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呼び寄せたのは果たして何か。
その意を誰一人知る由もないまま、人々は集い始める。
1人目、自衛団長 ギュンター がやってきました。
自衛団長 ギュンターは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
召集をかけたものの、まだ集まってはおらぬか……。
とはいえ、どこまで真実かもわからぬ噂、焦る事もなかろうて。 全員集まるまで、ゆっくり待つとするかの。
【RP】
[そこは、患者たちが眠る古城。
悪夢の病気、身体が石化し死すというメデューサ病に侵された中でも
ほんの一握りの、選ばれたものたちだけが眠る場所だ……。
城の中、まるでイベントホールのように大きな空間の中、
壁に埋め込まれるようにしてカプセル型……冷凍睡眠装置が並べられている。]
[ ドォォォン
ふとどこかで音が鳴った。
しかし、何の音か、患者たちには届くわけもなく……。
やがて、地響きなのか咆哮なのか、その音が鳴り止み、
カッチコッチと響くのは、蒼い文字盤の大きな壁掛け時計……。
この装置で眠ってから、
どのくらいの時間がたったのか、彼らが知ることはない。
そのコールドスリープ≠フ中では時間も、コールド 凍り付いていく……]
[ RRRRR RRRRR RRRRR
いや、ふと、何かのアラーム音。
それとともに、いくつかの装置だけが、白い煙をあげて、
カチリ
ロックが外れる……。]
[目覚めた患者たちはまずは事態に呆然とするだろう。
ただ、その混乱と現実の波長がシンクロしたとき、
新たに覚醒し、装置を出る。
そして、気づくだろう。
一部の装置が開いている以外は、
すべての装置に赤いランプ。
中にいる人物たちが、冷たい塊になっていることを。
悲鳴をあげるもの、自身を喪失するものもいるかもしれない。
ただ、中には、長いときを経たようなつたの這った壁の一箇所が、不自然に剥がれているのを見つけるものもいるだろう。]
[そこにはドアがあり、開けると、通路が続いている。
そう、微かな記憶が蘇るかもしれない。たどり着いた先、大きな広間。
そう、思い出す。思い出すはずだ。
そこに君たちは集められた。
身に着けてるものは水色の何の飾りもない寝間着。
そして、首に病気の症状レベルを表すバンド・・・・・・。
とりあえず、何をしていいかわからない君たちはまず、その部屋を探ることだろう。]
【★現在の移動可能地:冷凍睡眠装置安置所、大広間】
●業務連絡●
【冷凍睡眠装置から起きたら、首のバンドを確認します。
→actにて[[ 1d20]]ダイスを振って初期症状レベルを決定してください。パーセンテージについての詳細はまとめサイト参照。よくわからない場合はメモで訊ねると誰かが答えてくれると思います。】
【症状レベルとパーセンテージは必ずメモに記載してください。】
メモ用テンプレ
■1.名前
■2.細かいキャラ設定
■3.症状及びパーセンテージ
■4.回復したか否か(一日目以降)
■5.接続状態:
■6.キャラ現在地:
2人目、銀髪 ゼルギウス がやってきました。
銀髪 ゼルギウスは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
★業務連絡★
火狐さんをブラウザで使ったところ、肩書きに自分のIDがオートで入っていました。
入村される方は一発中バレになりますので、お気をつけください。
銀髪 ゼルギウスが村を出て行きました。
2人目、星詠 ノーラ がやってきました。
星詠 ノーラは、共有者 を希望しました(他の人には見えません)。
(―――…ノーラ
どうか、あなただけでも…―――)
[冷え切った棺の中で見る長き夢。
数多の星が流れ月が謳う闇夜。
星の瞬きは感じれども見えない。
彼女が目覚めるのはそう長くない未来。
身体を蝕む病魔は―――]
3人目、清掃員 ゲルダ がやってきました。
清掃員 ゲルダは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
4人目、植物学者 ライヒアルト がやってきました。
植物学者 ライヒアルトは、狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
[──夢をみていた]
[まだ、全てが当たり前だった頃]
[交わした『約束』]
[手を伸ばして、掴もうとして、それから……──]
5人目、令嬢 ブリジット がやってきました。
令嬢 ブリジットは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
6人目、医大生 エーリッヒ がやってきました。
医大生 エーリッヒは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[背中には、真っ白な翼。
羽ばたかせて、どこまでも蒼い空を渡る。
青年は、自分は自由なのだと思った。
その次の瞬間―――]
……うわぁぁぁっ
[まるで蝋で固めた翼のよう。
溶け千切れ視界に舞う羽。落ちる身体。零れる悲鳴。]
……?
…………なんだ?
[気だるげに開いた天鵞絨色の瞳が映すのはぼやけたあか。
それが疎ましく思えて、振り払うよに手を伸ばす。
しかし、あかいろは消えず。
ゆっくりと起き上がり、ぼんやりと周囲を見回して]
……ここ……は?
俺は…………。
[混濁した記憶。
天鵞絨色の瞳を数度瞬かせ、もう一度周囲を見回す。
ピースの欠けたパズルのような、頭の中。
それを、一度崩すかのように、数度、頭を振った]
/*
今晩は。一ヶ月のブランク明けの蜜蝋(mitsurou)です。
ものすごく愉しみにして構えてました!
よろしくお願いします(*ノノ)
……しょっぱなから出目が高くて吹いた。
7人目、シスター ナターリエ がやってきました。
シスター ナターリエは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[──…‥ 音が、聞こえた気がした。ピクリ、と指先が動く。
動いた手を顔の前へ。最初は合わなかった視点が合い、手が見えた。]
あ。
[漏れた少し掠れた声。誰の声。]
あたし、の。
[手を伸ばし、触れた物を押し上げる。いとも容易く開き、視界が開ける。見慣れぬ天井。否、確かに記憶にある。]
生き延びれたのね。
[細い息、細い声。身を起こす。そして、眠りにつく前に習慣だった、首のバンドの数値の確認をした。]
ん……。
[首に感じる違和感。
手を触れたそれ、見える『数値』]
俺、は。
……そう、か。
[ゆっくり、ゆっくり、蘇る記憶。
不意の体調不良、検査、宣告──そして、抽選とその結果]
[起き上がる刹那。
ぐらり と視界が揺れる。回る。
少女は細い手指で顔を覆う。小さな息。]
――…は、…
[――音。遠い音が聞こえる。
かちりかちり 時を刻む音。
無遠慮に刻み続ける音。
顔を上げる。亜麻色の髪がさらりと落ちた。
長い睫毛を震わせて、手指の隙間から
その光景を、 見た。]
8人目、消防士 ダーヴィッド がやってきました。
消防士 ダーヴィッドは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
[脳裏に映るのは、黒い煙に侵されていく青い空。
伸ばした手の先、求める鮮明な青。
カチリ
その時、何か音がして……
すべてが瞬時に消えた。]
/*
うん、多少無理して動いても大丈夫なのは身体能力が元々高いからいうことにしておこう。
しかし、本当に自分、ランダム神にからかわれるなぁ。
…鳥、かしら?
[何処からか響く音。目を開ける。
硬質なアクリルの殻。まだ体温の戻らぬ掌を、ひたりとつけた。]
じゃ、ここは……たまごの、中?
[生まれる前の雛のように、殻の外をフシギそうに見上げて、
そっと、蓋を押し開けてみる。
]
それにしても、これ……は……。
[目に入るのは、あかの瞬き。
気だるい身体を引きずるように起き出して、隣の装置を覗き込む]
………………。
……なんの。
冗談だ。
[抑揚のない声が小さく呟く。
赤のアラートが彩る、無機質なしろ。
それが意味するものは、説明を求めるまでもなく、知れて。
故に、説明がほしかった]
うっ……。
[アラーム音が、コールドスリープから目覚めた頭に響く。]
成長期は、随分昔に終わったはずなんだけど。
[成長期には、足を引っ張られるような感覚で度々起きていた。
そう寝起きの霞かかった思考で、思い出す過去。]
イカロス……かな。
[酷く鮮明に覚えている夢。
その内容に、小さく呟いて、
長い眠りの為か凝り固まった首に手を当てる。
――そこにある感触に眉を顰めた。]
9人目、研究員 ハインリヒ がやってきました。
研究員 ハインリヒは、狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
…… …なに これ
[囁きと吐息の合間のような声。眉を顰めた。
ゆっくりと、眸に光が宿る。“夢”の焉わり。]
何事なの…?
……Errorだなんて、…――
[花が咲くように、赤いランプが点滅する。
秒針は知らん顔で時を無遠慮に刻む。
頬から顎先、咽喉元へと滑らせた手。
頚に巻かれた黒い首輪に触れると、僅かに表情を強張らせた。]
10人目、盲目 ベアトリーチェ がやってきました。
盲目 ベアトリーチェは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[トクトクトク。規則正しい音がする。長い時間この音を少女は聞いていた。それがどれくらいの時間であったのか、かぞえるのも忘れ、深く深く眠っていた。
その音が、大きくなって、目を覚ます]
……何の、音?
[腕を先に伸ばす。かつん、と爪の音が響いた]
ああ。
目が覚めたのね、私。
こほん。
[小さく咳払いをして、冷凍睡眠装置から抜け出す。辺りを見回すと、いくつかの開いた装置と、赤いランプが点滅する開いていない装置と、未だ沈黙を守る装置が目に入った。]
目覚めたという事は、治療法が見つかったはず。でも。
[眉をしかめる。蒼い目が映す景色は廃墟のよう。]
責任者はどこ。
[声を張り上げて踏み出した足がよろけたのは、病気故か、久しぶりに歩くせいで歩き方を忘れている為か。叫び声をあげかけた口を自分の手で押さえ、前のめりに倒れ込んだ。]
……とりあえず、これは違うが。
あいつらも、確か、いるはず……。
[零れ落ちるのは、掠れた呟き。
昔馴染みや、仕事上付き合いのあった者。
その内の幾人かも、ここにいた、と記憶していた。
そんな事を考えながら、ぐるりと周囲を見回す]
……俺だけ、というわけでは。
ないようだな。
[他にも開く蓋を見て、ぽつりと呟く。
声にはほんの少しだけ、安堵したような響き]
11人目、写眞家 アーベル がやってきました。
写眞家 アーベルは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
/*
また、死んだ恋人がいる設定ですか。
…………幻夢では初めてだもん、初参加だから。
でも、中バレ要素、だね。
……うん。
今日、何日だっけ?
[手首を見る。]
あれ、無いや…腕時計。
いつもしてたはずなのに。
[血色の悪い肌を不思議そうに撫ぜ、ついでに着ていたものにも気がつく。
普段着るはずのない、水色のゆったりした服。]
なにこれ…まるで入院患…
…あ。
[ようやく思い出した。
計測機器の首輪に手を触れて、夢じゃないことを確認する。]
[辺りを見回すと、いくつかの装置があいていて。]
おはよう。
…起こされたって事は、もうクスリ出来たの?
[話しかけながら寝台を降りる。
感覚の戻りきっていない足はうまく力が入らなくて、ぺたりと床に座り込んだ。]
[ゆっくりと、立ち上がる。慎重に。
足が歩くことを忘れている。
手先がまだ冷たい。]
――… これは、…何の冗談?
[咽喉が、声を思い出す。
確かめるように立ち上がり、
足を踏み出した。取り巻くは――いばら]
…… ――
[カプセルを支えにしながら、
倒れる様子は見せない。注意深く観察をするように
辺りを見回し、開かぬまま赤を燈すひとつへ、
視線を向けた。]
[突如遮られた眠りにむず痒げに眉を寄せると、
首に感じる違和感に手を伸ばして緩く引っ掻く。]
[そして気付く、これがいつもの目覚めとは違うことに。]
[響き渡るアラームが、聴き慣れた目覚ましとは違うことに。]
………ん……
[時間をかけて紺青の瞳が開かれると映し出された見慣れぬ天井、
覚醒したばかりの眸は、記憶を辿る。]
[何か。][何が。][何で。]
…んもぅ、まだ寝ぼけてるみたい。
[ぺしぺしとふくらはぎを叩いて、隣の装置を支えに立ち上がる。
点灯している赤いランプ。半開きの蓋。
どんな人が居るのか、と覗き込んで。]
…っ。
[息を呑む。苦悶の表情を浮かべた石膏の彫像。
否、それは…病に冒されたものの成れの果て。]
やっ、
いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
[思わず悲鳴を上げてあとずさった。]
[青灰簾石]
[アクリルなのかよくわからない、透明のケージカバーの向こう]
[瞬く]
何。
[何が起きたのかわからない]
[冷たい機械の中]
[膝を抱えていた手を持ち上げた]
[瞬く]
[開いた?]
[押し上げて、体を起こした]
[───頭が、痛い]
[うたかたのように浮かぶ、眠る直前の記憶。]
…" "…。
[確かに口にした言葉、唇がそれを形作ると]
[また悲鳴が聞こえ、今度は身を起こした。]
[続々と起き出す気配を感じながら、さて、どうするか、との思案に耽っていたものの。
唐突な悲鳴>>29は、その思索を半ば強引に断ち切った]
……やはり、俺の錯覚ではなかったか。
[今更のよな呟き。
かすみがちな視界の見せた錯覚か、という甘い思考が砕かれる]
……落ち着け。
大声を上げれば、それだけ、消耗するだろ。
起き抜けで、負担をかけるな。
…なんで、なんで?
どういうこと…???
[床には淡く塵が積もっていた。
まるで、暫らく手入れのされていないような状態に思える。]
ね、お医者様は? 看護士さんたちは…?
[おろおろと辺りを見回す。
冷凍睡眠装置から目覚める人々に不安そうに問う。]
[少女の視界は闇。その目に光を映すことはない。病ではなく先天性のもので、光のない世界が当たり前だった]
確か、そう。病にかかってここに居たの。
あれからどれくらいの時間が経ったんだろう?
[突いた手を押すと、それは開いた。身体を起こして耳を澄ます。その目が開くことはない。
縁に手をかけて指で辿った場所に、自身の名前が刻まれていた。
Beatrice=Grey(ベアトリーチェ・グレイ)の文字。簡素な水色の服と不釣合いな首輪には02の数字があった]
[バンドに刻まれた数値を確かめる。]
Lv.3まで、もう少し、か。
[成長期に節々の痛みに悩まされたことだけはある、
長い四肢をぐっと伸ばした。
長い眠りの為だけでない、ずしりとした重さを腕に感じながら、
押しあける装置の扉。]
……これは。
[身を起こしたことで、広がる視界。
周囲の様子を確かめ、緑の眸を瞬いた。
あわてて装置から降りるのは、女性の悲鳴が聞こえたから。
降り立った、足に感じるのも砂のような重さ。]
…なぁにが、起きてる?
[それは悲鳴へ向けての言葉だったのか、
眸と同じ色の髪を緩く掻きながら、欠伸交じりの第一声。
覚醒したての紺青はまだ視点が定まりきらない。]
[だって、眠る前の記憶が確かならば。
そしてこれが夢ではないのならば。
本来なら聞こえてくるのは――歓声の筈なのだ。]
[口を押さえていたので、受け身を取れなくて。>>32声が聞こえた時には傾いだ右半身を強かに打ちつけていた。]
い……っ。
[誰かが叫び声を上げて注意を引きつけてくれたから、転んだ事に気づいた人が少ないかもしれないと期待しながら、倒れたまま、痛みが引くのを待った。]
砕けてる……?
[隣のカプセルへ、視線を向ける。]
…!!
[息を飲む。
其処に「ある」のはもはや人ではない。
口を手で覆って、辛うじて声は無く。
ただ、一歩だけ後ろへと退いた。
頚に巻かれた装置がやけに冷たく感じた。]
[押し上げる]
[結果的には、肩を使った]
[僅かだけど───関節が、軋みをあげている]
───どう、した。
[掠れた声]
[掻き消される]
[白い残骸。砂礫。砕けた]
[青灰]
[瞬く]
どう───なってる。
[この、悲鳴と結果の示す意味は]
なにが、ね。
その答えを的確に出せるものが、ここにいるとは、俺には思えんが。
[欠伸まじりの声>>38に、淡々とこんな言葉を返す]
……恐らく、アラートを出しているものは。
期待、できんだろ。
[諭した理由の何割かは、騒がれるのが苦手だから、というものもあったのだが、それは当人のみが知るところ。
ダメに、という言葉>>41に遠回しの同意をしながら、小さく息を吐いた]
……大丈夫ですか?
[かけた言葉は悲鳴を上げた女性にか、
倒れている女性にか。
コールドスリープの影響か、霞みかかった思考の所為で、
そこに起きている人々が知り合いだったとしても、
まだ思い出せないまま。]
起きれますか?
[叫んでいた女性が、誰かの言葉で落ち着いたのをみて、
倒れている女性に近づき手を差し出した。]
…… どういうことなの?
[震える手、握り締めて押さえつけるよう。
あちらこちらからぽつりぽつりと声がする。]
……、 居ない…
[誰が とは口にしないまま呟き。]
…ミスター・ハインリヒ
貴方も 起きましたの。
[何処か間延びしたような声に聞き覚え。
いつだったかの対面ぶりか。声を掛けた。]
[差し出された手>>44、病気故普段は血色が良くはない顔色が赤くなり、きゅっと唇を噛み、右手を庇いながら自分で身をおこした。]
……大丈夫。ありがとう。
[そう言って頷いた。]
/*
すりあわせなし。よしよし。
楽しみだわ。
・救いの手は振り払う
・同情の眼は睨みつける
・自分の足で歩こうとする
・雁字搦め
高飛車ですし、こうですね。
/*
あ。移動できる場所少ないから、自動的に多角会話に。
……いい加減、慣れるべき、か?
ダミー込み17人村……多弁、多し
生き残れるか、私!?
[返された暢気な笑み>>47に、何となく気が抜けるような、そんな心地を味わいつつ]
……ま、そう予測している以上、ここでぼーっとしていても、というのもあるわけだが。
[は、とため息混じりに呟く。
気だるさと、頭痛。
眠る前と変わらぬものは、目覚めの鈍さとも相まって、思考をいつになく鈍らせる]
……しかし、これだけ派手な事になっているのに、誰も来ないというのは、腑に落ちんな。
何かしら、トラブルがあった、と考えるのが、妥当……なの、か?
───。
[手が、探る]
[ない───すっかり忘れてた]
[溜息]
[箱舟のようなそれから、床へと足を延ばす。
自分と同じように起きている幾つかの意識を余所に]
[足の裏に、痛み]
[ゆっくりとした動作で摘みあげる]
───ッ
[ほんの少しの力も入れていない]
[砕けて、落ちる]
[高く砕ける音]
[生まれたばかりの赤ん坊の手のような形をしていた]
[床には、断末の悲鳴に似た白い破片の放射]
わたくしめのことならば、どうぞ"ツヴァイ"とお呼びくださいと。
そう告げて…ありゃ、告げてなかったか…?
[かりかりと、目尻を掻いて記憶を辿るも永い眠りの後、
小さな会話まではまだ思い出せそうになかった。
けれども、向けた視線の先に居たのは眠る前から知る姿。]
おはようございます、ブリジットお嬢さん。
あまりよろしくない目覚めです、が。
12人目、学生 リディ がやってきました。
学生 リディは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[──夢。夢を見ていた。]
[否。それは夢というよりは想起。]
[記憶に録画された過去の出来事の再生。]
[私は小さい時から何でも出来た。
勉強も出来た。運動も出来た。
──そして、人の考えを読み取ることにも長けていた。
親が私に過剰で利己的な期待を掛けている事も。
周りの大人が私を奇異な目で見ていることも。
片手で数えられる位の時に気付いてしまった。]
[だからだろう。私が人を正視しようとしない。
汚いものをまじまじと見る趣味は私にはないのだから。]
[陶器の割れるような音。
振り向いて、飛び散った破片に息を呑む。]
…ゃ、そんな……
おかしいよ!絶対おかしいよ!
ちゃんと様子見にくる人がいたら、こんなのほっとかないもの!
……――相変わらずね、貴方。
私はツヴァイという響きより
ハインリヒと謂う響きのほうが好きなの。
そう謂ったはずだわ。
ええ、…最悪の目覚め。
――御機嫌よう?
[それはハインリヒに向けて。
あえての、眠りに着く前と同じ挨拶。
意識が急速にはっきりしていくけれど、
身体は砂のように重いまま。
冷凍睡眠の影響か、それとも病魔の。]
[errorと表示された、赤いランプが点滅する装置の中が目に入り、目を閉じて首を振った。蒼い目が閉じられると、キツい顔が少し優しい印象になるね、と、言ってくれたのは誰だったか。
今がいつか、問う声に目を開けて周囲を見回す。生い茂るいばら。]
一日二日ではなさそう。
[呟いて。
苦笑とともにかけられた声>>49に目を閉じて頷いた。]
重々、承知してる。
[浮かび、消える、仮説。
一つの論から発展したそれが横道にそれて暴走するのはいつもの事。
その繰り返しを破ったのは、響いた甲高い音>>51]
……やれ、騒がしい、な。
[呟いて、振り返った先。
そこにある姿には、覚えがあるようにも思えて。
中々霞の消えない視界に苛立つよに、数度*瞬いた*]
[装置の中の石化した姿に、かつての恋人の姿を重ね、やがてはそうなるだろう自分を重ねた。]
……厭だ。あたしは、死ねない。………の分まで生きなきゃ。
[そう言って*追憶に浸った*]
───。
[若い女の声]
───でも、いない。
[掠れた声]
[青灰簾石。瞬く青]
誰も、来ない。
[喉が呟く]
[誰も言わないけれど]
[それが答えだ]
[幾つかのやり取り]
[見知った者同士もあるのか]
[白い粉が残った指先を見る]
[瞑目]
[カプセルの中にあるはずのものを手探りで探す。指に当たる懐かしい感触に、口元だけ笑みを作った]
あった。
それで。どうやらお薬が出来たわけじゃないみたい。
それに、ここは嫌なにおいがする。――石の匂い。
[右手に拾い上げた杖を持って、カプセルから外へと]
眠った時と、空気だって違うのね。
話し声がするってことは、私の他にも起きた人がいるんってこと。
……でも、嬉しそうな声じゃない。やっぱり……。
[それでも、汚いものに囲まれた生活に耐え切れなかったのだろう。
両手で数えられる位の歳で私は家を出た。]
[当初はぎゃあぎゃあとわけのわからない言葉で鳴いていた親も、私が自立した生活をしていることを誇りにしているのか今では殆ど何も言ってこない。
ちなみに親の顔など、既に忘却の彼方だ。思い出す気も無い。]
[だが、外へ出てもあの地獄とはマシとはいえ、やはり汚いものも見えてしまう。
それから目を背けるためもあって、私は勉学に没頭していく。
……それが、さらに自身の孤独を深めることは百も承知だった。]
[騒がしい]
[砕けた悲鳴に返ってきた声]
[聞いたことがあるような、ないような]
[でも、覚えがある]
[記憶の破片]
[何処だったか、大きなガーデンで]
俺の、じゃ、ない。
[大丈夫かともう一つの声]
[頷いた]
[自分の体が砕けて落ちたわけではない]
[両の手をゆっくり持ち上げる]
[まるで投降しているみたいに]
[握った手をいたわるように擦って、辺りを見回す。]
そうだね、通信手段。
内線とか…無かったかな?
[辺りを見回して、壁に据え付けてある電話機に気がつく。]
あれ、使えそう?
[指を指して聞いてみる。]
[そうして、両手一回りと何本かの指を折る位の時には、私は大学の研究室にいた。]
[そこにいた教授は、まあ幾分かマシな類だった。
偏見も持たず、出来る出来ないでばっさりと斬る彼には幾分か共感が持てたこともあり、卒業後もここに残って研究に没頭するのもいいかなと思っていた頃。
──私はメデューサに感染した。]
[他のカプセルを見ることもなく、声のするほうへと歩く]
人が、たくさんいる。
だれ? 同じように眠ってた人たち?
ねぇ。誰か応えて。
どうして目が覚めたのかしら。
[赤いランプが目に入るはずもなく、アラーム音だけが耳に入る。
起きたばかりの体は、少し歩くだけで足が痛んだ。休憩とばかりにカプセルの一つに腰掛ける。
ついた場所に、ぽろぽろと崩れ落ちる乾いた小石。
―― 人であったもの]
と、思ったら大丈夫なようです?
[自分の身体ではないと示した青年に、
ほっと安堵の表情を向けた。]
電話ですか、使えますかね。
試してみてくださいますか?
僕はあちらを覗いてみます。
[冷えた手には感覚があまりなくて。
視線を移した時、さすってくれていたのが分かり、
少し眸を丸めた後、細めた。
そして緩慢な動きで大広間の方へと身体を向けた。]
[そのことを何処で聞き付けたのかは知らないが、顔も覚えていない親は私をここへ入れようとし、実際どういうコネを使ったのか、私はここに入ることになっていた。]
[私個人としては、それほど生に執着するつもりはなかったのだが、メデューサを直せるという未来の医術に興味が無いでもなかったため、その思惑に乗っかってやることにした。]
[そうして。私は未来に思いを馳せ、冷凍睡眠に入る。
──そう。夢見ることの無い睡眠に入った筈なのだ。]
───今の、ところは。
[確認する女の声]
[頷く]
[大丈夫なのだと、思う]
[目を覚まして]
[何から目を覚ませって?]
起きてる、よ。
[手を握って、開いて、ゆっくりだけど動く]
[金の髪の青年にも状態を示すために]
大丈夫だ。
[ぐるりと見渡す]
[小さな子どもと、女性と]
[そう、だ]
[見覚えがある]
[青い花の人]
[大広間に身体を向けたことで、視界に入ったのは亜麻色の髪。]
嗚呼、ブリジットさん……だったかな?
[自信なさそうに呟いて。
自信がないだけに、自分からは今は声をかけることはせず。]
お嬢さんも、おはようかな。
……ごめんね、僕もなぜだか分からないんだ。
[そしてハインリヒに重ねるように、視界に入った少女に声をかけた。
言葉が重なったことで、謝罪するようにハインリヒに視線を合わせる。]
……ツヴァイさん。
[それは先程男自身が零していた名。
けれど、口にすると思うより、言い馴染んだ感じがした。]
[受話器を耳にあて、ボタンを押す。
ほどなく浮かぶ表情は落胆。]
ダメ、みたい。
繋がらないよ、うんともすんともにゃーとも言わない。
どっか壊れてるのかな…。
[>>77恐らく自分に向けられたものだろうと解釈して、足をぶらぶらとさせた]
余りいいとは、言えないみたい。
おじさんも知らないんだ。そう。
でも、このアラームがなってる理由はわかるんじゃない?
ドアの向こうから鳴ってるのか、部屋に鳴り響いてるのか位はわかるけど。
でも、いい知らせの音ではなさそう。
結局おじさんも、知らないのね。
それと、私にはベアトリーチェという名前があるの。お嬢さん、じゃないわ。
…………ん。
[短い唸り声を上げ、私はゆっくりと目を開ける。
細く開いた目から見えるのはカプセルの蓋。それは薄っすらと隙間を開いており。]
…………。
[しばし、その近い天蓋をじぃと見ていたが、]
「ガォンッ!!」
[その縁を思い切り蹴り上げ、勢いよく開ける。]
13人目、教員 オトフリート がやってきました。
教員 オトフリートは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[………遠くで、重低音が響いていた。
はじめは、静かにざわざわと。まるで、どこかに不安を隠すように。
徐々にその音は大きく、賑やかにゆっくりと意識が眠りの水底から浮上していく]
…… ン ぅ
[カチリ]
[小さな音に眉をしかめると、鼻からそんな息が漏れた。
ゆっくりと、目を開く。まるで目の前を鈍い色の虹が舞い踊るかのように横切って。
何かを探すように右手で枕元をさぐりながら、ぱちぱちと、瞬きを繰り返す。
やがて諦念の色を浮かべて、こめかみを押さえながら上半身を起こそうとして]
………だっ
[冷凍睡眠装置の中、ごつんと鈍い音がした]
…きゃっ!
[いきなり傍らの蓋が弾け飛んだので、思わず声を上げて飛びのいた。]
だ、大丈夫?
あんまり無茶すると…ひび割れたりするよ?
[中に居た少女に恐る恐る声を掛ける。]
[軽く頭を振りながら、ゆったりと体を起こす。]
……あー、目覚めとしては最悪な部類だな。
[不機嫌そうにそう呟きながら、辺りを見回すと、既に起きている人物がちらりほらり。]
よう、おはよう……っつう気軽な状況じゃ何となくだがなさようだな。
[彼らの顔色を見て、スッと目を細める。]
おやま。にゃーとも言わないのですか。
それは、早くあちらを確認して……
[背後に内線を確かめた女性の応えを聞いて、
「とりあえず急いで確かめた方がいいだろう」
そう想いを馳せた刹那]
…――っ!?
[勢いよく開かれた扉の音に、目を瞬かせた。]
……げ、元気なお嬢さんもいるんですね。
おはよう? そっか、目が覚めたのだもの。おはようの挨拶になるのね。
お兄さん? おじさん? どちらかわからないけど、考えてみたらそうよね。みんな今起きたって感じで話してるから、知らなくて当然だわ。
[カプセルから降りると、又歩き始めた]
目が、覚めない人もいるのね。
カプセル、閉まってる。
[蓋の開いていないカプセルを指で辿りながら、片方の杖で先を確認する]
[見回すうちの幾人かは、仕事中に見かけたことがあるかもしれない。
慎重に取り扱うように言われた、ゴミ袋の薬品臭をなんとなく思い出した。]
[大きな音にびくっと肩を震わせる。誰かがカプセルを開けた音だと気づくと、ほっと息をついた]
もっと静かにあけてほしいな。言っても仕方ないことだけど。びっくりするから。
でも、眠ってる人を起こすにはちょうどいい音なのかな。
エーリッヒ?
[>>87聞こえた名前に誰のことだろうと首をかしげた]
[アラーム音に混じる]
[うるさい音]
[振り向く]
───楽しくは、ない。
[伝える]
[蹴り開けられたカバー]
[発症しているにしては]
[随分元気そうに見える]
俺は───
[年嵩の男の声]
[行かないとは、この状況、言いづらい]
[少し困ったように微笑むのは何に対してか。
ふっと覚醒したように、再度、視線をハインリヒに合わせる。]
さん付けするなって、いつも言われてた気がします。
では、僕はあちらを見てきますね。
[小さく会釈をするのも、癖だったろうか。
歩き始めたベアトリーチェと名乗った少女とすれ違う。]
エーリッヒは、僕のことだよ。
[すれ違いざま、少女の問いに答えるよう、
少し腰を落とし、視線を合わせる。]
[もうひとつ鈍い音]
───?
[ゆっくり足を進める]
[何かがカバーにぶつかる音のした装置の傍へ]
[また誰か起きたのだろうか]
[カバー越しに、ゆっくり、そっと覗きこむ]
ベアトリーチェさんは、そうか目が……。
周り、装置ばかりだから、気をつけてね?
[それは少女を知っているから出た言葉だったか、
それとも杖と合わぬ視線を見て気がついたことだったか。
まだ、ぼんやりとした脳裏では判別できぬまま。
かなうなら少女の頭を一度なでると、
医師見習いの青年の姿は大広間の方へ吸い込まれた**]
[私は傍らの少女(おそらく年上だろうが気にした様子はなし)にちらりと一瞥を向ける。
その怯えた様子にハンッと鼻を鳴らすと、]
大丈夫だよ、そんな柔な体してねぇから
しかし、異常事態ねぇ。やな予感がプンプンしやがるな。
[私は忌々しげにチッと舌を打つ。]
………あ
[小さくつぶやいて、ようやく瞳が焦点を結ぶ。
とりあえず、自分がいつものベッドにいないことを把握した]
……ああ。そういえば。
冷凍睡眠装置、でしたね、これは………
[天蓋の内側に刻まれた文字を読み、苦笑する。
目覚めてからしばしの時間がたって、ようやくじんわり脳が温かくなり、動き出していく]
ええと、どう開けるんでしたっけ、これ。
アナウンスはまだないのでしょうか。
[のんきなことをつぶやいていると、人影が覗き込んだ。
ぺこりと会釈して、しばし試行錯誤の後にゆっくり天蓋を開ける]
ええと、おはようございます。
[にっこり笑って挨拶してみた]
もしかしたら…
[見あげる丸いドーム状の天井。
天窓は割れて、いばらの蔓がのびてきていた。]
ものすごく長い間、眠っていたのかもしれないね。
見守る人が、居なくなっちゃうくらい。
[最悪に近い方の予想を、ポツリと口にした。]
お兄さんって声じゃないと思うけど……。ツヴァイさんって呼ぶなら問題ないね。
でも、エーリッヒさんは、お兄さんって感じがする。
そんな近くに来なくても聞けばわかるよ?
[>>94 近くまで降りてきた声にくすくすと笑いながら、大広間の方へと歩く。
撫でられた頭を擽ったそうに震わせて、エーリッヒの後を追うように大広間に足を*踏み入れた*]
/*
でーおーくーれーたー
まさか待機中に寝落ちるとは。
そして、プロローグの今日明日が殺人的に忙しい。
ここを乗り切ればなんとかなるんだけれども。
インフルエンザめ。
しかし、コンセプト的に、プロ初日でたくさんの人と絡めなければソロールまっしぐらなので頑張る。超頑張る。
[ケージの中で人が動いている]
[まるで飼われた動物みたいだ]
[蓋があいた]
[人だった]
───おはよう、ございます。
[頭を下げられた]
[どうしよう]
[とりあえず、つられたし下げておく]
[笑ってる顔]
[この人がどうして笑ってるのか、わからない]
[傍らの少女の漏らした言葉に私は一瞬彼女に視線を向け、天井を見上げる。]
……なるほど。その可能性は低くはないな。
だが、結論を出すには少し早いな。
もう少し、調べてみないと何とも言えねぇ。
[私はそう言うと、よっと立ち上がり]
……くそ、やっぱ体が重いな
[ぶつくさと不平を呟きながら下へと降りていく。]
…あれ、センセ?
[見覚えのある顔に、きょとんとして。
幼い弟が良く懐いてたのを思い出す。]
ごめん、センセ…トビー入れてあげられなかった。
わたしのかわりに、ってお願いしたんだけど、進行しちゃってるからダメだって。
あの子、もう…肩まで来てたから。
[思い出してしまって潤む目を、袖口で拭って涙を堪える。]
/*
自分の中身隠しは 全く気にしない方向で。
気にしちゃうとそっちにばかり気を取られてしまうことに
最近気付いてしまった。よくない。
[相手が自分をどう見ているか、想像もしなかった。
ただ、相手の表情に目が覚めた喜びや、治る幸福感があまり見えないのに首を傾げる]
――― ?
あれ、どうしました? スタッフの方、ではないですよね。
[まず見るのは、彼の服装や首輪。
認めた途端に何だか首元がくすぐったくなって
自分のそれに右手で触れる]
[そうして、次に見るのは周囲の様子。
荒廃して、人がまばらで、
寝る前の雑多でこぎれいな様子とは全く違う]
………ええと。あれ、これ………。
何か、トラブルでもあったのでしょうか。
[周囲に小さな女の子の姿が見えたから、少し声を潜めて聞いた]
───。
[ああ、やはり]
[少しだけ目を細めた]
[首を横に振った]
[自分の首輪を軽く引っ張る]
同類。
[自分も、同じ]
[石になって死ぬ定めの存在]
[小さな少女に尋ねる姿を見る]
[瞑目]
[そんな時、何だか聞き覚えのある声が右手から聞こえた。
そちらを振り向くと、少し視線を彷徨わせ、首を振ってから知り合いの姿を認めた]
ああ、シグナスさん。おはようございます。
こちらにいらしてたんですね。
[笑みが深くなったのは、一瞬。
次の瞬間、教え子の情報を聞いて表情がそのまま凍る]
………そう、ですか……
[何か言おうと口を開くが、そのたびに言葉に詰まった。
瞼の裏に少年の笑顔が浮かび、鼓膜に笑い声の残滓が蘇る]
……あれから、きっとすぐに特効薬が見つかってますよ。
そのうちに、大人になったトビーが迎えに来てくれるかもしれません
[結局、舌にのせた言の葉は、自分でも空虚だと思う。
ただ、元気付けるようにぎこちない笑顔を作る。
涙を拭くハンカチを探したが、それはどこにもなかった]
14人目、娼妓 カルメン がやってきました。
娼妓 カルメンは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
/*
うにゃ、どうしよう。
少女に尋ねたんじゃなくて、少女の姿が見えたから、彼女に万一きがつかれないよう声を抑えたのだけれど。
うん、ロールをもうちょっと親切に書きましょう。
…うん、そうだといいね。
[教師の優しい声に頷いて、自分の眠っていた冷凍睡眠装置の縁に腰掛ける。
冷たいカプセルはまるで柩のようだった。*]
[深さも長さも解らない空白に
優しく堕ちたのは幾つかの、音]
っ、か
[忘れかけていた空気が、喉の奥を刺激する]
ごほっ!
ごほっ!!
[睡眠装置の中、咳き込む音が反響する]
[ゆっくり立ち上がりながら、こめかみを抑えた。
体はそう重くはないが、かすかに眩暈がする]
………同類……
[青年のしぐさに、彼とゲルダの数値に目をやった。
マナー違反に思えて、すぐに目を逸らす]
[庇護すべき少女たちに聞かれないよう声を抑えた問いに、
帰ってきたのは静かな瞑目。
それが全ての答えに思えて、ため息をつく]
………世の中、やはり上手くはいかないものですね
[確認するように、この室内と自分の左隣の装置を見る]
…………。
[はっきりと思い出せる。
今は赤いランプがともるそれは、元気な高校生位の少年の装置だった]
[未来人の彼女を作るのだと、はにかみながら言っていた]
[しばし瞳を閉じて、こみ上げてくる感情の大きなうねりを抑え込もうと自分の身を抱えた**]
[もう一つのケージ]
[誰かが目覚めた、音がする]
[少し視線をそらし、そして戻す]
でも、よかったね。
[せき込みの聞こえるほうに足を向け]
[センセ、と呼ばれた人物を振り返る]
───まだ、人だよ。
[眠ったまま死んでいったものが]
[その名残が]
[たくさん、たくさん、ある]
[こつん]
[緩慢な動き]
[咳込みの聞こえるケージの蓋を叩く]
[大丈夫、だろうか]
/*
●症状Lv.1(数値:0%)
バンドをつけてもつけなくても、自覚症状としては何も変わらない。
●症状Lv.2(数値:1〜20%)
1〜5 大脳全体の機能の鈍化
自覚症状なし。ただ、体が重く、肩や腰、背中の凝りを感じる。注意力が散漫になり、聞きなおしや見直しが多くなる。
6〜10 大脳新皮質機能低下開始
脳の血流が悪くなるので、記憶力・思考力が低下開始。
無意識にそれをカバーするため、思考を独り言にのせることが多くなる。頭痛やめまいを感じる。左脳頭頂葉(感覚野)から徐々に石化・鈍化が開始される。右側の空間認知が悪くなる。
ex)
いつの間にか歩いているうちに左側によってしまう。右側を通られたり、右側で起きる事象に対して鈍い。右側の空間に対して見落としが多い。右半分だけ残したり。右側においてあるものに躓きやすい。
11〜15 頭頂葉から前頭葉、側頭葉に機能の低下が広がる。
頭痛やめまいが恒常化する。左脳の運動野が徐々に犯され、右半身の動きが鈍くなる。かと思えば、チックのように右半身が無意識に動く。言葉にはどもりやいい間違い、文法違いが増えてくる。いらいらが抑制できなくなる。
誤飲が増える。
16〜20 後頭葉、記憶中枢に機能低下が見られ、辺縁系にも影響が。
怒りや欲求がコントロールから外れることが多くなる。痛覚や皮膚感覚が完全に死ぬ。相貌失認が起こる。聴覚で判断している状態。視覚性失語症発症。ものが二重に見える。
●症状Lv.3(数値:21〜30%)
この境界を越えるとき、脳梗塞もどきが発症。飴もらえば治る。ということにする。理屈は後で考える。一人で倒れないことだけを意識に入れておく。動けなくなるから。
LV3になった段階で、いつ死んでもOK状態。
合併症で死亡→全身石化が理想。
外見に、一気に症状があらわれる。
右半身の色が変わり、特に顔や手足はまだらになる。
20代後半になると、完全に右半身麻痺。失語症や記憶障害もひどくなる。言葉にならないのに、顔をしかめて怒鳴ったり殴ったりばかり。理性が消失し、本能がむき出しになる。疲れてるときは、誰か仲のいい成人男性の手をとり、自分の首輪をはずすように懇願し始める。人格完全破壊。
●症状Lv.4(数値:31〜40%)
意識レベルが低下し、寝ていることが多くなる。右手がもげようと、気にしない。
●症状Lv.5(数値:41%〜)
脳幹がやられ、自力呼吸が不可能になる。
[咳き込む口を押さえる]
…っ
[眠たげな瞳。
辺りを確認する様に深い蒼が幾度か瞬く]
……!
[丁度そこで、こつん、と蓋を叩く音
思いも寄らぬ音にびくりと身体を強張らせる]
───。
[首をかしげる。
中の女の、蒼い瞳が見えた]
[こん、こん、こん]
[だい、じょう、ぶ?]
[もしも開けられないのなら]
[外から開けるのを手伝ってやる必要があるだろうか]
[全てを問いかける]
[こん、こん、こん]
[お、は、よう]
[音に次いで見えたのは男の蒼
丁度視線がぶつかる形になり、
眠たげな蒼は驚きで少しだけ見開いた]
あ、ええ、と…
[こん、こん、こん]
[続く 『だい、じょう、ぶ?』]
[こん、こん、こん]
[叩き返す 『だい、じょう、ぶ』]
[こん、こん、こん]
[叩き返す 『お、は、よう』]
[僅かに開いた蓋から外の空気が忍び込む]
ぁ
[感じる事が嬉しいのか微笑は一層の綻びを見せるが
更に開けようと力を込めても開ききらない。
1cm程の隙間から先へは進まない]
……っぐ!
[強く力を込めているが、
どうやら足りないらしい。]
[返ってくるリズム]
[青灰簾石]
[瞬く色]
[大丈夫らしい]
───。
[中から蓋を開けようとする様子]
[ロックがかかったままなのだろうか]
[少し緩慢な動き]
[手伝う]
[透明なそれを可能な限り、開く方向へ動かそうと]
[誰か見かねて手伝ってくれることもあったかもしれない]
[顰めた顔に違う色が溶け込んだ
それはリズムに次いで緩慢な動きの手助けが入ったから]
――。
[何処か情け無い様な微笑
もしも誰か他に手助けがあったのなら
その者に対しても向けたかもしれず]
……ありがとう。
[やがて蓋を開け、出る事が出来たなら
深い蒼を細め礼を言葉に代える。]
[開いた]
[さっきほど、酷い音じゃない]
[なかなかあかなかったカバー]
[やはり、どこか異常が出ているのだろうか]
───別に。
[言葉は端的]
[深く酸素を吸い込む姿を見て]
[足元は、真っ白]
[砕けた人の名残]
[今開けたばかりの装置の傍ら]
[ゆっくりと目を伏せた]
[そっと開いた蒼。
端的な言葉が耳に届き、
蒼を彼へ緩やかに映すと暫し留める。]
―――ありがとう。
[そしてもう一度、
柔らかな笑みと共に礼を言う。
彼の視線に漸く辺りへ視線を向けるが]
……そう。
[『名残』を見て、一言零し。
特別悲しい顔も見せなければ、声もあげない。
だが、一つの装置へ向かい緩やかに歩み出す。]
[じっと見られた]
[瞬く]
───大したことじゃ、ない。
[閉じて、開く。もう一度閉じる]
[目覚めた彼女は]
[先ほどの”センセ”とやらより、現実に近い場所にいるらしい]
[そのまま装置によりかかって]
[また、瞑目]
[手元にカメラがないのは]
[なんだか───落ち着かない*]
15人目、職人見習い ユリアン がやってきました。
職人見習い ユリアンは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
やった、出来ましたです……。
[作品が完成した喜びを体全体で表現しようとする。
実際は、何かにぶつかり痛みだけが残っただけだったが]
あ、れ??
なんで、いきなり天井があるんですか?
[自分がいたはずの工房はそこにはない。
目の前に広がる光景はまるで棺桶の中のようだった]
うーん?? 僕なんでこんなところにいるのでしょうか?
ああー、そうでしたー、救命カプセルに入ってたんでした。
うーん、さっきのは夢ですか、せっかく良い作品が出来た気がしたんですけど、ね……。
[体が少し重い気がしたがどうでもよかった。
気になるのはむしろ夢の中で作り上げた作品の出来の方だ]
[一つの装置
滅灯する赤は幾度も散っては咲く花の様
繰り返せば何れは違う色で咲き誇る事もあるだろうか]
……
[眠たげな蒼が赤をぼんやりと映す]
そう。
[ぽつり呟いて、口許に浮かぶ微かな歪み
それは喜びよりも蔑みに近い色]
[───大したことじゃ、ない。]
[不意に後方から届いた男の声に]
……そう。
[蔑みは影を潜める。
握った右手を口許に添えて、
くつくつ、と可笑しそうな声を上げた。]
よいしょ、っと。
[カプセルの蓋を開けて外へと出る。
目の前に女性の石像があったので観察を始めた]
うーん、これは見事な石像ですね……。
この苦しみの表情なんて僕の腕ではとても表現できそうにない、です。
うーん、苦しみ……?
[頭に浮かぶ違和感、そもそも石像が放置されてるほうがおかしかった。
頭に浮かんだ違和感と自分の状況を思い出した時、すぐ答えが浮かんできた]
ああ、なるほど、なるほど、そういうことですか。
出来がいいはずですね、だってこれ人ですもんね……。
[石像になった女性への同情が心を満たすことはなかった]
[周りを見渡すと体の一部と思われる石像の残骸が転がっていた]
うーん、勉強になります、ね。
あ、でも僕ももうすぐ、この人と同じようになっちゃうから勉強しても意味ないのかな……?
ま、いいです、その時はその時ですよね。
[周りの探索をそのまま続けた**]
[そっと両手を伸ばす
触れた装置の蓋はひやりと冷たい]
……
[笑みは消え赤を見つめる蒼
さらりと亜麻色の髪が揺れる
露になるバンドに、記されている名前は]
"アリス・マクレガー"
[カルメンでは無い、女の名前。
其れも、今となっては偽る必要も無いどうでも*良い話*]
[消防士 天のお告げ(村建て人)]
という状態になってしまっています。
……orz <村たて宣言落とすと中バレするという……。
たすくさん、たすけて……。
/*
……流れ、速いな。
……多弁+で、ちょうどいいのかも知れん……。
などと呟きつつ、おはようございます。
たすく@幻夢のくろねこでございます。
ほえほえと眺めているつもりのはずが、気がつけば全力飛び込みさせていただいておりました。
多くの人の集う場として選ばれた事に、心より感謝を。
これから約半月の間、皆様どうぞよしなに。
……で、だ。
アーベルの拾い方が、こちらの狙い通りで思わず舞い上がりたいねこがいる。
取りあえず、時間も限られているし、さくっと補完だけしておくか。
……時間、な。
なるほど、眠っている間に取り残された可能性は否定できんか。
[周囲から聞こえる声。
聞こえる音。
小さく呟いて、また一つ息を吐く。
その内、開かない蓋をめぐる様子>>118,>>119に気がついて]
……人手がいりそうか?
[ゆっくりとそちらに近づき、声をかけ、開くのを手伝う。
出てきた女と青年のやり取りには、口を挟む事はなく。
先ほどの思索に、しばし、沈む]
[どこかで会った。
それは間違いない。
考えられる可能性は、一つ。
そこを起点に、記憶を辿り]
……確か。
アーベル、だったか。
写眞家、の。
[言葉少なに、呼びかける。
確か、あれは、『早朝の青』と『真昼の蒼』が咲いた時に。
それを見に来た青年]
……知り合いもいるらしい、とは聞いていたが。
本当に、会うとはな。
[零れる言葉はため息まじりではあるものの。
天鵞絨色の瞳に宿るいろは、自称『園芸家』にしては珍しく*穏やかなもの*]
消防士 ダーヴィッドが村を出て行きました。
/*
しかし、各自の病状が凄まじいな。
相変わらず、ウチのランダ神は遊んでおる。
……こっそり、あいが発揮されて高い目が出るのを期待したんだがな。
それはそれとして。
メモでの中バレは頑張って避けるつもりだが。
……天鵞絨色、を使った時点で、一部には完全にバレとるよなぁ。
まあ、そこらには中身隠しができた例がない訳だが(とおいめ。
15人目、騎士 ダーヴィッド がやってきました。
騎士 ダーヴィッドは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
[周りが静かで騒がしい。
でも確かに人が動いている音、気配。
だが、しばらくは何が起きているかわからず、まだカプセルの中にじっとしたままだった。
やがて、誰かの悲鳴、そして、割れる音。
叩く音、歩く音、空気の流れ……。
それらが認識できるようになったとき、自らの上の曇った蓋に手をかけた。]
―――…
[未だ少し目眩がする。
忙しなく動く人々を、死の香り漂うなかで見守った]
通信も、駄目。
[ひとりの女が口にしたことを形を変えて繰り返す。
ブリジットはいつの間にか
髪のひとふさを編み終わり、指先で弄んだ。]
騎士 ダーヴィッドが村を出て行きました。
15人目、消防士 ダーヴィッド がやってきました。
消防士 ダーヴィッドは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
[起き出している人々をついっと眺めてから、隣のカプセルをふと見遣る。
赤い、errorマーク
覗けばそこには……石化した人。]
………ッ
[思わず息を飲むが驚きの声はたてなかった。]
これは……いったい……ッ
[身体が自分のじゃないような感覚に襲われながらも、拳を開き閉じを繰り返した。鈍痛が走るが、微かに眉を寄せただけ。]
[確か冬眠る前に見た風景は、無機質な輝きを放つ数百のカプセルが並べられたもの。
今も、その形は変わらず…だが、圧倒的に違うもの、それはそこらじゅうに這う、深緑の植物。]
……………
[しゃがんでその蔦をしばらく観察してから、壁際に寄る。]
これは、かなりの時間が経ってるな……。
[蔦の繁殖が半端ではない。]
村の設定が変更されました。
……また、誰か 起きたの。
[新たな影はいばらの茂みに歩み寄る。
時間が経っている――その言葉に眉をまた寄せた]
…時間に取り残された
可能性、ね…
[そう謂っていたのは
黒髪の青年だったか。
つと滑らせた指先にいばらの棘は噛みついた]
っ …
[弾かれたように手を引っ込める。]
>>140
[ふと気配を感じそちらに目線を走らせた。]
……どうした。
[見ると、まるで特製にあつらえた人形のような女性が、茨に手を伸ばし……撃たれたように引っ込めたのが見える。]
………。
[近づいて、その手を見る。]
何が、なんて
誰もが聞きたくて
誰もが答えられないのではなくて?
私たちはただの患者なのよ。
[漸く凭れていたカプセルから身を離し赤い髪の青年を流し見た。
立てる。歩ける。
取り残された?
――嗚呼。冗談では、ない。
そんなはずは、]
エントランスを
見に行った人が居るわ。
何かあれば
伝えに来るでしょう。
…… …
[自分を抱くように組んだ腕はそのままに]
[頭の中に響いてくる聲が誰のものであったか思い出せないまま、
重い、病の身体を動かそうとしてもうまく動かせなかった。
それが病のせいだとはまだ気付いていなかった。
身体は薄布だけなのか冷え切っていた。
それでも何とか瞼を静かに開けば
――天井が近い。]
[ひやりと首元に違和感を感じた。]
[それと同時に、「これ」が「何」なのかと考えた時]
―――。
[彼女の凍りついていた時は、動きだした。]
……いばら?
[周囲の声に、ようやくそれに気づく。
繁る緑は、馴染み深くもある、いろ。
天鵞絨色を僅かに細め、壁に近づき、傷つけぬよに、傷つかぬよに、触れる]
……少なくとも。
俺の知り得る限り、短時間でここまで繁茂できる種というのは、ない、な。
……相当、放置されていた……と見るべき、かね。
>>142
……エントランス……。
[女性の言葉に見回して、壁の一部が開いているのを確認する。
ああ、そう、確かにあそこから入ってきた。そういう記憶がある。]
わかった。情報をありがとう。
>>143
[そして自分もそちらに向かおうとしたが、指先を握りこむ仕草に……]
…失礼……見せてもらえませんか?
[手を出すように促した。
なぜなら、ちらりと赤いものが見えたから。]
怪我をしたのでしょう?
/*
見てるだけにする予定が、植物ネタに思わず飛びついた阿呆が一匹。
いや、この肩書きで拾わないのは、さすがにアレだろ。
…
[青年の礼には
常葉の眼を細め緩く頷く。
それからひとつ瞬いて]
…… 棘が刺さっただけよ。
[握り込んでいた手を
少しだけ開いた。
引っ掻いたような傷に滲む赤。
点滅するerrorランプに重なる。
いばらを忌々しげに見て]
―――放置。
[言葉繰り返し、
其処にあるのは畏れの色]
…そんな。
…そんなはず ないわ
―――放って置くなんて
赦されることではなくてよ……
……――
[唇を引き結ぶ。
おそろしい考えに飲み込まれてしまわないように。
気をまぎらわすためか、水を向けるのは黒髪の青年へ。]
…植物について詳しいようね。
貴方、学者かなにか?
>>148
大したことはなさそうですね。だけど、どこかで洗えるといいのですが……。
[とりあえず、自分の上着の縫い目に少し手をかけ、そこを裂くと、続いて横にビッと破り取った。
そして、女性に手をこちらに向けるように手まねきをする。]
僕はダーヴィッド・フォスター。消防の仕事していました。怪我は放っておけないんですよ。
[不機嫌な様子には丁寧に受け答えをする。]
>>146
[男性がまた茨に近づいていく。しかし、彼は細心の用心をはらっているようだ。]
その茨は、何か特別なバイオ科学の産物…とかではないということですね。
[専門家らしい言葉に耳を傾ける。]
>>146
[男性がまた茨に近づいていく。しかし、彼は細心の用心をはらっているようだ。]
その茨は、何か特別なバイオ科学の産物…とかではないということですね。
[専門家らしい言葉に耳を傾ける。]
…いつまでもこうしちゃ居られないよね。
[ぐしぐしと顔を拭って、収まりの悪い髪をタオルでバンダナのようにまとめる。]
黙って座っててもおなかはすくし、お風呂だって入りたいもん。
…それに、外がどうなってるか確かめなくちゃ。
[破れた天窓から差し込む日差しが、割れた床に芽吹いた緑色を照らす。]
[時間に取り残された。
自ら口にした言葉が、やけに信憑性を帯びてきた気がした矢先の、問い>>149]
……『学者』じゃねぇ。
『園芸家』、だ。
[天鵞絨色が、険しくなる。
知る者が見れば、いつもの事、だが。
知らぬ者には、いささか唐突な変化]
……知り合いに、そんな研究をやっていたのもいたが。
それが完成した、と仮定しても、時間の経過は少なからずあるはずだし……何より。
[赤髪の男の問い>>151に返す声も、一方的な不機嫌さを帯びて]
それを、わざわざここに繁茂させる理由が、わからん。
[怪我をしたらしい様子に、痛そうに顔をしかめる。]
気をつけてね?
そこから、硬化してっちゃうかもしれないし。
ほっといたら多分良くないよ。
[薬や手当ての道具も探さなきゃと思った。]
― 大広間 ―
[足取が緩やかだったのは、
盲目の少女が後ろについて来ているからだけでなく。
此処に収容されている中では、重いほうに入る病状の所為。]
(抽選に申し込みが出来たのは、Lv.2までだったかな……)
[後ろにつける少女が、茨に足を捕らわれないよう、
無意識に気を配りながら、そんなことを思い出す。
そして、訪れた大広間。]
嗚呼、そうだ……。
僕達は、此処に集められて……。
[広がる部屋の様相
――時が経っていても、置物などの位置は変わっていないそこ、
霧が掛かった脳裏が僅かに晴れる。]
[一つの装置に向かう姿
背からは面々が会話する声が届いている]
……
[内容から驚く仕草も無い
見える光景、面々の様子から
決して置かれている立場が喜ばしい事では無いと
おおよその見当はついていたから
ただ目前の赤を灯す装置を見上げている]
続々と…お目覚めかね。
[新たに目覚めた数人には声を掛けただろうか。
音を鳴らした青年がカプセルを開ける様子には、
黒髪の青年が手伝いに入ったようなので見守るに留まった。]
これは最悪な目覚めとなるのか…、
目覚めたこと自体が幸運となるのか。
すぐ傍のカプセル、巻きつくように荊の食い込んだ跡。
蔓と棘によって断ち切られた生命線(スリープモード)――、
もう石と化した主の首元、首輪の数値は最高レベルに達していた。
思わず、自分の首元に触れる。まだ数値を確認していなかった。]
[眠りに着く前の出来事が
おぼろげに、けれどぬるま湯の様な暖かさで
記憶の底でゆっくりと流れ始めていく]
……
[ゆっくりと振り返り
赤を灯す装置を背にすると、
面々を一望して、声を聴いている]
>>157
ありがとうございます。エグランティエさん
じゃ、失礼します。
[そして、ブリジットの傷を確かめてから、その指を縛った。]
どんな小さな傷でも、それ以上傷つかないようにしておかないとですね。あとで何かみつかればちゃんと手当しましょう。
[そして、少し満足気に笑みを零すと、茨を観察する男性に目を向けた。]
繁殖させる意味はない、つまり、
………嫌な予測しかできませんね。
―大広間―
[白髪の男は部屋の中央にある石像のそばに佇んでいる。
誰かがきたならば、そっちにゆるりと顔をあげる。]
・・・・・おや、お目ざめかな・・・・
[深く顔に刻まれた皺は、いろんな苦悶に満ちて・・・・]
……コールドスリープにおける副作用。
個体差はあるが、長期間、脳の神経回路を使わないことにより、
神経回路の繋がりが緩くなってしまう可能性がある。
また、長期低温に脳が晒されることで、
回路自体が破壊される可能性もある。
どちらも目覚めた際、記憶障害のような反応を示すことがあるが、
前者の場合は、新たに神経回路を結びつかせることで、
記憶を安定させることが出来る。
この場合に有効なのは、記憶の元となる人との会話……
……だったかな。
[専門書に書かれているような言葉を諳んじる。
この場所でそんな説明を受けたのだったのか、
大学の授業で学んだことだったか、
自身がその様な研究をしていての考察だったのか
――まだ、はっきりとしない。]
…起きなかったらきっと、あんなふうになってたのかな?
[赤の点灯したカプセル。覗き込むのが怖くて目を逸らした。
パタパタ響くスリッパの足音。
陶器の洗面台を見つけ、蛇口をひねる。]
…わ。
[噴出す水は赤錆びていたけれど、しばらく出しっぱなしにするうちに色も消えて。]
お水でたよー!
[嬉しそうに声を上げる。]
[押し黙り声を聴いていた
そこへ少し離れた位置からの嬉しそうな声]
……ふふ
[片やの空気とは異質なまでの其れが
妙に愛らしく感じられ思わず笑みが零れる]
元気、ね
[ゆっくりと声の方へ歩み寄っていく]
[口に出した言葉が、あってるにしてもあってないにしても]
僕は、若干、副作用のようなものがあるみたいだ。
ベアトリーチェさんが知り合いだとしても、
忘れてるみたいな反応してごめんね?
[傍に盲目の少女が居るのなら、そんな風に謝って、
そして掛かった声に、はっと顔を上げる。]
……おはようございます。
すみません。副作用が強いみたいで。
もし、知り合いだとしても、良く分からないのですが。
……ご体調が、すぐれないのでしょうか?
[眸に捕らえた老年の人。
その苦悶の表情に、気遣わしげに尋ねた。]
嫌な予測以外、抱きようもない……がな。
[男の言葉>>164に、は、と一つ息を吐く]
……ああ。
何かしら、急速成長を促す作用があったなら、別だが。
それはそれで、芳しい事態とも思えん。
[常葉の態度>>165をさして気にした様子もなく、淡々と推測の一つを口にする]
……ああ、そうだ。
一応、名乗っておくか。
俺は、ライヒアルト=ファルベという。
『園芸家』、だ。
[その一点にこだわりながら。
周囲にも向けて、短く名を*告げた*]
>>167
[どこからか、女性の声がして、水があると報せてくれる。
その方に茨を避けながら向かうと、
古びた洗面台、そこから溢れる水と緑髪の女性がいた。]
水が出たのか……。
[この事態でそれがどんなに貴重なことか、すぐに予測がつく。]
お手柄ですね。
[嬉しそうな女性にそう声をかけた。]
[一つ一つのカプセルを、時にはノックも混じえて、覗き込む。]
[石。][石。][石…―――また、石。]
…ああ。
お前さんはだめだったか…。
[知り合いは1人、だめだった。
眸閉じて短い黙祷を捧げると、また同じ作業を繰り返す。]
[元気ねと評されると、にっこり笑って。
冷たい水を両手で掬い、顔を洗った。]
…ふぃー、さっぱり。
あ、おねえさんもおはよう?
[同じような病衣。
香水などもつけてなんか居ないはずなのに、歩み寄ってきた綺麗な人は、なんだか華やかに見えた。]
>>169
[声をかけてきた青年にはゆるりと首を振って…]
……ちょっと、知りあいが石になりましてな……。
[さも当たり前のように目の前の石像を指さす。
それはとても精巧な美術物にも見えたが、確かに、苦悶に満ちた壮年の男だった。]
ちょうどさっきです。石になりました。
さてさて、これから、ワシは一つ仕事をせねば……
こんなに綺麗に石になってしまっては、よくないものが生れてしまう……。
[そして、老人は立ち上がると、その石像を悲しそうに見てから、手を前に突き出す。]
[あとは、スローモーションのように倒れる石造。
砕けるその全身。]
すっかり石になってしまわないと、綺麗に土になりませんからな……。
[そして、青年と少女に背を向ける。]
[飲めそう?と問う言葉に指先の水滴をぺろりと舐めて、]
うん、ヘンな味はしないみたい。
大丈夫だと思うよ。
[場所を譲るように脇へとよけた。]
[眠たげな蒼が少しだけ大きくなる
躊躇無く洗顔を行う様を目撃したからだ]
…ぁ
[それでも、"さっぱり"と
明るい笑顔を見せる彼女を見れば
一拍遅れてしまったが、此方にも笑顔が生まれた]
おはよう。
[挨拶には、小さな声だけれど確りと挨拶を返す。
けれど。
問い掛けに、再び躊躇無く、ぺろりと舐めた様子を見て]
ぁ……
[二度目の吃驚]
お嬢さん。
[カプセルへのノックは止めることなく、
壁を伝ってスイッチを捜そうとするブリジットへ声をかけて
ちょいと、指先を気にするような仕草を向けて。]
指、お気をつけて。
>>171
[茨を見ていた男が名乗れば、こちらも名乗った。]
園芸家ですか……。
[なぜその言葉を強調するのかはわからなかったが、そのまま水のほうに向かったあと、>>177音にまた反応して見回す。
>>181カプセルを叩いている男が視界に入るが、そこではない。]
……あっちか。
[誰かが向ったというエントランスのほうへ足を向ける。]
そうですか、お知り合いの方が……。
[気遣わしげな表情は、痛ましげなものへと変わる。]
仕事……ですか?
[ちらりと石像を見てる間に、老人はその前へと。]
…――なっ。
[砕ける人であったもの。
思わず近くにいた少女の目を塞ぐ。
その後、我に返り、
盲目の少女には目でなく耳を塞ぐべきだったと後悔を。]
………。
[背を向ける老人に何と声を掛けてよいのか分からずに、
石像が砕ける音を聞いてだろう、近づく人達の足音を聞いた。]
ミスター・エンツェンベルガー?
[名を呼びながら向かった先、
青年の向こう側に砕け散った
“ひとだったもの”を見、常葉色の眼を見開いた]
――…、…
[苦悶の表情だったのだろうか。
かけて、くだけて、もう半分しかない。]
…壊し ましたの?
[けれどこれは 死体 と 謂える。
誰にとも無く訊ねた。]
[走っていった男の人たちの後ろからそっと覗き込んで、床に降り積もる白い粉に息を呑む。]
壊れ…ちゃった?
[いや、本当は理解っている。死んでしまったのだと。
けれど、それを口にしてはいけない気がして。]
おじいさんも、起きたばかり?
前から起きてたなら…知ってる事教えて欲しいの。
ここはどうなってしまったのか、外に連絡は取れるのか…
ツヴァイさん……。
[背後から自分を呼ぶ声に振り返る。
困ったような微笑を向けて、少女の目を覆っていた手を下ろした。]
先に目覚めた方のようなんですけれど。
[見やるのは背を向けた老人と、砕けた石像。]
やはり、特効薬が出来たというわけではないようです。
[少し声を潜めたのは、ハインリヒ以外に女性達の姿があったから。
それでも、潜めた声を聞きとがめられたなら、
隠すことはしないのは、
少し考えれば思い当たってしまうこと故。]
―大広間―
[音を聞きつけてか、数人がこちらに向かってくる。]
>>190
[女性がかけた声を背中で聴くが、そのまま、歩いていき、ひとつのドアを開けて中に消えた。
中から軽く錠をかけた音が聞こえるだろう。]
む、勿体無いですね。
えーっと、なんでわざわざ砕いたんですか?
[石像が砕ける音を聞いて近づいて来た。
辺りの空気を読むことはない。
いや、出来ないと言った方が正しかった]
[遅れて到着した足は
面々の背後から声を先に、聴いた]
…
[壊れたのだ、という遠まわしな表現
けれど結論付けるには十分な表現
立ち止まり、押し黙り
問い掛ける声すらも、無表情に後方から聴いている]
[部屋に入っていく老人>>192を見おくる]
ふあ〜。
なんだったんですかね、結局??
[欠伸をしながら回りに話しかけてみる。
あまりの緊張感のなさに周りは怒り出すだろうか?]
【RP】
[つたが生い茂る大広間をで、謎の老人は石像を砕き、部屋に閉じこもった。
部屋のドアは簡素なようだが、開かない。]
●業務連絡●
あと2名の方の入村をお待ちしております。
全員そろった時点で無茶ぶり【実はメデューサに患っていない人物のランダム】を行います。
そして、その後の進行をしようと思っています。
ちなみに部屋のドアは全部で4つ。
そのほかに外からここに入ってきた玄関にもいくことができますが、玄関にはいばらが何十にも巻きついており、決して外に出ることはできません。
【★現在の移動可能地:冷凍睡眠装置安置所、大広間、閉ざされた玄関、開かない4つのドア】
[『死んだ』ではなく、『壊れた』と言葉を選ぶ女性達に、
やはり向ける表情は、困ったという風な微笑。
その言葉を選ぶ心理が、分かりすぎていたが為。]
……そう、ですね。
[令嬢の言葉にも、もう一人の女性の言葉にも、
曖昧に頷いて]
あっ、砂埃……。
[ハインリヒの促しに、慌ててベアトリーチェの口元を覆い、
もう片方の手で自身の口元を覆った。]
[ハインリヒの声に従い口元を覆うが
見慣れぬ老人――ギュンターが扉の向こうに消えていく]
お待ちなさい!
[鋭く呼び止めるが、足は止まらず。
ブリジットは彼を追いかけて扉に手を掛けるが
――開かない。]
[特効薬、と聴き内心笑う
しかし表情には一切出さない
微かに吐息を漏らすと]
……。
[物言わず、手で口と鼻を覆いながら
睡眠装置の並ぶ部屋へと戻っていく]
― 冷凍睡眠装置安置所 ―
[かつ、かつ、と長い間隔で靴音が響く
眠りについたままの棺達を一望した]
…まるで、
[洗面台へと進みながら]
墓地、みたい
[小さく掠れそうな声を漏らす]
……困りましたね。
[やがて女性達の留める言葉を意に介さず、
扉へと吸い込まれていく老人の姿。
けほっと咳をしながら、ハインリヒに目配せをする。
砂埃の所為でなく、肺が重い感じがする。
コールドスリープから目覚めて行く身体は、
思い出さなくて良い感覚まで溶かしだす。]
(僕の場合は、肺から来るのかな……)
[冷静に自分の症状を確かめながら]
あっ、新たに目覚めた人もいるんですね。
[去る女性の後姿と、新たに見える男性の姿に、
少しだけ微笑を浮かべた。]
どうも、ありがとうございますです。
[頭を下げて礼をする。
男性が見知らぬ女性に声を掛けるのを見ながら頭に巻いていた手拭を外し口に当てた]
[後ろから肩を叩かれて、
少しだけびくりとし、振り返る]
…… ミスター・ハインリヒ。
[口元を改めて覆いかけていた手をずらす、と
またもう一度小さく咳き込んだ。]
●業務連絡●
あと、縁故の件注意はいれていなかったのですが、
無作為に集められたことになっていますので、あまりスリープ前に縁故があるのは推奨できません。
もう作ってしまった縁故はそのままでいいので、今後考慮ください。
スリープに入る前に顔を見た程度はかまいませんのでよろしくお願いします。
[洗面台の傍に辿り着くと、
ゆっくりと腰を降ろし、息を吐く
身体が重いせいか一つ一つが、割と辛い]
ふぅ…
[面々は、どうしたのだろうか、と
大広間の方へ視線を向ける
自身には先を追うだけの
未知を追うだけの、勇気は無かった]
駄目、ね
[既知へと舞い戻り、堕ち続ける水を見る]
…ふぇ?
うん、ゲルダ…だけど。
[名乗っていないのに唐突に呼ばれた名前。
不思議そうに金髪の長身を見あげて…]
………あ。
白衣、着てた人だよね?確か。
[その姿だけはおぼろげに記憶にあったようだ。]
[先程の彼女が捻り出したまま、
蛇口はすっかり赤錆色を忘れた水を
下方へ向かい流し続けている]
……あのとき、
何も出来ない……まま、死んでしまうの…と
[水に触れる事無く、掠れ声が小さく漏れる
水を落し続ける洗面台を見上げる形になった]
可能性に賭けて……夢を、見て…
その先に絶望して……死んでしまうのと
[視界の端には共に来た人物が眠り、赤を灯す棺]
どちらが、良かったの?
[砂塵舞う中、口を押さえて、そのまま空気が澄むのを待っている。
やがて収まれば……広間を見渡し、何かないか探し始める。]
[いばらを掻き分けたいが、それは思ったよりもずっと鋭い棘を持っているようだ。容易に触ることはままならない。]
………
[考え込みつつ、部屋の構造を見る。見上げれば天窓……だけど、そこにも伸びる蔦。]
ん?
[ふと、その蔦に覆われた天窓の向こうで何かが動いたような気もしたが、……次に目を凝らした時にはもう何もなかった。
しばらくは凝視していたが、諦めて、また部屋を見渡す。]
あ、あってた。
うん。可愛い子だったから覚えてたんだ。
[軟派とまではいかない、微妙な匙加減で言葉を紡ぐ。
あの時は、彼女は水色のこの寝間着ではなくて。
胸元にネームプレートをつけていただろうか。
それとも直接名前を聞いたのだったろうか。]
僕の父は此処の研究者でね。
見学に来て、白衣を着てたときに、あったのかな。
[曖昧な記憶。
思考をめぐらせたところで、
はっと相手が自分の名前を知らない可能性に気がついて]
僕は、エーリッヒ=A=エンツェンベルガー。
よろしくね。
[人好きのする笑みを湛えながら、
改めてになるか、名乗った。]
[ハインリヒとブリジットが話してる横を通りドアの前へと立つ]
ここを、こうして……
ええっと、……
ぬ……
あららら、駄目そうです。
[鍵穴に工具を突っ込んで開けようとした。
さすがにピッキングの心得は無かったのでうまくいくことは無かった]
残念、ですね。
うん、よろしくね?エーリィ。
[笑顔に釣られて、こちらも自然と表情がほころぶけれど、]
そっちの扉も、ダメ?
[開かないと聞いて、また落胆。]
[現状を見て、
只管、前向きになれるほど子供では無く、
だからと気落ちを隠しきれるほど大人でも無かった]
――。
[理由を知ろうとも思わないが、
石化した者を壊した者が居た、のだ
其処を含めても希望的観測はし辛くて]
(………怖い)
[死と言う未知も、
見える光景も、聴こえる音も、怖かった
『救われる権利』を得た人を殺めてまでも、
欲しかった居場所だったのに――*。]
んー……開きませんか。
[声のした先、男性の動きを確かめて、少し首を傾げる。
そして、落胆したゲルダの肩を、先程と同じよう、
励ますように一度ポンっと軽く叩いた。]
休憩するなら、あちらに戻ったほうがいいかもしれませんよ。
砂埃が収まるまでは、此処で寝たら肺を痛めそうです。
[少し目を放した隙に居眠りを始めた男性に、
もう届かぬかもしれない忠告を投げた。
――忠告後、咳が一つ、唇から零れ落ちた。]
痛いです、何をしやがりますか。
うーん、これ以上、ヘソを、曲げても変わらないと思いますけど……。
ふあーーーー。
[言葉は途切れ途切れだった。
最後に一つ大きな欠伸をして地面に座るとそのまま*眠り始めた*]
●業務連絡●
背後の方向けの、ぼろっちいマップを用意しました。
進行するにつれ、増えていきます。
ただ、ぼろっちなのはすみません。
http://pipa.jp/tegaki/VEditBlog.jsp?TD=10452548
http://pipa.jp/tegaki/VBlog.jsp?ID=365125&TD=10452548
ごめんなさい。こっちです。
[そのまま居眠りをはじめてしまう青年の姿には、
どうしたものかとブリジットに視線向けたかもしれない。]
…自由な奴だ。
[少し、楽しむかのような口調で。
>>218ブリジットからも視線を逸らされると背から手を離して]
ええ、そうお呼びいたしましょう…ブリジット。
そう…だな、ここで特効薬の研究は行なわれていた筈だ。
…何か、この状況に対して情報になるものがあれば。
もしくは…他に、出る場所を見つけられるか…だな。
[首元のバンド、スリープから醒めた今。
そのような進行速度で症状が進むかもわからない。
ブリジットの首元の数値を見てから、自分の喉を指差して]
……幾つって、書いてある?
[自分では、どうにも確認するのが難しい。]
―大広間―
[老人が消えたあとのドアを何人かががんばって開けようとしているだろうか。
そこは任せて、別の場所に向かう。
そう、記憶にあった。
この城……施設に入ってきた玄関。]
………
[暗い闇が落ちているその廊下へ、行ってみようと足を向けた。ただ、そこにはいばらは生えている。少し、危険だろうか。]
ええ。寝てしまわれましたね。
[ゲルダに重ねて、困った声音でポツリと呟き、肩を竦める。]
流石に、男を一人で運ぶのは、しんどいかも。
マスクとかあれば、いいんですけどね。
[呆れたようなブリジットの視線の先から、
上げた視野には玄関の方に向かう、赤い髪の人が見えて。]
あっ、そうか、玄関……。
一番に確認しに行くべきだった。
[まだボケてるなぁ……と、語ちて、頭を掻いた。]
[暫くは記憶の整理をしていたが、思い立ったかのように
手枷をつけられたかのように重い手を上に伸ばし僅かに力を込める。]
…っ
[キシ、と霜が擦れ合う音が耳に届きそのまま更に力を込めた。]
[開かれた箱の隙間からは高い天井と、赤星が幾つも見えた。]
…。
[その赤い点滅と、新たに耳に響く音の不快さに眉をしかめた。]
マスク、かぁ…。替わりになるかな?
[眠る男の頭に巻かれたバンダナを外して、顔にかけてやった。ちょっと不吉な絵図になったが気にしない。]
玄関、そっちだっけ?
[そちらに向かうほど、いばらのツタは深く濃い。
ほころびかけた蕾も、いくつか見えた。]
…あっ、大丈夫?
[咳き込む男の背中をさする。
チラリと見えた首輪の数字。思った以上に進んでいた。]
>>233
[突然背中をさすられて、驚いてみると、さっき水を見つけた女性がそこにいた。]
ああ、すまない。僕は大丈夫です。
[とは言ってみたものの、彼女の視線がふと自分の首を捉えていて……
とりあえず、フッ……と笑みを零した。]
―――大丈夫です。
[もう一度、そう言っておく。]
それは……ないよりは、マシですか、ね。
[ゲルダが青年の顔に施した処置に、
それはちょっとと言いかけたのを、無理にまげた。]
っと、大丈夫ですか。
嗚呼、これは……。
[ベアトリーチェがまだ傍に居たなら、
どうするかを尋ねた後、ゲルダの後を追う。
そして、座り込んだ男性の首のバンドを確かめて、眉を潜めた。
Lv.3まで猶予のない数値。]
胸が痛むなら、無理をしないほうがいいですよ?
[医師ではなく、薬もない状態なら、
自分が言える言葉はそれだけしかなくて。
大丈夫という相手に、気遣わしげな視線を向けたまま、
立ち尽くした。]
>>235
いえ、大丈夫です。普段から鍛えてましたから。
[立ち上がると、二人に礼をする。そして、名を名乗った。]
とにかく、今どういう事態に置かれているのかの確認をしたいんです。行ってみましょう。
[男の顔は暗闇の中だが、その年齢よりは若く見えただろう。]
[つ、と細長い指先で首元をなぞれば違和感と金属質な感覚。
「07」と印された数字が躰を余計に重く感じさせた。]
…。
[自らのカプセルの蓋を開ききり、顔の表情を半分は隠してしまうような長い髪を揺らしながら周囲に視線を配った。]
―玄関―
[おそらく、エーリッヒやゲルダも一緒に来ただろう。
この城に入ってきた場所……そこは記憶にあった場所だが、その記憶が符号しなくなるほど、変わり果てていた。
重厚な扉には幾重もの蔦が絡まり、手をつけるとこすらない。
あきらめて、玄関周りを見回す。
もしかすると、何か使えそうな装飾品などがあるかもしれないと思いながら。]
それでも、無理はなさらずにお願いします。
[言葉の端々に、おそらくは自身の身体に自信があるような、
そんな矜持をダーヴィッドから受け取り。
それでも、今、貴方は病気だ……という、
言葉を飲み込み、自身も自己紹介を済ます。]
そうですね。行ってみますか。
[そして、自分も彼も数値的にはそう変わらないのだ、
と思えば、忠告もそのうち仇になりそうな気もして。
咳をかみ殺し、ダーヴィッドの後に続いた。]
ゲルダさんも、来るなら気をつけてね?
[見やる先。奥まるにつけて深まる茨の緑に、
葉と同じ緑の眼をゲルダに向けた。]
>>240
駄目だな。ここから外に出ることは考えないほうがいい。この茨は、植物だけど、ここまで絡まると鉄のようだ。
[エーリッヒにそう声をかける。
そして、壁にかかった絵画や装飾の剣などに目をやった。]
必要かと思うか?
[そう訊く。]
/*
基本一人称:僕
男性への話し言葉:普通言葉
女性への話し言葉:丁寧言葉
です。
そして、ハインリヒとエーリッヒからはそこはかとなくタラシ臭が…w
―冷凍睡眠装置安置所―
…ここは。
[見上げた先に天井、その先にある空を思う。
見えずとも仄かに星の胎動を感じ取ろうと視線は上に。]
…?
[どこからか聞こえてきた鼻歌に耳を済ませて、声の主を探そうと細い視線を*動かした。*]
燃やすのも建設的ではなさそうですね。
生木は燃え難いし、内側が燃えたら元も子もないですし。
[言葉を紡ぐ前、空咳のような咳を吐いて。]
必要?
えーっと、剣の方でしょうか。
それでも、この茨は切れそうにないですね。
[それ以外にその剣を役立てるという機会は、
元が人を殺すためのものとなれば、
今、思い浮かぶはずもなく。
今はいらないのでは?と、言葉裏に告げた。]
―大広間―
[杖の先に小石が当たる。後で茨があるらしい声に、慎重に先を探っても、それらしき物に当たることはなかった。先をいくエーリッヒが配慮してくれているのだろうと、まだすっきりしない頭で考える]
人?
[気配がした。>>169のエーリッヒの言葉に首を振る]
大丈夫よ。私、遠くから来たの。知ってる人なんて、いなかったから。でも、私も忘れてるのかもしれない。
…お大事にね?
[そうとしか言えなくて、二人の後ろをついて進む。
蔓に覆われた壁、錆付いた扉。鋭い棘に、手も出せなくて。]
…いらないんじゃないかな?
だって、それ…
[学のない自分にも、そこにあるのは何かを傷付ける為の道具だと解った。
ふるふると首を振ったのは、それが必要になる状況が怖いから]
>>243
……そうか。同じ意見だ。
[いばらが生え、石も散乱しているが、
それ以外に何か危険物がいるわけではなさそうだ。
今のところ]
余計な刺激を与えるものは、持ち込まないほうがいいな。
とすればここにはあとはもう何もなさそうだ。引き返すか。
[そして、その返事に信用したかのようにエーリッヒの肩を軽く叩く。]
君も、大丈夫か。
[軽い咳は見逃していない。
そして、ゲルダにも戻ろうと声をかける。]
[聞こえてくる歳を取った男性の声。ついで、大きな何かが倒れる音と砂埃。顔を大きい手が覆った]
何? 何が倒れたの?
[壊すといった。倒れたものは壊れた。砂埃が口と鼻へ入り込んでくる]
人?
[病気が進行した人だろうと杖の先で足元を探る]
…私も、こんな風になるのかな。
[口を塞いで*座り込んだ*]
>>245
[ゲルダの声に、心の中で…今は、を微かに浮かばせて…]
うん、いらないな。
[その心中を察したようなことを言った。
そして、首を振ったゲルダの頭に手を伸ばして…。]
大丈夫だ。きっと
[しっかり言っておいた。]
/*
いきなりのランダ神のいじわる数値に
自然と死亡フラグ発動装置が動いています。
20はねーべ。20はよー。くしょー
うん、そうだよね。
[赤毛の男のしっかりした手が頭を撫でる。
若くして亡くなった父のことを、ほんの少し思い出した。
誰かを助ける為に危険な所へ行くお仕事をしていた気がする。
…なんだか、ほんの少し安心した。]
あ、ちょっと待って!
[いばらの奥、控えめに咲く淡い色の花。
棘に気をつけて、そっと手折る。]
>>250
[駆けて花を手折ってきたゲルダに目を細めた。]
そうか、花か。
どうも棘ばかりを見てしまっていたな。
[そして、ゲルダとエーリッヒとともに大広間へ戻る。
玄関はどうだと聞かれれば、外には出れないと答えるだろう。]
特効薬…
[ブリジットの言葉に、一度口篭り]
…そうだな。
その情報も…手に入ったほうがいいだろう。
[少しだけ…苦々しげに、そう笑う。
問われてもその答えは今は明かさなかったろう、喉元指し示すと、読まれる数値には少し安心したように。
思っていたよりかは…悪い数値ではなかった。]
…4、か。
お嬢さんは…1、なかなか悪い数字じゃあない。
[ブリジットの喉元に手を伸ばして触れようとし、
顔を覗き込むように返せば文句を言われる前に手を放し]
/*
実は、寝落ちだったなんて…本当にすまない。
コンビニ村おそろしす。
無茶振り当たったら当たったでおいしいな。
そんな風に思ってます。
―大広間―
[大広間に戻る。
砂塵はもう落ち着いているだろう。改めて4箇所、ちょうど四方にあるドアの位置を確認した。
念のため、老人が消えた以外のドアも開かないかどうか調べてみるが、どれも鍵がかかっていたり、蔦が……]
………玄関に比べると、ここは、蔦が少ないほうか。なぜだと思う?
[ゲルダや、エーリッヒがいれば問いかける。]
[ハインリヒの声にこくりと頷くと立ち上がった]
一人で戻れるから、大丈夫。
私が住んでいた所は、自然がいっぱいで、石のない道なんてなかったくらいだから、こういうところは慣れてるの。
石は、人じゃなかったけど。
[杖の先に当たる小石を、ゆっくりとかき分け、*歩き出した*]
― 大広間 ―
素直に考えるなら、此方は誰かが使っていたから、
でしょうか……。
先ほどのご老人のように先に目覚めた人、とか。
[ダーヴィッドの問いかけに、答えながら近づくのは、
未だ眠ったままの青年の元。]
ああ、無理に引きずって行かないで。
僕が目覚めるまで、見てますから。
砂埃も落ち着いてきましたし、ね?
[片手を腰にあてている令嬢に、やんわりと告げる。
――急に動き出したからか、
眠くは無いが酷く身体に疲労が溜まった感覚があった。
その調子を悟られぬよう飄々と、青年の傍に腰を落とした。]
/*
そろそろ、昼の発言自重したほうがいい気配?
(自分のptを見て、目を逸らした。)
相変わらず、酷い長文癖だなぁ……。
そして、この良い人キャラやり難いZE。
(基本的に酷い人が多いので、
それに慣れてしまってるようだ。)
最近、RP上では、嫌われるのが快感でs(死
― 大広間 ―
戻りましたのね。
玄関はどうだったの――
と、聞くまでもないかしら…
[表情を見れば、一目瞭然か。
ベアトリーチェはハインリヒに任せ、
この青年をどうにかしようとしていたところに制止の声がかかる。]
……なら、…お任せするけれど。
貴方も眠るおつもり?
ミスター・エンツェンベルガー。
[そのままの体勢で見下ろした。]
>>259
うん、そうだ。
ここには誰かいたということか。そして、ドア付近、鍵はかかっているけど、基本開いててもおかしくないような見てくれだ。
やっぱりあの爺さんに話を聞くのが一番みたいだが…。
[ギュンターの消えたドアを見る。]
無理かな。
――…
[エーリッヒの飄々とした様子に
不調まではまだ読み取れなかった。
頸を少し動かして、ダーヴィッドを見る。]
無理?…とんでもない。
話は聞きだしますわ、なんとしても。
閉じこもるなんて、どういうつもりなの。
……まるで
何かに怯えているかのようだわ。
[――ざわり、と胸騒ぎもしたが。]
失礼、エグランティエさん、さきほどの傷は大丈夫かな、とね。
>>262
[そして、その口から出てくる頼もしい言葉には苦笑い。
ただ、怯えているようだ、の言葉には考え込む。]
怯えているとすれば何にでしょうか?
あの老人が何を言ってたか訊いてた人はいますか?
この部屋に最初に来たのは?
……大丈夫ですわ。
棘が刺さっただけって謂ったでしょう。
[手の甲の傷もただの引っ掻き傷だと
腰に当てていた手を下ろす。苦笑いを見れば少しだけ睨む様子。]
私に分かるわけが無いでしょう。
……何となくよ。
人がいれば、人と在りたいのではなくて?
それなのに、閉じ篭るなんて余程だと思ったの。
偏屈な人ならば、その限りではないかもしれないけれど。
……最初に?
[と、記憶を辿り視線を向けた先はエーリッヒへ。]
― 大広間 ―
[ベアトリーチェの後姿に、少し視線を向け、
令嬢の言葉に、玄関の部分は、苦い笑いで肯定を。]
エーリッヒでいいですよ。ブリジットさん。
[見下ろされる形になっても、ニコニコと微笑みは絶やさず。]
えーっと、寝るわけではない、かな。
しいて言えば、休憩です。
[会話がブリジットとダーヴィッドの間で、
指の怪我について移れば、心配そうにブリジットを見やりながら、
密かに息を吐いた。]
え、最初ですか……。
[話を振られるも、少し反応に間が開く。
暫し思い出すかのような時間が、さらに開いた。]
>>264
なるほど、人と在りたい……。
[その答えには感心のため息を漏らす。]
わかる気がします。今も、人とこう話せるから、己は保っていられるのかもしれません。
エグランティエさん、貴女はきっと人の気持ちがわかる方なんでしょう。
[そして、ブリジットの視線がエーリッヒに向かうと、同じくそちらを見る。]
エーリッヒ、君は老人の言葉を聴いたかい?
挨拶と、ついさっき知り合いが石になった……と。
仕事をしなくてはと――これは、その石像を壊すことで。
嗚呼、そうだ。
壊さないと良くないものが生まれると、云って居られましたね。
完全に石にならないと、土に還らないとも。
[思い出した会話で思い当たるのは、伝染病の予防。
けれど、メデューサは既に掛かっているなら、
少なくとも眠りから醒めた人に対しては意味がなく。]
それ以上は、何も。
[医大生として思考を巡らせながらも、
それは表に出さず、緩慢な動きで首を横に振った。]
>>267
確かによくわからないな…。
だが、老人の仕事は石像を壊すこと?なのかもしれないな。
[先ほどから見て、思う。
砕けた石はたくさん転がっているけれども。
人型を保った石が非常に少ないことを…。]
よく分からない以上、
事態が動くまで体力温存しておいたほうがいいですかね。
ご老人も心が落ち着いたら、出てきてくださるかも知れませんし。
[緊迫した雰囲気があったとしても、
あえてのんびりとした空気を作り出し、
ぐっと、腕を伸ばす。]
焦って、怪我したらいけませんし、ね。
[ブリジットに向けて、自分が彼女の怪我に気がついてると、
思われてないことを知らぬままウィンクを一つ。
その後は、微笑ましげに、
ダーヴィッドとブリジットのやりとりを見守るか**]
−安置所−
[久しぶりに名前を呼ばれた]
[天鵞絨。頷く]
その節は、どうも。
[依頼の仕事だった]
[青と蒼の花だった]
[青灰簾石]
[瞬き頷く]
───name value、かな。
[腰かけたまま、外を目指す面子を見守る]
[無作為だったと聞く]
[何で自分がここにいるのかわからない]
[見知った者同士も中にはいるらしい]
>>271
ああ、そうだな。
開かないものはしょうがない。
[眠り込んだ青年の横に座り込んだエーリッヒにそう告げる。近くにはゲルダもいただろうか。]
僕も一旦、あっちに戻ろう。他にも起き出している人がいるみたいだし……。
エグランティエさんはどうされますか?
できれば、その手を洗わせてほしいんですけどね。
[ただ、無理強いはしない程度に、訊ねる。]
[どこかから水音]
[天から中へ]
[しな垂れてくる茨]
[植物が育つなら]
[おそらくどうにかすれば飲めるだろう]
[身体を女の装置から起こして歩き出す]
[研究所なら、ある可能性は高い]
手を?
――本当、貴方 怪我を気にするんですのね。
[少しだけ首を傾けてそう謂う。
けれど、ゲルダも謂っていた。
怪我から悪化したら、いけない。死ぬわけには]
……水は、此方だったわよね?
[と、歩き始める。]
[ゲルダや、他の人たちが動き出すのを横目で見送って]
O wie ist alles fern
und lange vergangen.
(ああ、すべては、なんと遠く
ひさしく過ぎ去っていることか)
[ぽつりと暗誦している詩句の一説を口ずさんだ。
眠りにつく前の、まるで人間味のない機械の行列が、
目覚めた後に人間の気配を感じさせぬ茨にまみれて。
目と耳に痛い、レッドアラート]
[そこここで、不本意に土に帰る肉体]
[それは、まるでスラムに広がっていた光景のようで]
[屈みこんで、足元にさらさらと崩れ落ちる砂を丁寧に掬う]
すみませんね。あなたを踏むまいとすれば、どうしたってあなたを崩してしまう。あなたにとって、どちらが嫌なのか、分からないんです。
>>277
はい、ええ。
用心に越したことはないです。
………人は、死にやすいですから。
[そして、ブリジットが歩き出す後に付き添って、
また手当てが済めば、また他の人の様子を見に*行くだろう。*]
[小さく呟くと、そっと手の中の砂を隣の装置に戻した。
最後の一粒まで丁寧に払うと、その手で十字を切る]
…………。
[ささやかな祈りが終わると、ぐるりと周囲を見まわして。
そのままゆっくり水場の方へと歩いていった]
/*
さすがに三つ違うブラウザを立ち上げるのはつらい…。
でもログアウトログインもめんどくさい。
早く爺さん死んでくr(酷い
[何処まで行けば]
[研究員たちがいた可能性のある場所を]
[まずは自分の眠っていた装置を探る]
[本当は、別の探し物を期待もしていた]
[俺の、カメラ]
───。
[期待はしていない]
[手掛かりは、そこにあるのだろうか]
●業務連絡●
メモでの絡んだ人向けアンカー貼りはOKです。
内容打ち合わせでなければ、有効にメモは使ってください。
あと、村たてへのご要望などもお気軽にどうぞ。
16人目、音大生 イレーネ がやってきました。
音大生 イレーネは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[不協和音が頭に響く。
嗚呼、そんな音色は好きじゃない。
何より聞こえてくるはずの声が聞こえない]
―――………。
[低くて優しい起床を促す声が。
いつまで待っても聞こえてこない。
嗚呼、それでも起きなければいけないのだ]
―― 冷凍睡眠施設 洗面所 ――
[オトフリートの睡眠装置の前に残るのは、
綺麗に左側の遺体だけどけられた奇妙な砂跡]
[そんなこと、気にも留めずにまっすぐ降りていく]
……まずは、預けた荷物を探しませんと。
眼鏡がないと色々不便で困ります。
[軽やかな足取りで歩きながら呟かれる独り言。
眠りに落ちる前より、それが増えているとは気づかない]
[洗面所にやってくると、3人の人影を認めて足を止めた]
おはようございます。
皆さんも、今、起きられたのですか。
あと5ふん…。
[いつものように呟いたはずの声はくぐもって響く。
気分の良くないアラーム音以上にそれは覚醒を促した]
…起きなきゃ。
[靄のかかった頭で考えながら伸ばした手は何かにぶつかった。
重たい瞼はまだ閉じたまま、何だろうと内側から数回叩く]
[体が、軽い]
[そのことが、心をひどく重くする。
表情は常に笑顔を保ったままだけれど]
[目が覚めたその瞬間から、心にいくつもいくつも疑問がよぎる]
……なぜ、私はここにいるのでしょう。
[そんなの、分かりきっている。
それは、自分でここに来ることを選んだから]
[目が覚めて、助かったと知ってほっとした。
そして同時に、この惨状を見てどこかほっとした。
……ああ、自分は助かるわけではないのだと]
[目の前に迫り来る死は、恐怖を抱くべきなのか、
それとも待ち望むべきなのか。
よく、分からない]
[結局、大したものなどみつからなかった]
[あればいいと思ったものも]
[なかった]
[回りをゆっくり、ぐるりと見渡す]
[幾つかの気配はまだ、そこにあるのか]
───?
[何かを叩く音]
[また、誰か出られないのか?]
[足は水音から遠く、音のするほうへ]
―― 冷凍睡眠施設 カプセル ――
[手探りで押してみる。
鈍い音と共に塞いでいた何かは外れていった。
ゆっくりと身体を起こしながら瞼を開く]
…あれ?
[無意識に予測した光景と、瑠璃に映った風景の差は大きすぎた。
希望の揺り籠が並んでいるはずの部屋なのに、どうしてこんなに寒々としているのだろう。
座りこんだような姿勢のまま、呆然と周囲を見る]
あ。すみません。失礼しました。
[思わず指でこめかみを揉みながら、挨拶時の非礼を詫びた]
ええ、そうですね。気をつけないと。
どうやら随分と長く寝すぎたみたいで。
ご忠告をありがとうございます。
[あまり上手くない冗句を口にして、
思わず相手方の首輪に行こうとする視線を逃がした]
……一体、ここで何が起こったのでしょうね。
向こうの部屋に行かれたのですか?
[笑顔で話を振ろうとしたが、
コントロールしきれぬまま声音が低くなる]
[鼻歌の主は見つけられないままだった。どこからかやってきたのか戻ってきたのか不明な人影がちらほらと見えているだろう。]
…
[重い足を動かし地面へ向けるが思うようには動かなかった。
これが未だ解決策が見つかっていない病の結果だと、長い眠りの後に知らされた真実だと解れば瞳を細めた。]
― 冷凍睡眠施設 洗面所 ―
――別段構いはしなくてよ。
[視線の行く先、首輪の数字。
それはそうだろう。自身の首輪に片手を添える]
分かりませんわ。
ただ――善い事でないのは確かかしら。
[そうして、ちらとエントランスホールへと常葉緑の眼を向ける]
ええ。
――老人が1人閉じ篭り
――石像が1つ、壊されてる。
玄関は 開かなかったらしいわ。
[目覚め]
[そこに春は見いだせるのだろうか]
[回りを見渡す姿]
───おは、よう?
[眠りから目覚め、膝を抱える姿]
[首を傾げた]
[未だ、眠いかな]
[明滅するレッドランプ。大半は蓋の開いていない装置。
得体の知れない不安が押し寄せてくる]
お、おはようございます。
[同じように起き上がる女性や、歩いてくる青年が見えた。
青年に首を傾げられ、瑠璃を瞬きながら挨拶を返した]
あの、これは一体。
[記憶の混乱。何を問えばいいのかが分からない]
[もう一人の目覚め]
[目覚めていたのかもしれないけど、今気付いた]
───さぁ。
[わからない]
[とりあえず言えるのは]
何か、起きてる。
[これだけだ]
[瞑目]
[溜息]
そうですか。玄関が……。
[常葉緑の軌跡を追って、隣に広がる空間へと瞳が動く。
小さくため息をついて、首を左右に振った。
本当に軽い動きだったのに、首や肩が凝り固まったような音を立てる]
Ich glaube, der Stern,
von welchem ich Glanz empfange,
ist seit Jahrtausenden tot.
(わたしがいま、その輝きを
受けているあの星は、
何千年の昔から死んでいると私は思う)
[そうとしか考えられない想像。無意識に、詩句が漏れた]
そのご老人とも、後でご挨拶が出来ればいいのですが。
ああ、これは失敬しました。
私は、オトフリート・フェヒナーと申します。
よろしく、ミズ――?
[朝かどうか確認する術はないけれど、目が覚めた者同士の挨拶が少し離れた場所で聞こえてきている。
深緑の瞳は黒に近く、細めれば尚更。]
…
[足を地面に伸ばすが触れた途端に痛みが走った気がした。
だがそれと同時に足元の感覚がみるみるうちに麻痺していくかのようにも感じられた。そう、まるで石になるかのように。]
――…そう。
[現状を確認するように言葉を漏らしその場に静かに立ち上がった。元から細身な体だったが、長い眠りのせいか以前よりも痩せた気がした。]
>>294
[現状を確認するような言葉、近くに見える青い青年>>293が言葉を返すのなら彼女は何も語らないままで。]
/*
せんせい。
『冷凍睡眠施設 洗面所』ってどこですか。
…うーん。
洗面台は別個の部屋だったのん?
開始時からそうだけど、
たまに位置関係把握しづらいときあるんだ;
Klage…(嘆き) ……リルケね。
[青年が諳んじた詩の名を呟く。]
――… 外に出なければ分からなくてよ。
こうなっているのは、此処だけかもしれない。
[外へ。
常葉の少女は少しばかり強い調子で
自分自身にも言聞かせるように、謂った・]
…そうね。聞かなければならないことは、沢山。
私はブリジット=R=エグランティエ。
ええ。好きな詩人です。
[彼女の答えに、頷いて正解だと返す]
外――
「まだほんとうに存在する星」はあると信じたいですね。
特効薬が完成した後、予算か何かの都合でここが忘れ去られているだけ、などであれば良いのですけれど。冷凍睡眠装置の様子から、最低限の電気は生きているようですし。
あらためて、よろしくお願いします。
エグランティエさん。
玄関が閉ざされているなら、
何にせよわれわれはしばらくお仲間ですから。
[彼女に、右手を差し出した。
側にいるであろう男性二人とも、
望まれるなら自己紹介と握手を交わそうとしてから]
玄関がだめでしたら、どこかに窓でもあればよいのですが。
換気もしてみたいですし、きっと外も見えますでしょう。
そう。
[そのはずだった]
[語らぬ女から視線を戻し]
エラー、みたいだ。
[フェイタル・エラー]
[望んだ未来が来ない現在]
[伝えるように視線を床や別の装置へ]
[冷たい棺、砕けた悲鳴]
───今の、ところは。
[患者しか見ていない]
そして私も先刻目覚めたばかりなの。
[状況説明を求める言葉に、静かに言葉を返していく。]
…
[足取りは重いまま、女と男の傍ではなく赤い星が煌くカプセルの方へと近付いていった。]
[水音を紡ぎ続ける洗面台の傍
微かな身動ぎ
膝の間に埋めていた顔がゆっくりと上がる]
…ん
[どうやら少しだけ眠ってしまっていたらしい
周囲から聞こえる声に視線を向ける]
/*
Σカルメン、いたのか。
いいや、右側にいたことにしてしまえ。
都合が悪くなるとこの設定使ってる気がするな。
いい加減しつこい気がするけれど、まあいいか。
そして、一回村を出て狂人希望に代えようかなあ。
いろいろシミュしてみた結果、割と生き残る意思が薄い気がした。
エラー?
[小首を傾げて青年の視線を追う。
毀れている砂、明滅する赤、開かない扉]
私と同じなんですね。
[女性の言葉に小さく頷いて、ようやくカプセルから降りようとし始めた。少しギクシャクとしながら、ずっと守ってくれていた殻の中から外へと足を下ろす]
まだ眠ったままの人も多い?
[他のカプセルに向かうのを見ながら思った事をそのまま口にした]
[女はそこで選ばれた星以外の運命を見た。
遅かれ早かれ訪れる未来を予兆するかのような赤い星の点滅。
閉ざされた小さな戸の向こう側には動かぬ人の石像が横たわっていた。]
…っ
[悲鳴を上げることはなかったが、小さく息を飲んだ気配は伝わったかもしれない。次の瞬間、焦ったように誰かを探すように周囲へと視線を配ったがすぐに表情は元のものへと戻っていった。]
教員 オトフリートが村を出て行きました。
見てみればいい。
[答えはそこにある]
[冷たい棺に横たわる石の人]
[人であったはずのもの]
[自分たちと同じみずいろを着た]
それが、答えだろう。
[ちかちかと明減する赤]
[届かなかった悲鳴のようだ]
16人目、教員 オトフリート がやってきました。
教員 オトフリートは、狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
[今まで気がつかなかった、洗面台の死角から、
小さな女性の声が聞こえた]
………?
[半歩足をずらして、そちらを見やる]
ご気分が優れないのでしょうか。
大丈夫ですか、ミズ。
[座り込んでいる様子、体調が悪くなったのかと
慌てて彼女の前にひざを付き、そう声をかけた。
ちらりと彼女の首輪に視線を走らせる。
……一度では見切れず、何度か見返す羽目になったけれど]
/*
うお。嘆きって悲しい詩のイメージだったのか。
切ない中に希望が燦然と輝く詩のイメージだった。
面白いなこれは。
かといって、リルケの詩のストックはほとんどないんだが。
まあ、そのうち言語野があっちいくからいいんだけど。
[悲鳴]
[視線]
[自分を呼んだのか、彼女の声は]
[ことん、と首の輪が揺れた]
さっき、何人か。
[多分あちらにも]
[水音のしていたほうに視線を]
[それから床に崩れた女を見降ろす]
[>>307>>308でブリジットの口から、繰り返し出る言葉。
彼女の想いを伝えてくる気がして、まぶしそうに目を細めた]
高いところにある窓でしたら難しいでしょうが、地上付近なら十分出られるでしょうね。ああ、どこからか丈夫な布でも探し出せればよいのですが。
[そうして、女性の前にひざをついた後のこと。
彼女の首輪の数字を見ると、少し安堵の息をついた。
まだ、そう高くはない]
あなたも、お目覚めになってすぐなのでしょう?
でしたら、気づかれと言ってもそんなに油断は出来ませんよ。それに、そこでそうしていたなら、冷えてもっと体力を失ってしまいかねません。
もしよろしければ、肩をお貸しします。
[彼女の顔色を見ながら、そう言って手を差し出した]
ああ、私はオトフリート・フェヒナーです、マクレガーさん。
しがない薄給公務員ですから、怪しいものではないのですよ。
[返る声に、は、と内心で少しだけ驚いた
貧困地域にあった養護施設で育った上、
商売をしていた地域も"良い"とは謂えず
"ご機嫌よう"などという挨拶を初めてきいたからだ]
…ご機嫌、よう
[小さく返し、
茨を見上げる姿を二つの蒼が追う。]
……寝ても、覚めないのね
起きたら、ひょっとして
健康になった私が居るんじゃないかって、
少しだけ、思っちゃった
[くす、と笑う声は何処か自嘲気味に]
/*
いや、怪しいよ。
ここの誰より怪しいよ。
と、自分で突っ込む。
ギュンターには流石に負けるけれど。
そして、いまだにライヒアルトとエーリッヒとダーヴィッドを混同しそうになる。ドイツ名難しいよドイツ名。
[差し出される手に淡い笑みを]
そう、ね
其の通り、……ね
[彼の謂うとおりだと、心底思う
余程、現状にショックを受けていたのだと、
今更、再認識する
差し出された手に、手を重ねる]
怪しいものじゃない、だなんて
……可笑しい。
[くすり笑いながらゆっくり立ち上がる]
…そう。
[感謝は視線でのみ伝えて、青年から視線を外す。
向けられた視線の先、人の話し声が聞こえたかもしれない。]
[長い眠りの淵で見た幸せな夢の続きを自分は求めたかったのだろうかと自らに問うが、冷えた心は何も返してくれなかった。]
[この城に訪れた時の記憶は徐々に蘇ってきてはいたけれど、その当時の様子と今では異なる建物だと錯覚してもおかしくはないと感じだ。]
…これは、…荊。
嫌。嫌よ。
指が動かなくなってしまう。
[死を恐れるのは当然のこと。けれどそれは恐ろしすぎて言葉にできず、もう一つの恐怖を口にする]
他にも、生きている人が。
[交わされる問答に顔を上げた。
見下ろしている男性を見つめ返すような形になった]
ああ。
[春は、まだ遠い]
[視線をそらした女を見て]
───指?
[それは悲鳴だった]
[漠然とした、疑問]
さっきは、いた。
[今はどこかに行ってしまった]
[でも回りに誰かしら同類はいる]
[辺りをぐるりと見回す]
[人がいればそこで視線を止めて示した]
[あちらにも]
[自分の手に、彼女の手が重ねられる。
その表情が、本当に大丈夫そうだとそっと見て取って笑顔を返した]
ああ。そう言われて見れば。
自分でいってしまっては、台無しですね。
[急かさぬよう、ただそっと支えるために力を込めた]
………あ。
しまった。失敗してしまいました。
そういえば、ゆっくり休めるような場所は、冷凍睡眠装置しか見当たりませんね。
あちらには、何か良い部屋などありましたか?
[あいている手でホールの方を指し、ブリジットたちに尋ねてみる]
/*
やるべきことを、次々挙げるー
でも、実際には動かないー
だって、たくさんありすぎて、「何をすればいいか分からない」状態になっているから。
こういう段取りを作るのは、慣れているし大得意のはずなのに、それが出来なくなっていることにまだ気がつかない。
しかし、そんな設定をどうト書きに反映させよう。
直接的に描写するのはもう飽きた。
…部屋?
私は見ていないけれど、
…あちらには扉がありましたわ。
1つは老人が鎖した部屋。
他の部屋については知らないわ。
開けて、確かめてみてもいいかもしれない。
[自分を抱くように腕を組んだまま、
指先の示す方へと顔を向けた。]
貴方は、何かご存知?
[エーリッヒとダーヴィッドに向けて、訊ねる]
動かなくなったら弾けなくなってしまうもの。
ピアノに二度と触れないのなんて、嫌。
[漠然とした問いに確りとした答えを返す。
相手にとって知りたい答えとなっていたかは分からない]
でもまだ動く。生きてる。
私も、あなたも、あのひとも。
[青年を見て、女性を見た。視線で示された先も見て頷いた。
勇気を奮い起こすように口にする]
[どういたしまして、とにこり笑う彼に
随分と心が救われた部分もあったのだろう]
そうよ、ミスター・フェヒナー。
台無し。
[支えるための力を感じ、
感謝の意を笑みに乗せる
名乗りに、名乗りを返すべきかと思うが
"人殺しの娼妓です"などとは言える筈も無く]
……。
[黙ったまま、"良い部屋"と問い掛ける指先を見る]
>>284
[ブリジットの手を流し、また小さな布で縛った。
すると、そこに黒褐色の髪の男性が話しかけてきた。]
ええ、貴方も起きた方ですね。
[そして、カプセルを見まわす。男性はブリジットと話している。>>292
それをじっと聞きながら、男性がこちらをみれば握手を交わし、名を名乗った。>>301
そして、窓という話になれば、残念そうに…]
僕はさっきあちらの部屋を確かめましたが…窓はありませんでした。天窓は見えますが、蔦が…。
[そして、二人が近くにいた女性に気がついてそちらの介抱に向かうのを見守った。>>317
>>323>>325 良い部屋といわれると否定の方向に首を振ってこう答えた。]
大広間には砕けた石がある。たぶん、あまり休まらないだろう…。
───そ。
[ぽつんと落ちる声ひとつ]
[瞑目]
なら、どうにかしないとね。
[無責任な応援]
[指先が微かに動く]
───ああ。
[未だ、生きてる]
治す、ために。
[ブリジットの呟きが耳に入ると、そう小さく繰り返した。
その声が、一瞬目の奥に沈んだ光を宿す。
それは、すぐに表情筋の動きによって隠されたけれど]
ありがとうございます、エグランティエさん。
ご老人が閉じこもった部屋があるなら、他の部屋も誰かが閉じこもれるだけの施設がある気がしますね。
[そうして、カルメンの方を振り返る]
ああ、気を悪くされたらごめんなさい。
勝手にお名前を拝見してしまいました。
[カルメンの沈黙を、勝手にそう解釈をして、
申し訳なさそうな声を出した]
どうなさいますか、マクレガーさん。
こちらのカプセルでしたらそう動かずに入れますが……。
もし、嫌ならば、すこしお疲れかもしれませんが、もう少し快適なべ……部屋を探しに行きましょうか?
[無言のまま、見つけてきた箒で砂を小石を掃き集める。
白い砂が、白い塵が、かつて命であったものらの残滓であるならば。
ひび割れた壁の傍らに集めた砂を積み上げて、先ほど手折った花を捧げた。]
…おせっかいだったらごめんね?
でも、そのままにしておいちゃいけない気がしたの。
[弔いの作法など知らなかったけれど、静かにその前で目を閉じる。]
[そのあと]
[彼女と彼女がどうしたかは知らない]
[探さなくては]
[浄水キットのようなものはないのか]
[そうして]
[男はまた、自分の揺籠に]
[ピアノ、と悲しそうに言う女。病が進行していけば恐らく指も石化してしまうのは確かなことなのだろう。
目が覚めれば全て解決しているなんて虫の良い話だったのだろうか。それを信じてこの城へと来、目が覚めることなく永久の眠りへとついた者を思うと言葉は出てこなかった。]
[男の名も知らないまま違う方向へ歩むのなら視線だけで送り、もう1人の女性もどこかへ行くのなら止める事はしない。]
…
[箱と赤星が並ぶ部屋でどこかへと続く道が見えていた。
重い足取りは相変わらずのまま、そちらへと向かった。]
―→大広間―
/*
苗字呼び設定を、ものすごく後悔した。
おぼえ、られ、ない。
自分の苗字も毎回名乗るときに確認しているという。
向こうの人って、わりかしファーストネームですぐに呼び合うけれど、あんまりしっくり来ないのでこのまま続行。
変人だから、いいんだ。
そして、カルメンとは縁故をとりたかった。
けれど、カルメンとも縁故をとったらわりと不自然なので我慢。遠くで見かけた、とか、そんな感じがいつかあったら。カルメンの過去は、聞いても表面上は動じないように振舞う気がする。
――こほん
[ブリジットの視線には、軽く咳払いでごまかした]
[カプセルで平気だというカルメンの言葉を聴くと、どこかほっとした様子で息をつく。そんな自分に、かすかに目を見開いた]
いえ。優しいなどと言われる資格、私にはありません。
けれど、ありがとうございます、マクレガーさん。
[静かな口調でそういって]
さて、もしまだお疲れでしたらカプセルまでお送りしますよ。
[ブリジットやダーヴィッドたちに会釈を一つ。
カルメンが望むならエスコートをしてから、望まないならそのままふらりと大広間へ向かう**]
[ブリジットを一瞥し。
会話を交わす洗面所の面々を
其々窺う様な視線を向けた。]
…。
[内面にどのような想いが渦巻いているか
其れを推し量る事は出来ても
しることなど出来よう筈も無い]
……どうして、
こう、 なっちゃったのかしら…
[何に対して、か
茂る蔦、届かぬ空を求めるように、
上方に視線を向けて、呟いた]
[有難う、と謂うオトフリートの声
胸が裂かれる様な感覚に支配された]
……。
[やめて、と云い掛けて言葉を飲んだ
それを拒否する権利すら自分には無いのでは無いかと
思えてきてしまう。
其処へ"送る"と続く優しい声。]
……じゃあ。
カプセル、まで。 御願い、ミスター。
[けれど、折角の申し出は素直に嬉しくて。
エスコートされるまま、自身が眠りについていた
先送りの棺まで、歩んでいくだろう。]
[壁に蔓延る荊の蔦は外界とこの城を断絶するには十分に感じられた。窓もそれらが隠しているのだと気付いた。]
…見えないのね。
[高い天井をまた見上げ呟いた。]
―安置所―
[それから、ゆっくりと安置所のほうへ歩き出す。
ダーヴィッドやエーリッヒはどうしたろうか。
共に来るなら止めはせず。
片手をいばらの這う壁面に沿わせたまま
何か、手掛かりを探すように時折指でゆるりと撫ぜる。
ハインリヒはまだ赤の中の
生きた者を探しているのか。]
――…見つかりまして?
[そう尋ねる声に、
さしたる期待は*篭められなかった*]
― 冷凍睡眠装置安置所 ―
[オトフリートのエスコートにより、
自身の棺まで彼に場所を示しながら連れ添って貰う。
辿り着けば、ありがとう、と伝え]
……ねぇ、
[いいあぐねるようにして、呼びかけを。]
ミスター。
貴方の愛称。 …聴いてもいいかしら?
私は、……
[名乗れぬ後ろめたさはあれど、
それを理由に名乗れない事は、ただ、辛かった]
……カルメン。
そういう名の、オペラが好きで、良く見てたから。
……みんなに、そう、呼ばれてた。
["愛称"をつたえ、情け無く笑う
由来にしても、もう少しマシな嘘は浮かばなかったのか、と。
"愛称"を呼んで欲しかったから、"愛称"を欲す。
名乗りではない、まやかし。マボロシ。]
貴方は、リート?
オットー、かしら?
……オトフ、は無いわよね。 ポトフみたい。
[謂って、くすくすと可笑しそうに。
カプセルの中に座り込み、笑い出す。
やがて彼が大広間へ向かうならそれを*見送って*]
消防士 ダーヴィッドが村を出て行きました。
[いつの間にか眠っていたようだ。
浅い眠りに見た夢が悲しいものだったので、目尻に涙が浮かんでいる。気づいて左手で拭い、そのまま額に指先で触れる。]
熱っぽい。
[微熱はこの病に罹ってからはずっとで、気にするものではないが。
呟いた唇を額に触れた手を降ろして塞ぎ辺りを窺う。人の気配。身動ぎせずにどんな話が聞こえるか耳をそばだてた。]
16人目、消防士 ダーヴィッド がやってきました。
消防士 ダーヴィッドは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
─冷凍睡眠装置安置所/回想─
[青と蒼。
初めて満足が行くいろを出せた事もあり、珍しく撮影の依頼を受け入れた。
青灰簾石を覚えていたのは、そんな理由から]
……『変人』の通り名にも付加価値があるなら、それもあるのかね。
[「name value」という表現>>272。
微かに笑みつつ、口にするのは皮肉めいた言葉だったけれど]
/*
本当にすみません。
なんか狼希望したくなって…いや、はじかれるかもだけど。一応・
つか、ほんと占い師やるつもりだったのに、なんでこう、コロコロ変わるのか、自分…。
[水の音。
何かが倒れる音。
それらを聞きつつ、動く事はしなかった。
全員が体力を消耗する必要もない、というのが、理由の一つ。
もう一つは、濃い緑に接して束の間気が安らいだが故、そこを離れ難くもあったから。
その内、部分的に意識は曖昧となり。
明確なそれが戻ったのは、新たな目覚めや、人の移動が一段落した頃か]
……で。
何か変化は……あった、のか?
[数度、瞬きを繰り返しつつ、誰にともなく、問いを投げてみた]
…ふぅ。
[額の汗を一度拭って。]
久しぶりだったからかな、疲れちゃった。
[いつもと違う感覚で、自分が病人だと思い出す。
お大事にしないと、と思いながら冬眠装置のある場所へ。]
[答えは、あったか。
あるならば、今知りうる事を意識に止めて、嘆息する]
……まったく。
くじ運はいいのか、悪いのか。
[独り言めいた呟きの後、緑に触れる]
ここまで伸びるまでの間に。
お前たちがみたものを聞ければ、多少はマシかも知れんのだがな。
……さすがに、本気で語らう術はないからな……。
[冗談めかした呟きと共に、葉を揺らす。
さわり。
葉と葉が立てる、微かな音]
/*
だから、なんで独り言チェック入ってんのかと……!
しかし、予想はしていたが、やっぱりフルタイムコアですね。
鈍ってる状態で、どこまでついていけるのやら(汗。
>>351
[園芸家の問いが聞こえれば…]
石を砕いた老人がいる。
外には出れない。
窓はない。天窓は蔦に覆われている。
[聴こえたかどうかはわからないが…。]
[人の気配がして見れば、少女と言えるかも知れない女性の姿>>353 そちらから見えるかわからないが、少し笑ってしぃ、と左手の人差し指を立てて
>>355が聞こえて目を伏せた。]
[問いかけへの簡潔な答え>>355。
緑の上、棘に触れぬよにぼんやりと手を滑らせつつ、小さくそうか、と呟く]
外部と接触する術は、今の所皆無、と。
と、なると、中でどこまで動けるか、か……。
[面倒だな、と呟く。
交配種の採取に行く時と、庭弄りをする時でもなければ好んで動こうとしない『園芸家』らしいといえばらしい一言]
>>356>>357
[見れば落ち着いた雰囲気の女性が静かにたたずんでいる。]
>>358
[園芸家からの小さな返事には溜息を返した。]
[丁度目が合った女の人が指を立てる仕草。
思わず息を潜めて、そーっとそーっと室内へ。
なんとなくその傍に座り、みんなの視線を追って天窓を見あげた。]
[女性がたたずみ、園芸家はつぶやき、女性はカプセルで休憩をとる。
一方
生存者を探すコンコンという軽い音が響き。
ふと女性の横にゲルダが座った。そして、見上げる視線。
蔦に覆われた天窓の向こうにはどんな色の空があるのだろう。]
[返されるため息>>359。
特に何か言うでなく、伸び行く緑を追って天窓を見上げる。
言葉を発さなかったのは、言うべき言葉が思いつかなかったのと。
無意識なのか、胸を押さえる様子に話す事で負担をかけるべきではない、と判断したため。
それ以前に、元々口数が多い方ではない、というのもあるのだが]
[玄関らしき場所もその先に行く事は不可能だった。それを確認すると大広間へと戻り4つの扉へと視線を向けていった。
壁際に近付き茨の棘に軽く触れれば冷たく硬いそれが指に軽い刺激を与えた。]
…城中こうなのかしら。
Sleeping Beautyのようね。
[隣に座った女性の視線を追って天窓を見ながら。]
あたしはナターリエ。あなたの名前は、なに。
[そう聞いた。声は他の人にも聞こえたかも知れない。]
空、暗くなってきちゃったね。
[時間の経過は、狭い天窓からしか判らない。
室内を照らすのは、壊れた柩の赤い灯ばかり。
広間の方には、照明が点っているみたいだけれど。]
ん?
わたしは、ゲルダだよ。
[問われて振り向き、答える。]
ナターリエ、綺麗な響き。
[伝えられた名を心に留めるように口にして、少し微笑む。]
[眠った青年は見ておくと、そう告げられると>>259
その場はエーリッヒの言葉に甘えることにする。
久しくの再会…眠る前も、そこまで親しい仲だったわけではない。
だからなのか、彼の隠し方が巧いからなのか、
彼の不調を見抜くことはできなかったけれど。
上がったその首の数値には気になるように紺青が止まった。]
そうかい?
なら…この場は青年にでも任せて、
おじさんは一足先に戻らせてもらうことにしよう。
[あえておじさんと言ったのは、先程面白がったことへのあてつけだ。
>>258ベアトリーチェから申し出を断られると緩く笑って、
けれども、いざなうことは諦めないだろう。]
えー、悲しい。おじさんとなんか歩きたくないかねえ?
まぁ、隣は歩かせてもらうさ…、
リーチェが大丈夫でも、俺が心配なんだ。
―回想・了―
[空が暗くなってきた、という声>>365に、天鵞絨を一つ、瞬く]
……『宵の夜蒼』と、『夜天の紫黒』。
あいつら、ちゃんと咲かせたのかね……。
[空の色から連想するのは、自身の研究。
開くまで見守れなかった二種。
可能な限り、記録は残す、と。
同僚たちは、言っていた──けれど]
……それを、見れるかどうかもわからんというのは。
やれやれ、だな。
―安置所―
[少女は、ゆっくりと安置所の中を進みながら、隣を歩く男の方に耳を傾ける。コンコンと叩かれる音]
新しく起きた人もいるみたい。
ツヴァイさんは何をしてるの?
叩いてるのは、カプセル?
起きそうな人を探してるのかしら。
[立ち止まり、左手をそろそろと伸ばす。当たった先には誰かが入っていたらしい開いたカプセル]
ここの人は、起きる事が出来たのね。誰が入っていたんだろう。
……そういえば私、他の人の名前も良く知らないんだ。
[暗くなって来たとの言葉に頷く。]
ゲルダ、か。名前、誉めてくれてありがとう。
[ゲルダの頭を髪に巻かれた布の上からぽん、と撫でた。]
●業務連絡●
みなさん少しご心配とされてるかもしれませんので、一応。
最後の参加者の方とも連絡はついております。
落ち着かれ次第、もうすぐ(今日中には絶対?)参加される予定ですので、ご安心を。
― 回想/大広間→洗面所 ―
あっ、水が出るんですか。
少しだけ、顔洗わせてもらおうかな。
[眠った青年を見ておくといった手前、
あまりそこを離れる気はなかったけれど、
砂埃のついた顔は洗っておきたいという欲求が勝った。]
僕は、エーリッヒ=A=エンツェンベルガーです。
よろしくお願いしますね。
ふうん?
モーニングコールなら、起きる人には優しく声をかけたほうがいいと思うわ。
[ハインリヒに頼まれると、声のするほうを振り向く]
名前を聞いてくるのはいいけど。
ツヴァイさんに説明するのは少し難しいかな。
私は声で判断できるけど、その声の説明なんて難しいもの。
[そう口にしてハインリヒの傍を離れ、声のするほうへと歩きはじめた]
― 大広間 ―
[戻って一番に目に留まったのは、壁際に積み上げられた、
人だったものの残骸。
紅い花が見えれば、それをした人が誰か知れる。
胸の前で、十字を切り、
視線を眠っている青年の方へと移すと]
おや。はじめまして……ですよね。
おはようございます。
[青年の傍に座っている、初めて見える女性に気が付き、
柔らかく笑みを送った。]
―大広間―
[水色の寝巻の裾を揺らしながらその場に立ち上がる。
足がやはり上手く動かないようだった。]
…
[この病は人によって症状がどこに現れるかは異なると昔書物で読んだことを思い出す。まだこれは初期症状だとしてもあまり良い予兆だとは思えなかった。]
/*
ナターリエさんは、
回想部分で反応されたってことでOKなのかな?
名前間違いされてるって感じではないと思うけれど。
時間軸が少し前後し始めてる……かな。
ん。多人数だと難しいな。
この村、ログ進む時間がコンビニ並みだし。
あのこは 大丈夫なの。
[ひとり歩いていく金の少女は
眼に光を映さない。
少しだけ少女を見遣り、
また違うカプセルを覗きこんだ]
[蔦のない開いたところに腰掛けた。壁にもたれて、ぼんやりと、眠る前のことを考える。
しっかり治せよと見送ってくれた同僚とか、少し付き合ってただろう女性のこととか、思い出した。
そして、その画面を細かなところまで思い出そうと、目を閉じる。
そう、そんなことが今は愉しい。
あまりに非現実な今と比べれば]
[頭に触れる、白く細い指。
小柄だからか、いろんな人に良く撫でられた。
悪い気は、しないんだけど。
カプセル一つ一つをノックして歩く男の姿を、ぼんやりと眺める。]
リーチェの説明なら頑張って聞いちゃうんだがなぁ…。
[笑って見送ると、少女の助言には
笑みが苦笑へと変わり、カプセルの中の住人を覗き込む。]
優しく…ねえ。
つれなく返されそうだ…。
[ばらばらに砕けた石には、茨が絡みついていた。]
― 大広間 ―
[返らない笑みに、頓着した様子は見せず。
変わらずに穏やかな微笑を湛え、頷く。]
はい。先程目覚めたばかりですよ。
あ、僕はエーリッヒ=A=エンツェンベルガー。
エーリッヒと呼んでください。
僕の名字、舌噛みそうでしょう?
[ちゃめっけを乗せて、
柔らかく細められた医大生の眸もまた緑。]
[ゲルダの頭から手を離し、自分の右手を撫でる。痛みは感じないが動かない。右手は利き腕だから困るな、とぼんやりと思う。一時的に麻痺してるだけだと考えてやり過ごす。]
[ハインリヒの声を背後に聞きながら、別の声を探す。
声はいくつかの方向からか聞こえてきた。一つは、ハインリヒに話しかけていた女性。少女は、彼女が呼ばれていた名を思い出した]
あの人は、ツヴァイさんも知ってるみたいだったからいっか。
知ってるだけなら、名乗りあってる声が聞こえてくるから知ってるけど。
[女性二人の声を頼りにそちらへ歩き出す。杖の先は所々でカプセルへと当たり、その度に小さく回り道をする]
[手を振るおじさんにコッチも片手を上げて。]
玄関は茨が沢山で埋まってたよ。
あれ引っぺがしてたら…軽く半年はかかるかも。
[あまり喜ばしい事ではない知らせ。眉をハの字にして答える。]
あとは…、
あ、剣があったよ。おとぎ話の王子様が使うような。
でも…そんなのあっても、しょうがないよね。
助けに来てくれる王子様なら、大歓迎なんだけど。
―大広間―
同じね。
[名前を名乗られれば、自分にも名前があったのだと思いだしたような面持ちになった。
先刻会った2人の名も知らぬままだ。面識さえあれば何とかなると思っていた故ではあったが、自らも名乗ろうと彼の緑を静かに見詰める。]
ノーラ=Z=アストリアスよ。
ノーラで良いわ。
…
[長い名字と聞けば、細い唇が僅かに揺れる。]
ふふ…、そうね。
[こちらへ少女が来るのを見つけ>>392、様子から目が見えないのだと気づく。動こうとするが、声をかけるだけに留めた。]
止まって。正面、装置が。右。
[ハラハラしてるのが声からもわかるだろうか。誰かが少女を助けるなら、ほっと胸を撫で下ろして黙るが、そうでないなら口頭で無事な方向を伝える。]
─安置所─
[名乗った直後、少女がもらした呟き>>386。
『変人』は自覚もあり、自称すらするものの。
『学者』と続けられた事で不機嫌の度合いが増した事に気づいたものはいたかどうか。
いたとしたなら、直後になんだ、とでも言いたげな天鵞絨の瞳を向けられた当の少女だけやも知れないが]
[そんな、意識が泡沫に沈む前の事はさておき]
……いばらで埋まってた、って。
どんな状況なんだ、それ。
[聞こえてきた、状況を告げる言葉>>393に、思わず呆れたような声を上げる。
同時に働くのは、ほんの少しの好奇心、なのだが]
…そうね。他の方も、いるし
[カプセルに手を添え、少しの間沈黙した]
…じっとしているよりは
マシだと思ったのよ。
[動きはハインリヒに比べれば
遥かに緩慢だった。
時おり立ち止まる。
声がするならそちらを向いて]
…剣?
[聞こえた言葉を聞き止め、
怪訝そうに繰り返した]
そんなものがありますの。
前時代的な―――装飾かしら。
[王子様という表現には少しばかりあきれたように]
石?
[こつん、と音がして、けれども杖の先はそれを乗り越える。伸ばした足の先に当たる感触は、少し大きめの石。なだらかな面が、足先に伝わった]
嫌な感触ね。
[たどり着くのに苦労していると、>>383別の方から声が聞こえてそちらへと杖を伸ばす]
あなたも新しく起きた人?
[声をかけると、先ほど向かっていた二人の片方から声がした]
杖が教えてくれるから、大丈夫、だよ。ナターリエ、さん?
[聞こえていた名前で呼びかける]
― 大広間 ―
ノーラさんですか。
ノーラさんの、名字も……結構長いですね。
[表情が薄く見えた相手の、唇が微かに揺れた。
それに気を良くしたように、揶揄するでなく、
そう云って笑みを深めた。]
あ、でもアストリアスってどこかで聞いたことがあるけれど、
なんだったかな……。
[少し首をひねった。
語幹に何か引っかかりを覚えた理由は、
彼女の名字と同じ名の曲を、
いつだったかギター演奏で聞いたことがある。
というだけのことだったのだけれど。]
[呟きに反応してライヒアルトが不機嫌の度合いを増したことを読み取る。]
……ふぅん。話には聞いていたけど、本当に変わってるな
[口元に手を当てる様は、愉しげな色を滲ませるか。]
―大広間―
エーリッヒ程ではないわ。
…そのアストリアスは良い音色を奏でていて?
[長い名字と言われる頃には表情は常のものへと戻っていたけれど、人の笑みを見るのは悪い気はしない。
だけど]
人好きの笑みね。
悲しみの中、笑う必要がない時も
貴方なら周りのためになら笑うのかしら。
[人の顔を見、感じた事を告げるのは職業柄。
そして彼の首の数字が自分の倍以上だった事もあっての言葉。]
あぁ、でも…王子様のキスより先に目が覚めちゃったらダメか。
[一人で勝手に合点して、ハインリヒの揶揄に目を瞬く。]
ぅ、別にそんな意味じゃないよー。
[血色の悪い頬に、僅かに赤みが差したりとかして。]
[そして、その後の今に至るまでの出来事の詳細については省略する。]
[だが、全体を通じて私は一歩引いた位置から観察するという姿勢を通していただろう。]
─安置所─
[揶揄するよな言葉>>402は、聞こえていたが。
この手にムキになると疲れるだけ、というのがある種の持論故に、意識に乗せぬよに努めていたとかいないとか]
……ん。
どうか、したか?
[向けられた視線と、その後の仕種>>403。
訝るように眉を寄せ、問いかける]
[少女に名前を呼ばれて>>399微笑む。]
そう、ナターリエ。
[ちらりと王子様とか言ってたゲルダを見てから少女を見る。]
ゲルダが起きた時には起きてたから、古い、かも。でも、寝てたから新しいかな。
[たどり着くと、イレーネという名を聞く]
私はベアトリーチェ。呼び方は何でもいいわ。
私も起きてそんなにたってないの。
[左手に触れる感触は、先ほどの石とは違う柔らかくて温かいものだった。向こうに、と聞かれると頷く]
うん。でも、先に立つのはイレーネさんの方がいいと思う。私の足、遅いから。
― 大広間 ―
良い音色……ああ。
[与えられたヒントに、やはり浮かぶのは笑みで。
そして、続けられたノーラの言の葉に、
緑の眸を一瞬、見開いた。]
……あ〜、まいったな。
ノーラさん、心理学者かなにかですか。
[微笑に苦さが混じる。
相手の視線の先。
自身の体調を示す数値は自覚している。
頭を、照れくさそうに掻いた。]
[短い金の髪を煩わしそうに左手でかきあげる。
じっとしてても情報はあまり集まらないみたいだし、そろそろ行動に移ろうかと考えている。]
―大広間―
私も良い音色をずっと奏で伝えたいわ。
[遠回しな言い草をして、緑の瞳が開くのを見詰めていたが
見なかった事にするように一度深く瞼を落としてから]
貴方の…エーリッヒに宿る星を
詠もうとしていただけよ。
多少でも合っているのなら…
まだ空には星があるということかしらね。
[見えないと解っているから天井を見上げる事はせず
再び開いた瞳は先刻よりは柔らかな視線を彼に向けた。]
…無理はいけないわ。何事もね。
――王子様ね。
[待っていたのは、王子ではなく。
だだひとり、肉親の手だったが
それもまた似ているのだろうか。
眼を伏せてゆるく頚を横に振った]
夢見がちだこと。
[口をついたのはそんな言葉だった。]
ベアトリーチェ。リーチェ。
そう、やっぱり同じなのね。
[呼び方は自由と言われて、それらしい音を選んだ]
ううん、隣を歩かせて。
ちょっと足が痺れてて。
[まだなのか、もうなのか、自分でも分かってはいない。
引きずるほどではないが左足が重たかった]
─安置所─
……俺に?
[口ごもる様子>>414に、す、と天鵞絨が細まる]
一介の『園芸家』に、満足が行く返事ができるかはわからんが。
……そちらは今、忙しいようだし、手が開いた時にでも声をかけてくれ。
[何かしら、言い難い事なのは察しがついて。
軽く、肩を竦めて言いながら、ずっと緑に触れていた手を離す]
さて。ここで壁に張り付いていても詮無い。
その、いばらの封印とやらを、実際に見に行くか。
[愛でるか否か。
それは、現物を見るまで判ずる事は叶わぬもの。
いばらもまた、彼にとっては愛しむものではあるけれど]
夢、大事。
結構大事だよ?
[夢見がち、といわれた言葉に人差し指を立てて。]
夢、無くしちゃったら人生灰色だよ、って父さん言ってたし…。
/*
アンカーこそ引きませんが。
その振りは美味しすぎます。
拾わずにはおれんかった。
[めっさ真顔った]
しかし、あれだな。
無茶振りきたらどないすべ。
それで希望通ると、根底から色々と組みなおさないとならんからなぁ、あっはっは。
……あいの方向に、がたぶるしておこう。
ちょっとあっちへ行ってくる。
[すっくと立ち上がり、大広間を指差し誰にともなく言い、ベアトリーチェとイレーネの脇を会釈してスタスタと大広間に向かい。
なにか、踏んだ。]
あ。
[感触はなんか、柔らかい。足を退かさないまま足元を見る。
人を踏んだ、かもしれない。
見なかった事にして方向転換し、玄関の傍へ。]
あたしが悪いんじゃない。
[茂るいばらをやぶにらみに見てそう言った。]
― 大広間 ―
星……。
[遠まわしな言葉に、ノーラとは逆。
青年は天を仰ぐ。そこにあるのは茨の蔦のみで。
その先に、星があるかどうかは計り知れない。]
星詠……かな。
[ポツリとそう零して、腰を下ろす。]
じゃあ、お言葉に甘えて座らせてもらいますね。
貴女も、無理はなさらないでくださいね。
[長い四肢を投げ出して、微笑む。
深く突っ込まれなかったことを良いことに、
はぐらかした言葉を向けて。
下から見上げる女性の眸は、柔らかさをまとった所為か、
昔見た星の瞬きに似てると思った。]
そう? 起きたばかりだものね。
[イレーネの不調に気づくこともなく、隣を歩く。右手に伝わる杖からの音が、思ったよりも多くの人がこの空間に居ることを知らせてくれた]
たくさんの、音がする。
でも、もっとたくさんの人が、起きては居ないのね。
私がここに来た時は、たくさんの人が眠りについてたから。
[そして、横目にツヴァイとブリジットがカプセルを叩いているのを見ていたが、]
……もう、出てきて久しく経つ。
無事だったら、自力で出てきてるんじゃないか?
[カリ、と爪を噛みそう呟く。]
―― 冷凍睡眠装置安置所/カルメンカプセル ――
[別れ際。
ブリジットの怪訝そうな顔>>344には、
ただぽつりと呟くしか出来なかった。
それが、彼女に届いたか届かなかったかは知らない]
und glaubte nicht und nannte jenes Land
das gutgelegene, das immersüße
(彼は他人に言いたいように言わせ
あの国をとてもよくできた、常春の国と名づけた)
[だから、その間のカルメンの表情の変化には気がつかず]
喜んで、ミズ
[恭しく左手を差し出して、目的地までエスコートしていった]
[目的地について、きびすを返そうとしたとき。
不意に呼び止められて、驚いたように緑の瞳を見開いた]
愛称、ですか?
カルメン。情熱的でまばゆい、素敵な名前ですね。
[どこか切なげにその名を伝えてくる彼女に、瞬きをする。
尊敬する人物に、生き方を重ねたくなる想いは、分かる。
そこから自分が外れた時の、胸の痛みも。
勝手な解釈だったが、彼女をその名で呼びたくなった]
私も、彼女の生き様は好きですよ。
私にはとても選べそうにありませんけれど。
私の愛称は……残念ながら、そう洒落たものではないのです。
たいていは、ただ「先生」と。
ああ、ただ学生時代はオットーと呼ばれていました。
[そこまで言うと、少し瞳をいたずらっぽくめぐらせて]
……オトフでなくて、すみません。
カルメンがそう呼びたいのであれば、オトフでもかまいませんよ。
[さりげなく、彼女を愛称で呼んで笑う]
─玄関傍─
[途中、通り抜けた大広間。
語らう者たちの内、金髪の男は目覚めの時に見かけたな、などと思いつつ、軽く礼だけをして、横を通り過ぎる]
[そうして進んだ先には]
……ほう。
これはまた。
[先にやって来ていた者の姿より先に目に入ったその姿に。
口をついたのは、こんな言葉]
[通り過ぎる風。ナターリエのものだと知ると、風の向かった方向に会釈した]
……あ?
何か、踏んだのかな。
[ナターリエの声に反応する。振り向くことはなかったが、足音が一つ柔らかく響いたのは判った]
もう一人は、ゲルダさん、だったかな。
…灰色。
[ゲルダと名乗っていた女性の傍まで来ると、立ち止まり、聞こえた言葉を反芻した]
―安置所―
[ナターリエに笑顔で会釈を返されて、ふわりと微笑む。
その隣にいる女性にも軽く頭を下げてゆっくりと歩く]
ずっと寝ていたんだものね。
[どれだけの時間が経ったのかは分からない]
うん。起きてる人も何人もいるようだけど、蓋の開いていない装置の方がずっと多いわ。
そのどれもに赤いランプが点いてしまっているの。
あ、どうも。
[答えている時にナターリエと擦れ違い、再び会釈を交わした]
―玄関傍―
[人の気配にそちらを見る。名前も知らない顔。先ほどから声は聞こえていたか。]
床で寝ている方も悪いと思うよな。
[事情をわかっているかとか一切考えず、そう言って。息を吐いた。]
─玄関傍─
[天鵞絨の瞳に、真剣な光を宿し、そう、と手を伸ばす。
堅固な幹、鋭い棘。
茂る葉の色。
一つひとつ、確かめるよに、見つめて]
……なるほど。
手作業撤去に半年。
洒落にならんな。
[呟いたところに、かけられる声>>436。
天鵞絨が怪訝そうに瞬く]
……何の話だ、それ。
/*
←無理をしないで
に返事をしてない子がここに。
…きっと彼女もあんまり嘘つけないタイプなんだ。
それが顔に出るか出ないか、って話なんだろうね!
こじつけた。
―― 洗面所 ――
[カルメンのもとを辞去すると、その足で一度洗面所に寄った。
そこにはもう、人影がなくなっていたから]
………早く、私物を見つけませんと。
[手早く顔と手を洗い、水を飲む。
そうしてこっそり服のすそでそれらを吹いた]
まさか、自分が口をすっぱくして毎日禁じていることをやる羽目になるとは思いませんでした。あの子達に見られたら、さぞや私は文句を――
[苦笑して、独りごち、凍ったように動きを止めた。
しばしの後。おそるおそる自分の首もとに手をやり、液晶を引き出して]
00%、Lv1ですか。変わってませんね。
一体、私はこんなところで何をしているのでしょう。
[ぽつりと表情のない声で呟いて、大広間に向かった]
/*
やーばい。
発言ptが潤沢にあると思うと、そろるに全部つぎ込みたくなる。
しかし、玄関脇の多角集団には正直入っていきたくない
― 大広間 ―
僕が澄んでる……と言われると、
ちょっと否定したい気もしますけど。
貴女が澄んでるから、見えると思った方が素敵です。
[曖昧に微笑みかけたところで、
一番初めに手を差し出した女性
――ナターリエと名乗っていた、が、
寝入っている青年を踏んで行った。]
あ、その後、調子大丈夫ですか?
[去る後ろ姿に声だけを掛ける。
――右手を気にしていたような、そんな記憶。]
ええ、特効薬ができて目覚めさせられた、
という訳でもないようですね。
[踏みつけられた青年は、それでも寝ていただろうか。
ノーラに答えながら、大丈夫だろうかと視線を落とす。
その視界の端に、黒髪の青年が過ぎ去ったのも見えた。]
―安置所―
踏んだ?
[ベアトリーチェの声に振り返る。
けれど良く見えなかったので追求はしないことにした]
ゲルダ、さん。
おはようございます、でいいのかしら。
[ベアトリーチェについて歩き天窓の見える場所へ。
会話には口が挟めず、ただ聞いている]
[いばらの様子を見ている男が不思議そうにこちらを見た。]
いや、わかってないならいい。
[顔が赤くなってる気がして、誤魔化すように壁に飾られた剣を見た。]
ゲルダが言ってた剣か。あれは、外れないんじゃないか。
[当てずっぽでそう言った。]
/*
一の位が右側にあって、なおかつ最初のランダムが9だったとか、すごく素敵。見間違えろと言われた気がしたのでやった。
しかし、鏡に映さないと見えない設定だと左右反転するので、根性で首輪から液晶は離せるんだよ説にのった。
後悔はしていない。
うん、ナターリエさんが、何か踏んだみたい。
何かわからないけど。
いばら、かな。
[茂っているらしい植物。棘があるのは知っていたから、もしそうなら痛かったのだろうかと少し心配した]
─玄関傍─
……そうか。
[妙に腑に落ちないものはあったが、特に追求はしなかった。
それから、視線を追うように剣へと目を向けて]
装飾用のものなら、外しても中身がない、という事もありそうだが。
いずれにせよ、ここまで育ったものには分が悪かろうな。
剣はそもそも、木を伐るためのものではないし、それに。
[淡々と返しながら、ゆっくりと濃い緑に触れる]
……生木を伐るのは、生半可な作業じゃない。
俺たちの中に、それだけの余力を持つヤツがいるかどうか、そこが怪しいかね。
[剣の用途で即時結びつくのは、いばらの封を解けるか否か、であるらしい]
[すわったまま、むぅ…と肘を突いて何事か考える。]
…第一優先事項、とりあえず生きる事。安全を確保し、ちゃんと食べ、ちゃんと眠る事。
第二優先事項、外部と連絡を取ること。異常事態を知らせ、救助を要請。
連絡が取れぬ場合は…やっぱ脱出かなぁ?
[ブツブツ独り言を言いつつ考える。]
ありゃ、なんか踏んだって?
[小さな子の声に、ナターリエが去っていった方を見る。]
寝足りなくて床で二度寝してる人も、いたしねぇ。
…流石に踏まれたら起きるよね、ふつー。
―― 大広間 ――
[大広間の扉を開けると、女性が何かを踏みつけていた]
…………?
[近づいてみる]
…………!
[人だった]
え。ちょ、あの、大丈夫ですか!
[思わず、慌ててかがみこんだ]
[リディを見たまま、ゆっくり口を開く。]
貴方――、怪我なら
早めに なにかしら 手を打ちなさい。
[怪我を気にする、消防士の青年を
視界の端におさめた後]
お節介が居るようだし――ね。
[自身の手に巻かれた布を一瞥した。
それは、かの青年も、今ノックを続ける研究員も含めてのことだったか。
小さく指先でアクリルのカプセルを叩いた。]
― 大広間 ―
……隠してるという訳でもないですよ。
泣いても笑っても変わらないことなら、
笑って乗り越えた方がかっこいいじゃないですか。
[全てを見透かすような、星詠の女性に、
少し困った風に微笑んで]
自由になる為、なんて言ったら夢見がちですかね。
普通に考えたら、不測の事態によって……
ということなんでしょうけれど。
僕も、一応、医学を目指した一人ですから、
最後まで諦めないという、機会を与えられたと取ります。
[笑って乗り越えれるなら……
その言葉が嘘でないと示すように、
若い男にありがちな勝気さを見せた。]
装飾用ならまるで役には立たないな。
[ふるふると首を振る。短い金の髪が動きに合わせて揺れた。
こちらは脱出以外の用途には考えていない。]
ゲルダではないが、いばら姫を思い出すな。
[生い茂るいばら。今にも動きだしそうな気がして。視線を男に移した。]
そう言えば、名前、聞いてない。
………あの、ミスター?
大丈夫、ですか?
[声をかけながら、ユリアンをそっと揺する。
まさか、寝ているだけなんて思わない]
……………。
[おろおろした表情で顔を上げる。
振り向かずに去っていく女性と、遠くで会談しているカップル]
……………ええ、と?
[信じられないものを見る目で、彼らを見やった]
人?
[ゲルダの言葉と、大広間の方から聞こえてきた声に首をかしげ]
人なら、ナターリエさんは怪我をしてないって事だよね。かわりに、踏まれた人が怪我をしたのかもだけど。
でもそうね。普通踏まれたら起きるわ。それで起きないのなら、踏み方が足りなかったか、眠ってる人が踏まれなれてるのか。
[くすり、と苦笑を浮かべた]
─玄関傍─
ああ。
実際には、どうだか知らんが。
[確かめる気はない、と言わんばかりの態度で言い切る。
天鵞絨は、さわさわと音を立てて揺れる緑に僅かに細められ]
いばら姫、か。
……解かれるのを待つだけの魔女の呪いに囚われるなど、趣味ではないんだが。
[は、と一つ息を吐き。
名の事を言われて、数度瞬く]
……ライヒアルト=ファルベ。
『園芸家』、だ。
[やっぱり、そこは強調した]
/*
ちなみに、ユリアンさんの結構傍の認識でした。
けど、皆さんの中では距離が離れてる認識みたいですね。
ナターリエさんが踏んづけていったり、
オトフリートさんのト書きより。
次発言で修正かけましょう(もぞり
/*
園芸家を強調する理由、出せるといいんだけどなぁ。
……頑張ろう。
ところで。
なんでライ使ってると、こう。
ナタリーと淡々と絡む事が多いんだろね、くろねこ。
紅月然り、アーク然り、今現在然り。
いや、いいけど。
[かっこいい、と言うエーリッヒに細い瞳を細めて]
…嫌いじゃないわ。
[その思考も、その生き方も、彼と言う人柄も含めて。嫌いではないという意味を込めて伝え]
――自由。
それを掴むために選ばれた星達…
[夢見がちという彼を笑うでもなく唯、それを受け入れるように言の葉を綴りながら、医大生だという彼の言葉はすとんと受け入れられた。]
医者の卵…頼もしいわ。
[諦めないという強気な言葉は、私にでもあり自分に向けた言葉にも聞こえて静かに瞼を落とし口元を緩め]
そうね。
[静かに同意を示す。]
そうだよね。怪我をするほど踏まれたら大抵起きる。
それでも元気に寝てるなら、多分…大丈夫なんじゃないかな?
[小さな子の言葉に頷いて。]
うん、たぶん。
[起きれないほど悪化してるとしたら、と思わなくもなくて。]
…様子、見に行った方がいいのかな?
[ちょっぴり心配になった。]
あたしも、確かめる気はない。疲れそうだし。
[利き腕じゃない手で剣を握ってもなにもできないだろうし。]
あたしも、それは趣味じゃないな。できる事を全てして、万策尽きたら仕方ないが。
[眉をぎゅっと寄せた。]
ふーん。あたしはナターリエ。ナターリエ・ルイード。ここに来る前は修道女だった。好きなように呼ぶといい。
大丈夫、だと思うけど。
行ってみる?
もし病気が進行してるなら、寝てられないと思うもの。
[来る途中踏んだ石は、死んだ人の成れの果て。それを思うと、あの柔らかな音はとても進行しているとは思えなかった]
綺麗な女性に同意を貰うと、
僕は単純なので、がんばれそうです。
[やはりいつもと同じ、軟派にまでは手が届かないさじ加減。
声音で言葉の意味合いを柔らかく染めて。
口元を緩めたノーラに、緑の眼を細めたところで]
あ、犯人は、ナターリエさんですよ。
その方、まだ寝たままです、か?
[先程、名前を交わした青年――オトフリートの、
戸惑ったような表情を視界にとらえて、
そちらに視線を巡らせた。]
……踏まれても動かないなら、少し診た方が良いでしょうね。
僕よりは、ツヴァイさんの方がいいかもしれませんけど。
[ノーラの言葉の後押しもあり、重い身体を起こした。]
[自らは知らないが、老人が入っていった扉の前近くで眠っている男の方へ視線を向けてから、重い足取りで数歩ずつそちらへと近付いていこうとするだろう。
そこに居る男性の姿も近付いてくる。]
―安置所―
[リディの様子を見る眸は緩やかに半眼になり]
そう。
好きになさいな。
[呟く言葉、耳に入るは誰を踏んだとか、
誰が寝たままだとか、そういう――]
……起きてても寝坊するひとは居るのだわ……
[からり。不意に白い破片が落ちる。
びくりと一歩引いて身体の前で両手を握り締めた。]
うん、いってみよ?
[立ち上がる。膝も足首も大丈夫。
小さな子の傍で身を屈めて、]
手、繋ぐ?
[杖を使っている仕草で目が不自由そうだと気づいたから、
杖とは逆の方の手にそっと触れて聞いた。]
/*
地図上でいったら、ナターリエさん、
酷く大回りして玄関に向かったことになるんですよね。
……そんなにユリアンさんを踏みたかったのか!!
ドS??(フルフル震えた
─玄関傍─
……必要と思えば、誰かが確かめるだろ。
[剣に関しては、それ以上興味はないようで。
天鵞絨がそちらを顧みる事はなく]
何がどこまでできるか、が問題な気がしなくもないが。
……このまま、何もせずに朽ちるのも、面白くないのは確か、だな。
[さわ、さわり。
音を立てて葉を揺らしていた手が、ゆっくりといばらから離れる]
ああ、そうする。俺の事も適当に呼べばいい。
[好きに呼べば、という言葉に、頷いて。
それから、通り過ぎてきた大広間の方へと視線を向ける]
……で。
なにやら、向こうが騒がしく思えるのは、気のせい……ではないよな?
/*
……最後のお一人……ヘルムートのひとは。
プロログに、追いつけるのだろうか。
[なんか すごく 心配 だ]
ええと、落ち着きましょう、私。
[わたわたして、しばらく彼の周りをぐるぐる回った。
自分に言い聞かせ、深呼吸を一つ。
彼にかがみこむと、まずは呼吸と鼓動の確認]
失礼、ミスター
[生存だけ確認すると、そっと声をかけながら首輪の数値と名前を見た]
サンチェスさん。ああ、まだ大丈夫ですね。
[とりあえず、ほっと息を漏らす]
ええと、頭でも打ったのでしょうか。
それとも、何か別の……?
お医者のスタッフはいらっしゃら……ないですよね。
[眉根を寄せて、考え込んだ]
[長き眠りと病のせいか、痩せた身体、顔も窶れて血色も悪い。
それを綺麗と言ってくれる彼と視線を合わさないようにし
「ナターリエ」という名が先刻の修道女姿の女性と一致させる。
修道女の印象とはかけ離れた行動だとは感じたが。]
…ツヴァイ?
[知らぬ名は、選ばれし星の欠片。]
[エーリッヒが立ち上がるのなら、少しだけ前を歩むだろう。]
おっと、大丈夫かい?
[ブリジットの退く姿には、そう声を掛けて。]
…気をつけて。
それにもう、残り少なくなってきたから…
[残された、カプセルの数は…]
俺一人でも、大丈夫そうだ。
[剣については頷いて話を打ち切る。]
この城の中に手がかりがあればいいが。
[言って、大広間の方から聞こえる騒ぎは聞こえてはいたけど、スルーしたい気持ちでいっぱいではあったけど。]
そこらへんに落ちていたヒトを、踏んだ、っぽい。
[目を逸らして早口に言った。]
イレーネさんは、どうするの?
足が痺れてるって、休んでいく? それとも来る?
[傍にいるはずのイレーネに声をかける。>>469手を繋ぐと聞かれると空いた手を伸ばそうとして躊躇した]
一人で行けるけど……寝てる人がいたら踏んでしまいそう。
/*
3回読み直して、ようやく把握した。
なんていうか、各方面にごめんなさい。
エーリッヒに一番ごめんなさいだと思った。
そんなに近かったのか。
●業務連絡●
ちょっと待ち長いですので、ひとつイベントを先行します。
大広間の扉Bはロッカールームになっており、
各個人の私物がしまわれているようです。
→扉B [[fortune ]] 70以上で開錠:ロッカールーム
ランダムを各自してもらって、該当者はなんとか扉を開けましょう!一人で開けてもいいですし、該当者同士が協力してもかまいません。方法も問いません。
★開錠したのちは★
→各個人の私物ランダム[[1d6 ]]
1.無事にすべてみつかる
2.アイテムひとつだけみつかる
3.みつかるがすべて破損
4.[[who ]]のをみつけるが自分のはみつからない
5.ひとつだけみつけるが破損
6.みつからない
─玄関傍─
行ける場所は、まだありそうだし。
なんの手がかりもない、という事はないだろ。
[思い返すのは、途中で見かけた大広間の扉]
……落ちてたって。
踏んだっぽい、って。
……いや、人って落ちてるものじゃなかろう。
[それから、目を逸らしつつの言葉に。
露骨に呆れたような声を上げた]
うーん、師匠、年寄りだからって早く起きすぎ……。
年寄りは年寄りらしくおとなしくしてやがれ、です。
[ゆすられて寝ぼけながら言葉を発した。
まったく今の自分の立場を理解してない口振りに周りの人はあきれたに違いない]
/*
(479) 2009/09/29(Tue) 23:40:05
(480) 2009/09/29(Tue) 23:40:11
……すばらしきタイミング。
同時じゃないのが、またぜつみょー。
/*
私物ほしい、私物ほしいって急かしてごめんなさい。
いや、眼鏡イベントやりたかっただけとも言う。
オトフリート使うには、モノクルの設定を何とかこじつけなくちゃだめだろうと思う、変なこだわり
あぁ、そっか…あの人が踏んじゃうくらいだもんね。
うっかりみんなで踏んだら大変だぁ。
[ちょっぴり冗談交じりに言って。]
ね、そこに転がってるヒト、まだ寝てるのー?
[そっちのほうへ大きな声で叫ぼうとする。
けど、喉から出てきた音は、思ったよりずっとかすれていて小さかった。]
…あれ?…ん、んんっ……
[喉の違和感に、咳払い。]
おっかしーなぁ…ホコリ吸い過ぎちゃったかな?
だって、落ちてたんだもの。
[頬をふくらませる。]
そりゃ、あたしも不注意だったし、悪かったと思う、けど。
[そう言って今度はくちごもり、大広間を気にしながらも動かない。]
……。
[ノックを鳴らす音を休め、ブリジットの方を見る。
引き結ばれた口元、緩く笑みが零れた。]
…そうかい。
[ブリジットが叩く手を休めたのならば、
大広間の方へと紺青を向けるだろう。]
向こうの様子、見てきてくれるとありがたいね。
何か…新発展があるかもしれない。
[それにその方が、多くの石を見なくても済む。]
なんか、体が痛いです。
寝相が悪かったですか?
[目を擦りながら起き上がる、まさか自分が踏まれていた等とは思うことはなかった。
周りに人が集まっているのを見て、ゆっくりと欠伸をした]
ふぁぁぁぁ、あ。
なんで人が集まっているのでしょう??
引きこもりの老人の心の扉でも開きましたです?
[周りの心配をよそに見当はずれの言葉を吐いた]
─玄関傍─
……それは、寝ていたというのが正確なのでは。
と、いうか、だ。
子供か、あんたは。
[頬を膨らませる様子に、僅かに呆れたような声]
……悪いと思うんなら、思ったなりにやる事もあるだろ。
いや、俺が関わる所ではなかろうが。
現状、否応なく顔を合わせる者同士、ムダにぎくしゃくとするのも意味はなかろう。
[口ごもる様子に、こんな事を言いながら。
やや大広間側に移動して、聞こえる声に耳を傾けた]
ゲルダさん、声、大丈夫?
[ゲルダの声の調子に心配そうに声をかける]
行ってみれば、きっとわかると思う。
起きてたなら、それでいいし。
[かつん、と音を鳴らして杖をつく。大広間の方へ行こうと足を踏み出した]
みんなで見に行けば、踏みそうになったら気づくよきっと。
[研究員がいるという言葉はどこか安堵出来る話だった。
エーリッヒに感謝の言葉を告げられずのまま、起きたばかりの男の首枷の数値を自らも覗き見た。]
Lv2…
[それが良いことか悪いことかの判断は出来ず、迫りくる運命からは逃れられないのかもしれないと感じてしまい左の手で右の肘辺りを掴んだ。]
−安置所−
[懐かしい話だ]
[あれほど気を使った撮影もなかった]
[でも、好い色の花だった]
さあ、どうだか。
[まったくないとは言えないだろう]
[利益。損失。どちらも有り得るもの]
[少なくとも、無作為という名の作為が存在するなら]
[該当している者もいるのかもしれない]
[そう答えたのは、ピアノ弾きが目覚める少し前]
[大広間に人の気配が増えて来る。それを感じれば僅かに顔を上げてその場に来た者の顔を確かめるように視線を向けて行くのだろう。
老人が開かずの扉の向こうに居るらしいと知っても今はどうする事も出来ない。
それなら――]
[言葉も発さず向かい側に見える扉の方へと足を向けた。
だが、ず、と足が重く一瞬だけ引きずってしまう。]
[近づいてきた女性の言葉に]
……そうみたいですね。大事なくて良かった。
[そうして、目の前の男がのんきに大あくびをした]
…ええと。おはようございます、サンチェスさん。
こんなところで倒れられて、何があったのですか?
うーん、どなたか知らないけど心配してくれてありがとうです。
なんか足が痛いけど、大丈夫ですです、きっといつもの寝相の悪さです。
って、なんで僕の名前がばれてます?
[名前が知れてる事に疑問を感じて考え込む]
ま、いっか……。
別に名前がばれてて困ることはないです。
[面倒になったので考えるのをやめた]
で、貴方達は誰?
そして、ここどこですっけ?
石化しそうになって救命カプセルに入ってた記憶があるですけど……。
もう26だし、子供じゃない。それにあんなとこで寝ている方も……
[悪いと言いかけてやめた。]
う。謝る。謝ればいいんでしょう。
[逆ギレしながらも、ライヒアルトの後ろに隠れるように大広間へ。動いている踏んづけた相手を見て胸を撫で下ろした。]
ん、大丈夫。
のど飴?…苦いのは嫌かなぁ……。
[イレーネにニコ、と笑って見せて、何かを探してる姿に気づいたように声を上げる。]
あ、荷物!
私物はカプセルの中に入れられないって預けたんじゃなかった?
あっちの方、だった気がするよ。
[ついでにお寝坊さんの様子も見に行こう、と。
歩き始めた幼子のあとを歩む。]
−安置所:現在−
[自分が目覚めたその無機質な中には何もない]
[あれだけは手元に置いておきたかった]
[一緒に冷たい夢を見るのは叶わず]
[諦めてしまったけれど]
───しん、どい。
[少し動いただけでも、体が疲れる]
[昔はそんなことなかったのに]
[こちらに、人の気配が増えようとしているのを感じる。
ぼんやりと、黒髪の女性が向かいの扉に歩くのを見る]
…………。
[せつな、足を引きずる動作に、痛ましそうに目を細めた]
一応、寝てる時の数値は……何かあったらと思って、
申し訳ないですが確かめさせてもらってましたけどね。
[流石に踏まれて起きないのは、どうなのだろう……
とは、思っていたとオトフリートに返す言葉裏に滲ませて。
何があったのだと問うユリアンには、
小さく肩をすくめて見せたのは
――世の中には知らない方がいいこともあるだろうと。
けれど、そんな気遣いはおそらく意味がないことかもしれず。]
何はともあれ、ご無事で何よりでした。
[微笑んで少し巡らせた視界。集まる人々の顔を見とめた。]
/*
そういえば、大広間で何をやろうと思ってたかというと。
私物捜索大作戦でした。
こんな光景が広がっているとは夢にも。
人数が多くなるとログを流し読む癖は直そう。
……は?
俺と、同い年?
[思わず上がる、惚けた声。
逆切れしながらの言葉には、珍しくも笑みを掠めさせつつ。
期せずして盾のような状態になりながら、玄関から大広間へと移動する]
─ → 大広間─
……大分、賑やかだな。
[先よりも人の増えた空間に、最初に口をついたのは、こんな言葉]
―安置所―
そういえば、そうだっけ。
[ゲルダに言われてようやく思い出す。
二人に頷き、後に続いて歩き始めた。
左足の感覚は薄いまま、けれどまだ普通に見える歩き方で。静かなノックの音が背中の向こうに聞こえていた]
―安置室→大広間と安置室の間の廊下―
……何ですの これ。
…――勢ぞろいね。
[小さな呟き、視線をめぐらせた先
目覚めたらしいユリアンを視界に収める。]
…… ――お目覚め?
[尋ねた後、視線はそのままいくつかの扉をなぞる]
老人は、まだ扉を開けるつもりはないのね。
…
[重い足取りで歩み扉の方へ向かったけれど
自分がこの扉を開ける術は持ち合わせてはいない。
短く瞼を閉じれば、――小さく頷いて]
扉を開ける星は私ではないわ。
[人が増えた大広間から安置所の方へと向かう道を選ぶ。
その間にすれ違う人の顔は覚えても名乗る事は自らしないまま。]
ありがとう、そして貴方も無事でよかったですね、見知らぬ人。
とりあえず、まだ生きてはいたいですからね、ふふふ……。
ふぁぁぁぁ、しかし眠いです、なんでですかね??
[不気味な笑顔を浮かべると大きな欠伸と共に誰も答えを持ってないであろう問いかけを回りにした]
…荷物。私は、この杖だけはカプセルに入れてもらってたの。出たときに歩けないと困るから。
でも、他に何を入れてたのか忘れちゃった。
[大事なものだったような気もした]
二人は、何を入れたか覚えてるの?
/*
自己紹介した。もしくは知られてた
ゲルダ、ブリジット、エーリッヒ、カルメン、
ユリアン、ダーヴィッド
話をした、もしくは絡んだ
ノーラ、アーベル、リディ
残り
ライヒアルト、ナターリエ、ハインリヒ、ベアトリーチェ
イレーネ、ヘルムート
……おお。打率9/15?
過去最高新記録じゃないかなこれ。
ちなみに、なんだか自己紹介は苦手。
なのでたいていは自己紹介しないキャラを演じたりする。
[叩く音が止まった]
[顔を上げる]
[聞こえた声]
[少し肩を竦めた]
───思ってた、より。
[20%にも満たない数字]
[こんなにしんどいとは思わなかった]
[息を吐き出す]
100になるのが、怖いね。
[瞑目]
[安置室をあとにした私は、とりあえず話に聞いた玄関の茨を見に行こうと歩いていたわけだが、]
………こんなところに集まって何してるんだ?
─ →大広間 ─
―安置所―
[いつのまにかうとうとしていたようだ。
ふと、意識が返って、また胸の痛みに顔を顰めた。
そして、しばらく、ただ、じっと安置所の時計の針の音を聴く。]
………
[開いていないコールドスリープの点滅と時計の音のタイミングがふと合って……それからまた、少しずつズレていく……。
それが[10]回ほどまたあった時、やっと胸から手を離した。]
[ライヒアルトが同じ歳だと知って驚いたがなにも言わず。
人が多く、踏んだ相手は人に囲まれているので進み出せば注目を浴びる気がして。
ライヒアルトの背中に思わず寄り添った。]
どうしよ。
オトフリート、フェフェナーさん?
なんか、早口言葉みたいです。
[既に正しく発音できていないが寝起きのせいに違いない。
目が覚めていても発音できる自身は全くなかったが……]
ええ、一応目覚めたですよ?
寝ろと言われれば今すぐ寝れそうです、が!
[近づいてきた声にも返事をした]
―→安置所―
…
[先刻までいた青い青年と――もう1人の男の姿。
周囲を見回せば赤星が不吉に輝き照らしていた。
冷たい壁にそっと指先から手を触れて歩みを進める。]
……ありがとうございます。
起き上がるのに、手は必要ですか?
[ユリアンの言葉に、苦笑して立ち上がった。
質問に肯定されれば、右手を差し出して]
[私は人が集まっている場所に視線を向け、]
ああ、そういえばそこはたしかロッカールームだったか。
手荷物があるはずだが……この状況を見ると無事かは怪しいところか。
[そう呟きつつ、扉に近づく。]
[人の気配が増える中。
医者の卵である青年は、微笑のまま立ち尽くす。
どこが重点的に痛むわけでなく、
けれどLv.2にぎりぎりとどまっているパーセンテージは、
身体全体に均等にかかっている負荷だと考えていい。
それを表に出さぬよう、ただ見守るような態度をとる。]
(嗚呼、ノーラさんは足かな。
ナターリエさんは右手。
ダーヴィッドさんは胸に進行が……。)
[足を一瞬引きずったノーラを捉えて、
知りうる限り、身体の一部に負荷がかかっている人の情報を整理するのは、医学を志した者の職業病のようなものなのだろう。]
……は?
[度々の呆けた声は、予想外の背の感触によるものか、それとも向けられた言葉へのものか]
……どうしよ、と。
俺に聞かれても、困るが。
[返す言葉は淡々と]
今言いにくいなら、後から言うという手もあるだろ。
……向こうはだいぶ、あっけらかんとしているようだし、深刻にならんでもいいんじゃないのか?
んー…何入れてたかな?
[小さな手鏡とブラシとか、チョコレートとかを思い出しつつ、広間へ。]
おねぼうさんおはよう。
そんなところで寝てたら、みんなに踏まれてカーペットになっちゃうよ?
ほら、お金持ちの家とかにあるトラ革とかの。
[オトフリートの手を借りず全身のバネを使って飛び起きた]
大丈夫、です。
周りの女性を助けてあげるといいです。
その方が、貴方にとっていいことが起きるかもしれませんよ?
[ニヤニヤしながら話しかける。
そんなふざけた態度に罰が当たったの足がふらつき壁に頭をぶつけた]
い、たい……。
なんで、こんなところに壁を作りますかね……。
[涙目で無茶を言った]
そうね、杖は傍に無いと困るもの。
[歩きながら自分の鞄の中身も思い出そうとする]
ええと、楽譜と手帳と小物入れはそのまま入れた、はず。
他には何か入れたかしら。
[いつも持ち歩いていた品は思い出せたが、正確な記憶までは引き寄せられなかった]
[でも、人が多いし。と悩んでいるとライヒアルトが提案してくれた事に納得した。]
ありがと、じゃあ、後で。二人きりにでもなれたら。
[微笑んで。ライヒアルトの背中にくっついてる事に気づいて離れた。]
ごめ、……いや、済まない。そう言えばあれ、あの扉は確か。
[人が集まっている扉を指差した。]
[広間まで来ると壁に手をついて扉を探す]
確か、こっち。
開けられない、の?
[目的の扉の前に、結構な人の気配を感じた]
そこの扉の向こう、だよね。荷物入れたの。
鍵は? ないなら開ければいいのよ。
寝すぎると却って眠いです?
僕は眠い時は寝る、眠くない時もやる事なければとりあえず寝てましたから、あんまりその辺、不明だしよくしらないです。
[別方向から聞こえてくる声に]
うーん、トラの敷物になるのはちょっと……。
熊なら少し検討しますけど。
[相変わらずよく分からない答えだった]
●業務連絡●
ロッカールーム開錠は
ベアトリーチェ、ライヒアルト、エーリッヒ
で行っていただいてOKです。
全員のランダム結果を待つ必要はありません。このルールは今後も同じです。
わ
[ユリアンが壁に頭をぶつけると、思わず同時に声が出る]
いや、だから。
あんまり無茶してはいけないですよ。本調子ではないのでしょうから。
[心配そうに、ぶつけた頭を見やる。
でも、なんだか顔が綻ぶのは、教え子たちのやんちゃに少し似ていると思ったから]
でも、ご忠告は感謝します。
手を差し出したいと思うのは、下心からではないですけどね。
[くすりと笑って、騒ぎの扉の方へと体を向けた**]
―安置所―
[背後では扉に奮闘する人が見えた。
扉が開かれるのはそう遅くはないと感じた。]
…
[ずっ]
!
[歩こうとしていた左足が一気に重みを増したように動きを止めてしまい、壁に触れていた手で抑制したがそれも叶わず、その場で膝をついた。
だが、すぐに足の重みは残ってはいたが、今ほどではなかった。]
…嫌ね。
[自らの身に降りかかる先を感じたからこそ安置所へ戻る事を選択したのだ。]
ゲルダさんは、覚えてないんだ?
身の回りのものだったの、かな。
イレーネさんは楽譜? って楽譜?
音階が書いてあるんだと聞いたことがあるけど、音楽をやってたの?
[不思議そうに聞く]
……ああ。
その辺りは、都合よくやればよかろう。
[呟くように返し。
背の感触が離れると、小さく小さく息を吐く。
一瞬だけの、記憶のフラッシュバック。
それを振り払うよに、しばし、目を閉じて]
ん、ああ。
あそこに荷物を預けた……はず、だな。
[目を開き、扉を見やりながら頷いた]
教員 オトフリートは、ゆっくり歩き出す
───何で、末端からなんだろう。
[最初に脳が駄目になってしまえばいいのに]
[思えど、口にはしない]
[近くに来た男に問うかのように]
[すすめられるままに空の装置に腰かける]
あれば、いいけどね。
[希望的発言を否定するような言葉]
[溜息]
[数値は既に二桁だ]
[扉に手をかけガチャガチャと動かしてみるものの開く気配は無く。]
むう。
[ついでにガンガンと数発の蹴りを入れてみるもののやはり開く気配はなし。]
熊なら敷物よりぬいぐるみがいいよ。
きっと可愛いとおもう。
[そんなどうでもいいことを返しつつ、小さな子の記憶に導かれて扉の前へ。]
こじ開けるか…叩き壊す?
[その扉だといわれたところを覗き込みながら。]
/*
今更だけど、今回のキャラコンセプトでも。
とにかく、阿呆ってか謎キャラをやろうと思ってます。
でも、このキャラキープはシンドイ気がしてきた……。
[扉の前に人をかき分けて進む]
針金があるといいのだけど。
よくね、いたずらをして怒られてたの。私じゃなくて弟よ? 納屋に閉じ込められて、扉に鍵をかけて。
おやつ2回分と引き換えに鍵をね、開けてたの。
開くと、音が違うから判るのよ。
>>522>>532
[大広間からやってきら女性がいきなりフラつくのを見て、目を見開くが、さすがにそこまで反応することはできなかった。]
大丈夫ですか?
[その時、また別の角度から声>>535]
ああ、貴方は、
ノッカーですね。
[カプセルにノックするさまを遠巻きに見ていた。]
うん。
[ライヒアルトに生返事をして、扉に気を取られていたから彼の様子がおかしい事には気づかなかった。
扉が開いたら*荷物を探しに部屋へ入る*]
わっ、だ…だいじょうぶ?
[背後の物音に振り向いたら、おねーさんが転んでいて。]
無理、しないほうがいいよ。
固まってなくても、感覚鈍ってるときは怪我しやすいもの。
…一時間正座したあと慌てて立ったら、足首伸ばすの忘れてて思いっきり捻挫したことあるし。
[余計な事を思い出しつつ、助けが必要なら手を貸そうとする。]
/*
うあ、空気読めてなくてごめんなさい…!
最初の中発言から謝罪になってしまいましたorz
連絡できないままでの遅参もすみませんでしたの兎猫です。
これから半月ほど、宜しくお願いします(ぺこり
……覚え違いでなければ。
多分、あれを持ってきたはず……なんだが。
[小さく呟いて、扉の方へ。
ボタン、という言葉>>545が聞こえたなら、そちらに天鵞絨を向ける]
ああ、そうだったか。
よく、見てなかったからな。
[正確には、見えにくかった、というのは言わずに]
ぬいぐるみは卑怯だからいりませんです。
失敗してもキモ可愛いとか反則、だ。
[少しむっとした口調で話す。
何に対してムッとしているのは自分でもよく分からないままだった]
そう、楽譜。一番大好きな曲のと、次の課題用の。
音階だけじゃなくて色々書いてあるけれど。
私、ずっとピアノを弾いていたのよ。
[ベアトリーチェに微笑んだ]
>>548
[女性の困っている様子に立ち上がって向かおうとする。
>>547ゲルダがその後ろにいるのもみえた。]
とりあえず、少し、休んでから動いたほうがいいですよ。
[女性の症状が足にきていることは間違えようがなかった。
自分は手足は大丈夫のようだが……だが、
そこまで考えて、目を伏せて自嘲。考えても仕方がない。]
ボタン?
[扉に手を当てて、パネルらしきものを探す。指先に当たる盛り上がった場所を指で撫でた。
その上から誰かの指がそれを押す。声から、その人物に見当をつけて]
エーリッヒさん。だ。
私のは、同じ鍵でも古い鍵のやり方だから。
鍵穴があればいいのだけど、こういうところのって併用されてるんじゃないのかな。
17人目、政治家 ヘルムート がやってきました。
政治家 ヘルムートは、共有者 を希望しました(他の人には見えません)。
[深い深い闇に、重く沈みこむ身体。
磨き抜かれた革靴を埋めている場所は、馴染んだ緋の絨毯のはずだと言うのに、脚が上手く動かせなかった。タイを緩めシャツの釦に触れようとする指にも力が籠らない。すべての動作は緩慢にしか行う事が出来ず、薄暗い天井から吊られたシャンデリアの硝子だけが、綺羅綺羅と酷く眩しくて不可解だった。
誰かが必死で己の名を呼び続けていた。
遠くから不吉な、そして聞き慣れてしまった、あのサイレンのような音が聞こえた。]
[金髪の男から視線を向けられる>>552と、肩を竦めて]
二重ロックの可能性もあるし、それが確実なんじゃないか?
……問題は、そう都合よく針金ないし、それに類する物があるかどうか、だと思うんだが。
大事無い。
我々の太陽はそこにある。
民が正しく生き延びるため──鬼にでもなろう。
誓いは永劫変わる事は無い。
[腕を伸ばし、触れた相手の指先は柔らかく、そして酷くあたたかいものだった。]
[──意識は浮上し、覚醒がおとずれる。
ヘルムートは、タマゴ型のカプセルの中に横たわったまま、、サファイアブルーに輝く両眼を瞬かせる。
首筋に触れる冷気。荒廃した冷凍睡眠装置安置所の中の気配。警告を示すかのよう、点滅する赤いランプの光。違和感を感じて、首のバンドに用心深く手を伸ばした。]
[壊れるなら、さっさと壊れてしまえばいい]
[苦い笑いが見えた]
[一度、二度、瞬き]
───諦めてたほうが、楽だ。
[諦観]
[下手な期待を持つほうが]
[ずっとずっと苦しい]
[頭の上に乗った手]
───。
[重い、とは言わなかった]
>>554
ツヴァイか。ダーヴィッドだ。デビーでも構わない。
[どうやら男は同年代のようだ。なんとなく親しみを感じて握手を求める。]
ノッカーは気に入らないか?啄木鳥のようだったからな。
>>565
ああ……
[女性が自分の首の数値を見て、驚いた顔をする。]
ええ、これは隠したくても隠せない仕様なのが困りますね。
たぶん、生命を維持していくうえで一番大事な部分が侵されているからかもしれません。
でも、大丈夫です。
[不安気な女性には笑みを…。]
●業務連絡●
全員そろいましたので、無茶ぶりランダムを行います。
【実は<<職人見習い ユリアン>>のみ、メデューサには感染していない。】
/*
…あ、でもこれ、ユリアンこれを見て役職希望とか
変えたりするのかしら…それもありなのかしら?
とか思いつつ…そろそろ眠らなきゃ…
>>#16 により、ユリアンさんだけは、実はメデューサに感染していないことになりました。
なぜ、感染していないのか?なぜ感染していないのに、ここにいるのか?などはすべておまかせです。
がんばってくださいね!!(拳ぐ
青年は…、楽に逃げちまうか?
少しでも可能性があるのならば…
俺は、頑張りたいけれどね。
じゃなきゃ、研究員なんてやってられないさ。
[自分より若い者の諦観の声に、不平を言わない年下の頭をくしゃりと撫ぜると解いて]
/*
……無茶振りは来なかったか。
一応来ても大丈夫なようにしてましたけど。
さてさて、どうなるかな?
……眠くて、文章崩壊し始めたので、
ぼちぼち切り上げ態勢に向かい、ます。
デビー…いや、
ダーヴィットの方が、響きがいいな。
[近づいてくる男にふにゃりと気の抜いた笑みを浮かべると、
アーベルに乗せていた手を伸ばして握手に応じる。
見えた赤毛の男の数値、眉がひくりと顰まりそうになったのは
気付かれていなければよかったが…。]
チクリと嘴で刺して、目覚めさせてやれればよかったんだがね。
そこまで有能じゃあ、ないらしいさ…この左手は。
[ダーヴィットの喩えには、肩を竦めて。
>>566促す声には、背のカプセルへと振り返る。]
…いや、まだだよ。調べてない。
[そう言っているうちに、カプセルは音立てて開かれて。
出てきた同じ服装の…どこか気品の漂う青年の姿に、瞠目した。]
……何故、そこで、俺を見るかね。
[笑顔の指名>>564に、呆れたような声を上げる]
針金……なぁ。
ああ、針金でなくてもいい……のか。
[ヘアピン、という言葉に、しばし、思案をめぐらせる。
心当たり一つ、ないわけでもなく。
ポケットに手を入れて、探ってみる。
もし、持って来ていたら、と。
期待のような、違うよな、そんな気持ちで入れた手は金属の感触に行き着く]
…………ある、か。
まったく。
/*
ところでハインリヒ使いやすい気がしますハインリヒ。
自分がやるところの、ナサニエルのような使い心地。
すごく使いやすいって、意味です(ナサニエル使い)
ノーラも…宜しく。
ここではあまり寝ないほうがよさそうな気はするが…
[名前はダーヴィットに名乗る時に拾われたのだろう。
ノーラの名前も確認して。
石、石、石ばかり並ぶカプセルを、指して苦笑い。]
…なんとなく、だがね…。
このまま目覚めなくなっちまうんじゃないかって。
そんな錯覚起こしてしまいそうだよ。
[ポケットから取り出したのは、色あせた薔薇を模した飾りピン。
どうやって持ち込んだのかは、都合よく記憶から消えているが]
……バカの呪いか。
[物騒な事を呟いて、何の感慨もなく、飾りとピンの部分を引き離す。
古びたそれは、呆気なく、壊れて]
これで。
どうにかなるか?
私が、鍵穴を弄るなら、誰かがそのボタンを押していたほうが助かるわ。
ある程度硬ければ何でもいいのだけど。
[エーリッヒの上から降る言葉に、薄ぼんやりと瞼をあげる。翡翠の瞳が覗く。エーリッヒの顔を写す瞳は、けれども少女にそれを届けることはなく]
だから、そのボタンはエーリッヒさんが押してくれると助かるのよ。
●業務連絡●
す、すみません、気づくの遅れて、
ダイス間違えた場合は振りなおしてくださってOKです。
ごめんね!今後もOKですよ。
/*
天声、お疲れさまですよ。よ!
っつーか、手間取ってすいませ……!
どこまでやっていいのか、いまいち読みきれんかった!
そして。
ランダ神のあいは、ひとまず逃れた。
あとは、役職どーなっか、だねー。
[現れた男と、女と]
[名前を名乗っていた]
[そういう名前なんだ]
[自分は、請われなければ言わないつもりで]
───がっかりするよりは、ましだ。
[髪がかき交ぜられる]
[少しくすぐったかった]
[男の後ろの気配]
[ひとつ開いたように見えた]
わ、まだ無事なのがあったの?
[開くカプセルに歓声をあげて。]
ね、ね、よかったよね!
[ずっとカプセルを点検していてまわっていたおじさん。
そっちを見て嬉しそうに笑った。]
ベアトリーチェさんが、針金部隊されるなら、
そちらの方にボタン部隊をお譲りしましょう。
その方が絵的に奇麗ですから!!
[なぜかおろおろとしてしまった女性に、
どうぞとボタンを指し示す。]
僕は、ちゃんと後ろで見守ってますよ。
[薄く見開かれた少女の翡翠と緑を合わす。
光を映さないからこそより輝くのか……。
その眸の色に、なんとも言えない気持ちになりつつ、
柔らかく少女の髪を撫でて、見守る態勢に移った**]
[ピアノを弾いていた、というイレーネの言葉に、ただ首を傾げて。
ピアノの音は知っていた。ただ、音階以外にも、といわれて、譜面は頭の中で描いた姿を崩す]
聴いて、覚えるだけだったから、な。
[ピンがあるとしると、その声の主に顔を向けて]
ありがとう。ええと、なんと呼んだらいいかしら。
私はベアトリーチェというの。
お礼を言うのに、相手の名前もわからないのは不便だもの。
>>574
………。
[女性が笑みに不快な表情を浮かべたので、その顔を覗きこんで、小さく謝罪しようと思ったけど、それ以上に慈悲深い言葉をきくと、表情をふと止まる。]
ありがとう。
[そして、感謝をこめてそう答えた。]
……ああ。
[期待を込めて向けられる瑠璃>>581に、一つ頷く。
続いた呟きには、小さく息を吐いて]
……持っていても、詮無いものだ。
用途があるなら、転用する。
それだけの事。
[淡々と告げる。
金髪の男の、宝探し、という言葉>>584には、先とは違うため息を一つ、ついて]
そこは、否定しないでおく。
>>572
じゃ、ダーヴィッドでお願いします。ツヴァイ
[和む笑顔には自然に愉しげな笑みが浮かぶ。有能じゃない左手の話に、その左手に少しふざけたストレートを送りながら。
そのあと、異変のあったカプセルに目を向けたので、眉をひそめたことには気づかなかった。]
………。
[やがて出てきた容姿端麗な青年には目を瞬かせた。]
[少女の問いかけ>>585に天鵞絨をそちらへと向け]
ん、ああ。
俺は、ライヒアルト=ファルベ。
『園芸家』、だ。
[既に決まり文句となってきた名乗りの後、先端に気を使いながら少女にピンを手渡す]
では、そちらは任せる。
ああ、多少それが曲がっても、気にする事はないからな。
ああ、そうそういつの間にか知ってる人も多い気がしますですが……、改めて自己紹介でもしましょうか?
ユリアン・サンチェスです。
まぁ、とりあえずよろしくですかね?
/*
名前知ってるメモ:
ブリジット、エーリッヒ、リーチェ、リディ、
ノーラ、ダーヴィット
聞いてるかもしれない:
ゲルダ、ライヒアルト
こんなところか。メモメモ。
ええ、鍵があるなら開けるか壊すかはしませんか?
とりあえず壊さなくて良かったですです、泥棒の技術を持つ人がいるみたいですし?
[人を勝手に泥棒扱いしている事に気づくはずもなかった]
ライアヒルト、さん。園芸って、植物がすきなのね。
お庭を造るの?
と、ありがとう。
[ビンを渡されると頭を下げる]
久しぶりだし、うまく行くといいけど。
[ピンを指で探し当てた鍵穴へと差し込む。カチャカチャとピンの先の音を聴いて、響く揺れを指先で感じて。
イレーネがボタンに指を伸ばした直後、
カチャリ、という音とともに口を開く]
開いた。
[瞠目]
[男の言葉]
[まさかそんなところに発展するとは思わなかった]
[こちらに向かう赤髪の視線]
[僅かな躊躇]
───アーベル。
[がっかりするような名前]
[言われて想像して首を傾げた]
[自分ではわからない]
アーベル=シャハブレッド。
[がっかりされるのか]
[それとも別の反応だろうか]
[告げる]
[後ろの装置に見えた姿]
[太陽から零れるような夏の黄金に似た]
[視線が、吸い寄せられる]
使えるものがあって、よかった。
ありがとうございます。
園芸家の、ライヒアルト、さん。
[ベアトリーチェと名乗りあうのを聞いて]
私はイレーネです。
イレーネ=エンゲルス。
[よろしく、と頭を下げた]
ユリアンさん、私泥棒じゃないよ。
手先が器用なだけ。
[聞こえた声に反論する]
でも、見つかった時は同じ言葉で怒られたけど。
>>595
[ハインリヒに促されて、青髪の青年が名乗ると、手を差し出した。]
アーベル、よろしく、ダーヴィッドだ。
[そして、彼が見る方向を同じく見つめる。]
見事な金色だ。
[起きてきたばかりの青年はまだ完全に覚醒してはいないようだったが…。]
えぇと。
[開いたカプセル、見えた姿。]
あのおじいさんも含めて、17人かぁ。
結構、居たね。
[けれど、沢山のカプセルに比べれば、それはきっと、ほんの一部。]
まぁまぁ、そういわない。
[ベアトリーチェの反論になだめる姿勢をとる]
もし、ここから出て仕事がなくても泥棒で生きていけます。
そう考えるとほら、素敵でしょう?
とりあえずは、そうなるか。
[聞こえたユリアンの名乗り>>591に短くこう返し]
……ああ。
庭弄りも、やる。
[ベアトリーチェの言葉>>594には、部分的な真実で答え、その手元を見守る]
……別に、礼を言われる事じゃない。
必要な事に、必要なものがたまたまあっただけに過ぎんのだから。
[頭を下げるイレーネ>>596には、軽く肩を竦めるのみで。
天鵞絨は、開いた扉へと向けられる]
……問題は、無事に残っているかどうか、か。
[呟く刹那、天鵞絨を過ぎるのは*翳りのいろ*]
― 冷凍睡眠装置安置所 ―
[何時の間に眠りにおちたのか
蓋の開いたカプセルの中では、
緩やかなウェーブが小さな海の様に広がっていた]
ん…
[波間に開く二つの蒼]
――。
[そっと上半身を起こし眠たげな蒼が周囲を窺った]
あっ、ごめんなさい。
リーチェは耳で覚えるのね。
私の弾くピアノでも役に立てたりするかしら。
[盲目では楽譜が見られないということに遅れて気がつく。
点字の楽譜などもあるのだが、特にやろうとしなければ触れることもないだろう]
ユリアン、さん。
[そちらにも頭を下げる。
他に知らぬ人から名乗られれば同じようにするだろう]
[差し出されたダーヴィッドの手]
[微かな躊躇]
[そのあとに、重ねて、握り返す]
───よろ、しく。
[大きい手、だなあ]
[それから、目覚めた男を見る]
[綺麗な金色]
[少しだけ、写眞家としての気持ちが、うずいた]
>>603
[アーベルと握手を交わしたのち、また気配を感じてそちらを見る。
確かさっき、オトフリートと話している時にいた女性……]
おはようございます。休めましたか?
[上半身を起こし、こっちを窺う様子に、声をかけた。]
[蹴っても無駄と分かった後、私は一歩下がったところから成り行きを見ていたわけだが、カチャリという音がするとほぅと声を漏らす。]
……これはすごいな。
しかしまあ、どこでそんな技術を覚えたのか気になるところではあるが。
……もしもの時に使えるだろうから、覚えてみるのも手かな。
[ポツリと呟く。割と真面目に悩む私で*あった*。]
出られたって、目の見えない泥棒なんて、いると思うの?
盗むものが何かもわからないのに。
[少しだけ腹を立てた様子で扉の向こうへと。
杖の当たった先にロッカーがある。手で触ると、それがそうだと知った]
ここね。私の荷物、ちゃんと残ってるの、かな。
[いい名前?]
───そうかな。
[わからない]
[ダーヴィッドと握手していたその手がほどけ]
[ハインリヒに軽く首を傾げた]
[目が覚めた女の姿]
[こん、こん、こん]
[お、は、よう?]
[自分のいた装置の淵を、軽く拳で叩いた]
[並んだロッカーの数を杖で叩いて数えて行く]
3行って、10列目。下から、2番目。
[頭に浮かんだのは、眠る前に覚えたロッカーの場所。
パスワード式だったはずだが、鍵が壊れているのか何もせず開いた]
うん、私の、だ。
この感触、覚えてるもの。
[取り出した鞄はキルト生地。ボタンで留められているのをはずすと、中へ手を入れて確認する]
ブラシに、ゴムに、それから。
ん?
[歓声の上がる広間の方を見て。]
鍵、あいたみたい!
ロッカールームだって言ってたよ!
[大きく出そうとすると、少しかすれる声。
それでも見に行こうよ!と元気に駆け出す。]
[鞄の底から取り出した、小さなポシェット。中から取り出したのは、銀の鎖と小さな指輪]
ママ。
あれから、どれくらい経ったのかな…。
もう、誰も生きてないくらい、経ったのかな。
そんな事、ないよね。
[指輪と鎖をポシェットに戻す。他の荷物も鞄に詰めて、腕を通し背負った]
―部屋B―
そうだわ、ここの一番下の段。
[奥まった場所で見つけた鞄は酷くほつれていた。
お気に入りだった麻生地の鞄。どうしてそうなったのかは分からないが、中身共々完全に傷んでいた。
束ねてあった楽譜は張り付き、剥がそうとすれば崩れてしまう。手帳は染みだらけで読むことも書くこともできなくなっていた。
小物入れは無かった。入れ忘れたのか、消えてしまったのか]
そん、な。
[手にしたまましばらく呆然と立ち尽くして。よろよろと広間の方へ戻ると、ボロボロの鞄を抱えて端の方に座り込んだ]
>>611
[アーベルが新たに起きた女性に話しかけるようなノックを送る。その様は少しほほえましかった。彼は不器用なんだということがよくわかる。]
>>615
そうですか。ええ、それはよかったです。
[向けられた柔らかな笑みに、笑みを返す。
さっきは儚げな印象しかなかったけど、今度は親しみがわいた。]
お。
[広間から聞こえる歓声とゲルダの声。
幾つかあった扉が開いたのか。]
ロッカールームが開いたのか。
荷物…荷物か。
無事なら……
[その場に居る者へ、行こうかと促しの視線を向ける。]
[ダーヴィッドがこっちを少し見ていた気がした]
[なんだろう]
───うん。
[躊躇]
[そしてハインリヒに頷く]
[遠い歓声のような]
[なんだろう]
[軽く首を捻った]
全滅より、ましだ。
[数字を告げる声]
[こたえる]
[おぼろげな記憶を頼りに探す。
けれども何も見つからなくて。]
…ぁーぁ、無いみたい。
何処行っちゃったんだろう。
[左の手首には、日に焼けない色の肌がリング状に残っているのに、]
時計、ここにも無かったんだ。
[しょんぼりとうなだれた。]
>>621
[一体何の歓声かと思った時、ハインリヒがロッカーが開いたといったので、表情が少し明るくなった。]
ドアが開いたみたいですね、あの声だと。
[さて、何を持ってきてたっけ、と思考をめぐらせる。
そして、ハインリヒがみなにいくかどうか促すのを眺めてた。]
───。
[硬質の音]
[自分が最初にやったことと同じ]
[面白い]
[青灰簾石、ふたつ]
[少しだけ細めた]
───ああ。おはよう。
>>626
[ゆっくりと歩み寄ってくる女性に手を差し伸べる。]
今ですか?
どうやら、広間のロッカールームが開いたようです。歓声が聞こえるでしょう?
[もし、介助に彼女が抵抗を示さなければ、身体を広間のほうに向けるように…。]
大事なものはおありですか?
それ、楽譜?
[たしかイレーネちゃんだったと思う女の子の手には、ボロボロになった紙の束。
劣化具合は、とてもとても長い時間を感じさせて。]
あ、でもさ。それでもあっただけよかったじゃない。
…わたしのは、何処入れたかわかんなくなっちゃった。
[苦笑い。それでも気落ちした様子で自分のカプセルの方へと戻る。]
[赤髪の彼が介助を申し出てくれたのなら
申し訳無さそうにしながらも受け入れる
それほどに、数値以上の辛さを
身体が感じて居たから。]
ありがとう、助かるわ。
[小さく礼を向けて、
大事なもの、と問われれば広間の方へ視線を遣り]
……大事な、もの
[記憶を掘り起こす様な言の葉が一枚、舞った]
[こちらへ近づいてくる女]
───ロッカー。
[ハインリヒのその言葉]
[少しだけ指先をきつく握る]
[過剰な期待はしたくない]
[だけど]
───行って、くる。
[いっそ駄目なら、諦められる]
[諦めるために]
[決めたら、意外と足取りは速かった]
[後ろの声など、聞こえなかった]
ああ、僕も行きますよ、先に行っててください。
>>631>>633
[ハインリヒやアーベルがロッカーに足を向けるのを見てそう返した。
他にもヘルムートやノーラも向かうだろうか。
ノーラの足のことも気になったが、今目覚めた女性がやはり危なかしげで、そちらに気を向ける。]
僕はダーヴィッドです。貴女のことはどう呼べばいいですか?
ゆっくりでいいから…
来るといいさ。
[中に残る者たちにそう告げたのは、
ダーヴィットの数値が、気にかかっていたからだ。
そのまま歓声の聞こえた方向へと向かう。
荷物は、何を持ってきていたっけ…、何を…]
安置所―→ロッカールーム
−B−
[声が近づく]
[いや]
[自分が声に近づいているのだ]
[そっとその輪の中に混ざる]
[誰がそこにいるかを把握するよりも先に]
[荷物は]
───。
[片隅のロッカーの一番上]
[開くまで、中を見るまで]
[指先が、震えていた]
―大広間―
[扉Aの近くにぺたんと座り込み、鞄を抱いたまま俯いていた]
大切だから持ってきたのに…。
[ゲルダに話しかけられ顔を上げる。
瑠璃から透明な雫が床に零れ落ちた]
でも、これじゃもう読めないわ…。
ゲルダさんのは、見つからなかったの?
私も小物入れは無かったの。
[グスンと鼻を啜り、右手で目を擦った。
気落ちしているのは伝わってきたから、自分ばかり泣いてばかりでもいられなかった]
>>634
ええ、構いませんよ。お連れします。
[しっかりとしたお願いの声に答えると、その手を取った。
本当は抱きかかえることもできたけれど……。
ほんの少しだけ、胸が痛んだので、躊躇ってしまった。]
[一度は背負った鞄をもう一度腕に抱く]
ママの匂いがする。まだ、残ってたんだ。
あの香水も、入れて来ればよかったな。
[キルト生地に染み込んだ香水のかすかな匂い。手作りと思われる鞄は、所々がほつれていて、経った年月を感じさせた]
眠く、なっちゃった。
[鞄を抱えたまま座り込む。こてりと枕代わりに顔を埋めて、うとうと*し始めた*]
[皆の荷物は見つかったのか。
俯いている者の姿も見える。
あまり、期待はしない方がいいのかもしれない。
入ったロッカールーム、記憶を辿ると下の方に自分の名前。]
…"Halsdorff=Heinrich"。
ここだ。
[ツヴァイは通称、だから登録された名には記されていない。
見つけた普段の名乗りよりも少し短い綴りに、
ロッカーの扉をゆっくりと開ける。]
―――………?
[荷物は、確かにある。
けれどもそこにあったのは、自分の荷物ではないようだった。]
[扉]
[開く]
[そこにある黒いカメラバッグ]
───。
[未だ、怖い]
[開ける]
[確認する]
[最後の放浪からそのままだから色々はいっていた]
[カメラを手にとって]
[レンズをつけて]
[上を向いて、シャッターを切る]
[押すまで少し時間が必要だった]
>>642
ヴィヴィですか。
………昔、そういわれたこともあった気がします。」よろしくカルメン。
[そして、カルメンの介助しながら広間に向かう。]
愛称ですか。情熱的な愛称ですね。
[浮かぶのは有名な戯曲で、
でもそのイメージと彼女とは少しギャップもある気がした。]
[機械の動く音]
[フレームの中へ空気を切り取る音]
[シャッターは、ちゃんと下りる]
[あとは、フィルムが生きているか]
[こればかりは現像してみないと分からなかった]
[フィルムは生物だ]
[銀塩用のこれらは流石に無理だと思う]
[でも、デジタルのほうはどうだろう]
[くるりと、あたりを見回した]
[電源が、欲しい]
/*
これは
ブリジット−ハインリヒフラグが完璧なものに!
と思ったのだけども。
私幼い役どころをすると年上に惚れるみたい。何故かしら。
中の人が(ry
―大広間―
[座り込んだまま安置室の方へと戻ってゆくゲルダを見送った。
何度か目を擦っても、涙はまだ止まらなくて。
あのカプセルの中に戻ったら、いつか自分もこの荷物と同じになってしまうような気さえしてきてしまって]
大丈夫だって言ったじゃない。
兄さんの嘘つき。
[八つ当たりめいた独り言を呟いて、再び顔を伏せてしまった]
[何故、ブリジットの荷物がここにあるのか。
単純に入れ替えられただけなのか、それとも。]
…眠る前に、何かあったっけかね…?
[思い出そうとしても、思い出せない。
けれども、誰かの荷物が見つかったのならば
それはいいことなのだろうと、そう思った。思うことにした。]
[聴こえるシャッターの音に、紺青はそちらを向く。]
…無事だったかい?
[辺りを見回して気づく]
[ぱっと視界にに入ったのはハインリヒの姿]
[自分の事しか、見えていなかった]
[そこに気づいて、レンズを外してカメラを一度バッグへ戻す]
[他には何を入れていたか]
[浄水キット。充電ユニット。手帳と鉛筆。財布に、鍵]
───よかった。
[かすかな呟き]
[使えるかどうかわからないようなものもあるけれど]
― 安置所→ロッカールーム ―
[ヴィヴィの数値に視線を向けては、居ない。
誰のバンドも特に見ては、居ない。
正確に言えば、意識的に、見ない様にしていた。]
ありがとう、ヴィヴィ。
[其処まで介助をしてくれたヴィヴィに礼を言い、
そっと指定のロッカーへ。]
……
[自身の名とは違う、女の名前。
己が罪を責め立てる、無機質な文字が刻まれている。
黙ったまま、静かに扉を開く。]
[もう一度シャッターを切ってみた]
[フィルムを入れてはないけれど]
───フィルム以外は。
[動き自体に問題はなさそうだった]
[だから、ハインリヒの問いかけに頷く]
―大広間―
[ロッカールームへの扉が開いていて、それぞれ中を探索しているようだ。]
>>652 ええ、お役にたてればなによりです。
[カルメンが自分の荷物を探しにいくのを確かめてから、
自らも足をすすめる。ふいに聴こえるシャッター音]
アーベル……よかったな。君はカメラマンか。
[見ると、カメラをしまうところだったろうか。
そしてその近くにいるハインリヒにも顔を向けた…。]
………ツヴァイ、それ、君のか?
[明らかに女性ものの荷を手にしてるのを目撃してしまった。]
僕の道具はどこ、です、か、ねー?
[相変わらずよく分からないテンションであった]
ない、です。
[辺りを見回すも自分の荷物は見つからない]
なんだか保存状態がこれだけ、すごくいいです。
グッドって奴です。
[保存状態のよい荷物を発見しその荷物の観察を始めた]
オト、フリート?
うーんと誰でしたっけ?
[何処かで聞いた名前の気がした]
ああ、フェヒナーさんです。
神様の奴がきちんと見てたようです、ね。
[先ほどの会話を思い出してにっこりと微笑む]
や……、
[訪れたダーヴィッドとカルメンに手を振ると、
手に持った荷物には少し困ったように目配せを。]
…ブリジットお嬢さんのさ。
俺のロッカーに入ってた。
……困った、ね。
盗んだわけじゃないとは思いたいが…、
これじゃあ、疑われても文句は言えない。
今の内にお嬢さん用の言い訳を作っておかないとなぁ。
[自分の荷物は見つからなかった。
それを残念だと思っているのか、よくあることと思っているのか。
そもそも何を入れていたのかよく思い出せないからかもしれない。
だから、落胆した気分になっていないような気がする。多分。
なのでダーヴィッドには、肩を竦めて冗談を返した。**]
/*
日本語がとてもおかしくなっている。
気に しない。
イレーネオトフリート辺りにも絡みに行きたいねえ。
プロロ中に できるか どうか。
ところで何も登録していないのに、少女と打つと
ブリジットと変換されるんだが…何があった、俺のIME。
>>659
ああ、ブリジット…エグランティエさんのですか。
[すぐに悪い、というような顔になる。
いや、盗んだというより、本気で彼の持ち物だったらどうしようかと思ったなんて、いえるわけがなかった。
でも、世の中いろんな人がいるしな…。
もちろん、彼の冗談には苦笑いを返した。]
───せめて、写眞家と、呼んで。
[カメラマン]
[その言葉はあまりにも広域に及ぶ気がした]
[ダーヴィッドに自分の意見は通るのか、否か]
まあ、ね。
[カメラバッグを抱いて、ハインリヒに頷いた]
[これでも、昔の自分は割と名前も売れていた]
[売れる売れないなんて気にしたことはなかったが]
[ただ、写眞を撮ることで生きていけていた]
[今となっては過去の話だ]
[どれぐらい時は経ったのだろう]
[バッグを開く
中身は眠りに着く前のまま
中身の無いアトマイザー
化粧道具を入れる余裕なんて無かった
逃げ際、無造作に掴んだ衣服が数枚と、
ハンカチで巻き隠した小振りのナイフ
……何故、捨てなかったのだろう
他には、 何か、と探しても
それ以上 ある筈も無い
全ては眠りに着く前のまま
ただ、その時間が、自分と共に、起きただけ]
/*
あそこで最大値を振るとか。妙なアイがまた届きそう?
にしても絡めていない人が沢山いるけれど、自分から動けそうで動けない体たらく。
付き合ってくれた方々はありがとうございます。
明日以降もっと頑張れますように。
メモにどこまで書いていいのか(個人的に)悩むのでこちらに。
ユリアンさん、大ヒットおめでとうございますー!
おやすみなさい。
[きゅ、とバッグの口を閉めた
何事もなかったかのように振り返り]
……どう?
ヴィヴィは?
[面々から、声のあがらなかった
ヴィヴィの荷物はどうだったか、というつもりで
問いかけ、笑みで首を傾ぐ]
>>661
[カメラマンと写真家。同じのような気もしたけれど、
何かこだわりがあるようで……]
じゃ、写真家で。
[ふと、自分のことを「園芸家」と名乗る男のことも思い出す。]
どんなものを撮ってたんだ?
[自分の荷物を探しながら、さりげなく*きいた。*]
[声が響く。母の、声だった。いつまで眠っているのかと、肩を叩く音。声。でも、その感触はなかった。
聞こえてくるはずの小鳥のさえずりも、そこにはなかった。
目を覚ますと、母の声も消えていた。
ただ、鞄から香るその匂いが懐かしい夢を見せたようだった]
……朝じゃないから、まだ眠っていても大丈夫、よね。
怒る人だっていないもの。
俺は……何を、持ってきていたっけね。
[覚えているものは少ない。][少ない。][…何故だろう?]
[時間が経っているのに、思い出すものが少ない。]
[まだ、時間が足りていないのか…ああ、でも。]
パスケース…。
[そうだ、パスケースは 持ってきていたはずだ…。]
>>663
[カルメンはどうやら荷物があったようだ。]
僕は今、探しています。
まぁ、たいしたものはもってきてなかった気がします。
[でも、コールドスリープに入るのだから、それなりに何かあったのかもしれない。
だけど、今、すぐに思い出せないのは、なぜだろう。]
[あとは…もしかしたら、試薬も入っていた。
それが見つかれば、大分変わっていたかもしれないのに。]
[特効薬、思い出して…緩く眉を寄せた。
あの"自称園芸家"の青年とも、話をしなくては。]
[あとは…、………………]
[…………]
[……]
[―――…だめだ、思い出せない。**]
[ツヴァイと呼ばれた男を見る
言い訳、と口にする様子をじっ、と見て。
アーベルと呼ばれたノックの彼へ視線を移した。
ヴィヴィとの会話からある程度を察する。]
そう。
……写眞家。
[その世界に、一切の知識は無かったけれど。
何処か、羨望めいた色を持つ蒼が彼へ向く。]
[又、眠りに落ちようとして、けれども眠れずに。
うとうとしていた時間は、ほんの少しのようだった]
感傷に浸ってどうするの。
いつまで眠っても、ここに、ママが現れるわけないんだから。
[鞄を抱えたまま、立ち上がると大広間の方へ向かって歩き出す。杖も同じように抱えていたから、歩き出した途端にロッカーにぶつかってよろめいた]
[茶色いバッグを掴んだ女を見たあと]
[ダーヴィッドのほうに視線を向け、頷いた]
[被写体の話]
自然とか、建築。
[カメラバッグを手に、元いた場所に戻ろうと]
[あそこなら電源もありそうだ]
[少し間が空いて、思い出したように]
───昔は、人も撮ってた。
[青灰簾石]
[瞬いて]
[言葉を、残した*]
[聞こえた話し声は知らない声。いや、一人は一度聞いていたかもしれないと思い出す。それでも名前は多分知らないままだったと、ロッカーを探しているらしい男女>>670の方へと顔を見せた]
……おはよう、ございます?
それともはじめましての方がいいのかな。
[名前と一緒に会釈すると、大広間の方へ身体を向ける]
[手伝いを申し出るも、
少し離れた位置で、ロッカーにぶつかる音を聴く
其方へ視線を遣り]
……ねぇ
だい、じょうぶ?
[よろめく様から、心配になり
ゆっくりと其方へ歩み寄りながら声をかけた]
[質素ながらも身の回りの品を持って来ていたのに。見つけたロッカーに入っていたのはひとつだけ。]
皮肉、か。
[嘗て、メデューサに感染するまで肌身離さず持っていた小さなロザリオ。芸術的な価値も、骨董的な価値も無ければ、武器として機能しもしない。]
持って来てたかさえ、忘れてたのに。
[左手に持ってそっとロザリオに唇を寄せて、どうしようか考えあぐねて、自分の首にかけた。
気持ちが沈んでいるのは、荷物が見つからなかったからでもロザリオが見つかったからでもなく。]
……………
ばかみたい。あたしは……イヴにも聖母にもなれはしないのに。
[左手でそっと下腹部を撫でて微苦笑。声は、誰かの耳に届いたかもしれない。あまり聞かれたくはないけど。]
―― 大広間 ――
[人だかりの方へと足を向けようとした。
けれど、その視線の先はもう随分と混雑していて]
ああ、そういえばここは手荷物預かりの所でしたね。
開きそうなのですか?
[誰にともなくつぶやいた。
誰からも応えがなくとも、人垣の背後から分業体制が成立しているのが見えて。では、まあそんなにせく事もあるまいと、その場を離れる]
眼鏡やハンカチが手に入りましたら、とりあえずは何か食べるものがほしいですね。食料庫など、あるのでしょうか。単に冷凍睡眠装置だけでは困ってしまいますね。
[ぶつぶつと独り言を呟きながら、残りの扉の様子を見てくることにした]
[玄関に行っては、見事な茨の檻にため息を付き。
AやCの扉に行っては、コンコンとノックの後に一頻り一人開けようと四苦八苦して]
……どうにも、駄目ですね。
はて、壊せそうではありますけれど、何か道具があればいいのですが。体当たりしてみましょうか。
[ふっと顔を上げた時には微苦笑は消えていた。]
食べるものとか着替えとかないかな。このままじゃ不便だし、食べるものは無ければ死活問題だ。
[かと言って。石になった人たちの荷物をあさる気にもなれない。]
食べるものはあるはず。きっと、どこかに。
[多分に希望的観測を含んだ言葉。滅入りたくはなかったから、わざと明るい口調で言った。]
やらなくてはいけないことは分かるのに、上手くその方法が思いつかない]
……ああ、やっぱり調子が出ませんね。
何かトラブルに巻き込まれるなど、結構慣れていますのに。やはり、寝ているだけでも冷凍睡眠ともなれば疲れるのでしょうか。
[肩をまわし、首をふる。
慢性的な肩凝りが、今日は随分とひどい]
[やがて、最終的に落ち着いたのは老人が篭ると言う部屋の扉の前]
[コンコンと一つノックをして]
……こんにちは。おはようございます。
どなたかいらっしゃるのでしょうか。
[中に向かって挨拶や自己紹介など話しかけていた**]
[なにか探そうにも、微熱が辛くて少し休みたかったけど、装置に戻るのは厭だった。
二度と覚めない眠りに落ちてしまいそうな気がして。
ロッカールームの一辻隣に眠ろうとしているベアトリーチェを見つけて近くへ。]
ね、ベアトリーチェだっけ。傍に居てもいいかな。あたしが寂しいから。
[問いかけて、了解を得られれば少女の隣に身を横たえて目を閉じる。きっと、眠りはやすらかではなく。*眉間にシワが刻まれている*]
[ふと、思い出したのは
ずうっと帰り際待っていたこと。
同じクラスの子供たち。
迎えに来る親御たち。
ひとり ひとり 居なくなる、
黄昏時の遠い記憶。
大きな車で迎えが来ても、
其処にいるのはただ只管に丁寧な召使が居ただけ。
逢いたい人は居なかった。
黄昏。長い影が伸びる。
“――は、お忙しいのですから”
知っている。
知っていた。]
[荷物と、他の人に気をとられる人々の中
誰も触れていないロッカーの角に手を添え
ブリジットは俯きひっそりとため息を吐く。
――少し疲れた。
身体がだるいのだ。
荷物が見つからなかった所為か、
動き回りすぎた所為か。
きっと両方だ。
ロッカーに添えた手とは反対の手で、
自分の頚の首輪をなぞった。
たった1%なのに。]
[来た時、ヴィヴィの介助を必要とした。
お陰でとても楽だったけれど。
頼りっ放しではいけないと考えたか、壁に身体を預け
引き摺る様にしながら安置所へと歩き出した。]
…っ
[ず、ず、と肩が衣服越しに擦れる
少しだけ痛かった、けれど。
奥歯を噛み、ゆっくりと戻っていく。
病人は何も、自分だけではない。
其れを置き去りにして、
此れ以上ヴィヴィに頼るのは遠慮した。]
― 冷凍睡眠装置安置所 ―
[引き摺る身体は安置所へと至る。
ふぅ、と息を吐いて壁から離れると
ふらふらとした足取りで自身の棺を目指す]
っ、とと…
[直前で転びそうになりながらも
身体をなんとか、装置の中に収める事ができた。
ぼふり、とお尻から勢い良く滑り込む。]
……ふぅ
[老人の様に、溜息ばかりをついている。]
あ……
[荷物を装置の内側、端の方に押しやって
ふと、気付く。]
……そうだ。
[安置所へ戻る、と。
ヴィヴィへ伝えずに、戻ってきてしまった。
苦笑いする。そんな事すら考えられない程に
思考力まで低下しているのだろうか、と。]
……。
[違う。
元々、そういう酷い人間だっただけだ。
人殺しの娼妓が今更何を、と*自嘲した*。]
─部屋B─
[そもそも、荷物といえるものを持ち込んでいたかどうか。
それすら記憶としては危うい状態だったせいか、探す所はかなり適当で]
……ん。
[それでも、覚えのある場所には、覚えのあるものの影はなく。
代わりに目に入ったものには]
/*
……あー。
寝る前にふと考えていた可能性をひいてしまった。
この場合は、どないしたらよかろ。
メモで聞いてから、つなげた方がよかかね。
/*
つなげるならつなげるで、なんとかなるんよ。
拾えそうな描写もあるし。
問題は、時間的にどうなるか、だけどな!
まあ、何とか出勤前までには対処できるだろ。
つーか、ランダ神。
そこで、その名を出すかね、まったく。
うん、大丈夫。まだ平気。
[声のかかる方向へと言って見せる]
でも、ちょっとだけ眠い、かな。
[少し歩いて杖が壁を探し当てると、座り込んだ。
眠りに落ちる体に、温かな体温が寄り添うことには、薄れる意識の中で*気づいた*]
[ハインリヒの持っていたのは確かに自分の荷物。
ああ、でも、どうしてだろう]
…、…どうして?
[問いかけ。
記憶を辿る、途切れている。
彼に、渡したろうか、ここに入る前。
思い出そうとすると酷く痛むような気がした。
鞄につけられた銀細工の鳥のチャーム。
羽が折れて 壊れている。
壊した、のは
自分だった 気が する。
どうしてだったか、おぼろげで思い出せない。
けれど、確信している。
その中のものは、もう*壊れている。*]
/*
壊れた荷物を見つけてくれる形となるハインリヒありがとうごめんなさいね
父が実は死んでいた
のを知って荒れて
忘れたくて忘れてる
が
いま有力
赤になったら思い出すの
●業務連絡●
ダブル結果が生じるランダムについては、基本振りなおし自由とします。
今回のライヒさんのケースでは、「誰の持ち物?」[[ who]]を振りなおしてくださるといいかなと。
「そのままでもつないでみせる!」な方はもちろんそのままでもOKです。
またブリジットさんのように、自分がしなくても手に入れてしまったケースの場合は、振らなくてもいいですし、出目4(他の人のをみつける)を狙って挑戦しても構いません。その場合、そぐわない結果はスルーで。
以上、よろしくお願いします。
―大広間/回想―
…17
[ハインリヒの言葉、開かれたカプセルの数。
それが導きの星の数――赤星を見れば多いとは思えなかった。
こつこつ、と挨拶をし合う音を聞きながら
扉が開いたと聞けば驚いた様子もなく自らも向かうだろう。
ダーヴィッドと一度視線がぶつかったが平気だと伝え
皆よりかは辿り着くのはやや遅れただろう。]
/*
さて。
振り直すかどうか。
このまま繋げた方が、おいしいか。
小ネタアイテムはアンロックでゲットしてしまったし。
●業務連絡●
★開錠ランダム(ランダムした中であたった人は開錠RPお願いします。扉A[[fortune ]]という感じでそれぞれ各みんな一度ずつです。)
→扉A [[fortune ]] 偶数で開錠:厨房(携帯食料などがあるかもしれません。自由にどうぞ)
→扉C [[fortune ]] 40以下で開錠:医務室(中の様子も自由にどうぞ。隣に薬品庫もあるようです。)
→扉D 一番大きな扉で、老人もその先にいるが、現在全く開かない。
【★現在の移動可能地:冷凍睡眠装置安置所、大広間、厨房のドア、ロッカールーム、医務室へのドア】
ぐちゃマップ更新:http://pipa.jp/tegaki/VBlog.jsp?ID=365125&TD=10452548
―ロッカールーム―
[つけられていた名札には、先に聞いたばかりの名。
それが何故、ここにあるのか。
自分の記憶がずれていたのか。
それとも、預けた後に何かあったのか。
あるいは両方か、はわからないが]
……とりあえず。
渡すか。
[先ほど、意気消沈して出ていく姿は見かけていたから。
小さく呟くと、こじんまりとした包みを手に、ロッカールームを出た]
―大広間―
[大広間に戻り、周囲をぐるりと見回す。
扉の近く、座り込む姿は容易に見つかった]
……こんなものが出てきたんだが。
名札がある以上、中を勝手には検分できんので、渡しておく。
[素っ気ない言葉と共に、小さめの包みをイレーネの前に置いた]
●業務連絡●
もうひとつ、
実はメデューサに感染していないユリアンさんですが、
メデューサ関連のダイスについては振っても振らなくてもかまいません。とくにベルトの数値扱いに関しても自由です。あえて変えない、変わるけど実は別の数値など、好きにRP行ってください。
※あと、今後、ランダムで天声判断が必要になるケースが発生した場合、私がいればすぐ判断しますが、いなかった場合は基本、ランダムに任せていればほぼOKと判断してもらって構いません。
よろしくお願いします。
[用件を済ませると、近くの扉に天鵞絨を向ける。
ロッカールームが開いたからには、こちらも開く可能性はあるな、などと考えつつ]
……少し。
休むか。
[小さな声で呟くと、その場を離れ。
別の扉の側の壁に寄りかかり、目を閉じる。
頭が重く感じるのは、目覚めの影響だけではない、との自覚はある]
ま……ある意味、今更、か……。
[ため息と共に、零れたのは掠れた*呟き*]
― 部屋B ―
技術というものは、使う人の心がけ次第ですよ。
医術だって、使い方一つで、
人の命を奪う方に動くわけですし。
[扉を開けた女性2人に労いと、
ピンを提供してくれたライヒアルトに礼を述べた後、
ユリアンの言葉(>>593)への反応は、
少し困った風な微笑と共に、そんな言葉を。
その後の泥棒云々の話には、小さく肩を竦めるのみで、
深入りをしようとはせず。
開け放たれた部屋に、一番後ろから入り込むと、
長い手足を持て余し気味に組みながら、壁に背を預けた。]
……皆が皆、良いようにとは、いかないか。
[やがて、各々の宝探しの結果が出始める。
喜びの声と、悲しみの声と混じって。
緑の眸を伏せると、ゆっくりと時間をかけて持ち上げた。]
[開けたロッカーの先にあったのは、
確かに自分の物だと分かる、白革のショルダーバック。
けれど、触れば簡単に革が朽ちるほど白は褪せて。
その光景は、目覚める前、夢見た、
千切れ行く翼と重なる。]
……ま、たいした物は入ってなかったかな。
[鞄の中を確かめることなく、ロッカーを閉めた。
中を見ずとも、
鞄の様子から到底中身が無事だと思えなかった。
また、実際その通りだっただろう**]
―ロッカールーム―
[カルメンの荷物が無事だったが、自分はどうだろうと思ったが……どのロッカーだったかも忘れてしまってて…ただ、開くロッカーの中には無事なものもあれば、酷い扱いを受けているものもある。]
誰かが荒らした?
[そのことにまず疑問をもった。この可能性だと自分の荷物が無事なケースは少ないようだ。
案の定……]
………これだけ……か。
[持ってきたバッグも、財布も、筆記具も何もなくて……ただ、ひらりと舞い落ちる写真が一枚。
ふるぼけた色の中に映っているのは、白い家。幼い頃育った……]
荷物はほとんどなくなっていました。カルメンさん…
………?カルメンさん?
[見まわすと彼女の姿はロッカーから消えていた。>>685>>686>>687>>688 動くのはかなり辛そうな感じを受けていたが、大丈夫だろうか?]
―回想>>669―
[アーベルがゆっくりと口開く。]
自然や建築物ですか。ああ、そしたらいろんなところに行かれたのでしょう。
僕が写真を撮るのは、
そうですね、焼けおちた物ばかりでした。
[なぜ、とそこで聞かれれば、消防士であったことを告げた。]
昔は人を?ですか。
今も人を撮るといいですよ。
[最後の呟きにはそう返事をして……。]
[ハインリヒが持つ、自分の荷物にぶら下がった、
羽根が折れた銀細工の鳥へ手を伸ばし、触れると]
――あ
[きいん、 と
澄んだ音を立てて、落ちた。
錆びていたのだろうか。わからない。
地面に落ちたそれを見つめる。
――虚ろな目。
それも僅かの間だけ。
拾い上げて、手の内に包む。]
―大広間/扉B前―
…見当たらない。
[自らの星がやはりこの扉からは感じられない。
開けられない予感は、中にある物にも同意だったのだろう。
大切な物を預けたのは確かだったが見つからないのなら仕方なく、星詠など今は必要ないのかもしれないとも感じた。]
…他の扉は――
[どうなのだろうと、視線を向けて]
…大丈夫かい?
[小さな金属が、床とぶつかる音。
そう声を掛けたのは、落とした銀細工に対してか。
それとも一瞬窺えた虚ろな瞳にだったのか。]
[安置所に戻る者、床で眠る者、身を寄せ合う者…
皆、起きたばかりで疲れが抜けないのだ。無理もない。]
…何処か、ベッドがある部屋が開けばいいんだがね…。
爺さんの部屋は空きそうにないし…。
他に残された扉で…。
[傍からは、ただのんびりとしていると取られる動きで、
背を凭れかけていた、入り口の壁に向かって歩む。
そこには、星詠の女性の姿があって、
なにとはなく、その視線の先を追うように見る。]
ああ、他の扉も開くかもしれないですね。
[独り語ち。
けして早くは無い速度で、
老人が立て篭もっている部屋以外の扉2つに向かった。]
[エーリッヒの言葉に小さく頷くけれど、表情はどこか暗く見えたかもしれない。とはいえいつもそんな面持ちと言われればそうなのだが。]
…扉を開く星の巡りの元には居合わせていないの。
けれど貴方なら…。
[緑色の瞳を静かに一度見つめてから、扉Cへ視線を移した。]
…そう、なの。
私も 上手く思い出せないのよ。
――まだ寝ているのかしらね。
[こめかみの辺り、
髪の毛のひとふさに触れて梳くような仕草。
少しばかり眉を寄せた。
思い出そうとすれば、矢張り痛むような気がした。]
職員が荷物に手を出すなんて
あってはならないことよ。
もしそうなら、どういう教育をしているのだか――
[苛立ちは、別のところから。
けれど、もっともな事だけを口にした。
そこでふと、気付いたように]
…貴方の荷物は、ないの?
[まだ若く整った顔立ちの女性と、ハインリヒの姿。
手分けをして、という言葉に視線を向けて]
…えぇ。
[ハインリヒの濃青を見つめてから、扉Aを一度見ただろう。
女性がハインリヒの近くに居るのなら、自らはエーリッヒについて行くだろう。]
/*
おや……医務室が開けれます、ね。
2度目だし、コア関係でまだ振ってない人とか考えると、
僕が開けてしまっていいのかなぁとか……思ったり。
[みんなが荷物を漁る様子を、肘を突いて遠巻きに眺める。]
イレーネちゃん、泣いてたなぁ。
[自分もがっかりしたけれど、どっかで仕方ないやとも思っていて。]
…見つからないのと、見つかってもダメになっちゃってるのと……どっちがマシなんだろう。
[眺める無言の赤ランプ。
それがなんだか似ているように思えて、ふるふると頭を振った。
溜息と共に、キュウと空腹を訴える虫の声。]
…ぅ。
おなかすいたなぁ…
おなかがすくのは生きてる証拠だって、誰か言ってたっけ。
[ご飯を探しに行こう、と立ち上がる。]
扉……。
そうね
…別の道が、あるかもしれないわ。
[物静かな女性と、エーリッヒが扉へ向かう。
生憎と開錠の技術は持ち合わせておらず
力になれるかは、怪しかったが。]
あ、思い出した!
鍵壊れちゃって開かないときは、蝶番を壊せばいいんだよ。
開けっ放しになっちゃうけどさ、開かないよりずっとまし!
[何か使えるものはないかと、ごそごそ探している。]
あはは。買いかぶり過ぎですよ。
でも、星がそう導くなら、頑張ってみましょうか。
[どこか暗く見える星詠の女性を励ますこともあってか、
青年が向かおうと思ったのは、女性が視線を移したCの扉の方。]
あ〜、じゃあ、ツヴァイさん達は、
そちらの方お願いします。
[背後に聴こえた声に振り返って、笑みと共に頷いた。
足を気にしていたノーラに自然あわせる形。
そもそも青年も、そう早く動ける訳でもなく。
Cの扉に向けて歩を進め始める。]
蝶番……随分と古風な扉にしたもんだ。
これもまた、古城だからかね…。
[ゲルダの思いつきに扉Aの方を見ながら呟いて。
蝶番の扉ならば、重要な書類の置かれた部屋ではないだろう。
ならば気軽に出入りできる更衣室か、それとも。]
了解。
ああ…俺の荷物は、まだ見つけてないよ。
あまり大したものは入れていなかったと思うし…
あー、でも…
[エーリッヒにひらりと手を振った後、
思い出したかのようにブリジットへと振り返り。
その拍子に思い出すことがあったのか…、
緩く眉を寄せてから、口元を掌で抑える。]
………、まぁ、大したことはないさ。
…。
[エーリッヒの明るい声に、口元を僅かに緩める。
Aの扉へ行く人たちには背を向ける形でゆっくりと歩みを進める。
あちらの扉もきっと開かれると感じたがら]
きっと大丈夫よ。
[確信はない言葉。けれど、不思議と力のある言の葉を伝える。
深緑の視線を向ければ、長い黒髪が肩口から数本流れ落ちた。
やがて扉の前まで辿り着くだろう。]
蝶番から開けるのもいいが…
[扉Aに近づくと、見つけるものに片眉を上げる。
蝶番とは逆の方向に取り付けられた機械、
コンと叩いて。]
こっちで開けるのもいいかもな。
入力式施錠(パスワードキー)だ。
[くしゃみでも堪えるかのような間の後、
口元から掌を外して、一度深呼吸をする。]
蝶番から開けるのもいいが…
[扉Aに近づくと、見つけるものに片眉を上げる。
蝶番とは逆の方向に取り付けられた機械、
コンと叩いて。]
こっちで開けるのもいいかもな。
入力式施錠(パスワードキー)だ。
[ハインリヒのひらりと振られた手を背に]
ノーラさんに云われると、不思議とそんな気もしますね。
[星詠という職業柄だろうか、
そんなことを思いながら、辿り着いた扉の前。]
あ〜……、確かに、此方は僕が、
開けられるかも、しれません。
[振り返り、女性の零れ落ちた黒髪を見詰め、
自身の淡い金糸を掻く。]
確かパスワードで開くようになっていたはずです。
[向かいの扉が蝶番なのに対し、
此方は酷く近代的な施錠の仕方。
――それは、此方の部屋が医療品を置いている場所だから。
医師であり研究員である人を父に持つ青年は、
そのことを思い出したのだった。]
/*
あっ、鍵つけちゃったら蝶番取っても引っかかるかもしれない。
ごめん、ごめん。
ちょっぴり近未来ぽくしようとしたら…!
―扉C前―
買いかぶり過ぎよ?
[口元を緩ませたまま、彼が先刻、彼が言った言葉を繰り返してみる。
よく見ると扉は何かを入力しなければいけないらしい。
おそらくあちら側の扉はハインリヒがいるから大丈夫だろう。
そして彼を見れば、こちら側も大丈夫なのだろう。]
…詳しいようね。
[主語を隠した言葉を伝え、短い金糸を流し見た。
扉を開くのならその様子を見守るしか出来ないだろう。]
ん?パスワード?
電気通ってるならそれで開くかな?
[言われてひょいと覗き込んでみる。]
数字…
[思いつくものをぽちぽち押してみる]
これは……
[持ち上げた鞄に付いたタグに書かれている名前は、私の知っている名前。]
ふぅん、あの変人の荷物ね。
……しかたない。届けてあげよう。
[私はそう呟き、立ち上がるとひとまずロッカールームを*あとにした*。]
[余り眠れないのか、物音で目を覚ます]
誰? あなたも荷物、探してるの?
[ロッカールームを物色していたリディの音で目を覚ました。
隣にいるナターリエが倒れないよう、確かめて立ち上がる]
変人?
[聞こえた声>>728に首を傾げるが、足音は去っていく]
向こうでも、何か探してるみたいね。
[ロッカールームを出ると、大広間へと。両壁の方に人の気配]
何をしてるの? 奥に、扉があったから、横にもあるの、かな。
[知った声も聞こえてくる。初めて聞く声にエーリッヒがいる方へと足を向けた]
― 扉C前 ―
そうですか?
でも、実際そうだったじゃないですか。
[自分と同じ言葉を、おそらくわざと使った相手に、
つられる様に口元を緩ませる。]
詳しいのは、父が此処の医師 兼 研究者でしたから。
僕も、いずれは此処で研究することになっていたでしょうね。
だから、医師が使う場所のパスワードを教えて貰えていたんです。
[変わらない微笑。
けれど彼女のそれより薄い緑の眸が、ほんの僅か陰る。]
……パスワード。どれだったかな。
[混濁した記憶の中から、正しい単語を拾い上げようとする。
ちなみに扉Cに付けられたパネルに並ぶのは、アルファベットだった。]
―大広間―
[扉の開錠に向かう面々を見ながら、この状態を頭の中で整理しはじめる。
そういえば、さっき17人と誰かが言ってた。]
(一度、起きている人を集めたほうがいいかもな)
[また自然と片手は胸へ。そして、もう片手は自分の口元に当てている。]
(とりあえず、弱っている人が休める場所があればいいのだけど…。)
[現段階で一番爆弾持ちが自分であることは自覚していたが、考えないようにしていた……。]
[トントンと指先で、こめかみを叩いていると、
ベアトリーチェの声が背後から聴こえた。]
やあ、ベアトリーチェさん。
あまり寝れなかったのかな?
[彼女に自分の位置を示すように、声を掛けた。]
パスワード……。そこにも鍵がかかった扉があるのね。
後は、反対側? ツヴァイさんとブリジットさんの声が聞こえるから、向こうにもあるのかな。
[エーリッヒの声に、こくりと頷いて]
夢も、見なかったし、起きてるのと眠ってるのと、あんまり変わらないけど。
ここは、空気も音もいつも一緒だから。
―扉C前―
…そうね、不思議な事。
良い星の巡りの下に
在るのかもしれないわ。
[わざと繰り返した言葉。表情は些か柔らかい。
小さな杖を持った少女、視線の先を辿るが扉と壁の間。それを見れば少女が何らかの理由で目が不自由だと気づける。
エーリッヒが扉を開けようとしている間、身を屈め、声の高さの位置を揃える。
手があいているのなら導いて、自分の躰に触れさせるだろう。]
はじめまして。
…、ノーラよ。
[少女が迷わぬよう気を付けつつ、扉が開けば中の様子も確かめに*行くだろう。*]
[手をとる温かな掌。触れた体は女性特有の柔らかさで、ノーラと名乗られると微笑んだ]
はじめまして、ノーラさん。私はベアトリーチェというの。
鍵、開くといいね。
[扉が開くまでは、そこに立っている*つもりで*]
うん。反対側にも、扉があるよ。
ツヴァイさんとブリジットさんが居るね。
[盲目の少女の言葉に肯定を返し]
空気も音もいつも一緒……
ベアトリーチェさんは難しいことを云うんだね。
[星詠の女性が少女を護るかのような動作を、
眼を細めて見詰めた。]
……確か、ギリシャ神話に関係があって、
メデューサ……討ち取ったのはペルセウス。
でも、ペルセウスではなかった気が……。
そう、楯だ。与えたのはアテナ。
[そしてパスワードを思い出しながら、
口に出すのは思慮の切片。]
―大広間―
[扉を開けようとする人達の邪魔にならないように、朽ちた鞄をBの部屋へと戻しに戻った。
リディ>>728と擦れ違えば会釈をして。ベアトリーチェ>>730には進路を妨害しないように横へ避けたりしただろう。
朽ちた鞄はそっと運ばないと砕けていってしまう。それは何かを暗示しているようで、出来るだけ砕けないように運び。そうなるまで保管していた場所に戻した]
大丈夫。うん。
楽譜は頭の中にも入ってるもの。
[小物入れだけを抱えて、大広間へと戻った。
AやCの扉から離れた場所にまだ名前を知らない人>>732が立っていた。考え事をしている様子を何となく眺める]
あ〜……なんだっけ。
アテナの持っていた楯の名前。
[かしっと金糸を掴む。
喉元まで出掛かっているのに、あと一歩がでない。]
そうそう!アイギス――Aigisだ。
[指をパチンと鳴らすことが出来たのは、
誰かの助言があったからか、自力で思い出せたからか。
どちらにしても、
そのパスワードで医務室の扉は開かれるだろう**]
遊ぶのが好きかもしれない連中だからなぁ…。
[ゲルダの語呂合わせ、にもゆっくり頷いて]
そういった感じのものかもしれない。
し・く・はっ・く。
[ぽちぽちとボタンを押してみて、響くエラー音]
…そりゃそっか。
さぶろーしろー…コレも違う…
[小さなテンキーとにらめっこ。]
[思い浮かぶ単語、緩く眉を寄せてから口元押さえる。
小さく何かを呟いて。]
……"0712"。
[一つ、作り上げた4つの数字。
どうだろうかと、ゲルダの方を見る。]
>>744
[エーリッヒが何か言ってる様子で、急に指を鳴らした風景を見て、目を見開く。
と、顔を上げた時、若い女性がこちらを窺っていることに気がついた。>>742]
………君、大丈夫?
[そう聞いたのは、顔に涙のあとがくっきり残っていたから…。]
"0721"?
[いったい何の語呂合わせだろうと首を傾げつつ、ぽちぽち…]
あれ?
あ、違ったね"0712"かぁ。
[もう一度、打ち込みなおし。]
[ぴこん、と可愛らしい音がして。]
わ!開いたよ!
[やったぁと小躍りしながら室内へ。]
えっと…
[暗い室内を見渡す。壁際に流し台とコンロ。]
キッチン…かな?
電気何処だろうー?
[壁に手をついて照明のスイッチを探した。]
>>751
[女性の視線がふと、自分の手に注がれているのを感じ、はっと手を下ろす。]
あ、…いや、
[無意識だったことで少し動揺した。今はなんともなかったのに……。
ちょっと胸の手を頭に当てて、ふうっと息をついてから]
大丈夫です。僕は……
[名前を名乗り、相手にも訊ねた。]
鍵は大丈夫そうですね。…何かここのことがわかる手がかりがあればいいのですが……。
[取り繕うように話を振り、首のバンドはさすがに隠すように…。]
ん?
ん…何、語呂合わせって言ったろう?
語呂合わせで4つの数字…
それで施設職員の好みそうな単語。
ゲマトリアの秘法という暗号形式があってね。
文字を数字に変換する暗号さ…。
アルファベットで「07」番目と「12」番目の単語…
組み合わせるとGL…"GoodLuck"、だ。
[それは研究員達の間でよく使われていた言葉。
幸運を祈る、この病に対する研究に、幸運を。
眠る前の患者達にも囁かれたものかもしれない。
ぴこん、と。正解音のような開錠の音が鳴ると
やはり…と口端を上げて笑った。**]
“Good Luck”……
[呟く。永い眠りの記憶の向こう、
誰かがそんな風に、謂っていただろうか。
それを聞いて、自分は――]
食料があれば、助かりますわね。
[強引に、思考を断ち切った。]
Good Luck…。
うん、いい言葉。
[にっこり笑って頷く。
スイッチを探り当てると煌々と明るくなる室内。]
わたしたちが大丈夫だったんだもん、きっと冷凍庫も大丈夫!
[足元に気をつけてとの言葉に頷いて、奥へと。]
[バンドには名前も記されているのかもしれない。
けれどそれは見えなかった。数字もどちらも]
イレーネ=エンゲルスです。
…みんな、起きたばかりで本調子じゃないから。
[動揺されてしまい、ちょっと首を傾げてからそう続けた]
エーリッヒさんも、あの人も、凄いですね。
あんな簡単に思いつけないわ。
[感心したようにそちらを振り向いた]
>>758
ええ、そうですね。
[体調についての話題として避けたくなっていた。
だが、エーリッヒやハインリヒに対してすごいと感心するイレーネに心からの同意を示しながら……]
どうも、彼らは学者畑の人間らしい。常人では思いつかないですよ、どちらも。
[開錠のきっかけになったパスとして聴こえた言葉は、とても自分ではたどりつけない。]
……貴女は学生さんですか?
[まだ、少しあどけなさの残る表情を見て、そう問うてみる。]
エーリッヒさんはお医者さんの卵だって聞きましたけど。
ギリシャ神話とかまで、知識の幅も広いですよね。
[暗号は使い慣れていれば思い出せたかもしれないが。それでも即座に記憶の引き出しから引き出せるのは尊敬に値した]
はい、音大でピアノを弾いていました。
ダーヴィッドさんは?
>>761
医者の卵ですか。
[その言葉にエーリッヒをチラリと見遣った。]
そして、イレーネさんはピアニストの卵というわけですね。みなさん、学が深いですね。
僕は勉強は全然駄目です。職業は消防士でしたよ。
[そして、ふと、彼女も自分も過去形でそれを話していることに気づく。
ただ、そのことにため息はもう出なかった。]
うん、冷凍庫は大丈夫だね。
[温野菜や肉類、魚介類なんかを見つけて。
簡単に食べられるパスタやグラタンなんかも。]
こっちは…
[冷蔵庫を開けてみて、すぐにぱたりと閉めた。]
うわー…見なきゃよかった。
[とってもうんざりした顔。]
―部屋A―
こちらは缶詰などがありましたわ。
クッキーのような保存食もあるようね。
冷凍庫は…、無事で
[うんざりした顔がちらと見えたので、冷蔵庫については聞かないことにしたようだった。]
……暫くは、なんとかなりそうですわね。
学が深いというか。
私はずっとそれしかやってこなかったから。
[小物入れを抱えた左の指先に小さな痛み。
右手で包むように押さえた]
消防士さん。
危険と隣り合わせの、立派な職業じゃないですか。
[過去形のことには気づかないまま、しばらく会話を*続けていた*]
うん、これだけあればしばらく大丈夫だと思う。
久しぶりのごはんだから…食べやすくておなかに優しいのがいいよね?
[しばらく冷凍庫とにらめっこしたあと、大きめのお鍋を洗いはじめた。]
>>765
ええ、自分の仕事に誇りをもっています。
[だけど、だから、時々、少し、無頓着になる。
命のこと。
他人のじゃない。
自分の………。]
ああ、部屋開いたようですね。どちらも。
[しばらくは他愛もない会話をしただろうか。そして、開いたドアを指差した。**]
―部屋A―
ええ、そうね。
――何を作りますの?
[鍋を用意する様子を、覗き込む。
ハインリヒもそれを見ていただろうか。
経験があるなら、手伝いもしたかもしれないが]
シチューらしきもの、かなー?
[鍋に水を張って、冷凍してあった鶏肉を煮はじめる。]
調味料、調味料〜…ん、お塩は大丈夫そう。
[アレコレ探しては一喜一憂。]
[目覚めると、ベアトリーチェはいなくなっていた。額の汗を拭う。]
………方舟。
[呟いて。床をじっと*見つめている*]
/*
見落としたりしてまずい動きをフォローしてくれてありがとう、みんな。
いくら冷凍してても何十年経った鶏肉はヤバい、と思ったが、コールドスリープの原理を使ってるなら大・丈・夫!
な筈。
/*
なんか、コアタイムが盛大にずれているのだけ把握。
ベアトリーチェに行きたい、が。
そこに行くと他の人と絡めないままな予感もする。
のんびりのんのんすればいいのでしょうか
―― Dの扉前 ――
[先だって、ロッカールームが騒然とする前。
この部屋の中から声や音が聞こえた気がしていたから。
だから、自己紹介や挨拶を軽くしていた]
………よろしくお願いしますね。
[中から応えがあったかどうか。
別段、なくてもあまり気にならなかった。
ただ、自分がやりたいから、やる]
[扉の脇の壁に背中をもたれさせて、
ロッカールームがすくのを待っていた]
…………
[自然、目が小さな少女を追っていた。
10歳くらいだろうか。白杖をついて、それでも曲がることなく。
先ほども、率先して鍵を開けようとしていたのを見た]
……良かったですよ、ね。
彼女が選ばれて。本当に、良かったと思います。
[ぽつりと呟いた]
[静かに目を閉じる。
本当は長い時間がたったのだろうけれど、
自分の脳はまだはっきりと覚えている]
トビー、ニコラ、リヒャルト、アンネ、、、
[転がすように、一人一人の教え子の名前を呼んでいく]
[彼らがここに来られたなら、一体どんなだったろう]
………ごめんなさい。私は、本当に、教師失格だ
[目の奥が、つんと熱くなる]
/*
そろーるばんざーい
誰かが来たらそっちに行こうと思ってるんだけれど、自分から動いた方がいいのかしら。かしら。
うん、ルーとかホワイトソース無いけどグラタンで代用できそーかな?って。
[冷凍のミックスベジタブルとか、エビグラタンとかを更に鍋に加えて混ぜたり煮込んだり。]
お皿、どっかにあるかな?
見つかったら洗っといてもらえる?
[しばらくすると、キッチンからはなんだか美味しそうな香り。*]
/*
あ。
コールドスリープの副作用は、ごく薄かったということで。
ここで冷凍睡眠と脳機能障害を両立させると私がわけわからなくなるから。まあ、予想してなかったのであれでそれなんだけれども。
/*
だから、何で私は毎回エーリッヒのロールを見落とすんだろうか。何かうらみでもあるのかしら。
いや、ないって。
―― 扉Cの前 ――
[そちらの方へと近づいていけば、黒髪の女性と、盲目の少女、そしてエーリッヒの姿があった]
………こんにちは。
エルツェンベルガーさん、扉は開きましたか?
[そうして、背後から3人に声をかける]
/*
本当は率先して動きたいのにー、面倒くさいことは他人に押し付けてる格好に。ま、しょがないね。
コアタイムを振り切って動けるだけのスキルを身につけたいです。
…
[エーリッヒが神話の話を呟くのなら自らも思考を巡らせる。
本は読んだことがあったけれどすぐに思い出すのは困難。]
アテナの楯…山羊の皮の…
――アイ……だめね、思いだせないわ。
[それを聞いてかどうなのかエーリッヒが答えに辿り着けば
開かれた扉の先、医薬品の匂いが漂う室内が其処にあるだろう。
もう一方の扉も開かれた音が聞こえていただろう。]
…あら。
[振り向いた先に見えた青年の姿。眠っていた男を起こそうとしていた人物だ。]
[扉が開いた]
……おお。パスワード、ビンゴですか。
すごいですねえ。あれ、エルツェンベルガーさんはこの施設の関係者かなにかでいらっしゃるんですか?
[感心したような声を上げる]
[黒髪の女性が振り向くと、ぺこりと会釈をして]
ああ、先ほどは、どうも。
お騒がせして失礼しました。
彼はこことは、…遠い星ではないようよ。
[オトフリートの関心したような声に小さく呟いて
会釈を返すため身体も向け少しだけ頭を下げた。]
いいえ…
普通なら心配するわ。
[顔を上げて、扉の中に入るのならエーリッヒやベアトリーチェたちとも共に入るだろう。ベアトリーチェが許すのなら自らの体に触れさせて障害物から守ろうとはするだろう。]
残されし星の数は――17。
多くはないの。
[黒髪の女性の傍らにいる少女はどんな反応を見せたろう。
彼女に見えないのを承知でにっこりわらいながら「こんにちは」と声をかける。表情は声音に乗るのだから]
遠い、星。ああ、随分と素敵な言い回しですね。
「残された」とはこの施設に残された、という意味でしょうか。
……決して多くはありませんけれど、何かを一緒にしようとするときに少なすぎる数でもありませんね。幸いです。
[彼女たちとゆっくり自己紹介もしたかったけれど、扉の中が気になって。エーリッヒが先に入るなら一番後ろから、彼が後に入るなら先頭にたって部屋の中に踏み込んだ]
[扉をくぐれば、そこは随分と久しく使われていないのだろう。
埃が厚く積もってはいるものの、いくつかの寝台がまず目に入った。壁際の棚に書かれている、医療器具の名前も]
………医務室、でしょうか。まだ役に立つものが残っていればいいのですが。
[星に何でも例えてしまうのは職柄、というよりもそれが常のものとなってしまっているからなのだろう。
素敵な言い回し、言われ慣れない言葉に細い瞳を僅かに開くけれど悪い顔はしなかった。]
えぇ。赤星が灯っていなかったのは…17だと。
[向かい側の扉の方、ハインリヒに一度だけ視線を投げてこの情報を教えてくれた主だと示す。]
この数をどう受け止めるかは人次第。
…何かを成すための運命の星だと…願うわ。
[男性の間に挟まれる形で医務室の中へと入れば、それらしい内装を見回す。専門知識は乏しいので器具が多いか少ないかは判断は出来なかった。]
…どうなのかしら。
[役に立つものがあるのか、エーリッヒに視線を投げただろう。]
あの数のカプセルを、全部見たのですか。
それはすごい、ですね。
[彼女の視線を追う形で、向かいの部屋の男性を見やる。
後で挨拶をしに行こうと思った。
次ぐ彼女の言葉に、しばらく考えた後]
―― 私の運命は、何ひとつ運命を持たないことです
[詩人の言葉を、ただ舌で転がす]
まず手始めは、この役災をどうにかすることですか。
[数字をさりげなく隠すように、首輪を示した。
手近な寝台に近寄り、埃を払うと手で押したり足を見たりして強度を確かめる]
……全員分ではなさそうですが、掃除をすれば少なくともこれは使えそうですね。
…えぇ。本当に。
[全てを――石化してしまった人達が目覚めないかとカプセルを叩いていた姿。それを続けるのは体力よりも精神が疲弊しきらないか心配だった。]
…
[続く言葉、どこかで聞いた事がある言葉のように感じた。]
全ての者に――星は巡るわ。
星を持たない者を私は見たことがないわ。
[細い指先をしなやかに動かして彼の眼の前へ翳す。
人差し指から波のように動かす仕草は不思議な光景かもしれない。]
貴方の元にも――…星は巡る。
だから貴方は目覚めたのよ。
[そこまで言えば指の動きは止まり]
…されど
星は誘えど、星は強制をしない存在。
運命が人に武器を与えないのと同じ。
[深緑の瞳はオトフリートをただ、じっと静かに見つめた。
言葉を伝え終えると、す、と視線を逸らし――寝台を見た。]
/*
反応に時間がかかったのは。
運命、にどう返すか悩んだからだなんて。
「神は慈悲深い方ですから、その試練に耐えられる人にしか試練を与えません」
みたいなコリント人への手紙系も考えた。
けれど、ケルベロスで同じく生真面目で神経質で信心深いキャラをやったときに、キーの聖句で使ったのでやめた。
オットーも、地は似たようなものだし。
今回は神経質じゃなくて空気読めない系だけど。
しかしこうしてみると、キーとなる詩句を使ったRPが好きだな、私。
ケルベロスのディーン、不発だったけど熱血村のフィリップ、茨のオットーで3人目か。そろそろ変えてもいいころだ。
―医務室―
?…奥に、…
[医務室らしき部屋、その奥にも扉があった。
静かにその扉の前に立って観察をすると
その扉は特にロックは掛っていないのが解った。
茨がいくつか絡み合っていたけれど開かなくはない。
ギ、と音を立てて部屋の奥を覗く。
医務室内にある薬品はどうやら一部で、
奥の部屋は薬品庫になっていたらしい。]
…
[使われずに眠っていた品を目覚めさせてしまった。
その理由を考え――眉を一度だけ顰めたがすぐに顔を戻した。
それから、背後にいる人たちに向けて]
こっちにも薬があるわ。
[自分の目の前で、彼女の華奢な指が踊る]
………すみません。
[本音が引用をかりてもれたのだけれど、それは確かに彼女の言葉を否定するようなもので。小さく謝罪した]
あなたには他人の導きが見えるのですか、ミズ。
あなたに見える私の星は、どんなものか、知りたい気もします。
[瞳があわせられると、告げられた言葉はまっすぐ自分を貫いて。
多分、こちらの方が一瞬早く視線をそらした]
多分。私は、私が目覚めてここにいることを、運命なんて大義名分を与えられてしまうのが嫌なんですよ。
[真顔でぽつりと呟いた。
次の瞬間、ここに幼い少女がいることを思い出して自己嫌悪のため息とともに顔を片手で覆った]
……嫌だな、こうした談義がつい楽しくて変な事を言ってしまいました。忘れてください。
[その手がはずされたとき、表情には笑顔が戻る]
星詠 ノーラが村を出て行きました。
17人目、星詠み ノーラ がやってきました。
星詠み ノーラは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
…謝る必要はないわ。
[静かで控えめな物腰で言葉を続けていく。
自らの星を求める彼。視線は合わせずとも新緑は向くだろう。]
星は貴方の傍に常に在るもの。
目を背けずにいれば――本当に星は存在するわ。
…その星が仮に孤独だったとしても。
[求める答えとは異なるものだったかもしれない。
彼を見、感じたままを星と共に奏でただけだった。
真顔で呟く真の心の声は、芯まで届く。]
そうね…
都合がよい言葉だと捉えてもいいものだから。
[忘れて下さい、と言われてもそれに返事は返さぬだろう。]
[ゆっくりと身を起こす。ロッカールームから大広間へ。出入り口で立ち止まり、辺りを見回す。
大広間で眠っている人の所で目を止め、目を伏せ。踏まないように注意して、美味しそうな匂いがする開いた扉の方へ。]
美味しそうな匂い。あたしももらっていい。
[ゲルダに問いかけて深皿にシチューをもらい、左手でスプーンを持ってゆっくりと食べる。スプーンなら利き腕でなくても不自由はしない。]
………。
[黒髪の彼女の言葉を、かみ締める]
ありがとうございます。
[それだけ言うと、奥に、もう一つ薬品があると、聞いた。
盲目の少女が、こぼれた劇薬に触れてしまったり、
もう安全設備など期待できない棚に触れて薬品を被ったりしないよう、さりげなく目を配り、すぐ手を出せるようにしていた]
[彼女から、急に名前を呼ばれてきょとんとした。
そして、先ほどの自己紹介を聞かれていたのだと悟る]
ああ。はい。遅くなってすみません。
よろしくお願いします、アストリアスさん。
[そうして、改めてベアトリーチェに向き直ると]
私は、オトフリート・フェヒナーといいます。
もうやめてしまいましたけれど、学校の先生をしていたのですよ。だから、何か困ったことがあったら言ってくださいね。
[そう自己紹介をしたあと、探索の邪魔にならないように気を遣いながらそっと彼女と目を同じ高さにするべく膝を突き]
私の顔を、触りますか?
[視覚にハンディがある人は、手指で人の顔を判別するから。初対面では怖がらせてしまうだろうかと思いながら、そう聞いてみた**]
●業務連絡●
おまたせしました。
今夜23時〜1時の間で手動開始する予定にしております。
どちらかというと村立都合で23時前ぐらいが有力かもしれません。これについてご意見のある方はお早目にどうぞ(遅い&早いなど)
また役職希望変更などもそれまでになさっててくださいね!
─大広間─
[私はロッカールームからライヒアルトの鞄を持って出てくる。
ぐるり辺りを見渡すと、扉に寄りかかり瞳を閉じた捜し人を発見。]
やあ、変人園芸家。調子悪そうだな。
[言葉を選ぶことなくそう言いながら、カッカッと彼の元に歩み寄る。]
これお前のだろう。
[そう言って、私は肩に掛けていた鞄を差し出す。]
─扉B前/回想─
[向けられた微笑み>>697。
対したのは、微か、困惑したような瞬き]
……宝探しといえるかどうかはわからんが。
採取のために、未踏地に行くのは嫌いでは、なかったな。
[ある意味それも宝探し、という意識はなく、ただ、ぽつりと。
その後は、少し間を置いてから、荷物探しで予想外のものを見つけて]
─大広間/回想─
見つけたというか、完全に偶然……なのだと思うがな。
俺が、荷物を預けたつもりのところに、それだけがあった。
[崩れた笑み>>739に、苦笑めいた面持ちでこう返す。
自分の荷物が見つからなかった事には、やや、複雑なものがあったが。
それを露骨に出すほど、無神経ではないつもりだった。
その後は、場所を変えて壁に寄りかかり。
目を閉じて、ぼんやりとしていた……のだが]
─大広間─
……調子がいいヤツの方が、珍しいと思うが。
[呼びかける声>>795に、閉じていた天鵞絨をゆっくりと開きながら返す。
一度目を閉じると、どうにもすぐに焦点が合わない。
それへの苛立ちは押し殺しつつ、は、と一つ息を吐く]
……で、何か用か……って。
それ、は。
[差し出された、黒の鞄。
外で動くときには必ず持ち歩いていた、見慣れたもの]
……確かに、そうだが。
一体、どこに。
[見つめてくる視線>>791に会釈をした。まだ名前を聞いてない女性だと思ったけど、いい匂いに空腹を思い出したから食事を先に。]
ん、美味しい。お腹の中から温まって、生きてて良かったと思う。
[大袈裟でなくそう言う。体中に力が湧き上がる気がする。]
―部屋A(厨房)壁際―
[老人の部屋を睨みつけていたが
ふと、思い出したように
亜麻色の髪のひと房、
頬の横辺りのほどけてきていたそれを編みなおす。
綺麗に、きちんと。詰めて、慣れた手つきで。
鞄も荷物も壊れていたけれど
紐だけは使えそうだったから
先はそれで縛ってしまう。
解けないように。
手癖のように。
手遊(すさ)びのように。]
[女が会釈をしたならば、目礼で返した。>> 799
そういえば、名前も知らない。
ゆるり、と指先で編んだ髪を撫ぜてから
手を離した。]
― 回想/扉C前→部屋C ―
ノーラさんありがとう。
英語読みの方ばかり出てきちゃって、
頭2文字出してくれて助かりました。
[ちなみに英語読みはイージス。
イージス艦という単語のイメージが強く、
そこからなかなか離れることができずにいたらしい。]
エーリッヒで構いませんよ。オトフリートさん。
エンツェンベルガーって長いし、舌噛みますし。
僕も、時々噛むんですよ。
[そして、ノーラに満面の笑みで
礼を述べていれば後ろからかかる声。
続く彼の言葉に、どこか居づらそうな表情を作りながら、
ひとまずは呼び名の訂正を願う。]
─大広間─
……それでも、まだ、俺はマシな方だろうな。
[数値もさほど高い訳でなく、四肢に影響が出ているわけでもない。
そういう意味では、比較的マシと言えるだろう、と。
そんな思いを込めて呟いて]
……ロッカーの、奥?
なんで、そんな所にあったのやら……。
[呆れたように呟きながら、鞄を受け取り]
……いずれにしろ……ありがとう、というべきところだな。
中がどうなっているにせよ、行方不明というのはいい気はしないしな。
父が、ここの医者 兼 研究者なんです。
[ノーラが遠まわしに説明してくれるのを受けて、
補足のように端的に告げる。
残された星が17――目覚めた人が17名という情報を聞きながら、
会話を邪魔しないよう、先に医務室へと足を運んだ。
そして一つ一つ物品を確かめて行く。]
……学校の保健室よりは、マシだとは思いますよ。
どのくらい時間が経ったか分からないので、
薬によっては使用期限の問題がありますけど。
[けれど、完全に自分の世界に入るでなく、
(>>782,>>783)話を振られればそれには笑顔で答えた。
薬が使えるなら点滴や注射くらいはできる設備はある。
流石にオペは――器具もだが自分の腕ではできないだろうが。]
あ、そっちにも薬ありますか。
どうだろう、使えるといいんですが……。
[薬品庫があるとの言葉に、探索は其方に移る。
教師だったという男と、星詠の女の会話を背に、
1人黙々と薬品を確かめて。]
……運命、孤独、か。
[ポツリと聞こえた単語を口の中で転がし、ぐっと身体を伸ばす。
――身体は均等に重い。少しの調べ物で随分と疲労感を覚えた。
ついでに言えば、空腹感も。
それは、鼻孔をくすぐるシチューのような香りの所為だったかもしれず。]
え〜っと、お腹、すきません?
[くるっと身体を反転させると、そこに見えたのは、
盲目の少女と、その少女を気遣う大人2人。]
そうしてると、親子みたいに見えますね。
[黒髪同志の親から、金髪の子どもはちょっと無理があるかな
……と、口元を綻ばせた。]
― 回想/了 ―
……ん?
[ふといい匂いがして、私はくんくんと鼻を鳴らしながら辺りを見回す。
どうやら、匂いは横の部屋からする模様。]
あれ? いつの間にかあそこの扉も開いてたんだ。
[無意識らしい仕種>>808は視界の隅を掠めるものの、追求する事はせず]
……ま、確かにそうだな。
むしろ、知っているヤツがいるならば出て来い、という所か。
[言いながら、軽く肩を竦める。
相手の荷物に関しては、追及しなかった。
状況からすれば、見つかっていない可能性も高いだろうから、と]
それでも。
[顔を逸らしての呟きに、こちらも小さく呟きながら、鞄を開けて。
最初に目に入ったのは、一冊のアルバム。
自然、口元が綻ぶ]
……過去の栄光の類かも知れんが、研究の成果をまた見れるのは、悪い事じゃない。
―医務室―
教師でしたのね。
[そう思えば、運命を持たないという発言は――どこか違和感を覚えた。
ホワイトソースの香りに遠くの開かれたばかりのもう一つの扉を見る。あそこから匂いが漂って来る。]
…
[親子みたい。]
…
[エーリッヒの言葉には僅かに悲しげな顔を黒髪の隙間から見せてしまったかもしれない。一瞬だけ俯いて、表情を隠そうとするだろう。彼が口元を緩めたのに気づけぬまま]
何かお腹に入れた方がきっといいわ。
[ベアトリーチェにも行こうと促し、エーリッヒの傍まで歩めば漸く顔を上げて、行きましょう、と小さく呟いた。]
……なに?
[疑問の声>>809。
天鵞絨を瞬いて、周囲を見回せば、目を閉じる前は閉ざされていた扉が開いて]
……さて。
俺も、周りを見ていない時間が長かったからな。
何にせよ、食糧事情に光明は差したようだが。
−B−
それなり、かな。
[歩いた場所]
[見たもの]
[沢山あるけれど]
そう、なんだ。
[焼け落ちた]
[消防士だという]
───今は、撮る気になれない。
[人を撮るのは]
[口を噤んで]
[カメラバッグを持って]
[足は安置室へ]
[やや現在よりも前の時間の事]
―大広間―
[イレーネと話していると、二つの扉が次々とあいた。
様子を見ていると、片方は厨房、片方は医務室のようだ。
何より、さっそく料理が作られていることに驚く。]
…………。
[そして、今度医務室に向かう。
そこにはエーリッヒや、オトフリート、ノーラ、そして、金髪の子がいた。]
―回想―
[>>741エーリッヒの言葉に不思議そうに首をかしげる]
難しい? だって、朝と夜の空気は違うもの。きっと、他の人が視界に色を見るのと同じくらい、私にとって当然のことなの。
形は指でなぞれば判るけど、色は、わからないから。
[パスワードを解く様子を聞きながら、後ろの扉でも同じようにやっているのを知ると、楽しそうに笑って]
この扉の向こうって何かな?
[耳に届く電子音はかすかに。向こうの扉が開いたらしい]
Good、Luck……。
いい言葉ね。
[あちらの部屋から声が漏れ聞こえてくる。食糧の話が聞こえて、ほっとする。口にはしなかったが、お腹が空いていたから]
こっちもあいたのね。向こうは食糧庫みたいだけど、こっちは……。
[エーリッヒの声のすぐ後、目の前の扉の開く音。鼻をつく薬品の匂い。閉じられていた向こうから、ふわりと空気が身体を包んだ気がした]
医務室?
て。
……こんにちは。
[背後の存在にびくりと体が震える。声をかけられると、その声色に悪い人ではなさそうだと安心したように息をついた。
促されるままに医務室へ入ると、たくさんの匂い。>>792カチャカチャと響く音。瓶のぶつかる音に、湧く疑問。自分のためにしてくれているのだとは判らず、左手で薬棚へと触れた]
薬品庫も、あるのね。この病気のための医務室なのかな。でも、特効薬がないなら、職員さんの?
ここの、私達以外の人って、どこに行ったんだろう?
[ぼんやりと、そんな疑問を口にした]
−安置室:現在−
───ッ
[喉が空気を吐き出す]
[咳が、一つ二つ]
[見つけたプラグ]
[眠っている間に形式が変わっていなくてよかった]
[床の上に腰をおろした]
[遠くから声が聞こえる]
[またどこか開いたらしい]
[何処に繋がる扉なのだろう]
[興味はあれど]
[今はこちらが重要]
[彼らはちょうど、厨房に向かう時だったろう。タイミングとしてはすれ違ったかもしれない。
だが、まずは確かめられることがあるかもしれないと、医務室に入った。]
……薬は……
[見ると奥に部屋がある。>>787]
[>>794オトフリートと名乗る声に自分の名前を告げると]
学校の、先生? そう、じゃあ、先生って呼ぶわ。
でも顔を触るのはやめておくの。形は判るけど、きっと私の頭の中で、先生の顔は再現できないから。
声だけで充分なの。
[笑うと少しだけ開いた瞼の奥の翡翠が覗く。
親子みたい、というエーリッヒの言葉に、ノーラの手に触れて、その手で今度はオトフリートの手に触れてみた]
―回想・了―
― 医務室 ―
……何か、いけないこといいましたか?
[薬品庫から医務室へと移る間。
視界に映ったのは、星詠の人の悲しげな表情。
もう一度問いかけようとした言の葉は、
表情を隠そうとする仕草に飲み込まれる。]
ええ、行きましょうか。
ベアトリーチェさんも、お腹すいた?
[間を持つようにベアトリーチェに問いかけと、
オトフリートに視線を向ける。
次に、上がったノーラの視線と合う。
どうしたら良いのか分からない……
といった風な微笑が勝手に浮かぶ。]
―薬品庫―
[戸惑わずに薬品庫に入る。そこには整然と並べられた薬の類。
そのひとつを無作為に取ってラベルを確かめた。
そして、それを握ったまま、薬品庫から医務室に視線を走らせる。
誰かいれば頼みごとをしたいと思ったのだが…。]
[ゆっくりと食事をして、食べ終わって満足のため息をついた。]
ごちそうさま。
[食器を持って立ち上がり、流しへ持って行って洗い始めた。]
/*
回想長い…さすがにここまで長いと回想にせざるを得なかった。
目が見えない、のに見える描写をしてしまわないかどきどきです。
上を見上げない、顔を向けない、「〜に見える」描写はしない。とか。
完全三人称でト書きを書こうとしてたけど挫折しました。
ベアトリーチェ視点三人称で行きます
―部屋:A 壁際―
[食事の香りにつられて
目覚めた者達が集まり始める気配。
自分を抱くように腕を組んで、
その様子を見ていた。]
――…にぎやかですわね。
[ぽつんと呟く言葉一片。
ふと、思い立ったように。
更に1人分のシチューもどきを装いはじめる。
老人の鎖した扉の方を見た。]
―回想・厨房―
[パスワードの言葉に、三人三様の反応を示す少女達。]
[それは、奇跡を願う祈りの言葉。]
いい言葉だと思ってくれるか?
[聴こえてきた言葉に、そう笑って呟く。
ゲルダが食事の準備を始めるようならば、見守りつつも
気にしたのはエーリッヒが開けたばかりの部屋だった。]
…そっちは、医務室だったか?
[誰かから肯定の返事が返ってきたのならば、
食事の準備は任せてそちらの部屋に向かっただろう。]
―回想・了―
―医務室―
病を治すための医務室…
であって欲しいわね。
[ベアトリーチェの小さくも温かい手に生を感じながら、この手が石になってしまう病があると思い心を痛めた。]
…
[エーリッヒの言葉にいけないことなどない、そう告げたかったが言葉にはならないまま一度だけ首を振るのみ。
新緑の瞳を上げれば、緑の瞳がまた笑みを模っていた。]
過去に消えた星を思い出してしまっただけよ。
[そう語れば、大広間を抜けて厨房へと向かおうとするが
ダーヴィッドの行動に疑問を思い彼へと視線を向けた。]
― 部屋A→大広間/Bの扉の前―
[皿を手に鎖されたままの扉へ向かう。
あちらに、此方の声は届くだろうか。]
――其処に居るんですの?ご老人。
[開かない扉を見据えて、
ブリジットは語りかける。]
食事は必要ではなくて?
[匂いは、届くだろうか。
そも、居ないかもしれない。
滑稽な図かも、しれないが]
顔を見せてはどうなの。
閉じ篭って、何をしているの、貴方。
其処を開けなさい。
――聞きたいことがあるのよ。
>>826
ああ、もちろん、わかっているよ。
だけど、それが手がかりなのは君もわかってるだろう?
[去り際のエーリッヒにはそう答える。]
ふう……
[鼻につくのは料理の香りだろうか。
確かに食料を確保しておくのも大事だけど、今は先に知りたいことがあった。
とりあえず、薬品の瓶をひとつひとつ確かめ始める。そこに並ぶ数字。
そう見たいのは日付だ。]
…………。
―― 回想/医務室 ――
ああ、すみません。
[ベアトリーチェを驚かしたようで、軽くそう謝った。
エーリッヒから彼の施設とのかかわりを聞き、ああ、と頷いた]
分かりました。では、エーリッヒさんと。
なるほど、お父さんが。それは心強い話ですね。
あなた自身もお医者ですか?
[薬品名を確かめていく彼の手つきに、半ば確信めいた質問を]
[ベアトリーチェから名前を聞いて]
分かりました、ベアトリーチェ。
別に、あなたなりの理解の方法でしたら再現はしなくてもかまいませんけれどね。
[彼女の手が自分の手に触れる。
その小さく柔らかな感触に、泣きたくなった]
[ぱらぱらと手帳をめくる]
[紙はまだ生きていた]
[鉛筆もまだ使える]
[すーっと、白紙に黒鉛の線を伸ばす]
[何の形にもならないまま]
[くるくると鉛筆は円を、線を、角度を]
[描く]
[それから]
[新しいページに文字を綴り始めた]
なにか飲み物が欲しいな。
[食器を洗い終わり周囲を探している。人の気配が増えればそちらを見てからまた探す。
1.缶入り紅茶葉
2.缶入り珈琲
3.冷凍トマトジュース
4.腐った珈琲豆
5.虫が食った茶葉
6.虫に埋め尽くされた箱]
―医務室―
[医務室に足を運ぶと、まず辺りを見渡した。]
………ああ、ベッドがあるからそこで休めばいいね。
[食料と、寝る場所の確保ができたのは大きな進展だろう。
それと、鏡越しに写る自分の姿。
初めて首の数値を自分で確認できた。]
………。
あとは…奥には薬がありそうかい?
特効薬が完成してて…置いてあれば、
万々歳なんだけれどね。
[期待もしていない言葉。
奥の薬品庫に先に向かったものへ声を掛けてから、
そちらへ足を向ける。]
あ。
[お茶の葉らしき物を見つけて少し微笑むが、虫食いを見つけてがっくり肩を落とした。]
水でもあるだけマシ、か。
[食卓の隅の椅子に腰掛けて水を飲んでいる。]
[そんな時、エーリッヒから声をかけられた。
言われて見れば、腹が空腹を主張し始め、嗅覚がそれに拍車をかけている]
[情景をたとえる言葉に、思わずノーラの方を見やる。
表情の変化だけちらりと目に留める。
和ませようと、大仰に笑って肩をすくめた]
おや。こんな美人さんと夫婦に、こんなに美少女と親子に見られるなんて、私は何て光栄な男なんでしょうね。
しかし、アストリアスさんたちからはきっと異論があることと思いますよ。
[壊れ物に触れるように、そっとベアトリーチェの手を握る]
ええ、腹が減っては戦は出来ぬ。
どうやら餓死の危険性だけはなさそうですから、この匂いのもとへ参りましょうか
うん、お腹空いてるから……。何か食べたいな。
起きてからまだ何も口にしてないもの。
[エーリッヒの問いに頷いて答えると、>>830薬品庫から届く声に]
誰? 声は、どこかで聞いた気がするけど。
こんにちは?
[薬品庫のほうへ、届くように顔を出して声をかける]
薬を探してるの?
でも。そっか、消費期限とか、書いてるものね。
『1日目
目が覚めた。どれぐらい時間がたっているのだろう。
荒廃とした施設。瓦礫に成り果てた殆どの患者。
冷凍睡眠から組成したのは自分を含めて17人。色々な人間がいる。
そう言えば以前仕事で関わった人物がいた。
本当に無作為なんだろうか。
わからない───』
─大広間・扉D近辺─
[人の動く気配を辿りつつ、鞄は肩へ。
リディから投げられた問い>>832には、ああ、と頷く]
俺の、あちらでの通り名を知っているなら、察しはつくと思うが。
[あちら、とはつまりは学会方面。
『変人』を筆頭に、『夢想家』だの『青色狂』だのと、凄まじい通り名がまかり通っているのだが]
……『そらいろ』の成功例の写真だ。
[開いたページには青色の花の写真。
以前、アーベルは現物を見たもの。
『早朝の青』と名付けた、一輪の花の姿がそこにあった]
―鎖された扉前―
――聞いていて?ご老人。
[苛立ちを隠さない眸で、扉を睨んでいる。
此処に居ても、後にも先にも動けはしないのだ。
返事は、ありやなしや。
手を掛けた扉は、びくともしない。
他に誰が居ても、
瀬を押されるように、急かされる様に
呼びかけている。]
[ノーラやベアトリーチェ、エーリッヒと並ぶように歩を進める]
[途中、薬品室へと向かうダーヴィッドとすれ違うと軽く会釈をするだけで]
この匂いは、何の料理なんでしょうね。
─大広間・扉D近辺─
……意識が半分飛んでいたからな。
[気づかなかったのか、という突っ込み>>836にはぼそりと返す]
ああ。
さすがに、水だけでは生きていけん。
ここに来る前は、それも日常だったが。
[想像以上に日付は広範囲に及んでいた。
薬は製造されてから未開封でも2〜3年で使用期限をきっているはず。
より新しい日付を見つければ、現在はその日付より2〜3年以内である可能性が高い。
もちろん後で、食料のほうもチェックするつもりだ。ツナ缶あたりが確か3年だったはず。その両方を照合すれば、今が大体いつぐらいなのか?わからないだろうか?]
>>835>>839
[そして、眺めていると、ツヴァイの姿と金髪の少女が顔を出したのが見えた。]
ええ、薬には使用期限がありますからね。
今見たところ、明らかにあれから時は流れていることはわかります。
ただ、それがどれくらいなのか、探れないかと思っているんです。
/*
ん。多角性能をもっとあげなければいけないと思いました。
いや、毎回同じ事をいってる気がしました。
そして、2日間色々考えたけども、脳梗塞や脳卒中起こした後適切な手当てがactで得られるとは思えないし、ト書き反転計画は実行したかったけどLV3になった瞬間に倒れるのはやめようと思いました。
何か…使えそうなものはありそうかね?
[薬品庫を覗くとダーヴィットの姿があった。
傍にイレーネもいたのだろうか。
薬品庫の中へと、紺青の眸を巡らせる。]
― 医務室 ―
ええ、分かっているからこそ、調べました。
でも……いえ、きっと自分で調べる方が良いのでしょうね。
僕が気がつかなかったことも、あるかもしれませんし。
[穏やかな声音でダーヴィッドの行動に、是と示す言葉を送り、
彼の後を追ってきたイレーネに、会釈を。
見えた瑠璃は、どこかで見た覚えがある気がして、
それは彼女自身ではなかったけれど……微かに首をかしげる。
しかし、今はそれ以上は何も思い出せず、
ハインリヒともすれ違うなら]
お疲れ様です。
[と、彼がした行ったことを思い出し、一言声をかけて]
行きましょうか。
[その場を後にした。]
[医務室に入ってきたハインリヒに気づく]
ツヴァイさん、みんなの名前結構聞いたけど……お腹が減ってるから又あとでね。
でも、ツヴァイさんはツヴァイさんでもう聞いてそうなの。
[薬品庫へ向かうらしいハインリヒに手を触れて、離す]
[ピアノ、と言っていた女性の姿も医務室に見えた。
名前はまだ知らないけれどこうして歩けるということは病はそこまで進行していないのだろうと思った。
寧ろ、目覚めたばかりの17人は肉体の一部に異変はあれどLv2以上の人物は見られなかった。]
…
[それが仮に目覚める条件だったとしてもおかしくはない。
他の全ては――石だったのだろうから。]
[背後の薬品室から聞こえる、消費期限に関する会話。
少し、歩む速度を遅くした]
……………。
(それは今輝く星の全てが、何年も前に失われていないのならば)
[口を開きかけて、閉じる。
別に、特別言う必要もないと思ったから]
─大広間・扉D近辺─
[扉の奥へと呼びかける声>>841に、天鵞絨をそちらへと向けて]
……件の老人、そこから出てこんのか。
聞こえていないのか、聞こえた上で無視しているのか……。
いずれにしろ、いい根性をしているようだ、な。
[自分は、話に聞いただけの相手だが。
今の状況では、さすがに好意的なものは抱けなかった]
>>829
[ブリジットの声にも、その前のオトフリートの呼びかけにも応えなかった老人の息遣いが荒くなる。]
ゼル…ギウス……何を…いっている……お前はッ……
治す? 研究所?
研究所ってどこなのかしら。
来て下さいって、場所も、わからないのに。
[聞こえなくなった声に肩を落とした]
[コールドスリープの技術を使えば、日付はあまりあてにならない。
たとえば一番新しい薬品を入れ替えた人がいたとして、
それより2,3年の月日で此処まで茨が育つだろうか。
自分が出した答えは否。
……朽ち果てた、白革の鞄を思い出す。
数年でそうなるような代物ではない。
そのような観点から、自分は時を定めることを放棄したけれど、
違う観点から、定められるならと、思った。]
『数値は15%───思っていたより、軽い。
眠っている間も、きっと進行すると思っていた。
医者の言う言葉なんて、あまり当てにしていない。
だから、カイン。
俺も、近いうちにそっちに行くだろう。』
[老人が苦悶に満ちた表情で部屋から出てくると、
ブリジットやライヒアルトを一瞥したが、
何も言わず、よろよろと歩き……大広間のある一箇所の壁にあったスイッチを拳で倒れるようにガゥンと押した。
途端に壁から現れるのは、通信装置らしきもの…。
そして、それの前でどこかに通信しようと機器をいじりだしている……が、]
/*
削除が間に合いませんでしたorz
余計なこと言っちゃったな……。
時間って定めない方がいい気がしたん、です。
─大広間・扉D近辺─
……なんだ?
[不意に聞こえてきた声。
途切れがちのそれに、しばし、耳を傾けて]
一体全体、どうしろと……って、
[どうしろというのか、と。
言いかけた言葉は、途中で途切れる]
……勢いのいいご老人だな。
[勢いよく開いた扉に、口をつくのはこんな呟き。
天鵞絨はそのまま、老人の動きを追う]
[ゼルギウス。
おそらく人名だと思われる者の声が突然訪れた。]
…!
[更に、閉ざされていた扉が開いた音。
足早に老人の姿が確認できる場所まで足を運んだ。]
[老人に近寄ってみればわかるだろう。意識を失っていることを。
老人の首のベルトは、Lv4:34。
その身体は誰にも動かせない。なぜなら、もう大部分が石のように重くなっているから…。]
!!!
[開かれる扉に、びくりと身を竦ませ、歩を退く。]
あっ…つ…!!
[拍子に、皿を落してしまう。
シチューが飛び散り、手に掛かる。
顔を顰めた。――が、今気にするのは]
[なにか、放送が聞こえて耳をすました。が、耳がキーンとしただけ。]
なんなんだ、一体。
[大広間が騒がしい。水が入ったコップを持ったまま、ゲルダがいるなら目配せして出入り口の方へ。]
なお、る。
薬、できたんですね……。
[さまざまな薬、ということは、まるで自分達が実験動物で。
それでも、自分が半ば想定していた通りではなく、誰か眠らなかった人物が生きているということに息を呑む]
……………!
[扉が開いて、老人が出てきた。
触れているベアトリーチェの手を握る力が強くなって、彼女やノーラを守ろうと無意識に半歩前に出た]
……様々な薬。
[口の中で転がす単語。眉間に少し皺が寄った。
……あまりよい感じがしなかった。]
どうしましたか?
[次に響く音。
ノーラの後をすぐには追わず、音のした方向に視線だけを向けた。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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