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呼び寄せたのは果たして何か。
その意を誰一人知る由もないまま、人々は集い始める。
1人目、自衛団長 ギュンター がやってきました。
自衛団長 ギュンターは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
召集をかけたものの、まだ集まってはおらぬか……。
とはいえ、どこまで真実かもわからぬ噂、焦る事もなかろうて。 全員集まるまで、ゆっくり待つとするかの。
☆舞台設定について
wikiページの内容を転載しておきますので、ちと長いですが一読・確認お願いいたします。
・ラスファ魔法学院
『刻の狭間の海』を彷徨う流浪大陸ラーン。
その東部に位置する魔法王国ルーの王立学院です。
全寮制の魔法学院で、様々な分野の魔法が研究・学習されています。
学院長は十五の学科の総括を勤める十五人の導師の中から、特に能力の高い一人が選ばれ、就任しています。
学ぶ生徒は、種族も年齢も様々。
世界的な特性(他世界との接点が開きやすい)事もあり、異世界から空間転移してきてそのまま保護の名目で入学する、というケースも少なくありません。
・学科について
十五属性の名称を冠した十五のクラスが存在しています。
大地:神聖魔法(初級)
流水:精霊魔法(初級)
火炎:古代語魔法(初級1)
疾風:次元魔法(初級)
氷破:古代語魔法(初級2)
翠樹:精霊魔法(上級)
雷撃:魔法剣技
陽光:神聖騎士道
月闇:古代語魔法(上級)
影輝:魔導占星学
天聖:神聖魔法(上級)
精神:上位古代語魔法
生命:治癒魔法
時空:次元魔法(上級)
機鋼:魔導錬金法
入村時、ここから一つを選び、それに合わせて肩書きを書き換えてください(大地学科2年、という感じでお願いします)。
・各魔法について
簡単な設定のみ記載します。
書いていない部分は、適当に埋めてください。無敵すぎたり便利すぎたりしなければ、基本OKです。
古代語魔法(初級:火炎・氷破 上級:月闇)
自身の精神力を持って、周辺の万有物質(マナ)に干渉。
それによって空間のバイパスを開き、接触した精霊を古代の魔法言語によって束縛して、その力を引き出す系統の魔法。強制を伴うため場所に左右される事はない。
攻撃・防御・支援・探索補助・移動など、系統のバランスはよいが、回復はほぼ不可能。
呪文を使う際には、精神集中の媒体となるもの(魔法の杖や護符、指輪など)と詠唱が必須。
また、猫やカラス、蛇、フクロウなどの動物と契約を結び、使い魔として連れ歩く事が可能。
使い魔とは感覚を共有し、同じ痛みや疲労を感じる。
精霊魔法(初級:流水 上級:翠樹)
精霊語での語りかけにより接触した精霊との信頼関係と友愛に基き、力を借り受ける系統の魔法。
その精霊の力が及ばない所(砂漠で流水属性)などでは、呪文そのものを用いる事が不可能。
古代語魔法同様、バランスのよい呪文が揃い、使用者は女性に限られるものの、回復系もあり。
神聖魔法(初級:大地 上級:天聖)
神聖言語による、神への祈りによって奇跡をもたらす系統の魔法。
魔法学科というよりは、宗教学科的な意味合いが強め。
回復・支援系の呪文が多いものの、攻撃系のものはいわゆる不死怪物に効果覿面。
次元魔法(初級:疾風 上級:時空)
異界龍(プラズムドラゴン)、と呼ばれる異界の存在と盟約し、龍を媒体に異界の力を引き出す系統。
攻撃・防御・支援・移動・回復・補助と一通りの系列が揃い、更に異界龍そのものによる攻撃や支援(直接攻撃やブレスアタック、防御行動など)など、多彩な技能を持つ。
また、盟約した異界龍の恩恵により属性攻撃に対する防御力が高く、異界龍の属性(十五属性から選択。自分の属性とは、必ずしも一致しなくても問題なし)の攻撃によるダメージはほとんど被らない。
治癒魔法(生命)
対象の生命力、それそのものに働きかけて傷を癒す系列の魔法。
回復と、身体能力を高めるタイプの支援の他、免疫や抵抗力を一時的に高める事で毒や麻痺などの状態異常から保護する呪文などが使える。
反面、攻撃力と呼べるものは皆無。
魔法剣技(雷撃)
古代語、精霊、次元の三系統のいずれかの拾得者は上級魔法を習得する代わりに剣技を学び、魔法剣士としての道を進む事ができる。
魔法剣技は文字通り魔法と剣技を組み合わせたもの。武器への魔力付与や、武器を媒介にした攻撃魔法などが主体。
魔法剣士は精神の集中が必要となる点などから軽装である事を要求され、一般に、『速くて脆い』という認識がされている。
神聖騎士道(陽光)
神聖魔法の取得者が進める。最初からここに編入されるという事は極めて稀。
聖騎士、と呼ばれる双女神の承認を受けた騎士になるための修行を積む学科。大地学科で学んだ事に加え、槍術、馬術、礼儀作法など、騎士に必要な講義を受ける。武芸の講義が多めの学科。
こちらは『遅くて硬い』という認識が一般的。
上位古代語魔法(精神)
基本は古代語魔法と同じ。
ただし、こちらでは古代語よりも更に力の強い、上位古代語と呼ばれる言語で構成された遺失魔法の研究が行われている。
上位古代語魔法は一般的な古代語魔法よりも威力が高く、禁忌とされる呪文も多く含まれている。
また、古代語魔法を上位古代語に変換して詠唱する事で、効果を二倍以上に高める事も可能。
魔導占星学(影輝)
様々な手段で気脈を読み、因果律を辿り、未曾有の未来の中から最も『引き当てられる可能性の高い』ものを読み取る占術と、カードを用いた符術と呼ばれる特殊技能を総括してこう称する。
符術は無地のカード(ホワイトカード。単体でも近距離投擲武器として使用可)に、自分の血を使ってルーンを描き、それを言霊によって発動させる事で様々な効果を発揮する。
初級段階では、ルーンを使ったものしか扱えないが、上級ではルーンカードと呼ばれる特殊なカードの図柄を血と魔力で無地のカードに写し取り(魔力複写)、その意味に即した効果を発揮する事が可能。
複数枚のカードを組み合わせる事で、様々な効果を発揮する事ができる。
複数枚を組み合わせる場合、それぞれの意味をきちんと組み合わせて、意味の通る文章にするのが必須。
気脈を読む手段の一環として精霊や異界との接触を必要とする事もあり、初級では精霊魔法と治癒魔法を平行して習得、上級では異界龍とも盟約して次元魔法を使えるようにもなる。
また、特殊な恩恵を与える使い魔との盟約も可能。
カーバンクルやスプライトなどの妖精と盟約し、その能力を恩恵として身に受ける事ができる。
魔導錬金法(機鋼)
比較的新しい系列の魔法……というか、魔導技術。
周囲のマナに己の精神力で働きかけ、その配列を望む形に変換。
マナそのものからそこにはないものを構築・具象化させる事ができる。
構成の複雑なものほど具象化に必要なマナと精神力が増えるため、大抵は無機物の具象化どまり。
生命体の具象化に関しては、倫理的な問題から基本的には禁忌とされている。
もっとも、現時点の技術では人間やそれ以外の種族を具象させるには至らないらしい。
そして、この技術で食品を練成しても味は良くないらしい。
・校内設備
本館(北館)
学長室、各導師の研究室と私室、会議室、大講堂、大図書館のある建物。
東、西、南館
各学科毎の教室や特殊な実験室が存在。
東に神聖魔法系と治癒、南に古代語魔法系、西に精霊、次元魔法系の設備。
第一別館
南東方面。魔法剣技と神聖騎士道の校舎。様々な状況を魔法空間で作り出す武芸訓練場がある。
第二別館
南西方面。魔導占星と錬金の校舎。屋上には天球儀を施した小部屋。
中庭
四つの校舎の中央部。
真ん中に、世界の中央にあると言われる『世界樹ユグドラシル』と根を同じくする『世界樹の子』と呼ばれる大樹が生えている。
学院寮
寮母を務めるのは年齢不詳のハーフエルフ『アーデルハイド=レーゲンボーデン』。
普段は気のいい姐御肌の金髪碧眼美人だが、怒らせると誰も勝てない。
初代学院長の頃から寮母を務める、ある意味学院最強の女傑。
ちなみに、アーク・マスターと称される最高位の魔法の使い手の一人で、雷撃属性の異界竜『グリューヴルム』と盟約する次元魔法の使い手。
寮内の設備は、以下のとおり。
部屋は基本、二人一部屋。
一階に、食堂と大浴場、談話室などの設備。
地下に倉庫。
周辺には畑と果樹園。自給自足。
・迷宮
実技試験に用いられる迷宮。
敷地内に発生した空間の歪みを利用して、様々な迷宮を作り出せる。
・学院周辺環境
森に囲まれた山間の盆地で、近くには河と湖。
王都までは徒歩で一週間ほど。
一番近くの街までは徒歩で30分ほど。
近場には、古戦場やら曰くアリの迷宮も存在する。
・世界観など
『刻の狭間の海』
世界と世界の合間、とでも言うべき不安定な空間。
ラーンの存在する世界は、この不安定な空間を文字通り流浪しています。
このふらついた世界特性のため異世界との接点が生じ易く、そこから人が落ちてくる事が多々あります。
ちなみに、そういう風に落ちてきた人は接点がすぐに離れてしまう事もあり、大抵は帰ることができません。
住人構成
人間やエルフ、ドワーフと言った有名所の亜人種を始め、妖精や有翼人、獣人、魔族などが当たり前に共存しています。
ただし、竜王とその眷族は、ラーンに対しては一切の干渉をしない、と定めているらしく、その姿を見ることはできません。
モンスターとしての中位ドラゴンなら、一般的にも認知されています。
信仰に関して
大陸の主神は、光と闇の双女神。
二人は姉妹であり、宿敵であり、表裏一体存在でもあります。
世界を生み出した『創世神』の娘たちであり、その伴侶たちでもあります。
かつては『創世神』の唯一の伴侶の資格をかけ、自らの使徒たちにその代理戦争を行わせていましたが、数百年前に行われた百度目の戦いの結果、和解。
『創世神』の左右をそれぞれが支える、という立場に落ち着きました。
現在は争う事無く、均衡を保ちながら世界を見守っています。
双女神以外にも、各属性を司る神々が存在しています。
光の魔導師と光輝の杖・闇の貴公子と常闇の剣
かつて、双女神の名代として戦い続けていた者たちと、それぞれの象徴たる聖具。
数百年前、百代目となった名代たちの戦いの末、双女神は和解に至りました。
ちなみに、その百代目たちはどちらもラスファ魔法学院の卒業生です。
☆能力者設定
【智狼・ランダムの選択禁止です】
・智狼(PC&PL固定)&人狼
今年の『鬼』役に選ばれた生徒。彼らにバトルを挑んで勝利すると願いが叶う……という学院伝説がある。
敗北せず、最後まで逃げ切ると、祭事実行委員会の方からプレゼントがあるらしい。
一日に一人、結界内から一人を弾き出す魔法を行使できる。
互いに通信できる魔導具を、祭事実行委員会から渡されている。
※初回(人数次第では二回目まで)投票ランダムから外す関係上、早めにCOをお願いいたします。メモだけ、というのは味気ないんで、なるべく白ログも絡めて。
・囁き狂人
祭事実行委員会の役員ないし、役員に手伝いを頼まれた生徒。鬼役の二人と同じ魔導具を渡されているため、二人と交信可能。
・守護者
祭事実行委員会から、『鬼』役の弾き出す魔法を逸らす効果を持つ魔導具を渡されている。ただし、自分自身には効果はない。
魔導具の使い方は自由。自分の本命が落ちないように護るもよし、運を天に任せるもよし。
※バトル敗北者を襲撃する必要がある際は、ランダムにせずに対象者以外にセットしてください。
・村人
イベント参加中の一般生徒。
自分の願い成就のために『鬼』役にバトルを挑むもよし、はたまた、思う相手に突撃するもよし、それぞれ好き好きに。
☆白ログ・投票・襲撃・墓下
・白ログ
『魔除けの儀』のために作られた閉鎖結界。
空間が捻じ曲がっているらしく、内部でどれだけ暴れても、周囲に影響は及ぼしません。
内部で行われたバトルの敗北者や、『鬼』役の魔法に当たった者は外にはじき出され、挑戦権を失います。
・投票
バトル発生時は、その敗者にセットしてください。
バトルが発生しなかった場合は独り言でwhoを振り、出た相手にセットしてください。
ただし、初回(人数次第では二回目まで)は智狼と人狼が出た場合は振りなおしとなります。
自分を引いたら、他人が出るまで振りなおしてください。
・襲撃
バトルが二戦発生した場合は、二戦目の敗者にセットしてください。
バトルが一戦のみ・バトル未発生の場合は独り言でwhoを振り、出た相手にセットしてください。
ただし、バトル勝者が出た場合は振りなおしとなります。
ランダム時は、智狼と人狼でセットを揃える必要はありません。
・墓下
結界の外。寮の食堂が使えないため、屋台が出ています。
☆バトルについて
1日最大2戦、1対1のバトルを行えます(強制ではありません。
1日目と2日目のバトルでは、『鬼』役への挑戦はできません。
その代わり、この2日間のバトル勝者は、『鬼』役への優先挑戦権を得られます。
バトルの対象は『鬼』役に限りません。挑戦したい相手がいるなら、がしがし突っ込んでOKです。
☆バトル前の遭遇判定
『鬼』役に挑戦するには、以下の判定をクリアする必要があります。
1)[[ 1d6 ]]でシンクロダイス(鬼を追いかける時に同じ方向に行けるか)。
互いにactでダイスを振り、同数なら同じ方向に行けます。
2)[[ 1d10 ]]で勝負ダイス(追いつけるかどうか)。
『鬼』役よりも大きな数字を出せたら、追いつけます。
3)追いつけたら、次のルールでバトル突入です。
【バトルルール・基礎】
・バトルに使用できる発言は全員一律10発言。pt消費量やactには特に制限なし。
・AAの使用による攻撃描写は厳禁。必ず、自分の言葉で描写する。
☆決着までの流れ
・バトル開始4発言目以降、一方が決着判定ロールを宣言(メモで実行宣言後、発言に絡める、という流れで)。
※4発言目、というのは、PC一人の発言数での事ですー。04/10発言以降、ということで!
連続発言で必殺技の発動を早めるのは可。ただし、連続は2発言まで!
決着判定ロールは、流れの上で自然な形で止めの一撃を繰り出そうとするという描写を絡めて行なってください。
なお、判定は、発言ではなくactで!(墓下や囁きログ内でのバトルに関しては、この限りではありません。何せactができない)
・相手は当たるか打ち返すかを決めてそれを宣言。
打ち返しの場合、先に仕掛けた方がそれに当たるかどうかを決めて、カウンター敗北希望の場合はそれを宣言(この場合は、その時点で勝敗決定)。
・当たる場合:当たった方が敗者。吊りor襲撃の対象に
・打ち返す場合:1d20でランダム勝負。数値で勝った方が勝利。敗者は吊りor襲撃の対象に
・同数の場合は、相打ち(吊り襲撃を対象二人にそろえる)
・当事者二人の正式な同意があれば、ランダムせずに相打ちもOK
─中庭・世界樹の仔近辺─
がやがやと、いつになく騒々しい中庭。
見れば、『祭事実行委員』の腕章をつけた生徒が、集まる生徒たちに何やら配っている。
……どうやら、『魔除けの儀』へ参加する生徒に、参加申込書を配っているらしい。
────
■氏名:
■所属学科:
■種族・年齢:
■その他特記事項:
(その他特記事項にはPCの簡単な設定などを記入してください)
────
「記入後は、ちゃーんとメモボードに貼るようにねー!」
配った後、委員たちはこんな注意を投げかけていた。
どうやら、忘れる生徒も多いらしい。
「……毎年の事だけど、ホント、賑やかねぇ」
そんな、中庭の様子を眺めつつ、独りごちるは『最強寮母』と名高いアーデルハイドと、その相棒である『雷帝』グリューヴルム。
「さて、今年はどうなるやら……。
ま、どの子もハメを外しすぎなきゃいいんだけど」
必ず一人か二人はいるのよねぇ、と。
困ったように呟きつつ、最強寮母は相棒の頭を軽く、撫でた──
2人目、時空学科2年 ゼルギウス がやってきました。
時空学科2年 ゼルギウスは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[ぱたむ、と読んでいた本を閉じての一言。
祭事実行委員の腕章をつけたクラスメートは、あのなぁ、と呆れたような声を上げた]
あのなぁ、と言われても。
そも、俺、祭事実行委員会に在席していたか?
[惚けた口調で問いかけたなら、「除名はされていない」との言葉]
……そういう問題か。
ああ……人手が足らんようなら、手は貸すが。
基本的に、俺は傍観するぞ。
……この祭は、見ている方が面白い。
[にやり、と笑っての言葉に、クラスメートは深く、深くため息をつき。
取りあえず、申込書配りだけでも手伝ってくれ、との救援要請]
あー、わかったわかった。
俺も一応、参加申込書配りな、うん。
……一応、参加申請しろ?
…………まったく…………本当に人手が足らんのでなければ、裏方には回らんからな?
[くどく念を押したなら、申込書を受け取り。
さらさらと必要事項を記載していく]
────
■氏名:ゼルギウス=モーントシュタイン Sergius=Mondstein
■所属学科:時空学科・2年
■種族・年齢:人間・21歳
■その他特記事項:氷破属性の異界龍・ラヴィーネと契約する次元魔法の使い手。
異空間を介し、『魔本』と呼ばれる書物を召喚できる。
祭事実行委員には三年ほど前に在席し、『鬼』役を務めた事もあるらしい。
現在は、幽霊委員。
────
[申請書が書きあがると、それを片手に立ち上がる。
読んでいた『魔本』は光となってどこかへと消え]
……さて、それじゃ行くか、ラヴィ。
[傍らでのんびりしていた水晶の如き鱗の真白の龍に声をかけ。
のんびりとした足取りで、中庭へ]
3人目、時空学科1年 ライヒアルト がやってきました。
時空学科1年 ライヒアルトは、智狼 を希望しました(他の人には見えません)。
魔除けの儀の鬼役?
[祭事実行委員会に所属する友人の言葉に暗翠が瞬く]
やる! やりたい!! やらせろ!!!
「ちょ、待てライヒ!
俺の一存じゃ決めらんねーって!!」
推薦は出来んだろ?
誰かに頼むよりはやりたがる奴にやらせるのが良いと思うんだ!
「いや確かにそうだけど。
つかそれを自分で言うか」
[鬼役をやりたいと我儘を言う青年に友人は突っ込んだ。青年、と言うには幼さを残すその人物は、友人に対しにまりと笑う]
だってやってみてーし。
俺逃げ足は速いぜ?
「そりゃお前の得意魔法は移動魔法だからな」
つーわけで推薦頼んだぜ!
[そんなやり取りがあったのが数日前のこと]
紙くれ! 俺も出る!
[中庭へと駆けて来たライヒアルトは、参加申込書を配る祭事実行委員(友人)に笑顔で手を出した]
「へーへー、言われんでも分かっとるわ」
[ぺしっと音を立てて友人は紙をその手に乗せる。「さんきゅー!」と礼を言ってから申込用紙に記入を始めた]
────────────────────
■氏名:ライヒアルト=ヴァンダーファルケ
Reichard=Wanderfalke
■所属学科:時空学科1年
■種族・年齢:人間・18
■その他特記事項:盟約龍は精神属性の異界龍ベルティーナ、通称ベル。雌龍。
豪商・ヴァンダーファルケ家末子。
上に兄が5人、姉が4人居る。
家督を継ぐ必要も無いために比較的自由に育てられ、興味本位から魔法学院へと入学。
入学当初は寮で世話になっていたが、今は異界龍の力を駆使して王都の自宅から元気に通っている。
父親は習得した魔法から将来家業の手伝いをして欲しいようだが、本人は親の心子知らずで夢はでっかく冒険家。
末っ子のためか人懐っこく、誰とも明るく接するが、若干我儘で負けず嫌い。
移動魔法は得意だが、向こう見ずな性格が災いしてか防御魔法が苦手。
────────────────────
出来たぞー!
「はいはい、出来たらそのボードに貼る」
[ぴらぴらと申込用紙を振ると、友人が横のメモボードを指差し貼るように促した。言われるままにぺたりと貼り付ける]
これで良いのか?
「おぅ。そしたらしばらく待っとけ。
鬼役が決まったら連絡行くから」
おっけー。
[指示を貰うと了承の意を返し。しばらくはぷらぷらと生徒の間を彷徨った]
/*
智狼希望確認おーけー。
と言うわけで固定鬼役のライヒアルトことろこあですよ、と。
今回のライヒアルトはガキです、誰が何と言おうともガキです。
あれ、恋愛出来んの?(ぉぃ
まぁあれです。
仏頂面系のライヒしか見たこと無いんで払拭してやると言う試み。
子供は子供なりに恋愛してみようそうしよう。
『…で、鬼役やるなんて言い出した本当の理由は?』
え? やりたかっただけだけど?
[肩へと止まっていた灰銀の龍がライヒアルトへと問う。その返答はきょとんとした表情と共に返ってきた]
『…おバカ』
何だよ急に! 逃げれば良いだけだろ、追っかけて来る奴らから。
『アンタ毎年やってる魔除けの儀がどう言うものか、すっかり忘れてない?
バトル仕掛けられたりしてたじゃない、鬼役』
………あ。
『……防御魔法苦手だったわよね? アンタ』
……まぁどうにかなる!
[その返答に灰銀の龍はただ溜息をつくしか無かった]
─中庭─
あー、はいはい、順番に、順番に。
……俺?
参加申請はしたが、裏方になるかどうかは、わからんよ。
[呑気な口調で言いつつ、てきぱきと申請書をさばいていく]
『鬼』役なあ……あれ、疲れるんだよ。
一回やったら、もういいわ、って気になるぜ?
[いつぞの記憶を思い返しつつ、どこまでもマイペースに申請書配り、くばり]
[灰銀の龍に小言を言われながらも生徒の間をふらつき]
…あ、ゼル先輩。
何で手伝ってんの?
[申請書配りをしているゼルギウスを見つけて首を傾げ、声をかける。祭事実行委員の幽霊委員と言うのは知らないようだ]
ん。
[呼びかけに一つ瞬き、声の方へと真紅の瞳を向け]
ああ、実は委員だったらしいんだ、俺。
で、取りあえず、申請書配りに手を貸してるんだが。
……ここにいるって事は、お前、出るのか『魔除けの儀』?
実はって。
ゼル先輩も知らないうちにねじ込まれてた?
[疑問の答えに周囲が悪いような言い方で返したり]
あ、うん。
鬼役にしてもらうようにダチに頼んだんだ。
[さらっと何か言った]
いや、何年か前に自分から入ったらしいんだが。
[「らしい、ってなんだ」という突っ込みが横からあったのはスルーした]
……て。
[さらっと言われた一言に、呆れたように瞬き一つ]
……正気か、お前。
あ、そうなんだ。
自分から入ったんじゃ手伝わなきゃね。
[うんうん、と一人頷いた。呆れるような相手の様子には首を傾げて]
へ? 何で?
俺はいつでも元気いっぱい正気も本気だよ!
[意味不]
うむ、そうかも知れんが。
……鬼一回やった後、「もうやらん」と言ったから、除名されたんだとばかり。
[事務手続きがされていないので、除名にはならなかったらしい。
委員会的には、また鬼をやらせたくて残しておいたのかも知れないが]
いや、だって、お前。
……鬼役の仕事、わかって言ってるか?
[なんか、心配になったらしい]
あれ、ゼル先輩も鬼やったことあるんだ。
口頭だけじゃ契約関係は成立しないって親父が良く言ってるよ?
[合ってるような合って無いようなことを言い。続く言葉には一つ頷く]
うん、他の奴らが追いかけて来るから逃げ切れば良いんだろ?
バトル仕掛けられるらしいってのはさっき知ったけど、捕まらなければ良い話だし。
[そう言う風に落ち着いたらしい]
ああ、三年前にな。
……死ぬかと思ったが。
[ふっと、視線が泳いだり]
そうか、んじゃ、今回の祭事が終わったら委員長に突っ込みに行くか。
[とか言いながら、また忘れる可能性も高いのだが]
まあ、最後まで逃げ切れば、委員会から色々と出るが。
先回りして、逃げ道潰すヤツもいたりするから、中々思うようにはいかんぜ?
[経験談のようだ]
え、死ぬ目に遭うの?
[視線を泳がすゼルギウスに暗翠が瞬いた。委員長への突っ込みには「それがいーよー」なんて返しつつ]
あ、何か出るんだ。
何出るんかなー。
逃げ道かぁ。
潰されたら切り開けば良い話だよね。
[にぱりと快闊な笑みを浮かべる。移動魔法が得意であるが故の自信だろうか]
時と場合と相手によるな。
なんとしても落とす、というつもりの連中は、加減を度忘れしたりもする。
[瞬く様子に、視線を戻して淡々と説明し]
それなりに、いいものは出してくれるから、まあ、苦労には見合うな。
……ま、そうとも言う。
[快濶な笑みに、肩を軽く竦め。
ちなみにこちらは、攻撃力でぶち抜いたクチらしい]
4人目、火炎学科4年 ユリアン がやってきました。
火炎学科4年 ユリアンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
─中庭─
[冬の寒い中でもその枝葉を絶やすことなく在り続ける世界樹の子
その枝のひとつ。そこで昼寝をする野郎が一人
寒空の中、気持ちよさそうにすぴすぴ寝ていたわけだが、そこへばさばさと空から舞い降りて来る影ひとつ
それは漆黒の羽を持つ烏。ユリアンの頭上に陣取りじぃと彼を見下ろしていたわけだが]
「ずごしゃぁぁぁっっ!!!」
いっっっったぁぁぁぁあぁぁっっ!!!?
[眉間に嘴による容赦なき一撃がクリティカル。こうかはばつぐんだ]
あー、そう言う奴らかぁ。
なるほど結構危険なんだな。
『アンタじゃ直ぐに潰されるわよ?』
そんなことねーよ。
俺だって使えるのは移動魔法だけじゃねーし。
『防御魔法はろくに使えないけどね』
煩いなぁ。
[説明を受けて納得したものの、灰銀に突っ込まれてご機嫌斜めに]
見返りについて聞かないで申し出たけど、鬼役になれたらそれも楽しみにしとこーっと。
もちろん目標は逃げ切り!
[ぶぉんと拳を天に突き上げた]
[いてぇいてぇ言いながら暫く身悶えていたが、涙目で惨状の原因を睨みつけると]
空(ウツホ)、てめぇ起こすなら穏便に起こせと何回言わせりゃ気が済むんだ、この鳥頭。焼き鳥にすんぞゴルァ
「その穏便な起こし方では、1億と2千年経っても寝ていかねないでしょうがご主人は」
ぐっ……ん、んなことねぇよ。俺だって起きる時は起きてるだろうが
「起きない時はひたすら寝ていますがね」
ぐっ……うぎぎ
[空の反論にぐうの音も出ず、目線を逸らして]
…………ん〜?
[そこで下に居る人物に気付く]
[上から聞こえた声に、一瞬真紅をそちらへ向け]
わりと、負傷者もでるな。
そういうのは、生命学科の実習に使われるわけだが。
『……あなたは、負傷者を出した方だったわねぇ』
[さらりと言った所に、水晶龍から突っ込み一つ。
それに、そうだったか? と惚けて見せて]
まあ、逃げ切り目指して突っ走るのも、楽しいか。
……菓子持った女子の執念はかなりのモンだが。
[拳を突き上げる様子に、「若いなあ」なんて考えているのは秘密。
21歳の思考としてどうなのか、というのはさておき]
導師ら何でもかんでも実習にするよな。
確かに丁度良くはあるけど。
[水晶龍から入った突っ込みを聞くと、「へーへーへー!」と面白げに笑う]
…菓子持った女子?
あ、そういやそれもあるのか。
鬼を捕まえたら願いが叶う、だっけ?
女子相手に攻撃魔法はあんまり使いたくないなぁ。
けどそう言う奴らの方が見境なくなってそうだ。
[突き挙げた拳を下ろして胸の前で腕を組んだ。「むぅ」と唸りながら考え込む]
んん〜〜。あ〜れは〜っと
[そう呟くと、ひょいっと枝から飛び降り、自由落下
そして、着地の瞬間──地面が僅かに爆ぜる
黙々と上がる粉塵。そこから現れた彼は]
ぃょぅ。ゼルギーじゃん。何してんだよこんなとこで
ってうわ、視界が真っ赤だこれ
[額からまだ血がダラダラ出ているわけで]
使えるものはなんでも使え、って事だろう。
[妙にしみじみと頷きつつ]
ああ、それだそれ、その学院伝説。
それを狙って追ってくる女子の執念は、半端ないぞ。
[考え込む後輩の様子に、くく、と笑い。
……直後、落ちてきた姿に、ゆっくりと瞬いて]
……何してる、って、そりゃ、むしろそっちに問いたい。
何を流血の惨事起こしとるか。
[ゼルギウスに声をかける流血の人を見て、今度はゼルギウスに暗翠を向けて。知り合いかなー、なんて交互に二人を見ていたり。
ゼルギウスの返答には]
導師らが教育熱心だってことはよーく分かった。
[半分厭味]
ぽいなー。
でも理由はどうあれ、女子に追いかけられるのって悪くない気分かも?
こう、求められてる感じで。
[へらりと笑って言った。灰銀は呆れかえっていることだろう]
流血の惨事って……ああ
[そこでやっとこ血が止まってないことに気付いた様子
おもむろに額に右手を持っていって]
えいっ☆
[そういうと同時、右手がバーニング。炎がぶわぁ]
それは、今に始まった事じゃない。
[半分厭味の一言にも平然と。
六年もいれば色々とあるようで]
いや、自分を求めて追っかけて、っていうならまだしも。
目的が他の男だったりすると、さすがに空しいぞ。
[へらりと笑う様子に苦笑を浮かべる。
水晶龍は、灰銀の龍に同情めいた視線を向けていたかも知れない]
[そうして炎が収まると、額からぷすぷすと煙を出してへらりと笑う
そして、懐からタバコを取り出すと1本銜えて指から火を出して着火
ぷはーと紫煙を吐き出し]
んで、何の話だったっけ?
[見事にこいつの方が鳥頭なのは確定的に明らかなのであった]
……お前、なぁ。
[焦げても平然としているユリアンに、呆れたような声を上げつつ]
というか、校内禁煙だろうが。
雷帝と女帝にどつき殺されても、知らんぞ。
[女帝=アーデルハイド寮母の事らしい。
取りあえず、突っ込みを飛ばしてから]
だから、なんで落ちてきた……いや、いい。
ところで、こんな所に落ちてきた、という事は、『魔除けの儀』に参加するつもりか?
[まだ手に持っていた申請書をひらひらさせつつ、微妙に話題を逸らしてみた]
5人目、翠樹学科2年 イレーネ がやってきました。
翠樹学科2年 イレーネは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
「次の課題は『魔除けの儀式』に参加すること」
…はい?
「アレに参加して、願いを叶えていらっしゃい」
……はいぃ?
[呆然として導師の顔を見れば、そこにあるのはCatsmaile]
「だってねえ。ずっと気にしてるでしょう、あの――」
ち、違います!
そういうのじゃありませんっ!!
[必死に否定しながら両手をパタパタと振っても。
いやだからこそ導師の愉しそうな表情は変わらない]
「そーぉ?
まあいいわ。とにかく頑張っていらっしゃい」
[変更はしないというように、ヒラヒラと手が振られた]
[そんなやり取りがあってから数時間。
ようやく固めた覚悟と勇気を振り絞って中庭へとやってきた。
さてどうすれば参加できるのだろうか。
学園での生活ももう6年。しかしこれに参加するのは初めてだった]
……!!
[そして前途は多難だった。
一番苦手な火が、そこで吹き上がったりしていたのだから]
/*
はーい、というわけで。
こないだはおのこばかりにおのこで特攻したので、今回はちゃんとおにゃごになりませうの兎猫です。
おどおどしてるように見えますが、いざとなると強い子…になる、はず。多分。きっと。……なるといいn(殴
そりゃそーなんだけども。
まぁ結局逃げることになるからどうなってようがあんまり関係ないや。
[両手を頭の後ろに持って行ってけろりと言った。
炎で血止めするのを見ると、暗翠が何度か瞬いたり]
おー、豪快。
[ゼルギーの言葉にひらひらと手を振り]
んな固い事言うなって
あっ、ちなみにチクったら燃やすかんね。もう色々と
[そう言って、ゼルギーはもちろんライヒにも釘刺し
続く言葉に、んー? と首を傾げるが]
…………あー、そーいえばもうそんな時期だっけか
参加ねー、どーすっかねー
[胸元のペンダントをギュッと握り締める。
冷たい感触が伝わってきてホッとする]
…大丈夫なの?
怪我したのだったら、手当てする?
[ゆっくりとユリアンたちに近づきながら、声を掛けた。
若干の緊張は仕方がないと思って欲しい。
本質が雪に近い身にとって、火はどうしても苦手分野なのだから]
ま、もし担当する事になったら頑張れ。
何事も経験だ。
[けろり、というライヒアルトにくく、と笑いながら言って]
燃やせるものなら、燃やしてみろ。
[ユリアンには平然、とこう返す]
ああ、そういう時期だ。
参加するなら、一筆書いていけ。
[まだ持っていた申請書を一枚、押し付けて]
他にも、申請書いるヤツ、いるかー?
[周囲に向けて、声をかけてみた]
俺らより自分の使い魔に言った方がいんじゃね?
[流血してた人──ユリアンの言葉にはそんな言葉を返した。何かそんな感じがしたから]
怪我もう治ったみたいだぞ。
[声をかけて来る人物には視線を向けてそう返す]
あーい。
と言うか自分から申し出たんだから頑張らないはずがない。
…もし俺が鬼役になったら、ゼル先輩協力してくれる?
[ふと思いつき、にこぱと笑いながらゼルギウスに訊ねてみた]
ん、ああ。
書き上がったら、あっちのボードに貼っておいてくれればいいからな。
[片手を上げたイレーネに一枚手渡し、メモボードを指差す。
現在、ボード前は参加者チェックする女子で賑わっていたりするが]
そういや、そうだったな。
[酔狂なヤツだ、というのは表には出さず]
まあ、人手がどうしても足らん! となったら、俺も裏方に回るだろうから、その時は嫌でも協力する事になるだろうが。
[場合によっては、邪魔する担当だったりするが、それはさておき]
その方が面白い、と思ったら、そう動くつもりでいる。
[にこぱ、と笑う後輩に返すのは、なんともびみょーな一言]
それなら。いいの。
[ライヒアルトに小さく頷いて。
ゼルギウスに示された先、集っている女子の多さに溜息ほふり]
…うん、分かった。
[少しでも人数が減ったら貼りに行こう。
そんなことを考えながら申請書を埋めていった]
────
■氏名:イレーネ=ラズライト Irene=Lasurit
■所属学科:翠樹学科・2年
■種族・年齢:半妖精・20歳
■その他特記事項:妖精というか雪女。
死んでしまうほどではないが暑さに弱く炎が苦手。
胸に下げている瑠璃のお守りの中には氷精霊が住んでいる。
これを使って色々調節したりしている、らしい。
────
ちぇー、人手足りなかったらか。
可愛い後輩のために一肌脱いで欲しかったなー。
[少し残念そうに口を尖らせる。今のうちに味方をつけておきたかったようだ]
鬼役って結局少数じゃん?
寄ってたかってになると数の暴力染みると思うんだよね。
[ボード前の賑わいに、若いよなあ、とか、やっぱり21歳らしからぬ事を考えつつ、ライヒアルトに視線を移す。
肩の水晶龍は近いものでも感じたか、やや小首を傾げてイレーネを見ていたりするのだが]
そも、自分が委員と忘れていたような俺に、何を期待しているか。
[自慢になっていない。
全然自慢になっていない]
確かに、少数だからな。寄ってたかられると、死ねる。
[これまた、経験談らしい]
今年の鬼はライヒアルト君なの?
競争率、上がるんだろうなぁ…。
[目を瞬いてからしみじみと呟いた]
人海戦術も一つの手段?
でもその後がまた大変そう。争奪戦になりそうで。
[水晶龍の視線に気付いて、こちらもこてりと首を傾げた。
その気配は心地よくてちょっと口元が緩んでいる]
[平然と返すゼルギーに「相変わらずからかい甲斐のねー奴」とぶーぶー文句たれつつ、押し付けられた紙にさらさらーと記入]
■氏名:本名 ユウヤ=ホムラ(穂村 雄哉)
ユリアンユリアン間違って呼ばれてるうちにどーでもよくなったらしい
■所属学科:火炎学科4年
■種族・年齢:いたって普通の人間。年齢18歳
■その他特記事項:
よくある異世界から落ちてきて保護されたクチ
変わったことといえば、落ちてきた当初からやけに火の扱いにこなれていた事くらい
ちなみにかなりのH……もといバカ。
そのくせに悪巧みに関してはやけに回転が速く、効率的に動く
使い魔は烏の空(うつほ)。足は2本だ安心してくれ(何
ちなみに空の方が多分賢い。鳥に負けるとかありえん(笑)
えー、委員とかは関係ないでしょそこはー。
少数派の方が面白いと思わない?
[味方に加えようとするのは諦めていない模様。続く経験談には「うへぇ」と声を漏らしたとか]
で、何でボードの前にあんなに女子が集ってるんだっけ?
[理解してなかったとか]
まだ確定じゃないけど。
ダチに推薦してっては言った。
[イレーネの疑問には簡潔に答え]
人海戦術された方はたまったもんじゃないけどな。
つか争奪戦って何?
[表情の変化に気づいた水晶龍、挨拶するように尻尾をゆらり、とさせていたり]
さて、どっちが面白いかは、状況次第、だからな?
[諦めた様子のない後輩に、どこまでも冗談めかして返し]
誰が参加するかの確認、だろ。
自分の意中が出ていた場合、直接突撃して告白する……というケースも過去にはあったからな。
[疑問の声には、興味なし、といった様子でさらりと返す]
[書いた用紙をぴらぴらさせつつ、ボード前に群がる女子にじとーとした視線]
……うぜぇ
…………燃やすか
「いや、洒落にならないから」
立候補なんだ…!
うん、でも集団戦禁止とは聞いてないし。
[勇者を見る目でライヒアルトを見た。
参加したことはなくても話には色々聞いていたりするわけで。そりゃもう女子通信網で色々と]
……最終的に勝つのは一人、だからね。
[こちらは目を逸らしながら。
水晶龍の尻尾がゆれるのを見れば、小さく手を振ってみたり]
[耳に届いたユリアンの呟きに]
……やめんか。
[突っ込みと同時、その頭上に向けて『魔本』召喚。
ちなみに、角直撃コースです]
くそー!
ゼル先輩の意地悪ー!
[冗談めかすような口振りにやっぱりぶーたれた]
へー、女子ってこう言うのになるとパワフルだなぁ。
鬼じゃなくても参加者に居れば、ってことか。
そうなってくれれば追いかけて来る奴も減るかな。
[そう言う意味でちょっと嬉しそう]
凍らせた方がいい?
[洒落にならないことを言うユリアンを見て呟いた。
細まった目がキラリと光る。
勿論その対象はユリアンそのものだ。
その前にゼルギウスが動いたので実行こそしませんが]
うん、そだよ。
[勇者を見るような目のイレーネにはきょとりとしながら返して]
最終的に勝つのは一人?
あれ、そんな話だっけ?
[疑問符を浮かべながら顎に手を当てて首を傾げた]
[相方が尻尾を揺らす様子に何してんだ? という感じでイレーネと水晶龍とを交互に見。
それから、ライヒアルトに真紅を向けなおして]
そこで拗ねるな。
男が拗ねても、可愛くなどないぞ。
[突っ込み一つ]
ま、それで負けたら男の方は立つ瀬がない気もするが。
少なくとも、俺はそのお陰で多少ラクはできたかねぇ……。
鬼の人って、気力体力勝負になるって聞いてるの。
だから凄いなって。
[きょとりとしているのを見て少し笑うように]
……まあ、最初の権利は複数にあってもいいだろうけど。
[見事に噛み合ってない。でもそこを突っ込む勇気まではないんです。複雑なるオトメゴコロ。
ちなみにそろそろ女子が気付いて、視線が痛くなってくるかも]
可愛くないとかひっでー!
兄貴達や姉貴達には可愛い可愛い言われてんだぞ!
[そりゃ末っ子だからです。ゼルギウスの突っ込みにむぅと剝れてから]
そん時はそりゃ女子の執念勝ちってことっしょ。
でもそればっかになって誰も追っかけて来ないってのも寂しいなぁ。
[頭上から落下してくる魔本。だが、命中の直前に爆風で弾き返す
くるくると回りながら飛んでいく先はゼルギーの手元
タバコを銜えたままニヒルに笑うと]
くっくっくっ、冗談だよ
人なんざ燃やしても胸糞悪いだけだ
それくらいは弁えてるさ
『この子の場合は何も考えないで希望してるから。
尊敬には値しないわよ』
ベル、どこまで俺を馬鹿にしたら気が済むんだ?
『呆れてるのよ』
[イレーネの言葉に灰銀が溜息をつきつつ言葉を漏らした。灰銀に馬鹿にされたと思ってライヒアルトの眉間には皺が寄る]
最初の権利???
何か俺の知らないルールでもあるんかな。
[聞いていた魔除けの儀の話とは異なるようなイレーネの言葉に頭の上には疑問符だらけ。他からの視線とかもあんまり気付いて無いかも]
ええと、ご挨拶?
[ゼルギウスからの視線が来れば、軽く小首傾げてニコリ。
水晶龍と顔を見合わせるよにしながら答えたり]
私も、可愛いと思うけどなぁ。
[本人が聞いたら拗ねるかもしれないので、小声でポソリ。
続いた言葉はもっと小さく、風に殆ど乗らないほどで]
それは、可愛い、の意味合いが違うだろう、明らかに。
[むくれる様子にも、突っ込みは冷静でした]
ま、どんなメンバーが集まってくるか次第だろ、そこらは。
誰も追っかけてこない、って事はないだろうさ。
[軽く肩を竦めてから、タイミングよく戻って来た『魔本』をキャッチし、また何処かへと消して]
冗談は、冗談に聞こえるように言え?
いつ何時、導師が真後ろに立ってるか、わかったもんじゃないんだからな、この学院。
[ユリアンに向けるのは、冗談めかした言葉]
[ユリアンの台詞には、またツツツと目が細くなるけれど。
まあそれが彼の性格であるのなら殊更騒ぎ立てもしますまい]
何も考えてないとか、それはそれでまた。
…ごめんなさい。
[異界龍との漫才めいた会話にクスリと笑う。
眉間に皺が寄っているのを見れば小さく謝罪もして]
ええと、うん。
協定というか、ルールというか。そんな感じ。
[女の子の暗黙の了解です。
だからそろそろこの状況にあると視線が痛いんです]
私、導師からも言われての参加だから。
これ貼って報告してきちゃうね。それじゃ。
[灰銀の龍と水晶龍も含めたその場の面々に手を振った。
さて、取り囲まれたらどう誤魔化して*逃げようか*]
挨拶……?
ああ……なるほど。
[イレーネの答えに一瞬きょとり、とするものの。
水晶龍のそれとは違う氷の気配に気づき、それに気づいたか、と納得する。
それから、ライヒアルトとイレーネのかみ合わない会話に突っ込みを入れるかどうかしばし考えるものの。
結論が出る前に、呼び声が聞こえて振り返った。
視線の先には、先のクラスメート]
なんだ……って、今度は、結界張りの応援?
お前な、人を何だと……。
[ぶつぶつと文句言えば拝み倒され。
やれやれ、とため息一つ]
さて……では、俺はあちらの手伝いに行かねばならんから、これで。
行くぞ、ラヴィ。
[三人に向け、水晶龍と共に軽く会釈をすると、手招き──というか、じたばたしているクラスメートの方へと*足早に歩き出した*]
えー。
[更なる冷静な突っ込みに不満げにした]
だと良いけど。
にしても、いつ見てもゼル先輩の召喚は滑らかだなぁ。
俺もああ言う風に出来るようになるかな。
『アンタにはまだ早いわよ。努力が足りない』
えー、こんなに頑張ってんのに。
/*
最初から飛ばしすぎると、後から来た人と絡むのに困りそうなので落ちてみたり。ごめんなさい?
ユリアンとは仄かな対立フラグっぽく。でもどう転ぶかは本当に不明。現時点ではそりゃまぁ、ライ君ですけれどね。
そこも後々から来る人だっているのだからまだ完全固定ではなく。なんて酷い蝙蝠状態。
ちなみに恋愛村は慣れていないのですよ。でも頑張るる。
は。中身隠し?それって美味しいですかのココロ。
無理無理。通常の村でも出来ないんだからw
『良いのよ謝らなくても。自業自得だもの』
[謝るイレーネに灰銀が言うも、自業自得の言葉にライヒアルトの眉間には皺が寄ったままだったり]
??
ふーん、そんなのもあるのか。
何か俺にはあんまり関係なさそうだな。
[歯切れ悪い物言いにまた疑問符が浮かんだが、そう言うものなんだろうと納得し。理解し切れていない様子にまた灰銀が溜息をついたとか]
おーぅ、またなー。
[ボードへと向かうイレーネにひらりと手を振って。灰銀はゆらりと尾を振る。ボードの方へと視線をやると、こちらをじっと見て来る女子陣が見えたが、その理由に心当たりがないために気にも留めずまた別へ視線を移動させたり]
おお、ゼル先輩大人気。
委員辞めるって言っても、辞めさせてくんないんじゃない?
[他の委員に呼ばれそちらへ向かうゼルギウスに手を振って見送り。ゼルギウスにとっては不本意であるだろうことを口にした]
『アンタもああ言う風に頼られるようになりなさいよ。
何のために学院入ったんだか』
面白そうだったから。
[灰銀の言葉に真顔で返す。事実その一点を理由に学院へとやって来たのだが、父親や家族からはそれなりに期待をされて居て。それを知る灰銀は返答に溜息を漏らすより他が無かった]
『……はぁ、何でこの子と契約したのかしら』
[子守りをしている気分だと、灰銀は遠くを見つめた。そんな灰銀の心境なぞ露知らず、ライヒアルトはお気楽そのもの。友人を見つければ移動し声をかけてを繰り返し、中庭をあちこちとしばし*彷徨う*]
へーへー、精々気をつけますよっと
んー、いい加減に散ってきたな
ほいほい、邪魔するよっと
[そう言ってボードに自分の用紙を貼り付ける
その場に居た女子に「ユリアンも出るの?」と問われ]
んー多分ね。ただ、追われる側とか俺の性に合わなんだよなー
やっぱ男は追いかける側でないとねー
そーだ。キミら、お目当て居るの?
男のケツ追いかけるなんてそんな趣味はないけど、出血大サービスで手伝っったげてもいいよー
[燃やすかとか言ってたのと一転して、『見た目』親しげに会話するユリアン
その会話はライヒには聞こえないようにひそひそと]
「はぁ、まったく。毎度毎度のことながら悪巧みに関してだけは回転が早いんですから」
[それを見て、溜息をつく空であった。]
6人目、影輝学科2年 ミリィ がやってきました。
影輝学科2年 ミリィは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
え? 鬼役? 却下です。
[一言で一刀両断してから、続いて聞こえた言葉に歩みを止める]
……まぁ、参加するくらいなら構いませんが……。最初から鬼役等と決められてのものはつまらないですからね。はい? ああ、そうですね。抽選の結果鬼となるのなら、別に反対はしませんが……。ちょっと? 何ですか? その裏で不正操作してやろうか。みたいな視線の逸らせ方は。そんな事するなら私もお断りを。……そうですか。私の気のせいですか。まぁそういう事にしておきましょう。
[そう祭事実行委員の一人に返答するや、祭事実行委員はほっと肩を撫で下ろすのが肩越しに見えた。人数がそろっていないのか、はたまた別の理由かは判断がつかないが、どちらにしても普段自分が修行してきた成果を何の憂いなく使える機会というのは有難いものだ]
この間新しく作り上げた符術……。どこまで使えるか試させてもらいましょうか。
ああ、そういえば……。
[...は先程の祭事実行委員から参加申込書を提出するようにと言われていたのを思い出した]
これ煮記載して、えっと、どこかのメモボードに……。
[歩きながら養子に記入していく]
■氏名:ミリィ=トンプソン(Mily=Tompson)
■所属学科:影輝学科二年
■種族・年齢:東洋系と西洋系のクォーターにハーフエルフの血筋が少し混じっている。19歳
■その他特記事項:
元々東洋の血筋の強いクォーターだった父が、エルフである母に惚れてしまったため、こんな複雑な血筋になってしまった。本人は少しだけ気にしている。元々神道の系列の術式を使っていたことから、影輝学科に入学し、新しい符術の創作に励んでいる。今回、その中の最新バージョンの実験場所として、波乱を巻き起こそうとしているが?
[申込書に記入が終わり、さて何処に貼るのかと周囲を見回していると、中庭で女子連中がきゃーきゃーと黄色い声を上げているのが目についた]
ああ、そう言えば何でか知らないけど毎年女子連中が煩い儀式だったような。何かそんな中に参加表明するといろいろと面倒になりそうな……。
[その風景を想像し、げんなりとしてしまった。いっそこのまま参加を取り止めようか? と思ったがやはり符術の人体実験を行っておきたい彼女は、心の中で激しいせめぎあいが発生。思わず中庭入り口にある柱に手をついて悶絶しかかっていたところを他の生徒に見られて引かれたりしていたが、最終的に知的好奇心が勝利した。
ずかずかと大股にメモボードまで近づくと、驚いている女子生徒を尻目に、力いっぱい申込書をボードに貼り付けた]
「……え? ミリィが参加?」
「嘘! マジで?」
「って事は、ミリィもライ君目当て?」
「いやいやそう見せかけてゼル先輩かも!」
「激しい性格のユリアン君に、賭けを持ちかけて勝って、自分の愚民に……」
『いやそれ違う』
[貼ってからやはり後悔した。周囲から受ける好奇の視線は普段と違って桃色の空気をまとっているせいか、とても精神的重圧を与えてくれる]
そ、そういうのは全く持ってないんだから、変な噂流したら、私、キレるよ?
[そんなドスを利かせた一言も、桃色思考の集団には勝てず、勝手に「照れてる」とか「ツンデレ」とか言いたい放題助長させるだけになってしまった]
なーなー、なに、何の話ー?
[自分の名が呼ばれたような気がして、メモボードの前に姿を現す。気さくに周囲へと声をかけつつ、その中に見知った姿を見つけ、にぱりと笑いかけた]
あ、ミリィじゃん。
そだ、何かまた面白い符術とか作ったりしてねぇ?
[変わり者で名の知れた女子の作る符術は好奇心の対象で。気になるのか毎度そんなことをミリィに訊ねたりしている]
[この状況で声をかける辺り、自分の置かれている状況は理解して居ないと言うのが見て取れるか]
[ひょい、と上に翳した手。
空間から落ちてきた『魔本』をキャッチするとぱらりとめくり]
異界に満ちし妖の力、我が友を介し、我が力とならん……。
[紡ぐ呪は、二つの界を繋げるキーワード。
舞い散る真白の光の源は、ふわりと浮かんだ水晶の如き鱗の真白の龍。
光は力となり、虹色に煌めく結界の表層を滑ってゆく]
……こんなもの、か。
[ぱたむ、と『魔本』を閉じつつ、クラスメートを振り返る]
「助かったー!
どーも、上手く結界維持できなくてなぁ……ゼルがいてくれてよかったよ、うんうん」
よかったよ、じゃないだろうが。
と、いうかだな。これもある意味実習の一環だろうに、人に任せるな。
[突っ込みに、クラスメートはあはは、と笑って目を逸らす。
その頭に、『魔本』のカドが落ちたのは、ある種の予定調和]
[普段なら何も考えずに「作ったわよー」と返答していただろうが、ライヒアルトが声をかけてきたタイミングは、女性生徒が彼女をからかった時で。そして自分のペースをもてない時の...は極度に弱くなっていた]
な、な、な、な……! ラ、ラ、ラ、ラ、ラ!
(訳:何でこんなところにいるのよ! ライヒアルト!)
[これを解読できる人がいるのだろうか?]
な? ラ?
歌?
[何ともすっとぼけた返答。どもった声しか出せていないミリィの様子に首を傾げた。もちろん解読なんて出来ない]
[クラスメートに突っ込みいれたところで、中庭にある委員会の拠点テントに戻ろうとそちらに向かい]
……なんだ?
[ボード前の様子に、軽く、首傾げ。
取りあえず、面白そう?なので傍観体勢っぽい]
つがう!
[ライヒアルトの言葉に、舌を噛みつつ大声で反論。勿論、その直後に後ろを向いて腫れ上がった舌を口から外に出して、「ひたひひたひ」と数言弱音をぽろり。
だがそれで少しは落ち着いたのか、ごほんと一度咳払いをしてから徐に振り返ると、先程の暗号文の解答を口にした]
何でこんなところにいるのよ? アンタみたいな貧弱なよなよ男がまさか儀式に参加〜なんて理由でいる訳じゃないでしょうべ?
[最後の一言を痛みがぶり返した舌のおかげで噛んでしまい、顔面真っ赤の状態で固まった]
ぶっ、ミリィ噛み過ぎ。
[口元に手を当てて、くくく、と笑いを漏らす。向けられた言葉には]
俺も参加するもん、鬼役で希望出したし。
つーか貧相は余計だ!
これでも一応身体鍛えては居るんだぞ。
『筋肉つかないけどね』
[腕を組んで胸を張り、鍛えていることを威張ったが。灰銀が事実である余計な一言を付け足した]
うっさい! こっちは舌噛んで痛いのよ!
[痛みがぶりかえしている舌を抑えるように口元を手で隠しながら、次に聞こえた言葉に、思わずきょとんと普段は見せない無防備な表情をライヒアルトに向けた]
は? アンタが鬼? 嘘でしょ? いい? はっきり言っておくけど、止めておきなさい。と、言うか止めろ?
[後半が微妙に命令形になった!]
……いやはや、なんと言うか。
[若いねぇ、と。
例によって年齢に合わない事を考えつつ、委員会のテントで勝手にお茶を淹れ始める]
……にしても、鬼やる気満々だな、あいつは。
[ぼそり、と呟いたら、「三年前の誰かみたいだね」と突っ込まれた]
……若気の至りと言うヤツにしとけ。
んじゃ何で舌噛むほど動揺してんのさ。
[自分が原因とは気付いてませんとも、ええ。鬼役をやる聞いてきょとんとするミリィにこちらもきょとん。それから少しむっとして]
何で俺が鬼役やったらダメなんだよ。
ミリィに命令されるいわれは無いっ!
[びしっとミリィに人差し指を突きつけた]
「やーん、やっぱりミリィもだぁ」
「強力なライバルやね」
「負けないですわっ」
[ちょっと遠巻きな女の子の輪の中。友人達の意識が言い合う二人に向いている隙に、こっそりと逃げだした]
ミリィさんもかぁ。
ライヒアルト君の競争率は相当なものだね。
[避難した先、世界樹の子の木陰に座り込んでぼんやりと。
ちょっと友人達の熱気に中てられてしまったらしい。特に気力的な意味で]
[勝手に淹れた茶で一服し、また申請書配りを頼まれる前に一度逃げるか、とテントを離れ]
……ん?
どうした、ラヴィ。
[肩の水晶龍が尾を振る様子に、その視線の先を辿る。
目に入るのは、世界樹の仔の陰に座り込む姿]
なんだどうした、体調でも崩したかー?
お〜け〜……。これだけ私が親切で言ってあげているにも関わらず断るんだから、覚悟はいいんでしょうねぇ?
[ゆらりと、...の背中が陽炎のように霞んだ]
そう言えば、さっき新しい符術でも……って言ってたけど、それを見せてあげるわ……。儀式当日、鬼役のアンタを八つ裂きにして……。
[思いっきり目的が変わっている気がするが、誰も...につっこまなかった]
[ウトウトしてれば風に頬を叩かれ起こされて。
ぼんやり顔を上げると暫し硬直。寝顔見られた?
我に返れたのは水晶龍のおかげだったかも]
……ううん。
ちょっと皆の熱が凄いから、避難中。
[恋する乙女のエネルギーは強大だ。
集団となれば物理温度すら上がっていたかもしれない]
バトルするなら体力温存しとかないと。
鬼役は立候補がいても、お手伝いとかは参加希望者の中から選ばれたりもするんでしょう?
そうなったらもっと大変。
[コイバナ以外の情報も、どうにかゲットできたらしい]
はぁ?
鬼役がどんなのかぐらい知ってるっつの。
ミリィに捕まる気は毛頭ないけどね。
[背の陽炎も気にせず、んべ、と舌を出した]
見る気はあるけど食らう気は無いかんなー!
実験台なんて真っ平だ。
[ミリィの方を向いたまま、ぴょいと後ろへ飛び退った。周囲の女子から悲鳴(何色かは不明)が上がったが、気にも留めず人混みの中へと駆けて行く]
ミリィ、もうちっと女の子らしくしないと嫁の貰い手ねーぞ!
[そんな余計な一言を残して]
[寝顔を見たかどうかはさて、どうなのか。
外見からは全く読めないポーカーフェイスは、西館ではまあ、有名]
熱気……ああ、ライヒアルトの近辺か。
……ま、当人はあの熱気を理解している様子もないが。
[言いつつ、ちょっと遠い目をしたり。
何やら思い出しているようです]
ああ、手伝いは参加者から選ばれる。
希望者がいれば、そっちに当たるだろうが、どうなるやら。
俺としては、やる気のあるのがいてくれるとありがたいんだがな。
それはそれでどうなのかな。
…女泣かせだよね。
[本人いないからってそこまで言わなくても、なことをサラリと。
ポーカーフェイスは読めません。なのできっと見られてないよと自分で自分に言い聞かせたりもして。
遠い目になる様子には小首傾げて不思議そう]
指名されたら頑張りますよ?
やる気見せないと願い事が……じゃ、なくて。
課題の点数引かれちゃったら困るもの。
[うっかり口を滑らせ方向修正。バレバレですが。
こんな素敵な行事に期待するなって方が無理なんです。ええ。
自分から率先できるほど気が強くもないですが]
天然というヤツなんだろう。
それはそれで、稀少だ。
[それはどんな認識なのか。当人は褒めてるつもりだが。
小首を傾げるイレーネの様子に気づいた水晶龍は、楽しげな様子で尾を一振り]
やる気と、学院伝説の効果が比例するかどうかはわからんが。
前向きな方が、物事はいい方向に行くだろうなぁ。
[きっちり把握していたようです。
何処となく楽しげな口調でさらりと]
嫁!? 何でアンタにそんな心配されなくちゃなんないのよ! 待ちなさい! この!
[胸ポケットから一枚の符を取り出すと疾! と短い掛け声と共に符をライヒアルトが逃げたと思われる方向に放つ]
絶対絶対に実験台にしてやるんだかぁ! 覚えてなさい!
[完全に姿を見失った...はプリプリと怒りながら、儀式中にライヒアルトを黒焦げにしてやると誓った]
稀少ならいいってものじゃ…。
[でもそんなところにも惹かれているらしいのは間違いなくて。何かを納得してしまって先は続きませんでした]
ラヴィーネ、だっけ。
何か楽しいお話があるの?
[水晶龍にちょっと手を伸ばしてみる。
属性的な仲間意識が芽生えてしまっているようだ]
……ええと、うん。前向きに。
伝説なんていうのは、全てが正しいとは限らないけど。何かしらの真実を含むものだものね。
[ちょっと目が泳いでます。それでも何とか話を別の方向へ。
ずらしたつもりだけれど、ずれてるのかどうか]
『ライヒ、符が来てる』
ベル頼んだ!
[肩で後ろを確認して居た灰銀の龍が声をかけるも、自らは対処せずに盟友へと任せる]
『…仕方ないわね…』
[巻き込まれるのも、と思い灰銀は迫る符に向き直ると、サマーソルトの要領でくるりと一回転。尾で符を叩き落とすのであった。その間にもライヒアルトはメモボードの傍から離れるべく人混みを駆け抜けて行く]
『ねぇライヒ、いくら幼馴染でもあれは無いんじゃない?』
幼馴染だから遠慮なく言えるんだろ?
[そう灰銀に返したライヒアルトの表情は楽しげだったとか]
……うむ。あらゆる意味で、頼もしいな。
[ちら、と聞こえたミリィの絶叫に、ぽそ、と呟いていたり。
一体何がか、は謎ですが]
稀少価値が高いからこそ、あれだけ周りを引っ張り込むんだろうし、悪い事ではないと思うが。
[乙女心をわかっているのかいないのか。
思いっきり、他人視点の評価をさらりと。
水晶龍は楽しげな様子でふわり、下へと降りて]
『楽しいかどうかは、わかりませんけれど。
三年前に鬼になった時……』
……ラヴィ、いらん事を言うな。
[なんか逸話があるようです]
さて、真実なのかどうかは誰にもわからんしな。
少なくとも、俺は実証しそびれたクチだし。
[ライヒアルトを逃がしてしまい、符によって怪我を負った学生に治癒の符を貼って(効果は不明)ブツブツ言いながら戻ろうとして――]
……雪女もどきに……ゼルギウス先輩?
[何でこんなところに? と思う前に、今のライヒアルトとのやり取りを見られたのではないかと瞬時に思い立ち、顔を瞬間湯沸かし器のごとく赤くした]
ま、まさか……ねぇ?
[ここでも変な噂をされていないか心配だ]
ん。
[真っ赤になっているミリィの視線が、こちらに向いているのに気づき、真紅を一つ瞬かせ]
どうした、そっちも熱気に当てられたか?
[的外れな事を、軽い口調で問いかける。
傍観者、立場は気楽、お気楽モード]
い、いや、別に、熱気なんてものは、感じもしない、訳でして……。
[言いながらも、その言い方に一部始終見られていたのではないかと、体から湯気が上がってるんじゃないかと思うくらいに沸騰中]
そうか?
そういうわりに、熱そうだが。
なにせ、この空間は今、熱気だけなら有り余ってるからな。
皆元気で、何より、という所だが。
[一部始終を見てはいないものの、大体聞こえてはいたわけで。
どこまでも楽しげ様子は、崩れる事もなく。
にしても、物言いが年齢不相応なのはどうなのかと]
そ、そうですよね。みんな元気が一番ですよね〜。あ、あはははははははははは〜。
[強引にゼルギウスに合わせて笑ってみた。勿論、乾いている]
だ、大体みんな伝説やら何やらに頼って、恋愛成就させようなんて魂胆からして、もうダメダメなんですよね。そういうのこそ、体当たりして自分言葉で伝えないと意味ないじゃないですか。うんうん。それなのにみんなしてああやってボードの前でキャアキャア騒いでいて、本人が隣にいても何もしないなんて本末転倒もいいところです。大体ライは元々鈍感というかそういう感情が抜けているというか、そんな奴なんですから、爆発していくくらいでちょうどいいのに。情けないですよね。これで花の女子高生? とか言われちゃってる年代が揃っているんですからダメダメですよね〜。
[いつの間にかライヒアルトに恋愛感情を向けてることに関しての講釈になっていたりいなかったり?]
うむ。
ま、祭とも言うべきイベントで盛り下がるのは、侘しいからな。
[なんだかんだで騒動は好きらしい。
自分が当事者でなければ]
まあ、あれか。
「想うだけでは想いは届かない」
というヤツだな。
恋愛感覚……か。
ヤツがそこら辺抜け落ちている、という点には大いに同意しよう。
[早口の講釈を、楽しげに聞きつつ、さらっと酷い事を言っていたり]
『……馬鹿は風邪引かないはずだけど』
それは三回だろ。
[くしゃみで少し詰まった鼻をずび、と軽く啜り上げ。肩の上の灰銀と噛み合ってるんだか噛み合ってないんだか分らない言葉の応酬]
噂されるとか、俺って人気者?
『悪い噂の間違いじゃないかしら』
それってくしゃみ二回じゃないっけ。
[そんなどうでも良い討論をしながらしばし中庭をふらふらり]
ゼルギウスさんが鬼をして?
[ちょっとワクワクしていたのに、本人に止められてしまいました。残念そうに、また後で?なんて水晶龍に向けて精霊語で言ってみたり。通じるのだろうか]
実証できなかったんですか。
今年はできるのかしら。
…もどきって、酷いなぁ。
熱出てるよ?
[ゼルギウスに言いつつも
やってきたミリィにも軽く手を挙げご挨拶]
ミリィさんなら、突撃する?
さっきみたいな勢いで。
[それはとっても尊敬に値します。
でもちょっと暑いから立ち上がったりもして]
/*
いちお抜け落ち切ってるわけでは無い、はず。[はず、て]
まぁやっぱり中の人の好みが連動することになるだろうけども。
現状中の人の好みだったらイレーネで、ガキ思考(意地悪=好き)ならミリィ。
幼馴染縁故はとても美味しい。
うん、ミリィさんってライヒアルト君のことに詳しいよね。
[幼馴染だからかな。それとも…?
ちょっと気になるお年頃でもあるにはあるんです]
……何となくどっかでライがくしゃみした気がするわ。
[言い訳という名の弁解を中断して、ふとそんな事を感じた...は、再びイレーネの言葉に沸騰した]
と、突撃なんて……! 何で私がしなくちゃいけないんでぷか!
[二度あることは三度ある。再び舌を強打し、その場にうずくまって涙した]
だ、伊達に十年以上……幼馴染やってないもふ……。
[しびれる舌と、涙目ながらもしっかりとイレーネの質問には答えていた]
『どうせ、ちょっと調べられたらバレるでしょうに?』
[止められた水晶龍は、くすくすと笑い。
精霊語の呼びかけには、機会があれば、と返していたり]
全勝して、逃げ切ったからな。
実証のしようがなかった。
[つまりは伝説狙いも告白すべく突撃してきた相手もまとめて爆砕した、という事らしい。
逸話もそこらが関わりある様子]
……ほんとに、若いな。
[それから、ミリィの様子に、ぽつり、とこんな呟きをもらしていたり]
だってミリィさんがそう言ったじゃない。
誰か好きな人がいたらそうすべきなんだって。
あらら。大丈夫?
[半分確信犯なのは、口元が笑っていることからも明らかですが。
涙目で蹲ったのを見れば流石に罪悪感が]
――小さき命の精霊よ。
[そっとミリィに手を伸ばしてヒーリングの呪文を使ってみた。反射的に抵抗とかされないといいけれど。
やっぱり熱い、なんて思ったのは心の中にしまっておいて]
10年以上。うん伊達じゃないね。
[幼馴染がどんなものかは実感が持てないけれど。
まあさっきのやり取り見てても気安い間柄なのは一目瞭然だし]
…それは。
是非とも検証してみたいものです。
[暫し悩んでからそう答えた。
口元は変わらず笑っているけど、ちょっと目が真剣だ]
年寄りくさいですよ、それ。
[そんな年じゃないでしょう、とは少しだけ呆れたように。
逸話はとっても気になったので、コクリと水晶龍に頷き。後で絶対に機会を作ろうと決心した]
まあ、頑張って検証してくれ。
[そこだけ真剣な目の様子に、楽しげに言って]
そうか?
ま、年齢のわりに枯れている、とはよく言われるが。
[呆れたような言葉にもさらりと返す。
頷きに、水晶龍は尻尾をゆらり。こちらも、違う意味で楽しげだったり]
/*
ゲイルとアキア、足して二で割ったら絶対実年齢より老け込むと思われる件。
それはさておき、人数が厳しいな。
せめて、あと三人……どうなるか。
余裕ですね。
そうなったら全力でいきますよ?
[検証云々には小さく頷いたのみ。そりゃまあどうせなら効果を望んで、ここに居るわけでもありまして]
よく言えば落ち着いている?
でも何か今のはちょっとなしだと思います。
[水晶龍には、約束ねと隠れてサムズアップ]
喉渇いてきちゃった。
ちょっと調達してきます。
[別にミリだけのせいじゃないのです。その前は女子輪の中に巻き込まれてもいたわけでして。
二人にひらりと手を振ると世界樹の仔の傍を*離れてゆく*]
[イレーネの力で痛みが引いた...は丁寧に礼を述べてから、どうも若年寄という印象のゼルギウスを眺めてから]
……年齢のわりに枯れているとか言うのなら、若いと思う人と付き合っちゃえば若くなるかも?
/*
うん、お風呂入ったら騒絶に眠くなってしまってorz
ライ君の方にも行きたかったのにな。一人になっちゃってる状態なのだし。残念でもありますね。
どうにもいつも間が良くなくてすみませぬ。
/*
はいこちら睡魔に負けたライヒです(意味が違う)
ダチと恋愛話、なんてネタを考えはしたものの。
こいつの場合好きな人はさらっと言いそうな気がしてきて却下。
やるとしたら好みのタイプくらいで抑えるのが良いか。
ま、何にせよ、全力で頑張るといい。
[検証に関してはそれ以上は触れず]
そう言われてもな。
実際、見ていると微笑ましいから、そう言っているに過ぎんのだが。
[なし、と言われれば、どこか困ったように言って。
水晶龍はどこまでも楽しげな様子でこく、と小さく頷き、それぞれイレーネを見送る]
……いや、別に、そこまでして若くなろうとは思わんが。
[ミリィの提案には、苦笑を一つ。
そこにやって来たのは、祭事実行委員]
……今度はなんだよ。
あー、わかったわかった、行けばいいんだろ、行けば。
[ため息混じりに言うと、ミリィにそれじゃ、と軽く手を振り。
ふわり、長く伸ばした銀髪をふわりと揺らして、*委員会のテントへと*]
[ぷらぷら歩き回って、辿り着いたのは友人数名が集まって何やら話し合っている場所]
何してんの?
「おー、ライヒ。そうだ、お前はどの子が好みだ?」
好み?
「そそ、このイベント女子参加者半端ねぇからさ。
好みの子が居るか、って話してたんだわ」
ふーん。
で、どの子がお前らの好みなんだ?
[逆に友人達に訊ね返すと、口々にあの子かな、などと女子の中から選んで行く。その場に居るライヒアルト以外の全員が一通り好みを口にすると]
「で、ライヒはどの子が好みなんだ?」
んー………。
「渋らねぇで教えろよ」
んー…………。
「おいライヒ」
「いい加減教えろ………って」
「「「「「寝てんじゃねぇよ!!」」」」」
[傍にあった木の根元に座り、寄りかかっていたライヒアルトはすぴすぴとお休み中。友人一同、ライヒアルトへ視線を向けずに声をかけていたために寝ていることに気付かなかったらしい]
「だーめだこりゃ、しばらく起きねぇぞ」
「コイツ危機感ねぇなー。結構人気あんだろ?ライヒって」
「ここで放置したらどうなるんだろ」
「「「「「……………」」」」」
[誰かが発した一言に、友人らはしばし沈黙。その後皆一斉に無言のまま良い笑顔でサムズアップし。ライヒアルトを放置してその場を離れる]
[眠るライヒアルトの頭の上で丸まっていた灰銀は、処置なしと言いたげに尻尾をぱたりと*揺らした*]
/*
えーさー蒔き蒔き、えーさー蒔き蒔き(何
はてさて。
人数揃わないと明日で廃村なのかな。
流石にダ込み6人じゃなー。
せめてあと2〜3人。
[委員会のメンバーに連れ去られていったゼルギウスを見送り、まだ少しだけヒリヒリする口の中を擦りながら、...は大きくため息をついた]
はぁ……。私は色恋沙汰でわたわたするキャラじゃないのに……。大体ライの事だってそういう訳じゃないんだけど……。
[と、言いながらも意識してしまうのは仕方ないところか]
/*
さて、ぼちぼち進退決めんとな。
最低催行人数を集めるのも苦しいこの状況、如何様にすべきか。
と言っても、選択肢は二択……三択か。
あと一日様子見て、その時の人数で敢行するか、廃村するか。
それとも、今日の時点で廃村するか。
どちらにしても、廃村の場合はエピを最大限拡大してバトルテストする事になりそうではあるがw
─西館内・廊下─
まったく。
結界同士の距離とか、ちゃんと事前に計算しておけと……。
[呆れたように言いつつ、ため息一つ。
クラスメートはそう言うなよ〜、と笑って誤魔化した。
唐突な呼び出しがなんだったか、と言うと、結界同士の距離計算ミスによる相互干渉──ようするに、結界同士が重なったのでずらしてくれ、との事で。
空間的なあれこれは次元魔法の分野なので、手を出しに行っていたわけだが]
「そーいやさぁ、ゼル」
なんだ。
「三年前のアイツとは、どーなったんだ?」
どうって……別に、何もないが。
「何も、って、マジで!? あれっきり、なんも!?」
……そんな大げさな反応をせんでも。
[大声を上げるクラスメートに、呆れたような口調のまま、言う。
クラスメートが言っているのは、三年前に鬼役をやった時に最後に挑んできた女生徒。
勝敗が決した後、しばらく騒ぎになったのは、まあ、何とも言いがたい思い出な訳だが]
「……なー。
もし、再挑戦とかされたら、お前、どうすんの?」
それは……その時考えればいい事だと思うが。
そも、あれは俺が鬼役だから挑んできたんだろうに。
「……そーかあ?」
なんだ、その疑いきったというか、深読みしまくったような物言いは……。
[ジト目で睨みつつ言うと、クラスメートは処置なし、という感じで肩を竦め。
ついでに、水晶龍も呆れたように尻尾をぱたり]
そういや、鬼役の選抜はどうなってんだ?
随分と、やる気のあるのがいる訳だが。
[そんな事を呑気に話しつつ、のんびりと歩いていく]
[あれからどれだけ経ったかは分からないが]
………すぴー。
[未だ寝たままだったりする。灰銀もライヒアルトの上で丸くなったまま、何度か尻尾をぱたり]
[誰かさんが無防備に寝ていられるのは。
集団内では牽制合戦が繰り広げていたかららしく]
「でも誰かが行かないと」
「よし。ならイレーネ、行ってきて!」
え、なんで私?
「だって、レーネのおめあ……」
それはちがう、の!
導師から出された、か、だ、い!!
[ビュウ、とちょっと冷たい風が吹き抜けた。
首を竦める女性陣。言い切った本人はホンノリ薄紅色]
んもぅ。引き受けるのはいいですけど。
でも後で文句言うのとか、なしですよ?
[ああじゃないこうじゃない言ってる友人たちからブランケットを受け取り。ライヒアルトの寝ている方へと近寄った]
[すぴすぴ寝ているライヒアルトの頭の上。灰銀がのんびりとしていると]
『……あら』
[近付いて来るイレーネに気付いて灰銀がそちらを向いた]
『何か、ご用かしら?』
うん、ずっと寝てるみたいだから。
風邪ひかれたら大変って。
[灰銀の異界龍から声が掛かればちょこりと頭を下げて。
手にしたブランケットを見せながら、距離を置いてこちらをじぃぃっと見ている集団も首で示した]
お疲れなのかしら?
それとも体力温存中とか。
『馬鹿は風邪を引かないもの。心配は無用よ。
けれど好意はありがたく受けておこうかしら。
万一があっても困るし』
[酷い言いよう。示された集団にはちらりと視線を送るだけで。広げられたブランケットに視線を戻すと、ゆるりと灰銀が頭を垂れた]
『大方寝不足だとは思うけれど。
興味あるものに対する姿勢は真面目で貪欲だから』
[灰銀の尾がぺしりとライヒアルトの額を叩く。当人が起きる様子は無いが]
そんな、私じゃないんだから。
うん、受け取ってもらえると助かります。
[馬鹿かどうかはさておき、普通の風邪はひかないですね。体質的な意味で。
ここで目的達せずにいると後ろが怖いのでホッとしたよに。
一応起こさないよう、そっと肩から下へと掛けた]
寝不足になるほど?
熱血なんですねぇ。
[はたかれても起きる様子の無いライヒアルトにまたクスリ。
長居しても後ろが怖いかな?でも異界龍と話すのは楽しいのです]
[ブランケットをかけられると少しだけ身動ぎしたが、まだ起きる気配は無く]
『ありがとう。代わりに礼を言っておくわ。
熱血とはまた違うと思うのだけれど。
集中すると時間を忘れる癖はあるようだから』
[言いながら、一度視線はライヒアルトへ。ライヒアルト興味を示す内容は大概くだらないことなので溜息も交る]
どういたしまして。
皆にも伝えておきます。
そっちの意味ですか。
たまに図書室とかで見かけるタイプですね。
ライヒアルト君は外で飛び回っている方が似合うけれど。
あ、だからここで力尽きてるのかな。
[何かを納得したようです。真実かどうかはさておき。
溜息交じりの灰銀龍にはまた小首を傾げながら]
苦労されてます?
[使い魔や契約者を持ったことは無いので実感などはないのですが。なんだかそんな印象を受けました]
7人目、雷撃学科2年 レナーテ がやってきました。
雷撃学科2年 レナーテは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
『ライヒの興味は尽きないから。
実家が色んなものを取り扱う商家なのも寝不足の理由の一つかしらねぇ…。
興味ある蔵書があったりすると、ずっと読んでたりもするから』
[外を飛び回っている方が、と言うのには同意するものの、それだけに留まらないのがライヒアルトだったりするわけで。苦労して居るのかと訊ねられると、見ての通りと言わんばかりに遠い目をした]
『…たまに何でこの子と契約したのかと考える時があるわ』
[少し腹が立ったのか、先程よりも強く灰銀の尾が揺れた。ぺしんとライヒアルトの額が良い音を立てる]
…ふにゃ?
[その衝撃で流石に目を覚ました]
そういえば聞いたことがあったかも。
勉強家でもあったんですね。
[聞いたのはファン倶楽部(非公認)の子たちから。
自分が見かけるのはどちらかというと外でばかりだった。室内よりも外が好きなのはこちらの性分でもあるからだろうが]
それでも契約したんですよね。
[遠慮ない一撃にもクスクスと笑って。
とうとう起きてしまった相手には、あ、と口元に手を当てたが]
おはようございます。
[真正面にいたのもあって、逃げるのも変かと挨拶してみた。ちょっと笑っているのは会話の名残か、それとも無防備な顔を見てしまったからか]
/*
狐さーん!
もふりたいのはきっと黒い人も一緒(中身的にも(ぁ
赤のレナーテさん、いらさらりまし。
さあ、あと一人!あと一人っ!
─西館2階・廊下─
「……お〜い、ゼル。
ナニ、縁側でのんびり眺める隠居モード入ってんだよ、お前」
[相方と一緒に中庭の様子をのんびり眺めていたら、クラスメートに声をかけられ]
ん、ああ。
と、いうかだな。
律儀に待っている必要もなかろうに。
「いやだって、他にもやってもらいたいこと、あるし……」
……貴様。俺を何だと思ってる……。
まったく、大概にしろ、と言うのに。
[クラスメートを文字通り潰した『魔本』を右手へ呼び寄せつつ、ため息一つ。
だって人手がのなんの、と文句を言うのは無視してすたすたと歩いていく]
『ろくなこと学んで無いけれどね。
父親泣かせよ』
[そんなことを言ってまた灰銀は尾をゆらり。契約に関しては視線を逸らせておいた。目を覚まし挨拶されたライヒアルトは]
…………お、はよー?
[ふぁ、と大きな欠伸をしてから暗翠を瞬かせ。つられるように挨拶した]
んー?
そんなとこでなにしてん?
[くびかしげ、かしげ。]
寝るんなら布団のなかにしときー。
あ、でもな?ここに布団もってこい、って話じゃないで?
[後ろからの嘆きは一先ず無視した。
そりゃもう全力で。
正確に言うと、結界ずらしで疲れていたりするのだが。
そんなこんなで校舎を出て、中庭に抜けて]
お。
起きたか、昼寝青年。
[ライヒアルトが起きているのに気づいて、呑気な口調でこんな一言]
んー?
[こしこしと手の甲で目を擦り。新たに視界に入った人物を見上げる]
何って、寝てた。
日当たり良かったもんで。
[口元に手をあて、もう一度くわ、と欠伸をし。腕を伸ばして伸びをする]
良く寝てたね。
[異界龍の言葉には自分の父親も良く知らないのでコメント挟めず。
暗翠を見て「可愛いかも」とか思っていたりいなかったり]
木陰の転寝って気持ちいいものですよ?
そのまま風邪ひいたらまずいねってことで、ブランケットはもってきましたが。
[レナーテに片手を挙げ返しつつ、ある意味正論な諭しにはそんなことを言ってみたり。だって自分もよくやることだし]
あ、ゼルギウスさん。
[新たに増えた人に気付けば、ぺこりと頭を下げてみたり。
すすっと場所を譲るように場所を移動しながら、水晶龍にも小さく手を振ってご挨拶]
んあ、ゼル先輩。
起きましたとも。
[こんなところで寝たことに関しては特に思うことは無いらしく。暢気な口調には暢気な声で返した]
『ライヒ、そこのお嬢さんにお礼言っておきなさい。
それかけてくれたの、その子だから』
[灰銀が尾でブランケットを指し、ライヒアルトに促す]
あー、そうだったんか。
ありがとな。
[へらりと人懐っこい笑みをイレーネに向け、言われた通りに礼を言った]
まぁ、春やからしゃーないったらしゃーないけどなぁ。
あんましそやって寝てると、頭に芽がでてタンポポ咲くで?
[くすくすと様子をからかって笑い、
ゼルにもひょいと片手挙げて挨拶。]
[手を振るイレーネに、水晶龍は挨拶するよに尾をゆらり、と]
……別に、移動する必要もなかろうに。
[当人は、からかうような口調でこんな事を言っていたり]
だいぶ、よく寝てたな。
……本番では、不用意に寝るなよ、不意打ちくらうからな。
[それからライヒアルトに向き直り、冗談めかした口調でさらっと経験談]
[片手を上げて挨拶するレナーテに、ひらり、と手を振って挨拶を返し]
……そちらも、『魔除けの儀』への参加申請か?
[ふと思いついたように、こんな問いを投げてみた]
8人目、天聖学科2年 ブリジット がやってきました。
天聖学科2年 ブリジットは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[説明をする実行委員の前でぽやっと説明を聞いています。
参加の意思を問われて。]
はい、参加しようと思ってます。
[明るく笑って答えを返し、申し込み書を受け取りました。]
だとしたらとっくに生えててもおかしくないんだけどね。
[どんだけ外で寝てるのかと。レナーテへそう返し、起きたは良いが結局樹の根元に座ったままゼルギウスへと視線を返して]
そんな急に寝ちまうびょーきじゃあるまいし。
いくら俺とは言え、その辺は分かってるよ。
ううん、気にしないで。
それを用意したのは私じゃないし。
[人懐っこい笑顔のライヒアルトに、ちょっとドキリとしながら。遠巻きにしている子らの名前を挙げておきました。
じゃなきゃ後で殺されかねないじゃないですかと]
いえ、私はそろそろおいとまします、から。
[ちょっと口ごもるようにゼルギウスに答える。
ブランケットはここの備品だし問題ないはず]
レナーテさん、も?
[参加者いっぱい。つまりはライバルいっぱい。
うわぁ、とか思ったのは一応内心だけにとどめられた、はず]
ま、体調は万全にするだろうが。
不意討ちには、状態変化魔法もあるからな?
……お前の場合は、恩恵である程度は凌げるかも知れんが。
[ちら、と視線を向けるのは、灰銀の龍]
ん、そうか。
[口ごもるイレーネには、それ以上の追求はせずに短くこう返すものの。
でも、なんかやっぱり楽しそうだったり]
え、そうなん?
つか随分と心配されてたようで…。
放っておいても大丈夫なのに。
でもまぁ、ここに居るのはイレーネだからイレーネに礼言っとく。
[にぱりと笑いかけた。もそもそとブランケットを折りたたんで膝に乗せつつ、ゼルギウスの言葉には、にやと笑う]
不意打ちされる前に俺がしてやらぁ。
ゼル先輩の言うように、精神系のはどうにかなるし。
[視線を向けられた灰銀は、ライヒアルトの気楽さに溜息を漏らしつつ、尻尾をゆらり]
ン、まぁ、一応ナ?
[参加かと問われれば頷いて。]
去年のは参加しそびれたからなぁ。
あんな面白いイベントのがすなんてほんと、損したわ。
えっと…。
[申込書を見て暫し考え込んだ後、記入をはじめます。]
■氏名:ブリジット=セロー
■所属学科:天聖学科2年
■種族・年齢:有翼人 20歳
■その他特記事項:
光の神を信仰する純白の翼をもつ有翼人。
ほぼ回復魔法専門に近いため、攻撃は勿論支援魔法もあまり使えない。そのため今までは興味はあったが参加を見合わせていた。
人手不足なのを聞きつけて参加することにしたようです。
随分と、頼もしい事で。
[ライヒアルトの返事に、浮かべるのは楽しげな笑み。
ため息をつく灰銀の様子には、水晶龍が同情するように、尾をゆらりと]
なるほど。
去年も、相当盛り上がったらしいからな。
今年は、どうなるやら、という所だが。
[レナーテの返事に、伝え聞いた去年の騒動を思い返す。
参加はせずに傍観していたのだが、かなり見栄えは派手だった。らしい]
[面白がられてる。これは絶対面白がられてる。
色んな意味でいたたまれなくなってきました]
ええと、うん。
それならどういたしまして。
[この笑顔は笑顔で反則だ、なんても思いながら。
そろそろ視線が痛いです]
用意してくれた子にも、伝えます。
それじゃ、また。
[ペコリと頭を下げる。だってこれ以上は心臓がもたない。
ドキドキしているのがバレてしまう前に逃げ出した]
[ボードに申込書を貼り、他の参加者達の方へと歩み寄ってみます。]
こんにちは。
まだ始まってるわけではありませんよね?
[勿論、面白がっているに決まっている。何せ、他人事。
ともあれ、離れるイレーネにじゃ、と手を振って]
っと。
ああ、今は会場の最終チェックの最中だな。
始まったら、お達しがあるはずだ。
[やって来たブリジットの問いに、ぐるり、周囲を見回してからこう答え。
それから、ふと、疑問]
……そちらも、参加者……か?
やる前から弱気で居ちゃダメっしょ。
[に、と笑いかけながらゼルギウスへと返し。灰銀は水晶龍の仕草に気付いてまた尾をゆらり。某ネットワークによって気苦労が絶えないことは他の龍にも知られていることだろうか]
うん、またなー。
[立ち去るイレーネには座ったまま右手を上げてその姿を見送り。入れ違いにやって来た女子には]
うん、まだだよ。
鬼役も発表されてないし。
[イレーネに会釈を返してから]
はい。いちおう参加者です。
今までは参加を控えていたんですけど今年は思い切って。
随分急いでらしたみたいですが何か?
[ぱたぱたと軽く翼を羽ばたかせつつ不思議そうな顔で首を傾げ。
西校舎の方へ去っていったイレーネを見送りつつ聞いてみました。]
[まだとの言葉を聞いて安堵の息をついて]
よかった。遅くなったので間に合わなかったらどうしようかと…。
皆さんは以前にも参加されたことがあるんでしょうか?
あ、申し遅れました。ブリジットです。
短い間かもしれませんがよろしくお願いします。
[深々と頭を下げます。]
ま、鬼役を自分から希望するなら、そのくらいでないとな。
全勝で逃げ切るつもりなら、尚更。
[にや、と浮かべたのは、かつての達成者としての笑み。
水晶龍、灰銀の苦労話は異界龍同士のネットワークで聞いているようで。お疲れ様、と龍同士の言語で伝えていたとかいないとか]
……思い切って、なぁ。
色々と、賑やかになりそうだな、今年の魔除けは。
[ぱたぱたと羽ばたく翼に、軽く、目を細めつつ言って。
続いた問いには、さて? と肩を竦める。
理由は大体察してはいるが、言うほど野暮ではないつもり]
/*
10人くらいになってほしいところではあるよね!
時期的に難しいかなぁ…?
幻夢は通りすがりの人もあんまいないし。
ブリジットだね。
俺はライヒアルト、こっちはベルティーナ。
『よろしく』
[名乗るブリジットに合わせ自らも名乗り、灰銀の名も紹介する]
俺は実は初めてだったりする。
どんなものなのかは話に聞いては居るけど。
去年までは何でか兄貴達や姉貴達に止められてた。
[魔除けの儀がどんなものかを兄弟達は知っていたらしい。今年は昇級試験も通ったことだし、と許可を得られたようだ]
ん、ああ。
俺は、前にも一度。
後の連中は、初参加が多いかも知れんが。
[参加履歴を問われたなら、簡潔に答えて]
ああ、俺は、時空2年のゼルギウス。
こいつは、相棒のラヴィーネだ。
[名乗りには名乗りで返す。
水晶龍は『よしなに願いますわ』と言いつつ、優雅に一礼]
もち、逃げ切るつもり!
[快闊な笑みでサムズアップ。ゼルギウスがその達成者と言うのは知る由もないが、目指すはその一点。灰銀は水晶龍の労いに、ありがと…と遠い目をしながら返していたとか]
鬼希望で全勝宣言ですか? すごい自信ですね…!
[目を見開いて口元に手をあて驚いています。]
賑やかな方が楽しいと思うんです。
うん、きっと。
[肩を竦める様子にますます不思議そうな顔をしますが、深く追求するつもりはないようです。
羽根の動きが僅かに大きくなったので気になってはいるみたいですが。]
……ま、頑張れ?
[サムズアップする様子に、楽しげに。
全勝したらしたで、委員会に離してもらえなくなるだろう、と思いながらもそれは言わなかった]
そうだな、祭みたいなモンだし……静まり返るよりは、よほどいい。
[ブリジットの言葉には頷いて。
不思議そうな表情に微かに笑みを掠めさせるも、やはり、説明はせず]
さて、んじゃ、始まるまで茶でも飲むか。
……委員会テントの茶でよければ、振舞うぜ?
[飲むならついて来い、と軽く言いつつ。
銀糸を翻しつつ、*テントの方へ*]
/*
いやもう、ほんとに。
お集まりの皆様には、心より、感謝なのですよっ!
……さて、ほっとしたところで寝るか。
あと一人きてくれると予定役職フルで楽しいんだが、これ以上は難しかろうな……。
[龍だから… 次元魔法…。時空か疾風。
頭の中でひとりごちて龍の方へと視線をうつします。]
初参加の方が多いほうが少しは安心…?
天聖学科2年です。
止められてたんですか。
今年は許可がもらえたんですね。頑張ってください。
[自分の戦闘能力が低いのは自覚しているのでかなり他人事。]
[頑張る、と返したのは両方へのこと。茶の話が出ると自分も行こうと思ったのだが]
っと、何の用だよあいつら。
ゼル先輩、俺はパスで。
何か呼ばれたー。
[眠っていた時に放置して行った友人達がライヒアルトを呼んで居た。茶に惹かれつつも、仕方なしにライヒアルトはそちらへと*向かう*]
9人目、翠樹学科2年 ゲルダ がやってきました。
翠樹学科2年 ゲルダは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
……?
[ライヒアルトと入れ違うように入ってくる女子生徒。
彼の背を見て声をかけようかと思ったけれど結局声は掛けずに参加申込書の記入を始めた。]
────
■氏名:ゲルダ=ヘルツフェルト(Gerda=Herzfeld)
■所属学科:翠樹学科2年
■種族・年齢:人間・19歳
■その他特記事項:
紡績商として名の知れているヘルツフェルト家の末娘。
数代前に入ったらしい半妖精の血の影響か家内でただ一人精霊との高い親和性を見せ、家を離れ学院へやってくる。
先祖である半妖精の属性から来る影響で水氷系統の精霊との親和性が極端に低く、行使能力や耐性に難が有る。
────
これで、良いよね?
[委員に書類を見せて確認してもらう途中
知った名の記入された応募書類を見て期待から、自然と笑みが*浮かんだ*]
10人目、機鋼学科3年 ウェンデル がやってきました。
機鋼学科3年 ウェンデルは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 第二別館 ―
つまり、だ。
我らが機鋼学科からの参加人数が少ないから、ボクが出ろ、って事かい?
[課題を出し終え、待っていたのは委員会の一人で]
そりゃそうだろう…追いかける、逃げる、の関係だったら、ボクらでも出来るだろうけれど。
戦闘があったら、他の学科の方が攻撃的かつ効率的だよ。
[溜め息をつきつつ話す]
まぁ…元々、研究肌の連中が集まってるから、そう言う傾向になるのは当たり前だけれど。
その様子だと、他の連中にも声かけてたんだろう?
[しかし、そこで、考える素振りを見せる]
…機鋼学科は付き合いが悪い、と言われても困るし…出てやっても、良いぞ?
ほ、他の学科の魔法を見る、良い機会だからなっ。
/*
メモ覗いてたらウェンデル居てびびった。
>戦闘があったら、他の学科の方が攻撃的かつ効率的だよ。
……俺のやる機鋼学科は戦闘向きばかりでs
分かった。受付に行けば良いんだろう?
…あんなに女子が騒いでいれば、馬鹿でも分かる。
[軽く肩を竦めれば、中庭へと向かう。
中庭の様子を見渡せば、受付に一直線に歩いていき、指をならす…
いつの間にか手の中には半透明の羽根ペンが入っている。
申込書を受けとれば、ペンを走らせた]
――
■氏名:ウェンデル=ウォルト(Wendell=Walt)
■所属学科:機鋼学科
■種族・年齢:人間・18歳
■その他特記事項:
何処か尊大な態度を取り、相手よりも自分を上に見せようとする気質がある。
自身の体躯の細さを気にしているためである。
冷静に見せようとするも比較的感情的になりやすいため、結果、見た目相応の年齢に見られることがしばしば。
相手に尊大な態度を取る分、文武共に励んでいる。
しかし、その分、他人と関わる時間が取れていないのが悩みの種。
[指をならしたためか、一部の視線が集中していることに気付けば口を尖らせる]
目立ってしまった。
[視線が合わせぬ様、小さく咳払いをして申込書を差し出す]
ともかく、これで良いだろう?
…人を見た目で判断するのは如何な物かと思うが。
[年齢の欄で読むのを止める委員に眉間に皺をつくりつ答えると、木陰へと向かう。
人から距離が取れれば、小さく息を吐いた]
─校舎屋上─
[人目の届かない物陰で、ぼけーっと空を見上げながら煙草をふかす]
あー、だりぃ
……いっそ全部燃やs
「いやだから洒落にならないから」
[限りなく物騒な日常会話で*あった*]
[木陰からボードに視線を向けるも、まだ人だかりがボードの前に居て]
…弱った、な。
こういう時、精霊魔法や次元魔法が羨ましくなる…
[小さく息をつけば、腰を下ろす。
今の人だかりでは、体躯が他の生徒達よりも一回り小さいウェンデルでは大変な作業になる。
…どうやら、人がひくまで待つつもりらしい*]
―西棟・廊下―
[当然戻れば待ち構えていた集団に捕まるわけで。
そのまま廊下に引っ張り込まれました。他学科の子も何故か一緒]
「で、で。どうだった?」
うん、起こすつもりじゃなかったんだけど。
ありがとうって言ってました。
「うわー、やっぱり自分で行けばよかった!」
「アンタは抜け駆けするからダメ」
「でもイレーネはこないだもさぁ」
…文句言わないって、約束したのに…。
[まあなるだろうなとも覚悟はしていましたが。
異界龍とだけ話していた時はともかくも、そのあと実は緊張しまくりだったのに。
見せないように頑張ったつもり。本人としては]
ちゃんと、名前も伝えてきたのに。
[途端にキャーという歓声が上がった。
誰の名前から伝えたのかとか、そんなことで一喜一憂。
場の空気が熱くなってきて、こちらは一気に疲れが倍増したり。
どうにか逃げ出して教室の奥にある準備室へ]
参加者、これでも少ないらしいとか。
どういうこと。
[その中に親友まで入ったとはまだ知らず。
とりあえず追いかけてくる子はいなかったので、そのまま*くったり*]
[呼ばれた友人達の下]
「くそぅ、ライヒの癖に女子侍らせやがって」
は?
侍らせた記憶無いんだけど?
「何を言う!
お前が寝てる間、女子が遠巻きにお前を眺めてたんだぞ!」
「お前幼馴染にミリィちゃんとゲルダちゃんが居るってのに贅沢だぞ!」
[友人達は口々に悔しそうに言葉を発する。何故そんなことを言われなきゃならないのか分からず、ライヒアルトは軽く眉を顰めた]
贅沢って。
家近ぇーんだししゃーないじゃん、そこは。
「くあー!! 何かムカつく!!」
「てめライヒ! 魔除けの儀で覚悟しとけよ!!」
「俺ら全員でお前集中攻撃してやる!!」
ちょ、てめぇらも参加すんのかよ!
だったら俺に協力してくれたって良いじゃん!
「だが断る! これは決定事項だ!!」
[ずびし、と友人全員から人差し指を突き付けられた。流石に、じり、と後退る]
ちっ……上等だ。
てめぇら後で泣きっ面晒しても知らねぇかんな!
[友人達にずびし、と人差し指を突き付け返し。しばしお互い睨み合った後にその場を離れる。去り際、友人達を振り返り]
モテない男の僻みは醜いぞ!!
「「「「「てっめ! マジぶっ倒す!!!!」」」」」
[やっぱり余計な一言が突いて出たとか]
そうか。じゃ、時間あったら来るといい。
[何やら、呼ばれたらしいライヒアルトに軽くこう言って、テントへ移動する。
紅茶と、今度は茶菓子のクッキーもちゃっかり分捕り、まずはついてきたブリジットに振舞い、それから、自分ものんびりティータイム]
おー、やっぱり女子の方が参加多いんだな。
まあ、このイベントでは、女子の方が怖いんだが。
[妙にしみじみと言いつつ、『魔本』を呼び出して、ぱらり、とめくる]
[中庭の一部が黄色い声とは別の男達の声が聞こえ、視線を向ける。
聞けば、集中攻撃やらモテないやら何やら]
…なんだ?
元々そう言う物だったのか、コレ。
[眉をひそめれば、腕を組んだ]
もしかしたら…いや、良いところを見せられなくちゃ、結局は。
そう言う点では、魔導錬金法は…
[小さく息をつけば]
せめて、無様な所は見せぬよう努力しよう。
[友人達の叫びを背に、たーーーっと逃げるように人混みの中へ]
あいつらと幼馴染なのは俺のせいじゃねーっつの。
[集中攻撃される理由になったことに軽く舌打ち。尤も、ライヒアルトの返し方にも問題はあったのだが]
くっそー、マジで四面楚歌かよ。
『そんなの鬼役やるって言った時から決まってたことだと思うけど?』
だって全員鬼役追っかけるんじゃ割にあわねーじゃん。
『だから逃げ切ったら副賞がついてくるんじゃない』
[移動しながら灰銀と毎度の掛け合い。そのうちひょいと人混みから抜け出て来る]
しかし、参加学科も色々だな……さすがに、生命学科は後方待機が多いのか?
[『魔本』をめくりつつ、呑気な口調で他の委員に問う。
異界のインテリジェンス・アーティファクトである『魔本』は、近くにある書物や冊子の内容を写し取り、自らに記す、という特性があり。
それで、参加者名簿を勝手に写して眺めていたりする。
なお、『魔本』は直接攻撃用武器としても優秀な事で有名]
……ま、なんにしても、これは鬼役頑張れ、という所かねぇ。
[完全他人事もーど、オン]
しかし。ボードの前は全然空かないな…
ボクも参加者…と、学科はチェックしておきたかったんだけれど。
[視線を向ける先にはまだ人が多く。
寧ろ、先ほど居た生徒達が未だ居る、と言うのが正しいか。
ふと、人混みの中から一人飛び出した生徒が目に入り。先ほど口論をしていた一人だと言うことに気付けば、顎に手をやりつつ]
集中攻撃…か。
彼が鬼。なのか?
[じ、と見つめていたが、その黒髪の青年に向かって歩いていく]
もし。ちょっと聞きたいんだが…君が鬼役なのか?
[単刀直入に]
[結局、かなりの時間中庭にいた。その間にレナーテやらブリジットやらゲルダやらウェンデルやらが参加表明していたが、ジブンノキュラクターという訳のわからない拘りに思考を没頭させていたため、気づかなかったのだが]
……ふぅ。ここで考えても仕方ないわ。今はどうやってライを黒焦げにしてやるか、方法を考えないと。
[ふふふ……。逃げ回った先が蜘蛛の巣なんて地獄を味わうがいいわ……。と、不穏な言葉をつぶやきながら歩いていたため、隣をすれ違った男子生徒がズザサササ! と思いっきり壁に退いた]
「……あれがなければ可愛いのに……」
ん?
[唐突にかけられた声に暗翠をそちらへと向け]
あー、まだ確定じゃないけど、鬼役の希望は出した、よ。
何かした?
[暗翠が瞬き目の前の男子を捉える。半分くらいきょとんとして居たことだろう]
成る程。だから集中攻撃、か。
いや?
ボードを見るのはちょっと辛いから、参加者に直接聞いた方が早い、と思っただけだ。
[視線を一度だけボードに向けて]
鬼役は追いかけなくちゃならないし。
その人物について知っておくのは悪くない事だと思う。
君も、鬼役になるんだったら、ある程度、参加する学科を把握しといたら?
[大雑把に、同じ結界で儀に参加するメンバーを把握したところで、ぱたむ、と『魔本』を閉じる]
さて、んじゃ、俺はそろそろ行くぞ。
「えー、ゼル、委員会の仕事はー?」
希望者がいないなら、と言ってるだろうが。
これだけいれば、ライヒの他にも希望者がいるんじゃないのか?
やる気あるのを当て込め、やる気あるのを。
[冷たい口調でにべもなくこう言うと、テントを離れ、中庭へ]
/*
実際問題として。
おまかせなので、何があたるか、わからんっ!
まあ、赤引き運は天下一で使い切った、と思いたいが。
[淹れてもらったお茶をのんびりすすりながらテントの中を眺めています。]
経験や高い戦果のある方がやった方が効率は良いかもしれませんね。
[誰にともなく呟いてテントから出て行く後姿を見送りました。]
[悪寒の身震いへの問いには、「いや、何でも無い」と返し]
なるほどね。
と言うことはそっちも参加者なんだ。
それは対策を練るためってこと?
そんなのいちいち覚えてられないよ。
全部の学科から参加すると考えておけば、ある程度対応は出来るし。
[飲み終わったカップを片付けてテントの中の委員達へぺこりと一礼。]
美味しいお茶をありがとうございました。
私も少々出かけてきます。
お仕事できる限りはお手伝いさせて頂きますので気軽に声をかけてください。
[それだけ告げるとテントから出て翼をひとうちし空へと舞い上がります。]
[ブリジットの呟きは聞こえたのかどうか。
聞こえていたなら、三年前の苦労話がなされた可能性が高いから、聞こえていなかったのかも知れないが。
それはそれとして、中庭を歩いていくとやっぱり視線が向けられたりはするわけで。
主に、三年前の全勝を覚えている辺りから]
……あ、今年?
参加はするけど、どうなるかねぇ。
[投げかけられた問いには、軽く肩を竦めながらこんな言葉を返していたり]
[何でもない、と言われれば、そうか、と引き下がり]
そ。参加者だ。
…というか、参加者でもなければ面識のない男に話しかけないだろう?
[続く言葉には、へぇ。と呟き]
なかなか自信があるんだな…
どの学科が多いか。どの属性が多いか。
それが分かるだけでも逃げ場所や対抗する術の目安は取れると思ったんだが…
それとも、考えるよりも動く方が早いタイプなのか?
ん……基本的に結界内で行うから、地形を利用した罠は難しいか。それなら、他のメンバーと連携しつつ追い詰めるのがいいかな? 私はあいつを黒焦げにできればそれでいいし。
[中庭で逃げていくライヒアルトを思い出し、ドス黒い炎を背にまとい――]
……あいつ、なんて……。
[いつも...をバカにしながら、それでも一人家業を継ぐために勉強ばかりしていた自分を連れ出してくれた掌を思い出して、寂しげに俯いた]
ライの、バカ……。
[十年以上心に秘めていた思いは、カチカチに凝り固まって、そう簡単に溶ける気配はなかった]
それもそうか。
ああ、俺はライヒアルト。
こっちはベルティーナな。
[思い出したように名乗り、肩の灰銀の名も告げて]
んー、あんまりあれこれ考え過ぎても、予想外の行動されたりしたら結局対応出来なかったりするじゃん?
だったら何でも来るって思ってれば少しは柔軟に動けるかなーって。
考え過ぎて身動き取れなくなったら元も子もねーよ。
[考えるよりも、と言われれば「まぁそうなんじゃね?」と軽く返す]
─南館・屋上─
おーおー、毎度のことながら盛況だねぇ
[眼下の中庭の様子をタバコを銜えながら見下ろし、ニヤニヤ
ボードのそばで右往左往しているもやしっ子
そして、順調に余計な一言で敵を作り続けるゼルギーの後輩くん]
敵を作らず味方を作る。それがサバイバルの常識なのにねぇ
単独で生き残るなんて芸当が出来るのなんざ、よっぽど上の連中だけだっつうの
…名乗るのが遅れたな。
ボクの名前はウェンデル=ウォルト。
学科は…言う必要もないか。
[先ほどの言葉を反芻して、名を名乗られれば名を告げて]
ライヒハルト…と、ベルティーナ、だな。よろしく。
…時空学科か疾風学科か。
[灰銀の竜を見れば小さく呟いて]
それは確かに言えるか。
初手を考えれば分かるのなら別、だが…そうも上手くは行かないかも知れない。
失礼した。
[そう小さく笑えば、軽く返される言葉に一つ瞬きをして]
…怒らないのか?
[空から見える学院はいつもより活気が溢れているように見えました。
お祭の影響なのか、自分の気持ちが上向いているせいなのかはよくわかりません。]
今日も中庭に人がたくさんいるみたいです。
[くるりと一回りした後でボードのあたりへ降りていきました。]
言いたきゃ言えば良いさ。
言わないなら追っかけて来た時を楽しみにしとく。
俺は時空の1年だよ。
[学科についてはそう言って、に、と笑いかけ。視線を向けられた灰銀は挨拶するように尾をゆらり]
仮に誰がどの学科なのか把握出来ても、何をしてくるかはその人によって違うだろうしね。
人の数ほど性格があるんだから、仕掛けて来る方法も同じくらいある。
だから敢えて余計な知識入れないでおくのもありかな、って。
[謝られると「気にすんな」と快闊に笑いかけ。不思議そうに訊ねられると]
何で?
どっかで怒る理由あった?
[きょとんと暗翠を瞬かせ、逆に訊ね返した]
/*
ぶっちゃけウェンデルは微妙な位置ではあるんだけど。
カタカナでボクだったりする辺りが(ぁ
仮に女性だとしてもああ言う書き方してるんだったら誤認も範囲の内だろうから、訂正はないかなー。
[近くで話し込んでいるらしいライヒアルトとウェンデルへと]
ごきげんよう。
そろそろ開始の時刻も近くなってきましたね。
参加者はこれで全員なんでしょうか。
[ボードに目をやりつつ尋ねてみました。]
さて、と
では、味方を作る作業に戻りますかね、と
[そう呟くと、煙草をポイ捨て
まあ、空中でボッと燃えて灰になるんですが]
さて、ここで歩いて降りると思った奴
……甘いねぇ。サッカリン並みに甘い
魅せる男ってのは……
[ニヤニヤとそう言いながら、屋上の縁へと歩いていき]
高いところから登場するもんなんだよ
[ひょいっと躊躇うことなく跳び下りる]
…そうか。いや、其方が明かす以上、此方も晒そう。
ボクは機鋼学科の3年。
参加者の中では珍しい部類に入るかも知れないな。
[そう言えば、自身の手で拳を作る。
もう一度開いたときには、掌にキャンディらしき包み紙があった]
成る程。情報や知識を頭の荷と考えるのか。
間違いじゃない、が。
なかなか思い切りの良いことをするな。
何も分からないと、不安になりそうな物だが。
[尋ね返されれば、顎に手を当てつつ]
考えるのが苦手なのか、と聞いてるのと同じだからさ。
あまり良い意味でも無い気がする。
よっ。
[声をかけて来たブリジットに片手を上げて挨拶。灰銀も視線を流して尾をゆらり]
だね、もう少しだ。
参加者は全員貼ってるはずだから、そうなるんじゃないかなぁ。
[以前、疾風学科でクラスメートだった同期としばらく話し込んでから、別れ。
さて、と思った所で目に入ったのは、飛び降りる影]
……何してんだ、あいつは。
[口をついたのは、呆れたような呟きだった]
[視線を向ければ、一つ瞬きをして]
おや?
…御機嫌よう。
さぁ、如何でしょうか。
課題をしている生徒もいるでしょうし。
目立ちたがり屋ならば、敢えて最後に登録する、みたいな事はするかも知れませんが。
[地面に影が見えれば、視線を空へと向け]
あんな風に。
[ライヒと龍へ手を振ってにこっと微笑みます。]
始まったら鬼の人はちょっと大変そうですね。
こんな風にゆっくり話している時間はなさそうです。
あとすこしで始まるって時間が一番緊張するっていうか、わくわくしますねー。
[羽根をぱたぱた羽ばたかせてはしゃいでる様子です。]
へぇ、機鋼学科かぁ。
あの学科も色んな事出来て楽しそうだよなー。
[興味があるのか表情は喜色が浮かぶ。何も無いところからキャンディの包みを出されると、「すげー!」と声を上げて瞳を輝かせた]
いやー、このイベントって勢いが重要なんじゃ、って思ってさー。
どうせ逃げてる間に思考するなんてことは出来そうにないかなーって。
ただ一点、『逃げる』ことを考えれば良いかな、って思ってるんだ。
まぁそう言うことなんで、さっきの言葉を怒る理由が無い。
[考えるのが苦手と言うわけでもないのだが、得意と言うわけでもなく。色々と割り切っているようだ]
そうですね、全員が全員参加できる状態とも限らないんですね。
お祭なのですから今日くらい課題を忘れても…。
目立ちたがり、ですか??
[視線を追って上を見上げます。]
まー、喋ってる暇は無いだろね。
止まってたら捕まりそう。
[はしゃぐように羽根をばたつかせるのを見て楽しげにけらりと笑う]
お?
[ウェンデルの視線が空に向かうのを見て、つられてそちらを向き。何かが落下してくるのを捉えた]
[重力のままに下へ下へ。ひゅうひゅうという風を切る音が耳に響く
だが、ユリアンはハンドポケットのままニヤニヤとした笑みを浮かべ、いっこうに着地の態勢を取ろうとはしない
迫る地面。彼はにやりと口元を歪め]
……飛翔「鳳翼天翔」
[ユリアンがそう呟くと同時、背中からボッと炎が噴出し、大きく広がる
翼のように広がったその炎の噴射によって、それまでの落下加速度を打ち消し、中空に浮かぶ姿はまさに鳳凰を背負っているかのよう]
俺、満を持して参上、ってとこか
やっふぅ、俺かっこいい
[まあ、当人の言動によって台無しなんですが]
[仰々しく手で目元をゴシゴシと拭う]
今は浸っている時じゃなくて、ライをとっちめる時! 浸るのはその後! おー! 私ファイトー!
[周囲から奇異の目に晒されているのにも一切気づかず、そう拳を振り上げると、その勢いで壁にかかっている時計が目に付いた]
っと、中庭集合だったっけ? 早く行かなくちゃ。
[...は駆け足で中庭へ向かった。拭った拍子に、頬に液体が流れた後と、少し腫れた瞼をそのままにして]
ああ、"やろう"と思えばなんでも出来ると思う。
…やってはいけないことをやろうとは思わないが。
これ、食べてみるか?
味は保証しないが。
[そう、掌の飴を見つつ]
勢い、か。
そう言われると…なかなか羨ましいな。
勢いで何か出来る、って魔術では無いから。
勢いでやったら変な物が出来上がりそうだ。
…君が良い、と言うなら良いが。
君は面白いな。
[本当に怒る様子もないライヒアルトを、不思議そうに見つめた]
[中空に浮かぶ焔の翼。
しばし、それを眺めた後]
……お前、その最後の一言がなければ決まる、とわかってやってるのか?
[ざっくり、斬りに行った]
というか、ギュンター老に怒鳴られる前に、下りて来い。
なるほど。派手ですね…!
[火炎学科の人でしょうか? 面白い使い方です。
普通に感心しているみたいなんです。
降りてきたユリアンに向かって手を振ってみます。]
…ああいう使い方もあるわけか。
[何かをするとは思っていたようだが、炎を見れば、ふむ、と小さく]
課題を出さなきゃ導師に怒られるどころじゃすまない生徒も居ますし。
こういうのは外から見ている方が好き、という生徒も居ますから。
[そう、ブリジットに言う]
おー、すげー。
なぁベル、俺も飛べるようになる?
『努力次第じゃない?』
[地面とお友達にならず宙に浮いたユリアンを見て感嘆の声を上げ。期待を込めて灰銀に訊ねるも、返って来たのは無情な言葉。
ウェンデルに作り出された飴を食べてみるかと言われるも、それには首を横に振って]
あ、それは遠慮しとく。
どんなのかは知ってるから。
[体験済みだった]
あ、そっか。
魔導錬金って理解があってそこから物質を作り出す技術だったっけか。
勢いでやるとなると、相当の技術が必要そうだなぁ。
[面白いと言われると、「そうか?」と言って首を傾げた]
でも便利そうですよね。色々作れて。
私も同じようなことできなくもないですけど…。
[両手を胸元で合わせ瞳を閉じてぽそりと短く祈る。
一瞬だけ翼が淡い金色の光を放ち林檎がひとつ手の中へと現れる。]
できて果物か野菜ですね。
厳密に言えば作っているわけではないです。
くっくっくっ……さぁて、どうだろうねぇ
[ゼルギーの斬りかかりにも飄々とした態で返しながら、ふわりと舞い降りる
遅れてばさばさと降りてきた空が肩に止まる]
「ご主人の言うこと真に受けていたらキリがありませんよ
思いつきで喋っているんですから」
ばっか、おめ。折角かっこつけてんのに余計なこと言うな
[そういう事してるから締まらないんだってばよ]
……アンタ、こんなところで火の翼なんて開くんじゃないわよ。
[と、降りてきたユリアンの後頭部に拳骨いっぱつ]
危ないじゃない。たっく。これだから野蛮人で何の考えなしの人は……。
[さっき符で追い回されたライの耳に届いたら、何といわれるかわからない一言をぽつり]
そうですね… ウチの学科の人はあまり興味なさそうな人多いみたいで。
ほとんど見に来る人もいないです。
[少しつまらなさげに羽根をぱさりと広げ。]
参加しなくても雰囲気を味わうだけで違うと思うんですよ。
11人目、生命学科2年 マテウス がやってきました。
生命学科2年 マテウスは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―東館 教室―
[いるだけで存在感を示す見事な白を誇る人を乗せられそうな巨体の狼。…というか実際に眠っている主を乗せている巨体な狼が、乗主の机に手をかける。
机など紙くずのように引き裂けそうな前足で主を起こさないように机に立ちながら……口にくわえたペンで器用に文字を書いていた。申込書である
見た目の存在感などが台無しだがある意味いつもの光景。主が寝たまんまなのもある意味よくある光景である
そして申込書を書くと。申込書を口にくわえて中庭へと目指した。]
―東館教室→中庭―
そうか。いや、知ってるなら良い。
そう言う点では、まだまだ研究されなくちゃならない術…だな。
[そう言うと、キャンディの包み紙を取るとその飴を口に放り込む。
飴をなめつつ]
そ。構成させる物の組織を知らなくちゃ、思った通りには行かない。
だから、何も考えずにやったらどうなるか…逆に怖い術でもある。
…ボクの周り…つまり、同じ学科には君のようなタイプは居なくてね。
大抵、さっきのようなことを言うと怒る。
ああ、大丈夫だ、空。
こいつの行き当たりばったりは、ちゃんと理解しているからな。
[空の突っ込みに、にこやかな笑顔でこう返す。
まあ、それなりに付き合いは長いわけで。
そこらはそれなりに把握しているようです]
で、そうやって自分で落とすな、と。
人のこと言えねーじゃん。
[ミリィの言葉はしっかり耳に届いていました]
…あれ、ミリィ。
目ぇ腫れてるけど、どした?
[じぃ、と眼鏡の奥を見つめて首を傾げる]
…へぇ。
[手の中のリンゴを見れば、感嘆の声を漏らす]
作っているわけではない…と言うことは。
神聖魔法…授けて貰っている、ということですか?
しかし、味はどう考えても其方の方が美味しいですよ。
[緩く肩を竦めてみせると、ライヒアルトの言葉に溜め息をつき]
まずはリンゴを見つけるところから始めるのか?
―中庭―
[そして人ごみを器用に避けながらも騎乗者を落とさずに歩いて、口にくわえた。申込書をボードへと張った]
―――――
■氏名:マテウス=オーベオン (mateus=auveon)
■所属学科:生命学科2年(元氷破学科)
■種族:獣人(狼) 年齢:21歳
■その他特記事項:元氷破学科後、上級学科に昇級せず転科
onとoffが激しい。onのときの集中力等は異常。逆にoffのときのだらけ具合も異常。割合はoffのほうが圧倒的に多い。きっと女帝に叱られ率上位に常連
常に歴代仕え続ける白狼(雄)の使い魔『レーグ』とともにいる
大きさも肩乗りから乗せて歩けるまで変われる。また主に温度を扱うため、冬はぬくぬく、夏はひんやりであり、狼なのに器用な主夫でマテウスの教育係。常備薬は胃薬。
―――――
[その間...は態勢もかわらず適温に保たれた狼の毛にねむねむもくもく。当人は未だ自分が参加させられているなんて知らない]
/*
………………はっΣ
[まさかの10人に、くろねこがマジでびびってかたまってたんだぜっ!]
つか、そういう切り口は予想外だった。
[キャンディを口に放り込むウェンデルを、「あ、食った」と少し意外そうに見やりつつ]
何も考えずにかぁ。
ホントどうなるんだろ。
ちょっと興味がなくも無い。
ふーん?
じゃあそいつらは考えることに自信があるってことなんだろうな。
『アンタは考え無さ過ぎでしょ』
[しっかり灰銀から突っ込みが入った。
ブリジットに泥棒はいけない、と窘められると]
まぁやらないさー、流石に。
力を貸してもらってる?
それも本物じゃないってこと?
[腫れてるという言葉に反応し]
怪我ですか? それとも目の疾患の類でしょうか?
どちらでも治せると思いますけれど…。
[こくりと首を傾げてみた]
うっさい。その原因の十割がアンタでしょーが。
[語尾を強めて怒鳴ってやろうとしたタイミングで、瞼の腫れを指摘され、思わずビクっと体を震わせた]
な、なんでもない! なんでもない……から?
[反射的に涙がぽろり]
全部かよっ。
[十割と言われて突っ込む。が、唐突にミリィの瞳から涙が零れると流石に驚いて]
ちょ、何で泣く!
つかそれで何でも無いは通らないぞ?
[何があった?と訊ねながらミリィに近付こうとする]
[にこりと笑ってウェンデルへと答えをかえします。]
はい。天聖学科ですから。
自然のままのものですから味は問題はないと思います。
でも、あまり無意味にこういうことをしてはいけないんですよ。本当は。
いえ… 神に祈るだけです。
祈りが届けばこのように願いを聞き届けて頂けるというだけで。
この林檎が何処から来たのかは私もよくわからないんです。
「そのくせ、悪巧みにだけはホントによく頭が回るんですけどね
ご主人、その回転を別のとこに使えないんですか?」
うっせ、ばぁか。俺は何時だって冴え渡って……あいたぁ!?
[そうやって空と言い争っていると、後ろから拳骨一発
涙目で張本人たるミリィを睨み返す]
何すんだよ、ばかばか
そういうお前だって、ゼルギーの後輩追っかけ回してただろーが
[藪をつついて蛇が出る。どうやら、屋上からしっかり見ていた様子]
…目立ちたがり屋でもなく、課題をやっていたわけでもなく。
その発想は無かったな…
[狼と寝ている男を見れば、眉間に指を当てた]
…食べたら悪いのか?
元々、マナで出来ている物だから、害ではない。
もしかしたら、君を追いかけている最中で起こすかも知れないな。
あまりに辛くなったら。手の方が先に出るかも知れない。
[ふ、と小さく笑えば]
まぁ、機鋼学科に入る生徒というと、そういうのが多いと思う。
術の内容が内容だし。
だが…そう言う風に言いたくなるときがあるのも事実。全員が全員そうではないと思う。
[同じ学科の住人に対して苦言をさらりと]
林檎は本物ですよ…。
私は祈りを捧げているだけで自分の力で魔法を行使しているのとは違うんです。
[答えてはみたけれどそれどころでない状態になってしまったような2人を見て不思議そうに眺めています。]
や、そ、ほ、本当になんでも……。
[近づこうとしてくるライの顔に、一瞬だけ見惚れて……]
だからなんでもないんだってばー!
[グーパンチが飛び出した]
[起き上がって申込書をぺたぺた張る狼の背中には哀愁が漂ってた…かもしれないが、その背中が死体のようにもたれかかっているので見ることができない]
「これをきっかけに主もやる気が出てくれれば……できれば怠け者が治る願いを…」
[女性が黄色い声で盛り上がったり、少数だが男性も盛り上がったり物騒な声をあげたりするイベント中。願いを抱く狼はかなり切実だった]
ゼル先輩の後輩は、私の下僕(になる予定)だから別に追い回してもいいのよ。
所謂TPOを弁えて暴れているのよ!
[周囲から絶対にそれはないという心のツッコミが入ったのを彼女は知らない]
ほんとに、そういう所を他所に回せんもんなのか。
[空の言葉に妙にしみじみと。
ミリィ周辺のやり取りには気づいていても口出しはせず]
……ん。
[ボード周辺の騒がしさに、真紅をそちらへと向け]
何をしとるか、あいつらは。
[見えた姿に、呆れたような呟きをもらしていた]
うわー、でっけぇ狼!
[中庭に現れた白狼に瞳が輝いた。もふりたそう。
練成物を食べたウェンデルの言葉には]
ああいや、悪いとは言わないけど。
美味しくないのになぁ、と思って。
うーわー、出来ればそう言う時じゃない時に見てみたいんだけど。
まぁそうなったらそうなったで相応の対処させてもらうけどさ。
へー、結構色んなタイプのが居るんだな。
考えるのが得意と言うよりは、プライドが高いのが多いんかね?
機鋼学科って特殊学科で入るのも大変っつーし。
[涙を流す女子生徒とライヒアルトを見比べ…
流石に軽口は叩けなかったのか、視線を逸らし]
矢張り。
無意味にすることは、信仰している神の力を無為に使うため、ですか。
とは言え、食べ物がないときには其方の方が、遥かに良いことは確か、ですよ。
無意味でもありませんし。
[ブリジットに緩く首を振って]
…そう言う話を聞くと、信仰心は大切な物だ、と思えますが。
[私のやってることはどうなのでしょうね。
と、小さく笑って]
ああ、獣人に間違いはないな。
[ブリジットの疑問の呟きに、軽く、肩を竦め]
……正確には、上で寝くたばっているのが獣人で、あの狼はヤツの使い魔だが。
……ばれなきゃ良いんだ!
[雷も、と聞いてそう言うも。きっと確実に落ちて来ることだろう。
林檎についてブリジットから聞くと]
あ、そうなんだ。
うーん、魔法とはまた違うのか。
何か不思議……っとぁあ!?
[会話しながらミリィへと近付いていたのだが。叫びと共にグーパンチを繰り出されて上半身を後ろへと逸らした]
っぶねぇ!!
何すんだよー!
/*
ふと。
思えば、創世神の祭司と錬金術師って、両極端な立ち位置にあるんだよなー、とか。
徒然に思い至った。
へぇへぇ、下僕ねぇ。ふ〜ん
[にまにまにまにま]
「…………ご主人、むちゃくちゃ悪い事考える顔してますよ」
ん〜? 別にぃ、そんなことねぇぞ
だって、後輩くんがこの子の下僕なだけだろ?
俺にはなぁんら、関係ない話だろ?
[にまにましながらそんな事言っても説得力ナッシングである]
ええ、無為に力を使うことを続けていると声が届かなくなることもあるといいます。
お腹が減った時に使うくらいは許して頂けると思いますが。
[自嘲気味に聞こえた呟きには]
神様は人のすることをいちいち否定するほど頑なではありませんよ。
技術も魔法もあり方のひとつです。
信仰心は大切だと思いますけど、それを持たないからといって否定されたりもしないです。
で、なければ天聖学科も大地学科も成り立たなくなってしまうでしょう?
[最後の言葉は冗談めかして屈託なく笑ってみせます。]
チィ!
[どうやら本気で狙ったようで、鋭い舌打ちを発してから]
なんでもないって言ってるのにしつこいからよー!
[半分八つ当たり。その中にはユリアンの冷やかしているような眼差しの分も多分に増量の要因になっていたりする。
そのままの勢いで、...はユリアンに背を向けたが、ぷりぷりという感情は隠しきれてなかった]
まぁ、確かに味は期待してはいけない。
これがマナじゃなかったら、拒否するさ。
[対処する、という言葉に小さく笑い]
ありがたいな。
頭でっかちばかりで、そういう失敗の魔導錬金法を試させてくれるヤツが居なくて、ね。
…まぁ、今回の儀式で、運良く君を追いかけられたら、だが。
プライド…そうかもな。
頭で入ってきた学科で、頭を否定されたら怒るのも当然か。
[ふむ、と。納得したかのように言うが、さほど今までの自分を気にはしていない様子。]
[思わず手があれば握りこぶしを握っていそうな狼…藁にも縋りたいのだ。でないと先代に…などと今日も今日とて胃痛に悩まされながら。ようやく周囲を騒がしていたことに気づく。そりゃ大の男を背負って普通に歩けるような巨狼がいたら驚くものでしょう。
それでも確か中庭に集まるのだったかと。主の変わりに(そもそも参加してるの知らない)覚えていた狼は、きょろきょろ。
知ってる顔ことゼルギウスの顔を見てのっそのっそ落とさないように向かって]
「ごきげんよう。ゼルギウス殿…ラヴィーネ殿。そなたの名も張ってあったが…参加するのかな?」
[なんて主の変わりに疑問を聞いたり。前に鬼になったときこりごりであったようなのは知っているらしい。]
寝たまま使い魔に申し込みをしてもらうなんて随分ですね…?
[ゼルの言葉に眉を顰めて心配げな視線をマテウスの方へ向けます。]
開始時間も近いのに大丈夫なんでしょうか。
まだ始まっていませんよ…。
[戦っているように見えなくもない2人を見て呟いてみました。
声が届いたかは定かではありません。]
だから急に泣いといて何でもないは通用しねーって!
[突き出された拳が本気だったことは舌打ちが物語っていて]
ったく、心配してやってんのにその態度かよ。
[小さく溜息をつきながらミリィの様子を見やる]
相変わらず、苦労しているな、レーグ。
[やって来た白狼に、最初に向けるのは苦笑混じりの挨拶。
肩の水晶龍は、優雅な一礼を向けて]
ん、ああ。
委員会の連中に拝み倒されてな。
[問いかけには、苦笑のまま、肩を竦める。
三年前の大立ち回り、主はともかく白狼は覚えてするかも知れない]
大丈夫だ、こいつは、動き出せば動く。
[ブリジットの疑問には、さらりとこう返し]
ばれなきゃ…って、本気で言ってるのか?
[違反などほぼしたことがないウェンデルでも、武勇を知っているためか、眉をひそめつつ。
身体を捻り、パンチを避ける様子には、流石だな、と感心した様子]
神様も一人に対して、何もかも用意出来るほど暇では無いでしょうから。
[ブリジットに小さく笑えば]
それを聞いて安心しましたよ。
流石に神に否定された学問が発展するとは思えませんから。
…当たり前になっては成り立つも何も、ですか。
しかし、その学科に進める、という以上、信心という物は強いはずですから。ね。
[悪態を疲れたライに、一瞬だけ寂しげな表情を浮かべたが、すぐに元に戻すとあっかんべーをした]
だから何でもないって言ってんのに、しつこいからでしょ。眼にごみが入っただけよ。
[それならそれで、早く言えばいいのにと後々思うが、今はこの言い訳で精一杯]
って戦ってないわよ。これは所謂〜……そう教育?
[ブリジットの言葉に疑問系]
/*
鳩から見て知ってたけれど。
人がたくさん、増えてい、る!
わーい、頑張ろう頑張ろう。
でも男女比動いてきたんだな。どうしようかな。なな。
まあなるように、なるさ!
動き出せばですか…?
[どう見ても起きそうにない様子にあまり納得はいっていないようですが]
…狼さんがついているから大丈夫なのかな。
[マナじゃなかったら、と言うウェンデルには「なるほどー」と頷いて]
出来れば実験台にはされたくないけどね。
もう一人危険人物居るし。
[一応誰とは言わなかった]
自信のある場所を馬鹿にされたら怒るだろうねー、プライド高い人だと。
ウェンデルも、頭を拒否されたら怒るんか?
ああ、起きてその気になれば、な。
[それまでが長い、というのは、一応言わずにおいた]
……ま、そうとも言うかな。
[狼さんが、という言葉にも、断定は避けておく。
あんまりきっぱり言い切るのも、白狼の胃には優しくなさそうだから。
……あんまり、効果はないかも知れないが]
…やっぱ無理かなぁ。
『無理に決まってるでしょ』
[バレたら雷。むしろ手を出した時点で雷なのは周知だろうと言わんばかりの灰銀]
あーそーかい、じゃあ今度から何かあっても心配なんかしてやんねー。
[あかんべーをしてくるミリィにそう言い、んべ、とこちらも舌を出した]
[ミリィとライヒアルトの遣り合いを見ていたわけだが、]
……なぁるほど。まるっと状況は把握した
…………いやはや、報われないって悲しいねぇ(ぼそり
[誰にも聞こえないような呟きをすると、くるりとマテウス……というかレーグの方を向くと]
よう、わんこ。相変わらず苦労してるねぇ
[お前が言うなと]
ばれないことが、まず一番難しいような気がします…。
[講師にしても用務員にしても学院内に普通の人などいないのだから。]
こちらの学科に進んでいる方は例外なく強い信仰心をもたれてると… 思います。はい。
[僅かに歯切れ悪く返事をして曖昧に笑ってみせます。]
[そろそろ時間よと導師に教室を追い出されて。
中庭に来たものの、ボードの前には人が沢山。その中には]
わ、ぁ。
[ちょっと離れた場所で深呼吸。深呼吸。
思わず小さな精霊に頼みごとをしそうにもなったけれど、ここでそれはルール違反過ぎるかもと思いとどまって。
こっそり裏側からボードの方に近寄ってみた]
もう一人…か。
しかし、そう言う返しは犬も喰わんぞ。
[教育、という言葉が聞こえたような気がして、眉間に指を当てつつ]
さぁ…どうだろうな。
頭を拒否されるよりも…なんだ。
皆と比べて、身体がどうの、と言われた方がむかつくな。
[ミリィの言葉を真に受けて目を瞬かせ]
教育だったんですか…?
若しかして導師の方でした?
申し訳ありません出過ぎたこと申し上げまして。
[ぺこりと頭を下げるのです。]
「ふふっ。主は相変わらずさ」
[いつものことだからというちょっと硬い笑みを浮かべる狼]
「なるほど。お主も苦労するな…その労働を請け負う志を主にもわけてもらいたい」
[なんてぶつくさ…と愚痴りそうになったのを止め、苦笑するゼルギウスを見上げ]
「ということは…まだ委員に所属しているのかな?…でしたら勝手ながら主に何か仕事をする機会を与えてもらえるかな。行き過ぎた生徒の鎮圧でも。怪我人の治療でも]
[役目があればやる気が出ないかとか。とりあえず雑用でもなんでもということらしい。相変わらず苦労狼である]
……貴女、ジョーダンって知ってる?
[思わずジト目でブリジットを見つめてしまった]
まぁ導師云々は別にしても、うちの神社の跡取りなのは間違いないし……。
うむ。気にしてないから表をあげぃ。
[ちょっと時代劇調に仰々しく言ってみた]
起きてその気になってからじゃ遅くないですか?
このまま開始されちゃったら大怪我してしまったりとか…。
あ、でも、狼さんが居るから平気なんでしょうか。
それだと参加する意味がないような…。
[何だかひとりで悩んでます。]
…でしょうね。
私が神に祈って、お腹が空いたからとリンゴを出して貰えるとは思えませんし。
[ブリジットの言葉に一つ瞬きをするも。
直ぐに何時もの様に]
しかし…貴女もこの儀式に参加するのですか?
いえ、神聖魔法は治癒とかの方が話を聞くもので…
[お気に障ったのなら謝罪します、と付け加え]
え、何で?
[犬も食わんと言われてきょとん。素で理解していません。ウェンデルがムカつくことを聞き、改めてウェンデルを見て]
そっかー。
やっぱりその辺も人それぞれだな。
俺も貧弱とか言われるのキライ。
ちゃんと筋トレもしてるのに。
「ああ、お嬢さん。主は確かに怠け者だが…切り替えたときの主はしっかりしておりますぞ。これがいつもだったら。…と失礼。そういうわけなので動き出す機会を増やすために…勝手に申し込んだのだよ」
[なんて説明。勝手に参加者になってる主はこんだけ人ごみにいても寝れる体質らしい。不眠症の人には羨ましかろう。
そして断定を避けてくれたゼルギウスの気遣いも感謝しつつも胃にぐっと来たりして]
「お嬢さんの心配も最もだがそれまでは我が主を守って…」
[そして守られるから寝たままという構図が浮かんだ。狼の白い毛は苦労した白髪じゃないんだよ。ええ]
ジョーダンは知っていますよ?
[妙な目つきで見られているのに特に気付いた様子もなく]
はい。ありがとうございます。
神社… ですか…?
若しかして天聖学科の方だったでしょうか?
[ミリィの言葉に頭をあげて不思議そうに訪ねてみました。]
[相変わらず、という言葉に、なんとなく肩を叩きたくなった。
というのはさておき]
いや、俺も傍観するつもりだったんだがな。
なんだかんだで、参加する事になっていた。
……委員会には所属したままらしいが、権限はほとんどないぞ、俺?
全勝逃げ切りの看板だけ、と言っても過言ないわけだし。
[それだけでも十分らしいです]
ま、生命学科はいてくれれば助かるから、必要に応じて治療に回るくらいは、俺が言わんでも頼まれるだろ。
[軽く言いつつ。
ほんとにこいつ、苦労性だなあ、とかしみじみと思っていたり]
「そうなのだよユリアン。主もユリアンのように大きな落差もなく活発であればどれだけよかったことか」
[でもそれはそれで困るのかどうかはわからないというかそっちのほうがマシとおもってる狼は羨ましがって空を見上げたり、またやっぱり愚痴りそうになりながらもそれは堪えて]
「ところで…ここにいるかたがたは、イベントの参加者で?…主の変わりに挨拶申す」
[とぺこりと周囲に頭を下げる巨狼。それにともなって死体のようになってるマテウスの頭もだらんと下がる不思議]
[そーっとそーっと目立たないように。その動きがかえって目立つかもしれないとかは思っていない。
ボードに近かった人には、それでもぺこりと頭を下げて。
貼り出されている名前を確認してゆくのだけれど]
え。ゲルダも?
[ちょっとぽかんとその名前を見ていたり]
…ふむ…君、いつの間にか男に嫉まれたりしてないか?
[今までの会話と性格から、本当に分かっていないのだろうな、と。
顎に指をやりつつ]
まったくだ。
頭は悪くても、知識が無くても、勉強をすればどうにかなる。
しかし、体躯ばかりはどうしようも無いというのに…
[…少し早口になってしまった事に気付き、咳払いを一つ]
お互い大変。か。
[ウェンデルの言葉には頭を振って]
あまり戦うことに向いた魔法でないのは本当ですし。
心配されてしまうのは仕方がないかなって思います。
でも、参加してみたかったんですよ。
先輩とか導師の方には散々止められたんですけど。
まあ、始まってすぐどうにか、ってんでもないから、大丈夫だろ。
[なんか一人でぐるぐるしているらしいブリジットの様子に苦笑しつつ。
後半部分には、妙に納得していたりする。
表には出さないが]
[何となく白狼の気苦労を察したかもしれません。]
色々… 大変みたいですね。
でもきっと狼さんは、その… 主さんに期待されてるからやっているのですよね?
きっと結果はついてくると思います。頑張ってくださいね。
あ。申し送れました。
私、ブリジットと申します。
[ぺこりと狼へと頭を下げておきます。]
…うーん、あると言えば、ある、かも?
[ついさっきの友人がそうだったな、と思い出しつつウェンデルに頷く]
身体鍛えて筋肉つけることも出来るけど、体質でなかなかつかなかったりもするしね。
現に俺がそうだし。
勉強は確かにそうだなぁ。
[うんうん、とウェンデルの早口を聞きながらまた頷く]
だな、完全一致とはいかないけど。
大変なのには変わりない。
[そう返した後に白狼の挨拶が聞こえて]
うん、俺も参加するよ。
なぁ、撫でても良い?
[瞳きらきら。動物は好きな部類のようだ]
まったく、相変わらずのダメ人間だなぁ
「マテウスも、ご主人にだけは言われたくないと思うわ」
うっせ、ばぁかばぁか
しっかしまあ、ギャップ萌えだとか、そんなレベルを軽くブッチ切ってんよな、こいつ
こいつのオン・オフどっちか片方しか知らん奴には、見ない限りもう片方は想像もつかんだろう、常考
[そう言って、マテウスの頬をぐりぐり]
天聖学科ではないのよ。元々東洋系だったから影輝学科のほうにはいってね。神様に関しては、神社の一体で十分よ。
[なんとも信仰心の欠片も感じられない様子で大きく肩を震わせながら笑った]
…ああ、よろしく。
[何だか、苦労人を思わせるような狼のしゃべりに、軽く返したら申し訳ないというか可哀想というか。
そう、思ったらしい。
ボードの傍でこそこそしている女子生徒と視線が合えば、目を瞬かせた]
…木を隠すならば。
[それだけ言って、視線をブリジットに向けた]
いえ…申し訳ない。
どういう使い方をするのかが気になったので。
参加、してみたかった…のならば、良いのではないですか?
私の魔法も戦闘や追跡、移動に秀でているとは言えませんから。
[そう、小さく肩を竦めて見せた]
らいばる…。
[参戦理由は分からないけれど、ちょっとだけ不安そう]
あ、はい。
私も参加します。イレーネです。
[こちらに気づいた水晶龍とゼルギウスに小さく手を振って。
白狼とブリジットの会話につられたように名乗り、もう一度ぺこん]
「そうでもあるまい。あの結界は。ゼルギウス殿のものであろう。それにゼルギウス殿やユリアン殿がいれば主もやる気をだす…かもしれない」
[などと後半は己でも疑わしげにいう狼
いっつも苦労ばっかりして毛が白くなってしまったと思われそうな狼も結界のことを気づくぐらいは有能なのであった]
「それならよかった。確かに。怪我人はつきものであろうしな。悪質なまでに集団で襲う輩もいるようだし」
[あの頃のようにとかちょっと昔を懐かしむ眼差しをゼルギウスに向けてみたり]
/*
>>286
きっと中の人の目もキラキラしてるよね!www
確定もふすきーさん。
ウェンのは上手に反応できなくて、ごめんなさいです。
でも人込みの中得意でない子だから、きっとそれは無理w
「わかってくれるか。お嬢さん」
[狼。ブリジットの言葉に喜んだ。とはいえ解決はしないけど]
「よろしくお願い申す。ブリジット殿」
[と一人ひとり覚える。後でマテウスに教えるためなのだ]
[影輝… 占星学…。神様関係あったですかね??
頭の上にいくつも『?』を浮かべながら]
東洋系ですか。あんまりそっちは知らないです…。
/*
23:22:32
どちらから見ても同じ時間。
そんなくだらないことは置いといて。
うーん、ゲルダとも絡みたいんだがなぁ。
幼馴染二人に矢印見えてるイレーネ。
今の比重がミリィ過ぎて悩み中(何故
「ふむ。青年もか。」
[なんとなく三年前のゼルギウスのような気配が若干するようなしないようなと思いつつもきらきらした眼差しに少しのけぞりそうになって]
「な、撫でたいのか青年…う、うむ。主を起こさぬようにな」
[なんだかんだいいながらも主に甘く。そしてきらきらした眼差しに弱かった白狼。
しかし毛は眠ったらこの上で二度と起きれないぐらいもふもふである…この辺りも白狼の主への甘さであると気づいていない」
[どこか不安そうにも見えるイレーネの様子に軽く瞬くものの。
まあ、大体の察しはつくので、追求はせずにおいて]
ん、まあ確かに結界にもいくつか手はかけたが。
[白狼の言葉はその通りなので否定はせず。
後半へのリアクションには、ちょっと困った]
……やる気……出れば、いいな。
[取りあえずさらりと受けておいて。
昔を懐かしむよな視線にはそうだな、と頷いた]
ま、俺も若気の至りで飛ばしまくったから、余り大きな事は言えんが、ね。
[だから物言いが21歳ではないと]
…考えろ、とは言わない。
でも、周りの様子は気にした方が良いと思うぞ。
[性格なら仕方ないかも知れないが。
そう、頬を掻きつつ]
ボクもだ。これでも運動とかしている方だとおもうのだが…
疲れは溜まっても、筋肉は付かないし、背も伸びない。
ままならんよ。
[少し違うが同士を見つけたのが嬉しかったのか、小さく笑った]
はっきり言ってしまうとあまりビジョンはないんです。
やれるだけやってみよう、くらいですね。
移動は自前でもっているので何とかなるとは思うんですけど…。
[言いながら羽根をぱさりと広げて見せ]
他はちょっと絶望的です。
やたっ!
[白狼から許可が出ると、飛び付くようにして白狼の毛にもふり]
すげー、ふかふかー。
気持ち良いー。
[もふもふ撫で撫でご満悦。しばらくもふもふ撫で続けて、撫でる手にもしゃりと別の感覚を覚えると顔を上げて手元を見る]
うお、やべ、人だった。
[眠る人に気付いて、すすすと手を引っ込めた]
「うむ。いいところも主にはあるのだがな…」
[なんてユリアンの駄目というのに頷きつつもやっぱり主はフォローしたりして]
「いやいや。そのようなことは…ただそこはユリアン殿の言うとおりであろうな…」
[などと途中で打ち切って空に苦笑を向けながらもその横で。ユリアンに頬をぐりぐりされて、今まで呼吸してたのかもわからないぐらい動かなかったマテウスもぴくぴく動いたしはじめた]
[狼の言葉に微笑んで。]
はい。何となく…。
信じてあげられる人が居るって良いことです。
主さんは幸せだと思いますよ。
こちらこそ、よろしくお願いします。
[白狼の毛をもふもふしながら]
んー、つってもなー。
何を気にすれば良いのか。
[性格的な部分らしく、当人は理解して居ない]
おお、ウェンデルも。
俺達結構似てる?
つっても筋肉つかないのは悔しいけど。
これからでもつくようになれば良いんだけどなぁ。
…人が多いの、あまり得意ではないのです。
[ウェンデルにそんな呟きを返したのは、どこかに紛れたかもしれない。正確には人が多いだけなら大丈夫なんですが]
ユリアン君とか、いるし。
[炎の気配をまだ僅かに帯びている青年をチラリと見たり]
「イレーネ殿か。よろしくお願い申す」
[新たにやってきたイレーネにも丁寧に狼は礼をして]
「出てもらわねば…困る…」
[と、ゼルギウスに返すのは非常に困った顔の狼。結構多彩な表情です。
そしてその物言いにまだまだ若いだろうというべきだろうかと思ったが控えておく
その横で、ライヒアルトにも触れられたことで、マテウスも少しだけ覚醒しそうになっているかもしれない]
やれるだけ、やってみよう…ですか。
[そのウェンデルにはない見事な羽根を見て。
視線をブリジットに戻す]
…いや、移動が、という時点でイニシアチブはありますよ。
神聖魔法について、よくは知りませんから…私が言うべき事ではないのかも知れませんが。
何事にも、何かしら良い使い方、というのはある、と思います、よ。
[そう、小さく頷いて]
ま、宗派が違うから知らなくても問題なしよ。
私はミリィ=トンプソン。よろしくね。
[と、右手を差し出した。と]
あれ? イレーネ? 何でこんなところにいるの?
「ふふっ。私の毛は主のお気に入りだからな」
[などとライヒアルトに自慢げ。しかしそんなだから寝たままだとか気づいていない]
「そうだな…そうだな。ブリジット殿。我が使えているのきっと幸せだ」
[ちょっとと微笑むブリジットに励まされて少し前向きになった。胃のダメージが少しだけ軽くなった気がした狼であった]
[狼をもふもふしてる人に向かって]
周囲をですねゆっくりと見てみることも大事だと思うんです。
少し視点を変えてみると今まで気付けなかった事に気付けたりとか。
[時間のあるときにやってみてください、と笑いながら言っておきました。]
…例えば、人の感情、とか。
喜怒哀楽よりも深い感情を見れば…
…いや、見れれば苦労しないか。
[今までの言動を思い出し、緩く頭を振って策を練り直す]
まぁ。人の感情的な言葉の意味を。もう少し考えてみれば良いんじゃないか?
[具体的に答えてみる。
が、表情は煮え切らない、上手く言えたとは思っていない様子]
似てる、な。
筋肉が付かないところは。
こればかりはな…いつ付くとか分からんから、鍛練を続けるしか無さそうだ…
せめて、付く、と分かれば良いのだが…
[ピクピク動き出したマテウスに「そろそれお目覚めか」と呟きつつ]
甘いねぇ。ステビアよりも幾分甘い
うちのばかカラスなんざ、穴が開くほど容赦なく突付いてくれるのに
……あー、何か言ってたら腹立ってきた
おら、ばカラス。いっぺん痛い目見せてやろうか
「ご主人、いきなり何言ってるんですか。自業自得でしょう、それは」
うっせ、ばぁかばぁか
[ぎゃーすぎゃーすと喧嘩開始]
でなきゃ、参加させた意味がない、と言う所か。
[白狼の言葉に、一つ息を吐く。
年齢の事を突っ込まれたら、まあ、多分笑って流すわけだが]
……ところで、そろそろ起こした方がいいんじゃないか?
ぼちぼち、結界内に移動せにゃならんだろうし。
うん、寝続けちまうのが良く分かるかも。
[自慢げに話す白狼に頷き返して。眠るまでは行かないが、存分にふかふかな毛並みを堪能する]
あー、気持ち良かった!
ありがとな!
[人懐っこい笑みを白狼に向け、その毛並みから離れる]
『ごめんなさいね、遠慮なくて』
[満足げなライヒアルトに変わり、灰銀が白狼に謝罪の言葉を述べた]
…人混みの中はボクも苦手だが。
しかし…
[ユリアン君、という言葉に軽く眉をひそめ]
…どっちの意味でだ。
[火か性格か]
[もぞもぞと狼の背にのっていたものが鈍く動き唸る]
… … んー ………
「お、主。起きたか」
………んー………Zzz
「寝るなっ。主っ。寝たら当分起きれんぞっ」
[狼がんばってゆさゆさ揺らした]
[イレーネに名前を呼ばれて「んあ?」と振り向く
右手は空の首根っこをつかみ、髪は乱闘によりぼさぼさ]
俺がどうかした?
今回は、参加するの。
はい、よろしくです。
[白狼たちとは絶妙な距離を開けたまま。
首を傾げるミリィに、少しおろっとしながら答え]
課題、だからね。
[言い添えるのにも妙な力が入ってしまう。
まあそういうことです]
はい。ありがとうございます。
ブリジット=セローと申します。
よろしくお願いします。
[差し出された手を軽く握って名乗り返しておきました。]
[周囲を見ることについて、ウェンデルとブリジットに助言され。しばし「うーん」と考え込む]
視点を変えてみるのと、感情を見る?
感情的な言葉の意味ってもなぁ…。
怒ったりしてるのが分かっても、何で怒ってるのかとかは分からないし。
[腕を組んだままぐりんと首を傾げた。肩の上で灰銀は、無理無理、と言いたげな様子で尾をゆらり]
継続は力なり、で続けるしか無いね。
何もやらないよりはマシだ。
[筋肉についてはそう言って拳をぐっと握り締めた]
ううん、なんでもない、です。
[ユリアンにはふるふると首を振って。
嫌っているわけじゃないのです。でもウェンデルの声には]
…どっちも?
[至極正直に答えました]
[ゆさゆさゆられたのもとてもいい心地と思ってるマテウスをがんばって起こそうとしつつ]
「それもユリアン殿のため思ってであろう」
[なんていった言葉はユリアンと空との言い合いに届いたかは知らないが]
「その通りだ…ゼルギウス殿。…ああ、起きないなら起きないでよいのだよ。逃げ道がなければ参加するしかなかろう?」
[なんてちょっぴり悪巧みな笑み]
──ばたばたばたばた。
祭事実行委員たちが、忙しく駆け出していく。
「はいはーい、申し込み終了時刻だよーっ!」
「各自、決められた結界内に移動開始してくださーい」
「『鬼』役に当たった人は、早めに申告よろしくーっ!」
「あ、委員会スタッフ及び嘱託委員は別に無理に申告しなくてもいいからねーっ!」
魔法も駆使して拡大された声が、風に乗って流れて行った。
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イレーネが何処に居るのかいまいちわからなくて声をかけそびれてるとか。
傍に居るのは間違いないはずだけどねー。
村の設定が変更されました。
「そうか。お気に召したなら幸い。」
[無邪気にいうライヒアルトに答え]
「いやいや。構わぬよ。主が起きる切欠にもなってくれたようであるしな」
[とベルティーナに答えながら主が起きないかなと揺さぶったりして]
[そして狼の動きが功を奏してマテウスももう一度やや覚醒。緩慢な動作と口調で]
お…きにゃ… ならん…の…か?
「主…主はこの人だかりをなんとも思わないのか…?」
……野菜… の………安 売 り…か?
「主ーーーーーーー!!??」
[狼は思わずくってりした。マテウスもくってり寝た]
……なるほど、そういう考え方もある、か。
[白狼の悪巧みな笑みに、似たような笑みを返し。
祭事実行委員たちの声が聞こえたなら、真紅を僅か、細める]
ああ、そろそろ時間、か。
さて、今年の祭はどうなるやら。
[大げさなため息混じりに言ってはいるが。
表情自体は、どことなく楽しげ]
ええ、お互い頑張りましょう。
…相手は攻撃に特化した魔法を持っている可能性が高いですから、無理はしない程度に。
[ブリジットにそう付け加えると、小さく笑んだ。
ライヒアルトの言葉には、目を瞬かせる]
…何で起こっているのか分からない…のは、ぱっと見で考えるからだ。
何かがなければ、怒りはしないんだから、その理由を考えてみると良い。
その言葉が出るまでに何があった、とかな。
[でも、分からない、とは思っていたのか、と]
これから先、筋肉がつく根拠はないが、やらねば付くものも付かない。
無鉄砲ながらも、やるしかない、な。
[小さく頷いて、少しだけ決心]
嘘じゃ、ないのよ?
ほら、応用力とかは実践が一番だし。
[いや本当に。ただそれだけじゃないのも本当ですよね]
ミリィさんも、参加するのね。
強敵がいっぱいだわ。
[実行委員の声が聞こえた。
とうとう始まるんだ、とまた深呼吸]
うっは、何か面白いなあの人。
[白狼の苦労も知らず、楽しげな様子で白狼の背で眠る人物を見やった]
『アタシはあの子の苦労が他人事に思えないわぁ…』
[灰銀は白狼に同情の眼差し]
両方か…それならしかたあるまい。
少し距離を取るしかなかろう。
[イレーネに至極真顔で答える。
しかし、その噂の本人が反応したところを見ると…?]
[ふと、委員の声…魔法によって流された声に、顔を上げて]
…そろそろ、か。
ええ、お手柔らかに。
[舞い上がるブリジットに、軽く会釈をして]
むぅ、含みのある言い方だな
[イレーネの返答に少々釈然とせず、口を尖らす]
「……ご主人、自覚なく迷惑かけますからね。周りに」
…………そんなに焼き鳥になりたいのか、お前は
[首根っこつかんでる空に低い声で脅しをかける]
あら、開始、ね。それじゃま、怪我しないようにがんばりましょう。イレーネ、ブリジット。
[但し、約二名には本気の殺気を突きつけつつ……(幼馴染と空飛ぶ火の鳥)]
何があったかは当人に聞いた方が早くねぇ?
[至極尤もな返答をウェンデルにするも、それが問題であると言うのは気付いていないようだ。その結果がさっきのミリィとのやり取りだったりもする]
[結界に向かう、各人の様子を見。
ふ、と口元に笑みを掠めさせる]
……どこがどうなるにせよ。
退屈はしなくて、すみそう……か?
[呟きに、水晶龍が呆れたように尾を振った事に、果たして誰か気づいたか]
[移動しながら、顎に手をやりつつ]
しかし…なかなか物が作れるだけでは対抗しきれない人がほとんど、だな。
[ふむ、と考える様子は、辛そうではなく、どこか楽しげで。
しかし、ライヒアルトの言葉を聞けば、瞼が軽く閉じて]
何があったか話してくれるなら、それで良いがな。
[くってり項垂れるレーグと、くってり寝るマテウスを交互に見やり]
……なんだったら、尻に火をつけてやろうか
もちろん物理的な意味で
[にやりと笑って言うその言葉は、真剣なのやら冗談なのやら]
[マテウスの寝ぼけ声には、きょとんとしてからクスッと笑い。
それで緊張が少し解けたらしい]
うん、よろしくお願いします。
――小さき精霊、少しの間見えなくしてね。
[ブリジットやウェンデル、ミリィなどに頷いて。
精霊語で呼びかけると、フッとその姿が消えた。
とはいえ足音も立つし柔らかい場所には足跡も残るのだけれど。
パタパタとその場を離れてゆく]
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