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村は数十年来の大事件に騒然としていた。
夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。
そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自警団長 アーヴァインは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
山間の崖の上には、一件の館がある。
住むのは主と、使用人が何人か。主の身内もいたかも知れない。
そこはふもとに住む村人も、素性の知れない旅人も、訪ねてきた者は皆平等に招き入れるのだという。
季節は冬。雪はなくとも吹く風は冷たい。
揺れる吊り橋の先、見える灯はさぞ暖かく映ることだろう。
執事 ヒューバート が参加しました。
執事 ヒューバートは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
─ 屋敷一階 自室 ─
[紙の擦れる微かな音。
しばらく後に、トン、とテーブルを叩くような音が一度鳴り、テーブルの中央に丁寧に纏められたタロットカードの山が置かれた]
……………。
[神経を研ぎ澄ませ、その一番上にあるカードを横に捲る。
現れたのは────]
…Hermitの逆位置、ですか。
あまりよろしく無さそうですね。
[展開していたのはカードを一枚だけ引いて問いの結果を出す、ワン・オラクル。
この日の行く先を問うてみたのだけれど、結果は口にした通りよろしく無い。
軽く、困ったように眉根が寄った]
隠者が更に身を隠す……。
虚実、混沌、──隔離。
さて、何が起きると言うのやら。
[趣味であるタロット占い。
その的中率は6割強と言ったところか。
出た結果を信じるかどうかはその人物次第。
自分は占いの結果を頭の片隅へと置くだけにし。
カードを片付けると自室を出て広間のある方へと向かった]
/*
はい、中身は隠してませんろこあですどうも。
折角の審問セットなんだからヒューバートするよ!
しかも執事だよ!
まぁ前々から宣言してたからね、これは。
役職希望おまかせにしてるんだが、どうなるかな。
どこ来てもどうにでもなる予定。
それはそれとして。
うちのBoAタロットには何か取り憑いて居るのだろうか。
混沌、隔離て。
[また実際に引いてた]
ついでに的中率6割強は、タロット5枚引いて数字足したら62になったから。
年齢と経歴の年数もタロット引いて決まったとゆー。
近くにダイスが無かったんだ…!
とか思ったらファイルの中にデジタルダイスがあったよちくしょう。
ま、いっか。
書生 ハーヴェイ が参加しました。
書生 ハーヴェイは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
―数時間前/ふもとの村にて―
ああ、貴方は……お久しぶりです。
ええ、また来ました。
[目的地に向かう道中、声を掛けてきたのは最早顔見知りになった村の住人。
振り向いて一拍後、にこやかな表情を作り、青年はそれに応じる]
そうですね、正直、今の時期に行くのは少し怖いものがありますけれど……
今探してる資料が希少なもので、なかなか手に入らなくて。叔父のところにならあるかと思いましてね。
[そう言って遠くを仰ぎ見るようにすれば、話相手から顔は見えなくなる。
刹那笑みは消えて、僅かに目を細めた。
視線の先、崖の上には、その青年が“叔父”と呼ぶ者の住居があった]
―→アーヴァイン邸―
[それから数時間経った頃。
屋敷のドアベルが鳴り、少しして使用人が顔を出した]
こんにちは。
[挨拶と共に、村の人に向けていたのと同じ笑みを向けて]
すみませんね、突然来て。
都合が悪いようなら、すぐにでも出るけれど。
[一応はそう口にするけれど、殆ど意味はなさないことは分かりきっている。
単なる善意か体裁の為か、理由は曖昧ながら、この館の主が来客を拒むことはこれまで一度もなかった。それが如何なる人間であろうとも]
[案の定、入邸の許可はあっさりと下りることとなり]
ああ、挨拶は後からでも良いですか。
結構歩いたものだから、疲れてしまって。……あれもありますし。
[苦笑を浮かべつつ、視線だけをちらと後ろに送る。
今しがた渡ってきたばかりの吊り橋が、風に吹かれて小さく揺れていた]
─ 玄関 ─
いらっしゃいませ、ハーヴェイ様。
外は寒かったでしょう。
まずはゆっくりお温まりください。
[主の甥であるハーヴェイに対し笑みを向け、丁寧な礼を向けた。
早々に玄関の中へと促すと、寒風に揺れる吊り橋が垣間見えていた玄関の扉を閉める]
君、お部屋に案内を。
ハーヴェイ様、ご入用がありましたら何なりとお申し付けください。
[応対に出た使用人に、個室への案内の指示を出し。
ハーヴェイに対しては一つ付け加えて、再び笑みを向けた]
[ハーヴェイを見送った後は、当初の予定通りに広間へと向かい。
他の使用人に来訪者があった旨を伝えたり、仕事の指示を出したりと動き回る]
[自分の仕事もきちんとこなしながら、来訪者があればその都度玄関へと出迎えに行くことと*なるだろう*]
奏者 ソフィー が参加しました。
奏者 ソフィーは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
─ 音楽室 ─
[広すぎず、狭すぎず、適宜な広さの空間の主はグランドピアノ。
それは、鍵盤の前に座る線の細い奏者により、澱みなく旋律を紡いでいく。
音を紡ぐのは、金の長い髪を紅のリボンで括った、線の細い──]
……ん? 慌しくなった?
[手が止まり、呟きが落ちる。
その声は、確かに高くはあるが、間違いなく男性のもの。
とはいえ、細身の体躯と女性的な顔立ちは、十中八九、初見で性別を見誤るといえるだろう]
また、お客人、かなあ?
……ほんとに、お好きであらせられるよ。
[冗談めかした口調で呟き、再び鍵盤へと向き直り。
奏者はまた、旋律を紡ぎ出して行く。**]
/*
と、いうわけで、くろねこ参上なのでした。
やっほう、やろうと思っていたネタが見事に先越されてたよ! という事で、変化球にちぇんじ。
あ、男ですよ、男。霊視の巫女のネタは繰り返さないよ!
ピアノとか出してるけd(
それはともかく、久し振りの審問セット。
よき村とできますように、頑張って参りますので、皆様どうぞよしなに。
双子 ウェンディ が参加しました。
双子 ウェンディは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
― ふもとの村・教会 ―
[小さな教会の庭を、自分よりも大きな箒でウェンディは掃除している。
ふわりと風をはらんで揺れるスカートは、良い素材ではないし、寒い空気の中、手は真っ赤に染まっているけれど。
その表情は、とても楽しそうに笑っていて]
神父さま!
[外へ出て来た神父を見つけると、手を止めて、箒を地面に置く。
小走り気味に彼へと駆け寄り、きゅっと抱きつく]
お掃除、終わりました。
今日は何をお食べになりたいですか。寒い日ですもの、あたたかいものかしら。
――リックなんて、どこにいるのか、知りません。
[双子の兄の行方を問われ、ウェンディは頬を膨らます]
いっつもお掃除を途中でやめてしまうんだもの。
もういっぺん、お説教してやらなきゃだめね。
どちらに行かれるんですか? ……アーヴァインおじさまのところ?
それでしたら、わたしが行きます。
神父さまは休んでらして。ね。お願いです。
[一冊の本だと聞けば、神父の顔を見上げて、微笑んでみせる]
それに、ソフィーおにいさまに、って頼まれた贈り物があるんです。
昨日お見えになっていた……様から。
[村の住人の名を口にする。独身の男性の名。
プレゼントの中身を、ウェンディは知らないけれど、そこには女性物の、華奢な銀のネックレスが入っている]
冬で行く暇がないからっておっしゃってましたし。
神父さま、ねぇ、行かせて下さいな。
[もちろん一緒に行くなら、それはそれで喜ぶのは間違いないのだが。
首を傾げて、神父におねだりをするのだった**]
/*
ドイツ語の敬称を使えば良かったと後悔する。
さて、ウェンディはどう呼ぼう…。
スミス嬢か、ウェンディ嬢か。
アーヴァインの血縁と同居者以外は苗字にしたいんだよなぁ。
/*
守護者取れなかったら狂気に陥ってやる。
とか思ってる。
狂気RPぞくぞくするよね。
やりたいんだ。
やりたいんだ。やりたいんだ。
だったら村人選べって話だよね。
神父さまとリックを守りたいんだ!
守る人がいなければ村人ではいりなおs
学生 メイ が参加しました。
学生 メイは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
―吊り橋―
よ、よ……よっ。
[ぎしぎし揺れる吊り橋を、バランスを取りながら進む。
寒々しい風に首をすくめる。
小脇に抱えた数冊の本を、胸元に抱え直した]
まったく、帰ってきたらすぐお使いなんて……。
おとーさん、自分で返せばいいのにさ。
[誰にも聞こえていないのを良いことに、愚痴った。
帰省してまず頼まれたのは、急に体調を崩してしまった父の代わりのお使い。
つまり、借りていた本を返してこいということ]
ふーんだ。
せっかくだから、ゆっくりお世話になっちゃうもんね。
―屋敷前―
こんにちはー。
メイでーす。
父の代わりに、ご本返しに来ましたー。
[父娘頻繁に訪れているから、そう言えば――言わなくとも、この屋敷の主なら誰でも招いてしまうのだろうが――すぐに扉は開かれたか。
屋敷の中の暖かさに人心地ついたのか、少し機嫌も治ったらしい**]
/*
さて。
遅くなりましたが、この度は『赤き燈灯る崖の上で』にお集まりいただき有難うございます。
気がついたらヒューバートさんに先を越されていた村建て人です( 珍しく何の滞りもなくさっくりと村建てできましt
天声も落としませんし、仕事は後はエンドロールくらいしかないと思いますがw
それぞれで色んな設定を作って楽しんでいただければ幸いです。
そして何気に今回初ハーヴェイ。審問時代には人気が高すぎて一度も使えなかったのでした。
─ アーヴァインの部屋 ─
旦那様、失礼致します。
[扉をノックし声をかけると、入室許可の返事が中から聞こえた。
それを耳にしてから扉を開け、主に対して一礼を向ける]
先程、ハーヴェイ様がお見えになられました。
移動のお疲れがあるようでしたので、お部屋にてお休み頂いております。
後程挨拶にお見えになるそうです。
[来訪の旨を伝えると、主からは諾の意が返って来た。
それからこの後についての短いやり取りの後、主の部屋を辞すこととなる。
再度の一礼の後、部屋の扉はぴたりと閉められた]
─ 音楽室 ─
[一頻り音色を紡いだ手はゆっくりと止まり、奏者はふう、と一つ息を吐く]
……さて、お客人がいらしているなら、ご挨拶も必要かな。
[軽い口調で呟きながら立ち上がり、鍵盤に蓋をする。
一つひとつの仕種はごくゆっくりとしたもの。
時折手を止めては、数度瞬く、という仕種が幾度も繰り返された]
よし、と。
さて、それじゃ行こうかな、と。
[それでもやがて片付けは終わり、ゆっくりとした足取りで、音楽室を出た]
/*
発言書き込もうと思ったら、クッキー切れて自動ログアウトしておったΣ
そして、あれ。
何故に軽薄系になっているんだ、自分。
[のーぷらんだからでしょ]
/*
嬢(じょう)
未婚女性に対して用いる。君を男子だけに用いる場合、女子には嬢が用いられることがある。
と言うことは、年少の女の子を「嬢」と呼ぶ場合は、年少の男の子を呼ぶ場合は「君」付けにするのが妥当か。
ちなみに年少の女の子を「ちゃん」で呼ぶ気は無かったりする。
砕けすぎのイメージがあるからかな。
で、だ。
未だにウェンディを苗字で呼ぶか名前で呼ぶかに悩む。
この場合、双子の兄が居ると言うことで名前で呼び分ける、と理由はつけられるから、名前でも良いかな。
薬師見習い ニーナ が参加しました。
薬師見習い ニーナは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
―吊り橋前−
…はぁ。この季節は、薬草が無いんだよなぁ…。
[吊り橋の前で溜息をつく、黒い服を着た娘が一人。
黒い服は、所々土で茶色く汚れている。
肩にかけられた布袋には、木の皮らしき物が詰め込まれていた。]
…っとに、不便な季節だよ。薬はないし寒さは酷いし。
[ポケットから出すのは、大きめに切られた生姜の砂糖漬け。
体を温めると言って養父から幾つか渡された物だったが、
いささか辛味の強すぎるそれは、村の子供たちには大層不評だった。]
…父さん、なんで薬は作れるのに料理はこう下手なのかね…
とりあえず、今夜は此処に泊めてもらいますかね。
幸い、手土産になるものも有ることだし…
[くすりと小さく微笑んで、静かにゆっくり吊り橋を渡る。
今は荷物が多いのだもの。踏み抜きでもしちゃ目も当てられない。]
―屋敷前―
ローズウッドの家のニーナです。
少々宿をお借りしたいのですが…
[此処に泊まるなら礼儀は欠くなと、養父に散々叩き込まれた。
うっかりぼろを出さぬよう、なるべく注意し挨拶をする。]
えーと、薬草集めに山に来て、帰る前に一夜の宿を取りたいのですが…
よろしい、でしょうか…?
[一人で山に来る事は有れど、泊りの採取は大抵野宿。
此処に泊まるのは初めてで、微妙に言葉がおかしくなった。]
/*
自分の喋りに違和感あるなあ、と思い。
理由を考えてみた。
……一人称だ、と気がついた。
一人称『ぼく』のキャラって、いつ以来だろww
─→アーヴァインの部屋─
[案内をした使用人が部屋を辞して暫く経った後、青年は主の部屋に向かう。
周囲に他の人の姿がないか確かめた後、二度のノックを経て部屋へ]
こんにちは、叔父さん。
[目と耳で来訪者の正体を知った叔父は溜息を吐く。
歓迎されているとは言い難い雰囲気だったが、甥は気にした様子もなく言葉を続ける]
ああ、ヒューバートさん言っておいてくれたんだ?
相変わらず良く働く人だね。うちに欲しいくらいだ。
まあ、それは置いといて……
うん、またなんだ。ごめんね?
[謝意の籠らない言葉と共に、細い目を円くみひらいて、両の口角を対象につり上げる。
先程まで他に向けていた愛想の良い笑顔とは異なる、悪童のような笑み]
金、足りなくなっちゃってさ。貸して欲しいんだ。
[『資料』の話は、最初から名目でしかなかった。
後で先の村人と再会した時の為に、後で適当に見繕うつもりではあるけれども]
ごめんね、他に頼れる人もいないしさ。
父さんも『困った時には叔父さんに頼れ』って言ってたものだから。
[そう言えば相手が何も言えなくなることは知っていた。館を尋ねる時の大体の目的はそれだったからだ。
話はいつも他の者に聞かれないようにしていたが、甥が来る度金庫の中身が消えていることに、館の誰かは気付いているだろうか。
渋々といった態で叔父が頷けば、笑みは他に向けるような愛想の良いものに変わる]
まあ、帰り際にでもよろしく。
折角だし、今日は泊まってくつもりだから。
[機嫌良くひらと手を振って、部屋を後にした]
のんだくれ ケネス が参加しました。
のんだくれ ケネスは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
― 村の酒場 ―
ひィッくッ……
[ふもとの村にある、唯一の酒場。
そこでのんだくれているひげ面の男に酒場のマスターは何の表情も見せずにポーカーフェイスな接客を貫いている]
マァスタァー……酒ェ、もう、いっぱいくれや。
[だが酔っ払いとかした男の言葉には流石に首を振った。
それをみて、酔いに染まった男の顔が不機嫌にゆがむ]
ちェ、しけた店だ。
……ィッく…… しかたねェ……アーヴァインんとこにもどって飲みなおすとするかァ……
……ァん? 代金、だァ……?
アーヴァインに、つけといてくれや。
あいつァ、おれに、借りがあるからなァ……
[よろよろと酔っ払った足取りで店をでていく男を、酒場のマスターは、隠しきれなかった苦い視線で見送った]
/*
黒い子CO。
実は血縁自体偽りとかも考えたけど面倒かったんで止めました。
そうしてるうちに人集まってきたぞわぁい。
―広間―
重ね重ね、ありがとうございます…
[ぺこりと一礼して、広間へと入る。
先客が居るのが見えたので、なるべく足音をさせないように隅っこのほうへ…
…最近はすっかりからかわれることもなくなったけど、
それでもやっぱり地味に人は苦手なのだった。]
― ふもとの村・教会 ―
やっぱり、神父さま、いらっしゃるなら後にして下さい。
リックが戻ってきて、誰もいなかったら、きっと泣いてしまいますもの。
ね、神父さま。
わたしもう、10歳ですのよ。
一人でお使いも出来ます。ね。
それにアーヴァインおじさまにも、作っておいたお花のしおりをさしあげたいの。
ハーヴェイおにいさまもいらしていたみたいだもの、わたしからのプレゼント、させてくださいな。
[説得は小一時間。
結局甘い神父が許可を出し、ウェンディは破顔して、手を伸ばす。
めいっぱい背伸びして、首の方へと手をやって]
ありがとうございます、神父さま。
だいすき。
―→広間―
[廊下に出て、先程宛がわれた個室へ向かおうと足を進め。
不意に立ち止まり、顎に手を当てて床を見つめた]
まあ。
一応、顔出しとくか。他の客もいるみたいだし?
[暫しの間を経て、呟く表情は如何にも面倒そうだったけれども。
個室の前を通り過ぎ、向かうのは人の声のする広間]
[酒のにおいが濃い息を吐き出せば、それは白く変わる。
冬が近づいた証拠にこげ茶の目が細まった]
――寒ィなァ……
[冷たい風に首をすくめて。
くたびれた上着の襟にあごをうずめた。
酔っているのがわかりやすいふらふらとした足取りは、それでも間違えることなくアーヴァインの屋敷へと向かっている]
/*
なんで視線ずれてんの?
→足音潜められたから、追いきれなかったんです。
ちなみに全く見えないわけではなく。
はっきりと像を結べなかったり、たまにいろが飛んだりする、という感じ。
何が原因かは、役職取れるかどうか次第っ!
[照れ笑いして神父から離れると、身を翻す。
置いた箒を拾って、道具入れに片付けると、教会の中に入って。
それから、いくつかの持ち物をバスケットに入れて、外に出る。
神父に微笑んで、スカートを摘んで]
もし遅くなってしまったら、また泊めていただくことにします。
それか、アーヴァインおじさまが、泊まっていくようにって言ってくださったら。
それでは、行ってまいります、神父さま。
リックが帰ってきたら、伝えておいてくださいね。
[知らないなんて言っても、二人きりの血族を、気にしないわけもない。神父に挨拶をしてから、教会を出る。
歩くペースは速くはないけれど、ゆっくりと向かう途中、ふらふらする人の姿に気付いて、慌てて駆けよる]
あ、あの、大丈夫ですか? お加減が悪いのでしょうか?
[心配そうにケネスの顔を見上げる。
彼が来てからは、まだ、アーヴァインの屋敷にいったことがなく。
ウェンディを相手に彼の噂をする人もまたいなかったから、思い当たる節もなく、ただ純粋に心配だけを滲ませて]
んァ……?
[酒場で酔っ払っていることがおおい男は、村人からも倦厭されている。
だから駆け寄ってくる軽い足音が聞こえても、まさか声をかけてくるとは思わなくて。
意外な声にひっくりかえった頓狂な声を出す]
……あー……、だァいじょうぶだとも。
[視線を落としてみれば、少女の姿が見えた。
心配している様子に、赤ら顔でぶっきらぼうに答える]
おじょーちゃんが心配するこたァないない。
[酒の匂いに気付いたのは近付いた後。
少しうろたえたけれど、心配そうな様子は崩れなかった]
ですが、足元が、ふらついて。
その、よろしければ、お水を飲まれますか?
[腕に下げたバスケットから、小さな水筒を取り出して。
蓋を開けて、差し出して、首を傾げる]
無理にとは、言いませんけれど。
少しは、楽になるかも、しれませんから……。
―広間―
お強請り、だなんて人聞きが悪いね。ソフィーくん。
[実際“お強請り”したものは別のものであると、問うた相手は知っているのかどうか。
いずれであっても表情には出さず、にこにことしたまま]
欲しい資料がどうしても手に入らなくてね。
ここなら蔵書も多いし、あるかと思ってさ。
[村人に向けたものと同じ言葉を並べ立てた]
こんぐらい、平気だァな……
[酒臭い息を吐き出し。
近づいても尚心配する様子を見せられて、酒に酔った目にわずかに困惑がまじる。
水筒を差し出す親切な行動には、ぼさぼさの髪をかくことで動揺を抑えた]
…… あ゛〜……
まァ……んなら、一口、もらっとくわァ……
[断った後の少女の反応が読めず、というかそこまで思考はまわらず。
断るのも面倒だったためにとりあえず水筒を受け取って、水を一口飲んだ。
ごくりと喉仏が上下して、小さな水筒の中身を一口で半分近くまで減らしてから返した]
ありがとよォ……
[そっけなく返しながら、歩く足はかわらずふらふらと千鳥足]
─ 厨房 ─
……貴方方、何をしているので?
[お湯の追加を準備しようと厨房へ向かうと、生姜の砂糖漬けを持たせた使用人と、もう1人の使用人が何やらこそこそとしていた。
それに気付き声をかけると、2人はびくりと身を強張らせる。
どうやら砂糖漬けをこっそり摘んでいたようだった]
───摘み食いですか。
頂き物とは言え、感心しませんね。
…辛い?
そんなに辛味が強いのですか。
[それでは主や他の来訪客には勧められないな、と。
瞬時に考えるのはそんなこと。
使用人達に関しては、摘み食いをした罰である]
とは言え、頂いたものを無下には出来ませんね…。
何か別の調理に使えないか、考えてみましょう。
[小さく息を吐くと、貰った生姜の砂糖漬けは保管庫に仕舞うよう指示を出し。
2人の使用人にはそれぞれの業務に戻るよう言いつける。
自分もお湯の調達をすると、再び広間へと戻って行った]
たいらな道が続くわけでもないですから。
[受け取ってくれたのに、ほっとして、頬が緩んだ。
少し赤く染めて、水を飲んでいくのを見守って]
良いんです。
神父さまは、おつらそうな方に手を差し伸べるように、って。
そうおっしゃっていましたから。
少しでも、楽に…?
[しかし歩く様子に、困ったように眉を寄せる。
しっかりと水筒をしまいなおして、とこ、と後についていって]
あの、…おじさま。
どちらまで、行かれますか?
ご案内いたします。
─ 広間 ─
[安堵しているらしき様子>>49に、なんだか昔の自分を思い出しつつ]
あ、ぼくは、ソフィー・フェアフィールド。
よろしくね。
[ハーヴェイに答えて名乗るのに、自分も名を告げて]
あれ、違ったの?
[ハーヴェイの言葉>>50には、不思議そうに瞬きしてみせる。
はっきりそれと知っているわけではない、が。
来訪の後の養い親の様子から、単なる『お強請り』でない事は、うっすらと察してはいた。
もっとも、確証もないため、特につつくつもりもないのだが]
確かに、ここの蔵書はすさまじいからね……ぼくには、なんであんなに本ばっかり集められるのか、その理解に苦しむけれど。
未亡人 オードリー が参加しました。
未亡人 オードリーは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
―玄関―
やっと着いた。
今年のは気に入っていただけるかしらね。
[重たそうな鞄を下ろして呼び鈴を鳴らす]
ごきげんよう。
今年も寄らせていただいたわ。
それからこれも。
[毎年の手土産は試飲新種のワイン。
片方の鞄をそのまま預けるように差し出した]
見習いメイド ネリー が参加しました。
見習いメイド ネリーは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
─ 屋敷 1階廊下 ─
…今日も、綺麗、ね。
[小さな声でそう言いながら、花瓶の水を換える。
なんでも誉めてあげると良いのよ、と母親に教わった通りに。
屋敷の中に飾ってある花瓶の水換えは、これで最後。]
……あとは、何が、残ってたっけ。
[そう呟いた所に、来客の声。
部屋の準備を手伝いに行くべきかな、と少し思案した。]
これくらいでも。
転んでしまいます。
[困ったように、眉を下げて言う。
吹きだされてはきょとんとし、ゆるく首を傾げて]
それでは、ケネスおじさま。
…だめでしょうか。
わたしは、ウェンディと呼んで下さい。
[呼び方はうかがうように、確認して。
それから続く内容に、それなら、と、微笑みを向けた]
わたしも、アーヴァインおじさまの所に用事があるのです。
よろしければ、一緒に行かせて下さい。
それとも、お邪魔でしょうか…?
[最後の言葉は、顔色を窺うように、しっかりと見上げて声を落として]
/*
さて。人外でなくても高年齢キャラにチャレンジしてみようの巻。
今年は間に合いましたの兎猫です。どうぞよろしく。
リアル予定変更で、顔出せる時間が格段に減りそうですが。
出来る限り頑張ります!
─ 広間 ─
[広間に戻ればハーヴェイの姿も見えて。
一礼の後に、お湯を茶器セットの傍へと置いた]
君、この場を頼みますよ。
[来訪客の相手をしたいのは山々であるが、その他業務も疎かには出来ない。
そのため、使用人の1人に広間での持て成しを頼むと、自分は厨房から廊下へと出た]
ハーヴェイさんにソフィーさん、ですね。
[口の中で数回繰り返し、
覚えられたと一人頷く。
見事に性別勘違いしたけど、それには未だ気付かない…**]
─ 屋敷 1階廊下 ─
[自分がやるべき仕事を確認する。
花瓶の水換えは終わった。
屋敷内の掃除もした。
厨房の手伝いはまだ必要ない時間。
つまり、自分の手は空いている。
ルームメイクの方が今頃手が足りないはずだ。]
…ヒューバート様なら、お客様、何名か…解る、かな。
―玄関―
今年はまた人が多いようね。
いつもと同じ部屋は使えるのかしら。
違う部屋でも構わないけれど、慣れている部屋の方が楽だわ。
[確認してくるというメイドに頷く。
重い荷物を運んだ肩を揉み解しながら少し待った]
[転ばねェから、という言葉を返すのは、咳き込んでいたから無理だった。
呼びかけは尚いっそう丁寧になった気がして背筋がむずがゆい]
……あ゛〜…… 嬢ちゃんの好きにしな……
[名乗った少女の名を呼ぶことなく肩を落として答え。
同じところに向かうという言葉に、こげ茶の目が少女を見やった]
向かうとこが一緒ならしかたねェ……
どうせ、一本道だしなァ。
[話している間につり橋が見える程度のところまできていた。
今更拒否しても結果は変わらないからため息一つで受け入れて。
なんだかいろいろと酔いが吹っ飛んだ気分で、足取りも少しまともになってしまった]
/*
女性が増えたw
もう一つ迷っていた牧師→神父様にチャレンジするべきだったかしら…?
ま、ソフィーは青年だし。大丈夫だと思いましょう。
さて。このまま部屋に引き上げていいものかどうか。
ネリーは来ない。ヒューバートだけ様子見して、他に動くようならちょっと今夜はごめんなさいしておこうかしら。
/*
利き手塞がってる、ってどういう事だね、ニーナたん!Σ
と、いうか、ないすだ勘違いwww
しかし、人集まりいいなぁ……フルメンバーいくかしら、かしら。
─ 屋敷 1階廊下 ─
あ…。
どなたが、いらっしゃってるかも。
聞いた方が、良い、よね。
[また一つ、小さな声で確認するように呟いて。
執事は今の時間だとどこにいるかな、と少し考えた。]
[咳が長引けば心配そうな視線には変わったりもした。
嫌がられないようなら、小さな手で背をそっとさすろうとして]
はい、ケネスおじさま。
[名を呼ばれなくとも、ウェンディが嬉しそうなのに変わりは無い。
仕方ないと同行を許されて、こくこくと何度も頷いた]
はい。もうすぐ、ですけれど。
ケネスおじさまは、つり橋は怖くはありませんか。
……しっかりと橋でないと、あぶない、です。
[見えてきたつり橋に、ちょっと困ったような顔を向ける。
しかし、さしかかれば頑張る、と。
しっかり頷いたりもするのだった**]
[考えたところで、丁度声>>68が聞こえて。]
バーンズ様…
…あ、オードリー様、か。
今年も、いらっしゃったん、だ。
[あの方は確か、いつも同じ部屋を好まれたはず。
確かあの部屋は昨日までは空いていたけれど、今日はどうだったかな。
そう考えながら、まだいらっしゃるだろう来客を確認しようと玄関へと向かった。]
[心配そうな視線>>70には大丈夫とばかりに雑に手を振った]
つり橋がこわいってのはねェなァ……
あんなもん、怖がるほどでもない、が。
嬢ちゃんにはちィと辛いか。
[つり橋が見える位置で、困った顔をする少女に納得した。
崖の間を、風に揺れるつり橋を渡るのは怖いものがあるだろう。
がんばると頷くのをみて小さく笑った]
まァ、がんばるこったなァ……
[酒気の混ざった息を吐き出して、つり橋にさしかかる。
大人二人、擦れ違えるつり橋は酔っ払いと少女の二人連れではなんの問題もない。
崖の間を吹く横風がつり橋を揺らすより、歩くことによるきしみの方が大きかっただろう。
あまり少女を気にかけていない――そんな足取りに見えて、少女が立ちすくむようなことがあれば、手を出した、*かもしれない*]
─ 玄関 ─
[玄関に向かい、執事と客人の姿を認めると会話の邪魔にならぬよう少し離れた所で立ち止まろうとした。
が、客人からの声>>74に執事から一歩引いた所まで近付いてから止まり。]
オードリー様、いらっしゃいませ。
お話の最中にお邪魔してしまい申し訳ございません。
[ゆっくりとした動作で頭を下げると、微かにふわりと微笑んだ。
彼女の夫君が健在だった頃から知っている為、どうしても名前で呼んでしまうのだが執事から窘められるだろうか。]
─ 玄関 ─
お久しぶりでございます。
旦那様共々、首を長くして来訪をお待ちしておりました。
[こちらもオードリー>>72に対して毎年の挨拶を向けて。
自分の口にも、と言われると、細い瞳を片目だけ、軽く見開く。
その後直ぐに表情を軽い笑いへと変えた]
おや、私はそこまで舌が肥えているわけではありませんよ。
今年はよいワインが出来たようですね。
旦那様もバーンズ様のワインを毎年楽しみにしていらっしゃいます。
私は後程、テイスティングの時にご相伴に与るとしましょう。
[酒の管理の一切は自分が取り仕切っている。
味を知らなければ料理に合わせて出すことは出来ないため、一度は必ずテイスティングを行っていた]
ああネリー、良いところに。
今日はお客様が多いので、部屋の準備の方へ回ってください。
バーンズ様はいつものお部屋で。
それともう一つ、宿を借りにいらした方が居るので、その方の分も。
部屋位置は任せます。
[やって来たネリー>>77に気付くと、取り急ぎ準備が必要な事柄を口にし、指示を出す]
それと、ケネス様の部屋のベッドメイクも。
そろそろお戻りになるでしょうから。
[部屋を確認に行った使用人も居るため、手分けすればそれ程時間はかからないだろう。
ネリーのオードリーに対する呼び名には気付いていたものの、客の前であるためその場では咎めることは無かった]
─ 玄関 ─
承りました。
[執事に確認しようと思っていた矢先の指示>>79に、ゆっくりと了解の礼をしてから客人に身体を向け。]
それでは失礼致します。
オードリー様、どうぞごゆるりと。
[もう一度ゆっくりとお辞儀をすると、ルームメイクの手伝いに向かった。**]
/*
PC視点で知ってること
・ソフィーの眼
・ハーヴェイが金を借りに来ていること
とりあえずはこの2つ。
後でハーヴェイのはやっとこw
こわくない、ケネスおじさまはすごいと思います。
……アーヴァインおじさまは、どうしてこんなところに住んでいらっしゃるのかしら。って、いつも、思うんです。
[軋む音をたてて、風に揺られるつり橋の前まで来ると、ウェンディの表情はよりいっそう強張る。
だけれど、一緒に進んでくれるケネスの姿を見上げて、もう一度大きく頷くと、恐る恐る足を踏み出した。
木でつくられたつり橋が軋む。二人分。
ぎゅうっと綱を握って、一歩一歩進んでいくけれど]
……きゃあ!
[横風の音に、思わずぎゅっと目を瞑る。もちろん掴む手に力も入って。
それから恐る恐る目を開けると、差し出された手に気付く。
ケネスを見上げて、彼に近い方の手を、そっと掴んだ]
ごめんなさい、ケネスおじさま。
ありがとうございます。
[揺れる音、風。そんなものにびくびくとして、時折手には力が入る。
だけれど、一緒にいてくれると安心したのか、これからは足が止まることはなかった。
対岸に辿り着いても、離されるまではぎゅっと握って、ほっとしたように、嬉しそうに笑っていた**]
─ 2階 客室 ─
[執事からの指示を受け真っ直ぐに向かったのは客室、ではなく水場。
そこで桶に水を汲んで、布と一緒に持って2階に上がる。
扉が開いている部屋を覗き、中にいた使用人を見止める。
自分の母親と一番仲が良かった人だと気付くと、微かに甘えたような笑顔を浮かべて声をかけた。]
あのね。
ヒューバート様から、お部屋の準備に、まわってって、言われたの。
だからね、お手伝い、して良い?
[無意識に素のままの口調で問いかけると、笑顔で返された了承。
それを受けて、表情がまた少し嬉しそうなものに変化した。]
─ 2階 客室 ─
今日、いらした…お客様の、人数?
えぇと、ね。
私は、オードリー様にしか、お会いしてない、けど…
オードリー様のお部屋と、もう一部屋、って言われた、から。
少なくても、お二人は、いらっしゃると、思う。
[掃除の手を止めないまま、今日の来客の人数を問う使用人に返答してから少し思案。]
こういう時って、お客様、重なる、よね。
あと二部屋、くらい。
準備、しておいたほうが、いい、かな。
─ 2階 客室 ─
[呟いた言葉に、まずは指示されたことをしてからと言われると、小さくこくりと頷く。]
うん。
もちろん先に、オードリー様の、お部屋から…え?
あ、もう、準備、出来てるんだ。
…うん。
それじゃあ、私、もうお一人のお部屋、準備してくる、ね。
[そう言って他の部屋に向かおうとして、あ、と小さく声を上げ。]
そう、いえば。
ケネス様のお部屋も、整えるように、って。
…先に、ケネス様のお部屋。
行った方が、良い、よね?
[いつ戻られるか解らないから、と使用人からも同意を得るとケネスの部屋へとまず向かう。
ここ暫く滞在されている御客人で、あまり話したこともない方だけれど…お酒の臭いがして、少し苦手に思う方。
鉢合わせても気まずいから、彼の部屋を整える手つきは丁寧ではあるが幾分急ぎながらのものになった。**]
のんだくれ ケネスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(のんだくれ ケネスは村を出ました)
のんだくれ ケネス が参加しました。
のんだくれ ケネスは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
こんなもん、怖がるもんじゃねェからなァ……
[軽く肩をすくめ。
アーヴァインの考えなど分かるはずもないから応えることもなく。
少女の足取りがゆっくりなのは仕方がないと諦めていた。
横風に驚いて立ちすくむ少女を見ればやれやれと小さな吐息をこぼし。
ここで見捨てていくのも後味が悪いとばかりに手を出した]
――礼はいらねェよ。
[荒れた男の手には少女の手はかなり小さい。
時折強く握られても痛くも痒くもなくて、ただなれない小ささに居心地が悪い。
さっさと渡りきろうとしたけれど、少女を引きずることも出来無いから結局はあまり早くはない。
対岸について安心したように笑う少女を見やり]
……帰りはがんばるんだなァ……
[握られていた手を話して、そんなからかいをする。
屋敷にたどり着いたときには、玄関先に人がいたかどうか**]
/*
開始は明日だから天候崩すのはまだ早いよな。
ケネス達のを拾おうと思ったけど、外に出る理由が無いw
呼び鈴か声がかかったことにすれば良いかな。
←だと薪取りに行くとかって無さそうだs
─ →アーヴァインの部屋 ─
旦那様、失礼致します。
[ノックを4度行い、扉の外から声をかける。
入室の許可を得ると、静かに室内へと入った]
バーンズ様がお見えになりました。
今年もワインをお持ちくださったようです。
後程、挨拶にいらっしゃると。
[来訪の旨を知らせると、主はワインの言葉に表情を崩す。
今夜試飲すると言われ、それに対しては承諾の意を向け一礼した]
[それから直ぐに主の表情は曇り、入用が出来たので金庫を開けて欲しいと金額の書かれた紙を渡して来た。
この屋敷には家令が居ないため、財政管理も自分が行っている。
告げられた言葉と渡された紙に、極小さく息を吐いた]
───畏まりました。
では後程、お運び致します。
[誰に、と言うのは聞かなかいし言われない。
けれど回数を重ねられた今では、ある程度の予測は立っていた。
それでも何も言わないのは、最終決定権は主にあるため。
またか、と言う思いのみを抱いて、一礼の後に主の部屋を辞した]
─ 厨房 ─
[主の部屋から戻ってくると、再び厨房へと足を運ぶ。
オードリーが持ってきたワインの入った鞄を見つけると、静かに鞄を開けた]
旦那様が試飲なさる前に少し寝かせておきませんとね。
[ワインは繊細な飲み物。
故に適した場所で静かに保存しなければならない。
一度鞄の蓋を閉めると、それを静かに持ち、厨房の隣にある保管庫から地下のワインセラーへと降りた]
─ ワインセラー ─
[然程大きくも無く、かと言って小さくも無く。
屋敷に適した規模のワインセラーの中で再び鞄の蓋を開け、中に入っていたワインを棚へと静かに並べた。
ワインは振動にも影響を受ける。
故に扱いは懇切丁寧に行う必要があった]
………彼が来てからだいぶ減りましたねぇ。
[二ヶ月前から滞在している、主の知人。
元々の貯蔵量が多かったことと、毎日大量に飲む人が今まで居なかったため、酒が枯渇するということはなさそうではあるのだが]
随分と、飲み過ぎの節はありますよね。
[不満とも案じともつかない呟きが零れ出た。
封を切ったワインの残量の確認を行ってから、軽くなった鞄を手にワインセラーを出て行く。
保管庫から厨房へ戻り、鞄は後程オードリーに返すことにして厨房のセンターテーブルの上に置き。
他の業務に移るべく、廊下へと出て行った]
─ 玄関 ─
[一番人目につき易い、玄関内周辺にある窓の桟や絵画の額縁などを乾いた布巾で乾拭きする。
埃が積もらないよう手入れするのも自分の日課であった]
……おや。
[ふと窓の外に視線を向けると、大きな人影と小さな人影が吊り橋を渡り切り、こちらへ向かってくるのが見える。
片方は直ぐに、この屋敷に今滞在している者だと言うのが見て取れた]
お帰りなさいませ、ケネス様。
[彼らが玄関先へと踏み入る一歩手前辺りで玄関の扉を開き、戻って来たケネスを出迎える。
もう一人、小さな客を見れば、教会に住む双子の片割れであることに気付いた]
これはウェンディ嬢、いらっしゃいませ。
今日は神父様とご一緒では無いのですね。
[そう問いかけながら、2人を中へと誘導する仕草を*した*]
/*
・ノックの回数について
2回はトイレでの確認、3回は親しい人に対して、4回は目上の人に対して、らしい。
最初に旦那様の部屋に行く時に4回を明記するの忘れていた…。
さて、ptは1000切る前に退散すれば明日は間に合うよな(
[すごい、と視線は語った。
大きな手はとても安心してしまう。
ウェンディの手は滑らかではなく、水に触れる為か、他の同年代の子よりも少し荒れていたけれど、若いからか痛みを与えるようなものでもない。
気遣ってくれたのだろう、彼の足は早くなくて、だから少女はとてもうれしくなったのだった]
か、帰り。がんばります。がんばれます!
[手が離れてしまうのはちょっとだけ、寂しそうな顔をしたが、からかわれて後ろを振り返る。
ぐっと小さな拳を握って、ケネスを見上げ]
わたし、もう10歳ですもの。
……今は、ケネスおじさまに、助けてもらいましたたけど。
帰りは、神父さまに内緒にしたいから、がんばります!
笑わないで下さいね!
[先手、とばかりにお願いをして。
それから玄関へと向かう。手は繋いでいないけれど、一緒に]
― 玄関 ―
[突然開いた扉に、びっくりした。
目をぱちぱち、と何度も瞬いてから、バスケットを持っていない手でスカートを摘んでお辞儀する]
ヒューバートおじさま、驚きました。
はい、ウェンディです。お久しぶりです。
神父さまはお忙しいから、わたしがご本をお届けに来ました。
アーヴァインおじさまへの贈り物と、ソフィーおにいさまへのプレゼントも、預かっています。
……もうレディだから、一人でだって来れます。
[ぷ、と少しだけ頬が膨れて口を尖らせて。
子供っぽい仕草だと自分で気付いてか、慌てて首を振る。
一人で来ると言うには、つり橋も渡れなかったのだから少し甘い。
そうと知っているケネスに、内緒にしてほしいな、なんて縋るような視線を向け。
中へと促されて、ケネスおじさまが先に、なんて言ったりもする**]
[酔っ払いにめったに向けられることのないたぐいの視線を受けて、背筋がむずがゆくなった。
藪をつついて蛇を出したくないから無精ひげに覆われた口を閉じて視線を外らす。
丁寧な言葉遣いの割には荒れている手と、神父を引き合いに出す言葉になんとなく少女の境遇を理解しながらもそれにもなにも言わないまま、渡りきったつり橋を振り返るのを、立ち止まってみていた]
……10歳はまだ子供だァなァ……
[ニヤリ、と意地の悪い笑みを浮かべてからかうように呟く。
笑うなという言葉はどこ吹く風とばかりに受け流し。
置いていくことなく、連れ立っていることには気づかない]
……それにしても、大分賑やかになってきたなぁ。
[集まる時は集まるもの、と知ってはいるが、口をつくのはこんな言葉。
賑やかなのは、決して嫌いではないのだが。
人が集まりすぎるのが苦手、というのは完全に改善されているわけでもなく]
……うん。
ちょっと、菜園、見てこよっかな?
[そんな呟きを漏らして、ゆっくりとした足取りで広間を出た]
─ 2階 ケネスの部屋 ─
失礼致します。
[部屋に誰もいないはずだけれど、客人の使っている部屋だからと一声かけてから扉を開ける。
部屋の中から漂う酒の臭いに軽く目眩をしかけて、少し眉をひそめながら中に入るとまず窓を開けて換気した。]
…お酒、そんなに、おいしいの、かな。
[テーブルの上に何本かある空き瓶を寄せて、首を傾げながら呟いた。
臭いだけでくらくらするのに、平気なのかなとも思いながら先に部屋の掃除を済ませる。
それからベッドメイクをして、水桶の中に掃除に使った布と部屋にあった空き瓶を入れるとそれを持ち上げた。
思っていた以上の重さに少し困ったような顔をしながら、部屋を出ようとした。]
/*
広間が多角になりそうなので逃げてみるてすと。
さて、この人数だと守護者だけ出ないのかー……後一人、まかりませんかねぇ。
─ 2階→1階 ─
あとは、もうお一人のお部屋の、準備、だけど…
瓶、片付けに、行かなきゃ。
[空き瓶を持って別の部屋の掃除をという訳にもいかないし、桶の水も換えたいしと一度1階に戻ろうと階段へむかう。
部屋に戻るケネスとはどこかですれ違っただろうか。
その際には礼をすると共に、お部屋のお掃除をさせて頂いたことを伝えただろう。]
─ 玄関 ─
驚かせてしまいましたか、すみません。
なるほど、神父様の代わりにいらしたのですか。
[レディと言いながら頬を膨らませるウェンディ様子>>102に、小さく笑みを浮かべる。
まだまだ子供っぽいが、なるべく子供扱いはしないよう気をつけることにした]
旦那様とソフィー様にお届け物ですか。
ソフィー様でしたら今広間にいらっしゃいますので、直ぐにお会い出来ますよ。
旦那様に直接お渡ししたいのであれば、仰って頂けましたらお部屋までお連れ致しましょう。
[2人を屋敷の中へと迎えつつ、ウェンディにはそう言って。
ケネス>>105から酒をと言われれば、溜息を押し込めて一礼を返した]
畏まりました、後程お運び致します。
― 2階廊下 ―
[執事や少女の返事を聞くことなく歩き去った男は、屋敷の主人に帰宅の声をかけることもなく自室へと向かう。
なんだか屋敷の中がいつもより騒がしい気がしてはいたが、それでもこの二ヶ月の間に、客の出入りはそれなりにあったから、まただろうと軽く流し。
廊下の窓から見える庭にちょっと目をやったりしながら歩いていた]
……あァ……いつもごくろォさん。
[どこかの扉が開く音が聞こえて視線を向ければ、そこは与えられた部屋で。
掃除道具と空き瓶を持ったメイド>>108の姿を見れば、無精ひげに覆われた口元を笑みの形にゆがめて、声をかけた]
─ 2階廊下 ─
…ぁ、
おかえりなさいませ、ケネス様。
御不在の所を失礼してしまい、申し訳御座いません。
お部屋の中を整えさせて頂きました、どうぞごゆるりとなさって下さい。
[丁度部屋を出たところで今の部屋の主>>111と鉢合わせた。
独り言を聞かれてしまったかな、と内心慌てながらもゆっくりとした動作で頭を下げる。
労いの言葉を向けられると、少しぎこちなく微笑んだ。
ケネス相手だからぎこちない訳ではないのだけれど、彼にはどう思われているかは解らない。]
勿体ないお言葉です。
それでは、失礼致します。
[もう一度丁寧に頭を下げると、水桶を抱え直して1階へ向かった。]
─ 一階 広間前 ─
[広間を出た所で、扉の横の壁に寄りかかり、軽く目を閉じて一休み。
全く見えない、というわけではないが、時折霞がかかったり、色が判別できなくなったりする頻度はやや増えている]
……やーだなぁ、もう。
[愚痴っぽく呟くのは一瞬、玄関の方から声が聞こえたならすぐに壁から身を離す]
オジサンがお帰りで……可愛いお客様がご到着、かな?
[声から来訪者が誰か、を察すると、小さく呟いた]
/*
プロローグ中にやりたいこと
・ワインのテイスティング
(どんなワインにするか調べる必要あり)
・ケネスに酒を持っていく
(何を出すか考える必要あり)
どっちも酒かよ(
ケネスのはワインに限らなくても良いからなぁ。
蒸留酒の何か。
ウィスキーで良いかw
─ 1階→屋敷の外 ─
[水桶を両腕で抱えて慎重に階段を降りると、外へ出ようと裏口へ向かう。
桶の水を換える為ではあるが、空き瓶を洗っておいた方が他の人の手間が減るとも思ったから、だけど。]
…重、い。
[半分づつ運べば良かったかな、と思いながら何度も水桶を抱え直して裏口へとゆっくり歩いた。]
ん、しょ…
…あ。
ソフィー、様。
えと…大丈夫、です。
[重さでずり落ちそうな水桶を落とさないように何度も抱え直していたら、かけられた声>>115に足を止める。
心配させるように見えたかな、と少ししょんぼりした顔でこくりと頷いた。]
― 2階廊下→自室 ―
ああ、あんがとさん。
[部屋を整えるのは相手の仕事だと認識しているから、謝罪は気にせず。
顔をあげたメイド>>112がぎこちない表情を浮かべるのにはそんなもんだろうと思った。
水桶や空き瓶を重そうに抱える姿を見送って、整えられたばかりの部屋に戻る]
……使用人が居ると、楽でいいねェ……
[酒臭い空気が少しうすまり。
乱雑に置かれていた空き瓶やらがなくなり、寝起きの状態で放置されていた服やらベッドやらも整えられている]
さァて……、ちィと休んだら……アーヴァインの顔でも見に行くかねェ。
[上質な素材で丁寧に作られた客室の椅子にどかりと腰を下ろして、酒が入った瓶を手にして口元に運ぶ]
/*
他に子供とかいない環境だし、自然と遊び相手になってたんじゃないかなー、というのはあったのでした。
縁が特に強いのは、ここになりそーかにゃ、と。
後で印象スケールまとめとかんと。
う。
…で、でも…
[ソフィーの苦笑>>118に、やっぱりしょんぼりした顔のまま言い淀む。
手伝うと言われると、慌てて顔を横に振った。]
だ、だめ、です。
ソフィー様に、手伝ってもらうなんて、できません。
[昔はよく遊んでもらった方だけれど、今は主の子と使用人だから甘えることなんか出来ない。
気遣いは変わらずに嬉しいから、無碍に断るのが申し訳なくてますます表情が曇った。]
使用人 グレン が参加しました。
使用人 グレンは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
え?
…あ。
グレン、さん。
で、でも、これ、重い、から。
[不意に増えた声>>121に驚いて声をあげた後、誰からの声か気付いて頭を下げる。
任せてと言われたのが何を指しているのか解ると、申し訳ないと表情を曇らせたまま困ったように小さく顔を横に振った。]
/*
ていうかくろねこさんはやっぱりアレですよね、私より余程口説きスキル高いと思うんだぜ…
ダメって言えない言い方するの上手いよなちくしょーソフィー美人なのにかっこいいとか反則だー
う、だ、だって…
[真面目だと言うソフィー>>123に、水桶を抱えたまま口ごもる。
小さな頃は普通に接していた人だから、甘えてしまうと際限が無くなりそうで怖いというのもあって余計に困る。
ダメ?と首を傾げられおろおろとしていたところにグレンから声をかけられただろうか。
彼からも手を差し伸べられると、更におろおろとした後。]
えと、それ、じゃあ。
瓶、持ってくれると、嬉しい、です。
[桶の中の瓶を指して、お願いした。]
ソフィー様の指が万が一傷ついてはいけませんので。
それと、ソフィー様、
あまり勝手に菜園のものは採らないで下さいよ?
[冗談でも真顔に言うのがこの男なのだ。
この場合は如何だったか。
すたすたとネリーに近づくと、]
じゃあ、貸しで。
[ぐっと水桶を持つ。
ネリーが持って行こうとした場所まで、
有無を言わせず、持っていくだろう。**]
[後で執事か主辺りから怒られるかな、とは少し思ったけれど、厚意を無碍にするのはやっぱり嫌で。
二人が瓶を手に取ってくれれば水桶くらい楽に抱えられるからとお願いしたのだけれど、グレンに水桶自体を取り上げられた>>127。]
あ、で、でも。
…えと、ごめん、なさい。
ありがとうございます、グレンさん。
[慌てたものの、貸しでと言われると諦めてふわりと微笑み礼を言った。
次いでソフィーにも頭を下げて。]
ソフィー様、も。
ありがとう。
それと…ごめん、ね。
[親切にしてくれたお礼と、それを素直に受け入れられなかったことを謝った。]
─ →広間 ─
[ケネスとは別れ、ウェンディを伴い先ずは広間へと向かう。
そこにソフィーが居ると思って案内したのだが、当てが外れてしまっていた]
そうですか、ソフィー様は外にお出になられましたか。
すみません、ウェンディ嬢。
ソフィー様にはお見かけした時にご用事があるとお伝えしておきますね。
[広間に居た使用人から尋ね人のことを聞き、既に立ち去っていたことを知る。
ウェンディに対し、申し訳無さそうな表情で謝罪し、用件を伝える約束を取り付けた]
先に旦那様のところへ参りましょうか?
[問いの答えはどうだったか。
諾と言うなら部屋まで案内し、否と言うなら飲み物を用意して広間で待ってもらうことになる。
それらが終われば、広間を辞して次の業務へと取り掛かるのだった]
―→ 一階廊下―
……本当に多いな、今日は。
[広間の扉を閉める。
周囲に人の姿がないかを目で確かめて、眉を顰めて息を吐き出した。
洩れる声はいつもより低音で、音量も極力押さえてはいたが]
広間にいた3人、と、さっき来たのは2人か?
[以前此処に来たのは2ヵ月よりも前。
だから来客のうち一人については未だ顔も見ていないし、長期滞在していることも知らない]
元から使用人は多いし、疲れそうだな……まあ、明日までの辛抱か。
ちょっと我慢すれば金が貰える。まったく、楽な仕事だよ。
[く、と右の口角がつり上がる。
それも他の姿を確認した途端、瞬時に愛想笑いへと切り替わった]
─ 厨房→2階 ケネスの部屋 ─
[厨房に向かうと保管庫へと入り、酒が纏められている場所で酒を1つ選び出す。
瓶入りのウィスキーを選ぶと、厨房でグラスや氷、水も用意してトレイに載せ。
それを手に客室のある2階へと向かった]
ケネス様、ウィスキーをお持ち致しました。
[片腕に載せるようにしてトレイを持ち、空いた手で扉を3度ノックする。
所望した酒を持って来たと、部屋に居る相手へ声をかけた]
─ 中庭 花壇 ─
[さすがに、というか、この時期は花の種類も限られる。
今、目を引くのは色とりどりのプリムラか。
それ以外にも、地植えにされたハーブも幾つか見受けられるここは、音楽室とはまた違った意味での憩いの空間だった]
ん、今日もいい色。
[花壇の前に膝をついて、小さく呟く。
よほど天気が荒れているのでもない限り、一日に一度はここの様子を見に来ていた]
しかし、そっかあ……オードリーさんが来る時期、か。
そろそろ、向こうにも顔出すよう、かな。
[色鮮やかな花弁をちょい、とつついて独りごちる。
その呟きに答えるように、花が風に揺れた。**]
/*
余計なことシイだったかな、と埋めました@ニーナ宛
話し掛けも、迷惑そうだったらサッサと引かないと。
休日なのに遅参となってしまったのですが、先日までのように安定の深夜組にもなれないという。
…いつもより忙しいよぅ…でも参加したかったのぉ…。
[酒瓶に、氷や水差しも乗せたトレイを執事>>145がテーブルに置くのをにやにやと嬉しそうに見ている]
んー……まァ、いまんとこはこれでいい。
ごくろォさん。
[立ち去ろうとする執事にもメイドにかけたのと同じように軽く言葉をかけて。
度数が高いウイスキーをグラスに注いでストレートであおる]
ッくァー―……
いいねェ……
[執事が立ち去る前にさっそく酒に手を出す姿をどう見られるかなど気にもしていない。
立ち去るその背に視線は向けなかったが、扉がしまりきるまえに]
――あァ。さっきの嬢ちゃん、帰る時は使用人、つけてやったほうがいいぜェ……
[不意に思い出したように声をかけた]
―書庫―
[一階の奥の重い扉を押し開ける。途端に漂う埃の臭いに口を片手で覆い、少し咳き込んだ。
薄暗い書庫の中はそれなりに広いが、本棚が幾つも置かれている為に狭くすら見える]
本当、よく集めたものだよ。
[誰かの台詞をなぞる口調は呆れ混じりだったけれども、表情は穏やかなもの。
幼い頃から本に触れる機会は多かった。他者に名乗る“物書き”の肩書きは嘘だけれども、一時は本当にそれを目指していたこともあった。諦めるのも早かったが。
部屋の中に身体を滑り込ませる。他に人の気配がないと判断し、息を吐いた]
……さて、それっぽい“資料”でも探すとしよう。
[そう言って、まずは近場の本の一つに手を伸ばす**]
はうぁっ!?
[声をかけられると、
一瞬びくりと身をすくませて。
声の主を確認した後に、肯定するように頷いた。]
冬しか取れないキノコとかも有るけど、
流石にキノコは見つけにくくて…
流石にキノコは栽培もできないし。
[口調が崩れだしてることには、今はまだ気がつかなくて。
菜園のほうは忙しそうとつい行くのを止めておりました。]
― 自室→アーヴァインの部屋 ―
[執事がでていってから自室で酒を飲んでいた時間はそこそこに長く。
けれど、馬鹿みたいに呷っていたわけではないから、酒場で飲んでいたときよりも酔いは少ない。
持ってきてもらったウイスキーの瓶は三分の一ほど減っただけで、グラスをテーブルに戻す]
……さァて、ちょっくら、アーヴァインの顔でも見に行くことにするかァ……
[不意に思いついたように立ち上がり、自室を出て廊下を歩く。
屋敷に戻ってくるまでのふらふらとした足取りが嘘のように、今は普通に歩いている。
そして屋敷の主人に相応しい部屋の扉を雑に叩いてから返事も待たずに扉を開けた]
よォ、アーヴァイン。
[へら、と笑ってみせる。
屋敷の主人はやれやれというように軽い吐息をこぼしたけれど、視線は温かく出迎えている]
近頃は、一度大雪があったくらいかな?
変わった天気は他に無かったと思うけど。
…目印がほぼ埋まっちゃって、記憶頼りに掘ったなぁ…
[何処か遠い目をしながら、天候の話に付き合って。
作物のほうは、まだ見習いの身にはよく分からなかった。**]
村ァ、いってるあいだに、なんかにぎやかになったなァ……
[一日に一度、とはいわないが、それなりの頻度で村に下りてはいる。
屋敷を留守にしていたのは半日程度のつもりだったが、その間によくもまあ、と、屋敷の騒がしさを思い。
たわい無い挨拶の後、ぽつりとふもとの村の感想が零れ落ちる]
……いい村だなァ……
……酒も美味ェし。
不審な男相手でも、あんたの客ってだけで我慢するしなァ……
[くく、と小さく笑う。
アーヴァインは男の言葉に苦笑するだけで。
それからしばらく言葉を交わした後]
あァ……また、酒、もらっとくから、よろしくなァ。
[当たり前のように告げたときに、ワイナリーのオーナーが新種のワインを持ってきたことを告げられて]
へェ……、んじゃァ、それも愉しみにしておくとするかァ……
[愉しげな笑みを無精ひげにおおわれた面に浮かべて、アーヴァインの部屋から*出て行った*]
―自室―
[一番奥の角部屋に入り、旅用の上着を脱いで埃を払った。
手袋を外した手は畑仕事で荒れている。持参したクリームを塗りこんで摺り合わせた]
あまり遅くならないうちにご挨拶しなくてはね。
[旅の疲れを払うように首を振って、アーヴァインの部屋に向かった**]
─ →ワインセラー ─
[移動中、ケネスに言われた内容についてを思考する。
ウェンディは1人で来れると言っていた。
それならば帰りも1人で帰ると言うだろう]
……ふむ。
[麓の村からこの屋敷までは一本道。
迷うことはまず無い。
唯一の問題点と言えば、直ぐ傍にある吊り橋くらいのものか。
そこまで考えれば、ケネスが何を言わんとしているのかは粗方想像出来た。
しかしただ送るとウェンディに言っても、少女は遠慮することだろう。
買出しに行く等の理由をつけて使用人を伴わせるのが得策かと考えた。
その思考の最中、辿り着くのは地下にあるワインセラー]
そろそろ少しは静まった頃でしょうかね。
[ワインセラーに備えてある棚からテイスティング用のグラスを出すと、オードリーが持って来た新作をワイン棚から取り出してくる。
封を開け、コルクを抜くと、少量グラスへと移してテイスティングを*し始めた*]
/*
ワイン評忘れずに![メモ]
赤と白、1〜2本ずつで良いかなぁ、持って来たの。
後はそれに合う料理の選択か。
ワインの色と料理の色を合わせると外れが少ないとか初めて知った。
[がんばれ>>105なんて意味の通じてないように聞こえる言葉に、ウェンディの口がまた尖る。
それでも去ってゆくときに手をあげてくれたから、嬉しそうに笑って頭を下げて]
あ、ハーヴェイおにいさま!
こんにちは。わたし、もうレディです。一人でだって来れます。
神父さま、お疲れですもの。
[つん、とすまし顔をしてみせて。
それでも頭を撫でられれば、嬉しそうに笑う]
ハーヴェいおにいさまもいらしているって、村で聞いたんです。
あっ、良かったら、しおり、お使いになりませんか?
おにいさま、ご本がお好きですから。
[幾つか作ったんですと笑って、すいた紙に乾燥した四葉のクローバーを埋めたしおりを、バスケットの中から取り出す。
いびつながらも、一応、栞の役目は果たせるはず。
不要と言われれば、もう一度バスケットに戻して、それでもにこにこと笑っていることだろう。
そうしてヒューバートに連れられて、広間に行き]
お外、ですか。
いえ、大丈夫です。ソフィーおにいさまに会えた時にお渡しするので。
お気をやまれないでください、ヒューバートおじさま。
でも、お伝えいただけるのなら、うれしいです。
ありがとうございます。
[ぺこり、と頭を下げて。
問いかけにはこくこくと頷く]
はい、お会いしにうかがいます。
早くご本も渡したいし。
― アーヴァインの部屋 ―
――アーヴァインおじさま!
こんにちは、ごきげんうるわしく。
[案内をしてもらって辿り着いた部屋で、主に笑顔で挨拶をする。
ほんのすこし、言葉がたどたどしかったのは仕方のないこと。
ぺこり、と頭を下げた後で、バスケットの中から本を取り出して]
おじさま、わたし、ちゃんとお使いもできるくらい、りっぱなレディなんですからね。
神父さまにもそう言って下さい。
神父さま、おじさまの言うことなら聞いてくださるでしょ。
わたしが言っても、信じてくれないんだもの。
それで、ええと、ご本なのだけれど。
なんて書いてあるのか、読めない。
[しゅんとしょぼくれると、アーヴァインは笑いながら説明をくれる。
それに頷いて、しばらくお話をしてから。
先程と同じようにしおりを取り出した。マーガレットの綺麗な花の]
これ、作ったんです。良かったら、おじさまに貰っていただきたいなって。
いつもお世話になっているお礼です。リックもたまに、来ているでしょう?
もしかしたら、たくさん持っていらっしゃるかもしれないけれど…。
[受け取ってもらったら、笑顔で部屋を辞す。
そのあとは広間にお邪魔することにして。
疲れたのか、ソファに座っていたら、そのまま眠ってしまうのだった**]
/*
役職を囁き狂に変更しようか悩んでいたが、元ネタ4村囁き職の設定を見に覗けば、正に俺がしようか悩んでいた設定だったか。
こたびの村のwikiは帰宅せねば確認出来ぬが、な。
村の設定が変更されました。
使用人 グレンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(使用人 グレンは村を出ました)
使用人 グレン が参加しました。
使用人 グレンは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
のんだくれ ケネスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(のんだくれ ケネスは村を出ました)
のんだくれ ケネス が参加しました。
のんだくれ ケネスは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
[アーヴァインの部屋から出て廊下を歩く。
中庭が見える窓から、ソフィー>>142の姿が見えた。
初対面でお嬢ちゃんと呼びかけたのは仕方がないことだろう。
そんなことを思い返しながら廊下を進み。
アーヴァインの部屋に向かう人>>157と擦れ違った]
……へェ……
[イイ女だと賞賛するように小さな声が溢れる。
それがアーヴァインから聞いたばかりのワイナリーのオーナーだとは知らず。
視線が合えば挨拶の一つもして]
俺はケネス。
滞在客の一人ってとこかねェ……、アンタもしばらくいるなら、宜しくたのまァ。
[そういってそんじゃ、と手を上げて立ち去り。
ぶらぶらと広間の方へとむかった]
─ ワインセラー ─
[先ずグラスに注いだのは白ワイン。
ワインセラーを照らす灯りに翳し、色味を見る。
それから鼻にグラスを近付け、グラスを回しながら香りを鼻へ通した]
…フルーティでよい香りですね。
この香りならば、酸味も少ないでしょうか。
[呟きながら、グラスは口許へと。
少量を口に含ませ、舌の上でゆっくりと転がす。
香りを嗅いだ時の評の通り、口の中に広がるのは甘味の方が強かった]
ふむ…。
白身魚のムニエルと、玉葱と人参のマリネ辺りに合わせるのがよいでしょうかね。
[玉葱と人参ならば菜園で採れたものがある。
今夜の食事に出すのも良いかと考えた]
[口の中を水で濯いだ後、今度は別のグラスに赤ワインを注ぐ。
白ワインの時と同じように色味を見、グラスを回して香りを楽しんで]
こちらは渋みが強そうですね。
飲みやすさを考えるなら、しばらく寝かせた方が良いでしょうか。
[香りを嗅いでの感想の後、口に含んで舌の上でゆっくりと転がす。
酷く渋い、とまでは行かないが、それなりの厚みを持つワインだった]
こちらはこちらで味わい深いですねぇ…。
ザウアーブラーテン辺りに合わせるとしましょうか。
ああ、作る時に使用するのも良いかも知れませんね。
[口に含んだワインを転がす度、合わせる料理が頭に浮かぶ。
感想と思考が纏まったなら、再び口の中を水で濯ぎ、匂い消し用のハーブの葉を一枚口に含んだ。
執事たるもの、酒の匂いを纏わせて応対に出るわけには行かない]
─ 屋敷の外 ─
あ、あの。
井戸まで、お願い、します。
[気にしないと言ってくれるソフィー>>132の笑顔に、ほっとして仄かな笑みを浮かべる。
すたすた歩いていくグレンに桶を運ぶ先を伝えていなかったと気付くと慌てて声をかけて、後をついていく。]
えと。
お二人とも、ありがとう、ございました。
ここまで、運んでもらえたし、後は、一人で出来る、から。
[井戸まで桶を運んでくれたグレンと、一緒に来てくれたソフィーに向かい頭を下げる。
この場を離れようとするソフィーの行く先に気付くと、屋敷に飾る花を新しいものに換える必要があったことを思い出して声をかけた。]
あの、ソフィー、様。
お時間、ある、時。
お花を少し、分けてもらえます、か?
[ソフィーが管理している花壇にある花は、他の花壇には無い種類のものが多いから、少しだけ混ぜたいと思ってお願いした。
お願いの返答が是でも否でも、解りました、と頷く。
そのままこの場を離れるソフィーにもう一度丁寧にお辞儀をして見送ってから、瓶を洗い始めた。
グレンもそれを手伝ってくれる>>164のに気付くと申し訳ないと表情が曇ったが、強く断ることはしなかった。]
あ、の。
ありがとう、ございました。
助かり、ました。
[洗い終えた空き瓶を所定の場所に片付け、手伝ってくれたグレンにお礼を言う。
菜園へ向かう彼>>164の背にお辞儀をして見送り、自分は新しく水を汲んだ桶を持ってまた屋敷の中へと戻り2階に上がった。]
─ →屋敷 2階客室 ─
─ 屋敷 2階 ─
[2階に上がるまでにどなたかと顔を合わせただろうか。
客人ならば邪魔にならぬように道を開けゆっくりと礼をし、屋敷の使用人なら今から客室の準備に戻ると告げて2階に上がると丁度先刻客室の掃除をしていた使用人>>91と顔を合わせた。]
あれ。
どこか、行くの?
[何故か私服に着替えているその人に首を傾げて問いかけると、今日は隣村にある実家に帰る為に早上がりだと聞かされた。]
そっか。
気を付けて、ね。
楽しんで、きて?
[久しぶりに子供の顔が見られると嬉しそうなその人に、こちらもふわりと嬉しげな笑みを向ける。
客室の準備は粗方終わっていると伝達を受けた後、ネリーの頼まれた部屋は残してあるからちゃんと自分で準備なさいね、と言われて。
それに対して、解った、と返し階下に降りていく人を見送
ってから、お客様が早く休まれるように客室を整えに入った。]
/*
出入り激しいな、おい!
……希望変更、なんだろうけど、どーなるのかなぁ。
というか、縁故バランスはよさげかな?
ネリー、グレンとは親しみ強くて、ヒューさんとかオードリーさんには馴染んでるけど、一線引いてる感じ。
ウェンちゃんは、遭遇したら猫可愛がりしそうな自分が怖い。
ハーヴにいさんにはびみょーな感覚強そう。
ケネスのオジサンは、やってくれてありがとう、そのネタwww てわけで、「気にいらねー」に、なるかにゃ。
メイちゃんとニーナちゃんは他とはまた違うびみょー距離感になりそうです。
/*
よし、プロロのうちにやりたいこと完了。
必死こいて調べて書いた紛い物評価ですけどね!
さて、グレンにウェンディのこと頼みに行かないとなぁ。
これは1日目に跨いでも良いか。
/*
ところでこの長文詰め込みっぷりはたぬですk
それだと「お前またネリーかよ!」になるわけですがwww
[←人の事言えない]
/*
使用人5〜6人想定。
→執事、見習いメイド、使用人(男)、メイド(帰省)、使用人、使用人
橋落とすの2人か…。
ロープ切るだけだから問題無いかねw
てかこの辺、後ででも表に出すべきかしら。
1人帰省しましたので〜、的な業務連絡やって。
― 広間 ―
[足取りはふらついてはいないけれど、息は酒臭い。
ネリーとはタイミングがずれたか、顔をあわすことはなく。
広間に足を踏み入れれば、執事が少女に毛布をかけおわったところだったろうか。
その場に薬師の娘もいるようなら、眠っている少女を起こさないように手を上げて挨拶にかえる。
ニーナのことは村で聞いたことがあった。
とはいえ、それは薬師が孤児を拾って育てていたけれど、その子も年頃になったとか、そんな程度の噂話。
顔はあわせていたかどうか……酔っ払っているときにあっていたら、すこし記憶はあやしかったかもしれない]
/*
その辺りやるとしたら、やっぱ天候不良になってからかな。
……む。
ベッドメイクしてたメイド、広間に居たメイド、摘み食いしてた使用人×2、と考えるともう1人居るか?
[さっきから何を考えてるのやら]
─ 2階 客室 ─
テーブルの上、汚れてない。
床、埃、無い。
シーツも、しわ、寄ってない、し。
ランプの油も、ちゃんと、入ってる。
窓も、ぴかぴか。
…うん、全部、大丈夫。
[部屋の準備を終えて、一つ一つ口に出しながら確認していく。
全部の確認を終え小さく頷いた後、窓の外に視線を向けて日の高さを見た。
まだ厨房の準備には早いだろうかと思ったけれど、今日は客人が多いから早いに越したことは無いだろう。
執事に客室の準備が出来たと報告してから厨房に向かおうと考えながら客室を後にした。]
─ →広間 ─
[1階に降りて水桶や掃除道具などを片付けてから、執事を探しに広間へ向かう。
広間に入るタイミングとしてはケネス>>173の少し後だろうか。
ゆっくりとした動作で礼をすると客人の邪魔にならぬように広間に入り、執事の傍に行く。
どなたかと会話されているなら、その会話が終わるまで待ってから声をかけた。]
失礼致します、ヒューバート様。
お部屋の用意を整えてまいりました。
お待たせ致しまして申し訳ございません。
[御客人の会話の邪魔にならぬ程度の声量で報告と礼を執事に向ける。
何か用事がなければ厨房に向かう旨を告げて、広間を後にするだろう。**]
―書庫―
ん……ああ、これか。
[“資料”探しの最中、不意にはらりと落ちるものがあった。
廊下ですれ違った少女に貰った栞。
本性を偽っている手前断る理由が見つからず、受け取っていたもの]
四つ葉ねぇ、よく見つけたもんだ。……くく。
[一般的には幸運を呼び込むとしか伝わっていないが、元は他人の不幸を代償とし、幸運を掴む為の黒魔術に使われていたもの。
皮肉のようなそれに、楽しげに口角をつり上げた。尤も渡した本人にその気はなかったのだろうが。
丁度手にしていた本の間に挟み込んだ]
/*
1日目のうちにやること、やりたいこと
・旦那様にお金輸送
・グレンにウェンディ送ってもらう話をする
・天候が崩れたら「泊まっていってください」の声かけ
・「宿泊客が多いので皆さん頑張りましょう」、の号
・時間が合えばオードリーにワイン評
結構あるな。
― 広間 ―
[執事>>178が一瞬だけみせた意外そうな空気に気づき。
ちらりと眠っている少女に視線を向けた。
何も聞かぬままお茶を用意する執事が、テーブルに湯気の立つカップをおいていくのを見る]
あァ、あんがとさん。
[めったに頼まないけれど、ここの使用人の腕は信用している。
ふわりと香る、お茶の香りを楽しむような柄ではないが、美味しいものは美味しいと分かる。
とはいえそれを口に出して賞めることはせずに、ただ口をつけるだけだった。
メイドが執事に声をかけるのは聞こえていたが、視線を向けることはせず。
他に広間にいる客に話しかけられるのなら応えただろう]
─ 花壇へ向かう前 ─
……ったく。
[てきと〜な雰囲気で流すグレン>>164の背に向ける視線は、じとん、としていた、が。
こんな風に子供っぽい所を晒すのは、この場にいる二人に対してくらいのもの。
色々と変わった環境に馴れずにいた頃、自然に接してくれた彼らに抱く信は強い]
ん……そう?
あ、水仕事の後は、ちゃんと手を労わらないとダメだよ?
[後は一人で、というネリーに軽い口調でこんな言葉を投げて。
花壇に行こうとした所に向けられた言葉に、踏み出した足は止まった]
ああ、構わないよ。
必要な時は、いつでも言って。
[花を、という申し出に、にこりと笑ってこう返す。
必要なものを、というグレンの言葉にも、うん、と頷いて。
一度、空を見上げてから、花壇へと向かった]
─ 中庭 花壇 ─
[しばし、花を見つめて思案顔。
そんな様子が、遠目には憂える少女に見えてしまうのは当人的には非常に不本意な事だった。
そんな状況を打破しようと無茶をして、反動で寝込んだ事もあるのは、屋敷の者であれば周知の事なのだが]
うん。
この辺りなら、切花にしても良さそう。
[長めの沈黙を経て、口をついたのはこんな呟き。
何をしていたのかといえば、先にネリーに頼まれた事のための事前検分だった]
……さて、と。
風、冷たくなってきたし……本格的に冷える前に、戻るか。
[どの辺りが飾るのに向いているか、とか、その辺りを大体見定めた所でゆっくりと立ち上がり。
温かいお茶を貰おうか、と足を向けたのは、広間の方]
[それから幾ばくかの時が経ち]
まあ、こんなものか。
[栞を挟んだものも含めて、手元に残った数冊。
一番上からぱらぱらと捲り]
これが本命ということで、……あとはオマケ、でいいな。
[その中で一番古い本を選び、目印として栞を挟み直す。
本当に希少なものか如何かは傍目には分からないだろう。見る目に長けた者がいたなら別だが]
そろそろ出るか。
─ →広間 ─
[広間に戻ると、中の顔ぶれは入れ替わっていた。
眠るウェンディの姿には、あれ、という顔を一瞬覗かせるものの。
どうかしたのかな、と案ずるそのいろは、カップを傾けるケネスの姿に気づくと、眉が寄るのに飲まれてしまう]
……どーも。
[初見で女と間違われるのは、ある意味ではいつもの事……では、あるのだが。
気質的な部分で反りが合わないのか、養い親の客人には、今ひとつ友好的にはなりきれず。
だからと言って無視する事もできないわけで、向けた挨拶はそう称していいのか、というくらい素っ気無いものだった]
/*
グレンの血縁募集にものっそい食いつきたいけど、こっちが甥っ子という立場上ものすごくごたごたしたことになりそうで言い出せないのだった(・ω・`)
─ 広間 ─
[ケネスが見せた視線の移動>>181には、随分気にかけているのだな、と言う感想を抱く。
尤も、それを口に出すことは無いのだが]
[ネリーは何か告げてから厨房へと向かっただろうか。
その姿を見送った後、一度広間の中を見回す]
[本当に今日は来客が多い。
勿論、以前にもこのようなことはあったが、今日は1人メイドが早上がりする予定で。
残りの使用人でそのメイドの分の仕事を分担する必要があった]
グレンにも加わってもらいましょうか。
[主に屋敷の外で仕事をする使用人ではあるが、手が空くようなら手伝ってもらおうと。
探して声をかけておくことにした]
― 広間 ―
[うとうと。と眠っていて。
毛布をかけてもらっても、少しみじろいだりしたけれど、目を覚ましたりしなかった。
うとうと。
うとうとうと。
ぎゅうっとかけられた毛布を握りしめていて]
……んー。
[眉が寄る。それから目を開けて、瞬いて。
はた、と気付いて]
……! 寝ちゃった!
あ。
…!
[しかも室内に人がたくさんいたし、毛布がかけられている。
現状を理解して、かあっと真っ赤に顔を染めると、毛布に隠れた]
─ 広間 ─
ヒューバート様、今どこか御入用な所がお有りでしょうか?
もし無ければ、少し早くはありますが奥に向かおうかと思うのですが。
[ヒューバートからの労い>>179に礼を返してから、自分の出来る用が無ければ厨房に入る旨を伝える。
その返答を聞くと、はい、と目を伏せ頭を下げた。]
承りました。
グラスや器はどう致しましょう?
[厨房へ料理とワインの指示を出した執事に、食器も選別されるだろうかと思い返答を待った。]
─ 広間 ─
[執事の内心、知る由なく。
機嫌の推移に応じて目減りする冷静さは、からわれている、という事に考えを至らせない]
……だから、おじょーちゃん、じゃないって、何度言えばっ!
[この二ヶ月、何度同じやり取りをしたのやら。
愉しまれてる事にも気づかず、にやにやと笑うケネス>>191をぎ、と睨みつけつつ声を荒げるが。
直後に視界に軽く霞がかかり、きゅ、と眉が寄った。
ふわり、柔らかな紅茶の香りが差し出された>>190のは、その直後。
は、と、短い息がもれ、碧い瞳は執事の方へと移ろうが]
ああ……あり、がと、ヒューさん。
[視点はごく僅か、ずれていた]
─ →厨房 ─
[ヒューバートの返答を受けてから、厨房へと向かう。
ソフィーが広間に戻りウェンディが目を覚ました頃には既に広間を出た後のはずだ。
途中でどなたかにお会いしたなら、礼をして邪魔にならぬよう廊下の傍らに寄った。
話しかけられたなら、足を止めてその方と少し話をしてから場を離れることの失礼を謝ってから厨房へと向かっただろう。]
/*
つか食器については一切調べてなかったwwwwwwwwwww
間に合うかこれwwwwwwwwwwwww
そして独り言が終了のお知らせ(
―→広間―
[本を手にしたまま、一度広間へと足を向けた。
中から人の声がするのを聞いて、扉の前で一度息を吐き、いつもの笑みを貼り付けて中へ。
使用人の少女は既に厨房へ向かった後か]
失礼します……おや。
お嬢さんはお休み中ですか。
[勿論この場合の“お嬢さん”はソファーで寝ている少女のことを指す。気を使うように少し声を潜めた。
それぞれに礼をした後で不精髭の男性>>191を見れば、何やら楽しげな様子に気付いて首を傾げるが、空気には気づかずに]
そちらの方は……確か、初めまして、ですよね?
[作り笑顔を崩さないまま、確認を込めて声を掛けた。
彼が長期滞在中であることも、叔父との間に何があるのかも勿論知らない]
―アーヴァインの部屋―
ごきげんよう、アーヴァイン。
また寄らせていただいたわ。
[親しげに近寄り挨拶を交わす]
いつものはヒューバートに渡したけど。
今年はこれが別にあるの。
[抱えてきた包みを開いてアーヴァインに差し出した]
あの人が最後に手懸けたものよ。
これだけは今年直接手渡したかったの。
それを楽しみにしていたから。
[睫を伏せて物思う]
―アーヴァインの部屋―
10年。最低でもここから、と言ってたわ。
開ける時期も飲み方も貴方におまかせ。
あの人もそう言ったでしょうから……。
[気遣う声に視線を上げると微笑みを取り戻した]
─ 厨房 ─
失礼致します。
ヒューバート様からメニューの指定がありました。
[厨房に入り手を洗うと、料理長にヒューバートの指示を伝える。
食器の指定があればそちらも併せて伝えてから、野菜の下ごしらえの手伝いに入った。]
― 広間 ―
いやァ……わかってても、つい、なァ……?
[にやにやと笑ってからかっていた。
ソフィー>>194が眉を寄せたのは不機嫌が最高潮になったからかと勘違いする。
目が悪いのかもしれないとは感じることがあっても、どれほどひどいのかまでは知らず。
そして気遣いを見せることもなかった。
ソフィーにお茶が出されれば、それ以上からかうことはせず。
ちょうど同じタイミングでハーヴェイ>>197から声をかけられたこともあったから、ハーヴェイへと視線を向け]
あァ……、はじめまして、だなァ。
俺はケネス、アーヴァインの客ってところだ。
[青年が浮かべる笑みにうさんくささを感じるが、普段どおりに軽くかえす]
―アーヴァインの部屋―
今年のは苦難を超えた葡萄ならではの味かしら。
白はいいのだけれど、赤がちょっとお転婆でね。
ヒューバートなら良い合わせ方で出してくれるでしょう。
わたくしも楽しみだわ。
[会話の最後は今年のワインの話で括られて、アーヴァインの部屋を後にした]
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