゃいいけど……。
[ぽつり、零れた呟きに同意するように、肩のカラスがカァ、と鳴いた]
っと……ザフィーア、あんまり鳴くなよ?
気にするヤツは気にするからな。
[濡羽色の翼を慈しむように撫でつつ言い。
こもっているのも何なので、再び階下へと降り、自衛団員に一つ、問いを投げる]
そういや、ここにいる間って、食事とかは?
[返ってきたのは、置いてあるものは好きに使っていいので、自分たちで何とかしろ、との答え]
無理やり呼びつけた挙句、賄いナシかよ。
ま、いいさ、てきとーにやらせてもらう。
[どうせ自炊は慣れてるし、と言いつつキッチンへ。
一通り見て回り、備蓄されているものの種類や量に奇妙な違和感を感じるものの、ひとまずそれは置いて]
……茶でも淹れるか……。
[何かしていないと落ち着かないし、とは声に出さず。
カラスを広間の椅子の一つに止まらせて、自身は紅茶の準備を始め]
あ、こんにちは。
[特に信仰のあるわけでもない少女は、それでも黒衣の女性が二階へと行くのをやや唖然と眺めた。]
なんか、ここにくるのは容疑者だからだとかって聞いた気がするんだけど。
ぼくの気のせい?
ふぅん。
[返ってきた返事に頷いて、もう一度階段を見た。]
[暫くして、また声が聞こえた。
振り返る眼に蒼と黒の色彩が映る。]
あれ、ベルにぃ?
[一度、二度瞬いて、にへっと笑う。暖炉の前からは動かずに、手を振った。
椅子の上に止まる漆黒の鳥をじっと見た。]
[じっと見られたカラスは同じようにじ、と少女を見返して]
……というか、なんでお前、ここにいんの?
[カラスの相棒はと言えば呆れたような口調でこんな問いを投げつつ、ティーポットとカップを幾つか用意して、無造作に広間のテーブルの上に並べて行く]
かぁ。
[鳴き真似なのか、見返す黒の瞳に妙に真剣な顔で呟いて、すぐ後には何が可笑しいのかにこにこと笑いだす。]
なんでって、呼ばれたからに決まってんじゃん。
ベルにぃはちがうの?
[掛けられた言葉に視線を外して、アーベルと並べられるカップを交互に眺めた。]
[二階の部屋へと入ると荷物を降ろし、コートを脱いで。
片隅にある椅子に腰掛けると表情を曇らせる]
詳しい事は何も教えてくださらない……。
[もう一度、胸のロザリオに触れて]
いいえ、きっとこれはただの噂。
何も起こらなければすぐに戻れる筈…。
[それでも、不安は消えそうになかったけれど]
[鳴き真似に、カラスは一つ羽ばたく事でのみ答えた。
あまり鳴くな、という先の戒めに従っているらしい]
はい?
じゃ、お前も被疑者扱いかよ……。
[ますますわけわかんない、と呟いて]
俺も、呼びつけられたクチだよ。でなきゃ、こんな時期にこんなとこまで出向くかっての。
[ため息混じりに問いに答え。
リディの視線がカップに行くのに気づくと]
……飲むか?
あはは。
[羽ばたく音にも相変わらずにこにこと笑う。]
だよねぇ。
なんの容疑だとかは聞いてないけどさ。ぼくなにもしてないし。
外寒かったしさぁ。
あれ、そー言えば・・・またこの中を歩いて帰らなきゃなのかぁ。
[窓の外を見て、嫌そうに身を竦める。
しかしそれも次の言葉を聞くまでのこと。]
うん、飲むー。
[あっさりと笑顔になって、テーブルの側へと移動を始める。ここへ来て初めて暖炉の側から離れることとなった。]
[笑う少女の様子に、カラスはゆるく首を傾げ]
ほんとに、何の容疑なんだかな。
言いがかりも大概にしてくれっての。
[呆れたように言いつつ、肩を竦め。
二つのカップを、茜色で満たして行く]
帰り……そーか、お前も『一応』女だしな。
俺みたいに、ここに泊まる、って訳にもいかんか。
[一部に妙なアクセントを交えて言いつつ。
ミルクとか砂糖は自分で入れろよ、と一緒に用意した入れ物を示す]
あはは。かわいいなぁこいつ。
[黒の鳥と同じ方向に首を傾げ、にへっと笑った。]
ありがと。
ん、あれ。泊まるの?
もっと早く帰れるもんだと思ってた。
[カップの中で揺れる茜色を眺め、勧められるまま砂糖の瓶を手に取る。]
つーかさ、なんだよその言い方ー。
そりゃぁ料理もお裁縫も苦手ですけど。
[続く言葉には不満気な声を漏らした。]
[かわいい、という言葉を理解したのか、カラスはばささ、と羽ばたいて]
役所仕事なんてのは、遅延するのが基本だろ?
……ってのは、半分くらいは冗談。
どっちにしろ、俺は家に帰るのに時間もかかるからな。
なら、行き来するよりケリつくまでこっちにいた方が早い。
ま、部屋が用意してあったのは予想外だったけど。
[ひょい、と肩を竦めて。
続いた不満の声にはくく、と低く笑う]
なんだよって……言葉通り?
[冗談めかした口調から、からかっているだけなのは察する事もできるだろうが]
そっかぁ。
そう言えばさっきの人も荷物持ってたみたいだし。
ぼくもこっち来ちゃおうかなぁ。
[ナターリエのことを指すらしく、割と真剣に考え込むように洩らした。
かと思えば、黒の羽音ににこにこと笑んで、撫でたいのかそっと手を延ばしかけた。]
へーんだ。
どーせ『一応』止まりですよっと。
[が、続く言葉に手を引き、むくれながら砂糖を2、3杯入れる様は子供じみていたか。雪のような白は茜の中に溶けていった。]
さっきのって……。
他にも、来てんのか。
[ほんとになに考えてやがる、と呟きながら、入り口の方へ鋭い視線を向ける。
とはいえ、それはほんの一瞬の事で]
ま、そこらはお前のやり易いようにすればいいだろ。
[再びリディに向き直った時には、鋭さは欠片もなく。
むくれた様子に楽しげに笑いつつ、カラスを肩へと呼んで。
自分は茜色に何も落とさずに、カップを傾ける]
うん。
なんか教会の人・・・シスターさんみたいだった。
あと、せんせーもいたよ。
[少女はと言えば丁度カップに視線を落していて、鋭い視線には気付かなかった様だ。
からかわれているのが分かって悔しいのか、顔は上げずにカップに口を接けた。]
後で荷物取ってこよ。
[独り言のようにぽつりと零す。]
教会の……シスター・ナターリエまで?
あと、せんせー、って……。
[リディの説明に浮かんだ二人の女性の姿。
前者は月に一度、必ず足を運ぶ教会で会うシスター。
後者は……苦手意識の抜けない陶芸家]
……と、言うか、俺以外、女ばっかりかよ……訳わかんないな、ほんとに。
[思わず呆れたような言葉を漏らし。
リディの呟きに、そっか、と小さく呟く]
……長引かなきゃ、いいけどな。
[それから、窓の向こうを見やりつつ、ため息とともにこんな*言葉をもらして*]
お知り合い?
なーんか意外だなぁ。ベルにぃが教会とか。
[不機嫌は何処へやら、自分は知らない名が紡がれるのににこにこと笑いながらそう言った。悪気はないらしい。]
言われてみればそーだねぇ。
なんの容疑なんだろ。
ん、おいしかった。ありがと。
[続く言葉に首を傾げながら、紅茶を飲み干すと満足気に息を吐いた。]
じゃ、行ってくるねー。
[青年と、それから黒い鳥に向けても小さく手を振って、家に戻る旨を自衛団の男に告げる。寒空の下、銀世界へと足を*踏み出した。*]
//
ん。んー?
まあ、いいか。そのうちわかる。
で。
ベル兄呼び先に取られた……!
びっくしさ。
別の呼び方でいこうかね。
未亡人 ノーラ が参加しました。
未亡人 ノーラは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[背中を叩かれて振り返る][立っていた男は自衛団員だと自己紹介]
[自衛団員から簡潔に用向きを伝えられる]
そうですか・・・わかりました。
では後ほどうかがいます。
[自衛団員に身上書とペンを手渡される]
■名前:ノーラ・テッパー(Nora Tepper)
■年齢:27歳
■職業:仕立て屋
■その他:村外から嫁いで来たが夫に先立たれた1児の母
[書き上げた身上書を渡すと、自衛団員は立ち去った]
[祈りをすませて足早に自宅に戻る]
[3歳の娘が老人と共に出迎えに出てきた]
[老人に事情を説明する][出かける仕度をすませる]
[玄関で二人の見送りを受ける]
マリア、すぐ戻るからね。
それまでおじいちゃんと大人しく待ってるんだよ。
[娘を抱きしめる][娘に頬擦りしてキス]
[家を後にして*集会場へ向かう*]
/中/
……うわあ(何。
半分集まった時点での男女比凄すぎ……。
ここから、男性キャラの追加は……いや、ないと色々怖いんですが。が。
傭兵 マテウス が参加しました。
傭兵 マテウスは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
―回想・某日―
金で雇える中じゃ最強の兵隊だぜ
[それが、護衛の仕事といわれて答えた言葉。
重低音の声質からうそぶく様子など微塵も感じられないだろう。そしてざわざわとした喧騒を意識から切り捨てて相手の出方を観察する。
若干の不信感を漂わせてこちらを伺う依頼人。実力と。そして信用に値するか。おおまかその二点であろう。
実力は当然として、雇った護衛に襲われてはたまったものではない。といったとこだろうか。]
雇い主のいうことはそれなりに聞くさ。これでも少しは恨まれる立場だからな。後は…雇ってみればわかるさ。
[その言葉が決め手になったのかどうかは己に知る由もない。結局己を雇った。ということと仕事の内容だけにしか興味がないからだ]
最近は物騒だからな。人身売買も流行ってると聞く。
安全を取るなら雇うのは正解だろうな。
[足はなにか。前金と成功報酬。目的地はどこか。所々の打ち合わせと準備を済ませ出発
馬車の最後尾に腰掛けながら
本当は話し相手などする気はないのだが、雇い主はただ揺られてるだけでは不安なのか。単なる話好きなのか。無視するほどでもないため適当に返していたが、ふと言葉を止めて、持っていたコインを弾き、手の平に乗せてみながら、御者に、速度を落とせ。という]
今のペースの半分ぐらいで動け。いいな。
[それはなぜかというと。不思議がってみる雇い主に不敵な笑みを返し]
仕事の時間みたいでな。…ああ、気にせずいけ。その間に終わらせる。止めちまったら不審に思われるだろうからな。
[それだけ答えてあっさり馬車を降りて草陰に隠れ、自然にできた遮蔽物の多い狭い道を目指して、草陰の中を駆ける]
奇襲するやつが逆にされるなんざ思っちゃいないんだろうな
[雇い主達のもとには叫び声が届いたかもしれず、しばらく後…馬車の前方から...が終わったという風情で歩いて合流した。
それ以降、平穏無事に目的地に着いたのであった]
[仕事は完了。雇い主から報酬をもらった後、感謝の気持ちか雇い主は自宅に招いてくれたが、それを丁重に断り村の小さな宿に泊まる。
寂れて閑散とした宿であるが、静かでいい。と、宿で食事等をすませ眠りについた]
―現在―
[眠っていた。...の部屋に足音が聞こえて目を覚まし、咄嗟に得物を抜けるようにしていると、最初はこんこんと。徐々に荒々しくノックされる]
…どうぞ
[不機嫌も露に答えると入ってくるのはこの村の自衛団員
非友好的な気配を感じるがこちらもそうなので望むところで、告げられるのは端的な内容
とある事件の被疑者なので集会所に来い。と]
ぁあ?別に物騒なことしにきたんじゃねえってのは知ってんだろ
[村に来た当初。その風体からか自衛団員と一触即発な空気になって、でも雇い主が説明してくれたことで事なきを得たことを思い出しつつ言うが、それとは別件だという。
その後しばらく説明を聞いて、納得は欠片もしていないが、無理矢理拘束されるよりはましだろ。と思うことにして]
わかったよ。ただ滞在費はそっちもちな
[ちゃっかりとそれだけは認めさせた]
[そして荷物をまとめ、出る前に身上書に記入を求められて書く]
■名前:マテウス・オルテウス(mateusu・olteusu)
■年齢:28歳
■職業:傭兵
■その他:金で雇える中じゃ最強の兵隊。自分でも言っている。が実力は確かな傭兵。
大陸を渡ってこちらに来たらしく。イントネーションが若干おかしく、また過去のことはほとんど喋らない
両頬に羽根をむしりとられたような形の傷口あり、実年齢より五歳上に見られる老け顔
書いたぜ
[といって自衛団員に身上書を渡す。年齢のところで一瞬こちらの顔をうかがったが知らん顔して]
じゃ、いく。
[といって集会所を目指して歩き出した]
ランプ屋 イレーネ が参加しました。
ランプ屋 イレーネは、狂信者 を希望しました(他の人には見えません)。
[光と静寂の世界を切り裂く重たいノックの音。
溜息を吐きながら細工を布に戻して席を立つ。]
どなたですか。
お婆様ならまだ戻っていません。
[そっと扉を開けると自衛団員が立っていた。
何だかの事件の被疑者に名前が挙がったのだと。]
それで?
[集会場に集まるように命令が出ているらしい。
暫くの間は生活の基本もそこですることにならしい。]
…わかりました。
用意もありますので後で伺います。
[迎えに来るというのは首を振り断って。
差し出された白紙の身上書を受け取った。]
[縦長の木箱と、荷物を背負って新たに降ったのだろう。まだ柔らかい新雪を踏みながら集会場に向かう途上、複数名の自衛団員に会う。その中には自衛団の団長と名乗っていた。ギュンターもいて、こちらに気づくと近寄ってきて言う]
「話は聞いたかの?」
何かの被疑者で集会所にいけ…だろ
[不機嫌に突っ返すように答える。その態度が気に入らないのか若い団員は厳しい視線をぶつける。それをギュンターは諌めるようにしているが、やはりギュンターからも若い団員のようにあからさまではないが非友好的な態度が微かに滲み出ている。]
「素直な協力に感謝する」
そういうなら濡れ衣なんてやめてほしいもんだ
[そういってもう会話をする気もないと手をひらひらさせながら別れる。
しばらく、所定の集会所に辿り着いた]
─集会場・広間─
……つーか、意外、ってなんだよ。
[リディの言葉にやや憮然としつつ言って。
荷物を取りに行く、という彼女を、転ぶなよー! と見送る]
……さって、と。
[広間にカラスと取り残されれば、零れるのはため息]
なんか、食えるもん作っとくか。
[小さく呟いて、カップを片付けがてらキッチンへ]
中/
暢気な研究生といかつい傭兵とどっちがいいかね。と思ったがとりあえずこっちにしてみたが…ん〜。どうなるだろうなぁ。絡みづらいかもしんない
[軽く肩にかかってる雪を払うと
ぎぃぃ。と扉の軋む音を響かせて集会所に入って]
―集会所・広間―
暖かいな。もっと変な場所かと思ってた
[人の気配を近くから感じるが気にせずに暖の傍へと]
[カラスはまた、椅子の背に。
新たに入ってきた人物に、不思議そうな視線を向けるも、鳴きはせず]
……やな感じ。
[一方、キッチンでは。
長期の滞在を想定しているような備蓄量に、こんな呟きが零れていた。
それを振り払うように頭を振って]
冷えそうだし、シチューにでもするか。
[軽い口調で言いつつ、動き始める]
中/
でも中の人特性としては気楽な研究生のほうがよかった気がしたとか。
ちなみにそれが登場の場合はシリアスが余裕で消えるからどだろうかぁとな。
[用事がどれだけかかるか不明だからと、店の手配やら祖母の食事やら隣人への頼み事やらを済ませているうちに、大分時間が経っていた。
自屋に戻り、仕度を整える。鏡に映った自分の姿に、動きを止めた]
……あー。髪、伸びて来たなぁ。
[前髪を摘んで、独りごちる。
母譲りらしく、僕の髪質は本来、艶やかで柔らかい。しかし、向こうにいたときと違って(僕は構わないのに、母が執着していたのだ)手入れをする人間がいないものだから、今ではすっかりぼさぼさになっていた。
ひとまずは、バンダナを巻いて、誤魔化すことにした。
亡き祖父もよく巻いていたと聞くから、祖母が目にしたのなら、懐かしがるかもしれない――もっとも、彼女の眼から光は遠くなって久しい]
[上着を羽織り、部屋を出る。
祖母に留守中の事を再度伝えてから、冬空の下に踏み出した]
[着替えにノートと筆記用具に鍵の付いた小箱。
小さな鞄はそれだけ入れると一杯になった。
上着も下ろして荷物は完成。
居間のテーブルで渡された身上書を埋めていった]
■名前:イレーネ=ルーベンス Irene=Rubens
■年齢:16歳
■職業:ランプシェード職人(見習い)
■その他:10年前、祖母に引き取られてからこの村で育ってきた。引き取られるより以前の記憶は無い。父は既に亡く、母は病気で面会も許されないのだと教えられている。
[書き終ると鞄の一番上に入れて。
もう一枚の小さな紙に筆を走らせた]
『お婆様へ。
自警団の人に呼ばれたので出かけてきます。』
[用意が終われば上着を着込んで。
冷たい風の吹く中を集会場へと*歩き始めた*]
[自衛団員に教えられた場所へと到達]
[建物を眺めて確認する]
集会場ってここでいいのよね。
[扉を開ける]
[ぎい、と扉のきしむ音][その音を聞いて緊張]
ごめんください。
[扉をそっと閉める][外より暖かい空気に包まれる]
[集会場の中へと歩を進めて行く]
貴族 ミハエル が参加しました。
貴族 ミハエルは、聖痕者 を希望しました(他の人には見えません)。
何か御用でしょうか?
[そう質問した...の前には、村4つ、町2つを治める領主である父・アントニオ=エンバーミングが見るだけで高級そうな作りをしている椅子に深々と腰を下ろしていた。
アントニオは問いかける息子をしばしの間じっと見つめていた。
その様子に普段の父とは違う何かを感じ、...は内心で小首を傾げた。
元々思慮深い父親のため、どちらかと言えば寡黙気味ではあったが、ここまで人の顔を見続けているのは初めての経験だったからだ]
(何かあったんだろうか?)
[じわじわとそんな不安が心に湧き上がる。それでなくとも、最近領主の館のあるこの町から少し離れたもう一つの町で連続殺人事件が起きている。住民の不安の声は彼の耳にもはっきりと届いていた。
ただ、もちろん他にも問題はある。
領地問題や今年の冷夏による作物の貯蓄や、末端までの食糧配給問題。人々の精神的な支えになるであろう宗教関連の問題など、領主という職業は責任という重圧と、時には残酷な決断の狭間で揺れ動かなければならない辛い職業なのだというのは、アントニオの側で働いていた彼には十二分に骨身に染み込んでいた]
[ざく、ざく。][やや重たく響く、雪を踏む音]
さぁ…… むっ
[溜め込んで、一気に肺から押し出した息は、大気と混ざり合って、あっという間に白くなる]
[集まりの場所は聞いていたものの、考えてみれば、ここに来てから所用ばかりで、あまり外には出歩いていなかった。
村外れだとか森の近くだとか言っていたっけ。
大丈夫だろうか。色んな意味で。
……まあ、いいか。]
[だからこそ、アントニオが何を口にするのか? という事に強く興味が引かれると同時に大きな不安が浮かび上がってくるのだ]
「ミハエル」
は、はい!
[その時、ようやくアントニオが重い口を開いた。思わず...は背筋を正して声を若干裏返しつつ返事をした]
「……お前に行って欲しいところがある」
行って欲しい場所?
「ああ。領地内の町で起きている連続殺人事件は知っているだろう?」
はい。詳細な部分までは知りませんがもうかなりの数の人々が犠牲になっているとか。
[...の回答にアントニオは深々と頷くと]
「そこで町の警護を担当している自警団のギュンターと連携を行い、事件解決に尽力してもらいたいのだ」
それは構いませんが、そういう内容であれば、兄上が適任では? 私と違って武に優れておりますし……。
「あれには領地境で起きている隣国との小競り合いの調停に向かわせる予定でな。後はミハエル、お前とフランしかいないのだ」
[フランというのは妹の名である。
確かに兄が不在になるのであれば、殺人事件の捜査という危険な仕事は自分が行くべきだろう。
だが……と思う。
小競り合いで調停であるのなら、それこそ自分が適任であるにも関わらず、兄を領地境に派遣するのはおかしくはないだろうか。それとも何か裏でもあるのでは……?
そう考えて...は首を振った。
あの父が考えて決めたのだ。恐らく兄でなければならない状況なのだろう。
そう強引に心に思い込んでから、...はアントニオに了承の意を示すと、準備のために執務室を退室した]
[そんな次男の様子を最後まで寡黙気味に見つめ、ドアが閉まると同時にアントニオは大きな溜息をついた。
そして机の中にしまい込んでいた封書を取り出すと、中身の手紙を取り出し、もう何度目かになるかわからないず、すでに覚えてしまった内容を読み直した。
――ご子息ミハエル=エンバーミング卿に殺人犯の疑いあり。
そう切り出された手紙を読み終えると、これまた何度目になるかわからない溜息に苦悩を滲ませた。
これが、ミハエルが問題の町に到着する五日前の出来事である]
[扉の開き入ってきた妙齢の女性とカラスのはばたく動きを見て]
……お前も被疑者なのか?
[なんてあるはずもないとわかりきっていながらカラスに話しかけている]
[そのまま進んでいくと広間へ]
[はばたく鳥の姿に、思わず立ち止まる]
[広間にいる人と目が合うと軽く会釈をする]
[鳥と話している傭兵を怪訝そうに見つめる]
あの・・・自衛団の方に呼ばれて来ました、ノーラです。
よろしく、でいいのかしら。
[簡単に挨拶をすませると部屋の中を見回している]
[話しかけられたカラスは違うよ、と言いたげに首を傾げた後、キッチンの方を振り返る]
ん……大分、賑やかになってきたよーで……。
[一方のキッチンでは、シチューの仕上げにかかりつつ、こんな呟きが零れていた]
……ほんっとに……なに考えてんだ、あのじーさんは。
ああ、さーむいさむい!
薄い手袋じゃ商売道具が凍っちゃうじゃない。
[背中には着替え一式と粘土のつつみを背負い、
両手に布で覆ったろくろを抱えては、よろよろとしか歩けない。
力強く雪に足跡をつけながら、彼女は集会所へと戻ってきた。]
……あら、また人が増えたのかしら?
[集会所に増えた人の気配に、いやなことね、と一人ごちて。
雪につつまれたブーツで、どんどん、と軽く扉を蹴った。]
アマンダよ!
誰か、あけてくれないかしら?
両手ふさがっててノブを握れないの。
[人が来たことよりもなんでここにカラスが?という純粋な疑問を抱いていたが、カラスに聞いてもわかるはずはやはりないまま、首を傾げてるカラスを眺めていたが]
…マテウス、旅のものだ。同じように自衛団から呼ばれてきたんだが…よろしく…でいいのかね
[どうよろしくかわからないままに、ノーラに挨拶を返して]
俺はまだ来て間もないんだが、村の人…であってるか?
[雪景色というものは、綺麗なものだ。
観る分には。けれど]
長時間その中にいると地獄だよねー……。
[うっかり見惚れて、この機会にと、歩き回った僕が悪かった。防寒対策も、甘く見ていた。
それらしき建物を見つけ、走るには至らないが、気持ち早足で目指す]
[外から聞こえた声に反応して、剣呑な気配がないため気楽に歩き、ノブを手にとってぎぃぃと音を立ててあける]
ここの主じゃないが、どうぞ。
[素っ気無くそれだけいって軽く入るように促す。その後ろには青年の姿も見えていた]
[扉へと近づく気配に、ひゅう、と口笛ひとつ。
開けてくれた現れた見ない顔に、口角を上げたまま首をかしげる。もともとおおぶりな口が、もっと大きく見えた。]
ありがと、お兄さん。後ろの少年も。
アマンダ・モレルよ。どうぞよろしく。
あたしもここの主じゃないわ。
[会釈をすると、大男を避けてのっしのっし、ろくろを運ぶ。
広間の大机に荷物を下ろして一息、ため息をついた。]
ああ、腰が……あいたたたた。
[とんとん、と腰を叩く様は、おばあちゃんのよう。]
(……誰だっけ)
[見覚えは、あるような、ないような。
村の人だとは思う]
すみません、
集会所ってここで合ってます?
[ふと足下を見ると、幾つもある足跡の中に、一際豪快なものが残されていた]
[傭兵に挨拶を返されて]
ええ、村の外れに住んでるの。
何かの事件で、少し話を聞きたいからって言われてきたんだけど。
・・・長引くのかしらね。
[扉を叩く音が聞こえる][扉の方へと首を向け]
[傭兵が扉を開けるのを眺めている]
[扉の向こうから声が聞こえる][入ってきた人に目を向けた]
[カラスは首を傾げたまま、見慣れぬ男の動きをじい、と見つめ。
入ってきたアマンダの姿にばさり、と一つ羽ばたいた]
……あー……。
[その相棒はといえば、聞こえた声にため息、一つ]
るっさいのが来た……。
[ぽつり、と呟きつつ、味を調えた鍋に蓋をして、広間の方へと]
[とんとん、と叩いていた腰を伸ばし、
両腕をぐるぐると回しながら、少年の質問に答える。]
ええそうよ。ここが集会所。
少年も、そこの紳士も、「被疑者」ってところかしら。
……そういうあたしも、まさに「被疑者」。
なんの被疑者かもよくわかってないんだけどね。
[雪に着いた足跡を覗いているのを見て明るく笑う。
くん、と鼻をうごめかした。]
い〜〜匂いがするわね。カレーかしら?
ああ。よろしく。マテウスだ。
[と、自衛団員に接していたような刺々しさは消し、アマンダと名乗る女性に会釈を返し。
その後ろで集会所の場所を聞いている青年には鷹揚に頷きだけ返しておいた。]
村の外れ…か。ぶしつけに聞いてすまなかったが、どうやら同じだな。俺も何かの事件だ。とだけでここにきた。詳しいことは何も聞いていない。
[そして長引くかどうかはこちらも聞きたいぐらいだ。とノーラに向けて肩を竦めてみせながら、どういう基準で集められてるんだろうか。などと考え、他の人にも視線をそっと向けている]
/*
どうしよう今チャルメラのメロディーが外から聞こえて…。
ほんとにいるんだ?!チャルメラ屋って!!!
うわすごい走っていきたいんだぜ!!
うう、さむぅ。
さいしょから持ってっときゃよかった。
[空は既に薄暗くなり、踏み締める地面は白い。何度目かになる言葉と共に吐き出された息もまた白い。
それなりの量の荷物を抱え、元来た道を行く。傷こそないものの、額や鼻の頭が赤い辺り何処かで転んだのかもしれなかった。]
あー、やっと・・・あれ。
人、またふえたのかな。
[目の前に見えた黄の灯にほっとしたのも束の間、賑やかにも思える気配に僅かに首を傾ける。]
……生き返る。
[はぁ。
開かれた扉から室内に入り、大きく息をつく。
白く染まらないのって、素晴らしい。
手袋をして来なかった手は、赤くなっていた]
紳士?
[被疑者という単語より、そちらの方が引っ掛かってしまって、呟いた。
声の主の動作は、幾らか大げさで、どこか滑稽……というと言い方は悪いが、憎めない]
[いい匂いと言われて、釣られて鼻をひくつかせた]
[机の上に置かれた大荷物に目を向ける]
[陶芸家に軽く会釈をする]
やっぱり被疑者、なのね。
被疑者・・・
[言葉をかみしめるように繰り返す]
[俯いて床を見つめている]
[マテウスと名乗る男の話しかける女性に目を移す。
特徴的ななきぼくろには、見覚えがあった。]
たまに市場で見る気がするな。
いーい女だって、おっちゃんたちの憧れの華。
[誰に言うとでもなしにそう呟いて、不躾に彼女を眺めていたが、
青年が厨房から広間に入ってくるのを見れば、笑って声をかけ。]
アーベルも来てたのね。
カレー、あたしにも頂戴ね。
─集会場・広間─
[広間に戻り、ひょい、と手を差し伸べる。
カラスはばさり、と椅子から腕へ。
ぐるり見回せば、知った顔、知らない顔がそこにあり]
……なんていうか……一体なんの被疑者の集まりなんよ、これ……。
[ぽつり、零れるのはこんな呟き]
[アマンダの紳士。という言葉に苦笑しながらも
被疑者という言葉には神妙な顔つきになり
ひょっこりと顔を出した青年の言葉にひっそりと同意するように頷いていた]
そう、紳士よ。
レディに扉を開けてくれるなんて、紳士じゃない。
[少年も見習いなさい、と「レディ」は笑い。
窓の外に、見覚えのあるカチューシャが見えると、
扉を開けてやろうと近づきながら、佳人に話しかける。]
身に覚えがなきゃ堂々としてりゃいいのよ。
あたしは村の薪であたたまりながら、ろくろでも回すとするわ。
[ばさり、][耳に届く鳥の羽音]
ん?
[振り向くと、青い髪に、黒い鳥]
あれ。
アーくんだ。
呼ばれたの?
[暖炉の前に陣取ったまま、片手を挙げる。
へらりと笑みを浮かべた]
研究生 エーリッヒ が参加しました。
研究生 エーリッヒは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
[陶芸家の声に気づき顔を上げる]
[自分を眺める視線に、作り笑いを浮かべる]
[陶芸家の声が向けられた先に視線を送る]
[そこには教会で何度か見た青年の姿]
[青年に向かって軽く会釈をする]
アーベル君、って言うのね。
[陶芸家の言葉から知った青年の名前をつぶやいた]
[サクリサクリ。
白銀の世界に小さな足跡が伸びてゆく。
一度は被ったフードを脱いで目を細めた]
気持ちがいい…。
[冬の空は冴え渡り、吸い込まれるように動きを止めた。
そのまましばらく動かずに、じっと空を見つめて]
『…………』
[無意識に唇が動く。
その声は自分の耳にも届かない]
ただいま。
と、こんばんは?
[勿論此処は家ではないが、広間に入る前に一時停止。見知らぬ人も見知る人もいたようだが、取り敢えずは挨拶らしきものだけをして、後は暖炉の前に一直線に進む。]
あー、あったかい。
[ほぅと息を吐いて眼を細めた。]
小説家 ブリジット が参加しました。
小説家 ブリジットは、智狼 を希望しました(他の人には見えません)。
……善処します。
[先程の動作を見ると、レディというより――
なんて突っ込みは入れず、そう返した]
ユリアン=ラックスという名がありますので、
少年ではなくて、そちらで呼んで頂けるとうれしいです、レディ?
/中/
ほんとに失敗しましたorz
僅差でエーリッヒ取られたうえに予備の予定キャラも全滅・゚・(ノД`)・゚・
これで狼取れなかったらどうしよう…
えぅ、村たて夜だと思ってたのですよ…。
鳩から入村の仕方が分からなかった・゚・(ノД`)・゚・
[カラスが青年の腕に乗る。
疑問は解決。この青年のね。と思いながら]
本当の紳士ならレディの荷物ぐらい持つものさ。
だから俺は違う
[など緩く否定しながら次々入ってきて、暖炉のほうに向かう若い子などを目で不審に思われない程度におっていた]
[元気のようアマンダの様子は気づかぬように装いつつ。
声をかけるユリアンに、よう、と声をかける]
ああ、何か知らんがな……。
しかし、お前まで呼ばれてるとか。
本気でなに考えてんだ、あのじーさん。
[呆れたように呟いて。
自分の名前が呟かれれば、ふとそちらを見やる]
……あ、どーも。
[月に一度通う教会で見かける女性の姿をそこに認めて、軽く一礼]
神父 クレメンス が参加しました。
神父 クレメンスは、狂信者 を希望しました(他の人には見えません)。
ああ、いえ。すみません。
だいじょうぶですよ、ええ。
お見苦しいところをお見せしまし…
[ぱりん]
[さっきよりも幾分か小さい音]
…いえ、靴ですから。
[藪柑子の赤い実がふっくらと熟れていた。]
[だから思わず外へ出た。咳止めが切れかかっていたのも背中を押した。]
『 銀の月が煌く夜に外へ出るな。 』
[あの無口で、自分をまるで居ないかのように扱っていた父が残した、たった一つの遺言。]
[その言いつけを破って外へ出た結果がこれだ。]
[すぐ前を自衛団の男が歩いて行く。連れられるようにその後ろを、大袋を背負ってついてゆく。]
とりあえず出ていってください、ええ。
危ないですからね。
とても。
[いやそちらがやった方が危ないですよと自警団は言った]
[それは気にせず、追い出した]
[腕に鳥を乗せた青年が、いつものように大げさに
ため息をつくのを見ると、満足そうに笑う。]
なにかしらねえ。
駐在所に集められたわけじゃないから、
大した容疑でもないんじゃないかしら。想像だけど。
ユリアン=ラックス少年、ね。
失礼したわ。私のことはレディ=アマンダでいいわよ。
[どこまでもおちゃらけた風にそう言って。
それからふと、首をかしげた。]
……ラックスって、どっかで聞いたことあるな。
[そして聞く話からするに、集められた人間は被疑者なのだろう。と見てから
ユリアンと名乗る青年、カラスを腕に乗せている青年、カチューシャをつけてる少女に]
マテウスだ…いつまでか知らないがよろしく
[などと重く低い声色でいいながら置いてあった縦長の木箱と荷物を背負い。確か泊まるところは二階だったかな。と自衛団を思い出すなどしたくもなかったが仕方なく思い返す]
[なんだか無残な音がする]
[自警団達が戸を開けるかの話し合いを始めた]
[丁度その時、戸が開いた]
お待たせしました。
…大丈夫です。
で、どうしたんですか?
あ、いえいえ。気にしないでください。グラスもええ、割れても大丈夫ですよ。
行き倒れていた俺を保護し、しかもこうやって家を与えてくれただけで感謝しています。
ああ、もしかして、この匂い、アーくんが?
なら、おさんどんに呼ばれたんじゃない?
ザフィーアも元気?
[質問ともからかいともつかない台詞を並べ、鴉へと手を伸ばしかけたところ(伸ばしても届かない距離だが)で、暖炉に向かってくる、新たな人影。
横にずれて、場所を開けた]
[後から入ってきた人に会釈]
・・・ずいぶん大勢呼ばれたのね。
まだ他にもいらっしゃるのかしら。
[アーベルに挨拶されて微笑む]
あら、ご飯作ってくれてたのね。
みんなにお茶でも入れましょうか。
[立ち上がってキッチンへと向かう]
[お湯を沸かしはじめる]
[数刻前と全く同じ体制で、幸せそうに暖炉に当たる。荷物は取り敢えずは足元に放置されていた。]
ん?
[いつの間にか隣にいた、というより間違いなく彼女が気付かなかっただけなのだが。バンダナの青年が名乗る声を耳に留め、そちらをじっと見る。]
転んでなんかないよっ。
[が、アーベルの声に返答する為に視線はそちらへと向かう。
未だに残っている赤い跡は遠目からでもそれなりに分かるかも知れなかった。]
……ほんとにそうだったら、あのじじいただじゃおかねえ。
[冗談だろうとわかっているものの、おさんどんに、というユリアンの言葉につい、低い声が零れる。
カラスは伸ばされる手にばさ、と翼を広げて挨拶を]
……夕飯って言っても、シチュー煮ただけですけどね。
[ノーラにはこう返しつつ、キッチンへ向かう背を見送る]
いえいえ。
よろしくお願いします、レディ=アマンダ。
[横目でアーベルの方を伺うと、どうにも彼は、彼女が不得手なように見えた]
ラックスの名で覚えがあると言うと、お婆の店ですかね。
天然石を用いたアクセサリーを扱っているんです。
昨年、祖父が亡くなってから、僕が手伝いをしているのですが。
[思い出した。
そう言った事を、身上書に書けと言われていた――のだが]
アーくん、代わりに書いてくれない?
[急に、話を振った。
何せ、指がかじかんで言うことを効かない]
[ノーラの言葉にぱちん、と指をならしてうなづき。
大きなテーブルでお茶を飲むのだろうと、
そこを占領している荷物を降ろしはじめた。]
いいわねー、こんな一期一会も。
[足元に放置されたリディの荷物を
ひょい、ひょいと避けながら、楽しそうに準備を始めた]
満月も近かったのね。
[銀色の月を見上げて呟く。
どれほどそこに立ち尽くしていたのだろう。
吹き抜けた風に突然寒さを感じた。
いやそれまでは感じていでも気がつかなかっただけだろうが]
…寒い。
[フードを被り直し、小さく身を振るわせた]
[幾度か辺りを見回す。
教会から出てくる数人の姿。]
…あのー…。
[歩み寄り、声をかける。]
ここって、どう行ったら?
[どうみても迷子です。本当に(略)]
[男の低い声に振り返り、瞬いて、それが如何やら自己紹介であるらしいことを悟ったか。]
あ、えぇと。
リューディア=ヌスバウム。リディ、でいいよ。
[あくまで暖炉の前からは動かないまま、指で自分を指し示した。警戒心は然程なさそうだ。]
[自分が連続殺人犯の容疑者なんて、何かの間違いだと思ったが。]
[その時間は確かに一人、真夜中に森に入り、藪柑子の実と根を集めていて。]
[つまり家に居たという証拠も無く、むしろ夜更けに外に居たというのが怪しい事この上ないのは自分でもよく理解できたので。仕方なく、自警団に従う事にした。]
[持って行く物は僅かの着替えと、いくつもの薬草の瓶を入れた、大切な大袋。自分である証。]
[そしてどれくらい歩いただろうか。]
…あの、集会場ってまだ遠いんですか?
[沈黙が辛くて尋ねると、もうすぐだと素っ気無い声が帰って来た。]
[両手で大袋の口を縛っている紐を、ぎゅっと握る。]
[少しだけ父を思い出して寒気を覚え、長い睫毛を伏せ小さく溜息をついた。]
転んでないなら、その跡なんだよ?
[赤い跡を、呆れたように指摘しつつ。
ユリアンの言葉には、ちょっと待て、とため息一つ]
手がかじかんでって、お前、どんだけ外にいたんだよ……。
/中/
慌てて色々修正してるので挨拶が遅れております。
幻夢ではお初となりますt_nukeです。
おそらくRP村の重鎮の方々が闊歩しているだろう中でこそこそして行く所存です。宜しくお願いします(ぺこり)
そして月の色、銀で良かったんだろうか…。
昼に月が出てたっぽいから、今日は夜は月無いのかと思ってましt
[作ったばかりのシェードを掛けたランプを片手に。
残りの距離は急ぎ足で歩き、集会場の扉をノックした。
何故なら中には既に複数の人の気配があったから]
開けても大丈夫ですか?
こちらに来るように言われたのですが。
ち、違うもん。
ちょっとうっかり顔を雪に突っ込んだだけなんだから。
[それを世間では転んだと言うのだろう。
妙な言い訳をアーベルに返しながら、隣の青年の声に気付いて視線を向けた。]
・・・・んー?
[そのまま数秒間、まじまじと見詰めた。]
[ユリアンの店について説明を受ければ、何度も頷き]
あ、そうそう。たぶんそれそれ。
とある商人が、いつもそこに寄ったあとでうちに来るのよ。
あたしはアクセサリーなんて似合わないレディだから、
店にいったことはないんだけどね。
……って、ええー?
シチューなの?
[聞こえてきた今晩のメニューに、
あたしの嗅覚狂ったのかしら、と首をかしげた]
ああ、ではリディと。俺もマテウスで構わない。
よく暖まるといい
[ユリアンと名乗った青年にも会釈を返し、なにやらリディの言葉に振り返ったのを見て、そっと下がり、荷物を置きに行こうと思ったが、また扉の外から気配が一つ
荷物を持ったままそっと近寄り開けて]
問題ない。どうぞ
[特に誰かを視認することなくそういった]
こんな賑やかなの久しぶり。あの人のお葬式以来かしら。
少し楽しいわね。
[人数よりも少し多めにティーカップを用意する]
[ティーポットと共にトレイに乗せる]
[キッチンから集会場へと戻ってくる]
[机から陶芸家の大荷物が降ろされているのに気づく]
[机にカップとポットを置いていく]
欲しい方はおっしゃってくださいね。
[言われればカップにお茶を入れて、手渡していく]
[視線を向けられて、見つめ返す。
胡桃色の、円っこい瞳。
どこかで見たことのある、懐かしい面影が過る。
記憶の水底が、揺れた]
あー。
あーあーあー。
[ぽん、][声をあげながら、手を打った]
りっちーか!
[しげしげと、少女――リューディアを上から下まで眺める]
[スッキリしたところで、呆れ声へと顔を向け]
あっは。
……気がついたら、日が暮れていたくらい?
[にへら。誤魔化し笑いを返した]
ほら、こっちに来てから、外を歩く機会もあまりなかったから。
手袋して来なかったのが痛かったね。好きじゃないんだ。
あ。ありがとうございます。
[扉を開けてくれた男性に小さく頭を下げる。
でも多分知らない人だ。
続いて聞こえてきた声は憶えのあるもので]
先生。こんばんは。
[僅かに微笑んでアマンダにも頭を下げた]
[見慣れぬ男─マテウスの名乗りに最初に答えたのは腕の上のカラスで。
ばさり、と羽ばたく相棒の様子にそちらを見やり]
……俺はアーベル、こいつはザフィーア。
[手短に名を告げた後]
他所から来た人? 難儀だねえ、巻き込まれて。
[妙にしみじみと言いつつ]
……それを普通、転んだという。
[リディにきっぱり、と突っ込んだ]
■名前:ユリアン=ラックス Julian=Lux
■年齢:18歳(もうすぐ19歳)
■職業:細工師(アクセサリー職人)見習い
■その他:
村の生まれだが、幼い頃(就学前)に両親に連れられて祖父母の元を離れ、街で暮らしていた。
約1年前、祖父の死をきっかけに、単身、村に舞い戻り、祖母の世話と細工師の仕事の手伝いをするようになる。
天然石を用いた装飾品作りを主としている。
……お前なあ。
細工師だろ? ちゃんと手、労われよ。
[誤魔化し笑いを浮かべる様子にはあ、とため息をつきつつ。
述べられる内容を書き取り、さすがに窮屈そうにしている自衛団員にほらよ、と放り投げる]
……と。ども。
[それから、新たに入ってきた少女─イレーネに、軽く会釈を]
ユーリィ?
[やがて首を傾げて呟いた名前と、青年が声を上げるのはほぼ同時だったかもしれない。]
あー、そうそう。やっぱりそうだ。
なんかれでぃとか変な言葉使ってるから分かんなかったんだ。
久しぶりー。
[負けじと上から下まで見返しながら、にへっと笑みを浮かべた。悪気は全くないらしい。]
[頷くアマンダへ、こちらも釣られて頷きを返す]
なるほど。
レディ=アマンダにもお似合いだと思いますよ?
それに装飾品の用途ではなく、
石の力を求めてお買い求めになる方も、いらっしゃいますから。
[うちのアクセサリーは、お守り的な要素も大きい。
僕が作れるのは、あくまでもカタチだけ。
浄化だとか、そういったことをするのは、お婆の役目だった]
カレーはお嫌いですか?
僕は辛いのは得意じゃないから、助かるけれど。
[なんでこんな使用人のような真似しなきゃならんのか。など寸の間思いながらも、ランプを片手に持った少女を向いいれ、アマンダの元にいったのを見て村の子なのだろうと考える]
『余所者を集めてるってわけじゃない…一体なんなんだか』
[その呟きは誰かに聞こえたかもしれないが特に気にせずに、カラスを腕に乗せた青年と向き直り]
ああ、本当だともさ。滞在費をもってくれるのがまだ救いだがな
[それでも酷くめんどくさく感じているのを隠しもせずにしみじみというアーベルにそういってから、荷物を軽く背負いなおし一旦二階へ]
あたしも紅茶、欲しいな。
それからその辺で久しぶりの再会してる人たちも、
たぶん欲しいんじゃないかしら?
[くい、と顎で暖炉の前の面々を示してから、
扉を開けてもらい入ってきた少女に目をとめる]
あら、イレーネじゃない。
久しぶり。こっちきてあったまんなさい。
紅茶もあるわ。
[少女に楽しそうに手を振って、そう促した]
……滞在費、持つって。
[明日は大雪か、とぽつり。しみじみとした物言いから、相手の感情は察せられて]
さっさと片付きゃいいんですがね……。
[ぽつり、呟きつつ、二階へ向かうマテウスを見送る]
あ、ぼくも貰っていいですか?
[取り敢えず解決したところで、ノーラに声を掛ける。]
ち、違うってば・・・
わ、レーネも来たんだ。
[アーベルの突っ込みに弱弱しく反論しかけたところで、少女の声に気付いた。
何の集まりか、などは最早すっぽ抜けているらしく、新たに来た少女に大きく手を振る。]
……てへ?
[アーベルの忠告は耳が痛かったが、反省の素振りは見せずに、こきゅ、と小首を傾げてみせた。
男がこれをやるのは、ぶん殴りたくなる光景だろうなと思う]
次から気をつけるって。
ありがと。
[溜息交じりでも、きっちり書いてくれたのを認めて、感謝の言葉を述べた。
新たな客が来たらしいのを一瞥すると、ランプ屋の子だった。
……本当に、どんな基準なのやら]
―二階―
[二階へと上がり荷物を整え、近くの椅子に腰掛けて。
そのままどれ位考え事をしていたのか]
[ふと気付けば外は暗く、
階下のざわめきと漂う匂いに顔を上げる]
……あら?
まぁ、もうこんな時間……。
[察するに、自分以外にも被疑者とされた者が居るのであろうと。
そう思い当たり立ち上がる]
挨拶はしておかないといけませんものね。
[そう一人呟いて階下へと]
都会で洗練されてきましたから。
[似たような笑みを返した。
こうして交わす会話は、昔と然程変わらないように思えて、安心する]
……18になって、りっちーはないよね。
ベルちゃんも止めたし、リューって呼ぼうかな。
[昔は、「ディ」の音が上手く発音出来なかったんだった]
[陶芸家に紅茶を入れて渡す]
[陶芸家の言葉に、人々を眺める]
久しぶりの再会・・・
こんな状況じゃなければ、もっと良かったのに。
[小さくため息をついた]
[学生たちに紅茶を配って歩く]
[新たに入ってきたランプ屋の前で立ち止まる]
あら?あなた、どこかで・・・
[しげしげとランプ屋の顔を眺める]
―二階・個室―
[近くにいた自衛団員に部屋割りはあるのか聞き、好きに使っていいことを聞いた後。
人の気配のない適当な部屋を開ける。簡素なつくりの部屋には誰かの私物は置いていないためここでいいか。と決めて、ベッドに腰掛け]
村の人間も集められていたようではあるな
[これが余所者だけ集められてるようなら、想像はつかないこともないが、そうではないようで]
ふんっ。何がしたいんだかな
[不機嫌そうにいいながら、別に剣呑な気配は今のところない以上中身を見られたほうがまずいだろうと判断し、寝床近くに荷物をおいた
いざというときは手持ちの武器だけが頼りだが問題ないだろう]
はい、お久しぶりになりました。
紅茶は嬉しいな。外寒かったですから。
[アマンダの話しかけている女性に、私もお願いしますと言い]
リディちゃん。
良かった、知ってる人が多くて。
[手を振り返しながらニコリと笑う。
人見知りと言うほどではないが、初対面だと緊張するのだ]
―一階・広間―
[階下へと下り、広間へと]
こんばん……
[言いかけて、一瞬言葉に詰まる。
なぜなら思っていたよりも多くの人が居たから]
あ、あら…ずいぶん大勢いらっしゃいますのね。
確か、何かの被疑者…と聞いているのですが、
ここに居る皆さん…全員なのですか?
[居並ぶ顔を見渡して、誰にともなくそう問いかける]
[ユリアンの言葉を聴くと、興味深そうにうなづいて]
へえ。力ある石、か。
似合うかはともかく、そういうのも素敵ね。
陶芸品に埋め込むわけにはいかないけど……。
[カレーが嫌いかと聞かれれば、ぱちりと瞬き]
カレーもシチューも大好きよ。
そもそも同じ味だもの。
どっちがどっちだか、見た目にしかわからないしね。
[笑顔だった]
……取りあえず、足元気をつけろよ。
コケて顔に傷残るとか、さすがに笑えんぜ。
[弱々しく反論するリディに言いつつ、頭をぽふり、と撫で]
笑って誤魔化すなっつーの。
[こきゅ、と首を傾げるユリアンに更に突っ込みつつ。
リディと親しげなイレーネの様子に、どっかで見かけたけどどこの子だっけ、などと考えて]
はい?
[ノーラに顔を覗き込まれて、思わず硬直。
リディと話していた直後だから、微妙な笑顔が張りついたまま]
ええと…。
[一生懸命に思い出す。
お客さんにはいなかったように思った。
となると教会ででもすれ違ったのだろうか。
今はその程度しか思いつけない]
[そして立ち上がる。
このまま寝ても構わないが、何故集められたか知るには人がいる中にいたほうがいいだろう。
一瞬だけ木箱に目を移す。それはこの中にあるのが一番の得物だからで、少しだけ考えた後。
それだけは持っていくことにした。単に持っていないと落ち着かないからだ
階下へといく足音を一つ聞き、まだ他にもいるのか。どれだけ集まるのだろうな。と考えながら、部屋を後にしてまた一階広間へと]
ありがとうございます。
[紅茶を受け取って、頭を下げる。溜息を吐くノーラとは対照的に、少女はただただ嬉しげだった。]
あは、なんか変な感じー。
そう?りっちーでもいいのに。他にそんな呼ぶ人いなかったし。
あ、でもリュ―ってのも初めてかも。
[悪気なく笑いながら、ユリアンにはそう返す。カップの中の紅茶が揺れた。]
[ランプ屋の顔をじっと見つめる]
[思い出そうとするが思い出せず]
[何か引っかかりを覚えながらも]
[向こうには心当たりはないらしく]
・・・あたしの気のせいかしら。ごめんなさいね。
[ランプ屋に紅茶を入れたカップを差し出した]
[不審者として職務質問を受け、案内された場所は集会所。
渡された調書に左手で書き込む。]
■名前:エーリッヒ=ツァイガー Erich=Zeiger
■年齢:23歳(自称)
■職業:大学生(民俗学専攻(自称))
■その他:都から来た旅人。
この土地の言い伝えについて研究しに来た。
っと……。
[上から降りてきた気配。
振り返れば月に一度通う教会のシスターの姿]
こんばんは、シスター。
リディに聞いた時はまさか、と思ったけど……。
どうやら、全員がそういう理屈で集められたようですよ。
[彼女の問いに、返すのはため息混じりの言葉]
[村人たちは知っているだろう。
彼女にはこの村に来た10年前より以前の記憶が無いことを。]
[とある町にいた人は知っているだろう。
ロックウェルという貿易商の家で起きた殺人事件のことを。
遺された末娘は大叔母の元に引き取られていったことを。
けれど彼女自身は*その記憶を失っている*]
そだね。
容疑者なんて言うから、もっと怖い人ばっかりかと思ってた。
って、あれ。
じゃぁ、レーネもそうなんだ?
[今更気付いたとでもいうかのように、首を傾けてみせる。]
・・・はーい。
[アーベルに頭を撫でられれば、最早返す言葉もないらしく素直に頷くに留まった。
それからもう一度イレーネに目を向け、ノーラと対峙する様子に小さく瞬いた。]
[感謝の言葉と引き換えに紅茶を受け取り、口をつける。
外からだけでなく、体内からもあたためられていく感覚]
レディ=アマンダは、陶芸を嗜まれていらっしゃる?
[形は違えど、ものをつくるという点では同じとも言える。
アマンダの答え>>150に興味が湧いて、問いを重ねた]
ええー、カレーとシチューは違いますよ。
カレーは辛い、シチューは甘い。
よく味わえば味わうほどその違いが見に染みます。
[辛いものが苦手な僕にとっては、特に。]
[広間に入ってきたシスターの顔を見る]
[彼女の顔を見ると、緊張が少し解けた]
[柔らかい笑顔でシスターに挨拶をして]
・・・ええ、どうやらそうみたいですわ。
詳しい話はうかがっていないのですが。
[ぐるりと周囲を眺めて]
・・・シスターも、なのかしら?
こんばんは。
[ナターリエに頭を下げる。続く言葉に考えるうちに、答えはアーベルが返していたようだ。]
そっか。
全員、なんだ。
[改めてそれぞれの顔を見渡してみた。]
[見渡せば幾つかの見知った顔に、ほんの少し驚いて]
ノーラさんと、アーベルさんまで?
[溜息混じりにアーベルが返すのを聞いて、
彼女もまた表情を曇らせる]
…やはりそうなのですか?
わたくしも驚いているのです。
尋ねても理由は教えてくださらないし…。
見たところ集められた人にも繋がる所は無さそうですし。
[そう答えながら、空いている椅子に腰掛けて]
いやいや、反省してるって。
[ひらひらと片手を振ってみせる。
信用されていないらしい。
撫でられているリューディアとは大違いだ。ちぇ。]
そんな呼び方する人が、二人も三人もいたら大変だよ。
[一度、カップの中身へと視線を落としてからリューディアを見て]
そう?
じゃあ、初めてもらいー。
[軽く笑う。
冷えた指先に、紅茶の満たされたカップは熱く感じられる]
[足音を立てないようにするのも気配を消すのも最早染み付いてしまった癖であって。
今はそのようなことする必要はないと思いなおして、階段を下りて、広間につく
シスターの後ろを抜けて適当な位置に座した
そして今回も幸運を占うように、片面に女神。片面に死神がそれぞれ描かれた銀色のコインを上に一度弾き、回転しながら宙に浮き、重力にしたがって落ちてくるコインを手に乗せた。
その結果は―――]
……ほぅ……
[自分はこれからどうなるのだろう。][後悔してももう遅い。]
[不安に苛まれながらも、自衛団員につれられて、ようやく集会場の前へとたどり着く。]
[案内が終わった団員は中で待つようにと告げた後、白紙の身上書を渡し記入するように言い残し、さっさと家路へとついた。]
[大袋の紐と紙きれを握り締め、ぽつりと一人扉の前で暫く立ちつくす。]
困ったな…字、あまり知らないのに。
[うーんと唸りながら『何か』が書かれてある紙を眺めていたが、雪が積もった中に立っていたものだから、底冷えしてしまい。]
[小さなくしゃみをした後、意を決してそっと扉を叩き、少しだけ開けて中へと顔を出した。]
こんばんは…何方かいらっしゃいますか?
[寒さに肩を竦めて、人々の集められた広間へ通される。
室内をぐるりと見回して、人の良さそうな笑みを浮かべた挨拶。]
こんばんわ…寒いっすねぇ。
[おそらく地元の人々からは、大げさに見えるほどの防寒着。
かじかんだ手で、それを脱ぐ。]
/中/
何かめっさたどり着くまでに時間ががが。
色々読んでたらついて行くのがやっとなのです。
絶対色々誤読してる…阿部さん(違)すいませんorz
縁とか色々欲しかったりするけど自分から行けないチキーン。
ええと、村に元々居る人はクレメンスさんとマテウスさん以外?
ユリアンさんがけっこう居なかった、ノーラさんが数年前、イレーネさんが昔記憶喪失で10年前に村に来たと。
聞いて素直に答えるようなじーさんじゃないですからね。
[シスターに返す言葉には、微かな棘の気配。
彼と自衛団長の関係を知るなら、納得できる事だろうけれど]
反省してんなら、手袋忘れんなよ?
[それでも、ユリアンに言葉をかける時には、その棘は消えているのだが]
[ドアから覗く顔に微笑んで言葉を返す]
こんばんは?
[そして、もう一人の男性の服装に驚いて]
…あの、外…そんなに寒かったですか?
また雪でも降ったのでしょうか?
というか、ほんとに、何人来るんだか……。
[新たにやって来た見慣れぬ青年。
そして、戸口から聞こえた声に、こんな呟きが口をつく。
特に、声の方は聞きなれていたから、気にかかってそちらへと]
その声……ブリス、か?
忘れるもなにも、持ってな
[ごほごほ、][咳払いでかき消す]
ん、また誰か来たのかな。
[視線を入り口のほうへと投げた。]
[玄関の方から音と声が聞こえた]
あら、またお客様みたいね。
・・・お部屋足りるのかしら。
お風呂の用意もしておいた方が良さそうね。
[中には意外…と思うほど人が集まっていた。]
[知った人、全く知らない人、見たことあるだけの人、と、共通点は無い。]
[元々人との交流は少ない方なので、珍しいその光景に何度も瞬いた。]
[声をかけられ、戸口から顔だけ金の髪の青年の方を向いてぺこりと頭を下げる。]
あの、自警団の方にここに暫く居るように言われて。
…ここでいいんですよね?
[先ほど目の前まで案内されたはずなわけだが。]
[違和感を覚える顔ぶれに今更不安になってくる。]
うん、一番だ。新鮮味があって良いから採用ー。
[そんな基準らしい。呼び名にそう判決を下したところで、また新しい人に気付く。]
こんばんは。
寒いですねぇ。
[恐らくは初対面だというのに、金髪の青年の言葉に極自然に返答をした。人の良さそうな笑みが原因だったのかも知れない。
それから彼の視線を追い、扉へと眼を向けた。]
いやー、こっちの地方ってやっぱ寒いよ、うん。
…雪なんて俺の地元じゃ、数年に一度見れたらラッキーくらいなもんだからさ?
[二重に結んだマフラーを解きながら、修道女に肩を竦めて見せる。]
[アーベルの自衛団長に対する言葉はいつものことだったけれど]
相変わらずなのね、アーベルさん。
確かにギュンターさんは頑固な所はあるけど…。
まだ言えない事があるのでしょうか…。
[と小さく溜息をついて]
あー、うん。そうみたい。
…ほら、早く入った入った。
そんなところに立ってたら、寒くない?
[まるで自分の家に招くような調子で、少女に手招き。]
あ。
お風呂いいな、お風呂。
寒いときには、熱いお湯。
[仕立て屋の人――だったかな。
女性の声を、耳ざとく聞きつけた]
……いくらなんでも、大浴場はないよねえ?
[こちらに肩をすくめる金髪の青年の様子に軽く微笑んで]
では、この辺りの方ではないのですか?
もっと、南の?
[では彼は違うのだろうか?と心の中で思いながら]
[シスターの相変わらず、という言葉にはただ苦笑するのみで]
どんな事情があるにしろ、これだけの人間拘束してんだから。
大した事なかったら、ただじゃ済みませんけどね。
[ひょい、と肩を竦めて。
ユリアンの呟きは、その場を離れた事もあってか、届かなかったらしい]
[ユリアンが紅茶に口をつけたのをみて、自分の一口飲んで]
ええ。嗜む…というか、
今は一応、陶芸家として身をたててるわ。
まだまだ、駆け出しだけれどもね。
[その言葉尻には、ほんの少しの矜持が見え隠れして]
ええー、カレーとシチューは同じ味よ。
よく味わってもおんなじ味よ。
黄色か白かの差じゃないの。
[当然彼女は、バターとチーズの区別もつかない]
[ノーラには不思議そうな顔をしただけで小さく首を振り。
貰った紅茶をかなり真剣に飲んでいた。寒いけれど熱いので]
…うん、良く分からないけれど。
お婆様も今いないし、まあいいかなって。
[リディへの返事も遅れがちで。
後からやってきた人々には小さく頭を下げて挨拶をしてゆく。
上から降りてきていたシスターに気がつけば、他の人へよりも丁寧に頭を下げたことだろう]
あっ、アベル…?アベルも来てたんだ。
[良く見知った顔にようやく安堵の笑みを浮かべ。]
[金髪の青年の気安いような人懐っこい手招きもあって、大袋を背負ったままひょっこり中へと入ってくる。]
[村で見たことのある茶色の髪の少女と、知らない大柄な男の人の視線を受けて、少し赤くなってぺこりと会釈を返した。]
/中/
アーベルの呼び方に悩んで手が止まってt
兄さんつけようかどうか悩んで、馴染の人っぽいので呼び捨てにしました。
と、年下が出張ってたらすいません(びくびく
それはどうもありがとう。
[どうやら、リューディアのお気に召したらしい。
眼を細めてみせる。
寒いという言葉に誘われるようにその先を見ると、金の髪が目に入る。厚着が少し、いや、かなり羨ましい。……街だと、雪も然程積もらなかったし。
ここまで人が増えると、村の人間なのか異なるのか、一目で察することは難しかった。会話の流れから読み取ることにする]
えぇ、都から。
[脱いだコートをハンガーにかけ、マフラーもついでにぐるりとからめる。]
休暇のついでに、この村の言い伝えについて調べに来たんすよ〜。
ま、それは名目っていうか、そういうの無くても…景色も良いし、温泉…だかもあったり無かったりするんでしょ?こういう村って。
そんだけでも来てよかったなぁ、と。
[修道女にそう言って、手帳を開く。]
貴女は、何か聞いてません?
この村の、むかしについて。
来てたっていうか何ていうか……だがな。
[安堵の笑みを浮かべるブリジットの言葉に。
零れ落ちるのはため息混じりの一言]
それよりほら、火の側であったまれ。風邪引くぞ?
[それでも気を取り直すよにこう言って、火の側を指し示す]
また増えたわね。被疑者被疑者って、
こんなに広範囲にしか絞れなかったのかしら。
[そういいながら視線を迷わせ、目を見開いた]
あきれた。シスターまで?
[ユリアンの言葉を聞いて、小さく笑う]
観光施設じゃないんだから、大浴場はないんじゃないかしら。
[新たなるお客さん2人分の紅茶を入れる]
[大浴場かどうか、お風呂を見に行った]
へえ! そうなんですか。
見てみたいな。
[力強いのだろうか、繊細なのだろうか。
想像を巡らせると、それだけで楽しくなった。
が、後の言葉には、たちまち不安になる]
……いや、色だけ……て、
それはない、と……
よね?
[自分が間違っているような気になって、半ば助けを求めるように(主に、隣にいたリューディアに)問いを向けた]
そういえば、まだなんの容疑者なのか聞いてないんだった。
いつになったら教えてくれるんだろねぇ。
じゃ、黙って出てきちゃったんだ。
[イレーネの言葉に、笑みにはやや悪戯めいたものが浮かんだか。状況を考えれば、そう楽しいものでもない筈なのだが。]
あ、女の子だ。
こんばんは。
[頬を染めて会釈をする淡い色の髪の少女に、そのままの感想を零しつつにへっと笑いかけた。
それから漸く紅茶を一口。]
・・・・あ、砂糖入れてなかった。
[いそいそとテーブルに移動する。ユリアンには笑みのみ返した。]
[金髪の男性がコートを脱ぐのを見て。
自分も上着を着たままだったことを思い出した。
少しの紅茶を口にしたので随分と楽にはなっている。
毛織の上着をゴソゴソと脱いで膝の上に。まだ足は寒い]
村の人以外もいるんだね。
それとも私が知らなかっただけ?
[積極的に外に出るほうではないので自信はない。
誰にともなくそう尋ねてみた]
[こちらに会釈をするイレーネに気付いて挨拶を返して。
都から、と言う青年の言葉にまた少しだけ驚く]
こんな季節に、ですか?
[手帳を開き、昔の言い伝えについての問いにふと首を傾げながら]
わたくしも数年前にここに来たのであまり詳しくはないのですが…。
教会に来る方の中には、昔の事を話していかれる方もいますわね。
探偵 ハインリヒ が参加しました。
探偵 ハインリヒは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
集会所ってのは、ここかい?
[扉を開け、男は入ってきた]
自衛団のギュンターとかって人に、ここに来るように言われたんだが、こりゃまた、ずいぶんと集まってるねえ。
あは。そうですよね。
ひとりのほうが、ゆっくり入れるから、気楽でいいですけれど。
[広間を出て行く女性に、声を返した]
[量の少なくなった紅茶を一気に飲み干して、片付けようと立ち上がる。流し込んだものだから、暖かいというよりも、熱い]
うん、後で説明するからとは言ってたけど。
早く終わらせて欲しいよね。
ちゃんとメモは置いてきたよ。お婆様が戻るのは明後日の予定だし、無駄になるかもしれないけど。
[まさかそこまで長い滞在にはならないだろうと思っているのだ。
聞こえてきたアマンダとユリアンの会話には微妙な表情]
[こくりとアベルに頷いて、袋を背負い紙を握り締めたまま、火の傍へと近づき凍えた手を翳す。]
[溜息をつく様子には少しだけ神妙な顔を取り戻し。]
…その、容疑者とかって本当なのかな?
私のところに来た人は、連続殺人犯…って言ってたんだけど。
[あまりいい話題ではないわけで。こっそりと小声で尋ねた。]
まったく、この寒いのに自衛団てのもご苦労なこったな。
はいはい身上書ね。
[男は、すらすらと渡された紙に自分のことを記入した]
■名前:ハインリヒ=ウェーバー Heinrich=Weber
■年齢:33歳
■職業:探偵
■その他:仕事のために調査にやってきた探偵。
ぁー、そうなんだ?
シスター?も、ここの出身じゃないのかぁ。
誰か、そういうの詳しい人って…居る?
[ぐるっと室内を見回して、]
…ぉ?
[何処かで見たような姿に、瞬く。]
っていうか、アーくん、量足りるの、これ。
[更に増えた人数に、心配したのはそちらのほうだった。
容疑者だのなんだの……は、どうにも、集められた人間がバラバラなものだから、あまり実感が湧いていない]
……え?
[ブリジットから投げられた問いに、微か、眉を寄せ]
いや……俺は、そこまでは聞いちゃいない。
[ただ、被疑者である、と。
自分が聞いたのはそれだけだった事を告げ]
……俺、ちょっと聞きに行ってみるわ。
[さすがにそんなものの容疑者扱いされている、というのは納得が行かず。
答えが得られるとは思わないものの、それでも]
あ、ザフィーア、見ててくれるか?
さすがに、この時間には連れてけんから。
[そして新たに入ってきた男を眺めながら、外部のものだから知り合いがいないためどういう基準で集められたのか、などと考えながら、ふと、先程入ってきた金髪の青年と目が合って]
ん…?
[どこかで会っただろうかと軽く首をかしげる]
/*
遅くなりまして、ごめんなさい。てか、みんな早いよ!(笑)
毎度おなじみfukaでございます。
今度こそオトフリートで入ろうか、とも思ったんですが、そろそろ丁寧語に飽きてきたので、俺口調でいけそうなハインリヒにしてみました。
マテウスと色々被りそうな予感ですが、まあ、いいことにしといて(笑)
(思いっきり両方守護希望な気がするよ!)
変なの。
言いかけてやめるとか、一番気になるじゃないか。
[ユリアンには少し口を尖らせたか。テーブルへと進み、紅茶に白を溶かすとそのまま席に腰掛けた。]
ん、そっかぁ。ほんと、あんまり長引かないといいんだけどねぇ。
一応、着替えとかはもってきたけどさ。
[イレーネには暖炉の側に転がしたままの荷物を示す。]
[長い髪の女の人から紅茶を渡され、お礼を言って少しずつ飲む。]
[冷えていた体の内側がほっこり温まるような感覚にほっと息をついて。]
[女の子という声に顔を上げて、こちらも挨拶を返す。]
こんばんは。ええと…リディさん。
[見かけた時に、誰かにそう呼ばれていた事を微かに思い出して、自信なさげに名前を呼んだ。]
[笑いかけられればこちらも、ふわと笑みを浮かべ。]
[ユリアンの問いに、ぴたり、と固まった。
ここまでの大人数……しかも、それなりに食べそうな成人男性もそれなりにいる状況で。
大鍋一杯のシチューで足りるかどうか]
……何とかしてくれ。
俺、ちょっと用事、思い出したから。
[ある意味無常な宣告をする腕からカラスがふわりと降り、床の上にちょこり、と落ち着いた]
[場内を一通り見てから広間に戻ってきた]
[新たなお客さんに会釈]
お風呂、大浴場というほどではなかったけど、5人くらいなら同時に入れそうかしらね。
お部屋は狭いけど、全員分はありそう。あと数人までは平気かしら。
ご飯足りないなら何か作るわね。
[キッチンに向かう]
[新たに姿を見せた男性に頭を下げた。紅茶を一口。
ふわりと笑う少女に瞬いた。]
あれ、どこかであったことあるっけ?
んーと・・・・
ごめん、覚えてないや。
何て呼んだらいいかな?
[数刻、胡桃色は揺れて。
申し訳なさそうに肩を竦め、ついでに名を問う。]
……また増えたんですね。
[新たに姿を見せた男に目を向けて。
聞こえてきたアマンダの声に苦笑を浮かべて]
どうやらそのようですね。
理由を聞いていないのでわたくしにも何がなんだか、ですわ。
[それぞれが語る言葉には不安めいたものが混じるか]
[なにやら不穏な言葉が耳を掠めたけれど、
アーベルが聞きに行くというのをただ見遣って]
あぁ、わざわざありがとう、お嬢さん。
[ノーラから差し出された紅茶を受け取り、そのカップで指先を温める。
きれいな人だとは思ったが、まさか小さい頃の遊び仲間の家に居た、美人の姉とは思いもよらず。
まして、夫に先立たれ、女手ひとつで忘れ形見を育てているなんて全く思いもしないのでした。]
どうも、みなさん、はじめましてっと。
俺はハインリヒ=ウェーバー、山向こうの町から来た探偵だ。
怪しい面だから、ここに来いって言われてな。まあ、しばらくの間だろうが、よろしく頼むわ。
[にやりと笑うと、男は軽く会釈した]
わりいけど、長旅で疲れてんだわ。ちっと休ましてもらうぜ。
[肩にかけていたナップザックを部屋の隅の椅子の傍に放り投げ、自分もその椅子にどかりと座ると*忽ち居眠りを始めた*]
俺だって、おさんどんに来たんじゃねぇっての。
[思わず真顔で返し、それから]
ああ……ちょっとな、急に思い出した。
そんなにしないで戻るし……。
[視線は、キッチンへ向かうノーラへと]
あっちも、何か作ってくれるようだし、夕飯はなんとかなるだろ。
え…、アベルは聞いてない、の?
[自分の所に来た団員は、えらい剣幕で一部始終を話し始めたので。]
[聞き間違えだっただろうかと、少し不安にはなったが、聞いてくると言われれば、きっとそちらの方が正しいことが聞けるだろうと思い頷いて。]
わかった。ザフィーア、おいで。
[慣れた様子で呼びかければ、烏は床からひょいと自分の肩に乗り、ばさりと翼を羽ばたかせた。]
私も。一日じゃ終わらないかもっていうから。
[脇に置いていた小さな鞄を見せた。
その大きさの差に目を瞬くとクスクスと笑う。
リディの名を呼ぶ声にそちらを向けば少女が一人。
やはり大きな荷物を持っているなと、最初の印象はそんなもの。
学校にいなかった彼女は見たことあるかな?程度でしかなかった]
こんばんは。
ああ、そうでしたか。
ありがとうございます。
[風呂場報告には簡潔に返して、当然のように台所へ向かう様子に、助かるやら申し訳ないやら。
周りは好き勝手に喋り倒したり、いきなり居眠りしたりしているというのに]
その割には真っ先にやっていたじゃない。
[滲ませていた笑みはすぐさま消えて、]
……へー。
怪しいのー。
[じとっ、][半眼になってアーベルを見る]
まあ、いいや。後で訊くから。
[寒いの嫌だし。軽く手を振って、見送ることにした]
[三度吹いてから、カップに口をつける。
確かに見覚えのある…、というか、姿の似ている人は居るかもしれないが、傷の位置まで同じ人が居るわけがないわけで。
カップ持ったまま、そちらの方へ歩み寄る。]
…えーっと、マテウス……だっけ?
あんときの。
…覚えてる?
ん、まあ、俺相手だから、かも知れんけど。
[自衛団長との不仲は知られるところ。
それだけに、彼らは自分を腫れ物のように扱う事があったから。
カラスが大人しく、ブリジットの肩に乗れば、頼んだ、と短く告げて。
ユリアンのジト目は、はいはい、と軽く受け流す。
一度二階に上がり、コートを取って来ると、物言いたげな自衛団員を無視して、外へと]
[ハインリヒと名乗る男がそのまま居眠りをするのを眺め]
通りすがりの旅人さんまで疑っているのでしょうか?
[と、単純な疑問を口にする]
わたくしも暫く掛かるから、といわれたので荷物は用意してあるのですが…。
さすがにこの雪道を通うには大変ですから。
でも、この様子ではどうなるのか見当がつかなくなってきました……。
[独り言のように呟く。
普段はそう話すほうではないのだけれど、
やはりどこか不安と緊張があるのかもしれない]
よろしくお願いしますー・・・
[来るなり寝てしまった男には、一応そう声を掛けた。]
せめて何日で終わるかくらい言ってくれたっていいのにね。
多めにもってきて損したかも。
[小さな鞄と自分の荷物を見比べ、大げさに溜息を零す。]
…ハインリヒさん。
上にお部屋もあるみたいですけれど。
[勢い良く入ってきた男性に目を瞬いて。
座り込んでの宣言に言葉を返したが、既に本人は夢の中らしく]
風邪、ひかないかしら。
[何となく心配になって、膝の上に置いていた上着をかけてみた。
毛布か何か見つかったらそれと交換しようと思っている]
[瞬きを見つめ返し、一瞬間違っていただろうかと翡翠色の瞳は翳ったが。]
[違うと分かり、謝罪にはふるふると首を振り。]
そう呼ばれているのを聞いただけだから。
私はブリジット。ブリジット=クリングベイル。
名前をそのまま読んでくれればいいよ。
[何だかくるくると変わる表情が可愛いなぁと思いながら。]
[自分とさほど年の変わらないだろう少女に微笑んだ。]
[アーベルと話し込んでいたらしい少女(村の人なのは知っているが、話をしたことは、ほとんどない)へと眼差しを向ける。
多分、「思い出した」原因はそこにあると思うのだけれど]
ええっと…… こんばんは。
何の話、していたの?
[探偵。といっていた男だが、同じような旅人か。などと居眠りしはじめたのを眺めた後。また視線をカップを持ったまま歩み寄る。どこかでみたような気がする金髪の青年に戻す
そのままではきっとわからないままだっただろう。が
が、己の名を呼んだ声で曖昧だった記憶の線が結ばれ]
…エーリッヒ……だったな。
[など確かめるようにいいながら]
覚えている。こんな場所で会うとは思わなかったが、被疑者。としてここに来たのか?
[なんていいながら本当は適当に連れ込んでんじゃないのか。と自衛団を疑わしく思う。]
…疑って……。
[先ほどからちらほら聞こえる単語に、くしゃりと前髪を掻く。]
ぁー、それはあるかもしんないねぇ。
なんか悪いことあるとさぁ…普段見かけない奴って怪しく思われるじゃない?
…そーいや、そういう話でここつれてこられてたんだっけ。
[結構な長身の背筋を丸めて、肩を竦める。]
ってことは…ここに居る人たち、みんな【容疑者】って奴?
…何なんだろうね、うん…。
[リディ達がいる方に戻り]
備えあれば憂いなしかもしれないし。
私も足りなくなったら困っちゃうね。
もう少し持ってきた方が良かったかもしれない。
[小さく笑いながら小首を傾げた]
…ま、そういうことらしいね、うん。
[マテウスに向かって頷くと、もう一回紅茶をすすって溜息。]
旅人ってさぁ、こういうとき無力だよねぇ。
身の証立てられないじゃん?
…参った参った。
[溜息混じりの少女の言葉に微笑んで頷いて]
こんなに多いとは思いませんでしたから。
せめて休日のお祈りに間に合えば良いのですけど。
[無理、かしらね。と小さく零して]
[ユリアンの礼の言葉には軽く微笑んで台所へ]
まさか、お嬢さんなんて言われるとは思わなかったわ。
[紅茶を渡した金髪の青年の言葉を思い出して笑う]
[鍋の中を覗き込むと、かなり量は減っている]
食べ盛りの子が何人もいるのよね。
・・・みんな事件起こすような子には見えないのに。
[いろいろ考えながらも、大勢の人相手に料理するのが楽しそう]
[果物とかぼちゃのパイを焼いている]
あ、そーなんだ。
ブリジット・・・・じゃあ、ジティだね。
[違うといわれればあっさり笑顔になる。
そのままでいいと言われた筈だが、聞いていたのか否か勝手に命名した。恐らく拒否されれば普通に呼ぶだろう。]
ほんとはぼく、リューディアって言うんだけどね。
リディで良いよ。皆そう呼ぶから。
[にこにこと嬉しそうに笑う。
黒い鳥が懐いている様子には、小さく感嘆の言葉を零すか。]
[そしてアベルが出て行く前に新しく来た無精髭の男が挨拶をする間もなく身上書を書き始め、さっさと部屋へと上がって行った様子を見て、慌てて握ったままくしゃくしゃになっていた紙を取り出す。]
忘れてた…書かなきゃダメなんだっけ。
[飲みかけの紅茶をテーブルの脇に置いて、皺になった紙をぐしぐしテーブルに押さえつけて伸ばす。]
[そして書かれていた項目を読む…。]
[が、読めない。]
[多分こうだろうと思い、眉を潜めうんうん唸りながら、拙い単語を埋めてゆく。]
■名前:ブリジット=クリングベイル(Brigitte=Klingbeil)
■年齢:もり
■職業:18歳
■その他:一人
[辛うじて自分の名前だけはきちんと埋められたものの、他はずれたり間違ったりしている。]
やはりそうか。俺もそうだ
[と紅茶をすすってからため息をついた後に出るエーリッヒの言葉に鷹揚に頷くと]
確かにな。こういうとき、外部の人間ってのは鬱陶しいぐらい疑われる。芸がないことだ
[不機嫌も露にそう返しながらも、一拍おいてから]
ただ旅の者だけ集められてるわけじゃないらしい。だからそんな単純なものでもないのかもしれないだがな。
─中央広場─
[一人、外に駆け出して。
集会所の周辺を、哨戒するように歩いていた自衛団員を捕まえ、団長の居場所を聞き出し、向かった先は村の中央広場]
「こんな所で何をしている。集会場にいなさいと……」
ああ、ちゃんと戻ってやるよ。
だけど、その前に、どうしても聞いときたい。
[諌めるような言葉を遮って低く言うと、団長は何をだね、と問いかけて]
……俺たちを、あそこに集めた理由だ。
なんかの被疑者……ってのは、聞いたが。
それが、殺人事件の……ってのは、どういう事だよ。
何だか、思ったより大事みたいかしら…?
[聞こえてくる話は徐々に怪しさを増してきている。
確かに被疑者とは言われたが、殺人事件?
本当にわけが分からない]
あ、ユリアンさん。
教わった色石使ったらこんな感じにできました。
[近くにやってきたユリアンに軽く手を振り返して。
ここに来る時に持ってきたランプを掲げて見せた]
[身上書と格闘しながら、出て行くアベルを見送り。]
[ザフィーアが何となくジト目で見ている気がしたが。理由が分からないので知らないふりを決め込んで。]
[ようやく書き終えてほぅと一息ついてから、顔をあげれば灰髪の少女と目が合って。]
こんばんは、ええと…。
[見かけた事はある。が、名前を覚えていないので、首を傾げたまま。]
[肩に乗ったザフィーアが、真似するように首を傾ける。]
[直球の問い。
それに、団長はやや、表情を険しくしつつ、誰がそんな事を、と問いかける]
ブリスが、自分を連行に来た自衛団員がそう言ってた……って言ってたぜ。
あの子は、こんなタチの悪い嘘で人担ぎゃしねぇ。
……確かに、そういう事件があったら対処すんのがアンタのお仕事だろうけどよ。
それだけのために、あれだけの人間、一箇所に押し込めるとか、ちょっと異常じゃねぇか?
…なんだろうねぇ、うん。訳わかんないよ。
かわいい女の子も何人も居るけどさ…。
[潜めた声で、]
まさか、あの子達も…?
いくらなんでも、ねぇ…。
[知っている言い伝えの断片をふと思い出して、まさかなぁ、と呟く。]
あ、私も出すの忘れてた。
[ブリジットが紙を取り出すのを見て、家で記入してきた身上書を取り出した。どこへ置けば良いのかと周囲を見渡したら、ブリジットが書き込んだ身上書に目が止まった]
…間違ってないかしら、それ。
[でも名前以外全部間違っている上に、どう考えても答えになっていないものがある。どう訂正すればいいのやら]
あはは。だといいけどね。
って違うや。それじゃぁずっといなきゃいけなくなるか。
[イレーネの言葉に軽く返しかけ、妙に真剣な顔つきで考える素振りをしだす。
かと思えばユリアンにはにこにこと手を振り返した。
カップの中の残り少ない茜色は、既に冷めかけているようだった。]
[椅子に座り。ただ周囲の声に耳を傾けていた...はエーリッヒの潜めた声で呟いたのを聞き逃さずにいて]
何か。思い当たることでもあるのか?
[視線は広間の面々を見ながら聞いた]
…イレーネです。
ブリジット、さん。
[18歳なら年上だ。でもどうにもそうは見えなくて。
さんをつけるまえに微妙な間が空いた]
どう呼ぶのがいいのかな。
[流石にジットというのは何となく違和感があって。
アーベルが呼んでいたのはちゃんと聞いていなかった]
[投げつけられた問いに、団長はしばし沈黙して]
「……今は、言えん」
なんだよそれ……それで、納得すると思ってんの!?
「お前たちが納得できるできないは関わりない。これは、やらねばならんのだ……村のためにな」
あんたは……結局、それかよ!
[それが自分の勤め、と言い切る団長の言葉に苛立ちが嵩み、声が荒くなる。
その様子に、団長が浮かべた表情は──夜闇に飲まれて、消えて]
「……関係者が全員そろったなら、事情は説明する。今は集会場で大人しくしていなさい」
[そして、投げられたのは、有無を言わせぬ言葉。
団長は、それきり話す事はない、と言わんばかりに背を向け、歩き去る]
[お湯を沸かして新しく紅茶を作る]
[焼きあがったフルーツパイとパンプキンパイを手にしてキッチンから広間へ]
お口に合うかわかりませんけど、お腹がすいた方は召し上がって下さいな。
[広間でみんなが打ち溶け合っている様子を見て微笑み]
[中身の少なくなったティーポットと空いたカップを片付け]
[キッチンへ戻って洗い物をはじめる]
ちょ、待てってのに!
[追おうとすれば、自衛団員に阻まれ。その間に、団長の姿は闇へと消えた]
……離せよ。
[しばし、団長の消えた辺りを睨んだ後、低くこう言って団員の手を振り払い。
集会場へ向けて歩き出す]
わっけ、わかんねぇ……一体、何だってんだよ……。
[口をつくのは、ただ、苛立ちを帯びた呟き]
改めて、こんばんは、イレーネ。
「さん」は要らないって言っているのに。
[掲げられたランプ。
それをつくっている色彩に、目を奪われる。
深い色。淡い色。添える色]
へえ。
[感嘆の声が洩れた]
……好い色が出ているね。
石もきっと、喜ぶ。
良い人に使われたって。
ジティ。
[初めて呼ばれた呼び名に数度瞬いて。]
[それが自分の名前だと知ると、なんだか嬉しくなって。]
[リディの方も、本当の名前は違うと知って慌てて謝罪しかけたが、嬉しそうな様子に思わずこちらも笑顔で応え。]
私もジティがいい。そう呼ばれたい。
[嘆息にはきょとんと、視線を手繰ると黒い烏。]
[近づいて、肩の上の烏を腕に乗せ、目の前に差し出す。おそらくもっとよく見たいのだと勘違いしたような。]
[そういえば、とふと思い出す。
教会に来ていた年寄りが、ごくたまに語る昔話]
……でも、あれはただの言い伝え、よね?
[聞こえない程度に小さな声で]
んや、俺の聞いたことのある話だとさ…
少女だったって…話、らしいんだ。
[少女達を見ながら、ぽつりと呟く。]
ま、おとぎばなしなら、その方がキレイだからかもしんないけどなー。
[言っておいて自分で、からりと笑い飛ばす。]
うーん。
昔なら、リューと同じに思ったのかも。
汚染されていたのが、都会で浄化されたんじゃないかな。
[あまり真に受けても仕方ないと知っているから、簡潔に返した。
……まあ、当の本人は喜んでいるようだから、いいんだろう]
[質問が流れてしまったけれど、歓談の邪魔をするのも何だから、アーベルが戻って来た時に訊けばいいか。
話してくれるかは別として]
……っと。
[勧められる料理に、台所へと戻っていく女性。
雑談をするばかりなら、手伝ったほうがいいだろう。
それに、カップも結局、持ったままだった]
片付けてくる。
[人が多くなっただけでなく、置かれた荷物のせいで、狭く感じられる広間を抜けてキッチンへと向かう]
イレーネ。うん、覚えた。
私はブリジットでも、ジットでもいいよ。
[呼ばれる分の敬語云々は気にしていないのでそう笑んだが。]
[身上書を覗き込まれ、不信気に言われれば、うっと声が詰まる。]
…違う?
[半分がっかり、半分やっぱりと肩を落としながら、皺を伸ばした身上書を持ってこっそりイレーネに近づいて。]
…あの、読んでもらっていいかな?
私、文字は読めなくて。
[実際は書くのもかなり怪しいのだが。]
[小声でそうすまなそうに頼んだ。]
少女…だった?…何がだ
[と思わずエーリッヒに問い返した、その後に御伽噺という言葉に、そういえばこいつは何かを民俗学というのを調べてるとか、あの時聞いたような。と今更ながら思い出し]
ってことは、エーリッヒはここに何か調べに来て、んで、ここに来ちまったってとこか。
難儀だな。お互い
[そういえばあの時も運が良くなかったなども思い返しながら]
あっ、つい癖で。
そう言ってもらえると、とても嬉しいです。
特にこの赤は、絶対に綺麗な色が欲しかったから。
[ユリアンに向けて心からニッコリと笑った]
素敵な石の使い方を教えてくれて、本当にありがとうございました。
また頑張ります。
わぁ。
ありがとうございます。
[並べられるパイに眼を輝かせ、洗い物へと戻るノーラに声を投げた。]
あは、気に入ってもらえたなら良かった。
じゃ、遠慮なく呼ばせてもらうね。
[呼び名を肯定されたのが嬉しいのか、相変わらず御機嫌な様。
差し出された腕の鳥に少し瞬き、興味深げにそっと手を延ばしてみる。]
……ん、っていうか。
[集会場へと戻る道すがら、ふと、ある事に気づいて]
関係者が全員そろったら……って。
まだ、誰か来るっての?
[人数を指折り数えて]
……やっぱり、何かおかしい……。
大体、なんで集会場で……共同生活でもしろ、って言わんばかりの状況にして……。
あー、っとに!
[大丈夫なのかと言われて、頷いた]
[目には涙が滲んでいたが]
本当にすみませんね。
俺がここまでドジじゃなければ、まともにお手伝いも出来たんですけど。
何でここにいたのかもわからないんじゃ、本当どうしようもないですからねえ。
[扉を潜り、内側へ視線をやった]
[壁にかけられた手紙は、ギュンター宛]
[差出人の名前は、クレメンス=ディスターヴェーグ]
[台所に向かうユリアンを見て、手伝った方がいいかなと思ったが。そこにブリジットの声が掛かって]
わかった。じゃあジットって呼ばせてもらうね。
あ、そういうこと。
これは上から、名前・年齢・職業で…。
[まだ手の中にあった自分の身上書も例にするように見せながら、小声で説明し始めた]
ぼくだって町には行ってるけどなぁ。
汚染されてきた、の間違いじゃないの?
[台所に向かうユリアンに返す言葉の内容は兎も角、本人は至って真面目だ。]
あ!いただきますっ!
いやー、俺丁度腹ペコで…
[運ばれてきたパイに歓声をあげ、美味しそうにぱくつく。]
やー、手作りっていいよねぇ。
小さい頃にさ、友達んとこ遊びに行くと、パイ焼けたよーとかってさ。
うちじゃそんな手の込んだの作ってもらえなかったからなー。
無理強いする気はないけれど。
僕だって見習いなんだから、同じ同じ。
[去り際に、顔だけを向けて、イレーネへと軽く言う。
彼女の言葉が指すように、赤は、特に目を惹いた]
使い方を学んでも、
当人の腕と、何より心がなければ意味がない。
お爺がよく言っていたよ。
互いに、頑張ろう。
アーベル君にも呆れられましたが、本当に。
生まれながらの不器用なんでしょうね。
[行き倒れていたときのことを思い出したか、感慨深く呟いた]
歩くのは平気ですよ、本当に。
いくらなんでも何もないところで転ぶほど不器用じゃあ…
[立ち止まる]
そういえば、容疑者を集める、ということは。
他にもいるわけですか?
ああ、そう言えばそうだっけ。
だから、今まで会わなかったんだったね。
[彼女が町の学校へ通っているという話は、聞いていた]
向こうはどう? ……って、後でにしよう。
[テーブルにパイを並べるノーラに礼をして]
わたくしも一ついただいていいかしら?
[そう言って目の前にパンプキンパイを乗せた皿を置く。
紅茶も少しだけ貰って、遅い食事を]
……ち……仕掛け人がじーさんだと思うと、余計にイライラするが。
取りあえずは、お達しを待つしかねぇのかよ……。
[現状、それしかない訳だが。
いずれにしろ……何かしら、人命に関わる事態が絡んでいる事だけは、辛うじて推察できて]
あーあ……走り損、冷え損、怒鳴り損だぜ……。
[ぼやくように呟きつつ、集会場へと戻る]
[カチャカチャと洗い物をしている]
[ユリアンがキッチンに現れれば]
あら、運んでくれたのね。ありがとう。
こっちは一人で大丈夫よ。
向こうの部屋の方が暖かいし、ゆっくりしてらして?
[ユリアンに微笑んで、洗い物を続ける]
…はぁ、まあついたらわかると。
いえいえ、ここの村の人は皆さんこんな俺を気にかけて下さいますから。
[それは思いっきり転んだりするからだろうという自警団のつっこみは、右から左、馬耳東風]
そんな人たちが容疑者だなんて、一体何の事件なのかなと思っただけです。
教えては…
くれませんか。いえいえ、いいですよ。職務ですよね。
はい。
[少しだけ赤くなった顔で頷く。
掛けられた言葉を心に刻み込むようにしっかりと]
腕を磨いて、心を込めて。
お婆様も同じようなことを良く言われます。
一緒に頑張っていきましょう。
[火は落としてあるランプシェードを軽く撫でた]
…ん?
[口の中のものを飲み込んで、シスターの方へ向き直る。]
あぁ、色々言い伝えがさぁ…。
よくさ…夜更かしする子供をいさめるために、「早く寝ないと狼が来ちゃいますよ」って言うじゃない?
それの変種だとおもうんだけど、
「つきの少女が おおかみ呼んで、
たくさんたくさん たくさん呼んで、
たくさんたくさん たべちゃった。」
みたいな話が、ね。
あちこち伝わるうちに色々混ざっちゃったりしたのかもしんない。
[ユリアンの微妙な空気には不思議そうに瞬いて返すが、原因までは思い至らず小さく首を傾げるだけだったが。]
[運ばれたパイの匂いに掻き消えた。そういえば夕飯はまだ取っていない。]
[くぅとお腹の音が外に聞こえてしまう前に頂こうかと、ノーラにはいと嬉しそうに返事して。]
─集会場・広間─
[広間に戻れば、状況は大分変わったようで。
取りあえず、食事は何とかなったかな、と安堵して]
……つか、自分で作って、食いそこねた……。
[ある意味、自業自得なわけだが]
/中/
あれ、何か間違えた気がする。
お互いにという言葉が重ならないようにしただけなんだけどなぁ。
ま、いいか。
さて、少しスピードが落ち着いてきたのでここらでご挨拶を。
今回も宜しくお願いしますの兎猫ですよ。
キャライメージは暫く前から出来上がってました。上手く演じられるかどうかは相変わらず不安ですが、頑張ります。
そして第一希望だったイレーネゲット。良かった!
過去話は大叔母様を使って明日演出する予定です。
そして役職希望変えようかと悩み中…まぁこれは今後次第で。
いえ、そういうわけにも。
任せきりというのも、申し訳ないですから。
[苦笑い。
流し台はさして広くもない。二人並んで、という訳にも行かないだろう]
せめて自分の分くらいは、自分でやりますよ。
あなたも、ゆっくりされたほうが。
[仕立て屋の女性へと、交替を申し出た]
この中にいれば良いんですね。
わかりました
大丈夫ですよ頭上なんて注意しなくて…
[ガンッ]
[言ってる側からとため息が漏れた]
…わかりました、前を見て歩きます。
え?
[渡された紙]
[内容を見て首を傾げた]
わかりました、書けば良いんですね
あ、おかえりなさい?
[戻ってきたアーベルに声を掛けた。
だかここに戻ってくるのをそう表現していいのだろうか。
語尾が疑問形になる]
お腹はあんまり空いてないけれど。
美味しそうだから一つ貰っちゃおう。
[パイの一つを自分も取った]
[イレーネに言われて、彼女の身上書を見ながら、一字一句拙い単語で埋めてゆく。]
■名前:ブリジット=クリングベイル(Brigitte=Klingbeil)
■年齢:18歳
■職業:薬師 ローグ
■その他:(無記入)
/*
18歳で、昔から続く家の生業である薬師を生業とする娘。父、母、兄と居たが、10年前に母と兄が病死。父も1年前に他界。
住まいは街外れの森の中。街の人との交流は週に1度程度と薄め。
学校へは父親が行かせてくれませんでした。
*/
[ようやく書けた身上書は、訂正と皺でかなりひどいことになっているが、本人は大変満足気。]
[胡桃色の少女にこくりと頷いて。]
[差し出した腕の上の烏は、少女の手を軽く突っついていたが。]
お帰りなさいアベル。
[相棒が帰ってくると、ばさばさとその肩へと戻って行った。]
[青年が語る言い伝えに、ああ、と小さく言葉を零し]
それと似たような話は聞いたことがありますわ。
でも、わたくしもただの言い伝えとばかり。
昔、月夜に狼が現れた、と。
狼と心を通わせた少女がいた、と。
そして少女は狼と共に消えた、と聞いています。
……ただの言い伝えだと思いますが。
[おかえりなさい、という声に一瞬きょとりとして]
ああ……ども。
つか、ここにただいま、ってのもなんだかなあ……。
[思わず浮かぶのは、苦笑。
それでも、多少なりとも張り詰めたものが和らいで]
あ、これ、誰が作ってくれたん?
取りあえず、一つもらうよっと。
[テーブルのパイを見て、周囲に問いつつ、一つ手に取る]
あはは、痛い痛い。
[手をつつく鳥に笑って言うも、傷がつく程ではなかった様。
未だ暖かいパイを、少し悩んだ挙げ句、双方を少しずつ皿によそった。]
あ、ベルにぃお帰りー。
どこ行ってたの?
[丁度一口目を口に運んだところで、フォークを咥えたまま首を傾げる。]
[ユリアンの申し出を聞いた]
[確かにこの狭さで並んで作業をするのは非効率的だ]
そう?それじゃ、お願いするわね。
ありがとう。偉いわね。
[食器の片付け場所を指示する][去り際にユリアンの頭を撫でた]
[各部屋のベッドメイクをするため二階に上がる]
/中/
あわわ、慌ててて身上書が間違いだらけ…・゚・(ノД`)・゚・
18歳でって何だorz削除忘れだよこれorzorz
やっぱり美味しい。
うん、今度は大丈夫。
[パイを一口食べながら、ブリジットの身上書を見て小さく笑い。
自分の分と一緒に、他の人のもある場所へと運んだ]
……。
[戻ってきた時に聞こえたエーリッヒとナターリエの会話には一瞬目を瞑り俯いて。けれどすぐにまたパイを食べ始めた]
[ブリジットとナターリエに、軽く手を振って。
戻ってきた相棒は、肩に止まらせる。
……どこからか、がん、とか言う音が聞こえたのは気のせいだろうか、などと考えつつ]
……ああ、ちょっとな。
石頭じじいと、虚しい問答してきた。
[リディの問いには、どこか大げさなため息を交えて、こう返す]
/中/
そろそろ自重するべきですか。
するべきですね。
……喋りすぎ、喋りすぎ。
一人だけ100桁の数値違うとか、マジで俺、自重(汗)。
…ですよね。
[苦笑には苦笑を返す。やはり微妙だったかと]
ええと、ノーラさん?
あの綺麗な人が作ってくれました。
[両方をよそっているリディを見て、自分もああすれば良かったなと少しだけ後悔。でもこれ以上は食べられない]
[シスターに向けてエーリッヒが言った言葉であるが...は聞いていて、少女とはそういう意味か。己がいた大陸にもそういう歌があったな。
魔女がやってきて悪い子は魔女の鍋にいれられてしまう。とかいう唄と同じで]
どこにでもそういう唄はあるものなのだな。
[などと呟き、シスターの狼と少女が心を通わせ。まで聞くと。物語か。と、それほど気にもとめなかった]
よっと
[紙を片手に集会所に入る]
[声がする方を見る]
うん? こっちか
[広間に顔をのぞかせる]
[幾人もの姿があった]
これはこれは。こんばん…
[がつん]
[入ろうとして足をひっかけた]
[小さな段差だったようだが]
…は。
[転びはしなかった]
[躓いただけで中に入った]
……ええと。
[撫でられ、た?
思い切りお子様扱い。
……思い出した。一児の母なんだっけ]
母は強し。
[呟いて、洗い物を始めた。
水の冷たさは、外の寒さとは異なる。じわじわと来るか、直接的に来るか。どちらにせよ、心地よいものではなかった。
文句一つ言わないでやる母は偉大である]
[そして結局、僕自身は、食べ損ねることになるわけだが]
好んで帰って来たいとこじゃないって。
[今はそうも言ってられんけど、と。イレーネの言葉に軽く、肩を竦め]
ノーラさん……ああ、さっきの人か。
[先ほど、二階へ上がって行った姿を思い返しつつ、はくり、と一口かじって]
ん……人の手料理とか、久しぶり。
[呑気に呟いた直後に、声が聞こえて]
……大丈夫?
[躓いたらしい様子のクレメンスに、思わずこんな問いを投げていた]
石頭じじい?
・・・・あー、おじいちゃんか。大変だったねぇ。
[アーベルの態度からその対象は容易に思い浮かんだらしい。
問答の内容など露知らず、のほほんと返した。]
[修道女の言葉に相づちをうちながら、メモをとる。]
確かに、似てるかもなぁ。
…こういうのって、老人とかに直接聞くと、案外否定されちゃって詳しい話聞かせてくんないんだよね…。
それより、そう言うのを聞いて育った子達の方がよく覚えてたりとかね…。
[手帳を持って、少女達の方へ。]
ねぇねぇ、君ら地元の子ー?
何処にでもある…。
そうですわね、きっと「狼は怖いもの」と子供に教えるためなのでしょうけど。
[そう呟いて、手元のパイを一口口に運ぶ]
[イレーネに身上書を渡して纏めてもらって。自分もテーブルの上にあったパンプキンパイを一つ口に頬張った。]
[置いておいた冷めた紅茶カップを両手で掴んで、こくこくと喉に流し込む。]
[これでもしっかり味わっているらしい。]
[リディとイレーネ、ユリアン以外の大人たちの様子が硬い事には気づけなかった。]
[集会場へと入る前の不安も、容疑者、がこの中にいるはずだという事もすっかり忘れて、のんびりとしていた。]
アベル、おじさんより料理上手だからね。
[呟きにくすくすと笑った直後、躓いた人影を見つけ顔を上げる。]
[大丈夫と尋ねる声は出ていたので、怪我がないかどうか注視しながら。]
ええ、大丈夫ですこれくらいはいつものことですから。
と、アーベル君。
それにシスター。
…容疑者?
[首を捻った]
[どうも結びつかないようだ]
そうですね、わたくしも詳しく聞こうとするといつも窘められました。
あまり触れたくない…触れてはいけないことなのかと思って、それ以上は聞けませんけど。
[青年にそう返して、少女たちの方に向かうのを見送る]
[手帳を持った青年が近づいてくる。エーリッヒと呼ばれていたか]
…何か?
[少しだけ警戒の色が混じる。
ただ自分の記憶にない人が相手となったからなだけだが]
ほんとにな。
しかも走り損冷え損怒鳴り損。
わかったのは、「関係者が揃うまでお待ちください」ってな、アテにならない事だけだしよ……。
[リディの言葉にはあ、と大げさなため息をつき。
笑うブリジットの言葉に、まーな、と肩を竦める]
それに養父さんに作らせると、酒の肴ばっかりになるからな。
制限させるためにも、俺が作らんと。
[それだけに、いない間の事は心配で。
早く帰らせろ、という思いもあるのだが]
ええまあ本当に大丈夫なんですよ
本当、ご心配をおかけして申し訳ないですね。
[頭を下げた]
しかしまあ。
村の人たちがこんなにたくさん。
ああ、これを書かないといけなかったでしたっけ。
[飲み込んだところで、声に振り向く。金色の髪が眼に入った。]
え。
そーですけど、・・・一応。
[普段は町にいるものだから、最後に付け足す。何だろうと瞬いた。]
[容疑者、と言う言葉に首を傾げる男に、こちらも首を傾げて]
どうやらそのようなんです…心当たりはないのですけど。
あなたは違うのですか?
[不可思議な、と言う表情の彼に問う]
……旦那も、件の容疑者扱い……?
[名を呼ぶクレメンスに、ぽつり、と呟く。
正直、イメージあわなすぎなんですけど、なんて。
失礼な考えは過ぎっているかも知れない]
[クレメンスは怪我まではしていなかったようで、ほっとした様子で視線を外し。]
こんばんは。
[先ほど招き入れてくれた青年に改めてぺこりと会釈する。]
[何となく軽い様子に少し、今度は戸惑いも覚えはじめて。]
……あったか。
[ぽつりと呟きを零す。
アーベルの姿を認めて、食卓へと向かう]
おかーえり?
[ちらりと聞こえた会話の端から、何をしにいったかはなんとなく読めたが。
食事やら来訪者やらに意識が向いているところに、彼の頬に手を伸ばしてみた]
[本人の意識に上らない場所では別の警戒も働いていたのだが。
それは、あの記憶に通じるかもしれない話。
あの美しく悲しい紅の記憶に]
[躓きながらも入ってきた神父。容疑者なのだろう…それをみて更にわからなくなりながらも]
そして、だから素直ないい子になりなさい。
というわけなのだろうがな。俺が住んでいたところでは、狼ではなく魔女だったがな
[とシスターに言って、また一つパイを摘み、シスターと同じようにエーリッヒを見送る]
/中/
そしてまた読み違えてるし(ころころ
エーリッヒに挨拶してどーするんだー!
挨拶しなきゃいけないのはクレメンスだっ!
前の人の発言見て混ざったぁぁ
[集められた顔ぶれと、先ほどの自衛団長のやけに真剣な──というか、張り詰めた様子が今ひとつ結びつかず、思わず考え込みかけた所に聞こえた、声]
……っと……。
ひゃっ!?
[そちらを振り返ろうとした矢先に、頬に触れたのは冷たい感触で]
なんだよおいっ!?
[思わず、上擦った声が出た。肩のカラスも驚いたのか、一時肩を離れてばさばさと忙しなく羽ばたいて]
俺も容疑者らしいですね。
何のだかは聞いてないんですけど
[シスターとアーベルとを見る]
[そして紙にペンを走らせた]
■名前:クレメンス=ディスターヴェーグ(Klemens=Diesterweg)
■年齢:40頃
■職業:無職
■その他:[書こうとしてペンが滑った。困った顔をした]
・・・怒鳴ったんだ。
ベルにぃにそこまでさせるなんてすごいな、おじいちゃん。
[驚くところはそこらしい。]
関係者?
あ、容疑者のこと?
揃うまでってことは、まだふえるのかなぁ。
[室内の人数は十分多くも思えるようで、首を傾げた。]
魔女、ですか…。
[会話の端で傭兵と言っていた男が語るのに返して]
やはりこういうのは、何処にでもあるお伽話なのかも知れませんね。
[そう言って紅茶を一口啜る]
[リネン室に入る]
[空気がやや埃っぽい][思わず咳が出る]
[そこから各部屋にシーツと毛布を運んでベッドメイクしていく]
長引くようなら、お洗濯することも考えないといけないかしら。
[窓から外に目を向ける]
[各部屋の用意をすませた]
[階下に降りていく][新たな来客クレメンスに気づくと、軽く会釈をする]
[薪を両手に抱えると、風呂を沸かすために外へ向かう]
うん、ナンパ?
[手帳片手に女性陣へと声をかける青年が見えて、思わず洩らす]
[冷たい指先は、変わらずアーベルの頬へと触れたまま]
いやいや。
無駄だとわかっていて、わざわざ訊きに行く事ってなんだろうって思って。
というか、変わらないんだね、あの爺さんも。
[幼い頃の事を思い出して、しみじみと言った。
変わらないのはどちらだろう]
[アーベルの頬に延ばされる手と、直後上がる小さな悲鳴。
暫しきょとんと見つめる。]
・・・あ、はははっ。
ユーリィ、ナイス。
[程無くして心底可笑しそうに笑い声をたて始める。仕掛人にはびしっと親指を立ててみせた。]
[アベルに苦笑をかえす。おじさんもアベルも大変だなぁとこっそり思いながら。]
おじさん…今頃沢山飲んでるのかな。
まだケンポナシは、残ってたっけ?
[二日酔いに効く薬草は少し前に渡して暫く間が空いたような。]
[少し心配になって尋ねかける。]
[ユリアンとアベルの様子には「冷え性?」と色々間違った感想。]
……驚くとこ、そこかよっ。
[リディの言葉に、思わずこう返す。
声がやや上擦ったままなのは、ご愛嬌、か]
つーか、冷たい。冷たいからやめろお前も。
[ぴたぴたしているユリアンをジト目で睨みつつ。
片手がパイで埋まっているので、片方だけでも離させようと試みながら]
ま、無駄だろうとは思ったけど。
何だって、こんな所に押し込められなきゃならんのかは、やっぱり気になったからさ。
……ま、結果的には。
関係者が全員そろったら説明するから、それまで待ってろ、で逃げられるだけだったんだけどよ。
[ユリアンとアーベルのじゃれあいにクスクスと笑う。
ユリアンのナンパ発言のお陰で警戒は更に薄れたか。
それはそれで問題なような気もしなくはないが]
アーベルさんのお爺様って?
[とりあえず理解が追いついていないのでリディにまた質問]
ああ、魔女は己が若くなるために、自分と同じ悪い心を持つ子供を鍋に入れて喰らう
そんな感じの話
こっちではなんていわれてるかは今まで知らなかったがな
っと。名乗っていなかったかな。マテウスだ。よろしく。シスター
[そして今何人ぐらい集まったのか。と口には出さずに数え]
[ブリジットの言葉にふと、棚の薬の残量を考えて]
……少しは残ってた……と、思う。
ま、こればっかりは、な。
酒が養父さんの楽しみなのは、確かなんだし。
[ただ、飲み過ぎるのがなあ、と。ため息と共に、ぽつり、呟く]
ああ、いえ。
ちょっとペンでこう
[紙をシスターに見せた]
はじいちゃいまして。
まあ特筆することもないですからねえ。
俺がドジなのは知られてしまいましたし。
任せーぃ。
[リューディアにサムズアップを返した上、もう片方もアーベルの手に払われてしまい、頬からは敢えなく離れることとなった。
先に掴んで伸ばせばよかった。少々、後悔]
寒い中に出て行ったんだから、
冷えているかと思ったけれど、アーくんはあったかいな。
うらやましい。
[怯むことなく、にっこりと笑みを浮かべた]
……ふーん。全員、ねえ。
[口にしていることが全てではないと思った。
が、言わないということは、今、皆に知らせるべきことでもないということだろう。納得していない声で、曖昧に相槌を返して、後は問わないことにした]
あ。僕も、パイ食べる。
え、だって小さい頃くらいだもん。
ベルにぃが怒鳴るの見たのって。
[アーベルのツッコミには至極真面目に答えた。若干引きつった声にはまた少し笑ったか。]
ん?
えーと、おじいちゃんは自衛団長さん。
色々あったらしくて、あんまり仲は良くないみたいだけど。
[冷めた紅茶を飲み干し、イレーネの問いには少し声を落として答えた。
空のカップの白い底を何気なしに眺める。]
自分が若くなる為に、ですか…怖い話ですね。
わたくしが子供の頃は…やはり狼だった気がしますが。
[そう言って男が名乗るのに少し慌てたように]
そういえば、わたくしもまだでしたわね。
わたくしはナターリエといいます。よろしくお願いしますね、マテウスさん。
[そう言って軽く頭を下げる]
……ずいぶん、増えましたね。
まだ、ちゃんとは分からないんだ。
[アベルが『お爺さん』から聞いてきた事には困惑したまま。]
全員…何人居るのかなぁ。
[出合った人を指を折って数えてみる。10は越しただろうか。]
[男がこちらに向けた紙を見て、まぁ、と小さく呟いて]
新しい紙を貰っては…?
でも、それでいいのでしたら良いのですけど…。
ドジ、なのですか?
そうは見えませんけれど…。
[クレメンス(と身上書には書かれていた)を見てそう呟く]
うらやましがらんでいいから、ちゃんと暖取れ、暖。
[一応突っ込みを入れつつ。
曖昧な物言いには、ああ、と頷いて]
……ただ。
どーにも、笑い話じゃすまねぇらしい。
[本当に小さな声でぽつり、呟いてから。
パイ、美味いぞ、と言いつつ自分の分をぱくり、と*齧って*]
あ、ごめんなさい。
[本人の居る前では聞かない方が良かったかと声を落とす。
何となく納得はしたのだが。アーベルの最前の態度も含め]
そっか、じゃあ全員集まるまでは動きようがないのね。
でも荷物を取りに帰るのくらいは大丈夫かしら。
[これでもまだ全員でないのかと、ここに来てから見かけた人達を思い浮かべてゆく]
さっきも転びかけましたし
[躓いた戸口を見た]
本当に情けないことです、ええ。
…いえ、きっとまたやりますから。
[新しい紙についてはしばらく悩んだようだったが、そう答えた]
…必要ですかねえ?
……何人かくらい、教えてくれればいいのにね。
それとも、見境なく連れて来ているから把握出来ないとか?
[冗談めかした台詞。僅かながら、皮肉を込めて]
はい、はい。
でも、人のぬくもりのほうが気持ちいいじゃないか。
[至近距離だったから小さな声も拾えたが、目を眇めただけで、そちらには反応を返さなかった。
アーベル弄りに飽きた素振りで、パイへと手を伸ばす。残り一つ]
ああ、怖い話。といっても子供に素直に言うことを聞かすための迷信だからな。
どんな話であっても効果さえでればそれでいいってことだろう
[と自分で言っていて全く信じていない様子で、慌てるように名乗って軽く頭を下げるナターリエに会釈を返しつつ]
さん。などわざわざつけなくていいが、好きに呼んでくれ
[そして呟くように言われた言葉には軽く頷き]
ここに住んでいる人間のことはほとんど知らない俺から見ても、共通点がないように見えるんだがな
[と質問する風でもなくそう呟いて広間にいる面々を軽く眺め*耳を傾けている*]
ああ。そうでした。
俺は、クレメンスといいます。
[紙を指す]
どうぞよろしくお願いします。
既知の方も、そうでない方も。
よくわからないですが、容疑者を集めるということでしたし。
アーベルさんは、自衛団長のお孫さん。思い出した、森番の人。
ユリアンは装飾細工師。色々と教えてくれる腕の良い人。
リディちゃんはお友達。前は学校でも一緒だった子。
アマンダ先生は今は陶芸家。私にとっては図工の先生。
シスターは教会でいつも相談に乗ってくれる人。
ノーラさんは仕立て屋さんの人だった。料理が上手。
…どこか別の場所で会ったこと、あるのかしら?
ブリジットも森の人みたい。薬師さんだね、これは。
…何だか見てて危なっかしいんだけど。
マテウスさんは傭兵。…まだ分からない人。
ハインリヒさんは探偵。…以下同文。
クレメンスさんはもっと良く分からない人。
エーリッヒさんもね…何を聞こうというのかしら。
そんなにいつもなんですか?
[そういえば、彼が来る前に「がん」と言う音を聞いた気もする。
身上書については少し考えた後]
特に訂正する所が無いようでしたら、そのままでもいいのではないかしら?
もし必要なら自衛団の方が言ってくださると思いますし。
[と答えて]
少し足しておこうか?
ケンポナシはあまり残って無いけど、山査子ならあるから。
…みんなが揃う前なら、外に出てもいいんだよね?
[アベルが外へと走り出したのを思い出しながら。]
[別段閉じ込められたという感覚は薄い。]
うん、おじさん、お酒大好きだよね。
禁酒とか意地でもしなさそう。
[笑って、傍らに置いてあった袋からサンザシの偽果の入った瓶と擂鉢を取り出し、こりこりと擦り粉にしはじめた。]
うん。
最近会わなかったからかもだけどさ。
[アーベルにこくりと頷き、同じ様にパイを頬張る。
エーリッヒに問われれば昔聞いた話などを懸命に思い出して伝えるだろうが、参考になるか否かは分からない。]
ぼくも良くは知らないんだけどね。
もう十分多いように思うけど、まだ全員じゃないのかぁ。
[食事の手を進めながら、イレーネに返す。暫くはそうやって歓談を*続けるだろうか。*]
11人…私も入れれば12人になるわ。
まだこれ以上集まると言うの…?
[ふぅ、と軽く溜息を吐く]
本当に。人数くらい教えてくれてもいいと思いますよね。
見境無しだったら、迷惑すぎ…。
[ユリアンの軽口に苦笑と共に肩を竦めて]
[お風呂用の竈に薪をくべながら]
みんな、朝食も召し上がるのかしら。
そういえば全部で何人になったのかしらね。
[指を折りながら数えていた]
[お風呂を沸かし終えると、広間へと戻っていく]
ええ、いつもです。
本当に。
ほら、頭とかも大分固くなっていますよ
[自分の手で頭に触れる]
皮膚は偉大です。
…そうですね。まあ、自警団の人が書き写すかもしれませんし。
そうしたら口頭でもありですかねえ…
何分、不器用に出来ていますから。
迷信…だと良いのですけど。
[ぽつりと呟く声は他には聞こえない程度の大きさで]
さん、をつけるのは仕事上の習慣のようなものですわ。
[と言って笑う。
そして落とされた呟きに改めて広間を見渡し]
……どの様な基準で集められたのでしょうね?
[やはり良くわからないと言う風に呟いて]
12…… 12ね。
もう、そんなになるんだ。
13だったら、不吉だね。
[言ってから、ぞっとしないと思った。
お婆から、迷信深い話は嫌というほど聞かされている]
とりあえず、自衛団員の様子を見る限り、今日は揃いそうにないのかな。
[空き椅子の後ろに立って、背凭れに顎を乗せる。
泊まりでもいいようにしてきたとはいえ、心配なものは心配だった]
[齧りついたパイの甘さは、それを和らげてくれたけれど]
[広間に入ると眠そうな人も散見]
もし寝るなら、二階のお部屋で寝なさいね。
ここで寝たら風邪ひくわよ。
[パイの皿に目をやる]
[その減り具合を確認して目を細める]
[手近な椅子に腰掛ける]
[広間でされている話に耳を傾ける]
[皮膚が固くなっているというクレメンスの言葉に目を丸くする]
そんなに、ですか?
[だけどあまり立ち入った事も言えずに]
口頭で、と言うのもありだと思いますよ?
こんな所に集めておくのですもの、それくらいはしても罰は当たらないと思います。
[冗談とも真面目とも取れない口調でそう言った]
ええ、そんなにですとも。
本当に神は何で俺のドジさをもう少し減らしてくれなかったものかと、本気で嘆いた事があります。
[真剣な顔で言い切る]
そうですね。
よくわからないんですけどねえ、なんでこんな所に集められるのかも。
それにあなたも容疑者だというのでしょう?
どうもよくわからない。一体何だというのやら。
まあ、文句があるなら書いてくれと言ってみるつもりですよ。
俺が書くより上手いでしょうし
[にこりと笑った]
13人の被疑者。
…あまり気分良くない数字ね。
[こういう場合には細かい部分も妙に気になるもので。
フルフルと頭を振って不吉な予感を振り払う。
エーリッヒに昔のことを聞かれればスッと表情を消して]
…私、10年前にお婆様の所へ来ましたから。
それ以上昔のことは知りません…。
[なら小さい頃はどこにいたのか等を聞かれれば、更に表情は硬くなり俯いてしまう]
……それも、憶えてないから……。
[けれど何か気になることがあるのか、立ち去りはせずに。
リディ達が答えているのをそれとなく聞いていた]
12人…そっか、10人は居ると思ったけど。
[まだ顔と名前と、きちんと一致して居ない様子。]
[ノーラの姿を見かけて、薬草を擦る手を一旦止めて、ぺこりとパンプキンパイの礼を告げた。]
パイと紅茶、ありがとうございました。とっても美味しかったです。
[フルーツの方は食べ損ねたけれど。きっと美味しかったんだろうなぁと思いながら。]
[広間で行われた話を聞きながら]
結局、何の容疑なのかしら。
詳しいお話は、明日聞かせていただけるのかしらね。
[ちょうどイレーネの言葉が耳に入る]
・・・10年前?
[イレーネの顔をじっと見つめて][記憶をたどっている]
/中/
縁作りとか苦手な中身が通りますよと。
うぁーんやっぱりRP村は大変だー!
考えるのはわくわくするんだけど手がついてってないー!
ごめんなさいごめんなさいもっと読んできますorz
[それ以上昔のことは――
イレーネの言葉に何かが引っかかったが、霞がかって、思い出せなかった]
[単なる昔話なら、やはりそれも、お婆がよく語っていた。けれど話を訊いているのは他の子に対してだし(それがナンパに見える)、わざわざこちらから切り出す義理もなかった。
ついでに、パイを味わうのに忙しかったから、口出しはせずにおいた]
どうかしました?
[落ち着きなく辺りを見回している男……クレメンスといったか、に問う]
[ブリジットにお礼を言われて、微笑みを向け]
そう?お口に合ったなら良かったわ。
えっと・・・
ごめんなさい、お名前聞いてもいいかしら?
[自分がパイを作ったことを知っていることを不思議がりつつ]
[10年という数字には少し顔を顰める。]
[丁度、母と兄が亡くなった年。]
[だがただの偶然だろうと、ふるりと首を振って、すり終わった山査子の粉を別の小瓶へ移し変えた。]
ああ、いえ。
どれくらいここが広いのかと思いまして。
12とか13とか、そんな人数だったら、全員集めたら大変じゃないのかなぁと。
…あんまり外からちゃんと見てこなかったんですよ。
[ふと顔を上げるとノーラがこちらを見つめていた]
…ええ、私、ここに来る前の記憶が無くて…。
[長じて母親にかなり似てきたその顔で悲しげに笑って]
…パイ美味しかったです。ご馳走様でした。
[話題を変えるかのようにペコリと頭を下げた。
その時に浮かんだ笑みは、確かに感謝の表情であったが]
案外と広いみたいですよ。
風呂場は5人くらいまで、
部屋数も10いくつはある、んでしたっけ?
[直に目にしてきた当人の姿を探して、彼女へと確認の問いを投げる]
[名前を把握し切れていないのは、些か面倒だ。
後で、身上書を見せて貰おうと思った]
あ、ブリジットです。ブリジット=クリングベイル。
[パイを運んでいる様子と、口に合うかどうかという台詞からおそらくこの人が作ったんだろうという、勘のようなものは今回は外れてはいなかったようで。]
[謝罪にはふるふると首を振る。年齢よりは幼い行動は、癖のように染み付いて治らない。]
お姉さんはえっと…
[こちらも彼女の素性を殆ど知らないので、首を傾げたり。]
そんなに広いんですねえ。
この村はやっぱり、資源が豊かなんでしょうねえ。
こんな俺にも小屋を使わせてくれるくらいですし
[その小屋を使う代償に、手紙に入っていた装飾品を差し出したことは記憶に新しいのだが]
この集会所だけでそんなに大きいと、
つまり…部屋が幾つもあるということは、ここに泊まらせでもするんですかね。
[イレーネの言葉を聞くと、目を伏せ]
そうなの?記憶が・・・ごめんなさいね
[しばし考え込む]
[イレーネのお礼には微笑んで]
いいえ、お粗末様。
また食べたい時には言ってくれれば、いつでも焼くわね。
[薬を調合するブリジットの手元を眺めていた]
[彼女の名前を聞くと]
ブリジットちゃん、ね。
お姉さん・・・?
[少し笑った後]
わたしはノーラ・テッパー。村で仕立てをしているの。
気軽にノーラって呼んで頂戴な。
[男の言いように、アーベルが拾ったのだったか、と思い出す]
そうですね。
村を取り巻く森には、いろいろとあるようですし。
[周りを見ると、既に泊まる気らしい者も見えた。
村外の人間もいるようだから、当然とも言えるだろうか]
泊まらせるほど、長引くことなんですかね……
一体、何がしたいのか。
強制合宿みたいだ。
[そんなに可愛らしいものではないだろうが。
視線を窓の外へと走らせる。
とうに、銀世界は闇に包まれていた]
[クレメンスとユリアンの言葉が聞こえてきた]
ええ、お部屋は全部で15部屋くらいはありましたわ。
人数がそれを越えることになれば、相部屋になるんでしょうか。
無実が証明されれば、すぐに開放されていくと思いますけれど。
……相部屋。
それは、嫌だなあ。
無実の証明、ね。
何かの事件なら、アリバイを聞くなりなんなり、すればいいのに。
皆が集まってから、なんて。もったいぶって。
[寄りかかったままだった背凭れから身を起こして、伸びをする。
手の腹で、目元を擦った]
いえ、こちらこそごめんなさい。
[ノーラには軽く首を振って]
本当に美味しかったです。
ノーラさん、お料理とかもお上手なんですね。
また食べられるの楽しみにしています。
[顔と名前は意識すれば何故か憶えるのは得意で。
だから既に大体は把握しきれているようだ。
もっとも村人も多いからというのはあるだろうけれど]
そういえばここ、使われてるの見たことなかったような気が。
本来は何のための場所だったのかな…。
[誰にともなくそんな問いを口にしたりして。
皆が寝るまで会話の輪の端に*加わっていた*]
強制合宿…
あー、昔はやらされましたっけねえ。
学生だったころですけど。
[はぁとため息を吐いて]
森に色々……
俺は生きてアーベル君に助けられて幸運だったということですかね。
[薬瓶に顔を近づけると、独特の乾いた果実の臭いが鼻腔を擽る。]
[それを確かめてからしっかりと蓋を閉めて。明日すぐに持っていこうと、大袋の一番上へとしまう。]
[ちゃん、と付けられた名前には笑んだ。]
[年より幼く扱われた事がどこか懐かしく、嬉しかった。]
はい、ノーラさん。
[仕立て屋さん、にはこくりと頷いた。そういえばどこかの店の前で見かけたことがあったような、無かったような。]
[はっきりと覚えてはいないので、今からちゃんと覚えておこうと心に決めて。]
そうですねえ。
相部屋はまあ望まないところとして、
…いえ、ほら。ベッドから落ちたりしたら迷惑じゃないですかねえ。
無実をさっさと証明してほしいものです。
そうね。何か全員を集めないといけないわけでもあるのかしら。
[ユリアンの仕草を見た]
・・・あら、眠いのかしら?
もう遅いし、ここの上のお部屋でお休みなさいな。
/中/
寝る前にもう少しだけ。
あれでエーリッヒさんが上手く拾っておけるようにできているといいのですが。
後の動きもどうしようか悩んだので微妙な形に。
明日は祖母の視点での過去公開をやる予定。
何時頃が一番空いてるのかな。親もいるから微妙だ…もし他にも人がいる時とかになったらごめんなさいですよ。
そしてやっぱり役職希望変更したくなってきました。
明日は入り直ししてからやるかもしれません。
とりあえず、おやすみなさい。
アリバイ…かぁ。
[ユリアンの呟きが耳に届いて、溜息を。]
[自分には全く無い。そうなると自分も疑われる位置に居るわけで。]
[違う事を証明するのはとても難しいのだと、ぼんやり思う。]
[イレーネの言葉に微笑んで]
ええ。そう言っていただけると作りがいがあるわ。
・・・そうねえ、民宿か合宿所がイメージに一番近いかしら。
でもそんな話も聞いたことないわね。
[広間をぐるりと見回す]
[頬杖をついて考える]
……落ちるんですか。
[生憎と、彼のドジっぷりは見ていないのだが。
言葉の端々に、不安を掻き立てられた]
眠く…… はないんですが、疲れ目らしくて。
どうしようかな。
[帰るか、ここで休むか。
窓硝子の向こうの闇を見つめながら、考える]
落ちますよね。
いやぁ。あなたも落ちますか。
それは、
……ごほん。
[仲間だと言おうとしたのか、定かではないが]
お気をつけてください、レディ。
疲れ目・・・まだ若いうちから大変ね。
[ユリアンにつられるように窓の外へ視線を向ける]
それだと、外は危ないわ。
悪いことは言わないから、泊まっていったらどうかしら?
[ふと思い出し。大袋の中からブルーベリーを乾燥させ粒錠にしたものを取り出してユリアンに渡した。]
目が疲れてるなら、何か作業をする前に飲んでみるといいですよ。
…真夜中に外へ出るのは危ないのは同意。
[ノーラの言葉に頷いた。]
/中/
…夜中でいいんだっけ(ぁ
時系列は基本リアルタイムだと思ってるんですが、こんな夜中にお前何やってるんだと小一時間(ぁぁ
[……二人の会話に、ついていけない]
[それはともかく、口々に忠告を受け、薬まで渡されては、帰ります、というわけにもいかなかった。苦笑を浮かべる]
たまに調子が悪くなるんですよ。
祖母も大分悪いので、遺伝ですかね。
御忠告、ありがとうございます。
お言葉に甘えて、今日はここで休む事にします。
俺も今日はここで休ませてもらうことにしましょうかねえ。
外に出るのは、本当に危なそうだ。
[外を見て、片眉を上げた]
絶対転べますからねえ。
[*しみじみと呟いた*]
[クレメンスの言葉に頷いて]
ええ、眠い時には無理せず寝るのが一番ですわね。
念のために、包帯や傷薬の場所と在庫を確認しておこうかしら。
遺伝、そう・・・
調子が悪い時には無理しちゃだめよ。
[ユリアンの瞳を覗き込む]
[続くユリアンの言葉を聞いて安堵の表情]
ええ、そうするといいわ。
そう? ……わかった。
ありがとう、ブリジット。
[微笑と共に、感謝の言葉を返す]
[覗き込んでくる、闇にも近い色の瞳に瞬いた。
僕の眼は、冴えた夜空を宿しているのだろう]
無理はしませんよ。
階段から転げ落ちるのはごめんですから。
[冗談を含めて]
それじゃ、せっかくですから、
お風呂を頂いてから、休みますかね。
[覗いちゃだめですよ。
軽い口調で言って、ナップザックを手に風呂場へと向かう。
手はすっかりと、*あたたかくなっていた*]
効かなかったら困るし、それに。
[薬を売るという行為にあまり慣れていないので、御代をもらう事に少しだけ抵抗があったりする。]
[元々森から取れる物を加工して売っているだけで。それなのに父から継いだ卸先からは、十分に生活できるだけの額を受け取っていて。]
[無償で渡す事にも問題はあるわけだが。そこまで思い至る余分が自分には、ない。]
[クレメンスの呟きを聞きつけ、ひょっとしなくても、記憶を無くすほどの怪我もうっかりの所為なんだろうかと思い、治療された後ろ頭を見つめた。]
[担ぎ込まれたクレメンスの看病には自分も関わっていて。]
[一部記憶が無いとはいえ、元気になってくれたのはとても嬉しいが、心配の種は尽きる事が無さそうな。]
そうね。気をつけなさい。
階段から転げ落ちるととっても痛いのよ。
[思い出したように鼻をさする]
あら、先に釘刺されちゃったわね。
ちゃんと肩まで浸かって温まるのよ。
[風呂場に向かうユリアンに笑いながら声をかけ]
さて、片付けちゃいましょう。
[パイ皿やカップをトレイに載せると*キッチンへ向かった*]
//
ノーラへの絡みが中途半端というか。
風呂沸かしたのは誰とか、
片付け最後は結局手伝っていないとか、
ベッドメイキングの辺り(ここは気付けないか)とか、
中身視点では気になるけれど、
PC視点では上手く処理出来ないなあ。
/中/
何かあれだなぁ…可愛くないなぁ自分。
男の子やる予定だったからなー。うーむぅ。
さて縁をもらったのでも少し練り練りしてきます。
[手帳を持って、少女達に声をかけたあたりで、新たな男を連れてきた自衛団員に咎められた。]
いや、ほら。これはね?
学術的な興味とか…まぁ、そういうのー…でー…
…あっ、その…ちょっと………
[しょっ引かれて延々説教喰らうついでに、色々聞かれたり、ついでにちゃっかり情報仕入れたりしたかもしれず。
戻った頃には、殆どの人々は三々五々休みに言ってたりとかまぁ、そんな調子で。]
…話長いって…あの爺さん。
[うんざりと肩を竦めながら戻ってきて、それぞれに部屋があてがわれていると言われ、二階へ。]
それにしても、あの子…
昔のことは覚えてない、かぁ……。
[何処となく見覚えのあるような気がした少女の、聞き覚えのある声をもう一度思い返す。
確かに、強烈な印象のあるエピソードと繋がっていそうな気がするが、漠然としか覚えていなくて。
あてがわれた部屋に入り、寝台に身を横たえる。
長旅の疲れと、長時間の説教疲れは、あっさりと睡魔を呼び込んだようだった。]
[朝陽の光を一番に受ける時間、自然と目が覚めたのは、ここ1年、祖母の日課に付き合っていたためだろう。
外へと視線を向けると、明澄な視界に、まっさらな雪が映った。
支度を済ませ、荷物を肩に引っかけて階下に向かう。昨晩とは異なる団員が、そこにいた]
……おはようございます。
[へら、と笑みを向ける。芳しくない反応。
気にせず、身上書の閲覧と、一時帰宅を願い出ると、(主に後者に)渋い顔をされた]
別に、逃げませんよ。
狭い村内、逃げる場所もない。
祖母が心配な、孝行孫の願い、お聞き頂けません?
[小首を傾げ、覗きこむように男を見上げたのに効果があったかは知らない(多分、ない)が、承諾は得られた。そんな体勢にならずとも、僕の背丈は男性平均よりも低いから、上目遣いになりがちなのだが]
ありがとうございます。
[形ばかりの笑顔と礼を向け、身上書で各人の名を確認した後、帰途につく]
[ざくり、新雪を踏む音が*大きく聞こえた*]
/中/
うわぁメモで二階に行ったって書いたのに表で描写してないし。
きっといつの間にか、いつの間にか…(´・ω・)
[昼になる前に目が覚めて。借りた部屋の窓から外を見れば、日の光に煌く銀の世界が一面に広がっていた。]
[薄暗い森の中からしか殆ど見ることのない雪景色も、場所を変えればこんなにも綺麗なものなんだと感心する。]
[暫く窓に張り付いて、きらきらした雪を飽きる事なく眺めていたが、思い出したように大袋を背負い階下へと降りた。]
[階下には見張るかのように立つ団員の姿が。]
[腫れ物を扱うような目で見られ、少し、俯く。]
[両手で紐をぎゅっと握り、外へ出ようとすると咎められた。]
すみません、忘れ物して。
夕方には戻ります。
[ぺこりと頭を下げて、次いで何か言われる前にさっさと外に出てしまう。]
[逃げる意志はないのを表すように、ゆっくりと歩く。]
[後ろから怒鳴るような声が聞こえたが、ぎゅっと両手を強く握っただけで、振り返る事はしない。]
[大柄な男の人は少し、怖かった。][新雪の上にはいくつかの足跡が。]
[幸い追いかけられる事は無かったので、ほっとして。]
[ざくざくと音を立て足跡を眺めながら、昨日作った山査子をアベルの養父の元へと届けに*向かった。*]
やっと着いた……。
[目の前にあるのは自警団団長であるギュンターに指定された集会所。長い馬車の旅を続けて二日目。ようやくにして到着した。
元々はもっと早く到着し、早くギュンターと捜査方針に関して打ち合わせを行う手はずだったが、仕事の引継ぎや指示をしている間にあっという間に時間は流れてしまった。
過ぎ去った時間は戻せない。だから到着したその日その時間から、事件を早急に解決するべく心を切り替える。
そして一度だけ深呼吸をすると、静かにそれでいて力強く集会所の扉を押し開らこうとした。と、その時、後ろから足音が聞こえた。振り返るとそこには大柄の肉体を隠す事もなく人体急所を隠した鎧を身に纏った二人の自警団員が立っていた]
(この人達に伺えばいいかな?)
[容姿や鎧の紋様を確認し、そう考えると二人の自警団員に小さく会釈した]
私、領主より連続殺人事件の捜査にあたる様に指示を受けて参りましたミハエル=エンバーミングと申します。ギュンター団長にお取次ぎをお願いできますか?
[...の名乗りに自警団員は顔を見合わせた。恐らく話は通じているのだろう。集会所の中で待つようにと指示を残してギュンターへ報告に向かうべく踵を返した]
……?
[その様子にどこか違和感を感じた。
だが何処が違和感なのかはっきりしない。
心に残ったしこりをそのままに、...は集会所へと足を踏み入れた。
集会所の中は若干閑散としていた。
しかし、先程の自警団員の二人から繋がる違和感のような雰囲気を感じ、僅かに整った眉を顰めた]
(……一体何だ? この表面上は全く問題ないのに裏側にある気だるげな空気とほんの少しの警戒は……)
[違和感があるかと言って、その場に立ち尽くしている訳にもいかない。
...は室内のメンバーに失礼します。と整った会釈を行うとようやく一歩を室内に踏み入れた]
[見るとテーブルの上に身上書が置かれていた。しばし思考し、...は領主の息子とはいえ、事件解決までお世話になるのだからと自らの身上書を記載し始めた]
■名前:ミハエル=エンバーミング(Mihael=Enverming)
■年齢:19歳
■職業:領地統括官東方医療設備担当
■その他:所謂領主の息子。しかしダメな二代目ではなく、仁義に熱い武官の兄、経済面を担当する才女の妹に挟まれた優しく才覚に溢れた次男。しかし本人は兄と妹に少しだけ劣等感があり、自分は大した事ができないと常々周囲に漏らしている。
[そこまで簡潔に記入すると、書かれた身上書の束の上におき、荷物を置くべく割り当てられた*自室へと向かった*]
[少女が目覚めた時刻、既に日は高かった。
眼を擦りながら起き出して、窓を開ける。冷たい空気が流れ込み、眼下に広がる真白が太陽光に反射して眩しい。
2、3度瞬いて、それからふと人影を見留めた。]
・・・・ん。
また新しい人?
どこかで見たっけ、あの人。
[昨日話しかけてきたエーリッヒとはまた違う金髪の青年。白雪に映える身なりの良い服装やその雰囲気が、何となく記憶にあるような気がして首を捻る。
年頃の少女で、また異性に対して興味があるならば、彼が学校で幾度と無く話題に上った領主の息子であることは容易に思い出せたかもしれない。]
ま、いっかぁ。
[だが生憎、少女はそうではなかったらしい。]
[早い時間でもない]
[遅すぎる時間でもないが]
[階下へ向かい、その後、外の自警団員へと声をかけた]
おはようございます。今日も寒いですね。
おや、また人が来たんですか。
容疑者?
[幾人かが通ったらしい足跡を見て尋ねる]
すみません、誰が誰だかやっぱりわからないんですよ。
誰なんでしょう?
…はぁ。
[渡された身上書を受け取って、それを眺める。]
本当に皆さん色々なんですね。
あ。これやっぱり駄目ですか?
[自分のを持って尋ねる]
いやほら、手が…
本当にすみません、不器用で。
書き直した方がいいですかね?
…あ、貼っておいてくれますか。
それならこういうことでしょうねえ…
[言われるがままに自警団員はそう記す]
[半年ほどの記憶はなし]
[昔は神父をしていた、*と*]
─広間/昨夜─
[養父に薬を作って届ける、というブリジットに、悪いな、と軽く頭を下げ]
……ついでに、集会所側は俺が見て回っとくから、無理すんな、っつといてくれ。
[冗談めかした口調で言伝を頼み。
しばし、その場で話をしたり聞いたりしてから、二階へと上がり、休息を]
[早朝に目が覚めるのは、身に着いた習慣。
身支度を整え、簡単に朝食を作って済ませると、外に出る。
呼び止める自衛団員には、仕事に行く、と短く告げて。
カラスと共に、新たな白をその身にまとった森へと向かう]
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
Diese Erde, alles.
Es gibt es viel, um fahig zu sein, aufzuhoren, es in einem weisen Schleier zu decken……
[ごく自然に零れ落ちるのは、亡き父の好きだった歌]
……あ。
見回り終わったら、父さんと母さんのとこ、行っとくか……。
[何となく忙しく……というか、ややこしい事になりそうな気がしたから。
今の内に、月に一度の墓参りをしてしまおうと。
そんな事を考えつつ、*白と黒の狭間を抜けてゆく*]
[流石に薄着のままでは外の空気は冷たい。小さく身震いをして、窓を閉めた。
荷物の中から適当に服を選んで着替える。黄色のカチューシャは忘れない。]
よっし。
[両頬を両手で軽く叩いて、何の気合だかを入れると階下へと降りた。]
―二階・自室―
[ぱちっと目を覚ます。...にとって目覚めは瞬時であり、ほとんど癖のように寝床においてある荷物に手を伸ばし、軽く周囲の気配をうかがうようにしてから起き上がり]
……ぅぅぅぅぅぅ…さむ…
[腕を組んで少し震えながら窓を見る。既に日は昇っているのだろう]
そういやなんかの容疑で集められたんだったな。優秀な自衛団殿たちの調査は進んでいるんだろうかね
[嫌味を吐き出しながら、縦長の木箱を手で背負うように持って、部屋を後にした]
[足音や気配を消そうとしてしまう癖を、先に階段を降りていく昨日会ったカチューシャをつけた少女を見て思い出し改め、続く形で階段を降りて、広間へといき]
―広間―
リディだったな。おはよう。今日も寒いな
[と無視はせず、ただそれほど意識にもかけず、暖炉の近くに座り、木箱を近くに置く]
おはようございますっ。
[そこに人影はあっただろうか、確認もせずに挨拶をする。直後続いたマテウスにも頭を下げ、そのままキッチンへと向かう。
勿論料理は苦手なので、パンや果物などを探す心算らしいのだが。]
あ、あれ・・・・ぅわっ。
[数刻後、そちらの方向から不吉な音が聞こえてくるのはお約束。]
[程無くして広間に顔を出した少女の姿は何かの粉で真っ白だったとか。]
あ、あはは。
・・・・・食べます?
[誤魔化すように笑いながら、見つけてきたらしいパンを幾つかテーブルの上に置いた。こちらはどうやら無事らしい。]
[ぱちぱちと音とたてながら燃える暖炉に薪を更にくべていたところに、キッチンから響く。不吉な音や少女の声を聞き、嘆息しつつ緩く首を振り、また薪をくべていて暖まっていると
なにか粉にまみれて出てきたリディの姿に少しだけ固まり]
…あ、ああ。悪いな。いただこう
[朝食もとっておらず、また彼女の行動を無碍にもできないため]
ありがとう
[と並べられたパンに手を伸ばした]
[マテウスがパンに手を延ばすのを見、自分も1つ手に取るとちゃっかり暖炉の側を陣取る。
普通ならまず着替えるなり風呂を使うなりするのだろうが、如何やら少女の中の優先順位は食欲が第一位らしい。]
結構おいしいですねぇ。
集会所の食事って、もっとまずいものかとばかり。
[などとにこやかに暢気に話し出したりするのだった。]
[暖炉側に陣取りにこやかに話しだすリディに軽く頷き]
そうだな。昨日出されたパイもおいしかった。といっても勝手に集めるだけ集めておいて、自分達で用意しろ。というのは気に食わんがな
[思わず不機嫌に言ってしまうが、この子に当たっていいはずがないと苛立ちは消し]
ところで。リディはこうやって集められている理由について、何か知ってることはないか?
[黙々とパンを口にしていたが、現状最も気になる共通事項を、昨日シスターにも少し聞いて、わからないようであったが、一応という期待を込めて聞いてみる。]
(さてどうしよう)
[簡単に荷物の整理を行い、そのまま長旅で疲れた体をベッドに倒した。途端に疲労が内側からあふれ出してくるのを自覚するが、今は疲労に流されている暇はないと先程感じた違和感について思考する。
初めにギュンターからの依頼のため、...の身元について自警団に知れ渡っているだろう。で、あれば何故集会所の入り口で出会った際に自警団の詰め所へ案内されなかったのか。
領主に捜査の陣頭指揮を依頼するのであれば、集会所よりも先に詰め所へと案内するのが普通でもある。
ここで、派遣を告げられた当夜の父親の様子を考える。本来殺人事件の捜査となる場合、危険を考えて武術に秀でた人を派遣するのが通例だろう。しかし、実際は文官である自分が派遣されてきた。
ただ自警団と領主直属の護衛軍は折り合いが悪い場合が多い。そのために自分が派遣されたと考えれば、噛み合わないわけではないが――]
いやいや、そうじゃない。絶対的に怪しいんだ。これだけの連続殺人を行っている犯人の捜索なんだ。仲違いしようが、軍人は必要だ。
[ならば自分が派遣されたのは――?
ここで先程の自警団員とそして、集会所に入ったときに感じた雰囲気を考慮に入れていく]
……もしかして?
[思い当たる節はあった。
派遣されるより4日前。今滞在している町の近くにある村に医療設備確認作業のため赴いた。その際に連続殺人が起きたと言う話を耳にした]
そう考えると辻褄は合う。
でも早計は危ないかな。誰かに聞いて情報を集めてから。結論を出すならそれからだ。
[そう口にして勢いよく立ち上がると、人が居そうな集会所の広間へと歩を進めた]
〜二階・自室〜
[朝日と共に目を覚ました]
[階下へ降りる][そこに立っていた自衛団員に挨拶]
すみません、一度自宅に顔を出して来たいのです。
ええ、逃げたりはいたしませんわ。
ご心配でしたら、ご一緒いたします?
[自衛団員に微笑んで問いかける]
[嫌そうな顔をされた][虫でも追い払うかのような仕草]
ありがとうございます。
[お辞儀をすると、足早に自宅へと向かう]
ですね。
作ってくれる人がいて助かりました。
[相変わらずにこにこと笑いながら、続く言葉には暫く考え込む。]
・・・・んー。
ぼくには心当たりないですね。
[済まなそうな表情を*作る。*]
そっか。心当たりはないか
[やはりそうか。とどこかで思いながらもすまなそうな表情になったリディには]
気にするな。俺だって何もわかっていないからな。
[と気遣うようにいう。最もそういうのが似合う存在でないのは自覚しているので効果にそれほど期待はしていない
そして、自分が自室に戻った後来たのだろうか。広間に来た金髪の少年に目を向け]
[広間まで来ると、ちょうどマテウスがリディに向けて、...が知りたい事を質問している場面に出くわし、思わず足を止めた。
しかし、リディとついでマテウスも知らないと口にした事で、思わず...は小さく嘆息した。
それが見抜かれた訳ではないと思うが、そのタイミングでマテウスの視線がミハエルを見たので、...はわたわたと慌ててしまった]
あ、や、お話中にすいません。お邪魔でしたか?
[嘆息をし、わたわたと慌てだした金髪の少年を見た
その挙動に少し不審感を抱くも、次に言われた言葉を聞いてそれは消え]
いや、それほどたいしたことは喋ってないんで邪魔なんてことはないさ。なあ、リディ
[と軽くリディに同意を求めるように言って]
で、俺はマテウス。この子はリューディアっていうんだが、そっちの名前を聞いてもいいかな
あんた。といっていいほどの育ちでもないようなのでな
[身なりなどを見てそう当たりをつけて聞く]
―朝方―
[まだ陽の低いうちに目が醒めて。
下に降りると水を一杯、そしてパンを一つ貰った。
特にすることもないので集会場の回りを散歩していると、ノーラやブリジットが外へ出てゆくのが見えた]
戻る人もいるのね。
荷物、もっと持ってきた方が良いのかな。
[近くにいた自衛団員が聞きとがめて渋い顔をする。
余り動き回るなという]
…逃げたりなんかしないのに。
お役目ご苦労様。
[溜息交じりの口調で答えて。
借りた部屋に戻ると持ってきたノートを開いた]
―現在―
[思いつくままに筆を滑らせる。
途中何度も手を止めて窓の外をぼんやりと見たりして]
綺麗な月。
次はあれを表現してみたいんだけどな。
また相談してみようかしら。
[考え事を口に出して纏め。
気がつけば太陽はもう頂点を過ぎていて]
…喉、渇いた。
[ノートを閉じると階下へと向かった]
〜自宅前〜
[自宅前に到着][自衛団員が玄関前に立っている]
あの、中に入ってもよろしいかしら?
[いきなり目の前に槍を突きつけられる][穂先を見つめる]
[二階の窓が開けられる][上を見上げる]
[隙間から覗いている義父と娘の姿を視認]
[ママーと叫ぶマリアの声が聞こえる]
[涙をこらえて二人に笑って手を振る]
すぐに戻るからねー!おじいちゃんの言うことよく聞くのよ!
お義父様、マリアをしばらくお願いしますね。
[マリアが自分を呼ぶ声が聞こえる][老人が頷くのが見える][窓が静かに閉められる][人影が窓から消える][窓をしばらく見つめていた]
[槍の柄で軽く肩を小突かれる][顎でここから去るよう示される]
[自衛団員にお礼と労いの言葉をかける]
[自宅前を後にした]
マテウスさんとリューディアさんですね。私はミハエルと言います。宜しくお願いいたします。
[本来であればファーストネームも名乗るべきなのだろうが、ここに集められた要因が想像通りであれば、今は名乗るべきではないと判断し、口から出かかったファーストネームを飲み込んだ]
でも、私もそんなに育ちはいい方ではないのですよ。確かに、このご時世で家は裕福な方でしょうが、他の兄弟が揃って出来が良いのでいつも家では爪弾き者ですよ。
[そう言って苦笑した]
― 一階広間 ―
[話し声が聞こえたので先に広間を覘いてみた。
リディとマテウス、そして初めて見る金髪の青年]
…こんにちは。
お茶、淹れてきますね。
[男性二人に軽く会釈をし、リディには小さく手を振って。
向かった台所は粉で白く染まっていた。
少しの間呆然としてから、とにかくお湯を沸かし始める]
ミハエル…な。よろしく
[どこかで聞いたことのあるような名前である。ファーストネームまで聞いていたら思い当たっただろうが。この段階ではわからずに]
そうかね。少なくともどこぞの馬鹿貴族よりはましに見えるが。そんなところと比べても仕方ないか。
[と軽く肩をすくめながらいい。降りてきた。直接はほとんど喋っていないが、名だけ確認した。イレーネという少女に、こんにちは。と返してキッチンに行くのを見送り]
どういう基準で集められた容疑者なんだか
[と、ぽつりと呟き]
[馬鹿貴族という言葉に苦笑する。
確かに、今のご時世私欲のみで動く貴族が多すぎる。だからこそ父親を尊敬しているし、周囲の貴族に関しても意識を改革していかなければならないと思いなおした。
しかし、そんな事よりもマテウスが口にした次の言葉に、小さな決意はすぐさま頭の片隅に追いやられた]
容疑者……?
えっと、それは一体なんの容疑者なのですか?
実は父にこちらへ向かうように指示されただけで、詳しい内容について教えてもらっていないのです。よければどういうことなのか教えてもらえませんか?
[その間に流しとその横の台の上だけをとりあえず拭いて。
見つけた紅茶の缶とティーポット、カップを人数分取り出した]
ひとつ、ふたつ、みんなの分。
最後にもひとつ妖精さんへ。
優しく注げばいい香り。
妖精さんの贈り物。
[小さく歌いながら茶葉を掬い入れ、沸いたお湯を注いでゆく。
上に布を掛けて暫く蒸らし、カップと一緒にトレーに乗せ]
皆さんもどうぞ。
[居間へと戻り、カップに注ぐ。
フワリとマスカットに似た香りが広がってゆく。
ちなみに砂糖と注し湯、ミルクやレモンもトレーに乗っている]
[返事を貰った相手には注いだカップを手渡して。
最後に自分の分を、何もいれずに用意して端の席へと移動する。
紅茶が冷めるまでは口も付けずに、じっとマテウスやミハエルの話を聞いている*だろう*]
[ミハエルの問いに、特に答えないでいる理由もないので言う]
それをさっき、リディとも喋っていたところだ。とはいっても、結局わからなかったのだがな。わかってることでいいならだが
[と前置きして]
共通してるのは容疑者はこの集会場に集まれっていって、俺やリディや、さっきのイレーネも自衛団によって集められた
俺は外から来た人間で他にもそういう奴はいるが、村に住んでる人間も集められてるらしい。が、何の容疑かはまだ俺も知らない。
知っていることというより把握したことだが、それぐらいで、俺が見ていない人間がいなければ13人ほど集められているな。
[と説明をして、どうぞ。といってカップに注ぐイレーネにどうも。と軽く会釈をした]
[思わず身を乗り出しかけたところを、イレーネがお茶を淹れてきてくれたため、それ以上不自然に乗り出すことはなかった。
テーブルの上に置かれたお茶をしばし見て、それから部屋隅に移動した彼女に笑みを浮かべてありがとう。とお礼を述べた]
村の設定が変更されました。
[イレーネから受け取ったカップを手元に置く。
紅茶にあまり馴染みなどないが、香りは気に入ったのでまだ口はつけずに楽しみながら
端の席へと移動したイレーネには感謝の意を示すように軽く会釈した後、ミハエルに向き直り]
そして今、容疑者ってのが続々と集会所に集まってきて説明を待ってる状態だが、何かわかったことはあったか?
[と、さりげなさを装って、先程身を乗り出したミハエルの挙動から何かを探るように聞く]
13人もですか……。
[それはよくぞそこまで人数を絞ったと言うべきか。ただ気になるのは容疑者と話しているにも関わらず、罪状を伝えていないことだ。
やはり心情に影響を与える部分を伏せたという事は……
そこまで思考に入り込みかけて、...はマテウスの視線に気付いた。
そして何か探るような言い回しに、どこまで仮説を話すべきか躊躇する。
だがこれまで行ってきた公務が染み付いた体は自然と言葉を紡いでいた]
……あくまで仮説でよければ。
…ああ、仮説でも構わないさ
[やはり何か一つでも見当がついていたのだろうことがあたったようで、逸ることなく先を促しながら、カップを手に取り紅茶を口に含む]
--昼頃・森番の家--
[雪に埋もれた獣道を歩き、ようやく森番の家へとたどり着く。]
[遠慮がちに軽くノックを二回。]
おじさん、こんにちは。
[返事はなく。顔だけ中に入れて様子を伺うと、椅子に座ったままぐっすりと眠りこけているようで。]
[そっと中に入って、肩を揺り動かす。]
おじさん、おじさん、もうお昼…。
[何度も強く肩を揺らせば、んぁ?と気の抜けた返事を返しながら、先代の森番はぼんやりした眼差しをこちらに向けた。]
[そして次の瞬間、頭を抱えて蹲る。]
[反射的に、台所に向かい小さな手鍋に湯を沸かし、戻ってきたら背をさすった。]
おじさん、飲みすぎだよ。アベルが居なかったからって…。
[二日酔いに苦しむ男に苦笑しながら告げれば、森番の男は頭痛に苦しみながらもこちらを見上げ。]
[何故アベルが居ない事を知っているのか尋ねられ。][一瞬言葉に詰まったが。]
昨日…会えたから。
あっ、そうだ。
アベルが集会所側は見て回っとくから、無理しないで、って。
[言伝を告げて、自分も同じ場所で被疑者として扱われている、という事は伏せておいた。]
[父よりも父らしく接してくれる森番を、心配させるような事はしたくなかった故に。]
[言伝には渋い顔をされた。あいつは年より扱いしすぎだと、憤慨と同時にまた頭を抱えて。]
[ぁぁ、と再び背をさすれば、ようやく湯が湧く音が。]
[一旦離れ、山査子の粉を入れた湯のみにお湯を注ぎ、湯色が変わったところで森番へと渡す。]
[それを飲み干した所で、ようやく一息ついただろうか。]
[暫く間をおけば、森番の頭痛は幾分治まったようで。]
[よく効くと。][ブルクハルトと同じ業を継いだなぁと褒められれば、緩く首を振って返す。]
父は9年しか私に薬草の扱い方を教えてくれなかったから。
きっと、色々と足りない事があると思う。
[口伝に必要な期間は20年とされ。それを半分しかこなせていない自分には、まだ学んでい無いことがあったはずだと。]
[頑なにそう告げれば、苦笑した様子で頭を撫でられた。][そんな所は父親似だと、言葉に出さずに思われただろうか。]
[撫でられれば嬉しそうに子供のように笑い。]
[それからいくらか、草花の様子、風の事、薬と備蓄、などの話をすれば日は少し傾いてくる。]
[あまり遅くなっては何か言われるだろうかと思い、席を立ち袋を背に担ぐ。]
…おじさん、私そろそろ行くね。
山査子、置いていくから。でもあんまり飲みすぎたりしないで。
行ってきます。
[戸口から振り返り、自分の家では決して言うことの無い台詞を笑顔で告げて外へ出た。]
[どこから話すべきか。それが問題だ。しかしマテウスの容貌を見る限り、兄に近い感覚を受ける。と、すると武術に長けていると踏んで恐らく間違いはないだろう。
後はどれだけ知略に長けているか? という部分になるが、ほんの数言のやりとりで聡明な人物であるのは検討がついた]
えっと、普通、容疑者となった場合、通常は自警団の詰め所で取調べを受けます。
ここに集められたのは13人という事ですが、町の治安を受け持つ施設なので10人20人で許容量を超えるという事はない筈です。
にも関わらず、容疑者として集会所に集められたというのであれば、町から隔離できる場所が必要だったのではと思います。
そこに今この町で起きている連続殺人事件とあわせれば……自ずと形は見えてきます
私の場合、今から10日近く前になりますが、事件がおきた当日、仕事の関係で夜遅くまで出歩いていました。内容も1人で行える程度のものだったので、私が仕事をしていたという事実を客観的に見据えられる人物は居ません。そのため、ここに集められたと思います。
[そこで一旦言葉を切り、マテウスの瞳を真っ向から見据えて――]
マテウスさん、いや、リューディアさんとそちらの……。
[部屋の隅でお茶を持っているイレーネをちらりと見て]
少なくともここにいる全員が、事件当日にアリバイが存在しない。もしくは第三者的に怪しく感じられる行動をとったのではないかと思います。
まぁただの仮説に過ぎませんが、この時期に容疑者となればそれくらいしか思いつきませんし……。
ハハ。笑って流してください
[そう言うと、心底自分に呆れると言いたげに苦笑した]
[ミハエルが話す仮説の間、口を挟むことなくただ聞き役に徹し。「笑って流してください。」という言葉にはあっさりと]
そうだな。流そう。そんな物騒なことしそうな連中には見えなかったしな。
[とつられるようにして苦笑する。
それはミハエルの言う仮説の真贋について呆れたとかではなく、どちらかといえばその場にいるリディやイレーネを不安にさせないための苦笑であって、真っ向から見つめ返しているミハエルにはその意味は伝わったかもしれない
そしてミハエルに向けて声は出さずに口をぱくぱくと動かす。
読唇はできるか?と口だけ動かしていい、反応を伺う]
[自宅前を出る]
[路傍の花を摘む]
[慰霊碑の前に花を供える]
[亡夫の日課だったこと][詳しいことは聞かされていない][自分はただ祈るだけ]
[祈りをすませると立ち上がる][教会へと足を運ぶ]
[教会付近にも自衛団員の姿]
ちょっと物々しすぎるわね。
・・・とてつもなく大きな事件が起こっているのかしら。
[自衛団員から向けられる非好意的な視線]
[笑顔を作り自衛団員へ一礼]
[礼拝は諦めて集会場へと足を向けた]
―集会所裏・小屋―
[何か手伝いをしようと言った]
[ものすごく拒否されたがそこを押した]
…えぇと。
薪を運べばいいんですね
[くれぐれも気を付けろと言われたのだが]
[ガツン]
[頭を木にぶつけて悶絶する*ことになる*]
[仮説を語り、苦笑した先でマテウスははっきりと話を流した。と、同時にじっと瞳の奥を覗き込まれるような錯覚を感じながらも、見つめ返した。
そしてすぐに音を発せずに口を動かしているのを見て、すぐに...も無音で返答した。
「ゆっくりであれば可能です」]
[ゆっくりであれば可能だ。と反応したミハエルを見て口を動かす]
そういえば俺は外から。ここの村に住んでる依頼主に護衛を頼まれてここに来たんだが、ミハエルも外から来たってことで正しいのかな。それともこの近くに住んでいるのか?
[発する声は世間話。ただ口の動きはゆっくりとした別物のものであり
『連続殺人事件の噂は聞いたことある、が、かもしれないな。隔離するように集めたのも。容疑を言わなかったのも犯人を逃がさないためと考えれるからな。関係があるのか知らないが、探偵と名乗る男も来ていたことだしな』]
ええ。私は領主様が治めます城下町に住んでいます。なのでこの町や近隣の村についてはあまり詳しくないですね……。
でもマテウスさんは護衛ですか。
こう言っては気分を害されるかもしれませんが、この国から出た事のない自分にとっては、そのようなお仕事に憧れますね。
どこか印象深い国や町などありましたか?
[マテウスの仕事に興味があるような話をしつつ、彼と同じく口は別の動きを行う。
『探偵、ですか? ただここに集められたという事は、その探偵も1人でしょう。でも、他に集められる要因があるかもしれませんから、結論にはまだ早いと思います。
どちらにしても、ここに来た時点で、逃げるなどは考えない方が良さそうではありますね』]
[集会場へと戻ってきた]
薪が少なくなってたわね。
小屋から集会場に運んでおきましょうか。
[集会場の裏手の小屋を目指す]
[悶絶している人影が見える][近寄って声をかける][周囲には薪が散らばっている]
あ、あの・・・どうなさいました?大丈夫ですか?
血は出ていないようですわね。
[クレメンスに状況を聞く]
[ハンカチを雪で濡らした][ハンカチをクレメンスの患部に当てる]
少し中でお休みになられた方がいいわね。
肩、お貸ししますわ。
[クレメンスを集会場の広間へと連れて行こうとした]
ああ、俺は護衛できたのさ。憧れるようなものじゃないぜ。きつい仕事、命がかかる仕事のほうが多いものだからな
印象深いといえばここに来る前にいた、ここから馬車で南に一日の距離には港町があるな
治安がいいとはいえないが人の流通が激しく凄い活気だ。大量の船が行き来してる光景はなかなか凄いぞ
[と、一見普通の会話をしているが、口の動きはやはり違っていて
『早計に結論を出すつもりはないさ。外れてくれるほうが嬉しいことだからな
ただミハエルが容疑者であるから来たのか。ミハエルの父が指示をしたから来たのか。それと同じ原理さ。人身御供ならば雇える存在というのが適任だからな
ま、どちらにしてもなにか剣呑なことである可能性は高いだろう』
そして立ち上がると木箱を手で持って背負い]
さて、鍛錬の一つもしてくるか。体がなまってはいけないからな。傭兵ってのは体が資本でね
[ただ口はミハエルに向けて
『ただの村人や旅人が集められただけなら勘違いの一つかもしれないんだが。さっき思い出したがミハエルまで来ると話は違うな。そうは思わないか?エンバーミング家の次男さん』]
[周囲に散らばっていた薪を拾い集める]
[束ねて集会場の建物内へと運ぶ]
[力がないので何往復かせざるを得ない]
あの人なら、こんな薪は軽々と運んじゃいそうよねえ。
[ろくろや大荷物を持っていた陶芸家を思い出した]
/中/
しまった、街だと思ってた…。何だか混ざってたorz
次から気をつけます…。
ちょっと目を離すとログの伸びに追いつけません(滅
[広間で話す人たちに気づく]
あら、新しいお客様ね。
[話を邪魔しないよう、金髪の青年に軽く会釈をする]
[イレーネがお茶を入れてくれれば]
[礼を言ってカップを手にする][紅茶に口をつける]
[だまって金髪の人とマテウスの世間話に耳を傾けている]
まぁ……。確かに井の中の蛙である私が勝手に憧れているだけですからね。どのような苦労があるのかは測りかねますが……。
でも港町ですか。今住んでいる町も活気がありますが、そことは違うのでしょうね。にぎやかなだけではなく、生命力が溢れる騒がしさがありそうで。
いつか行って見たいです。
[『人身御供……生贄ですか。しかし、それにしてはあまりに現地民が多すぎますし、雇うのであればもう少し旅芸人なども考慮に入るでしょうが、それも見当たらないとなると……。
どちらにしても警戒は必要ですね』
そう唇を動かした後で、マテウスが動かした唇の動きに、肩眉が跳ねた。
そのまま読唇術で返そうと唇を動かしかけて、白旗を振る意味も込めてこう口にした]
全く、そこの見えない人ですね。でもそういう人は心強いです。今度私の家にもいらしてください。客人でも仕事でも友人でも。
[そう微笑んだ時、余程読唇術に集中していたのか、ようやくノーラに気付いた]
あ、失礼。話に夢中になって気付かなくて……。
私はミハエルと言います。
[そう自己紹介をして恭しく頭を垂れた]
―回想―
あ、いやいやこれはお恥ずかしいところを
[ノーラの持って来てくれた冷えたハンカチ]
[ぶつかって痛い場所にしっかりあてた]
ありがとうございます
もう本当に情けのないことですねぇ…女性の手をお借りするなど……
でも慣れているのですよ。えぇ
あなたが運ぶことになるのでしたら、俺が運びますよ? レディ
もしかしたら彼らも手伝ってくれるかもしれませんが
--森の中の家--
[家と呼ぶには小さく、小屋のような自分の家は、どこか森の一部と化したように古く。]
[扉まで続く道に、申し訳程度に埋められた石畳は、いくつもの草と土、今は雪にも覆われて、よりちっぽけな印象を与えてくれる。]
[家に入り、奥にある薬草部屋の、同じ形、同じ色の小瓶の並んだ棚の前に立ち、数百とある瓶の中からいくつかを取り袋へと入れる。]
[薬は集会場にもあるはずだし、必要の無いものだろうとは思うが、何となく足しておいた方がいいような気になった。]
(―――もう戻ってこれないかもしれないし。)
[何故だか急にそんな事が頭の中を過ぎる。]
まさか。そんな事。
[誰も居ない小屋で、打ち消すようにぽつりと呟く。][独り言はもう癖になってしまっていて。]
[口元を押さえる。]
[12人、それ以上いる被疑者。][あの自衛団員の断片的な怒声。連続殺人犯。]
[気が重い。人を殺すなんていう恐ろしい事が出来るはずはないのに。]
ああ、機会があったらいってみるといい。ただ表の通りからは外れないようにな
[世間話はそういって締めくくり、ミハエルの口の動きを見て
どちらにせよ警戒は必要だろう。という部分に肩がこったかのような仕草で軽く頷きを返した後、読唇をやめたミハエルには]
そうだな。縁があったら、そのときには話の続きでもするか。
じゃ、ちょっと運動してくる
[そして入ってきたノーラには軽く会釈をして外へ向かう]
[だけど一人で森の中に住んでいる自分は、とても他の人から見て無実には見えないのだろう。]
[村人から得体が知れないと思われている事を多少理解はしていたが。]
[肩を落とし、低い溜息をついて、鍵をかけないまま家を出た。]
[集会場へと戻るために。]
[去る前に一度、古い家を振り返る。]
[行ってきますと、唇でだけ告げた。]
[集会所の出口に向かって、そこを見張っていた自衛団員に出会い、昨日の変わらず非友好的な態度を向ける。それを無視して通り過ぎようとしたら呼び止められ]
鍛錬だよ鍛錬。ちゃんと言うこと聞いてやってんだ。それぐらいはさせてくれてもいいだろ?
ぁあ?逃げるならとっくに逃げてるよ。朝だからって油断しないほうがいいぜ。裏口ががら空きだ
[軽くあしらうようにして自衛団員を追い払うと、*森へと歩いていった*]
〜回想〜
[小屋の前でクレメンスの言葉を聞いた]
慣れていらっしゃるのですかB
でも頭の怪我ですし、甘く見ない方がよろしいですわ。
人はいつ、どんなことで亡くなってしまうかわからないのですから・・・
どうぞお気をつけて。
[部屋に向かうクレメンスを心配そうに見送った]
〜広間〜
[ミハエルから丁寧な自己紹介を受けた]
[恭しく頭を下げる仕草に少し驚いた]
ミハエル様ですね。
わたしはノーラと申します。
この村で仕立て屋をしておりますの。
以後お見知りおきを。
[自己紹介をし][微笑みを浮かべる]
[森を一通り見て回る。やはり、今年は雪が多い]
すぐにどうにか、ってのはなさそうだけど。
[天気が荒れ始めたら、色々辛いな、と。小さく呟く]
ま……すぐに帰れれば、問題ないが……。
[微かな不安は、違和感と共に昨夜から残り続けている。
それを振り払うように、ふる、と頭を振って]
/中/
うん、やっぱり。
自分の中で違う方向性が見えてしまったので、聖痕者希望に変えさせてもらうことにします。
色々と裏目に出ないことを祈りつつ(苦笑
[マテウスを見送り、扉の向こうから聞こえる自警団員との会話にとりあえず息をつきながら、返答された自己紹介の際にノーラが浮かべた微笑みに少し胸を高鳴らせてしまった]
仕立て屋ですか。
なるほど。それでお召しになっている服のセンスが良い事に納得しました。色の組み合わせのセンスなんで私好みです。
[そう言ってちょっとだけ鼓動を早めた心臓の音を隠すように、こちらも微笑んだ]
ま、とにかく今はお達しを待つか……。
[小さく呟いて、森を抜ける。
向かうのは、教会……その前には、自衛団員の姿が見え。
舌打ち一つ]
何なんだよ、っとに……気にくわねぇ。
[苛立ちを帯びた呟きを零しつつ、墓地へと向かう。
共同墓地の奥まった場所に佇む墓石の前に、森で集めたささやかな花束を置いて]
……父さん、母さん……俺、やっぱり。
納得できねぇ……じーさんのやり方って。
訳、わかんないよ……。
[小さな声で、ぽつりと呟くと。
墓石の前に膝を突き、*そのまましばし、目を閉じる*]
ランプ屋 イレーネがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(ランプ屋 イレーネは村を出ました)
ランプ屋 イレーネ が参加しました。
ランプ屋 イレーネは、聖痕者 を希望しました(他の人には見えません)。
―現在・広間―
ノーラさん、おかえりなさい…ではなくて。
[言ってしまってから苦笑する。
だからこの場所は帰ってきたい場所ではないのに]
紅茶、どうぞ。
[少し時間が経っていたので濃さを調節して渡して。
微妙な間合いの会話にはそれとなく耳を傾けていた。
良く知らない人物二人なので注視したりすることもなく。
だから読唇術で交わされた会話の内容も知らず]
そう言っていただけると光栄ですわ。
[目を細めて笑う][ミハエルの服装を眺める]
ミハエル様のお召し物も、とってもお似合いですわ。
それに高級な素材をお使いのようですわね。あら?
[首を傾げた]
どこかで聞いたお名前よね
ミハエル様、ミハエル様・・・
[記憶を辿っている][やがて領主の息子の名前に行き着く]
―暫く前・村から離れた都市―
[老婆が一人、町外れの建物を訪れた。
グルリと囲む高い塀に入口を見張る門番。
装飾入りの鉄柵がついている窓。
老婆は門番に一枚の木札を見せると中へと入ってゆく]
「叔母様!」
[居間へ通され暫くすると、一人の中年女性がやってきた。
嬉しそうに老婆に駆け寄り抱きついてくる]
「お久しぶりです、叔母様。
でもまだあの人は帰ってきていないのですよ。
この子が生まれる前にちゃんと帰ってきてくれるのかしら」
[女は全く膨らんでもいない腹を撫でながらクスクスと笑う。
老婆は女の頭を撫でる。その真白な髪を、ただ慈しむように]
「名前だってもう考えてあるのです。
男の子ならデーヴィド、女の子ならジュディス。
女の子にはアイリーンというのも捨てがたいのですけれど…」
[尽きることなく続く女の話を老婆は、ただ頷いて聞いていた。
女の育った国の言葉、向こう風の名前。
それらが今の姪の状態を表していた。
そう、過去の中で生きる女には、己の子供も認識はできない]
[集会場のほど近くの森の中を歩いていたら、大柄な男の人を見かけ。]
[瞬いて良く見れば見かけた人だと分かったので、ぺこりとお辞儀をして脇を通った。]
[ようやく集会場まで戻り中へと入ると、入り口に近くに立つ団員に軽く頭を下げた。]
[相変わらず向けられる視線は良いものではなかったが。]
[戻れば初めて見る顔が一つ。]
[ノーラがミハエルと呼んでいるのが丁度聞き取れたので、名前だけ先に覚え。]
[こんにちはと頭を下げた。]
[10年前。老婆が駆けつけた時には全てが終わっていた。
長男は客人を殺し、父親を殺し、妹を殺して。
生き残っていた客人によって返り討ちにあって。
母親である姪はその事実を受け止められずに正気を手放して。
残された末娘はまるで人形のような状態で。
老婆は知人に頼み、末娘の記憶を封じてもらった。
少女を引き取り、自分の孫娘として育てることを決めて。
全て表向きには、長男の錯乱による殺人事件として片付けられた。
それが真実で無いと知るのは、事後処理の中心にいた僅かな人数のみ]
[ノーラに自分の服も褒められ、少し頬を赤く染める。しかし、その後の何かを考える仕種から、先程マテウスも自分に気付いた事を思い出し、先手ではないがこう口にした]
ありがとうございます。
でも、そんなに高いものではないんですよ。それでもこの服とこの名前で、いつも領主様の次男様と間違われたりしますし。
ハハハ。服が良く見えるのも良し悪しかなと思ってたりしてます。
/中/
はい。入り直しとかすみませんでした。
よし、過去設定投下完了。
後は適当に他の人に付け足してもらおう(ぇ
やりにくくしてしまったのだったらそちらもごめんなさい。
うーむ、他の人と上手く絡めればいいんだけど…。
[続々と集まってくる容疑者達の様子に、本当に殺人事件の容疑がかけられているのか? と小首を傾げそうになりながら、新しく入ってきたブリジットに恭しく会釈した]
こんにちは。はじめまして。
私、ミハエルと言います。宜しくお願いします。
―現在・広間―
ミハエル様?
[ノーラの言い方に僅か首を傾げた。
けれどミハエルの言葉が説明と否定となったので、首を戻して]
あ、私はイレーネと申します。
よろしくお願いします。
[それでも身なりや物腰がどこか違ったから。
できるだけ丁寧に挨拶をした]
ジットも。
[またおかえりなさいといいそうになって。
どうして自分はこの呼び方をしてしまうのだろうと内心首を捻る]
紅茶、飲む?
[そろそろ入れ替えもした方がいいだろうかと。
ポットを手に立ち上がり、台所へ向かおうとして]
[自分の考えてることを読まれたみたいで驚いた]
[驚きを隠すようににっこり微笑んで]
あら、わたしも今、その間違いをする所でしたわ。
でもそれだけ、ミハエル様に品格や威厳が備わってるということかしらね。
そのお召し物、有名なお店のものかしら。
それとも専属の職人さんを召抱えてらっしゃいますの?
[ミハエルの洋服を眺めながら聞いた]
ブリジットです。ブリジット=クリングベイル。
宜しくお願いします。
[ミハエルに丁寧に会釈されて、慌ててこちらもふんわり笑って、深く頭を下げ返す。]
[彼が領主の息子と同じ名を冠している事には気づいていない。]
[そういえば何を宜しくお願いするのだろうかと、言った後で目を瞬かせたが。]
[イレーネに名を呼ばれ紅茶を勧められれば視線はそちらへと自然向き、こくこくと頷いた。]
[イレーネにも挨拶をされ、そこでようやく彼女とはまだ自己紹介を交わしていなかった事に気付いた]
あ、これはごめんなさい。マテウスさんと話している間に、自己紹介をしたものと思い込んでしまってました……。
[そう言って少し自分に失笑した]
改めて宜しくお願いします。
[そうした時に、台所に向かおうをした彼女を見て、ミハエルも動いた]
折角ですし、自分が紅茶を淹れましょうか?
確かにこのご時世で、裕福と呼べる家に生まれましたが、そんな品格や威厳なんて……。
[元々物腰柔らかいと職場や館内では噂されてはいたが、だからと言って自分に品格や威厳があるなどとは思っていなかった。
威厳は兄であり、品格は妹のものだという認識しかないのだ]
この服は領主様のお屋敷のある町の、表通りから少し裏道に入った場所に、知る人ぞ知る仕立て屋がありまして、時々新作衣装のモデルをするんです。
そのお礼として頂いたものなので、有名かどうかは……。
あ、仕立ててくれた方はメイリンとかいう東方からやってきた方ですけど、ご存知ですか?
―回想・集会場―
すみません、少し出かけてもよろしいでしょうか?
[そう自衛団員に訊ねたのは朝食の後。
予想通りに難色を示す男に穏やかに微笑を浮かべて]
ならばついていらっしゃいます?
そう遠くはありませんけど、逃げるとか思われたくありませんもの。
[その問いかけに男は首を振り「そこまではしない」と返した。
その様子に軽く苦笑をして彼女は集会場を後にした]
―回想―
[さくさくと、雪の積もった道を行く。
道、とは呼べないかもしれないその先に目的の場所…物があった]
こうして間近で見るのは久しぶりですわね。
[白い息を吐きながら見つめるのは、石造りの慰霊碑]
[朝の祈りを終え、昨夜の話を思い返し、そして、思い出したこの場所]
[ここに来たばかりの頃、神父に話を聞いた。
この慰霊碑に纏わる、遠い昔の出来事を]
……だけど、それも「聞いた話」と仰っていましたけど。
[だけど、重なってしまう。
それは年寄りが話す、そして多くは語らない「昔話」にも似て]
そんな事は…ありません……。何も、起きない筈です……もう。
[雪があるから跪くのは出来ず、立ったままで祈りを捧げる。
どうか、何も起こらぬように、と]
[広間に入ってきたブリジットに頭を軽く下げた]
[イレーネの入れてくれたお茶を一口すする]
[戻ってきた時、おかえりなさいと言われたことを思い出す]
[イレーネを見ながら考えた]
[帰った時にそう言ってくれる人がいるのは幸せなこと]
[おかえりなさいを言う相手はもういないけれど]
マリアが大きくなったら、また毎日言えるのかしら。
[誰にも聞こえない小声でつぶやく]
[暫くの間そのまま祈り続けて。
吹く風の冷たさに気付き顔を上げる]
戻りましょう…もしかしたらもう集まっているかも知れません。
[手袋をしているというのに冷え切った手を擦りながら、
来た道を戻っていく]
[集会場に戻れば先ほどの男がまだそこにいて、彼女に会釈をする。
戻りました、と会釈を返し、人の集まりを問えば、
「何人かが自宅などに戻っている」との返事が返る]
では…自衛団長さんからのお話はまだ先のようですね…。
[自分も一度戻ろうか、とふと思い、
だけど、それで皆を待たせては、と思い直して]
[男に礼を言い、そのまま集会場に入る。
広間で話す人たちに新しい参加者を見つけ、
だけど邪魔はせずにそのまま挨拶だけをして*二階へと*]
[紅茶を淹れようとイレーネに視線を向けると、彼女は小さく頷いてお茶のセットを...に渡してくれた。
...はそれを笑顔で大切に受け取ると、台所へ行きゆっくりと蒸らして葉の開いた状態を作り上げて、暖めたカップに回すように注いだ]
さ、どうぞ。
イレーネの紅茶を飲んでいるノーラの前には、ポットに入ったものを。新たに入ってきたブリジットとイレーネには、カップに注がれた紅茶を差し出した]
[品格や威厳を否定するミハエルの言葉に]
ミハエル様、そんなに謙遜することありませんわ。
[謙虚な姿は好ましく映った][服の話を興味深げに聞いた]
メイリンさん、ですか。お客様から、お名前だけは聞いたことありますわ。何でも、いくらお金を積まれても、気に入った相手でないと服を仕立てないとか。一度お会いしてみたいですわね。
[顎に人差し指を当て]
[紅茶を入れて戻って来るミハエルを眺めていた]
[目の前にポットを置かれた]
ありがとうございます。光栄ですわ。
[恭しく礼をすると、しばし会話とお茶を*楽しんでいる*]
[ありがとうございますと、ミハエルからカップを取り空いた席へと浅く腰掛ける。]
[歳が近そうな人には普通に話しかけていたが、物腰から、ミハエルには何だか敬語をつかってしまう。]
[こんな人まで被疑者なんだろうかと。]
[すぐ近くに居るリディやイレーネ、ノーラ、先ほど上に上がっていった、確か教会の人、もそうだったが。]
[どうしても人を殺すような空恐ろしい人には見えず。]
[だったら他の違う人なんだろうかとも思ったが。]
[憶測で人を疑うのは良くないからと、カップに口をつけて、紅茶と一緒に喉に流し込んだ。]
―森―
[視界が白かった。
起き上がり、頭を幾度も振る。パラパラと、雪が舞い散った]
……はぁ。
[断っておくと。
好き好んで、雪の中に突っ伏していたわけじゃない。白の絨毯にごろ寝するほど幼くもなければ、酔狂でもない。
単に、木に登ろうとしたら、落ちただけで。
ほんの気まぐれだったのだが、約10年振りの挑戦は無謀だったらしい。村生まれでも、都会で育ったせいもあり、運動神経はともかく、筋力や体力にはさほど自信がなかったし、この寒さでかじかんだ手には、己の体重を支えるほどの力が足りなかったのだ]
[と、冷静に分析してみたところで、状況は変わらない。
つまり、]
寒い。
[――ということは。]
/中/
夕飯作った方がいいんだろうか…。
でも折角作れる人が居るんだからほっとくのがいいのかな(ころころ
そしてユリアンさん、そんな風邪引きそうな。
……てか。派手に落ちたなぁ。
[周囲を見渡す。
雪がクッション代わりになってくれたのは、幸いだった。
寒いは寒いが、感謝しなければなるまい。
ナップザックは随分と遠くにあった。半ば這うようにして取りに行き、中身を確認する。仕事道具も詰めてきたから、厳重に包んでおいたとはいえ、散らばっていないか不安だ。……この中で探す自信は、全くもって、ない]
─共同墓地─
[ばさり、という羽ばたきの音と、案ずるような響きを帯びたカァ、という鳴き声。
それらが、いつの間にか過去に彷徨っていた意識を現実へと呼び戻す]
……ザフィーア?
ああ……つい、ぼーっとしちまったな。
[つい、ですむ時間ではないのは、身体の冷たさが物語っていたものの、それは気に止めず]
……ん、行くか。
いつまでも出歩いてると、うるさそうだしな。
[冗談めかした口調で言いつつ、立ち上がり。
墓石をもう一度見つめてから、ゆっくりとその場を離れる]
[ここへ集められた理由、はこの場では話題に上らず。]
[当たり障りの無い会話をお茶と一緒に聞いて。]
[どちらかといえば聞き役に徹する事が多かったが。]
[それでも、十分楽しいもので。]
[暫く後、外を見れば日は既に落ちていて。]
[時計をみれば、針は随分先に進んでいた。]
夕飯…作ろうか。
御馳走になってばかりだから。
[そう告げて、台所へと向かった。]
―森のどこか―
[途中。昨日集会場にいた少女と出会うが、雪の中時間をとるわけにもいかないし、己も考えたいことがあったため、会釈には会釈を返してすれ違った。
森に向かったのに特にこれといった理由はない。ただ静かである程度の広さがあって、人気がないところ。という条件に当てはまっていそうに思ったからだ。
ある程度開けた場所を探して彷徨い歩き、ようやくそれなりに場所を見つけた]
解せないな
[ぽつりと呟く声はしんと静まり返った空間によく響く。
近くの木に木箱を立てかけ、徒手空拳のまま体をならすように動かす]
[墓地を離れ、集会場へと向かう。
村の中がやけに静か……というか。
奇妙に静まり返っているような気がするのは、気のせいだろうか。
静寂は決して嫌いではなく、むしろ、好ましいものなのだが。
今、ここにある静けさは重いような気がして。
それを振り払うように、いつもの歌を口ずさむ。
それでも、やはり静寂は重く。
自分以外の者が立てる『音』を求めるように、歩みは自然、速くなった]
[人の気配、と言ってもそこにいるのは自衛団員なのだが。
それでも、今はいないよりマシ、と思えた]
はいはい、お勤めごくろーさま。
……ちゃんと戻ってきたんだから、文句ねぇだろ?
[物言いたげな団員にひらひらと手を振りつつこう言って、さっさと中に入ろうとするが]
……え?
[「関係者が揃った、後ほど団長からお話がある」と。
唐突に言われ、蒼の瞳はきょとり、と瞬く。
だが、戸惑いの色はすぐさま、消えて]
はっ……ようやく、秘密の御開帳においでになる、と。
はいはい、謹んでお待ち申し上げますよ。
[棘を帯びた言葉を投げ、今度こそ中へと入り、広間へと向かった]
[このように集められた理由など、そこだけ見れば剣呑な可能性が高いというのはミハエルにいった通りではある。
だが集められた人間を見ればそれは正しいといえるのかどうか首を傾げざるをえないといえる
また、集められた容疑者。という理由について、そもそも己がここに来たのは依頼によって、だ。それがなかったら立ち寄るなどと言うことはなかっただろう。あの依頼人にはめられたというのも考えずづらい
依頼人がこちらを見るように、こちらも依頼人を見る。厄介なのに関わるなど真っ平ごめんだからだ。それに昨日来たエーリッヒとて偶然と言う理由では同じだろう]
結局は自衛団からの報国待ちってことか。それが一番苛立つな
[慣らすように動かしていた体を止めて白い息を吐き、木箱の元までいって開けた。そこより取り出すは、立てれば己の肩ほどもある常人がふれば肩が壊れかねない長大な剣
それ手にとってまず単調に、素振りをする]
ん、……っと。
大丈夫かな?
[中身を確認し終え、身を起こそうとして]
[バサバサバサッ]
[木に積もった雪が、時間差で落ちて来た。
しかも、狙ったかの如く、頭に思い切り命中]
……ええいっ、そんなオチは要らーん!
[突っ込みの声が、静寂の森に響き渡った]
[大袋を置き、おいてあった箒を取り床を掃く。]
[それでも取れなかった粉は、水に浸し固く絞った布で拭き取る。]
[それだけで幾分時間がかかってしまったような。]
[無事だった鍋を取り出し、食材を棚やら袋から探し出して揃え、何が作れるだろうかと考える。][暖かいものがいいだろうか。食べられない物はあるだろうか。]
[そうやって誰かの為に食事を考える事など殆どない事で。]
[少ない覚え書きの中から、あれこれ考えながら。]
/中/
えーと。
今の現在地は。
広間:青、未、貴、ラ、学
キッチン:小
二階:シ、神、研
森:傭、職
不明:陶、探
で、いいんかな?
[徐々に単調な素振りから、体を捻り、腕を突き出して、乱雑なほど豪快に動きと、ぴたりと型にはまった動きを繰り返し行いながら、空を切り、雪を裂く
ただそのような長大な剣を振るうことが長く続けれるはずもない。だからこそいつにない集中力を発揮していたわけだが、それでもしばらく続けられたのは...の腕力の高さを物語っているといえる…がそれももう終わりで]
…っぅぅぅ…やはりきついな
[地面に剣を刺す肩で息をつきながら、そのまましばらく呼吸を整えるように剣にもたれかかってじっとする]
─広間─
[中に入れば、また一人見知らぬ者が増えていて。
自然、彼が最後の一人、なのは察する事ができた。
名を問われたなら手短に答え、カラスを椅子の背に止まらせて]
つーか、さむっ……確か、ブランデーあったっけ……。
[ぶつぶつと言いつつ、足早にキッチンへと]
[パイ皿で作った、ジャガイモを入れたミートローフにチーズを乗せたもの。]
[ホールトマトを使った赤い野菜とベーコンのスープ。]
[茹でた人参とブロッコリーは軽く塩と胡椒振っただけで。]
[パンを焼き直し、バターとジャムは別に用意して。]
[これくらいで足りるだろうかと思っていたら、入り口の方から人の気配を感じ顔を向けた。]
あ、アベル。おかえりな…
[言いかけて、そういえば昨日、ここに「おかえりなさいは何か違う」というような事を言っていたのを思い出し、途中で止まる。]
[それでも他に、適当な言葉が思いつかず。]
おかえりなさい。
[結局、そこに落ち着いた。]
[カップに少量のお湯を入れて飲む]
[その後ミハエルの入れてくれたポットのお茶をカップへ]
[口に広がる柔らかな風味を確かめるように三口ほど味わう]
美味しいわ
[ゆっくりと紅茶を飲み終える]
[キッチンに向かうブリジットに気づく]
[窓の外に目を向ける]
あら、もうこんな時間なのね。
お夕飯・・・っと、ブリジットちゃんが作るの?
一緒にお手伝いしてもいいかしら?
[空になったティーカップやポットを持ってキッチンへ向かう]
[途中、広間に入ってきた青年がキッチンに入っていくのを見た]
/中/
レシピは何となく野菜と肉とのバランスを考えてしまうのです。
シスターとか肉大丈夫なんだろうか、とか。
でもマテウスさんが居るから肉はいるだろう、とか。
そんなことをつらつら考えつつ。
…とかやってたら独り言170pt切ったんですが(爆
[ざくざくと荒々しく雪を踏んで歩く。
まったくもー……
これだから、森は。
[八つ当たり以外のなんでもない、ぼやきの声が洩れる。
ここから離れられたら、なんでもいい。
それくらいの気持ちだったから、どっちに向かっているかなんて思考の外だった]
っと、先客ありか。
[キッチンにいた姿にこんな呟きを漏らし。
投げかけられた「おかえりなさい」という言葉に、僅かに苦笑して]
……ただいま、と。
[短く答え、少女の頭をぽふり、と撫でつつ、キッチンを見回す]
お、夕飯できてるし。
外から戻って夕飯できてるとか、ほんと久しぶり。
[汗を軽く拭い、休息して呼吸を整えた後、剣を木箱に戻した
体はまだ火照っているが、このままだとすぐに冷え込むのはわかりやすすぎる未来で]
戻るかな。あんまり鬱陶しく言われるのはかなわん
[など呟きしっかり蓋をしたのを確認してから木箱を背負う]
[キッチンに向かう途中]
[広間の椅子の背に座ったカラスをじっと見つめる]
この子、昨日マテウスさんとお話してたのよね。
この地方の言葉、通じるのかしら。
君、名前はなんていうの?お年は?
[小首を傾げる][カラスに向かって問いかける]
[カラスを撫でようと、手をそっと近づける]
[ノーラに見つめられたカラスはゆる、と首を傾げた後、カァ、と小さく鳴く。
卵の頃から人に世話され、人馴れしているカラスは伸ばされる手は、避けようともせず。
近づいてよくよく見たなら、足につけられた小さな輪に気づくかも知れない。
小さな小さな、藍玉をあしらった、銀の輪に]
わざわざ邪魔することもないわね。
[キッチンに向かうのをやめ、広間の暖炉に薪をくべている]
[テーブルを片付け、綺麗に拭いている][ゆっくりしている]
[キッチンの方から食事の香りがしてくるだろう]
[撫でられれば嬉しそうに目を細め。]
私も、誰かに夕飯作るのは久しぶり。楽しいね。
[毎日続けばそれはそれで大変な作業ではあるが。]
[殆どずっと、一人きりで暮らしていた自分には新鮮味があって。]
[嬉しそうに、見上げて笑う。]
―2F:客室―
[部屋に入った後、ため息を吐いていた]
あたた…もう嫌になりますねえ…
一体全体、どこに落としてきたやら。
ネジの一本でも見つかりませんかねぇ…
[頭のネジか]
[冷たいハンカチを後で彼女に返さねばと思う]
[しばらく押さえ、窓の外を眺めていた]
[屈むようにして、カラスと同じ目線に立つ]
[カラスの頭と背をそっと愛しむように撫でる]
[カラスの鳴き声を聞く][少し微笑み]
カァ・・・さんっていうのかしら。わたしと同じね。
あら?
[足に何か光る物が見える]
・・・綺麗。
ふふ、きっとアーベル君に大事にしてもらってるのね。
[またカラスの頭と背中を撫でる]
/中/
ふと、アベルん家ではアベルしか料理してないんだろうなぁとか思う。
手伝わせてはもらう程度なのかなー。
独り言が100を切tt
入りなおそうか…
久しぶり……か。
[そういやそうだな、と呟いて]
ま、毎日続くと、大変ではあるけど。
やってて楽しいもんではあるよな。
[こんな状況でさえなきゃ、とは、さすがに続けなかったものの。
しかし、そう思ってしまうのは否めずに]
[足音とその気配から敵意を持って接近してきている存在ではないと感じ、身を隠すことなく単純に誰かを確認するためそちらを眺め、しばらくして視界に入ってきたのは]
ユリアンか。昨日ぶりだな
今から集会場か?
まあ、俺たちを集めておいて、何も説明がないのも考えにくいですし。
しばらくは待ちますかねぇ…
[それから自分の胸の位置を見る]
[服にあった筈の十字架は無い]
一体どこに落としたやら。
頭のネジと一緒にどっかやったんですかねぇ…
ああ、え…… っと、マテウスさん。
[名前と顔が一致させるのに、一拍の間]
ええ。
ちょっと寄り道をと思ったら、案外時間が経ってしまっていて。
そちらも?
[自然、視線は彼の背負っているものへと引き寄せられる。
服や髪に残った僅かな白を払うのは、すっかり忘れていた]
[同じ、という言葉にカラスはまた首を傾げるものの。
撫でられる感触は心地よいのか、されるがままに。
相棒の名が聞こえたなら、肯定するように頷くような仕種を見せ]
[父が生きていた時は、ほとんど父が作り置いていたものを食べ。][テーブルを共にする事はあまり無く。]
[森番の家で、ほんの時たま食事を貰う時には大抵はアベルが料理を作ってくれていたし。][手伝う事はあったが。]
[だから素直に、人の為に何かをする事が楽しいと思う。]
[アベルが続けなかった言葉、危惧する事、には今は気づいていない。]
[変わりに思い出したことを口にする。]
あ、おじさんに山査子、渡しておいたから。
それから、見回りの事伝えておいた。
渋い顔して、年寄り扱いするなって言ってたけど。
…そういえば、何か用事?
[ふとキッチンで鉢合わせた事に首を傾げながら。]
夕飯ならもう運ぶから、つまみ食いしなくても大丈夫だよ。
[真顔でそんな事を言う。]
[服や髪にかかる雪をみて、さっきまで雪が降っていたか?などの疑問など抱きながらも、特に気にはせず]
集会場でじっとしている気がしなかったんでな。少し鍛錬をとな
もう戻るところだが、いくか?
[と聞きながらも既に振り返り戻ろうとしている]
*/
今更1村を読み返していたり。
役職引いた場合のCOのタイミングとか確認です。
今回の目標は「独り言での中発言自重」です。
なので、これが最初で最後……だと良いな。/*
情けない。
[自分で呟くことなのか]
[階段を下りてゆく]
―→広間―
こんばんは。
と
[ハンカチを持ったまま]
[ノーラに目を留めて、頭を下げた]
[その傍のカラスは知っている]
こちら、洗ってお返しします。
あなたのおかげでもう直りました。本当にありがとうございました
[青年の名前に反応するカラスに]
やっぱり、わたしの言ってることわかるのかしら。
おりこうさんね。
[カラスの胸のあたりを指で軽く撫でる]
[夕食が運ばれてくるまで、しばらくカラスと会話をしている]
鍛錬、ですか。
[へえ、と声が洩れた。白い息と一緒に。
そう言えば、彼の身上書には、傭兵とあった。
身体にしっかりと付いた筋肉は、その鍛錬の賜物なのだろう。並ぶと、自分の、いわゆる「もやしっ子」ぷりが目立って、ちょっと嫌なくらいだ]
もちろん。
こんな寒い中でひとり寂しくいるつもりはないですから。
……当分、雪の森はごめんです。
アーくんはよく毎日歩けるもんだ。
ん、そっか。ありがとな。
……というか、そこまで言わせる自分を顧みろってのに……ったく。
[伝えられた養父の言葉に、呆れたようなため息をもらし。
続いた問いに、自分の目的を思い出す]
……て、誰がつまみ食いなんぞするか。
外でぼーっとしてたら、身体冷えちまったんで、即効で温まるモンでも作ろうかと思ったんだよ。
でも、夕飯ならそっちの方がいいか。
運ぶの、手伝うぜ。
/中/
どじっ子神父って何か新鮮な…(何が
そしてこれで独り言が0ptですorz すいません…
でも後で何か使うようなら入りなおさせてくだs(おまえ
ではいこうか。
そういうな。静かな雪の森も悪くはない。とはいっても寒いのはあまりいただけないがな
[と苦笑して答えてから先導するように、ただ置いていかないような歩調で歩き始める]
[撫でられる感触に、カラスは心地良さそうに。
語り掛けられれば、何かしらの反応を返しつつ。
それでも、広間に新たに入ってきたクレメンスに気づくと、挨拶するように一つ、羽ばたいた]
[階下に下りてきたクレメンスに声をかけられる]
こんばんは。もうよろしいのですか?
酷いことにならなくて良かったですわ。
[洗って返すと言われれば]
そんな、気になさらなくて結構ですのよ。
…おじさん、少し痩せたね。
[あきれた溜息の中に見えた、養父を気遣う様子に気づき。ぽつりと呟いた。]
[傍目からは元気に見えたけど。少し心配ではあり。]
[どんなに効果のある薬草を使っても、本人に自分を大切にする意志が無ければ意味が無い。]
[つまみ食い、は否定され。]
[あれ、違うんだと暢気に思っていたら冷えた理由を聞かされて。]
外でぼーっと、って。
雪に慣れてるからって、あんまり寒い所に居たら駄目だよ?
[見上げ言いながら一番大きなミートローフの皿と、切り分ける用のナイフを盆に乗せ渡した。]
[自分もパンと、とりわけ皿を盆に乗せ広間へと続いて向かう。]
いえいえ、あなたのものを洗わずに返すなどはできませんよ。
それに俺が使ったんじゃ…
…情けないですが、ドジがあなたにも移りそうですので。
[どこか遠くを見た]
せめて厄除けに洗わせて下さい。
洗濯は慣れたので、無残なことにはなりませんから。
[広間の隅で、どんどんやってくる人達を見ながら、マテウスとの会話を思い出す。
この訪れる人々の顔ぶれを見ているだけで、如何に通常ではないかという思いが溢れてくる。
少なくとも表面上見ているだけでは、ただの村の集まりだ]
(……あの仮説なんて外れてくれればいいのにな)
[思わずにはいられずに、会話に花を咲かせている村の人々を見つめながら、すっかり冷めた紅茶を口に含んだ]
―二階・個室―
[集会場に戻ってからは、また暫くぼんやりと。
特に話が得意と言うわけでもなく、また料理が得意と言うわけでもなく]
わたくしに出来る事…。
お祈りをするくらいしかありませんわね。
[とはいえそろそろ外は暗く]
皆さんお戻りになられた頃かしら?
もうそろそろお話があると思うのですけど…。
広間に…行きましょうか。
[立ち上がり衣服を整え、胸元のロザリオにそっと触れる]
……どうぞ、わたくしたちをお守り下さい。
[そう呟いて、広間へと]
悪かない、悪かないですけれどねえ……。
いかんせん、見るのと居るのとじゃ、大違いです。
[周囲に視線を巡らせる。
深い緑にかかる、淡い白。闇の中では、雪の結晶は、輝いているようにすら思える。木々の合間から月の光の注ぐさまは、幻想的な美しさを見せるのだろう]
[マテウスはゆっくりと歩いてくれているのだろうが、周囲に気を取られていた上に、歩幅が違い過ぎた。早足になって、追いかける。
途中、やけに雪の荒らされた場所があったのは、見なかったことにした]
……ああ。
もう少し、自分、大事にしてもらわんとほんとに困るんだが。
[呟きに、自分も小さくこう呟いて。
続いた戒めの言葉には、はいはい、と肩を竦める]
こんなとこで風邪引いたら、冗談にならんしな、気をつけるよ。
[明るい口調で言いつつ、盆を受け取って広間へと。
ノーラと話すクレメンスの姿を見れば、ども、こんばんは、と声をかけ]
[慌てて早足に動くユリアンを後ろで感じて、歩調をゆっくりにしようかと思ったが、気を遣いすぎて自尊心を傷つけてもいくまいと、それと気づかれない程度に緩めながらも歩きながら]
ま、確かに、見ると居るとでは大違いだな。なにより寒い。
[だが見る分には悪くないと雪景色を眺めながら歩いて歩いて、集会所へと]
アーベル君。
こんばんは。
[後ろに続いたブリジットにもご挨拶]
[それから下りてきたシスターにもご挨拶]
[…したのだが大きな腹の虫が鳴いた]
[殿方に洗濯をさせてしまうのも、と困惑ぎみ]
[クレメンスの熱意に満ちた説得を聞く]
あら、ドジ・・・なのですか?
わたしも、よくそう言われておりましたわ。
[小さく笑う][今は亡き夫を想う]
わかりましたわ。
返すのはいつでも構いませんから。
[楽しそうに微笑んだ]
―→一階・広間―
[広間へと向かえば既に何人もの人が集まっていて。
居並ぶ姿に会釈をして、食事を運ぶアーベルとブリジットに些か恐縮する]
あ、あら…わたくしったら、何の支度もしないで…。
その…ごめんなさいね?
[だけど恐らく自分が手を出せば、食材が無駄になるだけと言う自覚があり、それ故、キッチンには踏み込めず]
食後の片付けくらいはさせてくださいね?
[そう言って、少し申し訳無さそうに空いている椅子に腰掛ける]
[声色が真面目だったから、というわけではないが、うんと頷くことしか出来ずに。]
[明るい口調には少し不満げに。]
本当だよ。薬草でだって、治り辛い場合もあるんだから。
[気をつけてねと言いながら。]
[広間にたどり着けばそこに居たノーラ達、シスター、クレメンツに軽く会釈をして。]
夕飯出来ました。良かったら、どうぞ。
[パンと小皿をテーブルに置いて。]
[再び台所へ戻り、野菜の皿と、注ぎ分けたスープを持って広間へ。]
[テーブルに並べて、ようやくほぅと一心地。]
ええ本当に
[腹の音をごまかすようにノーラににこりと笑いかける]
ドジでして。ええ。
さっきもほら、ここをぶつけていたじゃないですか。
あるってわかってた筈なんですよ。
それなのにぶつかってしまいまして。
[それから、ふとまじめな顔になった]
これからは今まで以上に気をつけます。
[シスターが広間に入ってくれば、手を胸の前に組み一礼]
[食事を運んでくる青年と薬師に目を向ける]
[会釈には笑顔で会釈を返し]
[トレイの上の料理を見て]
まあ、美味しそうね。
[お皿を並べる手伝いをしに机の側へ]
[盆をテーブルに置きつつ、ナターリエにも挨拶をして。
……クレメンスから聞こえた音に一瞬呆気にとられるものの、一応、噴出すのは堪えた。
……カラスはやや首を傾げて、クワ? と怪訝そうな声を上げていたけれど]
ああ、いや、お気になさらず。
わりとみんな、好き勝手に作ってるようなもんですし、ね。
[噴出すのは一応堪えたが。
済まなそうなナターリエに答える声が、笑いを帯びているのは、自覚していた]
小説家 ブリジットがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(小説家 ブリジットは村を出ました)
小説家 ブリジット が参加しました。
小説家 ブリジットは、智狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[クレメンスのお腹の音にはくすくすと笑い。]
丁度良かった、です。
[そう笑んで、パンを分け渡す。]
[ミートローフは好きな量を取り分けて下さいと言いながら。]
[恐縮するシスターにはふるふると首を振り。]
いえ、私も昨日は何もしなかったですし。
[片づけを申し出られれば、お願いしますと嬉しそうに、こくりと小さく頷いた。]
そうそう、寒い寒い。
早く帰ってあたたまりたいですよ。
[甲斐あってか、何とか、近くまで追いついた。
肩から落ちかけたナップザックを背負い直したところで、森を抜け、集会所へと辿り着く。燈った灯りが、あたたかそうだった。
お婆は自然の光のほうがいいからと、ロクに点けない。懐かしい気がした]
ブリジット君、君が作ったんですか?
すごくおいしそうです。
[どうぞと言われて嬉しそうだ。とても]
[アーベルが何かをこらえる顔と声をしていたり、カラスがおかしな声で鳴いたりしたが]
…ではいただきます、遠慮なく。
俺も片づけを手伝いましょうか
[拒否されそうだが言ってみた]
[どこか憮然とした声だった]
それでも、俺はずっと森暮らしで慣れてるし。
むしろ、心配なのは、ここの寒さを甘く見てる連中だっての。
[気をつけて、というブリジットに、さらり、こう返す。
とっさに浮かぶのは、手袋も何も用意せずに外を歩き回っていたというユリアンだったりするのだが]
ああ、充分に暖まろう。風邪など引きたくはないからな
[そうこうして集会所に辿り着き
睨みつける自衛団の人間をふん。と鼻でわらって横を通り、ユリアンを伴って中に入り、広間へと]
ええ、クレメンスさん、気をつけてくださいね。
大怪我をしたり……ってからじゃ遅いですから。
[寂しげな表情]
さ、お食事いただきましょうか。
わたし、お腹ぺこぺこですわ。
さっきもお腹の虫がぐうって鳴っちゃいましたの。
[悪戯っぽく舌を出す][そのまま食卓へ]
……いや、いいですから。
片付けとか、そんなに気にしないでも。
[クレメンスの申し出に、即効でこう返していた。
当人にそのつもりはなくても、惨状に繋がる可能性は容易に想像できてしまうから]
……っと、お戻りですか、と。
タイミングいいねぇ。
[それから、外から入ってきた二人に向け、軽く、こんな言葉を投げかけて]
神と真名に誓って、…
…いえ、俺が誓ってもこのドジさだけはどうにもならないのかもしれませんが。
それでも、大怪我をしないように、気をつけましょう。
[ノーラに笑いかけた]
[続く内容には、矢張りまだ照れたように]
こんなに美味しい匂いですからね。
ええ。
あなたと一緒だと食事もとても美味しいでしょう。
しばらく一人でしたからねぇ…
[ブリジットがテーブルに食事を並べていくのに、
やはり申し訳無さそうにしながら少し微笑み]
……いい奥様になれそう?
[決して冗談ではなく、素直な感想なのだが。
アーベルが返すのにまた少し困ったような笑顔で]
でも、作ってもらうばかりではやはり申し訳ないですし。
……わたくしは、片付けるの専門なのですけど。
[笑いを帯びているのは、あまり深刻にならないようにだろうと解釈をして、
その本当の理由までは思い至らない]
…あれ。
[ミハエルから受け取った紅茶の香りを楽しんで。ありがとうと微笑んだ後、冷めるのを待っていたのだが。
いつの間にかぼうっとしていたようだ。
もしかしたら目を開けたまま寝ていたのかもしれない]
ごめんね、ジット。手伝いもせずに。
他の皆さんもおかえ……こんばんは。
[人が増えていて、夕食が出来ている。
紅茶も飲み頃を通り越して冷たくなってしまった。ミハエルにも申し訳ないことをしたなと思いながら口を付けた]
/中/
すいませんクレメンスさんクレメンツだと思ってましt
気づくまで変な表記だったのは脳内変換でおねがいします(つд`)
どういう意味ですか、アーベル君。
俺だって、感謝してるんですよ?
…そこまで割るようなことはありませんし。
[一応現在一人暮らしだと言う]
[しかし――確かに危険物のゴミは多い]
[ゴミ箱事情は己の中にしまいこんで、入ってきた人たちを見た]
こんばんは。
お帰りなさい、でよろしいでしょうかね。
ここに来て、寝込むのは嫌だなあ。
[自衛団員に物怖じもしない様子は、心強いと言うべきか。
マテウスの通った後、明らかに機嫌を悪くしたふうな男を見てみぬ振りをして広間へと入り]
どうも、こんばんは。
[挨拶を済ませると、昨日同様、速攻で暖炉の前に陣取った]
はぁ、さむー……
[やはり赤くなった手を、部屋を暖める朱へと近付ける]
[漸く戻ってきた二人に顔を向け]
お帰りなさい。
こんな時間まで外に居ては寒かったでしょう?
丁度お食事も出来た所なんですよ。
[そう言って笑う]
[ノーラに手伝ってもらい、残りの皿を分け並べて。]
[美味しそう、にはそうだといいんですけどと、それでもどこか嬉しそうに。]
[クレメンスの嬉しそうな顔には、こちらもつられたように微笑む。]
はい。一人暮らしだから、あまり大げさな物は作れませんけど。
[言って遠い目をされたので、慌てて口元を押さえてふるふる首を振るが。はっきりいって遅すぎる。]
[クレメンスの申し出に無謀にも頷こうとしたら、アベルが速攻で否定して。]
[いいの?という表情はしたが、何となく理由は分かったので黙ったままにしておく。]
そんなに、気にしなくてもいいと思うんですけどね。
俺なんかは半分習慣でやってるようなとこあるし。
[ナターリエに軽く、返す。声が帯びた響きは、既になく]
いや、感謝はわかるんだけど。
『そこまで』って前提が成り立つ時点でちょっと色々あれかな、と思っただけで。
[まあ、無理はせずに、と強引に話をまとめて。
速攻で暖炉の前に陣取るユリアンをちら、と見やり]
……だから、手袋してけって言ったろーが。
[呆れたような声で、ぼそり、と突っ込みを入れた]
あ、本当ですか?
それは、ぜひ、いただきます。
[シスターにかけられた言葉に、表情が綻ぶ]
……と、その前に、荷物置いてきます。
繊細な子たちだから、暖かすぎるところに置いておくとまずい。
[それは、石の事で。
まあ、その子らを、寒空の下に付き合わせたうえに、うっかりと紛失しそうになったことは置いておこう]
ユリアン、手が真っ赤。
[暖炉の前に陣取ったユリアンに気がつくと、目を瞬いた]
手袋、忘れてきたの?
皸作ると後が大変だよ…。
いえいえ、本当にすごいですよ。
[遠い目からさっと戻した]
[ブリジットを見て笑う]
ブリジット君は本当に良い子ですね。
君をお嫁にもらえる人はとても幸せ者でしょう。
[しみじみと呟いて、アーベルを見た]
[どうもアーベルには信用がない気がする]
[――原因は思い当たるが]
失礼ですね。本当に。
俺だってやるときはやりますよ?
……でもまあ、ここは公共施設ですからねえ。一応、手を出さないでおきますよ。
[クレメンスのつぶやきを聞いて]
ふふ、そうですわね。
こうして大勢でいただく食事は、また格段と美味しく感じますわ。
[戻ってきたマテウスとユリアンに顔を向け]
おかえりなさい。
[続くシスターの言葉に頷いた]
[黙っているだけで、内側から湧き上がる、そう、父親にこの村へいけと言われた時に感じた不安が全身を支配する。
そんな感情を振り払うように、...はブリジットの用意してくれた夕食を手にするとスープを一口]
……何だよ。今までの中で一番美味しいや。
[この雰囲気を維持できない無力な自分を嘲笑しながら、食事を続ける]
[平気だというアベルには、困った様子で。]
[慣れてる人も心配だよとは思ったが。]
[だがアベルの言う事も尤もなので、うーんと、不承不承といった様子で頷いた。]
[後で風邪薬だけ増やしておこうかとか思いながら。]
[ユリアンと、先ほどすれ違った大柄の男の人が入ってくるのを見て、こんばんはと会釈をして。]
[シスターの台詞にきょとりと。多分、自分の事だとは思ったが。]
どうでしょう?きっとずっと、私は一人のままだろうから。
[自分の未来など。][変わらない現在しか想像が出来ず。]
[そんな風に笑って返した。]
こんばんは
[ユリアンを伴い広間へと入る
この中ならば体が冷えるということもないだろう。シスターの言葉には少しだけ顔を和らげ]
ただいま。俺は運動もしていたんでそれほど寒くもないが、ユリアンは酷いようだ
[暖炉の傍にいったユリアンを見送りながら席に着き]
食事はありがたい。よければ頼む
ああ。
今、ここを仕切ってる連中、予算とかそういうモンには煩いからね。
[無理はしないに限る、と。
かなり酷い物言いでクレメンスに返しつつ]
というか、お前、どこ行ってたんだよ。
ちゃんと着替えてしっかりあったまれって。
風邪引くぞー、苦い薬が飲みたいなら止めんけど。
[ユリアンの髪から滴り落ちたものに目を留めて。
口をつくのは、呆れたような言葉。
自分が墓地でずっと座り込んでいたのは、きちっと棚上げで]
ああ、うん、いや。
[アーベルならやり過ごすのだけれど、イレーネ相手だとそうもいかない]
……気をつける、けれど。
そもそも、手袋ないんだよねえ……。
[素直に零した。
なるべく小さく、ではあったけれど]
一人の食卓は寂しいものですよね
[ノーラに笑う]
あんまり寂しいんでアーベル君を食事に誘ったこともあるんですが、断られてしまいまして。
[それはドジすぎたからだっただろう]
[無駄になる材料の心配をされたのだったか]
ではいただきます
[腰掛け、スープをすくった]
[ミハエルの声にそちらを見る]
美味しいですね、本当に。
こんなに美味しいものがたべられて幸せなことです
[アーベルの言葉に軽く会釈を返した後、ノーラの言葉に反応して]
ただいま。…でいいのかどうかわからないが
ぁー…手伝うことあるか
[テーブルの光景をみるに、アーベルの言うように確かにいいタイミングなようで。今更な気がするが一応言った]
あーっと、初めまして?
[新たに増えた、金色の髪。
昨晩、話を聞いていた男と比べると、文字通り、金に近い輝きをしているように見えた。上質そうな衣服を纏っている。
食事をしているようだから、余分に声はかけなかったけれど]
[イレーネにもふるふると首を振る。気にしてないという様に。]
お茶、ご馳走になったから。
[目を開けたまま寝ていたかどうかは分からなかったので。]
[もしそれを知ったら大変心配はしただろうが。]
温かいうちに食べて。
苦手なものがなければいいけれど。
[そう小さく笑みながら。]
[続けて口にいれようとしたスプーンを止めた]
…………アーベル君。
ひどいですよ
そんなにからかわなくても良いじゃないですか
[ぢとり]
[恨めしそうに見るものの、また腹の虫が騒ぎそうで食事を再開する]
アーくんに言われると、
素直に受け取れないのは、なんでだろうね?
[説教染みた言葉に、真っ直ぐと視線を返した。
多分、というか間違いなく、お互い様な部分があるからだが]
……でも、苦いのは勘弁。
良薬口に苦しと言うけれど、
僕は効かなくても、甘いほうがいい。
[申し訳ないと思いながらもやはり空腹には勝てず、
目の前のスープに手を着けて]
あ、おいしい。
[自然と表情が緩む。
ブリジットか少し考えたような様子で返すと、少しだけ首を傾げる]
そうなの?でも、きっと好きな人ができたら変わると思うわ。
[自分はそういう幸せをなくしてしまったけれど、
とは、心の中でだけ呟き、微笑む]
[ブリジットの困ったような様子に、笑みで返しつつ、椅子の一つに腰掛ける。
カラスはふわり、その肩に。
自分の分を時折わけてやりつつ、食事を始めて]
……お前の場合、もう少し外に慣れればいいだけだと思うんだけど。
可愛げあるんだし。
[ナターリエへと返された言葉に、ぽつり、こんな突っ込みを入れていた。
多分、他意は一切ない]
[何となしに会話を聞いていると、自然視線はユリアンの手にいって。]
霜焼けとかにはなってない?薬が必要ならあるけど。
[真っ赤な手を見ながら尋ねた。]
持っていないの?
[ユリアンの小声には目を瞬かせて、暫し逡巡。
やおら立ち上がって]
私もちょっと部屋に。
戻ってきたらいただきます。
[ブリジットには小さくごめんね、と声を掛ける。
どちらにしろ、もし熱かったら食べれないというのもあるが]
[クレメンスの言葉に、小さく頷く]
そうですね。
おかげで体は温まりますし、満たされますし……。
[そう言いながら今度はパンを一口サイズに千切って口に入れた。
作りが丁寧なのか、しっかりとした小麦の味が口の中に広がった。
と、その時...の考え込んで暗くなってしまった雰囲気を汲み取ってくれたのか、ユリアンの遠慮気味に感じられる挨拶に、小さく会釈した]
初めまして。ミハエルと言います。村ではなく領主様のいる町から来ました。
[それでもしっかりと挨拶を返した]
予算にうるさい、ですか……。
ではやはりわたくしはお料理に手は出さない方がいいですね…。
[アーベルがクレメンスに言うのを聞いて、ぽつりと]
[ユリアンの赤くなった手に目を向け、心配そうに]
ユリアンさんは、細かい作業をなさるのよね?
霜焼けや皸とかになったら辛いんじゃないかしら?
[同じように心配する言葉を掛けるブリジットに同意しながら]
いや、結構冗談になってないとこもあるし?
[恨めしそうなクレメンスにはどこまでもさらりと。
ユリアンからの返答には、軽く、首を傾げて]
そんなん、俺が知るか。
[きぱり、こう返した]
というか、苦いの甘いの以前に、薬が必要な状態になるなっての。
にしてもお前、ほんとに、お子様味覚だな……。
[食卓につく][スープとミートローフを口にしている]
[クレメンスの言葉に]
そうなんですか。アーベル君をお誘い・・・。
アーベル君ってどこでお料理習ったのかしら。
[ブリジットの言葉が聞こえてくる]
[ずっと一人のまま・・・][それは寂しいことだと思う]
[アーベルとブリジットの会話に耳を傾け]
[マテウスが何か手伝うことを聞いてくれば]
ここに座って料理を美味しく食べることかしらね。
[食事を促した]
ユリアン=ラックスです、
どうぞ、お見知りおきを。
[見た目通りというか、ミハエルの丁寧な名乗りに、こちらも改まって答えるのだが――周囲の声が、それを台無しにする。いや、自業自得なのだけれど。
ブリジットや、ナターリエにまで目を付けられては、降参するしかない]
……気をつけます。
薬は大丈夫。
昨日も貰ったんだから、悪いって。
[別の用途ではあるけれど、薬草だって、簡単に手に入るものではないだろう]
[ユリアンとイレーネの薬に関する話に微笑み]
今なら苦い薬もオブラートという砂糖から作られた薄い膜に包んで飲む方法もありますよ。
[と、仕事柄知っていた話を二人に教えた]
アーくんのいけず。
[素っ気ない返答に、口を尖らせる]
えー。
甘いのが好きなのは、自然なことだって。
苦いのが好きって、それ、マゾっぽいじゃないか。
[ブリジットやイレーネの同意を受け、ほら見ろ、と視線だけで指し示した]
[クレメンスに良い子と言われれば嬉しそうに。]
[だがお嫁にと言われても、誰かに嫁ぐような自分が想像できず。]
[不思議そうな、困ったような、そんな表情を向ける。]
[将来のこと、など今まで考えた事もなかった。]
[その事に今更気づく。]
[それが良い事なのか悪い事なのか。恐らくは後者だろうとは思うが。]
[その理由を考えようとして…ミハエルの声に思考は止まる。]
[聞こえれば笑顔を返し。]
そう言ってもらえると嬉しいです。
まだあるから、どうぞ。
[彼の内にある不安や、無力感には気づけずに。]
[自分の内に気づいた小さなひっかかりにも気づかないままに。]
―2F:客室―
[乱雑に置かれた荷物の中。女は粘土を捏ねる手をしばし休めて、湿らせておいた布巾をかける]
あぁ。おなかへったな。
何かあるかしら。
[私室の扉をあけ、凝り固まった肩をこきこきと鳴らしながら階下への階段を下りた。くん、と息をすいこめば、おいしそうな香りが鼻腔をくすぐって。]
これは……鮭のムニエルに違いないわ。
[確信と共にそう呟いた]
[料理をおいしく食べること。とノーラに言われ、既に準備もされている状況とあわせて]
そうさせて…もらうか
[半ば降参といいたげにしながらも促されるままに食事を初め、まずミートローフに口にして]
……上手いな…
[ぽつりと感想をもらす]
[ナターリエの呟きは、周囲の会話に紛れて聞こえなかったらしい。
ただ、カラスは怪訝そうに首を傾げていたけれど]
いけずってなんだよ。
むしろ、そんなん俺に聞くなっての。
[口を尖らすユリアンには、素でこう返して]
……いや、そういう問題じゃないだろうが。
苦いの好きなだけでマゾっぽいとか、それいくらなんでも無茶だろ。
……折角なのでスープの御代わり、頂いてよろしいですか?
[さっきまで陰鬱としていたが、食事をしているだけそんな気持ちが氷塊していくのがわかる。
だから、御代わりをお願いする時、彼は普段通りの笑顔を浮べられていた]
―広間―
[にこりと笑って皆が料理を口に運ぶところに顔を出す。
スープ皿ではなく、平皿の用意をしようと食器棚に向かいながら]
いいにおいだね。
あたしにも鮭のムニエルをもらえないかな?
オブラート。
それがあれば苦くなくなるんですか…?
[ミハエルの言葉に砂糖でくるんだものを想像した。
期待に少し胸が膨らんだ]
紅茶とかは多少苦くても大丈夫だけれど。
[ユリアンに頷いて。
薬の苦いのは大嫌いだ。それが避けられないなら特に]
[ユリアンとアーベルの会話にくすくすと]
中がよろしいのね、みなさん。
…苦味のよさがわかると大人なんだそうですよ?
でも、お薬の苦さはまた別ですわね。
[わたくしも苦手です、と告白して]
[ナターリエにも頷いて]
…あ。急いで取ってくる。
先生、こんばんは。
[途中でアマンダに気がつくと小さく挨拶をして。
そのままパタパタと二階へ上がっていった]
[食事をしながら][薬の話を聞いている]
お薬はもともと苦いものなの。
お薬が甘かったり美味しかったら、患者さんや子供は、また病気になって美味しいお薬が欲しいって思っちゃうでしょう?
だから患者さんには、もう病気になって苦いお薬を飲むのは嫌って思わせないといけないの。
苦いお薬には、薬屋さんの愛がこもってるのよ。
[オブラートについては初めて聞いた][そんなものもあるのね、と驚いた]
へえ。
そんなものも、あるんですね。
[ミハエルの補足に、驚きを含んだ声を返す。
……けれど、液体も包めるのだろうか。幾らなんでも、無理だとは思ったが]
いけずって、意地の悪いひとを指すんだよ?
[知らないの?というように、アーベルを見上げた。
相変わらず暖炉の前から動いていないから、自然、そういう形になる]
アーくんに聞かなかったら、誰に聞くのさ。
それに、そういう問題じゃないのなら、どういう問題さ。
[わざと子供っぽい言い回しで、問いを連ねる]
無茶でもないと思うけれどな。
[シスターの声には嬉しそうに笑み。ありがとうございますと返す。]
[料理を褒められるのは嬉しい事だなぁと、改めてしみじみ思い。]
すきなひと…。
[こちらも空いた席に座ってパンとスープを取り口に運びながら。]
すきなひとって、どういう人なんだろう。
[ぽつりと呟いた。単純に分かっていない。]
[大雑把に好きか嫌いかを尋ねられれば。][この場にいる人は少なくとも嫌いな人ではない。]
[それくらいに自分の中で分け方は曖昧で。][むしろ未知の領域で。]
[アベルの言葉にも、無言。]
[限られた人との交流しかしない人生だったので、外に慣れていない事は否定できず。]
[そも、それ以前に…と、考えかけたが。]
[お腹がすいたのでとりあえずパンを齧った。][思考は再び藪の中。]
[オブラートに反応したイレーネに苦笑し、本当に苦いのが苦手なんだなと思いつつ]
ええ。
掌に乗るくらいの大きさなんですが、それに粉薬を包んで口に含み、後は普通どおりに水で飲み干すんです。原料が砂糖なので苦味は感じないで済みますよ。
鮭のムニエルなんですか?
[そんな匂いはしなかった、と思う――のだけれども。
アマンダに挨拶を返す前に、思わず、疑問の声が洩れた]
っと、
危うく忘れるところだった。
[しかし正解を知る前に、イレーネが階上に向かうのを見て、僕も立ち上がる]
それじゃ、ちょっと置いてきます。
……時には、厳しい愛も必要なんですかね。
[仕立て屋の女性――ノーラの言いようは、都会の母を思い出させる。
別に不仲になったわけでもないから、祖母の元に行くと言ったときには、大層泣かれたものだ。
懐かしさに目が細まるけれど、浮かんだのは苦笑染みた表情だった]
[アーベルとの子供っぽい会話を一方的に打ち切って(つまりは返答を待たず)、階段を上って、昨晩使った部屋に入った]
[マテウスの声が聞こえたので嬉しそうに微笑んで。]
[ミハエルに頷いて、彼の皿を取り一旦台所へと向かう。]
[降りてきたアマンダにはこんばんはと頭を下げながら。]
[鮭のムニエル、には不思議そうに瞬いて見上げた。]
えっと、ムニエルは今日は無いです…すみません。
代わりにミートローフならあるんですけど。
[言って一度台所へと向かい、スープを注いでミハエルの前にどうぞと置く。]
―二階・自室―
[小さな鞄を探って目当てのものを取り出す。
作業用の白い手袋。これだって多少の防寒にはなるはず]
でもこれじゃ小さいよね。
毛糸のなら私には元々大きいし、きっと伸びるから。
[薄い青の毛糸で編まれた手袋を手に取って。
すぐに下へと戻った]
―…→一階・広間―
[パンも野菜も満遍なく食べながら、薬の話題を何とはなしに聞いてると、自分の声が届いたのか。嬉しそうに微笑んでいる、森ですれ違った、ブリジットと呼ばれている少女。]
…君が作ったのかな?
[目が合ったので聞いてみた]
[男は、椅子の上で伸びをした。昨夜から動いていないようにも見えるが、ズボンの裾に新しい泥の痕がついているのを、気付いた者もいるかもしれない]
くぁー、よく寝たぜ。
おはようさん。
[あくびをしながら、首を回す]
いや、いけずの意味はいいんだけど。
なんで、俺に言われると素直に聞けない、っていう、お前の心情に関して、俺が答えられるんだっての……。
[どうやら、お互い様の自覚はないらしい。
思わず呆れたように呟いたものの、果たしてそれは届いたか]
……っとに、もう。
[軽い頭痛を感じていると、カラスが慰めるように短く、カァ、と鳴いた]
[戻ってきたところでミハエルに教えてもらって]
粉薬を包めるんですか。
水薬は駄目かもしれませんが、丸薬なら大丈夫ですよね?
[まるで魔法の道具の話を聞くかのように]
…でも砂糖が原料じゃ安くない、かな。
この村じゃそうそう手に入りそうにもないですし…。
[チラリと見るのはブリジットの方か。
薬といえば彼女の得意分野のようだから]
[小さく挨拶をして階上へと上がるイレーネとユリアンに手を振って]
イレーネもユリアン君もこんばんは。
だって鮭のムニエルの匂いがするんだもの。
間違いないわよー!
[ユリアンの背中にそうどなってから、ブリジットに正解を聞かされて]
ええ?違うの?!
ミートローフって、何?!
[平皿をじっと見た]
うまそうな匂いだな。俺の分もあるかい?
[男は椅子から立ち上がった。かけられていた上着が床に落ちる]
おっと、これは誰が掛けてくれたのかな?
[上着を拾い上げると、男はそこに居る人々に問いかけた]
[そのまま視線を巡らせる。
ユリアンも部屋に戻っているのか姿がない。
戻ってきてからでいいかとは思いつつ]
…おはようございます?
[目に入ったハインリヒへ反射的に返す。
時間が時間なので語尾は疑問系になってしまったが]
[オブラート、には不思議そう。そんなものもあるんだと思いながら。]
[ノーラの薬の話は、似た話を父が言っていた事を思い出し。]
[ほんの少しだけ、懐かしさと苦味が胸の中に宿る。]
[無論、表には出ないけれど。]
薬は使われる為にあるものだから。遠慮しないで。
[薬を必要ないと言うユリアンには、無理はしないように声をかけながら、上がっていくのを見送って。]
[じっと見つめていた手の中の平皿から目をあげると、
幾人か知らない顔が混ざっているようだ。金髪の少年に、
見知らぬ男が何人か。]
貴方たちも「被疑者」?
こんばんは、「被疑者その1」のアマンダ・モレルよ。
よろしくね。
[ふりふりと軽い調子で手を振って、
平皿にミートローフをよそってしまえと、料理の前へ]
[不意に聞こえた男──ハインリヒの声に、そちらを見やる。
昨夜は、彼が来るのと前後して飛び出してしまい。
戻ってきたら、既に眠った後だったので、言葉を交わす機会もなかったのだけど]
……あんた、ずっとここで寝てたの?
[良く身体持つな、と。
僅かな泥の痕に気づけば、そうではないのか、と察しはしたけれど]
[イレーネの疑問はユリアンも感じているだろうと考え、...は小さく首を振った]
いえ、原料が食品なので、多少多く摂取しても問題ないんです。つまり一枚で破れるなら、2枚や3枚なんて枚数を増やし、すぐに破れないようにするだけでいいんですよ。
でも、包みすぎは問題あるかもしれませんけどね。
[と、そこまで説明して、自分が住んでいる世界と村の経済事情の差を思い出して舌打した。
確かに砂糖や塩など簡単に手に入る訳はない。ただ、医療関連に携わる人間としては、今の使用者の言葉はありがたかった]
確かに、今は手に入りにくいかもしれませんが、私の職場の知人に周辺の村の医療に関して意見を言える立場の人が居ます。その人に使用者の意見としてお伝えしておきますよ。
オブラートを村に手配できなかってね。
[そう言って微笑んだ]
[新たに顔を見せたアマンダとハインリヒに恭しく会釈しながら]
初めまして。
私は村の外から来ましたミハエルと申します。どうも順番からいくと私は「その13」でしょうか?
[そう冗談を口にした]
―二階・個室―
[扉を閉める。廊下からの灯りもなくなり、室内は薄闇に包まれた。
月明かりが窓辺に置かれた机をぼんやりと浮かび上がらせている。空いていた部屋の中で、もっとも光の届く場所を選んだ。石には、それが必要だから]
狭かったよね、ごめん。
[ナップザックの中、紐で口を縛った小袋に仕舞いこんでいた取り取りの石を、卓上に、一定の間隔を保って並べていく。
石の力を保つには、浄めることも重要なのだと、よく聞かされた。
清水、ハーブ、クリスタル――様々な方法があるけれど、お婆がもっとも好むのは、光を用いた浄化の方法だった。
夜に近しい石には、冴えた月のひかりを。
朝に親しい石には、暖かな陽のひかりを。
いつか贈られる人のために。]
今は、おやすみ。
[親が子にするように声をかけ、部屋を後にする]
[マテウスに声をかけ尋ねられ、こくんと頷いて。]
はい、美味しいなら良かったです。
[何となく、この人やアマンダならお肉を沢山食べてくれるだろうと思いながら。]
[ローストビーフを作ったのは内緒にしておいて。]
[名前なんだっけと思いながら。][確か、マテウス、だった気がするが。]
[人数が多いので自信がなくなってくる。]
あ…私の、です。
[朝方は冷たい空気を楽しむためにそも上着を着ようとしなかったから、すっかり忘れていた。そもそも毛布を探してあげようと思っていたのはもっと忘れていたのだが、まあ言わなければきっと分からないはずだ。ハインリヒに向けて小さく手を挙げて]
あのままじゃ風邪引いてしまうかなと思って。
―一階・広間―
[階下に戻ると、また少し、賑やかになっていた。
軽く手を振りながら、その輪へと近づく。まだ赤いけれど、大分マシだ]
や。
僕にも貰える、ええと、鮭のムニエル?
[の割には、魚の姿はちっとも見えない気がした]
[名乗りを受けて手を休める]
[名前は見ていたが、顔と合わせて覚えた]
俺はクレメンスといいます。
クレメンス=ディスターヴェーグです。
村の人が多いと思いましたが、そうでもないのですね。
外の人も同じくらい多いのでしょうかね。
[こくんと頷くブリジットを見て]
いや、ごちそうになってるのはこちらなのでね。ここの宿の料理は…あまり手放しに褒められるものではなかったからありがたい
[と、素直な感想を述べて、パンや野菜も満遍なく食べつつ。そういえば名乗っていなかったか。と。先程起き出した。男も居ることだし、まだ自己紹介していない面々もいるからと]
マテウスだ。厄介ごとに巻き込まれたもの同士、よろしく
なかなか寝心地のいい椅子だったんでね。
[シスターの問いかけに男はにやりと笑った]
ああ、あんたが掛けてくれたのか、ありがとさん。おかげでいい夢が見られたぜ。
[イレーネに礼を言うと、近付いて手にした上着を差し出した]
煙草と酒の匂いが染み付いてたら勘弁してくれよな。
[おどけた口調で言う、男の息にはアルコールと煙草の匂いが確かにしただろう]
[イレーネの視線を感じ、何となく言いたいことが読めたので首を振る。]
[オブラート、なるものは私も知らないと。]
[丸薬なら兎も角、薬草を包んで飲む事、には馴染みが薄かった。]
[が、そういえば以前、父が卸先から『粉薬をこれに入れてくれ』と薄く小さな包むものを渡された覚えがある。]
[尤も父はそんな物に入れる薬草はないと、一蹴してしまったが。]
…食材なら、海苔や鰹節なんかで代用出来ないのかな。
[動物に食べさせる物じゃないので、絶対止めた方がいいという話。]
[目を覚ましたハインリヒに笑顔で挨拶]
おはようございます。
ええ、ィ夕飯はまだ沢山あるみたいですわ。
[確認するようにブリジットの顔を見た]
[探偵の分の食事を取り分ける]
[探偵の前へお皿を置く]
・・・気配を消す訓練を受けた人なのかしら。
[探偵の顔をちらりと見てつぶやいた]
あはは、どうぞよろしく。「被疑者その13」。
村の外、か。
身なりがいいね、おおきな町から来たのかな。
……変な肩書きもらって、災難だね。
[当人の身なりをずけずけと口にして、首をかしげる。
小さな茶色の目が好奇心にきらきらと光った。]
鮭のムニエルじゃないんだってー。
今日の晩御飯はミートソースだって、さ。
ブリジットの作かな?ごちそうさま!
[鮭のムニエルを所望するユリアンに、そう告げて。
ついでに彼のぶんも肉を皿に盛って差し出した。]
本当に厄介ごとですよねえ。
一体なんなのだかと思いますよ
[マテウスの言葉に頷いた]
[自衛団を見る]
容疑者としか伺ってませんしねえ…
でも、椅子で寝ていたら体が辛くはありません?
[以前、椅子で転寝をした時は後が大変だったと思い出し]
男の方はこういう事に慣れていらっしゃるのかしら。
[先ほどのユリアンといい、無茶をすることが多いのでは、と]
俺は、容疑者その10辺りかな。
ハインリヒ=ウェーバーだ。よろしくな。
[男はアマンダの自己紹介に軽く答えた]
まあ、ずっと寝てたわけじゃねえけどな。時々起きて、皆さんの話も聞いてたぜ?
[アーベルの問いには悪びれずに答える]
クレメンスさんね。
神父服よね、どこの町の神父様?
[たっぷりと自分の皿に盛った肉料理ににこにことしながら、席につく。満ち足りた表情で笑う神父姿の男の疑問に、首をかしげて]
あら?
私は生まれたときからずっとこの村に住んでるわよ。
教会にはご縁ないけど。
皆さんを見ていると、どうしてもそういう…
容疑者とか言うものには見えないのですけどね…。
[基準がまったくわからない、と思った]
[ハインリヒが起きるのを見て、長いこと寝ていたんだなぁと逆に感心して。]
[足元に着いた土の匂いは、他の人のものと紛れて分からなかった。]
[宿の料理は美味しくないんだと記憶しながら。]
[それよりは美味しいと褒められて、嬉しいような、少しだけ宿の料理人に申し訳ないような、そんな気持ちになりながら。]
[ただ単純に褒められた事は嬉しかったので、こちらも素直に、嬉しそうに笑った。]
[マテウスの名をきちんと聞いたので、こちらも名前を告げる。]
ブリジットです。ブリジット=クリングベイル。
こちらこそ、宜しくお願いします。
ミートソース?
[アマンダの差し出した皿を受け取り、視線を落とす。
……。
いや、挽肉料理の一種ではあるけれど。
昨晩感じた不安が、輪郭を明確なものにして迫ってきた。
彼女に対して、食事に関する話(もしかすると、それ以外も)しないほうがよさそうだ]
……ありがとうございます、レディ=アマンダ。
[幾らかの間が空いたが、何とか笑みを浮かべ、そう答えた]
神父服ですけどねえ。
一体どこに十字架を落としてきたやら。
俺の記憶にはありませんで…まあつまり神父廃業って奴ですよ。
[情けなさそうに笑った後、きょとんとした]
…え。そうなんですか?
おかしいな、確か小屋を借りた時に一応挨拶周りを…
失礼ですがどのあたりに家がありました?
[村の中の地図を頭の中で思い描きながら、アマンダを見た]
そうですか。
普通に手に入るようになったら、嬉しいです。
[何かを思い浮かべるように少し遠くを見ながらミハエルに答え]
それなら、良かった。
いいえ、気にしないで下さい。
[微笑を浮かべてハインリヒから上着を受け取った。
確かに嗅いだ事のないような匂いがついていたけれど、どうしてか懐かしさのようなものを感じて。
小さくキュッと抱いて顔を伏せた]
[厄介ごとという言葉に同意したクレメンスも、当たり前といえば当たり前だがどうやら何で集められたか不可思議なようで、それはミハエルとも話していたことではあるが。仮説を口にする気は起きずに]
村の中からも外からも、集まった人間は多種多様のようだな。村の外から来た俺から見ても共通点が浮かばない
[そこで一旦区切って、クレメンスに続くように自衛団を見て]
説明してもらったほうが手っ取り早いんだがな
[自衛団員の耳に届くようにいったが反応は予想通り気づいていても無視している様子]
[ブリジットの呟きに、ふむと顎に手を当てて他の食材を考える]
……魚とかよりは、豚肉なら大丈夫かも……。
[と考えつつ、アマンダの気風の良い風貌に苦笑して]
それはお互いでしょう? まさか被疑者として連れてこられるなんて予想もしていませんでしたから。
それは俺も思いますよ、シスター
[ふぅとため息を吐いた]
それに年も性別も、住んでいる場所すらばらばらですからねぇ…
本当に一体何の容疑者だと言うんでしょう。
ありがとう、奥さん。こいつぁうまそうだ。
手料理なんざ何年ぶりかねえ。
[料理の皿を見ると、男は嬉しそうに手をこすりあわせた]
訓練てわけじゃねえが、職業柄、そういうのは得意だぜ。もっとも、影が薄いから探偵向きだって言われてこの職についたんだけどよ。
[ノーラの零した呟きにもあっさりとした答えを返すと、料理をかきこみ始める]
…やっぱり今は無理だよね。
[顔を上げればブリジットが首を横に振っていて。
まあ今までも何とかしてきたのだからと苦笑する]
あ、ユリアン。
外に出る時、よかったらこれ使ってみて。
少し小さいかもしれないけれど。
[ユリアンが戻ってきているのに気がつけば、近くへ寄って部屋から取ってきた手袋を差し出した]
ふう……ん。
[軽く、首を傾げて。
ハインリヒを見つめる蒼の瞳には多少、好奇心めいたものも見え隠れするか]
ま、いいけどね。
俺は、アーベル=テュルキス。こいつはザフィーア。
難儀に巻き込まれたモン同士、どーぞよろしく。
[軽い口調で名を告げて。
食事もすませて、食器を片付けるべく席を立ち、キッチンへ]
俺もまぁ…村の生粋の住人ってわけじゃないですからねぇ。
[マテウスの言葉に考え込むように目を伏せた]
[彼らの仮説など知らず]
本当に。
説明してもらえればいいんですけどねぇ。
どうして教えてくれないんでしょう。
…って、容疑者だからですかね。
どういたしまして。
作者にもお礼を忘れずにね!
いただきます。
[ユリアンの心中など露ほども知らず、
にこりと笑ってスプーンを手に取った。
深々と料理に頭をさげてから、口に運ぶ。]
お、い、し、ー。
[机の下で足がばたばたいっている。]
今、13人でしたっけ?
[丁寧に指を折って数えてみる]
これで全員だとすれば、もう自衛団の方からお話があると思うのですけど。
わからないまま置いておかれるのは不安なだけですのに。
えーと、ミートローフです…。
[アマンダの声には小声で訂正を入れてみたり。]
[辺りの名乗りと、会話を聞きながら自分も食事を口に運ぶ。]
[あまりのんびりしていると食べ損ねそうだった。]
[嬉しそうに笑うブリジットを見て、普段よりは少し柔らかく言う]
よろしくな。
そして改めて、美味しい夕食をどうも
[それはブリジットに限ったことではないが、自衛団員と喋るよりは100倍は心地よく思っているのだな。と自覚する。そうはいってもやはり木箱はすぐ近くに持っているわけだが、これは単にもってることが既に自然なだけである]
要は慣れの問題ってやつさ、シスター。
[シスターに答えながら、男は行儀悪く、手にしたフォークを目の前で振った]
立ったままでも寝なきゃならない時はざらにあるんでね。
もっとも、歩きながら寝たこたあ、まだ無いが。
……はー……。
[広間の賑わいから離れ、ほっとしたように息をつく。
賑やかなのは、嫌いではないのだが。
余り、慣れていないのも事実だった]
にしても、いつになったら、説明にきやがんだ、じーさん……。
[昨夜の事、戻ってきた時の団員の言葉。
それらを思い返しつつ、呟いて。
ともあれ、使った食器を片付けてしまおう、と洗物に取り掛かり]
[クレメンスの言葉に少しだけ意外そうにしつつ]
生粋の村人ではないと?最近こちらに来たのかな
[ここの村人と知人のように会話しているのを見ていたために抱いた純粋な疑問であったが、あまり詮索するものでもないかと半ば打ち切るように]
容疑者だから教えてくれない。と言うこともあるのだろうが、何か取り調べされた覚えもないのだよな。時間がかかりそうなことだ
あら・・・
[探偵の言葉を聞いた][右手で口元を押さえる]
[奥さんと呼ばれちょっと懐かしい響きに顔が綻ぶ]
お料理されたのは、そちらのブリジットさんですわ。
[影が薄いと聞けば、否定も肯定もせず]
特技があるっていうことは素晴らしいことですわね。
[料理をかきこむ探偵の姿を楽しそうに眺めている]
ぶ、あはははは。
廃業しちゃったのか。そりゃあ惜しいねえ。
本部に問い合わせてみたらどうだろうね。
その名前も、どこかで拾ったってわけでないのなら。
[豪快にミートローフをかきこみつつ、パンをちぎる]
あたしん家?
…………教会の、となり。ですよ。神父様。
[言ってにやりと笑い、口の中に放り込んだ]
[皆が挨拶をするのに気付いて、あ、と微かに声を上げる。
どうにもこういう所は気が回らないらしく]
そういえば、まだご挨拶していない方も居ましたわね。
ナターリエ・ツァイスです。よろしくお願いしますね。
[恥ずかしさからか、ほんの少しだけ顔が赤い]
うん?
[皿を手にしたまま、立ち往生していても仕方ない。
空いている席を見つけ、椅子を引いたところで、声がかかった。
振り返る。
イレーネの手のひらに乗せられた、淡い青]
使って、って。
イレーネのはどうするのさ。
手、大事にしないといけないのは、そっちもだろうに。
…私はその幾つなのかしら。
[どうでも良いことを考えながら、少し前に取り分けてもらっておいたミートローフの皿を手に取った。きっと丁度良く冷めているはず]
どうしてかな、安心しちゃいそう。
[後の呟きはとても小さくて、喧騒に紛れてしまったかもしれない]
ええ、まあ。
ちょっと色々ドジでして
[真剣な顔でマテウスに言い切った]
[特別隠しているわけもなく、さらりと口にする]
数ヶ月前からなんですよ、ここにいるのは。
皆さん優しくてねえ。とても感謝しているんです。
――取調べに関しては俺もありませんね。
一体どうなのか。
男の独り身ですから、別に誰に心配をかけるわけでもないですけどねぇ…あんまり長くここにいなければならないのも遠慮したいものです。
[洗物を終えて、自分の使った食器を片付け。
広間に戻ろうかどうか、しばし思い悩む。
決して広くないキッチンをぐるりと見回し、ふと目に付いたのは勝手口。
そこから、ふらりと外に出る。
夜気が冷たい。けれど、心地よくて。
ふと、目を閉じ、その感触に浸りこむ。
そうしていると、ごく自然に、歌が零れ落ちた]
あー、はいはい。
[本来の味云々はともかく、本人が幸せそうなら、それでいいのだろう。
多分。そういうことにしておこう]
……作者って、誰。
[ぽつりと疑問を零して視線を彷徨わせると、物言いたげな(肝心の小声は聞こえなかった)ブリジットが見えた]
ああ、ブリジットが作ったんだ?
ありがとう、貰うよ。
変だな、不思議な匂いなのに。
[煙草とアルコール。
パーティがある夜には嗅いだかもしれない匂い。
けれどそれは記憶の奥底に封じられている]
男の人の匂い…。
[それだけは何となく分かったか]
へえ、良い嫁さんになれそうだな、嬢ちゃん。こりゃ、ほんとにうまい。
[男はノーラの言葉を聞くと、ブリジットに向かって笑いかけた。そしてノーラに向き直る]
ありがとう奥さん。あんたみたいな美人に褒めてもらえると、生きる希望って奴が湧いて来るぜ。
立ったまま、ですか…?
[自分も立ったまま居眠りはしたことがあるが、
あまり体にいことではないような気はした]
[そしてアーベルがキッチンに向かい、洗物をする音が聞こえると]
あ、あの、アーベルさん。片付けるくらいならわたくしが…
[と立ち上がり、キッチンへと]
あはは、一応名前は本物なんですよ。
ちゃんとそこらへんは落っことさないでもってきたらしいです。
一体なんでギュンターさん宛ての手紙…しかも、友人の名前入りで、この村においてほしいというものを持っていたのかの理由は、落っことしてきてしまいましたけれどねえ。
[しみじみと呟いて]
まあ廃業してしまったんで、神父ではないですよ。
クレメンスとお呼びください、レディ。
…しかし教会のお隣ですか。
俺は一体どうして…
本当すみません、ちょっとなんですか。こういう部分のネジは落っことしてきているらしいんです。
[アマンダに、挨拶できなかった謝罪をした]
[ノーラと視線が合ったので、こくこくと頷きながら。]
[被疑者そのいくつと明るく言うアマンダにはどこか明るい笑みを誘われる。]
[被疑者として集められたのに、まるで既知と合ったような。]
[そんな穏やかな時が過ぎればいいなと、思いながら。]
[ミハエルの言葉を聞きつけ、自分もうーんと考えながら。]
豚肉…。薄い肉に粉薬を巻くのかな。
でも、豚肉は生じゃ食べられないですし。
焼いて肉汁が出た物だと、粉薬を置いたら溶けてしまう場合もあるし。
[ハーブとは違うしと、想定した事がない事をあれこれ考えると、自然手は止まり。]
[スープは少し冷めてきたかもしれない。]
//
>>648
いきなり後ろから蹴り入れたくなった僕がいる。
いや、なんとなく。
長時間いるようなら、他人の事言えないじゃん、とか言いながら。
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
Diese Erde, alles.
Es gibt es viel, um fahig zu sein, aufzuhoren, es in einem weisen Schleier zu decken.
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
In jetzt bloser Stille.
Weil wenn Sie wer setzen fort, das Schlafen wachte auf, ich will es zeigen.
Der Vogel flattert die Flugel mit allem Gedanken.
Zum blauen Himmel.
Kommen Sie Gebet an.
Von mir stehen wer immer noch hier zum Himmel.
Ich hatte einen Traum.
In der weisen Welt.
Die Figur der Sie Tanz…….
Es wird nicht zugegeben, das es die Illusion des Momentes ist…….
Ich sah in einem Traum aus.
In der weisen Welt.
Ihr Lacheln.
Ich verstand, das es der Wunsch war, der nie wahr wurde,…….
Wenn ich bete und ankomme.
Es ist einmal mehr dieser Boden.
Wenn ich auf Sie stosen will……Nur es.
Aber zum blauen Himmel……Ich bete.
私は、もう一つ持っているから。
[それは作業用のだったりするけれど、嘘ではない]
大丈夫だから、使って。
ね?
[ニコリと笑うとユリアンに向けて更に差し出した]
てか、結局、13なの?
[混じり合う会話の中から、その単語を拾う。
確かに、朝に見た身上書は12枚。それに加えてミハエルの存在。
嫌な数。
その言葉は飲み込んだものの、頭の中に巡った]
[クレメンス自身から語りだしたことにただ]
そうか。よい村でよかったな
[あまり深く立ち入る気は起きないためそれだけ返して]
誰も取り調べなの受けてはいない…か。何もする気がないならさっさと解放して欲しいものだ。窮屈で仕方ない…とはいえ。心配されない身といえば俺も似たようなものだがな
[そうこうしているうちに食事は終えたようだ]
[キッチンでは既に片付けは終わり。
だけど、アーベルの姿はなく]
…手際がよろしい、ということなのでしょうか。
[もう少し機敏に、とはいつも言われている事なので、
素直に感心しながら広間に戻りもとの椅子へ]
はい、どういたしまして。
また作る機会があれば、どうぞ。
[マテウスの柔らかな笑みに、エーリッヒとはまた違う気安さを覚え。]
[大きな男の人だけれど、怖くないなと思いながら。]
[お礼には年齢より幼げな笑みを浮かべ返した。]
まあ、そうねえ。
でも私なんかは駆け出しの職人で、お金もないからね。
ここの薪であったまれて、おいしいご飯が食べられるのは、
ちょっといいかな、なんて、不謹慎だけど思ってるわ。
[ミハエルの言葉に、ああおいしい、
と満足げに息を洩らしながらそう続けて。]
ミートローフ……。
ミートソースじゃないんだ?これ?
……どこがちがうのかしら。
[ブリジットの訂正に、真剣にスプーンに載せた肉を眺め]
ローフってなんだろ。おいしいからなんでもいいけど。
[そのまま食べた]
いやぁ、楽なようでさびしくもありますねえ。
心配する人がいないというのは。
[マテウスに笑いかける]
[周りが片づけへと動くのを見て]
…俺はやめておきましょうか、片付けるのは。
[先程言われたことを思い出してか、渋い顔]
[自己紹介を聞きながら]
[自分も名前を告げていない人がいることに気づく]
容疑者その・・・いくつになるのかしら。
ノーラ・テッパーですわ。
村の外れで仕立て屋をしておりますの。
[ハインリヒのお世辞に笑って]
それはよかったですわ。
人間、生きる希望が薄くなったら、何をするにもつまらなくなりますから。
[近くの空いていた席に腰を下ろす。
ハインリヒから受け取った上着は膝の上へ。
ミートローフを一口食べて]
うん、美味しい。
ジットも料理が上手なんだね。
[ブリジットに小さく微笑む。
文字のこととかはあったけれど、実は多才な人なんだなと思った]
いえいえ、そうではなくて豚肉をゆでると脂と違うプルプルとした物質が出てくるけれど、それを冷やすと薄い膜を作れますので、それを使えば……という事です。
[コラーゲンと言うのだが、さすがにミハエルもその名は知らなかったので、使い方についてはブリジットに説明してみた]
[ユリアンとハインリヒには、どういたしましてと、マテウスに返したのと同じように返す。]
[こんなに褒められた事は今まで無く。]
[そもそも、こんなに一度に沢山の人と会う事なあど少なかったから。]
[どこか心が浮いたような、高揚したような、そんな気分を覚えた。]
[嫁、には曖昧な笑みしか浮かべられなかったが。]
……何事も起こらなければいい。
悪い事など何も……。
こんな数字は、良くある数字だもの。
[だけど、気休めさえ浮かばない自分に僅かに気は沈む]
でも…大丈夫。
えぇ、きっと……。
ふう……少し、落ち着いた。
[小さく、呟いて。
またしばし、風の感触を楽しむ。
程なく、その風にのり、人の声が聞こえてきた]
……ん?
「そろそろ団長が……」
「警戒網を……」
「誰一人として……」
……って……。
[聞こえてきたのは、恐らく自衛団員の声だが。
その内容は、穏やかとは言い難く。
理由を聞きに行こうか、とも思うものの、「そろそろ団長が」という言葉に、今は中にいるべきか、と。
そう、判断して、広間へと戻っていく]
[もう一つ。
……普通、手袋嫌いなんていないから、複数持っているものなのだろうか。
僅かながら違和感を覚えたけれど、その時には、納得してしまっていた]
んー。
[せっかくの好意を無碍にするのも、失礼だろう。
淡い色をした毛糸の手袋と、イレーネの深い色の瞳を交互に見て、僅かに首を傾けて、眼を細め、笑みを返した]
そう言うなら、使わせてもらおうかな。
ありがと。
[貰うとは言わずに、そう答えて]
ああ、世話になってばかりというのも所在無いものだが、そのときはよろしく。
[微笑み幼く見えるブリジットにそう返し、木箱を肩に背負うようにして立ちながら自分の食べた皿を手に取りつつ、笑いかけるクレメンスに]
ま、どちらかを選べる立場じゃないんで仕方ないさ。
[といって片付けにキッチンへ]
……てか、貰ったりしてばっかりだな。
お礼、考えないとだ。
[独りごちる。
受け取った手袋は、汚さないように大切に仕舞いこんで、椅子に腰を下ろす。
いただきますと手を合わせて、シルバーを手に取る。
今は余計な事は考えず、*食事を楽しもうと思った*]
[食事を終える]
[目に付いた空いた食器を集めて]
[キッチンへと片付けていく]
[キッチンで何か飲み物でも作ろうかと思ったが]
[何かぴりっとした空気を感じて]
[広間へと戻っていく]
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