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呼び寄せたのは果たして何か。
その意を誰一人知る由もないまま、人々は集い始める。
1人目、『総帥』 アルトゥル がやってきました。
『総帥』 アルトゥルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
『崩壊世界』と呼ばれる世界。
『死』を拒絶し、『変異』という形での『生』を貪欲に求めたその世界の、頂点に立つといわれる『組織』──『Schwarzes・Meteor』。
強大なるその『組織』を統率する者──『総帥』アルトゥル。
彼の指示によって執り行われる、異能者たちのバトルイベント『遊戯』。
それは、『Schwarzes・Meteor』の権威を世に知らしめ、そして、歯向かうものの芽を摘む、などいくつもの要素と理由を内に孕んで行われる。
時に、それに乗じて『組織』内の力を高めようとする者、内部分裂を誘おうとする者など、不穏分子が現れる事を知りながら。
『遊戯』の果てに、思わぬ対抗勢力が生まれる事実を見据えながら。
『総帥』はそれが愉しみと言わんばかりに、定期的に『遊戯』を開催していた。
☆世界設定
『世界軸破砕』と呼ばれる災禍により、変質した世界。
大雑把な設定は下記wikiページにありますが、基本的には「無茶を通して道理を砕く何でもあり世界」という認識でOKです。
http://werewolf.rash.jp/index.cgi?%bc%ab%b8%ca%be%d2%b2%f0%2f%a4%bf%a4%b9%a4%af%40%b8%b8%cc%b4%b4%c9%cd%fd%a4%cd%a4%b3%2fRickety%20Welt
☆『遊戯』会場について
・基本フィールド
・強力な結界によって完全隔離されたエリア。結界は呪術的でもあり、魔術的でもあり、また人工的にも精神的にも感じられる多重の物。解除パスを打ち込まない限り、如何なる術を持ってしても打ち破る事はできない。
・上空は一見すると空いているが、飛行能力を駆使して上っていけば、半円形のドームのような物に覆われていて抜け出せないのが確認できる。
・中央部以外には、クリーチャーの類が無作為に放たれているらしい(プロロ中などにクリーチャー戦、という形でNPCバトルしてOKです。デザインなんかはお好きなように)。
・中央部は廃墟の都市。と言ってもつい最近まで人が暮らしていた痕跡が残り、廃墟というよりはゴーストタウン、と言った様子。内部には、参加者以外の者の姿はどこにもない。
・参加者たちが最初に連れてこられるのは、廃墟の都市のほぼ中央にある四階建てのビル。
一階には会場各所がチェックできるモニタールーム、最近技術の備わったメディカルルーム、『遊戯』に関する情報(ルールや各人の個人情報)が参照できる端末の置かれた広間がある。
二階には生活環境の整えられた個室が人数分。三階と四階に何があるかは、言った者勝ち。
・都市の周辺は、北部から東部にかけては木のまばらに生える林と草原が広がり、西部から南部には湿地帯が広がっている。
☆環境について
・日付・季節はリアル準拠。
・天候の変更は自由演出ですが、一人で極端な変更をするのはなるべく避けるようにしてください(天候が能力に影響するPCがいた場合、極端に有利or不利なシチュエーションを構築する可能性があるので。無敵化抑止策です)。
・ 2/14はリアル暦で新月です。村内暦もこれに即しますので、月の描写にはご注意を!
☆連絡手段に関して
・外部との接触
基本的に不可能。
『遊戯場』全体を覆う結界の作用で、機械的・電子的・魔法的・精神的問わず、外部との接触はできない。
・内部での通信
内部では、通信機器の類も特殊能力も全て正常に機能。
赤組は会話できる理由・方法の設定を好きなように組んでOK。
アンデッドありなので、赤組は赤ログ上でも場所表記に注意。
※隔離エリアでの会話なのか、それともそれ以外の場所での呟きや赤同士の通信なのか、の明記をお忘れなく。
☆役職設定
人狼 ※PL固定。通常参加者は選択厳禁
『Schwarzes・Meteor』の構成員であり、『遊戯』の仕切りを任された者。
敗北するまでは、バトルフィールドと隔離エリアとを自由に行き来できる。
※途中敗北しても、吊りにはなりません。
途中敗北時は白で一発言のみ(コミットのために必須)して、後は赤=墓扱いとなります。
また、吊り対象から外すため、PL視点で構いませんので狼COは忘れずに行ってください。
※吊り・襲撃がバトルの結果に左右されるため、コミットアンカーの役割をお願いする事になります。
囁き狂人
『Schwarzes・Meteor』の構成員か、それとも事情あって組するものか。
いずれにせよ、『遊戯』の仕掛け側の一員として、盛り上げるために行動する。
こちらも、敗北するまではバトルフィールドと、隔離エリアの行き来が可能。
※赤組希望の場合は、こちらを選んでください。
村人
『遊戯』の参加者。
強制的に招待されたか、それとも自らの意思で訪れたか。
それぞれの思惑と目的のため、『遊戯』へと参加する。
☆墓下
バトルフィールドの地下に作られた隔離エリア。
舞台の地下に存在する洞窟がそのまま用いられており、内部は実験により生み出されたクリーチャーが徘徊するサバイバル空間。
こちらに送り込まれる際に傷は癒され、数日分の携帯食料が与えられる。
隔離エリア内での目的は、『遊戯』終了までの生存。
それができたなら、命の補償はする、と『主催者』は笑う。
他と協力するもよし、逆に対立するもよし。
主催者の言葉を信じる事無く、独自に脱出の道を探るもよし。
動きはそれぞれの思うままに。
組織に属する(或いは与する)二人は自由に地上とこちらを行き来できるが、敗北によって送り込まれた場合は出る事はできなくなる。
その際には、どのように動いても構わない、とは主催者である『総帥』の言葉。
・墓下の環境
都市の地下に存在する地下洞窟。
内部には巨大な地底湖と、怪しげなキノコの群生地などが存在している。
地底湖には魚の類もいるらしいが、それと共にクリーチャーなども棲息している。
キノコ群生地のキノコには様々な種類があり、
・普通の巨大キノコ。火を通せばそれなりに食べられるらしい
・乗ると大きく弾むキノコ
・衝撃を与えると胞子を撒き散らすキノコ
などが入り乱れているらしい。
※徘徊しているクリーチャーのデザインや能力は、好きなように決めていただいてOKです。
☆吊り襲撃関係
バトルの結果により決定。
☆バトルルール
・1日に起こせるバトルは最大2戦。メモを利用して事前にカードを相談し、自然な流れでバトルに突入。
・一人のPCの連戦は、PL負担の点からやや非推奨。展開的に自然で負担にならない場合はこの限りではない。
・バトルに使用できる発言は全員一律10発言。pt消費量やactには特に制限なし。
・AAの使用による攻撃描写は厳禁。必ず、自分の言葉で描写する。
☆決着までの流れ
・決着判定は、バトル開始後4発言目から可能。メモで実行宣言後、発言に絡める、という流れで。
4発言目、というのは、PC一人の発言数での事ですー。04/10発言以降、ということで! ちなみに、最速で4発言目の投下とセットで判定を投下できます。この場合、3発言目の後に、判定ロールに入る旨を相手に伝えましょう。
連続発言で必殺技の発動を早めるのは可。ただし、連続は2発言まで!
・決着判定ロールは、流れの上で自然な形で止めの一撃を繰り出そうとするないし、直前の攻撃への回避などの動きのある描写を絡めて行なってください。なお、判定は、発言ではなくactで!(墓下や囁きログ内でのバトルに関しては、この限りではありません。何せactができない)
・相手は当たるか打ち返すかを決めてそれを宣言。
打ち返しの場合、先に仕掛けた方がそれに当たるかどうかを決めて、カウンター敗北希望の場合はそれを宣言(この場合は、その時点で勝敗決定)。
当たる場合:当たった方が敗者。判定act抜きでロールを繋げた後、吊りor襲撃の対象に
打ち返す場合:1d20でランダム勝負。数値で勝った方が勝利。流れとしては、
『先手描写→先手act判定→後手描写→後手act判定』
の順番が基本。敗者は吊りor襲撃の対象に
後手が描写前にダイスを振って、その結果に応じたロールを展開するのも可能。この場合、ダイス前にメモで確認を取るのを忘れずに
・同数の場合は、相打ち(吊り襲撃を対象二人にそろえる)
・当事者二人の正式な同意があれば、ランダムせずに相打ちもOK
・勝敗決定後の描写は、基本的には決着判定ロールを仕掛けた側から進めていく。
判定の結果から、仕掛けられた側が先に描写したい、もしくは仕掛けた側が後手に回りたい、という場合は先にメモにて申請し、確認後に進めて行く。
・バトルが一戦しかなく、相打ちでなかった場合、吊りは敗者に。その場合の襲撃の処理は、流れに応じて相談しつつ、決定を。
・バトル二戦発生して一方が相打ちの場合は、次のどれかで対処。こちらも相談しつつ、状況に応じて対応を。
1. ダイスの再度振りなおし
2. 相打ちを優先して、もう一方は何か理由をつけて翌日に結果(吊り襲撃)を回す。翌日のバトルは一戦のみ
3. 連続コミットで三人まとめて墓下に送る
☆拡張ルール:三つ巴
1対1対1で、3人が同時バトルを行う際の拡張ルール。
・三つ巴バトル基本ルール
発言数は最大12
対戦している2人、それぞれに反応を返す事を1ターンと計上
※防御専念や回復行動などの自分にのみかかる行動一つでも1ターンと計上
4ターン目から、勝敗判定可能
判定に入るタイミングは、誰かが宣言してからの一巡
※二番手(or三番手)が宣言して開始した場合、一番手(+二番手)は次ターンの発言で判定
ダイスの出目が、1番高かった1人が勝者、残り2人が吊り襲撃対象に
ダイス目で同数が出た場合は、同数者同士で振り直し即決勝負
脱落希望者は予め宣言する事で、ダイス振り合いから外れる事も可能
・行動順について
特に誰も希望がない場合は、サマリ順に行動開始
手順希望は開始前にメモ申告
手順希望者がいる場合、そこを基準にサマリ順とする
☆進行関係
・プロローグ
『遊戯』の参加者が、『舞台』へと呼び集められる。
『舞台』に現れたもののデータはファイリングされ、中央部にある建物内の端末に記録される。
このデータは、コピーして持ち歩き可能。
※入村後、以下のテンプレにてプロフィールを公開してください。
タイミングなどは任意。記入後、メモからアンカー貼っていただくと助かります。
※縁故は自由に結んでいただいて構いません。が、因縁や対立など、バトルに発展しやすい負縁故推奨です。友好系は一つくらいに抑える方向で。
■名前:キャラの名前。綴りもあると企画ねこは喜びで泣きます
■年齢:キャラの年齢。詐称などはご自由に
■通り名:いわゆる、二つ名、とか呼ばれるもの。あってもなくてもOK
※ある場合は、肩書きにするのを推奨
■武装:メインで用いる武器
■スタイル:近距離とか中距離とかの得意レンジなど、バトルのスタイル
■特殊能力:魔法とか超能力とか、サイバー系なら改造の有無とか
■その他情報:PCの詳細設定
・1日目 ※48時間進行
『総帥』の宣言により、『遊戯』が始まる。
それぞれの思惑に従い、行動開始。
他の参加者と小競り合うもよし、目的のために一時同盟を結ぶもよし。
気まぐれに姿を見せる『総帥』に挑む事もできるやも。
※希望先着1名様、『総帥』でバトルお受けいたします。
・2日目以降 ※24時間進行
『総帥』が隔離エリアに移動する。
本格的な『遊戯』の始まり。
※狼が入ったバトル一戦しか発生せず、それで狼が敗北した場合、その日はコミットなしの48進行で進め、後半に発生したバトルの勝敗に従い、吊り襲撃を設定します。
・エピローグ
最後の勝者は何者か。
その望み次第で、終演の様相は大きく変わってゆく。
※囁き狂人は陣営外カウントされるため、バトルの結果如何によってはエピで最終戦→エンドの流れになる事もあります。
※最終勝者決定後、一度区切りのいい所まで進めて〆。
その後編は、中発言と区別をつけつつ自由にRPしてください。
[吹き抜ける風が、金の髪を揺らす。
日々、濃さを増してゆく夜闇の中、佇むは漆黒なる流星を束ねし者。
世の人に『総帥』と呼ばれ、ある者には恐れられ、ある者には敬われる者。
彼は新たに設えた『舞台』を見つめつつ、刻を待つ。
力ある者たちの『遊戯』、その始まりの刻を──]
Morgenstern─Schwarzes・Meteor Ver.2─
Und der Vorhang der Phase geht nach oben.
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
2人目、蜂蝶 オクタヴィア がやってきました。
蜂蝶 オクタヴィアは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
─とある街の廃ビル─
これはお願いではありませんわよ。
[場末の廃ビルで男女が対峙するように顔を合わせる。女がはきとした言葉を告げると、相手の男──どこかの顔役らしき様相をしている──が食い下がるように言葉を連ねた]
こちらの要望が飲めぬのでしたら、それなりの方法を取らせて頂くまでですわ。
貴方も承知の上でしょう。
わたくしと貴方、どちらが上なのかくらいは。
実力行使されないうちに承諾なさった方が貴方にも利がありましてよ?
[にこりと向けた微笑みは、艶を含みながらも冷たい印象を与える。相手の男は喉奥で、ぐ、と唸りを上げた]
お返事はまた後程にでも。
良く考えて下さいましね。
───そう、それと。
貴方、わたくしのことを自分のもののように仰っているようですけれど……。
わたくしには既に心に決めたお方がおりますの。
貴方如きに靡くようなことは一切ありませんわ。
勘違いなさらないで下さいまし。
[女は冷たく言い放つと男に対し背を向ける。顔を真っ赤にした男が喚き、傍に居た配下数名に攻撃を命じた。チャキリと銃を構える音がする]
────低能ですこと。
従っていれば、生きて居られたでしょうに。
[銃声の後、男の周囲に居た配下は床へと倒れ伏す。女性特有の丸みを帯びた身体を撓らせると、シャラリ、と両手足のブレスレットとアンクレットが冷たい音を奏でた。右手に握られた銃が、男の額へと照準を合わせる]
もう少し物分かりが良い方だと思っていたのですけれどね。
残念ですわ。
[クス、と嘲る笑いが部屋の中に響く。次いで、一発の銃声。何かが床に落ちる音の後は、カツカツと言うヒールの音だけが廃ビル内に響き渡った]
シュナイバー、彼の組織の整理・吸収は任せますわよ。
他の組織とも対立するように工作なさい。
[廃ビルの外、待機していた配下へ指示を飛ばす。名を呼ばれた配下は応じるように頭を下げると、女の傍から下がって行った]
貴方方は先日の指示の通りに。
抜かり無くお願い致しますわ。
わたくしは……彼の地へ。
あのお方の望むままに───。
[残る配下にも指示を出すと、彼らは己が役目を果たすために散じて行く。女──オクタヴィアもまた、自分が成すべきことのために行動を開始するのであった]
[向かった先は『舞台』と称される『遊戯』の会場。端末には以下のようにデータが記録*された*]
────────────────────
■名前:オクタヴィア=ナルバエス Oktavia=Narváez
■年齢:不詳(外見30代後半)
■通り名:Abeja Mariposa(アベッハ・マリポッサ/蜂蝶)
■武装:メインはハンドガン及びそれに伴う体術、サブにガトリングガン他銃器
■スタイル:武器の入れ替えによって様々。メインは近〜中距離。
■特殊能力:影使い(普段は武器に変化している)
■その他情報:足元にフリルスリットの入った紫のグラデーションのマーメイド型ベアトップロングドレスを着ている妙齢の女性。
露わになっている肩にはタトゥーが入っていて、右肩には紫のアゲハチョウ、左肩にはスズメバチの姿がある。
両手足には細かいチェーンのブレスレットとアンクレット、首元には放射状にデザインされたガーネットのネックレスをつけている。
外見からすれば上流階級の貴婦人なのだが、時折スラム街等の場末で見かけられる時がある。
無手のままで歩いているために、その地域の荒くれ者を束ねるトップである等の憶測が飛び交うも、本人は笑むだけで答えることが無いと言う。
仕事の依頼を出していたり、顔役の者と取引していたりと活動は多岐に渡るが、目的のためには手段を選ばないとも噂されている。
────────────────────
/*
メモが少々縦長ですわね、申し訳ありませんわ。
早々に入らせて頂きました、今回進行役を仰せつかりました龍猫こと龍鴻亜でございますわ。
一発言目から影本体を使用してしまいましたわ。
今回はリミットブレイク無しの予定ではあるのですけれど。
自分で決めた設定をきちんと表現出来るように頑張りませんと。
いつもアクセサリ系統の描写を忘れてしまうので…。
性格もブレが無いように努力しませんとね。
それではしばらくの間よろしくお願い致しますわ。
3人目、黒耀鴉 ライヒアルト がやってきました。
黒耀鴉 ライヒアルトは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[壊れた世界。
そこに生まれる新たな種。
『新種』と呼ばれるソレが、世界の望む新たな命の形なら。
ヒトの手により歪められた『自分』は。
一体、何に望まれ、ここにいる?
考えても意味なんてない。
けれど。
それは時折り考えて──すぐに、忘れることのひとつ]
……っていうか、さ。
無駄な抵抗、しないでくんない?
[崩れたビルとビルの隙間。
響くのは、どこか気だるげな声]
抵抗するのは勝手だけど、はっきり言って、イイコトないぜ?
[軽い口調で言いながら、一歩一歩、距離を詰める。
左の瞳はどこか眠たげだけれど。
右の瞳──爬虫類を思わせる、縦長の瞳孔を持つそれは、獲物を捉えた捕食者を思わせる光を宿し。
それが見据える者──小奇麗な身形の壮年の男は、がたがたと震えながらその瞳を見返していた]
……ま、アレだね。
立ち回りをしくじった自分の迂闊さを……。
[言葉の直後、右手が上がる。
指の間に挟まれた何かが、微かな光を放った。
追い詰められていた男も、反射的にか、動く。
懐から出された銃が、こちらも光を放った]
冥土とやらで、呪うといいぜ?
……あ、そうそう、
[言葉を遮るように引かれる、引き金。
しかし、その時には彼の姿はそこにはなく]
恨み言は、クライアントに向けてくれ。
俺はあくまで、『仕事』してるだけだからな。
[言葉の続きは、男の背後から綴られた。
いつの間に移動したのか、姿を消した彼は男の──自らの獲物の背後に現れていた。
右手の指の間に挟められていた細長いもの──煌めく針がくるり、と回った]
……って、わけで。
Gute Nacht.
[短い言葉。
直後に、針は男の首筋のある一点を捉える。
一瞬の静寂を経て崩れ落ちた男を見下ろす、そこだけ異質な右の瞳はどこか冷めていた]
……はい、お仕事終了、と。
[何でもない事のように言って、くるり、と針を回す。光が一瞬だけ瞬き、針はどこかへ消えた]
……で。
さっきからじろじろと人のお仕事観賞なさってるそちらさんは。
どんなご用件で?
[足元の骸には、既に興味はなく。
常盤緑の瞳が見据えるのは、物陰からこちらを伺う気配の方。
問いに答えるように現れた黒服の人物は、無言で一通の封筒を差し出す。
それに成された刻印を見るなり]
……見なかったことにして、帰っていい?
[こてり。
そんな感じで首を傾げつつ、彼はこんな問いを投げていた。
もっとも、その口元にははっきりそれとわかる愉しげな笑みが浮かんでいたのだが]
……ま、冗談はさておき。
名高い『総帥』閣下のご招待。
……無碍にするわけには、いかんよねぇ。
お邪魔させていただきますか……漆黒なる流星の、『遊戯』に。
[愉しげな声の後、彼──『黒耀鴉』は、封筒を手に取った]
[やがて、『遊戯』の舞台にたどり着く頃。
端末に記載されるのは、こんなデータ**]
────
■名前:ライヒアルト=クレーエ Reichard=Krähe
■年齢:24歳
■通り名:黒耀鴉(コクヨウカラス)
■武装:特殊ニードル『モーントナーデル』
全長20センチほどの、漆黒の針。材質は不明。本数に限りなどはなく、一説によるとその場で生成しているらしいが詳細は企業秘密。
■スタイル:近接格闘メイン。針投擲による中距離対応。空中戦可
■特殊能力:飛行と中距離テレポート
■その他情報:『黒耀鴉』、もしくは『片翼鴉』などと呼ばれる、フリーの暗殺者。
有翼種型の『新種』であるが、幼い頃に生体兵器の研究施設に捕らわれ、生体実験及び生体改造を受けた。中距離のテレポート能力と異質な右目はその名残り。
翼による飛行も可能だが、普段他者の目に触れるのは、左側の翼のみ。右の翼を見たものは、大抵は闇に葬られているらしい。
暗殺業の他にごく稀にだが賞金稼ぎやストリートファイトへも参加しており、それなりに名は知られている。
────
/*
おう、7が三つ並んでおる。
ライヒアルト
7回 残7700pt
でなくて。
事前にどたばたとありましたが、漆黒流星ver2、無事に機動と相成りました。
お集まりの皆様に、心より感謝を!
さて、今回はどうなりますやら。
ちなみに、直前で妙なネタがころん、ときやがったので組み込みましたが。
そも、有翼人という存在自体が航空力学的には突っ込みどころ満載なんだから、細かい突っ込みはしないように(ぇ。
/*
ああ、そうそう。
エルザは秋さんであることを入村前に宣言しておきますわ(笑)。
mixiのボイスでもキャラ名出さずに突っ込みを入れましたけれどね。
ライヒアルトがくろねこさんなのは言わずもがなですわね、クレーエの時点で。
顔出しは夜に致しますわ。
まだ他の方がお集まりではありませんし。
4人目、青の死神 アーベル がやってきました。
青の死神 アーベルは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[とある街の廃墟、昼夜を問わず人気のないビルの一室、で二人の男が対峙している]
[一人はスキンヘッドの黒人。樽のような腹と丸太のような手足、一見スモウ・レスラーのような体格を、はち切れそうなシャツが包んでいる]
[細長いゴーグルのようなサングラスをかけ、その奥の殺意にギラギラした目を対峙する男に向けている]
[もう一人は、相手よりは細身だが肩、上背は鍛え抜かれた厚みを持っている。濃紺のコート姿、表情は見えない。顔をすっぽりと覆う仮面をつけていた]
[その白い仮面はシンプルだ。目と口の位置の3つの三日月模様がそれぞれのパーツを示す他は、右目上を額から頬まで走る、文様というにはあまりにそっけない一本の線しか描かれていない]
[まるで怒っている、あるいは悲しんでいる人間の表情を記号にして表しているだけのよう]
[対峙はごく短かった。大男が拳を振りかぶると、廃ビルの床へ叩きつける。拳には手袋さえつけていなかったはずだが、床はまるでダイナマイトで爆破したように弾けた]
[土煙が舞い上がる。仮面の男は音叉のように根元から二股に分かれた大型ナイフを抜くと、逆手に構え、土煙を避けて数歩あとじさった]
[土煙を目くらましに大男が殺到する、振われる両腕が、仮面の男が盾にした柱を、砂糖細工のように砕く]
[だが、]
[仮面の男の右手が一閃、大男は身を捻ってかわすが、その首に仮面の男が一拍遅れて放ったワイヤーが絡みつく]
『くっ…あああああああ!!』
[二人が対峙してから初めて発せられた声が、最後の声となった]
Pllllll...ガチャ
ミッション完了、標的もブツも始末した。これでクリップのクソどもはおたくの話を聞くだろう。
『時間通りだな』
『プロほど時間を大切にする。だが貴様は若すぎる…ドンはなぜお前のような若造、しかも混血に…』
時は金なりか、確かに若いやつの方が時間を多く持ってる。だが無駄話に費やす時間まで多いわけでもない。
『…いいだろう、仕事の話だ』
『≪遊戯≫が行われる。総統が姿を現すという確かな情報が入っている。接触して、消してほしい』
…高くつく仕事だ。
『無論、報酬は十分な額を用意する』
「十分な」の十倍だ。前金で10万、成功報酬は40万だ。必要経費は別でな。
『払おう』
ガチャ
[一人廃ビルに佇む男は、携帯電話のスイッチを切ると無造作にそれを放り捨てる]
[通話のために外していた仮面を被り直すと、その場を後にした]
[後には、焦げて煙を吹く携帯電話と死体]
[そして、何故か小石が4つ、東西南北を示す位置に規則的に置かれていた]
────
■名前:アーベル=リー Abel=Lee
■年齢:20歳前後
■通り名:青の死神
■武装:音叉のように二股に分かれた、刃渡り30cm程の大型ナイフと、特殊繊維製のワイヤー
■スタイル:奇襲からの近接格闘を得意とする
■特殊能力:電撃を操る
■その他情報:
フリーランスの工作員、探偵、スパイ、殺し屋、その他。
経歴には謎が多い。大破壊、大異変、あるいは世界軸破砕と呼ばれる災厄の後に生じた無数の紛争の一つで従軍していたらしいという他に、家族、出身、その他詳しいことを知る者はいない。
遊戯には、自ら望んで参加した。その目的も不明。
────
/*
総統ではなく『総帥』であることは突っ込むべきかしら。
ついでにバトルはプロローグじゃなくて一日目なのですわよね。
それは良いとして、どうやって出ましょうかしら。
予定通りビルに居るのが良いですかしらねぇ。
─中央エリア/四階建てビル・一階広間─
[『遊戯』の会場となった隔離されたエリア。ゴーストタウンと化した都市のほぼ中央にある四階建てのビルの中を、勝手知ったるが如くに歩み進め。一階にある広間へと足を踏み入れた]
……流石にまだ集まっては居ないかしら。
どのような者が集まるのかしらね。
[広間の片隅にある端末に指を滑らせ操作すると、口許の朱が弧を描いた。簡単に目を通し、今あるデータを自分の端末へと転送させる]
………しばらくは、暇潰しが必要かしら。
話し相手も居ないのは、手持ち無沙汰ですわ。
[広間の端末から鶸色を外すと、カツリと言うヒールの音は広間から遠ざかって行った]
/*
ちょ、めっさ高速で挙手きとるしwwwww
てゆっか。
プロロでなく、一日目のイベントエンカウントの事だよねぃ?
そこら確認しつつ、別件片してこよう。
/*
実際問題として。
16日夜では、更新に追われて慌しくなるのが目に見えているからな。
何せ、言い回しで手間を取る。
[中身性能の問題ですけどね!]
5人目、野槌の娘 ロミ がやってきました。
野槌の娘 ロミは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
――とある街の外れ・臨時試合会場――
[巨人の足音のようだ、と、遠くから聞いた者は思ったかもしれない。
実際、それと同等の破壊力は有しているであろう。
地面に減り込む槌。ひび割れ、隆起し、陥没する地面。
さながら大地震に見舞われたが如く、『会場』と銘打たれていた空間そのものが、注がれたエネルギーにより変化し続けていた]
これで――トドメだぁっ!!
[高い声が叫ぶと同時、一際重い槌の音が会場に響いた。
余韻が消えれば、静寂が空間を支配する。
戦いの余波に舞った土煙が、少しずつ晴れてゆき――そして、そこにただ一人立っていたのは]
『――勝者! ロミ=メーベルト!』
[審判が片手を挙げ宣言すると同時、周囲を囲む観客たちが一斉に沸いた]
やったー! 勝っただよー!
[赤いフレアスカートの裾を揺らし、ぴょんぴょん跳ねて喜びを露わにするのは、10代もようやく半ばに差しかかった頃と思われる少女。
訛りのあるのんびりとした口調が、田舎娘の風情を醸し出す。
しかしその彼女が両手で掲げ持っているのは、大の男が両足を踏ん張ってようやく持ち上げられるかどうかという、巨大な鉄槌であった]
『くそ……化け物かよ、こいつ』
[対戦相手であり敗北者である男の言葉が聞こえているのか否か、娘は軽い足取りでバトルフィールドを後にする。
後には呆気に取られた様子の男と、滅茶苦茶に破壊された試合会場だけが残された]
――とある街・宿――
[与えられた宿泊施設に辿り着き個室に入ると、流石に試合会場からずっと纏わりついてきた喧騒とも離れられた。
娘は通信機を取り出すと、己の属する『組織』――"フェー"の番号を呼び出した]
――ああ。オラの気持ちは変わってねえ。
明日の朝になったら会場に向かうよ。
取り分? いつもと同じ配分で構わねえだよ。
それだって、オラの望みにゃお釣りが来るもの。
[訛り口調は普段と変わらないが、しかし表情は真剣そのものであった。
それは『組織』の手駒でしかなかった彼女が、初めて自らの意志で参加を決意した仕事。
それはバトルイベントで名を上げていた『組織』が、唯一参加に難色を示した仕事]
『遊戯』で優勝したら――そうさねぇ……
[しかし少女は、遠くに明るい未来を夢見ているかのように、静かに目を細めるのであった]
――――――
■名前:ロミ=メーベルト(Romi=Mebert)
■年齢:10代半ば
■通り名:野槌の娘(Erde Maedchen/エァデ・メートヒェン)
■武装:全長1mほどの鉄槌
■スタイル:近距離の武器戦闘メイン。特殊能力により中距離対応。
■特殊能力:土・岩石を操る(形状変化等)
■その他情報:
辺境の農家の生まれだが、異能に目を留めた"フェー(妖精)"という組織により引き取られ教育を施される。
"フェー"はバトルイベントの興行により利益を得ている組織であり、また賞金や知名度を目当てに他所のバトルイベントにも積極的に所属員を参加させていた。
しかし今回の『遊戯』に限っては、ロミが自ら参加を希望した。
――――――
/*
二階以降へ上がるには階段なのかエレベーターなのか、それが問題ですわね。[少し悩んだとか]
ビルですしエレベーターで良いような気はしますけれど。
─中央エリア・屋外─
[ばさ、と響くのは大気を打つ音。
アンバランスな片翼の鴉は、見た目よりも安定した動きでふわり、と人気のない大通りに降り立つ]
……さぁて、と。
来たはいいが、ここは……なんとも。
[ぐるり、見回す。
常盤緑の瞳に宿るのは、愉しげないろ]
中々に。
趣向を凝らしたステージであるよーで。
[呑気な口調で呟いた後、ふらり、当てもなく歩き出す。
一歩を踏み出した時には、黒の片翼はどこにもなかった]
/*
7揃い崩すのもったいないけど(マテ)、そろそろ別件も落ち着くし、出ておこう。
縁故はも少し揃うまで様子見かにー。
ちなみに。
改造してくださった『組織』については、特になんも考えてないのが現状。
誰かからネタ振られれば受けるし、ネタが特に来なければ、役職次第で漆黒か獣神のどっちか、て感じになるるかね。
村人なら漆黒、囁きなら獣神、て感じで。
――中央エリア・四階建てビル前――
ほええ……でっかい会場だな……
[大きな瞳を更に丸く大きくしながら、娘は廃墟の街を歩いていた。
中央の都市は勿論のこと、周囲の草原や湿地までもが結界の内部に取り込まれているらしい。
それだけの規模の結界を張る資金と技術力に、改めてこの『遊戯』を主催する組織の大きさを感じさせられた]
……か、関係ねえだよ。オラは賞金もらってさっさとオサラバするだけだもの。
[口ではそう言いつつも、背筋に冷たいものを感じた気がしてぶるりと体を震わせ。
気を取り直すように、首を振って歩き出す]
それにしても……誰にも会わねえだな。
こんならオラの村の方がよっぽど賑やかだぞ。
[独り言ちているうち、眼前に最初の集合場所として指示された、四階建てのビルが現れた]
─中央エリア・四階建てビル近辺─
……っと。
[傍目、のんびりと進んでいた歩みが、ふと止まる。
集合場所として指定されたビルが目に入ったから、というのが理由の一つだが]
あれは……どっかで見たような?
[その前に見える姿に。
左右アンバランスな瞳が数度、記憶を辿るように瞬いた]
――中央エリア・ビル近辺――
ん?
[翼の音――鳥か、クリーチャーか、はたまた別の何かかはわからなかったが――を探すようにきょろきょろしていた所に、人の声が聞こえた気がした。
肩に担いだ鉄槌の柄を両手で握り締め、くるりと声の方へ振り返る]
そこ……誰か、居るだか?
――参加者の人、だかいね?
[警戒しているのかいないのか、のんびりとした口調で訊ねて、首を傾げた]
─中央エリア・ビル近辺─
俺が思うに。
ここには参加者以外はいないんじゃないんかねぇ?
[向けられる問い。
こちらも、傍目警戒の素振りなどは見せずに止めた歩みを進め]
……ヒトガタしたモノ、に限定しないんなら、他にもいそうな気配はするが。
[口調は軽いままで言いながら、一定の距離を保ったところで足を止めた]
─中央ビル・屋上─
[二階へと上がり自室となる部屋を確保した後、三・四階には寄らずにそのまま屋上へと出る。ビルの出入り口側の縁へと腰かけ、脚を宙に垂らした]
……集まり始めたかしらねぇ。
[『舞台』へと足を踏み入れた者が居ることは、先程広間の端末から知ることが出来た。このビルへと集まって来るのも時間の問題だろう]
愉しませてくれると良いのですけれど。
[チリン、と人差し指がガーネットのイヤリングを弾く。鶸色は眼下へと注がれていた]
んー。そーかあー。
いやぁ、こういう静かな所が会場ってのは初めてでねぇ。
ちっとばかしびっくりしてたんだけども。
[相手が足を止めた距離。
自分もそれ以上踏み込むつもりはなく、立ち話というには微妙な距離感から答える]
ああ。クリーチャーとかいう奴だね。
さっきもなんか、その辺を飛んでた気がするけど。
見なかったかね、ええと……
[呼び掛けようとしてはたと気付く。
自分は相手の名前を知らない事を。
つまり、相手の手の内を知らない事を]
…………っ
[首を傾けた笑顔の、唇の端が少しだけぴくっとした]
[遠くない場所から感じる気配。
反応するよにきょと、と動く、右の瞳。
それでも、左の常磐緑は、僅かに笑顔を引きつらせる少女の方へとむいたまま]
普通の『イベント』とは、趣向が違うんだろ。
俺も、参加するのは初めてだけど。
って、飛んでた?
ここには飛んできたが、特に何かに出くわしちゃいないな。
[何でもない事のよにさらりと告げて]
どーかしたかい、Erde Maedchen?
[それから、面白がるよに相手の通り名を口にする。
直接対峙した事こそないが。
気まぐれに見物していたバトルイベントで、その姿を見た事は幾度かあった]
[青年の片側だけの眼の動き。
釣られかけて、慌てて視線を戻す]
あー、そうなのか。飛んで来たお前さんが言うなら、確かにそうなんだろうねえ。
って……飛んで来た?
[普通に頷き掛けた首が動きを止める。
そういえば、彼の右眼。改めてみればその瞳は――]
あー、そうか。あんたそういう……
[相手の正体のヒント程度には辿り着いた所で、呼ばれたのは己の二つ名]
んあ? それはオラの……
って、なんで知ってるだ!
[なんでも何も、己の組織が名を売ったのだから当然であるが。
相手の面白がるような口調に何かが負けた気がした]
/*
ルパンタイム終了なのですわ。
けれどこれからご飯タイムですの(爆
そう言えば他の方々をどこまで知ってるか決めておりませんでしたわねぇ。
裏に関わってる方なら粗方知ってるとは思うのですけれど、少なくとも名前くらいは。
バトルイベントも(ケイジとかが)参加していたりするでしょうし、一方的に知ってる事が多いかしらね。
基本的にその場のノリですわ。[いつものこと]
[何かに気づいたらしき少女の様子に、僅かに浮かべるのは、笑み。
それでも、鴉は自ら名乗る事はせず]
なんで、も何も。
あれだけ派手に売り出してりゃ、幾らでも耳に飛び込んでくるさ。
情報って、大事よ? 表でも裏でも。
[やっぱり面白そうだった]
そりゃ、その通り、だけんども……っ!
[じり、と後退る娘の顔は赤かった。
自分は対戦カードを組むのも相手の分析も『組織』に任せっきりで、言わば『組織』のシナリオ通りに戦っているようなものだったから。
しかし今は、相手を選ぶ事も不可能なら、相手の情報を得る『組織』の力も借りられない]
も、もうそんなのオラには関係ねえ!
この大会で優勝したら足洗うんだからな!
[適当な間合いを取った所で駆け出した。
向かう先には、四階建てのビル。
あそこの端末を使えば、対戦相手の情報を得られるのだと、何処かで説明があった気が*したから*]
─中央ビル・屋上─
あらあら、随分と幼い子が来ましたわね。
[ビルへと駆けて来る小さな姿。クス、と言う笑いはそよ風に紛れる]
どこかの組織に属する子だったかしら。
”誰か”が見ていた気がするのだけれど……後で端末で確認しておきましょう。
[鶸色で駆ける姿を追いかけながら、少し奇妙な言い回しで呟いた]
……おやま。
[じり、と後ずさり、駆け出していく姿に軽く、頭を掻く]
……足洗う、ねぇ。
勝ち抜きなんぞしたら、返って抜けられなくなるよーな気もするんだが。
[『遊戯突破者』の肩書きにはかなりの値がつくはず、というのは察しがつくから、ぽつり、こんな事を呟くも]
ま、俺の突っ込むところじゃない、か。
[思考はあっさりと投げ捨て、それから、視線を上へと上げ。
鴉もまた、ゆっくりとした足取りで、ビルの方へと向かった]
─中央ビル・屋上─
[少女を見遣ってから、その駆けて来た先へと視線を向ける。離れていたにも関わらず、瞳が合ったように思えて、鶸色を瞬かせた]
あら、気付かれたかしら。
[特に隠れているわけでも、気配を消していた訳でも無い。ビルの屋上に人影があることは容易に知れたことだろう。それを解って居ながら、そんな言葉を呟き右手を軽く頬へとあてた]
彼はどなたかしらねぇ。
[手に取るのは端末。ここまで来ていると言うことは、先程転送したデータの中に記載されている可能性が高い。指先で端末を弄る度に、ピ、と言う電子音が鳴る。目的のものを見つけて、口許の朱が持ち上がるのだった]
─中央エリア・ビル前─
……で。
どうしたもんか。
[小さく呟き、視線を再び上へ。
そこに誰かいるのは気づいていたが。
『挨拶』をするかどうかは、悩む所だった]
後で、嫌でもあう事にはなるんだろーけど、ねぇ。
[小さく呟く。
左右アンバランスな瞳に宿るのは、思案のいろ]
─中央ビル・屋上─
[端末に視線を落としながら、顔の横へと垂れて来た髪を掬い上げる。その際に指がガーネットのイヤリングへとぶつかり、リン、と言う音を奏でイヤリングが耳朶から外れてしまう]
あ……。
いやだわ、緩んでいたのかしら。
[イヤリングの無くなった耳朶に触れながら、軽く眉根を寄せた。外れたイヤリングは一度縁に落ちて転がり、その後に重力に従い地上目がけて落ちて行く。鶸色でそれを追うと、ビルの前に先程の人物が居ることに気付いた]
…拾ってくれるような心優しい人だと嬉しいのだけれど。
[小さなイヤリングが落ちて来ていることに気付いているかも怪しいかもしれないが]
……と。
[さてどうするか、と思っていた矢先。
右の瞳が捉えたのは、煌めきながら落ちてくる小さなもの]
……見てみぬふりをするか、口実にするか。
さて、どっちが面白い、か。
[何やら奇妙な基準の選択肢を呟きつつ、一歩を踏み出す。
落下地点まではやや距離があったが、移動に差し障る距離ではなく、煌めきの元は手の内へ]
一応。拾い物は、届けておく、か。
[小さな声で呟いた後、ゆらり、と広がるのは黒の片翼。
一見すると不安定なそれは、確りと大気の流れを捉え、鴉は上へ]
─中央ビル・屋上─
[落下した先に青年は動き。しばしの後に宙を舞い目の前へと現れる。はたりと瞬いたのは鶸色]
まぁ、わざわざありがとうございますわ。
拾いに降りようと思っていたところでしたの。
[かけられた言葉に表情は微笑みへと。羽ばたきで動いた空気に合わせ、ドレスの裾がハタハタとひらめいた。右手がイヤリングを受け取ろうと青年へと向けられる。その間にも鶸色は、青年の異眸と背の片翼へと刹那向く]
─中央ビル・屋上─
[屋上にいた、ある意味場にそぐわないとも思える姿に常磐緑は僅かに細められるものの、それは一瞬の事]
俺が『鴉』でよかったですねぇ。
でなかったら、光物に気づかなかった。
[冗談めかして言いつつ、向けられた手の上に、イヤリングを落とす。
左の瞳はどこかのほほん、としているが。
右の瞳、縦の瞳孔の奥には僅かに険しさが宿る]
─中央ビル・屋上─
鴉は光物が好きと言いますものね。
本当に、感謝致しますわ。
[紡がれた言葉にクスリと笑い。掌に落とされたイヤリングはそのまま耳朶へと戻された。その動きに合わせ、ブレスレットがシャラリと鳴る]
ここにいらっしゃると言うことは、『鴉』さんも参加なさるのですわね。
よろしく……と言うのも可笑しい話かしら。
[軽く首を傾がせ、青年を見遣った。その所作に警戒の色は見えない]
─中央ビル・屋上─
[イヤリングが持ち主の手に戻ると、やや離れた場所へと舞い降りる。
羽ばたき一つ、片翼は消えた]
そりゃ、ま。
名高き『総帥』閣下の御招きを、無碍にするわけにもいかないでしょ?
[軽い口調で言いつつ、肩を竦める]
……この先を考えると、よろしくというのもどうかとは思いますが。
始まる前から不必要にぎすぎすしてても、ねぇ。
疲れるだけでしょ。
─中央ビル・屋上─
貴方は招かれましたのね。
『総帥』から御招き頂いたとしても、怖気付く方もいらっしゃいますもの。
貴方はそうではないようですけれど。
[宙へ投げ出していた脚を縁へと戻し、離れた場所へと舞い降りる様を見詰める。肩を竦める様子には、言葉を返しながら小さく笑んだ]
それは尤もなことですわね。
必要以上に慣れ合うつもりもありませんけれど。
─中央ビル・屋上─
片翼の鴉に、何を期待してるかは、知りゃしませんが。
二度呼ばれるとは限らないんだから、乗らない手はないかな、と。
[軽い言葉はどこまで本意か。
表層からは読み取り難く]
馴れ合った挙句に戦えなくて不戦敗、なんてのは。
見世物としては面白いだろうけど、ここじゃ不要だろうし。
何よりやってて面白くないですからねぇ。
─中央ビル・屋上─
期待に値するものを持つため、でしょう。
わたくしも、貴方には興味がありますわ、『黒耀鴉』。
[呼んだのは相手の通り名。愉しげに朱は弧を描く]
勿論、ここに集まる方々全てに興味があるのですけれどね。
戦わずして勝敗が決まるのは、この『遊戯』の本意とするところではないでしょうし。
主催者がどう思うかは分かりませんけれど。
そのように情に流されると言うことは、ここには必要無いものですわ。
[屋上の縁から中央側へと向けて歩を進める。鳴り響くのは床をヒールが踏みつける音。青年と一定の距離を開けて立ち止まると、流し見るように鶸色を相手へと向けた]
貴方にはその心配は無用のようですわね、安心致しましたわ。
[軽く握られた手が口許へとあてられ、クスリと笑みが零れる]
─中央ビル・屋上─
[通り名を呼ばれ、ふ、と掠めたのは笑み]
さて、一体どんな興味なのやら。
御期待に沿えればいいんですけどねぇ。
[口調はどこまでも軽く冗談めかして。
屋上の中央部へと進む動きを、常磐緑で追う]
流されるような情がないだけ、かも知れませんけど、ね?
[けらり、と笑った後、常磐緑は空へと向いた]
……さて、んじゃ、落し物も届けた事だし。
他の参加者が集まるまで、も少しそこらを見て回りますか。
じゃ、また、後ほど。
[軽い調子は崩す事無く告げた直後。
鴉の姿はふわ、とその場から*掻き消えた*]
/*
文章が死んできたので。
寝よう。
そろいきる前にログ増やしすぎても、な……。
さて、残りメンバーはどんなネタでくるのやら。
─中央ビル・屋上─
ここに居ての興味と言えば、限られているのではなくて?
[軽く冗談めいた疑問のような言葉には、問い返すように言葉を紡ぎ。流されるような情が無いと聞けば、口許に手をあてたまま小さく笑った]
裏の仕事をするのでしたら、情は無い方が仕事がしやすいでしょうから。
貴方らしいと言えばらしいのかもしれませんわね。
ええ、届けて頂き感謝致しますわ。
また後程。
[去ろうとする言葉に返し、その姿が掻き消えるのを見る。ゆるりと、鶸色が瞬いた]
……飛行能力にテレポート。
奇襲にはうってつけの能力、かしら?
[分析するように言葉を紡ぐ。そんなオクタヴィアもまた、その身を足元の影へと沈ませ、その場から消えて行くの*だった*]
/*
ライヒアルトのプロフィールアンカがズレていることに気付いたのですけれど、気付くまで待ってみても良いかしら(笑)。
とりあえず明日になっても直らないようなら突いてみましょう。
6人目、紅雨 ローザ がやってきました。
紅雨 ローザは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[今より昔、或るひとが世界の片隅に創った小さな都。
そこは住人の風貌こそ様々であれ、かつての東洋の島国とよく似た文化を持っていた。
それは『組織』ではなく、あくまで『都市』。
既に世界を牛耳っていた彼の組織にも従属こそせねど、表立って反抗を示すこともない。
それ故にか他に理由があるのか、ともあれ小さな異質は摘まれることもなく、未だ存在し続けていた。
そうして娘の日常は、そんな場所で営まれていた]
―某都の路地裏―
困りますなぁ。
まだお使いの途中なんに。
[紅の袖が翻るのに合わせ、あしらわれた小花が揺る。
左の扇子で口許を隠し、右手の和傘は地に。
呑気とも聞こえる言葉と共に、ゆると首を傾ける蒼い目の娘]
うちのねぇさん、あんまり待たすと怖いんやけどなぁ。
だいたい、たかが女1人どすえ。
そないに大勢で囲まんでもええんとちゃいます。
[発す声は目の前の1人に向けられてはおらず。
あちらこちらに巡らせる先々で、微かに蠢く気配]
あら、バレてへんと思てましたん。
まぁ、気配隠すんはたしかにお上手でしたけど、
あいにく“におい”で分かりますからなぁ。
[扇子を閉じ帯に差せば、口唇には微かな笑み。
代わりの様に和傘を開き]
せやんなぁ、『白雪』。
[その隣に浮かび上がるかの如き獣の影。
双つの金が男を見据え、低く唸る。
名前に違わず真白な虎の、されどその右前足だけは、くすんだ鉄の色をしていた]
まぁまぁ、そない怖い顔せんといておくれやす。
うちも白雪も阿呆ちゃいます。
下手に抵抗せんほうが賢いてことは、よう分こうとりますえ。
ねぇさんに叱られますさかい、本当なら手短にお願いしたいところやけど。
そうも行かへんようですしなぁ。
[肩に乗せた傘の柄に左手を添え、くるりと回す。
そこで娘は漸く、目の前の男の顔を見上げた]
そんで、うちに何の用どすか。
――『漆黒流星』御一行はん。
[少しの間を置いて。
路地裏から飛び立った鳩が都の統治者の元へ到達するのと同じ頃。
端末にまたひとつ、情報が*刻まれる*]
■名前:朧紗(ろうさ) Rosa
■年齢:20歳前後
■通り名:紅雨
■武装:メインは仕込み刀。他、身に着けた簪等を武器代わりにすることもある。
■スタイル:近接〜中距離。仕込み武器での攻撃の他、従えた獣を使役しての攻撃も。
■特殊能力:獣との意思疎通/意識同化
■その他情報:
かつての東洋の島国を思わせる小さな“都”の住人であり、服装から武器に至るまでを独特の装いで固めている。
都を作り上げた者とは近しい立場にあるとの噂。
数年前から都の外で姿を見られるようになり、その傍には右前足が義足である白色の虎『白雪』が常に付き従う。行動の目的は不明。
都の外では便宜上『ローザ』と名乗ることもある。
/*
以前ラジオ聞いてたら本場の舞妓さんが喋りはって、相当テンション上がったとかなんとか。
そんなわけでというわけでもないけれど、九州人が似非京都弁キャラ失礼します。
多少おかしくてもあくまで風味なので赦してください。
そしてあれこれ悩んどったらこんな時間になってしまったという。
なんか変なことしてないといいけども。
/*
ちなみに紅雨→こうう と普通は読むそうですが。
なんとなく語感がいい気がしたので、敢えて最初思い付いた「くれさめ」に。
調べてたら「紅雨(べにさめ)邸殺人事件」なる本もあったことだし良いかな、と。
7人目、万華鏡 ユーディット がやってきました。
万華鏡 ユーディットは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[朱が流れて人が倒れて悲鳴が交錯する。スラム地区ではそれほど珍しくも無い光景だが、一点だけ普段と少し違う。
冷たい雨の下に獣の咆哮が響き渡った。
道を塞いでいるのは狼と熊を醜悪に混ぜたような獣。
黒眼鏡を掛けたワンピースの小柄な影は、買い物袋を道端に置いて雨傘を畳んだ]
Tot oder Lebendig.
後者のつもりで動いてた人がいたら御免なさい。
[振り下ろされる腕を後方に跳んで避ける。
思い通りにならない怒りか、獣が更に咆えた。
近隣の窓がビリビリと震える]
私も余裕無いの。
運が悪かったわね。
[小さく呟き、突進してくる獣と擦れ違う。
傘を握っていた手だけが伸ばされ。
弧描く漆黒の刃が相手の勢いも借りて獣の心臓へ深く突き立った]
夢も見ずにおやすみなさい。
[倒れた巨体から大鎌を引き抜き血を振り払う。
引き戻し肩に掛けると何時の間にか傘となって雨を弾き始める。
避難させていた買い物袋を拾い上げ、何人かに手を振ると道の向こうへと消えていった]
[喫茶店「夢見る魚」は大繁盛でもないがそれなりの客が出入りしている。白いフリルエプロンをつけたウェイトレスがテーブルを拭く手を止めて顔を上げた]
またお越し下さいませ。
[明るい声とにこやかな笑顔で最後の客を送り出す。
チリンとドアベルが鳴り、消えた時には笑顔もまた消えていた]
マスター…。
[気だるげな顔で見せたのは古風な紙の手紙だった。
珈琲を淹れていた店主は一読すると肩を竦めて薬瓶を一つ取り出した]
……いってきます。
[差し出された瓶を受け取り溜息を零す。
天井を見上げた瞳がライトを反射して碧く光った]
[本人が『遊戯』会場に向かうより前。
そのデータは既に端末の中に*入っていた*]
―――――――
■名前:ユーディット=モーン Judith=Mohn
■年齢:19
■通り名:万華鏡(カライドスコープ)
■武装:現場作成。細剣と大鎌に目撃例有り。
■スタイル:近〜中距離武器戦闘主体。補助に幻覚。
■特殊能力:化学物質&器物生成(器物生成には核を必要とする)
■その他情報:
スラム地区の喫茶店「夢見る魚」のウェイトレス兼用心棒。
「夢見る魚」はフリーの裏仕事請負所であり斡旋もするが、依頼解決の為に直接働くこともある。
武器はその時手にしている物を変化させて使うので千差万別だが、細剣と大鎌が良く使われ目撃者も多い。
『万華鏡』の二つ名は、一見黒瞳だが光の角度によって色が変わる瞳と、時に予想外の品を作り出すことからついた。
体内物質から別の化学物質を生成し能力補強をしたり、放出した物質で相手を包み幻覚を見せたりもする。
物心つく前に研究機関に浚われて人体実験を繰り返されていたが、途中で個人研究している人物の目に止まり引き取られた。
「夢見る魚」のマスターも同様で、その人物からの依頼はどうにも断ることが出来ない。
―――――――
/*
おう。
直そうと思って覗いたら、ジャスト突っ込まれてーら。
[←気がついた時、鳩だったんで手出ししなかった]
[鳩からいじると、ウムラウトが消えるんだよ……!]
─北部エリア・林─
……ほう、ほう、と。
話には聞いてたけど、まあ。
よくもこんだけだだっ広い空間、隔絶できるよなぁ。
[木々のまばらに生える林を歩きつつ、のんびりと呟く。
一見すると長閑な散歩。
その実、常磐緑は場の様子を確りと刻み込もうとするかのように、鋭く周囲を見回して]
……こっち側の場合、遮蔽物はほぼナシ……か。
あんまりむかねぇな。
[自分のスタイルと、フィールドとの相性をのんびり分析中]
……っても、贅沢は言えんしねぇ。
いつもの『仕事』とは、勝手が違う。
常に、自分に有利な状況、って訳にはいかんだろうしな。
[勿論、出来うる限りそう動くつもりではあるが。
こればかりは、やってみないとわからない部分も大きいから、こんな呟きをもらして]
……さて、んじゃ集合場所に……っと。
[ひとまず中央に戻ろうか、と。
踏み出した足がふ、と止まった]
[遠くない位置、感じる気配。
右の瞳がきょと、と動く]
……クリーチャー、か。
は……実験体のテストエリアも兼ねてます、ってとこか?
…………趣味悪ぃ…………。
[吐き捨てられる短い言葉。そこにこもるのは、明らかな嫌悪]
……まあ。
慣らしにゃちょうどいいか。
[一転、のんびりとした口調で呟きつつ、すい、と右手を翳す。
どこから取り出したのか、指の間には漆黒の針が数本。
それを、ごく無造作な動きで、こちらを伺う気配へ向けて投げつけた]
[投げつけられたそれは空を切り、気配の主──二つ首の巨大な黒犬の額に一本ずつ突き刺さる。
響く、絶叫。
鴉の口元に、浮かぶのは笑み]
……首の数が、だいぶ、半端だねぇ……。
最初っから、このデザインで考えられたのか、それとも……。
[続いた言葉は風に溶けて、消え。
『鴉』は、双頭の黒犬へ向けて、駆ける]
……いよっ、と!
[ある程度距離を詰めた所で地を蹴り、上へ。
赤く輝く四つの目がその動きを追った。
その四つの内の二つ、その間を狙うよに、上空から蹴りを繰り出す。
がつり、という鈍い音が響いた]
お、かったい……。
[伝わる感触に、零れるのはいささか呑気な呟き]
[とはいえ、呑気に構えている余裕はなく。
蹴りが決まった直後に、もう一方の首が牙を繰り出してくる。
態勢を整えつつ下がろうとするもやや及ばず、右の足を僅かに牙が掠めた]
……っつ!
反応速いねぇっ!
[それでも、口調はどこか愉しげなまま。
黒の片翼を開き、近くの木の枝へと飛び移った]
さて……。
どうやって、止めますかね、と。
[呟く右手には、再び漆黒の針。
標的を捉え損ねた双頭の黒犬は、唸り声と共に鴉のいる木へと突っ込んでくる。
激突の衝撃に、足元が危うくなった]
って、のんびり構えちゃいられんかっ!
/*
ローザの京言葉の使い方に違和感を感じるも、地元民では無いので何とも突っ込めない現状。
自分のイメージと本来の使い方は違う可能性もありますしね。
そんな背後は今までフリーゲームに没頭していたのでした(滅
さぁ、どう出ましょうかしらね。
[ある意味当たり前の事を言いながら、わざと大きな羽ばたきの音を立てて枝から離れる。
双頭の黒犬は木のへの体当たりを止め、首の一方が鴉の動きを追った。
こちらを追う真紅の両目、それに向けて右手が無造作に振られる。
ひゅ、と甲高い音を立てて飛んだ針は、避ける間を与えることなく真紅を貫いた]
……一方、もらい、と。
[淡々とした呟きは、光を失った首の咆哮にかき消される。
地に降り立った鴉は再びその手に漆黒を握りつつ、こちらに向き直った双頭の黒犬に対峙した]
っても、長期戦は不利かね。
……一気に決めるか……。
[小さく呟き、距離を測る。
常磐緑の瞳、特に縦瞳孔の右目が鋭さを帯びた]
[す、と伸ばす右手。幾度目か、握られる漆黒の針。
双頭の黒犬は、その一撃を警戒しているのか、それともダメージの回復を待っているのか、唸るだけで仕掛けてはこない。
その様子に、ふ、と笑みを浮かべつつ。
駆け出した鴉は、スライディングの姿勢で黒犬との距離を一気に詰める。
迎え撃つように振るわれる前脚の爪。
しかし、それは唐突に掻き消えた鴉を捕らえる事はなく。
直後、黒犬の身体が硬直した]
……はい、お疲れさん、と。
[呑気な声が響くのは、黒犬の身体の下から。
短距離のテレポートで黒犬の身体の下に潜り込んだ鴉は、双頭の首、その喉元に当たる部分に漆黒の針を一本ずつ突き立てていた。
ぐらり、と黒犬の巨躯が傾ぐ。
それが地に伏す直前、鴉は再び空間をすり抜け、押し潰されるのを避けた]
……あー。
やっぱりこの手、相性わりぃ……。
[地響きを立てて伏した黒犬を眺めつつ、口をついたのは、こんな呟き]
……ま、いいか。
別に、こいつらと遊びに来たわけじゃないんだし。
[グチめいた言葉を一つふたつ吐き出した後、こんな言葉で結論をつける。
伏した黒犬の事は、既に意識の外。
常磐緑は、微かに紅を滲ませる右の足へと向いていた]
……ほっときゃ治りそうだが……一応、ちゃんと治すか。
確か、医療設備は整ってるはずだし。
本命に引きずったら、笑い話にもならん。
[傷の具合を確かめるとこんな呟きを漏らし。
中央のビルへと向けて、のんびりと歩き出す]
─ →中央エリア─
/*
うむ。
事前にある程度の予測はしていたが。
やっぱ、難しいな、ラインルフトは違う意味で……!
まあ、なんだ。
元々対人想定だから、クリーチャー系とは相性悪いんだけど、ネタ抜きで。
─中央ビル四階・ラウンジ─
[クリームリキュール・ココナッツリキュール・カシスリキュール。シェイカーにそれらとミルクを入れると、部屋にシャカシャカと控えめな音が響いた]
[ビルの四階にある部屋の一つ、酒場のような場所にオクタヴィアは居た。バーカウンターの奥ではシェイカーの音を止め、グラスへと注いでいる影が一つ。ここに集まった者ではない、見知らぬ顔]
それの他に、ベルパピヨンもお願いね。
[カラースプレーチョコレートをカクテルの上に浮かべた人物は、声を出さずに頷いた。オクタヴィアはカクテルの出来上がりをカウンターのスツールに座って待つ]
野槌の娘と、万華鏡と。
青の死神と、黒耀鴉と。
………紅雨?
裏ではあまり聞かない名前、かしら。
[仕事柄、常より様々な情報を手に入れているが、聞き慣れぬものもあって。膨大な情報量であるが故の忘却の可能性も否めないが]
ともあれ、ここに来ると言うことは、それなりの力は持ち合わせて居るのでしょうね。
[チリリ、と傾げた首に合わせ、イヤリングが鳴る。端末を見る間に作られたカクテルがオクタヴィアの目の前に置かれた。美しく鮮やかな青と白と赤のコントラスト。それを見詰め、オクタヴィアは鶸色を細めた。バーカウンターに居た人物はいつの間にか姿を消している]
/*
久々のカクテルネタ。
幻夢だとどうにもやる機会が無いのよね。
ちなみに最初に作ったものは「マイハート」と言うカクテル。
『総帥』に捧げますわ(*ノノ)
ところでもう既にRPに疲れて来ているのですけれど、如何しましょう(爆
口調をもう少し砕けたものにすれば良かったですわ。
―中央ビル玄関(中)―
ありがとう、またね。
[案内をしてきた男にフワリと微笑みかける。
まるで旧知の間柄であるかのように手を振って分かれた]
…Schwarzes・Meteorの組織員でも、末端はこの程度なのねぇ。
何だか拍子抜け。
[独り言というのには少々大きすぎるだろう声。
誰かが聞いているのを前提とした、それこそ「お遊び」だった]
/*
…流石に四階までは聞こえませんわよね(笑)。
ラウンジだと寄りつきにくくあるとは思っていますけれど。
ちょっと、バレンタインネタをやっておきたくて。
『総帥』に対してですけれど(笑)。
/*
んむ。
入ってないところの察しは大体ついとるんで、急かしたくはないんだが。
……だいじょーぶじゃろか。
土日の死亡率たっかいんよなぁ、萩月さん。
─中央都市部・大通り─
[北側の林から、のんびりと歩いて都市部へと。
都市に入ると、それまで感じていたもの──クリーチャーの気配はぱたり、と途絶えてしまう]
……ここもここで、ついこないだまで人がいたような雰囲気だし。
会場にするためだけに、都市一つ立ち退きかけたんかね。
……だとしたら、どれだけヒマなんだか。
[どことなく呆れたように呟きながら。
目指すのは、先に後にしてきた中央のビル]
/*
実際のところは、どうなんですか
→まあ、なんかやったのは確かじゃないんですか。
ver1の時も、廃墟の成り立ちまでは突っ込んでなかったからにぃ……。
アルカナのアレは、もしかしたらヴァーゲのひとが遊んだ結果なんかも知れんけど(待て、デッキククリエイター。
[歩きながら、ちら、と右足に視線を向ける。
先に双頭の黒犬の牙を受けた箇所は、半分は塞がっていた]
……毒の類は、持ってなかったようだけど。
一応は、かね。
[そんな呟きを漏らしつつ、中央ビルまで戻ったところで]
……ん?
[目に入ったのは、何処かへ去ってゆく黒服。
『漆黒』のスタッフか、などと思いつつ、一見するとのんびりとしたまま、ビルの内部に足を踏み入れた]
─ →中央ビル・一階─
―中央ビル入口(中)―
参加者にはこうはいかないでしょう。
そもそも仲良しお友達だけでいられそうもないし。
[在るかも定かでない監視装置へのお遊びにも飽きてきた所で、隠さない気配を感じて振り返る。
入ってきた青年から届く匂いに軽く右眉が動いた]
いらっしゃ…じゃなかったわ。
ごきげんよう、黒耀鴉さん。
[裏ならば有名な人物に、店用の笑みを浮かべたまま挨拶を]
早々に誰かと遣り合ったりしてきたのかしら?
─中央ビル一階・入り口─
……と。
[入った先に立つ姿。
向けられた挨拶に、見た目場違いに良く会うな、などと思いながら、軽く肩を竦める]
……そちらの店、いつからこんな所にまで営業拡大してきたワケ?
[返すのは、軽い言葉。問いにはああ、と言いつつ視線を傷に落として]
躾のよろしくないわんこが一匹いて、ね。
客への態度の何たるかを教えてやって来た。
8人目、Lilith カルメン がやってきました。
Lilith カルメンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[濃密な香の満ちる部屋。
今そこでは若い男女が身体を重ねていた。
欲望のままに女性の肢体を貪る男。
それを妖絶な笑みで受け止める女。
男の眼は血走り、正気を失いつつあるのは傍目に明らか。
それをちらり盗み見ると、女は口元を笑みに歪める。
部屋に満ちた香の中に、精神を昂らせる成分がふんだんに─それこそ過剰なまでに─使われていることを知るのは、女のみ。]
「〜〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪」
……んぅ?
[枕元で鳴る携帯電話に、シーツのみを纏い気怠げに身を起こす。
液晶に表示された名前に一瞬嫌そうな顔をするが、すぐに通話ボタンを押す。]
はぁい、こんばんわ『社長』。ご機嫌いかが?
「ふん、心にもない事を言うな。
……それで要件だが、お前も『遊戯』の存在は知っているな。」
……はぁ、まぁ。
「うちに招待状が来た。面倒だからお前が出ろ。」
えー!? そんなの『怨めし屋』の方に頼んでくださいよぅ。
「生憎とあいつは別件で使用中だ。」
『業突張り』……
「この時期にウチの会計の長が首を縦に振ると思うか?」
『自称自宅警備員』……
「お前があれを動かせるなら一向に構わんが?」
ぐっ…………じゃあ『妹さm
「ふむ。キミは癇癪を起こしたあいつが総統にいらぬ喧嘩を売るのが想像できないというのか。」
……やだなぁ、冗談ですよぉ。
だからそんな冷たい声で突き放さないで下さいよぅ。
[タラリと頬を伝った冷や汗をぺろりと舐め取ると]
……感じちゃうじゃないですかぁ。
[くねくねと身悶えた。]
[だが、電話の相手はその反応にも慣れているのか、ただひとつ深く息を吐くと、]
「それで……引き受けるということでいいな。」
[その反応が面白くなかったのか、しばし口を尖らせてぶーぶー言っていたが、それでも打って響かないのを確認すると、先ほどまでのおちゃらけたものではない真面目な口調になる。]
ええ……それに、どうせ何だかんだとそれっぽい理由を言われましたが、
…………『あの人』絡みの用件があるから、でしょ?
「……まあ、な。」
……はぁ。
あの人もまあどうしてここまで怨まれるような真似をしたのやら。
「さあな。それで場所と日時だが……」
─中央ビル一階・入り口─
楽じゃない世の中だもの。
必要とあればどこまでも出張するわ?
マスターは店があるから、私で我慢してネェ。
[何を、何処へ届けるのか。裏の意味も篭めて笑う。
笑顔の種類が少しだけ変化した。瞳もチラと紅く光るが]
あらあら、ご苦労様でした。
治療するなら手伝いましょうか?
[そう青年へと返した時には悪戯っぽい黒瞳に戻っていた]
[そうして、ビジネスライクな会話をしばし交わした後、彼女は身支度を整えると、部屋の隅に立てかけてあった自分の身の丈もあるほどの巨大な十字架を背負う。]
さて。じゃあ行きますか……と。
[ドアに手を掛けたところで部屋の中へと振り返ると、]
じゃあね。名も知らないお兄さん♪
その絞り滓の魂が神の御許にたどり着くことをお祈りしておりますわぁ。
……では、さよならごちそうさま♪
[にこやかな笑顔でそれだけ言うとバタンと扉を閉めて出て行く。]
[だがその言葉に返される答えはなく。
部屋に残されたのは、ミイラのように干からびた、かつては「人であったであろう」モノひとつのみ。]
[彼女が『遊戯』の場へ着く頃、端末には以下のデータが参照されていた。]
■名前:カルメン=ダエーワ(Carmen=Daeva)
■年齢:年齢不詳(外見20代後半)
■通り名:Lilith(リリス)
■武装:身の丈サイズの十字架のようなもの
■スタイル:遠距離から近距離までそつなく
■特殊能力:生命力吸収
■その他情報
『コキュートスグループ』という複合企業の専属の仕事人。
形式上は社長秘書という肩書きもあるのだが、滅多に本社へは寄りついていない。
『コキュートスグループ』は、いわゆる「ゆりかごから墓場まで」を標榜するような巨大企業グループである。
しかしその背後には黒い噂も絶えず、「墓場までの案内」までが仕事の内という話も聞かれる。
彼女はまさにその黒い噂の実行犯である。
また、彼女の背負っている身の丈ほどの十字架はそれ自体が様々な武器に変じるという。
だが、その全容は未だ以て暗として知れない。
妖艶な雰囲気を纏い、時として男をかどわす彼女はまさに「夜の魔女(リリス)」であると言えよう。
ちなみに彼女自身はバイセクシャルであると常日頃から公言している。
─中央ビル一階・入り口─
……ま、真理だな。
[裏の意味、そこまで読んだ上で返すのは、同意の頷き]
何をどう我慢すればいいのか、って突っ込みはさておき。
治療に関しては俺、企業秘密が絡むんで、お気遣いなくー?
[手伝いの申し出には、さらり、こう返した]
/*
てことでリアル都合で遅れましたが、無事入村完了っと。
あ、ども。syugetsuっす。
今回はエロスを突き詰めてみようかな〜と。
ごめん多分嘘です。
/*
年齢関係参照した結果、呼び方内定。
男ども=お兄さん(呼び分けは髪の色)
ロミ=おじょうちゃん
オクタ=おばさん(おま
その他の女性陣=〜〜ちゃん
─中央ビル一階・入り口─
少なくとも珈琲を同じ腕では淹れられないわ。
[裏まで伝わってることは承知の上で、躱すように笑う。
笑顔を絶やさないのは接客業ならではと言い張ることもできようか]
企業秘密も教えてくれたら嬉しいのに。
そうね、かなりの設備が揃ってるようだし素人は手を出さずにおきましょう。どうぞお大事に。
[さらりと返され、残念とばかりに肩を竦めた]
私は精々気をつけながらお散歩してこようかしら。
─中央ビル一階・入り口─
なるほど。それは、重要だ。
[どこまで本気か、珈琲の話題に真顔で返す。
左の常磐緑には、愉しげな色が微かにあるが。
右の異質な瞳の奥の光は読めぬまま]
教えてもいいが、直後に堕ちてもらわにゃならんからな。
面倒なんで、カンベンしてくれ。
[残念がる様子には、物騒な内容を織り込んだ言葉を向けて]
ああ、都市部を離れるとイロイロといるようだからな。
散歩に出るときゃ、お気をつけを?
……さて、それじゃあ俺はさくさくと治療してくるかね。
んじゃ、また後ほど。
[ひら、と手を振りこう言うと、鴉は音もなく、*廊下の先へ*]
─中央ビル四階・ラウンジ─
[鮮やかな三色のカクテルと、大人しめな彩色のカクテル。オクタヴィアは三色のカクテルのグラスを手に取り、もう一つのカクテルのグラスの縁へと軽くぶつけた]
───全ては貴方様のために。
[己が心。それを名とするカクテルは、ここには居ない敬愛する相手へと捧げられる。吸い寄せられるかのように口許の朱へと運ばれるグラス。中の三色が消えるのは、刹那]
…永劫の忠誠を。
喩え一方通行でも、ね。
[空となったグラスをカウンターに置くと、そのままスツールから立ち上がる。バーカウンターの奥で、ゆらりと影が持ち上がり。影は先程のバーテンの姿を形作ると、空いたグラスを片付け、再び消えた。中身の入ったままのカクテルはそのままカウンターへと残され。そのカクテルもまた、オクタヴィアが立ち去った後にいつの間にか消え失せている*ことだろう*]
/*
ちとふらふらしてるから、早目撤退。
さて、後二人かー。
縁故はどーするかにー。
女子とは取る気はあんましないのだが(ナニユエ。
いきばたでいっかー。
取りすぎると、真面目に動けなくなるる。
そして。
役職どっちになっても、因縁あるのは獣神の方がやりやすいかにー。
あの集団の目的って、だしな(何よ。
─中央ビル一階・入口付近─
[『組織』の構成員であろう男性に連れられて、中央ビルの近くまでやってくる。
彼女の淫気に中てられたのか、男性の顔は林檎のように赤い。
しどろもどろにここの事を説明する男に、くすくすと笑みを漏らしていたが、すぅっと男の顎から口元に指を這わせる。]
ふふふ。よろしければ今晩おひとついかが?
[妖絶な笑みに、男の眼はトロンと蕩け忘我のままに首を縦に振る。]
ふふ。じゃあまたあとで。
[呆としたままの男をそのまま放置し、ビルの入口へと向かう。]
……あれ位で影響受けちゃ張り合いないなぁ。まあ、据え膳は戴くけど。
─中央ビル一階・入り口─
それは私も遠慮したいもの。
今無理にとは言わないわ。
[物騒な内容にも笑みは消えないが、黒瞳を藍が掠めていった]
この周辺なら少し安全なのね。
ありがとう。
[廊下の先へと消える鴉を見送り、玄関から外へと出る。
お散歩という名の下見はまず、建物の周囲をぐるりと巡り始める*ところから*]
/*
んーむ。カルメンさんごめんなさいです…。
落ちる前にご挨拶。
毎度の兎猫です、どうぞよろしくお願い致します(ぺこり)
妙に躓いて準備しきれなかった分も、きっちり穴埋めしながら全力を出せるように頑張ります…!
今回はお約束もありますもの。特に恥じることのないように。
それにしてもアーベルさんと血縁縁故、やっぱり美味しそうだ。
明日昼間、集まってなくてもお願いしようかな…。
あら?
[ビルの入口に差し掛かった頃、中から出てきた女性が目に留まる。]
こんばんわぁお嬢さん。貴方も『遊戯』の参加者?
だったらお手柔らかによろしくねぇ。
[ニコニコとした笑みを浮かべて近づこうとする。
だが感覚が鋭ければ、彼女から漂う淫気やら常人ならざる気配やらに気づき、相手は警戒を強める*かもしれない*。]
─中央ビル入り口外─
[外へ出ると女性から声を掛けられた。
微かな残香を感じ取り、黒瞳に深紫の光が走る。
淫靡なだけではない気配が伝わってきて更に目を眇めた]
…こんばんは。
私は喫茶「夢見る魚」のユーディット。
こちらこそどうぞお手柔らかに。
[声だけは穏やかに、右手を胸に当て挨拶を返す。
名乗ったのは表で通りの良い名前。裏の顔を知らなければ用心棒風情がと思われるかもしれないが、侮ってくれるならそれはそれで都合が良いので構わない。
それとない動きで一定の距離を保つような位置を取り続ける]
お名前をうかがっても?
[十字架を背負っているなら聞かずとも知れようものだが。
それでも敢えて問いかけた]
9人目、渡り エルザ がやってきました。
渡り エルザは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[上は濃紺のシャツにジャケットを羽織り、肩からは皮製のショルダーバッグ。
下はデニムのミニスカートに黒のタイツ、スニーカーというラフな格好。
腰に下げられた物が、その格好には不釣合いだった。。
大きなビルなどが立ち並ぶ廃墟を歩きながら、その手には携帯端末、誰かと通話をしていた。]
ええ、こちらの方は順調で。
次の場所、ですか……?
[しばしの間、向こうからの話を聞いているのだろう。
ため息をつき周りに視線をやると、こちらを囲むように数人の影、そのうち二人がこちらに近寄ってきて]
「おっと嬢ちゃん、こんなところを一人で歩いてるだなんていけないな」
『金品を置いてくか、俺たちにその体差し出すか、その両方か選んでいいぜ』
[下卑た笑いを浮かべながら声をかけてくるのには反応は返さず]
いつも勝手ですよね……、まぁいいですけど。
本来私肉体労働より、頭脳労働のほうが専門なのですけどね。
「おい、俺たちを無視するなよっ!」
『俺たちは泣く子も黙る砂漠狼盗賊団だぞっ!』
それで調査の方はどんな感じかな。
[一人の男が携帯端末を手に、会話先は女性の声]
「ええ、こちらの方は順調で。」
それはよかった。次にエルザちゃんに向かって欲しい場所があるんだよ。
「次の場所、ですか……?」
そうそう、そっちの世界にある大きな組織については知ってるよね?
そこが開催する遊戯に参加してきて、参加者の様子を見てきて欲しいんだ。出来れば総帥って呼ばれる人物と、接触もできるとなおいいかな。
ああ、もう参加の為の必要なこととかは済ませてあるから安心しておくれ。
[話している途中で向こうから返ってくるのはため息、
話し終わる頃に向こうは何か声をかけられているようだったが]
「いつも勝手ですよね……、まぁいいですけど。本来私肉体労働より、頭脳労働のほうが専門なのですけどね。」
まぁまぁ、そのためにその魔剣も渡してるんだしね。じゃあ、よろしく頼んだよ。
[何かをいわれる前に一方的に通話を切ることにした]
[一方的にきられた通話に再度のため息、それが向こうには挑発にもとられたのだろう。]
「野郎どもやっちまえっ!その体にわからせてやれっ!」
『間違っても殺すなよ』
[いっせいに襲い掛かってくる盗賊団達、その姿をざっと確認しながら形態端末をバッグの中にしまい。]
相手と自分の力量差くらいは見極められたほうがよろしいですよ。
[警告の声を発しながら、左腰の鞘に左手を、右手を柄にやり]
この先まだ盗賊を続ける気があるのでしたら。
[一番近くにいた男が間合いに入ったところで、口の端に笑みを浮かべ]
才能はないと、
[一瞬煌く白刃]
私は思いますが。
[鍔鳴りの音が数度、静かに響き、男たちの衣服は布切れへと化す。
男たちはこちらの身に触れることも出来ずに、ただ一瞬の間に起きたことに呆然と立ち尽くしていた]
次は中身をいきますよ?
[こちらの脅しの言葉に、地面にいっせいに平伏して命乞いをし始めた]
「もう、こんなことしないから許してくれ」
『俺たちが悪かった。許してくれ。許してください』
[今日、何度目かのため息をつきながらじっとその目を見つめて、
近くの村への略奪をやめること、奪った物を全部を返却すること、それから次に近くの村を襲うようなことがあれば……といくつかの要求をしておいた。
近くの村に奪われたものを持って帰ると大いに喜ばれ、その日は大きな歓迎を受けた。
次の日に、村を出立する頃、村に残るように引き止められると笑いかけて]
すみません、遊戯に参加しなければならないので。
用心棒を頼みたいのであれば、金さえ出せばいくらでも雇えるはずですよ。
[かけた言葉にそれ以上返される言葉はなく、村を立ち去った。]
[村の出たところで一人の子供、自分に良くなついていた子供がいて、その頭をそっとなでながら]
これ必要な時はそれで連絡ください、そのボタンを押すだけでいいですから。
[渡したのは小さな端末機]
あまり外にいては危険ですよ。旅たちはもう少し大きくなってからにしなさい。
[その言葉に子供は涙を我慢しながら頷いて、村の方に戻っていった。
その様子を見送っていると後ろからかけられる声]
「姐さん準備はいいですか?」
『いやぁ、しかしさすがは姐さんです遊戯に参加するだなんて』
送ってくれることには感謝します。けれどもその姐さんというのはやめてください。
私にはエルザという名前がありますから。
「わかりやした、エルザ姐さん」
[ため息をつき、浮かべるのは諦めの表情、彼らのバギーに乗ると廃墟をかけていった。]
[遊技場会場に届くよりも前に、そのデータは端末に登録されていた]
---------------------------------------
■名前:エルザ=ウィルマート(Elsa=wilmart)
■年齢:半永遠の23歳
■通り名:渡り
■武装:腰に下げた魔剣(形状は刀に酷似)
■スタイル:近〜中距離。居合いを中心とした剣術と近接格闘
■特殊能力:空間渡り(魔剣の力開放)
■その他情報:とある人の命によりやってきた。
素性は不明、数ヶ月ほど前から各地を旅している姿を目撃されている。
路銀はもっぱら用心棒まがいのことや、盗賊狩り等で調達していた。
定まった目的のようなものも見られず、各地を見て回ることが目的のようである。
---------------------------------------
[森林エリアの一角で、不意にぎゃあぎゃあと烏が泣きながら飛び立つ]
[敏感な野鳥たちが、足元から湧きあがった殺気を感じ取っていた]
(不意打ちとは、知恵のあるクリーチャーだ)
[その殺気の主、熊型の異形の爪の一撃を受けた腕は、しかし黒いコートに守られ痣にさえなっていない]
「グルルルルル...!!」
[ナイフを逆手に持ち、構える]
「グルルルルァァァァァ!!」
[熊が突進]
[十分に引き付けてから、その下顎へ向けて蹴り上げる]
[ガン!と硬いものをぶつけたような鈍い音が響く]
[狙い過たずヒットした踵が、熊の顎から歯までを砕く]
[蹴り上げた足を一瞬棒立ちになった熊の鎖骨に引っかけ、一気にその体を駆け上ると、駄目押しにその眉間にナイフを突き立てた]
(ここは潜伏には向かないな…。負傷でもしていようものなら、血の匂いにこの手のクリーチャーがうようよ寄って来そうだ)
[気負いもなくそんなことを思いながら、森林エリアを後にした]
[そろそろ小腹も減っている]
[黒瞳にわずかに走った深紫の光を目聡く見てとるも、ニコニコと笑みを浮かべたまま。]
ふぅん、「夢見る魚」……ふぅんそうなんだ。
[何が「そうなんだ」かは、ニコニコした様子からは伺い難く。
相手が一定の距離を保っていることも気付くも気にした様子はなく]
わたしはカルメン=ダエーワ。
「コキュートスグループ」の社長秘書などしておりますわ。
[こちらも胸に手を当て、恭しく一礼。
そして、あえて多少は知られているかもしれない通り名でなく、形骸だけに近い表の肩書きを名乗ってみた。]
10人目、狂犬 ヴィリー がやってきました。
狂犬 ヴィリーは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[――――相手が落ちると同時に膝をついた瞬間、薄鈍色の髪が肩まで伸び、固い身体はほんの僅かに形を変えてゆく。
茜色の短いジャケットの作りのおかげで、柔らかな曲線は辛うじて隠れていたが、変化を覆い隠すにはあまり役に立ってはいなかった。]
っく……ぁ……。
『あーあ、無茶すっかラー。』
[胸を押さえ蹲る、その人物に声をかけるのは人ではなく、一振りの剣。どういう経緯かすぐ傍らに転がって、呆れたようにため息、のようなものをついていた。]
黙れ、グリズ………。
『にぃさん強いから気をつけてネ。はぁと。
って言ったじゃんカ。それをさー、忠告無視して突っ走ってい』
黙れって言ってるだろうがこの鈍らが!
噛み、殺すぞ!!
[怒気含む声は、だが低くはない。柔らかな響きを残す声色は荒々しく、片方しかない瞳はぎらと狂犬のような光を称えて喋る剣を睨みつけた。
勢いに反し拳は胸を抑えたままで、顔色は良くない。そんな状態を知りうるからこそ、怒鳴られた剣は臆する事なくやれやれと口にした。]
『あのさー。何時までもそんな無茶な勝ち方してっと、命が幾つあっても足りないよ?
旦那ぁ。』
知るか。どんな結果であれ勝てばいい…。
それがルールだ。生きる為のな。
[旦那と呼ばれた剣の主は、それでもその瞳の色を変えることなく、刃のような気を剣に向けたまま。
強い意志含む声が同時に吐き出した白い息は、風に揺られて高く低く揺れる。
微かな震えは消耗を物語り、剣はそれを見て心中嘆いた。]
『旦那の主張が間違ってるたぁ言わないけどサ。
もちょっと自分を大事にしてくれると俺としても嬉しいんだけどナ――あ、まだ生きてら。』
[剣の声に、立ち上がり倒れた男へ顔を向けると視線が合った。
敗者へと、せせら笑うように口の端をあげ見下ろすと、男は恨みを込めて、剣の主にとっての禁句を口にした。]
「この………アマ…」
誰が――――――オンナだあっ!
[口には出せない所をおもいっきり鉄板を仕込んであるブーツで踏みつけると、潰れた蛙のような悲鳴をあげて相手は今度こそ動かなくなった。]
『あーあぁ。ご愁傷サマー?』
[けらけらと、剣がワラった。ひょっとしたら使い物にならなくなったかもしれないが、知ったことじゃぁない。顛末は些細なことのはずだった。
が、転がりのたうった男の腰のあたりから、剣の興味をそそるものがはみ出していた。]
『おぉ?こいつぁすげぇや、最新のコンプだ。旦那ちょっと待ってて。』
[嬉々として剣はその柄に結えられていた飾り紐を、するすると伸ばし器用にミニコンプの端末接続部に触れた。
綿で織られているはずの紐は、どういう原理か端末の内部へと踏み入り、中のデータをくまなく漁りはじめた。
主の方は、動くのも面倒だといわんばかりにその場に座ってその様子を眺めていた。]
『ふーんふーん……………。
ねぇ旦那、「遊戯」って知ってル?』
遊戯………?どこぞの金持ちが退屈しのぎに開いてる戦闘大会だろう?
『あーまーそんな感じ。この兄さん、そこの遊戯の参加予定者だったみたい。』
ふーん。まぁこんな所で落ちてたら、参加もくそもないが………
[と口にして、暫く考えるように手を口元にあてた。]
『…旦那?どかした旦那………嬢ちゃん?』
…………グリズ、その呼び方止めろって言ってるだろうが。噛み殺すぞ。
[軽口への返事は、じろりとしたひと睨み。剣は肩を竦めるかわりに刀身を揺らし。]
…まぁいい。グリズ、内部情報を書き換えて、参加をそいつから俺に変える事は出来るか?
『モチローン。登録されちゃてるから、まるっと旦那に置き換えってよりは、誤魔化し誤魔化しになると思うケド。
その辺はちょいちょいデータ弄れば余裕―――って。
えー旦那出るの?勝手に動いたら親分さん怒んない?』
知るか。ロクに殺しの仕事寄越さない奴が悪い。
足りないんだよ、この程度じゃ…。
それにどうせ、言ったところで喜んで行って来いって言うのがオチだろうが。
『…まぁ親分さんも基本、面白けりゃイイってタイプの人だけどさ。
あーあ、止めたって聞きゃしないんだよネ?はいはい、頑張るけど無茶だけはしないでネー。』
[心配を口にしながらも、やぁ愉快と言わんばかりに、主に代わって剣は白緑の鈍い色した刀身を星に照らされ暢気に輝いた。]
[そうしていくつか言葉を交わすが、]
あー、そろそろ行かないと。
じゃあね、ユーディットちゃん。
[そう言って外へ行くユーディットとは反対にビルの中へと*入っていった*。]
[端末内部の情報が一部、以下のように*書き換えられた。*]
――――――――――――――――――――――――――
■名前:ヴィリー=クロイツァー(Willy=Kreuzer)
■年齢:20代後半
■通り名:狂犬
■武装:呪われた変化剣『グリズ』
■スタイル:武具変化による近接攻撃
■特殊能力:魔法による遠・近距離攻撃(使用後弱体化)
■その他情報:
上から3項目は本来の参加者のもので、本名・通り名は他にあり実年齢は20代前半。
スタイルと能力に関しては、どうせ後で齟齬が出て言い訳考えるのが面倒だから、というグリズの判断により本来の情報に書き換えられた。知る者にはすぐばれると思われる。
「親分」と呼ばれる男に仕えているが、普段は野放し状態。求めに応じ召集されては、何らかの破壊作戦や隠密活動に加えられる。戦闘狂でトラブルが多く、仲間内からは煙たがられがち。
通常時のグリズは刀身を潰された片手剣。柄についた長い飾り紐を通じ、機械類に進入しデータハックを行う事が可能。戦闘時はヴィリーの求めに応じて形状変化するが、何に変化するかはグリズの気分次第。
経緯不明だが、グリズはヴィリーを呪っており、グリズを捨ておいてもいつの間にか傍に戻り離れる事は出来ない。
また魔法による強攻撃が可能だが、魔力容量が低く長時間の使用は不可。使用後は女性化し、全体的な能力が落ちる。暫く時間をおけば男に戻る。
――――――――――――――――――――――――――
中
寝過ごして予定時間大幅に過ぎてルー。
待ち合わせ遅刻確定。
帰ってから詰めようと思ったけど日記見たもんで慌てて入りましたと。
何か駆け足になったがいいや…。
/*
ヴィリーで女性!?とか思っていたら、呪われて、なのですわね。
姐さん系でやるならヴィリーで女性も出来なくはないでしょうけれど。
データを見て感付いておくのも良いかもしれませんわねぇ。
─中央ビル一階・広間─
………あら?
[広間にある端末でデータの再確認をしていると、その内容に違和を覚える]
────ふぅん。
彼ったらいつの間に得物を変えたのかしら。
[零したのは軽い疑問。口許の朱は何かに気付いたかの如く、愉しげに弧を描いている。端末を操作し、自分の携帯端末にデータを移し直すと広間から出て行った]
特にどうこうする必要はありませんわね。
入れ替わるなんて、珍しいことでもありませんもの。
[違和を理解して独りごちる。『遊戯』が台無しになると言うことは無さそうであったため、データの改竄を知っても捨て置くことにした]
─南部・湿原─
[オクタヴィアが現れたのは湿地帯のうちの湿原と呼ばれる場所。南部の東寄りに位置し、隣接する東部からは草原が続いている]
暇潰しに来てみたものの……あまり良い気分ではありませんわね。
何があるのかは目に見えていますし…。
[すらりとした右手の指先を、右の頬へと軽く当てる。口からは溜息が漏れた。直後に聞こえたのは、しゅるる、と遠くから何かが飛び伸びて来る音]
本当に、放し飼いが過ぎますわよ。
[そう呟いて、左肩に担いだのはロケットランチャー。離れた位置、湿原の中に佇む一つの影へと轟音を響かせた。轟きは着弾と同時に破壊音へと変わり、もうもうと煙を上げる。その中から飛び出してきたのは───ガマガエルのようなクリーチャーだった]
趣味も悪いですこと。
[近付きたくない、と言うようにヒールで地を蹴り、後ろへと飛び退る。今まで居た場所に、ガマガエルが伸ばした舌が突き刺さった。僅かに出来た隙を見逃さず、ロケットランチャーからグロック17二丁に持ち替え。クリーチャーの額、目、口へと数発撃ち込んだ。醜い悲鳴を上げたクリーチャーは、肌から分泌物を出して闇雲に振り飛ばす。その一部が肩──スズメバチのタトゥー部分へとかかり、その形を崩した]
っ!
酸とはまた厄介なものを。
蜂の巣にして差し上げますわ!
[顔には嫌悪の色。距離を取って手にしたのは、航空機用として知られるバルカン砲。決して人が持って使うものではないそれを、身体の右側に持ち固定。クリーチャーに向けて掃射する。その威力と弾数に、クリーチャーが粉微塵になるのは時間の問題だった]
………威力は高いですけれど、精度に劣りますわね。
機関砲の宿命かしら。
[バルカン砲を横へと振ると、その銃身は掻き消える。勢いよく排出されていた空薬莢も、地面には転がっていなかった。後に残るのは、クリーチャーだったものだけ]
『遊戯』では使う得物を考える必要がありますわね。
知能の低いクリーチャー相手ではないのですもの。
[動き回ったために崩れた髪を直しながら、小さく息を吐く。他にクリーチャーが居ないのを確認すると、中央エリアへ戻るべく歩を進め始めた。歩きながら、酸を被った左肩を右手で何度か撫でる。中央ビルへと辿りつく頃には、崩れたスズメバチは元に戻っている*ことだろう*]
(今の女は、『蜂蝶』か…。)
[すれ違った女をそれとなく観察する]
[しかし話すことはなく、そのままビルの食堂へ]
[厨房と材料を借りると、食事を作り始めた]
[毒を盛られるとは思わないし、盛られるとすれば材料から作ったところで危険には違いないが、やはり信用できない人間の作った物は口に入れられない]
[手際よく常人なら数人前はあろうかという量を作ると(ちなみに中華)、同じように手際よく胃の中へ片付けていった]
─中央ビル・一階広間─
[メディカルルームで傷の手当てを済ませた後、向かうのは広間。
ちょうど、そちらから出てきた女には、ども、と言って軽く手を振るのみで言葉を交わす事はせず。
広間に入り、そこに置かれた端末から参加者のデータを拾い出す]
……おー、結構知った名前が多いようで……って。
ん?
[自身のデータ端末に内容をコピーして行く内。
ふと、感じた違和感に常磐緑が瞬いた]
…………。
この、得物とスタイル。
[データにある名も、一応は知っているが。
そこに出されたバトルスタイルはむしろ、自身も良く知る者のそれ]
……これはこれで、面白い……かね。
[ふ、と。
口元に浮かぶのは、愉しげな笑み]
―中央ビル・一階広間―
[途中で盗賊団の人たちとは別れた。
分かれる時に泣かれて迎えの時はいつでも呼んでくださいとか、引きつった笑みを返すことしかできなかった。
案内されたのは中央ビルで、途中出合った者には軽い挨拶だけをして中へと入る。
端末があると聞き、広間にいくとそこには人の姿が見え]
こんにちは。
[笑顔で軽い会釈をしてから]
終わりましたら次使わせてください。
中
ひょいと。
あー俺が最後だったんか。遅れて申し訳ないです。
とか言いつつこんばんはt_nukeです。
キャラが延々決まらないので、結局引き出しから二名出すことにしました。やっぱりライヒが食いついた(おまえ
別件で使ってたキャラ流用してますが、新しいキャラとして扱ってもらえれば幸いです。
そして確認。
あなたは村人を希望しています。ただし、希望した通りの能力者になれるとは限りません。
おk。今回は赤引けないので村人一択。
─中央ビル・一階広間─
……っと。
[呼びかける声に振り返る]
ああ、俺の用事は済んでるんで、どうぞっと。
[返す言葉も、常磐緑に浮かぶ光も軽いもの。
唯一、右の瞳を覗いて、ではあるが。
音もなく端末の前から移動して場所を空けながら。
頭の中では、今確認したデータと、目の前の女を照らし合わせる]
―中央ビル・一階広間―
どうも、ありがとうございます。
[返された言葉に丁寧な礼の言葉とともに頭をさげる。
あいた端末に歩み寄り、操作をすると、
自分の情報の登録はすでにされていたらしく、きっとあの人の仕業だろう。
他の人のデータを自分の端末に移しながら]
ライヒアルトさんですか、私のほうはもう調べたとは思いますが、エルザといいます。
よろしくお願いしますね。
[情報の中から目の前の男と一致するものを見つけて、そちらを向き再度の挨拶]
―北部エリア―
あれまぁ。
騒がしいと思てたら、ヒトだけやあらしまへんの。
[口調はやはりのんびりとしたもの。
白い虎の背から降りた娘は地に伏せる巨大な黒へ。
躊躇う様子もなく骸に触れ、傷を見つければ目を細めた]
なるほどなぁ。
『遊戯』とやら、一筋縄ではいかんようやわ。
[娘が呟き立つとほぼ同時、背後に控える虎が唸る]
─中央ビル・一階広間─
ああ、一通りチェックはさせてもらってる。
よろしく……って、そんな和む挨拶するような場でもないとは思うけど。
ま、当たる事になったら、その時はその時なりに。
[のんびりとした口調で返しつつ。
場に加わった声の主がこちらに視線を向けているのに気づくと、にぃ、と口元に笑みを浮かべつつ、どーも、と軽いノリで手を振った]
ことが始まれば嫌でも争うことになるのですから、今くらいはゆっくりとするのも悪くはないかと。
[返す表情は笑顔のままで、
挨拶を交し合ったところで声をかけられ、そちらに視線を送れば以前にあったことのある顔]
こんにちは、青の死神さん。
ええ、私も"遊び"にきました。
1,2ヶ月ほどぶりですね。
[広間へ向かう廊下。そこでオクタヴィアと遭遇する。
挨拶をされると、一瞬スッと目を細める。]
…………こんばんわ。
[いくつか言葉を交わすものの、長くは話すことなくお互い別れる。]
……………あれはわたしでも食べたくないなぁ。
[ポツリそれだけを呟くと、広間へ向かった。]
─中央ビル・一階広間─
ま、確かに。
始まる前からぎすぎすしてても、気疲れするだけだし。
……それはそれで、逆にケンカ売りやすい、とも言うけれどな。
[同意した後、付け加えた言葉はどこまで本意か。
左の常磐緑には、愉しげないろ。
右の縦瞳孔の奥の光は、底知れぬままではあるが]
(『鴉』…笑うタイプ、か)
[内心呟きながら、視線だけで挨拶をかえす]
[エルザに向き直り、]
俺には早い再会だ。
遊びに、か。あんたらしいな。
集まってきはったか。
死んだもんのにおいは強いからなぁ。
[振り返る代わりに空を見上げ]
とは言え、余計な体力は使いとうないし。
相手せんと逃げるで、白雪。
[名を呼ぶと同時に地を蹴る。
虎は前へ、娘はその背へ。
白と紅は風の如くにその場を駆け去った]
― →中央ビル―
─中央ビル・一階広間─
[死神の内心の呟きなどは知る由もなく。
視線で返された挨拶は、左右アンバランスな瞳で受け止める]
(『青の死神』、ね。
これもこれで、面白いのが来てると言えるか)
[ふと、脳裏を過ぎるのは、こんな思考。
稼業的に重なる部分もある相手。
直接対峙する機会などはなかっただけに、多少なりとも興味があるのは事実だった]
――少し前・ビル一階広間――
[時間は少し遡り、娘がライヒアルトと別れてビルに駆け込んだ直後の事]
えーっと、さっきのが"黒耀鴉"で……
"蝶蜂"……"青の死神"……?
[慣れない手付きで端末を操作し、表示される情報を目で追って行く」
――ちょっと待て。
何が『遊戯』だ……こんな人ら集めて……!
[淡々と並んでいる参加者たちの武器、能力――そして二つ名。
詳しく知っているものがある訳ではない。むしろ、噂程度しか聞いていないと言っていい。
しかし、だからこそ――彼らの力が何処で、何のために振るわれているものか、はっきりとわかった]
――オラだけでねえか。
本当に『お遊び』だったのなんて……
[その時、足音が聞こえた気がして。
娘は体を竦め、そして逃げるような速足でその場を後にした。
その姿を目にする者が居たかどうかは定かではない]
――ビル外へ――
―回想/中央ビル―
コキュートスグループの秘書さん、ですか。
[大企業になればなるほど裏で働く者はいくらでもいる。
その一人としての名前に結び付けられたのは少し後のこと]
出張のようなものなのかしら。
ご苦労様です。
[社交辞令の延長上のような軽い会話を挟んで、それではまた、と別れた]
…気をつけましょう。
[小さく首を振り、命の危険ではない漠然とした危機感を振り落としながら、少しずつ建物からも離れていった]
─中央ビル・一階広間─
[死神の様子に、鴉はこてり、と首を傾げる。
それだけ見たなら、敵意などはまるでない、と言わんばかりの仕種。
とはいえ、左の常盤緑の面白がるようないろからは、挑発しているよに見えるやも知れず]
……と。
どうやら、続々とご到着?
[それから、異眸は広間の入り口の方へと視線を滑らせる]
/*
お前、ほんとに暗殺者のひとですか。
→いや、幻魔とはまた違う方向に行きたくて
まあ、あれだ。
ダーク系クールだと、アベくんとキャラ被りそーだから、ライト系に修正してるのもあったりする。
ただでさえ男少ないんだから、路線はばらけさせんと。
─中央ビル一階・広間─
[広間に着くと、すでにそこには人いっぱい。]
あららー? 皆さんお集まりぃ?
こんばんわー。カルメン=ダエーワといいまぁす。
と言っても、もうご存知かしら?
お手柔らかにお願いしますわ。
―中央ビル・一階広間―
[ライヒアルトがこちらを見る片目には楽しそうな色が見てとれて、
返された言葉にも笑顔は変わらず]
その時はその時です。
もっとも安く値切らせてもらえるとうれしいですけどもね。
[話しながらも、慣れた手で端末を操作したままに、
データを移し終えた自分の端末は接続を切り、奥の機密情報にアクセスしようとしたところでロックをされた]
ふむ、さすがに無理ですか。
[端末はすぐに復旧をしたが、それ以上いじることはせず端末から離れてアーベルに笑いかける]
らしいですか?
他の皆さんはそれぞれに目的があるように、私にも一応の目的はあるのですけどもね。
この間のように俺のとかち合わなければいいがな。
あんたに獲物を横取りされて以来、良い事なしだ。
こんなものにも巻き込まれるし。
─中央ビル・一階広間─
[新たに入ってきた女の姿。
先にチェックしたデータと名乗りを照らし合わせ、ほんの少しだけ、眉を寄せた]
……お集まり、のようですねぇ。
[返す言葉は、やや短い。
通りで時折り聞く話から、あらゆる意味で『苦手』なタイプと認識しているのが、多少は態度に滲んだやも知れず]
さあて、ね。
ケンカは、高値で相手に買わせてなんぼ、だからねぇ。
[それでも、エルザに返す言葉は、先までと変わらぬ軽いもの]
─中央エリア・大通り─
渡りに、狂犬に、………Lilith。
あんなにあからさまに拒否されるとは思いませんでしたわ。
[携帯端末に目を通しながら、思い出してクスリと笑う。それは中央ビルを出る前、広間へと続く廊下で出会った人物について。こちらに向けられる視線は冷ややかなものだった]
この『遊戯』が終わったら、また姿を変えた方が良いかしら。
長らくこのままでしたものねぇ。
[姿を変えたところで一時的な晦ましにしかならない。けれどそれすらを愉しむのが彼女だった]
流石にそろそろ戻っておいた方が良いかしら。
[そう思った理由は内に留め。コツ、と言うヒールの音を奏でながら中央ビルへと向かって行った]
―中央ビル・一階広間―
その時のことは、不幸な事故といいましょうか。
けれども、つぶしたのはアーベルさんの手柄でいいと、私はあの時進言したはずですが?
盗賊団の宝の一部は私が拝借いたしましたけど。
[笑いかけながら]
それにここに呼ばれたということは、それだけ力を認められたってことですしね。
[アーベルと話している途中、ライヒアルトの言葉に広間の入り口に視線を向けると女性の姿、
挨拶の言葉に会釈を返して]
こんにちは、エルザといいます。
こちらこそお手柔らかにお願いしますね。
―中央ビル前―
はい、ご苦労さん。
[“におい”が薄れたところで背中を軽く叩かれ、虎は駆ける足を止める。
右前の義足がきしりと鳴った]
言われてたんはここやろなぁ。
高い建物やこと。
[故郷にはない構造のビルを前に、娘が洩らすのは観光客のような態の言葉]
(楽しそうに、異常者どもめ)
[自分は殺しも戦闘も憎みはしないが、愉しめはしない]
(だが、羨ましいとは思わないな…)
(否、思えない)
―中央ビル・一階入り口―
[どこで捕まえたか捕まえられたか。男に速やかに中央ビルまで案内され、別れた。]
『兄さんサンキュー。またご縁があったらヨロシクねェ。』
[憮然とした表情の主に替わって、質素な鞘に納まった剣が、下げられた腰元から気軽に声をかけた。]
『さってと。まず中央にでも行けばいいのかナ?色々諸々ありがたーいおはなしとかあるかもしれないし。ねー旦那。』
お前、さっきからぺらぺらぺらぺら……煩い。少しは黙ってろ。
[どうやら不機嫌の理由は、道中案内男と何やかんやと会話しまくっていた剣にあるらしい。が、とうのグリスは何処吹く風。]
『旦那が無愛想で喋んない代わりに俺が出張ってるんジャン。
ほらほらさっさと行きましョ。旦那の知り合いも来てるはずだよー?』
…誰だよ、知り合いって。
[それには興味が沸いたのか、足を止めて聞き返した。]
―中央部廃墟西―
[しばらく散策した後、水のない噴水を見つけると腰掛けていた]
ここだけでも結構な広さ。
力の桁を見せ付けられる気分だわ。
…割り切りましょ。
[トン、と両足揃えて立ち上がった。
一度戻ろうとゆっくり歩き始める]
[ライヒアルトの言葉には楽しそうな笑みを浮かべ]
私は必要以上に売ることはしないので、そちらのほうはなんとも。
争いはさほど好みませんしね。
ああ、それでも知ることは楽しくはありますが。
――現在・中央エリア――
[次々とビルの中へ入って行く参加者を遠目に眺め、端末で見た情報と照らし合わせていく。
ほとんどの参加者が到着し、残すは数名のみという所か]
そろそろ言われた通りの場所に行った方がいいんかいね……。
[まさかいきなり襲われるとも思わないが、あの『参加者』の面子に混じると思うと、それだけで息が詰まりそうだ]
……ん? あれは……
[と、新たにこちらに近付く人影を見付けた。
端末で確認はしていたものの――]
……虎?
[右前肢以外が白い虎に引き寄せられるように、思わず彼女――ローザへと近寄った]
─ →中央ビル前─
[歩く度にシャラリと鳴るアンクレット。ヒールの音と共に響くそれは、中央ビルの前で止まった]
……あら、参加者ね。
[疑問形では無く確定で言葉にしたのは、参加者しかここには集まらぬを知るが故。虎と共に居る女性と、年端も行かぬ少女に鶸色が注がれる。呟いた声は聞こえたのだろうか]
あーら、いい男。(くすり
[苦手タイプと認識しているライヒアルトに対して、こちらは相手を気に入った模様。
そして、エルザに向き直ると]
こんにちわ、エルザちゃん。
よろしくぅ♪
[そう言いながら、ニコニコと端末へ歩を進める。]
―中央ビル・一階広間―
[アーベルの言葉にくすりと笑みを浮かべ、自分の口元に指を当てながら]
そういうの嫌いではありませんよ。
自分の仕事に誇りをもっているってことですからね。
意義をもって仕事をこなすことはいいことだと思いますしね。
――中央ビル前――
[新たに聞こえた女性の声に振り向けば、そこには妙齢の貴婦人と見える姿]
あ、あなた……も?
[言いながら、彼女が『蝶蜂』であることを、肩のタトゥーから思い出す。
しかし、その姿も身形も、バトルイベントの参加者の物には到底思えない]
ほわぁ……
[自分とは生きて来た世界が違う――
単純な羨望に溜息が零れた]
―中央ビル前―
[近付く気配に、最初に金の目を向けたのは虎の方。
警戒を示す彼とは対照的に、娘は大した驚きも見せずにゆったりと振り返る]
あらあら、こんにちはぁ。
[蒼の視線は少女に、次いで女性に流れ]
ええ。
せやなかったら、わざわざここまで来やしません。
─中央ビル・一階広間─
ま、俺だって必要以上に売り歩くのは主義じゃないが。
[鴉の生業は、『勝負』ではない。
対立やそれに伴う戦いはあくまで付随要素に過ぎぬもの]
必要でやるなら、自分に利するように動くのは、当然だろ?
[エルザにさらりと返して。
カルメンの笑みに、何となくげんなりとしたものを感じつつ、広間の出入り口へと足を向ける。
端末のデータは抑えた以上、ここで駄弁っていても、という意識が働いていた]
―中央ビル前―
あら。
[戻ってきて最初に見えたのは白虎の姿。
中央部は安全そうだと聞いたのにと思い、一瞬緊張する。
けれど複数の人が傍にいるのですぐ考えを改めた]
こんにちは。
そちらは参加者なのかしら。それとも誰かのお供?
[近寄りながら声を掛けた]
─中央ビル前─
ええ、そうよ。
[少女に向けた微笑みは柔らかく。場にそぐわぬと見えるのはお互い様だろうか]
あら、どうしたのかしら?
[羨望の声を漏らす少女を見て、微笑みかけながら首を傾げる。動きに合わせ、イヤリングがチリ、と鳴った]
ここは参加する者しか集まりませんものね。
例外は『遊戯』のスタッフだけですわ。
[視線を虎と共に居る女性へと向けると、緩く肯首する]
貴女は───紅雨、で良いのかしら。
[口にしたのは消去法で辿りついた相手の通り名]
ただの危機管理上の問題さ。
誇りを持ってするような仕事じゃない。
あんた達にはそうなのか?
[最後の疑問は、場の全員に向けて]
―中央ビル・一階広間―
[カルメンが端末に向かうのは視界の端に]
確かに、理にかなっていますね。
[ライヒアルトに返された言葉には同意するように頷いて、
入り口に向かうその姿を見送る]
[アーベルの質問に笑顔はそのままに]
私は手段としてのものなので、
本来の仕事事態には誇りを持っておりますよ。
殺しはしない主義ですしね。
必要にせまられない限りは、ですが。
─中央ビル前─
[増える気配と聞き慣れた声。鶸色はそちらへと向く]
御機嫌よう、モーンさん。
先日お店にお邪魔して以来かしら。
[見知った姿に微笑みを浮かべたまま、お決まりの挨拶。ユーディットの問いに関しては、他が答えぬなら参加者であることを告げるか]
─中央ビル・一階広間─
[広間から出ようか、と思った矢先に聞こえたアーベルの声。
立ち止まり、軽く、そちらを見やって]
……誇り、ねえ。
叩いて出るようなモノなら、いくらでもあるが。
ヒトサマに威張れるようなもんは、なんにもないんじゃね?
[さらり、こんな言葉を投げ返し。
場にいる面々にひら、と手を振ると、広間を出た]
―中央ビル内部・入り口付近―
『んー?データ覗いてみたら、黒耀鴉の兄さんの名前があったーよ。
良かったねー全然知らない人ばっかじゃなくて。少しでも知り合いいた方が心強――』
アホかお前は。知り合いがいるって事は偽装データがばれるだろうが。
しかもよりによって鴉野郎…。
[ガンと柄を拳で殴りつけて、眉間に皺寄せ嫌そうな顔をする。
それがバレる事に対してなのか、それとも黒耀鴉その人に対するものなのかは不明だったが。
殴りつけられた剣は、短い悲鳴を上げて。]
『痛!えーだいじょーぶだってー。ばれたらばれたで問題ないデショ。
そもそも旦那の事知らなくても、ヴィリーの兄さんの事知ってる奴がいればモロバレなんだしー?』
それはそうだが…。
………んう?
[端末から自分の携帯端末へデータを写しつつ、アーベルの言葉に首を傾げる。]
そんなの…………あったりまえじゃないですかぁ♪
[空気のように命を喰らっている彼女にとってそれは聞くまでもないこと。
ただただにっこりと妖絶に微笑んだ。]
――中央ビル前――
こんにちはぁ?
[白虎と共にいる女性の口調を真似るように、挨拶を返す。
彼女の言葉も自分とは違う形で訛っているようで、思わず彼女の出身地のことを考えた]
そちらの人も、こんにちはだよ。
[蝶蜂、紅雨、万華鏡―― 一人ずつ脳内で確認し。
三人の参加者が目の前に固まっている事態に、軽く緊張を見せる]
あ、え、えーと。
その格好だと、とても『遊戯』の参加者に見えねえと思って……。
[蝶蜂の首を傾げる立ち居振る舞いには、相変わらず緊張した声音で答えた]
『問題あるんだったらさ、本人病気でぶったおれたから代わりにきましたーって堂々言えばイイって。
欠員出すよかマシだしょ。
…まぁ。病気じゃなくてぶっ倒したんだけどそんな事些細な事だしー。』
…。
[けらけらと言い放つ剣のいう事は尤もで。ただその道理がこの大会に通じるかどうかはまた別だったが。
それも通じなければ、通じるようにすればいい、どのみち、望みはかなえられる。
そう思えば本当に些細な事だと思えた。]
…まぁいい。で、とりあえず中央に行けばいいのか?
『多分ネー。』
[軽く笑う剣をじろと見つつも、言われるままに止まっていた足は再び奥へと向かって動き出した。]
―中央ビル前―
外じゃぁそう呼ばれとるみたいどすなぁ。
うちには勿体のうて。
[『紅雨』――通り名に対しては何処か他人事のように、けれど否定はせず。
軽く首を傾げて、見やるは新たな人影]
あぁ、この子は白雪いいます。
うちの可愛い弟なんえ。
[示すのは傍らの虎]
─中央ビル・一階─
[広間を出て、数歩進んだ所で向こうから来る人影に気づいて足を止める]
……お。
[瞬き、一つ。
直後、にぃ、と、面白がるように、口元に笑みが浮かんだ]
よお。
こーんな所で会うとは、奇遇だねぇ?
[こてり、と首を傾げつつ。
投げかけるのは、それだけ聞くと、何気ない挨拶]
―中央ビル前―
こんにちは、オクタヴィアさん。
そういえばあの日以来かしら。
少し間が開きましたね。
[他の人もいる時の店で会話するように、にこやかに。
参加者だと聞けば少女や異国風らしい装いの女性にも丁寧にお辞儀した]
―中央ビル前―
よろしくお願いしますね。
[野槌の娘は知っている。紅雨という女性は知らない。
それぞれの顔を紺色の混じる瞳で少し見つめた後、示された白虎へと視線を動かす]
白雪さんも、よろしくね。
[警戒を解いていないだろう白虎に手は出さず。
けれど人に向けたのと同じように丁寧なお辞儀をしてみせた]
/*
とりあえず、開始直後に落とす『総帥』の台詞はでけた。
めっさ短いが。
さて。
これは、このままの人数ですたーと、かに。
─中央ビル前─
あら、貴女も参加者にはあまり見えなくてよ?
[緊張した様子の少女──ロミを見て、クスクスと笑いを漏らす]
見た目通りの人も居れば、そうじゃない人も多いわ。
『遊戯』に参加する人に限らず、ね。
[笑みを形作る朱は軽く握られた拳で隠される。その動きに合わせ、ブレスレットがシャラリと音を奏でた]
そう、それなら貴女が朧紗さんですのね。
通り名は周りが付けるようなものですもの。
そのように貴女を認めていると言うことですわ。
[朧紗の言葉にはそう返して。ユーディットに対し虎を弟と呼ぶのを聞けば、鶸色は虎へと向く。自然、色の違う虎の右前足にも視線が向いた]
そう毎日通う訳にも参りませんもの。
時間があるのなら、お邪魔したいのですけれど。
マスターはお元気?
[ユーディットとの会話はごく日常的なもの。それがまた『遊戯』の場にはそぐわぬように見えるかも知れない]
…………おっやぁ?
[ふと目を落とした端末の画面。そこに写るのは狂犬「ヴィリー=クロイツァー」の情報。]
あの方こんな武器持っておられたかしらぁ?
それにこの能力は…………おやおやぁ?
[んー、と暫し首を傾げていたが、最後はなにやらニヤニヤとしてたりした。]
白雪……。
[紅雨の示した白虎をちらと見て、警戒を解かぬまま『姉』に従う様子に目を瞬かせた]
あ、はい。よろしくお願いしますだ。
[万華鏡の丁寧な挨拶に思わず返事しながら、どこか奇妙な顔合わせを怪訝に思う表情]
―中央ビル・一階―
ぅげ…。
『あーらぁ、噂をすれば鴉ってヤツ?兄さんこんばんはーオヒサぁ。』
[気楽な剣とは裏腹に、主の方は至極嫌そうに歪めた顔を、前方から現れた男に向けた。]
『だねだね奇遇ーいつぶりだっけ?全然全く元気そうで何よりー。』
…。
[ぼそりと主は口の中だけで何かを呟いた、それは外には聞こえない程度のものだったが。]
『旦那ぁ、面と向かって悪口は良くないヨ?せめて見えないところでやりゃいいのに。』
[と口にするお喋りな剣のおかげで、おおよそ何を呟いたかは予想出来るところか。
当然のように、鞘の上には拳が落ちてゆき、悲鳴があがった。何時も通りの光景ではある。]
―中央ビル―
お忙しかったら仕方がないですね。
私も毎日お届け…とはいきませんし。
[珈琲も完了報告も]
はい。元気です。
私がこちらにお邪魔しているので、忙しくしてるかもしれませんが。たまにはカウンターの中ばかりでなく動かないとですよね。
[悪戯っぽく笑いながらオクタヴィアに返した]
―中央ビル・一階広間―
[アーベルの反応に、自分の返答は満足のいくものだったのか、それを知ることはできなかった。
入り口前の方にも気配を複数感じることができたが、今はそれよりも優先させたいことがあり]
私はお腹がすきましたのでこの辺で。
[そう言うと、その場に残ったものに軽い会釈を残し、食堂へと向かうことにした。]
中
グリズは多分まんまだけど。
旦那はアレとは違うキャラになったな…。
プライド高くてカッとなりやすいけど、いざという時にこけるタイプな気が(
─中央ビル・一階─
[軽妙なノリで挨拶してくる剣。
最初に見た時は何事か、と思ったものだが、何でかんで今は慣れていた]
あー……半年位のご無沙汰かね。
俺が久しぶりに、他と連携する『仕事』した時、だから。
[基本は一匹狼ならぬ一羽鴉だが。
時折り、その能力を見込まれて、複数でかかる『仕事』に加わる事もある。最後に会ったのは、その時だったか]
ま、そちらさんも相変わらずなようで、何より。
[文字通りのどつき漫才に見える様子も含めて、変わらんなあ、という感想を抱きつつ、言って]
しかし、まあ。
なんでこんな『面倒な』事、やってんの。
[『面倒な』というのが、偽装に関してなのは伝わるか。
事情を知らぬものからすれば、『遊戯』への参加、と取れるやも知れないが]
―中央ビル前―
あぁ、ローザでも構やしまへんよ。
外のひとには慣れん発音やと聞きました。
[女性には首肯した後に続けて]
えぇ、よろしゅう。
[別所からの挨拶に虎は視線を返す。
代わりのように娘が言う。
虎はその場からは動かず、義足も沈黙を保ったまま]
う……いや確かに、そうだとは思いますけど。
[先程己の場違いさの一端を見ていただけに、オクタヴィアの指摘には言葉を詰まらせる]
見た目通りじゃない人もいる、だか……。
[値段の想像もつかないガーネットのネックレス。
彼女がここにいる理由もまた、自分の想像もつかない所にあるのだろうか]
……考えても、仕方がねえな。
[相手が何者であろうと、『遊戯』のルールに則り、戦い勝利するのみである。
決意するように、ぐ、と小さく片手を握った]
村の設定が変更されました。
─中央ビル前─
ふふ、お届け頂くのはわたくしがお店にお邪魔した時だけで構いませんわ。
[気にせずに、と言葉を付け加える。マスターの話を聞くと、ユーディットの悪戯っぽい笑みに面白げな笑みを返した]
ああ、そうですわね。
いつもカウンターで座ったままなんですもの。
けれど忙しすぎて倒れていたりしないかしら。
[最後はやや心配げな声色]
得られた情報は正しく、がわたくしのモットーですの。
発音は問題ありませんわ。
[朧紗の進言には緩く首を横に振った後、にこりと笑んだ]
そうですわ、立ち話も何ですし、中に入りませんこと?
歓談の場所も、食事の場所もありますし、個々人の居住空間もありますわ。
[次いで向けたのはこの場に居る者全てに対して。ロミが言葉を詰まらせたり、何かを決意する様子には、微笑ましげな表情を浮かべた]
/*
言ってから。
自分の希望。
再確認。
よしゃ、おまかせだな。
去年は、野郎でのおまかせ赤率がやたら高かったが。
今年は、どうなるか……!
[アーベルからの問い掛けにそちらに顔を向けると]
あー、なんというかねぇ。
名前は知ってる人なんだけど、色々別人だなぁ、と。
[あえてそれが誰かは言わず、ニコニコと笑い返した。]
―中央ビル・食堂―
[途中の道で、壁などを興味深そうに触ったり観察したりしながら、時折何事か呟いたり、
傍から見れば怪しい人だっただろう。
食堂につくとそのメニューを少し興味深そうに眺めてから、無難そうなパンとコーヒーを頼んだ。]
面倒ではりますが、楽しむことはできそうですね。
[携帯端末に移したデータや、先ほどあった人たちのことを思い浮かべながら、
そんな感想を漏らしたり]
―中央ビル前―
手ごわい守護者さんね。
[虎と視線が合うと軽く伏せて躱しながら小さく呟き、義足へと視線を走らせる。顔を上げるともう一度ローザに笑ってみた]
その分、いらした時にはとっておきを出させていただきますね。
まあ、大丈夫じゃないでしょうか。
いざとなればお客さんを使い出しかねませんけれど。
[マスターにはそうした才能があるのだった。
身体を動かすのが得意でない分、かもしれない]
そういえば休憩しようと思って戻ってきたのでした。
良かったら道具をお借りして珈琲でもお茶でも淹れますよ。
マスターの腕には及びませんけれど。
[ローザやロミに普段喫茶店で働いているのだと伝えたりもしながら、オクタヴィアの提案に頷いた]
―中央ビル・一階―
『いってて……あー親分が言い出したスラムだかどっかの一斉大掃除の時だっけ?
適当な名前ついてたくせに、どぎつい内容だったよネ。
掃除しつつ暗殺しつつ情報操作して跡形もなく痕跡残しとか、俺ずーっと向こうのマザーPCと繋ぎっぱなしでもー大変だったワ。』
……そのお前のお守りのせいで俺は戦闘に参加できなかったわけだが。
『しゃーないジャン、あんなの並のハッカーがウン人かかったって終わらないヨ。
俺だったら休憩いらないから構いっぱなしで問題ないしー。
まぁほら、人手不足だから鴉の兄さんとか他にもちらほら手ぇ借りたわけじゃン。』
[世間話のように語る半年前の事柄に、飾り紐が楽しげにゆらゆら揺られた。主は逆に、思い出せば出すほど不機嫌になるようだったが。
暫く不機嫌なまま、会話には殆ど口を挟まなかったが、ふいに問われた内容にはようやく。]
…ここ数ヶ月まともに血を見てない。
受け取る命令はやれどこからデータ取ってこいだの乗っ取りだの、グリズ使うガキの使いみたいな仕事ばかりで。
溜まってんだよ。色々とな…。
[苛立ちを含んだ声で告げた。
腰の剣は、自分の能力の方が貴重とされているとか、知ってても賢明なので黙ったまま。
飾り紐は知らんふりするようにぷらんと大きく揺れた。]
―中央ビル前―
ほんならお好きに。
[呼び名の件についてはあっさりと引いて]
あら、それはええどすなぁ。
せやったら、中に行きましょか。
[提案と申し出の双方に頷いて、建物を見上げる。
虎が身を起こし、小さく軋む音をたてた]
――中央エリア/ビル内部――
[オクタヴィアの微笑ましげな表情には気付かなかったらしい。
彼女の言葉に頷くと、促されるままビルの中へ]
喫茶店? そうだっただか。
オラはココアとかがいいけどな。
[ユーディットの言葉に頷き、その格好を改めて眺める。
自分も丁度休憩したい所だったので、彼女の提案に乗っかる心算だった]
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希望確認してたら、ネタ師ではないのに回って来ても大丈夫なのか迷ったりもしましたが。初心貫徹で頑張ってみます。
それではどうぞ皆様、宜しくお願い致します(ぺこり)
─中央ビル・一階─
そうそう。
アレはちょっとした『祭り』だったよなあ。
[こちらはこちらで、その時は特殊能力を遺憾なく発揮して文字通り暴れまわっていたわけだが。
多少、羽目を外しすぎて、余計な手間を取らせたなあ、などと思い返していたりする]
……と、おやおや、そりゃ、穏やかじゃないねぇ。
[それから、問いへの答えにくく、と笑う。
その様子だけを見れば、本当に愉しげに見えるやも]
んじゃ、なるべく真正面に立つのは控えますかねぇ。
……手の内知られてる相手とやりあうのは、面白いがやり難いからな。
─中央ビル前─
ええ、その時はよろしくお願い致しますわ。
[とっておきと聞けば笑みは深まる。あの店のものはそれだけ気に入っているのだ。マスターのことを聞くと、口許に手を当てて、やや驚くような表情]
あらまぁ。
でもマスターらしいと言えばらしいのかしら。
[驚いた表情も直ぐに可笑しげな笑みへと変わる。全員の承諾を得たなら、オクタヴィアもビルの中へと向かう]
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