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村は数十年来の大事件に騒然としていた。
夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。
そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自警団長 アーヴァインは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
冷たい風の吹く季節。
山間の崖の上への道を繋ぐ吊り橋。
渡った先に待ち構えるのは館と、一本の林檎の樹。
葉の間には青さを残す実が、熟す期を待ちながら静かに揺れていた。
書生 ハーヴェイ が参加しました。
書生 ハーヴェイは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
─ 吊り橋 ─
……いつも、思うんだが。
[風に揺れて軋む吊り橋。
慎重に歩みを進めつつ、零すのはため息一つ]
なんで、こんな行き来のし難い所に住んでんだ、あの旦那は。
[文句を言いながら、一度足を止めた。
以前借りた本と、祖父から預かってきた荷物の入った鞄が重い。
肩にかけたその紐を握り直して、また、ゆっくりと歩き出す。
吊り橋を渡りきるのと同時、零れ落ちたのは深いふかいため息一つ]
……さて、もう一頑張り、と。
[自分を鼓舞するように呟いて、先へと進み。
屋敷の傍ら、風に葉を揺らす林檎の木の下まで来ると一度立ち止まり。
未だ青さを残す実に気づいて、僅かに目を細めた。**]
/*
どーおすっかと悩みつつ。
結局、一番動かしやすい所に落ちてみた。
というわけで、毎度お世話になっております、くろねこたすくです。
相変わらずリアル不透明なとこありますが、どぞ、よしなに。
……さて。
今回のおまかせは、何を放り投げてくるのやら。
巡礼者 ユージーン が参加しました。
巡礼者 ユージーンは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
『………ざぁぁぁぁ………』
[不意に強い風が吹いて木々を揺らす]
……ふ…
[山道を歩いてきた男は、風から身を庇うように片手でフードを押さえ、もう一方の手はマントの袷を握り締める]
これは、思った以上に荒れそうですね……
善は急げとばかりに来てしまいましたが、やはり様子を見るべきだったか。
まあ、ここまで来て引き返すのも得策ではありませんが……
もう少しちゃんと着込んで来るべきでしたかね。
[マントの下は巡礼者用の旅装束とその下に薄手のセーター一枚。
この季節に山を歩くには軽装過ぎたのだけど]
これも、まあ、神の思し召し、と言うことなのでしょう。きっと。
[そう言って、少し歩いて辿り着くのは古い吊り橋と、その向こうに見える屋敷]
ああ、あれが……
[麓の村で聞いた話を思い出して呟く]
不意の訪問でも拒まれないとは聞いていますが……
ともあれ、今はこの吊り橋を越えてしまうのが先ですね。
風が吹かないといいのですが。
[先ほどの強風を思い出して、ほんの僅か躊躇う気持ちはあったけれど]
………神の、ご加護を。
[胸元に下げたロザリオを一度握り締めて、そう言ってゆっくりと橋を渡る]
[渡り終えて、大きく息を吐く]
この体でこれは少し厳しかったですね……帰りも渡らないといけませんが。
[やれやれ、と言った様子で顔を覆う髪に手を当てる。
その下に隠れた片目は光を失っているのだけれど、それを気付かれないように伸ばした髪]
さて、行きましょうか。
あまり遅くに訪問するわけにも行きませんし。
[そう零して、目の前の屋敷へと向かおうとして、少し考えて、表玄関ではなく裏に向かう]
失礼いたします。どなたか居られますか?
[裏口でそう声をかければ、使用人の女性が対応に出てくるだろう]
[誰何の言葉に丁寧に頭を下げて男は言う]
突然の訪問失礼します。
私、巡礼の旅をしている者で……いえ、布教や勧誘や、まして物乞いに来たわけでもありません。
旅の最中に各地での伝承や逸話を調べるのを趣味としているのですが、麓の村で、この屋敷には珍しい書物がたくさんあると聞きまして……
よろしければ、参考までに拝見させていただければと。
[始めは胡散臭そうに見ていた使用人が、そこまで聞くと表情を緩める。
「そういう事なら表から来るといいですよ。ここの旦那様はその様な方も歓迎する方ですから」と]
え?いや、でも…よろしいのですか?
[問い返しに使用人は頷いて、それを見て少し考えたあとで]
解りました、では表玄関からお邪魔させていただきますね。
ありがとうございます。
[そう言って、もう一度表玄関で裏口で述べた物と同じ言葉を告げれば、快く迎え入れられて]
[書庫へと案内されるかと思えば、通されたのは広間で、
「暫くごゆっくり」と出されたお茶に恐縮しながら頭を下げる]
……噂は本当だったんですねぇ……
[来る者は拒まない、との話を思い出してそう呟いて、
書庫へと案内を受けるまで、山歩きの疲れを癒そうとお茶を口にして**]
/*
と言うわけで、sammyでございます。
先の宣言どおりユージーンで参加させていただきました、よ、と。
キャラバレしてる(筈)なんであれだけど、やっぱり特徴ありすぎるな文章が。
ところで、ちゃんとした(正規の)RP村って、50村以来なんですが大丈夫だろうか(
某家の下働き ラッセル が参加しました。
某家の下働き ラッセルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 吊り橋前 ―
…… 慣れぬ。
[長い時間を使い吊り橋を渡り終えた直後。
赤毛の青年は曲げた膝に手を置いて、大きく息を吐き出した]
山道は仕方ないとして。
この吊り橋の不安定さはどうにかならぬものか。
しかし……
[若い容姿には不釣り合いな、芝居がかってすら聞こえる口調で心情を洩らし。
息を整えた後で、体勢を立て直した]
ふぅむ。
今年は少しばかり早かったか。
[その目に映る林檎の木。
昨年訪れた時に比べて、赤色は未だ少ない]
となると、今回は届け物だけになるな。
[館の主にささやかな品を届け、代わりに林檎を貰って帰るまでが仕事のうち。
つまり林檎が熟れる頃にまたここに来なくてはならない、らしい。
渡って来たばかりの吊り橋をちらと振り返って]
……仕方あるまい。これも修行のうちと思わねば。
[などと言いつつも、表情に苦いものが浮かんでしまうのは仕方のない事だった]
― →館 ―
[林檎の木の傍らに未だ人影>>1があったならば、風邪を引くぞ、と一声掛けて。
自分は館の玄関まで来て、呼び鈴を鳴らす]
毎度の届け物に来た。
[立場的には同じか、もしくは上である筈の館の使用人に対しても、上から目線な物言い。
しかし応対する側は慣れたもので、突き出された品は無事受け取られ]
ああ、ではそうしよう。
[ついでにお茶でもと勧められるのも、それに応じるのもまた、いつものことだった]
― 館/広間 ―
おや、客人がいたか。
……見ない顔だな。
[そうして通された広間にて。
見知らぬ先客>>6に対しても、口調も態度も他に対するものと変わらない**]
/*
本当は館の手前で切るつもりが、更新したらジーンがいたからつい広間行くところまで入村文伸ばしちゃった。そんな村建て人ですこんばんは。
設定は大体考えていたけど肩書き考えて無い事に村建ててから気付いたとかそんな。
ともあれ、国主さまは毎度毎度ありがとうございます。
村建て久々でしたがなんとか今回はご迷惑掛けることもなく(多分)建てられました。
後は人が集まってくれることを祈るのみです。集まりますように!
そしてこれから参加してくださる(予定の)皆様、開始の暁にはどうぞよろしくお願いします。
お嬢様 ヘンリエッタ が参加しました。
お嬢様 ヘンリエッタは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
─ 屋敷・自室 ─
[窓辺に下げられた鳥かごの傍。
少女が中にいる白いカナリアを見上げている]
─── 今日はなかないの?
[いつもは美しい声を聞かせてくれるのに、今日はまだその声を聞くことが出来なくて。
少女は強請るようにカナリアに声をかけた]
[白いカナリアは昨年亡くなった母の形見。
父であるアーヴァインが母の代わりにと少女──ヘンリエッタに与えたもの。
カナリアが奏でる歌声は、死んだ母の声のように思えて。
毎日毎日世話をして、歌うような美しい声を聞き、寂しさを紛らわせていた]
……あとで、聞かせてね。
[なかなか鳴いてくれないカナリアをしばらく見詰めていたが、鳴く気配が無かったため、ヘンリエッタは残念そうにしながらカナリアに声をかける。
ほんの少し、溜息をついてから少女は視線を窓の外へと向けた]
/*
思い立って幼女でGO。
どうも、龍猫です。
某方のリクエストでー、と思ったんだけど、連絡取らないうちに当日になってしまったのでやむを得ず浮かんだもので入村。
さて、幼女出来るのかなw
ちょっと村開始日遅くなるのと、翌日発表で早寝予定なので不安なのだけど…審問セットですからね。
外せません。
[ヘンリエッタの部屋からは敷地と村を繋ぐ道、吊り橋を目にすることが出来る。
今日は風が強いようで、木々を揺らす音と共に吊り橋も揺れるのが見えた]
お天気、あれそう…?
……そのせい、なのかな。
[窓の外を見ていたヘンリエッタの視線が再びカナリアへと向かう。
カナリアは相変わらず沈黙したまま、止まり木でじっとしていた]
……あ、お客さま?
[その後もしばらく窓に張り付いていると、時間を置いて何名か、吊り橋を渡る姿が見えた。
まぁるい瞳を瞬かせて、ヘンリエッタは小首を傾げる。
屋敷をあまり出ないヘンリエッタにとって、父に用向きがある者であっても貴重な話し相手となり得る。
パタパタと身嗜みを整えると、3階にある自室を出て階下へと降りていった]
─ 1階・広間前 ─
[軽い足音を奏でて1階に降りて来たは良いものの。
自室からでは誰が来たのかまでは判別出来ていなくて。
客が通されているであろう広間の扉の前まで来て、足が一度止まった]
………すぅ………はぁ………
[その場で大きく深呼吸。
身体に走った緊張をほんの少しだけ和らげて、そっと両手を扉のノブに添える。
最初は扉をすこぅしだけ開き、中の様子を窺う*つもり*]
/*
誰かに苦手意識持ちたいところなのだけどねー。
苦手と言うか、子供思考での”嫌い”と言う感情。
好意的な人ばかりにはしたくない、と言う試み。
とりあえず宣伝しつつ人数揃うの待とう。
― 広間 ―
ほぅ、巡礼を。
それはご苦労な事だ。
[立ち上がっての名乗り>>17を聞き、表情を和らげ]
ラッセル・イザード。
今は――家で下働きをしている。
[相変わらずの堂々たる態度で、それとは不釣り合いな現在の職業を述べる。
かつてそうやって名乗った相手の中には、姓を聞いてピンと来るものもいたようだが、今回は如何だろうか。
ユージーンの視線が動くのに、自分もまた扉>>16の方へと目を向けて]
ヘンリエッタ嬢か?
遠慮せず入るが良い。
[どちらが主人側か分からない。
さておき、これまでも何度かあった行動から推測して、この家の娘の名を呼び掛けた**]
─ 広間 ─
[そろ、と顔を横に倒して両目だけを扉の隙間から覗かせる。
覗き込んだ広間の中に居たのは、見知った顔と見知らぬ顔。
見知らぬ顔>>17の視線が向けられるのに気付いて、ヘンリエッタは思わず背筋をピンと伸ばした]
え、と
[名前を呼ばれて>>18、僅かに開けていた扉を更に開く。
自分が通れるくらいまで開いてから、そろりと広間の中へと入った]
こ、こんにちは、イザード、さん。
お父様に、ご用事、ですか?
[見知った顔の割に向ける声はどこか硬い。
緊張しているのもあるが、ヘンリエッタはこの赤髪の男性──ラッセルのことを少しばかり苦手に思っていた。
自分の家なのに家主のように振舞うのもあまり快く思っていない。
「この屋敷の主は父なのに」と、そんな風に思うためだ]
えぇと、
あなたも、お父様にご用事、ですか?
は、はじめまして。
ヘンリエッタ=グレイヴズ、です。
[見知らぬ隻眸の人物にも問いを向けて、拙いながらも自己紹介する。
ぺこりと頭を下げると、リボンで結わった髪が動きに合わせて大きく揺れた]
/*
>>20
文章変だー。
×「自分の家なのに」
○「他人の家なのに」
もしくは
×「振舞うのも」
○「振舞われるのも」
色々ごっちゃだ。
― 広間 ―
[旅を労うかの言葉>>18に一つ頭を下げて。
相手の名乗りを聞き、その態度と、告げられた仕事ととの差にはたりと一つ瞬いて]
ラッセル・イザード様、ですか……?
はて……
[ほぼ無意識に問い返すような声を零し。
そうしてふと考えるかに目を伏せる。
「イザード」と言う姓は旅を始めたばかりの頃に立ち寄った町で聞いた気がした。
そこで聞いたものと今の目の前の青年の立場には違いがありすぎて、
だけど、それ以上を問える立場でもないから、その先、言葉は飲み込んで]
これも何かの縁です、滞在中はよろしくお願いいたします。
[そう返してもう一度頭を下げ、ラッセルが声を掛けるのに合わせドアの方を見る]
[扉の影で僅かに揺れる髪。
ラッセルの呼びかけに応えるように緊張した面持ちで姿を現し、言葉を交わす少女とラッセルを交互に見遣る。
上流家庭の事はよく解らないから、余計な詮索は避けた。
やがて、少女の声がこちらに向けられるのに、もう一度立ち上がって]
初めまして、ヘンリエッタ様、でよろしいでしょうか?
私はユージーン・グレイナーと申します。
麓の村で、こちらのお屋敷の事を伺って……その、珍しい本があると聞いたものですから、書庫を拝見さていただければと訪問させていただきました。
短い滞在ですが、よろしくお願いします。
[緊張している少女を気遣うように、できるだけ柔らかく。言葉を選んで挨拶をする。
自分の外見…半分の面差しを隠した姿が、あまり快く思われないのは知っていたから]
─ 館 ─
[玄関前で呼び鈴を鳴らしたなら、顔を出すのは顔馴染みの使用人。
どーも、と笑って交わすのは、いつもの挨拶]
ウチのじい様から、ご主人にお届け物なんですが……直接渡すように、と言付かってるんで。
取次ぎ、頼めませんかね。
[軽い口調で用件を告げ待つ事しばし、通されたのは主の書斎。
時候の挨拶やら、祖父の近況やら、そんな世間話の後]
で、これがウチのじい様からのお届け物。
この間頼まれたものだ、って言ってましたけど。
[淡い薔薇色のリボンで封をされた包みを差し出す。
娘に贈るらしい、という話だけは聞いたが、中身が何かまでは知らぬ事]
さて、それじゃ俺はこれで。
……ああ、この前お借りした本、戻しておきますね。
また新しく貸していただけるとありがたいんですが。
[吊り橋に文句を言いつつ、それでもこの屋敷を訪れる理由は、豊富な蔵書の存在にある。
主人もそれはわかっているのか、返される諾は快いもの。
その後、幾許かの世間話の後、向かう事になるのは広間か書庫か。**]
/*
←この屋敷の人々は上流家庭ではないと思っていた人(爆
でもまぁ広い屋敷持ってて使用人居るんだもんなぁ。
庶民ではないなぁ。
/*
人数少ない内にがっと動いてしまうのもあれかなー&イマイチ体調よくないんで、アーヴのひとと絡むだけでおちるという酷い所業(^ ^;
……明日帰ってきたら、もっかい宣伝上げんと、なぁ。
― 広間 ―
如何かしたかね。
[小さく問い返すような声>>22、それから相手が考える素振りをする間、静かにただその様を眺めていた。
過去にも幾度か問われた事、口にされれば隠し立てる事もなくあっさり同一だと頷いた事だろう]
ああ、こちらこそ。
[結局問われることもなく、自ら言う事も無かったが。
少女へ声を掛けたのはそのすぐ後の事]
うむ。届物だ。
[少女の内心>>20を知るや否や、表情の固さはいつものこと故意に介した様子もない。
問い掛けにも簡潔に答えを返してから一度視線を落とし、使用人から貰った茶を口に運ぶ]
/*
うん、なんかあれだ。日本語が色々おかしい(
今回の目標『脱・保護者』(えー)
とか言って、役職希望してたら意味ないだろうと自己突っ込み。
プロの間にアーヴとの因縁(違う)出さないとな。
明日時間あるからいいけど。
あと、何処でセロリだそう(
画家 ヒューバート が参加しました。
画家 ヒューバートは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[左肩に二種の鞄を負い、吊り橋を渡る男が一人。
谷底から吹き乱れた風に板状を収めた鞄が酷く煽られ、慌て足を止める]
……やれやれ。
自ら望んで出向いて居るとは言え、山道とこの橋は困ったものだね。
[浚われそうになった要因を抱え、ひとつ息を吐き。
ぎぃぎぃと揺れ鳴く板の連なりをまた一歩と踏み進めた]
[やがて暗く深い谷を越え、足は確りとした地を踏み締める。
ゆるりと最後に息を吐き出すのも毎度の事だ]
……まあ。
これが無ければ、此処に来る事など無かったのだろうけど。
[未だ青を多く抱えた樹と其処に立つ館。
樹々は移ろえども変わらぬ佇まいに誰にも見咎められぬ場で笑み浮かべ]
[呼び鈴ひとつ。
姿を見せた使用人が驚きに目を見開くのに笑みを返す]
やあ、久しぶりだね。
また暫くお邪魔させて貰いたいのだけど、都合は大丈夫かな。
[諾の返事と常の部屋を用意する旨。
それに加えられた使用人の言葉に、今度は男が細い目を見開いた]
……そうか、客人が。
……賑わうのは良い事だ、色々な話が聞けそうだな。
─ 広間 ─
[立ち上がる相手>>23に合わせ、ヘンリエッタの視線が上を向く。
と言っても緊張からか、顔はほとんど持ち上がらず、上目遣いのような形で瞳は向けられた]
は、はいっ。
…えっと、えっと…… グレイナー、さん。
[呼び方を問われて返事をしたが、声がひっくり返ってしまう。
いきなり名前を呼ぶのは失礼だから、と頭の中で必死に考えて、ようやく苗字を紡ぎ出した。
聞こえて来る声は見た目に反して柔らかく、丁寧な物腰は緊張を少し解してくれる]
よろしく、おねがいします。
[紡ぐ声も硬さが減り、幾分笑みも浮かぶようになっていた]
そう、ですか。
[ラッセルの返答>>28を聞いて、ヘンリエッタは一つ頷く。
それから思考が1つ2つと頭を巡って]
……あ。リンゴ。
まだ、赤くない、です。
[ラッセルがいつも熟したリンゴを持ち帰るのを思い出して、申し訳なさそうに呟いた]
[やがて、先ほど自分を案内した使用人が姿を見せて、主から書庫の閲覧の許可を得たと伝えてくる]
わかりました、ありがとうございます。
あとで案内していただけると助かります。
[そう、礼と要望を伝え]
……滞在期間については好きなように、ですか?
それはありがたいですが、いいのですか?
[そんな疑問に使用人は笑う。
「こういう事は、ここではよくある事なんですよ」と、そういい残して、他の仕事があるからと使用人は立ち去る]
なんだか、今まで出会った方とは違う感じですね、ここのご主人は。
[主の娘が側にいるのを忘れて、ぽつりとそう零した]
― → 館/広間 ―
[主は今は面会中と聞き、一先ずと歩みを寄せた先。
大した遠慮も無く開いた扉は少女に当たってしまわなかっただろうか]
――おや。
[果たして其の場には複数の姿が在った。
幾度かこの館に訪れては居るが、主家族と使用人以外に会う事は在れども、何人かと重なる事は滅多に無く、光景は少し見慣れぬ其れになる]
失礼、お邪魔をしても良いかな。
[肩に収まる鞄を落とさぬ様にと抑え、ひとつの会釈]
/*
何とか設定が纏まったのでお邪魔します。
やあ、まさかハーヴェイのお祖父様と設定が駄々被るとは思わなくて一日頭を抱えてみた結果「売る方から描く方になればいいんや!」と天啓が降りてきたのでこんな感じに。
ところでおじさま難しいです。つい最近おっさんゼルギウスやってぐったりしたのに何してんでしょうね俺。
/*
あと参加予定の村が始まると忙しくなる法則に誰か名前を。
[わんころがめそめそしている。
プロローグほとんど来られる気がしない]
─ 広間 ─
え、と……はぃ。
じゃ、じゃあ、ユージーン、さん。
[許可を得られたから>>36と、隻眸の人物──ユージーンを名前で呼び直す。
物腰が柔らかいのもあり、緊張も最初ほど抱かずに済むようになってきた]
[扉が開く分には離れていたため、直接ぶつかることはなく。
背後で扉が開いた音>>35にヘンリエッタは振り返る]
ヒューバートさん!
[姿を見て、ヘンリエッタの表情がぱぁっと明るくなった。
訪れる頻度は多くは無いが、ヘンリエッタはその男性──ヒューバートにとても懐いていた。
彼の描く絵───目の前の光景をそのまま切り取ったかのようなそれは、ヘンリエッタにしてみれば魔法か何かに思えたのである。
ヘンリエッタは、彼の描く絵がとても好きだった。
以前、自分を描いて欲しいと強請ったこともある]
いらっしゃいませ。
今回はどのくらいお泊りになるの?
[喜色を滲ませた笑みを浮かべ、ヘンリエッタはヒューバートの傍へと駆け寄る。
先程までと変わり、紡ぐ言葉に緊張は無く、淀みも少なかった]
― 広間 ―
そのようだな。
[申し訳なさそうな呟き>>32に、一つ頷きと共に返す]
なに、また熟れた頃に来るまでだ。
家人も流石に青い実を持てとは言うまい。
……子を宥めるのが大変だが。
[此処の林檎は今勤めている家の、特に子供が気に入っている。
だだを捏ねられた時には流石の彼も手を焼いているとか、そんな様子は今は微塵も見せないが、少しだけ遠くを見るような目をしていた]
ここより北の地方でかね。
ならば、我が家の事だな。
[家名についての話>>33は、やはりあっさりと肯定する]
気にせずとも良い。
いずれ我が手で再興させる。今はその準備期間だ。
[言い澱む相手は何処までを知るものか、けれども片手をひらと振った。
口調も態度も揺らぐことは無い]
─ 広間 ─
ごめん、なさい。
…え、と。
おみやげ、お菓子か何か、用意します、ね。
[子を宥める、と聞いて>>39やはり申し訳なくなり、代わりになるものを用意しようと。
使用人にお願いすれば、手作りのお菓子を用意してくれるはずだ。
代わりとなり得るかは分からないが]
[返される片目を髪に覆わせた男からの会釈に笑みを浮かべる。
名前、と聞けば自己紹介の折だろうかとは思いもしたが]
[其の先に花開くように表情の色合いを変えた少女>>38に笑みを返す。駆け寄る姿に膝を床に付き、目線を合わせ、いっそ自分の方が低くと]
お邪魔します。
そうだね、……もうすぐ林檎が熟すだろう?
そのスケッチをするまでは、と思っているよ。
[得手とするのは風景で、あまり人物は得意では無いと言い訳を置いた上で描いたスケッチは幾年前に残して行った。
あの頃から人物画の上達は見られないまま、何処か曖昧な輪郭になってしまう傾向も変わらぬまま。
其れでも今より幼かった少女は喜んでくれたはずだったけれど]
[其れから、少女に合わせた目線のままで、改めて彼らの方を向く]
……はじめまして、で、恐らく間違いはないだろうかな?
名の無い画家をしている、ヒューバート・グリーンウッドと言うよ。
良ければ宜しくしてやってくれるとありがたいね。
― 広間 ―
遠慮するな。
[そして新たに姿を見せた、如何見ても年上の男性>>35に対しても先までと同じような態度。
ヘンリエッタが嬉々として傍へ寄って行く>>38のを横目に、残った茶を飲む]
……うむ。ありがたい。
[なお、ヘンリエッタの申し出>>41は断らなかった。
変わらなく見える口調にも、ちょっとだけ哀愁のようなものが漂っていた、かもしれない]
[冷めてしまった茶を飲み終える頃。
自己紹介の声>>42が聞こえ、そちらに目を向けた]
ラッセル・イザードだ。
[先と同じ名に続けて同じ職を名乗り、如何様な反応が返ってもやはり気にした様子は無く]
ヒューバート殿は、アーヴァイン殿とは長いのかね。
[娘との様子>>41>>42を見た為か、そんな疑問も続けた]
[歳には負けて懲り張り詰めた肩をぐるりと回す。
とんとん、と軽く右手で叩いて]
ラッセル、だね。
短い間になるけれど、よろしく頼むよ。
[イザード、は。もしかしたら知って居たのかもしれないが。
目の前を有りの侭に受け止めるが信条。
過去の知識を引き出す意は無い]
……さて、如何程から長いとなるのかな。
恐らくそろそろ10年くらいだとは思うのだけど。
[はて、と首を傾ぐ。
肩から降りた右手がゆるりと顎髭を撫でた]
─ 広間 ─
[膝をつき、目線を下げてくれるヒューバート>>42。
未だ背の低いヘンリエッタにとって、距離を縮めてくれるその仕草はありがたいもの。
好意抱く相手の顔を間近に見ることが出来た]
リンゴが赤くなるまで?
じゃあ何日かは居るのね。
また旅のお話や絵を見せてくれる?
[嬉しそうな笑みを浮かべて、ヘンリエッタはヒューバートへと問いかけた。
以前自分を描いてもらった絵は額縁に入れて大事に部屋に飾ってある。
ヒューバート自身が言っていたように風景画ほどの出来ではなかったけれど、魔法を紡ぎ出す手で描かれたそれはヘンリエッタの宝物となった]
[断られなかった申し出に、ひそりと安堵の息を零す。
ほんの少し、いつもと違う雰囲気>>44を感じてヘンリエッタは微かに首を傾いだけれど、言葉にするまでには至らなかった]
/*
んー、ヒューは事前のあれがそれで確定で、反応からヘンリエッタ嬢が確定。
ラッセルは文体と雰囲気でなんとなく。
なんだけど、ハーヴェイ誰?
[嬉しそうな少女の笑み>>50を間近に、何処か微笑ましい色を宿して男は笑う]
そう、林檎が赤く、風に揺れるまで。
そうだね、前に見せた時よりもスケッチは大分増えているよ。
伝承も幾つか新しいものを聞いているから、そのお話もしようか。
[伝承は多岐に渡る。少女である彼女に聞かせられないような物も数多にあるが、其処はものがたりの柔らかさの出番になろう。
嘘に隠すのではなく語られない、めでたしめでたしの先に]
[額縁に収められた其の絵を見る事が叶えば、きっと何処か照れ臭げにしながら、人物画の練習を本格的にしようかと思う事もあるのだろうけれど]
……その前に、一度アーヴァインに話をしてこようか。
『親しき仲にも礼儀あり』、主には挨拶をせねば、ね。
[さて、主の書斎から客人は既に離れていようか。
それも確認せねば判りもしまい。故に]
では、私は一度失礼させて貰うよ。また後程に、ね。
─ 広間 ─
わぁ、ありがとう!
[絵も話も増えている>>54と聞いて、ヘンリエッタは両手を胸の前で合わせて喜びの声を上げた。
近隣以外の外の世界を知らないヘンリエッタにとって、来訪者から伝え聞く話はどれも新鮮で。
中でも伝承は不思議な話も多く、聞くのが好きな話の一つでもあった]
あっ、お父様へのごあいさつがまだだったのね。
いってらっしゃい。
[目線をヘンリエッタのものから自らのものに戻すヒューバートを見上げ、近くから一歩身を引く。
お楽しみはまた後で、そう自分に言い聞かせて、広間を去るヒューバートを見送った]
わたしも、ちょっと離れますね。
[広間に居る者にぺこりと頭を下げて、ヘンリエッタもまた広間を後にする。
廊下に出て探すのは菓子作りが得意な使用人。
ラッセルに持たせるお土産をお願いするため*だった*]
/*
明日の目標:ユージーンに何してる人なのかを聞く
あと出来ればハーヴェイとも接触したいけどなー。
くろねこさん忙しそうだしなー。[もはや確定]
[暫しの歓談の後、広間から一人、二人と姿が消えて。
それぞれに言葉を送り見送って。
それを見計らうかのように、先ほどの使用人が部屋への案内を申し出る]
そうですね、書庫に向かう前に荷物だけでも置かせていただく事にしましょう。
[そう言って、カップに僅かに残っていたお茶を飲み干して]
それと、書庫への案内もお願いできますか?
一度場所を覚えれば、後は大丈夫かと思うので。
[この屋敷を訪れた本来の目的を果たすためにそう頼んで。
とりあえずは、と使用人の後をついて用意された部屋へと**]
/*
やれさて。
ヒューバートは、お願い実行してくれるとするならシェイさんだよねー。
ラッセルはきっとあきかさんだよねー。
ユージーンはあきかさんと約束してたからさみぃさんだよねー。
全員分かったところで寝るか。
― 客間 ―
[案内された部屋を見て、使用人を振り返る]
いいのですか?このような立派な部屋を使わせていただいても。
[思わずそう言ってしまうほどに整えられた部屋に驚いて。
それに対して使用人は慣れたように言う。
「お客様はみな平等に、というのが旦那様のお考えなんですよ」と。
今までにも、多くの家に一夜の宿を借りた事はあったが、彼の様な旅人を見下す者も多かったから、こういう扱いは新鮮で、慣れていなくて]
ありがとうございます。では、暫くの間使わせていただきます。
[そう言って軽く礼をして、部屋の中に荷物を置いて]
それでは、お忙しいとは思いますが書庫の場所を教えていただけますか?
[相手も自分の仕事があるだろうから、雑事は早めに済ませてしまおうと声を掛け
これもまた快く引き受けてくれた相手の後をついて、書庫へと]
― 広間→書庫 ―
― 書庫 ―
[書庫へと案内され、中に入って思わず嘆息する。
予想以上の蔵書と、見ただけでわかる古い貴重な書物の数々]
これは、思った以上に素晴らしい物と出会えそうですね。
[知らず、声に楽しげな色が乗れば、傍らで待つ使用人も誇らしげに頷く。
ほんの少し歩を進めて、書架に並ぶそれを眺め……そうして、ふと気がつく]
……ずいぶん、人狼関係の伝承や研究のような物が多い、ですね。
[書架を一つ埋める程度に集められたそれ。
使用人によれば「旦那様の昔のお仕事の関係と、後は半分は趣味」だという]
ここのご主人はそういう関係に明るいのですか……
そう言えば、確かお名前はアーヴァイン様と……
[ふと目を伏せて記憶を探る。そうして、瞬き一つ、使用人へと向き直って]
そう言えば、ご主人様へのご挨拶がまだでした。
まずは、そちらを通さなくては……礼を欠くとは迂闊でした。
ご挨拶と、此度の滞在のお礼を述べたいのですが、お会いできるでしょうか?
[使用人は「ああ」と笑って、「今日はお客様が多いけれど、今なら旦那様の元に来客は居ない筈です」と訪問への是を返し。
それならば、と案内を頼んで、舘の主の元へと]
― 書庫→主のいる場所 ―
― 主の書斎 ―
[主人が現在いる場所、として案内されたのは書斎であった。
使用人が軽くノックをして要件を告げれば、中から招く声が届く。
「どうぞ」と開かれだドアから中に入れば、余計なことは聞かぬよう躾けられた使用人はぱたりとドアを閉じる]
初めまして、アーヴァイン様。
私、この度縁あって暫く滞在させていただくことになりました、ユージーン・グレイナーと申します。
書庫の閲覧への快諾と宿泊の提供に感謝いたします。
[そう言って、深く頭を下げると、この舘の主はそうとは思えないほど気さくな態度で頷く。
その後、幾つか経歴やそれまでの旅の様子などを聞かれて、その何れにも興味深げに聞き入る姿に、それまでの金持ちへの印象を変えるほどの驚きを覚え。
そうして暫しの雑談の後で]
……大変不躾とは思いますが、一つお尋ねしてもよろしいでしょうか?
[男は主にそう言って、肯定の意が返れば言葉を続ける]
もう十五年、いえ、もう少し前になるのですが……アーヴァイン様……
アーヴァイン様は、アルカス、と言う町においでになったことはございませんか?
[そう尋ねる男の声は、少し緊張していただろうか。
その問いに主は暫し考えるような仕草を見せ、そうして、はっと気がついたように男を見る。
まじまじと、上から下まで視線を投げ、「君は…」と呟く]
ああ、やはりあなたでしたか!
そうです……私はあの時あの町にいた……あなたに助けていただいた者です。
[予想があっていたという安堵に自然と表情が緩む。
昔、故郷である町でとある事件が起こり、猜疑心から暴徒と化した住人に襲われたところを助けてくれた恩人。
居場所もわからず、故に礼をすることも出来ず今まで過ごしてきた]
ずっと、気にしておりました。
こうして、再会できて嬉しく思います。
本当に、ありがとうございました。
[そう言って、もう一度深く頭を下げた]
[昔を想い出したか、主からも幾つかの問いが寄せられ]
はい、怪我のほうは……左目は流石に無理でしたが他はまったく問題なく。
今は紹介していただいた教会に身を寄せてそのまま。
ええ……巡礼の旅をしているのも、あの時亡くなった姉や他の方々の慰霊と……贖罪の為に。
[最後の言葉を言う時、表情は少し苦い物になっただろうか。
その様子に、主は宥めるような、諭すような言葉を幾つか落とし
それを聞いて男は少しだけ笑う]
お気遣いありがとうございます。
もう暫くしたら旅は終わりにして教会に戻るつもりです。
[故郷には帰らないのか、との問いには]
戻っても、何もありませんから。
[小さく、それだけを返した]
[その後、空気を破るように声色を変えて]
思った以上に長居をしてしまいました。
私のほうはこれで失礼させていただきます。
また、お時間があればその時に。
[そう言って立ち上がって礼をする。
主もそれ以上は引きとめようとせずに送り出して。
部屋を出て無意識に溜息をつけば、ずっと待っていたらしい使用人が目に入った]
ああ、すみません、お待たせしてしまいましたね。
私のほうは、書庫や客間の場所も判りましたし、もう大丈夫です。
こちらは書庫に戻りますので、あなたはどうか、ご自分のお仕事のほうへ。
[そう言われた使用人は頭を下げて立ち去ろうとして、そうしてすぐに戻ってきた]
どうかしましたか?
[問い掛けに返るのは素朴な質問だった]
食事について、ですか?
[教会に籍を置く以上、たとえば禁じられた食材があるのでは?と、
そんな気遣いに緩やかに笑みを浮かべて]
確かに、教会は質素倹約が信条ですし、肉や魚は普段は口にしません。
ですが、こうして宿を求めた場合は別です。
心遣いで出された物は、全て神よりの賜り物として頂く事にしています。
もとより、お断りするのは非礼にも当たりますしね。
ですから、その心配は無用です。
用意していただければ、何でもいただきますよ。
それがたとえ、セロリであっても。
[にっこり、そんな笑みと共に零した言葉に使用人も笑い、
「承知いたしました」と残して立ち去っていく]
― →書庫 ―
[書庫へと戻って、改めて数々の書物に目を向ける。
一つの…件の書架は見ない振りをして]
それにしても、興味を引いた物だけでも読み終えるのに何日かかるやら、ですねぇ。
[そう言いながら、本を手にしてぱらぱらとめくっては返すのを繰り返す。
これから読む本を決めるのには、少し時間が掛かるだろう**]
/*
時間があるうちに出せるだけ出そうと思ったら長すぎた。
ジーンお顔が並ぶのもすごいなぁ……
アーヴァインとの過去の事については、弾かれ赤対策(殺す理由)のため。
「姉」に関しては役職によっては絡めて利用するため。
セロリは、まあ、お約束で(
─ 廊下 ─
[使用人が居そうなところを巡り、ヘンリエッタは階段付近で探していた使用人が2階から降りてくるのを見つけた]
あのね、お菓子、作って欲しいの。
イザードさん、リンゴもらえないの残念そうだったから。
[使用人の傍で精一杯相手を見上げてお菓子のおねだり。
事情を知った使用人は二つ返事で菓子作りを引き受けてくれた。
それを聞いてヘンリエッタは嬉しそうに微笑む]
ありがとう。
お帰りになる前までにお願いね。
[そう使用人にお願いするとヘンリエッタは使用人から離れて。
左右に結った髪を揺らしながら広間へと戻っていった]
― 書庫 ―
[ゆっくりと書架に並ぶそれを眺めつつ、舘の主―アーヴァインの趣の深さに感嘆の表情が浮かぶ]
本当に多彩ですね、ここの本たちは。
小説、歴史書……学術書に、大衆的なフォークロアを集めた物、ですか。
各地の民話や伝承も多いですね……さて、とりあえずどれをお借りしましょう。
[元々本は好きだが、旅暮らしであるが故に荷物を増やすわけに行かず
だからこそ、この機会にと思えど時間は有限で]
これにしましょう。
それに、あまり貴重な…古書など、もし破損でもしたら怖いですし。
[そう言って、ようやく手にしたのはやはり古い伝承を集めた本]
部屋で、読ませていただきますか……ここは流石に冷えます、ね。
[ふる、と体を震わせて、大事そうに本を抱えて書庫を後にする。
その間、書庫を訪れる者があれば、挨拶なり少しの会話なりを交わしただろう]
― 書庫→客間 ―
[与えられた部屋へと戻り、ベッドに腰掛けて本をめくる]
……ほう……やはり、似たような伝承はどこにでもあるのですね。
そうなると、元になる話が変化をしつつ広まったと考えるべきでしょうか……
[ぽつぽつと、一人呟きながら。
いつしかそれも途切れて、本の世界へと引き込まれていくだろう**]
/*
書庫で動きを待つつもりだったけど、あまりに動きがないので離れてしまいました。
ハーヴェイあたり、動いてくるかと思ったんだけど。
時期的なものもあるのかもしれないけど、こんなに動きが遅かったっけ幻夢って……
というか、人集まるんだろうか?
守護出るには最低人数じゃダメなんだよな、確か。
/*
嗜好品もか。
役職絡めるのが楽しい気がするなー。
探索役職ならそれを得たことで知ることが出来るようになった、とか。
ネックレスが良いかな。
赤役職が来たら初覚醒の予定だから…村人と同様、ただのプレゼントで良いかも。
どっち来てもネックレスで良いかwwwwwwww
─ 広間前 ─
[ヘンリエッタが広間に戻ると、そこには客人の姿が全く無くなっていた。
各々用を済ませに出てしまったのだろう。
誰も居ないことにヘンリエッタはすこぅししょんぼりした]
…お話、聞きそびれちゃった。
[ぽつ、と呟いて、廊下に身を置いたまま広間の扉をゆっくりと閉める]
あぁでも、しばらく居るみたいだし、またの機会にしよう。
[右手の人差し指を唇に当てて、しばしの思考の後、一つの結論を出したことでしょんぼりしていた表情はいつものものへと戻った。
それからパタパタと廊下を進み、階段へと向かう。
目指すのは自分達家人の部屋のある3階]
/*
ネックレスの形、何が良いかな。
何の脈絡もなく、ピジョンブラッドが頭に浮かんだので、涙型のピジョンブラッドにしようかなー。
― 広間 ―
[かつての家についての噂は多岐に渡る。もっともらしいものから、一笑に付してしまいそうなものまで様々。
真実が何れかは僅かな人間のみが知る]
うむ。
此処で会ったのも縁だ、再興を果たした暁には立ち寄るが良い。丁重にもてなしてやろう。
[もう暫くでユージーンの旅が終わる>>63予定とは知らずに、そんな発言を返す>>48。
それが出来ないなどとは微塵も思っていないらしい、自信に満ち溢れていた]
うむ、こちらこそだ。
[他人に対する態度が大きい代わり、相手の態度が多少軽くとも気にする様は無い。
一応は今の身を弁えている、のかは不明だったが。
兎も角、ヒューバート>>49には一つ頷いて]
10年か。道理で親しげな訳だ。
[何処か納得したような面持ちで、ヘンリエッタの方を一度見遣る。
尤も彼女が懐いた要因が、単純に年数だけというわけではないだろうが]
[やがて広間からぽつぽつと人影は無くなり]
…… ふむ。
少し、館を見せて貰うか。
[用事は既に済ませてしまっているが、此処へ至る道の険しさを知る為か、家人からは急がなくても良いと言われている。
更に用意して貰う事になった菓子>>67の出来上がりを待つ意味もあって、そう結論付けて]
アーヴァイン殿にも挨拶に向かわねばな。
後で往くと伝えて貰えるか。
[その場にいた使用人に言付けてから、広間を後にした。
ヘンリエッタが戻ってくる>>70より少しだけ前の事]
― →外/林檎の木傍 ―
[屋敷の一階を巡り、ついで外へ出た。
玄関を潜る前に見た青年の姿>>1は既に無く]
……。
[林檎の木の下から、垣間見える青い実を観察するように目を細めた**]
― 客間 ―
[少しの間ほんに浸っていた顔をふっと上げる]
そう言えば、他の方々はどうしていらっしゃるでしょう……
[元々、あまり人付き合いは得意な方ではない、けれど、こうして篭っていると、他に余計な気遣いをさせるのではないか、と]
広間にいたほうが、何かと面白いでしょうか。あちらでも本は読めるでしょうし……。
[開いていた本を閉じて立ち上がる。胸元、銀のロザリオが揺れるのを目に留める]
姉さんが見たら、変わらないと呆れるでしょうね。
これでも、子供の頃よりは社交的になったつもりなんですが。
[自分とは正反対の、勝気で活発だった姉。
そんなことを思うのは、昔の話をしたせいかも知れず]
一人でいるとつまらない事ばかり考えてしまいますね。
[ふ、と口元だけ笑みの形に歪めて、本を抱えて部屋を出る]
― →広間 ―
[広間に着いたのは、主の娘である少女が立ち去って少し経った頃か。
広間には客人の姿は無く、それにどことなく安堵したかの表情を浮かべ、空いている椅子に腰掛ける]
皆さん、それぞれ用件があっていらしているようですし、ね。
[ただ立ち寄っただけの自分とは違うから、忙しいのだろうと]
それにしても……
[書庫に向かう前に、ラッセルと交わした言葉>>71を思い出す。
噂でしか知らないけれど、それでもかなり苦境に立っていたと聞いていて。それでも、将来への自信に満ちた様子は、男には少し羨ましく思えた]
私も、あの、ほんの何分の一かでも自信が持てればいいのでしょうけど。
[当人や、他の誰かに聞かれたら笑われそうな事を溜息混じりに零して。そうして苦笑して]
いけませんね、こんな様子では。普通にしませんと。
[ただでさえ、敬遠されがちな容姿なのだから、と]
[お茶の用意について尋ねてきた使用人には丁寧に断りを入れた]
本を読んでいると冷めてしまいますから。
[そう言って、もう一度座りなおして本を開く。
夢中になれば周りは気にはならない、けれど
広間に人が現れたなら、読書はやめて、人との会話を楽しむつもり**]
/*
しかし……本当に皆忙しいんだなぁ……
時間があっても他が動かないと動きにくいし、動かないでいるとますます他が動きにくくなる、そんな悪循環に嵌ってる気が。
それにしても、ハーヴェイ大丈夫だろうか?
というか、明日始まるのかこれ(
─ →自室 ─
[すれ違いになっていたなどとは露知らず、ヘンリエッタは階段を昇り自分の部屋へ。
扉を開き中に入ると、真っ直ぐに白いカナリアの下へと向かった]
イェニー、今日はお客さまがたくさん来たのよ。
色んなお話聞けるかも。
[カナリアの居る鳥篭の傍に椅子を置き、それに腰掛けて朗らかに笑う。
話しかけた後、ベッド傍の壁に視線を転ずれば、今より幼いヘンリエッタが描かれた絵があった。
それをまぁるい瞳に映し、ヘンリエッタは感情を表すように床から浮いた足をゆらゆら揺らす]
こんなに良い日なのよ。
だからイェニー……お声、聞かせて?
[鳥篭の中のカナリアを見上げて強請るも、相変わらずカナリアは沈黙したまま。
しばらくの間は自室でカナリアが鳴くのを願い、鳥篭を見上げて*いた*]
/*
明日は多分、日が変わる前に帰って来るのは難しいと思われます(しょんもり
しかも顔出せても短時間なので、引き篭もりしておくのよー。
次に外に出る時はお父様の下へいくこと。[メモ]
言葉遣いを子供っぽく頑張ってたけど、そろそろボロが出そうだ…(
― 主の書斎 ―
[時は幾分前後する。
其れは未だ会わぬ儘の書生と隻眼の巡礼者の間を縫う形になろうか]
[広間を辞した後に訪れた書斎。
事前に使用人から連絡は通っていたのか、驚く素振りも無く至極にこやかに来訪を喜ぶ屋敷の主に自然と笑みが浮かんだ]
やあ、久しぶりだね。君も元気そうで何よりだ。
――ふ、確かに珍しい事だね。君の元へ来客が重なるのは。
だからこそ、一先ずの要件は手短に行こうか。
皆と挨拶を交わした訳では無いのだろう?
[左肩に負う鞄のひとつから、板状の――小振りのキャンパスを取り出す。
広がるのは濃淡鮮やかな、蒼]
抜けるように遠い空と深く沈む海。
同じ『蒼』ではあるけれど全く違う色を、ね。
上手く描くことができたから、是非君にと思ったんだ。
[無論、元気であるかも気になったんだけれど。
笑って、手渡す]
[彼へ絵を贈る事は多くは無い。
訪う回数が少ない事もあるが、好みが似ているからこそ供する場合には緊張もするのだ。
何時もこうやって――喜んで受け取ってくれはするのだけれど]
ああ、そうだね。
……本当に君たち親子はよく似ている。
ヘンリエッタも私の話を聞きたがっているんだよ。
[旅先で得た話をと求める言葉に、くすり、思い返して小さく笑う。
一瞬言葉を詰まらせた主に其の隙を突いて、けれど、と置いた]
また、後にしよう。
私はまた暫くお邪魔させて貰うつもりだから、時間はあるだろう?
他の皆とも話したいのではないかな。
[其れでもまた暫し言葉を交わして居たけれど。
やがてはその部屋を辞して**]
メイド ネリー が参加しました。
メイド ネリーは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
どちらさま?
[胡散臭そうなのと眠たいのとが混ざった、非常に微妙な顔で>>5長い台詞は右耳から左耳へするっと抜けていきかけたが、書物と、拝見、の単語はかろうじて引っかかったようで、突然ぱっと明るい顔を向けた。]
なんだー、そういう事なら、表から来るといいですよ。
ここの旦那様は、その様な方も歓迎する方ですから。
[問い返しにはうんうんと、二度ほど頷きいい笑顔。]
ささ、どうぞー。
[気軽に表へと促したその足で、自分は屋敷の中を横切り表へ向かう。
ぱたぱたと足音を立てる仕草からは、メイド業に慣れていないか、向いていないかがうかがえる。]
― 玄関→広間 ―
[表で同じ事を言われたが、一度目は殆ど耳に入っていなかったのだからまったく気にせず客人を迎え入れ、まず案内したのは広間だった。]
お茶淹れてきますね、外寒かったでしょ?
とりあえず先に暖まっちゃってください。書庫は寒いですし。
[そう言いながら手際よく、口を挟む間もなくカップを渡す。]
それじゃ、暫くごゆっくり。
[そうお茶を渡すと、礼取りくるりと扉を閉めた。
背に結んだエプロンのリボンが、ふわりと踊るように揺れた。]
お客さん来てるから、粗相しちゃダメよ。
[そう言い広間に案内し、来客用にと置いてあったポットでラッセルにも茶を淹れ渡した。]
何時も通り、勝手に飲んじゃってもいいからね。
じゃ旦那様に届けてくるわ。
[ごゆっくり、と言いながら広間をするりと出てゆく。]
旦那様、ハーヴェイさんがお届け物を直接と伺いに。
それから、こっちはイザードさん所の坊からですよー。
[あえてそんな物言いをしてから、荷物は書斎のテーブルへと置いておく。
それからハーヴェイを部屋へと招き入れると、自分は一礼とり退出した。
何故かバトラーの礼を取るのだが。]
― 広間 ―
えーと、お客さん!
お部屋の準備が出来ましたので案内しますね。
[名は聞いて無かった気がするので、そう呼び招き出す。
書庫の案内も快く引き受けた。]
ああそうだ、私、ネリー・ヴォルケーノと言います。
しがないメイドですよー。
[よろしくです、と明るく笑みながら片手を差し出した。
こういう素振りも、なかなかメイドらしくはない。]
― 書斎・外 ―
あ。
[客を書斎へ入れた後、去ろうとしたが、尋ね忘れた事があったのでその場に踏みとどまる。
ぼんやり待っている間、ふと、窓から見える林檎の木を見つけると目を細めた。]
赤い林檎に、唇よせて…。
[歌うように呟くと、ふふ、と束の間、自然口の端が上がった。]
― 台所 ―
たっだいまー。いやぁ疲れた疲れた。
なになに料理長。夕飯のメニューどうしようかって?
セロリ料理でいいんじゃない?
セロリこの間届いてたし。
なんかご執心な人がいるみたいだし。
[華麗な笑顔でそう伝えたので、出てくる食事にはセロリのスープとセロリのサラダあたりが盛られていただろう*]
/*
人数足りないと聞いて!(ズザー
お久しぶりですt_nukeですお邪魔にきました。
久々審問セットでどいつでやろうと思ってユージーンの振り見てこうなりましたろこあさん…(ぁ
入った瞬間から連投してすいません。
いや昨日入ろうか悩んで、作ってたログがあって、それを使おうと思ったら増えた分の振りにも反応しないわけにもいかなくなってつい つい。
/*
これが無かったら確実に男入って幼女を愛でる会に入信する予定でした惜しい事をした(
いや女子でも愛でますが、こう偏った男女比もたまには面白いからと思ってn
/*
なお歌ってる歌は有名なアレですリンゴの(古い)
いや外国の英語の歌とかでは知らないのでこう耳に覚えのあるものをとね…。
/*
いや、いると思ったセロリ(爽笑
ちなみにセロリの旬は春(3〜4月)らしいです。
あと一人来れば今日開始だけど、8人だと守護出ないんだよなぁ。
/*
いやあ。
ログは開けてたんだが、ろる回す余裕がどうしてもどうしても持てなくて、な……!(^ ^;
だいぶ色々回復したと思うし、ゆるっと動こう、ゆるっと。
─ 館内 ─
[主の書斎を辞した後、最初に向かったのは書庫。
その場では一先ず、借りていた本を返すだけに止めておく]
……さって、どうするか。
急ぎの仕事は、入ってないし。
[書庫を出た後、小さく呟く。
本来の稼業──手紙やら書類やらの代筆を請け負う代書屋としての仕事は、元々そう多くない。
故に青年の本来の仕事は知らず、骨董屋の店番、と認識している者も少なからずいるだろう。
当人は全く気にしていないが]
ま、久々に来たんだし……。
[は、と一つ息吐き足を向けるのは屋敷の庭園。
季節に応じて何かしらの彩りのある庭は、個人的には好きな場所だった]
─ 庭園 ─
[ふらりと訪れた庭園に揺れるのは、これから訪れる季節を凌いで咲き続ける花数種。
春先や盛夏と比したなら、物寂しくはあるが、これはこれで好きな光景だった]
…………。
[絵心などは全くないから、その様子を写し取る事など叶いはしないが、最近はこちらに中々これない祖父に伝えるために、と。
庭園の様子を記憶に刻もう、と立ち尽くす。
……そうやって、どれだけ時間が過ぎたのか]
……さすがに、冷えるな。
[吹きぬける風にこんな呟き一つ、落として。
温まらせてもらうべく、広間へと足を向けた]
― 林檎の木傍 ―
[木を眺めていたのはそう長い時間では無く。
館へ引き返す前に空を見上げる]
…… 降りそうだな。
[太陽は厚い雲の影になってしまっている。
ぽつりと呟き、吊り橋に目を向け、そこで顔を顰めたのは、メイドの揶揄うような笑み>>85を思い出した所為だ。
不得手なのは事実である為、大して言い返せはしなかったのだが。
ともあれ、館の中へと戻るべく踵を返す]
― 館内→ ―
[その後また館内を一通り回り、主人の部屋にも顔を出す。
天気如何では一晩部屋を借りるかもしれない、と相変わらずの上から目線で告げると、あっさりと承諾された。
それから最近の事を聞かれ、家の事や村の事などを少しだけ話した後で、その場を辞して]
― 広間 ―
ええ、少し。
実は、元々こちらに用があるというわけではなくて……
麓で、こちらには面白い、珍しい本があると聞いて訪れただけなので。
[故に、本を読むことは目的の一つではあるけれど、流石にそれだけでは間が持たない……とまでは口にはしないが]
ああ、すみません。これは癖と言うか職業病といいますか。
元々教会に身を置いているので、つい。
[身に付いたものはなかなか変えられない、と苦笑して]
手紙……それはなかなかに大変そうですね。
内容によっては。
と、これは余計な詮索になってしまいますね。失礼を。
[仕事上の秘密に触れるつもりはないからそう言うに留めて]
― →広間 ―
[広間に戻ると男が2人>>105>>106。
どちらとも既に面識はある為、改めて挨拶などはせず。
勝手に飲んでも良いと言われていた>>86茶をカップに注ぎ]
お前達も飲むか。
[などと、2人を見ながら尋ねた]
─ 広間 ─
あー……なるほど。
確かに、ここには色んな本があるからなぁ……俺も、目当ての半分はそれだし。
[訪れた目的>>108は、聞けば納得する以外にないもの。なのでうんうん、と頷いて]
職業病とまで言われたら仕方ない。
[苦笑と共に告げられた言葉に、く、と笑う。話題が自身の稼業に移れば軽く肩すくめ]
とはいえ、そんなに大変なものを頼まれる事はないけどな。
いいとこ、目とか手足の不自由になったじい様ばあ様から、孫宛の手紙を頼まれる程度だよ。
[実際の所には触れず、冗談めかしてこう返す。
その内、見知った赤毛が広間に入ってきたならひら、と手を振り]
あ、もらう。
[尋ねられた言葉>>109に、あっさりと頷いた]
/*
うむ。
睡魔の攻勢がひどい。
ここ数日、ずっとこの時間には寝てたからなあ……んでも、もうちょ、っとがんば、る……
― 広間 ―
うむ。
[頷き>>110>>111を確認して、此処の使用人の手際の良さには敵わないが、それでもかなり慣れた手つきで準備をし]
心して味わえ。
[使用人的な行動と不釣り合いな態度で、それぞれの前にカップを置いた。
元々用意してあった茶を注いだだけで、自分で淹れたものではないのだが]
[その場の2人の会話には口を挟まない。
ポットの置かれた傍に戻り、壁に凭れ、自分用の茶を飲みつつ、他の誰かが希望するならそちらにも茶を提供した事だろう。それが自身の仕事ででもあるかのように。
そうしながら、時折外を気にする様子を見せていた**]
─ 広間 ─
ああ、自分じゃここまでは到底無理だしな。
そうでなくても、どっから見つけてきた! って言いたくなるようなものもたまにあるし。
[希少価値の高い古書でもためらう事無く借り出す青年は、屈託なく笑う。
呼び名の事を言われる>>111と、んー、と言いつつ首傾げ]
ん、呼びやすいように呼んでくれれば、俺はそれで。
こっちからは、名前で呼ばせてもらうけど。
[口にはしないが、呼ばれているとわかれば返事ができる、とは、日々の暮らしで身についているものだった。
何せ、祖父からは滅多に名前を呼ばれない]
重要ではあるが、月に一回程度なのが、なぁ。
だから、普段はじい様のやってる骨董屋で店番してるってワケ。
[柔い笑みに返るのは、悪戯めいた笑み]
― 台所 ―
[広間には別のメイドが用向きに行っただろうか。
緑のおさげメイドは暫く台所仕事を手伝っていた。]
料理長ー、こっちの皮剥いたよー。
あとの海老のしたごしらえは終わってる。
客用食器は一番最初に出してるってば。
[口を動かし手を動かし、足も動くが視線は料理長を向けずに、ぽんぽん声だけ飛ばして働く。
先ほど疲れたと言ったのはどの口なのか。疲れなど微塵も感じていないような働きぶりだった。]
広間のお茶?
大丈夫でしょ。沢山淹れてきたの置いてきたし。
今ごろラッセル様が、偉そうな顔して
「心して味わえ」とか言いながら、勝手に注いでくれてるよ。
[ラッセルの声と態度をやや誇張し真似ると、近くにいた使用人に噴出された。
つられるように、いつも通りねーとけらりと笑うと、外を見る。]
雨ふりそうね。
洗濯物って取り込んだっけ?
[その声に別の使用人が外を見回りに出て行くのを見送りながら、手には小麦と砂糖の袋が握られていた。]
[仕事っぷりが早いのは、動作の回転の速さによるもので。口を動かしながらも手がしっかり動く手際よさ。]
料理長、ちょっと隅っこ借りるよー。
[断わりと動作はほぼ同時。秤も使わず手際よく、作るのは甘い焼き菓子だった。
先ほどベッドメイキングが終わった頃か、>>67ヘンリエッタに菓子をと頼まれていたからだ。]
そうそう、お嬢様に頼まれた、ラッセル様用。
とびっきりのを作っておきますね、って言っちゃったからちょっと気合入れるわ。
あげるのがラッセル様なのがアレだけど…
…1個くらいマズイの混ぜてもいいわよね?
[と小首をかしげて料理長を見るも、それやるとお嬢様の評判落ちるぞと釘さされれば、どーしよっかなーと、首をくるんと回して悩んだ。]
ありがとうございます。
[多少の事情がわかった今、ラッセルの物言いは気にならなくて。
目の前に置かれたカップに礼をいい、一口口に含んで。
外を気にする様子>>113は気にはなるけれど、問う事はせずに、視線をハーヴェイへと移し]
いくら本が好きでも、旅暮らしではそう持ち歩けませんし、ね。
なるほど、そんなに珍しい物もあるのですね……楽しみです。
[そう言って笑い、呼び方について返されたなら]
承知いたしました。
少しずつ変えていけるようにしますね、ハーヴェイ様。
[やはり敬称はそのままで]
……なるほど、それで骨董屋の方も、ですか。
便りがないのはよい便り、ともいいますけど……
[難しいですね、とお茶をもう一口]
[もう一度、窓の外を気にするラッセルに目を移し、その後でやはり外を見て。
そう言えば、林檎の木があったな、と思い出す。
彼は元々林檎を求めてきたのだから、それで気になるのだろうか?
そんなことを思えど口には出さず、ただ様子を見守るだけ**]
/*
昨日は死んでました(ふへ
懇親会(カルアミルク+梅酒ロックちびっと)→二次会(テキーラベースカクテル2杯+テキーラロック)→カラオケ(スクリュードライバー+梅酒サワー)
帰宅が1時半です本当に(以下略
でも今日でやっと色々解放されたぞー!
この後は村を存分に楽しむんだ。
/*
んー、土曜のこの時間に動きがない、か……
年末だし、体調悪い人も多そうだし仕方がないかなぁ。
ログが動かないって言うのも入りにくい要素にはなっちゃうけど、かといって、これ以上1人でログ伸ばすのもなぁ……
メモだけ張っておこうか、一応。
― 広間 ―
[視線を向けた窓の外で木々が枝を揺らす。
屋敷に着いたときよりも風は激しくなっているようだった。
窓の側ではないため空の様子はわからないけれど]
……少し天気が荒れそうですね。
[誰にともなく一言落として。
この風で林檎の実が落ちなければいいのだけれど、と
林檎が熟すのを待つ数人を思い起こして息を吐いた**]
─ 自室 ─
[カナリアの歌声は響かぬまま、ヘンリエッタは、はた、と我に返る。
どうやらうつらうつらと眠りに誘われていたようだ]
はふ……ねちゃってたのね。
[目元を手の甲で擦り、椅子から床へと飛び降りる。
視線は再び白いカナリアへ。
鳴く様子がないのを見て、しょんぼりした表情をしてから自室を出た]
─ →書斎 ─
[とてて、とヘンリエッタが移動したのは父が居ると思われる書斎。
来客も多く、父への挨拶も多いだろうとは思えど、ちょっとだけ甘えたくなって。
扉の前で3度、ノックをした]
お父様、今、いい?
[書斎の中からの返事の後、扉を開けて隙間から顔を覗かせる。
問いかけると、笑みと共に諾の声が返った]
[部屋の中に来客の姿はなく、大きな机に向かって腰掛ける父の姿があるだけ。
ヘンリエッタはその傍に駆け寄ると、父の首に短い両腕を伸ばしてぎゅっとしがみ付いた。
どうした、と父が問いかけながら背を軽く叩いていたが、しばらくはそのままで。
満足すると両腕に込めていた力を抜いた]
…んと、ね。
イェニーが、お声を聞かせてくれないの。
待っても待っても聞けないから、寂しくなってきて……。
[そこで言葉を途切れさせ、ヘンリエッタはまたぎゅうと父にしがみ付く。
ヘンリエッタの心境を察したか、父も今度は優しく頭を撫でてくれた。
その所作が嬉しくて、寂しい気持ちも徐々に薄れていく]
──ありがとうお父様。
もう、だいじょうぶ。
[ヘンリエッタは再び腕の力を抜いて、父から身体を離して微笑みかける。
父もまた、安心したように笑みを浮かべていた]
今日はたくさんお客さまがいらしてるのね。
もうお会いになったの?
[問えば父も楽しげに返答してくれる。
しばし来客についての話をした後、そういえば、と父が引き出しから何かを取り出しヘンリエッタへと差し出した]
───わたしに?
わぁ、なにかしら。
[差し出された包みは淡い薔薇色のリボンがかけられていて。
その包みそのものが宝物のように見えた。
父の机を借りてそっと包みを開き、中にあるものを覗き込む]
…──わぁ、きれい───
[包みの中にあった箱を開くと、古めかしいデザインながらも輝くネックレスがあった。
銀で作られた楕円の台座に、リンゴの形をした赤い宝石が一つ。
ヘンリエッタの髪の色と似たそれがピジョンブラッドであることは、見る者が見れば判ることだろう]
ねぇお父様、つけてつけて。
[箱からネックレスを取り出し、父に渡してつけるよう強請る。
父は笑いながら、自分に背を向けるヘンリエッタに対してネックレスをつけてくれた。
子供用ではないため少しばかりチェーンが長いが、その分ヘンリエッタの視界にもネックレスは良く見える]
ありがとうお父様。
大事にするね。
[父へと向き直り、ヘンリエッタはもう一度ぎゅうと抱き締めた。
そこには感謝の気持ちが多分に含まれている]
それじゃあそろそろ行くわ。
お夕食はみんなでいっしょに食べようね。
[子供の無邪気さを発揮して笑みかけて、ヘンリエッタは書斎を後にした。
父の笑みを背に進路は階下へと]
─ 廊下 ─
今日のお夕食なにかなぁ。
[胸元に赤い輝きを揺らしながら1階へと降りる。
今は丁度支度をしている頃か。
台所ではいつものように彼女が手際良く動き回っているはずだ]
あ、お菓子、どうなったかな。
[屋敷の主の娘をも揶揄うメイドだが、その能力は確か。
菓子作りの腕も見事だが、その性格故にお菓子が大変なことになりかけているなどと、ヘンリエッタは知る由もなかった。
その辺りはヘンリエッタの説明不足によるものでもあるが]
─ →台所 ─
[菓子が気になってやってきた台所。
中は案の定、忙しそうな雰囲気だった]
…ネリー、お菓子、出来た?
[忙しそうではあるが彼女のこと、話しかけるくらいは問題無いだろうと考え声をかける。
中にも入るものの、邪魔にならないように隅っこに留まる]
─ 広間 ─
そうかぁ……やっぱり、旅暮らしってのは、思うほどラクじゃないんだなぁ。
[持ち歩けない、という言葉に緩く腕を組む。
楽しみに、という言葉>>119には、楽しげに笑った。
もっとも、敬称のついたままの呼びかけに、少しだけ苦笑い染みたものに変化したが]
依頼主曰く、「頻繁にやり取りすると、会いに行きたくなる」から押さえてるんだと。
……色々、柵あるみたいよ?
[軽く肩竦め、冗談めかした口調で言って。
天気の話題>>121に僅かに眉を寄せた]
……荒れる?
[耳を澄ませば、確かに響く風鳴りは甲高い。
長く荒れると面倒だな、と。
その時過ぎったのは、その程度の事だった]
[そう言い、天板の上の細長くまだ熱い生地を、素手で天板から剥がしとると、端からくるくると巻き始めた。
出来上がるのは薔薇の蕾のような、目の前の主に良く似合う可憐な菓子。
赤や緑の不思議色な生地も、こうすれば美しく映えるが。]
はいお味見どうぞ。
[と、出来たばかりの普通のランドグシャをひとつ、ヘンリエッタのてのひらに乗せた。
ヘンリエッタが味見するその間に、赤や緑はさっさと別に分けてしまう。
おんなこどもに食べさせられないアレな物が混ざっているのは言うまでも無かった。]
― 客間の一室 ―
[清潔に整えられた部屋、其の一角にふたつの鞄を纏めて下ろす。
ふ、と呼気を吐いて天井を仰げば、自宅に次いで見慣れた天井が此方を見下ろしていた]
……やれやれ。自分の家でも無いと言うのにね。
[不意に零れた安堵の感情に小さな苦笑。
旅に歩く身では同じ天井に迎えられる事は稀少なもの。
窓の外に広がる光景にも、ふと目を細めて]
[――暫し流れた静寂を破ったのは、扉が開く音。
続く酷く慌てた、出迎えた緑髪の子とは別の使用人の声]
……ああ。すまないね、声を掛けられる前に入ってしまって。
荷物を置かせて貰っただけだから、仕事の邪魔はしないよ。
[手数を掛けてしまうけれど、よろしく頼むね。
笑って、鞄のひとつからスケッチの道具だけを手に部屋を出た]
― → 広間 ―
[其の足が目的地に選んだのは、最初に訪れた広間]
……おや。
[人数は変わらずとも其の人物と配置が変わっているのに自然と声が漏れる。
新たに現れた一人に見覚えがあれば其れは余計に]
ハーヴェイじゃないか。
また後で寄らせて貰うつもりだったけれど、此処で会うとは思わなかったよ。
[山の麓、彼の祖父が営む骨董品店に訪れるのは自身がこの館を訪れるとほぼ同じ頻度。
店番をする彼とも幾度か顔を合わせている。
――彼が覚えているか否かは、また別だが。
何せこの館には数日滞在するが、店に顔を出すのはその間の一度切り。
ネリーの記憶からも薄れる程度。あまり期待は出来ない現状で]
─ 台所 ─
わぁ、いいにおい。
[オーブンが開かれ、漂った甘い匂い>>131にヘンリエッタの眼が輝く。
邪魔になってはいけないからとオーブンの傍には近付かなかったため、いくつか色が混じっていることには気付かなかった]
ありがとう。
[味見に差し出されたラングドシャ>>132を掌に乗せ、指先で摘んで口へと運ぶ。
サクサクとした食感の後、焼きたて独特の香ばしい香りが鼻を抜けていき。
口の中では解けるように生地が溶けていった]
──おいしい!
これならきっと喜んでもらえるわ。
本当にネリーは料理が上手ね。
[ラングドシャの欠片を手に、ヘンリエッタは満足そうにネリーへと笑いかける。
直後、残りのラングドシャも口の中へと仕舞ってしまった]
村の設定が変更されました。
/*
思ってたより、各所企画多かったんだなー(' ';
[確認してきてうわあ、となったらしい]
後一人くれば、赤2になるんで、できれば……! と、思うんだが、どうなるやら。
― 広間 ―
慣れれば楽しめるのですけどね……旅を始めた頃は何かと不自由しました。
[元々内向的であるが故に、と言うのもあるけれど、それは口にはしない。
苦笑の理由はわかるから、それにはやはり苦笑を返すしかなくて]
柵、ですか。
そう言えば教会にいた頃に、毎日のようにいらしていたお年寄りも同じような事を言っていましたっけ。
[プライベートに踏み込むのはいけないと教会で教えられていたから憶測でしかなく、故に返す言葉は軽く]
来た時より大分風が強い……
麓に荷物を置いてこなくてよかったです。
[そんな冗談ともつかない言葉を返すと、広間に先ほど会った画家が現れ>>134ハーヴェイに声を掛ける。
知り合いとの再会を邪魔する気はないから、画家―ヒューバートには軽く頭を下げるだけ]
巡礼者 ユージーンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(巡礼者 ユージーンは村を出ました)
― 広間 ―
[ユージーンから会釈を受け>>138、細い目を更に細めるようにして笑みを返す。
其れから、ハーヴェイと交わされていた会話を追うように窓の外を見遣って]
……確かに、此れは荒れそうだね。
屋根のある場所に辿り着けていて良かったよ。
[くす、と零す音は彼の言葉に更に乗せて冗談混じり]
[其処に、差し出されたカップ。
追い掛けるように見上げれば、其れはラッセルから伸ばされて]
…おや、遣らせてしまったかな。
すまないね、ありがたく頂くよ。
[謝罪と礼とを合わせて紡ぎ、カップを手に取る。
ゆるり、香りを堪能してから口元に運んだ]
巡礼者 ユージーン が参加しました。
巡礼者 ユージーンは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 広間 ―
[二人の会話から、仕事上、或いは商売上の付き合いと察して。
そんな偶然もあるものなのだな、と心中で思い。
こうして、訪問が重なるのも何かの導きなのだろうか、とは、仕事柄身についた思考の流れ]
そんなに美味しかったなら、
もうちょっと食べてってもらっても…と思いますけど、
そろそろ御夕食の準備が整いますから。
またそのうち、お嬢様には作りますね。
[そう言い、余った分は台所の片隅に置いておいた。]
今日は鹿肉のムニエルと、海老のサラダとスープ…
クルミのパンも焼いてありますから。
[他にもいくつか前菜と、セロリも入ってるがさておいて。]
そういえばお嬢様、その首飾り、旦那様からの贈り物ですか?
[ふと彼女にはまだ早そうな、赤い宝石に目が行く。
鳩の血だろう事は知れたから、余計に不釣合いにも思ったが、それでも数年経てば相応しくなるのだろうかと思いながらも、笑みはずっと湛えたままだった。]
/*
一応村建てなので更新まで覗いてはいるのですが、ちょっとロール回す気力がなく……
一番肝心なときにこの体たらくで申し訳ない。
仕立て屋 オードリー が参加しました。
仕立て屋 オードリーは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
/*
もしかして万一一人赤もあるのかと戦々恐々としていたら。
リアルで「救世主ー!!!」と叫び掛けました。
良かったオードリーさんいらっしゃいませ。
しかし縁故繋げるかどうかは…ううむ。
― 広間 ―
宿泊については、巡礼と聞けば部屋を貸してくれる方も多いですし、教会に宿を求める事も出来ますが……
それもできない時は野宿しかないですし。
[そうならないように気をつけてはいるけれど、と最後に加えて]
言うにいえない、と言うのもあるのでしょうね。
だからこそ、他人に言いたくもなるのでしょう。
旅人だから、と話してくれる人も少なくないですね、そう言えば。
[そういう信頼で聞いた以上、内容を口にすることはないけれど]
あの橋は、本当に…渡り慣れていないと大変でしたね。
帰るときは風のない日にしようと思いますよ。
[自身の目の事には触れず、笑って、残っていた茶を口にして]
[大きなトランクを二つ手に提げて、おぼつかない足取りで吊り橋を渡りながらその先に待つ屋敷を瞳に映し]
ここに来るのも久しぶりだけれど…
今回の服はお気に召して頂けるかしらね。
[艶やかに熟れた林檎の様な赤に染めた絹のドレスと、深い真紅のビロードのドレススーツ。
屋敷の主と、その娘の気に入るだろうか、と目を細めた]
/*
役職希望、守護だったんで、守護出ないと見ておまかせで入りなおしました。
希望変更だって気が付いてるよね、多分。
そして、ここで飛び込むオードリーさんに拍手。
─ 広間 ─
[普段はあまり知る機会のない旅暮らしの話題に、生来の好奇心が疼いているのか聞く様子は興味深々、と言った態]
……ん、だろうねぇ。
ま、俺の場合、その後になーんでか見合い話が来たりするんで一苦労なんだが。
[軽口のように付け加えるのが実話なのは、余談として]
慣れてても、揺れるときついよ、あれは。
風が静まるまでは、俺も動かん方がいいなあ、これは。
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