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村は数十年来の大事件に騒然としていた。
夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。
そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
占星術師 クローディアは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[ふぁさり、と揺れる、虹の燐光に包まれた翼。
島の『巫女』たる娘は数回軽く瞬くと、ゆるり、小首を傾げた]
……これは?
『虚』の気……?
[小さな呟きが、唇から零れ落ちる。
瞳には、微か、憂うような陰り。
しばしの沈黙を経て、娘はゆっくりと立ち上がり、祈りの場を出た]
[村の中央、祭事を執り行う広場に面して作られた、『天凰の聖殿』。
そこを出た娘は、そ、と空へ向けて手を差し伸べた]
……皆さん……広場へ。
大切な、お話が、あります……。
ゆっくりでも、構いませんので……。
集まってください……。
[言葉と共に、差し伸べられた手に虹色の光が生まれる。
それは弾けて風に散り、そして、島の隅々まで娘の声を、『巫女の言葉』を運んでゆく]
……わたしの、気のせい……ならば。
それが、一番、よいのですけれど……。
[虹の光が散ってゆくのを見送りつつ、娘は小さくちいさく、ため息をついた──]
村の設定が変更されました。
くの一 アヤメ が参加しました。
くの一 アヤメは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
[不意に届いた声に、伏せていた目を空へと向ける。
風の中に舞い散る光へ向け、そう、と手を伸ばして]
一体、どうしたってんだか……落ち着いてないねぇ、随分と。
[呟きつつ、湖に漬けていた足を振り上げ、飛沫を散らす。
散らされた水は、光を跳ね返してきらり、煌めいた]
ま、集まれと言うなら、いかにゃあならないね……。
[やれ面倒な、と独りごち。
ばさり、羽ばたかせるのは、深紫の翼。
湖面近くに張り出した枝の上から岸へと移り、脱いで置き去りにしていたロングブーツを履いて、手を空へと差し伸べる]
ラウル、おいで。
村に戻るよ!
[呼び声に応じ、舞い降りるのは一羽の鳥。
真白の羽と長い尾羽の特徴的なそれは、差し伸べられた手にふわりと舞い降りると、くぅ? と首を傾げた。
もう帰るの? とでも問いたげなその様子に、一つ、頷いて]
ああ、ローディが呼んでるみたいだからね。
何かは知らないけど、急いだ方がいいだろうさ。
[軽く言いつつ鳥を肩に乗せ、翼を畳んで村へとゆっくり歩き出す]
/中/
と、言うわけで天穹世界開演でございますよ、と。
前からやってみろ言われていたパターン混在。
さて、どうなりますやら、ね。
今回、幻夢お初の方もいらっしゃいますが、どうぞよしなに。
良き泡沫の夢幻が紡げますよう、頑張ってまいります所存。
しかし、入村タイミング云々よりなにより。
「くぅ?」だけで中バレ必至だよねぇ……。
少年 ネロ が参加しました。
少年 ネロは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
こ〜え〜♪こ〜え〜♪クローディア姉ちゃんの声〜♪
どこかな、どこかな。あは、あはははは
[歌うように楽しげに、きょろきょろと周囲を見渡す]
絶対に見つけてやるんだー。見つけて…見つけて…あは。
[石の下を見た。虫がいただけで、クローディアはいない。
川に潜った。魚はいても、クローディアはいない。
草むらを覗いてもいない。いない、いない、いない、いない
だんだんと腹が立ってきて、ずぶぬれなまま木を素手で何度か殴りつける。手が切れようが気にしない。
見た人は服もぼろぼろで、足は裸足で泥まみれなのも気づくだろう]
どこなのかな。どこなのかな。ちゃんとちゃ〜んと見つけるよ〜♪
[気にかかったのは言葉の内容より届いたという声らしく、周囲をただ探している]
かぶき者 ケイジ が参加しました。
かぶき者 ケイジは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
集会所ね。
あァ、お前を運んでやるつもりなど、さらさらない。ひとりで行け。
[相手を見る闇の双眸に、温かみなどは見当たらない。
視線を変えぬまま、無造作に手を伸ばしたテーブルの上。置かれた赤茶の果実を、長い指が摘んだ。]
それとも、 ――喰って行くか?
[爪が皮を裂き、真珠に似た色があらわれる。
濡れた指、くれないが薄く開いて、実は口の中に隠された。]
かくれんぼ〜♪
見つけられたら食べられる〜♪頭からばりばり食べられる〜♪
[自分の手をはぐはぐと噛みながら愉快に愉快に笑いながら、翼を広げる
体躯に似あわぬ真紅の大きな翼は、陽光の下、色鮮やかに輝く一枚
無残にところどころ欠け色褪せた赤褐色の翼が二枚
合計三枚の翼を。そしてはばたき]
あぶぅっ
[思ったところにいけず木に激突]
[耳元で上がるぴぃ、という声にふと、そちらを見やる]
どしたい、ラウル?
[問うのと、何かが何かにぶつかる音が耳に届くのとは、どちらが早かったか]
……おやおや。
[軽く、肩をすくめてそちらへと向かい]
何してんだい、あんたは?
[赤の翼の少年に向けるのは、どこか呆れたような問い]
痛い、痛い〜でも楽しい〜
[ぶつかった部分を触ったが、その感触が楽しかったのか、けたけた笑いながら、指で突っついていると、声を聞こえて振り返る]
あは、あはは〜。なにって〜なにって〜
探してたんだよ〜かくれんぼしてたんだ〜♪
[アヤメというよりもラウルを見ながらしゃべり
ぶつかった木の皮をはいで、がじがじと噛んでいる]
随分と、痛そうなかくれんぼだねぇ……。
[返る言葉に、ふう、と息を吐く。
視線を向けられているラウルはぱささ、と軽く羽ばたいてくぅ、と声を上げた]
ナニ探してたのかは知らないが、そのままじゃ見つける前に風邪引いちまうよ?
気が向いたらウチにおいで、着替えくらいはあるから。
広場に集まれって報せが飛んでたし、そんな格好でいったら、ローディに怒られちまうよ?
痛くても楽しいんだ〜♪
遊んでるのだもの風邪は引かないよ〜♪楽しいもの〜♪
[歌うように口にしながら、片足を軸にくるくると周るが、広間に集まれ。やクローディアの話題にぴたりと足を止めて、じーーっとアヤメの瞳を見て、にこりと笑い]
騙されないよ。こっちなんだね
[と、翼を翼胞にたたみ、返事も待たずに広場とは真逆な方向に*駆けていった*]
遊んでるから風邪引かない、ねぇ……。
[無茶に聞こえる理屈に突っ込みをいれてやろうか、と思った頃には少年は駆け出して]
って、行っちまったかい。
別に、騙しちゃいないんだけど、ねぇ……。
[ひょい、と肩を竦めると、別に後を追うでなく。
自分は村へと足を向ける]
猟師 スティーヴ が参加しました。
猟師 スティーヴは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
[一面の雲海を見下ろす岩場。
翼胞から出した翼に光と風を与え、丁寧に手入れを施す。
不要な羽を傍らの小箱へ入れかけた時、虹の欠片が煌いた。]
……………わかった。
[『巫女の言葉』に短く返し、立ち上がる事なく作業を続ける。]
ゆっくりでも構わない。
……ならば、火急の用ではない。
[消えた虹光がその呟きを拾う事はない。
やがて作業を終え、小箱と道具をベルトポーチへ片付ける。
整えた翼を大きく動かせば左右二対、四翼が風を孕み岩場に散る羽毛を巻き上げた。紫紺の欠片は白の海へと舞い落ちる。]
……………行くか。
[雲の波間へと投げ出した体を、気流を捕らえた翼が支える。
その具合を確かめ小さく頷くと、そのまま島の中央へと*進路を向けた*。]
烏賊 ラス が参加しました。
烏賊 ラスは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
[風が草木を揺らし、その瑞々しい香りを運んでいた。
空に流れる雲が影を流し落とす昼下がり、薄金の翼を揺らして散歩のようにぷらりぷらりと歩いたり飛んだりしながら果実を集める。
木漏れ日の落ちる高い位置、ひょいと飛ぶ小さな影を眩しそうに目を細めて見上げ、長い手を伸ばす。]
よぉ、今日も美人だなー。
[言葉をかけながらチチ、と舌を鳴らして呼ぶと、ひょいとその大きな手の平に小さな毛むくじゃらが乗り、頬をこすりつける。
青年は嬉しそうにその咽元を指で擽っていたが、不意に声が聞こえて。
ピタと動きを止め、暫くそのままじっとしていたが、やがて地面にそっと毛むくじゃらを置いた。]
可愛いお嬢さんのお呼びとあらば、早急に参上しますぜ、とね。
[コキ、と一度首を鳴らしてからひょいと、横に置いていた背負い籠を手に取ると、ぐるりと回して肩に乗せた。
赤や黄の詰まったそれをゆさと揺らしながら、大きな羽根をばさりと一度揺らし、昼下がりの強い日差しに向かって飛び上がった*]
[ざぶんと音を立てて、川の中に頭を突っ込んだ。
水の中はゆらゆらと揺れているが、人はいないようだ。
頭をあげて、横に振って水を振り払う]
いないな〜。こっちだと思ったのに〜う〜んう〜ん
[結局川下に下っていったが見当たらないことに首をかしげる
すると違和感。どうやら耳に水が入ったらしく、水を出そうとまた首を振るが、なかなか出てこない]
ぐちゅぐちゅいってる出てこない〜なんでかな…あ、そっか。
恥ずかしがりやさんなんだ、あはは〜そうかそうか〜
恥ずかしがらすに出ておいで〜♪
[水が耳から出ると、気分もすっきりして立ち上がる]
姉ちゃんも水と一緒で恥ずかしがりやなのかな〜
でも絶対見つけるんだー
しゅっぱつしんこー!
[ひたすらに愉快気に、やっぱり広場とは見当違いの方向に向かって歩き出す]
[ゆっくり歩いて森を抜け、村まで戻る。
『巫女の言葉』のためか、いつも長閑な村は妙に慌しくも見え]
……やれ、騒がしいこと。
何事もなきゃあいんだけど、ねぇ……。
[肩に乗せたラウルの尾羽を軽くひいていじりつつ、向かうは広場]
[たどり着いてのは浮島の端
呆と空と雲海を交互に眺める。誰かが飛んでいる。遠めで個別認識できない。でも飛んでいる。軽やかに、風に乗って翼をはためかせ飛んでいる
じぃ。と。じぃぃと眺めて]
あは…
[じぃぃ。とじぃぃっと誰とも知らない空を舞う人を見ながら、翼胞より三枚の翼をだす。
あちらもこちらを眺めた。なにやら驚いた様子。何を思ったかなど知らない。ただその反応が面白くて愉快で]
気持ちいいものね…
[気流にのって空を舞った]
少女 カレン が参加しました。
少女 カレンは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[点在する建物のうちの一軒。屋根にしつらえられた露台に歩み出る、小さな人影。両手を開けば、羽蜥蜴がうずくまっている。緑の体をそっと撫で、掬う両手を差し上げた。小さな蜥蜴は、時を待ちかねたように、薄い翠の羽を細かく震わせ、空へ浮かぶ。それを見、満足げな笑みを浮かべ]
飛行能力は、回復したな。傷もほぼ塞がった。
お行き。せいぜい、途中で鳥に襲われないように。十分な飛行が不可能なようならば戻って来ること。
[言い聞かせ、行け、というように手を振ると、蜥蜴は眼下に広がる森の方へと飛んでいく]
成長剤の効果が見られなかったのは、残念だ。一週間で2メートル程度に成長させる事を意図して調合したというのに、一寸しか大きくならなかった。
[小さくぽつりと呟いた]
あはは… あはははは
[三枚の翼ではまっすぐ飛ぶこともままならない。バランスも取れない。
上空に舞い上がるだけ舞い上がった後、宙でぐるぐると回りそうになりながら、目的地も選べぬまま体は風をきっている。
飛ぶというにはあまりに粗末だが、気にせずただただ笑う
でも、そんな飛び方だから当然終わりはやってくる
…ほとんど落下という形で]
あがぁぅ
[木にぶつかって、そのままずるずる落ちて、太い枝に体をつけたところでとまった]
─広場─
[たどり着くものの、呼び集めた当の巫女の姿は未だになく]
全員集まるの、待ってるって?
[近くにいた者を捕まえて問い、答えを得るとはぁ、とため息]
……やれ、気の長い子だよ。
[聖殿を見やりつつ、呆れたよなため息を一つ、零す]
[上昇気流を捕らえ、緩やかな螺旋を描き高度を上げていく。
途中、何処からか視線を感じ《鷹の目》とも呼ばれる鋭い目を向けた。赤い髪の子供。背に見えるは三翼。]
………ネロ。
[風を受けるべく大きく開いていた翼が、音を立てた。
子供は空へと舞う。不器用に楽しげに――危なげに。]
――――………?
[蜥蜴が森の緑にまぎれて見えなくなった頃、虹の欠片がふわりと下りてきて、頬に触れた。聞き覚えのある、おっとりとした声が届く]
クローディア。どうした。
[聞いたところで別の言葉が返ってくることもなく。露台から戻ると、階下へ声をかけた]
先生、聞こえたか?クローディアからの呼び出しが来た。先に行け?……ああ、わかってるよ、寄り道はしないから。
[しわがれた声に返事を返すと、ばさりと羽が広がる。1、2度、露台の手すりをに足をかけ、とん、と蹴って、虚空へ飛び出した。羽音]
[短い飛行の後、小さな姿と不似合いな大きな翼は消えた。
太い木の枝に引っかかった姿を見、眉を顰める。]
………面倒な。
[短く吐き捨て、高度を下げた。
空を滑り木の上空へと。旋回しながら声を投げる。]
起きてるなら手を伸ばせ。でなくば引っ掴む。
あー。楽しかった〜
お空をひゅうひゅう〜♪翼をぱたぱた〜♪
ぐるぐるした後落下する〜♪
[ぶつけた部位をさすろうともせず、愉快そうに口ずさむと、上空から声が聞こえて見上げる]
やっほーやっほー。起きてるよ〜。でも伸ばさない〜
[手をぶんぶん振ってるのは...としては手を伸ばしていることに入っていないらしい]
/*
森と描写はしていなかったか。距離もつかめないため、見つけたはいいがどれくらいで近寄れる距離なのやら。寄り道せずに、まっすぐ広場に行くほうが良かったかな。
ご挨拶を。幻夢に足を踏み入れるのははじめてのwynneyと申すものです。にぎやかしにでもなれれば幸い。どうぞよろしくお願いします(へこり)
・・・正直、がくぶる。
…………それだけ口が利ければ十分だ。
だが黙ってろ、
[返答と手を振る様子に舌打ちし、狙い定めて翼を閉じる。
揚力を失う事での下降。翼を枝に当てずに子供を掴むにはそうするしかない。]
……舌を噛む。
[言葉と同時に引っ掴み、地面と衝突する前に翼を大きく広げる。乱暴な羽ばたきに土と木の葉が舞った。]
十分十分。不足してないことはいいこ…あぐ
[黙ってろという忠告を無視していたためしっかりと舌を噛んでいる
そんな間に引っ掴まれており、じたばたしそうになるが]
わぁぁあ
[はばたきにあわせて、土と木の葉が舞い上がるのに興味が奪われじたばたはしなかった]
あはは。楽しかった〜
ありがとうございま〜す
[木の葉を掴んだ手をぶんぶんスティーブに振ってみせながら、降ろしてもらったことか、楽しかったのか。自分にも解らぬ*お礼をいった*]
………多ければいい訳でもない。
[鼻を鳴らしてそう返し、翼を翼胞へと仕舞う。
大きく重い四翼は、地面から飛び立つには向いていない。それをわざわざ教えてやる気もない。]
飛ぶなら丘にしろ。海に落ちたら洒落にならん。
…………今よりマシな打ち所を探す事は、否定せんがな。
[木の葉を掴む子供に横目で言い捨て、歩き出す。
ついて来ようが来まいが*気にもせずに*。]
[ゆるやかに飛ぶ羽の下、影が森の木々を撫でるように滑っていくのが見えた。島の果ての方に見えた、紫紺の翼の鋭い降下を見て、ひゅう、と口笛を吹いた]
獲物を見つけた鷹の動き。何を見つけたのやら。蜥蜴、ということはないだろうけれど。
……寄り道をしない、か。つまらない約束をしてしまったな。
[一度、くるりと旋回すると、翼は広場の方へと*進路を取った*]
/*
返答遅いどころの騒ぎではない件(冷汗)属性関係で悩んでいたのもあるけれどこれはないな。プロローグの間にせめて、もう少し反応をよくしたいな。
傭兵 カルロス が参加しました。
傭兵 カルロスは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[眼を閉じれば、自然と視覚以外が働く。
屋根の上で、その状態のまま風の音を聴いていた。
巫女の放った光には気付かず、声を聴けば身体が跳ねる]
…って、おお?ローディちゃんの声じゃん。
デートのお誘いなら嬉しいんだけどなぁ。
広場…、広場ねぇ……。
ま、後でお偉方に叱られる方が面倒か。
[頭を掻いて、屋根の上から降りる]
/*
起きている人はいるようだけれど、人数そろっていないし、もう眠ってしまおうか。2、3日後にはふらふらになっている自分の姿が見えるような気もするし。
/*
というわけで、mu_muです。
よろしくお願いします!!
カルロスとちょっと被りそう…?!
しまったな。
方向転換を少し考えましょう。
*/
しっかし、あの感じだと村の人間の大半がいんのかね。
人込みは苦手なんだよなぁ…背後から刺されそうで。
[男女を問わず、恋愛絡みで買う恨みの数は指折り足りず。
自覚はあれど色好みを直す気は無い様で、ただ肩を竦めた]
行く前に、髪型の一つでも直していくとしますかー。
滅多に会えない様な可愛い女の子も居るかもだしなっ。
/*
ケイジと従属者希望の二人の話が噛みあってないな。
ラスは既に飛んでいるし、カルロスは女好き(恋愛多岐)発言からは従属者=忌まれるという事が判っていない気がする。
………助け舟を出した方がいいだろうか?
そしてカレンが話を振っていてくれた事に今更気付いた。
何か返しておくか。
[村へと大股で進む途中、遠くの道を小柄な影が過ぎった。
視線を上げる。進路上空をゆるやかに舞う二枚の翼。光の加減か、輝くようなその色合いに目を細めた。]
……カレンか。相変わらずだな。
[淡々とした呟きは、何に対する感想か。続く言葉はない。]
……………いい舞いだ。
[飛翔に適した小柄な体、伸びやかで軽やかな二枚翼。
幼く見られがちな本人に告げはしないが、少し羨ましくも在る。]
−広場−
[足を止めることもなくやがて村の中央、広場へと辿り着く。
まだ人影が少ないのを見、少し離れた木へと背を預けた。
アヤメが人に問う声が聞こえる。その溜息も。]
……こちらも、か。
[巫女の悠長さに、相変わらずだなと*目を閉じた*。]
騒がしいもンだ
[白い狐の面つけた男は、離れを出て見た屋敷の人の姿に、喉の奥で嗤った。]
これはこれは、ご機嫌うるわしう、兄上殿。義姉上殿。
お聞きになりましたか
[相手が嫌悪に眉を顰めても、狐の面は変わらず嗤う。]
巫女殿のお言葉ですからねェ。俺も従わなければなりませんて。
アレは後から行くそうですのでねェ。お会いになりたくなければ、どうぞ先へ行かれると良いのでは?
[忌々しそうに離れて行く兄夫妻を、狐は笑んだ侭に見送った。]
あァ、肩が凝る。
[コキリ、首を鳴らして天を見上げる。]
厭なもンを見た。
アレは無事に辿り着くか、……ハ、愉しみだな
[一度後ろを振り返り、それから翼を広げた。
一対二翼、大きな音を立て、体がふわりと浮いた。
狐はそれでも、変わらずに――*わらう*]
ばいばーい
[スティーヴの様子など気にせず去っていく背に向けて手をぶんぶん振る。
その行き先の上空にもまた空を翔るものが一人。
スティーヴのようにカレンだと視認することなどできなかったが、軽やかに舞うのをじぃぃっと眺めて]
あは あははは
[陽気に笑った。声だけは笑った
そして向かった側ではなく深き森に足を向ける。
本人は意識していなかっただろうが、*避けたためかもしれない*]
/*
独り言における中発言は今回、ここだけにしておこう。どうも、お疲れ様。
本当は飛べないキャラで隷属したかったんだけど(…)なぜか隷属キャラでも男前になってたんであきらめて隷属されている側を選びました。
サドがいい、サドが。鬼畜です。きっとRPをもたせるのが大変です。
暗くならないキャラクターにしようと思ったんだが狐面被る理由に瑕を作った以上、無理だとおもtt
好感情を誰かに向けられるのか如何かが問題だ。
カルロスには一応好感情なのだろうね、雇っているからには。しかし隷属者に好感情を向けるとは限らないという。寧ろ酷く扱うのが確定だ。困ったものだ。
まァ、設定なんぞ役職が決まってから動かせば良いだろう。
そンじゃ、失礼 */
ただいま、っと。
[質素な木で出来た扉を声と共に開くと、畳まれた翼は翼胞へと吸い込まれるように消えた。
小さな家の中で声は隅々迄届き、おかえり、と中から低い声が聞こえる。
青年は上機嫌で、鼻歌をふんふん歌いながらまず台所へ行き、採ってきた果実がたっぷり入った籠を机に置くと、声の方へと歩いて扉を開いた。
頭を上にぶつけないようにひょいと肩を竦めながら覗き込み、中の薄い布団に横になる父親へと顔を出す。]
親父、俺これから広場行ってくる。
なんかあったら「疾風(はやて)」で知らせてくれよ。
[巫女からの声は届いているであろう布団の中から手を振る父親に、手を振り返して扉を閉める。]
[玄関を出て、そのまま家に沿って歩き裏手へと回る。
その足音を聞きつけて、ピクンと耳を震わせきゃんと声を上げてから、砂埃を上げて走ってくる影が足元へとまとわりついた。]
疾風、今日も美人だなー。
[くるくると足の間を回って尻尾を振る薄茶色の毛むくじゃらの動物を、ひょいと抱え上げて頬を擦り付ける。
ペロペロと顔を舐めてくる犬に似た動物は、額の長いねじれた角で主人を傷つけないよう気をつけているようだった。]
ふふ、くすぐったいぜ。
[嬉しそうに暫く疾風とじゃれた後、じゃぁな、とぽふぽふとその頭を手で撫でて、空を見上げた。
く、と膝を少し曲げ、翼胞から音も無く翼を広げると地面を一度蹴って飛び上がり、ばさりと羽根を動かした。
風を叩いて高く、高く。
陽の光の中背にその温もりを感じつつ、*広場へと向かった*]
[海より淡い白の羽根は、陽を浴び柔らかな印象をもたらす。
狐の面が捉えるのは、敷地の中の農園。
先まで口に含んでいた実の成る場所だ。]
採っていくか。アレは……、美味い。
不愉快な話ならば、喰って紛らわすが一番だろうな
[呟くなりに空を滑り、少し離れた場所に足を着ける。
背の翼をしまい、手を伸ばす先に枝。
袖下に隠したナイフを軽く握って切り落とす。幾つも付いた赤い殻、――再びナイフを隠すと、果実泥棒は翼を広げ、
*向かう先は、広場*]
[村の中央に近づけば、羽ばたきで制動をかけながら高度を下げていく。地面に足が着けば、陽の下では薄い灰色に見える翼を、翼胞にしまいこんだ。
広場にはすでに、浮島の住人の幾らかは集まっているようだった。その中に黒髪の女性を見かければ、軽く挨拶をしようとしたかもしれない]
全員?島の人間、全員を待つつもりなのか。
[声と同じく性格もおっとりした同い年の巫女を思い、寄り道をしても、十分間に合ったかもしれないなどと思いながら、軽く頬をかいた]
[翼を横に広げたままぴたりと動きを止めれば、滑空は風を切る音と共に地面へと近づく。
見下ろす広場を、誰かにぶつからないか確認しながらすたりと降り、疎らな人々を見渡した。]
ん、まだ時間あったのな。
[音も無く翼を仕舞うと、左手を右肩にあてて右腕をぐるりと回し、こきこきと首を捻りながら、呼んだ当の巫女が居るのであろう巫女の聖殿を見上げた。]
/*
静かな村ですね。
まだ後二人、予定の方がいらしていないのですね。女性来るといいな。男女比見て女性に変えてしまいましたが私とか多分女性の数のうちに入らないキャラになるので他に期待。きっとこれから少し壊れますし。
むむさんとwaxwingさんはどうなのでしょ。何かいるようないないような。ネロは見たことがある人。ちぇしゃさん?飛べない少年、わくわく。
−広場−
[目を閉じていても幾人かは声でわかる。
半ば聞くともなく聞きながら、思考に沈んだ。]
『島の全員を集めるほどの用など、そうあるものではない。
………吉兆か、凶兆か。』
……前者であればいいがな。
[無意識に呟きが零れる。耳に入る己の声音に眉を顰めた。]
[広場を見回し、いる人、いない人を探す。そばに陽光の色の翼が降り立ったのを見た]
ラス。ここのところ、顔を見なかったな。会わずに済んだ、ということは元気だった、ということでいいか?
[声をかけられ、後ろに結んで垂らした髪を揺らして振り返る。少女が双眸に映ると目を細めて笑い、ひら、と手を振った]
よ、カレン久しぶりだな。
うん俺は元気だぜ、ピンピンしてるよ。
あぁそろそろまた親父の薬貰いにいかないとね。
[ゆっくり歩いてその距離を縮め、自身の長身ゆえに彼女の首が疲れないよう、近すぎない正面へと立った。]
[多少の距離があっても、長身の青年はどうしても見上げる形になってしまう目を細めて青年の顔を見上げながら。]
そうだな、そろそろ薬、切れる頃だろう?お金は少しくらい遅くなってもいいから、取りに来てくれ。調合しておくから。ご家族の方は、どうだ?先生が気にしていたよ。
[幾度目かの風切音。
目を開けると、薄金の残滓を残し翼が消えるのが見えた。]
……ラスも来たか。だがまだ時が要るようだな。
[幾人か増えた人影に目をやる。だがまだ足りない。
島全員の顔を知る訳ではないが、明らかにない面子が在る。]
『あの面を見るのは不快だが…居なくては話が始まらないか。』
[狐の面を被る男。それに従属する者。だが彼等も島の一員だ。]
[ラスと少し離れ向かい合う影が振り返る。
かけられた声に、木から体を離し数歩歩み寄った。]
………ああ。そうだな。
[ラスにも挨拶代わりに頷き、邪魔にならぬ距離で立ち止まる。]
………顔を見ないのはいい事だろう。
獲物……ああ、あれか。木に馬鹿が引っかかってただけだ。
/*
まあ、こちらからは普通に話すのだろうな、と思って話しかけてみた。が(悩)
メモに関しては、横割り込みで混乱させてしまったみたいで申し訳なく。空気読まずに悩ませていたら、アヤメさんにもごめんなさい。
どうでもいいけれど、雇い主は誰だのラスとカルロスのメモに、少し和んだ件。事前に話し合いがなしで、すりあわせをしながらやっていくのも割りと好き。
[彼女からしてみれば、やはりかなり大きい男を見上げ]
……ひっかかってた、ばか?
[一瞬、何のことやら分からず、眉を寄せた]
では、そのひっかかってたのはどうした?
さあな。下ろした後は知らん。
………動けぬほどではなかったようだが。
面白くもない俺の顔より、ネロの頭でも見てやればいい。
[医療を生業とする少女へ無愛想な仄めかしだけして、広場の外へと足を向ける。
一、二歩進んだ所で振り返った。]
………ああ、また燻煙するから手が要る。空いてる時に来い。
……邪魔したな。
[金の要るらしいラスへ声を掛け、カレンに短く詫び*立ち去った*。]
[カレンの言葉には、一度ぱり、と後ろ頭を掻いてから腰に手を当て、その骨ばった肩を竦めた。]
ん、いつもすまない、ちゃんと金は作るよ。
あぁうん、お袋がこないだちょっと疲れて倒れて世話になったな。あれからは元気だよ。
[言ってから、少女の視線につられる様に目線を流すと無骨な男の顔に出会い、目を細めて嬉しそうに笑いかけた。]
あ、スティーヴさん。
……………。
島の人間が集まるまでには、十分、時間があるな。
[青年に挨拶し、灰の翼を広げると、大地を蹴った。頭にあるのは、島の中の数箇所を見て回ること。少年が見つからなければ、広場に戻り、少年の姿を見つければ、*そばに降り立つだろう*]
[カレンとスティーヴの会話を黙って見守っていたが、去り際にスティーヴに言われた言葉にぱっと疾風がそうするように顔を輝かせた。
金も要るが、スティーヴに言われる事が嬉しいらしい。]
はいっ!
あ、今日森で赤の果実を沢山もいだんで、また持って行きますね。
[明るい声で告げると、その背中を見送った。]
/中/
さて。
同い年がいることは、想定してなかった中が通っていくよ、と。
ラス、好悪両方持ちやすい位置にいてるんだよねぇ……。
どーしたもんか。
─広場─
[声をかけられれば挨拶などを返しつつ。
手持ち無沙汰に相棒の長い尾羽に指を絡めてみたりひいてみたり。
その内、度が過ぎたか、ぴぃぴぃ、ぱたぱた、と文句を言い出すその様子にくつり、と笑んで]
ああ、ごめんごめん、悪かったよぅ。
……しかしまぁ、気の長い子なのはわかっちゃいたが……。
[のんびりすぎやしないかい、と。
来たはいいが離れていく者たちの様子に、ぽつり、呟いて]
/*
それ以前に、誤字酷いあれじゃ意味分からなかったですよねorzorzやっぱりまだ、人数そろっていないから動くときでもなかったような気もするし。うう。
[カレンの手が肩に届かず胸元を叩けば、目を細めて笑った。
疎らな人ごみの中、ぴぃ、と小さな声を聞いた気がしてそちらを振り返る。
同い年の女性を見つけ、手をひらりと振りつつゆっくりと歩み寄り、その相棒の背中を撫でようと手を伸ばしながら、声をかけた。]
やぁ、アヤメ。
ラウルは今日も美人だなー。
おっと……。
[肩で騒ぐ相棒を腕に移して宥めようか、と思った所で呼びかける、声]
ああ、アンタも来てたか。
忙しいだろうに、ご苦労な事だねぇ。
[振り返りながら、言葉を返す。
美人と言われた相棒は嬉しかったかくるる、と鳴いて。撫でようとする手を避けはせず]
[くるると鳴くラウルの背中に指を滑らせ、その羽根並みを撫でながらアヤメに目を細めて笑いかける。]
忙しくても、巫女さんのお呼びとあらばねぇ。
でもまだ集まってないっぽいな?
[言いながら、周りを見渡した。
疎らな人たちは、帰ろうとする者や今来た者等、統一性が無い。]
『ゆっくりでも』なんて言ったら、本気ですっ飛んでくるヤツは稀だろうさ。
ローディも、大事な用件ならそれなりに急かしゃあいいのにねぇ。
[機嫌を直したらしい相棒の様子に現金な、と呟きながら、視線はちらりと聖殿の方へ]
……ま、それがあの子のいいところとも言うけどねぇ。
しかし、忙しい連中にゃ、たまったもんじゃなかろうに。
[かく言う自分も、機織の仕事は溜め込んでいるのだが]
んー。
[指の腹で相変わらずラウルの背を撫でながら、つられるように聖殿を見て、ぽりぽりと逆の手で後ろ頭を掻いた]
まぁ、3日も4日も拘束されるわけじゃなきゃ、オレはなんとか。
畑持ちとかは辛いよなぁ。
[ふ、と小さく溜息をついた。]
[声のことなど半ば忘れて森の中をずんずん歩く。
どこかに向かうと意識していたわけではないが広場からは遠く]
あは あはは。……何かおかしいね
[ぽつりと呟く。
ただ自分で呟いた言葉さえも、目の前に綺麗に咲く花に興味を奪われ忘れてしまう
思わず駆け寄って、踏みにじる。ぐしゃぐしゃに]
畑仕事のある連中は、切実だろうねぇ。
ま、アタシも今頼まれてるのは、急ぎの分でもないし、かまやしないんだが。
じっと待ってるのは、性に合いやしない。
[くるる、と嬉しげな相棒とは対照的な様子で、はあ、と大げさなため息一つ]
…まあ、遅れても俺のせいじゃないし。
[羽根の無いものには、ここは橋が少な過ぎる。そう言った遠回りを含めれば、他人より余程時間を掛けざるを得ず。
頭の中で幾つかの道を思い浮かべる]
やれやれ…森の方でも行って、適度に時間を潰すか……。
向こうなら、大抵の小川は飛び越せる程度だしな。
[無残に花弁は散り、ぼろぼろになった花を摘むと、
日に掲げるように持ち上げ、愛おしそうに見つめた。しばらくした後、服の中に入れる。
汚れなんて気にしない。元から汚れている]
あは あはは。楽しいな。楽しいね
人が集まってるね。何して遊んでいるのかな〜
/*
占星術師 クローディア・メモ
スティーヴ>ところで、縁故に関連して、「おじ様」とお呼びしてもよろしいでしょうか……?
……………噴いた。
飲み物を口にしていなくて良かった。
やれ、まだ人は少ないか。
[地面に着く前に、背に翼は仕舞われる。
手に握った侭の枝は、実を取りこぼしもしなかった。]
巫女殿も大変な事だ。
[クツリ、哂って、狐は人の中へ。
といえど、良くも悪くも白の面は注目される。
囁かれる悪意の言葉を聞いても、金に縁取られた目は――やはり、*変わらない*]
[出来るだけゆっくりと、森の上を飛ぶ。しかし目をこらしていても、密集した木々の頭上から、その下のものを見落としなく探すのは難しく]
歩いて行くほうが、いいか・・・?
[木々の隙間をめがけて降り立ち、森の中を歩き出す]
………兎の燻製に赤の実か。
[低く呟き、広場とは逆へ歩いていく。
また風切音がした。見上げて、その柔らかな白に口を歪める。]
………やはり来たか。下衆が。
[短く吐き捨て足を速める。離れてゆく方へと。]
……ん。
[新たに舞い降りた気配に、つと視線をそちらに向け。
ほんの一瞬、瞳に宿る、険]
……全員呼び出しとあっちゃ、仕方ないだろうが……。
[アイツも来るんだっけねぇ、と。今更のよに思い出した事に、軽く、頭痛を感じた]
[ふわふわと浮かぶ白く発光する球体とその中にある像
手を伸ばして、触れそうになって手を止めた。
光源は色を緑へと変えて自ら...の手に絡みつく。
指を動かした、撫でるように]
…うん……
[森の中、自分以外の足音が聞こえることに、首を傾げる。
歩くよりも、森の上を飛んだ方が遥かに楽で速い。それにも拘らず、こんな所に誰が…?疑問を解こうと、足音の方へ近付く]
おーい、そこら辺にいる奴ー。
あんまりのんびりしてると、巫女さんに叱られるぞー!?
[その姿を捉えきれず、適当に叫んでみた]
[道から外れ、木立を縫って進む。
ひときわ大きな木の手前で止まり、太い枝に手を伸ばした。]
………。
[無言のまま、手を支点に枝上へと跳ね上がる。
鈍く軋む枝から更に上の枝へと、繰り返し。やがて周りの木より高い位置へ。]
[ふと、光を見た気がした。目を凝らせば、乱れた赤い髪が、幹の向こうに。あちこち汚れた、少年の姿]
……ネロ?
[歩み寄り、少し距離のあるところで立ち止まると、そっと声をかけた]
[水色。緋色。菫色。順番に色は変わって霧散した
それを眺め見てからまた陽気に笑う。声が聞こえたのはちょうどそのときだろうか]
あはは
悪戯は今日はまだしてないよ〜
[怒られるという言葉にだけ反応した]
/中/
ふむ。
やっぱり、目立つ所に集中するねぇ、マイナス縁故。
敢えてそこに行ってる辺り、当事者もかなりアレな気がするんだが……。
[返ってきた声を頼りに、その場所を探し当て]
お子様二人…、ああでもこの位の年なら、女の子は十分レディだよな。失礼。
しかし…今日はまだ、って。確信犯のように、これからする気なんかい。
[呆れたようにネロを見遣る]
[近寄ったとき、光はすでになく。瞬いたが、たいして気には留めず]
スティーヴから聞いたんだ。木にひっかかってたって。自分からは来ないんじゃないかと思ったから、迎えに来た。
クローディアからの声、聞いただろう。広場に集合。一緒に、行かないか?
……相変わらず、野生児やっているな。
[猟師が言ったとおり、見た目、大きな怪我はなさそうだったが、細かな傷は沢山できていそうで、様子を見ようかとゆっくり歩み寄ろうとする]
/*
演技怖いなーと。ネロとか、本当に壊れそうで下手な事が言えません。駄目じゃん。
本質的に優しい子じゃないのだけれどね。カレン。
うん。楽しかったらする。なんだって楽しいもの
[と、呆れながらこちらを見やるカルロスに、何度か頷き返し
カレンの言葉を聞いて思い出す]
そういえば声は聞こえた〜探したけど見つからなかったんだ〜
恥ずかしがりやさんなんだね〜♪
[広場という単語はやっぱり気に留めてもない]
…楽しければ、か。俺と美人なレディ達に被害が出ないならべーつに良いんだけど。ガキでしかも子供には興味無いし。
あ、そうだ。そこのお嬢さん。コイツを広場に連れてく気があるんなら、広場に楽しいことがあるって教えてやると良いみたいよ?
[噛み合わなさそうな会話に、一つヒントを与え。自身は、ひらりと一つ手を振り、広場の方へと歩み始める]
あは、そうなんだ〜。声も空を飛ぶんだね〜
それとも声が大きかったのかな〜あはは〜♪
翼はね…元に戻ったよ〜
嘘だよ〜嘘〜あははは〜
[けたけたと笑い、体の点検をしている横でそれを気にも留めず、去っていくカルロスの背に手をぶんぶん振っている]
あはは。うん……僕も…―――…よ〜
またね〜〜
じゅうきゅう…。
[立ち去る前に聞こえた一言に、思わず振り返る。
そして、上から下まで、隈なく見る。もう一度、見る。更に見る]
お嬢さん、そんなガキなんて放っておいて、俺と一緒に広場までデートでもどうですか?
俺なら、きちんとエスコートいたしますよ?
[場の空気も読まず、先ずは口説いてみることにした]
―広場―
しかし巫女殿もお隠れか。
[誰かが避けるも気にせずに、白狐は聖殿の方へと鼻先を向ける。]
困ったもンだ。そう思わないか?
――あァ、残念ながらアレは未だ来ないだろうよ
[くるりと向きを変えた面は、アヤメの姿を捉える。
声は愉悦を秘めて、揺れる。]
/*
怖いも楽しい、辛いも楽しい何でも楽しい。それなら楽しいことにどの程度、意味があるのやら。言葉があんまり、意味をなさない。この子の心を引くものってなんだろうね。「それ」になるか、なれるつもりもないけれど。
[ばさり、と羽ばたく相棒。
唐突な仕種は、撫でているラスを驚かせたやも知れないが]
ローディが呑気なのは、今に始まった事でもないさね。
何が残念なんだい、狐の旦那?
アタシは別に、何も気にしちゃいないが。
[その羽ばたきの原因──面の男へ向けて。
返す言葉は、微か、鋭い響きを帯びて]
[少年の体を点検する。少し大きな切り傷や擦り傷があれば、持ち歩く血止めと膿止めの軟膏を塗り、簡単な処置を施す。>>98に、少年の背、翼胞のあるあたりをじっと見つめ]
翼が、3枚。左右でかかる力が違い、バランスが崩れるのも、上手く飛行ができない原因だろうな。
いっそ、もう一枚切ってみるか?
[小首をかしげ、特に表情を変えることもなく。ちょきん、と指で作ったはさみを閉じて見せた]
>>97>>99
さっき何気にレディに入れもしなかったのに年齢が条件に合えば口説くのか。ある意味すごいな。心意気に感心した。
[いやみという風でもなく、真面目にそういうと、じっくり、顔を眺める。男の顔はかすかに見覚えがある程度で、しかし、翼を歩いている姿に、ぼんやりと思い出すものがあった。あきれた顔]
ケイジの隷属者か。飛べないのに、こんなところでうろうろしていていいのか、そっちこそ。
ネロは。ほうっておく気になれない。なんなら連れて行くの、手伝ってくれ。
あァ、お前も元気そうだな。
[鳥を撫でていたラスが、何を思ったかなど、狐は気にしない。
投げた言葉への返答に、狐の口から哂いがあふれた。]
そいつァ、失敬。
気にしているように思えたんだが、俺の勘違いか?
執事 ジョエル が参加しました。
執事 ジョエルは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
―広場―
クローディアにも困ったものだ。
[集まりつつある者達を聖殿の影で見ながら、ためいきをつく]
有象無象を集めた所で、何の足しにもならぬだろうに。
むしろ――
[言葉を途切らせ、眉を顰めた]
[治療されているという概念もない。傷口に軟膏をぬられ、顔をしかめる。匂いが気に食わなかったからだが、じっとはしていた
だが翼を切るか?という言葉には拒絶するように離れる]
それは楽しくないからやだ
くるくる回って落っこちて、それも楽しいからいいんだ〜♪
[先ほど治った機嫌はまた損ねられたようで、ラウルはふいっとそっぽを向く]
旦那、一度目ぇ診てもらった方がいいんじゃないかい?
ああ、その面を磨くなりなんなり、かねぇ。
アタシは別に、なぁんにも、気にしちゃいないよ?
大体、ナニを気にする、ってぇのさ?
[声に含まれるものには気づいていたが。
それはそれでいつもの事、と反応は示さぬように]
[手馴れた治療風景に首を傾げ]
お嬢さんは…薬師ですか?いや、医師…?ともあれ、働く女性は素敵だなあと思う所存で、この辺りも口説く要因だけど?
面倒見が良い所も中々に高評価だしねー。
[悪びれず笑みを浮かべ、けれど、一つの名前に表情は固まった]
あー…まあ。飛べないからこの道使ってんの。飛べる奴にはその辺り分からないと思うけどさ。
ネロって…コイツ?レディの頼みか…荷物運びで良いなら持ってく。
[襟首を掴もうと、ネロに手を伸ばす]
アヤメ嬢は、――や、なンも。
[手にした枝を小さくし、愉しそうにポィと投げる。
実の向かう先には鳥の姿。]
素直じゃないアヤメ嬢に、プレゼントだ。
[手持ちの茘枝を揺らして、次いでラスを見た。――白い狐の金の目が。]
あれ〜
[体が急に浮いた。飛行というよりも引っ張られるように、それに首をかしげているうちに、肩に乗せられた]
あはは
[降りるよりも前に、興味がいった、カルロスの髪を弄っている]
アタシが、なんだって?
[ほんの少し、声に宿る険。それを遮るように投げられた実。
ラウルの尾羽がふわりと動き、それを絡めとる]
……はっ、素直じゃないのは、生まれつきさ。
大きなお世話だよ。
/中/
マイルズ予定だったのに顔つきの無愛想さに惹かれてジョエルにしてしまいました(笑)目指せツンデレ?(違
男女比は気にしないことにする(目を逸らし)
それにしても頭痛がひどい…今日は寝るしかないですの…(がくり)
[抵抗されるかと構えていたものの、肩透かしに終わり。
だが、それ以上に問題のある状況だった]
こォら、ガキ!せっかく整えた髪を崩すなっつーの!
[その手を払い、それでも止まらなそうならば、自身の身体ごと揺らして、それを妨害にかかる]
さすがに、うまく掴む
[尾羽の様子を見て、愉しげな声。]
アヤメ嬢もアレ位、素直になりャイイだろうに――
なァ?
あァ、お前さんにもやろう。
[残りをラスに放り投げた。]
なァに、いくらでもあるからな。
うんっ
[カルロスの髪をいじくりながら、カレンの言葉にこくこくと頷く。
でも意味も注意もわかっていない。楽しいという言葉にだけは伝わったが、そこで髪を弄っていた手を払われた。
やめろという言葉を聞いてももう一度手を伸ばしたが、今度は全体が揺れて掴めないが、興味はあっさり逸れた]
あはは、揺れる揺れる〜。ぐらぐらぐらぐら〜落っこちるときみたい〜
[今度はそっちに興味がいった]
[愉しげな声をどう受け取ったのか、ラウルはくるるる、と低く鳴き]
狐の旦那は、口うるさいねぇ……。
そういうのは、自分の相手にやっとくれ。
アタシは、人に指図されるのは、真っ平ごめんだよ。
[投げられた枝の行方を軽く目で追った後、大げさなため息と共に、肩を竦めて見せ]
[金目の狐は、顔を変えずにアヤメを見る。]
相手ねェ。
俺はイタンシャだからねェ、そンなのはいないさ。
口煩くて悪いな。が――
[ふ、と視線を感じ、白い狐は視線を投じる。]
あれは。
もうすぐ巫女殿も来るということか
[狐の面の金の目が向いたのを、一瞬捉え、ふい、と目を逸らす]
クローディアは、まだか?本気で全員が集まるのを待っていたら日が暮れてしまうぞ。
[聖殿のクローディアに茶を運んでいくらしい親族の少女に声をかけると、困った様子で首を振られる]
[ためいき]
[揺らしても髪が乱れる事に大差は無いと気付いたのは、暫く後で]
身体以上に、心が疲れた…。いやでも、これもレディの頼み。最後までやり遂げますかね。
[溜息をつき、肩の上の存在を見る]
…お前、変なのな。
飛ぶのと落ちるのが、両方同じように聞こえてくる。
だからって、アタシにちょっかいかけなくてもいいだろうさね。
[呆れたように言いつつ、それた視線を追うように聖殿を見やり]
ん、兄さんか。
[ため息をつく青年の様子に、聖殿の状況を察して苦笑する]
……まあだまだ、ローディは出てきそうにないねぇ……。
あれ?もうやめたの?
[ため息をついているカルロスを余所に...は少し不満げでいたが
問いにはにぱっと笑みを浮かべ]
うん。一緒一緒。飛んだ後は落ちるだけだもの〜。ひゅーーってね〜。あはは〜
ちょっかい、……ねェ
[喉の奥が可笑しそうな音を立てた。]
そんなことを言われたと知ったら、アレが怒りそうでどうにも、コワイコワイ
[口調にそんな感情は滲まず、目を逸らしたジョエルを追う事もない。
視線を外して、天を仰ぐ。]
巫女殿もオイソガシイことで。
[頷いて立ち去る少女を見送り、広場へと視線を戻す。手分けと言っても世話係の親族は、さほどの数ではない。やはり、全ての者が揃うにはまだ時間がかかるだろう]
[ほんの一瞬、瞳に宿るは先よりも鋭い険]
は、それは災難でございますねぇ。
アタシの知ったこっちゃないけどさぁ。
[勝手に頑張れ、とでも言わんばかりにひらりと手を振ると、聖殿の方へと近づいて]
まだまだ、かかりそうだねぇ?
[広場を見やるジョエルに声をかける]
/*
ジョエルさんきてくれた、はいいんだが。本当に男多い村になったなぁ・・・。あれか、翼と飛行は男の浪漫か。そうなのか。
・・・う、うらやましくないやい。
ははッ。人を生かせも殺めもできるなら、殺せしかしない職よか、よっぽど綺麗だよ。
[冷たい響きの声には、肩を竦め]
さてね?理解を求めるようなものでもないさ。理解したくもないだろ?
それともお嬢さんは、心の治療も研究中だとか?
[揶揄うように言い放つ。
よいせ、と肩の荷物を持ち直し、]
お礼なら、口付けの一つでも、是非。
[素直に感情を出すアヤメに、哂いで応えて狐は背を向けた。]
まだ来ないンなら、ここに居る必要もあるまい。
あちらこちらに、行くとするか。
[ひらリ、手を振ると狐は翼を広げた。
広場より離れ、何処へ行くやらは*その時次第*]
ま、のんびりした子だからね、ローディは。
[くく、と笑って]
兄さんが謝る事じゃないさ。
こっちも急ぎに頼まれてる仕事があるでなし、アタシは気にはしないよ。
[何処までも脳天気なネロに、また溜息]
お前…悩みなさそうで良いよな。これだって、別にお前を楽しませるためにやってたわけでも無いんだぞ?
…ホントに飛ぶと落ちるがワンセットかよ…。
揺れるが楽しいなら、回るも楽しいで終わりそうだな。疲れるからやらないが。
[村外れから飛び立ち、大きく旋回して高度を上げた。
小川に沿って空を滑り、小さな湖と森を超える。]
………。
[結界樹を見下ろし、無言で右翼を引き左翼を伸ばした。
鋭い弧を描き、村へと進路を戻す。]
のんびりにも限度があると思うが。
言ったところで、治るものでもないしな。
[笑うアヤメに返す表情は変わらないが、口調だけは僅かに和らぐ]
傍にいる年長者としての責任もあるからな。
だが、気にしないでいてもらえるなら有り難い。
あはは あははは。そうだよ〜♪
楽しいの好き〜……
なんだって なんだって
あはは、回って回って〜それもきっと楽しいよ〜
[ため息をつく様子も気にせず、やはりひたすら陽気]
[飛び去るケイジには、視線を向ける事もなく。
心の奥で、他者に聞かせぬ悪態をつく程度で]
物事にせっついてるあの子は、ちょいと想像つかないねぇ?
[冗談めかした言葉は、つい先ほどまでとは打って変わって穏やかに]
兄さんは少し、気負いすぎだよ。
この先も勤めは長いだろうに……今からそんなじゃ、すぐに老け込んじまうんじゃないかい?
−広場−
[ひとつ大きく羽ばたき、四翼を仕舞う。
舞う砂塵を踏み越え、無言のまま広場へと歩を進めた。]
………ふん、あまり増えていないな。いや減ったか。
[一瞥し、鼻を鳴らす。
ジョエルの姿を見つけ、そちらへと足を向けた。]
アア、ソウ。ハイハイ。
[相手にするのが面倒なのか、ネロに片言で返事をする。
漸く自分達の足音以外にも人の気配が増え始め、はた、と気付く]
あのさ、お嬢さん。このまんま俺がコイツを持ってくと、多分すっごく白い眼で見られそうだからさぁ…先に広場の誰かを呼んできてくんない?
[羽ばたきの音が聞こえ、近付く気配に顔を向けると離れた場所に立ち止まったスティーヴの姿が目に入る]
スティーヴ、来てくれたのですか。仕事中ではなかったのですか?
早く老け込んだって、その分余計に経験が増える訳でもないだろに。
[真摯とも見える様子に、苦笑しつつ。
近づいて、足を止めた気配に、おや、と言いつつそちらを振り返る]
や、旦那、お戻りだね。
ローディのお支度、まだかかりそうだよ?
[スティーヴに向け、冗談めかした言葉を*投げた*]
ああ、呼ばれたからな。
[生真面目な青年を見、首を振る。]
………生き急ぎすぎだ、ジョエル。
足りぬからと多くに手を伸ばしても、零れ落ちるだけだ。
……時間と経験でしか得られぬものも在る。焦るな。
飛んでから、落ちるまでが飛行だもの〜
楽しくするよ〜今日も楽しかった〜
[カルロスの肩に乗りながらも、あはは。とやはり陽気にカレンに返す
やっぱり忠告のようなものは聞いていないだろう]
ふうん…お嬢さんにとっちゃ、自由ってのは無条件に素晴らしいもんなんだ?羨ましいこって。
[けれどその眼差しに宿るのは、羨望よりも憐れみの色]
いや、無いよ?治しようが無い程壊れてる部分ばっかだからね。
ああでもホントに口付けもらえるなら、埋まる部分位はあるかもねー。
って。安上がり…?いや、確かに減るもんじゃないけど、安売りしたらいけないもんでもあるような……?
[アヤメとスティーヴから、同じ意の言葉をかけられ、目を伏せる]
それは…判っている。
[呟いてから、改めて顔を上げる]
すみません、子供のような事を言いました。
[スティーヴに向けて静かに言った]
広場から人を連れてくるようにと頼まれ、一瞬何故か分からない顔になった。]
えーと・・・
[呼ぼうとして、名前が分からないことに気がつき]
君はともかく、私は別に気にしないが。ネロもおそらくは。まあ、一人で全部歩いて運ぶのは大変だろうしな。
[合流できるようにこれから歩む予定の経路を聞き、翼胞から翼を広げる。ばさばさと強く羽ばたき、空気を叩きながら枝の重なりの薄いところを少し強引に抜け、上空に出れば広場へとまっすぐ空の道を進んでいく]
いや、待て。飛んでから落ちるまでじゃなくて、降りるまでだろ?
こう…ものっすごい速度を付けたまま地面にほぼ水平に降りるとか、よっぽど落ちるよりもスリルがあんのに。
[今となっては、自分は出来ない芸当だが]
って、んな危険な事を教えると、他から叱られそうだな。
………いや。謝る必要はない。
お前のその気質は得難いものだ。大切にするといい。
[眼差しを和らげて、そう告げる。
聖殿へと視線を投げ、戻した時には常のように鋭く。]
何の為に集められたかは知らんが、本番はこれからだ。今から焦っていても仕損じる。
少しクローディアを見習うといい。あの肝はアイツ譲り……だろうからな。
………そうですね。ですが、あの気性が二人というのも、大変な気がします。
[スティーヴに答えた後半の言葉には、僅かに笑みを含んでいたか。表情は変わらなかったが]
少し、クローディアの様子を見て来ます。
アヤメやスティーヴが来てくれたと知ったら、出てくる気になるかもしれない。
[そう言い置いて、聖殿の中に向かう。*結局は甲斐無く戻ってくるのだろうが*]
俺達が気にしなくても、一応周囲に配慮がいるんだよ。
これ以上、女の子を口説けない環境は御免被りたいしな。
[適当に嘯く。この先の道を教え、飛び立つ少女を見上げる]
…あ。名前聞き忘れた。ま、後で聞きつつ、お茶にでも誘いますかね。
あれ?落ちるまでじゃなくて降りるまで、なの?
[カルロスの言葉に逆に不思議そうに首をかしげる
思えばずっと…で]
あは、知らない知らない。楽しいからいいんだ〜
あはははは〜水平水平〜
[浮かぶ思考を消すように陽気に笑う。そして忠告は聞いてないのに、危険なことのほうはしっかり聞いている]
孤児 オーフェン が参加しました。
孤児 オーフェンは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
[浮島の外れ。島の端に一軒のみひっそりと立つあばら家の中。老いた翼人が天へ召されるのを看取る少年の姿があった]
ねえ、婆様、しっかりして……
木の実、いっぱい採って来たから……婆様の好きな蜜柑だってあるから……だから、ねえ……
[皺に包まれた手を取ると、老女から弱々しく涸れた声が発せられる。その言葉を聞き取ろうと、口元に耳を近づける。老女がか細い声で紡ぐのは、虚に捕らわれた者の昔話]
虚の……領域と、堕天尸……?
っ!婆様、もう喋らないで……
[突然激しく咳き込んだ老女は、心を強く持て、と今際の言葉を遺し、眠るように天へと旅立っていった]
―森→広場―
[風を起こしながら広場に降り立ち、見回せば、集まる人は、まだたいして増えた様子もない。しかし聖殿のそばにクローディアの付き人の姿が見られ、この暢気な集会も少しは進展を見せているのだろうかと考えた]
すまない。誰か、手伝ってくれないか?ネロを広場まで連れてきたいんだが、手が足りない。
[あたりに居る人々に、聞いて回るが、大抵はあまりいい顔をされず]
[危険な部分だけ繰り返すネロに、ちょっとした危機感を覚えたり]
…お前、実は飛ぶのが下手くそとかじゃなくて、ワザと落ちてたんじゃないだろうな…?
あっ、まさかあれか!?
さっきのお嬢さんに、治療して欲しいばかりに、命懸けでんな怪我してんのか!?
お前、根性あるなー…。
[感嘆の眼差しでネロを見た]
[それから3日の時が過ぎた]
婆様……僕、また一人ぼっちだよ。
[老女の知り合いは誰もいない。
少なくとも遺された少年には心当たりはなかった。
一人きりで、老女の葬儀を済ませ別れを告げた。
全てを終えると、まだ老女の匂いの強く残るあばら家の中
彼女に育てられた追憶の世界にしばし身を置く。
ふと、耳に声が届く。若い女性の声]
え、広場に来い……だって……?
……やだよ……行きたくない……
[その声を拒絶するように両手で耳を塞ぎ、膝を抱えて丸くなる]
/*
しかし…一人だけ、物凄い阿呆なキャラで申し訳ないな。
雰囲気壊してそうで、各所に土下座したいよ。
いや、シリアスする時は俺だって多分シリアスするよ?多分ね。
*/
むぅ。下手じゃないよ〜
ちゃんと飛べるよ〜…ちゃんと…ちゃんと…ね…飛んで落ちてできるもの〜あははははは〜
でも、治療きらーい。楽しくないもの〜
[感嘆の眼差しを向けるカルロスにやはり見当違いの返答しながら、陽気に眺めて、また髪をいじくる]
画家の弟子 リディア が参加しました。
画家の弟子 リディアは、狂信者 を希望しました(他の人には見えません)。
[パタパタと本の上にのった埃が掃かれていく。その様子を楽しげに眺めながら、本の上を丁寧に掃除し終えると、...は満足げに息をついた]
うん! 綺麗綺麗!
[そう自己分析を交えてから、踵を返してようやく店番の定位置になるであろう料金代のそばに置いてある椅子に腰を下ろした。
そして客のいない本屋内を見渡すと、ゆっくりと棚に入れておいたスケッチブックを取り出して、いつもと変わらぬ店内の様子を描き始めた。
友人の画家から筋が良いと言われて以来、何とはなしに何も変わらぬ、ただ時間だけが流れていく店内の風景や、少しだけ姿を変える外の風景を描いている。それが彼女の毎日だった]
ふふ〜ん♪ふ〜……え?
[ふと鼻歌を奏でつつ調子よくスケッチブックに筆を走らせていた時、クローディアから唐突に言葉が届き、弾かれたように顔を上げた]
え? 今すぐ? んと、どうしよう……。
[唐突に筆を止められ、それだけでうろたえてしまったが、小さく息をつくとスケッチブックをパタンと閉じた]
んもう、しょうがないなぁ。
クローディアっていっつも突然なんだもん。
[そう口にしながら、店じまいを整えると、奥にいる祖母に出かける旨を伝えると、店を出た。
外は天気がよく、本のために少し薄暗い店内から出た...の瞳は慣れずに少し細められた。それでも何度か瞬きすると瞳は光に慣れ、普通に見れるようになった。
それから、...は翠光が零れているかのように錯覚するくらい見事に一度羽ばたかせると、そのまま空へと飛び上がった]
[カルロスの髪をいじくるのにも飽きて、普段よりも高くなった視点で、手を伸ばし、木の葉を毟り取る
そして、じぃぃと眺めた後、木の葉を千切って捨てては、また毟り取って、木の葉を千切り捨てる。という動作を繰り返す。*楽しげに愉快そうに*]
[さらに広場をうろうろしているうちに、先ほど、言葉を交わした青い髪の青年に再びでくわし]
ああ、ラス。悪いが、荷物運びを手伝ってくれないか?ネロをつれてきたいんだ。
[肯定の答えを貰えば案内をしながら、取って返すだろう]
下手じゃない…?ほほーう。
次から飛んで降りる…って出来たら、そう認めるさ。ま、無理そうだけどなー。
[大人げなく揶揄って、笑う。続く言葉には、一つ頷き]
いいか、あのお嬢さんを口説くなら、治療がつまらなくても自分から楽しい話題を出さなきゃダメだ。
[以下省略で延々と口説き方を教授し始める]
[...の家から、クローディアの場所までは、森を大きく飛行するのが一般的だ。何度か...も配達で飛んだことのあるルートを飛行していて、ふと目の端に何か映った気がして、その場で止まった]
?
気のせい……かな?
[森のはずれ方向に羽の煌きのようなものを見た気がした。それが膝を抱えて丸まってるオーフェンとは気づいていない]
[くううう、とお腹が大きく鳴る]
……あ、もう三日も食べてなかったんだ。
ご飯、摂りにいかなくちゃ。
[ふらっと立ち上がり、ふぁさりと背中に生えた一対のましろな翼を広げる]
/*
ようやく女性が来たことに心のそこからほっとしつつ、色々反省しつつ、そろそろ寝よ・・(ばた
そういえば、中身分からないなぁ・・・
……やっぱり気のせいじゃないや。
[木々の隙間にふわりと開いた花弁のような羽を見つけて、大気を泳ぐように...はオーフェンの方へと飛行する]
……っ?!
[飛び立とうと天を仰ぐと、舞う翠光が視界に映る。思わず身を硬くして、近づいてくる翠光の動きを瞬きもせずにじっと見つめている]
[羽の主が飛び立とうと天を仰いだ瞬間、動きが硬直した。どうやら...の姿に驚いたらしい。
ただ、羽の主に驚いたのは、...も一緒だった]
オーフェン?
何でこんなところにいるの? っていうか、御婆様はどうしたの?
[何度かほんの配達をした事のある彼の家の主を思い出して、ふわりと着地しながらオーフェンに小首をかしげた]
[顔見知りとはいえ、人と話すのには慣れていない。話しかけられると体を硬直させたまま、緩慢に口を開き]
婆様は……
[泣き顔になりそうな所を堪えて無表情のまま、つい、と老女の眠っている木の根元を指差す。そこには生前老女が愛用していた杖が墓標代わりに刺さっている。その前には蜜柑が供えられている]
/なか/
……知ってる人には中身ばればれです。
某子供村のレティとか、某猫村のノックとか。今回はいいや、もう!(やけ
何人か老女を訪ねてきたって形にしないと、絡み難しいですね。うん、また設定失敗したかも。
[元々オーフェンは人見知りする。それは何度か本の配達をした...も理解していた。しかし今回の口ごもった様子は、明らかにそういうものとは違う匂いを感じて、動いた指の先を辿り――]
……!
[絶句した反射的に口元を手で覆い、眼が大きく見開かれた。
しかし、少しの間固まってしまった体を動かすと、ゆっくりと彼女が愛用していた杖の前まで歩き、膝をついてゆっくりと祈りの言葉を口にした]
[そして約五分程度その場で丁寧な祈りを捧げ終えると、...は普段と変わらない笑顔をオーフェンに向けた]
うん!
今度、一緒にもっとちゃんとしたお墓作ってあげようか。でないと御婆様の大切な杖とか、すぐに悪くなっちゃうかもしれないし!
ね?
[視線をオーフェンの高さに落として、彼の瞳の奥を覗き込むように再度小首をかしげた]
……婆様……
[老女の墓標の前で祈りの言葉を唱えるリディアの姿を黙って見つめていたが、老女のことが思い出されて、目頭に熱がこみ上げてくる。涙が零れる前に、慌てて質素な服の袖で目を擦ると、リディアの隣へと歩みより、膝を折って老女の冥福を祈る]
[祈りを終えたリディアの言葉に、きょとんとした表情]
お墓……うん。
[深紅の瞳を覗き込むようにリディアの顔が近づくと、少し照れたように頬を染めて、小さく頷いた]
[小さく、それでもはっきりと頷いてくれた事に少し喜びながら、ふと、そこで疑問に思った事を質問してみた]
……そういえば、御婆様はいつお亡くなりになったの? 今日ここにいるってことは、昨日とか?
[リディアの問いには小さく首を横に振って]
みっか……前
[自分の言葉を確かめるように、ゆっくりと告げる。リディアの瞳をちらりと見て、それが自分に注がれているなら、戸惑いと気恥ずかしさから俯く]
え〜っと、みっかまえ?
[思わず片言になりつつ、すらりとした指を口元に当てて考える。
そして、一番疑問に思った部分を聴いてみることにした]
その間、御飯は?
お風呂は?
どこで寝てたの? ちゃんとおうちに帰ったの?
[すでに...の頭からはオーフェンの人見知りはすっかり抜け落ちていた。
おかげでこの矢継ぎ早の質問攻めである]
[突然リディアから降り注ぐ質問にたじろぎ、どこから答えればいいのか戸惑い混乱している]
……っ
[恐怖と即答できないもどかしさから泣きそうな表情になった時、口の代わりにお腹がぐううと音を立てて、最初の質問への返答をした]
[じっとオーフェンを見る瞳がジト目に変化し始めた頃、最初の質問に返答があった。
と、言っても、見事なまでのお腹の音が自己主張してくれただけなのだが、それだけで十分な返事だった。
一瞬の間の後、ニヤリとそれはもう悪魔の笑みという以外に言葉が浮かばないような、見事な微笑を称えながら、目の前の小動物(オーフェン)に手を伸ばした]
さぁ! 行くわよ〜! 私がおいしい御飯作ってあげる! え〜っと、ここからじゃ家に行くよりクローディアのところ行った方が近いかな?
オーフェン飛べる? 体力なかったら私の背中乗っていいよ!
[ある意味、彼にとっては本物の悪魔に近いかもしれない]
えっ……
[目の前でリディアの顔が悪魔のそれへと変貌していくと、薄ら寒さに一歩後ろに下がった。そんな仕草に気づいてか気づかずにか、自分に向かって手を伸ばされる。なぜだか手を振り払うこともできず、なすがままに手を取られる]
た、た……
[食べられるかと思い、助けを呼ぼうとするが、口から出た息は言葉にはならず。続く突然の申し出には、困惑して瞬きをしていた。背中に乗っていいと言われれば、顔を真っ赤に染めて横に振り]
えっと……
自分で、飛べる……から
[かろうじて聞こえる程度の小さな声で答えた。リディアがどこに向かうのであれ、ある程度距離を取ったまま、後ろについて飛んでいくだろう]
大人しく手を取れて、満面の笑みを浮かべると、...は羽を大きく羽ばたかせた]
さ、いくっよー!
[しっかりと手はつないだまま、自分の真横で平行して飛ぶように空へと飛び立つ――]
あ、わ……
[掛け声と共に羽ばたくリディアが生む風を受けると、慌てて爪先で地面を蹴り、引っ張り上げられるように空へと飛び立つ。繋がれた手から伝わる熱にしばらく困惑していたが、誰かと連れ添って飛ぶ空から見る景色は、いつもと違う気がした]
/なか/
実際にはまだ起きてても平気なんですが、3時間は寝ること、という村のルールがあるので。
起きる時間考えたら、もう寝ないと仕事行けないのです。
[風が頬を切る。
冷たくて、それでいて優しい風が心地良かった。
そしてつないだ手から感じる温もりが、どこか嬉しく感じた。
ちらりと横を見ると、戸惑いつつも、何処か好奇の色が浮かんだ表情を浮かべたオーフェンがいる。少しだけ繋いだ手を強く握り締めて、これまたほんの少しだけ速度を上げた。
(何の料理を作ろうっかなぁ?)
そんな事を考えつつ、...は満面の笑みを浮かべたまま、*クローディアの元へと飛び続けた*]
[婆様がいなくなった世界、この先に何が待っているのかと考えると不安になる。風切る中、握られた手にきゅっと力が込められる。それを合図にするように上がった速度に、置いて行かれないように加速して]
……
[横を飛ぶリディアの顔にちらり視線を向けると、そこにあった満面の笑顔に、少しだけ緊張を*緩めた*]
村の設定が変更されました。
/中/
だから、どこの薔薇村なんだと(笑)。
女子が少ない&孤児が多いねぇ……。
ちぃと、偏りすぎちゃいないかい。
まあ、別にかまやしないが。こっちは調整の余地もあることだしね。
村の設定が変更されました。
学生 エリカ が参加しました。
学生 エリカは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
[さやさや、さらさら。
揺れる木の葉と流れる小川のうたう歌。
引き抜いた草を朱い唇に当てて笛を吹き
水に浸した素足で川面を割って音を加え、
密やかに、清らかに、
奏でられるひとつの曲。
聴くもののいない、小さな演奏会]
[澄んだ声。短い言葉。
耳で聞いたのではない。
口許から離した笛を、手からも離す。
風に乗れば舞う草も、川に乗れば舟となる。
水中から足を引き抜く。
指先から落ちた滴の生んだ波紋は流れに消えた。
座りこんだままに後ろへと下がり、
立てた膝を両腕で抱えて頭を乗せる]
――――……、
[薄く開いた、唇。
洩れるのは吐息のみ。
遠ざかっていく草舟を見送り、*目を閉じた*]
/*
起きたら空いていたので、いそいそと入村。
男女比もっとアレにしようかと思って止めました。
でも、ジョエル空いていたら構わず使ったに違いない。
予定が不明だったのとイメージが浮かばなかったのとで
参加COはしていなかったのですが、
隷属とか怖がりとか、演りたかったな……!
親なし子が多いようなので、今の設定も迷いましたが。
翼出さないのは奇形だからというわけではなく。
理由はいくつか考えているけれど、どれにするか、未定。
行き当たりばったり、ばんざーい。
御令嬢 ロザリー が参加しました。
御令嬢 ロザリーは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[ 臨むは広がる海―――。]
……やはり、来いと言うのかしら。
[ 窓を開けるとレースのカーテンが揺れる。
白の大海、青い空。
それをしっかりと見据える。
首を左へと傾け、外を見つめ続ける。
飛ぶ鳥の存在に気付いたのはかなり後だった。]
全く面倒くさい。
用事があるならそちらから出向きなさいな。
ふふっ…それを巫女姫に求めるのは無粋かしら。
[ 下着姿のまま背中のものを広げる。
部屋の中に風が舞い起こり、ベッドのシーツが揺れた。
欠伸1つと共に、外出の準備を始めようと振り返った。
外を見つめていた瞳は、
部屋の中を異常な程に*暗く感じさせた。*]
おやおや、睨まれてしまった。
[白狐はスティーヴをにらみ返すことはなく、ただおかしいと言うように一度振り返った。]
あァも生真面目だと、辛くはないのかねェ
厭うて居るなら見なければ良いものを。
[再び視線を変え、向かう先は小川のはた。
結界樹には辿り着かず、森も少しさき。
白い花を付ける樹を見、そのそばに降り立った。]
時間もかかるようだし、寝ていくか
[幾度か羽ばたかせた翼は、狐の身体を持ち上げ、高い位置の太い枝にたどりつく。
ぶつかった白い花びらがふわりふわりと落ちてゆく。
幹に凭れて、狐は小さく*欠伸を零した*]
[何事か呟き、幹から離れて翼を広げた。
白虹は癒しの力であれど、それを狐が使うことは無いに等しい。――幼いころ、額の傷痕が作られた後は。
一番ちかくに使ったのは、あの翼を使えなくした時だったか。
気まぐれに、己に従属を誓ったアレを、癒した。
面の下でくれないが三日月をかたどる。]
あまり時間を潰しても、また面倒か。
――巫女殿の気まぐれにも困ったことだ。
[枝の上で立ち上がる。
白い花を散らす。
トンと足に力を入れて、*狐は再び空のうえ*]
[その間にも幾人かが降り立ち、広場は少しずつ人が増えていく。
とは言え、全員にはまだ程遠い。知らぬことだが、家族一人としたジョエルの指示は的確だった。]
………?
[また一つ飛来した姿に眉を寄せる。
周りに問う声に事情を理解し、舌打ちした。]
…………まったく。面倒をかける餓鬼だ。
[だが足を向けるより早く、カレンはラスを捕まえた様子。
それを一瞥し、動かそうとした足を木の方へと向けた。幹に背を預け目を閉じる。奇しくもそれは狐面の男と似た姿だった。]
一人、ね。アレに行かせていれば良いなら良いが。
[無理だろうと独りごちるは、広場ちかく。
ネロの様子を見て、そこに居たカルロスに視線をくれた。]
役に立っているようじゃないか。
[わらう声。
手出しはせずに、広場へと向けて*羽ばたいた*]
―回想―
[白い狐の面に投げられた枝を、胸元に手でキャッチして、少しだけ眉を顰める。
あぁ、金持ちは余裕だから―と思うも自分のその醜い感情を押し隠すように目を細めた笑顔を顔に貼り付けた。]
ん、ありがとう。
[複雑な胸中を悟られないよう、目線を流すとジョエルがやってくるのが見えて、笑顔で手を振る。
それからアヤメとスティーヴとの会話を、2歩下がった所で手枝を弄びながら聞いていた。]
[大仰な身振り手振りを加えた説明は熱が入るも、やはりネロには届いていない事だろう。
そんなだから声が耳を掠めるまで、その気配を捉えられずにいた。
見返すよりも先に不快の表情を浮かべ]
美人なレディの頼みだからね。アンタの命令よりか、よっぽどやり甲斐があるさ。
[文句でもあるのかと視線で問い、吐き捨てる。
ケイジが飛び立つ様は見なかった。見せ付けられるのを拒む事、それすらも向こうには滑稽に映るのかもしれないけれど。
程なくしてやってきた人物にネロを投げ渡し、自身も広場の端に*佇む*]
やァ、確かネル、だったか。
[声音はきみょうに優しく響き、狐はくれないの少年を見る。
それからカルロスの言葉に、ふたたび目を向けると、喉を鳴らして嗤った。]
ずいぶんと反抗的だな。
――あァ、きずがいたむ、か?
[面の下、白いかんばせ。くれないの三日月の笑みが浮かぶのを、彼は常の様子から想像することが出来よう。
音を立てて羽ばたくと、カルロスからの視線は外れる。]
[ゆる、と頭を巡らせると、白い狐の面が着地するのが視界の端に捉えられた気がして、ぽり、と頬を掻く。
先程彼に投げられた枝から赤い実は捥がれ、それは既に腰につけた袋へと収められていた。
誰に貰ったものとは言え、父が、母が、妹が喜ぶかもしれないから。]
…早く、出てこないかなぁ。
[聖殿を見上げて呟く独り言はからりとした音色で、聞こえた者に愚痴と聞こえ無い。
雲はゆるく流れて陽を透かし隠し、影が足元に落ちた。
そのまま見上げる目線を上、空と逃がすと、細い目は更に細まった。]
[ゆるく頭を振って、長い黒髪をうしろへ回す。
と、先に枝を遣った男、ラスの姿を見て、狐は歩を進めた。]
巫女殿は未だお隠れのようだな。
[揶揄いの色を含んだ声音はまじめそうには聞こえない。]
――退屈だ。
そうは思わないか?
[玩具を見つけたように、狐はわらった。]
[白い狐の面が近づいて来るのを目の端に認め、首を回してそちらを見た。
退屈、と言われれば首をコキンと捻って]
まぁ、そう…ッスかねぇ。
でも待つのは俺嫌いじゃないし…何か?
[年上ではあるけれど敬う対象では無い相手に、曖昧な敬語で言葉を返す。
その音色に楽しそうな何かを感じ取れば、何か頼まれるのだろうか、と、長身の上で頭を傾けた。]
/*
めも。
年齢
スティーヴ>ケイジ>ジョエル>2アヤメ=ラス>カルロス>ロザリー>クロー>カレン>リディア>エリカ>オーフェン>ネロ
スティーヴ→敬語
ケイジ→ッス、とかの崩した敬語
その他→タメ口
でいいかな。
*/
使いづらそうだな。
無理にそう話す必要はないと、わかっているだろう?
[クツ、嗤って狐は彼を見る。
他の翼を使えなくして以来、狐は疎まれているのだから。]
特別何もあるわけじゃァ無いが、
――あァ、こんど、仕事でもねがおうか?
あいにくと、高い位置の窓は拭かせられないんでね。
[なんら裏のないように、言葉がつくられた。
狐の下では、愉しげな三日月。]
…ん、でも年上、ッスから。
[自然と口元に貼り付けた笑みは、空の雲が溶ける様に薄れてしまう。自らのそれに気づく事も出来ずに紡がれる言葉を聞いて、む、と眉を顰めた。]
窓拭きなんて何処にでも居ると思うんスけど…
同情、スか?
それとも、ダシ、スかね。
[自らの首の後ろを右手を上げてさすりつつ、片方の膝を曲げて立ったまま足を交差させる。
トン、トン、と少しその足先が、音で苛立たしさを示して居た。]
いま、思い出しただけだが
[対して愉しげな様子、面の上にも伝わる。]
そんなつもりはなかった、といっても、信じそうにないな。
さて、困ったことだ
[足元に視線をやって、]
まァ、いやなら無理にとは言わないさ。
[楽しげな様子を見て取り、カリカリ、と首の後ろに回していた手を上げて後ろ頭を掻いた。
暫しの間目を瞑り、小さく溜息を吐く分自分の中の黒い感情を押し込めてから、口の端を持ち上げて少しだけ引き攣った笑顔を作り、竜胆色の髪を揺らして首を振る。]
いや、俺が考えすぎッスね、卑屈ですんません。
仕事が貰えるなら、勿論やりますよ。
[肩を竦め、足先は動きを止める。]
ならばこんど、手のあく時にたのもうか。
[動きを止めた足に、音に、わらい。
聖堂へと狐は目を向ける。]
もっともこれが、何を意味するか。
――あァ、そうだ。
[狐は、その面の表情を、かくす。たのしげな、悪趣味なかお。]
我慢は、身体に悪いぞ。
[見透かされたような言葉に、ピク、と思わず頬が引き攣ったのを止める事が出来なかった。
あぁ俺はまだガキだ、などと思考を飛ばす事で落ち着きが取り戻せる事に期待しながら、一度大きく深呼吸をする。]
そう、ッスね。
[苦労して引き攣る頬を両方引き上げて、笑顔を作ろうとしたがうまく作れなかったので顔を横にぷいと背ける。
何も我慢しなくて良い身分は良いっスね、等、嫌味にも似た言葉が頭の中にコダマしたが、それを口から出す事はなく、飲み込んでその歩み始めた*背中を見送った*]
[オーフェンをつれた...は聖殿を目にすると、その中で顔を知っている数人がいる広場に気づいた。
ふわりとオーフェンに気を使いながら着地するや、大きな声で挨拶をした]
こっんにっちはぁ!
[ぐるりとその場にいる全員の顔を見回して、それから手を繋いだままの彼を広場の隅の方へと誘導すると]
今から御飯作ってくるから、動いちゃタだめだよ?
[そう言ってパタパタと台所へと走っていった]
村の設定が変更されました。
/中/
さて。リディアやオーフェンとは、無理な縁故を取る必要はないかね。
そろそろ、状況を整理しておかないとねぇ。
30年前:両親が島に流れ着く
↓
25年前:誕生。間もなく父事故死
↓
20年前:母病死。引き取り手もなく、そのまま施療院へ
↓
9年前:自立して、機織の弟子に
↓
7年前:独自の機織屋を開業
↓
4年前:カルロスと付き合って別れたり?
↓
1年前:エリカの面倒見を始め
想定時間軸大体、こんなもんかねぇ。人が絡む所は、相談しつつかな。
[口説き方を教授するカルロス。
内容はやっぱり聞いてない、ただ大仰な身振り手振りが見ていて面白いからと文句も言わずに眺めていた。
だがカルロスが急に動きを止めたことで、不審に思い、倣うように視線を動かす。
視線の先には狐の面をかぶった男が飛んでいた。]
あは、違うよ〜。ネロだよ〜。ネロネロ〜
[訂正するのもやはり手を振りながら陽気に言う。
ケイジを見て雰囲気を変えたカルロスは気にも留めなかった
そして去っていくケイジを…翼をじぃぃと眺め見送った]
あはは
[ケイジが去ったのと入れ違うぐらいだろうか。
薄金の翼を持つ人が現れ、またじぃと眺めていたら、
その男に向けて、カルロスに放り投げられた。受け止められた。楽しかった
もう一度と思ったが、ラスの手に渡ってからは投げ渡してはくれなかった。
それに少しの不満を抱きながらも、背に乗ったときすぐに忘れる。
飛行しながらも目の前でぱたぱた尾っぽのように揺れる髪を触りながら、動く翼をじぃと眺め陽気な笑みを浮かべた
広場に着くとラスは着地して、降りるように促されて]
あは、ありがとう〜。楽しかった〜
[素直に降りて、陽気に礼をいった。最も運んでくれたことに対する礼とは違うだろうが]
[そして周囲をきょろきょろ。
人が集まっている。好意的なものはほとんど感じない
それでも陽気に笑って]
…つまんない。あはははは〜
[ぼそっと呟いて、陽気に笑い広場を*うろうろしている*]
─広場─
気、張り過ぎなさんなよぉ?
[聖殿の中へと向かうジョエルの背に、軽い口調で呼びかけて。
スティーヴの言葉には、大したもんじゃないさね、と薄く、笑む。
周囲のやり取り、行くもの来るもの──広場には、大分人が集まってきたように見え]
……そろそろ、かねぇ。
[呟いて、ちらり、聖殿へと視線を投げかけた]
ありがとう。そのうち、必ず埋め合わせをする。
[ラスの助けを借りて、広場に到着した。しばらくの間はここにいろとネロに言い聞かせ、頭をなでようとする。
広場の隅に離れて立つカルロスを見、ふと、思い出すことがあった。そばに歩み寄る。翼胞から、翼が現れた]
忘れるところだった。お礼だ。
[言うと、軽く翼を羽ばたかせ、少しだけ、飛び上がった。
ちょうど、大人の男性の顔の高さ。目の頬へ、掠めるように、唇を触れさせると、]
……これで、埋まるものが、あるのか?
[大真面目に聞いた。答えを聞いたかどうか、すぐに施療院の主である、祖母の呼ぶ声を聞いて*離れていく*]
[くしゅん。
自分のくしゃみで、目を覚ました。
重い瞼を持ち上げ、首を擡げると、
縮こまらせていた身体をゆっくりと解いていく。
投げ出した両脚はすっかりと乾いて、足の裏には草が張付いていた。摘みとって、緑の絨毯に降らせると、混じって、見えなくなった]
んー……
[くぁ、と欠伸と共に、伸び。
片手で閉じかけの眼を擦りながら、
片手は近くに放った靴を探す。
二、三度掴み損ねたものの、手に取り、近くに寄せた]
ん、大分集まって来たな。
[陽気にうろうろし始めるネロには、コケんなよ、と声をかけて元立っていた位置、アヤメの近くへと戻る。
首を巡らせると人が増えてきたようで、ざわざわと喧騒が強くなる。]
そろそろ集まりきりそうだから、ようやく理由が知れそうだねぇ。
……もっとも、もう少し、と思わせてからが長いのが、ローディの特徴だけど。
[近くに来たラスに、冗談めいた口調で言いつつ、相棒の頭をつい、と撫でる。
先ほど投げられた実は、いつの間にか尾羽から消えていた。
満足げな表情とあわせれば、その行方は問うまでもないだろう]
[リディアに連れられるように空を飛び、広場に近づくにつれ、地上の人影が目に入る]
えっ……広場……人?
[繋いだ手を軽く振り解こうとするが、どうやら離してはもらえないようだ。やがて広場に降り立つと、隣で大きな挨拶の声が上げる。他の人の視線を受ければ、その恐怖から身を硬くし足は震え出す。広場の隅へと誘導され、走り去るリディアの背中を呆然と見送る]
……置いて、いかれた……
[周囲の目が自分に向いているかもしれないと思うと怖くて、その場にしゃがみこんで目をぎゅっと*閉じている*]
[紐に手間取っている間に、突如、頭上が陰った。
仰いだ天には、翼人の影。
茫としていた顔に表情が浮かぶ。眉が寄せられた。
投げられる声――集合を促す台詞に、何を返すでもなく、
ただ、頷いて、ひらりと持ち上げた手を振る。
了解の意志と、ひとりで向かうという意味と。
伝わったか否かは不明だが、気配が遠ざかるのを確認してから、再度、靴に挑む。いくらか時間をかけて用意を済ませると、立ち上がり、ゆっくりと歩みだした。
聞こえるのは、せせらぐ川の音と、草を踏む足音ばかり]
そ、か。
まぁ、気長に待つかねぇ。
[そっとアヤメの肩に手を伸ばしてラウルの背を撫でようとしたが、ふとその肩越しに蹲るオーフェンの姿が見え、ぴたと手を止めて首を傾げた。]
んー?
あいつ、どうしたんだ?
[カレンに撫でられたことには首をかしげながらも、特に抵抗もせず撫でられながらも、
ここにいること。ということに頷く。
だがラスにコケンなよ。という言葉を聞いたときには既に忘れていたのかもしれない。が
誰かに挨拶をするわけでもなく、木陰にはいってぼんやりと、上を眺める]
あは
[そして木に足をかけるようにして飛び、木に登る]
それが一番さ。急いても仕方ない。
[ため息を交えて言うと、ラウルも同意するよりぴぃ、と鳴き]
……あいつ……って?
[突然の言葉を訝るように、ラスの視線を追い。
座り込む、見慣れぬ子供の姿に瞬き一つ]
……何処の子かねぇ。あまり、見かけない顔のようだが……。
具合でも悪いのかね……?
[よもや人ごみに脅えているとは夢にも思わず、軽く眉を寄せつつこんな呟きを漏らす]
[色々と作っていたらやた時間がかかってしまった。
しかし勝手に食料庫から拝借した食材で、何とか六品の料理を作り上げる事に成功した]
ん〜っと、基本のガーリックトーストに、簡単野菜スープちょっと濁り酒風に、サラダに白身魚のフライと鳥腿のカラアゲ、それにデザートのフルーツヨーグルト!
これだけあればオーフェンもがっつがっつ食べるよね!
[ガチャガチャと食器を鳴らしながら、お盆を持って広場に戻ってくる]
お〜っい、オーフェン! 御飯作ってきたよー!
具合が悪いんだったら、そこらにまだカレンが居るんじゃねぇかなぁ。
[言いながら、ゆっくりと歩いてオーフェンへと近づいた。
その小さな体の横に膝を開きつつ折って屈み込み、膝に肘を置いて顔を覗き込もうとする。]
おい、大丈夫か?
[広場の話し声が断片的に耳に届く。それが全て自分の姿を嘲り笑っているような気がして]
……来るんじゃ、なかった……
助けてよ、婆様……
[粗末な服や薄汚れた体を隠すように、広場の隅で縮こまっていた。リディアの呼ぶ声が聞こえると、首を伸ばし顔を上げて]
……っ?!
[目の前にいた見知らぬ男の姿に、目を見開いたまま硬直する]
[翼を使わず、足のみで進む道。
幾分か時間をかけながらも、広場へと辿り着く。
森とは異なる、ざわめく人の声。
きょろりと視線を彷徨わせる。
一年経っても、未だに未知の場所。
特に、これだけ気配が多いのは、珍しく思えた]
んー?
[硬直したオーフェンへと手を伸ばし、額に当てようとする。
熱があるのか、と。
走ってくるリディアを見れば保護者かと、屈んだままきょとりと見上げた。]
ああ、そうだね、カレンなら……。
[言いつつ、周囲を見回して。
ふと、視界の隅に、きょろきょろする姿を捉える]
おや、エリィも出てきたのか。
ここまで、迷わずこれたかい?
[蹲る少年はラスに任せ、自分は、一年前から面倒を見ている少女の所へと]
[おそらく普段のリディアなら、ただ気にかけくれたと思うだけだったのだろう。
しかし、今の境遇を話してくれたオーフェンの傍にラスがいるというだけで、一気に感想は百八十度回転した]
コラー!
ラスくん! 何オーフェンを苛めてるんだぁ〜!
[そして傍迷惑で全く持って勘違いの叫びを発しながら、オーフェンの隣に駆け寄った]
[目の前に向かって伸びてくる手を、思わず振り払おうとし]
……や、だっ……
[ぺたりと尻餅をつくと、恐怖に満ちた目でラスの顔を見つめている]
[いまだ聖堂から巫女はあらわれず、
狐は興味をなくし、白いおもてを横へと向けた。
視界の端をあかがよぎる。
見やれば木にのぼる子供の姿。
ゆるりと足を其方に向けて、今度は間違えずに名を呼んだ。]
ネロ。
危ないんじゃないか?
ん、んん?
お?
[リディアの剣幕に押されるように、屈んでいた格好のまま後ろに引いた為、尻餅をついた。
ぱちぱちと、細い目を瞬く。]
なんだなんだ?!
[聞き慣れた声に、視線が一点に止まる。
こくり、一度頷いて、声の主へと歩み寄ろうとして、
不意に届いた叫び、駆け抜ける人影により巻き起こる風。
はたり。
足も止まって、音の発信源を見た]
[料理を一旦地面において、怯えているオーフェンの手をとると、自分の体の後ろに隠すように動いてからビシィ! と指をラスの鼻先に突きつけた]
コラ! オーフェンは今ちょ〜っと大変だから、苛めたらダメなんだよ!
[完全に暴走気味である。
しかも、周囲の視線に気づいていない]
[木に登り、そのまま気の向くままどこかに行こうかとも思ったがその辺りの太い枝に腰掛けた。カレンの言いつけを守ったというよりも休息のためではあったが
そして広場を眺めようかとしてたところにが、声をかけられて、にぱっと笑いながらケイジを見る]
あはは〜。何も危なくなんてないよ〜。狐さん〜
下にいるよりもここのほうが楽しいから危なくないよ〜
[狐の面に興味がそそられたのか、普段よりも幾分楽しげに笑っている]
っと……おやおや。
本屋の御嬢、いつもながら賑やかな事だねぇ……。
[駆けて行く様子と、叫び声に悠長な声を上げて]
落ち着きな、まったく……。
調子悪そうだから、心配してただけだろうに。
[暴走する様子に、呆れたような……というか、呆れた声で突っ込み一つ]
[突きつけられた指先をじっと見ると、細い目は寄り目になる。
尻餅を突いたオーフェンとリディアを交互に見ると、きょとりと再び目をぱちぱち瞬いて、自分の足首を手で引き寄せてあぐらをかいた。]
や、俺苛めてないぞ?
[ぽりぽりと、頬を掻く。]
……っ
[尻餅をついた格好で、体を小刻みに震わせたまま、そばに駆け寄ってきたリディアに縋るような視線を送る。リディアに手を取られ、ラスの視線を遮るようなリディアの背中に素直に隠れたまま、服の端をぎゅっと握っている]
[そしてあやめの呟きの後で聞こえてきたラスのきょとんとした表情から、自分の勘違いがあるという思考が結びつくまで、三十秒程時間がかかった]
あ、あれ〜? もしかして私、間違っちゃった?
[ラスではないが、頬をポリポリと掻いた]
……本人も言ってるじゃないか、苛めてない、って。
[ラスの言葉に、ちらりとそちらを見て、言って]
それよか、その子はアンタの知り合いだったのか。
だったら、独りでほっぽり出しとくモンじゃあないよ?
[ぽかん、としているリディアにさらっと言うと。
大声に足を止めていたらしきエリカの方を見て]
アンタもアンタで、なにぼーっとしてんだね?
[呼びかける声は、ごく軽く]
あは、違わないよ〜。一緒だよ。一緒〜
[低く笑う音が聞こえるがやっぱり気にせずに]
楽しいと思えばなんだって楽しいよ。落ちるときは落ちたいからなんだよ〜
飛ぶのと一緒〜♪
[狐の面の耳が動かないかどうか期待しながら喋っている]
[少し離れた場所で女の子の大きな声が聞こえ、さて口説きに行くべきかと悩みつつ、周囲の視線もありその場に留まった。
狐面の主よりはおおよそ目立たずとも、自身とて周囲の話しの種程度にはなる]
しっかし…ローディちゃんはまだかねぇ。のんびりさんな所も可愛かったりするんだけどさ。
[一人ごち、腹を抑える。どこかから空腹を刺激するような香りが漂う事に気付くと、すい、と視線を動かす]
手……
[自分に伸ばされたラスの手が害意のない物と聞くと、少し体から力が抜ける。リディアの服から手を離すと、おずおずとラスの前に進み出でて]
……ご、ごめん
[頬を仄かに染め、俯きながら小さく頭を下げると、恥ずかしさのあまりましろの翼を広げて、広場から飛び立とうとする]
客観的に見れば、苛めの現場にも見える……のは、
たとえ当人にその意志がなくとも、
相手の受ける印象とそれにより引き起こされる反応から。
苛めという行為ではなくとも、怯えさせたのは確かで――
善意は必ずしも好い結果を齎さないという例かな。
[普段は閉ざしている口が開けば、
流れ出るのは涼やかな声に不似合いな訥々とした口調]
……ん、思考していた。
[呼びかけに、なんでもないことのように答えた]
そうなのかな?
[ケイジの言葉に一瞬考えるように首を傾げるが、興味の対象のことを聞かれてすぐに忘却して、陽気に笑って、首を縦に振って]
うん。気になる。なんで狐なの?狐が好きなの?
……はい?
[訥々と語られる言葉に、一瞬きょとり、とするものの]
まあ……お節介は場合によりけり、ってヤツだね。
[大雑把にその言わんとする所を察して、自分なりにさっくりとまとめる]
にしても、アンタは小難しく考えるねぇ……。
[香りを意識すれば空腹は募る一方で、それを満たす為の行動に出る事にした。
人垣に隠れ、賑やかな場所の近くにあるガーリックトーストに狙いを付ける。にじり寄り、つまみ上げる。
すなわち、盗み食いを決行した]
/なか/
人付き合いは苦手な子。パニック癖と逃亡癖あり。
食事は野菜や果実。肉類はめったに口にしない。
引っ込み思案だが好奇心はある。歌を歌うのが好き。
婆様の能力を(世襲じゃないし紫でもないけど)継いでいるかもしれない。
さァて。狐が好きだったか。
そこにあったから着けたのだろうよ
[己のことであれど、ネロに返す言葉は他人事のよう。]
お前は好きなのか?
それから、先程の問いの答え、は。
道に迷わなかったかという問いには肯定を返すけれど、
来るか否かということ自体には迷った。
「ゆっくり」というのは一体何時までを指すのか、
島の住民ではない私が「皆さん」の中に含まれるのか、
思考しているうちに眠りに落ちて、
起きた後には直接の召集をかけられたから、
この場所まで足を運んだわけだけれど――
世帯主であるフィオーラが聞けば好い話ではないかとも思う。
そも、わざわざ、集めて話をする意味は。
[理解しがたいといった表情。
視線は、目の前の喧騒を捉えたまま]
……小難しいかな。
あは〜。そうなんだ〜。そっかそっか〜
[他人事のようにいっていることでも特に気にならないらしい。二度ほど頷いてから
問い返されたことには笑みを浮かべたまま]
うん。好き〜。尻尾を抜いてみたくなるぐらい好き〜
[ラスから再び自分へと伸ばされる手に、ぎゅっと両目を閉じ、手を強く握りしめて]
……う
[頭を撫でられる感触を、全身に力を入れ身構えたまま味わっている。外から見れば滑稽な光景]
[当然表情は狐に隠れているのだが。
――しばらくして、くつくつと、おかしそうに笑いはじめる。]
残念ながら尻尾はないぞ。
それは本物に願うんだな。
[さすがに自分が悪いので、顔を真っ赤にしながらラスの手を甘んじて享受している。
それでも、隣で頭を撫でられているオーフェンの手をしっかりと握り締め続けていた]
ああ、確かにね。
アタシが聞いて伝えれば済む事かも知れないし、来るかどうかは迷う所か。
[事実、世帯から一人がくればよい、という指示もジョエルから出されていた訳で。
そういう意味では、自然な思考なのだろうが]
……ま、そう言いなさんな。
一人でも多くに聞いてほしかったんだろうよ、ローディは。
[くすり、と笑って。
最後の言葉に、ゆるり、と首を傾げる]
さて、アタシは学がないからそう思うだけかもしれないが。
もう少し、気楽に構えてても、わるかぁないんじゃないかい?
中/
興味があるかどうかに大別していく感じかなぁ…後はその場その場で壊したくおもったり愛でたく思ったり
後はー…羽をむしりたいと思いつつそれは本能的に駄目で。たまにまともになる。ぐらいのバランスかな…どだろね。
とにかくなんでも楽しいと思ってすぐに忘れたりする勝手きままなパターン…むずかしいなぁ
では、あまり皆を待たせるな。
[クローディアに言い置いて、聖殿を出る]
『………急ぎたくないということは、良い兆しではないということか』
[広場へ向ける視線は、どこか暗い]
[面の奥にある表情などわからない。ただ一瞬雰囲気が変わった気はした
でも低く笑う音がして、忘れた]
うん。残念。だから耳かな〜
[と、面の耳に手を伸ばす。だがこの位置からは届かずに、むぅと拗ねた表情に変わって、また陽気な表情にころころと変わる]
[などと言っている間に、
一応は終結に向かったらしい事態。
興味を失って、視線を逸らす。
移った意識は食事の匂いを捉えれど、
眼差しはまだその正体を捉えはせず。
代わりに、何かを凝視する鳥の姿を見た]
珍しい子どもだ。
[くつくつとわらって、男は翼をおもむろに広げた。
ふわりと飛び上がるのは、気紛れに。
ネロの近くの枝に乗ると、そこに腰を下ろした。]
さわるか?
[機嫌も悪くはない。
珍しくも、狐はそう尋ねた。]
[視線を向けられたラウルはそちらを見やり。
ぴぃ、と鳴いて、ぱささ、と軽く羽ばたくとふわり、舞い上がる。
ターゲットは、私的怨恨もありそうな、盗み食い犯]
― 自宅ベランダ ―
[ ここまで外を出ることを渋ってはいた。
だが、それも限界らしかった。]
……全く、何故私が広場などへと…。
致し方ないか…。
[ ここで渋ろうが結果は変わらない。
羽根を広げて、ふわりと飛び立つ。
広場など顔を出したこともあまりないが。]
仕方ないですね…。
[ そう自分に強く言い聞かせながら。]
―→広場方面
[頭に置かれたラスの手の感触が離れれば、閉じていた深紅の瞳をおそるおそる開き]
……あ、ご飯が……
[ガーリックトーストに伸ばされるカルロスの手に興味を移した]
聞いて欲しいこと。
喜びを分かち合いたいと捉えれば好い事だけれど、
それならば、焦らさずに伝えていそうなもの。
わざわざ周囲の疑惑を募らせる行動を取る、
もしくは取らざるを得ないということは……
[延々と続けようとして、
傾げられた首につられ、首を傾げる]
別段、学は関係ないと思う。
気楽と言われても、これが常であるから、それこそが難しい。
[口に運ぶ前に視線を感じ、手を止め見上げる。
それがラウルだと気付けば、無駄と分かりつつ口許に人差し指を当て、静かにするよう頼んだ。
けれどそのタイムロスが、命取り]
げ。
[ラスに腕を掴まれ、動きが止まる]
あは
[翼を出したケイジを口元に笑みを刻んだまま眺めた
そして横に座るまでの動作を見てから、触るか?という問いに、今度は三回頷いて
手を伸ばして]
ありゃりゃ…?狐のときと感触が違うや
[不思議そうにぺたぺたと耳に触れたり軽く引っ張ってみたりしている]
[ 広場から少し離れたところへと身体を降ろし、羽根を畳む。
上空から見たものが間違いでないなら人が多いか。]
巫女姫は何をしたいのやら…。
といっても、誰がいるのやらは確認することはできませんね。
[ それは己の視力のせいだが。]
まぁ、お知り合いもいるでしょうから。
気にせず向かいましょうか。
[頭を傾けて、広場の方をじっと見つめる。]
……ま、そこらは聞いてみてから、だね。
[状況を分析する言葉に苦笑する。
巫女の事は、幼い頃から知ってはいる。
彼女が、人に何かを話そうとして、それを渋る、というのは大抵は]
(……厄介事で、その確信を得るのに手間取ってる時……だったかねぇ)
[そんな事を考えて、小さくため息をつく。
飛び立つ相棒の動きにはちら、と視線を向けるのみ]
……アタシからすると、肩肘はりまくってるように見えるんだけどねぇ……。
[カルロスの腕を掴むと、立ち上がってぐいーっとその腕を上へと引っ張った。
足が浮くかと思える程引っ張ると、顔を覗き込み]
何しようとしてたのかな?
[細い目を吊り上げて、にっこり笑った。]
へ? あ……!
[唐突なラスの声に、思わず視線を向けるとつまみ食い現行犯逮捕のカルロスの姿が目に入った。
慌ててお盆を取りあげると、隣にいたオーフェンにお盆を突きつけながらカルロスに――]
こ〜ら。
お腹空いてるなら言ってよねっ! 材料あれば何でも作っちゃうから!
[半分お説教、半分笑いといった雰囲気で、カルロスを嗜めた]
ついでにリクエストあれば聞くけど?
[と、ラスも含めて顔を見回した]
[当然というか、半ば天敵認定している相手のお願いなどは知った事ではなく。
ぴぃぱた、忙しなく飛ぶサエーナ鳥。
動きが止まった隙を狙って、挨拶代わりといわんばかりに、頭に向けて鳥脚蹴りを狙っていく]
……!
[広場に向けられた何かの視線を感じて振り返った]
気のせい……かな?
[首をかしげていると、リディアにお盆を目の前に差し出され、その匂いに鼻をぴくりと動かす。呼応するようにお腹が鳴った]
/*
さて、飛び入り失礼致します。
と言いながらも、何処に飛び込もうかご機嫌伺い中です。
もう少し早く戻ればよかったですわね。
そうかな。
[世帯主に短く答え、口を閉ざす。
不思議そうにやりとりを見つめるさまは
打って変わって歳相応――それより幼くすら映る]
[広場に新たに降り立った気配に、つと視線を向けるも。
一瞬でそちらからはそらされて]
ま、好き勝手に生きてるアタシから見れば、だからね。
アンタ自身からすれば、違うってのは、ありだろうさ。
[掴まれた腕ごと引き上げられ、ひたすらに愛想笑い]
い、いやー…その、あ、あれだ!
この辺りに小さな虫さんがついてて払おうと…って、うわ、痛たッ!
ちょ、ラウル、お前鳴くなって言ったのに、そのうえ…ぎゃ、痛、すみませんっ!
[何だかてんやわんや]
そうなんだ〜。違うんだ〜。じゃあ引っこ抜かなくていいや
[ケイジに尾っぽがついていないか見た。ない。
それにケイジの言葉も重なってそう返した]
うん。本物のほうがいい。ふわふわ。
でもこっちのカチカチも好き〜カチカチカチカチ〜♪
[やっぱり楽しそうに、頬の辺りを今度はぺたぺたしている]
[お盆を差し出すリディアの顔を見て、それを受け取る]
……うん……いただきます
[簡単野菜スープの匂いを嗅ぎ、しばし見つめた後、お皿に顔を突っ込んでがつがつと食べ始めた]
お前の望むようなものは、ほんもののやつらにもらうといいさ。
[わらって、ネロの手が触る侭にさせる。]
触っても何も変わりはしないが、そんなに好きか?
[ラウル、当然抗議は聞いてない。
蹴りを決め、得意げにくるるる、と鳴いている。
その様子を離れた所で眺めつつ]
……なにしてんだか。
[呆れきった声で、ぽつり、と呟いた]
[カルロスの愛想笑いを見て、掴んでいた手をぱっと離す。
ラウルがなんとかしてくれるだろう、とか思いつつ、リクエストは、と聞くリディアには手を大袈裟にパンパンと払うようにしつつ笑顔で振り返る。]
ん、俺は家で食べたから、腹は大丈夫。
ご飯取っちゃ悪いからな。
[ひらひらと、手を振る。]
[ 歩む筈の足はその場から動かず。]
思ったより人が多いようですわね。
…声だけではさすがに人数は判別できません…か。
[ 最後の音と共に盛大に空気が漏れる。
視力が弱いせいなのか、気配とやらには敏感ではあるが。
どうも、集中しなければそれも鈍いようであった。]
ま、それを考える時間は無駄ですわね。
さてはて…何のお小言なのやら。
[ 頭を傾けて再び広場を見る。
ゆっくりと、広場に向かって歩き始めた。]
[住人を呼び集めに行っていた者達が戻ってくる。どうやらほぼ全ての家から人が集まったようだと告げられて頷いた]
…見慣れぬ者まで居るな。まあいい。クローディアにも伝えてくれ。
人により視点が違うのは当たり前であり、
理解出来ないのも当たり前……
けれど、
理解しようするために言葉を尽くすのか。
[ゆるりと顔を斜めにして、視線を宙へと浮かせる。
数拍の間を置いてから、首を振った。
よくわからない、というように。
呆れ声に、眼差しは再び、騒音の源へ]
[空いた片手で必死に、ラウルと攻防を繰り返しつつも、リディアの嗜めに表情を綻ばせた]
リディちゃん、優しいっ。こんな俺にまでご飯作ってくれるなんてっ。
いやもう、いっそ俺の奥さんになって一生、ご飯作ってくれたりしてくれると嬉しかったりするんだけどなー。
[調子の良い事をを告げつつ、更にリクエストにも乗った]
リディちゃん、俺、あれが食べたい!トマトたっぷりのパスタ!
あっはははは!
ごめんなさい! カルロスさんのお嫁さんになるならラスさんのがいいやっ!
[とんでもないトドメを残しつつ、それでもリクエストにはしっかり答えるべく腕まくりをして]
さって、それじゃナポリタン大盛りいっちゃうかなっ!
[そう言って歩き出した時、新しくやってきた人物を見て目を丸くした]
……ロザリん?
[これまたトンでもない呼び方をしたものである]
うん。そうする〜
[と無邪気に答えながら
鼻の辺りをゆびさきでつんつんとつつきながら]
楽しいよ〜。だって変わるもの。触っていないときと、触っているときとは違う。だから変わってるんだよ〜
[好き。とは答えず。楽しいと返事し。でも鼻をつついた辺りで感心も失ってきたらしく、手を下ろして]
…あなたは楽しい?
[何にとは言わず漠然と聞いた]
ま、そんなとこかい?
それが、中々上手く行かないんだけどねぇ。
[くつり、と低く笑いつつ言う、口調だけは軽く。
ぴぃぱたと飛びまわる相棒の方へ視線を向け]
ラウル、バカ構うのは程々におし!
……うつるよ?
[何が、とは言わない]
[騒動から目を離す。
微かに届く、羽ばたきの音。
一瞬、目を伏せる。
聖殿の近く、別の集まりが見えた。
その中の一つには、自分を呼んだ者の姿もある]
そろそろ、集まったのかな。
お前は愉しい
[こたえは、少年のもとめたものとは違うだろう。
だが狐は答え、くつり、わらった。]
あァ、あとアレも愉しいか。
さて、それ以外に、愉しいことなどあったかな。
/*
わわわっ、リディアさんありがとうございますなのですー…orz
空気読んで割って入るタイミングを計ってましたわ。
[広場にまた人の気配が増えると、湧き上がる不安を掻き消そうとガーリックトーストとサラダを一気に頬張り]
んくっ……
[喉に詰まらせて深紅の目を白黒させていた]
かぶき者 ケイジがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(かぶき者 ケイジは村を出ました)
[リディアの言葉には、細い目を開けてきょとりと目を瞬かせ、口を曲げるようにして笑う。]
俺のお嫁さんとかになったら一生苦労するぜ?
まぁカルロスと比べられても、なぁ。
[全ては言わずに、笑いながらリディアを見ると、丸くして少し遠くを見る目線。
つられるように目線を流すと、見るからに自分よりも仕立ての良い服を着ているであろう少女が居て、一瞬笑みを消した自分が嫌になって苦笑し、自分の頭をバリバリと掻いた。]
[アヤメの呆れ声が聞こえた気もしたが、突然手を離されてどちゃり、と崩れ落ちた瞬間だったので、その痛みの方が勝った]
おわっ!離すなら、そう言ってからにしてくれよー!
[打ち付けた腰をさすり、文句をブツブツ。けれど、それはリディアの一言に止まった。
つまりは、精神的に撃沈するという方向で]
……はぁ。なんか、色んな所が痛い……。
かぶき者 ケイジ が参加しました。
かぶき者 ケイジは、狂信者 を希望しました(他の人には見えません)。
[落ちたカルロスには、ふふん、と片眉を上げて意地悪そうな表情をしつつ鼻で笑い。
むせるオーフェンの背中を撫でようと、手を伸ばした。]
― 広場 ―
[ 思い足取りで広場へとゆっくり向かう。
頭を傾けながら、広場にいる人物を把握しようとする。]
ロザりん……?
[聞こえた声に一瞬怪訝な顔をするも、
そう自身を呼ぶ人間に心当たりを探る。]
リディア…その呼び方はおやめなさいと…。
[ 足を止めてそう相手に言葉を投げかけた。]
[返った言葉に面の奥の表情などわかるはずもないのとは対照的ににぱっと笑って]
うん。僕もあなたは楽しいよ〜一緒一緒〜
[同じというだけでまた喜んで]
なんだって…なんだって楽しいよ…これからだって
そうじゃないと…あは あはははははは
[最後の言葉は続けず、陽気に笑う]
[うつる、という言葉がきいたのか、戻ってきた相棒を再び肩に乗せ、ぐるり、と周囲を見回す。
視線は聖殿の側、年上の幼馴染のいる辺りへ]
大体、集まったと思うんだけど……ねぇ。
[独り言のように呟いて、聖殿の方へと歩み寄り]
ローディの御支度、終わったのかい?
[軽い口調で、問いを投げてみた]
ちょっと待て、そこォ!バカはうつるもんじゃねぇだろ!
…いや、そもそも、俺をバカ扱いすんな!
[瞬間的に反応して。睨まれでもすれば、即座に言葉を失うのだろうが。
それでもラウルが戻っていくのには、安堵した表情を見せた]
そうか。
それは良かった
[おかしそうに哂い、次いだことばは考えるためにしまいこむ。]
――そういえば、巫女殿はそろそろ来るころかな。
たのしいかどうかはわからないが、おりるか?
[叫ぶ男に、世帯主の代わりにか]
……違うの?
[問いかけた。
睨みつけるわけではなく、純粋に、疑問の色]
まあ、空気感染……
もしくは接触感染するものであれば、
世界には、今頃、馬鹿が蔓延しているか。
[ラスに背中を撫でられれば、ひとしきり咳き込んだ後]
あ……りが、と
[その手の持ち主を不思議そうに見つめて礼を言うと、また食事を再開する]
……ごちそうさま
[リディアに頭を下げると、手をつけられていない猪肉と白身魚のフライが乗ったお盆を地面に置いた]
[聖殿の傍に佇んで、広場の喧噪をただ眺めていたが、近付いて来たアヤメにはすぐに視線を向けた]
支度はそろそろ終ると思うが。
………もしかすると、少々厄介な話かもしれん。
[抱いていた懸念を口にしたのは、幼馴染みの気安さからか]
[すでにロザリーに気を取られていた...は。カルロスの事を放置して、パタパタとロザリーの近くに歩み寄った]
いやぁ、まさかロザリんまでくるなんて思ってなかったよ〜。っていうか、何気に出不精だもんねっ! うん。たまには外にでるのもいいもんだよっ!
[などと微塵も容赦のないコメントをして、それでいて全く話は聞いていなかったり……]
……っとに、やかましい事。
ちった、静かにおしよ?
[騒ぐカルロスを肩越しに振り返り、投げかけるのは、素っ気ない言葉。
以前の経緯を知る者なら──と言っても、知らぬ者の方が少なかろうが──、それでもこちらが比較的『穏やか』に話しているのは、容易に察しもつくだろうが]
うん。恥ずかしがり屋さんがやっと出てくるんだね〜見なきゃ見なきゃ
[ケイジにはわからないであろうことを言いながら、頷いて
翼を出すわけでもなく木から飛び降りた。そして危なげなく着地すると、一旦ケイジに振り返り]
しゅっぱつしんこー。だね。だね。あは
[やっぱり陽気にいって、聖殿のほうへと足をむけるだろう]
……厄介?
[問いに返された言葉に、微かに眉を寄せて]
ま、いい事なら、それこそさっさと触れ回るだろうし……これだけ時間がかかる、って事は、あの子にとっては話し難い、って事……なんだろうしねぇ。
[大事でなきゃいいけど、と呟いて。
そ、と肩の相棒を撫でてやる]
……えっと……バカ、なの?
[目の前で騒ぐカルロスに、首をかしげ。食べるのに夢中だったが、いつの間にかすぐ近くにも人が増えているのに気づくと、びくりと身を竦めた]
[リディアが名を呼ぶ、美人の女性の事をロザリんなのだと認識しつつ、ともかく向かう視線は、エリカへ]
いや、あの、お嬢さん…?それって本気で言ってらっしゃるので…?当然ですが、違いますよ。俺はバカでも何でもなくて、ただの紳士的な男ですよー。
[ぺらぺらと喋りつつ、不思議な口調のその内容に相槌を打つ]
そうそう、つまりはそうなるわけで。
感染しないか、俺がバカじゃないって事、あるいはそのどちらもという可能性が証明されるんですよ。はっはっは。
[オーフェンの食事が終わったなら、懐の布切れで口を拭こうと顔に手を伸ばす。
睨むカルロスは、更に上げた片眉を上げて笑みを見せつつ、オーフェンの残した皿に目を落とした。]
肉と魚、嫌いなのか?
大きくなれないぞ?
[顔を覗き込む。]
はずかし――?
[流石にわからず問うときには、ネロは地面に降りていた。]
巫女殿のことか?
まァ良い。
[狐もまた、降りるには翼は出さずに。
着地すると、あかい子どもの後を追う。]
[小首をかしげているロザリーの様子も華麗にスルーして]
とりあえず、今からあそこにいる……
[と、指をさした拍子にエリカの呟きが聞こえてきて]
お馬鹿さんのカルロスさんのためにパスタ作るんだけど、ロザリんは何か食べる?
うん。その人その人。
声だけだして姿を見せないだもの〜。土の中にいるミミズみたいに恥ずかしがりやさんなんだよ〜
[先に下りてはいたが、問う言葉は聞こえていて、周囲など気にせずに言い、そしてまだかなーと、クローディアが出てくるのを楽しみに待っている]
[ またもロザりんと呼ばれたことに額を手で押さえる。]
貴女ね…。
出不精なのは認めますが…、それにしたって…。
[ 彼女から出てきた言葉全てにツッコミを入れるべきだが。
どこからツッコムべきなのか迷ってしまう。]
あのね……ちょっと…話を聞いてくださる?
[ またも頭を抑えて相手に言葉を投げた。]
[ラスに口の周りを拭かれると、驚いたように目を丸くしたまま固まった]
ん……食べたこと、ない
……婆様が、食べなかったから……
[ラスに応えると、広場に入ってきた目を惹く人物に視線が止まる。話しているリディアの様子に]
……知り合い、なのかな?
綺麗な……人……
[薄汚い自分の格好が恥ずかしくなり、仄かに赤くなって俯いている]
……無駄に、抱え込まなきゃいいんだけどねぇ……。
[習うように聖殿の方を見やりつつ、小さくため息]
あれで責任感の強い子だから、ローディ。
[ どうやら主張は通らないらしい。]
もう、結構です。
[ 額を押さえたまま、そうリディアに告げる。
食事はどうするかと聞かれれば。]
何処の、何方が御馬鹿さんかは存じませんが、私も何か頂きたいですね。
[ 首を傾げたまま、そこは要求の意思を示す。]
馬鹿、らしい。
[森で会ったことのある、少年の声。
挨拶もしていないのに、それには大真面目に頷いた]
本心から紡いだ言葉を本気というのならば、そうなる。
……「紳士」。
少なくとも、私の知識内にある、程遠いのだけれど。
島が異なれば、常識も異なるのかな。
[悪気はないようだが、無論、善意もなく]
在ると証明するより無いと証明するほうが難しいというけれど、
馬鹿ではないということの証明は、どちらに該当するのだろうね。
[やかましい、かかる世帯主の声。
目の前の男が口を噤んだことにより、自分も口を閉ざす]
あ、ごめん! 話の前に御飯だよね! 確かロザリんは昔からチーズ好きだったよね? チーズトーストでも焼いてくるから、あっちで待ってて! お話はそれからそれから!
[そういってオーフェンの方を指差すと、台所へ走り去っていった。本気で嵐のような人物である]
俺は、馬鹿じゃ、なーいっ!!
[ずびしっ、とオーウェンとリディアを指差し、一音節ずつ区切り、ツッコむ。
巫女が出てくる気配でも感じとれば、少しは静かになるだろうけれど]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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