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呼び寄せたのは果たして何か。
その意を誰一人知る由もないまま、人々は集い始める。
1人目、自衛団長 ギュンター がやってきました。
自衛団長 ギュンターは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
召集をかけたものの、まだ集まってはおらぬか……。
とはいえ、どこまで真実かもわからぬ噂、焦る事もなかろうて。
全員集まるまで、ゆっくり待つとするかの。
慌しく進んでいく冬支度の合間を縫い、丘の上の聖堂を訪れた自衛団長。
いつになく難しい顔をした彼を、老尼僧は驚きの表情で出迎える。
それが、始まりの兆し。
それぞれの事情で、丘の上の聖堂を訪れる者たち。
祈りを求めるもの、図書室に収められた智を求めるもの、或いは貴重な酒や、文字通り一夜の宿を求める者──様々な理由を持ち合わせる者たちが集まった後、穏やかだった天気が荒れ始める。
「今から降りるのは危険だから」
そう言って、集う人々を引き止めた老尼僧の穏やかな笑みが、翌日には引き裂かれる事など。
その時には、誰一人──否。
ただ一人を除いて、予想もできなかった……かも、知れない。
☆業務連絡
基本的な設定は、以下のwikiに記載されています。
なので、下記ページは必ずお読みください。
・『白花散る夜の月灯』wikiページ
http://werewolf.rash.jp/index.php?%C7%F2%B2%D6%BB%B6%A4%EB%CC%EB%A4%CE%B7%EE%C5%F4
・『白花散る夜の月灯』進行中ページ
http://werewolf.rash.jp/index.php?%C7%F2%B2%D6%BB%B6%A4%EB%CC%EB%A4%CE%B7%EE%C5%F4%2F%BF%CA%B9%D4%C3%E6%A5%DA%A1%BC%A5%B8
設定などに関する質問は、プロ〜1dの間は、メモでいただければ村建てがダミーメモでお返しします。
以降は、進行中ページの質問所へどうぞ。
村の設定が変更されました。
2人目、自衛団員 マテウス がやってきました。
自衛団員 マテウスは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
─ 聖堂 ─
……了解。
[険しい表情の自衛団長に、お前は外で待っていろ、と言われ、少しの思案の後に了承を返す。
自衛団員が行動する際はツーマンセルが基本だったため、一人で出ようとした団長についてきたが、結局締め出されてしまった]
…他には聞かせられない話なのか?
[独り言ちた言葉に返る声は無い。
扉越しに何かしらの声は聞こえるが、その内容までは聞こえず。
仕方無しに終わるまでその辺りをぶらつくことにした]
─ 山羊小屋 ─
[まずやってきたのは聖堂で飼われている山羊の下。
聖堂で飼われているとは言え、ここに住むのが老尼僧だけであるため、自衛団員が代わる代わる様子を見に来たりする。
マテウスの場合は子供を連れて世話をしに来ることも少なくなかった]
元気そうだな。
[声をかけながら干草を与える。
山羊は一声鳴いて、与えられた干草に鼻先を突っ込んでいた]
また連れて来てやるか。
[思い浮かべるのは2人の子供達のこと。
2児の父であるマテウスの住民票は以下のように記載されていた**]
─────────────────────
■名前:マテウス=ヴァルトベルク Matthäus=Waldberg
■年齢:35
■職業:樵
■経歴:自衛団所属。春から秋にかけて森で樹を切り、冬の準備をする生活を繰り返す。
薪を麓へ売りに行ったり、伐採作業の合間にちょっとした狩りをしたりして生計を立てている。
冬の間は自衛団の仕事の他、村内の雪片付け等の力仕事を進んで行っている。
既婚者であり、子供が2人居る。
─────────────────────
3人目、司書 ライヒアルト がやってきました。
司書 ライヒアルトは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
─ 図書室 ─
……これはこの場所に戻しておいて、と。
後は、向こうか。
修繕が必要だったのは、確か……。
[丘の上の旧修道院。
そこに今も残される知識の蔵──図書室を動き回る黒い影一つ。
一冊一冊、丁寧に題名を確かめ、所定の棚へと戻していく姿は、ここ数年ですっかり馴染みとなったもの]
ん。
……ここは……ああ、先日借り出されたまま、か。
雪が降る前には戻す、と言っていたから、近い内にくるか。
[書架の一画、不自然な隙間の前で足を止めて。
抜けている本が何だったかを思い出しつつ、確かめるように呟く]
4人目、役者 エーリッヒ がやってきました。
役者 エーリッヒは、狂信者 を希望しました(他の人には見えません)。
―自宅―
[テーブルの縁に背を預けて、つまりは立ったままで
何やら本を読みながら時折時計を伺う]
………
[違和感があるとすれば、そこが台所と言うことだろうか]
問題は、天気がどうなるか、か。
[修繕の必要な数冊を、図書室の隅の机に重ね。
黒の長衣の裾を翻し、一度図書室を出る。
装いはこの場にはしっくりと馴染む修道士のそれだが──青年の名乗る肩書きは、『司書』。
数年前、村の近くで倒れていた所を老尼僧に救われた青年は、旧修道院で暮らすようになって間もなく、そう名乗るようになっていた]
お、そろそろかな?
[幾度目か、時計を見遣って男が動く。
粉塗れのテーブルに無造作に本を投げ出し、天火の戸を開け、中の天板を引き出し]
ん、計算どおり、完璧な焼き色だな。
[そう言って取り出すのは、天板に並んだ狐色に焼きあがった小型のパイ。
それを、一つ一つ、冷ます為に網の上に並べて]
芳しき香り、麗しきその黄金色の姿……
何時の世も我らを魅了する、その名は林檎のパイ。
[朗々と謡うように、傍から見ると首を傾げそうな言葉を紡ぐ。
芝居ががってはいるが本人はいたって真面目そうである]
[テーブルの上には、今焼き上がった物の他に形が違う二種類のパイが置かれている。
計三種。丸いアップルパイ、半月型のカボチャパイ、そして三角のスイートポテトパイ。
それが、それぞれ10個ほど]
……ちょっと多かったか?
ま、いいか、5個くらいなら俺が食うだろうし。
んじゃ、ちょっと待っててな、愛しい子達。
[5個って多くね?と突っ込む者はとりあえずいなかった。
一度、自室に戻って出かける仕度をして、台所に戻った時には大きなバスケットを抱えていた。
そのバスケットの中に、冷ましておいたパイを一つずつ並べて入れていく。
どうやら、誰かに届けるらしい]
「お出かけー?」
[とでも言いたそうにドアの陰から小さな姿が覗く。
手招きをすると側に来て男を見上げた]
─ 回廊 ─
[図書室を出て、足を向けたのは回廊とそれが取り巻く中庭。
新たに積もった真白の眩しさに目を細めつつ、空を見上げる]
……次に降る前に、冬支度を終えないとなぁ……。
[雪で道が閉ざされれば、ここは陸の孤島と化す。
その間の不自由がないように、と。
その辺りに意識を向けるのも、いつの間にか自然と身についた事だった]
ん?ああ、聖堂のシスターの所。
借りてた本返そうと思って。
[手元の作業は止めぬまま、顔だけを向けて返事をする]
「遅くなる?」
[とでも言いたげに首を傾げるのを見て笑いかけて]
そうだなぁ、遅くなるかもしれない。
ちゃんといい子で留守番しててくれな。
[言いながら詰め終えたバスケットを持って玄関へと移動する。
見送りのためについてきて何か言いたげに男を見るのに、ひょいっと抱き上げて額に口付けて]
お土産買って来てやるから、な?
[そう言って笑いかける。
手の中の「子猫」は解っているのかいないのか、小さな声で「にぃ」と鳴いた]
/*
あれ、発言欄のキャラグラこんなにでかかったっけΣ
となった龍猫です。
スタートダッシュ成功(
お馬鹿マテウスじゃないマテウスをやりたくて選択。
ver.2のマテウス渋いです、眼福。
好みどストライクですよねあはは。
今日も1時寝予定なんで、入村だけー。
あー、やっぱ寒いなぁ。
[玄関を出てドアに鍵をかけて、思わずそう呟く。
そんな男について、村役場の住民票にはこう書かれている]
―――――――――――――――――――――
■名前:エーリッヒ・シュピーゲル Erich=Spiegel
■年齢:28
■職業:役者
■経歴:町の小さな劇団に所属する役者。
元々この村の出身。進学のため町に出ていたが、何を間違ったか芝居の道に嵌る。
5年前に事故で両親が他界したため、家を継ぐために村に戻り、芝居の時だけ町に戻るという生活をしている。
甘い物好きで趣味は菓子作り。だが菓子以外の料理は大雑把でいい加減。
同居猫が恋人と言い張る独身。
―――――――――――――――――――――
[そんな青年の記録は、村役場にはこう記されている。**]
──────────
■名前:ライヒアルト・ウェーハスハール Reichard Weegschaal
■年齢:23
■職業:司書
■経歴:5年ほど前に、村の近くで倒れていた所を保護された青年。
行き場がない事から、旧修道院に身を寄せている。
普段の装いが装いのため、場所と相まって修道士と間違えられる事もあるが、本人はあくまで司書である、と主張。
村に来る前の経歴については、触れたがらない。どうやら、記憶の一部が欠落しているらしい。
──────────
5人目、娼妓 カルメン がやってきました。
娼妓 カルメンは、智狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[新雪が陽光を受けまばゆい早朝。
窓辺から射し込む光が寝台に横たわる女の瞼へと掛る。
ふっくらと柔らかそうなくちびるから漏れるのは小さなうめき。
シーツを引き寄せかぶり直し往生際悪くもぞもぞとしていたが
暫くして諦めたのかシーツ越しにくぐもる声を零して動きを止めた。
ばさり。新雪と同じ色のシーツが舞う。
軽い身のこなしで寝台下りた女は両開きの窓を押し開いた。
冬特有の冷たく澄んだ風が吹き込みその肌を撫でる。]
さ、っむ。
[夜着であるワンピースの裾と癖のある長い髪がふわとその風に攫われる。
すらりと伸びたしなやかな脚が片方を軸にくるりと弧を描く。
トン、トン、と床板を軽く蹴ってステップを踏みながら
クローゼットの前までゆくと鼻歌まじりに今日の衣装を物色する。]
[ハンガーに掛けられた服の中から選りだしたのは双眸と同じ菫色。
奥にある赤と見比べて「んー」と悩むような音を奏でる。]
この赤も好きだけど昨日とちょっと被るのよねぇ。
……やっぱり、今日はこっち、と。
[満足げに頷くと手早く着替えて身支度を整える。
汲み置きの水を沸かして目覚ましの為のお茶の用意をする。
湯が沸くまでの間に、寝台のシーツをかえて洗濯物を籠に投げた。
部屋の空気の入れ替えが済むと窓を閉めてまた台所へ。]
そろそろ沸くかな。
[スプーン一杯の茶葉をポットに入れて熱々の湯を注いだ。
ふわりと茶葉が踊ると目を細め、また鼻歌を歌う。
戸棚から手の平に乗るくらいの包みを取り出しテーブルの上で広げた。
鼻歌を歌い終わる頃が丁度、お茶の飲み頃。
カップに湯気立つ琥珀色を注ぎ、椅子に座る。]
[カップを口許に寄せてふぅふぅと息を吹きかける。
そっと口に含むと熱と共に広がる芳香。
カップもつ反対の手が広げた包みへと伸びた。
中からクッキーを摘み、頬張る。
馴染みの店で買ったお気に入りの茶葉と、甘いクッキー。
それさえあればカルメンにとっては幸せな朝。
昨夜も仕事が長引き帰りは遅かったけれど
朝のささやかな幸せで今日も一日頑張れそうな気がした。]
さて、と。
[席を立ち、テーブルの上を片付けて
椅子の背に掛けてあったストールを取り肩に掛ける。
家を出て向かう先は、独り立ちするまで過ごした丘の上の旧修道院。]
― →聖堂 ―
[暫く歩いて辿り着いた丘の上の聖堂。
ドアを叩いて声をかける。
暫くしてドアが開かれれば中へと入り]
こんにちわー。
あ、借りてた本、返しに来たんだけど……ライヒさん、いる?
[迎えに出た老尼僧にとりあえずの要件を告げて、問うのは図書室を管理する青年の名。
どうやら図書室で仕事中らしいと聞けば、それもいつもの事と受け取って]
ああ、時間あるし、ある程度片付くまで待たせてもらっていいかな?
また借りるかもしれないし。
そうだ、これ。
[そう言って、もって来たバスケットを差し出す]
パイ、焼いてきたんだ……お茶菓子にと思って。
って、もしかして、先客?邪魔しちゃ拙い?
[ドアの向こうの部屋に気配を感じてそう問えば、暫くは部屋の外で待って欲しいと返事が返る]
ん、わかった。
それじゃ、庭でも見てくるから、終わったら教えて?
[雪が降った後で、庭に見るものがあるかはともかく、老尼僧の様子が常にはないものだったから。
とりあえずその場を離れ、辺りをうろつくことにした**]
6人目、読書家 ミリィ がやってきました。
読書家 ミリィは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[住民票には勿論、彼女の名前も記載されていた**]
―――――――
■名前:エミーリア・フォルマー Emilia=Vollmer
■年齢:19
■職業:――
■経歴:村娘。実家はもとは宿屋であったが、旅人のほとんど来ない今はほぼ廃業状態。
読書好きで、聖堂へは本を目当てに度々訪れる。
口が悪く、男性に対して厳しい。女性や、男性でも老人子供にはそれ程ではない。
―――――――
/*
男女比wwww って話題が出てたからよしじゃあここは女子で入ってやんべと思っていたら既にカルメンさんがいた件。
入村文何も考えてなかったから超簡潔です。そんな熊猫ですがよろしくお願いします。
しかし久々に見たが 相変わらず横のグラでっけぇな……!
[玄関にはまだ誰の足跡もない真新しく降り積もった雪。
さく、とそれを踏みしめて女は楽しそうにわらった。
無邪気な顔をみせる女も舞台に立てば艶やかな歌声と舞を披露する。
村役場にある住民票には下のように記されていた。**]
――――――――――――――――――――――――――――――
■名前:カルメン・フォレスティ Carmen Foresti
■年齢:21歳
■職業:娼妓
■経歴:21年前の冬、修道院の前に産着に包まれ置き去りにされていた。修道院育ち。両親は見つかっていない。現在は自立して酒場などで歌や舞を披露する事を生業としている。
――――――――――――――――――――――――――――――
/*
と言うわけで、こんばんは。
多分、既に中ばれてると思われます、ゲル状生物です。
隠す気?ないよ!(
念願の泡沫系でエーリッヒ、上手くいくかはわからないけど頑張る。
42村ぶりの泡沫系参加になります。
色々変わってるんで気をつけねば。
/*
あ、しまった、ライヒへの敬称ミスった。
年下男性:君
年下女性:ちゃん
男女とも年上:さん
で統一するつもりだったのに。
い、1回くらい見逃してくれる、かな?
/*
ふははは。
1/10が新年会であること判明(爆
多分日が変わる前には帰って来れると思うんだが…。
いや、無理矢理にでも帰って来よう。
たまにはそんな日があっても良い。
7人目、雑貨屋 エルザ がやってきました。
雑貨屋 エルザは、守護者 を希望しました(他の人には見えません)。
― 村内 ―
はぁ……さむ。
[さくさくと真新しい雪に足跡を付ける。
背には商品を積んだ背負子。]
……聖堂に持ってく商品数点忘れるとか、どうかしてるわ、あたしも。
[両親が切り盛りしていた店を、最近受け継いだはいいものの。
小さなポカをやらかしたり、今回のような事をやらかしたりしていて。
はぁ、とため息を吐いて、聖堂へと向かう。]
[村役場の住民票には、こう書かれていた**]
―――――――――――――――――――――――――
■名前:エルザ・ベルトホルト Elsa・Berthold
■年齢:22歳
■職業:雑貨屋
■経歴:村に一つだけある雑貨屋の店主。
最近、彼女に代替わりした。
家族構成は、両親、妹、弟
両親は健在で、東の国へと温泉旅行に。
妹と弟が一人ずつ、妹は別の村の人の所に嫁ぎ、
弟は医者になるために別の国へ留学中。
―――――――――――――――――――――――――
/*
うむ。
珍しくバランスがよい。
……この比率感覚は、銀鏡の時に近いかな……。
というか、なんだ、今度のキーは5年前なのかっ!
と、突っ込み飛ばしから入りました、毎度お世話になっております、幻夢のくろねこたすくです。
今年も無事、雪編の村建てに至れました事に感謝を。
今回は思いっきりリベンジな組み合わせの希望ですが、さてどうなりますか。
ともあれ、良き泡沫の紡がれます事を。
に、しても。
……泡沫系でライヒ使うの三度目なんだが、毎回エーリッヒから縁が来る件について(
8人目、湯治客 アーベル がやってきました。
湯治客 アーベルは、聖痕者 を希望しました(他の人には見えません)。
[湯煙に沈むは男が一人。
既に何れ程の時を過ごして居るのか、赤く染まる頬が茫洋と空間を仰ぐ]
[緩く長く吐き出す呼気と共に落ちる視線は自身の左腕へ。
対より明らかに劣る其れに小さく苦笑を零すけれど。
それを聞くのは、今は溢れる水音ばかり]
[男の素性は村役場に収められた滞在票に記されている**]
────────────────────────
■名前:アーベル・イルクナー Abel Illgner
■年齢:21
■職業:――
■経歴:物心ついた時から左腕の動きが鈍く、湯治の為に毎年雪に包まれる時期に村を訪れている。
初めて村を訪れたのは3歳の頃らしいが、本人は一切覚えていない。
普段は街で暮らしている。以前は母親と村を訪れていたが、15の頃から一人で過ごすようになった。
────────────────────────
/*
アベ・エリ・ライは揃うと思っていた(
とりあえず、wikiで参加希望ぽちした人数は集まったな。
守護者希望も出てるんで、何とかそこまではいけるといいんだが……。
ところで、こないだ気づいた事。
エーリを三回(しかも全部別verで)使った事で、泡沫系で使えない、はなくなったと思っていたが、一つ残っていた。
…………アーベル は 無理 だ。
良くも悪くも想い出深く焼きついてるんだよな、蒼狼ヴィントは……。
― 聖堂の近く ―
[ざくざくと新雪が積もった大地を踏みしめ、
途中、村の人と挨拶を交わしながら聖堂へと向かう。
背負子は重いが、仕方がない。]
……あれ、エリィ兄ぃ?
シスターの所に遊びに来たの?
[聖堂の近くまで来た所で見えた人に、声をかけた。]
─ →薪小屋 ─
[山羊小屋に居たのは十数分ほど。
山羊を何度か撫でてから、今度は薪小屋へと回った]
……問題無いな。
[ここに集められた薪はマテウスが森で樹を切り倒し運んだもの。
冬に入る前に目一杯積み上げた小屋には幾許かの隙間があった。
運び出された薪は今、建物を暖めているのだろう]
積み上げすぎたかと思ったが…。
今は男手もあろうし、な。
[老尼僧だけ住んでいた時期は彼女の負担にならないように積んでいたのだが、今は他に住む者が居る。
何度も運ぶ手間が減った分、ここへ来る頻度も減ったが、老尼僧を援ける者が居るのはありがたいことだった]
─ →墓地 ─
[薪小屋の確認を終えると今度は墓地へと回る。
一連の流れは見回りに来た時に必ず通るコース。
墓地の見回りが終われば老尼僧を訪ね様子を窺い、村へと戻るのがいつもの流れだった。
ただし今回は団長が出てくるまで待たなければならない]
───白いな。
[丘の上に佇む修道院。
それに寄り添う墓地もまた丘の上にあり、遮るものの無いその場所からは一面の雪景色が臨めた。
白い息を吐きながら、マテウスはしばしその光景を眺める]
― 聖堂の側 ―
ん?ああ、古い伝承とか集めた奴。
今度、うちの劇団で子供向けの芝居やろうって話になってて、それのネタにならないかなと思って。
[疑問の声>>32に返すのはどこか楽しそうに。
その後で、苦笑と共に落とされた言葉は少し意外に感じて]
エルザちゃん、しっかり者だと思ってたけどなぁ。
もしかして、疲れてるんじゃない?
[掛ける声に少しばかり心配の色を混ぜて]
なんか、難しい話みたいだったなぁ……
確かにここまで来て盗む奴はいないだろうな、って
あんまり慌てるなよー、転ぶから。
[少しの思案の後、荷物を置きに行こうとする彼女にそう声を掛けて。
もし何かあれば手を貸そうと後を追って]
―→聖堂―
[湯を出てしまえばやる事が無くなってしまうのが湯治の悪い所だ。
……家に居た所で大して変わりはないのだけれど。
左腕以外は至って健康な男は、暇を持て余してふらりと宿を出る。
こんな時に決まって向かうのは聖堂の図書室。
雪に閉ざされるこの村で思い付くのはそれくらいで、けれど街ではあまり見られない蔵書は心を躍らせてくれるのだ]
[聖堂へ続く道には幾つか足跡が刻まれているけれど、向かうばかりで戻る足がないのに少しばかり首を傾ぐ。
左腕をだらりと垂れ下げたままで丘を登る藍鼠色は、周囲の雪色も相俟って上からは目立つだろうか]
/*
どうもお邪魔します。わんわん。
最初はライヒでハーヴェイ系RPやろうかなと思ってたら埋まってたので第二設定の湯治客で。……温泉あるって書いてあったしいいよね?
あ、しまった宿の温泉って書き忘れてt
……最初っからだめだめですがどうぞよろしくおねがいします。
[ぺっしょり潰れた]
聖痕取れるといいなー。もぐもぐされるといいなー。
―酒場前―
[家からほど近い場所にある酒場で女は足を止める。
ドアに嵌る硝子をチラと覗いてみるが其処に人影はない。
食事処として営業が始まるのは昼からだからそれにはまだ早く
マスターもまだ休んでいる頃合かもしれない。]
まだ居ないみたいね。
[旧修道院にゆく旨をしたためたサインいりのメモを
ドアの隙間に挟んでおく。
まかないはあったかいシチューがいい、なんて追伸付きだ。]
― 聖堂傍〜入口 ―
古い、伝承?
えーっと、人狼がどうこう、だっけ?
[不思議そうに首を右に傾げる。
幼い頃に御伽噺として聞かせて貰ったことがあったから、確認するような響きになり。]
/*
後ろからのカルメンか前方のエーリ&エルザに合流するか。
マテウスに会いたい気もするんだけど墓地に用は無いんだよなあ。
しかし幼い頃からじゃなくて今回初めてにするべきだったか。
割と長期で村に関わる人ばっかりになってる。
まあ俺は繋がり薄そうだけれどね。
……あかん、喰われるよりキリングされそう。
─ →図書室 ─
じゃー別のにしてやろっか?
虫とか。
[などと言葉をぶつけて。
最後の謝罪?>>39には何も言わず、ずんずんと図書室へと入る]
あー気分悪ぅ。
[本が何処にあるかはすっかり記憶しているから、他人の手を借りずとも返す場所は分かる。
小さな頃から通い詰め、誰よりもこの場所には詳しい心算でいた娘にとって、ある日突然現れた自称司書は闖入者同然の存在。故に初対面の頃からこのような態度を取り続けていた。
これが女性だったら、まだ仲良くなれていた可能性もあるのだが。
先の言葉>>34通り積んである修繕待ちの本を見て思い切り眉を顰めながら、目的の棚へ足を向ける]
―聖堂への道程―
[ゆったりと進めていた足を不意に止める。
ぎしりと錆び付いたように鈍い左を右で掬い上げるように持ち上げて、手袋に包んだ指先に真白の息を吐き掛けた]
……寒。
今日は妙に冷え込んでる気がするなあ。
[朝一からの入浴で得た温かさはあっさりと飛んでしまった。
軽く手を揉み解すようにして、それからもう一度足を進める]
[丘の上、大分身近に迫る建物。
その入り口に人影を見付けて数度瞬く]
……何してるんだろう。
[こんなに寒いのに。
未だ人影としか認識できない距離でぽつりと呟いた]
―酒場前―
[ささやかなおねだりという名の用事を終えて
肩から落ちそうなストールを掛けなおす。
硝子に映る自分を見詰めて、髪飾りの位置を整えていれば
ふっと影が出来て暗くなった。]
え。
[驚いたような声をあげて振り返ると大きな男が其処に立っていた。
見覚えのあるその男は、最近よく通ってくれる客の一人。
綻ぶような柔らかい笑みを浮かべてその男の名前を呼んだ。
何気ない挨拶と共に「今日も会いにいくから」とか「今夜こそ」なんて台詞が男の口から続いたけれど、女は笑み絶やさぬまま曖昧に相槌を打つ。
暫くして、遠く、その男の友達らしき者が大きく手を振り呼びかけるのに気付いた。]
――…お連れの方が呼んでますよ。
また夜に、お会いできるのを楽しみにしていますね。
[きまり悪い様子で「また」と立ち去る男を
女は手を振りながらにこやかに見送った。]
― 聖堂の側 ―
[伝承について確認するような様子に、こちらも記憶を探りながら]
んー、そんな感じ、かな。
子供向けの寓話集みたいだったから、どれも「悪いことすると狼に食べられちゃいますよー」みたいな話だったけど。
[もっとも、食べに来るのは狼だけじゃなく、話によっては幽霊だったりもするのだが。
お伽話はお伽話、とそう笑い]
あ、そうか、おじさんたち今旅行中だっけ。
でも、無理したら余計な心配させるし、気をつけてな。
親孝行も元気じゃないと、だし。
[頬を掻くのに軽く笑って、向けるのは若くして家業を継いだ者への気遣い]
さぁ…後で聞けば教えてもらえる……かな
[老尼僧の様子は気になってはいたからぽつりと零し]
ん、そこは大丈夫だと思うけど、新雪は結構足をとられやすいから。
[彼女が責任を持って仕事をしているのは知っているから、慎重に歩いているのも気が付いていて。
荷物を降ろすのに心の中でだけ安堵の思いをおいて]
エルザちゃんは、話が終わるまでどうする?
俺は庭を適当に見て回るか……先に本を返しに行くか、だけど。
[問うのは時間の潰し方。
自身がここに来た用を思い返して、話が長引くならそちらが先かと付け加えて]
9人目、編物好き イレーネ がやってきました。
編物好き イレーネは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
― 村と聖堂の中間付近 ―
うう、寒。
[道端にしゃがみ込む娘が一人]
こんな時に限って、もう。
[脇に荷を抱えたまま指を動かしているが、思うように動かぬよう。
小声で文句を呟きながら悪戦苦闘していた]
─ 墓地 ─
[白に覆われる世界のところどころに様々な色を見る。
屋根の色だったり、出歩く人達だったり。
その中で、空に立ち昇る白を各所に見た]
……………。
[それを見てマテウスの表情がほんの少し和らぐ。
この地に生きる人達の生活を支えていると言う仄かな満足感。
樵としての本懐がそこにはあった]
/*
いきばた万歳。
どうにもキャラが浮かんでこないので、限定枠特攻してみました兎猫です、こんばんは。
え、いつものこと?そうとも言いますね![開き直り]
ともあれ、初日に参加薄くなったりもしてしまう予定ですが、どうぞよろしくお願い致します。[ぺこり]
裏ランダム。(02)回
― 聖堂傍(入り口付近) ―
そっかぁ。
[エーリッヒの笑いに、こちらも釣られて笑い。]
うん、無理せず無茶せず頑張る。
ありがとう、エリィ兄ぃ。
[ふわ、と柔らかい笑みを浮かべた。]
……教えてくれると、いいな。
[自分にとって、教えられない内容だった場合、謝罪と共に答えられない、と言ってくれる人だったから。]
うーん。……あたし、ヤギを見てくることにする。
たまには挨拶してやらないと。
[自衛団ほどではないが、自身もヤギを構っている方だったから、そう口にした。]
― 村と聖堂の中間付近 ―
これでなんとか。
[それから仕損じること2回。
靴紐がどうにか結わけると立ち上がり、口元に指先を運んでハーッと息を吹きかけた]
聖堂までは保ってよ。
[呟いて、また解けてしまわぬうちにと、早足で先を急ぐ]
─ 図書室 ─
……さて。
[抱えていた最後の一冊を隙間に入れ込んで。
それからぐるりと視線を巡らせる]
今度はどれにしよっかな。
[司書が共に入って来なかった事もあって、先程まで見せていたしかめっ面は一変。
配置を覚える程に出入りしていても読んだ事の無い本はまだあるし、気に入った本をまた読み返すのも良い。
適当に本を手に取っては捲り、また別の本を手に取り。
誰かが訪れるまでは、実に楽しげに1人の時間を満喫する**]
[姿が見えなくなって、漸く手を下ろす。]
先約があるって言えばよかった。
[ふと思い出したように呟いて頬に手を宛がう。
少しだけ困ったように眦が下がっていた。
再び歩き出して、すれ違う人と挨拶を交わす。
声を掛けてくれる人々は娼妓のカルメンではなく
老尼僧の養い子としてみているのだろうと思う。]
[娘のことは、役場にこう記されている]
─────────────────────
■名前:イレーネ=ヴァルトベルク Irene=Waldberg
■年齢:15
■職業:編物職人志望
■経歴:ヴァルトベルク家の長女。
編物が好きで、将来はこれで生計を立てていきたいと思っており、老尼僧にも教えを乞うている。
小さな頃はお転婆で、よく父について回ったりしていた。
─────────────────────
─ 墓地→ ─
[しばらくの間、村の様子を眺めた後、短く白い息を吐き出して墓地に並ぶ墓を見遣る。
この場所もまた白に覆われ、石に刻まれた名は雪を払わねば読めぬものも多くあった。
さしあたって異変は無い。
それを確認した後、建物を一周するような進路を取り、聖堂の出入口へと向かって行った]
―聖堂への道程―
[聖堂の入口に居る二つの人影は親しげに会話しているように見えて、所詮余所者の男は何となく足を進め辛い。
覚えている限りで毎年この村に訪れているのだから、知った顔も大分増えてはいるのだけれど、それでもと]
……うー、ん。
[どうしよう、と躊躇う足が一度くるりと向きを変えさせた。
まだ頂上ではないけれど大分高い位置。
景色は良くて表情が綻んだ、ところで]
……あれ?
[誰か、登ってくるのが見えた]
― 聖堂の側 ―
[笑みを浮かべる様子にこちらも笑う]
何しろ、村で一つしかないからなぁ、雑貨屋。
忙しいと思うけど、さ。
[実際、この村でそこまで混雑することはそうないだろうけれど、とまでは言わずに。
その後で返された、この後どうするかとの答えに]
そう?それじゃ、俺、先に本返しに行ってくるよ。
廊下通るくらいなら邪魔にはならないだろうし、忘れないうちに。
[本来の用を先に済ませる旨をエルザに伝えて、軽く手を振る。
司書には途中で会えるかもしれないし、後で返却を伝えればいいかと]
また、あとで。
寒いから気をつけてな。
[そう言って、自身は図書室へ向かおうと]
/*
うーん、宿泊先の件はどうしよう。
ほぼ、ってあったから宿は完全には廃業してないのかなと思って投げたけど、止めた方が良いのかなあ。
適当に誤魔化しつつ進めておいて、遭遇してもそれらしい発言なければ諦めるかな。流れに身を任せよう。
― 聖堂への道 ―
あと少し…
[聖堂が大きく見えてきて、少し気が緩んだ。
新雪の上につけられた道は見た目以上に凸凹している。
その窪みに足を取られ、つんのめった身体が宙に浮いた]
…っ!
[放り出しそうになった荷物を慌てて引き寄せる。
その上で華麗に着地するには少々着込んできていたので、浮いた身は重力に引き寄せられるまま]
…………。
[真白と口付けを交わす羽目になった]
/*
そう言えば両親はどうなっているだろう、と考える。
俺が現在35歳。
親父が20歳の時に生まれたとすると、55歳。
流石にまだ生きてるか。
[両親の墓を作ろうとして思い止まった]
同居してるかは……あぁ、兄が居ることにしても良いか。
そうなればそっちと同居してるはず。
両親は60代で良いな。
/*
そう言えばこの元修道院、2階が無いのか…。
結構規模大きそうだな、横に。
そして整理のために地図書きしたくなってくる癖。
/*
えと、人狼そのものについては多少知っててもいいんだ、よね?
場とかそういうシステム周りを避ければ……
久々すぎて、独り言に中発言多いな……
― 聖堂傍(入り口付近)→山羊小屋 ―
そうね。
忙しいけど、やりがいあるし。
[笑顔で話しながら軽く力瘤を作って。]
うん、エリィ兄ぃも気を付けてね。
[そう言葉を返して山羊小屋へと向かった。**]
─ 中庭 ─
In Sonnenlicht, um schwach hereinzukommen
Empfinde eine Strömung, wenn du fortschreitest
Verenge dich nur, sieht an
Ich hielt eine Hand zu Licht heraus
[空から天鵞絨を逸らした後、先も口ずさんでいた歌を小さく紡ぐ。
それに応えるように上がる、ピリリ、という声。
そちらへ視線をめぐらせ、手を差し伸べると、低木の枝に止まっていた蒼い羽根の小鳥が一羽、そこに飛び移ってきた]
……結局、渡り損ねたよな、お前。
[呆れたように言いながら、小さな頭を撫ぜる様子は先ほどまでとは打って変わって穏やかなもの。
もっとも、そんな様子は、誰かに声をかけられたならすぐにとけて消えるのだけれど。**]
─ →聖堂出入口付近 ─
[山羊小屋の前は通らずに聖堂の出入口へとやって来る。
足元を見れば、幾人かの足跡が残っているのが見て取れた。
今日の聖堂は盛況らしい]
…団長はまだか。
[未だ話は終わっていないようで、自衛団長の姿はそこには無かった。
大きく深く白い息を吐いて、視線を村へと続く道へ向ける。
白に覆われた道に浮かぶ、藍鼠の色。
それが毎年村を訪れる湯治客であると判断するには些か距離があった]
────……?
[ただ、来た道を戻るように駆けたのは見て取れ、マテウスは不思議そうに首を傾ぐ。
何か落し物でもしたかと、ゆっくりと一本道を降って行った]
─ 聖堂への道 ─
…何か、あったか?
[問いかけは湯治客の背へ。
しかしその肩越しに見慣れた姿を見つけると、焦げ茶の瞳が円く見開かれた]
イレーネ。
[向ける瞳は、何事かあったか、と問う色]
[サクサクと小気味いい音が足元から伝う。
冷えた手指をすり合わせて、はぁ、と息を吹きかけた。
陽が射していても寒いものは寒い。
あたためられた肌からほんのりと香るのは薔薇の精油。]
あぁ、そろそろこれも買い足さなきゃ。
帰りにでもエルザのとこに寄ってみよ。
[村唯一の雑貨屋の新しい店主の名を紡いで
聖堂へと続く坂をのぼりゆく。]
― 聖堂への道 ―
えっ、なんでパパまで。
[包みを胸に抱きしめながら、眉尻をへなりと下げた]
なんでもない。
こないだから編んでたのが出来上がったから、おばあ様にも見てもらおうと思って。
そんなに長く倒れてたわけじゃないです…。
[音もなく近づいてきたような青年に、むぅと唇を尖らせた。
反論しながら、自分でも頬に触れて確認はしてみつつ]
え…と。
…ありがとうございます。
[差し出された手にわずか躊躇してから、結局はその手を借りて立ち上がる。
そこで父に気が付いて。転んでいたのを青年に証言されると、うう、と唸りながら俯いた]
― 回廊 ―
あ、れ…?
ライヒ君?
[中庭に見つけたのは、これから向かう予定だった図書室の管理者の姿。
声は掛けてみたものの、どこか壊しがたい雰囲気にそれ以上言葉は掛けず、そのまま見つめて。
相手が気付けば、邪魔をしたかとの謝罪と共に、本を返しに来た旨を告げるだろう**]
─ 聖堂への道 ─
[湯治客への感謝。
それを述べる時には表情も多少は和らいでいたことだろう。
表情の変化が少ないと良く言われるため、どこまで伝わったか定かではないが]
君も、聖堂へ用か?
[柔らかな微笑み>>76への問いかけ。
この道を歩くと言えばそれくらいしか無いため、問いと言うよりは確認に近かった。
それからイレーネへと名乗る>>77のを見て、あぁ、と小さく声を零した]
礼を失したな。
マテウス=ヴァルトベルクと言う。
……そうか、君は毎年この時期に湯治に来ていた子か。
[名を聞いてようやくそこに思い至る。
彼が最初に湯治にやってきた時、随分と幼い子が湯治に来ていると少しばかり噂になっていたのを思い出したのだ。
その時聞いた名がアーベルと言うもの]
随分大きくなったものだな。
[面識は然程無く、一方的に覚えているだけの話。
その後もちらほら見かけてはいるのだろうが、接点がほぼ無いために本人であると気付くけずに居たのだった]
―聖堂への道程―
[声音の変化には気付けたけれど、表情の変化に気付ける程には付き合いが足りて居なかったらしい。あんまり表情の変わらない人なんだな、という密やかな感想]
うん、図書室に行こうかなって。
読みかけの本もあるしね。
[殆ど確認でしかない問い>>79に確りと頷いて答える。
もしかしたら誰かが読んでいるかもしれないけれど、その時は別の本を読めばいいのだ]
[彼女へ向けての名乗りに、此方からも反応があって。
ああ、そうかと失態に気付く。
自分が顔を何度か見たことがあると思う程度の記憶なら、相手も同じ程度であって当然のこと]
……此方こそ、名乗るのが遅れてごめんなさい。
て、あれ。知ってるの、?
[この村に初めてやってきたときの事は既に忘却の彼方。
噂になっていたなど、当然知ることも無くて]
……はは、図体ばかり大きくなって。
この村には毎年お世話になってます。
[幼い自分を知られているというのはどうにも気恥ずかしい。
苦笑混じりにひらひらと右手を否定の様に振った]
/*
分かりやすい脊椎反射兎猫でした(爆
パパもアーベルさんも優しくて嬉しかったです。ありがとう!
(ついつい懐いてしまう…流石です)
でも、カルメンさんは道を塞いでしまったような形になってしまった、かしら…(汗)そうだったらごめんなさい!
明日はお話できたり、他でも盛り上がれたりしますように。
/*
アーベルに狼設定が見え隠れしてるんだが、気のせいか?w
いやしかし娘可愛い。
おまかせにしたから役職どうなるか分からんが、鉄板で守りたくなるな、娘だし。
役職来るとすれば、智狼・聖痕・占いなのだが…。
まぁどれ来ても何とかなるだろう。
村人来たらいつも通りで。
/*
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
| | | | | | | | | | | | |
|1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|12|
| | | | | | | | | | | | |
├─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┤
| |
└──┬───┐ ┌────┐ ┌───┬─┬─┴──┐
| 13 | | 中庭 | |地下へ| | 脱衣所|
├───┤ └────┘ ├───┤ |--------|
| | 回廊 | 食 | |浴室 |
墓 | 図 ├┬──────┬┤ | |(温泉)|
| || || 堂 | | |
| 書 || 聖堂 |├───┤ └────┘
地 | || || 厨 | ┌─┬──┐
| 室 |└──────┘| | |薪|山羊|
| ├──┤入口├──┤ 房 | |小|小屋|
└───┘ └───┘ |屋├──┘
└─┘
─ 中庭 ─
[蒼い羽根の小鳥は、以前、怪我をしていた所を村の者が見つけて連れてきたもの。
手当てをして、飛べるようになった頃には越冬のために渡る時期は過ぎていて。
行き場ないためか他に理由があるのか、この中庭に居つくようになっていた]
……あまり、人に馴染ませるべきじゃないんだが……。
[とは思っても、今更放り出すのは忍びなく。
小鳥が懐いてくる事もあり、結局、何かと世話をするようになっていた。
当の小鳥はこきゅ、と首を傾いでじっとこちらを見つめていたが、不意に回廊の方を振り返ってぱささ、と羽ばたいた]
……ん。
[円らな瞳が見やる先を視線で追えば、目に入るのは見知った姿>>71で]
ああ、エーリさん。
[姿を見て取れば、小鳥と対していた時の柔らかさはうせる。
それでも、図書室をよく訪れる彼に対しては完全に消える事もないのだが。
邪魔をしたかとの問いと謝罪には一度天鵞絨を瞬かせた後、いえ、と首を横に振って]
こちらも、本の返却に?
[話題を変えて問いかける。
先の来訪者共々、こちらもそろそろ来る頃合いかと思っていたからこそ投げた問い。
返るのは肯定で]
わかりました……とはいえ、今は先客ありなので、預かるしかできませんが。
[小鳥を肩へと移しながらこう返す。
先客が誰かと問われるならば、返すのは短い「赤いの」の一言だけ。**]
/*
……wikiを見直していてふと気づいた。
設備足りねぇ(汗
人が集まる部屋を作ってなかったわ、あははー……。
戻るまでに誰も追加してなかったら、談話室兼食堂増設しておこう、うん。
[聖堂への道には足跡が続いている。
途中、足跡とは違った、人のかたちにも見える痕跡が目にとまり
女は一度立ち止まり不思議そうに首をかしげた。
そんな風にして辿りついた聖堂の扉を二度叩き、
返事を待たぬまま扉を開けた。]
ただいま、…じゃなくて、お邪魔しまぁす。
[声を掛けて中に入る。
そうして老尼僧の姿をさがし、聖堂の中を彷徨い歩く。**]
……赤いの、って……あ…。
えっと、なんていうか……お疲れ様?
[目の前の司書と、図書室の馴染みでもあるその少女との相性が、ある意味よろしくないのは知っていて
返すのは、同情とも労いともつかないそんな言葉]
それでここに居たわけか……
今回は特に借りたい本もないから、ゆっくり探そうと思ってたけど……まあ、いいか。
それじゃ、借りた奴は元の所に戻しておけばいいかな?
[色んな事を踏まえて、司書を無理に仕事に戻したりはせずに、
自分で出来ることだけを済ませようとそう尋ねた**]
― 山羊小屋 ―
こんにちは、メルツェ。
[山羊小屋に近づいて、寄ってきた山羊の頭をこりこりと掻く。]
元気みたいでよかった。
[そう声をかけると山羊は一声鳴いて、そっぽを向き。
その様子に苦笑して。]
……図書室の方に行こうかしら。
[聖堂に入れるまでの間だし、と口にして図書室の方へと足を向けた。]
/*
そう言えば広間とか食堂無いのかね。
[Wikiをガン見している]
地図には勝手に食堂つけたしたけども。
集まる場を作らないのも試みなんだろうか?
だが厨房あるなら食堂あっても良いよなぁww
元修道院なんだしw
……うん、めいっぱいゆっくりさせて貰うよ。
俺、この村の冬しか知らないけど、好きなんだ。
賑やかなのもいいけどさ、雪に全部の音を奪われたみたいに、真っ白な静かさ、みたいな。
[緩やかな微笑み>>89が何だか照れくさくて、そう言って笑う。
繰り返された感謝の言葉に、照れ隠しも続かなかったけれど]
[中に、と告げた後の何処か歯切れの悪い様子>>90に瞬いたけれど、すぐに続けられた同意の言葉に笑みを浮かべて]
ん。それじゃ、行こう。
[長めの上着の裾と重力に従う儘の左腕を揺らし、マテウスと共に聖堂へと向かう。
扉を開いた後は二三の言葉を交わして彼らの元を離れることになっただろう]
─ 中庭 ─
……どうも、そうらしいです。
[懐いちゃった、という言葉>>94に浮かべるのは苦笑。
当の小鳥は不思議そうに首を傾いでピリリ、と鳴く]
……まあ、そういうもの、と思ってしまえば。
仕事自体は、冬の間にゆっくりできますし。
[お疲れ様、との言葉>>95に苦笑は僅かに深くなる。
続いた問いかけには、一つ、頷いて]
ええ、元の場所に戻しておいていただければ。
……俺は、その間にお茶の準備でも。
どうやら、今日は来客も多いようですし。
[いつもは静かなこの場所だが、今日はだいぶ人の気配が多いと今更のように気づき、口にしたのはこんな言葉だった]
― 中庭の見える回廊 ―
[司書の言葉が解るのかどうだか、小鳥が鳴くのに笑みが浮かぶ。
彼の苦笑はそのままで、返る言葉に一つ、頷く]
冬の間は動けなくなるもんな、ここ…だから今日来たんだけどさ。
それじゃ、とりあえず置いてくるよ。
ああ、そう言えば、さっきエルザちゃんも来てたな……
[来客が多い、との言葉に思い出したようにそう加えて]
それじゃ、また後で……
[そう言って、離れようとして、すぐに振り向いて]
あ、そうだ、今日はパイ焼いて来たんだった。
シスターに預けてあるから、よかったら使って?
[味の方は自信ないけど、と笑って、今度こそ図書室へ向かおうと]
─ 中庭 ─
ええ……その分、雪解けと春の訪れは、何よりも得難く感じられますけど。
[冬の間は動けない。
実際に接した時にはひたすら驚いたものだったが、そろそろ真白の封にも慣れた]
そうですか……人の集まる日というものは、集まるものですね。
[エルザも、との言葉に一つ瞬いた後。
振り返りながら向けられた言葉>>100に、瞬いた]
……ありがとうございます。
[間を置いて、浮かぶのは少しだけ稚い笑み。
甘いものは嫌いではないが、作る方はそれなりだからこの差し入れは、素直に嬉しかった。
笑みは間を置かずに解けて消え、図書室へと向かうエーリッヒを見送った青年は、は、と小さく息を吐き。
食堂を兼ねる談話室へと足を向けた]
/*
いやほんと、自分でも午前中まで気づいてなかったんだよ!
……なして抜け落ちたし。
[※多分、資料から主要設備拾うのに必死だった]
― 図書室 ―
あ、直ってる。
[幾冊目か、手に取った本に修繕の跡を見つけて、軽く指で撫でる。
こういった仕事の丁寧さに関しては、気に食わないながら娘も認めている。口に出して言う事はこれから先もきっと無いだろうが]
……ま、このくらいにしとくかな。
[先の本を手元に加えてから、今一度辺りを見渡した]
― 図書室 ―
[図書室につくと小さく深呼吸をする。
中庭と中庭近くの回廊に兄と慕う人と、
図書室の司書をしている人を見かけたが、話をしているように見受けられたから、そのまま通り過ぎて。]
……ここも久しぶりだなー。
[小さく呟きながら、本の背を撫でる。
幼い頃は父親とともによく来ていたのだが、
成長と共に足が遠退いていた。]
─ →聖堂 ─
どこから集めてきたのかは分からないが…蔵書量は多いな。
[本を読むのは苦ではないのだろう、楽しいと紡ぐアーベル>>97にマテウスは同意の頷きを返す。
マテウス自身は身体を動かす方が性に合っているため、あまり利用することは無いのだが、樵の仕事のために森へ入り始めた頃は様々な知識を得るために訪れることもままあった]
18年前か……そうか、そんなにもなるか。
[所帯を持つ少し前だな、とは心の内だけの言葉。
焦げ茶の瞳をアーベルに向けていたため、落ちる彼の視線に釣られマテウスも彼の左腕に瞳を向ける。
顔に苦い色が垣間見えて、湯治の理由がそこにあることを何となくではあるが悟った]
―聖堂→図書室への回廊―
[父娘から離れた後、周囲に尼僧が真実居ないのを確認し。
残念気に溜息を零して聖堂を抜けるよう足を進める。
誰も居ない中庭を見遣り、白積む様子に目を細め]
……あ。
[視線の先に、金色。
声を掛けるつもりはなかったが、行き先は同じだろうかと首を傾いだ後に]
珍しい気がするなあ、こんなに人が居るの。
[ぽつり、小さく呟く。
思考に浮かぶのは雪道に刻まれた登るばかりの幾つかの足跡。
数えもしなかったけれど、ここに一体何人居るのだろう]
[取り留めもない思考のまま、進む足取りは酷くゆっくりとして]
─ 厨房→談話室 ─
[厨房に向かう前に談話室へと立ち寄って、暖炉の具合を確かめる。
食堂も兼ねるそこは、訪ねてきた人々の憩いの場として使われる事が多いから、温もりは絶やさぬように、と常に気遣われていた]
……大丈夫そう、か。
[火の具合と、自由に使えるひざ掛けの準備を確かめた青年は厨房へ。
竈の火を起こし、お湯を沸かしてお茶の準備をする。
肩に乗ったままの小鳥は、遠慮するように身を縮めて大人しくしていた]
……と、これか。
[お茶の準備をしつつ、台の上のバスケットに目を向ける。
その横には、小さなメモが添えられていた。
記されているのはバスケットの中身の作り手が誰かと、自衛団長と大事な話があるから、しばらく来客対応ができんい、という老尼僧からの伝言]
……団長殿が? 珍しいな……。
[小さく呟きながら、お茶の支度を整え、談話室へと戻って行く]
─ 談話室 ─
[老尼僧が団長と話をしているのを知っているため、勝手知ったるが如く進路は真っ直ぐ談話室へと。
部屋に足を踏み入れれば、暖かな空気が冷えた肌を包んだ。
温もりをしっかりと肌で感じながら、安堵するように大きく息を吐く]
…しばらくは持ちそうか。
[焦げ茶の瞳を向けるのは暖炉傍に積まれた薪。
今のところは十分な量が運び込まれているようだった。
冷えた身体を温めるため、しばらくは暖炉の前に佇む]
― 回廊→図書室 ―
[差し入れに、笑みと共に礼が返れば>>101こちらも笑って、軽く手を振って図書室へと向かう。
先客がいるのは聞いているから、できるだけ静かにドアを開けて目的の書架へと]
……えっと、ここ、だよな?
[並んだ本と、手元の本の背表紙を見比べて、間違いがないと判れば借りていたそれを書架へと返す。
そうして、何か面白いものはないかと書架を辿れば耳に届く声>>108]
……あ、まだいたし。
[考えて見れば読書好きの少女がここに居残るのは当然で。
その言葉の中に聞こえた名前には、少し意外そうな顔をして。
だけど、こちらから声を掛けることはしない。
見つけられたなら挨拶くらいはするだろうけど]
/*
図書室人多すぎるよなあと思いつつ、最初から目的地に設定してたから外すのも不自然かなーときちゃいました。
ちょっと眠いので早めに本の世界に突入予定。は、未定。
─ 談話室 ─
締め出された?
……そう言えば、俺にも声がかかりませんでしたし……。
[いつもであれば、来客があればすぐにお茶の準備を頼まれるのにそれがなかったというのは珍しい。
余程大事な内容なのか、と首を傾ぐものの、推測もたたず]
ともあれ、それならお話が終わるまではどうぞごゆるりと。
今、お茶を淹れますので。
エーリさんがパイを焼いて届けてくれたので、よかったらご一緒に。
[一先ず、考えるのは止めて、お茶と菓子とを勧めてみた]
― 浴室近く ―
濡れてない、よね?
[人目のない場所で手にした包みを解いて中身を確認する。
タオルは実は二の次だった。本人が内緒のつもりだったけれど、父にはバレバレだったかもしれない。
織り上げたモチーフも素材となる糸も無事なのを確かめて、ホッと息をついた]
お借りします。
[老尼僧には事後承諾となるけれど。手を合わせてからタオルを借り、談話室に向かうために回廊へ出た]
― 図書室 ―
[手袋を外そうとしているのは動きで判っていた、けれど、気になったのはその体勢>>119で。
煩かったか、と問われて、笑って首を振る]
俺は気にしないけど…なんか大変そうだな、って。
[そうして、ふと、毎年冬に訪れる湯治客の噂を思い出し]
もしかして、湯治に来てる人?
[と尋ねて見る。名前を聞いたこともあるかも知れないけれど、今は思い出せずにいたから。
そうして、他に人がいるのに気付いた様子>>120に手招きして]
気付かれると厄介だぞー
[と、聞こえない程度の声でそう伝えた。
もう気付かれてるとか、そこまでは知らないが]
[そこに手招きされて、不思議そうに瞬く。
とりあえずは素直にその手に従って書架の陰へと]
……何が厄介なの?
[近付いた距離で相手に合わせるように声を潜めて問うた]
[気付かれているかいないかはあちらの視界次第だけれど]
―聖堂―
[聖堂に入り暫くすると奥から老尼僧が姿を現した。
女はほっとしたように表情を緩める。]
元気にしていた?
――…ん、少し疲れてる?
なんだか、顔色が……
[体調を気遣う言葉を掛けながら心配そうに老尼僧の顔を覗き込む。
手を伸ばし指先が尼僧の頬へと触れかけて――、
己の手が冷え切っている事を思い出し、手を止めた。]
今日は冷えるから、ちゃんとあったかくしてね。
[触れぬ代わりに案じる言葉を向ける。
ふと気配を感じ奥に目を遣れば自衛団長が居た事に気付いた。
女は団長にぺこりと頭を下げる。]
/*
ねむ、い……orz
さて、今日一日であと3人、かぁ……。
出掛けに広報頑張ろう。
今日はいろいろささくれすぎて、そこまでやる余裕がなさすぎたわ……!
― 図書室 ―
[問い掛けに返るのは肯定の意>>125
そうして、手伝いを頼まれて改めて目の前の湯治客を見る。
確かに、右と左では明らかに様子が違うのは見て取れた、だけど、確認しただけで、それ以上は触れない]
ん、それくらいならお安い御用、だよ。
[手招きにこちらに来るのを確認して>>126、手袋を外そうとしながら問い掛けに答える]
ちょっとばかり煩いのがいるから……
[その「煩いの」が彼が世話になっている宿の娘とまでは言う気はなかった、が]
………あ、見つかった。
[こちらに向けられた声>>128に、しまった、とでも言いたげに軽く舌を出して片目を瞑って、笑う]
―図書室―
[書架の陰に入って、けれど届いた声>>128に顔を上げる。
何処か棘のある言葉も気にした様子もなく苦笑した]
そんなに浸かってたらのぼせて倒れちゃうよ。
倒れて迷惑掛けられても困るだろう?
[事実18年。雪に閉ざされる村となれば幼い頃は仲良くもしていたように思うけれど、何時頃から彼女から向けられる言葉の雰囲気が変わったかは明確に覚えていない。
寂しくて拗ねて母親の元に駆け戻ったような記憶もあるけれど、それから幾つかの冬を越えれば慣れてしまっていた]
[アレ呼ばわり>>130も聞こえて苦笑と共に首を傾ぐ。
原因はわからないけれど、近くに居れば不機嫌になるのはわかっているし、不機嫌にさせたい訳でもないし。
今日は本は諦めた方がいいかな、と巡る思考]
[見つかったからにはしょうがない、と書架の影から顔を出し]
別に、疚しいことなんかないよミリィちゃん。
ただ、見つかったら面倒だなって思っただけー。
[さっくりと、直球を返す。
相手がどういう態度でも、年下女性に「ちゃん」をつけるのは忘れない]
お客さまがいらしてたのね。
――…じゃあ、また後で
[場を辞そうとするも「ちょっとまって」と老尼僧の引き止める声がある。
ぱちぱちと瞬きして待っていると、
戻ってきた老尼僧から紙に包まれた何かを渡された。
包みの中には丸いパイ>>8が入っており、
エーリッヒからの頂き物と知らされた。
「アップルパイ、好きだったでしょ」とにこやかに言われると
少しだけ昔を思い出して懐かしいような気恥ずかしさが過ぎった。]
ん、今でも好きよ。
じゃあ、いただきます。
――会ったら、お礼いわなきゃね。
[はにかむような笑みを浮かべると
二人へと一礼し、女はその場から立ち去る。]
/*
調子悪いのが文章に出すぎてて抜けた方が良さそう。
うわん、だめだめだわ。
これ以上迷惑かけないように気をつけなきゃ。
/*
親父さんもかー。とミリィの男嫌いに頭を悩ませています。
親父さんのことは知ってる立場だから何がどうしてそうなったのか読めそうな気がするけどまあここは流すしかないね。
― 談話室 ―
あ、パパも一口、食べない?
[2種類食べられる誘惑には勝てないけれど。
全部自分で食べてしまうのも勿体ない気がして、父を*見上げた*]
雑貨屋 エルザは、ここまで読んだ。
……しかし、ミリィは相変わらずだなぁ…
[表では言葉の応酬をするけれど、心で思うのはそんなこと。
昔はあんな態度じゃなかったはずだ、と思う。
少なくとも、自分が町に出るまでは]
……訊ける話でもないし、な。
[もし、なにかの傷に触れるなら、と思えばそんな気にはなれず。
それ以上に、今以上の棘が返るのが面倒だったのだけれど]
―図書室―
[そう声を掛けて、陰から一歩引くように姿を彼女たちへ見せる。
一度、軽く首を傾いで]
ちょっと手伝って貰いたいこと思い出したから、行ってくるよ。
ごめんね、また後で。
[一方的に告げて、今度は自分が彼を手招く。
エミーリアの隣の女性には軽い会釈を向けて。
右手で扉を開いて、その先へ]
[実際のところ、目的地などはない。
不機嫌にさせたくないと。ただ、それを見たくないと。
ひどく身勝手な、逃亡**]
― 図書室 ―
[こちらが言い放った言葉に返るのは>>156、やはり予想通りだったから、思わず場所も忘れて声をたてて笑う]
いやまあ、予想してたけどやっぱり酷いなー。
[面倒だなんだと言いつつ、相手をするのは性格だろうか。
そうして、笑いを納めてから一つ溜息をついて]
損得の問題じゃないぞー?
ミリィちゃん、一応看板娘なんだし、そこ、考えないと。
でも、そういう頑なな所、俺は嫌いじゃないけど。
面倒なだけ、で。
[やはり、返すのは直球で、結局はお互い様かも知れず。
いまだ結婚どころか相手の気配すらないのは、そこが原因なのかもしれない]
/*
そういえば娘がえすさんではないかと思ったりしているのだが、どんなもんじゃろな。
何かこう、飛び込んできた感がだな(
/*
いや、うん。
今回の目標って「ただのいい人」じゃないRPだったりするんだ、けど、も。
やっぱ、中の人的にきっつい(
でも、決めた方向だから、頑張る。
ミリィはごめんねー。
後、アーベルは、こういう雰囲気のRP苦手なんだよね。うん。
まあ、最後まで持つ気がしないけどね、これ。
―厨房―
[立ち入って僅かに感じるのは紅茶の香り。
汲み置きの水で手を洗ってからパイの包みを開いた。
艶やかなパイの照りと甘く香ばしい香りが食欲を誘う。]
器用よねぇ。
お店でも開けば毎日でも買いにいくのに。
[小さく笑って、ぱくっと一口かぶりついた。
人目がある時は取り皿に乗せてナイフとフォークを使いもするが
我が家のようなこの場所では少しだけ気が緩んで
そうした用意をする時間も惜しむように行儀悪く立ったままの姿勢。
パラ、とパイの欠片が口許から零れる。
慌てて空いている手を口に添えて食めば
甘酸っぱいリンゴの味がいっぱいに広がった。]
〜〜〜っ、おいしー。
[へにゃりと顔が緩む。]
[バターの芳醇な香りがふわっと鼻に抜ける。
サクサクとしたパイとふくよかなリンゴの食感が相まって
しあわせそうにそれを噛み締めた。
ふと過ぎるのは老尼僧の顔で“母”を示す綴りの形に唇が動きかけた。
此処で暮らしていた頃の呼び方から他の皆が使う呼び方に変えたのは
自立してからだが、癖はなかなか抜けてはくれない。]
シスター、を、待ってれば良かったかな。
[老尼僧がその心算なら養い子にそれを渡しはしなかっただろう。
暫く手が離せないと察することは出来たけれど]
美味しいから、よけいに、一緒に食べたくなるのよね。
……けど、そんな事言ったら子供っぽいと笑われるかしら。
[独り言ちて、また一口頬張る。
とろけるようなパイをぺろりと平らげて
指先についた生地の欠片を舐め取った。]
[朝から甘いものしか口にしていないが
カルメンにとってはよくある事だから気にも止めない。]
ご馳走さまでした。
[満足そうに一つ息を吐いて手を洗う。]
さあて、食べた後は動かなきゃ。
まずは此処のお掃除しちゃいましょ。
[ストールを折り畳み調理台の片隅に置いて
床を掃いてから布巾で隅々まで磨き上げる。
週に一度、二度、聖堂を訪れては
こうして目についた場所の掃除をして帰るのがお決まりになっていた。]
そろそろ水も汲んでおいた方がいいかしら、ね。
[水桶の一つを持ち出して厨房にある勝手口から
井戸へと足を運んだ。**]
― 図書室→回廊 ―
[湯治客の呟き>>164は聞こえているのかいないのか。
回廊を暫し歩いた所で返された答えに、ぴた、と足が止まる]
……え?
[苦笑と共に落ちた言葉に小さく相槌を打ちながら]
ああ…そういう事か。
なんか、気を使わせちゃって悪かったなぁ…
[ぽつ、と落として苦笑にも似た笑みを浮かべる]
ミリィちゃん、あんな調子だけど、元はいい子だって知ってるからさ。
なんでああなったか、俺も知らないけど……
俺の事、ああ言う事で気が紛れるなら、直球で相手した方がいいかなって。
面倒だ、って言ったけど、それと心配するのは別だし。
[ぽり、と頬を掻いて、視線を逸らして]
それにさ、普通に心配とか言ったら、あの何倍もの言葉が返ってくるし?
それなら、冗句に紛れさせて笑った方がいい。
余計なお世話、って言われるだろうけどなー。
[最後の言葉に乗せるのは苦笑とは違う笑み。
そして、行き先について困るのを見て]
決めてなかったなら談話室に行こうか?
ライヒ君がお茶淹れるって言ってたし、図書室もここも寒い…体、冷えたんじゃない?
[そう提案して、否が返らなければ談話室へと。
その道すがら、気になったことを湯治客に耳打ちする]
……そのままで充分、って、さ。
もしかして、ミリィちゃんの事、気になる?
[問う側からすれば、とても真面目な話だった**]
[今から10年ほど前、今よりは旅人も多かった、夏の日のこと。
宿屋の娘が日が暮れても家に戻らず、騒ぎになった事があった。
本人は翌朝になって帰って来たけれど、何処かで引っかけたような傷をあちこちに作っていたり、服も随分と汚れてしまっていたり。
何をしていたのかと問い質された娘は、『逃げてきた』と呟き、それ以上は何も言わなかった。
宿には丁度男の宿泊客が1人いて、彼女が居なくなる直前に2人で話しているのが目撃されていた。
失踪事件のあった翌日、彼の使っていた部屋はいつの間にか空になっていた。
人懐こかった娘の態度に変化が現れ始めたのは、それから数日後のこと。
最初は知らない男性を避けるようになり、次第に知り合いに対しても距離を置き始めた。
傷を広げてはいけないと、事の仔細は一部の人間以外には伝わらず、未だ単なる迷子事件だと認識している人も多い。
その冬訪れた少年に問われた人>>149が、どちらだったのかは分からないが]
この後の仕事の合間の楽しみにしようかなって。
[冗談めかした口調で言って、微かに笑む。
肩の小鳥はこきゅ、と首を傾いだ後、差し出された手に興味を持ったかのように、ぱたた、と少女の許へと飛ぶ]
あ、こら。
[静止する間はなく、当の小鳥は少女の手の上へと飛んで。
「これなーに?」と言わんばかりに首を傾いだ]
/*
さて、真面目にどーすっか。
朱花なし守護なしは寂しいんだが、なぁ……あと一日伸ばして集まるか、否か。
あー……5日目ラスト想定なら、一日は伸ばせる、か……も少ししたら聞いてみよう。
/*
さて、入村文読み返して思ったんですが、俺、何時台所片付けたんでしょうね?(どどん
でもって、パイを焼く描写を書きながら、考えていたのは「卵白をどうするか」だったという。
パイの艶出しに卵黄使うんですよね(レシピによってはポテトやカボチャにも入れるけど)
卵白、余るんです、よ。
これが、結構困るんですよねリアルに。
卵白「だけ」使うのってあまりないから。
普通に行けばメレンゲなんですが、あれ、焼くのに時間かかるんですよね。
ほかも、スフレとかこう、扱いの難しいのが多くてなぁ……
マシュマロも、乾燥(というか固まるまで)に結構掛かる。
いや、聖堂に持ってくる前提で考えるからややこしいんで、普通は料理に使ったりするけど。
― 図書室→ ―
……ねー、悪いけどさ、エルザ姉さん。
アタシもーすぐ二十歳だよ?
[男性陣がいなくなった後、決まり悪そうに言う。二度ほど撫でられた事に対してだ。
別に嫌という訳ではないのだけれど。
言いながら借りて行く本の題名をメモして、机の上に置いておく。折り合いが悪い相手だが、一応毎回欠かさずやっている事だ]
……ま、いいや。
本選んだし、そろそろ出るよ。姉さんは?
[此処に残るか、共に出るか。
相手がどう答えたにせよ、それから自身は本を抱え直し、言った通りに図書室を後にした]
―回廊―
[足を止めた彼>>166より少し遅れて靴で奏でる音を止める。
苦笑に似た笑みに、返すのは真実苦笑を]
違うよ。俺が利用させて貰っただけ。
……俺が、あそこに居たくなかったんだ。
昔のエミーリアは俺も知ってる。ずっと前から知ってるんだ。
だから俺には、エミーリアは無理をしてるように見える。
……詩的な言い方をするなら、茨を纏っているように、ね。
[触れようとすれば手を伸ばした人を傷付けて。
けれど茨が棘を伸ばすのは外側だけではないから、纏うその人も。
そう表現した言葉は多少おどけていたけれど]
だから俺はあまり近付かないようにしてるんだ。
心配、だからね。
/*
でもって、実際に1人であのパイ三種をあの量作ろうと思ったら、多分、仕込みに二日かかるよね。
パイ生地の量が半端ない(
流れとしては、パイ生地の仕込み→生地を寝かせている間に中のフィリング作り→成形
問題は、パイ生地が折りパイか練りパイか(
いや、あれだけの文にどれだけ余計なこと考えてるんだと言う。
[金色の彼が言いたい事は解った。
けれど、生憎そういう感情は欠落してしまっている]
[……この腕で、誰かを抱けるとは思っていない]
[諦めによる感情の欠如。
何処か幼い言動も、其処に起因しているのかもしれなかった]
/*
弟、と言う点では娘と一致を見ていたのを把握。
妻と息子が同じ髪の色、で括るのがキャラグラ選びと言う点では良いかなw
俺とイレーネが似た色合いだし。
10人目、ピアノ奏者 オクタヴィア がやってきました。
ピアノ奏者 オクタヴィアは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[品の良い外套に、手入れの行き届いたツヤのあるブーツ。
暖かな帽子から零れるのは、艶やかな金の髪。
手に持つ革の鞄も余程見る目が無い者でなければ質の良いものと一目で解るもの。
見た目だけならば、どこかの貴族の御婦人と言い張っても騙しきれるだろう。
だが]
…ったく。
あいっかわらず寒いわねぇ、この時期は。
[ぽつりと落とした声は低く、明らかに女性のそれとは違っていた]
/*
素敵な人が来てるー!
オネエサマだwww
せめてあと一人。来ないかな。
やっぱり役職はフルだと嬉しいですから…!
とはいえ、雪が降ってなかったらそれはそれで心配だわね。
今年も無事お父様の怒鳴り声を聞いたことだし、早く宿に行って温まりましょ。
[革の鞄を持ち直し、宿へと歩き出した彼の素性は以下の通り]
───────────────
■名前:オクタヴィアン・ウドヴィル Octavian Woodville
■年齢:32
■職業:ピアノ奏者
■経歴:いろんな意味で名が売れている新進気鋭のピアノ奏者。
元々はこの村の出身だったが19年前に村に訪れたピアノ奏者に腕を見込まれ弟子入り、そのまま彼女についていく形で村を離れた。
11年前から休暇の度に村に戻ってはきているが実家から出入り禁止を申し渡されている為、基本は宿屋に部屋を取って1〜2週間程滞在する。
簡単ではあるがピアノの調律も出来る為、滞在中にピアノの調律・演奏を頼まれれば基本引き受ける。
/*
……美人なオネェさまがいらっしゃった……
うーん、どうしよう。19年前なら丁度擦れ違いだ。
面識は無さげな方向と見てるけど相手次第、で。
初対面なら……あれですよね、吃驚するべきですよn
― 図書室→回廊 ―
[ふと落とされた謝罪の声>>178に、ひら、と手を振って。
談話室に向かうことで同意して歩き出す]
いやいや、傍から見たら面白いもんじゃないし。
まして、殆ど初対面の人に見せるもんじゃ……あ
[落ちた声に返しかけて、今更のように湯治客を見て]
そう言えば、名前言ってなかった。
俺は、エーリッヒ・シュピーゲル。
呼び方は好きに呼んでくれていいよ。
[そんな風に簡単な自己紹介をして。
耳打ちに返る言葉と不敵な笑みに、一度目を丸くして]
幼馴染、ねぇ……
あ、俺にはもう、可愛い子猫ちゃんがいるから。
[にっこりと、いい笑顔で返す。この場合、本物の猫の事だけどそれは言わない]
/*
できれば予定通り開始の方がラクなんだけど。
ここで一人増えたのを見るとうーん、となってしまうのは人情です(
希望ぽちがあったから、削りたくないんだよ。
でも、少ない人数で守護者入れると、バランス難しいんだよ……!
─ 宿屋 ─
ちょっと、客が来たわよー。
[宿の玄関先、中にいるだろう主人に向けて呼びかける声もやはり低い。
暫く待つ程の時間もなく奥から出てきた主に笑顔と共に手をひらりと振って]
はぁい、お久しぶり。
今回もお世話になるわね、小父様。
[ハートマーク付きの語尾に苦笑を返せる程度にはこの男に慣れたのだろう主人が、部屋の用意をしてくると言ってまた奥へと引っ込んでいくのを見送り。
一人になると、やっと外気から遮断された温もりに息をついた。
帰省の始まりが父親の怒鳴り声はいつものことだが、流石にこの寒さの中玄関先で30分ほども怒鳴られ続けたのは堪えた様で]
まったく。
いい加減慣れてくれても良いのにねぇ。
[11年前に帰省した時から態度の変わらない父を思い浮かべ、ほんと頑固よね、と他人事のように呟いた]
/*
名前の呼び分けはぱっと見で年上とわかるか否か。
マテウスは明らかに年上だったからファミリーネーム。
エーリッヒは見目的にどれくらいか判断付かなかった感じ。
で、……やっぱり一回り違うしウドヴィルさん、だよなあ。
─ 宿屋 ─
…ま、良いけどね。
いつもの事だし。
………変わらないのは、ある意味安心出来る。
[小さく独りごちる声は、それまでと少しだけ異なる声音。
いろんな意味で変わった自分に対して、変わらずにいてくれる人はそう多くないから]
…そういえば、あそこのピアノって調律いつしたんだったかしら。
[変わらない人の内の一人である老尼僧を思い浮かべ、連想のように聖堂のピアノの存在を思い出した]
― 回廊 ―
お互いに痛いところをつつきあうとか、なー。
まあ、見守るのも優しさだし、それぞれじゃない?
[あっさり同意されて、やはり苦笑して。
こちらの名乗りに少し驚いたようなのに軽く首を傾げ、自己紹介>>187が返るのに頷いて]
ん、こちらこそよろしくな、アーベル君。
[年下男性に「君」をつけるのは癖のような物。年齢は聞いてないけれど気にしていなかった。
顔について触れられれば、ぶんぶんと手振りも交えて首を振って]
いやいやいや、一応見た目勝負な仕事だけど、そこまではないって。
そういう方面は、ほんと、縁がないから俺。
[何故か全力で否定する。
先の言葉との矛盾にはもちろん気付いていなかった]
/*
ところでオクタヴィアンさんへの接し方にとてもすごく悩んでいるよ!
19年前までは普通ってことは、物心ついた頃にはすでにあんな感じだったってことか。
多分最初は普通に女性だと思ってたんだろうなぁ。ぬぬ。
―井戸―
[桶に井戸の水を汲む。
手を濡らす水は凍りつくかのような冷たさに感じられて
寒さを堪えようと無意識に奥歯をきつく噛んでいた。]
これくらいでいいかな。
薪も十分あったみたいだし。
やっぱり、男手があると助かるわね。
[自衛団員であり樵でもあるマテウスが冬を越す為の薪を蓄えてくれていたのはずっと以前から。仔細を老尼僧に尋ねる事はなかったが「有り難いことね」と優しい笑みと共に語られていた事を思い出す。]
─ 宿屋 ─
あら、ごめんなさい。
ちょっと考え事してて。
[意識が一寸離れていたからか、宿の主が戻ってきたのに気付かなかった。
部屋の用意が出来たと声をかけられ、ようやく意識を戻すと謝罪を述べた後、何を考えてたのかと問われて笑顔を浮かべ]
大したことじゃないけどね。
ちょっと顔を出したいところを思い出したの。
荷物だけ置かせてもらえるかしら?
[言いながら革の鞄からクラッチバッグを取り出して。
了承が返ったのを確かめた後主に鞄を託して、また外へと出ていった。
向かうのは、老尼僧がいる聖堂の、ピアノの元**]
[ささやかな風が桶の水面に漣をたてた。
ふわと首筋を撫でる風に寒気を覚える。
ストールを置いてきたことを少しだけ後悔した。]
――…っ。
[空を見上げると雲が一瞬太陽を隠して、すっと流れてゆく。
まだ陽は高い。
酒場での仕事まで時間があるが――]
あんまり、する事がないのよね。
[微苦笑を漏らしてぼんやりと空を眺める。
修道士のような風情の司書が来て半月も経たぬうちに聖堂を出た。
すれ違うように自立したのは思い悩んだ末のこと。
その選択が間違っていなかったと思えるのは、
老尼僧が今もこの場所で不自由なく暮らしていると知れるから。]
/*
そして、変則セロリネタ投下(
中身を隠す気がさらさらないゲル状生物である。
独り言に草原作られてそうな気がすr
一応、エーリッヒはセロリ食える設定です。
そして、延長と双花確定、か。
希望、弾かれそうな気がするんだよなぁ。
―回廊―
[自分に甘いと言う>>202のに苦笑を零す。
まったくもう、と思ったけれど、これ以上言う気も無くて]
[思い当たった答えに肯定が返れば、ぱ、と表情は明るくなる]
いいなあ、猫飼いたいけど駄目って言われるんだよねえ。
[駄目だと言う母親は理由を告げないけれど、大体わかってはいる。自分の面倒で手一杯なのだとは。
だから羨ましがるだけで本気で強請る気はもう無い]
せろり、って。
……好きなの?セロリ。
[咄嗟に浮かんだのはセリ科の植物。
まさか猫が緑でもなかろうし、好物なのだろうかと]
[そうこうしている内に、談話室の扉は近付いていた。
回廊を遠回りしたからか、赤色と擦れ違うことはなかったようで**]
─ 談話室 ─
[神妙な様子の返事>>204に、天鵞絨はきょとん、と瞬くが。
僅かに感じる年頃の少女らしさにふ、と笑みを掠めさせる]
……?
[カップを手にした少女の様子は、どこか拗ねたような気配を感じさせて、また首を傾げかけるが。
マテウスの言葉>>200と立ち上がる動きに、意識はそちらへそれた]
道を……そうですね、今日は来訪者も多いようですし。
……手伝い、ますか?
[申し出は、やや控えめに。
必要な仕事は一通りこなす事はできるものの、力仕事に向いている、とはお世辞にも言い難いと知るが故に、どうしてもそうなってしまうのだった]
はい。
えっと……あ、お掃除、ですか?
手伝いますよ。
[娘には珍しい、丁寧な言葉を続ける。
桶を持っているのに気が付けば、すぐに勝手口の戸を支えようと動き出して、ついでに申し出る。
こう見えて、掃除洗濯炊事の類は一通りこなせる娘である。**]
─ 談話室 ─
……そうですね。
[応対する者が必要、というのは確かなので、素直に頷いた]
それでは、そちらはお願いいたします。
……お戻りになられましたら、また、熱いのを淹れますから。
[カップを置いて立ち上がり、礼と共にこう言って外へ向かう背を見送る。
開いた扉の向こうからかかった声には、随分のんびりしていたな、などと思いつつ。
新たに訪れる者のためのお茶の準備に動き出す。**]
―厨房―
[ミリィの顔>>209に緊張の色が僅かに感じられる。
ささやかな歳の差がそうさせているのかもと少し寂しく思っていた。
掃除と彼女が言えば、肯定の頷きをみせる。]
時間があったからお手伝いでもしようと思ったんだけど
何だかんだでちゃんとしてくれてるのよね。
[誰とは言わぬまでも聖堂に住まう者は限られるから
ミリィにも誰の事を言っているかは思い当たるか。
気付いたように勝手口の戸を支える彼女に、笑みを深めた。]
ありがとう、ミリィちゃん。
[礼の言葉を向け、厨房の中へと入る。
宿屋の娘である彼女は自分よりも家事に慣れているだろう。
少なくとも炊事に関しては彼女の方が達者であると思う。]
/*
待機中にこっそり。
くろねこさん、お誕生日おめでとうございますー!
o(^ー^)o<※*・:*:`♪:*:。*・☆*
― 回廊→談話室 ―
[近付いた談話室のドアが開いて、出てきたのはやはり見知った顔>>208
その彼が、談話室へと声を掛けるのを聞いて、自分の名が出た事にこてりと首傾げ。
そうして、挨拶を送られたならこちらも姿勢を正して挨拶を返す]
こんにちわ。
マテウスさんもいらしてたんですね。
[ここに来た用向きは聞かず、何処へ、と問えば簡単に答えは返る。
手伝うことも考えたが、同行しているアーベルを思い、今は暖を取るのが先とその場は辞して談話室へと]
いや、図書室は結構冷えるなー。
あ、ライヒ君、こちら、図書室であったお客さん。
[向こうで何があったかは言わず、アーベルの紹介だけして、室内を見回せばこれも見覚えのある少女が一人]
あれ?イレーネちゃん?
今日はお父さんと一緒に来たの?
[仲のいい家族とは聞いているけれど、こうして会うのは珍しいからそう訊いて。
もしも、何かを問われたなら、隣に座って話を聞くつもりだ**]
11人目、旅人 レナーテ がやってきました。
旅人 レナーテは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
旅人 レナーテが村を出て行きました。
11人目、旅人 レナーテ がやってきました。
旅人 レナーテは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
─ 夜間・山道 ─
[歩く足が雪を踏みしめる感触と肌を突き刺すような空気の凍える冷たさが厳しい季節であること否応なしに理解させる。遠い春の訪れをを願うセンチメンタルにも似た想いを抱くような感受性は持ち合わせてはいなかったが、流石にこの寒さは身に堪えるというものである。]
…ハァハァ。
もうそろそろ着いてもいい頃じゃないのか?
[誰に語り掛けるでもなく。わざわざ雪に覆われたこの山道を行く自分に呆れるように励ますように言葉が口を突き、そして辺りの静寂へと飲み込まれていく。
遠くに見える人里らしき明かりは一向に視界に広がる様子を見せはしないが歩を進めている以上、確かに距離は縮めているはずであるが、果たしてあとどれぐらい歩けばたどり着けるのか。レナーテにとってはまるで神々の峰を超えるが如き難行にも思え、今にも雪の上へと身を投げ出して身体を休めたい衝動にも駆られる。が、それは即ちこの世との決別を意味すると理解するが故に思いとどまること優に十を数える。]
まったく、体力には自信があったのだがな。
雪道がこれほどとは……。
[再び誰かへ掛けられたたわけではない疲れた声が静かに雪へと溶け込んでいく。]
[宿場へとたどり着いたのは朝だったろうか、昼だったのだろうか、まだ薄暗かった気もするし、とうに日は頭の真上にあったような気もする。だがもはやそんなことは些末なこと。ようやく人里へと辿り着いた達成感と疲労から二つの足はもう数歩も進むのを拒絶する重い体を引きずる様にどうにか宿へと向かう。その途中で役人らしき男に制されて、不機嫌に何の用向きかと問えば滞在表の記入を申付けられたので少々乱雑に書き上げると男へと渡した。]
──────────────────────────
■名前:レナーテ・ソレル / Renate Sorel
■年齢:25
■職業:旅人
■経歴:かつては都の守備隊を務めていたが、ある事件をきっかけに退役。
退役後は僅かな蓄えを路銀に各地を転々と放浪するようになった。
旅先では蓄えの足しに簡単な仕事や用心棒のようなことをしている。
腰には自慢のレイピアを帯剣している。
──────────────────────────
[泥のように深い眠りから覚めた翌日。宿場の温泉でゆっくりと疲れを癒していると、年の頃はもう初老と言っても差し支えないであろう男から丘の上に聖堂があることを聞く。
さして期待もしないが山間の宿場では他に見るべきものも無いだろうということで、昼を迎えるころには丘へと向かうレナーテの姿があった**]
/*
あっぶね。
いきなりランダム選択してたわ。
とりあえず時間が時間なので入村まで。
さて、飛び込んではみたものの、楽しくなるといいねー。
―厨房―
[炊事をする場で食事の支度に意識が向かないのは
不得手とする事だからかアップルパイでおなかが満たされているからか。
どちらもが大きな理由となっていた。]
そういえば、自衛団の団長さんも今日は来ているのよね。
何かあったのかしら。
[ぽつ、と思い出したように呟いて
少しばかり心配そうな表情を過ぎらせた。**]
― 談話室 ―
こんにちは、エーリさん。
ううん、お父さんは自衛団のお仕事。私は、おばあ様にご用があって来たの。
[役者は子供達から人気があり、娘にとっても好感度の高い一人。父の言葉通りに入って>>217くると、挨拶しながら笑顔で疑問>>218に首を振った。アーベルにはさっきぶりと、同じく笑顔で会釈して。
老尼僧のおばあ様呼びは、父についてくる>>2うちについたもの。誰のことか聞かれるならシスターと言い直す]
冷えちゃったなら、こっちで一緒に暖炉に当たろう?
あのね。エーリさんにもご用ができたの。
パイの作り方、こっそり教えてもらうことはできない?
[他にも人の集まってる場所でこっそりも何もないものだが。隣に座ってくれたエーリッヒを真剣な瞳で見つめて問いかける]
三日月のパイ、とっても美味しかったの。パパも美味しいって言ってたよ。あっ、パパの分の三角パイは貰って帰るね。
エーリさんが作ったのを食べるのも楽しみなんだけど。
私もこういうの作れるようになったら喜んでくれるかなって。
[一番に喜ばせたいのは弟だ。母も喜んでくれるに違いない。
娘の頭の中ではもう秘伝のレシピとなっていたから、教えてもらえなくても大人しく引き下がるが。そうなれば、しょんぼりとなるのを隠すことも出来ないだろう]
[その後も爪先の感覚がなかなか戻らず、暖炉の近くに陣取り続けることになって。
他にも人がくれば挨拶をしたり、大人しく話を聞いていたり。
そのうちに、欠伸の一つも漏れたりし始めるの*だった*]
/*
メモは溢れてしまうので落ちる前にこちらで。
レナーテさんいらっしゃいませ!これで役職揃う流れですねっ。
流石です。
開始早々不在とかなってしまいますが、改めて皆様よろしくお願いします[ぺこり]
明日も鳩で一撃くらいは出来るといいのですが…(役職チェックはしたいところ)
/*
どうしようかと悩みはしたが。
伸ばしてみるもんだなぁ……。
さて、後1人。
埋まる事を祈りつつ、第二くんを考えよう。
引きこもりでも問題ないようなのを考えなくては(
─ →聖堂 ─
[宿がある山の中腹から、上へと向かう道を進む。
真白の中を歩いて、その先にある建物が目に入れば自然と頬は綻んだ。
自分とピアノを出会わせてくれた場所だから、というだけでなく。
自分に己の道を選ばせてくれた人が、ここに居るから。
雪のせいで転びやすい道で走り出す愚など為さないが、常よりは早足で上がっていって。
後少しで聖堂に着くという所で、>>214雪道を整えている男の姿が見えた]
あら、お一人?
余計でないなら、お手伝いしてもよくってよ。
[声をかけて、笑みを向ける。
彼と見知りなら、この時に久しぶりと挨拶もくわえただろう。
申し出を断られたなら重ねては言わず、横を通り過ぎて聖堂に入り。
是と応じられたならある程度の目処がつくまでは道を整えるのを手伝った後、やはりそのまま聖堂へと入っていった]
─ 聖堂 ─
[ひやりと静謐な空気の中を、硬質な靴音を立てて進み。
古びたピアノの前で足を止めると、ふ、と苦笑を浮かべて]
…ただいま。
ちょっとご無沙汰しちゃったわね?
[小さく声をかけると、クラッチバッグから取り出した手袋をはめ、同じく持参してきたブラシで表面を掃いた屋根と鍵盤蓋を開く。
弦の様子を見た後、軽く鍵盤を叩いて音の狂いの有無を確かめ]
寒くなったし暫く見てなかったからちょっと心配だったんだけど。
錆びもないし、直しもそう必要ないみたいね。
これならそんなに時間かけなくても大丈夫かしら。
[気になるのは{4}箇所だけで、後は錆び防止に薄く油を差せば良い程度。
ハンマーも油差しも持ってきているから、問題は無い。
実際、1時間もしない内に調律は終わり]
─ 聖堂 ─
これでよし、と。
それじゃ、肩慣らしに軽く一曲歌って頂戴?
[試しに1音叩いて、出来を確認すると持参した道具をすべてバッグにしまい。
ピアノの前に座って奏でるは、神への賛美。
ここの図書室に置いてあった楽譜を手に、何度も一人で練習して習得した曲。
これを弾くことが老尼僧への挨拶代わりだと、尼僧と己を知る者には伝わっているだろう**]
/*
どうしようかしらまだ誰とも絡んでないけどこのキャラすごく楽しい。(
この間男装女やったから今度は女装男やろうと思ってこのキャラにしたんだけど。
一人遊びで満足しちゃわないように気をつけなくっちゃねぇ。
─ 聖堂への道 ─
[聖堂と村を続く道にはいくつもの足跡。
誰がどの足跡かまでは判別が付かないものの、大小様々あり、それだけで訪問者の多さを物語っていた。
目視では捉えきれない部分もあるため、自分の足で雪を踏み締め凹凸の酷い箇所を均していく。
それを何度か繰り返した時、久方ぶりに聞く声>>227が耳に届いた]
………よぉ。
[雪による光の反射に邪魔されながら相手を見遣ったため、誰なのか判ずるのに僅かばかり遅れる。
見覚えはあるが見慣れぬ姿。
どうしたらこうなったんだと言う思考は今に始まったことではない]
…調律に来たんだろ。
手先仕事する前に手を冷やすようなことはしなくて良い。
[帰郷の折に聖堂にあるピアノの調律をしているということはシスターから聞いている。
今回もそうなんだろうと当たりつけ、言外に手伝い無用と告げた。
目の前に人物に対して複雑な想いがあるため、マテウスの言葉遣いもついぶっきらぼうなものになる]
[彼が聖堂へと入ったのを見届けた後、マテウスは白い息を長く吐いた]
………………。
[相手が嫌いと言うわけではないが、好ましいとも思い難い。
妻と交流が増えたのは、彼女の幼馴染であるオクタヴィアンが村を出てからのこと。
会話の話題になったこともあるため嫉妬を覚えたこともあるし、村に戻って来た時の変貌にどこか安堵に似た思いを抱いたこともある。
尤も、相手が妻のことをどう思っていたかなど、知る由も無いのだが]
……………。
[しばし後、聖堂から視線を外し、雪道の整備へと戻る。
家族にも明かしたことの無い複雑な想いを、踏み固める雪のように深く、深く、胸の奥底へと沈みこませた**]
― 図書室→ ―
……ん。
[集中して読み進めているうちに、体が冷えてきて。]
残りは、貸してもらおう。
[出来るだけ暖をとろうとしながら、
借りていく題名をメモで残して図書室の外へと。**]
[音楽に携わるものであれは、あるいは中央の噂話に触れる機会のある者であれば。
青年と同じ名前の歌い手──不世出と謳われた聖歌の紡ぎ手が、数年前に巡礼の旅に出て以降、行方知れずである、との話を聞いているやも知れないが。
その件との関わりを問われたとしても、記憶の欠けた青年には答える術はなく。
ただ、曖昧な笑みを浮かべるのみだった。**]
― 談話室 ―
自衛団の?
あ、山羊のお世話、かな…
[イレーネからここに来た理由>>223を聞いてほんの少しだけ考える。
聖堂で飼っている山羊の世話や一部の仕事を自衛団が手伝っているのは知っていたから、そう解釈をして]
イレーネちゃんはシスターに会いに来たんだ?
それじゃ、会ったのは偶然なんだね。
[イレーネが老尼僧を慕っていると言うのは知っていたから、特に訂正はせずにそう返して。
そうして、彼女の隣に座るのと同じ、ちょうどいいタイミングで目の前に置かれたお茶。
礼を言って一口口にして、ほぅ、と息を吐く。
それと前後して落とされた言葉>>226には、小さく頷いた]
確かになー、環境が悪いとすぐにダメになるし。
そういう意味では、ここの本たちはしっかり管理されてて、幸せだね。
[司書に返した後、こちらに用ができたと言うイレーネに向き直って、用件やパイの感想>>224を聞くと表情が柔らかく緩んだ。
どこか素直じゃないのは自認しているが、褒められればやはり嬉しい]
ありがとう。
パイの作り方、か…教えるのはもちろん大丈夫だけど、言葉で説明するのは難しいな。
パイはちょっと難しいし、お菓子とか料理は自分で作って覚えるのが一番だから。
イレーネちゃんは、お菓子を作ったことはある?
[問いかけるのは経験の有無、答えがどちらでも続く言葉は変わらないけれど]
初めは上手く行かないことが多いよ?俺もよく失敗したし。
でもね、上達の一番の近道は「誰かに喜んで欲しい」って言う気持ちなんだ。
イレーネちゃんがそう思って作れば、きっとすぐに上手くなるよ。
だから、今すぐは無理だけど、よかったら一緒に作ろうか?
[この提案は彼女にどう受け取られたか。
そのまま、隣に座って暫く時間を過ごして]
[ずっと、ずっと子供の頃。
周りに同世代の男子が少なかったせいもあって、近くに住んでいた4つ上の少年とよく遊んでいた。
自分が一人っ子だったからか、兄のように慕って、懐いて。
だから、彼が村を出た時は、とてもがっかりして寂しがったものだった。
再会は11年前、自分が町に出る少し前の事で。
「兄」と慕っていた人が「姉」になって帰ってきたのは流石に戸惑った、けれど
外見や言葉遣いは違えど、内面は変わっていなかったことに喜んで。
そうして、今でも細々とではあるけれど交流が続いていた]
そう言えば、そんな時期だっけ……また喧嘩したんだろうな、おじさんと。
[あの時の騒動はよく覚えていたからそう呟いて。
やがて、聞こえてきた演奏に、ふわり、笑う。
演奏に合わせるかに紡がれる歌声>>234にも、少し意外に思いながらも笑うまま。
暫し、その音に耳を傾けて**]
―回廊→談話室―
[近付いていた扉が向こうから開いて、知らず瞬く。
一度姿を見せたマテウス>>208が部屋を振り返り紡いだ名前に、その当人の方を一度見遣る]
[挨拶にはひらりと右手を振って返して]
いってらっしゃい、風邪引かないようにね。
[エーリッヒの問いに返された説明に、こう告げる。
手伝うどころか邪魔にしかなれない自覚があったから。
マテウスの背を少し見送って談話室へと滑り込み]
[イレーネに軽く手を振りながら、一礼する男へもそれを向ける]
うん、今年もお邪魔してるよ。
去年は読みかけのままで帰っちゃったからねえ。
[笑み零してそう言うも、見慣れぬ小鳥にきょとりと藍鉄色が瞬いた]
―談話室―
[イレーネがエーリッヒを呼ぶのに先程のマテウスの行動にも合点が行って、ああなるほど、と内心に零す。
出して貰ったカップに口を付け、内から広がる熱に息を吐き]
……どうかなあ。
あの本は読み切れるだろうけど、次が微妙かも。
迎えに来たら帰るしかないしねえ。
[この村に一人で留まるようにはなったけれど、行き来には変わらぬ母親の姿がある。
一切の手助け無しに長距離を移動させては貰えず、故にその日を自分では決められなくて、結果が読みかけの本。
最後の一冊を読み切れた年はどれだけあっただろう]
怪我、しちゃったのか。でも治って良かった。
渡りの子ならこの村の冬は応えそうだから、気を付けないとだね。
[一瞬、自身に重ねかけて表情が曇る。
すぐに取り直し笑みを浮かべれば、端からは怪我を心配しただけに映るだろうか。
暢気な小鳥の様子>>241に少し笑い、少し近付いてみようかと]
/*
今日というか今夜開始な筈だが、ぎゅんさんの話が終わる気配がない(
引きとめは開始後なんだっけ??
今日は、開始して自由に動けるようになったら落ちる予定……
[桶の水を移動させるのには手を貸した。
なお炊事は得意な方だが、お菓子作りになると話は別で、誰かさんには負けてしまう。という話をするとまた不機嫌になるわけだが]
その恰好で外は寒いでしょう。
[さらされていた肩がストールに隠れて>>216そっと息を吐いた。
こちらは聖堂に入って来た時から、しっかりと防寒をした外着のまま]
はい。……まあ、ほとんど一回読んだものなんですけど。
新しいのも読みたいんですけど、つい読み返したくなっちゃって。
[蔵書が多いからだけでなく、何度も同じものを読む所為で、未だ制覇には至っていない。
苦笑いを返して]
あれ、カルメンさん、楽器弾けるんですか?
[聖書は兎も角、楽譜はただ読むものだとは認識していないから、首を傾げる]
─ 聖堂への道 ─
[厳しい寒さに踏み込む足に雪がギシギシと音、漏れる呼吸の白さに凍えるような夜の到来を予感させる。
聖堂への一本道をしばらく行き丘の上へと至る。]
やあ、こんにちは。
旅の者だが少し観ていっていいかい?
[古びた聖堂を前に雪道を整備しているらしい男に声をかける。
身なりからして神の使徒とは思えないが関係者であることは間違いないのだろう。]
それにしても随分と冷えるね。
/*
あ、しまった。日付変わったら言おうと思ってたのに。
というわけでハッピーバースデイくろねこさん!
また一年がよい年でありますように。
─ 談話室 ─
中々、ままならないもの、ですね。
[迎えに来たら帰るしかない、との言葉>>243に少しだけ苦く笑う。
向こうの事情は問うた事はない。そも、他者に深く踏み込むのは無自覚に避けてもいるのだが]
ええ、飛んで、餌を取れるようには。
……少し人に慣れすぎて、野に帰るのは難しいかも知れませんが。
冬の間は、俺の部屋の中に住まわせるようでしょうね。
外を飛ばせるのは、ちょっと危険すぎる。
[環境の事を思えば他に選択肢はないものの、そうする事でますます戻れなくなる事への苦さは一瞬。
近づく様子に首を傾いで、肩の上を見る。
当の蒼い羽根の小鳥は、円らな瞳でじいい、と藍鉄色を見つめているのだが]
─ 聖堂 ─
へぇ…。
[ギィと扉の軋むを音を立てて中へ入る。古びてはいるがしっかりとした造りと行き届いた…とは言いがたいのかもしれないが、大事に使われているのだろうと思わせるのは十分な手入れ。
どうやらここは敬虔な信徒によって営まれているらしい。
人の集う修道院にはそれを守る者、そしてその地の性格がよく出るというが、ここには厳しい寒さと戦う温かい人々の香りがある。
少なくともレナーテにはそう感じられた。
そんな風に修道院の造りに目をやっていると、不意に耳にピアノの旋律が耳に届く。
──♪〜♪
修道院といえばオルガンが定番だが同じ鍵盤楽器なのだから大した差はないのかもしれないが。
何にせよ届く音色の美しさに惹かれるように音の元へと向かう。]
―談話室―
[ままならない、と言われて>>247こちらも苦笑う。
問われない代わりに、問いもしない。
初めの年に自己紹介と司書になった旨だけ聞いたのだったろうか。
同じように名と湯治という目的は伝えた覚えがあるけれど、詳しく話した覚えもなかった]
鳥は、さ。自分の子供であっても、人の匂いがついた雛を世話しなくなるのも居るって言うよ。
渡りなら群れを成すだろうけど、受け入れられるかどうか。
万一の場合は一緒に暮らすしかないんじゃない?
[野に帰れない可能性を悔やむような様子に追い打ちを。
開き直ってしまえばいい、と暗に告げて]
[首を傾いだライヒアルトのお陰で小鳥は随分見易くなった。
見上げてくるまあるい瞳を受けた藍鉄色は、笑みのように細く。
滅多にない、間近に見られる鳥の姿を楽しんでいる]
[更に作業を続けるが、聖堂から響くメロディは外まで届かず。
徐々にはらり舞うはずの白が風に乗り強く叩き付けるようになってくる]
………拙いな。
[森であればこうなる前に家へと引き返す。
自分1人ならば迷わずそうするのだが、今回は状況が違った]
ここまでにしておくか。
[作業の手を止めて向かうのは聖堂の方。
雲に隠れてしまっているが、太陽は既に地平線へ隠れようとする時刻だった]
―厨房―
[少しだけ落ちたように聞こえる彼女の声>>244のトーン。
男性に対しての対応の差異は感じていたから
失言したと思い、はっとする。
何か言葉を探す間に、首を振るのがみえた。]
ええ、ストール置いてきたのを水汲みしながら後悔しちゃった。
[あたたかそうな格好のミリィ>>245に
茶目っ気を覗かせるような明るい口調でこたえる。
本に関しての応えには相槌を打ち]
今度のは、お気に入りなのね。
心に響くものは、何度でも触れたくなるもの、ね。
[そっと己の胸に手を宛がい、目を伏せる。
ときめきを感じた御伽噺や音がふと過ぎり柔い笑みが浮かんだ。]
[苦笑うミリィに楽器について訊ねられると
きょとと瞬きを繰り返し]
楽器は手習い程度、かしら。
……シスターに教えてもらって、ちょっぴり、ね。
楽譜は歌う為に読むようになった感じなの。
[カルメンの歌の師はこの聖堂の老尼僧。
音楽家に教わったわけではなく、子供の頃は聖歌ばかり歌っていた。
図書室で楽譜をみつけては老尼僧にピアノを弾いてもらい
その旋律にあわせて習い、覚えて、今に至る。
そんな老尼僧に不世出と謳われた聖歌の紡ぎ手の話>>234を聞いた事があったが、間近でライヒアルトの歌を聴く機会には恵まれず、未だそれが彼に繋がるには至らない。]
─ 聖堂 ─
〜♪〜♪
[聞こえてくるピアノの音に鼻歌を交えて見慣れぬ修道院の中を歩く。
これは讃美歌だったろうか。あまり熱心とは言えなかったレナーテは歌の言葉までは覚えてはいなかったが曲にはどこか馴染みのあるような覚えがある。
そういえば、遠くない昔に高名な演奏家の警備をしたことがあった。
あのときに聞いたピアノは音楽を知らぬ者にとっても心を打つ調べだったし、そして今この旋律もそれに負けぬ音のように感じる。]
〜♪〜♪〜♪
[よく耳を澄ませればピアノに歌を乗せている者がいることに気づく。
立ち止まり鼻歌を止め耳に意識を集める。ピアノとは別の場所から聞こえる声を探るように。
その声はまるで天よりの聖人の言葉のように威厳に満ち、それでいて父母の優しさに包まれるような慈愛に溢れた温さ。
決してピアノの素晴らしさにひけを取らない素晴らしい歌声だった。]
……意外な収穫だ。
[ふっと緩んだ笑みを浮かべると再び旋律の主のもとへと足を運ぶ]
─ 談話室 ─
[元より語れる事は少ない身、人に話すのは名とここに住まうようになった経緯程度。
だからというわけでもないが、こちらも、名と訪れた理由くらいしか聞く事もなく。
読書のために訪れた来訪者の時間を必要以上に削るのは不本意であるため、言葉を重ねる事は稀だった]
……まあ、それは。
わかっているからこその心配、ですが。
いずれにせよ、救った身としては、放り出す事はできませんけれど。
[かけられる追い討ち>>252に、困ったように眉が下がる。
その原因?はといえば、暢気な様子でピリリ、と鳴いて。
危機感などはまるでない様子で、羽繕いを始めていた]
─ 聖堂 ─
…それにしても、あの人も相変わらずねぇ。
[ピアノの調律をしながら、つい先程会話した相手のぶっきらぼうな物言いを思い返して苦笑を零す。
11年前帰ってきた時、同い年の幼馴染は老尼僧と同じように変わらぬ態度で出迎えてくれた。
一方こちらは既に結婚して子供も生まれていた彼女に対して、昔よりも線を引いて接するようになって。
どうしてと問う彼女に、もうお互い大人だものと笑ってはぐらかせたけれど]
アタシみたいなのが傍にいたら面白くないでしょうし。
子供の教育にもよくないものね。
[彼が内心どう思っているかはっきりとは解らないけれど、きっと自分に対して良く思ってはいないだろうとは察せるから。
自分の存在が彼女、彼らの邪魔にならぬよう、こちらから接することを控えるようになった。
表向きの理由としては子供の情操教育に宜しくないからと家に出向く事はしなくなり。
今は時折珍しい菓子や綺麗な毛糸を贈りつける程度の付き合いだ]
─ 聖堂 ─
そういえば、上の子って今いくつだったかしら。
…アタシももう若くないわよねぇ。
[いつまでこの格好押し通せるかしら、と若干遠い目しながら作業を終えて。
今でも自分を兄と呼ぶ4つ下の青年にとっても懐かしいだろう挨拶代わりの旋律をつむぐ為、ピアノの前に座って鍵盤をたたき始めた。
幼い頃、ほとんど独り占めしていたこのピアノは大人になった今でも一番指に馴染む。
調律の狂いも無く、寒さにかじかむ事も忘れて没頭していたせいか、すぐ傍に観衆がいる事には気付かないまま最後まで弾き終えて]
え?
あらやだ、何時からいたの?
[>>242聴こえた拍手の音に、ようやくエルザがいる事に気がついて。
素の表情を見られた気恥ずかしさに、少し不機嫌な表情を作って問いかけた]
村の設定が変更されました。
/*
村建て側からダミー動かすのは、状況はさくさく進むんだけど。
待ちの体制で時間止まっちゃうのが、ねぇ。
まあ、おまかせはおまかせで、お見合い発声するんだがそこはくうきのよみあいで。
─ 地下 ─
[スコップに付いた雪を丁寧に削ぎ落とし、元あった場所──物置へと戻しに行く。
雑多に物が置かれたその部屋の、持ち出した場所へとスコップを置いて物置を出た。
地下には物置の他に貯蔵庫があり、そこには一冬越すには十分な量の食料が置かれている。
酒に至っては年代物のものがあり、それを知る者が酒を目当てにここを訪れることも少なくないらしい。
酒は嗜む程度、深酒することも無いマテウスにとってはそこまで興味が惹かれるものでは無かったが]
[普段あまり入らぬ場所であるために物珍しげに見るのみにして、旋律の止んだ地上へと戻って行った]
─ 聖堂 ─
[旋律が止むのに少し遅れてピアノを視界に収め、若干遅まきながらも拍手を送る。]
見事な演奏ですね。
心によく響く。
[そう、ピアノの裏にいるであろう奏者へと声をかける]
─ 聖堂 ─
[こてりと首傾げる様子にばつが悪い気持ちを抱きつつ。
彼女の返答を聞くと、そのばつの悪さも吹き飛んで]
ちょ、それってほとんど見られてたってことじゃないの!
もう、それならそうと声位かけなさいよ。
…恥ずかしいじゃない。
[人の目を気にしないで思いきり没頭していた自分の姿を見られていたと知ると、微かに頬を赤らめて文句を言った。
そこに恥ずかしさを感じる前にもっと違うことに恥じらいを持てと突っ込み入れたい人も居るだろうが、エルザはどうだろうか。
ともあれ、お久しぶりと言われれば気を取り直して]
えぇ、お久しぶりね。
元気そうで何よりだわ。
エルザ、前に会った時より綺麗になったんじゃない?
[彼女の名を呼び、笑顔を向けた]
―談話室―
この部屋なら大丈夫だろうけど、夜まで火は灯せないしね。
[肩の上で首を傾ぐ蒼に、そっと右の指先を近付ける。
どういう反応をするだろう、と興味本位の行為]
そうだねえ、仲間と共に在るのが本来の姿なわけだし。
ま、望んで戻らないのならそれは自己責任かなあ。
[小鳥へ視線を送っていたから身体は少し屈む態。
小さく息を吐く>>269のに目線を移そうとすれば、自然見上げる形になろうか]
[それが、エーリッヒの言葉の後に向きを変える。
追って向けた藍鉄色は、風に吹かれる白を見留めて]
……気付かなかった。
寒かったのはこの所為なのかもなあ。
─ 回廊 ─
[地下から出て来て回廊を歩く。
ふと視線を向けた中庭にも白は舞い降りていたが、外ほどの風は感じられない。
けれど、音は徐々に強くなってきている]
………不安にしてなきゃ良いが。
[外から届く音にほんの少し眉尻を下げた。
幼い長男はきっと、音に怯え妻にしがみ付いていることだろう。
それほどまでに天候は悪化の一途を辿っていた]
イレーネを連れてでは外に出られんな…。
[1人でならば強行も考えたが、今ここにはイレーネが居る。
団長もまだ話し込んでいるようだったから、ここから離れることも出来なかった]
12人目、行商人 イヴァン がやってきました。
行商人 イヴァンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
─ 聖堂への道 ─
[勢いを増す風の中、雪を踏んで坂を上っていく男が一人]
……ひっでぇ天気だなぁ。
まあ、まだここが登れるうちでよかったが。
[ぼやくように言いながら、男は歩みを速める。
風が強くなれば、丘の上の聖堂の扉も閉ざされてしまうだろう。
その前に、たどり着かねばならなかった]
あそこなら、いくら泊まっても金はとられんからなぁ。
[にや、とどこか下卑た笑いを浮かべた顔に、風まともに吹き付ける。
男はマントのフードを引き被ると、先へと足を動かした]
─ 聖堂 ─
[と。
雑貨屋の女性と久しぶりの再会を済ませた所で、新たな拍手の音が耳に届き]
え、
あらやだ、エルザだけじゃなかったの。
[>>268拍手と声のする方へと視線を向けると、見慣れぬ姿。
おそらくは旅人だろうか、向ける笑顔はエルザに対してのものよりにこやか]
ありがとうございます。
耳障りにならなくて良かったわ。
[風変わりなピアノ奏者として名が馳せている自覚はある。
どんな所で評判が落ちるか解らないからと、愛想良く返した]
─ 聖堂前 ─
シスターさん、いるかーい!
行商の、クルックだ!
シスターさーん!
[がんがんと無遠慮に扉を叩く音は風の響きの中でもよく響く。
その音と声に気づいた者が応対に出たならば、横柄な態度で以前ここを何度も訪れていた行商人である事を語り]
宿をとる前に挨拶を、と思ったらこの天気でなあ。
すまんが、泊めてもらうぜ。
……ああ、案内はいらねぇよ。
後で、メシと酒だけもらえれば。
[こう言うと、勝手知ったる様子で奥へと入り込み。
客室として普段から整えられている一室を選ぶと、さっさとそこにこもってしまうのだが]
[そんな男の記録は、村役場には辛うじて、こんな形で残されている。**]
──────────
■名前:イヴァン・クルック Iwan Crook
■年齢:不詳
■職業:行商人
■経歴:以前から聖堂に出入りしている自称・行商人。
あまりよくない噂もついて回るため、村の者からは厭われているが、老尼僧は変わらぬ態度で受け入れ続けていた。
──────────
─ 聖堂出入口 ─
[談話室へと戻るつもりだったが、風の音に負けないくらいの声と扉を叩く音>>278が耳に届いた。
ライヒアルトまで音が届いたか分からなかったし、音が聞こえる位置に居たのだからと応対に出る]
……アンタか。
[そこに居たのは見覚えのある男だった。
常から表情の変化が乏しいマテウスだが、顔を見るなり眉根に険が寄る]
シスターは今取り込み中だ。
挨拶は後にしてくれ。
[以前からここを利用しているのは知っていたから、案内は要らないという言葉に返すことも無く。
無遠慮に奥へと向かう様子に嘆息を一つ零して、その背から視線を逸らした]
─ 聖堂 ─
耳触りなんてとんでもない。
素晴らしい演奏でしたよ。
……おや?
[奏者である彼女へと称賛を送り近づいていくと彼女の顔に見覚えがあった。
あれは確か2年か3年前の都でのことだったと思う。]
もしかしてウドヴィルさん?
もし人違いだったら失礼、ピアノ奏者のオクタヴィアン・ウドヴィルではないですか?
これは不思議な縁だ。
あ、失礼。
レナーテ・ソレルと言います。
あなたの演奏会を何度か警護したことがある。
─ 談話室 ─
ええ……夜も、冷え込みますからね。
[渡りをする鳥には厳しい環境、とは常々思うこと。
自己責任、との言葉>>273には何も返せなかったが、滲む苦笑は内心を物語るか。
伸ばされる指先を、小鳥はじい、と見つめて動かない。
そうして触れたものが、乱暴に扱わなかったが故の慣れがそこには覗いていた]
……あまりに酷いようであれば、無理に降りない方がいいのでは?
[そんな小鳥の様子に微かに頭を痛めつつ。
雪が降らなければ、との言葉>>272に、軽く眉を寄せる。
とはいえ、それで道が埋もれてしまうような事になれば、違う意味で厄介だな、という思いもあって、自然、天鵞絨は険しさを帯びた]
─ 聖堂出入口 ─
[行商人の男が立ち去った後、入れ替わるように老尼僧と団長が現れた。
どうやら話は終わったらしい。
老尼僧に、「あの人が来たのね」と言われ、はぁ、と曖昧な返事をした]
団長、用向きは終わったので?
[問いに返る声は是。
けれど表情は厳しいままだった。
その様子に訝しげにしていると、シスターから天候についてを聞かれる]
えぇ、随分と荒れています。
外に出るのは危険かと。
[それから他にも訪問者が居る旨を伝え、泊まってもらうのが一番良いと言う話になる。
その間も団長は至極渋そうな表情をしていた]
─ →談話室 ─
[それから進路は談話室へと。
老尼僧と団長も同行し、室内へと足を踏み入れた。
老尼僧は居る者に挨拶し、先程話した通りに宿泊についてを伝えていく]
……イレーネ、大丈夫か?
[美味しいパイの秘密を知るエーリッヒが居る割には大人しい娘に気付き、声をかけた。
既に眠っているなら、ひとまずはそのままにして部屋の確保に向かうつもり]
─ 聖堂 ─
あら、ありがと。
そりゃ確かに集中はしてたけどね。
遠慮なんかいらないから、声位かけて頂戴。
[>>280エルザの言葉に、頬にまだ少し赤みを残しながらも苦笑を返し。
綺麗になったといったこちらへの反応には、若干不服だと目を細め]
あら、アタシが嘘をつくとでもお思い?
確かにアンタの顔なら化粧映えするでしょうから、それはそれで綺麗だろうけど。
素顔のままでも充分綺麗よ。
やっぱり若いっていいわね、肌の張りが違うわ。
[そう言って笑んだ後、小母様も元気かしら?と問いかけた後旅人に視線を移して]
あら…それはまた奇遇というか。
ありがとうございました。
[>>282問われたことに目を見張った後、警護してくれていたことに礼を述べた]
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